アルカディア争奪戦⑮〜カミナリさまをぶっ飛ばせ!
屍人帝国の浮遊島。飛空艇艦隊で囲まれたその島が司令塔の居場所なのだろう。
「にゃははははははっ!!!」
小さな島中に響き渡る笑い声に合わせて揺れる、白い腹。はち切れそうなとらじまパンツがどうにか支えるそこを、景気よく手で叩くと響く見事な腹鼓。
「我が軍団は艦隊一にゃ! にゃはははははっ!!!」
「にゃはははははっ!!」
合いの手のように響くのは、周りの船へと指示を出しているカミナリさま達の笑い声。皆こんなノリのようだ。
「ご苦労なのじゃ」
サーラ・ビアンコ(La fanciulla del gatto・f27059)がいつものように台に乗って前足を上げる。
「天帝騎士団配下の屍人帝国が、これから向かう空域に浮遊島ごと大挙して集結しているらしいのじゃ」
浮遊島に指揮官、その周りを飛空艇が固めているという布陣のようだ。
「それで、今回は新兵器なのじゃ!」
器用に後ろ脚で立ち上がると、前足に盛ったくす玉を引く。ぱかんと開いて出てきた垂れ幕に書かれていたのは『祝!超距離ユーベルコード砲完成!』の文字。
「ユーベルコードを込めて、砲撃できるのじゃ! 凄いのじゃ!」
凄いというのかイカレているのか――少なくとも、完成させたメカニックは三徹明けとかだったに違いない。
「頑張れば、指揮官ごと吹っ飛ばせるのじゃ」
砲台の数はそれなり。こめたユーベルコードの攻撃をそのまま増幅、拡大して撃ち出す感じになるので使用するユーベルコードは慎重に選ぼう。
「今回の指揮官はカミナリさまなのじゃ。雷で攻撃してくるので気を付けるのじゃ」
サーラはぱたりと尻尾を振って転移の扉を開く。アレな兵器とは言え強力な力。ここは利用して、戦況を有利になるよう進めていこう。
真空。
見て頂き有難う御座います、真空。(まそら)です。
オープニングでわかる感じのノリです。
プレイングボーナスは【超距離ユーベルコード砲を使い、敵艦隊を砲撃する】です。
豪快にぶっぱなしましょう。
1章完結戦争シナリオのため、公開後即受付し、少数採用となるかと思われます。
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。
今回のシナリオの構成上、大人数は厳しいかと思います。
皆様の参加、心よりお待ちしております。
第1章 集団戦
『カミナリさま』
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POW : ブットバすにゃ!
自身の【得物である骨付き肉】に【雷】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する(敗北や死の危機に比例する)。
SPD : チカラがわいてくるにゃ!
戦闘中に食べた【武器の肉、或いは飲みこんだ雲】の量と質に応じて【潜在能力を活性化させる電撃を纏い】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ : オシオキのじかんにゃ!
自身の【得物である骨付き肉】から、戦場の仲間が受けた【恐怖とダメージの合計】に比例した威力と攻撃範囲の【雷撃】を放つ。
👑11
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ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
あら、おもしろそうな道具じゃない。
多分初撃の後は相手に気づかれそうだから、最初の一撃を盛大にした方が良いわよね。
ということでユーベルコード砲に取り付いて詠唱しながらユーベルコード充填スタートよ。
「星海を焦がす蒼い炎よ…」
…何か足りないわね。
それなら。
「エネルギー充填80%…90%…」
「エネルギー充填120%、発射!」
ええ、お約束よ。
本来なら【蒼炎】属性の【電離プラズマ】を、124レベル×5mに放つのだけれど、どれだけ巨大になるのか楽しみね。
砲撃が終わったらすぐに砲台から離れて弓矢の狙撃に変更。
ええ、雷に打たれて骨が見えるのは避けたいわね。
「あら、おもしろそうな道具じゃない」
飛空艇の甲板に取り付けられた超距離ユーベルコード砲を見て、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は楽し気に目を輝かせる。
「多分初撃の後は相手に気づかれそうだから、最初の一撃を盛大にした方が良いわよね」
この兵器の性質からも恐らくは一撃離脱を繰り返す事になるだろう。そもそもあまり連発できるものでもないし。
「ということでユーベルコード充填スタートよ」
メカニックの指示に合わせ、指定された場所に手を当てるとヴィオレッタは目を閉じて詠唱を始めた。
「星海を焦がす蒼い炎よ……」
何時も通りの言葉を紡ぎ始めたヴィオレッタは、一旦言葉を止めると顎に手を当て首を傾げる。
「……何か足りないわね」
主に気分的な。それなら、と再度手を当て直して。
「エネルギー充填80%……90%……」
充填、と言ったらこっちだろう。手を通して練り上げたユーベルコードが吸われていくと砲口がじわりと蒼い光を宿し、次第に大きくなっていく。
「エネルギー充填120%、発射!」
お約束のやつ。
掛け声と同時、放たれるのは蒼炎属性の電離プラズマ。本来なら124レベル×5mなのだけれど膨れ上がった光は本当に某宇宙戦艦の放つ波動砲のようで。
「にゃはははははは……うぎゃああああっ!?」
真っ直ぐに浮遊島へと突き刺さった光は膨れ上がり。
どおおおおぉぉぉぉん!!!
と、凄まじい音を立てて爆発を起こす。後に残るのは黒焦げでぷすぷすと煙を上げるカミナリさま。双眼鏡で見ると微かに動いているので生きてはいるのだろう。
「お、オシオキのじかん……にゃ!?」
反撃しようとしたカミナリさまだったが、ヴィオレッタが足元を狙った矢を放つ事で不発に終わる。
「ええ、雷に打たれて骨が見えるのは避けたいもの」
追加で番えた矢がカミナリさまを狙い、空を切って飛んでいった。
大成功
🔵🔵🔵
真宮・律
一応俺も同じ雷使いな訳だがこんな使い手もいるんだな。ただ、気質が大分違うようだが。
流石に骨付き肉から雷放つのは雷使いの矜持が許さないので容赦無くぶっ飛ばしてやるか。
ユーベルコードを増幅した上で拡大して撃ち出す砲台と。この世界の兵器は変わったのが多いがこれは極め付けだな。完成させた職人はさぞや苦労しただろうな。
まあ、せっかく完成させてくれたので使わせてもらおうか。
【戦闘知識】で確実に当てられる軌道を捉え、【集中】した上で攻撃力を重視した雷霆の意志を超距離ユーベルコード砲に込め、一気にぶっ放す。
雷の力を悪事の為に使う奴らは許さない。吹き飛べ!!
「一応俺も同じ雷使いな訳だがこんな使い手もいるんだな。ただ、気質が大分違うようだが」
浮遊島や飛空艇のあちこちを走り回っているカミナリさまを見た真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)は片眉を上げると肩を竦めた。こちらに気付いているカミナリさまの中には手にした骨付き肉に雷を宿してこちらに向かって来ようとしている者も居るようだが。
「――流石に骨付き肉から雷放つのは雷使いの矜持が許さないので容赦無くぶっ飛ばしてやるか」
超距離ユーベルコード砲へと向かうと、興味深げに全体を眺めて。
「ユーベルコードを増幅した上で拡大して撃ち出す砲台と。この世界の兵器は変わったのが多いがこれは極め付けだな。完成させた職人はさぞや苦労しただろうな」
聞いたメカニックは良い笑顔でサムズアップしている。苦労と言うよりは新しいおもちゃを手に入れた様に面白がっているとしか見えない……。
「まあ、せっかく完成させてくれたので使わせてもらおうか」
説明を受けながら砲台の向きを変え、こちらへと向かってくる飛空艇へと狙いを定める。手を当て、集中して込めた力を全力で解き放つ。
「雷の力を悪事の為に使う奴らは許さない。吹き飛べ!!」
超高熱の雷がユーベルコード砲から放たれた。真っ直ぐに飛空艇を捕らえたそれは高熱と共に霊撃の効果を船全体に与えたようで。
「ぎにゃああああっ!? しびびびれれれれるるる!」
焦げ、痺れ操舵手を失ったのか煙を上げる飛空艇はふらふらと進路を離れそのまま何処かへと消えていった。
「上手くいったようだな」
律は砲台の側から離れ、消えていった飛空艇の行方を身を乗り出して探そうとするも広がった雲の向こうに微かに煙が見えるだけとなっていた。
まあ、もう戻ってくる事は無いだろう。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
遠距離砲という事はお猫様にお触りは今回出来ないという事でよろしいか
可愛いのに
可愛いのに
まぁでも出来ないなら仕方ない(切り替え早め/ここまで独り言
で…雷にも負けない攻撃の方がいいってことかな
こっちまで敵の攻撃が届かないとも限らないなら
【オーラ防御】だけ展開しておき
花は雷に当たれば多分焦げちゃうから
【浄化と祝福】を選択
量産系UCの場合はどういう風に増幅、拡大されるんだろう
数が多いままなら数体を敵の攻撃の相殺用に
残りの鳥達で攻撃
合体後の状態なら巨大炎鳥の【範囲攻撃】
高火力で押し切る戦法にしよう
敵の艇にも火薬や機械があれば誘爆も狙えるかもだし
僕の炎は【破魔】でもあるから
悪い子達には効果抜群、だよ
動き回るカミナリさまたちを見て、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はぎゅっと眉を寄せ苦悶の表情を浮かべる。
「遠距離砲という事はお猫様にお触りは今回出来ないという事でよろしいか」
可愛いのに。あんなに可愛いのに。
抱っこしてもふもふしてつるっとしてそうなお腹も触ってみたいのに。
「――まぁでも出来ないなら仕方ない」
さくっと気持ちを切り替え、澪は超距離ユーベルコード砲へと近寄るとあちこち触ったり眺めたり。こっちもこっちで気にはなるのだ。
「で……雷にも負けない攻撃の方がいいってことかな」
距離は離れているけれど、こっちまで敵の攻撃が届かないとも限らないなら警戒も必要だろう。手を組み合わせ、祈りを捧げて防御の光を飛空艇全体へと広げて行く。
(花は雷に当たれば多分焦げちゃうから)
浄化の力を持つ炎の鳥を放つことにする。
「量産系UCの場合はどういう風に増幅、拡大されるんだろう?」
力を注ぎこみつつ近くにいたメカニックへと尋ねるも、イイ笑顔でやってみないと分かりません、と返されてしまい疑問は解けぬまま注ぎ込んだ力は砲口に光となって集まっていって。
「発射ー!」
どぉん、と放たれたのはあらゆる種の鳥の姿を模した飛翔する破魔の炎。白く光る鳩、深紅の鷹、群れを成して飛び回るのはムクドリだろうか。空域を覆う程の無数の鳥が浮遊島とその周りに展開される府空挺軍団へと向かっていく。まず飛空艇に向かった鳥達がカミナリさまを追いかけ船の武装を燃やしていく。ところどころで爆発が起きているのは火薬にでも誘爆したのだろう。浮遊島へも届いた鳥達が攻撃を仕掛け、向こうの指揮は滅茶苦茶になっている様子が見える。
カミナリさまが放つ反撃の雷も、鳥達が察知し防いでくれているようだ。
「僕の炎は【破魔】でもあるから、悪い子達には効果抜群、だよ」
にこりと笑う澪に、船員達がナイス!とサムズアップを向けていた。
大成功
🔵🔵🔵
ニクロム・チタノ
ユーベルコード砲なんてロマンチックな兵器なんだ、ボクこういうの大好きだよ!
ボクの真の名、紅明日香の名を以てチタノヤタテを降臨させる
よーし八本の重力槍を装填だよ、敵の雷撃は八つの蒼焔の盾を展開して防ぐよ
よしユーベルコード砲発射、やった直撃だぁ
重力槍はまだ七本あるからね、よし次弾装填発射
まだまだ行くよどんどん射って
もう反撃の心配もないだろうし防御に回してる蒼焔の盾も弾にして発射しちゃおう
残念だけどボクのターンはまだ終わらないよ、今日は徹底的にやるからね?
「ユーベルコード砲なんてロマンチックな兵器なんだ、ボクこういうの大好きだよ!」
分かってるな嬢ちゃん! と高テンションのメカニック達と意気投合するのはニクロム・チタノ(反抗者・f32208)。大型砲撃は船の浪漫、と良い笑顔で語り合ってしまう。楽しそうな彼らを誰も止めることは無く、気が付けばそれなりの時間が経っていたようだ。
「さて、ボクの真の名、紅明日香の名を以てチタノヤタテを降臨させる」
そろそろ真面目に、と指定された場所に手を当て真名を核とした力を注ぎ込んでいく。青く燃え上がる様な力が砲口から溢れ出して。
「よしユーベルコード砲発射!」
拡大された重力槍が真っ直ぐに敵飛空艇へと向かい、直撃する。煙を上げながら高度を下げ離脱していく飛空艇。
「やった直撃だぁ」
ニクロムは全力を注ぎこんではいなかった。反撃の気配を感じまだ残している力で蒼焔の盾を展開する。船全体を覆うように広がった盾がカミナリさまの放つ雷撃を防ぎ、バチバチと音を立てながら散らしていった。
「重力槍はまだ七本あるからね、よし次弾装填発射」
先程放ったのは八本展開できるうちの一本のみ。全力を叩き込むのではなく的確に狙いを定め落としていく戦法だ。
「次!」
ユーベルコード砲が別の飛空艇を落とす。更に次々と浮遊島を庇う船を落とし、狙いやすくなったところで。
「もうそろそろ、盾もいいかな?」
残っていた青焔の盾も力として注ぎ込み、浮遊島を狙う。
「残念だけどボクのターンはまだ終わらないよ、今日は徹底的にやるからね?」
大きく広がって伸びる蒼い焔が、浮遊島を包み込んで燃え上がった。
大成功
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ベルナデット・デメジエール
おーっほっほっほ!どうやらわたくしの出番のようですわね!
わたくし持っていましてよ、今の状況におあつらえ向きのユーベルコード…アルカナ・ブラスターを!
砲台も発射できる数も限られているなら、やはり最大の一撃こそが正義!
ええ、ええ、わかっていますわ!
いかに強力でも発射前にやられてしまっては意味がありません
発射の準備が整うまでは、魔力の障壁を展開(オーラ防御)して砲台と自分を守る事も忘れませんことよ!
味方がドンパチやっているのを横目に詠唱を続け、限界まで出力が高まった所で満を持してユーベルコード砲を発射しますわ!
おーっほっほっほ!綺麗な花火ですわー!!
雲一つない青空に、笑い声が響き渡る。
「おーっほっほっほ! どうやらわたくしの出番のようですわね!」
頬に手を当て、高々と声を上げたのはベルナデット・デメジエール(孤高なる夜の女王(自称)・f28172)。腰に手を当て、にやりと笑う姿も様になっている。
「わたくし持っていましてよ、今の状況におあつらえ向きのユーベルコード……アルカナ・ブラスターを!」
砲台も発射できる数も限られているなら、やはり最大の一撃こそが正義! 言い切ったベルナデットにメカニック達がその通り、と拍手を送る。
「ええ、ええ、わかっていますわ! いかに強力でも発射前にやられてしまっては意味がありません」
ベルナデットが大きく手を広げると、身体から広がる魔力が障壁となって船を守る様に伸びていった。
「発射の準備が整うまでは、砲台と自分を守る事も忘れませんことよ!」
準備を終えたところで、ユーベルコード砲へと手を当てると詠唱を始める。その間にも攻撃が仕掛けられているがこちらへの攻撃はベルナデットが展開したオーラ防御に阻まれているようだ。そんな様子を横目に見ながら詠唱を続け、限界まで出力が高まった所で満を持してユーベルコード砲を発射!
限界まで注ぎ込まれた力が爆発するように広がった白炎の光線となって、一直線に浮遊島へと向かう。間にあった飛空艇は巻き込まれその姿を消していく。そして、浮遊島へと直撃すると島にあった指揮用の施設を破壊し大きく燃え上がった。
「おーっほっほっほ!綺麗な花火ですわー!!」
反撃の雷が防御の壁に当たる。弾ける火花もまるで花火のようで。
「おーっほっほっほ! 反撃はその程度かしら?」
笑うベルナデットの声が届いたのだろうか、警戒を続ける船員達からは彼方此方で悔しそうにじたばたと暴れているカミナリさまが見えていた。
大成功
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シモーヌ・イルネージュ
超距離ユーベルコード砲とは便利な兵器があるじゃないか!
これさえ量産化できれば、今回の戦いも楽勝じゃない?
で、この大砲のお披露目がカミナリ様か。
大砲のお試しにはいい相手じゃないかな。
しっかりと当てていこうか。
幸い左目だけは眼がいいんだ。【視力】でしっかりと狙わせてもらおう。
大砲に込めるのはUC【氷雪旋風】。
本来は近距離しか効果が無いんだが、この遠くにまで飛ばせる砲ならば、当たった先で効果は絶大。
期待できそうだ。
カミナリ様にはせいぜい驚いてほしいかな。
シモーヌ・イルネージュ(月影の戦士・f38176)は腕を組むと感心した様に目の前の兵器を眺める。
「超距離ユーベルコード砲とは便利な兵器があるじゃないか! これさえ量産化できれば、今回の戦いも楽勝じゃない?」
だろ! と目を輝かせるメカニック達。乗っている船の船員達にすら理解されない彼らの、話が通じる相手と認定されてしまったようだ。
「で、この大砲のお披露目がカミナリ様か、大砲のお試しにはいい相手じゃないかな。しっかりと当てていこうか」
散々に砲撃を食らい、残っている敵飛空艇は僅か。それでも、まだ攻撃を仕掛けてこようとしている様子が見える。
「幸い左目だけは眼がいいんだ。【視力】でしっかりと狙わせてもらおう」
指先を瞼へと軽く触れさせてシモーヌは笑う。頼むぞ、とかかる声に手をひらりと振って。
とん、と軽くユーベルコード砲へと手を当てよろしく、と一言声をかける。そして、力を練り上げて注ぎこみ始めたのは。
「氷の精霊よ。我の下に集い力を示せ。氷雪旋風――凍らせてしまえば飛ぶことも出来ないだろう」
本来なら自らの体を覆って使うものだけれど、当てることが出来れば効果は絶大だと思われる。
「カミナリ様にはせいぜい驚いてほしいかな」
限界まで力を注ぎ、狙いを定めて発射!
氷を纏いながら青く伸びる力が周囲の船ごと浮遊島を覆い、凍り付かせていく。氷の塊となった船はそのまま落下し、浮遊島へと落ちて同じように凍った島を更に破壊する。やがて、浮遊島全体がぐらぐらと揺れ――ばらり、と一部が砕けたかと思うとそのまま砕け、跡形も無く落ちていった。
船員達の歓声――場所によっては(主にメカニック達の)奇声が上がる。これでこの空域は暫くの間、安全となっただろう。
大成功
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