Luz en libertad
リカルド・マスケラス
「超人プロレスが公式スポーツになったっすし、技のバリエーションをもうちょい増やしたいっすね」
そんな訳でアスリートアースの超人レスラーの身体を借りて修行するリカルド。その成果で得た技とは……？
・そんな訳でリカルドの新しいプロレス系ユーベルコードを提案お願いします
・リカルドの基本スタイルは【ロープワーク】【空中戦】技能などを絡めたルチャ・リブレスタイルですが、他のレスラーの身体を借りて戦った経験などから、他のスタイルで闘う事も問題なく出来ます。その他の技能だと【属性攻撃】や【怪力】なども割と使います
・新しいユーベルコードの説明はベースのユーベルコードをメタ的に説明して構いません。もちろん、技の描写とかあるととても嬉しいです
・既にある技はpowの【猛狐落火勢】、spdの【猟兵絞狩刑】なので、wiz基準の技を希望します
・文字数が許せば複数の提案もＯＫです（全部採用は難しいですが）
・そんな感じでよろしくお願いします
「なるほど、新しい技を身につけたくこのプロレスタントの教会へと」
アスリートアースの教会。
新たなる技を求め、リカルド・マスケラスはこの教会を訪れたのだ。
教会に居た覆面の神父は彼を温かく迎えるとジュースの入ったコップを手渡す。
「グレープフルーツジュース……筋肉を柔らかくすると言われてるっすね」
狐の面を被った青年が渡された飲み物の効果を口にする。
「合格です、それを飲んだら裏庭へ来なさい」
……試されていたらしい。
内心、冷や汗をかきながらリカルドはジュースを飲み干した。
「自分の必殺技は猛狐落火勢と猟兵絞狩刑っす。これにあと一つ技があれば完璧と思うっすよ」
リカルドが今、自分が求めている物を説明する。
全てを聞いた神父はコーナーポストに飛び乗り告げた。
「此処に飛びなさい」
狐面の青年が覆面神父の言葉通りに飛び乗る。
「ではコーナーからリングへ受身を取ってください」
「――えっ！？」
コーナーポストからリングへの受身、それは50回続いた。
「では次にレスリングです。私とレスリングをしなさい」
「レスリングっすか？ プロレスなのに」
マスクマンの言葉をリカルドが問い返す。
「プロのレスリングだからプロレス。基礎が出来ていなければ……君は闇に打ち勝てない」
「――うぃっす」
スパーリングは100回行われ、前半は勝っていたが後半は全てフォールを奪われた。
「このメニューの意味が分かりますか？」
神父が問いかける。
「貴方は猟兵――力があっても基礎の積み重ねが少ない。それではいつか身体を壊してしまう」
マスクマンが説くのはレスラーとしての使命。
「貴方に必要なのは揺るがない基礎、そう貴方自身の
戦い方。それを昇華させ自らの技にするのです――リカルド」
特訓は続いた。
一週間の時を経て、どんな場所でも受身が取れて、長時間のレスリングが出来るようになった時、リカルドは悟った。
相手を倒しても殺さずにダークレスラーの闇に光を差す。
そのためには自らの身体を鍛え、呼吸法を身に着ける必要があることを。
「わかりましたね？ ルチャリブレとは自由なる戦い。そこに貴方は揺るがない戦い方を以って光を放つのですリカルド」
「――はいっす！」
マスクマンの差し伸べた手を狐面の青年が両手で握った。
リカルド・マスケラスのオリジナル・スタイルが誕生した瞬間であった。
成功
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