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ポタクリSTEPのゴミ拾いイベント(作者 鷹橋高希
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#UDCアース 


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#UDCアース


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●evilryoichiroが■■■を▲▲の看板に配置
 勉強の息抜きに「ポタクリstep 裏技」でウェブを検索していたら、今日はとんでもない収穫があった。
 ポタクリ第一作にデータだけ存在し通常は出現しない「図鑑の156番目のクリーチャー」のパスコードだ。
 このクリーチャーはポタクリSTEPにも出現していない。「姿を見た人間の精神を乗っ取り破滅させる」という設定と強さを持つ、公式側としても無かったことにしつつあるヤバい奴だからだ。
 パスコードは使い切りで「サブ垢」の方でしか取得出来なかったが、家から届くベースに配置してメイン垢でバトルしてみてその強さは分かった。

 ――こいつがあれば、この町のボスどころか全世界の頂点に立てる。

 今年もまたゴミ拾いのブーストイベントをやるらしいし、そこでこの町の連中に思い知らせてやるか。

 ――この世界の法は俺だ、とな。

●MintCaramelがJaegersをグリモアベースに配置
「皆さぁん、お集まりいただきありがとうございますぅ☆ それではぁ、わたしが視た予知をお話ししますぅ☆」
 グリモア猟兵の少女、ミント・キャラメル(眠兎キャラメル・f25338)はグリモアベースに集った猟兵達に語り始めた。
「UDCアースでぇ、オンラインゲームでUDC怪物の情報が拡散されそうなのでぇ、止めてきて下さぁい」

 ミントは浮かべたグリモアに手を伸ばし、その中から何かを取り出した――スマートフォンだ。
「ゲームは『ポタクリSTEP』というスマートフォンのゲームですぅ。1990年代から続いている『ポータブルクリーチャー』シリーズの拡張現実位置情報ゲーム版でぇ、現実の世界を歩いてクリーチャーを集めたりバトルする社会現象にもなったゲームですぅ。皆さんの中にもやったことのある人がいるかもしれませんねぇ」
 こんな感じですぅ、とミントは画面を見せる。画面はキャプチャー画像で動かないが、シリーズ馴染みのクリーチャーがUDCアースの町並みを背景に現れていた。

「このゲームは環境保全活動に連動したゲーム内イベントがありましてぇ、日本だけでもあちこちでゴミ拾いイベントが行なわれるのですけどぉ、ある町のスポーツ公園でイベント中の『ベース』というゲーム内拠点にUDC怪物を配置しようとする人がいますぅ」
 説明に合わせていくつかのゲーム画像が提示されていたが、ミントの指のスライドに合わせて人間の男性の写真が現れた。男性はスマートフォンを両手に持っている。

「この人ですぅ。良一郎という名前でぇ、この町でただ一人、複数アカウントを使ってゲームしている人ですぅ。アカウントの複数取得はゲーム性を損なうためゲーム規約違反行為となっていてぇ、この人はゲーム上の同じ色チームのプレイヤーからも鼻つまみ者となっていますぅ。

 ですけどぉ、この人もゴミ拾いはしますぅ。ゴミ拾いの成績上位報酬の能力アップブーストを得てUDC怪物を配置するためですねぇ。最高報酬のブーストで強化されたUDC怪物は、この町の人々どころか世界を破滅させる力となってしまいますぅ。なのでぇ、最高報酬を皆さんで独占しちゃって下さぁい。最高報酬ブーストの皆さんのクリーチャーなら彼のUDC怪物をゲーム内で倒して現実世界に引きずり出せるはずですぅ。

 ゴミ拾いイベントの得点を伸ばすにはゴミの大きさも量も分別も大事ですけどぉ、ゲームの拡張現実機能を使ったスポーツ公園でのクリーチャーの面白いキャプチャー画像やSNSを使ったイベントの実況など環境保全への関心を拡散させるアクションも得点が高いですぅ。このゲームを愛好しているUDC職員も何人か現地にいますのでぇ、まずは協力してゴミ掃除をお願いしますぅ。あ、スマートフォンやアカウントはUDC組織で用意してますけどぉ、やってる人は自前のでもいいですよぉ☆」

 ミントのグリモアが広がり、大きなスマートフォンを象る。画面の中にはスポーツ公園の入口が映り、スマートフォンを片手に様々な人々が集まりつつあった。
「公園とUDC怪物のお掃除よろしくお願いしますぅ☆ グリモア・イリュージョン☆ ワぁン・ツぅー・スリぃー☆」
 画面が波打ち、テレポートのゲートと化したグリモアに猟兵達が進入していく。





第3章 ボス戦 『ムボウちゃん』

POW ●千の貌は鏡のように
【伸縮する腕と鉤爪】が命中した敵から剥ぎ取った部位を喰らう事で、敵の弱点に対応した形状の【肉塊のような化物の姿】に変身する。
SPD ●ムボウちゃん大変身!
【人間としての姿と皮】を脱ぎ、【悍ましい肉塊の化物】に変身する。武器「【伸縮する腕と鉤爪】」と戦闘力増加を得るが、解除するまで毎秒理性を喪失する。
WIZ ●嘯く聲
自身が装備する【無貌の孔】から【悍ましい囁き】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【発狂】の状態異常を与える。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠レン・デイドリームです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●STEP away
 猟兵達はゲーム内のUDC怪物のヒットポイントを削り切った。拡張現実世界から放たれる狂気は薄れつつあり、この場にいたUDC職員達はスポーツ公園の封鎖や事態隠蔽処理のため外部に連絡を取ろうと歩き去っていく。

「あっ、皆さんもしかして『ポタクリSTEP』のイベントですかぁ?」

 UDC職員達と入れ替わるように猟兵達に向けて声が掛けられた。十代後半の少女の声だ。その手にはスマートフォンを持っており、ゴミ拾いイベントに参加しに来たプレイヤーを思わせる。

 だが猟兵達は知っている。既にこのスポーツ公園内の一般人は昏倒するほどの狂気に中てられており、今ここに居られるのは猟兵達と――ゲームから引きずり出された――UDC怪物だけだ。

「あれっ、もしかして終わっちゃってますか? 残念~。次の大量発生デーのためにブースト欲しかったなぁ~」
 スマートフォンを鞄にしまった少女は掌を顔に当てる。次の瞬間その可愛らしい顔はスマートフォンのように掌の上に乗っており、「取り外された」顔の跡から覗く少女の中身には名状しがたい何かが蠢いていた。

「せっかくここまで来たので、ここのベース奪らせてもらいますね☆ 対戦よろしくお願いしまぁす☆」
 ゲームでの対戦を挑むように軽い挨拶が掌の上から猟兵達に向けられる。しかしこれはゲーム上の拡張現実ではなく現実世界の闘いだ。UDC怪物との闘いに敗北は勿論、敗北を嫌っての放棄も許されない。

 UDCアースというたった一つの「ベース」を巡るバトルが始まる。