Si vis pacem, para bellum
一童・優吏
お世話になっております。優吏の中の人です。
うちの子が動いてるところが見たくなったので(シナリオ禁断症状が止まらないので)ユベコ披露ノベルをお願いしに来ました!
↓のような流れの、シナリオの一場面みたいな話をお願いします!
初めに言っておくと今回は多分まともです!!!
場所
エンブレ世界のどこかの都市
流れ
なんやかんやでエリクシルの差し向けてきた怪物が街を襲いそうなので何とかしなければな状況
↓
「人々の住むところが壊されるのは良くないよね。あと逃げられない人も守らないと」
と考えた優吏、なんやかんやで地図を貰って都市の周辺に人形を配置して円陣を作っていく(いちもっくんにも人形たちのまとめ役やってもらって手伝ってもらう)
↓
そしてユーベルコード【魔石眼の守り】を発動させ、結界を構築するよ
セリフ例
「私はあまり、戦いは不得手なのだけど……エリクシル案件とあってはそういう訳にもいかないね」
「という訳で、みんな(人形型人造生物達に向けて)、お仕事の時間だよ。一緒に頑張ろうね」
「私はこちら側にこの子達を置いていくから、いちもっくんは反対側に彼らを連れて行ってあげてね」
いちもっくん「わかった」
「戦うのは不得手だけど……その分守る術は磨いているつもりだよ。だから絶対、成功させるんだ」
分からないところがあればMS様にお任せします。アドリブ大歓迎ですので!
よろしくお願いします!
切欠は些細な願いだった。
大好きな少女に告白して振られてしまい、涙で枕を濡らす少年。
長い人生の中ではよくある事だと大人は云うだろう。でも幼い少年にとっては世界が終わってしまったような感覚だった。
「本当に明日が来なきゃいいのに」
そんな事、起きるはずがない。それでも呟かずにはいられなかった切実な想い。
その願いを、聞いてはいけない存在が聞いてしまった。
その夜、少年のいる都市国家は無数の『エリクシルの怪物』に襲われていた。
勿論、グリモアやエンドブレイカーの予知で察知した者達が迎撃してはいたものの。
「これ以上建物が壊されたらまずいぞ、星霊建築の修復が追い付かない!」
侵攻はあまりに早く、次から次へと湧き出てくる怪物達を食い止めるだけでも精一杯だ。
「どこかに彼らを呼び寄せている親玉がいる筈ですわ」
「雑魚に構うより、そいつを倒すべきか」
「でも、俺らが護りを棄てたら街はどうなる?」
「避難誘導に向かった奴らもまだ帰って来てないし」
今もギリギリ持ちこたえている状態だ。この場を離れるなんてできない。それに、都市国家への入り口はここだけではない。別の門は無事だろうか?
エンドブレイカーたちの目に焦りが浮かんだ時。
「行ってきて。ここは私達がなんとかするよ」
柔和な声が響いた。
黒い髪を纏め、穏やかな笑みを浮かべた背の高い青年だ。
「貴方は……」
「一童・優吏。君達と同じエンドブレイカーで、猟兵だ」
「優吏さん、一人で大丈夫ですか?」
「防衛だけなら何とか。でも敵を倒すのは苦手なんだ。そちらを君たちにお願い出来れば、こちらとしてもとても助かるよ」
「わかった。何とか持ちこたえてくれ!」
彼らは優吏に一礼して去っていった。
「……さて」
優吏と名乗った青年は、静かに怪物たちへと向き直る。
「私はあまり、戦いは不得手なのだけど……エリクシル案件とあってはそういう訳にもいかないね」
願いを歪めて叶える力でこの世界のみならず、小世界や次元を超えた他世界にまで魔の手を広げ始めた魔神エリクシル。
きっと誰だって一度や二度は抱いただろう、ほんの少し後ろめたい願い。面と向かって他人の前で口にするのは憚られるから、胸の奥にしまい込む。でも手放せない。誰にも見せられない自分だって、自分だから。
実に人間らしい、健やかといってもいい心の動きだ。そんな願いが無理やりに引きずり出され、歪められ、増幅されるなんて――優吏には、“他人事とは思えない”。
「という訳でみんな、お仕事の時間だよ。一緒に頑張ろうね」
人形型人造生物達に向けてにこやかに目線を向ければ、円陣を組む人形達が魔石眼の守りを形成し、怪物たちの進路を阻む。
「確か、主な進入路はここと北、二か所あったね。……うん、やっぱりそうだ」
地図を広げる優吏。これの調達で少しばかり合流が遅れてしまったのだが、そのタイムロスに見合った成果はありそうだ。
「私はこちら側にこの子達を置いていくから、いちもっくんは反対側に彼らを連れて行ってあげてね」
「わかった」
リーダー格であり一番初めに造った人形は、主人の命に頷いて彼らを率いていく。彼ならば眸に宿る風の力を、主人の指令がなくとも的確に行使することが出来るだろう。
「うんうん、頼もしいね」
優吏の望み通り頼れる青年としての人格を宿してくれた人形を嬉しく思いつつ、優吏自身も人形たちに指示を飛ばす。
「親玉を倒せば怪物たちの動きも鈍るはず。それまで頑張って街を守り抜いて欲しいんだ」
親玉の元に向かう同胞達のように、戦う力には長けていない。
たったひとつの願いを叶えたくて錬金術師になっただけの、そもそも争いは好まない男だったのだから。
それでも――その願いは本物だ。これをエリクシルに呉れてやる事なんてできない。
「守る術は磨いているつもりだよ。だから絶対、成功させるんだ」
彼の想いが人形達に宿る力を増幅させる。魔力の結界に護られた彼らや街に、怪物たちは近づくことも出来ない。
(「あの日から、夢を、見るんだ」)
あの甘美な手触りを、もっと味わいたいと優吏は願う。
それを聞きいれたエリクシルが人々の目を傷つけてしまう、最悪の
未来。
痛みに呻く子供。視界を奪われ職を失った人たち。街は絶望で溢れかえる。
違うと叫ぶ、こんな光景は私の望みなんかじゃない!
あんな光景を、現実のものにしてはならない。傷を尊ぶ優吏の願いは、きっといとも簡単に捻じ曲げられてしまうだろう。
「私は誰かに傷ついて欲しいわけじゃないんだ。決して」
――もし、たとえば。
この襲撃で、誰かが目に傷を負う事があったら。
その人が眼帯をして優吏の目の前に現れた時、ほんの少しでも心が動いてしまったら――。
きっと優吏は、自分を許せない。
誰も傷付けさせないために、優吏達は悪夢の権化たちに立ちはだかる。
長い戦いの幕は、まだ切られたばかりだ。
成功
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