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竜と共に現れる災厄

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●アックス&ウィザーズ
 剣と魔法と竜の世界、アックス&ウィザーズ。
 この世界は滅びた筈の古代帝国が復活し、タンジョンから出現するモンスターや、邪悪な魔法使い、盗賊や悪魔、そしてドラゴンなどが跋扈する世界……。
 ここで今ある問題が……。

●竜と共に現れる災厄
 村人達は恐怖した。
 突然、訪れた災厄に……。
「嘘じゃないッ! ボクは見たんだッ! 雲の中に浮かぶ大きな島をッ!」
 ……少年は見た。
 雲の中に浮かぶ島を……。
 それは幻ではない。
 確かに『見た』のである。
 だが、大人達は誰も少年の言葉を信じようとはしなかった。
 何故なら、少年が指さした先にあったのは、山の上に浮かんだ雲だったからである。
「確かに……『見た』んじゃな?」
 しかし、長老だけは他の大人と違い、少年の言葉を信じていた。
「うん、嘘じゃないよ!」
 少年が力強く頷いた。
 その目に迷いはなく、まっすぐ長老の顔を見つめていた。
「……間違いない。それは『竜と共に現れる災厄』じゃ」
 長老の言葉を聞いた途端、大人達の間に動揺が走る。
 それは、かつてこの地を滅ぼしたと言われる災厄の名前……。
 あくまで、おとぎ話だと思われていたが、長老の考えが間違っていないのであれば、こんな事をしている場合ではない。
 すぐに逃げねば……。
 災厄が訪れる前に……!
 そんな大人達の不安を現実のモノにするかの如く、ドラゴンが村に迫ってきたッ!

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれて、ありがとなんだよ♪」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 どうやら『竜と共に現れる災厄』が現れ、村人達がパニックに陥っているらしい。
 今のところ、『竜と共に現れる災厄』自体は、村から見える山の上空に留まっているものの、いつ気が変わって移動を開始するのか分からない。
 そんな事になれば、この辺りが焦土と化すのは可能性が高く、取り返しがつかない事態になる事は必至ッ!
 そうなる前に『竜と共に現れる災厄』を倒す事が、今回の目的である。
 ただし、『竜と共に現れる災厄』はドラゴン達の棲み処になっており、そこから飛来したドラゴンと戦う可能性があるらしい。
 最悪、村人達を巻き込むことになってしまうため、うまく注意を引きながら、山を目指して突き進んで欲しいと言う事だ。


ゆうきつかさ
 村を襲いに来たドラゴンは、それほど強くありませんが、ブレスを吐かれると村人達にまで被害が及びます。
 また今回は、マスタリングの都合も踏まえ、選択肢を選んでいただきます。

 【村人達を守る】村人達の避難誘導及びドラゴンとの戦闘がメインです。
 【目的地を目指す】途中、ベビードラゴンなどが襲って来るかも知れません。

 何も選択をしていなかった場合は、何となく戦います。
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第1章 冒険 『そこに山があるから』

POW   :    体力や気力で山登り

SPD   :    技や早さで山登り

WIZ   :    魔法や知力で山登り

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ネージュ・ローラン
【村人達を守る】
村人たちを戦闘に巻き込むわけにはいきません。
避難を優先して行動します。

パニックや絶望感が広がったままでは助かるものも助かりません。
村人たちの前で【精霊獣召喚の舞】を使用して、勇ましい氷狼を呼び出すことで力を示し【鼓舞】しましょう。
必ず皆さんをお守りします。

その後は氷狼に山の方を警戒させながら、女性や子供から順に落ち着いて避難するよう指示を出します。


ノイシュ・ユコスティア
【目的地を目指す】

【SPD】で行動。
登山で体力を消耗するのは避けたい。
登山靴を履き、身軽な服装。
望遠鏡を携帯。
敵の出現に備え、左手に弓を持って登る。

猟師の経験ゆえ、山道は慣れている。
なるべく早く着くため、軽快に木々の間を駆け抜けながら上を目指す。
途中で短い休憩を入れる。

「災厄の伝承は本当だったのか…?」
僕は見たことも信じたこともなかったけれど。

途中、物音が聞こえたら、とっさに木の影に隠れて周囲をうかがう。
「ドラゴンじゃなかったかぁ~。」
内心ほっとしている。

視界が開けた場所に来たら、望遠鏡で上空を見る。
何か見えたら、紙にイラスト等でメモしておく。
情報を少しでも多く得て、持ち帰りたいからね。



●麓の村
「うわああああああああああ! 誰か、助けてくれえええええええええええええ」
 ドラゴンの咆哮が響く中、村人達は半ばパニックに陥りながら、後先考えず逃げ惑っていた。
 子供達は泣き叫び、大人達が天に祈る中、ドラゴンの前に立ち塞がったのは、村一番の力持ち、ユーシャであった。
 ユーシャは、この日のために身体を鍛え、誰にも負けない力と勇気を手に入れ、ドラゴンとの戦いに挑んでいた。
 故に、ユーシャは恐れないッ!
 例え、ドラゴンが目の前まで来ようとも、不動の精神で微動だにしなかった。
「我こそは、この村の守護者ユーシャなりッ! 愚かなるドラゴンよ! 剣の錆になりたいのなら掛かってこい!」
 ユーシャが雄叫びを響かせ、剣をギュッと握り締めた。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」
 次の瞬間、ドラゴンが咆哮を響かせ、ユーシャめがけて炎のブレスを吐いた。
 それでも、ユーシャは怯まない。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
 自らの剣で炎を叩き斬る勢いで突っ込み、そして……消し炭と化した。
「もうお終いだあああああああああああああ」
 それを目の当たりにした村人達が、絶望のどん底に突き落とされ、一斉にその場に崩れ落ちた。
「皆さん、落ち着いてください」
 村人達が絶望のどん底に突き落とされる中、颯爽と現れたのはネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)であった。
「このまま、パニックや絶望感が広がったままでは助かるものも助かりません。必ず皆さんをお守りします。……ですから、わたしを信じてください」
 すぐさま、ネージュが【精霊獣召喚の舞(インヴォーク・エスプリベート)】を使い、勇ましい氷狼を呼び出すことで、自らの力を示した。
「わ、分かったから、早く助けてくれ!」
 ハゲ頭の村人が涙目になりつつ、ネージュの後ろに隠れた。
「グオオオオオオオオオオオオオ!」
 その間もドラゴンは咆哮を響かせ、ブレスを吐き、村を火の海に飲み込んでいた。
(「確かに、この状況はマズイですね……」)
 ネージュが村人達を守りつつ、複雑な気持ちになった。
 このままでは遅かれ早かれドラゴンの餌食。
 その前に誰か……誰かが助けに来れば、ドラゴンと戦う事が出来るはず。
 そんな気持ちを胸に秘めながら、ネージュが村人達を守りつつ、安全な場所に避難しようとするのであった。

●山頂を目指して
(「村が大変な事になっているようだが、今は元凶を叩く方が先だ」)
 一方、ノイシュ・ユコスティア(風の旅人・f12684)は身軽な恰好になり、登山靴を履いて、単独で山を登り始めた。
 猟師の経験があったため、山道は慣れていたものの、『竜と共に現れる災厄』が現れた事で、森の中にはベビードラゴンが飛び回っていた。
 それでも、村を襲ったドラゴンと比べれば可愛いモノだが、そのぶん数が多いため、戦いを避ける事が出来ない状況に陥っていた。
(「一匹ずつなら何とかなるが……」)
 ノイシュが望遠鏡を覗き込み、複雑な気持ちになった。
 最悪の場合は、複数のベビードラゴンを相手にしなければならない。
 そんな事になれば、決して無傷では済まないため、木々の間を駆け抜けながら、慎重に山道を登っていった。
「ピギャア!」
 だが、何十匹もいるベビードラゴンを回避しながら、山道を登る事など不可能に近い事だった。
 それでも、咄嗟に木陰に隠れ、隙を窺って森の中を駆け抜け、洞窟の中に転がり込んだ。
 その間もベビードラゴン達がノイシュを捜して、辺りを飛び回っていたため、望遠鏡を覗き込み、再び移動する隙を窺った。
「な、なんだ、あれは……」
 その時、ノイシュは見た。
 遥か頭上にある雲の隙間から顔を出した巨大な生き物の姿を……。
 それは島のように大きかったが、今は深い眠りについているようだった。
「災厄の伝承は、本当だったのか……?」
 そして、ノイシュは望遠鏡を覗き込みながら、何かに取り憑かれたように、その場で見たモノを絵に描いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナーシャ・シャワーズ
【目的地を目指す】

ほおー、『竜と共に現れる災厄』、ね。
なかなかに面白そうじゃないか。
竜が来たから現れたのか
それともそれがあるから竜がやってきたのか。
どっちが先だかわからんがロマンってものがある。

さて、じゃあひとっ走り見物といこうか。
ひとまずいける所まではスペースサーファーで行ってみるか。
こいつはオフロードでもお構いなしに走ってくれるんでね。

ふむ、単なる自然現象じゃあなさそうだが…
とりあえず気象データでもとってみるかな。
ちょっかいをかけるにしてもある程度の情報は必要だろう。

あとはその辺をうろついてる奴らの動きから
何かヒントを得られりゃいいんだが…
私的にはお宝を守ってるとかだと嬉しいんだがね。


二天堂・たま
【村人達を守る】
脅威の傍らに猟兵の姿あり!ワタシ達をあてにしてほしいぞ!
UCで人手を増やし、【情報収集】【コミュ力】で逃げ遅れた人達を【救助活動】を活かして避難誘導するぞ!
【聞き耳】を立ててつつ、【野性の勘】でドラゴンからの襲撃をいち早く察知しなくてはな!
戦うのは苦手だが、【ボビンケース】を使った【罠使い】で【敵を盾にする】などしてしのぐぞ。
強敵に狙われたらワタシの手に余るやもしれんな…。



●焦土と化した村
「わ、わしらの村が……」
 ドラゴンの咆哮響く中、村人達は絶望のどん底に突き落とされた。
 村には、もう何も残っていない。
 畑も……家も……思い出も……。
 だが、死傷者を最小限に抑える事が出来たのは、猟兵達がいたおかげ。
 ドラゴンが暴れ回っているせいで、村にあるほとんどのモノが消し炭と化してしまったが、それでも沢山の命が救われたのだから、決して文句は言えなかった。
「グオオオオオオオオオオオオオン!」
 しかし、ドラゴンは未だに諦めていなかった。
 村人達の存在に気づくと、次なるターゲットとして彼らを選び、再び襲い掛かってきた。
「も、もうお終いじゃあああああああああああああ!」
 そして、村人達の間に再び絶望の種が撒かれ、それが残酷なほど勢いよく芽吹いていった。
「脅威の傍らに猟兵の姿あり! ワタシ達をあてにしてほしいぞ!」
 そんな中、二天堂・たま(ひよこまみれのケットシー・f14723)が村人達の前に陣取り、【タイラント召喚(ヒヨコノタイグン)】を使い、自分の倍ほどあるもふもふしたひよこの群れを召喚した。
「か、可愛い……」
 それを目の当たりにした村人達が、一斉に……萌えたッ!
 もちろん、そうしている間もドラゴンが迫ってきてはいるだが、それ以上にひよこ達の円らな瞳に心を奪われ、それ以外の事がどうでもよくなっていた。
「ぴよー!」
 そのため、村人達は後先考えず、ひよこに向かって、一斉ダイブッ!
 もふもふ、ふわふわした感覚に包まれながら、幸せそうに溜息を洩らした。
「よし、逃げるぞ!」
 すぐさま、たまがひよこ達に合図を送り、村人達を乗せたまま、ドラゴンから逃げていく。
 元々、戦うのは苦手であったため、野生の勘を駆使しつつ、ギリギリのところで、ドラゴンの炎を避け、必死に逃げたッ!
 それでもドラゴンが執拗に追いかけてきたため、ホビンケースを使った罠を仕掛け、森の中に入ってドラゴンを撒いた。
 そして、たま達は近くの洞窟に隠れ、ホッと一息をつくのであった。

●災厄の元凶を目指して
「ほおー、『竜と共に現れる災厄』、ね。なかなかに面白そうじゃないか。竜が来たから現れたのか。それとも、それがあるから竜がやってきたのか。どっちが先だかわからんがロマンってものがある」
 一方、ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)は愛用の宇宙バイク『スペースサーファー』に乗ったまま、勢いよく山を駆け上がっていた。
「ピギャアアアア!」
 それに気づいたベビードラゴン達が鳴き声を響かせ、炎の塊を吐いてきた。
「随分と歓迎されているようだね。これじゃ、気象データを取る暇もない。まあ、この程度の攻撃で怯む私じゃないが……」
 しかし、ナーシャは怯まないッ!
 巧みなドライビングテクニックで、炎の塊を次々と避けていき、さらに山を登っていった。
「ピギャアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 それでも、ベビードラゴン達は諦めない。
 一斉に空気を吸い込み、炎の塊を吐いて、辺りを一瞬にして炎の海に変えた。
「それだけ、あの場所には近づいてほしくないって訳か。これはお宝のニオイがするね」
 ナーシャが期待に満ちた表情を浮かべ、一気にスピードを上げていく。
 だが、目の前にあるのは、炎の海ッ!
「行けえええええええええええええ!」
 覚悟を決めた様子で炎の海を突っ込み、そのまま真っ直ぐ山頂を目指す。
 ここまで来るとベビードラゴン達も諦めたのか、まったく追ってくる様子がない。
(「……あれが『竜と共に現れる災厄』……」
 そんな中、ナーシャはゆっくりと空を見上げた。
 まだまだ山頂に行くまで、かなりの距離があるものの、その場所からでも『竜と共に現れる災厄』の大きさを実感する事が出来た。
 その上、島のまわりには沢山のドラゴンが飛び回っており、近づく事は困難……。
 しかし、島にある宝を手に入れるためには、ドラゴンの猛攻を潜り抜け、そこまで行く必要があるだろう。
 もちろん、例え行く事が出来たとしても、本当に宝があるのか分からない。
 だが、それでも行く価値があるように思えてきた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『妖鳥と飛竜の乱舞』

POW   :    村付近に現れる弱いモンスターの討伐、動物を追い払う

SPD   :    どの方角でハーピーとワイバーンが争っているか調べる

WIZ   :    村人への避難指示、ハーピーとワイバーンを放す策を考える

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ハーピーの巣
 猟兵達が遭遇したのは、ワイバーンと戦うハーピー達であった。
 ハーピー達は自分の巣が荒らされている事に腹を立て、ワイバーンを攻撃しているようだった。
 しかし、力の差は歴然ッ!
 このままではワイバーンが勝利する事は、確実ッ!
 だが、無駄な戦いを避けて先に進むのであれば、今しかない。
 最悪の場合、騒ぎを聞きつけたワイバーン達が、ハーピーに一斉攻撃を仕掛ける可能性があるため、なるべく早めに山頂を目指す必要があるだろう。
 そういった事も踏まえた上で、猟兵達は面倒事を避けるようにして、ワイバーン達に気づかれないようにしながら先を急ぐのであった。
七星・龍厳
「ふむ、ワイバーンが相手か。飛んでる相手なら落とせば戦いやすくなるな、そうすれば有利に動けるか。」

【高速詠唱】を使いながら【第六感】竜殺しとして知っている【戦闘知識】で攻撃を【見切り】攻撃が当たりそうなら【盾受け】【武器受け】でガードしながら攻撃から【生命力吸収】で少しでも吸収しながら右手に持つ『バルムンク』で牽制しながら詠唱を完成させる。視線を向けるだけでターゲッティングできるユーベルコードでワイバーンに雷を落とす。

「感電して地に落ちりゃ、戦いやすいだろ。」

後ろに下がり戦況を確認しながらユーベルコードで雷をワイバーンに落とし戦闘の補助をする。

アドリブ、協力、連携OKです。


ノイシュ・ユコスティア
【目的地を目指す】

【SPD】で行動。

ハーピー達の居場所を探すため、望遠鏡で覗いたり、周囲の音に耳を傾ける。
また、ドラゴン達の動きにも注意を払う。

「ハーピー達が倒されたらオブリビオンになってしまうんじゃないかな…」
気になって、影から彼女達の様子をうかがう。

ワイバーン(以下、敵)が一体で、倒せそうだと思ったらハーピーと敵の間に割って入る。
デュエリスト・ロウで「ハーピーに攻撃するな!」と宣言した後、敵の心臓目がけて矢を射つ。
その後も、弓で攻撃しながらハーピーに「早く逃げて!」と言う。
敵を倒したらその場からすぐに立ち去り、山頂を目指す。

敵がたくさんいたら、仕方なく見て見ぬふり。
気配を隠して道を急ぐ。


ナーシャ・シャワーズ
ふむ、こいつは好都合といったところか。
奴らが争ってる間にあの島までたどり着きたいところだが…
この先はスペースサーファーでは厳しいか。
ま、なんとかしましょう。

スノウ・ドロップで周辺環境のチェックはよし。
ワイヤーガンも問題なし。
ブーツの方も行けそうか。
それじゃあ、アクロバティックに山登りを始めようか。

宇宙育ちと言えど
こういう険しい地形にはそれなりに自信があってね。
装備の特性を活かせば奴らに気付かれずに進む事もそう難しい事じゃない。

ま、それでも気付く奴はいるかもしれない。
その時は少しばかり魂を混乱させておとなしくしてもらおうか。
殺しはしないよ。まだやってもらいたいこともあるからね。


華上・ユーディ
【村人を守る】

ほい、今回は人命救助を
優勢に戦います。

【Pow】選択

村付付近の討伐作戦に
協力致します。

時間がないので
UC【アーマーライダー】を
発動!

愛機の黒虎と合体し
レトロですが(苦笑)

レスキュータイプ
電竜王に変形します。

攻撃は格闘を用いて
正拳づきや回しげりのコンボで
【範囲攻撃】【衝撃波】で
敵を凪ぎ払います。

あくまで戦闘は村人さんが避難するまでの時間稼ぎです。

(連携&アドリブ等OKです)


小宮・あき
共闘、アドリブ歓迎です。

SPD●どの方角でハーピーとワイバーンが争っているか調べる

周囲に小鳥や小動物は居ないかしら?
居ないようなら【歌唱】で【おびき寄せ】をしましょう。
歌の中に【動物と話す】で「手伝ってほしい」「困っています」「お礼に何か」と混ぜましょう。

【動物と話す】を使用し、事情を説明。
「この辺で、争いを見ませんでしたか?」
ワイバーンとハーピーという単語が判らないかもしれないので「大きな羽の~」等、描写しながら聞きます。
お礼は、いくつか木の実を持っているので、それを差し上げます。
もしくは、怪我をした仲間が居るようでしたら【生まれながらの光】で治療をしに行きます。


ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎!

すっかり出遅れてしまった。いやはや
厄災が竜の住処であるとは変わっているな
興味はあるが…俺はこの世界の竜の敵。共存など、ありえないのだ
村であれ何であれ炎の海で沈めるのは楽しそうだ、
などとは決して考えてはいけないのだ!

勿論私は、同行者を守るべく立ち回る。守護者だからな
弱いモンスター達を蹴散らせば良いのだな?
ならば炎霆(炎の大槍)を生み出し、牽制しよう。極力静かに。
向かってくるなら『属性攻撃』(炎)『範囲攻撃』で焦がして脅す
どうにもならないなら『串刺し』で対応するしかないか
命が惜しければ去れ…俺は本気だぞ…?



●森の中
「この辺で、争いを見ませんでしたか?」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)は森の中で歌声を響かせ、小鳥や小動物達を呼び寄せた。
 普段であれば、動物達の楽園と化した森も、異様な空気に包まれており、集まってきた小鳥や、小動物達も警戒した様子で辺りを飛び回っていた。
 それでも、あきの呼び掛けに応えて集まってくれたのだから、文句は言えない。
 あきは小鳥や小動物に対して助けを求め、小鳥や小動物達も、あきに対して助けを求めた。
 ある意味、気持ちはひとつ。
 どうやら、『竜と共に現れる災厄』からやってきたワイバーンがハーピーの巣に攻撃を仕掛けてきたため、森の中が騒ぎになっているようである。
 そのため、小鳥や小動物達が森から避難しようとしているらしくみんなピリピリとしているようだった。
 しかも、『竜と共に現れる災厄』には沢山のドラゴンが棲みついているため、何かの拍子に森に降り立つような事があれば、一瞬にして辺りが火の海と化す可能性もあるようである。
 そういった意味でも、避難を急ぐ必要があるらしく、あまりノンビリしている暇はないようだ。
 それこそ、『竜と共に現れる災厄』が、目覚めたら最後。
 最悪の場合は、この地が焦土と化してしまう事は、確実ッ!
 それを防ぐためには、『竜と共に現れる災厄』を深い眠りにつかせるか、この場から去るように仕向けるしかないようだ。
「色々とありがとうございます。これはほんの御礼です♪」
 そう言って、あきが木の実を手渡し、小鳥や小動物達に別れを告げ、『竜と共に現れる災厄』を目指して、行動を開始するのであった。

●山の麓
(「このままドラゴンを放っておくと、面倒な事になりそうですね」)
 一方、華上・ユーディ(冥土贈り・f02310)は山の麓を飛び回っていたドラゴンを見つけ、【アーマーライダー】を使って、哀愁が漂う一輪型の黒い宇宙バイク『黒虎』と合体し、電竜王(レスキュータイプ)に変形した。
 現在、村人達は近くの洞窟に避難しており、事態が好転するまで外には出ないように釘を刺されているようだ。
 そのため、ドラゴンと戦っている途中で、村人達が巻き込まれる心配はない。
 そう言った意味でも、全力を出してドラゴンと戦う事が出来るため、ユーディに迷いはなかった。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオン!」
 次の瞬間、ドラゴンの咆哮が辺りに響き、その影響で大地が揺れた。
 それは、まるで身体が地面に接着されたのではないかと思う程の威圧感ッ!
 おそらく、この場に村人達が残っていたら、腰を抜かして身動きが取れなくなっていた事だろう。
「それじゃ、行きますよ!」
 だが、ユーディは臆さないッ!
 覚悟を決めた様子で、ドラゴンに突っ込み、躊躇う事なく攻撃を仕掛けていく。
「グオオオオオオオオオオオオオオオン!」
 ドラゴンもケモノの如く咆哮を響かせ、炎のブレスを吐き捨てた。
 しかし、そのブレスは森の木々を焼き尽くしただけで、ユーディには当たらない。
 それよりも速くユーディがドラゴンの死角に回り込み、脇腹めがけて正拳突きッ!
 続いて回し蹴りを放って、ドラゴンを蹴り飛ばし、反撃する機会を完全に奪う。
 それでも、ドラゴンがブレスを吐こうとして、大きく口を開いたため、近距離から容赦なく衝撃波をぶち当てた。
「グルルルルルルルルッ!」
 そのため、ドラゴンは完全に戦意を喪失させ、逃げるようにして翼を大きく広げ、『竜と共に現れる災厄』に戻っていった。

●ハーピーの巣
「……すっかり出遅れてしまった。いやはや、厄災が竜の住処であるとは変わっているな。興味はあるが……俺にとって、この世界の竜は敵。共存など、ありえないのだ。村であれ、何であれ、炎の海で沈めるのは楽しそうだ、などとは決して考えてはいけないのだ!」
 そんな中、ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)は自らの心に芽生えた雑念を払いつつ、仲間達を連れてハーピーの巣にやってきた。
 巣のまわりには沢山のハーピーが飛び回っており、ワイバーンを威嚇するようにして鳴き声を上げていた。
「……だいぶ苦戦しているようだな」
 ノイシュ・ユコスティア(風の旅人・f12684)が物陰に隠れて周囲の音に耳を傾け、望遠鏡を覗き込みながらハーピー達の様子を窺った。
 ハーピー達は集団でワイバーンに攻撃を仕掛けているようだが、あまりにも力の差があるため、ワイバーンが炎のブレスを吐くたび、消し炭と化して森の中に落ちていた。
 それでも、諦める事なくハーピー達が、ワイバーンに攻撃を仕掛けているものの、圧倒的な力の前に太刀打ちする事が出来ず、苦戦を強いられていた。
「……ふむ、こいつは好都合といったところか。奴らが争ってる間に、あの島までたどり着きたいところだが……。この先はスペースサーファーでは厳しいか」
 すぐさま、ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)が、スノウ・ドロップで周辺環境のチェック。
 ワイヤーガン・ブレスレットも、スペース・パイレーツブーツも、同様に問題なし。
 ハーピー達には悪いが、目的地を目指す事が、最優先。
 なるべく目立たず、慎重に、先を急ぐことが大事であった。
「まあ、飛んでる相手なら落とせば戦いやすくなるな。そうすれば有利に動けるか」
 それとは対照的に、七星・龍厳(羅刹の竜殺し・f14830)が高速詠唱と第六感を駆使し、戦闘知識を活かしつつ、ワイバーンに勝負を挑もうとした。
「まさか、アレとやり合うつもり……?」
 ナーシャが信じられない様子で、龍厳をジロリと睨む。
 わざわざ、この状況でワイバーンと戦う意味はない。
 そんな事をするよりも、先を急いだ方が、色々と犠牲も少ないはず。
「ああ……、遅かれ早かれ、ワイバーンが勝つ。そうなれば、次の標的は、間違いなく俺達。だったら、早めに手を打っておいた方が、何かと楽だろ」
 龍厳がナーシャに対して答えを返し、ワイバーンに攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
 もちろん、ただ先に進むのであれば、今がチャンス!
 だが、ワイバーンが生きている限り、場合によっては、仲間を呼ぶ可能性があった。
 そのリスクを考えた場合、いま倒しておくのが、得策であると判断したようである。
「それに……策はあるッ!」
 そんな不安を掻き消す勢いで、ノイシュが【デュエリスト・ロウ】を使い、ワイバーンめがけて手袋を括りつけた矢を放つ。
 そして、ワイバーンに宣言したルールは、ハーピーに攻撃しない事ッ!
 しかし、ワイバーンがまったくルールを守ろうとしなかったため、続け様にダメージを受けて、錐もみ状態で地上に落下した。
 次の瞬間、ハーピー達が一斉にワイバーンを攻撃ッ!
 それでも、ワイバーンがルールを破り、ハーピー達めがけて、炎のブレスを吐き、再び空に飛び上がろうとした。
「テメエの居場所は此処だぜ、ワイバーン!」
 龍厳が【ジャッジメント・レイ】を使い、天から降り注いだ雷を食らって地に落ちた。
「グルルルルルルルルルルルゥ!」
 その途端、ワイバーンの標的が龍厳に切り替わり、近距離から炎のブレスを吐いてきた。
「……おっと! そう簡単に当たる訳が無いだろ」
 龍厳がワイバーンのブレスを見切り、死角に回り込みで生命力を吸収しつつ、右手に持つバルムンクで牽制した。
「……まったく。面倒事に巻き込まないでくれるかね」
 ナーシャが深い溜息をもらし、【星に紛れて(ハイド・アンド・シーク)】を使い、軌道を変えながら追跡できるソウル弾を撃ち込み、ワイバーンを黙らせた。
 だが、それですべてが終わった訳ではない。
 今度はハーピー達が獲物を横取りされたのだと勘違いをして、いきなり襲い掛かってきた。
「……たくっ! 次から次に、面倒ばかり……」
 ナーシャが悪態をつきながら、ハーピー達から逃げていく。
 本来であれば、ハーピー達から、御礼をされるような事。
 場合によっては、後日ヒトの姿になって現れ、『あの時、救っていただいたハーピーです』と言って、恩返しをしてもいいレベルであった。
 それなのに、ハーピー達は恩を仇で返すような真似をしており、その事を悪いとは思っていないようである。
 それでも、ハーピー達にとっては、当然の行為。
 自分達のナワバリを守るため、仕方のない事だった。
「あのハーピーを蹴散らせばいいのだな?」
 それを迎え撃つようにして、ユーリが炎を纏った巨大な魔槍『炎霆』を放ち、ハーピー達をジロリと睨む。
「……!」
 その気迫に圧倒されたハーピー達が、逃げるようにして自分達の巣に戻っていく。
 そして、ユーリ達は山頂に辿り着き、『竜と共に現れる災厄』に視線を送る。
 『竜と共に現れる災厄』は現在眠りについてはいるものの、いま集まっている人数だけでは倒せない。
 そういった意味でも、何らかの手段を使って、此処から別の場所に移動させる事が、現実的な考えであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『災厄の浮島』

POW   :    竜の巣穴
【「炎」「氷」「雷」属性のドラゴンの群れ】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    空を照らす光
【触覚から放たれる閃光】が命中した対象に対し、高威力高命中の【体当たり】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    雲隠れ
【口】から【雲状の吐息】を放ち、【視界を遮ること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

二天堂・たま
うん、ワタシじゃ倒せん。(シークタイムはゼロセカンド。脊髄反射で即決)
というか、この場でドンパチやらかしたら周辺の森まで焼け野原だ。
村人は安全な場所に避難している。
が、森にすむハーピー達が今の住み処を追われれば今後、村人を襲ってしまうかもしれん。
ともかく村からもハーピーの巣からも離れられる方角に誘導させねばな。

【UC】の相棒に騎乗して誘導しつつ、あの浮島相手に「動物と話す」ことが出来るか試してみよう。
ここより住みよい場所を教えよう、と伝えたいな。
話が出来ないなら手持ちの鈴(獣奏器)をやかましく鳴らして注意を引いてみようか。

相手の攻撃は周りに湧いているドラゴンを使って「敵を盾にする」としよう。


小宮・あき
なんて大きくて、そして可愛い…!
は、駄目ですね、オブリビオン、オブリビオン…!
(共闘・アドリブ歓迎です)

WIZ ●雲隠れ 対抗

私のWIZ攻撃【ジャッジメント・クルセイド】で攻めましょう。
この技は、指先を向けて、高命中力で光の柱を落とす技。

これだけの巨体、たとえ敵の目くらましを食らっても、方向さえ判ればなんという事はありません!

持てる技量【視力】【聞き耳】で周囲に警戒をし、
直感である【第六感】【野生の勘】を信じ、攻撃を加えます。
「そこです!逃がさないんだから!!」

回避は直感を信じつつ【ジャンプ】【ダッシュ】【逃げ足】等で左右に回避。
とにかくUCを当てる事を考え、戦闘します。


ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎です

あれが厄災か?顔つきはとても可愛らしいが
それにくつろぐ竜たちがなんと和やかな事か…
っとそうも言ってはいられないのだな?
なんとか撃退してみるとしよう!

オーラ防御や火炎耐性などの属性耐性で防御を固め
『生命力吸収』で炎の攻撃を吸収する
炎霆(槍)を構え、吸収した炎を力に変えるぞ!

敵が空を駆けるならば【メギドフレイム】で炎の剣を呼び出し
範囲攻撃も兼ね、広い範囲を攻撃していく
殲滅ではなく追い払うのならば、この形でも効果を成すかもしれない
村や人のいない場所…海の方へと誘導してみよう
ここから離れるんだ!


ノイシュ・ユコスティア
メリナ(f13268)と共に行動。

「災厄の分身…?
気になることは多いけど、まずはその魚を倒す!」
メリナの攻撃が敵に届く位置で、なるべく遠くに布陣。
周囲に岩などの隠れる場所があれば、その影に身を潜め、10秒集中して千里眼射ち。
集中する時間がなければメリナの援護射撃。
「触覚を落とせば体当たりができないだろう。」
触覚を狙って矢を射ってみよう。
「メリナ、行くよ!」
二人でタイミングを合わせて攻撃し、触覚の破壊を試す。

竜が近くに飛んで来たら、メリナを庇うように彼女の前に立ち、弓で2回攻撃をする。
手早く仕留めるため、竜の心臓を狙う。

要所でメリナを気遣う。
「怪我はない?」


メリナ・ローズベル
ノイシュ・ユコスティア(f12684)と一緒に戦う
手に負えない強敵がいると聞いて来た

「かわいい生き物!」
思わず触りたくなる
「倒さないといけないんじゃ、仕方ないわ」
ウィザードロッドを振りかざし、花びらに変える

「触覚を壊すの?
無理じゃない?」
と言いつつ焼くのが良さそうね…と判断
【鈴蘭の嵐】に炎属性を加えた【属性攻撃】でノイシュさんが攻撃した部位を狙う
「せーの!でいきましょ」攻撃のタイミングを合わせる

敵の攻撃に対して
【オーラ防御】(バラの花びらを舞わせる)で身を守る
または【鈴蘭の嵐】で雲を吹き飛ばし視界を確保する

ノイシュさんの言葉に
「ノイシュさんは、いつも頑張りすぎなのよ」
と返す


ナーシャ・シャワーズ
ひゅう、とうとうお出ましか。
残念ながら宝はなさそうだがこいつは面白い。
こいつ自体が竜を連れて移動する巣だという訳か。
いやはや、来た価値はあった。とりあえず記念撮影といこうか。

さて、背中の上も見物させてほしかったんだがね。
ツアーの時間は限られてるようだ。観光地ってのは混雑して困る。
ドラゴン混みの中をかき分けて次の目的地へ向かう準備をするとしよう。

まーなんだ。観光って奴には心の余裕がなきゃいかん。
心の…魂のリフレッシュをする事によって私の力は増していくのさ。

と、いう訳でユーベルコードは既に発動している。
あとは災厄との根競べ。
一本釣りも楽しそうだが、奴さんエサに食いついてくれるかね。



●竜と共に現れる災厄
「……ひゅう、とうとうお出ましか。残念ながら宝はなさそうだが、こいつは面白い。こいつ自体が竜を連れて移動する巣だという訳か。いやはや、来た価値はあった。とりあえず記念撮影といこうか」
 ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)は『竜と共に現れる災厄』こと災厄の浮島をバックに、記念撮影をし始めた。
 いまのところ、災厄の浮島は、眠った状態。
 それどころか、半寝ぼけ状態で薄っすらと目を開け、口をむにゃむにゃさせていた。
 そのまわりをドラゴンが飛び回ってはいるものの、こちらに攻撃を仕掛けてくる事はない。
「……あれが厄災か? 顔つきはとても可愛らしい上に、それでくつろぐ竜達が、なんと和やかな事か……」
 ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)も災厄の浮島を眺め、何とも言えないほんわかな気持ちに包まれた。
 おそらく、災厄の浮島自体は、恐ろしい存在ではない。
 それを脅威と感じた人間達によって、歪められた真実が何処かに隠れているはず。
 そう思えてしまう程、災厄の浮島の表情は穏やかであった。
「なんて大きくて、そして可愛い……! ……って、駄目ですね、オブリビオン、オブリビオン……!」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)がハッとした表情を浮かべ、自分自身に言い聞かせる。
 危うく攻撃する事を躊躇ってしまいそうになったが、オブリビオンである以上、放っておく訳にも行かないだろう。
「……うん、ワタシじゃ倒せん。……というか、この場でドンパチやらかしたら周辺の森まで焼け野原だ。そんな事になれば、ハーピー達が棲み処を追われ、村人達を襲ってしまうかも知れん。少なくとも、ハーピーの巣からも離れられる方角に誘導させねば……」
 二天堂・たま(ひよこまみれのケットシー・f14723)が双眼鏡を覗き込み、色々な意味で危機感を覚えた。
 最悪の場合は、二次被害、三次被害もあり得るため、此処は慎重に行動しておくべきである。
「まあ、気になることは多いけど、まずはその魚を倒す! とにかく、ハーピーの巣に被害が及ばなければ良い訳だから……」
 ノイシュ・ユコスティア(風の旅人・f12684)が岩陰に隠れつつ、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
 ここで攻撃のタイミングを間違った場合は、ハーピーの巣が火の海になり、最悪の事態を引き起こす事になるだろう。
 そうなれば、ハーピー達が暴れ回り、村人達に危害が及ぶ事は確実である。
 それ故に、ノイシュも気を抜く事が出来なかった。
「手に負えない強敵がいると聞いて来たけど……、何あの可愛い生き物!」
 それとは対照的に、メリナ・ローズベル(紅い花・f13268)の瞳は、ランランッ!
 思わず災厄の浮島に触りそうな勢いで手を伸ばし、興味津々な様子である。
 だが、今回の目的は、災厄の浮島を倒す事。
 それ故に、諦めるしかない。
 現実的に考えて……!
「さて、背中の上も見物させてほしかったんだがね。ツアーの時間は限られてるようだ。観光地ってのは、混雑して困る。まー、なんだ。観光って奴には心の余裕がなきゃいかん」
 ナーシャが愛用の宇宙バイク『スペースサーファー』に飛び乗り、災厄の浮島に近づいていく。
 それと同時に、災厄の浮島のまわりを飛び回っていたドラゴン達が、ナーシャを威嚇するようにして咆哮を上げた。
(「エサに食いついてくれたようだね」)
 ナーシャがドラゴン達の気を引くようにして、一定の距離を保ちつつ、災厄の浮島から離れていった。
「グオオオオオオオオオン!」
 それに腹を立てたドラゴン達が咆哮を上げつつ、炎や氷、雷のブレスを吐いて、ナーシャの後を追いかけまわした。
「まずはドラゴン達を何とかする必要がありそうだな」
 それを迎え撃つようにして、ユーリがオーラ防御や、火炎耐性などの属性耐性で防御を固め、生命力吸収で炎の攻撃を吸収した。
「……そこですッ!」
 続いて、あきが【ジャッジメント・クルセイド】で天から光を放ち、ファイアドラゴンを撃ち落とした。
「グルルルルルゥ……」
 だが、ドラゴン達は怯まない。
 仲間達の仇討ちとばかりに、氷のブレスを吐き、雷を落としてきた。
 それに気づいたあきが氷のブレスを避け、降り注ぐ雷を第六感と、野生の勘で何とか避けた。
「内に眠りし竜の焔よ。我が剣となりて、敵を穿ち焼き尽くせ!」
 その間に、ユーリが周囲に炎の剣を無数に具現化させ、アイスドラゴンの身体を容赦なく貫き、完全に息の根を止めた。
「グオオオオオオオオオオオオオオン!」
 それでも、サンダードラゴンが怯む事はない。
 むしろ猟兵達を皆殺しにする勢いで、猟兵達に突っ込んできた。
「メリナ、行くよ!」
 ノイシュがメリナと連携を取りつつ、サンダードラゴンの攻撃を避けていく。
「それじゃ、『せーの!』でいきましょ」
 その言葉に応えるようにして、メリナがバラの花びらを舞わせ、サンダードラゴンの気を散らす。
 それでも、サンダードラゴンが攻撃を仕掛けようとしたが、バラの花びらが邪魔をして、狙いを定める事が出来なかった。
 次の瞬間、ノイシュがメリナを庇うようにして前に立ち、サンダードラゴンを撃ち抜いた。
 その一撃を食らってサンダードラゴンが断末魔を響かせ、錐もみ状態で森の中に落下した。
「……後はアレだけか。とりあえず、触覚を落とせば体当たりが出来ないはずだ」
 ノイシュが物陰に隠れながら、災厄の浮島に視線を送る。
 災厄の浮島は未だに寝ぼけているらしく、むにゃむにゃと口を動かした。
「触覚を壊すの? 無理じゃない?」
 メリナが不安げな表情を浮かべ、気まずい様子で汗を流す。
 上手く行くかどうかは、運次第。
 例え、触覚を破壊する事が出来たとしても、災厄の浮島には、まだドラゴン達が眠っている。
 そいつらが暴れ出すような事があれば、この辺りが焦土と化してしまう事は確実だった。
「……待て! ワタシに考えが……あるッ!」
 たまがキリリとした表情を浮かべ、【タイラント召喚(ヒヨコノタイグン)】で呼び出したもふもふしたひよこの群れに乗り、動物に語り掛ける感じで災厄の浮島に呼び掛けた。
「……」
 しかし、災厄の浮島は虚ろな表情を浮かべ、今にも眠りにつきそうな勢いだった。
『……ならば、ここより棲み易い場所を教えよう』
 たまが災厄の浮島に語り掛け、人気のない山奥を指差した。
『そこなら、安らかに眠る事が出来るのか……』
 災厄の浮島が少し考えた後、ゆっくりと移動を開始した。
 ……そこに迷いはない。
 ただ安らかな眠りにつくため……。
 此処より静かな場所で眠るため……。
 災厄の浮島は人気のない山奥に姿を消した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月05日


挿絵イラスト