奴隷潜入、獅子身中の虫を炙り出せ
警察組織なんてものは腐りきっている。だが、治安を求める欲求がないわけではない。だからこそメガコーポの多くは私設警察を所有している。
「……クリア、そこかしこで暴れ回ってる割に警戒も手薄じゃないか」
そんなとあるメガコーポのお膝元で少々『おいた』が過ぎる商売を行っている組織の情報があり、そのアジトへと実行部隊が投入されていた。
法治的な組織ではなくあくまで私設である彼らに逮捕状は必要ない。武器の使用も自由である彼らは、他のメガコーポの庭を荒らしているメガコーポの組織と聞いていた彼らは拍子抜けの警備体制に肩透かしを食らったような気分でいた。
「いた。商品だ……鍵は回収してある」
その組織は、表向き単なる奴隷商売を行っているだけなのだが。その実態は拐かした人間を拘束具で縛り、快楽と苦痛によって屈服させる目的のその特殊な拘束具によって監禁しオブリビオン化させてから出荷するという、一歩間違えれば制御不可能なオブリビオン事件へと発展する商売だ。
それを他のメガコーポのお膝元を転々としながら行っているのだ。当然、メガコーポが所有する私設警察に目がつけられる事になるのだが、彼らは捕縛を受けた事は殆ど無く、むしろ撃退している。
そう。
「な……っなにを……まさかお前ら……!」
「ぐっ……裏切り……いや初めから!?」
手札のオブリビオンを私設警察に潜り込ませるという手を使い、優秀な奴隷と安全を搾取しているのだ。
背後からのしかも味方からの奇襲。それも装備や部隊の情報が筒抜けの状態では為すすべもなく。
「へっへっへっ、俺たちこそが正義なんだぜってなあ」
実行部隊は任務を全う出来ず、敵の手に落ちてしまうのだった。
◇◇◇
「て事が起きちゃうんだよね」
ハイシュート・レッグブレイク(行商人・f36668)はのほほんと言った。
この世界では割と珍しくない部類の悪人なのだろう。とはいえ、そこにオブリビオンの暗躍が絡んでいるのなら、猟兵の出番だ。
「実行部隊に潜んでるオブリビオンは事前には判別出来ないよ」
いや、直接殴り込みをかけていけばゴリ押しでどうにかなるかもしれないが、きっと既に囚われている奴隷達も被害にあってしまうのだろう。それを避ける為にはまず潜入が必要になる。
「ってことで、奴隷になって組織に潜入して欲しいんだ」
どうやら個々人で違う種類の拘束具を装着されたり、責め苦を与えられたりするらしい。
だが猟兵なら多分大丈夫だろうと言うのがハイシュートの考えだ。
「まあ奴隷生活を体験しながら、チャンスがあれば他の奴隷になってる人達を助けたり出来るんじゃないかな」
そして、私設警察の中に紛れ込んだオブリビオンが裏切る瞬間に私設警察を守り、オブリビオンを撃破する。
「オブリビオンも拘束するような拘束具つけられてても武装した警官と一緒なら多分大丈夫さ。警察を助ければ皆にもメリットがあるしね」
というのも、拘束具は簡単に外せないらしい。
「鍵がないと安全に外せないんだけど、まあ奴隷として潜入してる時には当然探し出せない」
そして行動を起こす頃には、アジトは警察に探索されている。つまり、私設警察が鍵を回収している可能性が高い、ということだ。恩を売っておけば、鍵を渡してくれるかもしれない。ということだった。
「ということで、俺がちゃんと組織に売っぱらってあげるから、レッツ奴隷体験! 頑張ってね!」
ハイシュートはそう言って猟兵を送り出した。
熱血漢
奴隷になるシナリオです。
いつもの熱血漢の感じです。
第1章
奴隷として売られて拘束されます。快楽と苦痛を与える特殊な拘束具をつけられるらしいですが、個々人に違うものを与えられるようです。
(どんなものかはプレイングから考えます)
第2章
私設警察に紛れ込んでいたオブリビオンを撃破します。奴隷=猟兵を助けに来たところで裏切ります。
私設警察に恩を売ったり、良い気にさせておくといいかもしれません。
第3章
安全に外す為の鍵を私設警察が回収しています。つまり、この時ばかりは私設警察がご主人様です。
私設警察と言っても権力者の手先なので割と悪人寄りです。
ということで基本お好きにどうぞ。
第1章 冒険
『メガコーポの裏調査』
|
POW : 怪しい現場で張り込み、物理的に証拠を掴む
SPD : 怪しい人物をこっそり追跡して証拠を掴む
WIZ : ハッキングなど、情報調査から証拠を掴む
|
銀山・昭平
☆
奴隷になって潜入、って大変そうだべ。従順な奴隷を演じるのでも、一歩間違えたら後戻りできなくなるかもしれねぇべな。
まぁ、こうなった以上はおらもしばらくは従順な奴隷になるしかねぇべが……このデカブツがご主人さまだべ? ぐっ、むむぅ……
(服の殆どは脱いだ上で、ゴム栓付き開口具、主人の意向ひとつで呼吸も制限する機能のある首輪、その他諸々のたくさんの拘束具や責め苦を与えるための道具やら何やらを取り付けられ、ゴーグルも外したくないならと黒い液体をべっとりと)
(流石に手足はある程度は動かせるものの、首輪をはじめとしたご主人さまの意向で色々動かせる道具のせいでご主人の命令には絶対という状態で……)
「買い叩いた割には良い商品じゃないか」
声が聞こえる。銀山・昭平(田舎っぺかたくり大好き親父・f01103)は首の下を掴み上げられる感触に、その男が自分の目の前にいるのだと分かった。
「……」
「従順な代わりに堕ちもしない……だが、その泥船がどこまで持つのやらなあ?」
「ッ、えおっ!!」
カチリ、とスイッチを入れる音がすると同時に、昭平の身体がビクンと跳ね上がった。
股を覆う機械は、そのまま尻の割れ目に這うように腰までを隠し、何かの駆動音を響かせている。その腰のユニットから伸びた電極が全身に伸びていた。脇や胸の先端、ヘソは太腿。様々な過敏な場所へと貼り付けられたそれらが、痛みと快楽を断続的に昭平に強制する。
「ぁおぉ……ッ」
手足は一定以上開けないように鎖で繋がれている。そんな状態で身体を刎ねさせてしまった昭平はバランスを崩し、床に倒れ込んでしまう。
暗闇の中、昭平はもがきながら、男の場所を探ろうとした。その時。昭平の背を何かに踏みつけられる。
デカブツ。昭平という奴隷をオブリビオン化させる担当になったのは、そんな印象の男だった。肉体改造によるものか、凡そ巨漢と呼べる体躯の脚が昭平の背中に叩きつけられたのだ。
「ぉ、ッ!?」
今の昭平はまともに言葉を喋ることも出来ない。
開口具によって口を閉ざす事もできず。それどころか、マスク状の開口具の中へと伸びるチューブと開閉機能によって、男の手にある端末一つで昭平の呼吸は完全に遮断される程に掌握されている。
ゴーグルのレンズは速乾性のゴム液に固められ、その上から耳を覆うヘッドセットが被せられていた。そこに流れるのは、昭平の体を苛む快楽と苦痛の音だ。ニュチュ、ヌチ、と昭平の肉を擦り、貫く粘液の音が拡大されて昭平の脳へと垂れ流される。
「いくら黙ってても身体は正直だよなあ、お前にこの数値を見せてやりたいよ」
「……っ」
管理されている。これらの装置はただ昭平を嬲る為のものではない。最善の――つまりは、最悪の効率を導く為の装置でもあるのだ。
視覚も嗅覚も聴覚も奪われ、そして。
「餌の時間だ」
味覚さえ。
開口具の栓が開放される。微かに嗅覚が戻り、昭平は真っ暗の世界でその濃い匂いを辿る。その餌を放出してくれるノズルを開口部に招き入れ、舌でその滴りを舐め取り、昭平は懇願する。
「……おぁの口に、直接、欲ひいぇ」
従順な奴隷のふりをする。それだけだったはずなのに。
「よしよし、いい子だ」
開口部から舌を伸ばす昭平の頭を撫でるように掴まれた。
ご主人様の命令に従い、その悦楽の糧となる。それを言葉として態度として示し続ける。ぞくりと昭平の脳裏に転がり落ちてしまいそうな電気が走る。一歩そこを進めば後戻りはできなくなりそうな予感。
男の端末にはそれすら明白にされているのだろうか。そんな事考えながら、昭平は男の手にされるがまま、喉の奥にまでその熱い給餌ノズルを咥え込むのだった。
大成功
🔵🔵🔵
男手向・ヤトラ
☆何でも歓迎
今日は奴隷になって潜入してみた!にゃ!皆こういうの好きでしょう!
透明ドローンで内部配信しちゃいます!もし脱がされたらモザイクや規制つけて続行にゃ。
きゃー!売られちゃったがお!いくらになったか気になるにゃ。
ご、拷問とかエッチなこととかされちゃうんですかね?
(ビビってるけど危なくなったら痛覚offにすれば大丈夫だろと思ってるバーチャル虎)
な、なにか付けられたけどそれだけがお?結構よゆう……にゃ?
(拘束具からウイルスやら違法パッチやら入れられて魔改造されちゃう)
(びびり困惑するけど快楽に流されちゃう猫)
(どんなのでも大歓迎です無茶振りごめんなさい)
「今日は奴隷になって潜入してみた! にゃ!」
男手向・ヤトラ(おた虎ちゃんねる・f36544)は透明化したドローンに向けてポーズをしようとして、腕が動かせずそれを断念する。
場所は机が置かれただけの簡素な奴隷部屋。裸に剥かれてはいるが配信画面ではモザイク処理を行っているのでセーフだ。
「てなわけで、悪い商人に売られちゃったのにゃー、幾らになったか気になるにゃ」
『絶対安いぞ』
「ぅ……初コメじゃなかったらBANしてましたよ」
『早速語尾外れるポン』
「にゃ! でも捕まったら拷問とか、え、エッチな事とかされちゃうのかにゃって思ってたんにゃけど……」
そんな気配が一切ない。腕が自由に動かせないよう天井から手首に掛けられた拘束具が鎖で繋がれているが、それだけ。
誰かが入ってくる様子もないな。とそう訝しんだその時。
「……にゃッ!」
と演技でもなんでもなく、そんな声が出る、と同時に手首からヤトラの全身に何かが一気に流れ込んで来ていた。
「ウイルス、身体……変に、……しかもこれ、配信権限奪われて!?」
配信設定はそのままに、匿名配信へと切り替わっていた。
だが、おた虎ちゃんねるを見ていた視聴者が見れば、その放送が誰の放送なのかは一目瞭然のはずだ。
「……ぁ、ん」
だが、元の視聴者らしきコメントは加速度的に増えていくコメントに押し流されて消えていく。ヤトラの顔がどんどんと赤らんでいき、何かを我慢するかのようにもじもじと悶始めたのだ。
「ふにゃ……ん……ッ」
ヤトラは何もされてはいない。ただ手首に拘束具を付けられ、それを吊られて立っているだけ。だが、通気口から微かに風が吹くだけで、僅かに脚を動かすだけで、ヤトラの身体は数百倍過敏にその刺激を受容してしまい嬌声を上げてしまう。
それでも一定以上の強い感覚は逆に鈍化してしまっているらしく、ただ疼きが昂ぶっていく。
不埒な手に嬲られも、暴力的な機械に襲われもしてはいない。
だが、その身体は次第に濡れそぼっていく。分泌液が滴り被毛が張り付く様になってきてしまえば、毛皮に阻まれて見えずともその変化は誰が見ても明らかだった。
ドローンの場所はヤトラには分かる。微妙な角度から撮影するように設定していたはずのドローンがいつもまにかヤトラを正面から、そして足元からやや見上げるようにして撮影するアングルへと変わっていて。
(……っ、ぁ、なん)
なんで、と権限を奪われたままの配信画面を見てみれば、コメント欄にながれるカメラ指示。ウイルスに侵された配信補助AIがコメントから角度を変えているらしい。
「……んぅっ」
視聴者の目に辱められている。だが、モザイクは切れていないようだ。直接は分からずとも、それでも濡れて張り付いている毛皮くらいは分かる程度のモザイクだ。猥雑なコメント、ドローンのカメラから数十人の煮え滾る情欲の視線を浴びせかけられているようで、ヤトラは次第に目をグルグルと混乱を始めていくようだった。
鋭敏化された快感、そして匿名配信という免罪符。そして、ヤトラを襲うコメント。ぎりぎり腰の高さに届きそうな机の角が、妙にヤトラの思考に割り込んでくる。
『モザイク邪魔』
そんなコメントが流れた事も気付かず、ヤトラはゆっくりとその机を脚先で引き寄せ、疼く柔肉をそこにあてがうのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メディア・フィール
NG無し
他PCとの絡みOK
プレイング改変OK
かつて奴隷になり、そこから立ち直った経験があるから大丈夫、というのが甘い見積もりで、苦痛と快楽を同時に与えられる拘束具により、どんどん深みに嵌っていくのと同時に、奴隷時代の記憶が蘇り、やがて本当の雌奴隷のように振舞ってしまいます。
(大丈夫だ…ボクはあのどん底から自分を取り戻したんだ! この程度の屈辱に負けたりはしない!)
(なにこれ! 痛みと気持ちいのが一緒に来てっ! こ、こんなの、耐えられないっ!)
「はい、ボクは奴隷です…哀れで惨めな奴隷です…どうか皆さんの気の済むまで…ボクで遊んでください…」
「へへ、ボクのちっちゃい身体、気持ちいですかぁ?」
メディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)にはかつて奴隷になり、そこから立ち直った経験がある。
(だから、大丈夫! もう屈したりなんてしない……!)
説明を聞いたとき、メディアはそう自負を覚えていた。たとえどんな責め苦が与えられようとも、あの時のように、情けなく従順な奴隷になんてなりはしないと。
(あのどん底から自分を取り戻したんだ……! だから!)
本気でそう考え、そして。
――メディアはその考えが完全に甘い目算だった事を思い知ることになる。
◇◇◇
「ッぁあ……あぁっ!!」
メディアは、その口から嬌声を漏らしながら、まな板の上の鮮魚のように体を跳ねさせる。
「おお、どうしたどうした。ん? ここが反応良いんだな」
「ひんッァあ!! ボク、は、ぁあ……ッ!」
貫かれる痛み。内壁をこする快感。それらがメディアの脳天に抜けていってはスパークを起こす。
彼女はすでに裸に剥かれ、複数の男に見下されていた。
機械でできた猫のしっぽのようなユニット。腰の後ろから極細のニードルによって脊椎へと接続されたそれが、メディアが受ける調教の感覚を増幅している。
(なにこれ! 痛みと気持ちいのが一緒に来てっ! こ、こんなの、耐えられないっ!)
首輪に接続された手枷によって、服を剥ぎ取られたメディアは未発達な体を隠すこともできず、男の無粋な指によって踊らされていた。
太い指がまだ桃色を残しながら腫れあがる突起に爪を立てるように抓り上げれば、反射的に内壁を犯す男を締め上げて、その腰の動きが明瞭にメディアに伝えられる。
「随分気持ちよさそうじゃねえか」
メディアを使う男が中腰になって軽い腰を抱き上げれば、下がったメディアの顔を持ち上げて別の男が舐めるように見回した。
「は、こんなガキまで蕩けさせちまうなんてなあ……男なんて知らねえって顔してたガキが泣いてヨガってやがんぜ」
「ぁ……っ、あ」
「なんだ? 口パクパクさせて」
嘲笑う男の声。無理な体制で感じる苦しさと痛み、そして快感がメディアの記憶を呼び覚ましていく。その記憶があるから、屈することはないと思っていたその記憶。
「……はい、ボクは……奴隷です。哀れで惨めな、奴隷です……」
それが逆に、その時のメディアへと精神を揺り戻していくことになるなど考えてもいなかった。だが、今のメディアにとってはどうでもいい事だ。
ここにいるのは、雌奴隷のメディア……ただ奉仕し、喜びを得る為の道具として心も体も明け渡すだけだ。
「へえ、じゃあ、こっちも相手してもらおうか」
「……ぁ」
笑う男が立ち上がる。ライダースーツの前を開いて飛び出した熱欲がメディアに突きつけられる。蒸れた匂いが、その小さな唇を濡らして。
それはゆっくりと柔らかな肉の中へと招き入れられる。
男達の愉しみは続く。
「へへ、ボクのちっちゃい身体、気持ちいですかぁ?」
何度目だろう。何人目かも分からない男の相手を務めたメディアは、その体中に塗りたくられた『寵愛の成果』を誇るように胸を張り、次の主人へと腰をくねらせるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
秋月・充嘉
☆
(ウルフ→狼 大統領→元表記)
3人セットで安く売られた。
終わり。
…納得いかないんすけど、なんであれっぽっち!?
元「我々の外見で足元をみられたかね」
だからってさぁ。
元「そういうものだろう、諦めたまえ」
そういえばウルフの返事がないんすけど、いるよね?
元「いるはずだが…おや?」
ウルフー、どうしたんすか?うずくまって。
狼「うる、さい…」
元「あぁ、なるほど。これか」
これ、そんなにキツいっすかね?もちっと欲しいくらいなんだけど。
…あ、イイコト思いついた。あのね…
元「ふむ?」
さ、3人で自己アピールっすよ。
良い買い物したって思われたいでしょ?
狼「ばっ、いまは、やめ…!」
そう言いつつ、ここ元気じゃないっすか?
秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)は召喚していたウルフと大統領と一緒に、平日の安売りセールもかくやといった安値で売り払われた。
めでたし、めでたし。
以上である。
大成功 🔵🔵🔵
「いや、納得いかないんすけど!!」
充嘉は思わず叫んでしまう。
「なんであれっぽっち!? 値切るにしても値切りすぎっすよね!」
「我々の外見で足元をみられたかね」
と冷静に分析をしてみせるプレジデントに充嘉は不服そうに口を尖らせた。
それはそうだろうけれども、もう少し売り込み方があるんじゃないだろうか。
「ウルフもそう思うっすよね? ……ウルフ?」
いつも不遇な目に遭っているウルフならば賛同してくれるだろうと声をかけた充嘉だったが、その彼の声は返ってこない。
はて、どうしたのかとウルフの方を見てみれば、その彼は片膝を立てたその脚に額を預けるようにしてうずくまっていた。
何かを堪えるように。
「ウルフー、どうしたんすか?」
「うる、さい……っ」
と絞り出すような声。充嘉は瞬間、ははあんと、得心する。
「これ、そんなにキツイっすか?」
と己の尻の割れ目に食い込んでいる杭のようなものから首まで繋がる拘束具を指さした。彼ら三人は既に全裸だった。そこに肉を割り震える張り型と一体化した拘束具が常時その効果を発揮しているのだ。
とはいえ、あまり意に介していなさそうな二人に反して、顔を赤らめ、声を抑え込んでいるウルフ。充嘉はそんなウルフのちからなく震える脚を広げて、そこに獣欲の涎を垂れ流す剛直な一牙を顕にする。
「ばっ、いまは、やめ…!」
おもむろに彼がそれに手を伸ばすとウルフが拒絶する、だが、充嘉が彼の形だけの拒絶に従うかと言われればそんなはずはなく。
「でも、ここは正直っすよ?」
「ぅ、ああッ……ッ」
と充嘉がウルフのその漲る雄を握りしめる。掌に燃えるような熱が伝わってその硬い感触が充嘉の淫欲を更に掻き立てる。
もはや、その快楽に耐えきれないと声を漏らすウルフが救いを求める目を向けたのは。
「ふむ、まあ、良いではないか」
と好色に笑う充嘉を諫めるプレジデントだ。ウルフはあからさまにほっと安堵する。だが、そんなウルフに向けられるプレジデントの表情には昂ぶらされた欲を効率よく発散せんとする強い雄の残忍さが滲んでいる。
「丁度よく二人いるのだ」
「そうっすね。じゃウルフ」
「……は、」
ウルフの眼前に、滾る男らしい欲肉を突きつける。彼らとて全くその拘束具に苛まれていないわけではない。
ただ、ウルフほど敏感ではない――もしくは慣れているだけだ。だが、その差異はウルフを良いようにするに十分だった。
「どっちにそのかわいい口で奉仕して」
「我々のどちらに奉仕されたいか、選ばせてやろう」
「ぁ……あ」
二人はしっかりと見た。
ウルフの足の間。持ち上がるその剛直がびくりと興奮に震えるその瞬間を。そして三位一体の淫靡なショーが始まった。
大成功
🔵🔵🔵
斎藤・斎
POW
基本☆
×快楽堕ち
ここの世界での奴隷体験など、あまりまともな扱いとは到底思えませんが……企業勤務からして俸給奴隷扱いですからねえ。
しかも事件としては悪人同士の潰しあいのようなもの……ですが、オブリビオンが関わっているのでしたら出ないわけにもいきませんか。
さて。『ホラースポットめぐりのつもりがたまたま偶然ハンティングエリアに入り込んでしまい、不幸にも捕らえられ奴隷として売られる事になった女子大生(捜索願はしばらく前に提出済み)』という設定で組織に潜入します。彼らが行方不明者を届けてくれるということはまずありえません。奴隷を売る際の”血統書”に各項目が増えた程度にしか思わないはずです。
「……ここの世界での奴隷体験など、あまりまともな扱いとは到底思えませんが……」
企業勤務からして俸給奴隷扱いですからねえ。と語る斎藤・斎(人間賛歌・f10919)の言葉は現実に確かにそくしたものだった。
それは、彼女が奴隷を見つけたがゆえにではなく、彼女自身が奴隷としてその体験を受けたからだったのだが。
◇◇◇
「は……、ぁく」
「おい、コイツ……表の行方不明捜索者のリストに乗ってやがんぜ」
と齋がそんな事を聞いたのは、既にその体を凌辱されて数時間は経った頃だった。
「おいおい、本物かよ……ホラースポットに出かけると言って行方不明……?」
「かわいそうになあ、まさか本当に恐怖体験を味わって、こんな所に連れてこられるなんて思ってなかっただろうに」
嘲笑う声は、齋に向けられていた。
「捜索願出してくれた親御さんが買ってくれるかもしれねえなあ?」
「んん、ッ……ふ、ぐ……ッ」
潤滑液と白濁が吊られたまま、広げられた脚の間からボタボタと溢れていく。と同時に、その液体に混ざった小型の自律式機械蟲が数匹びちびちと蠢く。
「おーおー、勿体ねえ。こいつらが震えてるトコに打ち込むのが最高だってのに……なあ?」
と齋の顔を持ち上げて、無理矢理に唇を接触させる男がゲヘゲヘと笑う。と同時に、何か熱いモノが自分の中へと再び侵入する感覚。
「こいつが震えてるとこが良いんだろ? いい加減薄情しろよぉ……」
「ちが……負けて、なんてやりませ……ぁああッ!!」
首をふり拒絶した瞬間に、齋の中にまだ多く残る機械蟲が一斉に細動を始め、齋は身体の中をシャッフルされるような快楽と激痛に襲われる。
そして、粘つく水音が容赦なく齋の腰に叩きつけられるのだ。柔らかな肉に改造を施した男の妙に硬い肌が触れ合い、殴打が如き快音が跳ね返る。
(くそ……こんなことで、快感を感じてしまっている……だなんて……っ)
かろうじて自分を保ちながら、一定間隔で揺れる身体とそれに合わせて意思に関係なく漏れ出ては男達を興奮させてばかりいる嬌声をどうにか抑え込もうと力を入れた瞬間。
「っひ……ぁッ!?」
肉壁内の収縮を感知した機械蟲が更にその振動を強めていく。体を固定するために壁面に牙でも立てているのか。強烈な痛みと快楽が齋に襲いかかり、そしてそれは齋と一体になる男へも余すことなく発揮されていた。
「ぉ、ッ、く……っは……欲しがってんのか? ええ? そんなにおねだりされちゃ仕方ねえよなあ!」
ズンズンと音を響かせる男が、切羽詰まる声で齋を詰りながら、その中へと燃える熱を注ぎ込んでいった。既に濡れた壁面を白が塗りつぶしていく。
多少雑に扱おうとも、機械蟲の分泌液で傷は保護されていく。だが、それは奴隷への配慮ではない。
「じゃあ、次、俺がもっかいもらおうかな……表で探されてる女の子と遊べるだなんて」
ああ、悪党やっててよかったぜ。
そういう男は、齋の体を無造作に掴み、その柔らかさを堪能しながら何度目かの侵入を果たすのだった。
男をにらみつける齋の目、それが時折快感に歪むその瞬間を舌なめずりしながら待つように。
大成功
🔵🔵🔵
黒辺・颯汰
☆
お仕事ならうっかり堕ちるようなこともないでしょう。僕も忍びの端くれ、多少の責め苦など耐え忍び乗り越えてみせますとも!
(なんてフラグを立てつつ奴隷潜入)
貴方がご主人様、ですか。え、これを着ろと?あの、こんなぴったりしたスーツだけなんて……今内側見えましたけど何か蠢いてません!?
(買われた先は男性をいぢめる(意味深)のが好きなお姉さまだったらしい。どんな命令が来るのかと思えば着させられたのはぴっちりした触手スーツ)
(キャンキャン子犬のように啼く反応を面白がられながら、玩具やら触手やらでお姉さまの玩具にされてしまいます)
「え、これを着ろと?」
と奴隷商人を目の前にして黒辺・颯汰(ニンジャなのにお人好し好青年・f37205)は困惑を返していた。
目の前に広げられているのは全身を覆うタイプのスーツだ。今はぶかぶかに見えるが、装着すれば身体にピッタリフィットするような機能が備わっているらしい。
……という話は良いとして。
「……あの、……今、なんか内側に、なんか蠢いて、なんかピンク色の……あの……?」
「大丈夫よ。全部私に任せてくれれば、気持ちよく従順な奴隷に育ててあげる」
そう言ってスーツを手渡してくる女性の声に颯汰はびくりと尻尾をこわばらせた。
触手だ。颯汰の脳裏に浮かぶのは、とある任務中に触手によって教え込まれた快楽。あの触手とは大きさも数も違う。だが、それでもそれに苛まれる事の淫悦と苦痛は充分に想像できてしまう。
颯汰とて男の子だ。そして少しフリーズしたように動かない颯汰に、女性は優しく、怪しく語りかける。
「分かるでしょ? それは地肌に付けて気持ちよくなるのよ」
「……ん、……はい」
と颯汰は奴隷として売られているという任務上、それに逆らう事もできない。前髪で目を隠して表情が読めないようにみえる彼も、その尻尾や耳を見れば感情はたやすく分かる。女性もそんな颯汰の性質をひと目見た瞬間から見抜いており、眼前で服を脱いでいく颯汰が恥ずかしさを覚えている兆候を見逃すこともなく、楽しんでいた。
「さ、脚から入れるのよ?」
と後ろに回った女性が、颯汰の背中側から腕を伸ばすようにして颯汰の脚をスーツに通していく。下半身から上半身までを包んだスーツの背後部分を接じていけば、合成素材の生地から空気が抜けるようにして颯汰の身体に張り付いた。
(……っ、これやっぱり、中の、動いて……でも)
耐えられる。
自分も忍びの端くれ。多少の責め苦ならば耐え忍んで見せる。そう考えていた颯汰
だったが。
誤算があるのは、そのスーツの触手は決して長いものではなかったと言うことだ。颯汰の身体へと侵入してくる長さも無く、そのスーツの上にくっきりと浮かび上がってくる屹立を巻取り扱き上げるようなことすら無い。
「ぁ……っ? ぁあ、っ、ふ……ん、ぁ」
ただ、延々と絶対に絶頂には足りない刺激を繰り返し与えられる。次第に敏感になり火照る颯汰の身体は決め手に欠ける快楽に、彼の若い獣欲は掻き立てられてそれしか考えられなくなっていく。
「ん……ッ、ぁあ、ふぁあっ!」
「可愛い声で鳴くのね、子犬ちゃん」
「は、ぁッ……んん! ぁぅ……っ」
そうして、愉快そうな声で女性が喘ぐ颯汰の目の前に差し出すのは、青い触手のような何か。生物を模したようなそれは何十ものミミズの束のようなもので。
「ほら、ちゃんと濡らしてあげて……この子が、今からスーツの中であなたをもっと悦ばせてくれるのだから」
顎を撫でられる。
颯汰はその細い触手一本一本に唾液を絡ませるように舌を伸ばしながら、スーツに浮かび上がる滾りに触れる女性に切なげに声を漏らすのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『悪徳武装警官』
|
POW : 正義の鉄槌を喰らえッ!この蛆虫どもォオッ!!!
【サイバーザナドゥ化した剛腕】で超加速した武器を振るい、近接範囲内の全員を20m吹き飛ばし、しばらく行動不能にする。
SPD : 公務執行妨害でぇ……死刑ッ!!!
【銃火器による無差別乱射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 助かりたいならわかるよな…袖・の・下(ワイロ)♪
対象にひとつ要求する。対象が要求を否定しなければ【顔に唾や痰を吐きつけながら金品】、否定したら【胸ぐらを掴み顔面を殴り付けて闘争心】、理解不能なら【殴る蹴るの集団リンチで生命】を奪う。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
「武器を捨てて投降しろ!」
猟兵達がそれぞれに奴隷として潜入するアジトへと施設警察が飛び込んできた。恐らく、それぞれの奴隷部屋に別れて少人数で突入してきたのだろう。
奴隷商人はそんな私設警察に驚いたふりをして手を上げて投降するような素振りをした、その時、後ろにいた私設警察が、味方の背中へと銃口を向ける。
◇◇◇
第二章
裏切り者の私設警官との戦闘です。
拘束具などは鍵となる装置が無いので外せず着いたままですが、声を上げて注意したり、裏切りものに攻撃を仕掛けたり、協力すればどうにかなるはずです。
基本お好きにどうぞ
銀山・昭平
☆
ここまで厳重な拘束だとできる事も限られちまうべな。ただおらも忍者の端くれだべ。
目隠しされて耳も塞がれてはいるが、それでも歩かされた歩幅や手を動かした感覚でなんとか覚えた範囲で、助けに来た私設警察の案内をするべ。
あとは味方の私設警察に【銀山流即席絡繰術・弐式】で作った、相手に有効な形状に変形するタイプの絡繰を渡すべ。おらはこんな状態で戦うのは難しいから、うまく扱ってくれる事を祈るしかないべ。
……最初、助けに来た私設警察のおっちゃんを、おらを買い叩いた『ご主人様』だと思っちまったのは内緒だべ?目も耳も使えねえし、ヒトの気配だという事しかわからなかったべな。
「……こっちか?」
「あお、あえ」
銀山・昭平(田舎っぺからくり大好き親父・f01103)は拘束具で満足に話すことも出来ないままではあるが、私設警官と共に奴隷部屋を逃げ出していた。準備もなしにオブリビオンとしての正体を隠す気の無くなった裏切り者と闘うのは、今の昭平には厳しく。警官の協力もあって、一時的にあの部屋に裏切り警官を閉じ込める事に成功したのだ。
「よく分かるな」
「……んん」
と感心した様に警官は昭平に言う。その声すらくぐもって聞こえ、視界は全く見えない。僅かに目の前で手が振られる気配は分かったが、その指が何本立っているのかまでは全く分からない。
それでも、昭平はとある部屋に辿り着くまでこのアジトを案内していた。
(……歩かされた歩数歩幅だったり、動いた感覚で何となくだべ。なんて、伝わんねえべな)
昭平は、警官の声に返事を返せない事にもどかしさを覚えながらも、手探りで使えそうな物がある手触りに従ってユーベルコードを発動させた。
直後。
ガンッ! と扉が蹴破られる音、と共にオブリビオンの気配。
「ぉえお!」
と、昭平は味方の気配へと出来上がった絡繰をどうにか投げ渡す。次の瞬間。爆発するような音、そして、銃声が秒間数十発と放たれる音が響いて場は沈黙する。
「……」
どうやら、出来上がった絡繰の使い方を警官は瞬時に判断してくれたらしい。何が起こったのかは分からないがオブリビオンの気配が消えていくのは分かる。
ほっと息をつく昭平に、声がかけられた。
「苦しそうだな?」
「……ぅぁえ」
昭平は赤面しながらも頷いた。未だ解けない拘束具は今なお、駆動音を響かせて昭平の身体を嬲り続けている。繋がれた手足を動かし、快楽に身体を震わせる。
加えて。救出のタイミングが昭平へと『餌』を与えに来るサイクルに近かった為、昭平は最初彼らを『ご主人様』だと勘違いしていた。道を踏み外せば戻れない。そうは思いながらも、しかし、奉仕を行おうという意識になっていた昭平は、その時既に完全に発情しきっていたのだ。
興奮状態になれば、更に拘束具は昭平への刺激を強めていく。餌を飲み込めば更に。昭平の考えはどうであれ、機械は無情に観測し結果を返して苛んでいた。
そして、私設警官もまた、昭平と出会った瞬間の事を忘れていたわけではなかった。すんぐりとした中年の男が開口具の下で鼻息を荒くし、何かを強請るようにその栓部分を彼の制服の股へと擦り付けてきたのだ。
五感の殆どの知覚範囲を狭められた状態ではそれが誰か気づかなかったのだろう。今は気丈に振る舞っているが、その本質が虐げられる事を受け入れた豚奴隷に他ならない事を知っている。
故に。
「こりゃ、便利だ」
ガシャガシャと形状を変えながら様々なノズルと弾丸を生成する、小銃に取り付いた小型兵器工廠とも言える絡繰の動作を確認しながら、私設警官は昭平には見えぬ笑みを浮かべるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
秋月・充嘉
☆
(3人でのショー中でも敵の気配には気づいて)
おっと、メインがきたっすね。言いつつ敵さんの、銃を持つ手に向かって影から投擲武器を投げるっす。
そいつ、裏切り者っすよー。最初からグルだったんすよ、そいつと俺ら買ったやつら。
(言いつつ、ギブのタップをされるまでウルフの喉を使いつつ)
おっと、つい。
狼「つい、で、すますな…ぁっ…!」
元「言いつつ興奮してたようだが、先輩どの?」
(ウルフの熱を頂いている大統領)
で、新しい『ご主人様』はあんたでいいんすかね?
三人で安く買われてて、実はけっこう抑えてたんすけど、俺もナニか欲しいなぁって。
買われた以上の価値を出せるんで、どうっすか?
(拘束具からの快楽を受けつつ)
「んぐ、ぅ……っ」
奴隷部屋に粘つく音が響く。秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)の吐息。ウルフが口で奉仕する先に選んだのは充嘉だった。
そのマズルで充嘉を飲み込みながら、ビクビクと雄の衝動に耐えながら震える腰から先端までをプレジデントの舌によって嬲られている。その行動は真逆であるはずなのに、ウルフはその両方から主導権を握られてしまっている状態だった。
「おっと」
そんな時、ふと充嘉が顔を上げる。
「大人しく投降ッ……し、ろ――?」
「おごッ!?」
「メインが来たっすね」
扉が蹴り開けられて銃口を私設警官が向けてくる。と同時に腰の辺りでくぐもった声が響く。だがそんな急展開にも動じず充嘉は、目の前の光景に困惑する乱入者を見つめていた、だが。
「ぐッ!?」
「な」
三人のショーを見ていた奴隷商人が合図を出すと同時に充嘉は軽く床を叩く。その瞬間に地面から放たれた苦無がその警官の一人が構えた銃を貫き砕いていた。そして、困惑していた警官は、真下からの攻撃よりも自分へと銃口を向けようとしていた同僚へと更なる困惑を表していた。
「そいつ裏切り者っすよー」
そんな警官に充嘉が真実を伝えてあげた。
「最初っからグルだったんすよ、そいつと俺ら買った奴ら」
「……っ、そういう、ことか!」
瞬間。理解する。流石に品行方正な輩ではないらしい。即座に裏切りを呑み込んだ警官が迷いなくオブリビオンへと銃弾を叩き込み、同時に影がその傷口を抉ってオブリビオンの身体が倒れていく。中で。
「ゴフっ、ンン、ッ」
苦しげな声とともに太腿を叩かれる感触に下を見れば、腰に埋まったまま抑えつけていたウルフが顔を赤くして充嘉にタップしていた。
「おっと、つい」
とその喉奥までずっぷりと独り占めした挙句そのまま固定させていた手を退けると、息を求めて口を大きく開く。
「つい、で、済ますな……っ、ぁっ……!」
「言いつつ興奮していたようだが、先輩?」
「ば、……ちがっ!」
どうやら開放された瞬間に絶頂を向けてしまったらしい。
「ふ……んっ、ぐ」
白濁に塗れた舌を覗かせるプレジデントがウルフと舌を絡め、その雄臭い白を共有する。もはやなすがままにされるウルフから充嘉は、その間に逃げようとしていた奴隷商人を仕留めた警官へと視線を移した。
彼はいまだ困惑しながらも、しかし、その制服には明らかな興奮の証が浮かび上がっている。仲睦まじく淫欲を貪る彼らの空気に触発されたのか。そんな彼を見て、充嘉は心中で合格を言い渡す。
「で、新しい『ご主人様』はあんたでいいんすかね?」
「……」
ごくりと喉が鳴る。彼が懐のポケットに手を差し伸べる。そこに充嘉達の拘束具を外す鍵があるのか。だが、充嘉はそれを奪うつもりはない。
「俺ら安く買われちゃってて、おざなりだったんすよ。だから……もっと凄いことされてみたいんすよね」
と、先程までウルフが顔を埋めていた、その更に下。拘束具によって侵されるその場所を示しながら警官に誘惑する。
「買われた以上の価値を出せるんで……どうっすか?」
警官の持つ汚れた戦場で生き残る逞しい雄の生存本能が、その申し出に否定をかえさせることは無かった。
大成功
🔵🔵🔵
男手向・ヤトラ
いけそうなのに……いけな……もっと刺激を……ひにゃ!?
(いつの間にか見られたのに気がついて少し正気に戻り)
そ、そうでした!こんなことしてる場合じゃないです!
拘束されて動けないし警官ウシロー!って伝えたいけど変な声しか出にゃい…。
仕方ないので敵の頭上から銃器を出現させて落として攻撃します!
ウイルスやコメントの影響で変なバナーや玩具が出てきちゃっても物量勝負です。出しまくって埋めてやります!
ひどい光景になりそうですが私が選んだわけじゃないのでえ!
こんなの私が変態みたいにゃ……この拘束具のせいなので!
早く外してください……!(疼きすぎて自然と玩具の山を見ちゃいながら)
「いけ、そうなのに……いけな……い」
机の角は、その密やかな肉孔から溢れる液体でしとどと濡れている。束になった被毛の奥で硬質な机に押さえつけられて柔らかな肉が小さな山を作る光景が、もはやモザイクを排除された状態で垂れ流されている事にも気付かず、男手向・ヤトラ(おた虎ちゃんねる・f36544)は熱の浮いた目で自らの腰を上下に擦り付けていた。
「ん、ぅ……もっと、刺激を……もっと、硬くて、奥……に」
ヤトラは腰の動きを止めないまま、周りを見回した。それ以外何もなかった部屋には、気付かぬ内に他のものがあった。
硬くて、奥まで這入ってくれそうな長さの――銃身。
「ひにゃ!?」
ヤトラは、そこに銃を持ったまま自らを慰める行為に耽溺していた自分を見つめているドローン以外の目に、初めて気づいてそんな声をあげてしまっていた。
(見られた、見られ……って、そうじゃなくて! こんなことしてる場合じゃないです!)
と蜜液に濡れた秘裂を机から離す。糸を引く程に濡れたそれに、自分がどれ程それに集中していたかを思い知らされるも、少し冷えた頭でこれから起こる事を素早く整理した。予知の通りなら、あの警官は今から後ろから撃たれて……。
「ぁ、う……っ」
だが、拘束具から侵入してくるウイルスがまともな思考で喋ろうとしたヤトラの邪魔をする。その間にも、その後ろで仲間を撃とうとする裏切者がその銃口を移動させていき。
(変な声しか……、仕方ないです!)
言葉を取り戻す時間もないと判断したヤトラは、とっさにユーベルコードを発動させる。突如裏切者の頭上に浮かび上がるPRバナー。そこに表示された商品が、次々と実体化して裏切者へと降り注いでいく。
「な、なんだ、これッ――は!?」
「ぐ、くそ、ふざけや、ギャッ!!」
外れはしたが明らかに自分へと向けられて発射された弾丸とそれを行った裏切者のオブリビオンに、即座に状況を理解したのだろう。
次々と降り注ぐ商品の滝に埋もれていくオブリビオンを撃ち殺した警官に、ヤトラはふうと息を突いた。そんな彼女に警官はオブリビオンの死体を確認してから振り返る。
「助けられたな」
「い、いえ……」
「これは、やはりお前が?」
「そうにゃ、私の――」
と伝えようとした時に、ヤトラは漸く気づく。降り注いだもの、その一つを警官が拾っている。ピンク色の、男性の一部を象った置物のような。いや、それだけではない。周りに散らばっているのは震動や電流で快楽を求めるような大人の玩具ばかりで。
「い、いえ、これは……その、この拘束具のウイルスのせいで……」
普通は銃器が出てくるのだ。いや、よくよく見れば中から液体を発射したり電気を発したりする機能があるようで、広義にはそうなのかもしれないが……。
「と、とにかく早くコレ外してください……!」
とこれ以上の醜態を晒すまいと、ヤトラはロールプレイも忘れて警官に懇願する。
「……ああ、鍵をこの道具の中に落としてしまった」
だが、愛液を滴らせ、火照った目でちらちらと玩具を見つめるヤトラに返されたのは、何かを理解したような表情の警官の笑みで。
「まあ、どれかを使えば解放できるだろうな」
そんな言葉を発する警官に、ヤトラはズキズキとした疼きを覚えながら、一気に警官を擁護するコメントに埋め尽くされるコメント欄を見つめているのだった。
大成功
🔵🔵🔵
黒辺・颯汰
☆
触手スーツと中に入った触手に悶えて地面に伏していましたが、私設警官さんの背後で味方を撃とうとする裏切者は見逃しません。声を上げて背後への注意を促しながら【気合い】で脱いだ服に隠していたクナイを【投擲】して銃をはじきます。【指定UC】で出した分身で応戦と捕獲の支援もしましょう。
その裏で本体の僕は異常を感じ取ったのか動きが活発になった触手が、胸の突起や下半身では前だけでなく後ろの孔に侵入されたりで責め立てられ、地面でまた悶えます。戦闘で見られていないと思っていましたが、その様子をちらちらと見る私設警察の男性がいることに僕は気づいていません。
「ふ、んんッ……、ァ、ぁあっ……!」
黒辺・颯汰(ニンジャなのにお人好し好青年・f37205)は全身を緻密な指先に弄られ、更には追加された触手がスーツの上からも分かるような動きで浮かび上がる凸のシルエットを上下する快楽に悶えていた。
依然として開放は許されず、ただ昂ぶる快感はもはや吐き気のように腹の奥の方に重く蟠っている。マズルを大きく開いて溢れる唾液を淫らに零しながら、颯汰は扉を蹴り開けた闖入者を見上げる。
「……、な?」
「あら、これから楽しくなってくる所だったのにねえ」
と颯汰を苦しめていた女性が、スーツに包まれた颯汰の尻の曲線を指でなぞれば、びりびりとした電流が骨髄の中を走り抜けていく。
(苦しいのに、なんでしょう……もっと……、じゃない。今は!)
飲み込まれてしまいそうな快楽と苦痛の波。それを振り払うように颯汰はもう一度私設警察を見れば、その背後にいる警官が味方の背中へと銃口を向ける。まさにその瞬間で。
「……ッ! 危ないです!」
颯汰は駆け出し、疾風となっていた。脱いだ服に仕込んでいたクナイを投擲。それによって裏切り者の銃を弾き飛ばした瞬間に分身を呼び出してオブリビオンに飛びかかっていく。
「潜入してたってことか」
「そういうことです」
瞬間的に、颯汰と私設警官達はチームを組んでオブリビオン達の撃破と商人の捕縛を行っていく。
◇◇◇
「奥に逃げましたね、追いましょう」
「ああ、もちろんだ!」
そして、そんな追撃の声を聞きながら本体である颯汰は、再び床にうずくまるようにして悶えていた。
「んん……っぁ、う」
スーツの触手の動きは颯汰の運動量に応じての変化か、胸の突起や前の突起への刺激は強くなり、そしてそれだけではなくなっていたのだ。ミミズが束になったような触手が、颯汰のしっぽの付け根の下辺りで集まってそのキュっと締まった形の良い双丘の中心へと潜り込んでいく。
「……ぁああ、っ!」
口を抑えて漏れる声を抑え込んだ。
逃げた奴隷商の女を私設警察達は追いかけていった。颯汰も早く追いつかないと他のどこから裏切り者のオブリビオンが襲撃しようとするか分からない。他の猟兵が助けてくれるだろうが、だからといってそれに任せておける性格ではなかった。
のだが。
「ん、っぁ……さっきより、膨らんで……?」
一本一本の存在感を増した触手。それが彼の臀部へと潜り込んでいくのはスーツの上からでもはっきりと見えた。
女の操作から逃れた触手の蹂躙に悶える颯汰は、知らない。奴隷の保護の為に戻ってきた私設警察がそんな彼の痴態を見ながら喉を鳴らしたのを。
そして、彼は戦闘中も熱ぼったい息を漏らす颯汰をチラチラと見ていたという事も。
そして、その犯される場所を自分で確かめるように指でなぞる彼の満たされぬ欲望を示すような仕草が、彼を誘惑しているようにしか見えないという事も。
彼はそれを今から教え込まれる事となるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メディア・フィール
NG無し
他PCとの絡みOK
プレイング改変・アドリブOK
助けに来た少女警官に注意を促すも、裏切っていた警官はその背後の男だけではなかったので、結局取り押さえられて彼女と一緒に仲良く蹂躙されてしまう。自分だけでなく他の正義感に燃える少女まで奴隷に堕とされていくのを見て絶望する。最終的には他の猟兵たちのおかげで助かった警官にご奉仕することで助かるが、自分の無力さに打ちひしがれる。
「危ない、後ろの奴は裏切り者だ!」
「そ、そんな…彼女以外は全員裏切り者だったなんて…」
「やめて! すみませんっ! 生意気なことして、すみませんっ!」
(あの子、あんなに気持ちよさそうな顔して…。ボクも同じ顔しているの?)
「手を上げなさいっ!」
奉仕の喜びに浸るメディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)飛び込んできたのは、まだ若い女性の声。若いというよりも、幼いというべきか。そんな少女の私設警察が銃を構えメディアを救いにきた。その正義を燃やす瞳にメディアの脳は一気に覚醒する。だが、その反応を拒むように腰のユニットから快楽信号が放たれ声が乱れる。それでも。
「危、ないっ! 後、ろ……っ裏、切り者!」
数人いた私設警官。その一番後ろにいた男が銃を構える、よりも早く少女と他の警官がメディアの声に素早く銃をそのオブリビオンへと向ける。
「な……どうして!」
「金、だろ? どうせ俺たちが裏切るなんざそれくらいさ」
「そんな……っ」
少女の声に仲間が答える。そして、多勢に無勢と銃から手を離した裏切り者は両手を上げながら、警官の言葉にゆっくりと頷いていた。
「俺は元からオブリビオンさ、でも金で動いたやつもいる……分かるだろ?」
「私たちは苦しむ人々の為の――ぁッ!?」
下卑た笑みの裏切り者。そして、それに抗議しようとした少女の声は疑問符を帯びた悲鳴によって中断された。少女の顎が隣にいてオブリビオンへと銃口を向けていたはずの銃によって殴打されていた。
そのまま立てなくなった少女を助け起こそうとする者はこの場にはいなかった。少女とメディアの困惑の声が重なった。
「ぅ、え……? や、ぃやッ……!」
少女の装備が仲間だったはずの男達の手によって瞬く間に剥がされ、メディアと同じ装いへと変えられていく。屈強な数本の腕に囚われれば、肉体改造を施しているとはいえ少女に大した抵抗もできず、次々と顕になる男たちの欲望にその体が汚されていく。
彼女の声を聞きながら、しかしメディアもただ傍観しているだけでは済まされない。声を上げて
「ご主人様の命令に逆らったら、どうなるか……ちゃんと躾してやらないとな?」
「っ、ぁ……」
メディアはそれまで相手していた男に加えて、新たに裏切った警官達。そして、活性化した機械尾によって、更に深くを開示することとなるのだった。
◇◇◇
「ぅ……ひぐ……」
仲間だと思っていた男達に欲望の限りをぶつけられた少女は、震えながらメディアの胸で泣いている。
結局、他の猟兵が助けた警官達によってメディアと少女が開放されたのは、彼らの欲がほぼ尽きる頃のことだった。
「……」
メディアは少女の頭を撫でながら、しかし、頭に浮かんでいたのは男たちに蹂躙されている最中の彼女。男達を楽しませる為だけに向かい合わせに触れ合う近さで目に焼き付いた彼女の顔。
苦痛と屈辱に満ちながらも、快楽に蕩けた表情。
(ボクも……あんなに気持ちよさそうな顔、してたのかな)
そう思えば、散々に使われたはずの蜜壷が更なる悦を求めるように疼くのを、メディアは感じざるをえずにいた。
大成功
🔵🔵🔵
斎藤・斎
WIZ
NG:快楽堕ち
アドリブ大歓迎
警官隊の突入のとき、私はちょうど試供品として奴隷商人に挟まれ犯されていました。警官隊にビビった商人が両手を上げて私を支えるのをやめたのと、彼らのモノがあっという間に萎えたため、後ろ手にバインダー?とかいう器具で拘束された私は床に倒れてしまいます。警官隊からはちらちらと見られますが、主な関心は奴隷商人の取引なので皆そちらに目が行ってーーこうやって不意打ちされたわけですね。
倒れる際に足の指で捕まえた機械蟲を、後ろで銃を構える警官に鋭く投げつけます。サイバーウェアの効果か銃こそ落としませんでしたが隙は十分。あとは彼の元お仲間、普通の警官に処理してもらいましょう。
さて、こちらの用は済みましたから後は行方不明の届が出ている私を保護して……いえ、ご褒美とかそういうのは不要というか求めてな、あああっ!!
「あ……っ、く、ぁあ!」
「堪んねえな! ココは改造してねえナマモノじゃねえか、最高だな」
身体を暴かれ、半ば強制的に与えられる快楽によって斎藤・斎(人間賛歌・f10919)の口からは、意図せぬ嬌声が溢れ出る。その一音一音に羞恥と苦渋を味わいながらひたすらに耐えていた。
アームバインダーで背中に腕を固定された斎は、まるで小学生にいたぶられる芋虫のように、男たちの熟しすぎて腐ったような幼稚な欲望の餌食になっている。
「いい声で鳴くなあ? ん? 俺のとどっちが良い?」
「……っ、は……ッくぅ、ど……ぁ……ッ、ちら、も最、悪……っぅう゛!? ぁ、に決まって、いる、だろッ……ぁあ゛ッ!!」
壊れても構わないというような衝撃の乱暴さに身体が揺れる。もはや、彼らを受け入れるのに痛みはなく、強烈な快楽が飽和し昇華した吐気にも似た衝動。穿たれるその情動にただ堕ちてしまえたのなら楽だったのだろうが、幸か不幸か、斎はそれに耐えうるだけの強靱な精神を持ち得てしまっていた。
「よく言うぜ。おい、もっとやってやれよ!」
「オオッ! まだまだこんなもんじゃねえぞ!?」
「んぐ、ッひ、……がぁあッ!?」
捩じ込まれ、引き抜かれ、蟲の牙と肉の槍が斎をさいなんでいく。それでも気丈に、頑なに商人達の『味見』に耐え続ける。耐え続けなければいけない。
終わりのない快楽。いつまでも続くのだと思い知らされるような極楽の地獄の中で、しかし転機は唐突に斎の前に訪れた。
「警察だ、手を上げろ!!」
ガン、と蹴り飛ばすように扉が開かれて、投げ込まれたフラッシュグレネード。閃光と爆音が部屋を包み込んだ。
真っ白に染まる視界。それでも猟兵である斎はその影響も軽く世界をはっきりと捉えていた。
地面が急速に近づく。腕を固定されている斎はそのままでは顔をぶつけると瞬時に判断しながらも、顔を逸らすよりも、足先へと意識を集中させる。足元は機械蟲が吐き出した液体と斎から溢れ出した男どもの粘液に塗れている。踏ん張るように動かした斎の脚は、しかし、その液体に滑って斎の体のバランスは決定的に崩れ去る。
瞬間、斎の顔面は地面に衝突して鈍い音を響かせていた。
「……っ」
違法な奴隷として取引されている斎。いわば保護対象である斎が致命もあり得る崩れ落ち方をした事に、数人の警察が斎のあられもない姿を直視し、はたまた、商人がホログラムに浮かべていた斎の行方不明の手配書に驚愕を浮かべる。
その夜の流水のような黒髪が白濁に汚れきってはいる様子に動揺を隠せず、奴隷商人と戦闘を行っていた数人の意識が乱れる。
その瞬間を狙いすまして。
「……っは! 隙を見せるのが悪いんだよな!」
満を持して、仲間の背中、その急所へと銃口を向ける私設警官に潜り込んだオブリビオンが、引き金を引く。
「……っ」
直前。
斎が素早い動きでブレイクダンスのように脚を振り上げ、勢いよく放たれた何かがそのオブリビオンの銃を弾きあげた。
銃弾が天井に無数の穴を開ける横に転がるのは斎の体液に塗れた機械蟲だ。
先程脚を滑らせ転んだように見せかけて、斎は床に蠢いていたその機械蟲の一体を足指で掴んで、それを裏切りの瞬間に投じる一石としたのだ。
(なるほど。奴隷の扱いを強烈にすれば味方への意識はそれだけ低くなる)
それが例え一瞬であっても、オブリビオンが仲間だと思っている私設警察達を無力化するには充分すぎるだろう。
「そいつは、裏切り者だッ!」
裂帛の一声。斎の言葉に警察は、そうでなければ有り得ない角度での銃の乱射を行ったオブリビオンを即座に敵と認めていた。
『対挟撃、ツーマンセル。ハズレくじは諦めろ!』
通信を通して即座に作戦が提示される。
斎は直後の動きで、その作戦の意味を知る。二人組を作り、片方ずつ数組で対応する。その二人組に更に裏切り者がいれば諦めて死ねと。
だが、斎はその覚悟が果たされる事は無いと気づいていた。この場でオブリビオンの気配があるのはあの裏切り者一人。
斎はオブリビオンがその魔強化されているのだろう銃弾に穿たれて崩れ落ち、散々斎を甚振り、欲望のはけ口としていた商人達が駆逐されていく様を静かに見守っていた。
◇◇◇
「助かったよ。まさか行方不明になって捕らわれていたキミが助けてくれるとはな」
と私設警察の一人が、朗らかな口調で斎に向けて礼を言う。お陰で助かったと、笑い皺のある目元に優しい笑みを浮かべる年嵩の男性に斎はふるふると首を振る。彼の腕が身体を熾すのを手伝ってくれて、斎は膝立ちの状態で男性の顔を見上げた。
「こちらこそ良かったです。では、私の保護を……」
「いやいや。役に立ってくれたご褒美をあげないといけないだろう?」
「いえ、ご褒美とかそういうのは――」
と辞退しようとした斎の目の前に差し出されるのは、固く張り詰めた欲望の漲り。顎が掴まれる。見上げる男性の優しげな瞳には野生じみたギラツキがあって。
「僕達からのご褒美だ」
そういって彼は鹵獲したらしき機械蟲とアームバインダーの操作端末を握りそう言った。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『対価はなんだ?』
|
POW : お前には拳と鉛玉がお似合いだ
SPD : 手練手管で承諾させてみせよう
WIZ : 欲しいものをチラつかせれば楽勝よ
|
第三章
拘束具がまだついたままなので、鍵になるものを持っている私設警察に奉仕して、解除してもらってください。
お好きにどうぞ。
黒辺・颯汰
☆(ただし恥じらいは残してほしい)
いつの間にか戻ってきていた私設警察の男に、いったい何時からと驚きつつも、そう言えばと拘束を解く鍵を持っていないか尋ねます。拘束を解く対価に要求される奉仕には躊躇いと恥じらいを見せつつも、ここまで自分自身も高ぶってきてしまっていたのもあり最終的には受け入れます。
慣れないながらも一生懸命奉仕している間に、男が手を伸ばせばなぜか触手スーツが愛撫を与えやすいように一部が開くようによけたりして、触手にもてあそばれたあちこちを今度は人の手で責められてきゅぅん、と切なげな鳴き声が喉から漏れたり。
事が進めば、先に侵入していた触手がナカで男の侵入を手伝うように押し広げたり性感を高めさせたりするので、黒辺は強い快楽に翻弄されたまま男の好きなように抱かれてしまいます。
鍵を使ってスーツから解放され、元の服に着替えた後は己の痴態を早く忘れようと必要な後片付けは手早く終わらせて、脱兎のごとく帰還を果たします。しばらくは思い出すたびに赤面するかもしれません……。
「はう……、ぅう……っ」
全身を触手スーツに弄られながら、黒辺・颯汰(ニンジャなのにお人好し好青年・f37205)はその目元を隠す前髪の下で藍色の目を淫らに濡らしていた。もはや触手は颯汰の奥を擦り、その身体がどう感じるかを習得しつくしているように蠢いている。
「……っ!?」
そんな快楽に浸っている最中。颯汰の三角の耳が靴底が床を擦る音を拾っていた。振り返ればそこには私設警官が一人。
「い、いつから……、ぁっ」
触手は颯汰の痴態を晒されている事に我関せずといった様子で、いや、一層颯汰が声を上げるようにグリュン、と半獣の要所を責め立てる。
「あ、……あの、これを……解く鍵は……」
「ああ、これか」
持っていないか。そう問いかけようとした颯汰の眼前に、あの女性が持っていた端末が差し出される。だが、差し出されたのはそれだけではなかった。
「でも、対価を貰わないとな」
滾る男の欲。私設警官の制服から取り出された熱い警棒。
「分かるだろ? あれだけ誘惑してたんだから」
誘惑なんてしていない。そんな言葉も出ては来なかった。男の言うことを理解して、颯汰は躊躇いを覚えていた。
そんな事をしてはいけない、という理性と、淫らな行いを侵すという罪悪感、そして、羞恥。だが、不思議とそこに嫌悪感は無かった。
「んむ……は、ぅ」
それゆえか、その逡巡も僅かに、颯汰はすぐに拙い奉仕を施していた。
集中しろと己の欲を慰めることも禁じられながら、しかし従順に男に従う颯汰は溢れる唾液と格闘しながら夢中に男の欲を慰めていく。
「ん、……ぁ」
一生懸命な奉仕にその髪を撫でていた男の手が次第に首筋へと降りていた。その触手スーツは、主を私設警官の男と定めたように彼が望むがままにその手を受け入れる。
「え、あ……っ」
男に肩を押されて、颯汰は己の口から硬い肉が消え去り思わず、それを惜しむような声を発しては、顔を俯かせる。恥ずかしさと奉仕が拙かったのかと。だが、そうではないと男は次の行動に示していた。
「腹見せろ」
強く肩を押され、颯汰はなすがままに仰向けに転がる。両手を胸の前に上げてから気づく。これではまるで犬が降伏するようなポーズになっていると。
「ぅ……ごか……?」
動かそうとした手は、触手に固定され動かせない。だというのに、男の手に対しては触手は寧ろそのスーツの中を曝け出すようにして蠢くのだ。颯汰は抵抗も出来ずに男の手によって触手によって鋭敏にさせられた身体を弄ばれる。
「ん、きゅ……ぅ……っ」
押され、擦られ、弾かれ、抓まれ。男の指に翻弄され、颯汰はただ切なげな声を漏らしていた。男の指に暴かれていない場所が無いほどに、全身を弄られ、責め立てられ、颯汰はそれでも最後に残った場所をどうしても意識せずにいられないでいた。
念入りに触手によって開発された場所だ。
腹を見せるようにして全身を愛撫された最後には、その足首を掴まれては触手に解された孔を露わにされる。
「ぁ……待……っ」
「隠すなよ、よおく見せろ……!」
そこは集まった触手に容易く中を開かせる。分泌された粘液に濡れたその孔は、とどめる声が本心ではないというように、男を受け入れていった。
「ああ……っ」
男に嬲られるように抱かれながらも、快楽に酔い痴れ、欲の塊を零している。脚を掴み上げられて、まるで野犬が縄張りを誇示するように用を足すような、そんな体勢を強いられてはそれを隠すことも出来ない。
ただ昂ぶる欲に翻弄される恥じらいを覚えながらも、抗うことのできない颯汰に出来ることは、男を受け入れながらも漏れ出る声を必死に抑え込むことばかりだった。
「……っ、ぅう! きゅ……ぅ!」
「ああ、いい子だ……っ」
褒めながら男のもう片方の手が尻尾を撫でる。それだけで颯汰の脳には驚くほどの快楽が駆け抜ける。全身――それこそ矜持と肉体の全てを行う奉仕を認められる。それが颯汰の理性を侵食するそれを更に加速させていく。
もしくは、それが彼の本来の理性だったのかもしれない。
ともかく颯汰は男の熱い視線に応えるように脚を上げ、僅かに声を抑える力を緩めては、その声に恥じらい羞恥に頬を染めるという事を繰り返していく。
「……っ」
いじらしくも淫靡なその仕草に男も限界を迎え。
「ぁ……う……っ」
颯汰は、男の満たされるような好戦的な雄の笑みにぞくぞくとした感覚を得るのだった。
◇◇◇
「……っ」
結局、それきりで満足をしてくれなかった男の欲を全て受け入れた颯汰は、スーツから解放されてから夢現のように陥っていた陶酔から目を冷ましていた。敵は全て片付いたと男から聞いた颯汰は手早く状況の確認を終わった直後にアジトから帰還していた。
ただ、その記憶は事あるごとに鮮明に彼の脳裏に浮かび上がり、その度に彼は羞恥に顔を赤らめる事になるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
斎藤・斎
SPD
NG:快楽堕ち
アドリブ大歓迎
最悪の展開ではありますが、それでも予想の範囲内です。人数が多いので抵抗しても取り押さえられてしまいますし、おそらく対ガスも考慮した改造や装備はしているはず。嫌々ですが彼らに満足してもらうしか解放の術はないでしょう。
ツーマンセルの片方がオブリビオンだった不幸な彼が、最初に"感謝"をしめしたいとのことで、両手で抱え上げられ深々と挿入されます。膣内にいた虫は子宮に子種が入らないように入口に噛み付いていて、残りは乳首や豆に吸い付いて継続的に刺激を与えてきます。イキたくないのに与えられる快感のせいで意識は混濁して、自分の喘ぎ声が他人のように感じています。
彼が終われば次は二人一組で上下あるいは前後の穴に挿入してそれぞれ果てるまで続けられます。中には奴隷商人の用意した道具を使いたがる人や、改造して股間にアタッチメント取り付けた女性隊員などもいて……。
あ、あれ?あなた前にも並びませんでしたか?『細かいことは気にならないようにしようぜ』ってあの、ドラッグ持ち出すのは止め、
最悪の展開。
家に帰れば温和な父として生活していそうな穏やかな笑みを讃える男の欲の滾りを眼前に、斎藤・斎(人間賛歌・f10919)は自分の置かれた状況を明確に理解していた。
彼だけではない、周りにいた私設警官達は全員彼を止めようとはせず、それどころか興味と我欲にまみれた目を斎に突きつけてくるのだ。
「……そうですか」
外見からでも、その呼吸法からでも見て取れる。対ガス戦を考慮した改造や装備がある。腕を縛られている状態で、この人数相手を相手取る事は――難しくないだろう。だが、それは相手を一切顧みなければという条件でだ。
オブリビオンに加担するわけでもない彼らを鏖殺するというような考えを斎が持てるはずもなく。
「従うしか、ないようですね……」
斎は、己を囲むように集まる私設警官達に苦しげにそう告げた。
◇◇◇
斎の身体は宙に浮かんでいた。
「ほお、良い眺めだな」
「……っ」
年嵩の男性がにやにやと言う。その視線の先は、後ろから膝裏に差し込まれた腕によって掲げ上げられた両足の中心だ。
突発的に組んだツーマンセル、その相方がオブリビオンだった不幸な私設警官の若者。彼が一番に斎へ『感謝』を示したいと、彼女の身体を持ち上げている。
地面に付かない脚。もはや拘束と変わらない状態で手足を封じられた斎は、男のなすがままになるしか無い。機械蟲と死体となって転がる男たちに嬲られ続け赤く色づいたそこががぱりと晒され、そして、ゆっくりと斎の体が降ろされていく。
「く、っ……」
「お、すんなり入るな」
当然、地面になどではない。男が同僚の前に恥じらいも無く取り出した欲望の漲り、そこへと斎の体は下ろされていく。ギュウと何かが身体の中で噛みついてくるような感覚――いや、それは正しく機械蟲が斎の体内に牙を立てているのだ。
これから行われるであろう行為、それに対して身を守るためか、それとも斎をいたぶるためか。その洞窟を閉じるように道を閉ざす。
「ぁ、……っが、ああッ!?」
「……ああ、もう見てるだけなんて我慢できないわ」
体内外を蟲に噛みつかれ、男の欲望を深々と受け入れる斎に男ばかりではなく女の私設警官ですらその瞳に欲を浮かばせては周囲の道具を物色し始める。そんな光景を他所に斎は快楽に明滅する意識の中で堕ちそうになる己を必死に律していた。
多重的に、そして継続的に与えられる快楽。空に上がる花火の振動が絶えず身体を揺らしているような乱暴さで斎の理性を壊しにかかってくる。
粘着く音が響く。男の荒い息と共に脚を抱える腕が激しく上下しては斎を太い杭が殴りつけるような痛みと、明確な快感を押し付けてくる。
(声が、抑えられない……)
始めの男が終われば、順番など関係がなくなっていく。斎の身体は上下も、前後も構わず彼らの遊び道具として使用されていく。そんな中で抗いようもない快感を感じながら斎は他人事のように響く己の嬌声を聞いていた。
気持ちいい。もっと欲しいと叫びたくなるような快楽の嵐に、最後のマントをさらわれないようにそれを握りしめる。其れが奪われてしまえば、無防備になったその嵐が牙を立てて、二度と立ち上がれなくなってしまう。
そんな確信があったから。
「ンンッ、ぁ……あっ!!」
貫かれる痛みと共に、斎の頬が柔らかな膨らみに抱きとめられる。それは女性の胸だった。この終わらないようにすら感じる状況から救ってくれるのか、と僅かに考えた思考はしかし、瞬く間に塗り替えられる。
己に突き立つ槍の根本は、その女性に繋がっている。
「……ん、っぁ」
女性の口からは恍惚とした声が発される。彼女は斎を貫く快感をたしかに感じている。改造によって手に入れたそのアタッチメントが肉を破る感覚信号をたしかに伝えているのだろう。
「へへ、じゃあオレはこっちを……」
とその時、背後から声が掛けられた。既に何人もの欲を受け入れた本来使用されるべきではないそこですら、ビリビリとした強烈な快感を生み出す器官へと変貌している。その中へと熱い塊が押し込まれ。
それだけならば、まだいい。いやそう思ってしまうことが既に理性を狂わされているのだが、斎にとって見逃せぬ事実がそこにあった。
「あ、あなた、さっきも……」
「ん?」
彼は、動きを一瞬止め。
「なんだ、まだ正気保ってんのか。強いね、お姉さん」
そう言って、その男は「あんまり使いたくなかったけど、これ試してみるかな」となにかの薬液が注入された筒を取り出す。
「細かいことは気にならないようにしようか」
キャップを外せば極小の針が微かに見える、注射器のようなもの。その言葉と状況が繋がり。
「まさか、ドラ……っ」
言い切る前に斎の喉にその筒が押し付けられる。痛みはなく、ただ、僅かな熱がその部分から発したと思えば。
――斎の記憶はそこで混濁した。
◇◇◇
覚えているのは、他人事のように繰り返される声。何も分からないまま何も分からず、何も無かったかのように、何かを行って、そうして、何も分からないまま。
「……ん」
気付けば斎は、あのアジトから帰って柔らかなベッドの上で目を覚ますのだった。
大成功
🔵🔵🔵
秋月・充嘉
☆たっぷりとご自由に
まずはご挨拶をしなきゃダメっすよね?(言って警察官に奉仕)
ココは生なんすねぇ、それともたくさん出るのかな?楽しみっす。
(警察官を受け入れて)んはぁ…凄いっす、奥まで入って…あぁ。
ん、どうしたんすか?あの二人にもマーキングしたい?おっけー。
先にどっちから?プレジデント?了解っす。
元「あぁ、良いとも」
ウルフはもうちょっと待てっすよ。
狼「あ、う…」
うん?そっちの狼は後ろから自分を犯せ?どうするって聞くまでもないか。
狼「…っはぁ、はぁ」
どうやら、ヤル気充分みたいだし?
三人の鍵は外れたけれど、まだまだ足りないんすよねぇ。
さすがに一人じゃ手が足りんから応援を呼ぶから待ってろ?
それじゃ三人でご奉仕させて頂くっすよ。良いよね、二人とも?
元「無論だとも、まだあり余っているからね」
狼「フー…フーッ」
元「どうやら、先輩どのは理性が飛んだようだ」
へへっ、楽しみっすね。おっと思ったより早く来たっすね。
それじゃ、全員満足するまで延長戦やりますか。
ご主人と奴隷の関係がなくても乱れていきたいっすねぇ
「まずはご挨拶をしなきゃダメっすよね?」
秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)は、その長いマズルに肉厚の砲塔を迎え入れて、温かな下でそれに奉仕をしていた。
新たなご主人様。そんな彼に奴隷として可愛がって貰う為に、まずはその味と匂いを覚えなければいけない。既に膨らんでいたそれが口の中で更に肥大化していく。充嘉の口をしても窮屈を覚えさせているだろうそれに、唾液が溢れては床に滴り落ちていく。
全身に改造の跡がある私設警官の欲をぬらぬらと己の唾液でコーティングした充嘉は、それを一度取り出して鼻先でその裏をなぞりあげる。
感じるのは、生体的な汗の香り。
「……ココは生なんすねぇ、それともたくさん出るのかな?」
「すぐに分かるさ」
舌でその先端から溢れる雫を掬い取った充嘉が問いかければ、警官はにやりと笑って返す。
どうやら、何も改造していないわけではないのだろう。先天的な改造か、後天的な改造化。それとも改造の副作用によるものかもしれないが。
「それは、楽しみっす」
カチリ、と充嘉に栓をしていた拘束具がその一部を解放する音がした。目の前にはそれの代わりの栓がびくびくと脈を打っている。
充嘉が奴隷としてご主人さまにするべきことは一つ。仰向けに転がり、拘束具が脱落していくそこをご主人さまへと曝け出していた。
◇◇◇
焦らされることなどはなかった。滾りに滾った熱欲に屈するように私設警官は一も二もなく、熟れた肉孔にそれを突き入れていた。
「……んは、あ……ッ、奥まで……ぁあっ」
勢いのまま唇を重ね、身体を重ね、充嘉は待ちに待った抉られる感覚に身を震わせていた。膨らみきったそれは充嘉の弱点をも通り越し、苦しさをも与えてくる。だというのに、充嘉はそれに慣れきった様子でそれすら楽しんでいるのだ。
「っ、……ふ、く……ぅっ!」
そんな充嘉に私設警官は何も遠慮は不要だと悟ったのだろう。道具に対するよりも乱暴に、まるで狂乱して人の腹をナイフで突き刺すように、その欲望を突き立てていく。
そして。
「っ……、ぁ、来……た!」
奥がセメントで埋め立てられるような重みが溢れていくのを充嘉は感じていた。濃い粘度の存在が吐き出されては充嘉の腹を膨らませる。
「すげ、……っ」
充嘉は抜き出されたその刀身に絡みつく半固体状のそれと同じものが腿の間に垂れていくのを感じながら、しかし、まだ硬さを保つその刀身を見上げていた。
「あっちにも、マーキングが必要だな?」
息を荒くしながらも、私設警官は未だ衰えぬ銃口を充嘉たちを見守っていた二人へと突きつけた。
「そう来なくっちゃ、先にどっちから?」
と充嘉が問いかければ、彼の目はプレジデントへと向かう。先に味見を済ませたいのはそっちということだろう。
「お前だ」
「あぁ、良いとも」
とプレジデントはごとりと床に栓を落としながら私設警官へと歩み寄り、盛大なハグをしては自ら背を向ける。
「存分に使いがいい。濡らす必要は無いだろう?」
それは蜜を纏う私設警官のことか、それとも、柔く熟れきったプレジデントのことか。ともかく、その言葉に偽りは無かった。
「ぉ、お……っ」
なんなくそれがプレジデントを貫いていく。
「ウルフはもうちょっと『待て』っすよ」
「……あ、う」
そんな会話を私設警官は聞いて視線をそちらへと向け、そして釘付けにされた。
彼の性格にふさわしい、実直で淫乱なシルエット。美術品と飾られていそうな程の理想的なその形に、私設警官は男としての悦びを満喫しながら、それに射抜かれる妄想に腹の奥をあつくさせる。
「……狼、お前はこっちだ」
「あ、あ?」
「今のウルフはハッキリ言わないと分かんないっすよ」
と充嘉はウルフのどくどくとヨダレを垂らすその幹を掴んで、私設警官の望む場所へとそれを誘導する。
「……っ、は、あ……はぁ」
先端が触れれば、ウルフの腰がびくりと震えた。そこまで来れば疑いようもなく、理解出来たのだろう。
「どうする、なんて聞くまでもないか」
どうやら、ヤル気充分みたいだし? と充嘉がその手を離せば、ウルフの手は男の腰を掴み、容赦なく我欲を発散するためにその滾りを男へと叩きつける。
充嘉は壁により掛かるように腕を組み、そのショーを見つめていた。淫蕩に浸る男たち。それを見ながら己もまたその欲を昂ぶらせていく。
雄叫びとともに彼らが果てるその瞬間、その先から透明な雫が落ちていった。
◇◇◇
だが、それだけで終わるはずもない。
まだまだ足りない。拘束から完全に解放された充嘉達は、並び立つ男達の中心にいた。その誰もが欲望を昂ぶらせ、その矛先を三人へと向けている。
私設警官が応援を呼んでくれたおかげで、まだまだ終わりには至らないようだ。満足には程遠い、そう考えていた充嘉も心躍るような光景に獰猛な笑みを浮かべる。
「良いよね、二人とも?」
「無論だとも、まだあり余っているからね」
問いかけにプレジデントが答え、そして傍らのウルフへと視線を向けた。そこには「フー、フーッ」と獣じみた息で再度の待てを我慢するウルフがいる。
「……どうやら、先輩どのは理性が飛んだようだ」
よし、と誰かが告げれば、一目散に飛びついていくのだろう彼に二人だけではない笑いが周囲を包む。
「それじゃ」
と充嘉は告げる。これから始まるのはご主人と奴隷の関係だけではなく、同僚や恩人、そんな垣根すら取り払った宴の延長線。
『よし』と誰かが告げた。
大成功
🔵🔵🔵
銀山・昭平
☆
な、なんとかなったべ。あとはコレを外してもらうだけだが、鍵とりもこんは私設警察が確保してるんだべな?
……そういえばまだ『餌』も『水分』も食い損ねて……いや、何て事を考えてるべおらは!
……しかし、本当に窮屈だから外してほしいべ……何?よく聞こえねぇべが、もう少し楽しんでから……?
(それでも鍵と遠隔操作道具を私設警察に掌握されている以上逆らう事はできず……彼が満足するまで、フル出力で責められたり、スイッチひとつで強制的に息を止めさせられたり、先程の絡繰も使われたり、要求通り『餌』と『水分』を与えられたり等、様々な方法で弄ばれ……)
(何をされるかはMS様にお任せします!)
(な、なんとかなったべ……)
銀山・昭平(田舎っぺからくり大好き親父・f01103)は、オブリビオンの気配がしなくなったことを確認して、相変わらず見えない視界の中で私設警察の気配を探る。
今は、開口具は固定されておらず、多少の喋りにくさはあるが声を発せる状態にあった。
「ん、ぅ……ッ」
腰のユニットは絶えず昭平を責め立てている。もう商人も撃滅されている今、その手にあった鍵とリモコンは私設警察の手にあるはずだ。
奥を強く抉られる。だが、鮮烈とまでは言えない機械的な動きに、欲しいのはこれじゃないという邪念がよぎってしまう。局部に電流を施されながら、舌の上で撫でる男の肉茎を思い浮かべては、その妄想を振り払うようにかぶりを振る。
この拘束具が昭平を狂わせているのだ。
だから早く、解放されなければと、動いた気配に昭平は声を向けた。
「終わったべ……、なあ、早くおら、に」
――『餌』と『水分』を。
「……ッ」
気が抜けた昭平はごく自然にそう口走りそうになってしまっていた。商人にお預けを受けた状態からの戦闘、そしてその間中も辱めを受け続けている昭平ではあるのだが、それを考えても口をついて出そうになった言葉は看過できはしない。
(何てこと考えてるべ……っ、おら、おらは……)
まるで、あの商人に受けていた扱いを本当は望んでいるかのようだ。そんな昭平の目の前に、重い足音が響く。
「解放してやろうか?」
「あ、ああ。……頼むべ、ぇ?」
そう返すと同時に昭平の開口具の蓋が閉ざされて、外気を遮断する。鼻も覆うマスク型の開口具が昭平の自由にできる空気を極端に狭めてみせる。急速に息苦しさが増幅していく。
「んっ! んんゥ!?」
「ただし、俺が楽しんでからな」
「んんンン、んぐ――ううっ!?」
言葉とは裏腹の行為に、昭平は思わず見えもしない警官に詰め寄ろうとして、突如として全身に走る電流に雄叫びを上げた。それは紛れもなく昭平が警官に貸し与えた絡繰の攻撃。
酸素が急激に失われていく。頭痛すら発生して昭平は警官の脚に懇願するように縋り付いた。
「苦しいのか、仕方ないな」
笑い声とともに、開口部が開かれ、空気が流れ込む。口を開けてそれを吸い込もうとした瞬間に。
「んっ、ぐ……っ!?」
棒状の何かが差し込まれ、その先から何かが放出される。分かるのはそれを拒めば、空気を吸う権利すら与えられなくなるということだった。
「は、おいおい。冗談だろ?」
むせないようそれを飲み干し、僅かに空気を吸い込んだ後に無慈悲に閉じられる空気穴。と同時に、ゴーグルを隠していた覆いが剥がされ。
(……ッ、苦し、い、のに、おら、……なんでッ)
「見ろよ」
主観的な思い込み。そんなものでは覆しようもない客観的な数値が、そして腰を覆う装置の内部映像が差し出された端末の画面には表示されている。
紛れもなく昭平が悦楽を感じているという証が。
「まだまだ、楽しみ足りないよな?」
絶望的なその言葉に、しかし、上昇する画面の数値から昭平は目を逸らすことは出来ないのだった。
大成功
🔵🔵🔵
男手向・ヤトラ
☆何でも歓迎
そ、それは絶対鍵じゃないですよね……がお。
でも助かるには媚るしか無いし…しょうがないです。
痴態が配信される恥ずかしさと気持ちよくなりたい気持ちが混ざってぐるぐる
コメントの勢いと発情のせいで悪い方向に流されちゃう虎
配信コメをみて調子に乗った警官に色んな怪しい玩具を使われて商品レビューさせられちゃいます。
ウイルスのせいでゲスコメントも警察も御主人様と認識させられて逆らえなくなったりどんどん調教されてバグっちゃうにゃ。
サイバーザナドゥな違法感溢れる玩具で大変なことになってる姿を配信されちゃいます。
「あ、あの……っ」
男手向・ヤトラ(おた虎ちゃんねる・f36544)は私設警官が手にした道具に恐る恐ると言及した。
「そ、それは絶対鍵じゃないですよね……がお」
「これか? なになに……薬を内包したナノマシンを内部で撒き散らして感度を高めさせるクラスター式感覚増幅……機型の、鍵かもしれない道具だ」
「それは絶対鍵じゃないがお! 今、表示された製品説明ホログラムガン読みだったにゃ!?」
これ以上、痴態を配信に載せてたまるものか、と憤慨するヤトラではあったがしかし、目に入ったコメントに黙りこくってしまう。
『媚びといた方が助かるんじゃないですかねぇ(下衆顔)』
バカ。もう、バカ。と叫びたい気持ちを抑え込んで、しかし同時に正論でもあるような気がして完全に否定しきれないでいた。
ヤトラが彼の持っていた装置を探し出せれば良いが、そもそも本当に彼が落としたそれが鍵とは限らないのだ。それに。
(……中で撒き散らして……)
先程警官が読み起こした文章がヤトラの中で繰り返されていた。気持ちよくなりたい、という気持ちがヤトラの反応を遅らせ、そして警官はその挙動に不審を覚えたのだろう。すぐさま、ヤトラの見ていたホログラムを共有させられてしまった。
「こんなものを垂流しにしていたのか?」
表示されるホログラムに流れるコメントの数々。それを見た警官がいいおもちゃを見つけたとばかりに声を喜ばせる。
盛り上がるコメント。そして、その内容に理解したとばかりに警官が頷き、その手に持っていた、明らかに一般販売してはいけないような代物を起動させた。
「ほら、配信者だろ? 助けてもらった企業に礼として、きちんとしたレビューをしないとな」
そういって、その先端が潜り込み、内部に切り離された。数秒。
クラスター爆弾式、といいながらも衝撃は殆どなかった。微かに風船が弾けたような空気の圧を感じただけ。
「……と、特に何も変わりま、せ……ッ!?」
そう思ったのもつかの間。明確な変化が自身に訪れたのをヤトラは感じ取った。
「にゃう……っ!? ぁ……」
「ほら、レビュー」
「は、い……分かり、ました……がお」
まるで自分の体ではないような熱があふれている。内壁が意思とは関係なく蠢いて、その疼きを忘れさせてくれるような何かを寄越せとヤトラの脳を狂わせていくようだ。
「ん、っ……あ……奥に……欲しく、なっちゃい、ます、にゃ……っ! 私、おかしく、ッにゃ……ぁ!」
ナノマシン内蔵の薬によって分泌された体液が溢れる、その入り口を警官の指が広げ、ドアップのシーンが映し出される。
だが、まだ、レビューは続く。紹介するべき商品はまだまだそこにあるのだから。
ヤトラは警官にしがみつきながらも、手にした紫のブラシのような用途の読めないなにかを見つめ、期待に満ちた目で媚びるように警官を見上げるのだった。
大成功
🔵🔵🔵