【サポート優先】徒花の迷宮
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
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かつて、ギガンティア『ベルベットガーデン』があった、戦神海峡アクスヘイム北西部。
エンドブレイカー達の活躍により、今や棘は存在しないはずのこの地で。
古代都市の如き街並みが、棘ではなく——文字通り、茨で覆い尽くされていた。
●
「あなたも助太刀に来てくれた猟兵? 来てくれてありがとう」
鷹野・つくし(鋏角衆のシルフィード・f38792)は現れたあなたにぺこりとお辞儀をして、説明を待つ猟兵たちの輪に加わるよう促した。
「本題に入るよ。……ギガンティアが出現した。みんなには、これの対応にあたってほしい」
かつて、エンドブレイカーの世界には、ギガンティアと呼ばれる多数のマスカレイドが巣食うダンジョンが存在していた。そして現在。エリクシルが何者かの願いを歪めたことにより、新たにギガンティアが発生してしまったのだという。
「でも、エリクシルの力で生み出されたばかりのギガンティアはまだ不安定な状態。このギガンティアを生み出したエリクシルを撃破すれば、破壊することができる」
猟兵たちを信頼の目で見回しながら、つくしは頷いた。
「元になったギガンティアは、ベルベットガーデン。もっとも、知っての通り……このギガンティアは、誰かの記憶や願望をもとにエリクシルによって再現されたもの」
その実、過去にエンドブレイカー達が踏破してきたギガンティア——ベルベットガーデンとは、まったくの別物と言っていいだろう。
「特に違うのは、巨大な迷宮。古代都市を、蔦や茨が覆い尽くして、まるで植物の迷路状態。ここを突破しないと、今回の事件を引き起こした元凶の所には辿り着けない」
迷宮を突破して、その先の最奥に潜むエリクシルを撃破するのが今回の目標だ。
「……向こうに着いたら、マスカレイドの群れがすぐに襲いかかってくる。気をつけて、無事に帰ってきて」
門を開いて猟兵たちを送り出しながら、つくしは思い出したように付け加えるのであった。
TEN
TENと申します。
今回は、巨大な茨の迷路と化したギガンティアを突破していただきます。
スタンダードな冒険シナリオです。
また、こちらはサポート優先シナリオとなっております。
まとまった時間が取れたタイミングで、コツコツ執筆を進めていきます。
通常プレイングを送っていただくのは構いませんが、採用できるかはタイミング次第です。
第1章 集団戦
『ボアヘッド』
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POW : ボアクラッシュ
自身の【牙】を【長大】化して攻撃し、ダメージと【大量出血】の状態異常を与える。
SPD : 剛鬼投げ
【接近して敵を掴んで】から【投げ技】を放ち、【抑え込み】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 集落形成
レベルm半径内を【バルバの集落】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【凶暴性】が強化され、【知性】が弱体化される。
👑11
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イネス・オルティス(サポート)
『この鎧は一族伝統のものよ、それがどうかしたの?』
アックス&ウィザーズ辺境のどこかにある隠れ里に住む一族の女戦士
〔一族伝統の鎧〕のビキニアーマーを愛用し主に〔巨獣槍〕という槍を使う
”ダッシュ”で近づき”なぎ払い”、”串刺し”等をよく行う
ボン・キュ・ボンのナイススタイルで、ビキニアーマーを普段使いしている
恥ずかしさ耐性のあるイネスは、周りの視線を気にしません
そのビキニアーマー姿の存在感で、無意識に誘惑してしまう事がありますが
イネスにそのつもりはありません
アドリブ・絡み・可 ””内技能
描写はセクシーレベルまで
キャバリアには乗らず生身で戦います(他の人のキャバリアを足場にする等はあり)
アレクサンドラ・ヒュンディン(サポート)
人狼の力持ち×ミュータントヒーローです
普段の口調は「私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」、気にいったら「私、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?」
性格は内気で人と目を合わせるのが苦手ですが、人嫌いなわけではなく事件解決には積極的です
戦闘スタイルは力任せで、ダメージはライフで受けるタイプです
日常や冒険の場合、食べ物があるとやる気が増します
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)
パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝大好き。宝石などは勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してからもふる。
アドリブはご自由に。
エリー・マイヤー(サポート)
ごきげんよう、グリモア猟兵さん。
掃除が必要と聞いて手伝いに来ましたエリーです。
【念動力】で掃除できる相手なら任せてください。
とりあえず、念動力で敵の攻撃を防ぎつつ反撃する感じですかね。
単純に念動力で押したり曲げたり捻ったり千切ったりとか、
集めて一塊にして纏めてぶん投げたりとか、
あるいは重い物を掴んで振り回すのもありでしょうか。
尖った力で貫いたり、鋭い力で切り裂いたりとかもできますよ。
重力を相殺して浮かべて動きを封じたりとか、
逆に地面に押し付けて潰したりもいいかもですね。
まぁ、状況次第でそれっぽく戦えますので、適当にこき使ってください。
精神攻撃なんかは対処が苦手ですが…
やれるだけやってみます。
スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●襲撃
からからと、乾いた風が頬を撫でた。
猟兵たちは周囲を警戒しながら、ギガンティアの内部に足を踏み入れる。
辺り一面には、見渡す限り灰色の荒野が広がっており、風化した建造物と思われる石の塊がぽつぽつと点在している。
「……こ、この辺りはまだ、エリクシルの浸食が少ないのでしょうか?」
アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)は小さな声で呟くと、首を傾げた。一部の建物跡をよく見ると、不自然に瑞々しい緑色の蔦が絡みついているのが見える。だが、形状も量も転送前に聞いていた『植物の迷宮』とは程遠い。
「そのようだね。ま、進むべき道が分かりやすくて助かるよ。ほら」
グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)が建物跡のある方向を顎でしゃくる。更に目を凝らして視ることで、点在する建物へ絡みついた蔦が、まるで心臓部へ向かう血管のように――連なって一方向に収束していることが分かった。
「この蔦の先が、私たちの進む道……」
スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)は、蔦が収束する先、荒野の向こう側を眺め、静かに呟いた。
●
どこかにお宝がないか、飛び回ってあちこち物色していたゆえに。パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)は、真っ先に敵の気配に感づいた。
「古い遺跡群……探せば良いモノ見つかりそうだけど。そうのんびりはしていられないみたいねえ」
パルピが荒野の向こう側を見遣ると、他の猟兵たちも彼女の視線を追った。わずかに立ち昇って見えるのは、土煙、だろうか。次の瞬間。
ドドドドドドドドド!
突如、辺り一面に地響きのような音が鳴り響く――否、無数のボアヘッドの大群が、猟兵たち目掛けて駆けてくる音だ!
猟兵たちは、迎撃のために各々の武器を構えた。
「ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?」
そう言うと、グレナディンは齢104を感じさせぬ俊敏さで、真っ先に前に出た。
「あの……」
そんなグレナディンへ、アレクサンドラが遠慮がちに声を掛ける。
「一人で、この数を相手取るのは……。私も、残ります」
目を伏せるアレクサンドラへ不敵な笑みを見せて、グレナディンが頷く。
「心配には及ばないさ。むしろあたしから離れといておくれよ」
アレクサンドラが充分に距離を取ったのを確認してから、グレナディンは大群に向けてブラスターを構える。
「あんた達も、死にたくなけりゃ退きな」
冗談交じりの言葉は、ボアヘッド達には聞き入れられる筈もなかったが。彼らは素直に従っておくべきだったのかもしれない。
何故ならば――。
「下がらなきゃ怪我するよ!」
グレナディンの言葉と共に、ブラスターから攻撃的なオーラの塊が射出された。理力榴弾(フォース・グレネーダー)――ボアヘッドの時代には存在しなかった宇宙技術による高エネルギーの爆弾。炸裂したオーラは、ボアヘッドの集団の一部を円が如く切り取って、一瞬のうちに塵へと変えた。
●
派手な先陣に遅れを取らぬようにと、少し離れた位置に陣取ったアレクサンドラも戦闘の構えを取った。手足を地に着け、獰猛な獣が如く――ボアヘッドの群れに突撃する。次々襲い来る大群を、怪我など厭わず、力任せに切り裂き、噛みつき、張り倒してゆく。アレクサンドラの嚙みつきを振り払おうと、ボアヘッドも自身の牙を長大化させ応戦する。
「はなさ、ない……がうぅぅぅぅっ
……!!」
だがその犬歯は、いくら彼女が傷付き血が流れようとも離れはしない。それどころか、枝分かれし側面に鋸刃が生えた牙に変形し、ますます鋭さを増す。たまらず崩れ落ちたボアヘッドを足場に、アレクサンドラは次の獲物に飛び掛かり。力尽きるまで戦い続けるのであった。
混戦が始まった戦場の中で、パルピは小さな身体で敵の猛攻を搔い潜りながら、泳ぐように飛び回る。勿論、遊んでいるわけではない――飛び回りながら張り巡らすのは、雨紡ぎの風糸。敵の足を引っかけ、機動力を奪いながら、戦場を観察して機を伺い。おもむろに15m四方の徳用折り紙を取り出すと、折り鶴を作成した。
「さて――道具は使い方次第よね」
パルピが唱えると、折り鶴は次々にその数を増やしていき――先ほど見切ったボアヘッド軍団の"急所"を目掛けて、それぞれ羽ばたいていった。攪乱攻撃により、突撃の足を止められたボアヘッド軍団たちが体制を立て直すのに要した時間は、猟兵たちがその数を半減させるには充分すぎるくらいであった。
閑話休題。一仕事終えたパルピは、戦場の喧騒から暫し離れ、転がるボアヘッドの死体にそっと近づいた。身に着けている鎧は粉砕され、そのままでは使えそうもないが、装飾や金属片は悪くない素材になりそうだ――。
「折り紙代。頂いていくわね?」
それらをちゃっかりとポケットに仕舞い込んで、パルピは満足げに微笑んだ。
●
後続のボアヘッドの集団は、既に交戦中の猟兵たちに向かって突き進んでいたようだが。ふとブレーキを掛けると、もう一つの人影の方向を向いた。ボアヘッド達の視線の先。ビキニアーマーの女戦士、イネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)は凛と佇む。その佇まいは、紳士淑女諸君にお見せするには、なかなか……だいぶ……露出度の高い装備なのだが、イネスに気にする素振りはなかった。なぜなら、彼女が身に纏うのは一族に代々伝わる伝統の鎧。機動力と防御力を両立した優れものだと、(主にアックス&ウィザーズ世界の一部で)有名でもある。誇りこそすれ、恥じることなど、ない。
その均整の取れた美しきスタイルに魅了されてか、それともただ本能的に、露出された肌に食いついてか――ともかく、気持ち鼻息を荒くしたボアヘッド共が、イネスに向かって突進してくる。
イネスはその様子にも怯むことなく、巨獣槍を構え、勢いをつけて突撃する。まっすぐに放たれた槍の一撃は、獣たち自身の速度を利用することで、まとめて串刺しにすることに成功した。そのまま大振りに横へ薙ぎ払えば、グギィ、と情けない声をあげ、残りのボアヘッド達も吹き飛ばされる。
故郷に恥じぬ戦いができただろうか――次の戦いに備え、イネスは気を引き締めるのであった。
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「向こうは巧くやっているようですね。私たちも、そろそろ掃除の時間にしましょうか」
冷静に戦場を観察するエリー・マイヤー(被造物・f29376)に、スピネルがそっと耳打ちをする。
「ええ、承りました――『こそこそ行きましょう』」
頷いたエリーが囁くと、二人の身体が念動力に覆われ、透明な状態に変化した。スピネルの放つ矢は、敵より目立たない状態であれば威力が増す。故に、気配を自分から逸らす手段はないかという相談に、エリーが応えたのだ。
礼を言ったスピネルは、透明なまま建物の陰に身を潜める。そのまま聖なる樹で作られた大弓を、そっと構え――。
「密やかに射貫いてあげますよ」
何処からか放たれた矢に貫かれ、数体のボアヘッドが崩れ落ちた。それにより、猟兵目掛けて突撃せんと走るボアヘッドの集団が乱れる。
「グガァッ!? 何処ダ!?」
ボアヘッド達は、矢の主を特定すべく辺りをきょろきょろとしていたが、やがてそれが叶わぬと知ると――此処は自らの縄張りだと主張するかのように、醜い雄叫びを上げ始めた。それは、周囲の知性を無差別に奪い、凶暴化させる『集落の形成』の合図。
弓矢を手繰る手元は狂い、今すぐ前に出て敵をぶん殴りたい――そんな偽物の衝動がスピネルを支配しようとする。だがスピネルはかぶりを振って、その邪念を追い払う。頼れる『お姉ちゃん』であるために、強く優しく在らなければ――きゅっと大弓を握り締め、矢を放つ。ハイドスナイプの効果は未だ続いている。敵の能力の影響下にあったとて、致命の数撃を命中させるには充分だ。支配ごと振り払うように放たれた矢は、ボアヘッドの頭を、華麗に撃ち抜いた。
ボアヘッド達が作る集落の力は、エリーの元へも波及する。急速に失われていくコントロールの制御に残り僅かな集中力を注ぎ込む。器用に分散させて扱っていたエネルギーを一箇所に集中させた。膨大なエネルギーを孕む不可視の重力が、ボアヘッドたちの頭上で膨れ上がり――次の瞬間、断末魔さえ許さず、獣たちはぺちゃんこに押し潰された。
「……少し、やりすぎてしまいましたか。精神攻撃の類への対処は苦手です」
漸くやや冷えた頭で、周囲に敵が残っていないのを確認してから。エリーはふう、と息を吐くのであった。
成功
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第2章 冒険
『迷宮街を駆ける』
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POW : パワーに任せ、壁面や崖を登攀する
SPD : 洗濯ロープや家屋の庇など、僅かな足場を利用して空中を移動する
WIZ : 手早く地図を用意し、目的地へのルートを探す
👑7
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六島・風音(サポート)
ガレオノイドのスターライダーです。
スピードなら誰にも負けません。
基本的に人の話を聞かず、スピード勝負に持ち込みます。
そんなことより駆けっこです。
普通に駆けるか、天使核ロケットエンジン搭載の宇宙バイクで駆けるか、ガレオン船形態で駆けるかは状況によります。
ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
下原・知恵(サポート)
「話は聴かせてもらった。つまり……ここは
戦場だな!」
◆口調
・一人称は俺、二人称はお前
・ハードボイルド調
◆癖・性質
・公正と平等を重んじ、己を厳しく律する理想主義者
・自分の現況を何かにつけてジャングルとこじつけたがる
◆行動傾向
・己を顧みず同志の安全と任務遂行を優先する(秩序/中立)
・UDC由来の人工心臓が巨大ゴリラの変身能力をもたらす
・ジャングルでの戦闘経験から過酷な環境を耐え抜く屈強な精神力と意表を突くゲリラ戦術を体得している
・とりあえず筋力で解決を試みる。力こそパワー
・手軽に効率よく栄養補給できるバナナは下原の必需品
・生真面目がたたり、意図せずとぼけた言動や態度をとることがある
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●いざ迷宮へ
ボアヘッドたちを難なく蹴散らした猟兵たちは、街の中へ足を踏み入れ――そして今、巨大な植物の迷路の前に佇んでいる。辺り一帯、蔦と茨に包まれた無数の建造物で囲まれており、不気味なほどの静寂が漂っていた。
先陣が得た情報から推測できるのは、これらの植物が伸びてゆく方角へ向かえば、中央部へ辿り着くであろうということ。だが、猟兵たちの行手を阻むように、植物の壁は高く深く聳え立っている。さて、どのように攻略すべきだろうか。
「やれやれ、ズルはダメよ~ってことっすかね」
宇宙バイクに乗る狐のお面――リカルド・マスケラス(ロープ際の魔術師・f12160)が呟く。彼は、一足先に迷路上空からの偵察を試みていた。
「飛んで壁を越えようとすると、蔓が伸びてきて邪魔してくるっす」
リカルドの本体は小さな仮面。襲い掛かってきた蔦の間をすり抜けて回避したものの、これ以上進むのは難しいと判断し、戻ってきたようだ。
「とはいえ、この迷路自体かなり入り組んでて、マトモに挑むのは骨が折れそうっす」
「ええ、相当巨大な迷路のようですわね。それに……」
同様に探索を行っていたローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)も言葉を付け足した。
「どんな花園が見られるのか楽しみにしていましたのに、薔薇の一本も見当たりませんの」
花を愛し、薔薇園の古城を作り出す能力をもつローズだからこそ判る。何処となく生命が感じられない蔦や蔓。それは、迷路を形づくる植物たちが――ひいては街並み全体が、この空間を支配するマスカレイドに模倣された偽物であることをも意味していた。
報告を受け、六島・風音(スピードなら誰にも負けません・f34152)は納得したように頷いた。
「話は聞かせてもらいました。真正面から走り抜けましょう」
「ホントに聞いてたっすか!?」
遠ざかるリカルドの声を横目に、風音は自身の宇宙バイクを駆動させ、誰よりも疾く壁の上空へ駆け出していった——。
●地より
一連の流れを見守っていた下原・知恵(ゴリラのゲリラ・f35109)が、静かに口を開く。
「話は聴かせてもらった。つまり……ここは
戦場だな!」
「そっすね~」
……そうだろうか。わずかに浮かんだ疑問は気にしないことにして、リカルドは頷きを返した。知恵の言葉にも一理ある。草木蠢く森林たるジャングルは、植物の迷路に通じる部分があるはずだ。決して突っ込みに疲れたわけでは――ない。
「突破口を探しながら進むしかねぇか。慎重に、だが迅速に――行くぞ」
知恵の後ろにリカルドも続き、迷宮の内部へと進んでゆく。
やがて猟兵たちは、まだ原型が残っている建築物を発見した。街ごと迷路に組み込まれた構造になっているようだ。
「この建物の中を突っ切ればショートカットできそうっすよ」
小窓から忍び込み、建物を覗き込んだリカルドが言った。このまま降りて、鍵と扉に絡んだ蔦を壊せば――
「突っ切れば、か。任せろ」
――その時、知恵が突如として筋骨隆々な巨大ゴリラへと姿を変えた。知恵のUDC生体を原料とした人工心臓には、彼を巨大ゴリラに変身させる機能が備わっているのである。
知恵は片腕を上げる。それが振り下ろされたとき、強固な蔦が絡み付いた扉はいとも容易く砕け散った。知恵はそのまま直線方向の壁に向けて突撃する。――崩れ落ちる音。そして、壁に空いた大穴の先には、迷路の先――中央部へ向けて進むべき道が広がっていた。いいのだ、突破できたのならばそれが正解なんだから。
「食うか?」
知恵が勧めたバナナを、仮面が受け取ったのかどうかは定かではないが――ともあれ、ゲリラ戦に栄養補給は欠かせない。来る戦いに備えて、知恵はバナナを頬張るのであった。
●空より
一方、風音は天使核ロケットエンジンを搭載した宇宙バイクで空を駆けていた。そんな彼女目掛けて、四方八方から蔦や蔓の手が伸びてくる。勿論、彼女とて考えなしに飛び出したわけではない。
「私とかけっこしたいんですね? 負けませんよ?」
それまでよりも少しだけ挑戦的に囁いて。風音は自身のユーベルコードを発動させた。『かけっこ』に夢中になっている間は、すべての戦闘行為を非戦闘行為へと変える――効果を受けた植物たちは、ただ彼女を追いかけることしかできない。絡み付く蔓も尖った木の枝もなんのその――襲い来る植物の攻撃なんかに、この楽しい時間を邪魔させはしない。その凄まじいスピードですべてを強引に振り切りながら、風音を乗せたバイクは迷路区域を走破した。
「あら、素敵ですわね」
その様子を見ていたローズは感心したように呟く。上空からの素早い突破が可能であれば、それに越したことはない――この迷路が薔薇の迷宮なら、散歩も悪くないと思っていたけれど。
「力を貸して下さいませ、聖なる薔薇の銀竜よ!」
ローズが『
聖なる薔薇の銀竜』を発動させると、光と共に銀色のドラゴンが姿を現した。
「私たちも続きましょうか」
ローズは傍らのドラゴンに微笑みかけると、その背へ優雅に乗り上げる。
大きく羽搏いたドラゴンは、時に炎を吐いて障害物を焼き払いながら、中央部へと主を運んでゆく。
こうして、猟兵たちは見事植物の迷宮を突破した。
成功
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第3章 ボス戦
『夢姫レム』
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POW : 魔王覚醒
【マスカレイドの王】に変身する。変身の度に自身の【魔王の部位】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。
SPD : 夢奪い
【目覚めぬ眠りをもたらす呪詛】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
WIZ : レムのおともだち
召喚したレベル×1体の【幻想獣(イマージュ)マスカレイド】に【幻想の翼】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
👑11
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ロヴァキア・シェラデルト(サポート)
※協力歓迎
戦闘大歓迎、鴉を使って探索もできます。
硬派キャラだが過ぎなければコミカルもOK。
キツ目の負傷表現もOK。
強い敵との闘いこそ全てな戦闘狂の羅刹。
得物は刃物ならなんでも、拳や蹴り銃まで、こだわりなくその場に適したものを使う。
舌にグールドライバーの刻印があるため、敵を喰らって力を得ようとすることも。
依頼には素直に従い、特に戦闘があるものは好んで参加。
強敵を求めるため、負傷や苦戦をするほど楽しくなってくるタイプ。
楽しくなりすぎると本来の仕事内容を忘れてしまう危険性あり。
何をしていいかわからないためイベント系や遊びにはなるべく参加しない。
他人にそっけなく冷たく。
エリカ・グランドール(サポート)
サイボーグのシャーマン×電脳魔術士のエリカ・グランドールです。
戦闘はあまり得意ではありませんが、周囲の状況を観察して違和感のある箇所を発見したり、敵の弱点を推測して隙を作り出すといった行動で皆さんをサポートしたいです。
※セリフ例
「今、何か光りました。ここに何かあるのでは……」
「あの敵の動きには規則性があるわ。うまく狙う事が出来れば……」
冷静沈着と言う程ではありませんが、ビックリする事はあまりありません。
あと、笑いのツボが良くわかっておらず「今の、どこがおもしろかったのでしょうか?」と、真面目に聞き返す事もあるようです。
ユーベルコードは、エレクトロレギオンを好んで使います。
リィンティア・アシャンティ(サポート)
「大切な未来が閉ざされてしまいませんように。少しでも力になれますように」
妖精ルノを連れた、礼儀正しくほわほわと穏やかな雰囲気の妖精騎士
穏やかながらエンドブレイカーとして戦っていたので
助けなければいけないもののためには勇敢に戦います
どこの世界へ向かっても困っている人がいて助けが必要ならば
お手伝いしたいです
攻撃と援護、どちらを重視するかは
周囲との連携を大事にしつつ、臨機応変に
武器を持ち、ルノと一緒に戦います
UCや武器はその時に一番有効だと思ったものを使用します
大切な戦いです。多少の怪我は恐れずに
自分ができることを精一杯にして勝利を
諦めることなく最後まで戦います
アドリブや連携は歓迎
迷惑行為はしません
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
(他に仕留めたい人がいればその手助け)
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
キノ・コバルトリュフ
キノキノ、火力が足りないんだって?
だったら、焼き舞茸はいかが?
キノ!バルくんどんどん焼いていくよ!!
トリュフ!バルくん、いい焼き加減だね。
キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!
マツタケ!!おいしく焼けたかな?
●終幕
猟兵たちは緑色の迷宮を乗り越え、ギガンティアの中枢部へと辿り着いた。
そこには、塔があった。突破してきた迷路の壁よりも高く——雲を突き抜けんばかりに高く聳え立ち、緑に覆われた街を一望できそうだ。
「キノキノ、なんだか大きな根っこみたいだね」
塔を眺め、キノ・コバルトリュフ(
キノコつむりの星霊術士・f39074)がのんびりと声を上げる。地中に根付いた塔は、猟兵たちの行く手を阻んできた茨や蔦、蔓は、この塔から生まれているようだ。こうしている間にも、塔からは伸びた蔦や蔓は、街に向かってうねうねとその手を延ばしている。
――不意に、頭上より声が降ってきた。
「なあんだ、もうここまで来ちゃったのね」
「あなたは……」
真っ先に、リィンティア・アシャンティ(眠る光の歌声・f39564)が呟いた。猟兵たちがそちらに顔を向ければ、そこには、エリクシルの願いを歪める能力により生み出されたマスカレイド——『夢姫レム』の姿があった。
ファンシーなパジャマに身を包んだあどけない少女の姿は、半身が異形の怪物と化している事実を除けば、ある種の可愛らしささえ感じるかもしれない。だがエンドブレイカーの世界から来た猟兵たちの中には、知っている者も多いだろう——彼女が外見に見合わぬ恐ろしいマスカレイドであった、ということを。
「ようこそ、わたしの
街へ」
魔王の翼を広げ、ゆっくり降下してきた『夢姫レム』は、猟兵たちの前にふわりと降り立った。
「良い街でしょう? みんなも住人になってくれるのなら、歓迎するわ」
「お断りね」
夢姫レムの誘いを受けて、極めてさっぱりと、ラムダ・ツァオ(影・f00001)が言い切った。
「そう。邪魔をするのなら――『排除しましょう。わたしの世界を奪う敵を』」
少女の声に、途中から別の響きが混じる。鉱石の響くような、どこか機械的な響き――
宝石によるものだろうか。
「シメジ! あの心臓……エリクシルが寄生してるのかな?」
キノが指さす先――夢姫レムの心臓には、美しい宝石が煌めいていた。
「そうみたいですね。引き剥がすことは、難しそうですが……」
敵の様子を観察していたエリカ・グランドール(サイボーグのシャーマン・f02103)が冷静に返す。
いまこの世界に現れる脅威は、誰かの願いを利用して、エリクシルが産みだしたものだ。故に当然、この『夢姫レム』も、かつてエンドブレイカー達を苦しめたマスカレイドとは別人で――おそらく、願いの主である少女がエリクシルと融合した姿なのだろう。
エリカはユーベルコード『エレクトロレギオン』を発動させた。夢姫レムを取り囲むように、小型の戦闘用機械兵器が召喚されてゆく。
「邪魔よ!」
夢姫レムに召喚されたイマージュマスカレイドたちが機械兵器を撃ち落とし、煙を上げて消滅した――だが、その一瞬の隙で充分だった。
気配を消し、少女の背後に回り込んでいたラムダが、その魔王の翼に漆黒の短剣を突き立てた。
「悪いわね」
「なっ……!」
レムは、短剣を振り払わんとラムダを翼で打ち付ける。ラムダは突き立てているのと反対側の手の短剣でそれを往なしながら、リズミカルに翼を切り付けてゆく。翼を傷つけられた夢姫レムは、組み付いているラムダごと地上に落下していった。
(「でも、残念。終わりじゃないわ――私も囮なの」)
ラムダはこっそりとウィンクして、上に飛び退いた。
「散れ」
地面へ身を強かに打ち付けたレムの身を、
血渦葬――地を這う斬撃波が出迎える。レムは、斬撃波が放たれた方向を、きっ、と憎々しげに睨みつける。そこにいたのはロヴァキア・シェラデルト(羅刹の殺人鬼・f40500)。ロヴァキアはレムの視線を意に介さず、再び光速で己の剣を振るう。
「あなたの夢を、もらうわ!」
負けじと、レムは手から目覚めぬ眠りをもたらす呪詛を撒き散らす。
呪詛は瞬時にロヴァキアの意識を奪おうとする。
(「そうでなくては面白くない――」)
だがその微かな抵抗も、戦闘狂たるロヴァキアの血を沸き立たせるのみ。
ロヴァキアはわずかに口端を上げると、即座にレムへ接近しながら自らの腕をナイフで切り付ける。眠りに落ちかけていた意識は覚醒し――同時に、飛び散った血液がレムの視界を阻害する。
「きゃあ!」
ロヴァキアの返す刃が、目を瞑ったレムの胸の宝石を、切り裂いた。
再び崩れ落ちたレムの真横に、キノがひょっこりと顔を出す。
「キノ、お次に焼き舞茸はいかが?」
キノはどこか呑気な声で尋ねた。
「キノ! バルくん、どんどん焼いていくよ!!」
掛け声とほぼ同時に、旋回する創世記の炎の渦が夢姫レムを包み込む。キノは奉納の舞を踊りながら、まるでハイキングに行くかのような気軽さで笑う――だが、火力はお墨付き。奉納の舞を踊り続けなければ制御できないほどの強大な炎だ。
「いやよ、いやよ。熱いわ……!」
苦しみ始めた夢姫レムのもとへ、左手に『蒼月』、右手に『月下美人』――二つの刀を構えた北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)が歩み寄る。
「聞かせてくれ。お前の望みは何だ?」
回答がなんであれ、刃を振るう手を止めることはないのだけれど——敵であっても、彼らが歩んできた過去を聞かぬまま切り伏せるのは、信条に反するから。
「わたしはこの街に居たいだけ。もう白い壁はいや。ここなら、どこへだって自由に行ける。空を飛ぶことだって!」
レムは続けた。
「だから、ぜんぶ緑に変えるの。世界ぜんぶを、わたしの街にするの!」
「……そうか」
優希斗が目を伏せる。レムの言葉は支離滅裂だが、推測するに、願いをエリクシルに利用された少女は、体が弱い子だったのだろうか。
「『わたしからも問いましょう』」
少女が口を開き、
宝石の声を発する。
「どうして邪魔をするの? どうして放っておいてくれないの? 『わたしの願いは叶ったのに?』」
その声を聞き、リィンティアは拳を握り締める。
初めはささやかな願いだったのかもしれない。エリクシルに唆され、願いの素体となった少女のことを思えば、胸が痛む。
「……あなたを放っておくわけにはいかないんです」
エリクシルの力は強大だ。このまま放置していれば、ギガンティアは拡大し続け——その緑色は、アクスヘイムを――最終的にはエンドブレイカー世界の総てを侵食し、飲み込んでしまうだろう。
「力を合わせて……がんばりましょう!」
リィンティアの声に呼応して、光と共に妖精「ルノ」が彼女に吸い込まれてゆく。ルノと同化したリィンティアは、青き光を体に宿し、輝く碧い羽を身に纏った姿に変身した。祈りと共に、ソードハープを振るう。
「わたしの、ワタしのまチ……!」
リィンティアの斬撃により、崩れ落ちそうな夢姫レムを一瞥し――優希斗は誰に言うでもなく囁いた。
「……アンタの元になった子の願いが、叶っていることを祈るよ」
優希斗の両腕がふたつの弧を描き、蒼月と白銀が交差する。少女の胸の宝石は、静寂と共に――ぱりん、と砕け散った。
猟兵たちの活躍により、この事件の元凶たるエリクシルは破られた。まもなくギガンティアは崩壊し、日常へと戻ってゆくだろう。
成功
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