②コニドと共に、逃げた先には
逆転・正義は、酒場に張り出したパーティメンバー募集の紙を剥がすと、集まった冒険者たちに笑みを見せた。
「行き先は洞窟だ。キノコのオブリビオンが大量発生してるらしいが、力を合わせて頑張ろうぜ!」
頼もしくうなずく冒険者とともに、正義は洞窟へ向かう。
洞窟の中は静けさに満ちていた。慎重に歩みを進める正義は、ほどなくしてモンスターと行き遭う。
「こいつは……ゴブリンか!」
攻撃を避け、冒険者たちと連携してゴブリンを退ける――だが、間髪入れずにミノタウロスが姿を見せる。
「向こうにはサキュバスまでいるぞ! キノコのオブリビオンだけじゃなかったのか……!」
次々と姿を見せるモンスターたちを前に、正義ら冒険者パーティーは戦いを繰り広げる――。
その一方で、雷鳴・優哉(
雷鳴・f39866)は、洞窟内を駆けていた。
「出口は、こっちにあるはずなんだ……!」
息を切らして走る優哉が連れているのは、マイコニドのオブリビオン少女『コニド』。
洞窟の出口が見えた。
走りながら優哉は思考を巡らせる。
洞窟の外の白い光が迫り、そして光が優哉とコニドを包み込む――ようやく脱出して、すぐに優哉はコニドの名前を呼ぶ。
「コニド。すまないが俺と来てくれ! あの険しい雪山を越えるしか君を助ける手段はないんだ…っ」
優哉が指したのは『氷結山脈』。
険しい雪山を進むのは、決して容易ではない……だが、それしかないのだと語る優哉の真剣さに、コニドは神妙な顔でうなずいた。
「養分くん……っ、わかった。私がんばるね」
こうして、優哉とコニドの逃避行は始まった。
二人の行く末に何があるのか――それは、今はまだ分からなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴