バーチャルハイウェイを突き抜けろ!
バーチャルこそ、渋滞なんてものは、避けて欲しいものなのだが……。
「いったい、どうなってんだよ、もう!」
「私達、30分はここにいるわ……」
「ちょっとぉー、早く動いてよ! バーゲンセールに間に合わなくなっちゃうじゃない!」
「おい、お前ら、そこをどけっつってんだろっ!!」
この渋滞に巻き込まれた者達は、イライラもピークに達しようとしていた。
「すみませんねえ! もう少しで開きますので。もしよければ、皆さんには、お詫びの品を後程、お送りしますので、もうしばらくお待ちください」
この道を封鎖しているロリータがぺこりと頭を下げた。
「……ああ、うざったい。なんであたしがこんなことしてんのよ。さっさとこいつら血祭りにすればいいんじゃね?」
彼女の呟きは苛立つクラクションの音にかき消された。
「皆様、ようこそお越しくださいました。皆様には、サイバーザナドゥに向かって、バーチャル世界へと入っていただきます」
そう告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)だ。
「どうやら、メガコーポの傘下に入っているクリスタ・コーポが、巧妙に隠蔽してきた犯罪行為の証拠データを、サイバースペース内に漏洩してしまったようなんです。そのせいで、一部のバーチャルハイウェイが大渋滞を起こしているようなのです。皆様には、その渋滞を引き起こしているハイウェイを突き抜けて、先頭車両の先へと赴き、漏洩しているデータの回収をお願いしたいのです」
リズは続ける。
「渋滞を引き起こしてはいますが、バイクであれば、渋滞している車の横から先へと進めるようです。また、上空はガラガラですので、そちらももしよければ、ご利用ください」
そうリズは説明した。
「渋滞の先へ向かえば、事態に対応しているシェルタードや、それを指揮しているキラー・ロリータが皆様を阻んできます。彼らを蹴散らして、彼らが隠そうとしているデータを奪って来てください」
それが、今回の目的となる。
「このデータを奪うことができれば、いずれ巨大なメガコーポに一矢報いれるかもしれませんわ。皆様、気を付けてデータを奪って来てくださいませ」
そういって、リズはサイバーザナドゥにあるフリーポータルの場所へと、猟兵達を案内したのだった。
柚葵チハヤ
どうも、こんにちは! 柚葵チハヤです。
今回は、新世界サイバーザナドゥからのお届けです!
渋滞の先にあるデータを手に入れるため、ハイウェイを駆け抜け、警備している者達を蹴散らしてくださいね。
1章は、ハイウェイを駆け抜けていただきます。記載されている方法以外でも、問題ありません(バイクで駆け抜ける等)ので、渋滞から抜け出していただければと思います。
2章は、「箱入り娘」に相当する英語慣用句から、コードネームがつけられたシェルタードとの戦いとなります。大量にいますので、ご注意を。
3章は、キラー・ロリータとの戦いとなります。ラスボスですね。ここで仕留めれば、最後にデータを奪えますので、頑張ってくださいね!
1章は断章なしで進みます(他は状況を見て追加します)。公開後、すぐに募集いたしますので、ぜひ来てくださいね。
また、複数で参加の際は、お相手の名前やID、グループ名等をお忘れなく。
それでは、新世界でのサイバーなプレイング、お待ちしていますね!
第1章 冒険
『立ち往生するハイウェイ』
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POW : ●『車を持ち上げてスペースを作る』
SPD : ●『車列の間や防音壁の上、果ては空を進む』
WIZ : ●『使い魔を先行させたり、周囲の人に聞き込んだり、情報収集をする』
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
儀水・芽亜
あらあら、未来世界というから、空飛ぶ車とかあるかと思いきや。
それでは、渋滞を越えていきましょう。ナイトメアライドで、止まった車の屋根やボンネットを足場に、飛び石よろしく駆け抜けていきます。
ふむ、やはり飛べる方の速度にはかなわないようですね。
その代わりと言っては何ですが、周囲の景色を「審美眼」で眺めてみましょう。
私の美学にかなう光景でしょうか? 私の好みは、完全に秩序だっているよりは、アクセントとなる破れ目があるくらいがよいのですが。
さて、そろそろ渋滞最前線でしょうか。
通行止めにしている警備員さんを飛び越えて、問題の場所へと降り立ちましょう。
「あらあら。未来世界というから、空飛ぶ車とかあるかと思いきや……」
目を覚ますと、そこは驚くほど渋滞に巻き込まれているハイウェイの側だった。
バーチャル世界だというのに、このリアルと変わらない状況。
そのことに、儀水・芽亜(共に見る希望の夢・f35644)は、驚きを隠せないでいるようだ。
「それでは、渋滞を越えていきましょう」
だが、これで怖気づく訳にはいかないのだ。芽亜はさっそく。
「さあ、誰から《悪夢》の蹄にかかりたいのかしら?」
ナイトメアライドを発動させ、自身の身長の2倍の純白の白馬型来訪者『ナイトメア』を召喚し騎乗、止まった車の屋根やボンネットを足場にして、飛び石のように軽やかに駆け抜けていく。
「ふむ、やはり飛べる方の速度には、かなわないようですね」
しかし、馬の駆ける速度は人以上だ。
代わりと言っては難だが、辺りを様子を見回す。
その様子は、まるで近未来の都市。有象無象に張り巡らされれているハイウェイに、自動で動く歩道に乗って、街を行き来する人々。
地震が来ても倒れはしないだろう、高層ビルの群れ。
バーチャルの世界といえども、リアルを周到しつつ、リアルの枠外の規模を誇っている様子。
また、他のハイウェイは、渋滞しているハイウェイとは異なり、ものすごいスピードで走っていた。
「なるほど……あのスピードだったら、渋滞させられたら溜まったものではありませんね」
作り物の世界を興味深そうに眺めていると、はるか遠くに渋滞の先が見えてきた。
「さて……もうすぐ、渋滞最前線でしょうか」
近づいてくる目的地を前に、芽亜は改めて気を引き締めたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
スピネル・クローバルド
アドリブや他猟兵との連携歓迎
■心情
ハイウェイを駆け抜けるのですか、楽しそうですね。
私も、空を飛ぶユーベルコードを持っていますし、それを試してみましょう。
そして、メガコーポの犯罪証拠のデータは必ず手に入れて
メガコーポに大打撃を与えて見せましょう。
■行動
ステルス・ハンティング(UC)を使用して進みますね。
私の場合は、590km/hという超スピードでの飛翔が可能なので
主に渋滞していない空中を選んで進んで行きますね。
「やっぱり空を飛んだ方が楽で良いですね」
【瞬間思考力】も駆使して渋滞の車に衝突しない様
障害物を判断して、避けつつ進みますね。
「このくらいのスピードなら、すぐに目的地に到着できそうですね」
「ハイウェイを駆け抜けるのですか、楽しそうですね」
うきうきとこの地にダイブしてきたのは、スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)だ。
「私も、空を飛ぶユーベルコードを持っていますし、それを試してみましょう」
さっそくスピネルは、ステルス・ハンティングを使って、見えづらい姿になり、ふわりと飛び上がった。
そして、弾丸のようなスピードで一気に目的地までの距離を詰めていく。
「やっぱり、空を飛んだ方が楽で良いですね」
渋滞に巻き込まれた人々は可哀そうではあるが、ここは仕方ないのだ。
それにちょっと、眺めもいい。ご機嫌で空を飛んでいく。
もちろん、もの凄いスピードで突き進むため、うっかり渋滞の車らを巻き込まないよう、瞬間思考力も駆使して、障害物を判断し、避けていくことも忘れない。
「このくらいのスピードなら、すぐに目的地に到着できそうですね」
途中、芽亜と白馬の姿も見えたが、あっという間に横をすり抜けていった。
「メガコーポの犯罪証拠のデータは必ず手に入れて、しっかり大打撃を与えて見せましょう」
いち早く目的地へとたどり着き、スピネルは、音もなく、優雅に着地して見せたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
レイ・アウレーゼ
やっぱオレならバイクだろ。
よし、行くか!
車列の間を走り、時には前と後ろの車の間をくぐり抜けながら道を見付け一気に走り抜ける。
とにかくさっさと敵の所に行ってぶっ倒せばいいだろ?
ハッ、首を洗って待ってろよ!
・連携アドリブ大歓迎
「いやはや、こりゃ……見事な渋滞だな」
思わず、そう声をあげるのは、レイ・アウレーゼ(サイバーザナドゥの風来坊・f36588)。その横には、相棒の……いや、魔改造で超速度を可能としたピーキーな中型ハイスピードバイクのBlack dazzleが、ぶるんとエンジン音を響かせた。
「さてっと……やっぱ、オレならバイクだろ?」
にっと笑みを浮かべ、バイクに跨ると、そのままハンドルを握って、レイは渋滞の隙間を縫って、駆け抜けていく。
紫の瞳を輝かせ、オレンジ色の髪をなびかせながら、ハイスピードで道を駆け抜けていった。
もちろん、飛んでいったスピネルや、車の屋根伝いに進んでいった芽亜には、少々遅れを取っている形になっているが……それでも、その誤差は少ない。
なにせ、レイは腕利きのハイウェイスター。
バイクが突き進む軌跡は、芸術のようにも見えた。
「とにかく、さっさと敵の所に行って、ぶっ倒せば良いだろ? ハッ、首を洗って待ってろよ!」
ハンドルでエンジンを吹かしながら、レイもまた、目的地へと滑るようにたどり着いたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『シェルタード』
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POW : AA-77『ヴァージンロード』
自身が戦闘不能となる事で、【内蔵ワイヤーを射出、拘束した】敵1体に大ダメージを与える。【正気をキックさせられた生体脳が命乞い】を語ると更にダメージ増。
SPD : MIM-22『嫁入り道具』
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【マイクロミサイルポッド】から【無数の自動追尾ミサイル】を放つ。
WIZ : BW-5-IB『お手玉』
【脳波コントロール】によって、自身の装備する【追従型殺人ドローン編隊】を遠隔操作(限界距離はレベルの二乗m)しながら、自身も行動できる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
目的地に猟兵達がたどり着いた。
「……あら、何の用ですか? ここは関係者以外、立ち入り禁止ですよ」
そう告げるのは、この区域を統べるキラー・ロリータだ。
「……まさか、このデータを奪いに来た奴ら……」
ふと、頭に過ぎったのは『敵』の文字。
「シェルタード! そこの作業はいいから、あいつらの相手して頂戴! 残りはあたしがやるわ!!」
そのキラー・ロリータの言葉に、作業をしていたシェルタードが、次々と手を止め、猟兵達へと向かってきたのだった。
※マスターより
まずは、集団戦となります。ただ、背後に一般の人達がいるので、戦いの際は気を付ける必要があります。
一般の人を巻き込まないよう、工夫するプレイングには、ボーナスを加えますので、対応をよろしくお願いしますね。
皆さんのプレイング、お待ちしています!
儀水・芽亜
ああ、問答無用ですか。それでは、こちらは正当防衛ですね。過剰防衛になっても許してくださいね。
「全力魔法」深睡眠の「属性攻撃」「範囲攻撃」「浄化」の幻夢クラスターで、一気に敵群を眠らせましょう。
機能停止したシェルタードたちは、中枢を裁断鋏『Gemeinde』で貫いて破壊していきます。
ドローンも親機を破壊すれば止まるでしょうし。
敵の攻撃はまず「見切り」、ビームやミサイルでの攻撃に対する防御は「オーラ防御」で抜かりなく。
斬りつけてくるなら「武器受け」で受け流します。
そろそろ終わりが近いですか。引き続き幻夢クラスターで敵を眠らせて、行動不能に追い込みましょう。
箱入り娘がすっかり傷物ですね。自業自得。
迫りくるシェルタードの群れ、群れ、群れ。
それに立ちはだかるのは、芽亜だ。その手には、二振の軍刀を組み合わせた、刃の細いクロスシザーズ、裁断鋏『Gemeinde』が握られている。
「ああ、問答無用ですか。それでは、こちらは正当防衛ですね。過剰防衛になっても許してくださいね」
裁断鋏『Gemeinde』を持っていない手を高く上げて。
「眠れ眠れ愛し子よ。再び日の目を見ること能わずとも」
芽亜が放つは、幻夢クラスター(ゲンムクラスター)。目標を眠りに落とす虹色の炸裂弾を一気に放った。
対するシェルタードは、脳波コントロールによって、自身の追従型殺人ドローン編隊を遠隔操作して放ってきたのだ。
芽亜の幻夢クラスターで、ばたばたと倒れる者もいるが、それでもドローン達は芽亜を狙ってくる。芽亜は、敵の攻撃を見切り、ビームやミサイルでの攻撃に対する防御は、オーラ防御で抜かりなく。斬りつけてくる相手には、裁断鋏で受け流していく。
「そろそろ、ここでの終わりが近いですか」
とどめと言わんばかりに、再度、幻夢クラスターを放って、敵を眠らせると。
「はっ!!」
機能停止したシェルタード達の中枢を、裁断鋏『Gemeinde』で貫いて破壊してしていく。
「箱入り娘がすっかり傷物ですね。自業自得」
そういって、芽亜はふっと笑みを浮かべたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
スピネル・クローバルド
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
背後に一般人が居るのですね、巻き込ませない様に注意しないといけないですね。
ここは、私のユーベルコードで一般人を纏めて森の中に隠してしまいましょう。
■行動
森葉静隠を使用して戦いますね。
戦場全体を広大な森に変化させて、木の葉で一般人を隠して
敵から狙われない様に工夫しておきます。
私自身も、『ステルス護衛兵』の迷彩効果で、森の背景に擬態して
目立たない様に注意しながら、
『フォレストスナイパー』で敵を狙撃して一体ずつ確実に倒しますね。
敵のドローン編隊には、こちらも【範囲攻撃】で纏めてドローンを撃墜し
脳波コントロールは【狂気耐性】で耐える様にしますね。
「背後に一般人が居るのですね……巻き込ませない様に注意しないといけないですね」
背後にいる一般人を気にしながら、スピネルは。
「さぁ、狩りの時間ですよ!」
発動させたのは、森葉静隠(ハーミット・イン・フォレスト)。自身や仲間の姿を隠す木の葉を降らせる事で、戦場全体が広大な森と同じ環境へと変化させる。すなわち。
「これで一般人を纏めて、森の中に隠してしまいましょう」
戦場を広大な森に変化させ、敵から狙われない様に工夫したのだ。
これならば、背後を気にせず戦えるだろう。
と、気づけばスピネルの姿が見えない。
慌てたシェルタードが、ドローンを大量に放って、スピネルを捜索する。
ところが。
ヒュンっと、鋭い矢が放たれ、ドローンが1機粉砕された。
いや、それだけではない。本体でもあるシェルタードも1機、頭部を狙われ、爆破されたのだ。
「まずは1機……でも敵の数は多いですね。ドローンも多いです」
シェルタードが放ってきたドローンを狙い、SSWの超技術を用いて作られた、木製の弓、フォレストスナイパーで、大量の矢を放つと、その範囲にいたクローン機を一気に蹴散らしていったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
レイ・アウレーゼ
たくっ。
こんな所でわんさかと、面倒だが仕方ねえ。
後ろの奴等を巻き込むわけにはいかねぇからな。
まず一般人から出来るだけ引き離なそう。
おい、こんな所でミサイルなんて使ってんじゃねえよ!
直接的な攻撃は受け流し、ミサイルは避けるか切り落とす。
自動追尾ミサイルを利用して少しでも自滅させられればもっと楽だが…ま、一応やってみるか。
一箇所に集めた方がやりやすいな。
誘導して集めよう。
最後に残った残党はB,Cannonでふっ飛ばす。
さっさとバラバラになりな!
・連携、アドリブ歓迎
「たくっ。こんな所でわんさかと、面倒だが仕方ねえ。後ろの奴等を巻き込むわけにはいかねぇからな」
そう悪態つくのは、レイ。スピネルの森のお陰で、背後の一般人への危険が減ったと言えども、まだ危険なことには変わりない。
そう思い、レイが選んだのは。
――できるだけ、一般人から敵を引き離す、ことだった。
「おい、こんな所でミサイルなんて使ってんじゃねえよ!」
レイを狙ったミサイルを、バイクのスピードでもって、軽く回避。もちろん、一般人への攻撃も配慮して、だ。どうしても、避け切れない、あるいは一般人にも害が及びそうなミサイルに関しては、持っているツインダガーでもって、真っ二つに切り落としていた。
「自動追尾ミサイルを利用して、少しでも自滅させられれば、もっと楽だが……ま、一応やってみるか」
一か八かの賭け。レイは悪い気はしない。
バイクの機動性を活かして、レイは敵を一気に引き付け、一か所に集めると。
「光の如く嵐の如く、ってな!」
閃光殺舞(センコウセツブ)でもって、敵をまとめて闇に葬っていく。
それでも残ったシェルタードには、少々大振な黒いキャノン砲、B,Cannonでぶっ飛ばした。
「さっさとバラバラになりな!」
そのレイの言葉通り、敵は全て粉砕されていったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
満月・双葉(サポート)
ダメージは【激痛耐性】を用いて無視
連携が必要であれば行う
仕事を完遂するためなら手段は選ばず、何らかの犠牲を払う事もする
【爆撃】の魔術が専門で格闘技に爆撃を混ぜて威力をあげるなど戦術に織り交ぜる
アイテム【虹瞳】は義眼として左目に収まり、裸眼として晒せば視界に収める対象に対して【生命力吸収攻撃】を行う。仕様の際に眼鏡(魔眼殺し)を外す必要がある
大根には爆発の【属性攻撃】が付随し【爆撃】で広範囲の攻撃を行う
敵の攻撃は【野生の勘】で交わすことが可能
武器桜姫は【捕食】による【生命力吸収攻撃】がある
請け負った仕事は完遂させるが、『自分は滅ぼされるべき悪』という思考回路から破滅的な行動をとることが多い
「ふうん……君って『箱入り娘』なんですね」
そう呟くのは、満月・双葉(時に紡がれた忌むべき人喰星・f01681)。
ズレた眼鏡を直しながら、なおも襲ってくるシェルタードと対峙する。
と、シェルタードが戦闘不能になりながら、双葉の拘束を狙って、ワイヤーを放ってきた。
「その自己犠牲な攻撃、嫌いじゃない」
だが、そのワイヤーは、双葉の放った蹴りと爆発でもって、拘束することはできなかった。その様子に狼狽え始めるシェルタードらを面白そうに見つめながら。
「君の心、美味しいと良いのだけど」
箱入り娘の味はどんなのだろうかと、双葉が放ったのは、悪を捧げよ(アクヲササゲヨ)。シェルタードに噛みつき、怒りや憎しみ等の負の感情を喰らい、狂気を得る。
噛みつかれたシェルタードは、そこから逃げ出そうと暴れるが、双葉の噛みつきから逃れることはなかった。双葉がぱっと離れると、力を失くしたようにぼとりと、その場に落ちていく。
「さあ、次は誰ですか?」
にっと笑みを深める双葉に抗える敵は、1体もいなかったのだった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『キラー・ロリータ』
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POW : ビーハイヴ・シューティング
自身の【装備している銃火器】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[装備している銃火器]は【過負荷】により破壊される。
SPD : キラー・ストーム
【装備中の銃火器】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ : ロリータ・カモフラージュ
【庇護欲、または恐怖】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【銃火器】から、高命中力の【銃弾の雨】を飛ばす。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「全く、なにやってんのっ!!」
データ回収の途中で、戻ってきたのは、キラー・ロリータだ。
「足止めさえもできないなんて、なんて無能なの!? ……仕方ないわね、ほら!! あたしが相手になってあげるわ!!」
狂気じみた目で、キラー・ロリータは猟兵達を見据えた。
※マスターより
一部のデータは、キラー・ロリータが持っています。
どこに持っているかは、現時点では不明です。ただ、あまり回収できなかったようなので、量的には少なめになっています。
それよりも、ロリータの背後で動いているコンピュータからデータを抜き取る方が効率的かもしれません。
全てのデータを取るのは、少々難しいですが、ロリータを倒して、コンピュータからデータを取れば終了です。そうすれば、ここの渋滞は解消されます。
皆様の熱いプレイング、お待ちしていますね。
儀水・芽亜
現場監督のお出ましですね。速やかに討滅して、データを回収しましょう。
「全力魔法」炎の「属性攻撃」「呪詛」で時限発火。神楽鈴『Papagena』から鴇色の縁談を連射。相手の周囲に達したら炸裂しますよ。「呪詛」は、そうですね、平衡感覚を失わせるようなもので。
敵の銃火器による攻撃は「見切り」と「オーラ防御」で抵抗します。
『箱入り娘』との交戦を見ていれば、周囲の人々は逃げているでしょうし。
三分が過ぎたようですね。それでは、好きなようにやらせてもらいます。
時限発火の狙いをよりしっかりつけて。
さあ、しっかり燃えてください。
どうせなら、回収したデータをアイテムドロップしてくれるといいのですけど。
「現場監督のお出ましですね。速やかに討滅して、データを回収しましょう」
裁断鋏『Gemeinde』から、神楽鈴『Papagena』に持ち替えた芽亜が、キラー・ロリータの前に立ちはだかった。
「ほらほら、行くよっ!!」
ビーハイヴ・シューティングでもって、威力を上げた銃火器で芽亜へと撃ち放った。
「……なんとか、なりましたか」
見切りとオーラ防御で、何とか凌いだ。とはいっても、ダメージゼロというわけにはいかなかったが。
「鳴り響きなさい、『Papagena』!」
神楽鈴『Papagena』から放った炎弾が、キラー・ロリータを襲う。
「ふふ、そんな炎、当たってたまりま……」
余裕を見せるロリータに、芽亜は告げた。
「三分が過ぎたようですね。それでは、好きなようにやらせてもらいます」
「はあっ!?」
その言葉通り。
「さあ、しっかり燃えてください」
狙い澄ました鴇色の炎弾は、一定時間を超えて……爆発した。
「ぎゃああああ、な、なんなの、コレぇ!!」
爆破に堪らず、叫ぶロリータ。どうやら、かなりの痛手を負わせることができたようだ。
「どうせなら、回収したデータをアイテムドロップしてくれるといいのですけど……」
そんな芽亜の呟きは、自身の放った炎弾の爆発音とともに消えゆくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌や鎖分銅の【ロープワーク】による【2回攻撃】がメイン。
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装による射撃攻撃やキャバリアによる【結界術】
その他状況によって魔術による【属性攻撃】や【破魔】等使用。
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
基本的にチャラい上辺ですが、人々の笑顔のため、依頼自体には真面目に取り組みます
「はいはい、正義のヒーローの登場っすよ~」
そういって、バイクに乗って遅れて駆け付けてきたのは、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。
「……!? もしかして、自分の今日のお相手は、この素敵なお胸のおねーさんっすかっ!?」
敵であるロリータさん、実はなかなかのお胸もとい、巨乳の持ち主だったりする。
「……だったらどうなの? 手加減でもしてくれるワケ?」
ふふっと親しみやすそうな笑みを見せるロリータに。
「んん……自分としては、ぜひともお茶に誘いたいシチュエーションなんすけどね」
残念そうな声を上げながら、リカルドは宇宙バイクのスイッチを入れた。
とたんに発射されるのは、バイク内臓の武装による射撃攻撃。
「……ちょ!! 誘ってくれるんじゃなかったのっ!?」
「残念なんすけど、自分、一応、『正義の味方』っつーことで活動してるんで」
気が付けば、リカルドは距離を詰めていた。
「え、ええ!?」
「夢か現か幻か、とくとご覧あれっすよ!」
忍法・霧影分身術(ムエイブンシンジュツ)で、大量に召還した戦闘用に霧によって肉体を与えられた分身達と共に、鎖鎌で二連撃を放つ。
「ぎゃああああああ!!!」
「いやー、ホント、おねーさんがオブリビオンじゃなかったら、絶対に誘ってたんですけどね、ホント残念っす」
しゅたっとリカルドが華麗に着地して見せると、後ろで血を噴き出しているロリータの姿が見えたのだった。
成功
🔵🔵🔴
レイ・アウレーゼ
やっと、ボスのおでましかよ。
とっとと回収しなきゃならねぇし、ちんたらお前の相手なんざしてやるつもりはないから覚悟しな。
あれが引き金引くより先に走り出す。(先制攻撃)
オレのスピードについて来れるか?
走りなら此方もB,Cannonで応戦し攻撃は回避しようか。
ハッ、お前の弾おせえんじゃねか?
もうスピードでロリータに騎乗突撃だ。
ついでにタイミングが合えば体制崩すか吹き飛んでるところに
B,Cannonをおみまいしてやるか。
さて、後はデータ回収してずらかろうぜ。
・連携ok/アドリブ大歓迎
「やっと、ボスのおでましかよ……とっとと回収しなきゃならねぇし、ちんたらお前の相手なんざ、してやるつもりはないから、覚悟しな!」
レイはそう言うのが早いか。キラー・ロリータが引き金を引くより早く、バイクで一気に走り出した。
「オレのスピードについて来れるか?」
「なんですってっ!!」
先ほどのダメージが尾を引いているのか、銃火器の操作に荒が見えてきた。その攻撃を軽く回避しながら、レイもB,Cannonで応戦して見せる。
「ハッ、お前の弾、遅いんじゃねぇか?」
「うるさいわね!! いいからアンタも死になっ!!」
撃ってきたのを見て、レイは再度、自分の持つスピードで避けまくると。
「このこのこのっ!!」
無茶苦茶に連射してくるロリータの隙が生まれた。
「いくぞ、相棒!」
そのまま一気にバイクで距離を詰めると。
「え、あ……はや……」
「オレと相棒を防げるなら防いでみな!」
黒い稲妻(ブラックサンダー)を発動させ、突撃するかのごとく、激しいB,Cannonの弾をこれでもかとロリータへと降り注いでいった。
「さて、後はデータ回収してずらかろうぜ」
そういうやり切ったレイの後ろで、なおも立ち上がるロリータの姿が。
「……マジかよ」
ただ、よく見ると、ロリータは、立つのも必死のような形相で。
「ああああ!!! お前ら、全員……血祭りにしてやるっ!!」
猟兵達を睨みつけた。
大成功
🔵🔵🔵
スピネル・クローバルド
アドリブや他猟兵との連携歓迎
■心情
漸くボスの登場ですか、ですがどんな相手であれ
私達猟兵はそう簡単に負けたりはしませんよ。
そしてデータも回収して、メガコーポへと打撃を与えましょう。
■行動
深緑の嵐(UC)を使用して戦いますね。
敵から距離を離して、約500mくらいの距離を維持して
【属性攻撃】で森属性を強化して、嵐を放ちますね。
敵からの距離が遠くても、【視力】でカバーするようにしますね。
敵のロリータ・カモフラージュには
庇護欲や恐怖は【狂気耐性】で耐えつつ、
銃弾の雨を【第六感】で回避したり【ジャストガード】で防御しますね。
敵を倒したら、コンピュータから【ハッキング】でデータを抜き取っておきましょう。
「あれだけの攻撃を受けても、なお立ち上がるとは……。流石、ボスは違いますね。ですが……どんな相手であれ、私達、猟兵はそう簡単に負けたりはしませんよ」
スピネルはその相手の殺気ももろともせず、愛用のフォレストスナイパーを手に敵を見据えた。
「そして、データも回収して、メガコーポへと打撃を与えましょう」
「そんなこと、させねぇって、いってんだろっ!!」
敵はロリータ・カモフラージュでもって、攻撃してきたが、スピネルに恐怖の感情を与える事ができなかったために、不完全な銃弾の雨を降り注いでいった。
「効きませんよ!」
雨を回避して、それでも当たりそうな弾もまた、タイミングを合わせて弓の硬い所で打ち返していく。
「これは森の歌。木々の合唱。木漏れ日、葉擦れ、せせらぎ。重ね合わせて歌い、踊りなさい」
そうスピネルが詠唱する。深緑の嵐(シンリョクノアラシ)だ。
「きゃあああああ!!!」
木々の枝をも巻き込んだ、激しい嵐が一気にロリータへと放たれたのだ。その攻撃をもろに受けて。
「お、おのれ……クリスタ・コーポ、ばんざい……!!」
そう告げて、ロリータはモザイクになった体を消滅させたのだった。
こうして、猟兵達は敵を倒し、彼らが隠匿しようとしていたデータを得ることができた。これでまた、巨大なメガコーポに一矢報いれることができるだろう。
渋滞が解消されたのを確認した後、猟兵達は静かにその場を去っていったのだった。
大成功
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