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イカサマ厳禁!

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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 ここはサムライエンパイアにある賭博場。ここでは双六や丁半、こいこいなど様々な賭博が行われている。
 賭博を楽しんでいた男の一人が来客に気づき戸に顔を向ける。
「ん?何だ?」
 他の賭博を楽しんでいた男たちも戸から聞こえる。
 姿を見せない来客は不気味な声を徐々に増え始め、それに伴って戸に向かう店の客の視線が増える。
 男の客の一人がじれったく戸に近づく。
「なんだってんだい。さっさと入ってぎゃあああ!」
 男が戸を開けると戸の先にいたのは棍棒を持った鬼たちで戸を開けられたのを合図にぞろぞろと入って来る。
 店員も含め客たちは賭け事を忘れ店の奥の方に逃げていく。
 鬼たちは不気味な声を上げながらモノを壊し踏みつけながら賭博場を荒らしていった。
 
「――という夢を見ました。宗教に携わる私にとってどっちも助けてあげたいですね」
 稲荷・四乃(f08744)は予知夢の一部始終を説明し終え、詳しい説明に入る。
「場所はサムライエンパイアなのですが、既に何件か起きており地元の人々では手に負えないようです。場所は夢の通り賭博場なのですが、過去の現場によると政府の公認、非公認が入り混じっているようでして公認はともかく非公認なのは現地に行って探すしかありませんね」
 数時間後現地に送られた猟兵たちは早速情報収集にとりかかる。体力に自信がある者は足を使いひたすら歩き回り、絵が得意な者は事件当時を知る人から話を聞き人相書きを書き聞きまわる者、様々な事件資料から次の襲撃地点を予測する者もいる。
 さて君はどのように次の現場を見つけ出す?

「皆さん。情報を集計した結果が出ました。今度の襲撃地点及び日時は恐らくこうです」
 情報収集で疲れ、休憩中だった猟兵たちがいる部屋に稲荷が入って来た。
 彼女は近辺の地図を広げ、説明に入る。
「正体は棍棒鬼たちのようで、今回は賭博で悪さ……イカサマとかですかね?それらを行った報復として死んだ者たちのようです。また、集団行動を行うあたりこの棍棒鬼たちには頭目がいるはずです。この頭目を倒さない限り、この事件を解決することは出来ないでしょう――」
 事件当夜、今度の襲撃地点だと思われる賭博場に猟兵たちは潜りこみ、棍棒鬼たちを迎え撃つ。
 夜が更け街が静まり返る時刻、戸の先から不気味な声を上げる珍客が現れる。
 棍棒鬼たちだと気付いた猟兵たちはいっせいに動き出し迎撃に入る。
 棍棒鬼たちは武器である棍棒で重い一撃をしてきたり、怨念の塊に姿を変えゴムのような体質に変えたり、はたまた落ち武者の霊を召喚してきたりしてくる。
 こちらに恨みがなくてもこちらとしては倒さなければならない。この世に残る怨霊を冥途の果てまでぶっ飛ばせ!

 棍棒鬼を蹴散らしていった猟兵たち。ようやくこの事件の頭目が姿を現す。
 棍棒鬼たちを従えて次々と賭博場を襲っていたのは遊び人の与太郎。
 彼が死体を棍棒鬼に変え賭博場を襲っていた。その理由は分からないが倒すことには変わりはない。
 敵は自ら泥酔状態になる事によって狂戦士と化して攻撃してきたり、視線の先の対象に大量の銭を降らせる、美女を呼ぶことによってともに戦うなどをしてくる。
 この強敵を倒し、この連続襲撃事件の終止符を打て!


劇団劇作家
はい。劇団劇作家です。前回に引き続き賭博場関連になります。皆さん楽しんで頑張ってください。
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第1章 冒険 『さまよう敵』

POW   :    足を使ってひたすら歩き回って対象を見つける。

SPD   :    人相書き等を作って聞き込みを効率化する。

WIZ   :    目撃情報をマッピングしルートに法則性が無いかチェック。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

天都狐・華夜
POW:【スティレット02A】に【迷彩】を施し上空に飛行さることで、対地探査(【追跡】、【目立たない】)を行わせ対象の特定とリストアップを試みる。
自身は【地形を利用】してリストアップした対象を尾行する。

「さてさて、フォックスハンティングの真似事でもしましょうか」



「さてさて、フォックスハンティングの真似事でもしましょうか」
 天都狐はスティレット02Aに迷彩を施し、空からの対地調査を始めてみる。
 対地調査を何度か繰り返して得た情報を街の地図に照らし合わせてみると、襲撃された賭博場はどれも近くにあり、またいくつかの霊園が近くにあることが分かった。
 次に天都狐は空からの調査では分からないことを調べるために、気になった霊園のうちの一つを尋ねてみる。
 その霊園の管理者はそばのお寺の住職であるようだが、住職は年老いておりまた弟子もいないため、霊園は野放しの状態であるという。
 霊園の中に入り調べてみると、道は土にまみれ、掘り返されたような墓があった。
 掘り返された墓は無縁塚のようで、住職によると賭博で失敗やらイカサマをしてのたれ死んだ者を弔うための墓であるそうだ。
 天都狐はここが事件の発端の一つだと考え、何か動きがあった時に分かるよう罠を仕掛けてみる。後はその罠にかかるのを待つだけだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

蓮・紅雪
同行者:蝶ヶ崎・羊(f01975)、アイオラ・セレーネ(f00082)

【SPD】
賭博?本で読んだことならあるけれど……全く興味が湧かないわ。
羊はカモられる未来が見える気がするわね……(憐れむ目を向ける)

次の襲撃地はどこかしらね?羊のイタチとアイオラの第六感、頼りにしてるわ。
私はあまり体力に自信がないから、探索の途中で聞き込み出来そうな人から情報を聞き出すわね。
そうね……脅せば口を割る人間は多いと思うわ(脅して訊き出す際は『黒紅の刀』を首元にあてる)
え?怖い……?心外だわ、優しく訊いているじゃないの。

賭博場は多いのよね?被害が広がらないうちにさっさと片付けてしまいましょう。


アイオラ・セレーネ
【POW】主体で行動 蝶ヶ崎・羊(伽藍堂の歌箱・f01975)蓮・紅雪(新雪・f04969)と、共に参加するわ。二人とも賭け事とは縁遠そうね。ロクなことにならないからやめといた方が良いわよ。無駄話はこの辺にしておいて、羊がある程度までイタチで探索範囲を狭めてくれている事に期待して斥候らしく足で稼ぐことになるわ。【第六感】で匂うところに行ってみて、得た情報を羊に連絡する。勘頼りだけれどこれが一番確実そうね。蓮の脅し…もとい聞き込みも考慮して絞り込んで行けば案外早期に見つかるんじゃない?あくまで居場所の特定が目的、余計なことをするつもりはないわ…仕事だもの。


蝶ヶ崎・羊
紅雪さん(f04969)とアイオラさん(f00082)と同行します
『 それほど敵の居場所が巧妙に隠されているのかもしれませんね…しかし博打ですか…え、紅雪さんはエスパーですか?』(カモにされそうと思っていた)
『アイオラさんは博打に詳しそうですね?』(後でお話を聞こうと頭に入れつつ捜索へ)
【POW】で行動します 被害現場を見つければ風イタチの喝殺歌を使用、イタチの鼻を頼りにこん棒鬼の匂いを辿るようお願いします
辿れなくなったなど迷うことがありましたらアイオラさんと紅雪さんの得た情報を纏めながら探します
イカサマは悪いことですが、これはやりすぎです…大本を早く見つけないとですね…。



 蓮、アイオラ、蝶ヶ崎の三人は既に襲撃された賭博場から棍棒鬼の痕跡を探すことにした。
 まず、アイオラが第六感で棍棒鬼の臭いがするものを探す。次に蝶ヶ崎が【風イタチの喝殺歌】を発動し、小刀を咥えた風乗りイタチを20体出すとイタチたちにアイオラが見つけたモノで棍棒鬼の覚えさせ、棍棒鬼の道筋を辿らせていくつもりだ。
 現場でアイオラがわずかに腐臭のするものを見つけると、蝶ヶ崎のイタチたちはその臭いをたよりに地面を這いつくばってゆっくりと賭博場を出て行き、三人はそれを追って賭博場を後にした。
 他の二人と違いこういったことが苦手な蓮は二人に後ろから付いて行きながらも、自分たちを見る現地民を観察していた。
 ある程度街中を進んだ時、不審な動きをしている男を蓮は見逃さなかった。
 不審な男は蓮と目が合うとすぐさま逃げ出そうとするが、猟兵である蓮からは逃げられずすぐさま追いつかれ、首筋に黒紅の刀の刃を当てられる。
「え?ちょっとなんですか猟兵の方っ!?」
「ん。あなたは怪しい動きをしたわ」
「ちょ、可笑しなことをしていたのはそちらさんでしょう!」
「あれがおかしいの?あなたは目があった途端逃げようとしたわ」
「ちょ、そんな事で目を付けられちゃこちらはたまりませんぜ」
 蓮が途中でいなくなったことをアイオラが気づき、アイオラは蝶ヶ崎からイタチを一体借りて蓮のところに来た。
「あ、そこの猟兵の方!ちょっと助けてくだせえ!」
「蓮。どうかしたの?」
 連は呼びかけられて視線を移さず返事に応じる。
「ん。この人怪しい動きしてたわ。目が合うとすぐ逃げたわ」
「それは言いがかりですって。それにそんな大物をぶら下げた方に……ひぃい」
「蓮。流石に下ろしてあげて。聞ける話も聞けなくなってしまうよ」
「うん。分かったわ」
 アイオラの呼びかけによって蓮は刀をしまい、男はようやく解放された。
「た、助かりました……」
 男は首筋の刀が無くなったことで恐怖心からも解放されへなへなとその場に座り込む。
 アイオラが男に手を差し出して立ち上がらせ、代わりに話を聞こうとする。
「えっと代わりに聞くけど、何で逃げようとしたの?」
「それは睨まれたら誰でも……いややましい事はしてないですけども」
「うん。それじゃあ最近夜に鬼を目撃してない?」
「鬼ですかい?……それなら見ましたぜ。鬼どもにしては妙な感じでしたぜ」
「妙な感じ?どうゆう事なの?詳しく聞かせて」
「それ以上は……いや、そのまま話しますぜ。そちらの方が怖いので」
 男の話によると、こうゆう事だった。
 男がある晩、寝ぼけながらも外を出歩いていると酒に酔った男がふらついてたらしい。酔っ払いがいるのは別に何でもないのだがその男からは酒のにおいとともに何故か土や線香のにおいがしたらしく、それに加え周りには腐臭が強くしたとの事。
 男は眠気が覚めてすぐに逃げ帰ったそうだが、夜が明けた後賭博場が襲撃された事を知ったらしい。
 蓮とアイオラの二人は男に礼を言った後、先に行った蝶ヶ崎を追いかける。
 蝶ヶ崎と合流した先にあったのは掘り返され形跡のある近くの無縁塚だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

御剣・刀也
POW行動

イカサマねぇ
イカサマもばれなきゃイカサマにはならん
気付かず身を滅ぼしたこいつ等には同情の余地はないが、賭け事ってのは魔力があるからな。俺も気をつけんと

とにかく歩き回って探す
襲われた賭博場と寺院の位置などから歩き回って次の襲撃に合いそうな賭博場を探す
近くに寺院があると臭いので前もって寺院に行って墓を見せてもらう
掘り返した跡などがあったら次は此処を襲うのかな?と第六感を駆使して見当をつけて前もって賭博場に潜んでおく
「さて、吉と出るか凶と出るか。分の悪い賭けは嫌いじゃない。さて、どうくるかな?」



 とりあえず、現場とその周辺を歩き回る事にした御剣は前回の襲撃現場の近くを歩き回り遠くない所で霊園を見つける。
 そこを怪しいと感じた御剣はそばの寺院へ赴き、墓が荒らされていないかどうかなどを訪ねてみる。
 そこの住職は快く墓場を見せてくれて、霊園の手前の方にある大きな無縁塚が目に留まった。
 その無縁塚は見るからに掘り返された跡があり、いつごろからなのか詳しく聞いてみる。
 住職いわく、無縁塚が荒らされたのは先日だそうで、その晩住職は寝ていたところを弟子に起こされたそうで、弟子が言うには墓場の方から何故かうめき声が聞こえ確認しようにも怖くて住職を起こしたらしい。住職も耳を澄ましてうめき声を聞いたらしくその晩は怯えながら寝る事にしたらしい。夜が明けて見てみると無縁塚に一度掘り返して埋め直した形跡があるだけで何がしたかったのか分からなかったとの事。
 御剣は住職にお礼を言って、近くのまだ襲撃されていない賭博場で張り込みを始める。だがその賭博場に棍棒鬼が来ることはない。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

糸井・真海
賭け事…か。他人のイカサマに付き合う道理は無いが、暇なのでケリを付ける。

SPDを使う。
必殺技で2人に分かれ、聞き込みを効率化させる…ただ黙って俺に従うのは退屈だろう、『真海(まみ)』?
Opus.1による精神制御を俺に集中させ、2人で協力して現場付近から探していく。
幸いお前の方が感性は良いんだ、人相書きもしっかり書けるだろう。

礼儀作法をきちんとしながら、集まってきた情報から、第六感により場所、または対象の見当をつけよう。

容姿のせいで女性に間違われやすい性質もいい加減どうにかしたいが、利用するだけだ。まみと俺が比較されるなら、双子の妹です、とでも言っておこうか。



 糸井は【オルタナティブ・ダブル】を用いて別人格のために分身を作りだして聞き込みを始める。
 真海(まう)が精神を制御に集中しつつ、真海(まみ)が現場周辺にいる周りの人に対し礼儀作法で第一印象を良くして話を聞きまわる。
 しばらくして真海(まみ)が聞いた話をまとめてみると、少しはこの連続賭博場事件の真相が分かった気がしてきた。
 この賭博場襲撃事件は棍棒鬼たちが無差別に賭博場を襲っていたのではなく、誰かしらの黒幕によって引き起こされたのモノだと分かった。
 早速、その黒幕について詳しい情報を得ようと再度聞きまわろうとしてみるが、目撃者はそのほとんどが棍棒鬼についての発言ばかりで問題の黒幕についてはあまり分からなかった。
 だが、棍棒鬼が襲撃するまでの経路は分かったので集まった情報と第六感を頼りに次に襲撃される賭博場の見当を付けてみる。後はその賭博場に張り込んで、その賭博場が襲撃地点だという事祈る他何もない。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

トール・テスカコアトル
【POW】

「トール、体力には自信があるよ。……任せて」

賭博場が有るような暗いところに入るのは、正直怖いけどね。

「……ここが勇気見せ所、だよね」

ずんずん、怪しいところに入って行くよ
逆に考えるんだよ
ビビりのトールが怖いって思う……そこが怪しいでしょ?

「たのもー!ここで、最近、イカサマで殺された人っていますか!」

直球勝負……声とか、震えてないよ?
実際殺した死とがいたらギョッとすると思う
それ見逃さないよ
怖がりには、自分より怖がってる人を察する能力があるのだ

「いいですか、最近話題の賭博場が教われてる事件は、イカサマバレ殺された人が化けて出てるの。……正直に言ったら守ったげる」

いろんな賭博場回ってこうする



「トール、体力には自信があるよ。……任せて」
 若さからの体力と勇気を武器に調べることにしたトール。
 賭博場があるような所は自分とは世界が違うため、入って調べるには正直怖いところではあるが、
「……ここが勇気見せ所、だよね」
 トールは勇気を見せてずんずんと怪しい所を進んでいく。
 ビビりな自分でも怖いと思うところは必ず何かしらある。そう信じて賭博場に遠慮なく入る。
「たのもー!ここで、最近、イカサマで殺された人っていますか!」
 賭博場にいた人たちから見れば行きなり戸を開けるや否やとんでもない事を言い出す少女が現れたと思うだろう。
 賭博場の客の一人の男がトールに近づき話しかける。
「嬢ちゃん。ここは子供が来る場所じゃないぜ。それに入って来て早々なんてことを聞いてくるんだ」
「トールは猟兵だよ!最近鬼が賭博場を襲撃してるから調べているんだよ!」
 トールは声を張って強気を見せると賭博場の人達は顔を見合わせ話始める。
 話しかけて来た男も少し驚き考えた後話し始める。
「そうか。じゃあ猟兵の嬢ちゃん一つ良い事を教えてやる。悪い事をしたら罰を受ける、それはお嬢ちゃんも分かっているだろ。イカサマは悪い事だから当然ばれたら罰を受ける。ここから先は賭博場によりけりだがイカサマに限らず悪い事をしたら罰を受けるのさ。その罰は最悪死ぬこと意味する。いいか?賭博場で悪い事をしたら最悪問答無用で死が待っているのさ。そう好き好んでやるやつはいないと思うが死んだやつをいちいち覚えていないのさ」
 トールはその男から情報を得る事は出来なかったが話を聞いていた別の客からは死んだ人の話を聞かせてもらい情報を得る事に成功する。
 その後まだ残っている賭博場をいくつか回った帰り道、自分の知らない世界には自分知らないルールと恐怖があると思いながらトールは戻って行った。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『棍棒鬼』

POW   :    鬼の金棒
単純で重い【金棒】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    怨念疾駆
自身の肉体を【怨念の塊】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    死武者の助太刀
【落ち武者】の霊を召喚する。これは【刀】や【弓矢】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御剣・刀也
ああ、やっと荒事か
地点の予想とかそういったのは苦手だが、荒事は別だ
溜まった鬱憤、てめぇらにぶつけてやるぜ

鬼の金棒は威力が乗り切る前に間合いを詰めて鍔迫り合いに持ち込んで威力を殺しつつ、体を崩してその隙に斬り捨てる
怨念疾駆で移動しようとしたら移動先を読んで先回りし、変化が終わったタイミングで斬りかかって斬り捨てる
落武者の霊を召喚されたら、刀で邪魔しようとするのがいるなら倒しつつ突っ込み、弓矢は集団で撃ってこない限り無視する
「イカサマもバレなきゃイカサマじゃないとはいえ、バレたら仕方ねぇな。それを恨むのは筋違いだ。死ぬのが嫌だったら最初からイカサマなんてしてんじゃねぇよ」



 襲撃場所の予想を外してしまったが仲間の知らせにより何とか襲撃地点に間に合った御剣。
 御剣は戦場外から抜刀したまま棍棒鬼の一体に目を付け懐に飛び込み、【剣刃一閃】で切り伏せる。
 後ろから棍棒鬼が【鬼の金棒】で押しつぶそうとしても、鍔迫り合いに持ち込んで突き飛ばしこれもまた【剣刃一閃】で切り倒す。
 御剣は襲い掛かって来る棍棒鬼を次から次へと切り伏せていき足元を血の海と鬼の地に変えていく。
 この御剣の殺陣を真似できるのはせいぜい同じかそれ以上の能力を持った猟兵かテレビの中くらいで、ユーベルコードを持たないサムライエンパイアの侍では真似することは出来ない。
 辺り一面を赤く染めたところで御剣は残った鬼どもに叫ぶ。
「イカサマもバレなきゃイカサマじゃないとはいえ、バレたら仕方ねぇな。それを恨むのは筋違いだ。死ぬのが嫌だったら最初からイカサマなんてしてんじゃねぇよ」
 新たに御剣に襲いかかて来た二体の棍棒鬼は【剣刃一閃】でまとめて切り伏せられた。

成功 🔵​🔵​🔴​

トール・テスカコアトル
「トールはね、喧嘩は嫌いなんだよ」
怖いからね
「でも……結構、喧嘩は得意なんだ」
『ニギ=アラ』から、グングン力が湧いてくる
鬼さん怖い……怖いからこそ、勇気は燃える
「かかってこい!トールが相手だ!!」
バトルアックスを構えて、真正面から棍棒鬼に立ち向かう
辛いとか、悲しいとか、そんなの、【勇気】で全部受け止めて、打ち払ってあげる
「食らえぇーーー!グラウンド!クラッシャーーー!」
振り下ろされる棍棒に、こっちも渾身の一撃を叩きつけるよ
棍棒どころか、体も魂も粉々に砕いちゃうくらいパワーを込めて
恨みも怨みも、ぶっ飛んでどうでもよくなるくらい、理不尽な力で
「次があったら、真面目にやるんだよ。……きっと楽しいよ」



「トールはね、喧嘩は嫌いなんだよ。でも……結構、喧嘩は得意なんだ」
 トールは神秘の結晶『ニギ=アラ』のチカラで勇気を力に変え、容姿に見合わぬバトルアックスを振り回し怖い鬼たちに立ち向かう。
「かかってこい!トールが相手だ!!」
 トールは襲い掛かって来る鬼たちが放つ感情を全て自分の勇気で受け止めて豪快に薙ぎ払う。
「食らえぇーーー!グラウンド!クラッシャーーー!」
 トールはバトルアックスを思いきり振りかぶって【グラウンドクラッシャー】を棍棒鬼にかます。また、その余波によって起きた斬撃波は大地を割り一直線上にいる棍棒鬼すらも真っ二つにした。
 バトルアックスを振り回し、豪快かつ無慈悲な力を振るトールはまさに弱者を喰らう赤き龍であり、それを見ることが出来るのは勇気のある者だけだろう。
 気が付けばトールの周りには棍棒鬼であっただろう残骸といくつもの交差する大地の割れ目、巻きまれて倒壊した家屋しかなかった。
「次があったら、真面目にやるんだよ。……きっと楽しいよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

白木院・雪之助
「まったくイカサマをして死んだのであれば自業自得というものである。それで恨んで他の者を襲うなどもっての外じゃな」

というわけで神さまたる我がこの事件を解決すべく颯爽と登場したわけであるぞ!

鬼がなんじゃ、落ち武者の霊がなんじゃ。こちらには我がしもべたる雪だるまがおるぞ!
一体の力が弱くとも、小さくとも数が居る。雪だるまと共に氷の【属性攻撃】にてお主らを氷漬けにしてやろうぞ!
もし敵がこちらに攻撃してくるなら【マヒ攻撃】の【呪詛】の効果があるお札を【投擲】して動きを止めてやろう。



 棍棒鬼が賭博場を襲うことに対して説教を喰らわせたい白木院。
 だが棍棒鬼たちにその思いは伝わらない。それであるならば、
「『行け、我がしもべたちよ!』鬼がなんじゃ!落ち武者なんじゃ!こちらには我がしもべたる雪だるまがおるぞ!」
 大量の雪ダルマ召喚し、個々の力は小さくとも白木院と雪ダルマたちは氷の属性攻撃で鬼どもに立ち向かう。
「我が僕どもよ!行くぞ!」
 白木院はまず雪ダルマたちと共に周りの足元を凍らせる。路面を凍結させることによって鬼どもの機動力を削ぎながらも自分達の機動力を上げていく。鬼どもは足が地面にくっつき歩きにくくなったモノ、くっ付かなかったとしても路面凍結で滑るなどしてしまう。
 これでは鬼どもは戦うどころではなくなり落ち武者を呼び出すが、落ち武者たちもも同じことだった。
「よし!ではかかれー!」
 白木院たちは凍結した路面をスケートのごとく滑り、動けない鬼どもを凍らせていく。戦場に適応して襲って来るものがいれば、白木院が痺れる呪詛を織り込んだ札を素早く貼りつけた後すぐさま凍らせる。
 あっという間に白木院がいる辺り一帯はまるで氷の森が出来上がった。
「まったくイカサマをして死んだのであれば自業自得というものである。それで恨んで他の者を襲うなどもっての外じゃな」

成功 🔵​🔵​🔴​

蓮・紅雪
同行者:羊(f01975),アイオラ(f00082)

……弱そうね(ため息ひとつ)そうね、サクサクいきましょう。
アイオラが追い立ててくれた鬼をまとめて【妖剣解放】の衝撃波で切り刻むわ。
弾力のある体みたいだけど……私の刀で斬れないと思った?(言いながら斬撃を放つ)
返り血なんて浴びるものですか。
羊とアイオラが援護してくれるから安心して斬り込めるわね。
もしアイオラが装填中に鬼がそちらへ流れたら、殺気と呪詛でアイオラの恐怖攻撃を援護するわ。
みんなで協力すれば、何てことないわね。


アイオラ・セレーネ
POW主体で行動
羊(f01975)蓮(f04969)と同行
巣を突いたら間抜けがわんさか出てきたわね。さて、キツネ狩りを始めましょう。
蓮が斬り込んでくれるみたいだから。私は囲んで処理しやすいように羊と追いたてようかしら。UC【霊術と魔力の封殺】で相手の行動を阻害、と蓮が動きやすいよう援護が同時に出来そうね。基本は回転式拳銃【絶死6・S・D】での援護になりそうだけれど、いざ装填中に狙うおつむがある鬼が来たら…【神契りマチェット】に切り替えて私も前衛に参加するわ。その場合【恐怖を与える】で怯んでくれるといいのだけれど。ダメなら【傷をえぐる】で1匹、見せしめに惨殺してやるわ。あまり長引かせたくないの。


蝶ヶ崎・羊
紅雪さん(f04969)とアイオラさん(f00082)と同行
間抜けと侮ると敵は付け上がりますよ…なんて無用の心配でしたね
では、サクサクと狩っていきましょう

まずはアイオラさんと敵を一纏めになるように風の【属性攻撃】で誘導します
追い立てた時に輪から抜けた敵がいたら鎌鼬で【二回攻撃】して確実に攻撃していきたいですね

敵が味方を攻撃しようとした場合【オーラ防御】を纏って【かばい】ます。 もし攻撃がPOWまたはWIZの場合はUCを発動。敵の技を奪います。
奪えたなら早速使用して敵を凪ぎ払ってしまいましょう
「彼女達はオレの店の常連様です。攻撃は許しません。」



「弱そうね……はぁ……そうね、サクサク行きましょう」「間抜けと侮ると敵は付け上がりますよ…なんて無用の心配でしたね」「キツネ狩りを始めましょう」
 紅雪、羊、アイオラはスリーマンセルで棍棒鬼退治を始める。
 先に羊とアイオラが動き、羊が風でアイオラが絶死6・S・Dの射撃で鬼どもを一か所に誘導する。
 鬼どもも抵抗のために落ち武者の霊を呼び出し自分らも伸縮性のある肉体に変えるものの、落ち武者の弓矢の攻撃は羊の操る風で防がれ伸びる身体もアイオラの神契りマッチェットで切り刻まれてしまう。結果鬼どもは猟兵二人によって一か所にまとめられ、待ってましたと紅雪が【妖剣解放】を発動する。
「弾力のある体みたいだけど……私の刀で斬れないと思った?」
 紅雪が黒紅の刀を抜刀し放った斬撃波は複数の棍棒鬼を上と下に綺麗に分けた。その鬼どもの光景はまるで居合で斬られた的のようであり切り口も鮮やかであった。
「長引かせるのは良くないわ。さっさと終わらせましょ……『呪言と福音に差異はない。全てに等しく価値はない!!静謐をここに…霊術と魔力の封殺!!』」
 アイオラの呼びかけと詠唱を合図に二人は動きを変える。
 アイオラが【霊術と魔力の封殺】を発動して敵を次々に撃っていきユーベルコードを封じていく。次に紅雪が【妖刀解放】の勢いのままに封じられた鬼どもの合間をすり抜けすれ違いざまに次々と斬っていく。
 鬼どもは高速で動く紅雪に触れることはおろか近づくだけで斬られてしまうため攻撃が出来ずせめてユーベルコードを封じて来るアイオラにと集中して襲い掛かる。
「彼女はオレの店の常連様です。攻撃は許しません」
 鬼どもの攻撃が集中するアイオラの盾になるのが羊の役目。アイオラに迫りくる攻撃をオーラを纏った羊が防ぎ、羊の拳銃である鎌鼬の二点バーストで鬼どもを切り刻んでいく。
「『そんな興味をそそられる技を魅せられたら、お借りしたくなるではないですか』」
 羊は続けざまに【奪い喰らう略奪の牡牛】を発動し、鬼どもをまとめる際に攻撃を防ぎ魔導書に保存しておいた棍棒鬼たちの【死武者の助太刀】を模倣する。それによって落ち武者の霊を召喚し、落ち武者の霊も羊の指示の下鬼どもを迎撃する。
 その後も三人の連携によって鬼どもは倒されていった。紅雪は妖刀の怨念の赴くままに、アイオラは拳銃からラチェットに切り替え手負いの鬼の傷をえぐるように残虐に、羊は他の二人の盾となりながらも拳銃で鬼を切り刻んで。
 鬼どもが大方倒された時には三人とも息を切らしながら、紅月は返り血一つ浴びず刀も鬼の血で穢れることなく、羊は少々小さな怪我が見えるものの平然として、アイオラの足元にはいくつもの鬼が惨殺され山が築かれていた。
「あっけなかったわね……みんなで協力すればなんてことないわ……」
「そうね。でもまだ黒幕が残っているわ」
「たとえ黒幕がどんな方であろうとも、お二方にはこのオレが傷一つ負わせません」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『遊び人の与太郎』

POW   :    酒狂
【酩酊状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    博徒
【賽を二つ振って出た目】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【出目×100枚の一文銭を降り注がせること】で攻撃する。
WIZ   :    女衒
【絶世の美女】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠上崎・真鶴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御剣・刀也
遊び人のの割に随分と喧嘩慣れしてるな
まぁいい。お前が喧嘩慣れしてるなら喧嘩の流儀で相手してやる
命のやり取り、になるがな

酒狂で超攻撃力と超耐久能力になったら、素早く間合いをつけるのではなく、ゆったりとした緩の動きといきなり早く動く急の動きで距離を詰めて斬り捨てる
博徒で銭が降って来たら気にすることなく一気に突っ込んで銭が振り切る前に斬り捨てる
女衒で、女性が現れたら邪魔をするならすり抜けて動いて、他の面子の邪魔をするなら無視して与太郎を斬り捨てる
「大の男が女の力何て借りてるんじゃねぇよ。男なら自分の腕っぷしで勝負しな」



「喧嘩慣れしているのなら相手してやる。命のやり取りなるがな」
 獅子吼を引き抜いたまま敵を見据える御剣。敵の間合いを見定めて……隙を見つければ斬りかかる。だが敵に御剣の斬撃は当たらず代わりに軌道の読めない攻撃に御剣は苦戦する。
「くっ、こいつのらりくらりとしてやがる。思ったより喧嘩慣れしてやがるな……いやそうゆうことか」
 御剣は敵の読めない動きが酒に酒によるモノだと気付き、再度間合いを取ってタイミングを見定める。
(こんなところで苦戦したら剣士の名折れだな。相手に本気を出させなきゃこれで勝っても意味はない)
 御剣は敵に剣を構えたまま精神統一して心を落ち着かせ、剣を上に上段の構えを取る。
(数打てば当たるじゃ勝てねえな。なら一撃に全力をかけてやるしかねぇ!)
 次の一撃に全力をかける御剣の意思に敵も気づいたのか手に持つ酒を飲み始めより深く泥酔する。
「この一撃に全てをかける……『この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!』」
 目を見開き放った【雲耀の太刀】は敵を捕らえ得て、大きな一撃となった。

成功 🔵​🔵​🔴​

白木院・雪之助
真の姿:勾玉の首飾りの一つ目の【封印を解く】。抑えていた妖力が少し溢れ尻尾が3つになる

「ふん、お主が黒幕のようであるな。ならば倒すまでのことである!」

炎の【属性攻撃】にて【ウィザード・ミサイル】を撃つ!
相手が術を扱うようなら【破魔】の札を【投擲】じゃ!
それでも美女が現れたなら【マヒ攻撃】の【呪詛】の札にて足止め

この我が攻撃など当たることなどない。遠くから一方的にやるのみである
卑怯? お主には言われたくないであるな

(アドリブOK)



 事件の黒幕である遊び人の与太郎と対面し、全力で挑むことにした白木院。首飾りにある勾玉の一つの封印を解き、抑えていた妖力の一部を解放。それにより尾が三本になり、白木院の体つきや顔つきも少し成長したように見える。
「ふん、お主が黒幕のようであるな。ならば倒すまでのことである!」
 白木院は遠慮なく【ウィザード・ミサイル】を発動。妖力を解放したことでいつもより炎が強まった大量の矢がオブビリオンに矢じりを向けて生成される。
 オブビリオンは咄嗟に手に持っている徳利を振り回し、中に入っている酒をぶちまけ始める。
「何を血迷ったか。そのようなことをして何になる!」
 白木院はオブビリオンの行動の意味が分からないまま【ウィザード・ミサイル】を敵に当てる。すぐさま敵は矢の餌食となり火だるまと化し転げまわる。
「ふん。どんなものじゃ……何かこげくさい……えっ!?あちゃちゃちゃっ!」
 突如白木院の尾が燃え慌てふためく。白木院はすぐさま敵と距離をとり鎮火、さっきまで自分がいた場所を見てみると敵がいるところから自分がいたところまで死角を通って火の線が這っていた。おそらくオブビリオンがぶちまけた酒が白木院のユーベルコードで引火して自分の尾に燃え移ったところか。
「見かけによらず頭の回るやつじゃ……うん?何故一般人がここにいるのじゃ!?逃げ遅れたであるか?」
 白木院は戦場となった賭博場の物陰で綺麗な女性を見つけて、すぐさまそばに駆け寄る。賭博場には鬼が襲撃する前に客を全員避難させたはずなのだが。
「大丈夫であるか?それにしても別嬪さんである。花魁であってもおかしく……って!騙されるかぁ!」
 白木院は女が敵のユーベルコードであることに気付き、お札を叩きつける勢いで貼りつける。
「ぜぇ……ぜぇ……危うく虜にされるところだったのである」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

トール・テスカコアトル
「要するに、貴方が鬼さん達をけしかけてたって事かな」
……戦いは、何時だって怖い
けど
「ちょっと怒ったよ……変身!」
『説明しよう!勇気をもって恐怖に打ち克ち、正しい怒りを奮う時!トールは勇気の戦士へと覚醒するのだ!』
「トールの勇気は……洞察力」
先ずはじっくり、観察する
……この人の反応は感覚任せ
「なんで、こんな事したの?」
ゆっくり近付く
「イカサマは悪い事。……それで死んだ人の恨みを晴らすため、とか?」
反応に引っ掛らないようゆっくり触れて
「死んだら、もうお休みなんだよ。……起こしちゃいけないんだ」
トールの勇気は攻撃力……輝け、ブレイブ・リング
瞬時に勇気をエネルギーに変えて、注ぎ込んでやる

……おバカ



「要するに、貴方が鬼さん達をけしかけてたって事かな」
 敵を見据えるトール。敵は人型だが、溢れる気は人のモノではなく凶悪なオブビリオンのモノだ。
「ちょっと怒ったよ……『変身!』」
 トールは敵への恐怖心に打ち勝ち勇気と怒りを力に変えて勇気の戦士ブレイブトールに姿を変える。
「トールの勇気は……洞察力」
 トールはまず敵の動きを伺う。お互いに間合いを取りつつ、ブレイブトールは拳を構え敵は酒を飲んでタイミングを謀る。
 先に動き出したのはオブビリオンの方だった。オブビリオンは【酔狂】により泥酔状態になったことで見た目に似合わぬ怪力のパンチをブレイブトールに喰らわせる。
「なんで、こんな事したの?」
 ブレイブトールに生半可な攻撃は通用しない。引きつった敵の顔にブレイブトールのジャブ。敵の顔はひしゃげた。
「イカサマは悪い事。……それで死んだ人の恨みを晴らすため、とか?」
 続けてブレイブトールのターン。敵の腹に向けてキック。敵は数メートル軽く吹き飛んだ。敵は立ち上がるがその間にブレイブトールはゆっくり詰め寄る。
「死んだら、もうお休みなんだよ。……起こしちゃいけないんだ」
 再度ブレイブトールのターン。敵のターンが来ることはない。ブレイブトールのアッパーカット。敵は十数メートルの高さまで撃ち上がり落ちて来る。だがこれまでの攻撃はブレイブトールの全力ではない。敵が落ちて来るまでの間、ブレイブトールは右の拳に力を溜め、ブレイブ・リングを輝かせる。凍てつく台詞と裏腹に太陽のごとき渾身の熱い右ストレートを敵に喰らわせる。
「――おバカ」

成功 🔵​🔵​🔴​

天都狐・華夜
「目標捕捉、攻撃開始。」
「そういえば、サイコロでのイカサマのペナルティは、サイコロの目の数だけ刺して両目を刳り貫いてそこに代わりのサイコロを入れて簀巻きにして土座衛門にするでしたか……まぁ跡形も残す気はないんですけど」
狙撃位置に付きました。
【スナイパー】【2回攻撃】【地形の利用】【カウンター】を用いて、長距離狙撃を試みます。
第一射を10秒チャージで発砲後、射撃位置を変更してフルチャージで発砲する。

共闘可(共闘時【援護射撃】追加)



 オブビリオンを遠距離狙撃することに決めた天都狐は狙撃ポイントを探し始めた。
 近くの火の見櫓を狙撃ポイントとして見定めるとすぐさま上り、敵の位置と次の狙撃ポイントを見定める。
「敵はあちらで、ここで狙撃したら……あちらにしましょう」
 天都狐は狙撃ポイントを決めると手早くバスターライフルを組み立て、攻撃を開始する。
「目標捕捉、攻撃開始。『MODナンバー05起動、バスターライフルへの接続を確認。連装爆縮機構の稼働開始を確認。各チャンバー正常加圧中……発砲準備、よし。』」
 天都狐はエネルギーを十秒だけチャージし、敵に【対装甲戦術:集束攻勢】を放つ。
 目標には見事命中し、すぐさま次のポイントに移る。
 天都狐は火の見櫓を素早く降りて次の狙撃ポイントに向かう途中、路地裏で突如後ろから何者かに襲われる。
「っ!?何ですか!このっ!」
 天都狐が振り返るとそこには絶世の美女がいた。男性であれば骨抜きに女性であれば憧れと思えるほどの。
「なるほど。あのオブビリオンのユーベルコードですか」
 天都狐は美女の正体を見破り対峙する。このユーベルコードを倒さなければ次の狙撃は出来ない。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

蓮・紅雪
同行者:羊(f01975),アイオラ(f00082)
何故こんなことをしたのか気にはなるけれど、あなた自身に興味はないわ。

私は今回、後方支援に徹するわね。
【氷斬炎舞】で雪華と紅雨を召喚して羊とアイオラをフォローしましょう。
雪華と紅雨の連携攻撃は凄まじいわよ。あなたに避けられるかしら?
戦闘が激化するようならUCを解いて黒紅の刀を振るうわ。
この場合もフォローに徹して、みんなが攻撃しやすいように立ち回るわね。

(撃破に成功したら)さあ、羊のお店に帰って読書の続きを楽しみましょ……って、羊?まだ憑依されているの?(峰打ちして元に戻す)


蝶ヶ崎・羊
紅雪さん(f04969)とアイオラさん(f00082)と同行
『イカサマに怨みがあるのかもしれませんが、貴方の行為はやり過ぎです』

攻撃にまわります
相手の間合いに近づけばUC発動
黄衣の王に変身し、黒幕もWIZの美女が出た場合も平等に風の【属性魔法】で切り刻みましょう

紅雪さんのフォローを無駄にしないよう【戦闘知識】を活用して絶好のタイミングを見極め【全力魔法】を当てます

黒幕の攻撃はできるだけ【見切り】たいですね

神は人によって化物に見える…ならばあえて化物のように派手に攻撃して此方に気を向けさせてあわよくば周りに被弾させないようにしたいところ
(撃破後)『ナカナカ…脆くも強かでア…いたた…すみません…』


アイオラ・セレーネ
POW主体で行動 羊(f01975)蓮(f04969)と同行
はぁ……(紺碧の瞳が猩血に濁る。)お前は散々手間をかけさせてくれた。こんなくだらない動機で私の仕事を増やした…。気狂いと正面からやり合うほど私はバカじゃない。酒狂で能力の上昇を見たら理性的に往なせばいい。銃は味方のフォロー以外には使わず援護がある以上は強気にマチェットで斬り込むことにする。【殺気】を惜しむつもりもない。動けない蓮のフォローは【早業】で撃てば間に合うか。数をかけてるんだ…隙を見せた時にUC「叛逆と撃滅の狼煙」を使用して切り崩しておきたい。邪魔するなら……女もまとめて斬り殺す。
(撃破に成功した場合)「地獄で詫びてこい。」


糸井・真海
呆けている間に事が随分と進んだじゃないか。ここは一つ俺がお前に裁きを下してやろう。
酒乱だろうが悪は悪。お前も等しく過去に還るがいい。

真の姿を使う。開幕黒風凱装で自己強化し、酒狂に対抗しよう。
不規則には不規則を。武器受けと第六感で防御しつつ、フェイントを駆使して闇の剣Cantare.で斬りつける。
深い闇に落ちるだけじゃない…毒使いで予め刃に塗ってある毒を染み込ませ、回らせる。
刻々と近づく死に恐怖しろ。

とどめはCoda。傷口を抉り生命を啜る事で確実に終わらせに行く。

真の姿は人形のような神秘さを秘める、白髪の男の子、といった感じだ。

「運命が転がるよりも早く、お前の生命を弄んでやるよ」

アドリブも歓迎だ



「運命が転がるよりも早く、お前の生命を弄んでやるよ」
 糸井はそう言いながら真の姿を解放し【黒風凱装】を発動して大きな黒い旋風を身に纏う。その姿は肌や髪が白くまるで生気のない男の子の人形のような姿だった。
「お前も等しく過去に還るがいい」
 糸井は冷たくオブビリオンにそう呟いた。

 糸井と同じタイミングでアイオラ、紅雪、羊も黒幕のオブビリオンの戦いに入る。
「はぁ……お前は散々手間をかけさせてくれた。こんなくだらない動機で私の仕事を増やした…」
「何故こんなことをしたのか気にはなるけれど、あなた自身に興味はないわ」
「イカサマに怨みがあるのかもしれませんが、貴方の行為はやり過ぎです」
 先の棍棒鬼の戦闘で疲れきった紅雪は後衛に回り、代わりにアイオラと羊が前衛に回る。
「『おいで、雪華と紅雨。あなた達の力が必要なの』」

 糸井は闇の剣、紅雪は氷狼と炎狼を呼び出し、アイオラはマチェット、羊は敵との間合いに入るとようで、対するオブビリオン遊び人の与太郎は絶世の美女を呼び出し最も深く泥酔した状態で猟兵たちに挑む。

 最も早く動いたのはオブビリオンの方だった。オブビリオンは美女をアイオラと羊の方に向かわせ、自分は糸井に殴りかかる。
 糸井の方は敵の拳を剣で受け止め、返し技でそのまま斬り込んでいく。糸井の攻撃に傷を与える意図はない。予め剣に塗った毒を敵の身体に擦りこませ回るのを待つだけ例え敵がタフでも毒が回れば一たまりもないという予想の中で。

「『邪悪なる皇太子よ…黒き湖から我が歌を頼りに、我が身に顕現したまえ』」
「邪魔するなら……女もまとめて斬り殺す」
 羊は敵の間合いに入るとその身を依代として黄衣の王を顕現させ、風を操り斬り刻んでいく。ともにアイオラも強気にマチェットで理性的でありながらも殺気に満ちた連撃を美女の身体に刻み込ませていく。
 美女は簪と煙管の煙で対抗していくが、簪はアイオラと炎狼によって即座に切り刻まれて灰となり、煙の方は風を操る羊によって切り払われて氷狼に凍らせられ砕かれてしまった。
 そのまま氷狼に足を凍らされてしまった美女に狂気と殺気によって生み出される斬撃は到底耐えきれるものではなく瞬く間に結った髪は解け短くなり、綺麗で豪華だった服も破け布きれのゴミとなり、傷一つ無かった身体は瞬く間に斬り傷だらけ、むしろ全身が赤く染まる。美女は顔を崩さず力尽き消え失せていった。

 美女は倒され一人となり、四人の猟兵を相手取ることになったオブビリオンは理性を既に失ってしまっているため倒されるのも時間の問題だった。
 後ろに控える猟兵が操る狼に対しては問題ない。酒が回りきった肉体に感覚はないため暑さも寒さも感じず、凍らせられたとしても肉体の熱と力ですぐにどうにでも出来る。
 問題は他の三人の猟兵だ。一人は深くは斬りこまないが毒を塗ってあるようで痛みは感じないものの身体が意識に少しずつ間に合わなくなってきている。もう一人は小さいナイフで攻撃してくるが何かを狙っているように思える。最後の一人は何なんだ?この世のモノであってこの世にいてはならない何かだ。あれは猟兵じゃない。むしろこちら側の何かだ。

 オブビリオンは四人を相手にしていくが、度重なる斬撃と糸井の毒で対応が間に合わなくなっていく。そしてついに限界が来てそこをアイオラと糸井に目を付けられてしまった。二人は同じタイミングで挟み込むように接近しトドメのユーベルコードを発動する。
「『不死を殺すはこの一刀。お前の血から全てが始まる。叛逆と撃滅の狼煙!!』」
「『終わりだ。ただ終わりのみが、お前の認識するべき真実だ』」
 アイオラの【叛逆と撃滅の狼煙】と糸井の【Coda】を受けたのを最後にオブビリオンは倒れ伏し消えていった。
「地獄で詫びてこい」
 アイオラの言葉を骸の海の土産に持って行って……。
「さあ、羊のお店に帰って読書の続きを楽しみましょ……って、羊?まだ憑依されているの?」
「ナカナカ…脆くも強かでア…いたた…すみません…」
 羊は紅雪に刀で峰打ちされて元に戻る。羊は紅雪とアイオラに支えられ、三人は羊の経営する店に帰って行った。
 糸井も姿を戻しどこかに去って行った。

 
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月30日


挿絵イラスト