希那古・もち
【とある犬の一日】
12がつ△にち
おてんき ⛄❄️
おさんぽしにお外にでたら、ゆきがふってたの!
どこを見てもまっしろ!ふかふか!つめたいけどすごく楽しい!
いっぱい走ってたら、大きなにもつをもった、赤いふくのおじいちゃんがいたの。
だいじょうぶ?お手伝いするよ!ってきいたら、チカラモチだからだいじょうぶだよってなでてくれた!
おじいちゃんとおはなししてわかれたあと、町に行ったら、おじいちゃんにそっくりなポスターとかおかしがいっぱい!
ゆーめー人だったんだね!また会えるかなぁ?
*****
以上が犬の日記です。犬が過ごした、とある日の出来事の様子を、ご自由に想像して書いていただきたいです。
おじいちゃん🎅の設定はお任せします。
▼補足
・世界は適当に選んだのでお好きな場所で構いません。
・日記に書いてないイベントが起きても構いません。
・使用したい技能は【元気】です。
▼注意点
・犬なので難しいことは分かりませんし、悪いこともしません。怖いことも苦手です。
・犬は幼いので台詞も簡単な漢字しか使わないイメージです。
・犬なので何でも食べます。人が食べるものなら。
・賢くても所詮犬です。
以上、ほんわかした楽しいノベルにして頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。
12がつ △にち
おてんき ゆき!
今日は特別な日だという話を、どこかで聞いていたもち。
とても寒くて、真っ白な道をぽてぽてと歩いて散歩をしていた。
足がとても冷たいが、今日は「まっしろでふかふかでつめたいゆき」がもちの視界いっぱいに広がったので、寒いと感じるよりも楽しい! となっていた。
そんな中、大きな荷物を抱えている赤い服のおじいちゃんと出会う。
いろいろな荷物が入っているのか、時折荷物を持ち直す仕草をしたりして、たまに休憩を取る様子が伺える。
そんなおじいちゃんを見て、もちはこう思っていた。
――おじいちゃんのおかおには、いっぱい、まっしろなゆきがくっついてる!
「ん? おやおや、どうしたのかな?」
くるくるともちが周りを回っているものだから、気になっておじいちゃんはもちに話しかける。
話しかけられたことが嬉しくなったのか、もちはおじいちゃんと顔を合わせて質問。
「おじいちゃん、おかおにゆきがついてるよ! つめたくない?」
「ほっほっほ、大丈夫じゃよ。これはおヒゲなのでね、冷たくはないんだよ」
「おひげ! ゆきとおなじまっしろだ!」
おじいちゃんの顔についているのが雪ではなく、ヒゲだと知ったもちはまたおじいちゃんの周りをくるくる回る。
――ゆきとおなじ、まっしろなおひげ。ゆきもきれいだけど、おひげもきれい!
「ほっほっほ、綺麗かね。ありがとうね」
「おじいちゃん、おにもついっぱい? おてつだい、いる?」
「ん? 大丈夫じゃよ。毎年、この日はワシ1人で運ぶからね」
「ふーん……?」
おじいちゃんはなにか大事な仕事をしているのだろうと気づいたもちは、そのままおじいちゃんに別れを告げた。
――おしごとのじゃまはしちゃいけないって、だいすきなごしゅじんさまも言ってたからね!
その後、街に足を伸ばしたもちは街並みがいつもより飾り立てられていることに気づく。
その飾りの中には、さっきのおじいちゃんの姿に似ている飾りもいくつか見受けられた。
いわゆるサントクロースの飾り付けなのだが、もちはその思考に至ることはなく、むしろ先程のおじいちゃんと重ねている。
「わー……おじいちゃんって、ゆーめー人だったんだ!」
街の色んな人が知っている、赤い服で白いヒゲのおじいちゃん。
けれどもちにとっては、おひげがきれいなゆーめー人の赤いおじいちゃんだったのさ。
成功
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