アルカディア争奪戦㉒〜無敵を目指す者
●ジェード王国
王国に佇む大きな戦艦。それこそが国王その人である。何歳のガレオノイドなのだろうか。直径を計る前にこちらが轟沈させられそうな装甲・装備を供えているようだ。
「……観えましたか? 皆さん」
「ええ、捉えましたとも。あれがまさか……国王本人だなんて、びくともしなそうです」
「何言うとるんや! うちら飛空艇艦隊がかかれば怖いもんなしや!」
「ふぇぇ、大きくて怖いですよぉ……」
「同意……敵わない、思う。一旦、作戦練り直すの、どう?」
飛空艇艦隊一番隊を名乗る少女達が声を潜める中、旗艦を務める二十代の女性が声を大きく張り上げた。
「お前達! 我々ブルーアルカディアの民がそんな調子でどうする! 我々の使命は屍人帝国を制圧し、ブルーアルカディアを……世界を護る! そうだろう!」
「隊長……」
「そういうわけや、ほな行こ。うちだって怖いねん、それは分かる。でも、いかなあかん時もあるんや」
目の前に大きく構えるのは、『『大戦艦』ジェイダイト』であった。
●グリモアベース
「皆様、お疲れ様です。予知に見えましたのが敵である『大戦艦』ジェイダイトであり、六大屍人帝国の王の一人です。ええ、あの巨大戦艦です」
グリモア猟兵のスリー・サクセス(猟兵サポート型AIプログラム・f34842)がバーチャルビジョンに映した予知を見せる。デカい。説明不要の大きさを誇っている。
「皆様に推奨される行動は、彼女達飛空艇艦隊と協力しつつ、空中戦を仕掛ける事です。皆様は慣れて来た事かと思いますので、どうかお力添えを」
今回の戦争で空中戦を覚えた猟兵もいるだろうか。
「それでは、宜しくお願い致します」
転移を開始した、サクセスであった。
椿油
椿油です。デカい説明不要という感じの六大屍人帝国代表ですね。なお、少女が多めの艦隊なのは意識しているのが艦こ……何でもないです。艦隊はロマンですよね。そんなロマンを見せつけましょう。
敵は『『大戦艦』ジェイダイト』その人です。部位破壊など狙ってみてもいいかもしれません。
というわけでプレイングボーナスは「空中戦で敵に挑む」そして「部位破壊を狙う」ことです。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 ボス戦
『『大戦艦』ジェイダイト』
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POW : 超弩級魔導砲
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【ライトニング 】属性の【魔導砲】を、レベル×5mの直線上に放つ。
SPD : 飛空艇部隊出撃
レベル×1体の【飛空艇部隊 】を召喚する。[飛空艇部隊 ]は【空中戦】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
WIZ : 無敵バリア発生装置
【無敵バリア放出形態 】に変形し、自身の【バリア発生装置の露出】を代償に、自身の【あらゆる攻撃を無効化する『無敵バリア』】を強化する。
👑11
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フォー・トラン
これは勝ち戦です。
なぜならあたしが参加しているからです。
大船に乗ったつもりでいてください。
●空中戦への対策
味方艦隊の飛空艇に「フック付きワイヤー」を引っ掛けてスウィング、ジャンプする[軽業]により[空中機動]を実現する。
●戦闘
砲台や飛空艇の格納庫に少しでも損傷を与えられたらしめたものだが、特定の部位を狙うとあれば、命中精度は高めたい。
できるだけ敵へ接近しよう。
[空中機動]で敵の攻撃を回避、[電撃]魔法で牽制しながら敵戦艦へなるべく接近後、ユーベルコード【偽造魔法】で増やした爆弾「トリックボックス」で爆撃する。
敵飛空艇部隊対策として空中で爆発するように設定したものも混ぜておこう。
「これは勝ち戦です。なぜならあたしが参加しているからです。大船に乗ったつもりでいてください」
フォーは自信を持ってそう告げた。
「ええ、期待してるわ!」
「ほな発進や!」
飛空艇艦隊の面々が発進していく。そして、フォーは【フック付きワイヤー】を飛空艇に引っかけ、空中で立体機動を確立させた。今なら
あの巨体も駆逐できそうだ。
「(できるだけ敵へ接近しよう)」
損傷を与えようと近づくも、相手も飛空艇部隊を出してくる。フック付きワイヤーの立体機動をしつつ、電撃の魔法で部隊を牽制して近づいていく。
UC《偽造魔法》発動で自身の【トリックボックス】を複製し、爆撃開始だ。
「とりゃっ」
飛空艇からではなく生身のフォーから爆撃を受けた事に驚くジェイダイト。
『成程、飛空艇ではなくそのような手法で爆撃するとは』
飛空艇部隊にも爆撃し、部隊を轟沈させていく。
『ジェイダイト様万歳!』
飛空艇部隊の者達が墜落していくのを見て、艦隊の少女達は希望を見出していた。
「凄いですぅ……これなら……!」
「いける、かも」
猟兵の力に負けじと、砲撃を加速する艦隊の少女達だった。
大成功
🔵🔵🔵
ロラン・ヒュッテンブレナー
・アドリブOK単騎
大きい相手でも、あのサイズなら起動拠点と変わらないね
一点突破の強襲攻撃、アルターギアの最も得意な戦い方で挑ませてもらうの
魔力接続、システムオールグリーン
インフェルノランチャー、左腕とドッキング
ブースターチャージ
アルターギア、行くの!
UC発動、最大速度で一気に近づくよ
来たね飛空艇部隊
防御結界と4連魔術陣を展開、マジックミサイル斉射
光線魔術で薙ぎ払いながら光魔術のファランクスで近距離迎撃
目標接近、ランチャーに魔力チャージ開始
天使核反応補足、ターゲッティング
最大出力、インフェルノバースト!
天使核の場所から船体を高密度な浄化の炎で灼き切り裂きながらすれ違いそのまま離脱なの
「大きい相手でも、あのサイズなら起動拠点と変わらないね。
アルターギアの最も得意な戦い方で挑ませてもらうの」
クロムキャバリア【アルターギア】に音声が響く。
――《魔力接続、システムオールグリーン。インフェルノランチャー、左腕とドッキング。ブースターチャージ》
「アルターギア、行くの!」
UC《アルターギア・フルブースト》を発動し、マッハ約10.9で飛翔する。最大速度で一気にジェイダイトへと近づいた。
『ジェイダイト様には手を触れさせないぞ』
飛空艇部隊が発進してくる。
「来たね飛空艇部隊」
防御結界を張り、魔術陣を4連展開しマジックミサイルを発射する。さらに光線の魔術で薙ぎ払いつつ、接敵してくる部隊には光のファランクスを魔術で作り迎撃する。
『な、何だあの兵器は
……!?』
「悪いけどここは通らせてもらうの!」
部隊が断末魔を叫ぶ前に切り払い、魔力をチャージしながらジェイダイトへと更に近づく。
「天使核反応補足、ターゲッティング――最大出力、インフェルノバースト!」
浄化の炎がジェイダイトを灼き払う。
『っ、捕捉出来ないとは……一体あれは?』
ジェイダイトが確認する前に、大ダメージを与えてから離脱していったロランとアルターギアだった。
大成功
🔵🔵🔵
四王天・焔
アドリブ・連携歓迎
●心情
凄く巨大な戦艦だぁ、あれが一体のガレオノイドとはびっくりだね。
でも、どんな巨大な相手でも退いたりはしないよ。
●行動
飛空艇艦隊の皆に協力して貰って、飛空艇を手配して貰うね。
焔は『白狐召還符』を使用して戦う。
白狐様に騎乗して、飛空艇を飛び移りながら【空中戦】で
ジェイダイトと交戦する。
また、ジェイダイトの上へと飛び移り、そこから【フローレ】を使って
【部位破壊】で戦艦の翼の部分など、弱点となりそうな所を中心的に破壊する。
白狐様も【属性攻撃】で炎属性を強化した狐火を放って攻撃。
敵の飛空艇部隊は、フローレで【範囲攻撃】して破壊しつつ
死角からの攻撃も【見切り】で避けるね。
国栖ヶ谷・鈴鹿
◎アドリブ連携OKです
敵を霧の中まで引きつけてお願いするよ。作戦を開始するよ。
ヨナ、天候操作、状況、濃霧……全軍、この霧に乗じて攻める。
ユーベルコヲド、超弩級艦隊決戦!
電子戦用意!索敵情報を自軍へ。
妨害電波で、敵の目を封じて。
構え……雷撃艇部隊、雷撃発射!
艦砲射撃で撃破後は、友軍艦は霧の外へ脱出、陽動をお願いするよ。
戦場に穴が空いたらジェイダイトへ艦砲射撃でビーム&バリア撹乱粒子を散布、攻撃機部隊がバリア塔を破壊、その後に直掩機を伴った爆撃機部隊の高エネルギー反応地点への垂直対地爆雷で装甲を貫通後、残された制限時間で敵艦天使核、重要部への総攻撃を行うよ!
「凄く巨大な戦艦だぁ、あれが一体のガレオノイドとはびっくりだね。でも、どんな巨大な相手でも退いたりはしないよ」
焔は飛空艇艦隊の皆に飛空艇を手配してもらいつつ、UC《白狐召還符》発動により白狐を召喚し、騎乗して飛空艇を飛び乗っていく。
「敵を霧の中まで引きつけてお願いするよ。ヨナ、天候操作、状況、濃霧……全軍、この霧に乗じて攻める」
鈴鹿は飛空艇【ソラクヂラ型航空巡航艇ヨナ】に指示を出し、ヨナから濃霧が放たれる。ジェイダイトの巨体すら見えなくなる濃霧に乗じて攻める予定だ。UC《超弩級艦隊決戦・大戦略》の力を発動し、電子戦で索敵をしつつ敵の情報を封じていく。
『ジェイダイト様! 何も情報が得られません!』
飛空艇部隊の一人が嘆く。
『ふむ、霧に乗じて攻めてくるつもりですか』
ジェイダイトはまだ余裕ぶっているつもりだった……が。
「いけーーーっ!!」
焔が濃霧の中から白狐に乗ってジェイダイトの上に現れ、ドラゴンランス【フローレ】を振り翼に傷を与える。
『なんと……!』
「白狐様、お願い!」
狐火をジェイダイトへと放っていく白狐。
「構え……雷撃艇部隊、雷撃発射!」
鈴鹿の決戦艦隊から放たれる雷撃で轟沈していく飛空艇部隊。
「今のうちに我々は陽動を!」
「作戦、通り。任された」
艦隊の少女達は陽動作戦で霧の外へと散っていく。
「艦砲射撃、用意!」
ビーム&バリア撹乱粒子を散布し、攻撃機部隊を展開する鈴鹿。直掩機を伴う爆撃機部隊がエネルギー反応を捉え、垂直対地爆雷で装甲を貫いていく。
『武装が次々と破壊される……おのれ、猟兵!』
ジェイダイトは珍しく怒った。
「総攻撃――開始!」
鈴鹿の声に合わせて、焔の【フローレ】の攻撃も激化する。
「白狐様、全部燃し尽くすつもりでやっちゃって!」
白狐の狐火も勢いが増し、ジェイダイトの上面は穴だらけだ。
『修復は……間に合いませんね。しかし、勝てば良いのです。残る敵を殲滅。それが最適な手段でしょう』
飛空艇部隊を出撃させるのを止め、少しだけ守りを固め始めたジェイダイトだった。
大成功
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早乙女・翼
あのクソデカいのが一つの生物なんてすげぇ話さよね
千歳じゃ済まないだろ、あいつ…
勇士の女傑達には無理すんなよ、と
近くまで乗せてって貰い、近くに来たら飛び降りる
自前の羽で一気に飛んで向かって行こうか
砲口の位置確認して、直線地点に行かないように
デカブツと違い此方は小回り利く
どう此方感知してるのかねぇ…視覚?レーダー?
敵艦に見えたヘリのローターみたいな塔に接近
手首の包帯外してUC発動
炎の鎖を全開で伸ばし、ローターの支柱に絡めて炎放つ
熱で金属が溶けつつあるのを一気に鎖引き戻してポキッと折ってやる
浮力揚力に影響は免れないだろ
半透明なあの翼にも鞭の様に鎖振るって一撃入れながら撤収
轟沈してしまえ、骸の海に
「あのクソデカいのが一つの生物なんてすげぇ話さよね。千歳じゃ済まないだろ、あいつ……」
翼は息を漏らした。推定年齢が千歳超のガレオノイドを見つめた後、
「無理すんなよ」
「ええ」
艦隊の少女達に告げ、ジェイダイトの近場で降りた。翼には羽がある。その羽で飛行は可能だ。
『魔導砲準備開始。全てを殲滅すればよいのです、殲滅すれば』
ガッチャンコ、と魔導砲の砲台が突き出てくる。羽で小回りを利かせ、砲台に捉えられない位置へと飛んで行く翼。
「どう此方感知してるのかねぇ……視覚? レーダー?」
そう言いつつもUC《戒めの鎖炎》を発動し、手首の包帯を外して現れた傷跡から、炎を纏った鎖を具現化しローターに絡み付ける。
『そのような位置から……!』
今、翼がいる位置はほぼジェイダイトの真上、魔導砲が届かない位置だ。そして炎の力で溶け始めた金属に絡めた鎖を一気に引っ張って浮力・揚力の元を断ち切る。
「轟沈してしまえ、骸の海に」
ジェイダイトの半透明の翼に一度鞭のように振るってから、撤収するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ブランク・コード
誰かがやらないとどうしようもないですからね、こういうの。
部位破壊は懐に潜り込めれば……といった所でしょうか。
シグルドに乗っていきますが、基本的には
『撹乱しつつ接敵』して、発生装置とかを叩き斬る感じですね。
というわけで【迷彩】【ジャミング】の光学迷彩の撹乱と
【見切り】を組み合わせつつ、道中も適度に露払いしておきましょう。
用があるのは奥のあの親玉ですし。
攻撃時はミスリードも兼ねて【フェイント】織り交ぜも視野に。
そうしながら至近距離まで持ち込めたなら、
【指定UC】(【切断】【鎧無視攻撃】)で発生装置含め
向こうにとって重要そうな武装を潰していきましょうか。
後願の憂いを……と申しますし、ね?
※アドリブ可
「誰かがやらないとどうしようもないですからね、こういうの」
ブランクはクロムキャバリア【シグルド=キャルバリア】に乗り込んで発進する。光学迷彩を利かせつつ、錯乱するように、出て来た飛空艇の攻撃にもフェイントを織り交ぜながら攻撃し、徐々に接敵していく。
「用があるのは奥のあの親玉ですし」
周囲の露払いは完了した。
『この無敵のバリアには攻撃が効きませんよ』
丁寧にも教えてくれるジェイダイト。なら、その発生源を断ち切れば良い――。
「ああ、用件があるのはバリアではないので」
UC《白刃一閃:思念の光刃》を発動し、サイキックエナジーを充填させたBXフォースセイバー【BXベルヴェルク=グラム】から放たれる一撃がバリア発生元を貫いた。
『なっ……どうしてそこを!!』
ジェイダイトもたじろぐ。
「丸見えでしたよ?」
他にも砲台がいくつか確認出来たので、続けて貫いていくブランク。
『私の武装を殆ど解体するとは、やりますね』
「後願の憂いを……と申しますし、ね?」
撤収したブランク。もうジェイダイトに、後は無い。
大成功
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ガーネット・グレイローズ
ジェード王国。その王たるガレオノイドが国土そのものとはね。
敵の戦力は圧倒的だが、案ずることはない。
こちらには勇士の飛空艇団がついているのだから。
キャバリア「夜の女王」に乗りこんで出撃、《空中戦》を挑むぞ。
【ブレイカーシップ・ブレイブナイツ】を使用し、
スペースシップを召喚。これらは《プログラミング》
により、オートで戦闘が可能だ。
《集団戦術》の知識と経験を活用して、飛空艇団と共闘。
《レーザー射撃》で火力支援だ。
私は艦隊戦の最中にキャバリアでジェイダイト本体へ肉薄し、
部位破壊を試みるぞ。《メカニック》知識で敵艦の
構造上脆い部分を特定し、JOXフォトンブレイドによる《鎧無視攻撃》で
そこを破壊しよう。
「ジェード王国。その王たるガレオノイドが国土そのものとはね」
ガーネットはサイキックキャバリア【ブラッドギア「夜の女王」】に乗り込み、UC《ブレイカーシップ・ブレイブナイツ》を発動する。129隻の小型自律スペースシップを召喚し、プログラミングによるオート戦闘で接敵させる。
「敵の戦力は圧倒的だが、案ずることはない。こちらには勇士の飛空艇団がついているのだから」
ガーネットがそう言うと、艦隊の少女達も頷く。
「見せたるで、うちらの根性!」
「ふぇぇ、頑張りますぅ……!」
「倒す。あの、デカブツを……」
その艦隊の少女達の意気込みを見て、旗艦の女性がジェイダイトに指を差す。
「砲撃開始よ!」
小型自律スペースシップと飛空艇艦隊が火力をフルパワーにして戦闘している中、「夜の女王」は密かに近づく。
「(心臓部は……あそこだ!)」
【JOXフォトンブレイド】を抜刀するガーネット。
『! 戻りなさい!』
ジェイダイトが部隊に指示を出すのも遅く、貫かれるジェイダイトの心臓部。
母艦の
轟沈が確定した瞬間に、部隊も全て火力支援攻撃によってやられていったのだった。
大成功
🔵🔵🔵