【決戦】滅びる前に滅ばせよ
●幽銃のシズク、体内の世界が限界を迎える
『ああっ、もう駄目だユリ……オレの中にある
偽物のUDCアースがはち切れる……ッ!』
幽銃のシズクが胸を抑えて苦しみだす。
『そんな、シズクお姉様……わたくしはどうしたら良いの?』
滅詩のユリは慌ててシズクを見つめる。
『カクリヨが滅びるか、気付かれてオレらが滅びるか……もしくは両方か……ッ。とりあえず、もう偽物のUDCアースは放出するしか……ッ!!』
こうして、小さなUDCアースがカクリヨの地に生まれてしまった。
●グリモアベース
「いよいよ決戦ね……!」
グリモア猟兵、ジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)はカクリヨファンタズムの予知を映した。
「この偽物の小さなUDCアースを壊さないと、滅詩のユリと幽銃のシズクには挑めないわ! だからまずは小さなUDCアースの中に転移するから、溢れる敵を倒してね。親玉もちゃんといるっていう作り込みようみたい」
親玉と戦っていても、大量に配下の敵が押し寄せてくるのが難点だろうか。
「親玉も倒して小さなUDCアースを破壊! 脱出! ってやったらいよいよユリ&シズクが相手よ! ユリは触れた者を消滅させる魔法の弾幕、シズクは幽銃に膨大な魔力を籠めて射撃してくるわ。単純に二人だから通常より二倍の強さよ、気をつけてね! 健闘を祈るわ……!」
そう言いながら、まずは小さなUDCアースへ転移を開始したジェルダだった。
椿油
椿油です。いよいよ決戦になります……!
第1章は『アモルフェス』との集団戦です。冒涜的かつ大量に居ます。
第2章は『回帰神・混融』とのボス戦です。周囲にアモルフェスがいる上に取り込もうとしてきます。プレイングボーナスは「押し寄せる大量の怪物に対処しながら戦う」ことです。
第3章は『滅詩のユリと幽銃のシズク』とのボス戦です。二人で消滅弾幕と魔力射撃で攻撃してきます。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 集団戦
『アモルフェス』
|
POW : 打ち据え嬲るもの
【触手】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 刺し穿つもの
自身の肉体を【先端が尖った形状】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ : 侵食するもの
全身を【冒涜的なオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【忌避感】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
👑11
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|
うねうね。どよどよ。
ここが偽物の小さなUDCアース。しかし見た目は本物そっくりである。
うねうね。どよどよ。
冒涜的な
それは、猟兵の来訪を待っていた。
うねうね。どよどよ。
アリス・セカンドカラー
おまかせプレ、汝が為したいように為すがよい。
大祓骸魂曰く、この
「生と死を繋ぐもの」であればどれだけ時間がかかろうと確実に
殺せるそうよ。偽物世界に贋作の懐刀、お誂え向きでしょ。
『萓九∴雍倶ス懊↓謌舌j荳九′繧阪≧縺ィ繧ゅ?∫ァ√?諢帙?螟峨o繧峨↑縺』
ついでだから
人造生命の創造でヤンデレさん再現しちゃった☆
では
病巣を切除する
医術を始めましょうか。さぁ、たっぷりと
殺してあげる❤
忌避感?触手を体内で飼育してる私がこの程度で抱くとでも?ああ、はいはい冒涜的冒涜的、
大食い、魔力吸収
偽のUDCアースの世界にやってきたアリス。手に持っているのは……。
「
大祓骸魂曰く、この
「生と死を繋ぐもの」であればどれだけ時間がかかろうと確実に
殺せるそうよ。偽物世界に贋作の懐刀、お誂え向きでしょ」
UC《模倣結界術式刀「生と死を繋ぐもの」》で出した「生と死を繋ぐもの」である。持っている人は持っている、それが猟兵。
『(うねうね)』
『(え、あれ持ってるんだ)』
『(猟兵のちからってすげー)』
アモルフェスは、うねうねしながら冒涜的なオーラを出し、我々の頭に
直接語り掛けてる事を試みている。
「では
病巣を切除する
医術を始めましょうか。さぁ、たっぷりと
殺してあげる❤」
触手を体内で育成しているアリスが忌避感をこの程度で抱くはずがなかった。
『
萓九∴雍倶ス懊↓謌舌j荳九′繧阪≧縺ィ繧ゅ?∫ァ√?諢帙?螟峨o繧峨↑縺』
《ついで》に生み出された大祓骸魂が語る。
「ああ、はいはい冒涜的冒涜的」
『(それはついでに生み出して良いものなのだろうか)』
脳内に語り掛けながらオーラが吸収されていったアモルフェスであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎
いよいよ
ユリさんとシズクさんとの
決戦…
そして
ここが
偽物の小さなUDCアース…
『まずは…目の前の沢山の敵さん達との戦いですね…』
【WIZ】
味方とも連携
自身の翼で飛翔
【空中機動】等
【空中戦】も行い
立体的に立回り
『クイーンオブハートキー』を
手に
【ハートのA(アリス)】達も
展開
敵の攻撃等を
【第六感】【見切り】【残像】【オーラ防御】と
冒涜的なオーラを
【狂気耐性】
【浄化】の【結界術】で
防御や回避しつつ
【破魔】を込めた【全力魔法】に
魔力【誘導弾】の【一斉発射】や
【破魔】を込めたUCで
攻撃
『そのUCは、外傷こそありませんが…貴方達の邪な心魂…冒涜をも斬り、邪悪な災魔さんの貴方達を倒します…!』
「いよいよユリさんとシズクさんとの決戦……。そしてここが偽物の小さなUDCアース……」
アリスは周囲を見やる。うねうねぐよぐよと、アモルフェスはうねる。
「まずは……目の前の沢山の敵さん達との戦いですね……」
魔鍵【クイーンオブハートキー】を手に飛翔し、【ハートのA(アリス)】を周囲に展開していくアリス。
『(今度のアリスはどう来るんだ)』
『(まさか大祓骸魂は出してこないだろ)』
うねうねと
脳内に直接語りかけてくるアモルフェス達。
うねうねを見切って、破魔の全力魔法や誘導弾を【クイーンオブハートキー】から放ちつつ、UC《スナークハンティング・ヴォーパルソード》を発動したアリスは冒涜的なその狂気に耐えながら精神をも斬るヴォーパルソードで包囲攻撃する。
アモルフェスにクリーンヒットすると、彼らは萎れていった。
「そのUCは、外傷こそありませんが……貴方達の邪な心魂……冒涜をも斬り、邪悪な災魔さんの貴方達を倒します……!」
所謂精神へのダイレクトアタックである。
『(馬鹿な、精神攻撃が可能な奴らがこんなに)』
そう語りかけている間にアモルフェスは弾け飛んだ。
大成功
🔵🔵🔵
隠神・華蘭
【散歩部】
我ら妖怪のほーむたるこの世界に似つかわしくないどろどろさんですねぇ……
大量にいるというのなら際限なく切り刻んでさしあげましょう
手持ちの鉈の刃に狸火を纏わせ呪詛を込めてっと
この状態の鉈を複製対象としてUC使用です
無限の刃で燃やして呪って切り刻んで、生き残っても貼り付いて動きを鈍くする
後は一網打尽にしていただくだけです
わたくしは術を切らさないよう全力の逃げ足だっしゅで駆け回りますよぉ!
眼前やミニョン様に迫る敵は走りつつ本体の鉈ですぱっと切断です
折角ですしミニョン様の砦さんの中を利用させてもらいます、これでまず捕まりはしないでしょう!
さぁ秋沙様ーじゃんじゃんやっちゃってくださいねぇ!
瀬堀・秋沙
【散歩部】
私の第二の故郷で何してくれようとしてるにゃー!
爆発するなら他所でやるにゃ!他所で!
とりあえず、コイツら吹っ飛ばせばいいにゃ?
私の海にもその程度のどろどろ怨念は沢山いるにゃ。鯨も、人も、艦船も。
忌避感など感じるまでもない
海で見慣れているし、私自身がそういったモノたちの憑代の様なものだもの
じゃ、怨念の塊のうた…戦場全てに【白鯨のうた】を響かせるわ
ちょっと疲れるけど、対象が多い分効率的なのよねー
後でのど飴欲しいにゃ。ハッカ味以外でにゃ!
刃の雨音、鐘の音の伴奏も中々粋じゃない?
華蘭ちゃんもミニョンちゃんも、術や城の維持の為に本人がピンチになったらマズイにゃ?
私の巨体で守るにゃー!
ミニョン・エルシェ
【散歩部】
ふむ、屍を操ったり改造したりする程度の冒涜的行為は日常茶飯事ですし。死霊術師ですから。
では、薙ぎ払いましょう。
秋沙さんは巨大な鯨の姿、華蘭さんは術の維持の為に全力の逃げ。
ならば守りは私に任せて頂きましょう。
【指定UC】を起動。
カール大帝をも退けし、無敵の大城砦。
UDCアースの建築物を取り込み、敵の侵入を妨げる巨大城塞を築きます。
【拠点防御】には一日の長がありますので…城壁に群がった敵は【鐘の音】で一掃を。
討ち漏らしには華蘭さんの刃の雨に合わせて、【城対龍高速誘導弾】の雨を降らせましょう。
我々の勝利は揺るぎませんとも。
なんたって勝利の鐘の音に秋沙さんの歌がついてますからね!
「我ら妖怪のほーむたるこの世界に似つかわしくないどろどろさんですねぇ……」
伊予国は松山より、華蘭は【竹伐ノ鉈】を持ちながらアモルフェスに向かって呟いた。
「私の第二の故郷で何してくれようとしてるにゃー!! 爆発するなら他所でやるにゃ! 他所で!」
小笠原諸島は父島より、秋沙はどろどろの怨念を見て憤慨していた。アモルフェスのような物は海で見慣れているし、秋沙自身がそういったモノたちの憑代の様なものであった。
「ふむ、屍を操ったり改造したりする程度の冒涜的行為は日常茶飯事ですし。死霊術師ですから」
フランスはカルカソンヌより、ミニョンはアモルフェスをやや下に見ながら……三人は作戦を練ってきた。
「とりあえず、コイツら吹っ飛ばせばいいにゃ?」
秋沙はUC《白鯨のうた》を発動して小笠原諸島近海に今も眠る白鯨に変身して音波を響かせていく。
「Laaaaaa♪♪」
音波で揺れるアモルフェス。
『(何でこいつらこなれてるんだ)』
何でって、東方妖怪と西洋妖怪と死霊術師の三人が怪物如きの冒涜的オーラを感じたって特になんともないのだ。
華蘭が【竹伐ノ鉈】に青白い狸火を纏わせUC《怪雨招来の術》を発動させると、鉈が大量に雨のように降り注ぐ。切断されていくアモルフェス。
『(容赦ないな)』
妖怪の故郷を守る為ならオブリビオン相手に容赦はしない。それがカクリヨの猟兵達だ。
「ならば守りは私に任せて頂きましょう、カール大帝をも退けし、無敵の大城砦――」
ミニョンはUC《城塞よ、勝利の鐘を鳴らせ》を発動して、UDCアースの建物をも取り込み巨大な要塞を建築していく。鐘の音が鳴り響く度に、味方に勝利の加護、敵に恐怖と共鳴振動を与えるこのUC。冒涜的なアモルフェスが、逆に恐怖で揺れている。
『(なんなんだ、なんなんだお前ら――)』
「――我々の勝利は揺るぎませんとも。なんたって勝利の鐘の音に秋沙さんの歌がついてますからね!」
「Laaaaaaaaaaaa♪♪♪」
華蘭が戦場中の敵に鉈の雨を降らせる為に駆け巡る中、アモルフェスの攻撃の障害物となる秋沙。そして、華蘭はあらかた範囲を広げて鉈の雨を降らし終えたら巨大要塞へと駆けこんでいった。
「さぁ秋沙様ーじゃんじゃんやっちゃってくださいねぇ!」
「後でのど飴欲しいにゃ。ハッカ味以外でにゃ! Laaaaaaaa!!」
それでもしぶとく生き残るアモルフェスの残党には、ミニョンが【城対龍高速誘導弾システム】の多弾頭ミサイルランチャーをぶっ放した。
「喰らいなさい!」
『(我々だってここまでされる筋合いはないのだ……)』
『(もしかして我々は噛ませっていうやつなのか?)』
『(猟兵、正気度が強すぎないか?)』
アモルフェスはなかなか冒涜的オーラで忌避感を受けてくれない猟兵達に苛立ちならぬうねり立ちを覚えつつ、刃の雨、鐘の音、白鯨の歌の共鳴によって次々とうねうねと消滅していった。
「……ふぅ!」
「お疲れ様です!」
白鯨から普段の姿に戻った秋沙は、のど飴を華蘭から頂くのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
雨街・在処
アドリブ歓迎
うわ。
気持ちわる…とか思いながら、スマホである音楽を選曲する。
ミュージックナンバー94.【永遠の九月】。
これが流れている間、全てのものはこの曲の作者、つまり私のことを記憶できない。らしい。
あんまり触りたくないのだけど、仕方ないので触れて、刺す。
「ゴム手袋とかあればよかったのに…」
刺す、忘れる、刺す、忘れる。
何度も刺して、忘れられてを繰り返して、その果てに。
「生と死をつなぐもの、だっけ?あれとかあればもっと楽だったんだけどな」
刺し傷だらけのそれらが動かなくなってきたので、最後にもう一突。
何事も念の為は大事なので。
「えい」
ぐちゃ、と音がして、動かなくなった。
「よし。次」
「うわ。気持ちわる……」
在処の率直な意見がアモルフェスに刺さる。
とりあえず、スマートフォン【ASTERIA 9s】から楽曲をセレクトする在処。ミュージックナンバー94【永遠の九月】をトリガーに発動するUC《永遠の九月に君はいない》の効果によって、歌が聞こえる範囲の全員の記憶から自身の情報を喪失させていく。
『(今何か言われたような気がしたが気のせいか?)』
『(気のせいだろ気のせい)』
うねうね脳裏に語り掛けるように会話するアモルフェスをナイフで潰していく在処。
「ゴム手袋とかあればよかったのに……」
刺される度に在処に気付き、そしてまた忘れるアモルフェス達。
「生と死をつなぐもの、だっけ? あれとかあればもっと楽だったんだけどな」
段々動かなくなってくるアモルフェスにトドメを差しにいく在処。何故こんなにダメージを受けているのか、アモルフェスは毎回気づかない。
「えい……よし、次」
結局、最後まで何故自分がやられたのか分からないアモルフェスだった。
大成功
🔵🔵🔵
空亡・劔
UC常時発動中
…最近静かと思って不満だったけど…ついにきたようね!
あたしは常にこういわせて貰うわよ?
この最強の大妖怪である空乏劔を差し置いての
大災害とは生意気よ!
【戦闘知識】で敵の動きを察知するわ!
この世界にあたしを無力化させる人類はいない!あるのは人類の脅威のみ!
ならば!最強の大妖怪であるこのあたしに憂いはないわ!
須らく打倒すのみよ!
【結界術】と【念動力】で障壁を展開して氷結地獄と空乏で切り刻みながら突破するわ!
どうやらオウガ・フォーミュラとは弾幕を展開するみたいじゃない!
弾幕ごっこは妖怪の嗜み!
ならばきちんとちょい除けして突破してみせるわ!
その前に…
あんたらを殲滅よ!!
劔はUC《魔王を滅ぼすのは人の勇者のみ》を発動させたまま、アモルフェスと対峙する。
「……最近静かと思って不満だったけど……ついにきたようね! あたしは常にこういわせて貰うわよ?」
『(なんだなんだ)』
「この最強の大妖怪である空乏劔を差し置いての
大災害とは生意気よ!!」
ビシッ!! と一先ずアモルフェスに指を差す劔。
『(あ、さいですか)』
超常的なものに特効、一般人には無力な状態の魔王になるUCを使っている劔。
「この世界にあたしを無力化させる人類はいない! あるのは人類の脅威のみ! ならば! 最強の大妖怪であるこのあたしに憂いはないわ!」
劔は【殺神魔剣『空亡・紅』】及び【永久凍剣『二世氷結地獄・極』】を持って、切り刻みながら氷の翼で突撃、突破していく。
「どうやらオウガ・フォーミュラとは弾幕を展開するみたいじゃない! 弾幕ごっこは妖怪の嗜み! ならばきちんとちょい除けして突破してみせるわ!」
次々と斬られ刻まれるアモルフェス。
「その前に……あんたらを殲滅よ!!」
劔が通り抜けた後には、アモルフェス一匹残らなかった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『回帰神・混融』
|
POW : 偽りの創造主
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【取り込んだモノを加工して何か 】を作った場合のみ極めて精巧になる。
SPD : 落とし子招来
自身の【(取り込んだ)贄・素材() 】を代償に、【取り込んだのを材料とした落とし子達】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【生き残った者への恨み憎しみ、邪神への讃歌】で戦う。
WIZ : 【常時発動型UC】原初に帰す
戦場全体に、【周囲全てのを取り込み拡大し続ける炎 】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
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アモルフェスが消えた後に現れたのは、回帰神・混融と呼ばれる名状しがたいナニカ。
『(とりこむべし。とりこむのみ)』
とにかく取り込もうとしてくる回帰神・混融の近くには、アモルフェスの幼体が数体いた。
『(とりこむ。とりこませろ)』
めらめら。めらめら。
燃えながら、回帰神・混融はぶつぶつと呟いていた。
めらめら。めらめら。
アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
ほぉん、周囲全てのを取り込み拡大し続ける炎ねぇ。ウルカヌスの原初の炎すらこの身の材料にした私には今さらなのよねぇ。つーか取り込むのは私の得意分野でもあるし。
で、押し寄せる大量の怪物に対処しろと。ならやっぱり、空間ごと支配下においちゃうのが一番よねぇ。てなわけでサクッと指定UCで胎内回帰、と。
私考えたの。ユリちゃんとシズクちゃん
を救っていちゃラブする方法がないかって。その解法がこの胎内回帰よ。そう、再孵化して転生させちゃばオブリビオンでなくなるから倒さなくてもよくなるって寸法よ❤
じゃ、回帰神・混融とアモルファス幼体は実験体よろしく♪
「ほぉん、周囲全てのを取り込み拡大し続ける炎ねぇ。ウルカヌスの原初の炎すらこの身の材料にした私には今さらなのよねぇ」
アリスは余裕を持って、UC《【生命流転】『皆産み』の魔王・胎内回帰》を発動する。
『(とりこませr……なに?)』
回帰神・混融とアモルフェス達がゆらめく。
「やっぱり、空間ごと支配下においちゃうのが一番よねぇ」
UCで生まれた迷路、そこはまるで胎内。
『(とりこまれた!)』
回帰神・混融、まさか逆に取り込まれるとは思わなかったようだ。
「私考えたの。ユリちゃんとシズクちゃん
を救っていちゃラブする方法がないかって。その解法がこの胎内回帰よ。そう、再孵化して転生させちゃえばオブリビオンでなくなるから倒さなくてもよくなるって寸法よ❤」
『(流石猟兵、何でもありだね)』
頭の中に直接語り掛けて来るアモルフェス達。
『(とりこみ……え? さいふか? とり……こみ?)』
回帰神・混融は話に付いていけていない。
「じゃ、回帰神・混融とアモルファス幼体は実験体よろしく♪」
『(ちょ、とりこ……あああぁぁ虜みがすごい!!)』
一旦転生して胎内迷路から出て来た彼らはというと。
『(真人間? になりました)』
『(ありがとうございます、救われました)』
『(虜になった)』
――まだボス戦序盤である!
大成功
🔵🔵🔵
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎
【WIZ】
アモルフェスさんに加えて
炎のオブリビオンさん…
先程以上に敵さん達が
凄い数です…
『でも…退く訳にはいきません…!』
味方とも連携
自身の翼で飛翔し
【空中機動】【空中浮遊】等
駆使し
【空中戦】で
敵のUC迷路を
避けつつ戦闘
敵の攻撃等は
【第六感】【見切り】【残像】
【結界術】【オーラ防御】で
防御・回避しつつ
『クイーンオブハートキー』を使い
【ハートのA】達も展開
『虚無』の【属性攻撃】を込めた【全力魔法】や【誘導弾】の【一斉発射】
等と組み合わせて
UCで
『虚無の竜巻』を発生させ
盾にしたり
敵の大群にぶつける等して
攻撃
『如何に全てを取り込むとしても…「無」を取り込むのは…難しいはずです…!』
空亡・劔
次はボス…ってまだアモルファスもいるの!?
上等よ!弾幕勝負ならこういう事もあるわね!
【戦闘知識】で邪神と大量のアモルファス達の立ち位置と邪神への突破口を見つけ出すわ!
【天候操作】で猛吹雪を引き起こして敵を分断よ!
【結界術】で周囲に結界を張って
時刻み発動!
飛び回りながら氷の弾幕を乱射してやるわ
そもそもあんた熱いのよ!
後は【二回攻撃】と【切断】であたしの斬撃の威力を増強!
あんたの空間ごと切り裂く!世界を滅ぼす最大の脅威!あんたには何もやらせたりはしない!
何より!この最強の大妖怪である空乏劔が来たからにはこんな生意気な
大災害は起こさせてなんかなるものかーー!!!!
『(とりこにしてやろう)』
回帰神・混融、流石に1リプレイで
やられてはいなかった。全てを虜にしてやろうと、炎で出来た迷路と、その場に居て己が取り込んだアモルフェスを材料に、炎アモルフェスを作り出した。
「アモルフェスさんに加えて炎のオブリビオンさん……先程以上に敵さん達が凄い数です……。でも……退く訳にはいきません……!」
アリスは自前の翼で飛翔して、金の魔鍵【クイーンオブハートキー】を構える。
「上等よ! 弾幕勝負ならこういう事もあるわね!」
劔は天候を操作し、周りに猛吹雪を発生させる。
『(とりこにな……、けすなけすな)』
そのまま時空を操るサムライブレイド【殺神魔剣『空亡・紅』】を構え、劔はUC《時刻み》を発動し、飛翔しながら人類の脅威特攻である時空を斬る攻撃を放つ。
「そもそもあんた熱いのよ!」
氷の弾幕を回帰神・混融に向けて放つ劔。
『(やめろやめろ、きえる)』
アリスはプリンセスハート【ハートのA(アリス)】を展開しつつ、UC《ワンダーランド・シンフォニア》を発動。精霊の力により、虚無の竜巻が発生する。
『(む、むむむ……とりこ、でき、ない)』
「如何に全てを取り込むとしても……「無」を取り込むのは……難しいはずです……!」
取り込み大好き回帰神・混融でも虚無の存在は取り込めないようでダメージを受ける。
『(さようならでちゅー)』
『(一抜けた!)』
落とし子の炎アモルフェス達は、氷の弾幕と虚無の竜巻でジュッと音を立てて消えていった。
『(ああ、わがこは……りょうへいをとりこめなかったか……ならばおのれが、とりこにするのみ)』
だが、劔が時空ごと斬ってくるのを忘れていた回帰神・混融。
「あんたには何もやらせたりはしない!」
『(うぐぅ)』
炎の身が斬撃で揺れる。
「何より! この最強の大妖怪である空乏劔が来たからにはこんな生意気な
大災害は起こさせてなんかなるものかーー
!!!!」
時空を斬られ、炎迷路も炎アモルフェスも消えていったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
瀬堀・秋沙
【散歩部】
さっきの連中、私たちの正気度の高さに辟易してたにゃ?
炎の迷路にゃ?じゃ、外に呼んだ子に、私の代わりに戦ってもらうにゃ!
ボニンの海に眠る、短命なれど勇戦の果てに名を残した艦。
海溝の魔女より各員へ。
貴艦の敵は貴艦の子々孫々の安寧を脅かす者ぞ!
敵の土手っ腹にぶつける形で『松』を召喚にゃ!
魚雷も電磁砲も対艦誘導弾も全部撃ち込んでやれにゃ!
私はアモルフェスから生命力吸収して凌ぐから、気にせず撃ちまくるにゃ!
…美味しくないにゃ。
このままじゃ猫か鯨のステーキになるにゃー!?
にゃ?華蘭ちゃんたら炎消してくれたにゃ?
ありがとにゃ!
主砲はボスにお見舞いして、それ以外の武装でアモルフェスも薙ぎ払うにゃ!
隠神・華蘭
【散歩部】
正気というとさん値?でしたっけ?
わたくしあれが昔ぜろになったようなものなので今正気かどうかは分かりませんがねぇ
しかし炎使いの前に火の迷路を出すとはなんとも……
頂戴してくれと言わんばかりじゃないですか!
そういうわけであちらのUC使用後にわたくしもUC使用、迷路を構成する炎をわたくしの分身に変換します
あわよくば本体の炎っぽい部分もはぎ取れればよいのですが
何はともあれ分身達には周りの敵への特攻をお願いしましょう
迷路も消えて一石二鳥です
これで無防備な本体を集中攻撃できますよ!
わたくしもミニョン様や秋沙様の攻撃にあわせて回帰神に逃げ足駆使して攻撃を避けつつ接近、呪詛込めた鉈で切断しちゃいます!
ミニョン・エルシェ
【散歩部】
猟兵やってると段々冒涜的な事象に慣れてくる気もしますね。
私も普段は生命を冒涜する側ですし。
雑談はさておき。
華蘭さんのUCのお陰で炎の迷路の脅威も無くなりましたし、産み出された落とし子たちに対処しましょう。
落とし子たちは呪詛を込めた城対龍高速誘導弾及び通常の誘導弾で牽制、あわよくば撃破。
撃ち漏らしは一斉発射で掃討。
ボスには鉤縄を利用したロープワークで秋沙さんの艦に飛び移り、UCを発動。
目立つ分、見易いですね。
鉤縄を括り付けた槍投げで一撃目。
そしてリールを巻き上げる事で一気に懐に飛び込み、華蘭さんの鉈、秋沙さんの砲撃と連携して、
UCの本命となる簪宗信による破魔の一太刀、馳走します!
「さっきの連中、私たちの正気度の高さに辟易してたにゃ?」
秋沙が笑う。
「正気というとさん値? でしたっけ? わたくしあれが昔ぜろになったようなものなので今正気かどうかは分かりませんがねぇ」
華蘭は0と自称する。ちなみに0は
NPC化らしい。
「猟兵やってると段々冒涜的な事象に慣れてくる気もしますね。私も普段は生命を冒涜する側ですし」
ミニョンは慣れだと、今も怯えるアモルフェス達に向かって言う。
『(怖……近寄らないでおこう)』
落とし子の炎アモルフェスが、うねうねと怯える。
『(あんしんしろ、わがこよ。あいつらもとりこにしてやる)』
取り込む炎の迷路を作り出した回帰神・混融。
「炎の迷路にゃ?」
秋沙はUC《その身、勇戦の末に果てようとも》を発動し、ボニンの海に眠る松型駆逐艦『松』の霊を呼び出した。
「海溝の魔女より各員へ。貴艦の敵は貴艦の子々孫々の安寧を脅かす者ぞ! 魚雷も電磁砲も対艦誘導弾も全部撃ち込んでやれにゃ! 私はアモルフェスから生命力吸収して凌ぐから、気にせず撃ちまくるにゃ!」
松が砲という砲、弾という弾を放ち始めた頃。
「しかし炎使いの前に火の迷路を出すとはなんとも……頂戴してくれと言わんばかりじゃないですか!」
UC《隠神斬火群陣》を発動し、戦場の炎を全て自分の分身型の炎に変えていく華蘭。
『(うばわれた、だと)』
『(だから怖い奴らだって言ったのにー)』
秋沙に生命力吸収される落とし子炎アモルフェス達が嘆きながら消えていく。
「にゃ? 華蘭ちゃんたら炎消してくれたにゃ? ありがとにゃ!」
これで思う存分落とし子達の生命力を吸収して――。
「……美味しくないにゃ」
うねうねの命は美味しくないらしい。
「華蘭さんのUCのお陰で炎の迷路の脅威も無くなりましたし――」
ミニョンが引き続き【城対龍高速誘導弾】の多弾頭ミサイルを放ち、残った落とし子達を片付けていく。華蘭の分身になった炎も落とし子アモルフェスに突撃して爆発していった。
「目立つ分、見易いですね」
【特製鉤縄】を松に投げて飛び移り、UC《邪視起動・木菟ノ凶爪》を発動するミニョン。視る事で回帰神・混融の時を止め、【特製鉤縄】をくくりつけた槍を投げて命中させ、そこから鉤縄付属のリールを巻き上げて接敵し、ユーベルコードごと敵を両断する太刀が回帰神・混融を襲う。
「破魔の一太刀、馳走します!」
華蘭は回帰神・混融に向かって勢いよく、呪詛を込めた【竹伐ノ鉈】を振りかざす。
「えぇーいっ!!」
秋沙は松の主砲の角度を回帰神・混融に向け、ドカンと一発お見舞いしていく。
「てぇーーーっ!!」
『(そ、そんなに来たらとりこ――)』
まず、ミニョンの太刀でユーベルコードを斬られ。
『(まずい、このままでは)』
次に、華蘭の呪詛入りの鉈で勢いよく割れ。
『(――やられ)』
最後に、秋沙による松の主砲によって木っ端微塵になった回帰神・混融。落とし子のアモルフェス達も、それと共にやられていったのだった。
大成功
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第3章 ボス戦
『滅詩のユリと幽銃のシズク』
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POW : 滅びの詩
【周囲を消滅させる効果を持つ、魔法の弾幕】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 幽銃(ユウガン)
レベル分の1秒で【指先から膨大な魔力で「幽銃(ユウガン)」】を発射できる。
WIZ : 記憶の詩
【あなたの過去を写し出す「トラウマ」、】【あなたの記憶を回想させる「歌」、】【膨大な魔力で「過去と同じ背景」】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
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猟兵達は、壊れていく小さなUDCアースから脱出する。
『ようやく来たみたいだな』
幽銃のシズクが待っていたぞという雰囲気で、しかし出産直後かのような汗を流しながら待っていた。
『決着をつけましょう、今ここで……』
滅詩のユリは、弾幕を周囲に展開させるのだった。
――これで、終われるんだな。
エリュファシオン・アルティウス
協力あり
終わらせよう…君達を!
IT'S SHOWTIME!二人の王よ私に力を貸してくれ!
シズクとユリは二人の王は自分達に似ている?と言ったので
世界には同じ顔の人物が3人いるらしいよ?と言う
攻撃方法は地形を利用して足場習熟しながらガンナイフで呪殺弾と矢弾の雨
障害物を当てながら跳弾で撹乱。
回避方法(軽業と見切りと視力)は敵の攻撃が間に合わない可能性があるので集中力も使用して回避しながら制圧射撃で反撃
防御はオーラ防御に反射属性(属性攻撃)を周りに纏わせる。幽銃相手に役に立つかはその場で判断する
零は幽銃でシズクを攻撃。互角か…
命も消滅弾幕でユリを攻撃。よし!私も弾幕だ!
止めだごらぁぁ!
怪力でぶん殴った
花咲・月華
共闘あり
カクリヨファンタズムを…私達の世界を滅ぼさせない!
朱雀が焼却を纏った鳥を飛ばすが幽銃で撃ち抜かれる
『そう甘くはないか…』
攻撃を軽業と地形を利用して回避するよ!
お返しに刀から呪殺弾をお見舞いする!地形を利用して跳弾で追撃する
防御はオーラ防御✕結界術で防御する
朱雀が敵に斬りつけると爆破が起きて敵を吹き飛ばす
分断に成功したらUC発動
やっつけて!王牙!
王牙はこの世の条理を無視する攻撃を
シズクに放つ!迎え撃とうするがすり抜けてそのまま当たる(この世のものではない攻撃だから幽銃は当たらない)
『逃さん!』
朱雀が爆撃を放ち追撃する!
よし!止めだ…!
私は敵を呪殺弾✕急所突き✕衝撃波の連続コンボで攻撃した
「終わらせよう……君達を!」
エリュファシオンと月華は、ユリとシズクの前に立つ。
「カクリヨファンタズムを……私達の世界を滅ぼさせない!」
『ああ、やってみろよ』
シズクが言ったのに対し、月華は【鳳凰キャバリア・朱雀】から焼却を纏った鳥を飛ばす。
「いけっ!」
『それ位ワケないぜ!』
シズクが幽銃を使い、一瞬で撃ち抜いていった。
「そう甘くはないか……」
代わりにエリュファシオンがUC《幽銃逆行王零と滅詩逆行王命》を発動し、零・命の二人を召喚する。
「IT'S SHOWTIME! 二人の王よ私に力を貸してくれ!」
『……何かわたくし達に似ていない?』
ユリが、弾幕と銃を構える零と命を見てつい呟いた。
「世界には同じ顔の人物が3人いるらしいよ?」
『お、おう?』
エリュファシオンの説明に納得しつつも、零と命は弾幕と幽銃でバトルを始めた。人数が倍に増えた戦いに、戦場は激しさを増していく。
月華はひょいと岩場に乗って弾を回避しつつ、【マシンガンソードとマシンガン付き刀】から跳弾を放ち、さらにキャバリアの朱雀が斬りつける事で爆発が起きる。
『きゃっ!?』
『うわっ!?』
ユリとシズクが分断された所で、月華はUC《伝説の大妖怪・王牙》を発動し、召喚した王牙にこの世の条理を無視した攻撃をシズクに向かって放たせた。
「やっつけて! 王牙!」
『くっ、相手が2倍どころか3倍か……きついな……!』
王牙と朱雀、そして零と命を見たシズクがそう口から漏らす。エリュファシオンは【シャドウ・ガンナイフ】で呪殺弾を同じく跳弾化させて攻撃していく。
「逃さん!」
朱雀は再び爆撃を起こしていく。単純に相手の3倍の火力で少しずつ追い詰めていく。
「止めだごらぁぁ!」
「よし! 止めだ……!」
エリュファシオンは殴りかかりに、月華は呪殺弾を相手の急所へと勢いよく放った。
『負けて……られないっ!』
『やらせるか……っ!!』
ユリとシズクが弾幕と幽銃を放つ所に、零と命と王牙と朱雀が加勢し、ユリとシズクは後方へと大きく吹っ飛ばされていったのだった。
大成功
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アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎
【WIZ】
遂に
ユリさんとシズクさんの元に…
でも
お2人は
その様なお身体に
されていたなんて…
味方と連携
自身の翼で飛翔
【空中機動】【空中浮遊】等
駆使し
【空中戦】で
立体的に立回り
敵の攻撃等を
【結界術】【見切り】【残像】
【狂気耐性】【呪詛耐性】
【結界術】【オーラ防御】等で
防御・回避し
クイーンオブハートキーを使い
【ハートのA】達も展開
【精神攻撃】の【属性攻撃】での
【全力魔法】や【誘導弾】の
【弾幕】や【一斉発射】で
苦痛や外傷等与えない攻撃をしつつ
UC発動
『お2人を救って差し上げたいという思いは、私も皆さんと同じ…この力…お2人を救う為…無間の苦しみから解放する為の助けに、少しでもなれれば…』
「遂に、ユリさんとシズクさんの元に……」
アリスは浮かない顔だ。
「でも、お2人はその様なお身体にされていたなんて……」
『同情するぐらいならオレ達と遊んでけよっ』
『全力で弾幕を撃ちます……!』
ユリとシズクは折角やられるぐらいなら猟兵と遊びたいようだ。
「ええ、それでお2人がひと時でも楽しめるのなら……」
アリスは自前の翼で飛翔し、魔鍵【クイーンオブハートキー】とプリンセスハート【ハートのA(アリス)】を周囲に展開する。
『それでは!!』
『行くぜ!!』
ユリが弾幕を撃ち、シズクが幽銃を撃つと、アリスは結界を作りつつ空中で回避していく。苦痛や外傷を伴わない弾幕を放って応戦していく。
『っ!!』
シズクが精神への攻撃に驚いて顔を歪めた。
『やりますね……』
弾幕を掻い潜って攻撃してくるアリスを称賛するユリ。
「お2人を救って差し上げたいという思いは、私も皆さんと同じ……この力……お2人を救う為……無間の苦しみから解放する為の助けに、少しでもなれれば……!」
そう言ってアリスはUC《【生と死を慈しむ天司姫の翼】》を発動した。光の片翼から放たれる、生と死を別つ力。
『ぐぅぅっ!!』
『ああっ、でも……これで救われる気がします……!』
着実に、二人にダメージを与えていった。
大成功
🔵🔵🔵
瀬堀・秋沙
【散歩部】
猫の時の、最期の記憶…。言葉、通じてない顔してるにゃ、アイシャはヒトだもんにゃ。
ここは…兵隊たちについて行った、硫黄島?
「タダミチ…?みんな?駄目、行っちゃ駄目!降参すれば助かるのに…なんでみんな、死にに行くの…!」
華蘭ちゃん?ミニョンちゃん?回復してくれたにゃ?美味しいお茶、ありがとにゃ!
…ほんと、嫌なもの、見せてくれたわね。
力場の展開が遅れてたら全部持ってかれてたわ。
銃弾も精神攻撃もすべて吸収して、魔力をチャージ。
幾ら悲壮な決意があろうと知った事ではない。
只で死ぬな。悲劇的に死なせてなどやらぬ。
精神攻撃も銃撃も、全てを倍にして返す。
意識が消え果てるまでの永劫の地獄。無間に味わえ。
ミニョン・エルシェ
【散歩部】
疾く終らせましょう。此方も其方の事情に付き合う義理はありませんので。
熊本、会津若松、カルカソンヌ…撃たれども、撃たれどもなお落ちぬ不落の城。此処に普請します!
カルカソンヌの城壁に、熊本の堅牢な石垣、鶴ヶ城の天守…
特に熊本城と鶴ヶ城は近代兵器に撃たれても落城しなかったお墨付き、無敵の概念防御です。
消滅させる程度の威力の魔弾、幾らでも受け止めましょう!
秋沙さんも華蘭さんも精神攻撃を受けている様子…。護り時間を稼がねば。
反撃で【城対龍高速誘導弾】を一斉発射。当たっても十分ですが、弾幕で防御してくれても良いですよ?
…其方に気を取られているのが命取り、ですから。
華蘭さん、秋沙さん!援護します!
隠神・華蘭
【散歩部】
あぁもう全く、その他人の傷抉ればどうにかなると思ってる発想が猪口才んですよこの小娘達が!
昔のわたくしが同胞の亡骸の骨恨めしそうに囓ってるからなんだって言うんですか!?
狂気耐性で凌ぎます、相手のUCのとらうま扱いで出てきたであろう過去のわたくしの顔面を殴り飛ばして消しつつこちらもUC使います!
お茶会開催ですぅ! へばっている秋沙様に化術で出したお茶与えて正気を取り戻させます!
おっとミニョン様が守ってくださるようですねぇ
こちらも遠距離攻撃で城中から援護しましょう!
手持ちの葉っぱに狸火を乗せて念動力で操り小娘達へ投擲です
……先程過去のこの華蘭が囓っていた骨から得た炎だ、存分に味わうが良い
「疾く終らせましょう。此方も其方の事情に付き合う義理はありませんので」
ミニョンが言い放つ。それと同時に、ユリとシズクは《記憶の詩》を使ってきた。
『ああ、こっちも早く終わらせたいんだ』
『でも、これ以上の援軍は要りません……』
秋沙は《記憶の詩》により、昔を思い出していた。
「(猫の時の、最期の記憶……。言葉、通じてない顔してるにゃ)」
猫の言葉は猫にしか分からない。
「(ここは……兵隊たちについて行った、硫黄島?)」
硫黄島で戦いが始まろうとしている。
「タダミチ……? みんな? 駄目、行っちゃ駄目! 降参すれば助かるのに……なんでみんな、死にに行くの……!」
秋沙の目から涙が零れていった。
ミニョンはUC《我城普請・天守顕現》を発動し、精鋭亡霊侍衆を擁した巨大城郭を作り出す。
「熊本、会津若松、カルカソンヌ……撃たれども、撃たれどもなお落ちぬ不落の城。此処に普請します!」
特に熊本城と鶴ヶ城、この二つは近代兵器に撃たれても落城しなかったというお墨付きの城である。自信を持って二人を護れるだろう。
「あぁもう全く、その他人の傷抉ればどうにかなると思ってる発想が猪口才んですよこの小娘達が! 昔のわたくしが同胞の亡骸の骨恨めしそうに囓ってるからなんだって言うんですか!?」
華蘭は耐えながら生まれ出た昔の自分を殴っていく。すると、秋沙が泣いている事に気付いた。
「秋沙様! よし、お茶会開催ですぅ!」
UC《狂喜じみた狸のお茶会》を発動して、華蘭は帽子屋に扮して秋沙にお茶を摂取させる。
「――華蘭ちゃん? ミニョンちゃん? 回復してくれたにゃ? 美味しいお茶、ありがとにゃ! ……ほんと、嫌なもの、見せてくれたわね」
秋沙は怒りながらUC《鯨暴れて七浦滅ぼす》を発動する。
「力場の展開が遅れてたら全部持ってかれてたわ」
『な……オレ達の攻撃が効かない、どころか吸い込まれるだと!?』
今までミニョンの城塞に向けて放っていた攻撃が、今度は鯨型の魔術力場に吸い込まれていく。
『どういう事
……!?』
「幾ら悲壮な決意があろうと知った事ではない。只で死ぬな。悲劇的に死なせてなどやらぬ。精神攻撃も銃撃も、全てを倍にして返す。――意識が消え果てるまでの永劫の地獄。無間に味わえ」
秋沙の力場が攻撃を吸収し始めている間、華蘭も葉っぱに狸火を乗せて投擲する。
「……先程過去のこの華蘭が囓っていた骨から得た炎だ、存分に味わうが良い」
ミニョンは【城対龍高速誘導弾】を放ち、援護射撃をしていく。
「華蘭さん、秋沙さん! 援護します!」
無敵の城と誘導弾、攻撃を吸収する鯨の力場。そして秋沙はお茶の摂取で攻撃力が増えている。鯨の力場からは、吸収した弾幕の倍の魔弾と、生命力吸収能力が働いていく。
『こ、これ……怒らせてはいけない方々だったのでは……』
ユリが震える。
『まずいな……』
弾幕を撃つ度に吸収され倍になって返って来たり、誘導弾がこちらに来たり、狸火の葉っぱ弾幕……ユリとシズクで応戦出来る量を超えていた。二人は防戦一方、という状態に陥ったのだった。
大成功
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空亡・劔
あんたらがユリとシズクね!
あんたらにとっても不本意だろうけど…あたしはこう言わせてもらうわよ!
この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての
大異変とは生意気よ!(びしっ
そして…あんたらがこの世界の勝負である弾幕ごっこで来るのであれば…此方も弾幕で挑むのみよ!
【天候操作】で周囲が見える程度の霧を展開
魔法弾幕の軌跡をより明瞭にする
【戦闘知識】で弾幕の動きと攻撃パターンを一つ一つ把握して【残像】を残しつつちょい避けよ!
厳しい時は念動力も駆使して強引に回避ね!
神殺しの大妖怪発動
攻撃力強化
【属性攻撃】で強化した氷の【弾幕】で勝負!
狙うは…人類の脅威である世界を生む奇病の概念そのもの!!
あたしはあんたらを殺さない
殺すのは…人類の脅威である偽りの世界を生み出すその奇病そのものよ!
あたしは神殺しの大妖怪!
人類の脅威であるのならば…世界そのものも殺して見せる…!
二刀による【二回攻撃】でそのうちに再び現れいずる世界と奇病を【切断】するわよ!
やりたくもない異変なんぞにあたしは負けないわよ!
「あんたらがユリとシズクね!」
劔は二人の前に現れて堂々と立った。
『そ、そうだけど……』
『何だ、今さら』
「あんたらにとっても不本意だろうけど……あたしはこう言わせてもらうわよ! この最強の大妖怪である空亡劔を差し置いての
大異変とは生意気よ!!」
ビシッ! そう指差しながら叫ぶ劔。
『は、はぁ』
『お、おう……』
「そして……あんたらがこの世界の勝負である弾幕ごっこで来るのであれば……此方も弾幕で挑むのみよ!」
そう言って、天候を操作して周囲が見える程度の霧にしていく劔。弾幕だけ見える程度の霧が丁度良いのだ。
『分かった、勝負しましょう』
『負けないぜ……!』
消滅の弾幕を放つユリ、その攻撃を躱しながら劔は氷の弾幕を放つ。
『なかなかやるみたい……でも』
「あたしはあんたらを殺さない」
『え?』
『どういう意味だ?』
「殺すのは……人類の脅威である偽りの世界を生み出すその奇病そのものよ!」
密かに劔はUC《神殺しの大妖怪》を発動していた。人類の脅威、偽りの世界を生み続ける謎の病に対しての超特攻。それこそが彼女の手段であった。
「あたしは神殺しの大妖怪! 人類の脅威であるのならば……世界そのものも殺して見せる……!」
サムライブレイド【殺神魔剣『空亡・紅』】と天叢雲剣【永久凍剣『二世氷結地獄・極』】を手に持ち、切断しにかかるのは二人へ――だが、斬っていくのはそのうち再び現れ、二人を病ませるであろう奇病に対してだ。
「やりたくもない異変なんぞにあたしは負けないわよ!!」
スパッ。何か、二人にとって気持ちの良い音がした。
『因果が切れる……こ、これは……』
『ああ……オレ達が望んでいたモノだ……!』
一気に脱力するユリとシズク。これでもう、世界を生む事は無い。そう思うと、もう戦う気が失せてしまったのだ。
『これでもう、何べんも辛い思いをする事がなくなるのですね……!』
ユリの目からは、涙が零れ落ちていた。
大成功
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アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。
さて、他の人の見せ場も終わったしそろそろいいかしらね?
その
理不尽を
認めないする。
リミッター解除、限界突破、オーバーロードし、
高速詠唱早業先制攻撃で
多重詠唱結界術封印術拠点構築、骸の海に還る寸前のユリとシズクの前に顕れるわ。
ユリとシズク、あなた達を『今のあなた達を保ったまま、奇病を植え付けられオブリビオンとなる前の存在に産み直す』ために来たわ。
そんなこと出来るはずがない?不可能?いいえいいえ、人が想像しうることは必ず人の手で実現可能なのよ。
それに、
影朧が転生するシステムも、その場で産み直しを行う再孵化も私はすでに識っている。既に在るならそれは再現可能よ。想像から創造する禁呪でね。
さて、あなた達を口説き堕としてメロメロにしてあげるから覚悟してね❤
「さて、他の人の見せ場も終わったしそろそろいいかしらね?」
アリスが現れる。
『トドメを差してくれるのか?』
シズクが問うが、チッチッと指を振るアリス。
「その
理不尽を
認めない。つまりは、こういう事よ」
リミッター解除、限界突破、オーバーロード。
高速詠唱早業先制攻撃と
多重詠唱結界術封印術拠点構築、作り出されたのは骸の海に還る寸前のユリとシズク。
「ユリとシズク、あなた達を『今のあなた達を保ったまま、奇病を植え付けられオブリビオンとなる前の存在に産み直す』ために来たわ」
それを聞いて、ユリとシズクは最後に言葉で抵抗する。
『そんな事出来るはずがない!』
『不可能です、我々はオブリビオンになってしまっているのだから……』
「いいえいいえ、人が想像しうることは必ず人の手で実現可能なのよ。それに、
影朧が転生するシステムも、その場で産み直しを行う再孵化も私はすでに識っている。既に在るならそれは再現可能よ。想像から創造する禁呪でね」
アリスが発動するUC《終焉を終焉させる者》、そうそれはエンドブレイカーの能力である。
理不尽な終焉を覆す力が発動し、二人の終焉を覆し始めた。
『これは……何が、起こっているんだ?』
『わたくしにも分からない……でも、不思議と怖くないわ』
二人の身体に起こる変化。二人はそっと手を握り合い、アリスのエンドブレイクに身を委ねる事にした。
「さて、あなた達を口説き堕としてメロメロにしてあげるから覚悟してね❤」
『ああ、また会おうな』
『これで、完全に幸せになれますね……ありがとうございました』
二人のエンドがブレイクされたその瞬間、二人はどこかへと消えていった。じきに本来の姿で会えるだろう、そう思いながらアリスは戦場を後にするのだった。
大成功
🔵🔵🔵