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お菓子な森と、ねこねこショコラティエ

#アルダワ魔法学園 #戦後 #猫の国

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#猫の国


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 ここは、ケットシーの|猫王《 ねこおう 》が統べる妖精の国。
 そう――アルダワ世界にある、猫の国である。
 そして今の時期はこの猫の国だって例外ではなく、甘い香りでいっぱい。
 何せ、猫王もわくわくの、バレンタインなのだから。

 だが、猫の国王室ご用達でもある一流パティスリーの店主、ねこねこショコラティエ・ニャンピエールは今、とても困っていた。
「猫王にチョコレートを作ってお届けしないとニャのに、材料が足りないニャ……」
 いや、普通の美味しいチョコレートやスイーツを作る材料ならあるのだが。
 今回は何といっても、猫王への献上品。
 その上、ニャンピエールは意識の高いパティシエ。
 とっても美味しい普通のチョコレートでは納得がいかないのだ。
 ということで。
「誰かチョコ作りに追われている僕のかわりに、魔法のお菓子の森の奥にある、魔法のクーベルチュールチョコレートを調達してくれないかニャア……」
 幻想的なお菓子の魔法がかかった森にある、至高の味だという魔法のクーベルチュールチョコレートを、誰かかわりに採ってきて欲しいと。
 そう悩んでいるのであった。
 そんな至高のクーベルチュールがあるという幻想的なお菓子の魔法の森は、森全体がお菓子でできていて。
 そして……森への立ち入りは、猫しか許されていないというので。
 入るには、猫耳や猫尻尾をつけて、猫になる必要があるらしい。
 けれど勿論、調達してくれば、ニャンピエールからのお礼もあるという。
 そのお礼とは。
「至高のクーベルチュールを使った、ショコラスイーツいっぱいのスイーツパーティーにご招待するニャ!」
 何せ、ねこねこショコラティエ・ニャンピエールは、猫王も認める一流のパティシエ。
 そんな彼が手掛けるチョコレートスイーツ食べ放題のティーパーティーに招待してくれるのだという。
 だが……ニャンピエールはこの時、思いもしていなかった。
 そんな極上で美味なチョコレートパーティーを邪魔しようとしている、揚げ物の存在があるなんてことは。

●お菓子の森と、極上ショコラ
「皆はチョコレートや猫さんは好きだろうか。俺は甘味も猫さんも、とても大好きだ」
 何気にとんでもない甘党である筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)はそうにこにこと微笑みつつ、皆へと集まってくれた礼を告げた後、視えた予知を語り始める。
「アルダワ魔法学園の外にある世界……いわゆるアルダワ世界に、ケットシーの|猫王《 ねこおう 》が統べる猫の国があることは、皆も知っているだろうが。バレンタインで賑わうそんな猫の国に、今回は赴いて欲しい」
 猫の国は、アルダワ世界に存在する、ケットシーの|猫王《 ねこおう 》が統べる妖精の国で、猫王の気紛れで法律が変わったり、異世界の文物の影響を受けてしばしば奇妙な流行が起こったりしている国なのだというが。
 今はそんな猫の国も、バレンタインで盛り上がっているのだという。
 そして、猫の国王室ご用達のパティスリーを営む『ニャンピエール』という、一流のねこねこショコラティエがいるのだというが。彼は今、猫王に献上するスイーツ作りで大忙しな上に。
「そのニャンピエールは今、とても困っているのだという。献上品として作るチョコレート菓子に必要な材料が足りずに。そしてそれは、お菓子でできた魔法の森の奥にあるので、誰かかわりに調達してくれないかという話だ」
 ニャンピエールがとってきて欲しいと言っているクーベルチュールチョコレートは、魔法がかかった至高のチョコレートなのだという。そしてそれは、幻想的なお菓子の魔法の森の奥にあるようだ。
 チョコレートの木に生るのは、マシュマロやグミやガム、ドライフルーツのシロップ漬けなど、様々な種類の甘いお菓子の実。いろいろな味や色の飴細工やわたあめのお花畑、にょきっと生えているきのこやたけのこや切り株も勿論全部お菓子。魔法のかかったちょうちょ型のクッキーにカブトムシやクワガタ型のチョコレート、蜂蜜の泉やチョコの間欠泉のそばにある大木の切り株はバウムクーヘン、等々……甘いお菓子でできた森であるのだけれど。
 目的の、至高のクーベルチュールチョコレートは、森の一番奥にあるという。
 そして……このお菓子の森は、猫王の気紛れ法律により、猫しか入れないというので。
 森に入るためには、猫になる必要があるのだが。
 ゆるふわ法律なので、猫耳や猫尻尾をつければそれでOK。けも耳が元々生えている者も「これは猫耳です」と主張すれば、それで全然問題ないだろう。
「森のお菓子は全て好きなだけ食べて良いものだというので、猫さんになりつつ、ニャンピエールのおつかいをこなすべく森の奥へと往きながら、お菓子の森を美味しくピクニックなどするのも良いだろう」

 そして、至高のクーベルチュールを入手し、ニャンピエールに無事に届ければ。
 お礼に、その一流の腕をふるったスイーツパーティーに招待してくれるという。
 ねこさん型をした、トリュフやガナッシュ、プラリネなどの各種チョコレートは勿論。ねこねこショコラアフタヌーンティーに、猫型ふかふかチョコパンケーキ、ねこさんショコラパルフェなどのチョコレートスイーツ各種に。シュークリームにケーキにクレープ、果物や、甘いものの箸休めになる甘くない軽食等々、チョコレートに限らず、様々なものを用意してくれるらしいので、好きなものを好きなだけいただけるという。
 だが……そんなニャンピエールのスイーツパーティーに、どうやら邪魔が入るようだ。
「ニャンピエールのスイーツパーティーを楽しんでいる最中、その声に誘われてか、災魔が現れる。その災魔・フライさんは、スイーツではなく揚げ物を強引に推してくる上に、ダイナミックな料理パフォーマンスで住民や皆を料理してしまわんとするというので。スイーツパーティーを楽しみつつフライさんを誘い出し、現れたフライさんをさくさくっと倒して欲しい」

 清史郎はそこまで告げた後、皆を改めて見回して。
「甘いものは別腹、というが。ニャンピエールのお願いをこなし、フライさんをさくさく倒しつつも、森やパーティーで存分に甘いものを楽しんできてくれ」
 甘いものは正義、とこくりと頷いた後、掌に満開桜を咲かせ猟兵達を送り出す。
 甘い香り漂う、バレンタインでにゃんにゃん賑わいをみせているアルダワ世界の、猫の国へと。


志稲愛海
 志稲愛海です、よろしくお願いいたします。
 今回は、バレンタイン風なシナリオをと🍫!

 ※ご連絡※ 2章構成の戦後シナリオです。
 第1章受付は【2/19(日)朝8:30~2/22(水)朝8:29迄】です。
 受付開始までに追加冒頭を掲載いたします。

 今回の内容は以下です。

 第1章:幻想魔法譚(日常)
 第2章:『セクシー料理人魚』人魚フライさん(ボス戦)

 各章何名様ででもお好きな章にどうぞ!
 ありそうなもの、できそうな事はだいたいOKなので、お好きなように!

 第1章は、お菓子の森の冒険です。
 猫さんしか入れないので、猫耳猫尻尾を着用していただきます。
 猫耳つける程度で大丈夫ですし、気合十分な猫さん等でも勿論歓迎です!
 けも耳がある方は猫耳だと主張すればOK、猫耳つけてもOKです。
 森のお菓子は好きなだけ食べたり採ったりできますので。
 幻想的な魔法がかかったお菓子の森を、楽しく美味しく。
 ご自由に堪能していただければです!

 第2章は、ニャンピエールのお礼の、スイーツなお茶会を楽しめます。
 詳細は断章にて記載しますが。
 チョコをはじめとした美味なものを好きなだけ楽しめます!
 災魔のフライさんが楽し気美味し気な気配に誘われて現れますが。
 さくさくっと倒してください。
 倒しますと一言書いていただくか、UC指定してさえいれば倒せますので。
 行動はスイーツパーティーメインでOKです。
 災魔を倒すと、ケットシー達は猟兵の為に「恩人記念碑」を建立し、受けた恩をいつまでも覚えていてくれます。

 公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、未成年の飲酒喫煙は厳禁です。
 締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。

●お願い
 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。

 グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何名様ででも!
 ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。

 ご参加お待ちしています!
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第1章 日常 『幻想魔法譚』

POW   :    楽しんでみる

SPD   :    学んでみる

WIZ   :    興味を持って挑む

イラスト:葎

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●お菓子の森へ、いざおつかい!
「わ、みなさんが、魔法のクーベルチュールを森からとってきてくれるニャ?」
 チョコレートを巧みにニャニャッとテンパリングする手を止めぬまま。
 ねこねこショコラティエ・ニャンピエールは、猟兵達の申し出に瞳をキラキラさせて。
「猫の手も借りたいほど忙しいから、みなさんに手伝って貰えてすごく助かるニャ!」
 そう言いつつも皆へと手渡すのは、ピクニックバスケットとこれから向かうお菓子の森の地図。
 バスケットには、調達したクーベルチュールを入れるためのガラス瓶がいくつかと。
 それに、マカロンやクッキー等の摘まめるおやつや軽食のサンドイッチが入っている。
 飲み物も、好きなものを入れるニャ、と水筒を用意してくれるそうだが。
 勿論、自分達で用意したピクニック用品や飲食物の持ち込み可能のようだ。
 そして……もし必要なら使ってニャ、と。
 もうひとつ手渡されたのは、付け猫耳と猫尻尾。
 猫の国にある魔法のお菓子の森に入れるのは、猫王のゆるふわ法律で、猫さんだけだと決まっているから。

 それから早速、貰った森の地図を広げて見てみれば。
 カフェのメニューかと思ってしまうような、様々なお菓子スポットが記されている。
「お菓子の森には魔法がかかっていて、すぐ新しいお菓子が自動的に魔法で補充されるニャ。だから、森に入るのを許可された猫は、森のお菓子を好きに食べてもいいニャ。それに、森に遊びに来ている猫の国の猫が沢山いるだろうから、もふもふお友達になって一緒に遊んだりピクニックしたり、道案内してもらったりするのも、きっと楽しいニャ!」
 ……森のお菓子も、僕のお菓子ほどじゃニャいけれど、とっても美味しいニャ! と。
 ニャンピエールは、もふもふ猫尻尾をふりふりと揺らしながらも。
 地図に記された森の最奥をふにふに肉球で指しつつ、改めて猟兵達へとお願いを。
「今回調達してきて欲しい魔法のかかった至高のクーベルチュールチョコレートは、この最奥の行き止まりの崖下に沢山あるニャ。ミルクにホワイトにダーク、石や岩みたいにいろんな味や大きさのものが転がっているニャ。持ち運びやすいように砕いたり割ったりしてくれて大丈夫ニャ」
 調達する量もそれぞれ無理のない範囲でとってきてくれれば良いということであるし。
 まだ別の作業も沢山あるため、物凄く急いでいるわけではないというので。
 美味しく楽しく、魔法のお菓子の森を満喫してきて欲しいと告げるニャンピエール。

 そんな森の最奥までの道のりは、そこそこの距離あるようだ。
 まずは森の入り口の門をくぐれば、チョコレートの木々の下には、沢山のお菓子のキノコやタケノコや切り株が。
 さくさくビスケットやチョコでできたそれらも勿論、食べ放題。
 それに、様々な種類の色や味があるらしいので、お好みのものを探してみたり、食べ比べてみたり。
 中には、七色のものや光っているような変わったものなどもあるようなので、気になるものを試しに食べてみるのもいいだろう。
 さらに、チョコの木の幹をよく見れば、チョコのカブトムシやクワガタなんかも見つけられるかも……?
 森の木々に生っている実も当然、様々なお菓子。マシュマロやマカロンの木もあれば、ガムやグミやその他色々なお菓子が成る木もあるようだ。
 そして森の入り口から道なりに進めば、見えてくるのは、飴細工やわたあめのお花畑。
 色々な味のクッキーの蝶々が止まった甘い花たちは、カタチや味もやはり様々。
 綿毛みたいなわたあめも、いろいろな色や味らしい。
 それからもっと進めば、とろりと甘い蜂蜜の泉に、数か所から湧き出ているミルクやホワイトやイチゴ味などのチョコの間欠泉、各種ドライフルーツやナッツが生る木、それにバウムクーヘンの大木の切り株が沢山があるようだ。
 他にも、しゅわりと爽やかなサイダーの滝や、スナック菓子の落ち葉、甘くない煎餅やあられなどの木もあるようであるし。
 森に遊びにきている猫さんもいるようなので、もふもふ一緒に遊んでみるのも楽しいかもしれない。
 ちなみに今更であるが、勿論森のお菓子は魔法のお菓子なので、猫さんでも他の動物さんでも、美味しくいただけるものである。
 他にも沢山の種類のお菓子やお菓子スポットがあるので、地図を見ながらぐるりと巡ってみるのもいいだろう。
 そして森の最奥に、ニャンピエールが材料に使うクーベルチュールがあるので、それを調達すればおつかい完了である。

 ニャンピエールは準備の整った皆を、パティスリーの出口から見送りながら。
「お手数かけるけれど、よろしくお願いしますニャ! 御礼も後ほど是非させてくださいニャ!」
 そうぺこりと改めてお願いして。
 猟兵達はいざ、猫さんに忘れずなりつつも、お菓子の森へと向かうのだった。

●マスターより
 クーベルチュールチョコを調達するプレイングは、あってもなくても構いません。
 森に赴いていただいたことで、おつかいはこなすものと扱いますので。
 ご自由に森を楽しんでいただければです!
 OPや追加冒頭にないお菓子やスポットの設定や、持参品などもご自由に!
 甘い物に限らず、甘くないものでも辛い物でも、そのあたりもお好みでどうぞ。
 お酒を使っているものもあるかもしれませんが、20歳以上の方に限ります。
 猫さんは猫の国に住むケットシーも、普通の猫さんもいます。
椚・一叶
友のトリス(f27131)と

…美味い物の為ならば、猫になるのも吝かではない
髪に似た色の猫耳と尾付けて、いざ行かん
あまりこっち見なくていい…
トリスはもふもふ尻尾も似合うな

森に入れば恥も忘れ、夢中で菓子探し
目につく物、全て食べたくなってしまうが
あられの木は是非とも見付けて食べてみたい
手が届かなかったら…トリス、頼んだ
木登って上から落とすか
礼にビスケットキノコ取って
間欠泉から出たチョコをかけたやつ、やろう
甘い物で満たされたら
サイダーの滝で口の中をすっきりさせておくのも良い

どれもこれも美味しそう
儂ら、無事に奥まで辿り着けるか?
それでも美味いものに囲まれて、気力は十分
凄く美味しいを発見する競争、乗った


鳥栖・エンデ
友人のイチカ君(f14515)と

自前の虎猫耳ならあるけど
もふもふ猫尻尾も付けた猫又にでもなろうかなぁ
藍色イチカ猫くんを横目で確認しつつ
お菓子の森を楽しも〜

お菓子も色々種類があるけど
やっぱりイチカ君は和物な
あられとか煎餅が好きな感じー?
木登りしようとしてるの何だか猫っぽいよね
綺麗な飴細工やわたあめの花畑も眺めて
噛み応えありそうなグミの木も良いなぁ
着いてって歩くだけでも、愉快な景色は見れてるね

一番って中々決められないものだけど
楽しい時間の中で見つかるものもありそうで
森の奥のチョコにたどり着くまで
好きを探してみるのも良いのかもー
どっちがすごく美味しいを発見できるか
競争でもしちゃおうか?



 今日の任務は、猫の国のねこねこショコラティエから頼まれたおつかい。
 そのために向かう先は、全てがお菓子でできた魔法の森。
 けれどそんな魅惑的な魔法のかかった森へ入るためには、まずは準備が必要だというから。
 ぴこりと小さく揺らす虎猫耳は自前だけれど、でも折角だから。
(「もふもふ猫尻尾も付けた猫又にでもなろうかなぁ」)
 鳥栖・エンデ(悪喰・f27131)がすちゃっと装着したのは、もふもふ猫さんの尻尾。
 今日のエンデは、にゃんと猫又さんです。
 それからちらりと横目で確認するのは、同じく猫さんになっている友人の椚・一叶(未熟者・f14515)の姿。
 いや、今日の彼は藍色イチカ猫くん。
「……美味い物の為ならば、猫になるのも吝かではない」
 美味しいものがいっぱいあるおつかいと聞けば、髪に似た色の猫耳と尻尾だって確りと付けて、猫にだってなります、ええ!
 だって、これから向かうお菓子の森は、猫さんしか入れない森なのだというから。
 ふたり抜かりなく猫さんになれば……いざ行かん。
 そうぐっと気合十分な一叶だけれど。
「あまりこっち見なくていい……」
 自分を見ているエンデの視線に気づけばやはり、ちょっぴりだけ恥ずかしい。
 でも今日は、共に森へと赴くエンデとお揃いの猫さんであるし。
「トリスはもふもふ尻尾も似合うな」
 猫又さんな友の尻尾は、ふわふわでもふもふである。
 ということで、ばっちり猫さんになる準備を終えれば。
「お菓子の森を楽しも〜」
 森の入り口でのゆるふわ猫さんチェックも何なくパスして、お菓子の森へとふたりわくわく足を踏み入れる。
 そんな森に入れば、先程までちょっぴり感じていた恥ずかしさも吹き飛んで。
 きょろりと視線を忙しく巡らせる藍色イチカ猫は、夢中でお菓子探し。
 そして猫又エンデもくるりと周囲を見回しながらも。
 隣の彼がきっと好きだろうと思ったものを一緒に探してみる。
「お菓子も色々種類があるけど。やっぱりイチカ君は和物な、あられとか煎餅が好きな感じー?」
「目につく物、全て食べたくなってしまうが。あられの木は是非とも見付けて食べてみたい」
 甘いものも勿論だけれど、特に一叶が気になるのはやはりあられの木。
 けれどうきうきふたり美味しそうな森を歩いていれば、発見。
 お目当ての和物なお菓子がなる木を。
 そんな美味しそうなあられの実を見上げて。
 うにゃっと手を伸ばしただけでは届きそうにないから……トリス、頼んだ、と。
 一叶はそう友人に声を掛けつつも。
「木に登って上から落とすか」
 たくさんなっているあられの実を採るべくいざ、よじよじ。
 そして彼に頼まれあられの実を一緒にとるべく木へと目を向けたエンデは思うのだった。
「木登りしようとしてるの何だか猫っぽいよね」
 うにゃっと張り切って木に登る、藍色イチカ猫くんの姿に。
 そんなあられをとるのに一生懸命な友人の猫さん姿も、見ていて楽しくなるし。
 あられをほくほくゲットした彼と再び歩き出せば、次に通りかかるのは様々な味と色が咲いたお花畑。
 そんなお花畑も勿論、甘いお菓子で。
 眺めるだけでも心躍ってしまうような、キラキラ綺麗な飴細工やふわふわわたあめのお花たち。
 それから、やはり夢中でお菓子探しをしている一叶に着いていきながらも。
「噛み応えありそうなグミの木も良いなぁ」
 エンデもお菓子の森のおさんぽを暫し存分に楽しむ。
 だって、こうやって一緒に歩くだけでも、愉快な景色がたくさん次々と広がるのだから。
 それから一叶は、あられ採りを手伝ってくれた友へと、礼にビスケットキノコ取って差し出して。
「間欠泉から出たチョコをかけたやつ、やろう」
 とろりと噴き出しては流れる甘いチョコを、一緒にさくさくビスケットキノコにたっぷり纏わせて。
 はむはむ美味しい、フォンデュタイム。
 そして甘い物で満たされたら、しゅわりと弾けるサイダーの滝で口の中をすっきりさせて、この先も万全。
 森の奥に到着するまで、これでまた沢山甘い物が堪能できます!
 いや、存分に余すことなく当然楽しむつもりだし、美味いものに囲まれて気力は十分なことには変わりないけれど。
「どれもこれも美味しそう」
 一叶は周囲のお菓子たちをわくわく見回しつつ、こうも思うのだった。
 ……儂ら、無事に奥まで辿り着けるか? なんて。
 そんな、美味しいものに夢中ではありながらもふと首を傾ける友人へと。
「森の奥のチョコにたどり着くまで、好きを探してみるのも良いのかもー」
 目を向けたエンデは、そう紡ぎつつも思うから。
(「一番って中々決められないものだけど」)
 ……楽しい時間の中で見つかるものもありそう、って。
 だからやっぱり、いつものように。
「どっちがすごく美味しいを発見できるか、競争でもしちゃおうか?」
「凄く美味しいを発見する競争、乗った」
 そう持ち掛けて、いざふたり始めるのは、楽しくて負けられない美味しい競争。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
自分で猫化、スイーツ、そして猫さん。
何このパラダイス。

ということで猫耳と猫尻尾を借りて、ついでに用意してくれた猫さんなでなでしてから森へ出発。
え、猫ハンドはどこから借りたかって?
もちろん自前にゃん(どや)

森の中では1にもふもふ、2にもふもふ、34がなくて5にお菓子。

「はいはい、猫さんちょっとごめんなさいね」
見かけた猫さんには挨拶しないといけないわよね、ええ、今の私は猫リガミですから(そんなものはありません)
視線を下げてびっくりさせないようにしてから猫さんと戯れるわね♪

…はっ、もう少しでお仕事忘れるところだったわ。
後ろ髪惹かれながら、お菓子食べつつクーベルチュールチョコを確保するわ。



 これはれっきとした、グリモアベースで請け負った猟兵の仕事。
 そんな任務をそれはもう確りとこなすべく、張り切ってやって来たのはヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)。
 彼女が今回足を運んだのは、そう。
「自分で猫化、スイーツ、そして猫さん」
 ――何このパラダイス。
 ヴィオレッタにとってパラダイス以外のなにものでもない、うきうきわくわくな猫の国である。
 そしてきっちりとおつかいを完遂するべく、すちゃりと。
 抜かりなく着けるのは、借りた猫さんのお耳と尻尾。
 いや、これはお仕事をするために必要な装備なのだ。
 猫の国にある魔法のお菓子の森に入るためには。
 それからヴィオレッタは、張り切って森へと出発!
 ついでに確りと、色々用意してくれた猫さんをなでなでもふもふしてから。
 そんな猫さんになったヴィオレッタが颯爽と掲げるのは。
「え、猫ハンドはどこから借りたかって?」
 きゅんとしちゃう肉球の、にゃんにゃん武器……?
 それも猫さんが用意してくれた猫の国の逸品……かと思いきや。
「もちろん自前にゃん」
 どや顔でそう告げたヴィオレッタの自前です!
 そして装備もばっちり、にゃんにゃんとお菓子の森の中へと足を踏み入れれば。
 やはり目的は、これです。
 ――1にもふもふ、2にもふもふ、34がなくて5にお菓子。
 ということで!
「はいはい、猫さんちょっとごめんなさいね」
 にぼし煎餅の木の下に発見した猫溜まりを見かければ。
(「見かけた猫さんには挨拶しないといけないわよね」)
 視線を下げてびっくりさせないようにしてから、猫たちさんへとすかさずもふもふ、ご挨拶。
「ええ、今の私は猫リガミですから」
 そう、今のヴィオレッタは何せ、猫リガミなのですから!
 そんなものはありません……?
 いえ、でも、よろしくニャーと言わんばかりにすりすり、猫さんたちには受け入れられました……??
 そして存分にもふもふ、猫さんたちと戯れまくっていたヴィオレッタであったが。
「……はっ、もう少しでお仕事忘れるところだったわ」
 ついつい、沢山のもふもふたちに夢中になってしまって、おつかいを忘れるところだったけれど。
 後ろ髪惹かれながらも、お菓子をはむはむ確り食べつつ、森の奥へと。
 これまたとっても美味しそうな、魔法のクーベルチュールチョコレートを確保するために。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御園・桜花
「お猫さまがチョコ…いえ、ケットシーなら大丈夫なのかもしれません」

ハロウィンで作った猫の着ぐるみ引っ張り出し着込む
「深謀遠慮、此は深謀遠慮だったのです」

ロープ
カラビナ
エイト環
グローブ
ピッケル
等準備し全部UC「古木の宿」へ

「さあ、どんどん食べてどんどん仕舞いますよ」
崖まで歩く間1歩毎に茸や切り株収納しつつモグモグ
チョコカブトやチョコクワガタも生きて動いているのでなければ収納&モグモグ
サイケなチョコや光るチョコ等見つけたらガッツリ収穫
お猫さまを見掛けたら即ひれ伏して収穫物を献上
物凄く時間をかけて崖に到達したらロッククライミン砕いたチョコもどんどん収納
崖の形が変わる位ガッツリ削って収納し持ち帰る



 自分のいた世界や他の世界でも、本来ならば、無理かもしれないのだけれど。
 でも、何といってもここは、魔法のアルダワ世界。
「お猫さまがチョコ……いえ、ケットシーなら大丈夫なのかもしれません」
 しかもケットシーならば、きっと大丈夫だろうと、そう思いなおす御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)。
 現に猫の国の猫王も噂によればスイーツの献上を心待ちにしているっぽいし。
 何より、今回の案件を依頼してきたショコラティエがそもそも、猫さんである。
 それに話によれば、この国のお菓子は普通のお菓子ではなく、魔法のかかったお菓子であるというので、普通の猫が口にしても美味しくいただけるようだし。
 これから向かうお菓子の森にも、猫の住人などがお散歩しつつ、森の甘味をうにゃっと摘まんでいたりもしているらしい。
 いや、むしろ森に入れるのは猫だけという法律が何故かあるようだから。
「深謀遠慮、此は深謀遠慮だったのです」
 今日の桜花も、ハロウィンで作った猫の着ぐるみを引っ張り出して着込んでいる、れっきとした猫さんなのです!
 ということで、猫さんに変身すれば、いざ。
 ロープにカラビナにエイト環、グローブやピッケル等々……確りと準備をして。
 それらを全部入れておくのは、無限倉庫であるという『古木の宿』の中。
 そしていざ、魔法のお菓子の森に入れば、目的地の場所がどこであるか……それが森の奥の崖下であることは、勿論忘れはしないけれど。
「さあ、どんどん食べてどんどん仕舞いますよ」
 崖まで歩く道すがら、1歩毎にお菓子のキノコや切り株を収納しつつもモグモグ。
 チョコカブトやチョコクワガタも生きて動いているわけではなく、木に張り付いているということがわかれば、やはり収納してはモグモグ。
 さらには、何だか怪しい雰囲気を醸している気がしないでもないサイケなチョコや光るチョコ等を見つけたら、ガッツリ収穫!
 そんなお菓子パラダイスだけでもうきうきなのに。
 お散歩中だったり、煮干しの山にうにゃっとあつまっていたりしているお猫さまを見掛けたら……即ひれ伏して、収穫物を献上しちゃいます!
 そんな風だから、物凄ーく時間はかかったけれど。
 漸く到達した森の奥の行き止まりで、桜花は早速嬉々とロッククライミン。
 お目当てのおつかいを頼まれたクーベルチュールチョコも、砕いてどんどん収納していって。
 魔法ですぐ修復するから、いくらでも森のお菓子は採っていいとは言われているらしいが。
 持ち帰るべく収納、という作業を続けていた桜花は気が付くのだった。
 崖の形が変わる位にガッツリと、眼前のチョコの壁を削っていたことに。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふええ、アヒルさんも猫さんになってください。
猫さんにならないと森に入れないですよ。
ふえ?別の鳥になるのは嫌だって、なんで猫さんの変装をするのに別の鳥さんになるのでしょうか?
……あのもしかして、別の鳥さんって、ウミネコさんのことですか?
ウミネコさんはたしか鳴き声が猫さんみたいだからそう呼ばれているのであって猫さんの格好をしている訳ではないですよ。
それにアヒルさんは海に住んでいるんですか?
ふええ、そうと分かれば早速変装だ!って、気持ちの切り替えが早いですよ。



 いつも何だかんだと、色々振り回されていたりするのであるが。
 今回のアヒルさんの様子には、フリル・インレアン(大きな|帽子《 👒 》の|物語《 🦆 》はまだ終わらない・f19557)もちょっぴり困っていた。
 やって来たのは、アルダワ世界の猫の国。
 そしてこれから、猫の国にあるという魔法のかかったお菓子の森へと、おつかいで向かわなければいけないのだけれど。
「ふええ、アヒルさんも猫さんになってください」
 猫耳猫尻尾をつけて準備万端なフリルは、もう何度言ったか分からない言葉を断固拒否するアヒルさんに、苦笑しつつも言い聞かせる。
「猫さんにならないと森に入れないですよ」
 猫王の定めたゆるふわ法律によれば、魔法のお菓子の森は猫以外の立ち入りが認められていないのだが。
 ねこねこショコラティエから頼まれたおつかいを確りこなすためには、どうしても猫さんになって森に入らなければいけないのだ。
 でも、それでも猫になることを何故か拒否するアヒルさん。
 けれど次の瞬間、フリルは、アヒルさんの主張に思わず瞳をぱちくり。
「ふえ? 別の鳥になるのは嫌だって、なんで猫さんの変装をするのに別の鳥さんになるのでしょうか?」
 アヒルさんの言っていることが一瞬、よくわからなくって。
 でもよくよくきけば――その理由にピンとくるフリル。
 だからそうっと、アヒルさんに聞いてみるのだった。
「……あのもしかして、別の鳥さんって、ウミネコさんのことですか?」
 確かに、ネコ……ではあるかもしれない。名前だけ。
 けれども、フリルはアヒルさんに再度教えてあげる。
「ウミネコさんはたしか鳴き声が猫さんみたいだからそう呼ばれているのであって猫さんの格好をしている訳ではないですよ」
 ――それにアヒルさんは海に住んでいるんですか? って。
 そして、そうと分かれば、と次にアヒルさんがとった行動に。
 フリルは再び、思わず瞳を瞬かせてしまう。
「ふええ、早速変装だ! って、気持ちの切り替えが早いですよ」
 早速、鳥のネコではないとわかれば、あれだけ拒否っていた猫の変装も容易くして。
 すっかりやる気満々張り切って、森の奥へと進むアヒルさんを、追いかけるフリルであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オヴィリア・リンフォース
気合十分な猫なのです(尻尾をふりふり)

ケットシーはチョコレートが食べられて羨ましいのです
何はともあれクーベルチュールチョコレートを調達しに向かうのです
その途中でグミやドライフルーツを見つけて
つい食べたくなってしまうのです
喉が渇いて水を飲もうとしたら蜂蜜の泉でびっくりなのです
少しぐらいならです
でも食べてばかりもいられないので
エネルギーを補給できたら森の奥に向かうのです
同じ猫仲間がいないかも探しているなら仲良くしたいのです
至高の味のチョコレートなら、
きっと匂いだけでもわかるはずなのです
見つけたら袋に入れて食材を傷つけないよう持ち帰るのです
こう見えても力持ちだから持ち帰れるだけ持つのです(うんしょ)



 ねこねこショコラティエから頼まれた、猫の国でのおつかい。
 そのおつかいをこなすためには、魔法のかかったお菓子の森へと赴かなければいけない上に。
 森は猫さんしか入れないので、まずは猫さんになる必要があるのだが。
 尻尾をふりふり、堂々たる様子でえっへんと。
 ――気合十分な猫なのです。
 そうちょっぴり得意げなのは、オヴィリア・リンフォース(銀色の魔女猫・f25140)。
 そんなオヴィリアは、どこからどう見ても気合十分で、完璧な猫さん。
 いや、それもそのはず……オヴィリアは元々、正真正銘本物の猫さんなのだから。
 装備いらずなオヴィリアにとっては、この案件はある意味うってつけであるのだけれど。
 ケットシーなショコラティエのパティスリーに並ぶ美味しそうなチョコレートを見れば、ちょとだけしょぼん。
(「ケットシーはチョコレートが食べられて羨ましいのです」)
 でも、すぐに気を取り直して。
 ――何はともあれクーベルチュールチョコレートを調達しに向かうのです。
 そうオヴィリアはおつかいのために、魔法のお菓子の森へ。
(「何はともあれクーベルチュールチョコレートを調達しに向かうのです」)
 目的の至高のクーベルチュールチョコレートは、森の一番奥にあるらしいのだけれど。
 そこまでの森の道のりは、見渡す限り全部がお菓子。
 オヴィリアは途中でグミやドライフルーツを見つけて、つい食べたくなってしまうけれど。
 ぐっと我慢して、喉がちょっぴり乾いたから、通りかかった泉の水をぺろり。
「……!?」
 瞬間、お耳をピンッと立てて思わずびっくりしてしまう。
 だってその泉は、蜂蜜の泉だったのだから。
 それから、猫でも食べられそうなものとかもあるから、少しぐらいならです、と。
 猫さんでも安心な、猫さん用煮干しのお煎餅をぱりぱりと美味しくいただいて。
(「でも食べてばかりもいられないので、エネルギーを補給できたら森の奥に向かうのです」)
 再びとことこと歩き出すオヴィリア。
 そんな森を進んでいれば、猫の国に住んでいるというお散歩中の黒猫さんに出会って。
 暫くにゃんにゃん一緒に遊べば、すっかり仲良しに。
 でも、急いではいないようだが、ずっと遊んだり食べたりばかりはできないので。
 ――至高の味のチョコレートなら、きっと匂いだけでもわかるはずなのです、と。
 にゃあ、とそうひと鳴きした後、お友達になった黒猫さんが案内してくれるそうだから、一緒に森の奥へ。
 そして崖の前の行き止まりまでやってくれば。
 石や岩のようなかたちをした、ころりと沢山あるクーベルチュールを、早速オヴィリアは袋へと入れて。
(「食材を傷つけないよう持ち帰るのです」)
 うんしょ、と――こう見えても力持ちだから、ひょいっ。
 持ち帰れるだけいっぱいのクーベルチュールを持つオヴィリアであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

尾花・ニイヅキ
【🎀🌟⚙】
ふふ、エリシャ楽しそう!猫の国でお菓子……夢の組み合わせだものね!
僕は去年の南瓜行列の時の和風アリス服を着て猫耳猫尻尾装備。
エリシャの黒猫メイドはやっぱり可愛い!イロハも赤ずきんとっても似合ってる!
猫耳がお揃いってこと、なかなかないものな。そう言われると僕も嬉しくなる!

これがお菓子の森!良い匂い!
フォンデュに向けてお菓子を集めつつも
少し食べていいかな……(ぐう)
この飴美味しい!

猫たちには綺麗な景色が見られる所を聞いてみたいな。
きっと美味しい絶景を知ってるはず。

フォンデュ!
バウムクーヘンやフルーツは定番で美味しいよね!
二人や猫たちに紅茶や珈琲を渡しつつ、いっぱいお菓子を食べたいな。


エリシャ・パルティエル
【🎀🌟⚙】

まあ、なんて楽しいおつかいなの!
イロハ、ニイヅキ、出発よ!(ノリノリ
去年のバレンタインの時の黒猫メイドの衣装を自前で用意するわね
可愛い赤ずきんと和風なアリスに胸きゅん
童話風な衣装がとっても可愛いわ!

それにしても夢みたいな森ね
ふふ、イロハもうきうきしてる
つまみ食いもおつかいの内よね♪(ウインク
おすすめのお菓子を猫ちゃんに聞いてみて
いくつか選んで籠に入れて
あとでチョコフォンデュしましょ
チョコの間欠泉があるっていうし
チョコファウンテンね!

ニイヅキの紅茶を美味しくいただいて
ドライフルーツにチョコつけるのもいいけど
新鮮な果物も持参したのよ
素敵な景色を眺めつつ猫ちゃんたちと一緒に楽しみましょ


冬原・イロハ
【🎀🌟⚙】
猫姿は自前♪
赤いケープを纏って赤ずきんちゃん風な衣装
エリシャさんとニイヅキさんのお衣装もとっても可愛いのです~
今日はお揃いの猫耳にとっても嬉しくなっちゃいます

お菓子の森の風景にわくわく
思わずスキップ
バウムクーヘンの切株は是非とも採取したいところです♪
美味しい絶景の言葉に心がトキメキ
猫さんの案内道中は探検みたいですね。なんて二人に言って

見つけたチョコの間欠泉にはびっくり!
あっ、こっちのはイチゴかしら? すごいです~

バウムクーヘンチョコがけはケーキみたいな贅沢気分ですねぇ
フルーツやマシュマロのフォンデュも素敵
ニイヅキさんに頂いた紅茶は美味しくて
お菓子の森でのお茶会に会話も弾みそうです



 まさに猫さんの手も借りたい、そんな大忙しのねこねこショコラティエ・ニャンピエールのお願い事。
 そしてそれを成すべく向かう先は、魔法がかかった美味しそうなお菓子の森。
 けれど、その森には猫しか入れないというから。
 エリシャ・パルティエル(暁の星・f03249)も勿論、今日は猫さんである。
 それから去年のバレンタインの時のみたいな黒猫メイドへと変身すれば。
 足を踏み入れることを許された甘やかな森をくるり。
「まあ、なんて楽しいおつかいなの!」
 思わず瞳を煌めかせつつも、エリシャは颯爽と告げる。
 ――イロハ、ニイヅキ、出発よ!
 甘くて美味しい森の冒険のはじまりを、それはもうノリノリで!
 そしてそんな、わくわくはしゃいでいる姿に。
「ふふ、エリシャ楽しそう! 猫の国でお菓子……夢の組み合わせだものね!」
 尾花・ニイヅキ(新月の標・f31104)は笑み零しつつも、こくりと納得する。
 だって、猫さんとお菓子がいっぱいだなんて、心躍る気持ちが分かるから。
 そんなニイヅキの姿も、いつもとはちょっぴり違っていて。
 去年の南瓜行列の時に着た和風アリス服を着て、猫耳猫尻尾も勿論忘れずにつけた、ねこねこアリスに。
 そして黒猫メイドと和風猫アリスなふたりを見れば、冬原・イロハ(戦場のお掃除ねこ・f10327)もほわほわ。
「エリシャさんとニイヅキさんのお衣装もとっても可愛いのです~」
 でも勿論、そう尻尾をゆうらり揺らすイロハの装いも。
「童話風な衣装がとっても可愛いわ!」
「エリシャの黒猫メイドはやっぱり可愛い! イロハも赤ずきんとっても似合ってる!」
 赤いケープを纏った、赤ずきんちゃん風。
 3人で魔法のかかったお菓子の森へと進めば、まるで絵本の中にいるみたで。
 イロハはふたりと楽しく森を歩きながらも、猫さんのお耳をぴこぴこ。
「今日はお揃いの猫耳にとっても嬉しくなっちゃいます」
 だって今、皆で仲良くお揃いの猫さんなのだから。
 そんなイロハの言葉に、ニイヅキも笑んで返して。
「猫耳がお揃いってこと、なかなかないものな。そう言われると僕も嬉しくなる!」
 エリシャと一緒にうきうきと、暫し猫さんの一員になりながらも。
「それにしても夢みたいな森ね」
「これがお菓子の森! 良い匂い!」
 頼まれたおつかいをこなずべく、いざ森の奥へと。
 みんなでお揃いで猫なことも嬉しいし、それにくるりと周囲を改めて見回せば、その甘やかさにわくわくして。
 踊る心のまま、思わずぴょこりとスキップしちゃうイロハのお目当ては。
「バウムクーヘンの切株は是非とも採取したいところです♪」
「ふふ、イロハもうきうきしてる」
 そしてエリシャも一緒に足取り軽やかに、森の奥を目指しながらも。
 折角だから、皆でフォンデュに向けてのお菓子集めを。
 でも、あれもこれも、とても美味しそうで。
「少し食べていいかな……」
 そう紡ぐと同時に、ぐう、と鳴るニイヅキのおなかの虫。
 エリシャも、やっぱり今日もはらぺ娘な彼女にウインクして。
「つまみ食いもおつかいの内よね♪」
 おつかいの醍醐味を味わうべく、手を伸ばしてそっと詰んだお花を口にしてみれば。
 ぱあっとニイヅキの顔にも満開の笑みが咲く。
「この飴美味しい!」
 そんな美味しさ咲く飴玉も頬が落ちそうな味だけれど。
 エリシャは屈んで、とてとて森を散歩している猫さんに聞いてみることに。
 この森の中で、おすすめのお菓子を。
 そして教えてもらったマシュマロの実や等々、いくつか選んで籠に入れて。
 ニイヅキも、親切な猫さんたちに続けて訊ねてみる。
 この心ときめく魔法の森の中で、綺麗な景色が見られる所を。
 だって、この猫さんたちならきっと知ってるはずって、そう思ったから。
 それから、案内してくれると言ってくれたその後についていきながらも。
「猫さんの案内道中は探検みたいですね」
 なんて二人に言いつつも、美味しい絶景の言葉にイロハの心もときめいて。
「あとでチョコフォンデュしましょ。チョコの間欠泉があるっていうし」
 ……チョコファウンテンね! と。
 貰った地図を確認しつつ、冒険の休憩にチョコフォンデュの提案を。
「フォンデュ! バウムクーヘンやフルーツは定番で美味しいよね!」
 ニイヅキもこくりと頷いて、沢山そのための具材を、味見という名の摘まみ食いをしつつ集めていって。
 森の道をご機嫌に尻尾を揺らして歩いていたイロハは瞬間、思わずお耳をぴこりっ。
「あっ、チョコの間欠泉です、こっちのはイチゴかしら? すごいです~」
 ぶしゅっと噴き出たチョコの間欠泉にびっくりしちゃったけれど、すぐに見つけたその瞳を輝かせて。
 それから早速、色々なスイーツをチョコの泉に潜らせてみれば。
「バウムクーヘンチョコがけはケーキみたいな贅沢気分ですねぇ」
 ……フルーツやマシュマロのフォンデュも素敵、って。
 広がる甘やかな幸せに笑み合って、イロハはふたりと一緒に、次々はむりと堪能する。
 そして案内役の猫さんが、ふいにニャーと鳴けば。
 顔を上げた3人の目の前には、虹色わたあめのお花畑が。 
 ニイヅキはそんな綺麗な景色の中、チョコフォンデュをいっぱい味わいながらも。
 ふたりや猫たちに紅茶や珈琲を渡しつつ、やっぱり思う……いっぱいお菓子を食べたいな、って。
 そんな受け取った美味しい紅茶でほっこりひとやすみ、イロハは弾む会話も勿論沢山楽しんで。
「ドライフルーツにチョコつけるのもいいけど、新鮮な果物も持参したのよ」
 ……素敵な景色を眺めつつ猫ちゃんたちと一緒に楽しみましょ、って。
 エリシャが用意したみずみずしいフルーツも、ぱくり。
 森の奥を目指すべく英気を養いながら皆と満喫するのは、お菓子の森での楽しいお茶会。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ティタ・ノシュタリア
【💫💫】

ふむふむ、猫さんでないと入れないんですね
ではでは私も猫耳としっぽをつけて……
そうですね!これでばっちりです!
ふふ、珍しい。猫さんなマシュマローネです
いつものうさぎさんも素敵ですけど猫さんもとってもかわいらしいです!

そう!私紅茶を持ってきたのです!
ノシュタリアの茶葉ですよ!マシュマローネにも私の故郷の味、知ってほしくって!

紅茶を淹れて、香りに心和ませ
マシュマローネの作ってくれたお菓子に目を輝かせて
それではいただきますっ
んんっ、おいしいっ!なめらかですっ!
えへへー。やっぱりお料理上手だなぁ。今度教えてくださいね?

なんて、のんびり美味しいこの幸せな時間に、ゆらゆらとしっぽが揺れるのでした


マシュマローネ・アラモード
【💫💫】

お菓子の森でピクニックと洒落込みましょう!
モワ!森へは猫耳が必要!
(スッと猫耳と尻尾を)
これでどこからどう見ても猫さんですわ!ね、ティタ!(可愛らしく猫さんになったティタとアイコンタクト、これで二人とも猫さんですわ!)

森の中には甘い香りでいっぱい!
菓子の樹皮をタルト生地に、クリームとフルーツを頂戴して、レアチーズケーキに!
UCで、チョコレートや森のスイートを組み合わせてスコーンも作ってお茶会の用意は万全!

ティタの用意してくれたお茶も、とても良い香り……ティタの故郷、ノシュタリアのお茶……とても楽しみですわ!
二人で楽しいお茶会の時間、お菓子の話題や、華やぐ香りのお茶に心を和ませて。



 頼まれたおつかいは勿論のことなのだけれど。
 お目当てのクーベルチュールをとってきてくれれば、それほど急ぎではないというので。
 だったら、折角だから!
「お菓子の森でピクニックと洒落込みましょう!」
 不思議な魔法がかかったお菓子の森で、ピクニックも楽しんじゃいます!
 でも、猫王が気紛れで制定した法律で、誰でも森に入れるわけではないという。
 とはいえ条件さえ満たせばオッケーだと聞いたから。
 マシュマローネ・アラモード(第十二皇女『兎の皇女』・f38748)は早速、まずはその準備を。
「モワ! 森へは猫耳が必要!」
 刹那、スッと猫耳と尻尾を装着すれば――猫さんに早変わり。
 だって、これから向かう魔法のお菓子の森には。
「ふむふむ、猫さんでないと入れないんですね」
 ティタ・ノシュタリア(夢を見る宇宙そら・f38779)の言うように、猫さんだけしか入るのを許可されていないのだ。
 だからティタも、すちゃりと。
「ではでは私も猫耳としっぽをつけて……」
 猫耳と猫尻尾を付けて、猫さんに。
 そんな一緒に可愛らしく猫さんになったティタと、マシュマローネはぱちりアイコンタクト。
「これでどこからどう見ても猫さんですわ! ね、ティタ!」 
「そうですね! これでばっちりです!」
「これで二人とも猫さんですわ!」
 ふたりでこくりと頷きつつも笑み合い、しっかりと猫さんになれば。
 ティタは思わず笑み零してしまう。
「ふふ、珍しい。猫さんなマシュマローネです」
 だって、今日の彼女はうさぎさんではなく猫さん。
「いつものうさぎさんも素敵ですけど猫さんもとってもかわいらしいです!」
 そんな姿が、とっても新鮮で。
 それから問題なく森へと足を踏み入れれば、マシュマローネは漂う甘いいっぱいの香りにわくわく心躍らせながらも。
 きょろりと見回して、自由に食べていいというスイーツを森からお裾分けして貰う。
 菓子の樹皮をタルト生地に、クリームとフルーツ――作るのはそう、レアチーズケーキ!
 さらに、超級料理人の腕のみせどころ。発動させるのは、ウォー・アイ・満漢全席!
 チョコレートや森のスイートを組み合わせ、スコーンも作って。
 これでお茶会のお菓子の用意は万全!
 そしてお茶会にはお菓子と、美味しい飲み物も欠かせないから。
「そう! 私紅茶を持ってきたのです!」
 ティタが持ってきたのは、故郷の紅茶。
「ノシュタリアの茶葉ですよ! マシュマローネにも私の故郷の味、知ってほしくって!」
 それから二人分の紅茶が入れば、ふわりと。
「ティタの用意してくれたお茶も、とても良い香り……」
 漂う香りだけでも、わくわくしちゃうマシュマローネ。
「ティタの故郷、ノシュタリアのお茶……とても楽しみですわ!」
 そしてその特別な一杯はきっと、自分の作ったお菓子にもぴったり合いそうで。
 ティタも紅茶を淹れて、香りに心和ませた後、向けた目をキラキラ。
 マシュマローネの作ってくれた、美味しそうなお菓子たちに。
 ということで、準備が整えば早速。
「それではいただきますっ」
 お菓子と紅茶で楽しむ、お茶会の時間。
 そしてぱくりとチーズケーキを口にしてみれば。
「んんっ、おいしいっ!なめらかですっ! えへへー。やっぱりお料理上手だなぁ。今度教えてくださいね?」
「モワ! ティタの故郷の味も、とっても美味しいですわ!」
 香り高く美味なノシュタリアの紅茶をマシュマローネも味わって。
 のんびり美味しいこの幸せな時間に、思わずゆらゆら。ご機嫌に揺れるのはティタの尻尾。
 そしてお茶とお菓子と、勿論、会話もいっぱい楽しむお茶会に。
 そんな、甘やかで猫さんなひとときに、マシュマローネもほわほわと心和ませる。
 ふたりで楽しいお茶会の時間――お菓子の話題や、華やぐ香りのお茶に。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ティーシャ・アノーヴン
【銀妖花】

今回は猫・・・っぽくなるのですね?
承知しました、猫の耳と・・・尻尾はどこに?お尻のところでしょうか?
尻尾を出すとスカートが捲れませんか?大丈夫でしょうか?

私、森を出てからチョコレートと言うものを知りましたので、どうやって作られているのか知らなかったのですよね。
こういうことなんですね、なるほどなーですわね。
・・・え、違うんですか?

ともあれ、美味しいものを頂けると言うことでしたら、やってみる価値はありますね!
全部お菓子なんですね・・・キノコとタケノコもありますね。
・・・どうしてかしら、どちらを選ぶかで、場合によっては風花さんと争いになってしまう気が、します?
・・・聞かないでおきましょう。


七霞・風花
【銀妖花】

兎だったり猫だったりよく何かに変身してますね、私たち……
あ、あ、尻尾はその、つけるとしてももう少しスカートに気を付けて。
そう言いながらティーシャさんの後ろを守るようにふわりと飛んで。

一般的なチョコレートは違います、けど。
色んな世界があるので、色んな作り方があるというか、ここは特殊というか。
でも口に入って美味しければそれはそれで……とも思います。
ええ、美味しければ大体いいのです。
製法は秘伝、そういう事ですよティーシャさん。

キノコと、タケノコ……
危険ですティーシャさん、仰るとおりうっかり争いに発展しかねません。
でも……でも気になるから、あとでふたりの時に、こっそり教えてくれますか?



 これまでもこういうようなことはあったけれど、猟兵としてのお仕事で。
 今回も、頼まれたおつかいをこなすために必要不可欠なのだというから。
「兎だったり猫だったりよく何かに変身してますね、私たち……」
「今回は猫……っぽくなるのですね?」
 七霞・風花(小さきモノ・f13801)とティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)が今日変身するのはそう、猫です。
 むしろもう、手慣れたもの……??
 承知しました、と特に抵抗もなくティーシャは頷いて、早速まずは猫のお耳をつけてから。
 次に、猫の尻尾も……なのだけれど。
 もふもふ尻尾を手に、ふと首をこてりと傾ける。
「猫の耳と……尻尾はどこに? お尻のところでしょうか?」
 それからとりあえず、何となくな場所に尻尾もつけてみたティーシャだけれど。
 そんな彼女へと視線を向ければ、思わず瞳を見開いて。
「尻尾を出すとスカートが捲れませんか? 大丈夫でしょうか?」
「あ、あ、尻尾はその、つけるとしてももう少しスカートに気を付けて」
 そう言いながらも、ティーシャの後ろを守るように、ふわりと飛ぶ風花。
 それから猫になって、お菓子の森の中へ入る許可もさくっと降りれば。
「私、森を出てからチョコレートと言うものを知りましたので、どうやって作られているのか知らなかったのですよね」
 ティーシャはきょろりとそう言いつつ瞳を巡らせてから。
 こう、頷きながらも続けるのだった
「こういうことなんですね、なるほどなーですわね」
 そんな言葉に、風花は再び瞳を瞬かせてから。そっと教えてあげる。
「一般的なチョコレートは違います、けど。色んな世界があるので、色んな作り方があるというか、ここは特殊というか」
「……え、違うんですか?」
 そして目をぱちりとさせてきょとりと自分を見るティーシャへと紡ぐ。
「でも口に入って美味しければそれはそれで……とも思います」
 ――ええ、美味しければ大体いいのです、って。
「製法は秘伝、そういう事ですよティーシャさん」
 ティーシャは風花の言葉に、なるほどなーですわ、なんてもう一度言いつつも。
「ともあれ、美味しいものを頂けると言うことでしたら、やってみる価値はありますね!」
 気を取り直し改めて、自由に食べていいのだという森のお菓子たちへと視線を移してみて。
 ふと、チョコレートの木の下に生えているそれらを見つける。
「全部お菓子なんですね……キノコとタケノコもありますね」
「キノコと、タケノコ……」
 風花はそんな声に、思わずそう復唱しながらも。
「……どうしてかしら、どちらを選ぶかで、場合によっては風花さんと争いになってしまう気が、します?」
「危険ですティーシャさん、仰るとおりうっかり争いに発展しかねません」
 大きく再度首を捻るティーシャへと、風花はそう告げる。
 キノコとタケノコ、だってそれは、結論の出ない危険な争いを生みかねない、気がするから。
 それに、ティーシャも同意する……聞かないでおきましょう、と。
 とはいえ、争うつもりは微塵もないのだけれど。
「でも……でも気になるから」
 その好奇心にはやっぱり勝てそうにないから。風花はティーシャと、こんな密約を。
 ――あとでふたりの時に、こっそり教えてくれますか? って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

樹神・櫻沙
山立さん(f37635)と

…魔法のチョコレートを取りに行くために…猫に、なる……
暫し悩みつつも、髪色と合わせた長毛の耳を装着
着物であれば尻尾は見えなくても大丈夫だろうと判断
え、山立さんも似合ってらしゃると思うのですが…

…わぁ…
お菓子の森に見惚れ、目を見開いたまま暫し固まり
すごい、こんなに沢山のお菓子で綺麗で…
…覚えていられるでしょうか、いつか何かの形にするために、沢山見ておかなければ…
お菓子の実を採取する姿を一寸だけ羨ましそうに見つつひとつだけ、と花の飴細工を手に取って
持ち帰れるなら、色々欲しいのですけれど…
花弁を一つ取って口に入れて美味しい、と笑みを浮かべて
…はい、パーティーが楽しみです


山立・亨次
樹神(f26681)と

付き合って貰って悪いな
助かる

(髪と同色の付け耳と尻尾装着しつつ)
じゃあ、行くか
……しかしお前は兎も角、俺には死ぬほど似合ってねぇんだろうな、これ
(恥ずかしがっているわけではなく、淡々と)
(因みに自分より15cm以上小さい相手は庇護的な意味で可愛いもの判定)
……そうか?(首傾げ)
ま、入れるならいいか

……圧巻だな
これ全部、菓子で出来てんのか
そう言えばお前、文豪だって言ってたか

(幾つかお菓子の実を採取しつつ、飴細工の花だけ摘んだ姿を見)
真面目だな
揶揄ってるわけじゃない、褒めてる
ここの菓子も色々と気にはなるが
楽しみはパーティーまで取っとくか
(珍しく、それと解らぬほど微かに微笑み)



 話に聞いた、今回の猟兵としての任務。
 いや、おつかい……と言った方が、しっくりくるかもしれないけれど。
 ふとその内容を思い返し、真剣な面持ちで呟きを落とすのは、樹神・櫻沙(Fiori di ciliegio caduti・f26681)。
 それから暫し悩みつつも、すちゃり。
 頭の上に装着したのは、髪色と合わせた長毛の猫さんのお耳。
 それから、もふもふ尻尾はどうするべきかと、また真面目に悩むけれど。
 尻尾はつけないでも大丈夫だろうと判断する。着物であれば見えなくても不自然ではなさそうだから。
 そんな連れの姿を見遣りつつも。
「付き合って貰って悪いな。助かる」
 山立・亨次(人間の猟理師・f37635)はそう礼を告げてから。
 同じように、髪と同色の猫の付け耳と尻尾を装着しつつも。
 ……じゃあ、行くか。
 準備ができれば、端的で淡々ながらもそう櫻沙へと声を掛けて歩き出す亨次であるが。
 改めて、ちらりと隣を歩く猫耳な彼女へと視線を向ければ、やはり淡々と紡ぐ。
「……しかしお前は兎も角、俺には死ぬほど似合ってねぇんだろうな、これ」
 恥ずかしいとか照れというわけではなくて。
 普通に思ったことを、そのまま口にしただけなのだけれど。
「え、山立さんも似合ってらしゃると思うのですが……」
 意外そうに首を傾けつつ返って来るのは、自分を見上げる視線と言の葉。
 そしてそう言われるとは思っていなかった亨次は。
「……そうか?」
 改めて櫻沙の姿を見ながらも、首を傾げる。
 亨次にとって、自分より15cm以上小さい相手は庇護的な意味で可愛いもの判定で。
 そんな彼女は猫耳が似合っていても頷けるが、やはり自分が似合っているとは思えないから。
 とはいえ、似合っているかどうかという問題は、彼には二の次。
 猫しか入れないという、魔法のお菓子の森へと難なく通され足を踏み入れつつも、深く考えずに思うのだった。
 ……ま、入れるならいいか、と。
 そして甘やかな香り漂う森を、くるりと見回して。
「……わぁ……」
 そう感嘆の声を落としてお菓子の森に見惚れ、目を見開いたまま暫し固まる櫻沙。
「すごい、こんなに沢山のお菓子で綺麗で……」
「……圧巻だな。これ全部、菓子で出来てんのか」
 亨次も、森に掛けられたお菓子の魔法にそう紡ぐけれど。
 じいと真剣に、櫻沙はお菓子の森の様子を見つめる。
「……覚えていられるでしょうか、いつか何かの形にするために、沢山見ておかなければ……」
 亨次は幾つかお菓子の実を採取しつつも、聞こえた彼女の声にふと思い返す。
「そう言えばお前、文豪だって言ってたか」
 創作に使えそうなこの光景を懸命に見ている、その様子に。
 でもやっぱり、櫻沙も食べる事は好きだから。
 お菓子の実を採取する姿を一寸だけ羨ましそうに見つつもー―ひとつだけ、と。
 そうっと手を伸ばすのは、煌めき纏う甘やかな飴細工の花。
 そして、その姿を見て。
「真面目だな」
「持ち帰れるなら、色々欲しいのですけれど……」
 そう返す彼女へと紡ぐ亨次。揶揄ってるわけじゃない、褒めてる、と。
 それから櫻沙は、甘やかな花弁をひとつ取って口に入れれば、ふわりと笑み咲かせる。
 ――美味しい、って。
 亨次は微笑みを返した、気がする。
 珍しく、それと解らぬほど微かに。
「ここの菓子も色々と気にはなるが、楽しみはパーティーまで取っとくか」
 そして亨次の言の葉に、櫻沙はふわり笑み返して頷く。
「……はい、パーティーが楽しみです」
 口に運んだひとひらは、とても美味しくて。
 きっとこの森の甘味たちで作るパーティーのお菓子は美味しいに違いないって、そう思うから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

佐那・千之助
クロト(f00472)、
私も猫耳を?むむ。むう。…すちゃっ。
クロト(猫耳装備)が励ましてくれてできぬことなどこの世になかった
そなたの猫耳は自前かというくらい馴染んで可憐を極めた佇まいにうっとり…
この国にいるのが猫の王。私の隣にいるのが猫の姫。

是非ゆっくりしよう、森にねこがたくさん居ることじゃし
足をとめて、膝を付いて、猫を迎えて…ああ~ふかふか夢心地
いかん、このまま住んでしまう
帰ったらクロトをふかふかするとして―

木の中に人がいて作業しているのでは(まじまじ
苺!良いのう、どちらが早く見つけるか競争じゃよ
あ、紅茶のクッキー…クロトが好きかの?
あれも、これも、と目移りするのは彼に食べてほしいものばかり


クロト・ラトキエ
千之助(f00454)も、
ほらほら。ネコみみ、すちゃっと!
ねこねこだらけ。
でも、一番かぁわい〜い、ですよ。自信を持って…!
僕は今更と言いますか…
これが、慣れ…(遠い目)(真の姿練習(?)失敗の余波(??)
何で姫…
まぁ、君の、なら吝かではないですが。

奥へ向かわなければ…なのですけど。
折角の二人で散策、満喫したい気持ちもあって。
…ゆっくり、しちゃいます?
彼に聞いてみたりもして。

加工物が木に生るとは、何とも不可思議――
だとか、以前なら感想だけだったでしょうが。
苺のドライフルーツもあるのでは?
なぁんて、言えるくらいには楽しんでいたりもして。
競争?それは負けられませんね。
…だって、僕が喜ばせたいですもん



 これは依頼。れっきとした猟兵のお仕事。
 そしてその任務を完遂させるためには、変身しないといけないのだ。
「ほらほら。ネコみみ、すちゃっと!」
「私も猫耳を? むむ。むう」
 そう……これから向かうお菓子の森に入る事が許されている、猫さんに!
 いや、猫耳をつけるとなると、少々恥ずかしかったりしてしまうこともあるのだけれど。
 ……すちゃっ。
 佐那・千之助(火輪・f00454)はすぐに、猫耳を装着して。
「ねこねこだらけ。でも、一番かぁわい〜い、ですよ。自信を持って……!」
 そう告げるクロト・ラトキエ(TTX・f00472)をガン見しながらも思うのだった。
 ――クロトが励ましてくれてできぬことなどこの世になかった、と。
 そう、何せ猫耳を装備しているクロトに言われれば。
 それから改めて、穴が開きそうなほどに見つめる。
「そなたの猫耳は自前かというくらい馴染んで可憐を極めた佇まいにうっとり……」
 息継ぎを忘れるほど猫さんクロトを堪能しながら。
 そして当のクロトは、彼の言葉に遠い目をして。
「僕は今更と言いますか……」
 ……真の姿の練習か、失敗の余波か。
「これが、慣れ……」
 そう苦笑しつつぽつりと呟きを落とすも。
 千之助は大きくひとつこくりと頷いて紡ぐ。
「この国にいるのが猫の王。私の隣にいるのが猫の姫」
「何で姫……」
 けれど、ちらりとクロトは自分を見つめている彼に視線を向けてから。
 こうも続ける……まぁ、君の、なら吝かではないですが、と。
 それからふたり揃って猫になったのだから、猫しか入れない魔法のお菓子の森へと足を踏み入れることを許可されて。
(「奥へ向かわなければ……なのですけど」)
 森の最奥へといかなければいけないことは勿論、心得ているのだけれど。
 隣を歩く彼にもクロトは聞いてみる。
「……ゆっくり、しちゃいます?」
 依頼という名のおつかいは、特に急を要することではないということだし。
 何より――折角の二人で散策、満喫したい気持ちもあって。
 そしてそう訊ねられれば、すぐに。
「是非ゆっくりしよう、森にねこがたくさん居ることじゃし」
 千之助は力強くこくりと頷いて同意し、その足をとめて。
 膝を付いて、お散歩中の猫さんを迎えれば。
「……ああ~ふかふか夢心地」
 けれど、猫さんをもふもふしながらも、ハッと我に返って。
「いかん、このまま住んでしまう」
 うっかり永住してしまいそうになるも。
 もふもふ永住を思いとどまる、何よりの心の支えにする。
(「帰ったらクロトをふかふかするとして――」)
 向けられている視線に、そんな想いがあるのは知ってか知らずか。
「加工物が木に生るとは、何とも不可思議――」
「木の中に人がいて作業しているのでは」
 クロトは、そうまじまじとチョコの木を見つめている千之助へと瞳を細めながらも続ける。
(「だとか、以前なら感想だけだったでしょうが」)
「苺のドライフルーツもあるのでは?」
 なぁんて、言えるくらいには楽しんでいたりもして。
「苺! 良いのう、どちらが早く見つけるか競争じゃよ」
「競争? それは負けられませんね」
 ふたりはそれぞれ、苺を探すべく――よーいどん。
「あ、紅茶のクッキー…クロトが好きかの?」
 あれも、これも、と目移りするのは彼に食べてほしいものばかりで。
 クロトも真剣に、彼との勝負に決して勿論手を抜かず臨む。
(「……だって、僕が喜ばせたいですもん」)
 そう――これはお互い相手を喜ばせたい、負けられない勝負だから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
義理の兄で婚約者である瞬兄さん(f06558)と参加

美味しいデザートを出すのは素材が必要ですよね。お任せください!!(張り切って虎縞の猫耳をつける)

ああ、お菓子の森!!ここに楽園があった!!兄さんも甘いもの大好きですし、一緒に食べましょう!!お菓子の木からマシュマロやマカロンをいただいて、切り株のキノコとタケノコもいただきながらもふもふなお友達に手伝ってもらいながら依頼のチョコレートを回収。

わたあめや飴細工の花畑に座ってお弁当です!!ああ、幸せだなあ。兄さんも楽しんでますね。幾つでも食べれそうです。(瞬と寄り添って満面の笑顔)このお菓子の森、絶対守らねばですね。


神城・瞬
義妹で婚約者である奏(f03210)と参加

ご依頼、承りました。持たせていただいたピクニックバスケットと瓶を持って、と。後これも忘れてはいけませんよね。(白猫の付け耳そ装着)

ええ、奏程に表に出しませんが、甘党の僕にとってもこのお菓子の森は楽園ですよ。奏がうっかり転倒しないよう注意しつつ、お菓子の木からマシュマロやマカロン、グミを食べます。ああ、精霊顕現で妖精達を召喚して遊ばせましょう。

バウムクーヘンの切り株も頂いてから、チョコレートを回収。わたあめや飴細工の花畑で奏とお弁当。はい、美味しいです。

この世界ならではの楽園。ええ、守り抜きたいですね。(奏と寄り添う)



 やってきたのは、アルダワ世界の猫の国。
 この世界でも、今の時期はバレンタインで盛りあがっていて。
 猫たちが住む街も甘い香りに包まれている。
 そんな中、大人気だというパティスリーで。
「ご依頼、承りました」
 持たせてくれたピクニックバスケットと魔法のチョコを回収するべく瓶もちゃんと持って。
 神城・瞬(清光の月・f06558)は、猫の手も借りたいほど忙しくて困っているという、ねこねこショコラティエの手伝いをするべく。
「美味しいデザートを出すのは素材が必要ですよね。お任せください!!」
 真宮・奏(絢爛の星・f03210)もそう告げつつ、気合は勿論十分。
 ニャンピエールのかわりに、お菓子の森にクーベルチュールチョコを取りに行ってあげることに。
 でも、そんな魔法のチョコがあるという森に入るには条件があるから。
「後これも忘れてはいけませんよね」
 瞬はきっちり、白猫の付け耳を装着。
 奏も美味しそうな匂い漂う中、張り切ってちょこんと虎縞の猫耳をつければ。
 ふたりとも、立派な猫さんです!
 それから改めてお菓子の森に足を踏み入れれば、奏の瞳はやはりキラキラ。
「ああ、お菓子の森!! ここに楽園があった!! 兄さんも甘いもの大好きですし、一緒に食べましょう!!」 
 これでもかとたくさん食べたいし甘い物も好きな奏にとって、まさにここは楽園。
 そううきうきしている奏に、瞬も頷いて返して。
「ええ、奏程に表に出しませんが、甘党の僕にとってもこのお菓子の森は楽園ですよ」
 お菓子の木からマシュマロやマカロンを手にして、切り株のキノコとタケノコもいただきながらも。
 森をお散歩中のふもふなお友達に奏では手伝ってもらいながらも、抜かりなくニャンピエールの欲しがっていたチョコレートも回収して。
 奏がうっかり転倒しないよう注意しつつ、瞬もお菓子の木からマシュマロやマカロンやグミなどを、はむり。
 それから、折角なのでと瞬は森へと解き放つ。
「ああ、精霊顕現で妖精達を召喚して遊ばせましょう」
 やはりお菓子にうきうきわくわくしている妖精達も。
 いや、この森は全部がお菓子でできているのだから、それだけに勿論とどまらず。
 瞬はバウムクーヘンの切り株も口にしてから、奏と一緒にチョコレートも回収。
 そして、甘いお花を眺めながらも。
「わたあめや飴細工の花畑に座ってお弁当です!」
 奏は目一杯、瞬とお菓子の森を堪能しつつも紡ぐ。
「ああ、幸せだなあ。兄さんも楽しんでますね。幾つでも食べれそうです」
 いや、それはきっと、瞬だって同じ。
「このお菓子の森、絶対守らねばですね」
「この世界ならではの楽園。ええ、守り抜きたいですね」
 甘やかな香りが漂う中、ふたり寄り添いながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳴上・冬季
「私は元々自前の狐耳と尾があるのですが。…ふむ」
「これでも一応種の誇りの持ち合わせもあるので、強弁しましょうか」
人化の術を弱めて妖狐の狐耳だけ出し猫耳と強弁

「妖狐が猫の軍門に降るなどあってはならないことですが。甘味のために欺いたのであれば、ぎりぎり師もお目こぼしくださるでしょう」
その分師に極上の甘味を献上しようと必死
麗しい造形の甘味
目を惹く造形の甘味は必ず一口味見
これなら師を満足させられると思った甘味はとりつくす勢いで壺中天に回収
目的物に辿り着いたらささっと大鍋一杯分回収
風火輪で一直線に戻って提出後スイーツパーティーへ
全種試して特に味と見た目が気に入った物を10人前購入できないか交渉する



 依頼を受けて足を運んだ今回の案件は、まさにうってつけ。
 甘いものがとても半端なく好きな、鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)にとって。
 けれど、お菓子の森に入る事をゆるされているのは、猫だけであるというので。
「私は元々自前の狐耳と尾があるのですが。ふむ」
 そう小さく首を傾けるも、ぴょこり。
「これでも一応種の誇りの持ち合わせもあるので、強弁しましょうか」
 人化の術を弱め、妖狐の狐耳だけ出して。
 猫耳と強弁をもって、己は猫であると主張することに。
 だが、いつも以上に冬季の様子は必死。
「妖狐が猫の軍門に降るなどあってはならないことですが。甘味のために欺いたのであれば、ぎりぎり師もお目こぼしくださるでしょう」
 その分師に極上の甘味を献上するために。
 それにふさわしいのは、極上の甘さや味もだけれど。
 目の前には、麗しい造形の甘味たち。
 そして目を惹く造形の甘味があれば、必ず一口味見して。
「これなら師を満足させられるでしょう」
 そう思った甘味は、とりつくす勢いで壺中天へと回収していく。
 それに勿論、請け負った依頼も忘れていないから。
 森の最奥、目的物に辿り着いたら、魔法のクーベルチュールをささっと大鍋一杯分回収して。
 ある程度集まれば風火輪で一直線に街へ戻って、回収したチョコを手渡した後、スイーツパーティーへと早速赴くつもり。
 そして冬季は、こう交渉してみるつもり。
 全種試して特に味と見た目が気に入った物を、やはりいつものように10人前購入できないかを。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜鳥・藍
まぁまぁお菓子の森!さすがアルダワですね。
髪色と近い白猫さんの猫耳を付けて挑みましょう。

水筒には紅茶を。甘いお菓子の森なら飲み物はすっきりとした方が良いでしょうし。
白虎さんを呼び出してお手伝いを頼みます(呼び出しできないようであればできなかったでOKです)
白虎さん同じネコ科ですし!一人より二人の方が楽しいと思いますし!!(白銀は甘い香りが苦手なようなので留守番。白虎さんは大丈夫だそうです)
道中はすこしお行儀が悪いですがいろんなお菓子をつまみながら進みましょう。食べすぎたらサンドイッチが入らなくなってしまいますからそこは注意して。
お菓子だけでなくドライフルーツもあるのが嬉しいですね。



 赴く先が、幻想的な魔法がかかった森と聞けば、やはり納得してしまうし。
「まぁまぁお菓子の森! さすがアルダワですね」
 夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)は宙色の瞳をキラキラ輝かせながらも、導かれたこの地・アルダワ世界に降り立って。
 早速、猟兵のお仕事という名のおつかいに行くべく、魅惑のお菓子の森へと向かわんとするけれど。
 でもその前に、今回は準備が必要なのだという。
 猫王が気紛れに決めた法律で、その森は猫以外は立ち入れないと聞いたから。
 藍は、髪色と近い白猫さんの猫耳をすちゃっと付けて、猫さんに。
 お菓子の森へと、いざ挑みます!
 そんな魔法がかかった森は、聞いていた通り、甘い物でいっぱい。
 だから、藍が水筒にいれてもらった飲み物は、紅茶をチョイス。
(「甘いお菓子の森なら飲み物はすっきりとした方が良いでしょうし」)
 そして目的地の森の奥へと向かいながらも呼び出すのは、白虎さん。
 お手伝いを頼みたいというのも、そうなのだけれど。
「白虎さん同じネコ科ですし! 一人より二人の方が楽しいと思いますし!!」
 ひとりより、ひとりと1匹だともっと楽しめるのではないかと思うし。
 それに白銀は、甘い香りが苦手なようなので今回は留守番なのである。
 ということで、今日は大丈夫な白虎さんと一緒に、藍は楽しむ。
 道中はすこしお行儀が悪いとは思うのだけれど、でも、いろんなお菓子をつまみながら進んで。
 つい食べすぎたらサンドイッチが入らなくなってしまうから、そこは注意しつつも。
 藍はそっと宙色を巡らせ、見つけたそれにも手を伸ばす。
「お菓子だけでなくドライフルーツもあるのが嬉しいですね」
 てしてししてくる白虎にも勿論、分けてあげながらも。
 甘いものをより沢山食べるための箸休めにもなる、爽やかなドライフルーツたちを。

大成功 🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
困ってる猫さんがいる…
それだけでもう、僕達が動く理由に、なるよ
え、食べ放題の…お菓子の森?
よし行こうすぐ行こうくろ丸走れ

…これだけは、覚悟がいるけど…(猫耳猫尻尾見つめ
……(きょろきょろ)(近くに知り合いが居ない事を確かめ装着)
くろ丸は、尾を黒包帯で巻いて猫っぽくして
いい?何を言われても「にゃー」って答えるんだよ

わぁ…これは…天国…
この枝もチョコだし(もぐ)きのこたけのこ…派閥の事は今は忘れよう美味しい(もぐ
クッキーも綺麗で美味しいしバウムクーヘンも外せない泉のチョコ付けたら絶対美味しい(もぐもぐ
あ、くろ丸、チョコは気を付けて(にゃーと答え嬉しそうに食べ回るくろ丸

クーベルチュール、神々しいね…



 降り立ったその地は、アルダワ世界の猫の国。
 猫の国、というだけでも、ただでさえ心躍ってしまうのだが。
 青和・イチ(藍色夜灯・f05526)は気合十分、足を運ぶ。
「困ってる猫さんがいる……それだけでもう、僕達が動く理由に、なるよ」
 猟兵達にお願いがるという、ねこねこショコラティエの元へと。
 そしてその困っている猫さん・ニャンピエールは、忙しい自分のかわりに。
 魔法のかかったお菓子食べ放題の森のクーベルチュールチョコをとってきてほしいと、そうお願いしてきたのだが。
 それを聞いて、眼鏡の奥の瞳を思わず見開いてしまうイチ。
 だって今の、聞きました??
「え、食べ放題の……お菓子の森?」
 ……よし行こうすぐ行こうくろ丸走れ。
 見目はちょっぴり強面けれど乙女なくろ丸も、もふっと尻尾をふりふりして。
 いざ一緒に、森へと速攻でダッシュ! しようとしたけれど。
 その前に、越えなければならない試練が待っているのだ。
 お菓子に猫にと、心躍るものばかりだけれど、でも。
「……これだけは、覚悟がいるけど……」
 そう見遣る手に握られているのは、猫さんになるグッズ。
 何せ、お菓子の森には、猫さんしか入れないというから。
 イチもくろ丸も、今のままでは森へと入る事すら許されないのだ。
 それからイチは、もふもふな猫耳猫尻尾見つめてから。
「…………」
 ちょっぴり挙動不審に、きょろきょろ。
 それから、近くに知り合いが多分居ない事を確かめれば――すちゃっ。
 意を決し、猫さんになりました!
 そしてくろ丸にも、尾を黒包帯で巻いて猫っぽくしてあげて。
 目線に屈んで、しっかりとイチは言って聞かせておく。
「いい? 何を言われても「にゃー」って答えるんだよ」
 そんな主の声にこたえるように、くろ丸はお耳をぴこぴこ――わぅ、にゃー。
 ちょっぴりだけ犬感を垣間見せるも、きちんと、にゃーと猫さんになれたから。
「わぁ……これは……天国……」 
 今度こそダッシュで向かったお菓子の森に、キラキラした瞳を巡らせつつも。
「この枝もチョコだし」
 もぐ。
「きのこたけのこ……派閥の事は今は忘れよう美味しい」
 もぐもぐ。
「クッキーも綺麗で美味しいしバウムクーヘンも外せない泉のチョコ付けたら絶対美味しい」
 もぐもぐもぐ。
 ええ――まさに天国です!
「あ、くろ丸、チョコは気を付けて」
 それから一緒に夢中ではむはむ食べているくろ丸に、そう声を掛ければ。
 猫さん風の尻尾をふりふり、嬉しそうに、にゃー。もう猫さんでしかないです、ええ。
 それから色々といっぱい存分にもぐもぐ食べまくった先、森の最奥へと辿り着けば。
 猫王の献上品に使われるのだという目的のクーベルチュールチョコを集めつつ、欠片をちょこっとだけ、はむり。
「クーベルチュール、神々しいね……」
 口に広がる上質な甘さに感嘆の溜息を漏らしながらも。勿論もぐもぐ、堪能します!

大成功 🔵​🔵​🔵​

キール・グラナドロップ
黒うさぎさん(f28253)と!

お菓子の森……全部がお菓子でできてるの?
すごーい!
クーベルチュールチョコレートってどんなのなんだろう。猫さんにちゃんと聞いてから行くよ(楽しみすぎて人見知りが消えてる妖精)
猫耳つけていきたいけど……ボクサイズの、あるかなぁ?

クーベルチュールチョコレートのこと考えてたら、頭の中で影くんが「つまみ食いとかしない方がいいと思うぞ」って釘さしてきた……わ、分かってるよーぅ……黒うさぎさんも見張ってなくても大丈夫だよぅ……

……でも、それ以外ならいいよね!
黒うさぎさんの食べてたグミも綺麗で美味しそうだし……見て!チョコレートがたくさん吹き出してる!!!(チョコ大好き)

あ、なるほど……飲むとかじゃなくて、なにかつけて食べるんだね……ならボク、マシュマロつけてたーべよっと!

影くんにもくれるの? ありがとー!
影(脳内)「いや「俺」は別に食べ物は」
後で渡しとくね!
影「聞けよ」


ザクロ・シャハブ
キー(f14289)といく
猫耳はウサ耳の前つける
キメラ?俺は猫だ

「クーベルチュールを食べるのは我慢だ。我慢しないとチョコパーティーできない。」
食べてないかキーを見ながらグミの実を一口
「…うまい。うん、クーベル以外なら食べ放題だ。」
そういえばキーってどれだけ食べるんだろう…?

「間欠泉に行くならビスケットとか用意しないとな…人参にチョコは合うだろうか?」
マシュマロやクッキーを拝借して向かおう
「これはすさまじいな。」
キーが間欠泉に飛ばされないように警戒しながらチョコレートの間欠泉にクッキーとかを突っ込みながら楽しむ
「キー。これうまい。影の分もある。」

キーの友達の影と話してるのか?
…「う、嬉しくなんてないんだからね!」か「わぁい!」って言ってるんすかね

「楽しいな」
少し微笑んでるかもしれない



 甘い香りが漂う魔法の世界で、猫の手も借りたいほど困っているというのは、ねこねこショコラティエ。
 そんな猫の国のお菓子職人・ニャンピエールが、自分のかわりにおつかいに行って欲しいと。
 そう自分達猟兵にお願いした行き先は。
「お菓子の森……全部がお菓子でできてるの?」
 ……すごーい! って。
 キール・グラナドロップ(影に縋る者・f14289)もわくわく声を上げちゃうような――そう、お菓子の森!
 生えている木々も、色とりどりに咲く花たちも、湧き出る泉も……全部美味しく食べられるという魔法のかかった森。
 そして、ニャンピエールから頼まれたおつかいの内容はというと。
 事前に聞いている話を思い返したキールは、ふと首を傾げてきょとり。
「クーベルチュールチョコレートってどんなのなんだろう」
 お菓子の森の奥にある、極上のクーベルチュールチョコレートをとってきて欲しいというものであった。
 でも、そのクーベルチュールとやらがどんなチョコレートなのか分からないから。
 思わず羽もぱたぱた、うきうき逸る気持ちのまま。けれどちゃんと森へと向かう前に、ニャンピエールに改めて訊いてみるキール。
 そしてニャンピエールの話では、そのままでも十分美味しいけれど、お菓子作りに使うのに最適なチョコレートらしく。
 艶やかでぱりっとしたこのチョコを使ったスイーツの仕上がりは、猫王への献上品としても相応しいものになるのだという。
 そんなクーベルチュールチョコレートは森の奥にある崖の下にごろりと沢山転がっていて、ミルクにホワイトにダーク、色々な味があるというので。
 それを、持ち帰ることができる量でいいから調達してきて欲しいということだ。
 いや……本来ならば、影くん以外の相手とお話するのはちょっぴりこわくてドキドキしてしまうキールだけれど。
 お菓子の森が楽しみ過ぎて、すっかり人見知りが消えているのであった。
 けれど、夢のようなお菓子の森には、誰もが入れるわけではないのだという。
 だからザクロ・シャハブ(懐中兎計・f28253)は至って真面目に、すちゃりと満を持して装着する。
 ぴょこりと長い自前のウサ耳の前に……ぴこりと、猫耳を。
「キメラ? 俺は猫だ」
 ええ、今日のザクロは猫さんなのです!
 お菓子の森に入れるのは、猫王のゆるふわ法律により、猫さんのみだというのだから。
 そして無表情ながらも猫さんに変身を遂げたザクロを見遣りながらも。
「猫耳つけていきたいけど……ボクサイズの、あるかなぁ?」
 キールはそうくるりと視線を巡らせるけれど。
 なんていったってニャンピエールは手先が器用な職人、妖精さん用の猫耳もばっちりあります!
 ということで、キャッキャとキールも猫耳を借りてつければ、どこからどうみても猫さん。
 それから、ニャンピエールから色々なものが入ったバスケットを受け取れば。
 いざ準備も万端、お菓子の森へ!
 早速、るんるんと甘い香りが漂う森へと足を踏み入れ、奥を目指して進むキールだけれど。
 歩きながらも考えるのはやはり、先程ニャンピエールから話を聞いた、極上のクーベルチュールチョコレートのこと。
 猫王への献上品に使われるくらいだから、それはきっと特別美味しいに違いないし。
 どんな味がするんだろう、なんて、わくわくそわりと思っていれば。
「つまみ食いとかしない方がいいと思うぞ」
 頭の中でそう釘をさしてきたのは、影くん。
 いや、それは影くんだけではなくて。
「……わ、分かってるよーぅ」
「クーベルチュールを食べるのは我慢だ。我慢しないとチョコパーティーできない」
「……黒うさぎさんも見張ってなくても大丈夫だよぅ……」
 影くんの言葉に瞳を瞬かせるキールへと、ザクロも念を押しておくけれど。
 そんな、おつかいに頼まれたクーベルチュールチョコレートを口に運ばないかどうかと、何気に自分を見ている彼にちらりと視線を返した後。
 改めてキールはきょろりと周囲を見回し、気を取り直して、やっぱり瞳をキラキラ。
「……でも、それ以外ならいいよね!」
 だってお菓子の森にあるのは、クーベルチュールチョコレートだけではないのだから。
 製菓用ではないチョコレート菓子は勿論、クッキーにビスケット、バウムクーヘン、お煎餅等々……甘い物は勿論、甘くないお菓子まで沢山。
 そして、再び目の前のお菓子たちにわくわくしている隣の姿を引き続き見つつ。
(「そういえばキーってどれだけ食べるんだろう……?」)
 ザクロはふとそう疑問に思いながらも、手にとってみたグミの実を一口、はむり。
 それから先程のキールの言葉に、こくりと頷いて返す。
「……うまい。うん、クーベル以外なら食べ放題だ」
 そんなザクロがもぐもぐ食べているグミも、綺麗で美味しそうだし……と。
 何から食べようか、さらに視線を巡らせていたキールだけれど。
 ――ぷしゅー。
 ふいに聞こえた音につられ、目を向けてみれば。
「……見て! チョコレートがたくさん吹き出してる!!!」
 見つけたチョコの間欠泉に、大興奮!
 だって、キールはチョコレートが大好き。
 だからクーベルチュールもとても気になるし、色々な味のチョコレートが噴き出す間欠泉にも大喜びで。
 早速うきうき、チョコレートの泉の元へと向かおうとするけれど。
「間欠泉に行くならビスケットとか用意しないとな……人参にチョコは合うだろうか?」
 ザクロはそう首を傾けながらも、木に生っているマシュマロやクッキーをいくつか摘んでみる。
 大好きな人参は野菜だから、このお菓子の森にはないみたいだけれど……でもニャンピエールに帰ってから言えば、人参とチョコのコラボスイーツを作ってくれるかも。
 そしてチョコを纏わせるお菓子を色々集め始めたザクロを見て、キールも一旦止まって。
「あ、なるほど……飲むとかじゃなくて、なにかつけて食べるんだね……ならボク、マシュマロつけてたーべよっと!」
 小さめのふわふわマシュマロを、んしょんしょっといくつか収穫すれば……準備も万端!
 ぷしゅーっと噴き出し、とろとろ溢れだしているチョコレートへと歩み寄って。
「これはすさまじいな」
 ザクロは、キールが噴き出す間欠泉に飛ばされないように警戒しながらも。
 まずはくるり、手にしたクッキーをチョコレートの間欠泉に潜らせてみて――はむり。
 一見無表情に見えるけれど、でも思わず猫耳の奥の長い耳がぴこり。
 もぐもぐ味わった後、ザクロはもうひとつふたつと、クッキーにチョコを纏わせていきつつ。
「キー。これうまい。影の分もある」
「影くんにもくれるの? ありがとー!」
 キールや影くんにも、美味しいチョコレートクッキーをお裾分け。
 そんなチョコがたっぷりとろりとかかったクッキーにはしゃぐキールの脳内で。
「いや「俺」は別に食べ物は」
 そう言う影くんだけれど。
「黒うさぎさん、ありがとう! 後で影くんにも渡しとくね!」
「聞けよ」
 全く話を聞いていないキールに、脳内でツッコミを。
 ザクロはそんな様子を眺めながらも、もう一度首を傾けて。
(「キーの友達の影と話してるのか?」)
 ……「う、嬉しくなんてないんだからね!」か「わぁい!」って言ってるんすかね、なんて。
 脳内で繰り広げられているのだろうふたりの会話を想像してみつつも、もぐもぐと魔法のチョコレートフォンデュを一緒に堪能する。
 おつかいのことだって勿論しっかりと、忘れてはいないし。
 真面目に猫っぽさをアピールするために一応一度、にゃーとザクロは鳴いておきつつも。
「マシュマロもおいしい! 黒うさぎさんも食べてみて! あ、後で影くんに渡すのも作っておくね!」
「いや、だから「俺」は」
「クッキーもうまいが……マシュマロもうまそうだな」
 今度は逆に、キールからおすすめされたマシュマロを甘い間欠泉に潜らせて、ぱくっ。
 そんな、一緒にチョコレートをつけてはもぐもぐするマシュマロやクッキーは美味しいし……それに、何よりも。
 やっぱり傍から見れば、ちょっぴり分かり辛いかもだけれど。
「楽しいな」
 キャッキャはしゃぎながら幸せそうにお菓子を食べているキールと共に、そっと。
 ザクロのたまに仕事をしない表情筋も少しだけ、緩んでしまっているかもしれない。
 だってこの森には、甘くて幸せな魔法がかかっているのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

蘭・七結
【心彩】

郷に従えと、言うものね
ならば魔法を編み上げましょう

わたしの、あなたの好ましい猫模様
その耳と尾を仕立てあげる
さあ、どうぞ。ルーシーさん

薄茶毛に、茶の縞模様
わたしはアメショー、と呼ばれる子の模様よ

ロシアンブルーなルーシーさんも、とても愛らしいわ
一度きりしかお目に掛かれないのが惜しいほどに
――まあ、ふふ。ステキだわ
“また”のお約束が増えたわね

魔法の森へと向かいましょう
クーベルチュールチョコレートは何処かしら

辺りに広がる景色に溜息が溢れる
とてもステキな光景ね
甘やかな香りも心地が良いわ

猫王様からのお仕事をこなしつつ
時には休憩を挟みましょうね
差し出された幼い手を取って
ゆるりと揺すって進みましょうか

美味しい時間も堪能したいの
あのお菓子の実が気になるわ
色とりどりで可愛らしいわね
わたしの赤と、あなたの青
ふたいろのマカロンを摘みましょう

ふんわりと柔らかなわたあめに
爽やかに弾けるサイダーのお味
何方も美味しくて、心踊るよう

国民の方、かしらね
お声掛けをして尋ねてみましょう
何処にあるのかを、あなたはご存知?


ルーシー・ブルーベル
【心彩】

にゃんこさんの国に入るにはにゃんこさんに、ということね?

なゆさんの魔法で青みがかった灰色の猫耳、尻尾がつくられる
わあわあ、本当にロシアンブルーの耳と尻尾だわ!
ありがとう
なゆさんのアメショーなお姿もとっても!かわいい!
ふふー、それならまたいつか魔法をかけて下さる?
その時はアメショーなゆさんもご一緒に

魔法の森へ出発!
あっちに有りそうな気がするわ
カンだけど!
お菓子で出来た森はまるで夢の世界ね
なんて好い香りなの
うっとりしちゃう

ええ、ええ!
お仕事は忘れないけれど
休憩のお誘いにはモチロン頷いてしまうの
片手をあなたへと差し出すと
結んで揺れて、ニッコリと!

あの実?まあ本当、お菓子で出来てる!
マカロンかしら?
赤と青の甘い実、……えへへ
本当にわたしたちの色みたいね
ルーシーはあのワタアメお花畑も見てみたいな
喉がかわいたらサイダーの滝にも行ってみましょうよ
好奇心が湧くままに
なゆさんの手を引いてみたり!

あれ?あそこにいる三毛猫さん
もしかして遊びにきてるコかな?
ねえねえ、クーベルチュールの場所をご存じ?



 おつかいを自分達に今回お願いしてきたのは、ねこねこショコラティエ。
 いや、ただの猫さんショコラティエではなく、王室ご用達な名職人であるというニャンピエールは今の時期、スイーツ作りでとっても忙しいのだ。
 けれど、請け負ったそのお願いをこなすためにまずは、大切な準備が必要。
「にゃんこさんの国に入るにはにゃんこさんに、ということね?」
「郷に従えと、言うものね」
 ルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)と顔を見合わせ、こくりとそう小さく頷いて返してから。
 蘭・七結(まなくれなゐ・f00421)がくるりと編み上げるのは。
 ――わたしの、あなたの好ましい猫模様。その耳と尾を仕立てあげる。
 刹那、猫さんのお耳と尻尾がぴょこり、ゆうらゆら。
「さあ、どうぞ。ルーシーさん」
「わあわあ、本当にロシアンブルーの耳と尻尾だわ!」
 にゃーと大変身な、ねこねこの魔法。
 ルーシーは、そんな魔法でつくってもらった、青みがかった灰色の猫耳をぴこぴこ。
 ……ありがとう、とご機嫌にふりふり尻尾を揺らして。
 同じく、にゃーと変身した眼前の猫さんに笑み零す。
「わたしはアメショー、と呼ばれる子の模様よ」
「なゆさんのアメショーなお姿もとっても! かわいい!」
 七結猫さんは、薄茶色の毛に、茶のしましま模様のアメリカンショートヘア。
 そんな猫さんのお耳をぴこりと揺らしながら。
「ロシアンブルーなルーシーさんも、とても愛らしいわ」
 一度きりしかお目に掛かれないのが惜しいほどに……なんて、そう続ける七結だけれど。
 ルーシーが返すのは、こんなお強請りとお誘い。
「ふふー、それならまたいつか魔法をかけて下さる?」
 ……その時はアメショーなゆさんもご一緒に、って。
 そんな声に、七結もお揃いで尻尾をゆうらり。
「――まあ、ふふ。ステキだわ。“また”のお約束が増えたわね」
 一緒にねこねこになる“また”の時間を、約束。
 そして勿論、今の猫さんなひとときだって楽しみだし、おつかいだってしっかりこなす気満々だから。
 貰ったバスケットを提げていざ、魔法のお菓子の森へ出発!
「クーベルチュールチョコレートは何処かしら」
「あっちに有りそうな気がするわ。カンだけど!」
 目的の極上クーベルチュールチョコレートを探す、猫さんたちの冒険のはじまり。
 チョコレートの木に生っているのは、グミやマシュマロやクッキーの実。
 軽やかに進む先の道はビスケット、とろりと泉に満ちる琥珀は甘やかな蜂蜜。
「とてもステキな光景ね」
 紡ぐ言の葉とともに思わず溜息が溢れるほど、広がる景色を眺めれば心も躍って。
 七結の声に頷きながらも、足取り軽やかに森の奥へと進んでいくルーシー。
「お菓子で出来た森はまるで夢の世界ね。なんて好い香りなの」
「甘やかな香りも心地が良いわ」
 ふわりと、まるで案内してくれるかのように漂う香りたちに誘われるように。
 でも、つい楽しくて張り切っちゃって、先へ先へと気持ちが逸ってしまいそうだけれど。
「猫王様からのお仕事をこなしつつ、時には休憩を挟みましょうね」
「ええ、ええ! お仕事は忘れないけれど、休憩も大切よね」
 しっかりとクーベルチュールチョコレートを調達すれば、特に急ぐ必要はないというし。
 何より、甘くて美味しい休憩は大事だし、わくわくしちゃうから。
 七結からのそんなひとやすみのお誘いにも勿論、大きく頷いてしまうルーシー。
 そして差し出すのは、小さな手のひら。
 七結はそんな幼い手を取って、ゆるりゆうらり、結んで揺らして。
 ニッコリと笑み咲かせたロシアンブルーさんと一緒に歩みながらも、周囲をきょろり。
 だって、美味しい時間も堪能したいの、って、そう思うから。
 それからふと目にとまった、ころりとまんまるな実が生る木を見つめて。
「あのお菓子の実が気になるわ」
「あの実? まあ本当、お菓子で出来てる! マカロンかしら?」
「色とりどりで可愛らしいわね」
 様々な色をしたマカロンの実へと手を伸ばせば、ひとつ、ふたつ。
 ――わたしの赤と、あなたの青。
 摘んでみるのは、そんなふたいろのマカロン。
「赤と青の甘い実、……えへへ、本当にわたしたちの色みたいね」
 ルーシーも甘やかなふたいろに、ぴょこりと嬉し気に尻尾を揺らして。
 ふたりではむりと口に運んでみれば、広がるのは、優しくて美味しい甘やかさ。
 ついつい、もうひとつ……なんて伸びる手も止まらなくなりそうだけれど。
「ルーシーはあのワタアメお花畑も見てみたいな。喉がかわいたらサイダーの滝にも行ってみましょうよ」
「ええ、わたあめの傍らに咲いている飴細工の花も、とても美しいわ」
 好奇心が湧くままに七結の手を引いて、ルーシーに手を引かれながら。
 やって来たお花畑でもやっぱり手にするのは、赤と青を咲かせるお菓子の花たち。
 ふわふわわたあめのお花はしゅわりと溶けるようで、煌めく華の飴細工は繊細で美しく甘やか。
 お菓子の蝶々がその羽を休めているのも納得しちゃうほど、口に含めば美味しくて。
 口の中に残る甘さも、しゅわりと爽やかに弾けるサイダーがリセット。
 あれもこれもと、気になったものを摘んでは、口に運んでみつつも。
 七結は漂う甘い香のようにふんわりと笑み咲かせる……何方も美味しくて、心踊るよう、って。
 そして、この魔法のお菓子の森を楽しんでいる猫さんは何も、自分達だけではなくて。
「あれ? あそこにいる三毛猫さん。もしかして遊びにきてるコかな?」
「国民の方、かしらね」
 お魚型のクッキーをうにゃうにゃっと猫ぱんちで器用にとっては食べている三毛猫さんを発見すれば。
 ……お声掛けをして尋ねてみましょう、と。
 そう七結はルーシーと共に、猫さんに訊いてみることに。
 おつかいだって勿論、忘れてなどいないから。
「ねえねえ、クーベルチュールの場所をご存じ?」
『ボクは猫の国のネコだからニャ、もちろん知ってるニャ!』
「何処にあるのかを、あなたはご存知?」
『お魚クッキーも食べ終わったから、同じ猫のよしみで案内してあげるニャ。こっちニャ!』
 とてとて歩き出した三毛猫さんに、ありがとう、と礼を告げつつも。
 目的のクーベルチュールチョコレートがあるという森の奥まで、ねこねこ大行進。
 そして辿り着いたクーベルチュールの岩場で、極上だというその甘味を瓶いっぱいに満たせば。
 あとはこれを、猫の国で待っているねこねこショコラティエ・ニャンピエールへと届ければ、おつかいも無事に完了。
 これで猫王も大満足の絶品チョコレートスイーツが沢山作れること、間違いなしです……!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『セクシー料理人魚』人魚フライさん』

POW   :    高温でサクッと香ばしく揚げるフライハイ
自身に【ふんわり食感の生パン粉】をまとい、高速移動と【衣をサクッと揚げるような高温油】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    押し寄せる大波の如く全身に広がるタルタルウェイブ
【濃厚でさっぱりした味わいのタルタルソース】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    審査員のみなさん、これがわたしの料理テクよ~♡
戦闘力のない【アルダワ料理評議会審査員を名乗る方々】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【辛口な審査員から得た高評価】によって武器や防具がパワーアップする。

イラスト:RAW

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠幻武・極です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●チョコレートパーティーへようこそ!
「うにゃあ! どうもありがとうニャ、とっても助かったニャ!」
 お菓子の森でとってきたクーベルチュールチョコレートを手渡せば、肉球をふにっと合わせて何度も礼を告げるニャンピエール。
 そして、こくりと周囲のねこねこスタッフたちと顔を見合わせてから。
「これだけクーベルチュールがあれば、たくさん絶品スイーツを作れるニャ!」
 張り切ってニャニャッと作業を始める。
 絶品のチョコレートスイーツを作るために……!
 そしてそれは、猫王に献上する品もなのだけれど。
「クーベルチュールをとってきてくれたお礼に、お菓子パーティーに招待するニャ!」
 おつかいしてくれた皆へとたっぷり振舞うものも、勿論。
 そんなニャンピエールは、何せ王室ご用達のショコラティエでありパティシエ。
 見目も舌も楽しめるようなスイーツをまるで魔法のように、うにゃにゃっと美味しそうで美しいスイーツを作り上げていく。
「猫王にチョコレートを献上し終わったら御礼のパーティーをするニャ、準備終わったら声を掛けるから、その間にお品書きとか見てて欲しいニャ」
 ニャンピエールは作業する手を止めぬまま、猟兵達にスイーツパーティーのメニューを差し出して。
 巧みな手つきで、皆がとってきてくれたクーベルチュールチョコレートをテンパリングして、お菓子作りの仕上げに。
 その間、渡されたメニューを見てみれば。
 まずは、まるで宝石のようにころんと並ぶ、ねこさん型をしたトリュフやガナッシュやプラリネなどの各種チョコレート。とびきり甘いものは勿論、ホワイトやストロベリーや抹茶、甘いものが苦手なビターや珈琲風味、とろりとしたジュレが入ったもの、お酒が使われた大人なもの等々、味わいも好みで選べる。
 それに、極上のクーベルチュールを使った、濃厚生チョコケーキにガトーショコラ、オペラやムースケーキ、ブッシュドノエルなどのチョコレートケーキ。定番のミルクや大人なビターのものや、ホワイトのクーベルチュールに苺などの果物を使ったチョコフルーツケーキなど、ひとことにチョコレートケーキと言っても沢山の種類のものがあるし。チョコレートのものに限らず、シンプルなシフォンケーキやモンブランなど、他に様々なケーキが用意されている。
 他にも、ころりとキュートなねこさんマカロンや、ふかふかチョコパンケーキ、クーベルチュールチョコでつくったアイスやチョコクリームに果物やトッピングが散りばめられたねこさんショコラパルフェ、シュークリームにクレープなどの各種スイーツが楽しめるし。フルーツサンドやチョコサンドなどの甘いものだけでなく、箸休めになるような甘くない具材のサンドイッチやパスタなどのしょっぱい系の軽食もあるようだ。
 色々なものを食べてみたい場合は、それらが少しずつ楽しめる、ねこねこショコラアフタヌーンティーを頼んでみてもいいかもしれない。
 そんな、様々な種類用意してくれているというスイーツや軽食たちを、招かれたパーティーでは好きなだけいただけるという。
 飲み物も、ショコラショーやホットチョコレートなどチョコレートのものに、酒の有無も選べるチョコレートカクテル各種、そしてチョコレートのものだけでなくさっぱりといただける甘くないドリンクや珈琲や紅茶などなど、好きなものを選べるらしい。
 何せ、皆がとってきてくれたクーベルチュールチョコレートがなかったら、猫王への献上品が危うく作れなかったところだから。ニャンピエールは猟兵の皆に、感謝してもし尽せない、御礼を存分にしたい、とそう思っているというので。遠慮せず好きな量食べれば、ニャンピエールも喜ぶだろう。
 パーティーの形式もお好みに合わせたフリー形式で。ビュッフェ台に並ぶスイーツや軽食を好きに取ってきてもいいし、会場にいるニャンピエールやねこねこスタッフに注文してもオッケー。猫の国の住人たちとも一緒に楽しめるだろう。

 だが……そんなスイーツパーティーも終わりにさしかかった頃。
 美味しそうで楽しそうな香りや声に誘われて、災魔がやってくるというのだ。
『チョコもイイケド、やっぱり揚げ物よ~!』
 パーティーの締めのデザートにしては重過ぎる揚げ物を推してくる、『セクシー料理人魚』人魚フライさんが。
 なのでパーティーを存分に楽しんだ後、さくさくっとフライさんを倒すこと。
 甘いものを十分補給した猟兵達であれば、揚げ物をし始めたりタルタルソースをとばしてきたり、スイーツパーティーを品評会に変えようとするフライさんを行殺もできるだろう、きっと。
 そしてフライさんを倒せば、今回の任務も完了だから。
 フライさんの襲撃に備え甘い物を沢山堪能して、その後やってきた災魔をさくっと倒して欲しい、というわけだ。

 そんな揚げ物の襲撃のことはまだ知らないけれど。
 用意を終えたニャンピエールは、猟兵達をとびきりのおもてなしで迎え入れる。
「お待たせしましたニャ、パーティー会場はこちらですニャ!」
 ということで、少々邪魔は入るのだけれど――美味しくて豪華なスイーツパーティーが今、始まる。
御園・桜花
「困りました…チョコレートは全部好きですしお猫さまのお菓子は全部味わいたい…自分でも欲張りだとわかっているのですけれど」
悩みに悩んでねこねこショコラアフタヌーンティー注文
「お仕事中にお触りは厳禁でしょうけれど…握手、せめて握手をっ」
ウェイターお猫さまと肉球握手
何が乗っていたのかきっちりメモを取ってから1個ずつじっくり味わう
「無くなっちゃいました…美味しいのに…また無くなっちゃいます…」
食べれば無くなる二律背反に身悶えながら食べる

「此の怒りは、申し訳ありませんが貴方にぶつけさせて頂きます」
UC「食欲の権化」
食材化し会場の隅でフライ祭り
ガツガツ全部食べ尽くす
「此方は勢いで食べても問題ないのです」



 無事にニャンピエールからのおつかいを済ませて。
 猫王にも、極上のチョコレートスイーツを献上できたようであるから。
 おつかいのお礼にと、ねこねこショコラティエが招待してくれたのは、チョコレートいっぱいのスイーツパーティー。
 けれど、そんな美味しく楽しいはずのパーティー会場へと赴いたものの。
 何かにかなり頭を悩ませている様子なのは、御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)。
 そう、だってなかなか決めきれないのだから。
「困りました……チョコレートは全部好きですしお猫さまのお菓子は全部味わいたい……自分でも欲張りだとわかっているのですけれど」
 トリュフやプラリネなどの猫さん型チョコレートも、幸せいっぱいな至高の一粒に違いないし。
 それをソースにして、とろりとパンケーキやシュークリームにかけてみたくもあるし。
 極上のクーベルチュールをふんだんに使ったパフェなんて、贅沢だし絶対に美味しいこと間違いないし。
 チョコアイスやチョコクレープ、チョコマカロン等々……王室ご用達だというねこねこショコラティエが作り上げるスイーツを、できることならば、余すことなく全て満喫したいところなのだけれど。
 悩みに悩んで、ようやく桜花は決断して。
 注文したのは、沢山の種類のスイーツがプチサイズで沢山楽しめる、ねこねこショコラアフタヌーンティー。
 そしてオーダーを取りに来てくれたウェイターに、こんなお願いを。
「お仕事中にお触りは厳禁でしょうけれど……握手、せめて握手をっ」
 それに、快く猫さんがオッケーしてくれれば。
 ――ウェイターお猫さまと肉球握手!
 ふにふにぷにっとした肉球の感触をぎゅっと存分に堪能する桜花。
 それからついでに、もふもふもサービスでさせて貰ってから。
 運ばれてきた3段プレートに並んだ見事なチョコレートスイーツたちを、暫し見つめて。
 何が乗っていたのかきっちりメモを取ってから――はむりっ。
 1個ずつじっくりとゆっくり味わっていたのだけれど。
 口の中に広がる甘さと美味しさに、頬が落ちそうなほど感激する反面。
 当然ではあるのだけれど、スイーツがひとつ減ったプレートの上を見れば、思わずしょぼん。
「無くなっちゃいました……美味しいのに……また無くなっちゃいます……」
 食べれば無くなる、そんな二律背反に身悶えながらも。
 もぐもぐと確り美味しくいただく桜花。
 そして、揚げ物を推してくる災魔が現れれば。
『スイーツより、揚げ物を……え、ちょっ!?』
「此の怒りは、申し訳ありませんが貴方にぶつけさせて頂きます」
 食い意地漲る桜鋼扇で刹那、フライさんへと一撃!
 そして食材へとフライさんが化せば、まさに会場の隅で開催されるのはフライ祭り!
 それも全部、桜花はガツガツ食べ尽くしちゃう。
「此方は勢いで食べても問題ないのです」
 ええ、勢いで食べてもきっと大丈夫。甘い物も揚げ物も、別腹なのです……?

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふええ、アヒルさん食べ過ぎですよ。
ちゃんとみなさんの分も残しておいてくださいよ。
ふえ?今日はいっぱい頑張ったからそのご褒美って、最初は駄々をごねてたじゃないですか。
そんな昔のことは忘れたって、今日のことですよ。
まあ、あの後のアヒルさんは大活躍でしたし、いいのかもしれませんね。
アヒルさんに全部食べられてしまう前に私もいただきましょう。

ふえ!?人魚フライさん。
甘いものをたくさん食べた後で揚げ物はキツイです。
美白の魔法でこれ以上のカロリーはカットです。
ふえ?揚げ物でも揚げドーナツやタルタルソースじゃなくてホワイトチョコソースだったらって、アヒルさんこれ以上甘味の誘惑をしないでくださいよ。



 にゃにゃにゃっと、まるで魔法かのような見事な手つきで、あれもこれもと次々と。
 美味しそうなお菓子を作り出している、ねこねこショコラティエのニャンピエールだけれど。
 それに負けないくらい、はむはむもぐもぐと。
「ふええ、アヒルさん食べ過ぎですよ。ちゃんとみなさんの分も残しておいてくださいよ」
 取って来たスイーツを片っ端からぺろりと平らげまくるアヒルさん。
 けれど、そんなフリル・インレアン(大きな|帽子《 👒 》の|物語《 🦆 》はまだ終わらない・f19557)の抗議めいた声にも構わずに。
 ガツガツと絶品チョコレートスイーツを頬張りながらも、主張するアヒルさん。
「ふえ? 今日はいっぱい頑張ったからそのご褒美って、最初は駄々をごねてたじゃないですか」
 フリルがそう言って返すも、聞く耳を持つような気配はないし。
「そんな昔のことは忘れたって、今日のことですよ」
 むしろ、しれっと知らないフリまでするアヒルさん。
 でも確かに、フリルは先程までのおつかいのことを思い返して。
「まあ、あの後のアヒルさんは大活躍でしたし、いいのかもしれませんね」
 チョコレートスイーツも素早く補充されているし、それに何よりも。
 ……アヒルさんに全部食べられてしまう前に私もいただきましょう、と。
 うかうかしていたら、本当に何も食べないうちに、全てアヒルさんに食べられてしまいそうだから。
 フリルもようやく、絶品スイーツへとその手を伸ばして……みたのだけれど。
『押し寄せる大波の如く! 全身に広がるタルタルウェイブよぉっ』
 チョコレートスイーツパーティーに突如現れたのは、そう!
「ふえ!? 人魚フライさん」
 揚げ物をやたら推してくるフライさんであった。
 いや、確かに揚げ物も美味しいのだけれど。
「甘いものをたくさん食べた後で揚げ物はキツイです」
『な、なんですって……!』
 今はちょっと、かなりノーサンキューなのです。
 そして、これ以上のカロリーはカットするべくフリルが展開するのは、美白の魔法。
 ぷしゅーっと紫外線等の有害な光から肌をケアする蒸気を噴き出して、しっとりうるつやになれば。
 放たれるタルタルをつるんと受け流しつつも、フリルは瞳をぱちくり。
「ふえ? 揚げ物でも揚げドーナツやタルタルソースじゃなくてホワイトチョコソースだったらって」
 ……アヒルさんこれ以上甘味の誘惑をしないでくださいよ、なんて。
 やはりチョコレートをがっつくアヒルさんの文字通り甘い言葉に、ちょっぴり苦笑してしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
他の人たちと協力して行動するわよ。
少し脱力する相手だけれど、手抜きはしない。
拳銃【平和を作るモノ】を構えて戦闘開始。

タルタルソースが襲ってくるみたいだけど、正面からユーベルコードで立ち向かう。
【撃ち貫く奔流】で足を止めて自分の方に放たれるタルタルソースごと撃ち抜くことで、攻防一体の射撃にするわ。

「いいかしら?食べ物は、無駄にしたら、いけないのよ!」
ええ、これとっても大事よ?



 それは、事前に予知されていた通りなのだけれど。
 はむはむと楽しく美味しくチョコレートスイーツを堪能していれば、現れた災魔。
 そしてやはり、これも聞いていた通りなのだけれど。
『スイーツもいいけれど、揚げ物を食べなさーい!』
 強引に揚げ物をすすめてくる災魔――『セクシー料理人魚』人魚フライさん。
 そんなフライさんの見目は、揚げ物のゆるキャラみたいで。
(「少し脱力する相手だけれど、手抜きはしない」)
 ちょっぴり気が抜けそうになる相手だけれど、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は全力でオブリビオンを退けるべく。
 折角のチョコレートパーティーをフライさんに邪魔された他の人たちと共に、協力し合って対峙する。
 あくまで揚げ物を推しまくってくる謎の人魚を、還すべき場所へとお帰り願うために。
 ヴィオレッタは手にした拳銃を構える。
 まさにそれはその名の通り『平和を作るモノ』、平和だったパーティーの雰囲気を再び取り戻すために。
 狙い定めて、フライさんの動きを注視する。
 だが、相手の攻撃手段も、もう事前に把握済だから。
(「タルタルソースが襲ってくるみたいだけど、正面から立ち向かうわよ」)
 ――疾く来たれ、そして貫け。
 瞬間、ぐっと引き金を引けば、一定時間ひたすら射撃しつつけるのは、無限に供給される障害を無視する貫通弾。
 そんな『撃ち貫く奔流』で足を止めて、自分の方へとタルタルソースが放たれれば……それこそ作戦通り。
『!? なっ、フライにつけたら美味しいタルタルがー!』
 寸分の狂いもなく撃ち抜かれるタルタル。
 そして引き続き、攻防一体の射撃でタルタルやフライさんを打ち貫きながらも。
 ヴィオレッタはフライさんに、びしっと教えてあげるように言って聞かせるのだった。
「いいかしら? 食べ物は、無駄にしたら、いけないのよ!」
 ……ええ、これとっても大事よ? って。
『そんなこと言われてもぉ~……って、ぎゃあっ!?』
 撃ち貫く奔流で、物理的にもそう教育を施しながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳴上・冬季
「この会場内での飲食しか想定されていないと理解していますが、認識の摺合せ次第で何とかなるとも思うのですよ」
ニャンピエール探す
この会場内で1番甘いお菓子と1番凝った造形のお菓子がどれか確認
それを後で10人前ずつ購入できないか質問
「このお菓子を郷里の師父師兄にも是非味わっていただきたいと思いまして。何とかなりませんか」

「私にとって食は趣味で必須ではないのですよ。フライなど食べたいとも思いませんし、この会場の食の芸術を白く汚されるのも業腹です。…鏖殺せよ、黄巾力士土行軍」
135体の黄巾力士召喚
45体にオーラ防御で会場の食料守らせ、残りを制圧射撃と鎧無視・無差別攻撃で蹂躙する2隊に分け敵を殲滅する



 おつかいを済ませ、甘い物が大好きな人にとっては天国のようなスイーツパーティーが始まるけれど。
 無類の超絶甘党な鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)は、ふと視線を巡らせて。
「この会場内での飲食しか想定されていないと理解していますが、認識の摺合せ次第で何とかなるとも思うのですよ」
 見つけるべく会場を見回して探すのは、甘味ではなくて、ねこねこパティシエールのニャンピエール。
 きっと、催したパーティーでどうぞおなかいっぱい食べてくださいニャ! ということだとは分かってはいるものの。
 でも、製作者本人と話せばきっと何とかなるはず、と。
 冬季は、いまだ忙しそうにはしているが、発見したニャンピエールの方へと歩み寄ってから。
 どれかと確認するのは、この会場内で1番甘いお菓子と1番凝った造形のお菓子。
「うーん、そうだニャー。一番甘いのは、とことん甘く調節できるからクッキーかニャァ? 造形はやっぱり、全部盛りにしたチョコレートパフェニャ!」
 そしてそう答えてくれたニャンピエールに、冬季は再び質問をする。
 先程から気になっていたことを――それを後で10人前ずつ購入できないか、と。
「このお菓子を郷里の師父師兄にも是非味わっていただきたいと思いまして。何とかなりませんか」
 そんな冬季の問いに、ニャンピエールはこくりと頷いて。
「じゅ、10人分!? でも大丈夫ニャ! 極上のクーベルチュールのお礼に、10人分喜んで用意するニャ!」
 最初は驚きつつも、それからキッチンに戻って、かしゃかしゃーっと。
 高速でチョコレートをテンバリングしては、とろりとスイーツたちに極上の甘味をたっぷり纏わせていって。
 要望通り、10人分のスイーツを作ってくれているニャンピエール。
 そんな持ち帰り分の完成を待つ間も、甘味を口に運ぶ手は決して止めない冬季だけど。
 ふと視界に入ったソレに、首を小さく傾けてみせる。
『そこのおにいさんも、揚げ物を沢山食べるといいわよぉ!』
 パーティーの賑やかさにつられて出てきたのか。
 やって来たのはそう、『セクシー料理人魚』人魚フライさん。
 けれど、のこのこ出てくるのは予知で既に聞いていることであるし。
 それに、何よりも。
『濃厚でさっぱりした味わいのタルタルウェイブはいかがかしら!』
「私にとって食は趣味で必須ではないのですよ。フライなど食べたいとも思いませんし、この会場の食の芸術を白く汚されるのも業腹です」
 甘くないフライは、全く持ってお呼びではありません。
 ということで……鏖殺せよ、黄巾力士土行軍、と。
 揚げ物を推してくる甘味の邪魔者へとさしむけるのは、135体の黄巾力士召喚。
 そのうちの45体にオーラ防御で会場の大事な食料を守らせつつも。
 冬季は残りの黄巾力士召喚へとすかさず指示を出して。
 制圧射撃と鎧無視・無差別攻撃で蹂躙する2隊に分ければ。
『……!? ふぎゃっ!』
 甘い物を楽しむ時間を邪魔する揚げ物を、勿論容赦なく殲滅します!

大成功 🔵​🔵​🔵​

オヴィリア・リンフォース
さすが王室ご用達のショコラティエなのです
美味しそうなスイーツを完成させていく様子に
目をキラキラさせるのです
猫の身でも食べて問題ないなら
フルーツサンドを中心に食べるのです
折角だし日頃お世話になっているモーラット達も
迷惑の掛からない範囲で招待するのです
モーラット達にも好きなチョコスイーツを選んでもらうのです
うにゃっともきゅもきゅしながら楽しい時間を過ごすのです
寂しそうにしている猫さんがいるなら
一緒にスイーツを食べないか誘ってみるのです
これだけ凄いスイーツを沢山作れるのだから
クーベルチュールチョコレートによる献上品が
どれだけ凄いのか気になるのです
フライさんが来たらモーラット達と協力して撃退するのです



 うにゃにゃっと、魔法のように沢山のスイーツを作り上げていくニャンピエール。
 そんな見事な高速の手際をじいと見つめて。
(「さすが王室ご用達のショコラティエなのです」)
 オヴィリア・リンフォース(銀色の魔女猫・f25140)の目はキラキラ。
 ニャンピエールが美味しそうなスイーツを次々と完成させていく様子に。
 本来ならば、猫にとってスイーツは食べられないものが多いのだけれど。
 でも、作り手であるショコラティエのニャンピエール自体がそもそもケットシーで猫さんであるし。
 ニャンピエールが使う材料は全て、魔法がかかった森で採れたお菓子たち。
 だから、猫の身でも食べて問題ないと聞いたから。
 甘い果物やクリームをたっぷり使ったフルーツサンドを中心にはむはむと食べるオヴィリア。
 けれど、ニャンピエールの作るスイーツは、色々な種類のものが沢山あって、ひとりで食べるのは勿体ないから。
 ……折角だし日頃お世話になっているモーラット達も招待するのです、と。
「もきゅきゅ~!」
「きゅぴぴ~!」
 迷惑の掛からない範囲でモーラットたちも一緒に、パーティーを楽しむことにして。
 オヴィリアはそんなモーラット達にも好きなチョコスイーツを選んでもらいつつも。
 うにゃっ、もきゅもきゅっ、と戯れながらも過ごすのは、とても楽しくて美味しい時間。
 けれどふと、所在なさげにうろうろしている寂しそうなトラ猫さんを見つけて。
 にゃーっ、もきゅぅっと、オヴィリアはモーラット達と一緒に、そんなトラ猫さんを誘ってみれば。
 嬉しそうにとてとて近寄って来たトラ猫さんは勿論、他の猫さんも集まってきて。
 みんなで、うにゃうにゃ、もきゅもきゅ、賑やかなスイーツパーティーに。
 そして、はむはむとチョコバナナサンドを食べながらも、オヴィリアはちょっぴりそわり。
(「これだけ凄いスイーツを沢山作れるのだから、クーベルチュールチョコレートによる献上品がどれだけ凄いのか気になるのです」)
 その美味しさは、ニャンピエールと猫王のみぞ知る……?
 なんて、そんなことを考えつつも。
『甘味よりも、油ギッシュな揚げ物こそおいしいの……って、うぎゃあ!』
 モーラット達と一緒に協力して、現れたフライさんを一斉攻撃!
 揚げ物推しの災魔は、スイーツパーティーから物理的にお引き取り願います!

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
義兄の瞬(f06558)と参加

流石猫王御用達の料理人。見るだけで夢見心地にさせる品揃え。兄さん、存分に食べましょう!!

まずはケーキを制覇しましょう。生チョコケーキ、ガトーショコラ、オペラ、ブッシュドノエル!・・・ああ最高。

ショコラショーで喉を潤してからショコラパルフェに手をつけます。美味しすぎてほっぺたが落ちそうです。兄さんも結構食べてますね?

マカロンを食べてたらどこかで見たような揚げ物が・・・この素敵な場所をタルタルソースまみれにされたらたまらないので信念の拳で吹き飛んでもらいましょう。揚げ物も大好きですが、ここはデザートの宴ですので!!パワーは充分です!!


神城・瞬
義妹の奏(f03210)と参加

流石王室御用達。魅力的すぎるチョコレートスイーツが勢揃いですね。甘党の僕には楽園にいる気持ちです。

僕としてはまず各種チョコレートをいただきたい所。トリュフ、ガナッシュ、プラリネ。どれも美味しいですね。成人している身としては酒入りのものも味見したい。

次に奏に付き合ってショコラパルフェを。チョコサンドに手をつけてたらなにやら騒動が。どこかで見たようなフライが。

確かに美味しい揚げ物もありますが、ここはデザートメインですので。何より、タルタルソース撒き散らせたら大変ですので、疾風閃で纏う衣ごと斬り裂きましょう。悪いですが、いつもよりパワーがありますよ!!



 おつかいを無事に終えて招待されたのは、まさにスイーツ天国。
 にゃにゃっと様々なチョコレートスイーツを作り上げては並べていく、ねこねこショコラティエ・ニャンピエールのその腕前に。
「流石猫王御用達の料理人。見るだけで夢見心地にさせる品揃え」
 思わずうっとりしてしまうのは、真宮・奏(絢爛の星・f03210)。
 そんな奏の言葉に、神城・瞬(清光の月・f06558)も大いに同意するようにこくりと頷いてから。
「流石王室御用達。魅力的すぎるチョコレートスイーツが勢揃いですね」
 くるりとテーブルの上を見回してみれば……甘党の僕には楽園にいる気持ちです、と。
 やはり奏と一緒に夢見心地に。
 ということで!
「兄さん、存分に食べましょう!!」
 奏は勿論気合十分、早速瞬と共に、チョコスイーツを余すことなく堪能し始める。
 そして奏がうきうきとその手を伸ばしたのは。
「まずはケーキを制覇しましょう」
 そう、チョコレートスイーツの王道であるケーキ。
 チョコレートケーキとひとことに言っても、その種類は沢山あるのだ。
 定番で人気の生チョコケーキに、濃厚でどっしりした味わいのガトーショコラ、ちょっぴり大人なオペラ、そしてチョコクリームたっぷりのブッシュドノエル!
 そして、その美味しさは。
「……ああ最高」
 感嘆の溜息と言葉が、思わず漏れてしまうほど。
 そして瞬がまずは味わってみるのは。
「僕としてはまず各種チョコレートをいただきたい所」
 猫王をも満足させるショコラティエが手掛けるチョコレートたち。
 ころりと丸だったり四角だったりするそのひと粒ひと粒が、とてもお洒落で。
 口に運んでみれば、それぞれ違った味なのだけれど。
「トリュフ、ガナッシュ、プラリネ。どれも美味しいですね」
 共通して言えるのは、全部美味しいです!
 そして、瞬がさらに手を伸ばしてみるひと粒は。
「成人している身としては酒入りのものも味見したい」
 とろりと中にウイスキーが入った、大人しか味わえないウイスキーボンボン。
 それからショコラショーで喉を潤した後、奏が手をつけるのは、ショコラパルフェ。
 わくわくとひと匙すくって、ぱくりと口に運んでみれば。
「美味しすぎてほっぺたが落ちそうです」
 思わず頬を抑えてしまうほど、濃厚でとろけるような美味しさ。
 瞬も次はそんな奏に付き合って、同じショコラパルフェをチョイスして。
 スプーンですくっては嬉々と、パルフェを攻略していく。
 奏もうきうきとパルフェを食べ進めながらも、ふとそんな彼の様子を見て紡ぐ。
「兄さんも結構食べてますね?」
 でも沢山甘い物を食べるのは、今日に限ったことでは何気にないのだけれど。
 この絶品チョコスイーツの数々に食べるその手が止まらないのは、奏にもよーくわかるから。
 そしてふたりそれぞれ、今度はチョコサンドとチョコマカロンを食べていた――その時だった。
 何やらパーティー会場で騒動が起こっている気配を察知すれば。
『うふふ、チョコじゃなくて揚げ物はいかが!』
「どこかで見たようなフライが」
「どこかで見たような揚げ物が……」
 思わず同じことを同時に口にする瞬と奏。
 いや、揚げ物だって美味しいのだけれど。
「確かに美味しい揚げ物もありますが、ここはデザートメインですので」
 でも今の気分は、甘い物。
「揚げ物も大好きですが、ここはデザートの宴ですので!!」
 奏もそう、フライさんの揚げ物のプッシュはきっぱり今日はお断りして。
 さらに、タルタルソースを撒き散らされるのは堪らないから。
「揚げ物も大好きですが、ここはデザートの宴ですので!! パワーは充分です!!」
「纏う衣ごと斬り裂きましょう。悪いですが、いつもよりパワーがありますよ!!」
 ――これは私の意志です!! 喰らえ~!!
 ――疾風よ、奔れ!!
『揚げ物を……えっ、ふぎゃあっ!』
 甘い物を沢山補充して満ち溢れたパワーを乗せた、信念の拳と疾風閃で。
 このスイーツパラダイスを守るべく、容赦なくフライさんを吹き飛ばして、衣ごと斬り裂きます!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳥栖・エンデ
友人のイチカ君(f14515)と

アフタヌーンティーって良いとこどりらしくて
一度やってみたかったんだよねぇ
イチカ君の好みも確認しつつの
色んなネコ型スイーツ見られるの楽し〜

パンケーキにアイスにパルフェも美味しいし
クレープも色々挟んであって楽しめるし
チョコだけでも形や色に、ビターや珈琲風味で
味変チャレンジしてみたり
甘くない具材のサンドイッチやパスタもあるみたい
しょっぱい系の軽食も頼んじゃおー

なんだかパーティーしてるな感もして来たところで
おすすめカクテルも飲んで乾杯しちゃう?
今日も楽しい時間一緒に過ごしてくれてありがと〜
互いの照れ隠しはグラス傾けて
誤魔化してしまおうか…なんてね


椚・一叶
友のトリス(f27131)と

ふにふに肉球から生み出される格別スイーツ
見事、とケーキスタンド眺める
お使いをしたお陰でそれなりに腹は空いた
まあ途中色々食べたが、別腹というやつ
ネコの形楽しみつつ、いっぱい食おうか

くーべるちゅーる、実は何だと思っていたが
チョコだったか
ならば各種チョコレートでその味、堪能しよう
儂はジュレ入り結構好きかも
酒入りも良いな、深みがある
しょっぱい系頼んで無限ループにするのも賛成

チョコレートのカクテルは初
乾杯も是非に
此方こそ楽しい時間に感謝
いつも楽しくて美味い場所、見付けてくれて有り難う
…改めて言うと何だか照れるが、それを出すのはむず痒いので
カクテル呷って誤魔化そう
甘くて、美味い



 ボウルを抱えてシャカシャカ混ぜて、とろりと美しくも美味しい色々な形や味のスイーツを瞬く間に仕上げていく、ねこねこパティシエ。
 そんな、猫王も虜にしてしまっているという一流の職人技をじいっと見遣ってから。
 運ばれてきた、ふにふに肉球から生み出される格別スイーツに……見事、と。
 椚・一叶(未熟者・f14515)が眺めるのは、目でも舌でも楽しめそうなスイーツが並んだケーキスタンド。
 ニャンピエールの作るスイーツはどれも美味しそうだから。
「アフタヌーンティーって良いとこどりらしくて、一度やってみたかったんだよねぇ」
 それがミニサイズで少しずつ提供されるというショコラアフタヌーンティーは、鳥栖・エンデ(悪喰・f27131)の言うように、まさに良いとこどり。
 色々な種類の絶品スイーツが並ぶ三段スタンドは豪華で。
 何より、初体験のアフタヌーンティーにエンデはわくわくしながらも。
「お使いをしたお陰でそれなりに腹は空いた。まあ途中色々食べたが、別腹というやつ」
 そう紡いではスイーツを満喫しようとしている一叶をちらり。
 抜かりなくそっと確認してみるのは、友人の好み。
 それからきょろりと視線を巡らせてみれば。
「色んなネコ型スイーツ見られるの楽し〜」
「ネコの形楽しみつつ、いっぱい食おうか」
 猫さんが作った美味しいネコさんたちも、勿論いっぱい楽しむ気持ちで――ぱくっ。
 そんな可愛くて甘いネコさんチョコスイーツたちの味は、どれも全て絶品。
 そして一叶は改めて、まじまじと眼前のスイーツを見遣って。
「くーべるちゅーる、実は何だと思っていたが、チョコだったか」
 ……ならば各種チョコレートでその味、堪能しよう、と。
 そう気合をいれて、おつかいで採って来たクーベルチュールも味わう気満々。
「パンケーキにアイスにパルフェも美味しそうだし、クレープも色々挟んであって楽しめるんじゃない?」
 エンデもそう品定めするように、彼とスイーツたちひとつひとつを見つめる。
 だって、チョコだけでも形や色が沢山あるし、ビターや珈琲風味で味変だってできるのだから。
 それにやっぱり、ちょっぴり気になるのは。
「イチカ君はどれが好きだった?」
 友人が特に好きなもの。
 そしてエンデからの問いに、一叶は答えて返してから。
「儂はジュレ入り結構好きかも。酒入りも良いな、深みがある」
「甘くない具材のサンドイッチやパスタもあるみたい。しょっぱい系の軽食も頼んじゃおー」
 しょっぱい系を頼んで無限ループにする作戦も当然賛成!
 そんな、ふたりであれもこれもと食べてみつつも。
 エンデは今度は、こんな提案を。
「おすすめカクテルも飲んで乾杯しちゃう?」
 なんだかパーティーしてるな感もして来たところだから。
 一叶はそんなエンデの言葉に、すぐにこくりと頷いて返して。
「チョコレートのカクテルは初。乾杯も是非に」
 早速ふたり揃って、注文してみたチョコカクテルのグラスを掲げて。
「今日も楽しい時間一緒に過ごしてくれてありがと〜」
「此方こそ楽しい時間に感謝。いつも楽しくて美味い場所、見付けてくれて有り難う」
 日頃の感謝の思いを互いに告げながら――カチリとグラスを合わせて、乾杯。
 いや、紡いだ言葉は、心からそういつも思っていることなのだけれど。
(「……改めて言うと何だか照れるが」)
 でもそれを出すのはむず痒いって、一叶は思うから。
 それを誤魔化そう、と。ぐいっとカクテルを呷る。
 そんな彼と、実は同じような気持ちだから。
(「互いの照れ隠しはグラス傾けて、誤魔化してしまおうか」)
 ……なんてね、って。
 一叶に続いてエンデもそう、カクテルを口に運んでみれば。
 やっぱり、またもやお揃い。
「……甘くて、美味い」
 友人の声が紡いだ、照れ隠しに飲んでみたチョコカクテルに思ったことも。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夜鳥・藍
猫さんですー。
いろいろ楽しみたいのでねこねこショコラアフターヌーンティーをいただきます。飲み物はいつも通り紅茶で。
猫さんの形のお菓子たちはかわいらしく、食べてしまうのが勿体ない気もします。
でも食べないのもそれはそれで勿体ないですから、じっくり見て楽しいんでからいただきます。
さくさくふわふわ。口内でさっと溶けたかと思えば濃厚な香りはずっと続いたり。
やはりチョコレートは至高…。調理の仕方次第でどんなにもなるんだものね。猫もとってもかわいいし。
…やっぱりいつか猫を飼ってみたいわ。チョコレート色の靴下猫さん。でもまだ猟兵をしてるうちは難しいわね。一人きりでお留守番もかわいそうだもの。



 森でおつかいを済ませ、改めて戻ってくれば。
 やはり此処は、猫の国。
(「猫さんですー」)
 夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)は、猫さん尽くしな眼前の光景に宙色の瞳をそっと細めてから。
 一流のショコラティエであるというニャンピエールの絶品スイーツたちへと視線を移すも、沢山の種類があるから。
「ねこねこショコラアフターヌーンティーをいただきます。飲み物は紅茶で」
 頼んだのは、ねこねこショコラアフターヌーンティー。
 だって、全部制覇は量的に無理そうだから。
 ミニサイズでいろいろ楽しみたい場合は、アフターヌーンティーがきっと大正解。
 飲み物はいつも通りのものを選んで、口の中が甘くなり過ぎないよう適度に挟んで紅茶を飲みつつも。
 じいっと、チョコレートの猫さんと見つめ合う藍。
「猫さんの形のお菓子たちはかわいらしく、食べてしまうのが勿体ない気もします」
 けれど、やはりとても美味しそうだから。
「でも食べないのもそれはそれで勿体ないですから」
 ……じっくり見て楽しいんでからいただきます、と。
 目で眺めて堪能しては、色々と口に運んでみて。
 思わず漏れるのは、感嘆の言葉。
「やはりチョコレートは至高……」 
 さくさくふわふわ。口内でさっと溶けたかと思えば濃厚な香りはずっと続いたり――。
 けれど、藍は納得するように頷く。
「調理の仕方次第でどんなにもなるんだものね。猫もとってもかわいいし」
 それからまたひと粒、チョコレートの猫さんを再び見つめて。
「……やっぱりいつか猫を飼ってみたいわ。チョコレート色の靴下猫さん」
 そう猫さんがいる生活を、藍はしてみたいと思うのだけれど。
 ふるりと微かに首を横に振りつつも紡ぐ。
「でもまだ猟兵をしてるうちは難しいわね」
 ……一人きりでお留守番もかわいそうだもの、って。
 けれどやっぱりいつかは、なんて。そっとチョコレートをひと粒、口へと運びながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ザクロ・シャハブ
キー(f14289)といく
「お菓子パーテーだな」
俺はシフォンケーキとニンジンケーキのチョコがけとチョコチップスコーンを貰おう
「キーは…たくさん食べるな」
沢山食べてムキムキになるといいな

まずはニンジンケーキを一口
しっとりしてて甘々だ
チョコとの相性も最高

そしてチョコチップのスコーン
これはチョコクリームをたっぷりつけて…うん、サクサクだ

選んだのはキーにも分けよう
相手の皿にあっても、美味しいを分け合うのが大切だから
「マシュマロもあるぞ。」

…デザートの後にメインディッシュは良くないな
UC発動。ぼやけた何かに任せてお茶会をつづけよう

シフォンケーキにも手を…無くなってるが???
(UCの男性がつまみ食い)


キール・グラナドロップ
黒うさぎさん(f28253)と一緒に!

わーい! ご褒美のチョコー!
沢山食べるぞーぅ!

はわ……でも、いっぱいチョコがあってどれにしようか迷っちゃうね……ポク、小さいから全部はさすがに難しいだろうし……そうだ! ねこねこショコラアフタヌーンティーにしよう! 少しづつだから小さいボクでも食べやすそう!
黒うさぎさんも一緒に食べよう!
飲み物はもちろん、ホットチョコレートで!

せっかくのお茶会を邪魔してくるオブリビオンには……影くんお願い! 影くんの中にご招待してあげて!(【影の沼へようこそ】発動)
黒うさぎさんのユーベルコードから出てきた別のウサギさんも、これで戦いやすくなるかな?



 魔法のかかったお菓子の森も、とても楽しくて美味しかったけれど。
「わーい! ご褒美のチョコー!」
「お菓子パーテーだな」
 おつかいのお礼にと、キール・グラナドロップ(影に縋る者・f14289)とザクロ・シャハブ(懐中兎計・f28253)がねこねこショコラティエに招待されたのは、とっておきのチョコで作られたスイーツがいっぱいのパーティー。
「沢山食べるぞーぅ!」
 そうわくわくとはしゃぐキールの隣で。 
 ザクロが早速皿に取るのは、シフォンケーキとニンジンケーキのチョコがけとチョコチップスコーン。
 そんな黒うさぎさんの様子を見つめながら。
「はわ……でも、いっぱいチョコがあってどれにしようか迷っちゃうね……」
 ……ポク、小さいから全部はさすがに難しいだろうし……と。
 キールはうーんと頭を悩ませるけれど。
 ねこねこスタッフが運んでいるそれを見れば、瞳をキラキラ。
「そうだ! ねこねこショコラアフタヌーンティーにしよう! 少しづつだから小さいボクでも食べやすそう!」
 小さなキールにちょうど良さそうなプチスイーツがいっぱい並んだ、豪華な3段スタンドを見て。
 そして目の前に、頼んだねこねこショコラアフタヌーンティーが運ばれてくれば――いただきます!
 はむはむと口に運ぶたびに、その美味しさに幸せいっぱい。
「キーは……たくさん食べるな」
「黒うさぎさんも一緒に食べよう!」
 自分をまじまじと見つめるザクロ二も、お裾分けしながら。
 そして勿論、飲み物にホットチョコレートを頼むそんな様子を見守りながらも。
 ザクロはこう言葉を向けるのだった――沢山食べてムキムキになるといいな、と。
 それから改めて、まずはチョコがたっぷりと贅沢にかかったニンジンケーキを一口。
「しっとりしてて甘々だ。チョコとの相性も最高」
 さらに、チョコクリームをたっぷりつけたチョコチップのスコーンを――はむり。
「……うん、サクサクだ」
 さすがは猫王ご用達、ニャンピエールの作るスイーツはどれも絶品で。
(「選んだのはキーにも分けよう」)
 ……相手の皿にあっても、美味しいを分け合うのが大切だから、と。
「マシュマロもあるぞ」
「わぁ、黒うさぎさんありがとう!」
 ふたりでお裾分けし合って、美味しい交換こを。
 けれど、折角甘くて美味しいひとときを楽しんでいるのに。
『審査員のみなさん、これがわたしの揚げ物よ~♡』
 突如現れたのは、揚げ物推しの災魔。
「……デザートの後にメインディッシュは良くないな」
「せっかくのお茶会を邪魔してくるオブリビオンには……影くんお願い!」
 ――影くんの中にご招待してあげて! と。
(「黒うさぎさんのユーベルコードから出てきた別のウサギさんも、これで戦いやすくなるかな?」)
 そうキールが影の触手でフライさんを引きずりこみ、その動きを一時的に封じれば。
『……!?』
 刹那『緣』が自我を持ち、オレンジ髪の男性と化して。
 ザクロには見えないそんなぼやけた何かにフライさんは任せて、キールとふたりお茶会をつづける。
 それから今度は、シフォンケーキにも手を……伸ばしたはずなのだけれど。
「無くなってるが???」
 見えない彼がひょいっと、つまみ食いしちゃいました。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マシュマローネ・アラモード
【💫💫】
(ティタとお互い猫耳をつけたまま、なんだか可愛くってちょっぴりおかしくなって微笑んで)
モワ!なんだか気に入っちゃいましたわね?
メニューは……ねこねこショコラアフタヌーンティー!
ふふふ、なんだか素敵なお名前!ワクワクしてきましたわ!

出てくるかわいいねこねこスイーツに目を奪われて、これはキチンとお写真に収めましょう!
とても素敵で美味しいお菓子でしたわね?

ティタ?どうかなさいました?
(猫撫で声のティタに察して)
モワ!ねこねこショコラ、ニャンピエールさんの再現は難しいですが、腕によりをかけて!

(※フライさんはUC攻性解呪でポカっと叩いておいてお引取り願いますわね)


ティタ・ノシュタリア
【💫💫】

メニューを見るだけでもわくわく、猫耳をぴんと立て
ふふっ、猫さんでいるのなんだか気に入っちゃいました!
パーティーが終わるまではこのままでいます!

何にするか決めましたか?
ねこねこショコラアフタヌーンティー……!なんて魅力的な響きでしょうか……!
ぜひお願いします!

運ばれてくれば目を輝かせて
なかでも特に猫さんを模したものがお気に入り!
私も同じようにお写真を。これも素敵な旅の記録です!

とっても美味しかったです!猫さんスイーツまた食べたいなぁ……
ちらり、あなたを見て。悪戯っぽく微笑んで
えへへー。頼りにしてますね、マシュマローネ先生!

ふふん、今の私は猫さんなので。わがままだって言っちゃうのです!



 楽しくて美味しかった魔法のお菓子の森から、ニャンピエールのパティスリーへと戻ってきて。
 おつかいも大成功に終わったのだけれど。
 メニューを見れば、ティタ・ノシュタリア(夢を見る宇宙そら・f38779)の猫耳もわくわく、ぴんっ。
「ふふっ、猫さんでいるのなんだか気に入っちゃいました!」
 パーティーが終わるまでは、このまま猫ちゃんなのです!
 そんなティタと同じ様に、猫耳をつけたまま。
「モワ! なんだか気に入っちゃいましたわね?」
 マシュマローネ・アラモード(第十二皇女『兎の皇女』・f38748)は微笑んでしまう。
 だって、なんだか可愛くってちょっぴりおかしくなって。
「何にするか決めましたか?」
 そう訊ねてきたティタに、声高で答える。
「メニューは……ねこねこショコラアフタヌーンティー!」
 それは色々なスイーツを一度に楽しめる、贅沢なチョイス。
 そして返って来たマシュマローネの声に、ティタも瞳をキラキラ。
「ねこねこショコラアフタヌーンティー……! なんて魅力的な響きでしょうか……!」
「ふふふ、なんだか素敵なお名前! ワクワクしてきましたわ!」
 ……ぜひお願いします! と、ねこねこスタッフに早速オーダーを。
 それから運ばれてきたのは、ねこねこいっぱいの3段スタンド。
 出てくるかわいいねこねこスイーツに目を奪われつつも、マシュマローネは食べるその前にカメラを向けて。
「これはキチンとお写真に収めましょう!」
「これも素敵な旅の記録です!」
 ティタもさらに目を輝かせながら、同じようにぱしゃり。
 なかでも特にお気に入りの、色々な猫さんを模したキュートなチョコレートを。
 そしてふたりで、はむはむにゃーにゃー、存分にその美味しさとねこねこなひとときを楽しんで。
 全て美味しく食べ切ってしまった後、ティタはちらり。
「とっても美味しかったです!」
 それからマシュマローネを見つめ、悪戯っぽく微笑んで。
 そんな様子に気が付いたマシュマローネは、瞳をぱちり。
「ティタ? どうかなさいました?」
 一瞬、首をふと傾けるけれど。
「猫さんスイーツまた食べたいなぁ……」
 耳に届いたのは、そんな甘えたような猫撫で声。
 それを聞けば、すぐに察して。
「モワ! ねこねこショコラ、ニャンピエールさんの再現は難しいですが、腕によりをかけて!」
『審査員のみなさん、これがわたしの料理テク……ふぎゃ!』
「えへへー。頼りにしてますね、マシュマローネ先生!」
 何気に、発動したアグレッシブ・ディスペルでポカっと叩いてフライさんは秒でお引取り願ってから。
「よかったら、レシピどうぞニャ!」
 むしろニャンピエールから、ねこねこショコラのレシピを貰って。
 これでまた、ねこねこショコラにありつけるはず。今度はマシュマローネ先生お手製の。
 そんな楽しみな約束に、ティタは猫さんのお耳を再び、ぴこん。
 だって、今日は特別。わがままだって言っちゃうのです!
 マシュマローネと一緒にゆうらり尻尾を揺らしながら――ふふん、今の私は猫さんなので、なんて。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ティーシャ・アノーヴン
【銀妖花】

ご自分の好きなものがあるのはよろしいですし、それを勧めたくなる気持ちもわかりますよ。
ですが、ええっと・・・場所や状況を弁えましょう?
揚げ物は揚げ物のパーティーを開けばよろしいのでは?

さて、大鰐霊様をお呼びして、準備は整えつつ、チョコレートを堪能しましょうか。
食べ過ぎないようにしませんとね。最近ちょっと気になる、気がします?
ああ、そんな凝視しないでくださいな、風花さん!

糖分少し控えめのチョコレートはあるでしょうか?
私はあまり詳しくないので、ニャンピエールさんに聞いてみますわね。
風花さんはどんなチョコレートを?
あ、チョコレートカクテル、いいですわね。ふふ・・・やはりこれがありませんとね。


七霞・風花
【銀妖花】
好き……ですけど揚げ物。
ティーシャさんの言うようにそれはそれ、これはこれ。
ええ、またの機会にお願いしたく。
今日のところは遠慮させていただくとしましょうか。

とりあえずはまあチョコレート食べましょう。
カロリーですけど、んー、ティーシャさん運動もしますし多少食べてもいいのでは?
気にしすぎですよ?
カクテル入りもいいですし、こちらのお砂糖たっぷりも……ね?(にっこり笑って
私は、そですね……ホットチョコレートいただきましょうか。
あとはこちらのマカロンを。

ふふ、甘味は幸せ。
そして幸せを分かち合えるというのは、良いものです。
だから多少カロリー多めでも。
……ホットチョコレートもいかが、ティーシャさん?



 おつかいを無事に終えて、ニャンピエールから招待されたのは。
 甘ーいチョコレートいっぱいのスイーツパーティー……の、はずなのに。
『審査員のみなさん、これがわたしの料理テクよ~♡』
 いきなり現れて、揚げ物を推してくるのは『セクシー料理人魚』人魚フライさん。
 そんなフライさんを見遣って。
「好き……ですけど揚げ物」
 七霞・風花(小さきモノ・f13801)は、そうは言うものの。
「ご自分の好きなものがあるのはよろしいですし、それを勧めたくなる気持ちもわかりますよ。ですが、ええっと……」
 ――場所や状況を弁えましょう?
 ティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)のそんな言葉に、こくりと頷く。
「ティーシャさんの言うようにそれはそれ、これはこれ。ええ、またの機会にお願いしたく」
 ということで。
『えっ、まさかわたしの揚げ物を食べないって言うの……ふぎゃ!?』
「揚げ物は揚げ物のパーティーを開けばよろしいのでは?」
「今日のところは遠慮させていただくとしましょうか」
 ティーシャが大鰐霊様を呼べば、その大牙でがぶり、さくっと。
 フライさんには、お引き取り願いました!
 今日は、そんな揚げ物ではなくて。
「とりあえずはまあチョコレート食べましょう」
「さて、チョコレートを堪能しましょうか」
 甘くて美味しいチョコレートを食べます!
 でも、揚げ物よりはいいかもしれないけれど……ティーシャはこう続ける。
「食べ過ぎないようにしませんとね。最近ちょっと気になる、気がします?」
 そう、ちょっぴりカロリーが気になるお年頃です……?
 そしてそんな彼女の声に風花は返す。
「カロリーですけど、んー、ティーシャさん運動もしますし多少食べてもいいのでは?」
 ……気にしすぎですよ? なんて。
「カクテル入りもいいですし、こちらのお砂糖たっぷりも……ね?」
 そう、じいとティーシャの姿を見つめながら。
 そんな向けられた視線に、ティーシャは大きく瞳を見開いて。
「ああ、そんな凝視しないでくださいな、風花さん!」
 それから、ずらりと並ぶチョコレートを見遣りつつも紡ぐ。
「糖分少し控えめのチョコレートはあるでしょうか?」
 けれどあまり詳しくないから、ニャンピエールに聞いてみて、糖分が比較的低めのものをお願いしてから。
「風花さんはどんなチョコレートを?」
「私は、そですね……ホットチョコレートいただきましょうか。あとはこちらのマカロンを」
 そして風花は、はむりと。
 摘まんだマカロンを口にすれば、思わずほわりと瞳を細めるのだけれど。
「ふふ、甘味は幸せ。そして幸せを分かち合えるというのは、良いものです。だから多少カロリー多めでも」
「あ、チョコレートカクテル、いいですわね。ふふ……やはりこれがありませんとね」
 そう言ったティーシャへと、そっとすかさず差し出す。
「……ホットチョコレートもいかが、ティーシャさん?」
 カロリーはあるかもしれないけれど……お酒が入っていない、甘くて美味しいホットチョコレートを。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

樹神・櫻沙
山立さん(f37635)と

…絶品チョコスイーツ…!
わあ、わぁ…こんなに素敵なものが沢山
どうしましょう、迷ってしまいます

暫く迷ってからアフタヌーンティーをお願いし、紅茶を貰って
一つずつ味わう(大食いの為取り分けたものはしっかり完食)
ケーキは濃厚で素晴らしくて、ジュレが入ったものも香りが良くて美味しい
大きなものはシェアしたいなと思いつつ口に出せずそわそわ
あの、良ければアイスとパンケーキやパルフェは半分に出来ればと…
…今日だけは、お酒がまだ飲めないのが一寸残念ですね

…何か騒がしい気が…
え、セク、シー……?
と、とにかくこんなところで暴れられては危険です
右手の甲の聖痕に唇を寄せ、桜吹雪へと変えて攻撃を


山立・亨次
樹神(f26681)と

(スタッフに内心和みつつ)
こりゃあ……期待以上だな
見た目も猫モチーフで可愛いし
軽食を挟める気配りもいい

俺も同じの貰うか
(沢山食べる様子に少し微笑ましげ)
(ちゃんと完食する&美味しそうに食べる人は好印象)
オペラは菓子職人が目指す究極の一品だって言うが
見た目も華やかで繊細、味も濃厚ながらしつこくない
マカロンのピエも綺麗だし、食感もきめ細かい
……ん、何かシェアするか?
自分で頼まなかったやつも食いてぇし

酒か……機会があったら飲みに行くか?
数年後にはなっちまうが

……ん、揚げ物?
だな、スタッフたちも護らねぇと
樹神の攻撃を躱せねぇように
|揚げ物の幻《かすみ》でも食ってろ(食前方丈・戒)



 おつかいも無事に完遂、ニャンピエールもどうやら無事に猫王にチョコレートを献上できたようで。
 招待されたのは、甘い香りいっぱいのパーティー。
「こちらのお席にどうぞニャ!」
 そして、席まで案内してくれた猫さんをじいと見遣ってから。
「こりゃあ……期待以上だな」
 そう呟きを落とすのは、山立・亨次(人間の猟理師・f37635)。
 その表情は特に大きく変わったりなどはしないけれど。
 何気に、内心和むのだった。キュートなもふもふねこねこスタッフさんに。
 いや勿論、その期待は猫さんの可愛さだけではない。
「……絶品チョコスイーツ……!」
 そう金の瞳をキラキラと輝かせるのは、樹神・櫻沙(Fiori di ciliegio caduti・f26681)。
「わあ、わぁ……こんなに素敵なものが沢山」
 ……どうしましょう、迷ってしまいます、なんて。
 普段無口でぼんやりしている彼女の心を今、目に見えて躍らせているのはそう、ずらりと並んだスイーツたち。
 だが、それも当然。
 何て言ったって、このスイーツを手掛けたのは、猫王のご用達だというねこねこショコラティエなのだから。
 そして亨次は、渡されたメニューやニャンピエールの作ったスイーツを眺めて。
「見た目も猫モチーフで可愛いし、軽食を挟める気配りもいい」
 その腕が一流だということを確信しつつも。
 暫く悩みに悩んだ櫻沙が、紅茶と共に頼んだのは、ねこねこショコラアフタヌーンティー。
「俺も同じの貰うか」
 亨次も、そう同じものを注文して。
 豪華でキュートな3段スタンドと飲み物が運ばれてくれば。
 ひとつずつ、スイーツを幸せそうに味わう眼前の彼女を、少し微笑ましげに見つめる。
 取り分けたものはしっかりちゃんと完食して、何よりとても美味しそうに食べる姿に。
「ケーキは濃厚で素晴らしくて、ジュレが入ったものも香りが良くて美味しいです」
 それから、そうもぐもぐといっぱい食べつつも櫻沙が紡げば。
 亨次もオペラをはむりと口に運んでから、マカロンを摘まんでみる。
「オペラは菓子職人が目指す究極の一品だって言うが、見た目も華やかで繊細、味も濃厚ながらしつこくない。マカロンのピエも綺麗だし、食感もきめ細かい」
 猟理師として、その見事な出来に感心しながら。
 そんなアフタヌーンティーは、色々なプチスイーツを贅沢に堪能できるのだけれど。
 櫻沙は、スイーツを口に運んではその味をじっくり確かめるように食べる彼へと、ちらりと視線を向けて。
 口に出せず、ちょっぴりそわそわしてしまう。
 大きなものはシェアしたいなと、そう思うのだけれど。
 そして亨次はふと、彼女の様子に気が付いて。
「……ん、何かシェアするか?」
 そう声を掛けてみれば、ぱっと嬉しそうに輝く瞳。
 それからそうっと、櫻沙はこうお願いを。
「あの、良ければアイスとパンケーキやパルフェは半分に出来ればと……」
 そんなちょっぴり遠慮気味な彼女に、亨次は頷いて返す。
「自分で頼まなかったやつも食いてぇし」
 そしてわくわく、追加で気になるものを頼みつつも。
 櫻沙はメニューに視線を落として、ぽつり。
「……今日だけは、お酒がまだ飲めないのが一寸残念ですね」
 チョコレートを使ったアルコール類は、とても美味しそうで。
 でもまだふたりともお酒は飲めないから……ちょっとだけ、残念に思うけれど。
「酒か……機会があったら飲みに行くか? 数年後にはなっちまうが」
「え、いいんですか……? 良ければ、行きたいです」
 彼の言葉に、こくりと頷く。数年後の約束を嬉しく思いながら。
 そして今日のところは、改めて紅茶でそっと乾杯して。
 まだまだ、絶品スイーツを満喫しようと……思ったのだけれど。
「……何か騒がしい気が……」
 ふとそう顔を上げてみた櫻沙は、思わずきょとりとしてしまう、
「え、セク、シー……?」
 そんな突如現れた、セクシー? な存在とは。
「……ん、揚げ物?」
 ええ、揚げ物です。
『審査員のみなさん、これがわたしの至高の揚げ物よ~!』
 その揚げ物……『セクシー料理人魚』人魚フライさんは空気を読まずに揚げ物を推しながらも。
 勝手にアルダワ料理評議会審査員を名乗る方々を召喚する。
 いや、揚げ物も確かに美味しいのだけれど。
「と、とにかくこんなところで暴れられては危険です」
「だな、スタッフたちも護らねぇと」
 自称セクシーなフライさんを見遣りつつも言った櫻沙に、亨次も頷いて返してから。
「揚げ物の幻かすみでも食ってろ」
『あらっ、美味しそうな沢山の揚げ物……、っ!?』
 発動させた『食前方丈・戒』で揚げ物の幻覚を放ち、攻撃を躱せないようにとフライさんの動きを止めれば。
 ――……この花嵐からは、逃げられません。
 櫻沙が右手の甲の聖痕に唇を寄せた刹那、パーティー会場に桜吹雪が嵐のように渦巻く。
 揚げ物を無理矢理食べさせ、パーティー会場を揚げ物品評会にしようとする不届きな輩は、お呼びではないから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

冬原・イロハ
【🎀🌟⚙】

ウフフ、ニャンピエールさんのお菓子とっても綺麗!
スマホでパシャっと記念に撮りたいですね
技術を学ぶ真剣な表情のエリシャさんや様々なチョコに瞳を輝かせているニイヅキさんもぱしゃっと

食べるのが勿体ないですねぇ
お二人とお話しつつ、ぱくっと食べたらチョコは本当に美味しくて!
はわー、一粒一粒が全然違うのです
チョコレートの叡智ですね

あっ、人魚フライさん
人魚フライさんB級グルメのチョコフライを知っていますか?
私、食べてみたくって!
ニャンピエールさんに端材なチョコをいただいて
私はUCで防御しつつ、
人魚さんに高温でサクッと香ばしく揚げるフライハイをしてもらいます
チョコフライ、どんな味かしら


エリシャ・パルティエル
【🎀🌟⚙】

あたしたちも楽しかったけど
ニャンピエールの役に立てて良かったわ

王室ご用達のショコラティエの技術を学びたいから
邪魔にならないようにちょっと見学させてもらって…
やっぱりすごいわ!

食べるのもったいないニイヅキの気持ちわかる
イロハは写真に撮ってくれたのね
じゃあ心置きなく味も楽しみましょ!

お酒を使ったチョコは自分で作る参考にもしたいの
なるほどこういう組み合わせもありね…!

あたしマカロン好きなの
ニイヅキ、これも美味しいわよ
猫ちゃん要素があるのほんと可愛い!

あら場違いな災魔が
ふふ、二人ともチャレンジャーね
確かにおすすめとチョコフライは気になるわね
あたしも食べてみたいわ
あ、品評とかはいらないから


尾花・ニイヅキ
【🎀🌟⚙】
これがニャンピエールのお菓子……!

宝石のようなチョコも猫のチョコも、可愛くて食べるのが勿体ない……!

僕、ガトーショコラやオペラを食べたい!
ふんわりしっとりしたガトーショコラ、オペラはつやつや綺麗。
エリシャのおすすめのマカロンも可愛くて美味しい!
どれも見た目も味も良い……流石プロ。匠の技ってやつなのかな。

む、来たな人魚フライ。
揚げ物もいいのはわかる。お前のおすすめのフライをくれないか?
タルタルもくれるのか?優しいな(UCの魔弾で相殺して量を調整しつつ)
僕からはニャンピエールのガトーショコラをおすすめするぞ!
たまには異文化交流だっていいだろう?
あっ、僕にもチョコフライをくれないか!?



 みんなで猫になっていっぱい楽しんだ、魔法のお菓子の森から戻ってきて。
 おつかいのクーベルチュールをとってきてくれたお礼にと、ニャンピエールが招待してくれたのは、スイーツパーティー。
「あたしたちも楽しかったけど、ニャンピエールの役に立てて良かったわ」
 無事に猫王にもチョコレートを献上できたと聞いたから。
 エリシャ・パルティエル(暁の星・f03249)は、ありがとうございますニャー! と何度もお礼を告げるニャンピエールにそう笑んで返して。
 そのお礼にと並べられたのは、彼が腕によりをかけて作ったスイーツたち。
 いや、ただのスイーツではない。
「これがニャンピエールのお菓子……!」
「ウフフ、ニャンピエールさんのお菓子とっても綺麗!」
 尾花・ニイヅキ(新月の標・f31104)と冬原・イロハ(戦場のお掃除ねこ・f10327)も思わずうっとりしてしまう、絶品スイーツなのだ。
 そんな綺麗で可愛いチョコレートはとても美味しそうなのだけれど。
「宝石のようなチョコも猫のチョコも、可愛くて食べるのが勿体ない……!」
 食べたいのだけれど、食べるのがもったいないけれど、でも食べたい……!
 そんな葛藤にあちこち揺れ動くニイヅキの心。
 けれど、そんな絶品チョコレートたちをすかさず――ぱしゃり。
「スマホでパシャっと記念に撮りました」
 イロハは食べた後もその姿が残るよう、映えるスイーツたちにシャッターを切って。
 王室ご用達のショコラティエの技術を学びたい、と。
 邪魔にならないようにちょっぴりニャンピエールの作業を見学させてもらっていたエリシャは思わず声を上げる。
「やっぱりすごいわ!」
 うにゃにゃっとスイーツを作り上げていくその手際の鮮やかさに。
 そんな、技術を学ぶ真剣な表情のエリシャや様々なチョコに瞳を輝かせているニイヅキにも、イロハはスマートフォンを向けて。
 ぱしゃっと、ふたりの姿も画像におさめる。
 そしてエリシャは、あとでニャンピエールからコツを教わりつつレシピを貰うことにして。
「食べるのもったいないニイヅキの気持ちわかる。イロハは写真に撮ってくれたのね」
 ふたりへとそう瞳を細めた後、ぐっと気合い十分続ける。
 ――じゃあ心置きなく味も楽しみましょ! って。
 美味しそうなお菓子たちは勿論のこと、たくさん楽しいお喋りができるのもわくわく嬉しくて。
「食べるのが勿体ないですねぇ」
 イロハもふたりとお話しつつも、手にしてみたチョコレートをひと粒、ぱくっ。
 刹那、口の中で蕩けるような美味しさがいっぱいに広がって。
 さらにもうひと粒、別のものを食べてみれば。
「はわー、一粒一粒が全然違うのです」
 食べたチョコレートは本当にどれも美味しくて。
 チョコレートの叡智ですね、って――そうお耳をぴこり。
 そんなイロハの声に、エリシャもうんうんと頷きながら。
「お酒を使ったチョコは自分で作る参考にもしたいの」
 定番のブランデーやウィスキーのものは勿論、ニャンピエールおすすめのシェリー酒のものも試しに食べてみれば。
「なるほどこういう組み合わせもありね……!」
 芳醇で甘いお酒とチョコレートのマリアージュは絶品。
 そしてニイヅキが嬉々と皿に乗せるのは。
「僕、ガトーショコラやオペラを食べたい!」
 ふんわりしっとりしたガトーショコラに、つやつや綺麗で濃厚なオペラ。
 それに、さらに手を伸ばすのは。
「あたしマカロン好きなの。ニイヅキ、これも美味しいわよ」
「エリシャのおすすめのマカロンも可愛くて美味しそう!」
「猫ちゃん要素があるのほんと可愛い!」
 エリシャが推す、ねこねこマカロンもころんと追加で。
 そして勿論やっぱり、キュートなだけではなく。
「どれも見た目も味も良い……流石プロ。匠の技ってやつなのかな」
 食べれば思わずほっぺたが落ちそうになるほどの、目でも舌でもいっぱい楽しめる美味しさ満載。
 そして美味しいチョコレートやスイーツをキャッキャ摘まみながら、楽しくお喋りしていたのだけれど。
『これが高温でさくっと揚げた、わたしのアゲアゲ料理テクよ~!』
 いきなり現れたのは、そう。
「あっ、人魚フライさん」
「あら場違いな災魔が」
「む、来たな人魚フライ」
 賑やかなパーティーに誘われたのか、空気が読めない『セクシー料理人魚』人魚フライさん。
 そしてニイヅキは、頷きながらもフライさんにこうお願いしてみる。
「揚げ物もいいのはわかる。お前のおすすめのフライをくれないか?」
『あら、じゃあタルタルウェイブもあげちゃう!』
「タルタルもくれるのか? 優しいな」
 フライさんから、揚げ物とタルタルを貰いたいと。
 そしてたっぷりとフライさんがサービスして飛ばしてくれるタルタルを魔弾で相殺し、量を調整して。
 そのお返しに、と。
「僕からはニャンピエールのガトーショコラをおすすめするぞ!」
 ……たまには異文化交流だっていいだろう? って、一押しのガトーショコラをおすすめします!
 それからイロハは、フライさんをじいと見つめて。
 キラキラ瞳を輝かせながら、こううきうきと紡ぐ。
「人魚フライさんB級グルメのチョコフライを知っていますか? 私、食べてみたくって!」
 だって、今こそまさに、チョコフライを味わうチャンス到来……!? 
「あっ、僕にもチョコフライをくれないか!?」
 ニイヅキも、そんなB級グルメにわくそわ超期待。
 エリシャはふたりの言葉に頷きながらも。
「ふふ、二人ともチャレンジャーね。確かにおすすめとチョコフライは気になるわね。あたしも食べてみたいわ」
 ……あ、品評とかはいらないから、と。
 召喚されたアルダワ料理評議会審査員を名乗る方々をさくっと拒否る。
 欲しいのは批評ではなく、チョコフライなのですから……!
 ということで。
『……え、あなたたち!? ちょ、カワイイ顔して……あっ、つぅッ!?』
「チョコフライ、どんな味かしら」
 イロハは、今度は人魚さんにしてもらうことに。
 そう――高温でサクッと香ばしく揚げるフライハイを!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
ニャンピエールさん、すごい…魔法みたいにお菓子が出来ていく…
パーティー、凄く楽しみ
もう、猫姿じゃなくて…いいんだよね…?

でも、森であれだけ貰ったのに…いいのかな(言いつつメニューを見
…!!!
お、美味しそうすぎる…!
これは別腹大丈夫問題ない

もう全種類いきたい…アフタヌーンティーにしよう
くろ丸の好きなケーキやパンも追加して
ビュッフェで二人、目を輝かせてウロウロ
うぅ…最高だね…
最後の紅茶(くろ丸はミルク)を飲んで大満足

…え?ここから揚げ物?
や、ダメではない、けど…揚げ物好きだけど…
……うん、今じゃない
(申し訳なーく視線を向け、眼鏡をクイッ
フライさんをそっと倒す
ごめん…料理の順番って、やっぱり大事だね



 お菓子でできた魔法の森も、とてもわくわくしたけれど。
「ニャンピエールさん、すごい……魔法みたいにお菓子が出来ていく……」
 うにゃにゃっと次々と美味しそうなスイーツを作り上げる、ふにふに肉球のキャンピエールの手は、まるで魔法みたい。
 それに、おつかいのお礼にと、青和・イチ(藍色夜灯・f05526)も招待されたのだ。
「パーティー、凄く楽しみ」
 絶品チョコレートスイーツ食べ放題のパーティーに。
 それから、にゃーと鳴きつつも、付けている猫さん尻尾にてしてしじゃれているくろ丸に気付いて。
「もう、猫姿じゃなくて……いいんだよね……?」
 やっぱり、きょろきょろと知り合いに見られていないかを確認しつつ、そっと猫装備を外して。
「でも、森であれだけ貰ったのに……いいのかな」
 受け取ったお品書きへと何気なく視線を落とせば。
「……!!! お、美味しそうすぎる……!」
 イチは強く確信するのだった。
 ――これは別腹大丈夫問題ない、と。
 ということで、オーダーするスイーツはやはりこれ。
「もう全種類いきたい……アフタヌーンティーにしよう」
 わふっと今度はいつも通りに鳴いたスイーツ女子なくろ丸にも、好きなケーキやパンを追加してあげて。
 ビュッフェで二人、キラキラ目を輝かせてウロウロ。
「うぅ……最高だね……」
 気になるスイーツを取っていけば、幸せいっぱいのチョコマウンテンの出来上がり。
 そして存分にスイーツを食べた後、くろ丸にはミルクを取ってあげながら。
 最後に紅茶を飲んで、大満足!
 困っている猫さんも助けられて、美味しいスイーツもいっぱい食べられて、言うことなし……と思いきや。
『さぁ、追い揚げ物はいかが~!』
「……え? ここから揚げ物?」
 何だかちょっと衣がぼろぼろになっているフライさんから、揚げ物を推されるけれど。
「や、ダメではない、けど……揚げ物好きだけど……」
 確かに揚げ物は美味しい。とても美味しいのだけれど。
「……うん、今じゃない」
『え、そんな……ぎゃあっ!?』
 申し訳なーく視線を向け、眼鏡をクイッ。
 さっくりそっと、フライさんをメガネビームで行殺するイチ。
 そして、ごめん……と一応謝りながらも。
 くろ丸と顔を見合わせ頷き合い、改めてこう実感するのだった。
 ――料理の順番って、やっぱり大事だね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルーシー・ブルーベル
【心彩】

ニャンピエールさん、うれしそうだったね
猫王さまも喜んで下さったかな
ルーシーたちもスイーツパーティー楽しみましょう、なゆさん

メニューはどれもおいしそう
ルーシーは色々頂けそうな
ねこねこショコラアフタヌーンティーにします!
飲物はチョコフレーバーの紅茶を
なゆさんはどれにする?
ふふ、同じアフタヌーンティね?

テーブルの上がチョコのお花畑!
なゆさん、このガナッシュ、ブルーベリーのジュレ入りだわ
オペラの濃厚なお味も幸せ
塩味のあるパスタを挟むと口がリセットされて
いくらでも頂けそう

ふとなゆさんがこちらを見て微笑んでる
顔にチョコがついてるの?
ネコみたいに頬を手の甲で拭っても、ない
…あう。今ホットチョコより顔が熱い気がする
でもなゆさんが楽しそうなのは嬉しい
!食べる!実は気になっていたの
ね、こちらはもう食べた?ルーシーのおススメよ
こうして感想が言い合えるのも楽しい!
次はなゆさんがお好きなフルーツサンドにしようっと

美味しいチョコとお茶と共に
あなたと咲かすおしゃべりは本当に幸せな気持ち
なんて贅沢な時間でしょう


蘭・七結
【心彩】

お役に立つことが出来たのはもちろん
甘味探しの旅も、とても楽しかったわ
喜んでいただけたのならば嬉しいわね

ええ、喜んで
ステキなお菓子をいただきましょう
彼処も此方もと手を伸ばしてしまうから
わたしも同じものにしようかしら
アフタヌーンティー、楽しみね

はじまりの飲み物は
このホットチョコレートにしましょう

クーベルチュールのショコラパルフェに
ラズベリージュレが溢れるチョコレエト
好物のフルーツサンドへも手が伸びてしまう

嗚呼、塩味の効いたお食事も良いわね
甘味と共に美味しくいただきましょう

濃厚で、豊潤な味覚に舌鼓を打つよう
とても美味しくて、幸せなひと時だわ
綻ぶルーシーさんを眺めていたのなら
わたしも、連られて微笑んでしまう
あなたの愛らしさに見蕩れていたの
此方の甘味も如何かしら?

次なるお話のお供を探しに往きましょう
ルーシーさんが選んでいたもの
ブルーベリージュレのガナッシュとオペラ
欲張って双方を選んでしまおうかしら

あなたとのお喋りも共に過ごす時間も
何方もかけがえのないもの
余すことなく、たんと堪能をしたいもの



 猫の手も借りたいほど困っていたねこねこショコラティエに差し伸べたのは、まさに救いの猫の手。
 そしておつかいを請け負い、猫になって魔法のお菓子の森を行き、無事に目的のクーベルチュールチョコレートを渡し終われば。
「ニャンピエールさん、うれしそうだったね。猫王さまも喜んで下さったかな」
 何度も頭を下げて礼を言い、そして張り切ってチョコレートを作っていたニャンピエールの姿を思い返しながらも。
 言ったルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)の声に、蘭・七結(まなくれなゐ・f00421)も小さく頷いて返す。
「お役に立つことが出来たのはもちろん、甘味探しの旅も、とても楽しかったわ」
 ……喜んでいただけたのならば嬉しいわね、って。
 でもきっと、喜んで貰ったに違いない。だって、おつかいをした自分達も、こんなに楽しくて嬉しいのだから。
 そして猫王も献上された極上のチョコに、今頃大層ご満悦だろうけれど。
「ルーシーたちもスイーツパーティー楽しみましょう、なゆさん」
「ええ、喜んで。ステキなお菓子をいただきましょう」
 今度は、自分達が甘やかなお菓子を楽しむ番。
 おつかいのお礼にとニャンピエールが猟兵の皆のために用意したのは、腕によりをかけたスイーツたち。
 チョコレートのものは勿論、ショコラティエでありパティシエでもあるニャンピエールのレパートリーは豊富で。
 ぱらりとお品書きを開けば、どれもおいしそう、って思わず目移りしちゃう。
 けれど、あれもこれも、色々なものを食べたいから。
 ルーシーがまず選んだのは、やはりこれです!
「ルーシーは色々頂けそうな、ねこねこショコラアフタヌーンティーにします!」
 プチサイズのスイーツや軽食が3段プレートに余すこと並ぶ、ねこねこショコラアフタヌーンティーに決定。
 いや、欲張りさんなのはルーシーだけではなくて。
「なゆさんはどれにする?」
「彼処も此方もと手を伸ばしてしまうから、わたしも同じものにしようかしら」
 七結も同じ、ねこねこショコラアフタヌーンティーに。
 そんなお揃いの選択に、ふたり顔を見合わせて。
「ふふ、同じアフタヌーンティーね?」
「アフタヌーンティー、楽しみね」
 わくわく踊る心もほんわか、嬉しさで擽ったい。
 そして、そんなスイーツたちのお供にと選んだのも勿論。
「はじまりの飲み物は、このホットチョコレートにしましょう」
「ルーシーはチョコフレーバーの紅茶に」
 甘やかなチョコレートのもの。
 それから猫さんウェイターがうにゃっと、注文した品々を運んでは並べれば。
「テーブルの上がチョコのお花畑!」
 眼前に咲き誇るのは、彩りも味も様々なチョコレートたち。
 見つめる瞳もキラキラ、チョコに負けないくらいぱっと笑顔を咲かせながらも、ルーシーはスイーツ並ぶプレートをきょろりと見回して。
「なゆさん、このガナッシュ、ブルーベリーのジュレ入りだわ」
 そうっと口に含んだガナッシュからとろりと溢れるのは、濃厚なブルーベリー味の雫。
 はむりと食べてみたオペラも、濃厚で幸せな味。
 七結も、極上のクーベルチュールを使った絶品ショコラパルフェに、香り高く爽やかな酸味溢れるラズベリージュレのチョコレエト、そしてやっぱり手が伸びてしまうのは好物のフルーツサンド。
 そして、甘いチョコレート三昧というのも良いのだけれど。
「塩味のあるパスタを挟むと口がリセットされて、いくらでも頂けそう」
「嗚呼、塩味の効いたお食事も良いわね」
 ……甘味と共に美味しくいただきましょう、と。
 塩レモンのクリームパスタやモッツァレラチーズとオリーブのパスタ、マリネ風サーモンサンド等の甘くない軽食を合わせれば。
 口の中がリセットされて、甘いスイーツを味わうべく伸ばす手も、ますます止まらなくなりそう。
 そんな濃厚でいて豊潤な味覚に舌鼓を打ちながらも。
「とても美味しくて、幸せなひと時だわ」
 眼前のルーシーを見つめれば、七結は微笑んでしまう。
 そして、ふとその視線と向けられる微笑みに、ルーシーは気付いて。
 一瞬首を傾けるけれど、ハッとする。
「顔にチョコがついてるの?」
 それから、猫のようにてしてしと頬を手の甲で拭ってみても……違うみたい。
 そうもう一度首を捻りつつ七結へと視線返せば、尚のこと笑みが咲いていて。
 七結はルーシーへと紡ぐ。
 だって、あまりにも。
「あなたの愛らしさに見蕩れていたの」
 綻ぶ貴女が、愛らしいのだから。
 そんな届いた言の葉に、ルーシーは瞳をぱちりと瞬かせた後。
「……あう」
 ……今ホットチョコより顔が熱い気がする、って。
 思わず真っ赤なほっぺを両手で押さえてしまうけれど。
 改めて微笑み咲かせる彼女を見れば。
(「でもなゆさんが楽しそうなのは嬉しい」)
 やっぱり綻んでしまう。
 それから七結はくすりと楽しそうに笑みながらも。
「此方の甘味も如何かしら?」
 勧めてみるのは、赤いフラワーチョコレートが咲く苺のタルトレット。
「! 食べる! 実は気になっていたの」
 そんな甘やかなおすすめを見つめる瞳を輝かせ、ルーシーはこくこくと頷いてから。
 恥ずかしかった気持ちも吹き飛ぶくらい、ぱあっと笑顔を咲かせた後。
「ね、こちらはもう食べた? ルーシーのおススメよ」
 返すおすすめは、青い花があしらわれたプチムースショコラ。
 それからも、あれこれ摘まんで口に運んでみては、ふたりお喋りにも花を咲かせて。
 ルーシーはにこにこしてしまう……こうして感想が言い合えるのも楽しい! って。
 そして、次なるお話のお供を探しに往きましょう、と。
 次にお互いが摘まんでみたのは。
「ブルーベリージュレのガナッシュとオペラ、欲張って双方を選んでしまおうかしら」
「次はなゆさんがお好きなフルーツサンドにしようっと」
 相手が選んで、美味しそうに食べていたもの。
 それを口にすれば、思った通り、美味しくて幸せな味わいがふわりと口の中に花開くけれど。
 でも、何よりも微笑んでしまうのは。
(「あなたとのお喋りも共に過ごす時間も、何方もかけがえのないもの」)
 ルーシーと一緒に楽しく味わっているこの甘やかなひとときが、七結にとって、とても幸せで嬉しくて。
 ……余すことなく、たんと堪能をしたいもの、って。
 それを邪魔せんとする災魔にはさくっとお帰り願ってから。
 引き続きふたりで、スイーツパーティーを余すことなく堪能する。
 そしてルーシーの心に咲いている思いも、七結とお揃い。
(「美味しいチョコとお茶と共に、あなたと咲かすおしゃべりは本当に幸せな気持ち」)
 ……なんて贅沢な時間でしょう、と。
 でも、極上のチョコレートと至福のひとときを目一杯、もっと贅沢に味わうつもり。
 楽しいお喋りと微笑みを、一緒に満開に咲かせながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年03月23日


挿絵イラスト