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んぉおおぉっ! 唸る筋肉んぎもぢぃい!

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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 ぽた、ぽた、と滴る――汗。
「んおおぉおっ!」
 触手に(脚を)巻かれながら、一人の男がV字クランチを繰り返す。
「き、筋肉いじめるのんぎもぢぃいいんっ」
 その男だけでなく、触手に巻かれて筋トレらしきことをしている者は8名……。
 まあ、なんか気持ち良さそうだからいっか、と思ってはならない。
 これは、感情エネルギーを搾り取る触手。取り込まれた者たちを生かさず殺さず、筋トレから得る快楽を奪い続けるのだ。そう、彼らが疲弊しようとも、なお。


「いや、なんかとんでもないのを見つけちゃったんだけど」
 穂積・竜胆(妖狐の聖者・f09947)は小さくため息をつく。
「ダークセイヴァーに、感情エネルギーを搾り取る触手がいてね、そいつが取り込んだ人たちに筋トレを強いて快楽……苦悶の感情を奪っているらしいんだ」
 で、誰がそんなことをさせているのか、というと。
「……『変態的破滅招来体』ランジーリってやつでね」
 黒いベビードールを身に纏ったムキムキのヤバい奴が、筋トレによって生まれた『筋肉を傷めつける快楽』という感情を奪いとっている、と言ったところか。
「このランジーリ自身も筋トレ大好きみたいで……うん、まあ。汗臭いよね」
 はぁっ、とため息をつく。だが、呆れても居られない。放置すると、色々とヤバい。
「皆には、ランジーリの領主館……っていうかジム? ジムっぽいなこれ」
 領主館を強襲し、触手を倒し、触手に守られているランジーリを撃破してほしい、ということだ。
「ランジーリは君たちの心に眠る欲望を利用して、その分身を生み出す術を使えるらしい。気を付けるんだよ。自分の本音に撃たれても負けない心を持つんだ」
 なんとなく真面目そうな一言を付け加えられたが、どうにもムキムキのベビードールが頭から離れない。
「それから、全て終わったら墓地の整備もお願いしたいな。このランジーリが館を根城にしてから、傍にある墓地がすっかり荒れてしまったらしいんだ。もしよければ僕も呼んでくれれば整備のお手伝いだけならできるから、どうかよろしく頼むよ」
 そういうと、竜胆は軽く頭を下げるのであった。


狐路ユッカ
 お世話になっております。狐路です。
 筋トレしたら少し肩甲骨が楽になりました。やったね。

 第一章:触手とのバトル。触手に取り込まれた人は助かりませんが、これ以上犠牲者を増やさないために皆さんが触手を倒してください。洗脳されると皆さんも筋トレで1ターン攻撃不能になります、気を付けて。
 第二章:触手を倒すと、ランジーリの元へ行けます。ムキムキです。皆さんの欲望を引き出す攻撃をしてきます。筋肉への欲望でもそうでなくても大丈夫です。気を付けて。
 第三章:墓場の整備です。犠牲者をここで弔ってあげましょう。呼んでいただければ竜胆も参加できます。

 それではどうぞよろしくお願いいたします。
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第1章 集団戦 『スレイヴ・スクイーザー』

POW   :    テンタクル・スクイーズ
【美味なる極上 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【おぞましくのたうつ肉色の触手】から、高命中力の【感情を吸収する数十本の触腕】を飛ばす。
SPD   :    スラッジ・スキャッター
【全方位に汚濁した粘毒液 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    ブレインウォッシュ・ジャグリング
【幹触手の先端 】から【暗示誘導波】を放ち、【洗脳】により対象の動きを一時的に封じる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

三千院・操
筋トレ、ジム………これは行かざるを得ないね……。
(『なぜ使命感にかられているのですか?』)
それに洗脳、これは後学のために体験しておきたい……。
(『一体なんの学になるというのです?』)
よし! そうと決まれば突撃だよ! ゴーゴーゴーゴー!!
(『もうわけがわかりませんね………』)

まずは敢えて相手の触手を喰らうよ!
「んぉぉおっ!?! 筋肉いじめるのきもちひぃぃぃ!!」
……こんな感じ? いえーいピースピース。
相手が油断したところに『サヴァンの叡智』で騙し討ち!
逆に洗脳し返してあげる!

触手に捕らわれてずっと筋トレなんて可哀想……。
でも大丈夫! 死んだらおれが使ってあげるからね!

アドリブ・絡み歓迎です



「筋トレ、ジム………これは行かざるを得ないね……」
 三千院・操(ネクロフォーミュラ・f12510)は何故か目を輝かせてその館へと足を踏み入れる。彼のもう一つの人格、ラジエルは突っ込まざるを得ない。
(『なぜ使命感にかられているのですか?』)
「それに洗脳、これは後学のために体験しておきたい……」
 自ら洗脳されに行くというのもなかなかに豪快である。一体なんの学になるというのかとラジエルは頭を抱えたくなった、が。
「よし!  そうと決まれば突撃だよ!  ゴーゴーゴーゴー!!」
 触手が待つ部屋に一直線に駆け出す主人格を止めるすべなどもうない。
(『もうわけがわかりませんね……』)
 諦めるしかないか――。スッと、もう一つの人格はその姿を顰めるのであった。
 
 ぬるり、触手が操を見つけ、その先端を向ける。
「んああぁっ、んぎもぢぃいいい!」
 触手に完全に取り込まれた男がめっちゃプランクの姿勢でこっちを見ている。敢えて、操は避けない。そして、その身で暗示誘導波を喰らい……、
「んぉぉおっ!?! 」
 その場で思いっきりダブルピースであられもない表情を晒し、スクワットを始める。
「筋肉いじめるのきもちひぃぃぃ!!」
(「……こんな感じ?」)
 嬉々としてスクワットをしている操に、若干スレイヴ・スクイーザーがヒいた。そこを狙ってだ。
「へえ、そう使うんだ!」
 スクワットしながら、逆に相手を洗脳する。
「!?!?」
 触手は、驚いたように震えると、ぐたりと力を失った。しかし、取り込まれた人は戻らない――。
「触手に捕らわれてずっと筋トレなんて可哀想……」
 うねらうねら、まだ残る触手の海を眺め操は呟く。
「でも大丈夫! 死んだらおれが使ってあげるからね!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

神宮時・蒼
……知っています。これは、見ては、いけない、ものだと。
…あ、筋肉に、其処まで、興味は…。…ちょっと、触って、見たい気は、します、けれど。

…配下まで、しょっぱかったら、どうしようかと、思いましたが、これは、これで、…まあ…。
…あまり、うねうねに、触られたく、ありません、ね。
じあん、っていうのでしょう?聞いた事だけ、あります。

感情は薄いので、POWの効果は鈍いかもしれません。
様子を見ながらちまちま触手をUCで切り落としちゃいましょう
なるべく視線は向けずに。精神汚染されてしまいそうなのです。



「んんおぉおおっ」
「き、筋肉んぎもぢぃいのぉおんッ!!」
 ひしめく触手から聞こえる声に、神宮時・蒼(終わらぬ雨・f03681)は一瞬目を背けたくなる。っていうかうら若き乙女にこんなもん見せないでほしい。
「……知っています。これは、見ては、いけない、ものだと」
 合ってる。合ってますよ! そう叫びたい誰かがいそうないなさそうな。
「んおーっ、あ、あ、あ!」
 触手に取り込まれた犠牲者がうさぎ跳びで近寄ってくる。
「……あ、筋肉に、其処まで、興味は……」
 結構です、とばかりに右手をNOの意志を添えて突き出す。
(「……ちょっと、触って、見たい気は、します、けれど」)
「……配下まで、しょっぱかったら、どうしようかと、思いましたが、これは、これで、……まあ……」
 まあ、なんなのかは濁して蒼は巫覡載霊の舞を舞う。できるだけうねうねとした触手に触れぬよう、薙刀で衝撃波を放った。
「あ……っ」
 視線を合わせると、精神を汚染される。実際に暗示誘導波を受けなくても、なんかまずい気がする……。
「じあん、っていうのでしょう? 聞いた事だけ、あります」
 Exactly!! 見ずに斬るというのもなかなかに難しいが、汚染される方がキツイ……蒼はできるだけ、できるだけ見ないように触手をすぱすぱと切り捨ててゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月藤・紫衣
………私は何故来てしまったんでしょう。
ああ、帰りたい…。

そもそも、鍛練とはあのような、その、あまりよろしくないような叫びをあげながらするものではありませんよね…?
違いますよね?

捕まっている一般…?い、一般人?の方には、申し訳ありませんが、あのような恥態をさらす趣味はありませんので、火急的速やかに、排除しましょう…!

使えるものは何でも使います…ええ、何でも。
【2回攻撃】【全力魔法】【範囲攻撃】を使ってうねうねを操る者に【宵華嵐舞】を放ちます。
その後、近寄って来るものも、近場のものも、あのうねうねとしたものは切り捨てます。
………あんな姿をさらしてたまるものか。

(アドリブetc歓迎です)



 月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)は、目の前で繰り広げられているとんでもない光景にげんなりして呟いた。
「……私は何故来てしまったんでしょう」
 それは、もちろん猟兵として戦うためだが――。
(「ああ、帰りたい……」)
「んへぁぁあっ、き、筋肉もっとぉおお! 虐めたいのおぉおおっ!!」
 耳をふさぎたくなるような叫び。その、痛々しいからっていうよりなんか別の意味で痛々しいから。
「そもそも、鍛練とはあのような、その、あまりよろしくないような叫びをあげながらするものではありませんよね……? 違いますよね?」
「んぎぃいいっ! あぐっ……まだ、まだ腹筋させてくらしゃぃいいいひぃいいん」
(「捕まっている一般……?」)
 思いかけて、紫衣は首を傾げる。
(「い、一般人? の方には、申し訳ありませんが……」)
 あのような痴態を晒す趣味は全くない。可及的速やかにアレを排除せねば。酔蜜月刀の切っ先を向け、触手をばさりと切り捨てる。
「ッ……く」
 触手が迸らせる暗示誘導波に眉を顰めると、紫衣はグッと奥歯を噛み、
(「……あんな姿をさらしてたまるものか」)
 強く、その腕を振るった。勢いよく、月下美人の花弁が舞う。
 ゴォッ、と吹き飛ばされるように、彼を取り囲んでいたスレイヴ・スクイーザーが吹き飛んだ。
 うねら、うねらと尚も蠢く触手の森を、紫衣はその意志だけで汚染されずに走り抜けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フロッシュ・フェローチェス
いや何だアレ、って言うかナニコレ?
取りあえず沈めるか……うん。

軍用バイク型の魔改造単車・闇鷲炉で駆け抜けながら戦うとするか。
バイクなら……万一に絡め取られても、次は自分の足がある。
寄ってくる触手には、バイク側面から自動稼働のブレードを出して斬り裂き、また手に持ったで散弾銃・刻転炉で撃ち抜いていこう。

あらたかダメージを与えて隙が出来た……と思ったなら。一気に突っ込んで、相手の反撃を誘発させる――その時がチャンスだ。
バイクを踏み台にジャンプ、衝撃波も使って自分を吹き飛ばし範囲外へ退避だ。
その後空中戦の妙を用いて態勢を整え、重心を的確に移動――着地と同時に【選択UC】発動だ。
吹き飛べ!

※アドリブOK



「いや何だアレ、って言うかナニコレ?」
 なんだか汗臭い触手部屋に、フロッシュ・フェローチェス(疾咬の神速者・f04767)は眉を顰める。あっちでもこっちでも筋トレをしているし、そこかしこから物凄い喘ぎというか叫びというかが聞こえてくる。
「取りあえず沈めるか……うん」
 フロッシュは小さくため息をつくと、鋼馬・闇鷲炉にひらりと跨る。
(「バイクなら……万一に絡め取られても、次は自分の足がある」)
 アクセルを全開に、触手の中を突っ込んでいく。ざわざわと触手がタイヤに絡みついてきた。この高速で走っているバイクに絡みついてくるのだから、大したものだ。
「そうは……いくか!」
 ガシャン、と音をたて、バイクの側面から刃が飛び出す。ぶち、と音をたて、絡みついた触手が千切れた。が、無数の触手は彼女の行く手を阻まんとなおも絡みつく。
「クッ……」
 びしゃ、とフロッシュの顔面に触手から飛び出た毒粘液がかかった。
「やって、くれるな……!」
 手に持った刻天炉から、弾が撒き散らされる。無数の触手、蹂躙するかされるかの瀬戸際の中、彼女は駆け、撃った。

 ――今か。触手の勢力が削がれたその時を狙い、フロッシュはバイクのスピードを最大に高める。一気に突っ込んで、触手の海に消えたか、そう思えた瞬間だった。
「吹き飛べ!」
 バイクを乗り捨てるように踏み台にし、高く跳びあがったフロッシュが、触手のど真ん中に着地、と同時に刹砲『トリニダード・スコーピオン』を撃ったのだった。
『オオ、オオアアァァア……』
 低いうめき声と、
「んおぉおおおおんっ!!」
 なんかとんでもない悲鳴が混ざり、そして触手とそれに取り込まれた犠牲者が消えゆく。

 ――やったか。猟兵達の走り抜ける先は、ランジーリのもとだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『変態的破滅招来体』ランジーリ』

POW   :    本当の自分と向き合って!
【欲望】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【対象の分身】から、高命中力の【本音】を飛ばす。
SPD   :    あなたの気持ち、わかるわ!
【まるで相手の心をわかっているかのように】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    あなたの欲望を教えて?
質問と共に【視線を向けてウィンク】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ウルフシャ・オーゲツです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



「あらあらあらぁん……あたいのかわいい筋肉奴隷ちゃんたち、みんな死んじゃったの……」
 真っ黒なベビードールに、愛らしいツインテール、そして似つかわしくないムキムキボディ。ランジーリはふぁさっと髪をかきあげ、ソファから立ち上がる。
「いらっしゃい、愚かな挑戦者たちちゃん……あたいが直々に相手してあげる。そして、欲望を解き放ったあなた達を……筋肉奴隷ちゃんにしてあげちゃうわン! 今、抱きしめてあげりゅからねぇええええん!!」
 おほほほほほほほ、と轟音のような高笑いが館に響く。どすどすどすどす、と、重厚な音とともに軽やかなステップでランジーリは駆けだした――!
神宮時・蒼
(全力で目を逸らす)
…いや、あれは、さすがに、目の毒、というか、その、なんていうか…。
…よく、着れました、ね、其れ…。
…あと、さすがに、抱きしめて、くれなくて、結構、です…。
なんか、しょっぱそう、なので…。

なんかもう欲望とかよくわからないので、分身が現れたとしても「…どうしようこれ」とぼやく程度。だって、インパクト…
無心で攻撃します。考えたらきっと負け。何がとは言いませんけれど。
高速詠唱の全力魔法で、布以外の部分を狙いましょう
布が無くなったら、こう、精神ダメージが大きそうなので…

極力、目に入らないように行動したい所存。



「いらっしゃあぁぁぁいッ! ようこそあたいのお城へ☆」
 ドスドスと駆け寄ってくるランジーリから、神宮時・蒼は全力で目を逸らす。
(「……いや、あれは、さすがに、目の毒、というか、その、なんていうか……」)
 なんというか、もう、ねえ。
「……よく、着れました、ね、其れ……」
 パッツパツのベビードールがなんかもう色々ヤバい。もっと動けばはち切れるんじゃないかと。
「ほら、おいでなさい、あたいが抱きしめてあげる」
「……さすがに、抱きしめて、くれなくて、結構、です……」
 なんか、しょっぱそう、なので……。
「ほら、欲望を解き放ちなさぁい、あなたの欲望はなぁに?」
 ランジーリはバチン、とひとつウインクをかます。だが、今の蒼に欲望はぶっちゃけない。なんせ、このインパクトのヤバいランジーリちゃんを目の前にして、放心状態なのだ。
「今は特にないです」
 バッサリ。一言で片づけられた答えにランジーリは目を見開く。その隙に、蒼は高速で詠唱を始めた。
(「……布以外の部分……」)
 もちろんダメージを与えるためだ、と言いたいところだが、どっちかっていうと色々が見えるとこちらに精神的ダメージが大きいからだ。
「んあアァァんッ!」
 極力、ランジーリを見ないように動こうとする蒼だったが、その悲鳴は否が応でも耳に飛び込んでくるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

インディゴ・クロワッサン
詳しい事は知らないけど、僕見参、ってね

「うっわー 何あれ」

紛れもない本音を口にしながら、UC『覚醒セシ藍薔薇ノ血』を発動して、Vergessenで攻撃するよ
【2回攻撃】したりとか、
【傷口をえぐる】をしてから、UC『紫薔薇の毒棘』を使って毒の棘を飛ばして、更に【毒使い】で棘の毒を侵食させたりしようか

寿命削って無心で攻撃に集中してるから、欲望なんて余計な事は考えられないし、敵は敵だから造詣は気にしないんだけど

「うん、目に毒でしょ」

うっかり本音がポロリしても仕方無いよね。


月藤・紫衣
あれがあの訳のわからない地獄の親玉ですか。
足取りと足音が全く合っていないのですが、新手の攻撃か何かで?

あまり長く相対していたくありませんね…精神を蝕まれそうです。
火の魔法による【属性攻撃】で牽制を、抱き締められるのはお断りですから。
今両目閉じてませんでした?
あれ、ウインクですか?

欲望…ぶんちょうさまと眠りネズミと黒ヤギさんとケセランパセランとススワタリのふわもふなぬいぐるみが欲しいです。
ぶんちょうさまは三種揃った状態でお願いします。
え?叶えてくれるわけではない?
チッ……ああ、失礼。
では本格的に貴方に用はありませんね。
【2回攻撃】でUCをお見舞いしましょう。

(アドリブ絡みetc歓迎)



「うっわー 何あれ」
 インディゴ・クロワッサン(藍染め三日月・f07157)は、紛れもない本音を口にしながら、迫りくるランジーリに対峙する。
「あれがあの訳のわからない地獄の親玉ですか」
「いらっしゃぁあああぁぁいんン!」
 どすどすどすどすどす!
 とんでもない足音に紫衣は眉を顰める。
「足取りと足音が全く合っていないのですが、新手の攻撃か何かで?」
「多分違うと思う。でもなんていうか、なんか……近いものはあるよねぇ」
 インディゴはそう呟きながら、藍色の血に覚醒した。
「あまり長く相対していたくありませんね……精神を蝕まれそうです」
 紫衣はランジーリの汗臭い抱擁が襲う前にと炎の魔法をほとばしらせる。
「あああぁん! 熱いッ、情熱的なのね……」
「はい?」
「んっふふふふふ、あなたの欲望を、お・し・え・て☆」
 ばちこーん、とウインクを飛ばすランジーリ。
「今両目閉じてませんでした? あれ、ウインクですか?」
 ウインクじゃない気がした。けど、ランジーリの問いには答えねばならぬ。
「欲望……ぶんちょうさまと眠りネズミと黒ヤギさんとケセランパセランとススワタリのふわもふなぬいぐるみが欲しいです」
 めちゃくちゃドストレートに己の物欲をさらけ出す紫衣。これにはランジーリの問いかけ攻撃も、無効化される。しれっと言い放った紫衣に、ダメージは一切通っていなさそうだ。
「えっえっ」
「ぶんちょうさまは三種揃った状態でお願いします」
 ……あっさり普通に答えられている。
「え? 叶えてくれるわけではない?」
「や、やだ今ここにぬいぐるみチャンはないわよぉ」
「チッ」
 なんとなく不穏な舌打ちを、一つ。
「ひっ?」
「……ああ、失礼」
 ずらり、と剣を抜いてランジーリに突きつける。
「では本格的に貴方に用はありませんね」
 目にもとまらぬ速さで振りぬかれた剣から、花弁の竜巻が舞う。
「あひぃいいぃッ」
 あられもない声を上げるランジーリに、思わずインディゴは耳を覆いたくなった。
「これはひどい、なっ」
 藍色の薔薇の紋章を抱く黒い剣で、ランジーリの傷口を抉る。できるだけベビードールのほうを切り裂かないように。
「はっ、はぁっ……」
「観念しなよ」
 特に欲望はない。命を削り戦う中、インディゴに邪念はない――と思った、が。
「ほ、本音を聞かせて?」
 解き放つのよ! とランジーリが叫ぶ。すると、目の前にインディゴの分身が現れ、
「うん、目に毒でしょ」
 シンプルな本音をポロリしていった。
「っぐ……」
 その直撃を受け、インディゴは小さくうめく。でも仕方ないじゃない。だってこのランジーリの見た目はあんまりにもあんまりじゃない……。猟兵たちは、ランジーリへ果敢に飛び掛かる。やるしか、ない。やばめの汗とそのにおいに咽ながら、切り結ぶ――!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フロッシュ・フェローチェス
・心情
寄るな気持ち悪いんだよ、さっきより格段かつ抜群に……!

欲望を解放しても、変わってないって?
そりゃそうでしょ。
アタシには好きな物もある、こうなりたいって思いもある。
けれど何より欲するものは、「速さ」。
何時も、根底には真なる神速へ手を伸ばす貪欲さが渦巻いてる。
寧ろオマエを、より切り刻みたくなった位だね!

・戦闘
最初の一撃は抱擁か拳かは知らないけど敢えて待ち、残像貫かせて回避しながら背後より足払い。
ジャンプ力と衝撃波を活かしたバック宙から、空中戦の妙を活かしそのまま逆さま状態で蹴って追い打ちするよ。

敵の攻撃は早業で受け流し、同時に【殴砲】で吹っ飛ばす。
トドメは【断砲】だ。――散れ。

※アドリブ歓迎


三千院・操
うわぁ! やばそう! いろいろやばそう! 際どすぎるよあんなの! っていうか性別どっちなの?
まぁ、どっちでもいっか。
やることは変わんないし! なかなかいい筋肉だけど、ここで殺っちゃうよ!

わ! 投げキッス?!
欲望っていきなりいわれても……! う、うーん……はっ……!
力が、欲しい……! おれは力が欲しい……! 誰に見せても恥ずかしくないくらいの力(きんにく)が……ッ!!
──そう、おまえくらいのね!
収奪の時間だよ、『不正なる管理人』!!

きひひ! おまえの『力』はおれのもの!!
今度はおまえが奴隷になる番だよ!!

※アドリブ歓迎



「寄るな気持ち悪いんだよ、さっきより格段かつ抜群に……!」
 フロッシュは迫りくるランジーリをその目で捕捉し、露骨に嫌な顔をする。
「抱きしめてあげるわ!」
 ずどどどどど、と走りくるランジーリ。フロッシュは敢えてそれを受け止めるように立つと、己の残像を貫かせた。
「んっ? え?」
 戸惑うランジーリの背後に回り、
「ここだよ!」
 回し蹴りをくれてやる。
「うわぁ! やばそう! いろいろやばそう!」
 ひらひらと舞うランジーリのベビードールの裾を目に、操は悲鳴を上げた。
「際どすぎるよあんなの! っていうか性別どっちなの?」
 攻撃の機会を伺いながら、距離を取る。
「あたいはあ・た・い。ランジーリは永遠の乙女なの」
「――まぁ、どっちでもいっか」
 やることは変わんないし! と操はぴたりと足を止め、向かってきたランジーリと対峙する。
「なかなかいい筋肉だけど、ここで殺っちゃうよ!」
「ァん! ヤッちゃうなんて……積極的ィ」
 ランジーリは、唇をすぼめると、そこへ両手を添え、操めがけてウインクとともに情熱的な投げキッスをぶん投げる。
「わ!」
「さぁ、あなたの欲望を解き放って……?」
「欲望っていきなりいわれても……!」
 操は頭を抱えて唸る。
「う、うーん……はっ……!」
 ややあって、その頭を上げると操は眼を見開いた。
「力が、欲しい……!」
「んっふふ」
「おれは力が欲しい……! 誰に見せても恥ずかしくないくらいの力(きんにく)が……ッ!!」
 ランジーリははっきりと答え切った操に、息を飲む。
「──そう、おまえくらいのね!」
 ざわり、操を取り巻く空気が変わった。呼び出されるは悪魔の手。
「収奪の時間だよ、『不正なる管理人』!!」
「ひっ、ひいいいぃぃっ」
 ランジーリのムキムキボディを絞り上げるように、悪魔の手は略奪を始める。
「きひひ! おまえの『力』はおれのもの!!」
 操の表情は享楽に歪む。
「今度はおまえが奴隷になる番だよ!!」
 ぎり、とさらに強く、ランジーリを締め上げた。

「はぁ、あっ、うう……まだ、まだあたいは倒れないわ」
 今度はあなたよ、とランジーリはフロッシュにウインクを飛ばす。
「アタシには好きな物もある、こうなりたいって思いもある」
 毅然としてフロッシュは答えた。
「けれど何より欲するものは、『速さ』何時も、根底には真なる神速へ手を伸ばす貪欲さが渦巻いてる」
 ランジーリの問いに、あくまでも冷静に正確に。
「寧ろオマエを、より切り刻みたくなった位だね!」
 操に搾取され続けているランジーリはすでに逃げる術など持たない。
「――散れ」
 駆け抜け、すれ違いざまに切り裂く。断末魔とともに、ランジーリはその汗の一滴も残さずに崩れ消えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『墓地を再び綺麗な姿に』

POW   :    墓石や獣除けの塀に使う材料を調達。力仕事を頑張ろう。

SPD   :    壊れたり汚れた墓地を綺麗な場所に整えよう。匠の技を示そう。

WIZ   :    死者が眠るに相応しい土地に霊的に改善しよう。見えざる力にその手を伸ばそう。

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

月藤・紫衣
なんとも、おそろしい相手でした…。
では穂積さんもお呼びして墓地の整備をしましょうか。
人手はいくらあっても困りませんから。

それにしても荒れ果てていますね…これでは満足にお参りすることも出来ないでしょう。
近くから獣避けの柵を作るために木材等を集めましょう。
本来なら石造りがいいのですが…今は時間と人手が足りなさすぎます。
十分に材料が揃えば、荒削りですが時間の許す限り、墓場を囲うように作って行こうかと。
料理と裁縫は得意なのですが、木工は得意といえないので時間がかかってしまうかもしれませんね。

柵が出来たらあとはせめてもの慰めに、鎮魂の歌でも歌いながら野花を集めて墓前に添えようかと。

(アレンジetc歓迎)


神宮時・蒼
…疲労。…なんとも、おそろしい、てきでした…。
…もう、二度と、会いたく、ありません、ね…。
…拒否、強く、拒否、です…。

【WIZ】
破魔と祈りを合わせて、土地の浄化を行いましょう
なんというか、不浄の念が籠ってそう、なので…。
せめて、来世は、幸せに、過ごせますよう…

…もう、筋肉は、当分、みたく、ありません、ね…
…夢に、出てこないと、いいの、ですけれど…。



 蒼が、はぁぁ、と深い深いため息をつく。
「……疲労。……なんとも、おそろしい、てきでした……」
「ええ、本当に」
 憔悴しきった顔で、紫衣が頷く。なんとも、おそろしい相手だった。いろんな意味で。
「……もう、二度と、会いたく、ありません、ね……」
 蒼の声に、紫衣は再度深く深く頷く。
「……拒否、強く、拒否、です……」

「さて、墓地の整備をしましょうか」
 戦闘が終わったら来るよう連絡を受けていた穂積・竜胆も駆けつけてきた。
「そうだね、……みんなお疲れのところ大変だけど、頼むよ」
 蒼はこくり、と頷くと、荒れ果てた土地に向かい手を祈りの形に組む。
(「なんというか、不浄の念が籠ってそう、なので……」)
 そして、『暁に散る花一華』をその手に携えると、その地の穢れを払うために緩やかに振るった。
「せめて、来世は、幸せに、過ごせますよう……」
 合わせるように竜胆もその傍らに行くと、右手の聖痕を露わにして死者の眠る地へとかざした。

「それにしても荒れ果てていますね……これでは満足にお参りすることも出来ないでしょう」
 紫衣の言葉に、竜胆は頷く。
「そうだね……眠る人たちもこれじゃあ安らげないし」
「木材を集めてきて頂けますか。本来なら石造りがいいのですが……今は時間と人手が足りなすぎます」
 なるほど、と二人は頷いた。打ち捨てられたあばら家や、ランジーリの館の周辺を探せばいくらでも転がっていそうだ。手分けして集めてきた木材をせっせと墓地の周囲にうちこみ、簡単な柵を作っていく。
 料理と裁縫は得意な紫衣だが、皆、木工に精通しているわけではないので試行錯誤しながらなんとか野生動物を防ぐくらいの柵を拵えることはできたようだ。
「あとは、せめて……」
 紫衣は、木材と一緒に集めてきた野花を墓前に手向けながら、静かに鎮魂の歌を紡ぐ。それに合わせ、神楽鈴を小さく鳴らす。ふ、と吹いた風に揺れる野花が、『ありがとう』と囁いたかのように香った。
「……もう、筋肉は、当分、みたく、ありません、ね……夢に、出てこないと、いいの、ですけれど……」
 墓地を背に、蒼がぽつりとつぶやく。
「うわぁ……確かに。いい夢が見られるよう、祈っているよ……」
 いい筋肉、悪い筋肉……筋肉に善悪はないが、押し付けられる筋肉はしばらく御免被りたい。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月21日


挿絵イラスト