3
7thKING WAR⑳~西のラスボス、降臨!

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #西のラスボス『アイスエイジクイーン』


●デビルキングワールド
「さあ、みんな覚悟は、よろしくて? 大暴れの時間よ!」
 アイスエイジクイーンが、搭乗する氷の自動鎧『絶晶(ぜっしょう)』を溶かし、その内部に閉じ込められていた『絶滅悪魔軍団』を解凍した。
「本当に暴れちゃってイイんっすか?」
「俺が本気を出したら、ガチでヤバイ事になるっすよ!?」
「ええ、もちろん! 大暴れして構いませんわ! 本能の赴くまま、欲望を満たして構いませんわ」
 アイスエイジクイーンが、含みのある笑みを浮かべ、悪魔達の問いに答えを返した。
「よっしゃ! そうと決まったら、暴れまくるぞ!」
「傭兵だか、何だか知らねーが、俺のガチパンチで、星に変えてやるぜ!」
 その答えを聞いた悪魔達が、興奮した様子で鼻息を荒くさせた。
「だったら、話が早いですわ。さあ、みんな、わたくしの後に続きなさい! 猟兵達を肉の塊に変えて、わたくし達の強さを示すと気ですわ!」
 そう言ってアイスエイジクイーンが、絶滅悪魔軍団を率いて、進軍を開始するのであった。

●ガジルからの依頼
「アイスエイジクイーンが、攻めてきたんだよ!」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が真剣な表情を浮かべ、今回の依頼を説明した。
 どうやら、アイスエイジクイーンが、絶滅悪魔軍団と共に攻めてきたらしい。
 終末を導く『氷河期魔法』の使い手で、その力を使って支配地域を拡大してきたようである。
 その上、絶滅悪魔軍団は極めて強大なため、マトモにやり合っても勝ち目はない。
 そう言った事も踏まえた上で、アイスエイジクイーンを倒す事が今回の目的である。


ゆうきつかさ
 今回のシナリオは、戦争依頼です。
 基本的には、ノリと勢いで何とかなるので、恰好良さを重視して、プレイングを書いていただければ問題ありません。
192




第1章 ボス戦 『西のラスボス『アイスエイジクイーン』解』

POW   :    氷河期召喚術『ジュデッカ』
レベル×1体の【絶滅悪魔軍】を召喚する。[絶滅悪魔軍]は【氷】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD   :    氷河期魔法『アイスエイジ』
戦場全体に【悪魔も凍てつく氷河期の寒波と吹雪】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【量産型「絶晶」の装着】による攻撃力と防御力の強化を与える。
WIZ   :    合体氷河期魔法『ディノホロボシータ』
自身と仲間達の【放つ、氷属性の攻撃魔法】が合体する。[放つ、氷属性の攻撃魔法]の大きさは合体数×1倍となり、全員の合計レベルに応じた強化を得る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。


ジン・マキハラ(サポート)
サイボーグのゴッドハンド×ブレイズキャリバー

胸に永久機関を持つ

口調は「俺、呼び捨て、だ、だな」

標的に事情があるなら同情する事もあるが手加減はしない(できる限り殺さない様にする)ただの悪人とオブリビオンには一切容赦しない

戦闘スタイルは前衛型
一撃重視か広範囲の殲滅に長けている
武器は両手剣クロックヘイズとアサルトライフルのレイジングストームと蒼炎覇気を纏った格闘術

探索時には自身の視覚同調型演算機器による解析やハッキングツールによる情報収集を行う他使える物は全て使う

ユーベルコードは指定した物を使用する

公序良俗に反する行動はせず猟兵達との連携を重視する

アドリブOK
複数リプレイOK


伊藤・毅(サポート)
『エネミータリホー、ドラゴン01、エンゲージ』
 普段の口調は「真面目(自分、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、戦闘中は「無口(自分、呼び捨て、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、基本的に生身では戦闘を行いません。
空中戦をメインに戦い、航空爆撃や戦術偵察で地上の味方を助けます
依頼の達成を最優先とし、戦闘機パイロットとしての行動規範を根底に行動します
そのほか、キャラクターを壊しすぎない範囲でお願いします


土御門・泰花(サポート)
※アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱変更・その他歓迎

「あらあら……。大変な事態です。微力ながらお手伝い致します」

一人称:私
口調:基本的に敬語。柔和な印象を与える口ぶり。
表情:基本的に柔和な笑みを湛え、義憤もその下に隠す。
性格:普段はおっとりだが「陰陽師の家系の当主」という自覚があり、凛々しくみせる時も。

先ずは私や仲間へ【オーラ防御/結界術】展開、守りを。

【早業/軽業/地形の利用】で移動。

敵の攻撃は防御結界で弾き、物理攻撃は薙刀で【武器受け】し薙刀or式神の黒揚羽で【咄嗟の一撃/カウンター/2回攻撃】。

UCは戦況と効果次第で適切なものを使用。
可能な限り【早業】で敵のUC発動前に発動。

後はお任せ。


徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
 サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写していただけるとありがたいです。ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的な特徴として「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
 嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
よく使う武器は「大天狗正宗」「千子村正権現」「鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!


春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。


バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】

各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

どのユーベルコードを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!


赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
戦闘中は言い捨てを多用します。

UCは全て人形を介した物で、主に以下の装備アイテム「鬼猟流・戦闘用人形」で戦います。
・武器を仕込めるバランス型の「暁闇」
・身軽で敵の拘束に特化した「縛鎖」
・様々な遠距離攻撃が可能な「遠離」
ただし、操作対象の切り替えは素早くできますが、同時操作は基本的にできません。

他の猟兵と積極的に連携し、率先して誘導、時間稼ぎなどの支援を行います。




「まさか、わたくし達の邪魔をする愚か者がいたとは……。怒りを通り越して、笑いが止まりませんわね。おーっほっほっほ!」
 アイスエイジクイーンが高笑いを響かせ、絶滅悪魔軍団を率いて、猟兵達の前に姿を現した。
「これは見るからに、悪い人達ばかりにゃ。きっとご飯もくれないにゃ。それどころか、奪う側にゃ!」
 ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が、警戒心をあらわにした。
「ヒャッハー! その通りだ!」
「まあ、俺達は人じゃなくて、悪魔だけどな!」
「わかったら、いますぐ持っているモノを渡しやがれ!」
 その言葉を聞いた絶滅悪魔軍団が、ハイテンションで叫び声を響かせた。
「ま、まさか、ミーヤのオヤツまで寄越せって事なのかにゃ!? だったら、駄目にゃ! 絶対に駄目にゃ! そんな事をするのは、悪魔……!」
 その途端、ミーヤがハッとした表情を浮かべ、マジマジと絶滅悪魔軍団を見た。
 文字通り、目の前にいるのは、悪魔。
 絵に描いたような悪魔達が、邪悪な笑みを浮かべて、ミーヤを見つめていた。
「どうやら、話し合っても無駄のようだな」
 ジン・マキハラ(ブレイズ・オブ・マキナ・f36251)が、絶滅悪魔軍団に冷たい視線を送った。
 絶滅悪魔軍団はヤル気満々になっており、自分達以外はすべて破壊してもイイと思い込んでいるようだった。
 そのため、いくら話し合ったところで、考えを改める可能性はゼロに等しかった。
「何やら大変な事になっているようですね。このまま何もせずに帰る訳にも行きませんから、微力ながらお手伝い致します」
 そんな中、土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)が、柔和な笑みを浮かべて戦いに加わった。
「おいおい、死ぬぞ!」
「まあ、どうしてもって言うなら、殺してやるよ」
「さーて、どうするか、煮るか、焼くか、引き裂くか……」
 その途端、絶滅悪魔軍団が泰花を見つめて、邪悪な笑みを浮かべた。
「でしたら、望みを叶えてあげる必要がありますね」
 それでも臆する事なく、泰花が間合いを取った。
「……違う!」
「俺達の事じゃねぇ!」
「テメエの事だァァァァァァァァア!」
 それと同時に、絶滅悪魔軍団がケモノのような声を上げ、一斉に襲い掛かってきた。
「そこまでデース! ワタシが来タからニハ、アナタ達の好きにはさせまセンヨー!」
 その行く手を阻むようにして、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が陣取った。
「ヒャッハー!」
「面白い事を言うじゃねぇか!」
「だったら、まずはお前からブッ殺してやるぜ!」
 絶滅悪魔軍団が釘棍棒を振り上げ、力任せに振り下ろした。
「……残念、それは残像デェース!」
 即座に、バルタンが残像を繰り出し、釘棍棒を受け流し、カウンターを繰り出すと、内臓兵器を一斉発射すると、絶滅悪魔軍団を焼却した。
「エネミータリホー、ドラゴン01、エンゲージ」
 それに合わせて、伊藤・毅(Nemo・f06702)が、絶滅悪魔軍団に空中戦を仕掛けた。
「ふざけた真似をしやがって!」
「だが、俺達だって、空を飛ぶ事くらい出来るんだぜ!」
「少し俺達に付き合ってくれよ。……空中戦、好きなんだろ?」
 すぐさま、絶滅悪魔軍団が飛び上がり、まわりを囲むようにして、毅に攻撃を仕掛けていった。
「……」
 その言葉に答える事なく、毅が誘導弾を一斉発射し、絶滅悪魔軍団を撃ち落としていった。
「この世界を守るため、ここであなた達を倒します!」
 続いて、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)がオーバー・ハートブレイク(バスタードソード)を握り締め、絶滅悪魔軍団に斬りかかった。
「まだだっ!」
「この程度で、俺達を倒せると思ったら大間違いだ!」
「……だったら、痛い目に遭って分かって貰わねぇとな!」
 絶滅悪魔軍団が興奮した様子で、鉤爪をシャキィーンと輝かせた。
「それではショーを始めましょうか! 出でよ、絶滅悪魔軍! この地を埋め尽くし、障害となるモノを、すべて蹴散らせ!」
 アイスエイジクイーンが猟兵達を見下しながら、絶滅悪魔軍を召喚した。
 召喚された絶滅悪魔軍は、氷属性の戦闘能力を有しており、まわりを凍らせながら猟兵達に迫ってきた。
「一気に寒くなってきたけど、負けないよっ!」
 桜井・乃愛(桜花剣舞・f23024)がブルッと身体を震わせながら、緋桜の宝槍(小型の槍)を構え、絶滅悪魔軍に突っ込んでいった。
「凍れ!」
 即座に、絶滅悪魔軍が大きく息を吸い込み、まわりのモノが凍りつくほど冷たい息を吐きかけた。
「……断る」
 その邪魔をするようにして、ジンが死角に回り込み、無明剣クロックヘイズで絶滅悪魔軍団を斬りつけた。
「そう遠慮するなって!」
「これは俺達からのプレゼントだ!」
「だから死ねぇ! 俺達のために、オダブツしやがれ!」
 絶滅悪魔軍団がケモノの如く吠えながら、再び冷たい息を吐き捨てた。
「……!」
 すぐさま、ジンが冷たい息を避け、捨て身の一撃を繰り出すと、距離を取ってB.V.W レイジングストーム(アサルトライフル)で狙いを定め、誘導弾で無差別攻撃を行った。
「さぁ、皆の力を私に貸してね。皆さんに素敵な武器を貸し与えるよ!」
 その間に、乃愛が【総員出撃(ソウインシュツゲキ)】を発動させ、仲間達に軽機関銃と魔法が込められた投擲用魔石を与えた。
「まだまだ行きますヨ!」
 続いて、バルタンが【告風楼(コンプレスド・エアー・アームド)】を発動させ、圧縮された空気で作られた手を放ち、絶滅悪魔軍団を攻撃した。
「な、なんだ!」
「見えない何かが俺達を……!」
「ひ、怯むな! 守りを固めろ!」
 絶滅悪魔軍団が動揺した様子で、一ヶ所に固まった。
「何も心配をする必要はありませんわ」
 そんな空気を察したアイスエイジクイーンが、悪魔も凍てつく氷河期の寒波と吹雪を発生させ、絶滅悪魔軍に量産型「絶晶」を装着させ、攻撃力と防御力を強化した。
「そう簡単に倒されるつもりはないって事か」
 六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)が察した様子で、鬼猟流・戦闘用人形「遠離」(えんり)を操り、その口から弾丸を射出して、絶滅悪魔軍の身体を撃ち抜いた。
 しかし、量産型「絶晶」に防がれ、致命傷にはならなかった。
「ドラゴン01より各機、編隊長指示の目標に集中攻撃」
 続いて、毅が絶滅悪魔軍団の攻撃を避けながら、【編隊戦闘(フォーメーションアタック)】を発動させた。
 次の瞬間、何処からともなく味方の航空部隊が現れ、毅と連携を取るようにして、絶滅悪魔軍団を追い詰めていった。
「ええい、チョコマカと!」
「ち、畜生っ! ふざけやがって!」
「みんな纏めて、ブチ壊してやるっ!」
 絶滅悪魔軍団が苛立ちを隠せない様子で、毅達に攻撃を仕掛けていった。
 だが、毅達の動きについて行く事が出来ず、次々と返り討ちに遭って、撃ち落とされていった。
 それでも、絶滅悪魔軍団は屈しておらず、その悔しさをバネにするようにして、再び空に飛び上がった。
「なあ、『こいつ』は、どれくらい強いと思う?」
 そんな中、松座衛門が【鬼猟流 演目其ノ三「荒天」(キリョウリュウ・エンモクソノサン・コウテン)】を発動させ、アイスエイジクイーンに質問した。
「こ、こいつって何よ! 何かいるの? どこ、どこ、どこ!?」
 その途端、アイスエイジクイーンが不安な気持ちになり、キョロキョロと辺りを見回した。
 その不安を現実のモノにするようにして、透明で巨大な怪物が召喚され、問答無用でアイスエイジクイーンを殴り飛ばした。
「……って、ヤベーぞ!」
「ど、どうする! 逃げるか!」
「い、いや、まだ大丈夫だろ! な、何とかなる」
 絶滅悪魔軍団が慌てた様子で、あたふたとし始めた。
「今度は、こっちの番にゃ!」
 その隙をつくようにして、ミーヤが【人狼咆哮】で激しい咆哮を放ち、高威力で無差別攻撃を仕掛け、絶滅悪魔軍団にダメージを与えた。
「終焉炎獄式永久機関、全開 罪深き者よ。汝、虚無の果てに堕ちるべし」
 それに合わせて、ジンが【アクティブヴォイド・ゼロドライブ】を発動させ、限界まで収束した永久機関の力を宿した拳で、絶滅悪魔軍団を殴り飛ばした。
「みんなでアレをやりますわよ」
 すぐさま、アイスエイジクイーンが絶滅悪魔軍団に声を掛け、氷属性の攻撃魔法が合体させ、猟兵達めがけて解き放った。
 それが巨大な氷の塊になって、地面をガリガリと削っていった。
「確かに、凄い攻撃ですが……避ける事は難しくなさそうですね」
 徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)が覚悟を決めた様子でオーラ防御を展開し、巨大な氷の塊の塊を避けるようにして横に飛んだ。
「……ちょっ! なんで避ける訳! そう何度も撃てないのに!」
 それを目の当たりにしたアイスエイジクイーンが、涙目になって悲鳴を上げた。
 それとは対照的に、絶滅悪魔軍団は、ゲッソリ。
 先程の攻撃魔法で力を使い果たしたのか、干物のようになっていた。
「このまま──祓い、浄めます!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、泰花が【浄ノ一閃(キヨメノイッセン)】を発動させ、清浄な気を纏った薙刀を振り下ろし、干物のようになった絶滅悪魔の身体を斬りつけた。
「ぬおっ! か、身体がっ!」
 その途端、絶滅悪魔の魂が浄化され、円らな瞳がキラめいた。
「こ、これは違う意味で……強烈ですね」
 春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)が、気まずい様子で視線を逸らした。
 おそらく、魂を浄化された影響で、このような事になっているとは思うのだが、ゲッソリとした身体で瞳だけキラキラしているのは、ホラー以外のナニモノでもなかった。
「こ、こんな事をして……」
「許されると思っているんですか!」
「……必ず、あなた達には天罰が下りますよ!」
 その上、絶滅悪魔軍団の口調が変わっており、何となく天使っぽい振る舞いになっていた。
「だったら、手を打っておかないとね」
 即座に、家光が【天河大濁流(テンガダイダクリュウ)】を発動させ、鎚曇斬剣から水の濁流を放ち、干物と化して絶滅悪魔軍団を飲み込んだ。
「ま、まさか、こんな事になるなんて……」
 それを目の当たりにしたアイスエイジクイーンが、悔しそうにギチギチと歯を鳴らした。
「あなたは、こんな未来を望んでいたんですか?」
 そんな中、遙が【謎を喰らう触手の群れ】を発動させ、アイスエイジクイーンに対して問いかけた。
「そ、そんな事を言われても……」
 その問いにアイスエイジクイーンが動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
 それと同時に、絡みつく紫の触手のかたまりが召喚され、謎を喰らう触手がアイスエイジクイーンに襲いかかった。
「……舞え、無垢なる自然の精霊よ!」
 続いて、愛が【エレメンタル・イノセント】を発動させ、属性と自然現象を合成し、炎の竜巻を発生させた。
「、な、何よ、これ! う、嘘! 嘘でしょ! いやああああああああああああああああああああ!」
 その竜巻をモロに喰らったアイスエイジクイーンが悲鳴を響かせ、肉の塊と化して吹き飛んだ。
「マ、マジか!?」
「こ、このままだとマズイぞ!」
「て、撤退だああああああああああああ!」
 その事に危機感を覚えた絶滅悪魔軍団が、脱兎の如く逃げ出した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年05月12日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#デビルキングワールド
🔒
#7thKING_WAR
🔒
#西のラスボス『アイスエイジクイーン』


30




種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト