お城を返してもらいましょう!
●お城を取り返そう
「皆様、唐突ですけれど……とある不思議の国を治めるプリンセスが囚われてしまったので、取り返しにいってもらいますわ」
閻魔・枷羽(地獄の閻魔大王の義理の妹・f38387)が扇子のように自身が作った資料の束を広げて詳細を話す。
オウガ達がお城の防衛機構を暴走させ、お城の臣下だった愉快な仲間達を追い出してお城を我が物にしていることやお城を取り巻く庭園は複雑な迷路になっており、触れた者を敷地外へ強制テレポートさせる石像が幾つも巡回しているということ、城内のあちこちに生えている質問するとこの不思議の国内部の事のみ限定で何でも答えてくれる魔法の鏡「真実の鏡」で猟兵の正確な位置を把握し、攻撃を仕掛けてくるかもしれないということなど細かい内容を話していく。
「少し私の方で調べてみたのですけれど、石像達に触れないように移動しながら庭園にのさばっているオウガの配下達を一掃するのですけれど……石像の方へ誘導して、外へ放り出しちゃうのも手だと思いますの。それと『真実の鏡』はオウガだけでなく、皆様にも使用可能だと思いますので、適切な質問を投げかければ返答してくれると思いますわ」
石像に触れればまた城へと潜入し直さなければならないのは少しでも避けるためにも気を付けつつ、枷羽のいう通りにそれを利用するのも猟兵達次第となるだろう。
まさか、味方であったはずの愉快な仲間達が襲ってくるとはこの時の枷羽と猟兵達は知らなかった。
●お城場内で。
幼い少女を見つけてそれが『アリス』だと認識した猟兵達は彼女にここは危ないところだと知らせようとした時だった。
「アリス、大好き」
「大好きだからいっぱい知りたいな」
猟兵達の目の前で桃色で裏側が黄色いかわいらしく自分たちは害がないといいたげな大きな黒い瞳の味方であるはずの愉快な仲間のような何かが彼女に近寄っていく。
アリスを助けようとしたのであろうと安堵していたがそれは違うと認識するには遅かった。
愉快な仲間達のような何かはアリスの体にくっついて何かを吸い出してしばらくすれば彼らは離れるとアリスは倒れピクリとも動かなくなったのが視界に入れば、彼らは立派なオウガに属するものだと認識するには十分だった。
●待ち構えるは……。
お城の奥まで行けば待ち構えてるのは真っ赤な靴を履いて真っ白な癖のある長い髪、紫色に近い目の色には光がなくぽろぽろと涙を流しながら、ボロボロの白いドレスのようなワンピースを着た少女がずっとくるりくるりと回るように踊っている姿が見えた。
「────ひでぇやつだよお前は!」
周りを見渡してみても誰もおらず、耳を澄ましてみれば彼女の足、真っ赤な赤い靴に牙が生えて言っていたのは赤い靴だった。
「お前は自分の犯した罪を思い出せないまま、ここでずっと踊るんだよ!」
そんなのは嫌だと首を振りながら泣きながら踊り続けている少女、なんとかして彼女を助け出せないかと猟兵達は考える。
助け出すか、彼女を殺してしまうかは猟兵達にゆだねられた。
●すべてが終わった後……。
猟兵達が帰って来て、内容を聞いた枷羽は申し訳なさそうにしていた。
「それは…………とにかく、お疲れ様ですわ。傷を癒したら、皆様が食べたいものをご用意いたしますわ」
それが彼女なりに猟兵達を元気付けようとした行動だった。
フェリア
はじめまして! フェリアです!
第1章と第2章のみの2つ構成です。
やることも書くこともすべてにおいて初めてばかりなので温かい目で見てくださればと思います。
なお、これが2つめのオープニングとなります。
●第1章
可愛い顔してやべぇ奴です。
記憶を食べて殺してしまってもそれは仕方ないと思っているし、自分たちの中でアリスがいるから気にしないという……彼氏彼女などにいたらすごく厄介なタイプの元愉快な仲間達です。
そんなの知らねぇ!ぶっ飛ばす!な方は思う存分に楽しくぶっ飛ばしてください。
純粋って怖いね。
●第2章
聞いたことがある方は聞いたことある、あのおとぎ話の赤い靴を元にした敵だそうです。
話にも書いた通り、彼女を救うか殺すかは皆様の判断に任せます。
救ってハッピーエンドへ向かうなり、殺してそれはそれで彼女の罪の償い方だと思うのも個人の自由だと思います。
(メリーバットエンドもいいですよね!)
カップルやグループで参加も大歓迎です。
その場合はお相手様の名前やIDなどをお忘れなきようよろしくお願いします。
第1章 集団戦
『共有する者達』
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POW : 遊ぼう!遊ぼう!
自身の【食べたアリスの悲しい記憶】を代償に、【食べたアリスの楽しい記憶にあるもの】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【その姿に見合ったもの】で戦う。
SPD : 見て見て!そっくりでしょ?
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【食べたアリスの記憶にあるもの】を作った場合のみ極めて精巧になる。
WIZ : お茶会しよう!色んなお話し教えて!
【食べたアリスの記憶の中にあるアリスの好物】を給仕している間、戦場にいる食べたアリスの記憶の中にあるアリスの好物を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
👑11
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エリン・エーテリオン
行動…取り敢えずぶっ飛ばす。アリス達の記憶と身体を喰って殺す外道は地獄行きだ。
『可愛いけどやっていることが駄目だね、マスター』
こいつら全員地獄に送ろうそうしよう。
まず、こいつらが何か言っている間にエキドゥーマと【情報収集と戦闘知識と瞬間思考力で作戦を考える。】
敵が襲いかかってもオーラ防御からのシールドバッシュでカウンターを喰らわせる。
ついでにブラッドムーンの触手から覇気と衝撃波を合わせた飛ぶ衝撃波で吹き飛ばす。
『ファルコンパンチ!』
エキドゥーマが魔法陣で敵を閉じ込めたらしいので空中浮遊で魔法陣の上に行き指定UCを発動。
死ね、外道共…魔喰無!
『さようなら、二度と生まれ変わらないでね。』
『可愛いけどやっていることが駄目だね、マスター』
エリン・エーテリオン(転生し邪神龍と共に世界を駆ける元ヤンの新米猟兵・f38063)の隣で言うのは
形がダサいスマホから白い長い髪を揺らしながら黒い蝶の髪飾りのAIであろう少女が言った。
「あぁ……こいつら全員地獄に送ろう、そうしよう」
彼女の言葉に頷いてその瞳には怒りに身を任せたいが、エキドゥーマと共に情報収集と戦闘知識と瞬間思考力で作戦を考える。
先ほど食べたであろうアリスの記憶の中にあるアリスの好物を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にするという情報についての検索結果、行動速度が遅くなるならなる前に殴るまでだ。
彼らの攻撃が来るとオーラ防御からのシールドバッシュでカウンターを喰らわせながら、手に持った自身に近い形の愛用の剣であるブラッドムーンから真っ黒な龍の鱗のような触手が出てきて覇気と衝撃波を合わせて思いっきり彼らを吹き飛ばす。
『ファルコンパ〇チ!』
エキドゥーマが自身と同じ真っ白い魔法陣が出現させれば彼らはかわいらしく困った顔をしてまるで円柱状の水槽の中に閉じ込められたようにうろうろとしていた。
「これは覚醒するまでもないな……」
閉じ込められて動けなくなった彼らを下等生物でも見るかのような見下しながらエリンは無表情で呟いた。
「死ね、
虹の炎に焼き尽くされて…魔喰無!」
奴らを閉じ込めている魔法陣の真上に空中浮遊すれば右手を前に出してエリンの手から虹色の炎が燃え上がる。
魔法陣の下に水晶が現れ、それは虹色の炎を反射するためだけに用意されたもので奴らが数匹ほど避けても水晶の反射によって焼き尽くされていく。
『さようなら、二度と生まれ変わらないでね。』
エキドゥーマが少し悲しそうに言いながら、ふわりと静かに着地をしたエリンの隣へ行く。
ぴくりとも動かなくなったアリスに近づいて、エリンは完全に息をしていないのを確認すれば申し訳なさそうにするもすぐに真顔に戻り、ポニーテールに結んだ黒い長い髪を靡かせてブラッドムーンを握り直しつつ、まだいるであろう城内の敵達を殲滅しに行った。
「外道共はこの私が、邪神龍と共に狩る!」
大成功
🔵🔵🔵
リュカシオン・カーネーション
心情…嫌、これは…駄目だ消す。
《シ…シオンさん、怖いです…》
ごめんね。けど、これは駄目だ。
情報収集と視力で行動を観察。
彼らが気づく前に迷彩で近づく。
そして衝撃波を喰らわせる。
爆撃でさらに吹き飛ばす。
アロナちゃんは敵を火と水と風の魔力の竜巻で吹き飛ばした。
虹炎覇王…変身
虹炎結界を彼らの周りに展開する。
《終わりです…!》
逃げられない彼らに先程の魔力の竜巻をぶつけたのだった。
『シ……シオンさん、怖いです……』
リュカシオン・カーネーション(転生したハジケる妖狐と精霊王とカオスな仲間たち・f38237)が付けているペンダントから精霊王アロナフィナが出てくると不安そうな表情を浮かべた。
それもその筈、安全な所へと連れていくために声をかけたアリスの後ろからオウガはかわいらしい顔をしながら食べたのだ。
食われたアリスのキョトンとした表情を目の当たりにしたリュカシオンが頭を振る。
「嫌、これは……駄目だ消す。アロナちゃん、ごめんね。けど、これは駄目だ。」
ぴくりとも動かないアリスに対して申し訳なさの表情もなく、まるでそれが当たり前といったように平然としているオウガは先ほどの食したアリスの記憶から何かを出そうとする様子に歯噛みして。リュカシオンが首を横に振りながら怯えた精霊王アロナフィナを落ち着かせ、持ち前の情報収集と視力で行動を観察しながら迷彩で悠然と近づいていく。
オウガがまだ自分たちを発見できていないのを見たリュカシオンは、迷彩を解いて殺意を込めて衝撃波をぶち当て、それでも足りない怒りに任せるかのように残っている彼らへ爆撃でさらに吹き飛ばす。
それでもまだ数が残ってるのは幸いだ。
精霊王アロナフィナも恐怖があるが、許せないのも相まって彼女も彼女で火と水と風の魔力の竜巻で増えるオウガを次々に吹き飛ばす。
衝撃波、爆撃、竜巻……それらを駆使してもまだまだ出てくる彼ら、ならば取り囲んで消してしまえ。
「虹炎覇王……変身────あいつとは違う自分自身『私』の自由の形を……!」
武器としての使用可能な域にまで練り上げられた虹炎覇気から自我を持った虹炎覇王リュカシオン・カーネーションへと変身すると、次元結界と空間断絶の絶対防御の虹炎結界を彼らが逃げられないようにそして一匹残らず殲滅するように彼らの周りに展開する。
『終わりです……!』
逃げられない彼らに先程の火と水と風の魔力の竜巻を倍の強さでぶつけると変身を解除したリュカシオンは軽く体を伸ばしたりして息を深く吐く。
そして彼らのしたことを忘れることはできないが、気にしないことぐらいはできるといったように笑った。
まだほかにも吹っ飛ばしてない敵がいるであろう位置を確認しつつ肩を回して彼女は言う。
「悪い奴らを消すと、気持ちが少しすっきりするもんだな! さぁ、次だ次!」
大成功
🔵🔵🔵
ラップトップ・アイヴァー
《待ってアリスいけn、ぁ、そんな、そんな……!》
……あーあ。
食べられちゃいましたわね。可哀想に……
今日も元気にお出かけタイム、だなんて浮かれてたのが間違いだったかしら?
《だって愉快な仲間が、これじゃまるでオブリビオン、
ぇ、お姉ちゃん、今あーあって》
いけない、これ以上は美希の心によろしくありませんわね。
Trigger on。
美希の意識を遮断して真の姿…シエル、つまり私に変身しますわ。
肉体が死亡直後の状態になった、冷たい死体ですけどね。
確かにこれは仕方のない事故ですわ、誰だって予想しませんもの。
知りたかったが故に食べてしまったのでしょう?
今のあなたたちを、美希なら絶対に許さないはず。
彼女は正義の味方ですからね。
私は…それも素敵だなと思ってしまいますわ。
だってアリスの想いは消えず、永遠に美化されるのですから!
私も時間と想いが止まったままですもの、すごく共感、
……でも、
美希を怖がらせた想いなんて要らないか。
ということでさくっとUCによる暴力で殺しますわ!
骸の海が一滴溢れたとしても構いませんから。
《待ってアリスいけn、ぁ、そんな、そんな……!》
吸われて倒れたアリスに驚きながらも絶望を浮かべたラップトップ・アイヴァー(動く姫君・f37972)の多重人格であろうもう一人の子、双子の妹である三上・美希の方は震えた声を出す。
「……あーあ。 食べられちゃいましたわね。 可哀想に……楽しい
お出かけタイム、だなんて浮かれてたのが間違いだったかしら?」
わかっていたといわんばかりにため息交じりに過去は愉快な仲間達であったであろうオウガを見下すように言うのは姉であるシエル・ラヴァロだが2人で1人、今は彼女達をラップトップ・アイヴァーと自身で名乗っている。
《だって愉快な仲間が、これじゃまるでオブリビオン………ぇ、お姉ちゃん、今あーあって》
姉の反応にまるでまさかと言いかけるとラップトップ・アイヴァーはウィンクをしてため息のような息を吐く。
「いけない、これ以上は美希の心によろしくありませんわね。」
美希の意識を半ば無理やり、真の姿……肉体が死亡直後の状態にある死体のシエル・ラヴァロに変身する。
「
お出かけ開始」
先ほどとは違って姿は全く似たようなものだけれど、死体であるが故に体温はなく冷たい体。
「確かにこれは仕方のない事故ですわ、誰だって予想しませんもの。 知りたかったが故に食べてしまったのでしょう?」
知りたかったただただその純粋な欲望に従っただけなのだと頭の片隅で思いながら、それと同時に妹である美希は正義の味方だからこそ絶対に許さないだろう思った。
それも素敵だなと思ってしまう自分ではあるけれど、アリスの想いは消えずに永遠に美化される。
「私も時間と想いが止まったままですもの、すごく共感できますの……でも、美希を怖がらせた想いなんて要らないですわ」
骸の海があふれたとしてもそれは知らない、だってシエルは妹の美希のためと人々に希望を与えるために存在して美希は姉であるシエルのためと同じく人々に希望を与えるために存在しているのだ。
それに危害を加えようならば手加減などいらない。
ラップトップ・アイヴァー、今はシエル・ラヴァロとなって骸の海が溢れて一滴滲ませた拳をオウガ目掛けて前に出せば、奴らはそのまま吹き飛ばされてしまう。
完全な殺意をにじませて彼女は笑っていない目をしながら言った。
「せっかくの今日も元気にお出かけタイムを邪魔したからにはそれなりの覚悟をお持ちですのよね?」
大成功
🔵🔵🔵
島津・有紗(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
「じゃあ、始めましょうか」
戦闘前にイグニッションカードから装備を展開して装着します。
味方と連携しつつ索敵しながら行動し、相手との距離に合わせてなぎなた、強弓、ガンナイフを使い分けて戦います。
味方と連係する場合は、攻撃より味方の支援を優先します。
UCは状況に合わせた物を選択して使用します。
「じゃあ、始めましょうか。 起動!」
島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)はイグニッションカードから装備を展開して常人ではひとりで引くこともかなわない、大型かつ張りの強い弓の強弓を装備する。
そして倒れて動かないアリスの近くにいる可愛らしい表情をしたオウガに目掛けて弓を放つと見事に命中。
しかし同じオウガはまだまだ出てくる。
「逃がさないわ!」
助けられなかった悔しさ、もっと早く存在に気付いていればと後悔しながら有紗はユーベルコード『アローレイン』を発動させた。
半径117m内にいるオウガに幾何学模様を描くように服ぞつに飛翔し、1170本の破魔矢を出現させて放った。
うまく避けたオウガには弓を弾いて放ち、絶対にこいつらを逃がしてはなるものかという殺意を滲ませた意思を感じさせるほどに、彼女にとって誰かを救うことができなかったのは許せなかった。
「私は、まだ未熟者だったからアリスさんを助けられなかったのかもしれません」
泣きそうな声をしながらも彼女はアリスを守るように弓を構える。
「それでも、私は最後まで諦めません!」
成功
🔵🔵🔴
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「さぁ、楽しませて下さいますわよね。」
ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は怒りを滲ませて微笑んだその表情は目だけが笑っておらず、オウガ達に向けた赤い金属と薔薇の彫刻が施されていて薔薇の精霊の魔法力を宿した銃の引き金を何のためらいもなく引いた。
赤い薔薇の花びらが彼女の周りに舞う幻覚が見えるような立ち振る舞いをする彼女は見下すようにオウガ達の位置を把握しつつ、くるりと踊るかのように後ろを振り返ればオウガ達はいた。
取り囲もうと思ったのだろう。
「顕現し坐す剣は我が心に宿る誓い。傷つき、欠けても尚、砕けることは知らず。 我が名を冠する赤薔薇を以て奮い立ち、我が誇りを刺し示せ!」
赤薔薇が巻き付いた、傷つき欠けた剣を2つ召喚し、両手を上にあげてからまるで何かを投げるかのような動作をすれば召喚された剣は射出して赤い薔薇の花びらが散るようにオウガ達に突き刺さる。
ローズはつまらなそうに倒れていくオウガ達を見て言った。
「あなた達の力はそんなものですの? 私はまだ本気を出していませんわ」
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『赤い靴』
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POW : この女の罪を教えてやるよ!
【絶望した魂を好んで捕食する口を開いた形態】に変形し、自身の【操るアリスの罪を喧伝、言葉でいたぶること】を代償に、自身の【操るアリスの舞踏と鋭い牙による噛み付き】を強化する。
SPD : 罰として死ぬまで踊ってもらおうか!
【舞踏に合わせて放たれる殺傷力十分な脚撃】【美しい所作で攻撃を回避する華麗なステップ】【足切断時アリスが死亡する呪い(常時発動)】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ : 赦されるいい方法を教えてやろうか?
自身の【憑りついたアリスが罪の記憶を取り戻すこと】を代償に、【アリスの足を切断する為召喚した首切り役人】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【首切り斧と「赤い靴」が操るアリスとの連携】で戦う。
👑11
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お城の奥まで行けば待ち構えてるのは真っ赤な靴を履いて真っ白な癖のある長い髪、紫色に近い目の色には光がなくぽろぽろと涙を流しながら、ボロボロの白いドレスのようなワンピースを着た少女がずっとくるりくるりと回るように踊っている姿が見えた。
「────ひでぇやつだよお前は!」
周りを見渡してみても誰もおらず、耳を澄ましてみれば彼女の足、真っ赤な赤い靴に牙が生えて言っていたのは赤い靴だった。
「お前は自分の犯した罪を思い出せないまま、ここでずっと踊るんだよ!」
そんなのは嫌だと首を振りながら泣きながら踊り続けている少女、なんとかして彼女を助け出せないかと猟兵達は考える。
助け出すか、彼女を殺してしまうかは猟兵達にゆだねられた。
ラップトップ・アイヴァー
罪!
まあ、それは大変!
宜しければ私にもお聞かせくださる?
忘れたままにはさせたくないのですわ、
あらいけない、温度と痛覚が戻って…
どうしましょ、赤い靴の童謡の結末はこうでしたなんて美希に見せたくないのだけれど。
Logic on――
TRUE.
UCを私主導で発動。
赤い靴と少女の意志に干渉、嘘を吐くなというルールを設定。
少女にも、本当のことだけを話すようにと言っておきましょう。
大切な家族を殺した以上の重い罪でなければ私絶対に納得してあげませんわ。
・靴が嘘をついた回数があまりに多い
・罪が小さいないしくだらないものであった場合
上記2つのいずれかを満たした瞬間、
靴のみにUCの対象を狭めます。
「罪! まあ、それは大変! 宜しければ私にもお聞かせくださる? 忘れたままにはさせたくないのですわ」
どんな罪を彼女がしたのか興味もあったラップトップ・アイヴァー(動く姫君・f37972)は手を頬にあてて首を傾げた。
「どうしましょ、赤い靴の童謡の結末はこうでしたなんて美希に見せたくないのだけれど……」
温度と痛覚が戻っていく感覚がすると小さく息を吐き、赤い靴の童話の物語を知っているのかシエルは呟きながらオレンジ色をした目を閉じて詠唱した。
「
ご理解どうぞ――
TRUE」
ラップトップの中にいる姉妹の一人であるシエルが主導権を握り、ユーベルコード『
Trigger /IF』を発動させる。
「本当のことだけを話すようにお願いしますわ」
喋る靴と少女の意思に干渉し、嘘を吐くなというルールを設けて話を聞くことにした。
靴が言うには彼女が火事を起こして両親を燃やし殺してしまったこと、そしてその後にあることないこと様々な言葉を並べ立てる。
靴が喋る言葉を聞いてからシエルは口笛を吹けば靴の方にダメージが入る。
アリスの方は足元がよろけ、倒れそうになるも靴はまだまだと言わんばかりに嘘を交えた本当のことを言う。
「まぁ、嘘がお得意ですこと」
嘘の部分の度に口笛が吹き、靴の方にダメージが入るがアリスの方にはダメージが入らないようになっていた。
『
Trigger /IF』を嘘つきな赤い靴のみに狭めたのだ。
不安そうな表情を浮かべているアリスにシエルは小さく息を吐きながらも優しく笑い、彼女の完全な意思ではないことが分かったのだから……シエルもそうだった、あれは事故だった。
そう思えば大切な人を殺した罪なんて事故であればそれは仕方ない。
望んで犯した罪ならまだしも、望まれない形で犯してしまった罪は誰かが罰するよりも自分が一番わかっているはずだと思ったのだ。
だからシエルは『
Trigger /IF』の対象を狭めた。
きっと、ラップトップの中にいる妹の美希も事故で亡くしたシエルを失いたくないから魔法で繋ぎ、一つにしたのだろう。
うまくいかなければ自分も共に死ぬかもしれないと考えてなかったのか、なんて質問は野暮なものだとシエルは思った。
「火事だとしてもその原因があなた自身なら責められても仕方ないですわよね。 ですけれど、嘘はいけませんわ。 嘘と本当を交えても、私にはどれが嘘か判りますのでそこのところのご理解してほしいですわね」
大成功
🔵🔵🔵
テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(サポート)
『テケリャア!!!』
バイオモンスターのラヴクラフト神拳伝承者 × 四天王
年齢 102歳 女
外見 243cm 黒い瞳 赤茶の髪 白い肌
特徴 特徴的な声 声が大きい 実は美形 虐殺を生き延びた 奴隷だった
口調 テケリャア(私、呼び捨て、言い捨て)
お腹が減ると ケテルャア(私、呼び捨て、言い捨て)
常に飢餓感に苦しんでいます
てけりゃあ叫んで捕食したり怪力任せに潰すのが得意です
不定形の化け物として描写してください
連携歓迎です
「テケリャア!!!」
テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(
王冠・f16871)、赤茶の髪に白い肌、243㎝という人ではならざるモノと認識するには十分だった。
見た目は人間、サイズと存在感は明らかにやばいと思われる彼女は赤い靴がアリスの足を切断する為召喚した首切り役人をただただ見るだけだった。
不気味な存在、彼女を消さねば消されると思った赤い靴は首切り役人と泣いているアリスを操ってテケリリケテルリリに向かって行く。
彼女は両手をゆっくりと上にあげ、その動きに合わせて首切り役人とアリスが持った斧で彼女の胴体を狙う。
その動きは首切り役人とアリスをおびき寄せるためのもので、勢いよく両手を重ねて拳を振り下ろす。
両手を上げた際は人間と変わらないサイズの手が黒い触手の塊となって首切り役人とアリスを潰そうとした。
それを避けようとするにも避けられない首切り役人、流石にあれをモロに食らってしまえば喰われてしまうと咄嗟に自分を履いているアリスだけでも避けようとするが、一歩届かず巻き込まれてしまう。
アリスも生身の人間だ、衝撃だけで気絶したアリスを焦ったように罵倒する。
「
始原から
終末まで」
人の言葉を喋らないのか喋れないのか不明な彼女からユーベルコードの詠唱が聞こえた。
あと一歩のところでアリスが起き上がり小さく悲鳴をあげる。
潰されて動かない首切り役人がテケリリケテルリリ・テケリリテケリャアへと成り果てて操られてしまう。
さっきの詠唱は幻覚かそれとも──。
くるり、くるり……彼女は首切り役人を振り回すように回る。回る。回る。回る。無限に回り続けそうな雰囲気で。
彼女の身体が揺れて限界を迎えたのか首切り役人をぶん投げ、ぶくぶくと膨れと破裂を繰り返し、人間の形から変わっていく。
そして、もう人ではない恐怖を植え付けるような貌だった。
「テケリ・リリ、テケリャア。 クウャリャア……」
成功
🔵🔵🔴
谷保・まどか(サポート)
怪奇人間の魔獣解体士×バーバリアンです
普段の口調は 人として生まれたもの(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
興奮したり気を抜くと 蛮族育ちの改造体(オレ、お前、だ、だな、だろう、なのか?)
普段は大人しく丁寧かつやや弱気な優等生少女ですが、興奮が強まってくると荒々しく狂暴な性格が出てしまいます
戦闘スタイルは蛮族式肉弾戦と自身の肉体を変容させて異形化しての戦い方を併用します
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはお任せ。よろしくおねがいします!
「わわっ、靴が喋ってます!?」
谷保・まどか(バルバロス委員長・f34934)が驚きながらも警戒し、赤い靴が噛み付いてくるのを巨獣の骨を加工した巨大斧のボーンアックスで食い止める。
自慢の力で押し返しては吹き飛ばされるアリスと赤い靴、アリスは死体じゃないのがわかっているが故に加減はしていたのか、うまく受け身を取られて赤い靴がアリスの再度ボーンアックスを構える。
何かの罪を持ってるにしろ、赤い靴をそのままにするわけにはいかない。
「はあぁ~……まどか肉アターック!」
ここでまどかはユーベルコード『
まどか肉アタック』を発動させると体が隆起して赤い靴とアリスに向かって重い一撃を地面に叩きつけると直撃した地面から亀裂が入り、周辺の地形が破壊されていく。
赤い靴はアリスを操りながら瓦礫となった道を避けつつ、噛み付こうとするにもボーンアックスで食い止められる。
逃げられると思ったのかまどかは赤い靴を追いかけ、ボーンアックスを振り回す。
「逃げられるなんて思っていませんか?」
成功
🔵🔵🔴
リュカシオン・カーネーション
心情…本当に許されない罪であっても生きて償わせる。
【情報収集・読心術・視力・集中力+UC】
すまない赤い靴。彼女の罪を聞かせておくれ《…?》
…確かに彼女は許されない事をした。だがおかしいな?お前は彼女に罪を償わせたいのか?それとも…「甚振りたい」だけか…
隠さなくてもいい、最初から分かっていたぞ?心を読ませてもらった。彼女よりお前を消したほうがいい…行くぞ
情報収集や視力で得た情報で攻撃をオーラ防御で防ぎ靴を狙い神罰と焼却を含めたカウンターだ。自由を操る力で彼女には影響は無い。
首切り役人を出したな?それが狙いだ。不意打ちで衝撃波で斧を奪い、彼女と靴を自由の力で引き剥がした
死ぬのはお前だ靴、じゃあな…
エリン・エーテリオン
最後にリプレイ希望
虹炎鏡姫…金髪で白いドレスを着ている。
何だ?!踊りまくっている女の子がいるぞ?!
【情報収集・読心術】『?!マスター、あの赤い靴が今回の黒幕だ!』どうゆうこと?
『今回の事件はこいつが仕組んだという事さ、下衆が…』
…その反応本当みたいだな?何故こんなことを?
楽しい…か…虹炎…武装!
虹炎鏡姫!久しぶりにキレたぜ!覚悟しな!
君は鏡の世界へ避難だ!彼女の頭上にガリードを投げて、ガリードの体を鏡にしてそこからブラッドムーンの大量の触手が彼女を掴むのと同時に電撃と衝撃波を纏った触手が鏡化した地面から赤い靴の下から飛び出し分断させる。
彼女がいなきゃ何にも出来ねぇなあ…
覚悟はいいか?オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!
空気中を鏡化して無数の拳で赤い靴はこの世から消えた
とりあえずエキドゥーマには彼女が自殺しないように魔法もかけてくれたし…これにて一件落着!
彼女には「生きて自分の罪と向き合え困ったら出来る限り私が力になる」と言っておいたから大丈夫だ!
「すまない赤い靴。 彼女の罪を聞かせておくれ」
リュカシオン・カーネーション(転生したハジケる妖狐と精霊王とカオスな仲間たち・f38237)は申し訳なさそうに赤い靴からアリスの罪を聞く。
《…?》
アロナフィナは違和感を感じて首を傾げた。
アリスは火事になってしまったことを両親に告げずに逃げてしまったこと、周りの人には自分はその場にいなかったと嘘をついたことなどを赤い靴は言えば、それを思い出したのかアリスが首を振りながら信じたくないとそんなことはしてないと泣き出した。
《?! マスター、あの赤い靴が今回の黒幕だ!》
エリン・エーテリオン(転生し邪神龍と共に世界を駆ける元ヤンの新米猟兵・f38063)が持っていた
形がダサいスマホがそう言った。
「……確かに彼女は許されない事をした。 だがおかしいな? お前は彼女に罪を償わせたいのか? それとも……
甚振りたいだけか」
腕組をして聞いていたリュカシオンの言葉に罪を償わせるためにと赤い靴は言い、アリスはその間も自分のしたことの罪を受け止められずに信じたくないと泣いていた。
「どうゆうこと?」
リュカシオンと赤い靴、エキドゥーマを見て理解ができてなかったのか首を傾げた。
《今回の事件はこいつが仕組んだという事さ、下衆が……》
家族を失ったのは自分のせい、だけどそれを受け止めるには時間が必要だ。
その時間すら赤い靴は奪っている。
「隠さなくてもいい、最初から分かっていたぞ? 心を読ませてもらった。 彼女よりお前を消したほうがいい……少し本気で行くぞ」
リュカシオンは『
虹炎覇王・原初の自由』を発動させ自身を強化させた。
赤い靴も心を読まれるとは思ってなかったのかアリスを操って牙を剝き噛み付こうとするが、リュカシオンのオーラ防御に加え神罰と焼却を含めたカウンターを食らわせた。
どうやら靴だけを狙って彼女のユーベルコードの中にある自由の力を操ってアリスには影響しないように加減していた。
目の前で繰り広げられる光景にエリンは赤い靴に問いかけた。
「……その反応本当みたいだな? 何故こんなことを?」
赤い靴が笑いながら楽しいからだと言うとエリンは悲しそうな表情を浮かべた。
「楽しい……か……虹炎……武装! 虹炎鏡姫! 久しぶりにキレたぜ! 覚悟しな!」
そして笑いながらも怒りを込めた目で赤い靴を見ながら、エリンはユーベルコードの『
虹炎武装・虹炎鏡姫』を発動させると癖のある黒髪が金色の髪に代わり、動きやすい服から綺麗な真っ白いドレスの姿に代わる。
これはやばいと思ったのか赤い靴が首切り役人を召喚すれば、リュカシオンは待ってましたと言わんばかりに笑う。
「首切り役人を出したな? それが狙いだ。」
彼女は召喚した首切り役人に向かって不意打ちを狙って衝撃波で斧を奪い、彼女と靴を自由の力で無理矢理ではあるが引き剥がした。
「死ぬのはお前だ靴、じゃあな……あとは任せた」
「はい! 君は鏡の世界へ避難だ!」
すれ違うようにリュカシオンが言えば、エリンは頷いてアリスの頭上に瓶を投げたのは生きたポーション邪神瓶龍ガリードが現れ、ガリードを鏡にすればブラッドムーンの大量の触手がアリスを掴むのと同時に電撃と衝撃波を纏った触手が鏡化した地面から赤い靴の下から飛び出して赤い靴が再度アリスに近づこうとするのを止める。
「彼女がいなきゃ何にも出来ねぇなあ……覚悟はいいか? オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
空気中をガリードで鏡化して無数の拳で赤い靴を殴る。
跡形もないように、また犠牲者を出さぬように、今までの助けられなかったアリス達の心が晴れるように、殺意を込めた複数の拳はアリスがいないことで何もできない赤い靴を無慈悲に殴り、この世から二度と現れぬように欠片も残さず殴り消した。
その間にエキドゥーマがずっと泣いているアリスをなだめながら自殺をしないようにと魔法をかける。
それがアリスにとってはある意味拷問になるにしても。
「生きて自分の罪と向き合え困ったら出来る限り私が力になる」
エリンが優しい表情でアリスに言えば、彼女は約束と言って頷いた。
過去は過去、戻れぬことには前に進むことしかできない。
罪の償い方法は死んだであろう家族の分まで幸せに暮らしながら必ず自分のやったことは忘れないことだった。
数か月後くらいに、少女からお礼の手紙が届いたらしい。
その内容は赤い靴によってずっとお城の奥にいたらしく、赤い靴も彼女も両親は
死んだものだと思っていた。
赤い靴から解放され少女が自分の家に戻った際に、死んでいるはずの両親が賢明な治療によって生き延びたという内容だった。
「あの時はありがとうございました。 あの時、あのまま死んでいたらお母さんとお父さん達に会えなかったかもしれません。 今は、幸せに暮らしてます!」
大成功
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