アネット・レインフォール
◆全体
TW6に至る前日譚の描写をお願いします。
イメージは無限のファンタジアの最後から第六猟兵の間に起こった出来事で
参考はTW1のシナリオ「夢、叶えてますか?(falcon)」の続きが近いです。
◆構想
2~3部構成のうちの第1弾。
全部で「タイムゲート調査・探索→戦闘1→幕間→戦闘2→失踪・転移」ぐらいを
考えてますが今回は「戦闘1か幕間」まででお願いします。
(展開次第で変更の可能性あり)
◆他
・基本は以下ですが、非公式ですので設定や解釈、展開などアレンジ歓迎です
・文字数や問題点の調整、NPCの連携もご自由に
・過去作まわりは厳密でなくてOKです
・無理のない範囲且つゆっくりでOKです
もし、ご縁がありましたらよろしくお願いします(礼)
+++
▼
俺は――アネットだ。
出身は同盟諸国で、ジョブは武人。
あれから気の遠くなる程の月日が流れたが…俺は今も、此処にいる。
▼探索
敵を掻い潜りゲート突入後も先は長いと思うので、
遺跡や亜空間等に放り出されたら先ずは周囲を冷静に分析。
時間との勝負、という状況ではあるが
味方に一言残し斥候を買って出て、情報のあった青い光の空間までのルートを探る。
広さ、構造、材質、敵の種類…持ち帰る情報は多いに越した事は無いだろう。
「…あまり離れすぎるのも危うい、か」
▼戦闘1
前哨戦なので雑魚寄りの集団戦(敵はお任せ)
霽月刀を用いた二刀流が主軸です。
(武器やアビリティ名はTW1寄り)
【流水撃】で薙ぎ払いながら戦場を駆け、【達人の一撃】で斬り重ねて
一掃を目指すも敵の多さで引き際を模索。
そんな戦闘の最中、妙な人影を視界の端に捉える。
壁に【チェインシュート】を放ち、巻き取る事で戦線を何とか離脱し
追跡するも姿形は確認出来ず、疑惑だけが残る結果となる
今回の事件、霊査士達は冒険者の1人によって引き起こされたと聞くが…
協力者の存在も否定出来ないのかもしれない――。
●
剣の刃塵降雨
俺は――アネットだ。
出身は同盟諸国で、ジョブは武人。
あれから気の遠くなる程の月日が流れたが……俺は今も、此処にいる。
●タイムゲートの先で
数万年の平穏を破って大地が崩壊を始め、出現した『タイムゲート』。
過去の光景が映し出される奇妙な青い光に包まれたその空間へ意を決して突入し、光が収まると共に目を開けた時――全く見覚えの無い場所にいた。
(どこだ……ここは?)
恐らくは過去の世界なのだろうが、あの未来からどれくらい前の過去なのか。見渡す限り森しかない場所では何もわからない。
「いたた……」
「あれ、皆は?」
否、正確には森以外にも見えるものはある。共に『タイムゲート』から出てきた冒険者達だ。
数は多くなく、経験が浅いのかとても不安そうにしていた。
(何とか彼らを未来へ……いや、『タイムゲート』さえわかれば他の冒険者と合流できるか)
アネットは数万年前の同盟の戦いから生き続けている不老不死の身。未だ修行が完成したとは思わないが、今ここにいる冒険者の中では経験が多い方には違いないだろう。
『希望のグリモア』が破壊されることだけは避けねばならないが、正しい道を最短で選び取るためにも正確な情報が必要だ。
「少し辺りを見てくる。ここがどんな場所で、何があるかもわからないからな」
他にも何人かが分担を申し出て、辺りの探索へ出ることになった。
――そうして別れてから、どれほど経ったか。
「……あまり離れすぎるのも危うい、か」
行けども行けども、人の手の入っていない森ばかり。道らしいのは獣道程度で、人らしき存在が通った形跡すら見当たらない。アネットが空を見上げると、行動を開始した時にはまだ高かった太陽が随分と低くなり、このままでは夜道の森を帰ることになりそうだ。
こんなことで『希望のグリモア』の破壊前に間に合うのか。皆を未来へ返せるのか。懸念はあるが、今は皆を生還させることを最優先と捉えることにした。
(現時点でわかっているのは……この森がかなり広いこと、恐らくランドアース大陸であること、集落や遺跡などは見当たらなかったこと……そんなところか)
探索の道中、目印に枝へ結んでおいた包帯を頼りに集合場所へ向かう。
せめて敵でも出てきてくれれば、もう少し絞り込めそうなものだが。
――その時だった。
●過去の謎
集合場所ヘの道中、茂みが揺れる物音に立ち止まる。
風ではない。何かがいるのだ。
「誰かいるのか」
返答はない。ならば野生動物か敵か、モンスターか。
腰を落として、白黒の霽月刀を鞘から抜き払って両手に構え、臨戦の態勢をとる。
一方、相手は姿を現さないままこちらの姿勢に敵対を見たのか、物音は更に広がっていく。
「姿を現せ。現れないならば……こちらからいくぞ!」
言葉を聞いてくれない相手であることは既に承知。最後通告に見せかけた宣戦布告と共に、茂みのひとつへと斬りかかる。
切り裂かれたその場所からわらわらと姿を現したのは、ネズミグドンだった。
「この時代からもういるのか。彼らの敵ではないと思うが……生かしておいて益があるわけでもないからな」
ざっと見回して二、三十匹程度の群れだろうか。稚拙な武器を手に襲いかかってくる小物達へ、まずは白の刀で流水撃を見舞う。打ち漏らしへは黒の刀で達人の一撃を確実に。一刻も早く合流するためにも、このグドン達を早々に一掃しなければ。
「時間が惜しい、纏めて行かせてもらう!」
それは、歴戦の武人が気の遠くなる年月を積み重ねることで至った、一切の無駄を省いた動き。流れる水の如く横一線に凪いだ後、無造作に一歩を踏み込むと同時に一太刀を入れる。敵の反撃は対の刀で引き受け、また凪いでは一太刀を浴びせる――グドン程度の知能では対応できるはずもない、完成された動きだった。
これでそろそろ最後――と思って、辺りを確認する。
「新手か……ここはグドン達の巣でもあるのか?」
斬り伏せた屍を越えて、次から次へとグドンが増えてくる。
これではいつになっても合流できそうにない。
第一、日が沈んでしまう上にアビリティも打ち尽くしてしまう。
グドンの群れを放置することになるのは遺憾の極みだが、ここは位置を覚えておいて離脱すべきだろう。
目印を頼りに群れとの距離を取るように移動を始めると、群れも獲物を逃がすまいと追ってくる。
(どこか足場にできそうな……、――?)
離脱のためのチェインシュートを打ち込めそうな足場を探していたとき、グドンの群れの向こうに人影のようなものを捉えた。
(まさか……このグドン達を操っていたのか?)
あの人影は、逃してはならない気がした。
幸い少し先に切り立った岩肌が見えたので、そこを足場としてチェインシュートを打ち込んだ。
身体が急速に巻き取られ、グドン達は追い付いて来られない。
人影は――森の奥へ消えていくようだ。
(この状況で深追いはよくなさそうだが……放っておくこともできまい)
グドンの群れから距離を取りつつ、アネットは謎の人影をぎりぎり見失わない程度に追跡することにした。
帰り道を見失わぬよう、目印の包帯はつけながら追跡を続ける。
人影は何かを探すような素振りはなく、知っている道を進んでいるような様子だった。
(一体どこまで進むんだ……)
人影――男か女かも判然としないローブ姿――は、真っ直ぐ森の奥を目指している。恐らくこの先、あの人影の拠点か何かがあるのだろう。
探索した範囲では、周囲に集落も遺跡も無かったはずだ。あの先にある「人の拠点」とは、一体何なのか。
――しかし、太陽はその追跡の完了を待ってはくれなかった。日が傾き、更に影を長くした森は、その暗がりで人影を覆い隠してわからなくしてしまったのだ。
「……俺もそろそろ戻るか……」
これ以上は、本当に仲間達と合流できなくなる。一旦、仲間達に辺りの情報を報告しておくべきだろう。
心残りではあるが、ここで一人行方不明になる方が本末転倒だ。
自身にも言い聞かせるように思考を巡らせると、アネットは目印を頼りに集合場所ヘと戻っていくのだった。
●疑念
今回の事件――霊査士達からは冒険者の1人によって引き起こされたものと聞いていた。
しかし、あの人影は目指していた冒険者とは違うのではないか。
あるいは、全く別の協力者という可能性も否定できないのではないか――疑念は強まるばかりだった。
(もしかすると……ただ『タイムゲート』を見つけて合流する、というだけの話ではないのかもしれないな……)
今自分で思っているのとは全く違う問題に、既に巻き込まれているのかもしれない。
他の冒険者達のためにも、ここからは相手がグドンでも一層気を抜かずに行く必要があるだろう。
未来を生きる彼らを、必ず無事に返さねば。
あの未来のために大地へと還っていった――仲間達の為にも。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴