●外宇宙へ
スペースシップワールドの人々に届いた通信。それによってクエーサービースト宙域のさらに外……「外宇宙」に広大な文明世界が存在することが分かり、沸き立つ人々は未踏宙域の先を目指すこととなった。
だが未踏宙域には小惑星サイズにもなるクエーサービーストの大群がいる。これを突破しなくては外宇宙に到達できない。
「これよりオペレーション・ランページを開始する!」
「オペレーション・ランページ開始。惑星ロボ出撃!」
「惑星ロボオールグリーン。発進いつでもどうぞ!」
未踏宙域を前に止まった宇宙船を追い越して宙域に向かうのは猟兵の協力によって建造された惑星ロボ達だった。
スペースシップワールドの人々が総力戦で未踏宙域を突破する作戦……「オペレーション・ランページ」が開始されようとしていた。
●グリモアベース
「スペースシップワールドで『ファルドバール星人リピス』なる人物から通信が届いた。それによると未踏宙域の先に、広大な文明世界が存在するという事実が分かった」
バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が猟兵達に驚くべき事実を伝える。
「それを知ったスペースシップワールドの人々は外宇宙を目指す事を決定し、オペレーション・ランページを敢行することとなった。作戦内容は稼働する惑星ロボ全てを投入し、総力戦で未踏宙域を突破するというものだ」
人々は外宇宙に希望を見出し、恐るべき未踏宙域を突破する作戦に打って出る。
「諸君には惑星ロボに搭乗する主戦力として戦って欲しいと依頼がきている。数機の惑星ロボに同乗し、交代で操縦しながらクエーサービーストの大群を突破することとなる。惑星ロボを操縦すると、「自身のユーベルコードを小惑星サイズに拡大して放つ」事が出来るが、その分消費が大きく放った後は疲労でダウンしてしまう。交代して隙を見せないように戦う必要があるだろう」
惑星ロボは強力だがそれだけに消耗も激しい。上手く交代して継戦しなければならない。
「敵の数は多く、殲滅させるのは困難だろう。だが少しでも数を減らしておきたい。限界まで戦い全員が疲労してユーベルコードが使えなくなったら撤退してくれ。これは総力戦だ、諸君だけが無理をする必要はない」
敵の数はとてつもなく多い。突破するには多数の戦場で何度も惑星ロボで攻撃を仕掛けてクエーサービーストを減らしていくしかない。
「あれほど広大な宇宙にさらに外があるとはな……先があると分かった以上、人々の冒険心は止められない。ならば行ってみるしかあるまい」
バルモアが惑星ロボへのゲートを開きながら、髭を揺らして少年に戻ったような好奇心を宿す笑みを浮かべる。
「銀河を征く大航海の始まりだ――」
天木一
こんにちは天木一です。
久しぶりのスペースシップワールドです!
惑星ロボを操縦してクエーサービーストの群れを倒し、外宇宙への道を切り拓きましょう!
第1章はクエーサービーストの大群との戦いとなります。一体一体が小惑星サイズの敵なので、惑星ロボの能力でユーベルコードを小惑星サイズに拡大しなければ攻撃が届きません。一度使うと疲労でしばらく操縦できなくなります。
第2章はクエーサービーストの第二波が襲い掛かってきます。限界まで戦いとにかく一体でも多くの敵を倒しましょう。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
それでは惑星ロボで超弩級のクエーサービーストの群れを倒しまくってください!
第1章 集団戦
『クエーサービースト第一波』
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POW : 群体総攻撃『クリアビス・ジェノビック』
対象の【生物】に【周囲に蠢く存在を喰らう暴食本能】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[生物]を自在に操作できる。
SPD : 群体総攻撃『ストリミド・エクスタリ』
【無限に変化する外殻で攻撃を防い】で敵の間合いに踏み込み、【宇宙空間を伝わり広がる物質分解念動波】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 群体総攻撃『リガリアム・リモーフ』
レベル秒間、全身から【あらゆる物質を分解する光線】を放出して全能力を倍増し、【無限に変化する外殻】で攻撃できる。月が出ていれば時間制限無し。
👑11
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クリスティアーネ・アステローペ
ソラの外、というのがもう私のスケールじゃあイメージつかないレベルですけれど
だからこそ。それがあって、行く手立てがあるというのなら――ええ。行ってみるべきよね
まずはマルツェラを用いた《高速詠唱》《多重詠唱》で多重に紡いだ《全力魔法》をQBの群れの中へ《一斉発射》
暫くの間その場に残る光源を複数設置
その光と群れが作った影の中に入ったところで《消失する地平》でその影を無数の獣に。無数を束ねて巨大な一に
クェーサービースト以上のサイズと《怪力》で攻撃を受け止めて、圧し潰しに行けるでしょう
相手の攻撃で死ぬのが影の獣であれば惜しくはあれど痛くはなし
破られるまで精々《蹂躙》して、後は次の人たちにお任せしましょう
ベアータ・ベルトット
SSWに外宇宙が、ね
友達の生まれた世界の事をもっと知りたくて志願したけど…随分なお出迎えだこと
暴食気取るなんていい度胸じゃない
どちらがより強い捕食者か、勝負しましょ
UCを発動、ロボに餓獣機関の効果を植え付ける。餌になる「生物」ならそこら中にいるわ
餓えた獣のように―喰らい尽くしなさい、惑星ロボ!
ロボの繰り出す一挙手一投足が、敵を喰い殺す牙になる
ブーストダッシュで機動的に立ち回り、襲い掛かる敵群に肉弾戦の暴力で対抗。機体に触れた敵の肉体をすべて捕食吸収するわ
吸血光線も活用して敵を爆破。血液もきっちり頂きましょ
吸収した体組織を変換してロボのエネルギーを充填
パワーを蓄えてから次の人にバトンタッチするわ
エリル・メアリアル
外宇宙スペースオペラワールドですって?
そんな世界があるなら行くしかないじゃない!
惑星ロボに同乗して、クエーサービーストに立ち向かいますわよ!
UC発動、周辺の隕石、小惑星郡を配下に置きましたら、一斉に攻撃開始!
大群には大群を、攻撃回数重視でぶつけていきますわ!
「さぁ、蹂躙なさい!」
相手が暴食本能を活性化させても構いませんわ。
噛み砕かれたって、瓦礫の騎士団は増えるだけですもの!
砕かれた破片も操作して、どんどん攻撃回数を増やしていきますわよ!
その間に敵のUC発動個体を特定、集中攻撃をして敵の戦力を削ぎますわ!
「わたくし達の道を阻むことは出来ませんわーっ!!」
破片を集めて一塊に。
一気にぶつけましてよ!
ジェイミィ・ブラッディバック
※アドリブ連携歓迎
いよいよ未踏宙域の外側に
偉大な一歩を刻むというわけですか。そのためにはクエーサービーストは一掃しませんと。
と、なればやはりこの一撃を仕掛ましょうか。
惑星ロボを操縦。推力移動で上手く移動させながら敵を一点に集中させます。もちろん敵の攻撃は見切り、ダッシュにて回避を行います。ちょっとGがキツいと思われるので同乗する猟兵の皆さんのうち、生身の身体の方には注意を促しましょう。
相当数が集まったところでUC起動、ターゲッティングレーザーを敵が集中するポイントへ。これで一体でも多く殲滅しましょう。
EX-CALIBURN──
発射。
●無数のクエーサービースト
「猟兵諸君。君達がこの戦いの主戦力だ。何とか外宇宙への道を切り拓いてほしい! 我々も補給や修理で全力でフォローする! 君達に我々の未来を託した!」
宇宙船団を率いる艦長から惑星ロボに激励の通信が入り、猟兵の操る惑星ロボ達が未踏宙域へと侵入する――。
「SSWに外宇宙が、ね」
ベアータ・ベルトット(餓獣機関BB10・f05212)は宇宙の果てと思っていたその先に広がる外宇宙を想像する。だがそれを妨害するように無数のクエーサービーストの群れが行く手を塞いでいた。
「友達の生まれた世界の事をもっと知りたくて志願したけど……随分なお出迎えだこと」
クエーサービーストは一体一体が小惑星ほどもある。それが数えきれない群れとなって広大な宇宙を所狭しと塞いでいるのだ。そのスケールの大きさに思わず呆れたような声が漏れる。
惑星ロボを見つけたクエーサービーストが蠢き、獲物を見つけた獣のように暴食本能に従って襲い掛かる。
「暴食気取るなんていい度胸じゃない。どちらがより強い捕食者か、勝負しましょ」
惑星ロボの操縦を受け継ぐと、ユーベルコード『HyenAssimilation(ハイエナシミレーション)』を発動し、惑星ロボに餓獣機関の効果を植え付ける。
「餌になる「生物」ならそこら中にいるわ。餓えた獣のように――喰らい尽くしなさい、惑星ロボ!」
ベアータの呼びかけに従い、生物のように四肢を変化した惑星ロボが咆哮のようにエンジンを唸らせ、迫るクエーサービーストにカウンターの拳を叩き込んだ。腕が獣の口のように変化しクエーサービーストの身体を抉り捕食吸収する。
クエーサービーストがのたうち回り離れようとするが、それを許さずに惑星ロボがブーストダッシュで追いかけると獰猛に攻撃を続けて喰らい尽くす。
すると周囲を新手のクエーサービーストの群れが囲み、次々と攻撃を仕掛けて来る。
「獲物が自分からのこのことやって来たわね。肉体をすべて捕食吸収するわ」
惑星ロボに触れたクエーサービーストを捕食し、さらには【吸血光線】による吸血効果で血液まで奪い取る。
「パワーを蓄えてから次の人にバトンタッチするわ」
吸収した体組織を変換してロボのエネルギーを充填し、次の仲間が万全の状態で戦えるようにして交代した。
「ソラの外、というのがもう私のスケールじゃあイメージつかないレベルですけれど」
操縦をベアータから代わったクリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)はあまりにも壮大なスケール観に想像すらできないでいた。
「だからこそ。それがあって、行く手立てがあるというのなら――ええ。行ってみるべきよね」
想像できないのなら実際にこの目で見るしかないと、惑星ロボの操縦室に入ると【魔杖短剣"空を仰ぐマルツェラ"】を手にして多重詠唱を高速で紡ぎ魔力を高めて光魔法を放つ。
惑星ロボから敵の群れへと一斉発射した光球が留まり未踏宙域を眩く照らす。小惑星サイズにもなる超巨大なクエーサービースト達の影が大きく伸び、後続の者達が影に覆われる。
「これで準備完了。光があれば影ができる。その影こそが私の武器!」
ユーベルコード『消失する地平(スクワッシュリージョン)』を発動し惑星ロボによって効果が拡大されると、影を無数の獣に変化させ、さらにそれが束なって巨大な一つの宇宙規模の魔獣へと変貌した。
クエーサービーストの影から生み出されたそれはクエーサービーストを超える大きさとなって襲い掛かる。
それに対してクエーサービーストは無限に変化する外殻で防ごうとするが、影の魔獣は大きな口で噛みついて外殻を噛み千切る。だがすぐに外殻が蠢いて新たに展開した。しかし魔獣の顔には無数の魔獣の頭部が生み出され、それが一斉に外殻に噛みつき現れる端から喰い散らかした。
『――――――――!』
横手から別のクエーサービーストが物質分解念動波を浴びせて魔獣の頭部を吹き飛ばす。だが首の辺りが新たな頭となり、魔獣は獰猛に新たなクエーサービーストに噛みついた。
「相手の攻撃で死ぬのが影の獣であれば惜しくはあれど痛くはなし。破られるまで精々蹂躙して、後は次の人たちにお任せしましょう」
クリスティアーネは気力尽きるまで影の魔獣を操り、クエーサービーストの群れを減らしていった。
「外宇宙スペースオペラワールドですって? そんな世界があるなら行くしかないじゃない!」
エリル・メアリアル(孤城の女王クイーン・オブ・ロストキャッスル・f03064)は好奇心に胸を高鳴らせ、果ての先にある外宇宙を目指そうともう一機の惑星ロボを操る。だが次々とクエーサービーストが現れて行く手を塞ぐ。あまりも大きくあまりにも数が多い。まさに宇宙規模の群れだった。
「航海の邪魔をするなら押し通らせてもらいますわ!」
怯まずエリルはクエーサービーストに立ち向かい、ユーベルコード『忠実なる女王の騎士団(クイーンズ・ロイヤルナイツ)』を発動して念動力を惑星ロボを通して増大し、周囲の隕石を集めて従え小惑星郡を配下に置く。
「さぁ、蹂躙なさい!」
その小惑星郡を一斉に飛ばし、クリスティアーネの操る惑星ロボを狙うクエーサービーストの群れに衝突させて粉砕していく。
そんな隕石に向かって暴食本能を剥き出しにしたクエーサービーストが食らいつく。隕石を粉砕して無数の礫に変えた。
「無駄ですわ。噛み砕かれたって、瓦礫の騎士団は増えるだけですもの!」
砕かれた隕石の破片を操って弾丸のようにぶつけてクエーサービーストの身体を穿つ。
「大群には大群を、どんどん攻撃回数を増やしていきますわよ!」
隕石の嵐が猛威を振るい、クエーサービースト達を薙ぎ払っていく。
クエーサービーストもどんどん隕石を喰らっていくが、破片が全身に喰い込んでやがては命を絶たれる。ならばと群れが密を厚くして惑星ロボに向かって突撃を開始した。
「密集するなら好都合ですわ!」
エリルは破片を集めて一塊に圧縮する。
「わたくし達の道を阻むことは出来ませんわーっ!!」
それを全力でぶつけ、正面衝突したクエーサービーストの群れがぐちゃぐちゃに潰れて吹き飛んでいった。
「さあ、次の方にバトンタッチですわ!」
疲労を覚えたエリルが動けなくなる前に操縦を代わる。
「いよいよ未踏宙域の外側に偉大な一歩ジャイアント・ステップを刻むというわけですか。そのためにはクエーサービーストは一掃しませんと」
エリルから操縦を代わったジェイミィ・ブラッディバック(脱サラの傭兵/開発コード[Michael]・f29697)は宇宙に大きな一歩を刻もうとクエーサービーストに惑星ロボを向ける。すると次のクエーサービーストの群れが迫って来る。
「と、なればやはりこの一撃を仕掛ましょうか」
ブースターを吹かして推力移動で敵を誘導し渋滞を起こしたように一点に集中させる。
「おっと、お触りは禁止ですよ」
突っ込んで来るクエーサービーストを急加速で躱し、闘牛のように行動を操る。
「ちょっとGがキツくかかるのでご注意を」
ジェイミィが仲間に呼びかけながらクエーサービースの攻撃を回避してさらに数を集める。
「いい感じに集まってきましたね。そろそろ攻撃に移りましょう」
敵を纏めるとユーベルコード『▼E-WEAPON "EX-CALIBURN"(エクストリームウェポン・エクスカリバーン)』を発動し、ターゲッティングレーザーを敵の密集する場所に当てる。
「これで一体でも多く殲滅しましょう」
惑星ロボの腕に巨砲が現れエネルギーが充填した。
「EX-CALIBURN──発射フォックス」
とんでもない出力の巨大ビームが放たれ、ターゲット通りに集まっていたクエーサービーストの群れを呑み込み一瞬にして消し飛ばす。
「かなりの数を減らせたようですが、これでもまだまだ全滅には至らないのですから恐ろしい数です」
照射された光が去ってぽっかりと空いた穴を埋めるように、クエーサービースト達が補充されていく。
「一撃でありったけのエネルギーを消耗してしまいました。暫く休息が必要ですね」
ジェイミィは思った以上の消耗に操縦を仲間に任せて休憩に入った。
猟兵達が惑星ロボで倒しても倒しても、無数のクエーサービーストは変わらず道を塞いでいる。それでも猟兵は諦めずに攻撃を継続した――。
大成功
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霧島・絶奈
◆心情
無知と言う名の平穏な島より、遥かな航海へと乗り出すべき時は今です
無限に広がる暗黒の海を往くとしましょう
◆行動
惑星ロボに搭乗
【罠使い】の技を活かし周囲のスペースデブリに「魔法で敵を識別するサーモバリック爆薬」を複数設置
分解光線が当たる前に起爆すれば、分解されない【衝撃波】の【範囲攻撃】で損害を与えられるでしょう
『涅槃寂静』にて「死」属性の「極超新星」を行使し【範囲攻撃】
銀河規模の自然現象です
惑星大の敵を排除するのには御誂えでしょう
加えて【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
物質ではないオーラは分解されませんので…
ヘスティア・イクテュス
本当、まさかSSWがクエーサービースト群生宙域…
辺境だったなんて…ちょっと井の中の蛙なんて思っちゃうわよね…
それはそれとして、えぇ、皆の希望を背負って!
オペレーション・ランページ行きましょうか!
コード:Υ!
惑星ロボのホログラムを戦場いっぱいに!
これを囮にして分解光線を時間いっぱいまで
無制限ならそのまま囮にしながら自身に来た分は回避【推力移動】
ビーム砲とミサイルの『一斉発射』でクエーサービーストに一撃を
シン・コーエン
SSWの人々にとって第二の故郷となる惑星発見は悲願だ。
その為の大事な一歩をクエーサービーストに邪魔はさせん!
惑星ロボを操縦し、空中戦・空中機動で軽やかに宙を翔ける。
残像にて分身を数多生み出して相手を幻惑し、念動力・衝撃波によって放つ念動波で相手の念動波を相殺して対応。
余波はオーラ防御を惑星ロボに纏う事で防ぐ。
UC:灼星凄雨で惑星ロボの武装サイズ×10倍の巨大灼星剣複製を125本作成。
相手達のコアと思しき場所を第六感で見切り、光の属性攻撃を宿した複製による鎧無視攻撃・貫通攻撃で貫いて倒していく。
惑星ロボ本体も灼星剣を持ち、2回攻撃・光の属性攻撃・鎧無視攻撃による斬り上げ斬り下げで相手を断ち斬る!
劉・涼鈴
一騎当千! 無双バトルだ!!
ティラノサウルス型マシン、【デモリッション・ギガレックス】を【召喚】!
惑星ロボと合体だ! シャキーン! プラネット・ギガレックス!!(今考えた名前)
出撃だー!
視界が全部敵で埋まってる! いちいち狙う必要もないや!
デストロイミサイルポッド解放! 撃て撃て撃て撃てー!!(爆撃・一斉発射)
ちょっとやそっとの被弾はバイオメタル装甲で自己修復だ!(継戦能力)
敵が固まってたらミサイルに追撃でジェノサイド荷電粒子砲をぶっ放す!(砲撃)
発射ー!!
お腹が空いたら、持ってきた中華まんを食ーべよっと
●第一波突破
「無知と言う名の平穏な島より、遥かな航海へと乗り出すべき時は今です」
操縦を引き継いだ霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は困難に阻まれていようとも前に進もうとする人々に好感を覚える。
「無限に広がる暗黒の海を往くとしましょう」
その道を切り拓こうと惑星ロボを操縦し、無数のクエーサービーストに怯まず挑む。
「さて、小細工をするにしては規模が大き過ぎますね」
生身と比べて何もかもが大きい。手持ちの武器では雀の涙のような効果しかないと判断し、仲間が起こした戦闘によって辺りに飛び散るスペースデブリを利用して壁にしてユーベルコード『涅槃寂静(ヨクト)』を発動する。宇宙の法則へと干渉して死属性の極超新星を行使して宇宙を覆うような莫大なエネルギーの爆発が起こる。
「銀河規模の自然現象です。惑星大の敵を排除するのには御誂えでしょう」
凄まじいエネルギーにクエーサービーストの群れが呑み込まれて崩壊していく。
だがそんな破滅的なエネルギーの奔流を受けても、クエーサービースト達は前進を止めずに対抗するように物質を分解する光線を放つ。それを絶奈は惑星ロボにオーラを纏わせて受け止めた。
「物質ではないオーラは分解されませんので……」
クエーサービーストはその守りを上回る勢いで光線を放ち続け、無限に変化する外殻が広がって爆発とぶつかり合う。互いが恐ろしいまでの破壊の嵐を起こして、宇宙すらも破壊しそうなエネルギーが巻き起こっていた。
「此れだけの規模の戦闘は生身では無理ですね。惑星ロボの数が揃うまで侵攻出来なかったのも頷けます」
絶奈は壮大な戦いを前に、宇宙船程度の戦闘力では成す術もなく滅ぼされていただろうと想像しながら、ロボにエネルギーを込めて爆発を広げクエーサービーストを一体でも多く倒そうと力を振り絞った。
「一騎当千! 無双バトルだ!!」
劉・涼鈴(鉄拳公主・f08865)がご機嫌にもう一機の惑星ロボを操縦して宇宙を飛ぶ。
「ギガレックス発進!」
そしてユーベルコード『デモリッション・ギガレックス』を発動して、無敵のティラノサウルス型マシンを召喚する。
「惑星ロボと合体だ!」
それが分解して全身にドッキングし、眩い光を放ちながらくるっと回転してお披露目するとポーズを取る。
「シャキーン! プラネット・ギガレックス!!」
インスピレーションのままに閃いた名前を叫び、それに応えるようにプラネット・ギガレックスが咆哮するようにエンジンを猛らせた。
「出撃だーーー!」
一回り大きくなったロボを前進させると、すぐに絶奈の攻撃によって散り散りになっていたクエーサービーストが集まって来て前を埋め尽くす。
「視界が全部敵で埋まってる! いちいち狙う必要もないや!」
怯むどころか笑顔になって涼鈴は迎撃に移る。
「デストロイミサイルポッド解放! 撃て撃て撃て撃てー!!」
腕や脚に付いたミサイルポットが開放されて次々とミサイルが発射される。それがクエーサービースト達を吹き飛ばしていく。
だがクエーサービーストは仲間がやられようとも構わず前進を続け、暴食本能を剥き出しにして大きな口を作り獲物とするロボに喰らいつく。
涼鈴が回避行動を取るが口がさらに広がって牙がロボの装甲を抉っていった。
「ちょっとやそっとの被弾はバイオメタル装甲で自己修復だ!」
傷を修復させながらミサイルを撃ちまくっていると、手強い獲物と見て敵が集まってくる。
「集まってくれるなら好都合だよ! ジェノサイド荷電粒子砲をぶっ放す!」
涼鈴は巨大な砲身を構えて砲にエネルギーをチャージした。
「発射ー!!」
凄まじい脱力感と共にビームが放たれ、宇宙を貫くような閃光がクエーサービースト達を吹き飛ばした。それと同時にエネルギーが切れて合体が解かれる。
「お腹が空いてきちゃった。バトンタッチだね! 休憩して中華まんを食ーべよっと」
力を使い果たした涼鈴は操縦を代わってほかほかの中華まんを食べてエネルギー補給を始めた。
「本当、まさかSSWがクエーサービースト群生宙域……辺境だったなんて……ちょっと井の中の蛙なんて思っちゃうわよね……」
宇宙海賊SkyFish団の船長であるヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は、自分が飛び交っていた宇宙が実は狭い範囲でしかなかったことに驚きを覚えていた。
「それはそれとして、えぇ、皆の希望を背負って! オペレーション・ランページ行きましょうか!」
気合を入れ直して涼鈴と操縦を代わり、仲間の攻撃を受けても受けても減ったようには思えない、行く手を塞ぐ巨大なクエーサービーストの群れへと惑星ロボを向ける。
「コード:Υ!」
そしてユーベルコード『電王魔術『N:Υ MP』(デンオウマジュツ・ニンフ)』を発動してm数のホログラムを宇宙空間に生み出した。。
「惑星ロボのホログラムを戦場いっぱいに! これを囮にして分解光線を時間いっぱいまで躱す!」
クエーサービーストが物質分解光線を乱射してホログラムを消そうとするが、一瞬映像が乱れてもすぐに元の映像が映し出される。
「囮に引っ掛かってる隙に、ビームもミサイルもありったけ叩き込む!」
ヘスティアは惑星ロボを宇宙船のように加速させて回り込みながら一斉発射してクエーサービースト達を爆散させていった。
「効いてる! けどこれはキツイわね……!」
ユーベルコードを惑星ロボを通して拡大するととんでもなく体力が消耗されていた。
「でもまだ戦える!」
それでも惑星ロボを操り、ホログラムで敵を誘導しミサイルで敵の装甲を吹き飛ばし、剥き出しの内部へビームを撃ち込んで吹き飛ばしていった。
「海賊の進む道は止められないわ!」
ヘスティアは少しでも前へ前へと前進して敵陣に道を切り拓いた。
「――――――――!!」
クエーサービースト達が物質分解念動波を放ち惑星ロボを破壊しようとする。
「SSWの人々にとって第二の故郷となる惑星発見は悲願だ。その為の大事な一歩をクエーサービーストに邪魔はさせん!」
絶奈と操縦を代わったシン・コーエン(灼閃・f13886)は人々の希望となるべく、外宇宙への道を作ろうとヘスティアの作った道を進み、惑星ロボをまるで己が身体のように軽やかに宙を翔ける。動く度に分身を作り出し、相手を幻惑し念動波を受けないように自らも念動波を放って相殺する。だがどんどんクエーサービーストが集まり対処が難しくなってきた。
「守りに入ったら数の暴力に負ける! ならこちらから仕掛ける!」
シンは敵を一望できるように惑星ロボを上昇させてユーベルコード『灼星凄雨(シャクセイセイウ)』を発動する。
「我が剣よ、全てを滅ぼす凄雨と化し、天空を駆け、大地に降り注げ」
惑星ロボの持つサイズに巨大化されたものを、さらに10倍サイズにした巨大灼星剣を次々と複製し125本を宙域に展開した。
「これならばコアに届くはずだ!」
巨大灼星剣を次々と射出してクエーサービーストの巨体を貫ていく。それは中央にあるコアを狙い、少々外れても肉片ごとコアを巻き込んで粉砕した。
クエーサービーストは無限に変化する外殻で攻撃を防ぎ、剣が刺さる場所をずらして即死を免れたものが獰猛に襲い掛かる。
「普通なら致命傷だが、恐るべき生命力だな。だが――」
慌てずシンは惑星ロボに灼星剣を持たせた。
「邪魔をするなら斬り捨てるのみ!」
飛翔しながら下から剣を斬り上げ、勢いが止まると剣を抜いて上昇し今度は上から斬り下げて両断した。それは小惑星を断ち切る流星のような一撃だった。
「押し通る!」
さらに巨大灼星剣を一斉に飛ばし、クエーサービーストの群れを蹴散らして道を抉じ開け、第一波の防衛ラインを突破した!
大成功
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第2章 集団戦
『クエーサービースト第二波』
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POW : 群体総攻撃『ウインガル・リヴァイヴ』
【翅を広げたクエーサービースト群の突撃】から、戦場全体に「敵味方を識別する【重力波】」を放ち、ダメージと【移動不能】の状態異常を与える。
SPD : 群体総攻撃『スキャニング・スピモルファ』
自身の【小惑星サイズの肉体】から、戦場の仲間が受けた【ユーベルコードの被害】に比例した威力と攻撃範囲の【超重力波】を放つ。
WIZ : 群体総攻撃『ブレステルデ・ノスタルジア』
戦場全体に【燃え盛る流星群】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【流星との融合】による攻撃力と防御力の強化を与える。
👑11
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●外宇宙からの援護
猟兵達がバトンを繋いで道を少しずつ切り拓き、クエーサービーストの第一波を突破する事に成功した。
だがその目に外宇宙は見えない。何故ならば新たな羽を広げたクエーサービーストの群れによって埋め尽くされていたからだった。
「馬鹿な……まだこれほどの数がいるのか。しかも見た事のない個体だ」
猟兵達が作った道を追いかけて補給の為に接近した宇宙船の艦長が驚きの声を上げる。
「あれだけの戦いをして休憩を挟まなくては惑星ロボの力を発揮できん……ここまでか?」
ユーベルコードの拡張使用で猟兵達はまだ疲労から回復していない。退却の合図をしようとしたところで、進行方向の遥か先から2つの光が飛んで来る。
「なんだ?」
それは「槍状の光」と呼べる形状をしていて、惑星ロボ達に当たると吸い込まれるように消えた。
『もう少しです。がんばってください』
すると「ファルドバール星人リピス」の励ましの言葉が聴こえ、同時に猟兵達の疲労が一瞬にして回復した。
「大丈夫か!」
慌てた艦長が声をかけると猟兵達が元気になったと通信を返す。
「そんなことが……外宇宙。是非とも行ってみたい。その為にももう少し前進せねばならん。いけるな?」
確認の言葉に猟兵達はもちろんだと元気いっぱいに返事をした。
「ではオペレーション・ランページを継続する! 補給が済み次第巻き込まれないように船は距離を取れ!」
大急ぎで補給が行われ、惑星ロボはクエーサービーストの第二波へと攻撃を開始した――!
エリル・メアリアル
まぁ!リピス様からの応援だなんて!
ありがたいことですわ!
会って直接お礼を言うためにも、全力で突破ですわ!
援助を有効に使う為にも、出し惜しみをしている場合ではありませんわね!
わたくしの力を示して差し上げますわ!
指輪を抜き去り、念動力を解放!
敵の流星群を操って軌道を逸らすことで、こちらのダメージも、相手の強化も無駄にしてしまいますわよ!
そして敵が無防備になったところを、今度はわたくしの集めた隕石群を操って、一気に撃ち出す!
わたくしなりの流星群をお見舞いですわ!
「そんなに欲しいならあげますわ!」
時間経過後は崩れるように眠りについてしまうけれど、任せて大丈夫ですわよね?
「あとは、お願いします……わ」
劉・涼鈴
ロボも私もエネルギー補給して元気いっぱい!!
ギガレックス! 【気合い】入れていくぞぉー!!
むわ! 虫みたいなのが突撃してくるー!! デストロイミサイルで迎撃!!
異常重力波をキャッチ(索敵)! きんきゅーかいひー!! むぉー!!
ちまちまやっても埒が明かない! 一気にカタを付ける!
プラネット・ギガレックス! 【バスターモード】だ!!
一発撃ったらオーバーヒートで動けなくなるけど、惑星ロボは元からそんな仕様だから問題なし!!
エネルギーチャージ……【限界突破】!! 【根性】見せろよギガレックス!
フルパワーのジェノサイド荷電粒子砲だ!! 撃てええええええッ!!(砲撃・蹂躙)
ヘスティア・イクテュス
全く…過去に結構狩ったと思ったんだけど
クエーサービースト、群生地帯だけにうじゃうじゃと…
これ、どうやって増えてるのかしらね?
重力波で行動不能…なら圧壊する前に超火力を叩き込む!
バリアを展開し少しでも長持ちするように…
対準星獣用重力圧潰砲、セット
目標、クエーサービースト第二波
標準よし!『エネルギー充填』…
此方も重力砲を叩き込む!グラビティクラッシュベスター発射!
外宇宙までにまだ足りないかしら…
えぇ、いつか近い時にここを突破してみせるわ…
●繋ぐ希望
「全く……過去に結構狩ったと思ったんだけど。クエーサービースト、群生地帯だけにうじゃうじゃと……これ、どうやって増えてるのかしらね?」
気力の戻ったヘスティアは続けて惑星ロボを操縦し、無数のクエーサービーストがどこから増えるのだろうかと疑問に思った。
「そういった謎も外宇宙に到達すればわかるかもね」
情報を得る為にもここを突破しなくてはならないと敵の動きを警戒する。
宇宙を翅で飛翔するクエーサービーストの群れが突撃しながら重力波を放つ。それは空間を歪ませそこにあるものを吸い込み動けなくしてしまう。惑星ロボの巨体にも負荷が掛かりギギギ……と軋む音がし始めた。
「重力波で行動不能……なら圧壊する前に超火力を叩き込む!」
その重力波によって機体が損傷する前に叩こうとバリアオーラを展開し少しでも長持ちするように守り、ユーベルコード『対準星獣用重力圧潰砲(グラビティクラッシュベスター)』を発動する。
「対準星獣用重力圧潰砲、セット。目標、クエーサービースト第二波」
巨大なビームライフルを惑星ロボがゆっくりと構えた。
「照準よし! エネルギー充填……」
動力炉に直結したビームライフルにエネルギーが集まっていく。
「此方も重力砲を叩き込む! グラビティクラッシュベスター発射!」
放たれた重力波の砲撃はクエーサービーストの群れを圧壊させ、大きく抉り取るように群れを削った。
「クエーサービースト多数を撃破……だけどまだ先は見えないわね」
ヘスティアが最大出力の一撃で多くの敵を倒したが、その先にもまだクエーサービーストの群れが展開していて外宇宙への道は拓かれない。
「まだまだ数がいるわね。外宇宙までの道をみんなの力で少しでも進めるわよ……」
全ての力を使い切ったヘスティアが倒れる前に操縦を涼鈴に譲った。
「ロボも私もエネルギー補給して元気いっぱい!! ギガレックス! 気合い入れていくぞぉー!!」
元気いっぱいの涼鈴が操縦を代わり、小惑星サイズの虫のようなクエーサービーストの群れをモニターに映し出した。
「むわ! 虫みたいなのが突撃してくるー!! デストロイミサイルで迎撃!!」
その姿に驚きながらも【デストロイミサイル】からミサイルを撃ち込んで迎撃する。だが構わずにクエーサービーストの群れは距離を詰めて突撃してきた。
「異常重力波をキャッチ! きんきゅーかいひー!! むぉー!!」
その動きを察知した涼鈴が回避行動を取り、激しいGを受けながらも突撃の軌道から外れた。
「ちまちまやっても埒が明かない! 一気にカタを付ける!」
小出しでは効果が薄いとユーベルコード『デモリッション・ギガレックス・バスターモード』を発動する。
「プラネット・ギガレックス! 【バスターモード】だ!!」
召喚されロボの胸部と合体したティラノサウルス型マシン・ギガレックスの口が開き、莫大なエネルギーが充填されていく。
「一発撃ったらオーバーヒートで動けなくなるけど、惑星ロボは元からそんな仕様だから問題なし!!」
全エネルギーを叩き込んでやろうとどんどんエネルギーを溜める。
「エネルギーチャージ……限界突破!! 根性見せろよギガレックス!」
その呼びかけに応えるようにギガレックスのエンジンが唸り宇宙に轟く!
「フルパワーのジェノサイド荷電粒子砲だ!! 撃てええええええッ!!」
ギガレックスの口から閃光が迸り、流星の如くクエーサービーストの群れを呑み込み消し飛ばした。
「見たか! これがギガレックスのパワーだ!」
やってやったと敵陣にどでかく空いた穴を見て涼鈴が拳を突き上げる。だがそこで体力の限界が来て倒れ込んだ。
「まぁ! リピス様からの応援だなんて! ありがたいことですわ!」
応援の声に元気を取り戻したエリルが立ち上がった。
「会って直接お礼を言うためにも、全力で突破ですわ!」
漲る力にこれならもう一度全力で戦えると、もう一機の惑星ロボの操縦を代わって動かす。その前には新手のクエーサービーストの群れが居た。それが燃え盛る流星群を呼び出して動きを止めた仲間の惑星ロボへと向ける。
「援助を有効に使う為にも、出し惜しみをしている場合ではありませんわね! わたくしの力を示して差し上げますわ!」
指輪型の調整器【Alone Prayer】を抜き去り、リミッターを解除してユーベルコード『高貴なる解放(ロイヤルリベレイション)』を発動する。
「これがわたくしの全力ですわ!」
空間が歪むように爆発的に増強された念動力がさらに惑星ロボによって増幅され、突っ込んで来る流星群の軌道を逸らし宇宙の彼方へと飛んで行かせた。
「これでこちらのダメージも、相手の強化も無駄にしてしまいますわよ!」
流星群を操ってこの場から去らせ、クエーサービーストとの合体も阻止した。
クエーサービースト達はそんな流星を追いかけようと翅を高速で動かし加速する。
「そんなに欲しいならあげますわ!」
エリルが集めた隕石群を操り、流星のように一気に撃ち出した。その直撃を受けたクエーサービースト達は吹き飛び、身体に大穴が空いたり翅を失って動きを止めていく。
「まだまだいけますわよ!」
次々と隕石を飛ばして無数にいるクエーサービーストの数を一体でも多く減らしていく。
だが限界を超えた最大出力の攻撃は長くは続かない。タイムリミットが近づくと目蓋が重くなる。
「あとは、お願いします……わ」
崩れるようにエリルが眠りにつき、後の事は仲間達に任せた――。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ベアータ・ベルトット
優秀なセコンドがついててくれて助かったわ、リピス
第2ラウンド行きましょうか
超重力波を阻止するためにも、ハンパなUC攻撃で手負いにするワケにはいかないわね
手持ちの武器で敵の体力を削ってから、最後の最後にUCを使うことにしましょ
ブーストを活用した推力移動で素早く飛び回り、吸血光線を一斉発射してなるべく多くの敵を爆破
トドメを刺すに至らなくても、ある程度のダメージを蓄積させられれば良し
弱らせた敵をたくさん集めたところでUCを発動
伸ばした獣の舌を敵群目がけて思いっきり振りかざし、傷口をえぐる連撃で大量に切断解体・捕食してエネルギーを充填
まとめて餌食と為れッ!!
道を開いた先に何があるのか…ふふっ、楽しみね
クリスティアーネ・アステローペ
休憩が必要なくなったのならもうひと働き、していきましょうか
またあの疲労感が来ると思うとちょっと大変ですけど
同じ手段を繰り返しても、ですし今度は「月の鍵」(こっち)を使いましょうか
私の視線の規模を大きくしたところでたかが知れているし――ロボから放たせることで"この子の光学的観測能力に捉えた相手"を対象としましょう
…特殊な光でより遠く、より多くを認識できる、とかあるわよね?多分
見せる
幻覚はシンプルに
敵味方の認識の逆転、周囲にいるクエーサービーストこそが敵である。あと私たちは戦場の外側にいる
この2つで足りるでしょう
それでも飛んできた隕石は《結界術》や《爆撃》で対処しましょう
霧島・絶奈
◆心情
回復を齎す「槍状の光」…ですか
…世界とは存外狭いものなのかもしれませんね
◆行動
惑星ロボに搭乗
【罠使い】の技を活かし宙域内に「魔法で敵を識別するサーモバリック爆薬」を複数設置
設置後は【範囲攻撃】する『DIABOLOS LANCER=Replica』にて【二回攻撃】
一撃目は足元の空間に撃ち込み自身や味方を強化
直接の地形で無くとも、板状に展開した【オーラ防御】に撃ち込めば効果は同じです
続く二撃目を【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】と為し敵を殲滅
隕石諸共迎え撃てば融合不可能です
更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し追撃
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
シン・コーエン
俺達を信じて手を差し伸べてくれた人がいる。
ならば応えないとな。
戦場全体に発する重力波は回避は困難。
直接浴びないように防ぐしかあるまい。
と、結界術・高速詠唱で惑星ロボの周囲に防御結界を形成。
さらに惑星ロボにオーラ防御を展開して対応。
UC:神速之剣を使用。
惑星ロボを操縦して空中戦・空中機動で高速で飛行。
残像による分身も展開して相手を幻惑する。
重力波以外の攻撃は第六感・瞬間思考力で読んで、見切り・空中戦で躱していく。
そして光の属性攻撃を籠めた惑星ロボサイズの灼星剣を、早業での斬り下げ斬り上げによる2回攻撃・斬撃波・鎧無視攻撃でクエーサービーストのコアを斬り裂いて、次々と倒していく。
俺達は先へ進む!
ジェイミィ・ブラッディバック
(白翼形態へと姿を変える)
刮目せよ、スペースオペラワールド。
スペースシップワールドの底力を!
推力移動で敵集団を縫うように飛び回り、燃え盛る流星群を"禍津日"の粒子フィールドで防御。流星群が無効であるならば敵集団はこちらを接近戦で仕留めざるを得まい。こちらの周辺に集まってくることだろう。
だが、狙い通りだ。
包囲が狭まってきたタイミングを見計らい、ユーベルコードを起動する。
同時にCHESED及びGEVURAHを両手に構え、周囲360度に向けて照射する。
スペースシップワールドのウォーマシン、ジェイミィ・ブラッディバックが新天地への道を切り拓き、罷り通らせてもらう。
我が眼前より退け、獣達よ!
●大航海を征く
「優秀なセコンドがついててくれて助かったわ、リピス。第2ラウンド行きましょうか」
感謝の気持ちを伝えながらベアータは操縦を代わり、虫のようなクエーサービーストの群れと対峙する。その周囲は大きく空間の歪みが見られ、とてつもない重力による負荷が掛かっているのがわかった。
「超重力波を阻止するためにも、ハンパな攻撃で手負いにするワケにはいかないわね。手持ちの武器で敵の体力を削ってから、最後の最後にユーベルコードを使うことにしましょ」
惑星ロボの装備するビーム砲やミサイルを発射しクエーサービーストも群れを攻撃する。だがクエーサービーストは多少のダメージなどものともせずに突撃してきた。
「回避するわ!」
ブーストして惑星ロボを急加速させ飛び回って敵陣をすり抜けながら、吸血光線をロボを通して一斉発射して敵を撃ち抜く。だがダメージを受けようとも構わずクエーサービーストは追いかけて来る。
「トドメを刺すに至らなくても、ある程度のダメージを蓄積したようね」
被弾した敵を誘導して集めると、ベアータはユーベルコード『Bugbear's Eye E-type(バグベアズ・アイ)』を発動する。
「まとめて餌食と為れッ!!」
ロボの右眼から伸ばした巨大な獣の舌を振りかざし、傷口を執拗に抉る連撃で切断解体して捕食し、ロボのエネルギーを充填しながら攻撃を継続してクエーサービーストの群れを喰い散らかしていった。
「道を開いた先に何があるのか……ふふっ、楽しみね」
体力が尽きたベアータはやりきった笑みを浮かべ、エネルギーを増やした惑星ロボを次の仲間に託した。
「俺達を信じて手を差し伸べてくれた人がいる。ならば応えないとな」
シンは支援してくれるスペースシップワールドの人々の期待に応えようともう一機の惑星ロボを操る。
新たなクエーサービーストの群れは接近しながら重力波を広範囲に放って惑星ロボの動きを封じようとしていた。動けなくなれば数に押し込まれ全方向からの攻撃に破壊されるのは想像に難くない。
「戦場全体に発する重力波は回避は困難。直接浴びないように防ぐしかあるまい」
高速詠唱すると惑星ロボの周囲に防御結界を形成し、さらにはオーラ防御をロボを包むように展開して対応する。
重力波が惑星ロボの元まで到達するが、それに耐えて動き反撃に出る。
「この程度で俺達を止められはしない!」
シンはユーベルコード『神速之剣(シンゾクノツルギ)』を発動し、深紅に輝くサイキックエナジーの剣【灼星剣】を惑星ロボが手にすると、高速で宇宙を飛びすれ違いながらクエーサービーストを斬り裂いた。
「コアの位置は……そこか!」
切断面から覗く身体の中央にあるコアに向けて刃を振るい、クエーサービーストを一体ずつ確実に仕留めていく。
動き回る惑星ロボを包囲しようとクエーサービーストが回り込み、全方向から一斉に突撃を始めた。
「俺の動きを捉えられるものか!」
シンは惑星ロボを最大加速させ、一点突破でクエーサービーストを斬り伏せて包囲を抜ける。
「俺達は先へ進む!」
そして背後に回り込んでクエーサービーストを次々と斬り裂いていった。
クエーサービースト達は警戒して周囲を囲み燃え盛る流星群を発生させた。
「刮目せよ、スペースオペラワールド。スペースシップワールドの底力を!」
ベアータから操縦を代わったジェイミィが白翼形態へと姿を変えて咆える。その意思を受けた惑星ロボが翼の如きブースターを吹かして加速し敵集団に接近する。
クエーサービーストは懐に入られる前に撃墜しようと流星群を雨が降り注ぐように放った。
「ここは凌いでみせる!」
ジェイミィは【EP-CVWMX-PF000 PARTICLE FIELD "禍津日"】の粒子フィールドでロボを球状に覆い流星群を受け止める。強烈な衝撃が伝播し機体を揺らすが万全の惑星ロボのエネルギーによって攻撃を凌ぎきった。
効果がないと見ればすぐにクエーサービーストの群れが突撃を開始した。
「流星群が無効であるならば敵集団はこちらを接近戦で仕留めざるを得まい。狙い通りだ」
それを待っていたジェイミィは包囲が狭まったタイミングを見計らいユーベルコード『PARTICLE FIELD BURST(パーティクルフィールドバースト)』を発動し、惑星ロボが2丁のビームライフルを両手に構え、回転しながら周囲360度に向けて照射する。
「スペースシップワールドのウォーマシン、ジェイミィ・ブラッディバックが新天地への道を切り拓き、罷り通らせてもらう」
光を浴びたクエーサービーストが吹き飛んでいくと、ジェイミィは惑星ロボを前進させた。だが尽きる事のないクエーサービーストはすぐに穴を埋めて突撃してくる。
「我が眼前より退け、獣達よ!」
対してジェイミィは一歩も引かずに惑星ロボから放つビームの照射で群れを蹴散らした。
「休憩が必要なくなったのならもうひと働き、していきましょうか」
動けるようになったクリスティアーネは立ち上がってシンから操縦を代わる。
「またあの疲労感が来ると思うとちょっと大変ですけど」
それでも目の前に敵の群れが居る以上やるしかないと気合を入れる。
「同じ手段を繰り返しても、ですし今度は「月の鍵」(こっち)を使いましょうか」
ユーベルコード『権能覚醒「月の鍵」(アフィプニスィ・ゼラキエル)』を発動して、ロボの目を紅色に輝かせた。
「私の視線の規模を大きくしたところでたかが知れているし――ロボから放たせることで"この子の光学的観測能力に捉えた相手"を対象としましょう」
視線に支配の魔力が宿りモニターに映し出されるクエーサービーストの群れへとその効力が広がる。
「……特殊な光でより遠く、より多くを認識できる、とかあるわよね? 多分」
ロボを通しての使用など初めての試みで不安もあるが、ロボの力を信じて増幅させたありったけの魔力を込める。すると幻覚がレーダーで見える範囲のクエーサービーストを惑わせ、敵味方の認識を逆転させクエーサービースト同士が殺し合いを始める。
「どうやら上手くいったようね」
それを見たクリスティアーネはほっと小さく息を吐いて、巻き込まれないように距離を取る。
「さあ、攻撃するなら今がチャンスよ」
大規模な権能の行使で自身はもう動けないと座り込んだクリスティアーネが仲間に呼びかける。敵同士が争う今ならば好きに攻撃ができる。
「回復を齎す「槍状の光」……ですか」
絶奈はジェイミィに代わって惑星ロボを操りながら、先ほどのリピスの力と自らの持つ力が類似していると比べていた。
「……世界とは存外狭いものなのかもしれませんね」
世界はどこまでも広がる宇宙のように果てがなくとも、住んでいる人間は似ているのかもしれないと考える。
「では世界を繋ぐ障害物を取り除くとしましょう」
絶奈は敵が同士討ちしている間にロボを通してユーベルコード『DIABOLOS LANCER=Replica(ディアボロスランサーレプリカ)』を発動する。
「……今此処に顕れ出でよ、生命の根源にして我が原点の至宝。かつて何処かの世界で在り得た可能性。『銀の雨の物語』が紡ぐ生命賛歌の力よ」
槍の様に見える巨大な輝ける物体を召喚した。それは先ほど見た槍状の光に酷似している。それを自らの足元に撃ち込んで弾けさせ、銀の雨が舞い散り自身と仲間の惑星ロボを強化した。
対してクエーサービーストは燃え盛る流星群を呼び出して見境なく放つ。それは敵味方を関係なく攻撃して吹き飛ばし、さらに強化を施そうとしていた。
「こちらと同じ自身を強化する能力のようですが、隕石諸共迎え撃てば融合不可能です」
絶奈はさらに続けて光の槍を放ち、二撃目の閃光が隕石を消し飛ばし、クエーサービーストの群れを貫いた。その凄まじいエネルギーの光に呑まれた群れが消滅して、宇宙にぽっかりと何もない空間が出来上がった。
「此れでかなりの数を減らせたはずですが、消耗もまた激しいですね」
全力で行使したユーベルコードによって絶奈は披露して、よろめきそうになるのを耐える。
「ですが道は切り拓きました。此の先に進む為の道標となるでしょう」
猟兵達の全力の攻撃によって多数のクエーサービーストを撃破し、船団は未踏宙域を前進することに成功していた。
「あれほどのクエーサービーストの群れを退けるなんて!」
「これが猟兵の操る惑星ロボの力! これならきっと外宇宙まで届く!」
後続の宇宙船団の乗組員が興奮してその激しい戦闘を目の当たりにしていた。
「よし、我々は十分以上に航路を進めることに成功した! ありがとう猟兵諸君! 惑星ロボの補給や整備が必要だ。後は他の部隊に任せて我々は下がろう」
艦長から感謝の声が届き、猟兵達は大航海の航路を大きく進めて任務を終えることができたと、疲れ切っていながらも満足そうに笑って撤収した。
大成功
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