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紫煙の女主人、水着大追跡劇(作者 タイツマッソ
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#ヒーローズアース  #猟書家の侵攻  #猟書家  #ミストレス・バンダースナッチ  #オウガ・フォーミュラ  #2章まで多分トンチキシナリオ  #1章のみやられプレイング可  #プレイング受付:2月20日(日)9時から開始 


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#オウガ・フォーミュラ
#2章まで多分トンチキシナリオ
#1章のみやられプレイング可
#プレイング受付:2月20日(日)9時から開始


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●生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。
『手は貸そう。だから勝手に生まれればいい』

 ミストレス・バンダースナッチのしてきた事はそれに尽きる。彼女の手繰る煙管からくゆる紫の煙。それは彼女の元から離れ、そしてやがてあらゆる本質の存在しない、虚ろなる怪物「スナーク」となる。もしくは何かに憑りつき、「スナーク」を生み出す。それは猟書家だったり、オブリビオンであったり、あるいは猟書家が何かを行う手段でもあったり。いずれにせよ、彼女がそれに対し何か命令を下す事は無かった。生まれるスナークに、あるいは猟書家に、オブリビオンが行ってきた事。それこそがヒーローズアースにおける侵略の全て。首魁たる彼女はただただ元をばら撒いただけ。人間の殲滅だの、オブリビオンの支配だの、そんなものを告げたことは一度も無かった。

「ミストレス・バンダースナッチよ。聞こえておるか」
「……『解放の神』か。何の用かしら」

 ダストブロンクスの一角にて潜んでいたバンダースナッチの『1人』。その彼女に語り掛ける存在がいた。それはバンダースナッチに協力し、人間たちの排除を目論む神の一派の1柱、解放の神であった。彼らの操る転移術や隠蔽術により、バンダースナッチはここまで姿を隠す事が出来、ばれそうな時にはすぐに複数の国を越えて移動する事が出来ていたのだ。いわばヒーローズアースの侵略において志向性があったとするなら、その黒幕はバンダースナッチではなく彼らであったとも言える。朧気な姿のその存在に、バンダースナッチはけだるけに尋ねる。

「どうやら貴様の居場所が、猟兵どもに特定されたようだ。我らの力ですらもはや隠す事ができん。全く、人間に類する分際で忌々しい者達だ」
「……そう」

 苦々しく告げる解放の神に対し、バンダースナッチは焦ることもなくそう呟いた。まるでそれすらどうでもいいかのように。

『いっその事、今すぐ消え去ってしまおうか。生きるべきか、死ぬべきか……だけど今は、それを考えるのも億劫だ』

 サー・ジャバウォックが死んだ直後、彼女はそう思っていた。そして自分がどうするべきかを後回しにし、ただ彼の続きとして怪物を作ることだけしてきた。だが、ついにここでその答えが来たのか、と思った。

「生きるべきか、死ぬべきか……それが問題、ね」
「なんだそれは。人間の小難しい言葉を口にするな」
「シェークスピア作『ハムレット』三幕一場。あの人が利用しようとしていた人間の空想の1つのセリフよ。尤も、これは誤訳でもっと相応しい訳がある、と言う意見もあるけれどね」
「ふん、どうでもいい事を言っている暇があったなら、即興でもいい、スナークをばら撒きワシが貴様を転移させる時間を稼げ。時間さえ稼げればもうお前を追えはしまい」
「……ええ、そうするわ」

 話に乗ってもくれない解放の神に嘆息しつつ、バンダースナッチは煙管をくゆらせ、紫の煙を発生させる。それは下水道や通気口をつたい広がり、新たなスナークを町に次々と発生させていくだろう。

 相応しい訳、それは『このまま生きるか否か、それが問題だ』。主人公が父を殺した相手を知り、その相手がのうのうと生きている日々をそのまま続けていいのか、決着をつけるため違う日々を始めるべきか。結局彼女はそのままで居続けた。死も、そして自身で世界を支配することも、どちらもせずに何も変えはしなかった。日々の変化は、猟兵たちによって今齎された。果たしてそれは、彼女にとって喜びか、それとも哀しみか。彼女の顔からは何も感じる事はできない。

「いや、そうだな。ワシも人類の文化で1つだけ気に入っているものがある。人類ももしその文化にのみ傾倒するならワシの出来る範囲で残してやってもよいな」
「……なにそれ」
「ふふふふ。ワシは解放の神。人間共は自ら法を敷き、理性を持ち、自らを隠す。ワシとしては我慢ならぬ進化をしたのだ。故にだ。ワシは解放を是とする。そう」

 そうして朧気だった姿に紫煙の一部が絡み付き、それが形を成す。猟兵ではない神では猟兵に匹敵するほどの力は持てない。だが、バンダースナッチの力を使い、自身にスナークとしての存在を纏えば神もまたオブリビオン相当の力を持てる。そして彼が選んだ姿は……。

「そう、ビキニじゃ!ビキニをはじめとした水着の数々。動きやすさ、見た目、どれも素晴らしい。このマスター・ビキニアーマーの姿こそ我が顕現せし姿に相応しい。人類も全てビキニのみ着るならば、我が支配の範囲では残してやろう!バンダースナッチよ、貴様も着ろ、ほれ!」
「……遠慮するわ」

 筋骨隆々の姿、そして黒ビキニを纏った老人の姿。それこそが解放の神が「マスター・ビキニアーマー」の姿を借りてスナークとして顕現した姿だった。

 そして、その解放の神の影響が紫煙を通じて、町にいるバイオモンスターにまで及んでしまい、紫煙に包まれた彼・彼女の姿が変わっていき--。

「ビキニ最高ぉぉぉぉ!!解放の神の名の下に、人類よビキニだけ着ろーー!」
「いや、競泳水着だって素晴らしいわ!競泳水着を着なさい!」
「ハイレグ水着の素晴らしさと機能美と食いつきこそが至高だとなぜ気付かないの!?」
「スリングショットに勝るものなああああし!」
「葉っぱ一枚あればいい!」

 性癖神コンプレークスを元にしたスナーク、しかも『露出が多い水着が大好き性癖』コンプレークスになってしまい、ピンク色の髪の少女達が色んな水着で街を暴れ回り、人々に水着を着せて、そしてそれこそが当然だと洗脳していく。ダストブロンクスはまさに、バンダースナッチ探しどころではない、そしてシリアスさんを台無しにするカオスの坩堝になってしまっていた。

●※オウガ・フォーミュラ最終決戦です。間違いありません。
「帰らないでってばあ!!途中までシリアスだったのになんでそんなことになった、って顔で帰らないで!!だってそうなっちゃったんだからしょうがないじゃん!悪いのはちゃんとシリアスになるようにしなかったバンダースナッチと神だよ!ボクじゃないもん!!」

 シリアスだと聞いてきたのに聞いてみれば完全にカオスとネタだらけで帰ろうとした猟兵たちを九十九・サイレン(再誕の18不思議・f28205)は必死で呼び止めた。なんとか帰るのを阻止した所で改めて説明を開始する。

「えー、皆の活躍でオウガ・フォーミュラのミストレス・バンダースナッチが見つかりました。どうやら人類を滅ぼそうとしてた神が協力して隠蔽してたみたいです。でももうそれも通じないから、皆にはダストブロンクスに行って貰います。でもバンダースナッチは時間稼ぎの為に町のバイオモンスターたちをスナーク化して『性癖神コンプレークス』達にしちゃいます。しかもその性癖は色々あって『露出が多い水着大好き性癖』です。そのせいで他の人達も水着着せられたり洗脳されたりしてます。だから皆何とかしてください。できればみんな殺さない様にしてね」

 カオスを拒絶するかのように平坦な口調のサイレンが続ける。

「その後に関しては追って予知するけど、20回は倒せばバンダースナッチを完全に倒すことができて、ヒーローズアースの侵略を阻止できる筈。だから皆頑張ってねくれぐれもボク悪くないからね!!」

 そう言ってこれ以上カオスの責任を追及される前に、サイレンは猟兵達をカオスの水着だらけ町へ送り出すのだった。


タイツマッソ
 お久しぶりです。MSのタイツマッソです。恐らくここまでシリアスが亡くなっている最終決戦はないと思います。
 悪いのは私ではありません、一発で揃ったフラグメントです。

 第1章はダストブロンクスでの集団戦です。バイオモンスターの一般人やヒーロー、ヴィランが纏めて『露出水着大好き性癖神コンプレークス』になり、他の人々に自分の性癖を押し付けて、水着姿にしたり洗脳したりしています。UCの全てに『相手を自身が着ている水着と同じ水着姿にし、その姿を素晴らしい・当然だと受け入れるよう洗脳する』効果が付与しています。なるべく致命傷にならない方法で倒すかスナーク現象が終わるのを待ちましょう。
 また1章に限り、やられプレイングでも性癖神の行動を抑えたり、性癖を語らせて時間を潰させる等で対処できたと判断できた場合は成功とします。

 第2章、第3章は追って断章にて説明します。

 プレイング受付は2月20日(日)9時から開始します。それではプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『性癖神コンプレークス』

POW ●性癖語り
予め【自身の司る性癖について暑苦しく語る】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD ●スキルマスター「イディオシンクラシー」
技能名「【(司る性癖の)属性攻撃】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ ●イディオシンクラシー
【性癖全開モードの海月姿】に変形し、自身の【常識】【自重】【シリアス】を代償に、自身の【性癖にこじつけた行動】を強化する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


神代・凶津
「……帰っていいですか?」
いや、相棒ッ!?気持ちは分からねえでもないが、オウガ・フォーミュラとの最終決戦だぜッ!?気合い入れていかねえとッ!……いや無理かッ!馬鹿みたいだもんなッ!
え~っと、『露出水着大好き性癖神コンプレークス』だっけか?
になった奴らを殺さずに倒すんだったか。
「…どうやって倒します?」
まあやりようはあるっちゃあるが。

露出の対極である巫女服を着てる相棒に敵は群がってくるだろうから、
「…千刃桜花。」
千刃桜花を展開して範囲内に来た奴らの『水着』だけを斬り刻むぜ。奴らの力の根源たる水着が無くなれば洗脳も解けるだろ。…多分。
その後の地獄絵図には目を瞑る方向で。


【アドリブ歓迎】


黒木・摩那
肌色が目に眩しいですね……

これ正気に戻ったとき大変なことになるやつですね。
もう脱兎の勢いで逃げたり、隠れたりしたりするとか。

これは一刻も早く倒してあげて、心の傷を広げないようにしなくてはいけません。

ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
ヨーヨーの重量を変化させて、重量UP【重量攻撃】。
これを使って【なぎ払い】したり、ヨーヨーを絡ませた相手にUC【サイキックブラスト】で電撃を加えて行動不能にしていきます。


●その元を断つ

「さあビキニを着なさい!」
「いやああああああ!あ、ああ……ビキニ最高!ビキニ最高!」
「ビキニのすばらしさを理解したわね!さあ、貴方達も残りを襲いなさい!」
「はい!ビキニ最高!」

 ダストブロンクスはまさに地獄絵図。露出の多い水着性癖神コンプレークスたちによって人々が洗脳され、同じく水着姿になり無事な人々へ襲い掛かる。紛れて逃げるのならばまさに絶好のカオス。そしてそれを目の当たりにした2人の猟兵は。

「肌色が目に眩しいですね……」
(……帰っていいですか?)
「いや、相棒ッ!?気持ちは分からねえでもないが、オウガ・フォーミュラとの最終決戦だぜッ!?気合い入れていかねえとッ!ほら、アンタも遠い目で見てねえでしっかりしろお!」

 眼鏡をかけた黒髪美人の超能力者、黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)と鬼面をつけた巫女、神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)の2人。目の前の大惨事に摩耶は虚ろな目でつい変な感想だけ口にし、巫女の肉体である桜はもう帰りたいほどの精神的ダメージを受けていた。それを鬼面である凶津がなんとか推し止めようとする。そして改めて目の前の光景を見やる。

「スリングショットこそシンプルイズベスト!」
「ハイレグのラインこそが世の最高芸術!」
「葉っぱ一枚あればいい!」

「…………いや無理かッ!馬鹿みたいだもんなッ!ちくしょう!なんでオウガ・フォーミュラ最終決戦がこんな事になっちまったんだ!誰だ!誰にこの憤りをぶつければいいんだ!」

 バンダースナッチか、解放の神か、こんなのを予知したアイツか。耐えきれず凶津も膝をつき嘆きの叫びをあげてしまう。だがなんとか少し時間をかけて、少しずつ精神的に回復してきた摩耶が呟く。

「これ正気に戻ったとき大変なことになるやつですね。もう脱兎の勢いで逃げたり、隠れたりしたりするとか。バイオモンスターの人も、それ以外の人達も」
「そう、だな……確かにそりゃいくらなんでも悲惨過ぎる。少しでもその傷が軽くなるように、止めてやらなくっちゃいけねえよな……」
「そうですね。これは一刻も早く倒してあげて、心の傷を広げないようにしなくてはいけません」
「て訳だ相棒。踏ん張ろうぜ。カオスな光景はともかく、普通に人助けだ、な?」
(うん……でも、殺さないように倒すってどうする?)
「まあやりようはあるっちゃあるが」
「では、先手は私が」

 そう言って摩耶が突撃し懐からヨーヨー『エクリプス』を取り出す。これこそはこの世界における戦争の際、ラグランジュポイントにある島で入手した特殊ヨーヨー。それを巧みに振り回し、それが水着人間たちへと襲い掛かるが、水着人間たちは構わずに摩耶へ突っ込もうとする。

「そんな軽そうなヨーヨー程度、何するものぞー!」
「水着を着ろー!」
「そう思うのがあなたたちの浅はかさです。重量プラス変化!」
「何ぐええええ!!」

 摩耶はヨーヨーの質量を増大させ、巨大になったヨーヨーで水着人間やその傍にいたコンプレークスたちを吹き飛ばした。衝撃を受けた人間やコンプレークスは気絶し、そのまま倒れる。このヨーヨーは島に伝わっていた特殊なもので、装備者の意志で質量を自在に変化させる事が出来るのだ。

「ヨーヨー、舐めたらいけませんよ?」
「おのれ、ならば行くぞ!イディオシンクラシーーー!!」

 摩耶がただものでないと判断したコンプレークスたちの姿が変わっていく。それは頭に『ビキニ好き』『ハイレグ好き』等それぞれの性癖が描かれたクラゲの姿。その大量の触手はぐねぐねと蠢く。そしてその内のいくつかは自身の水着の中に納まっていた。

「……何故自ら動きにくい水着を消してないのです?」
「性癖ゆえに決まっている!さあこの触手に巻きつかれ、貴様も水着を着るのだああああああ!」

 なんという滅茶苦茶。クラゲコンプレークスたちのその蠢く触手と性癖は、残り少ないシリアスや常識すら削ぎ落しながら摩耶へと襲い掛かる。このままではもう3章までシリアスが残らない!この話にシリアスは存在しなくなってしまうのか!

「何か変な事を誰かに言われている気がしますが、そうはいきません」

 再び摩耶がヨーヨーを振り回す。だが、ヨーヨーがクラゲの頭に当たるとそれはぽよんと弾力を持って弾かれる。

「ふははは!クラゲの軟体ボディにその程度の質量攻撃など無意味!さあ大人しくひんむかれろ!」
「ですから、ヨーヨーを舐めたらいけない、と。【サイキックブラスト】伝導!」

 摩耶はヨーヨーからワイヤーで繋がる手から高圧電流を放射。それはワイヤーを伝いヨーヨーから放射され、クラゲコンプレークス達へ襲い掛かる。

「ぎゃああああ!」
「しまった、私達は電気クラゲではなか、ったあああ!」

 電気クラゲでない以上、水分がほとんどを構成するクラゲには電気攻撃は有効。自在に動くヨーヨーにより、電撃は広範囲に放射され、クラゲコンプレークスたちの動きを次々に止めていく。しかし、全ては無かった。

「む、まだ動ける?」
「ふふふふ!甘かったな!私達は露出水着ゴム素材派!この水着の力により、電撃は無効だ!」
「水着以外に当たってるはずなのになんて理不尽な…」

 ゴム素材の水着の性癖パワーと言い張り、電撃をものともせずに襲い掛かるクラゲコンプレークスたち。だが、それに対する対処も当然用意されていた。

「おっと、させねえぜ!」
「むう!貴様、なんて露出の無い巫女服、赦せぬ!」
「腋を出していればまだ許してやった物を!ひんむいてそれはもう際どい水着にしてやらなければ気が済まない!」
(……くじけそう)

 そのクラゲたちの前に颯爽と降り立った凶津。その姿は露出の少ない正統派巫女服。それはまさに露出多い水着性癖神コンプレークスたちにとっては不倶戴天の服。全員が摩耶から凶津へとターゲットを変え、触手で襲い掛かる。それを見て凶津はにやりと笑った(ように見えた)。

「予想通りに来たな!だがお前らの弱点はもう見切ったぜ!相棒!」
(…千刃桜花)

 凶津が持つ薙刀が散ったかと思えば、華麗なる桜の花びらに姿を変え、大量のそれが桜吹雪となり戦場を荒れ狂う。これこそが【千刃桜花】。コンプレークスたちも思わず防御態勢を取る。だが、桜吹雪に包まれてもその身体には衝撃も切り刻まれる感覚もない。

「ふ、ふははは!こけおどしか!」
「この程度の目晦ましで勝てるものか!さあ、大人しくビキニになれ!」
「はん、まだ気づいてねえのか?じゃあ聞くが、あんたらの水着ってのはどこだ?」
「何を言っている!この通り………ひ、ひいいいやあああ!?」

 コンプレークスたちが次々と悲鳴を上げた。ダメージは無い筈なのになぜか。それは、コンプレークスたちがクラゲになっても身に着けていたそれぞれの露出水着。それが全て、バラバラに切り刻まれて、完全にただの布きれに変わり果てていたからだ。そう、先程の桜の花びらで狙ったのはコンプレークスの体ではなく、性癖の元たる水着だったのだ。

「アンタらの根源はまさにその水着だ。なら、それを壊しちまえば洗脳も解けるだろ!」

 凶津が睨んだ通り、まだ動けはするのにコンプレークスたちは次々にひざまづき、倒れていく。

「私のビキニがあああああ、ほわ、おわああああああ」
「もうだめだ、水着がないと力が出ない」
「絶望だ、死にたい」

 性癖の元である嗜好品を無残に切り刻まれては性癖神が元である彼女らはもう戦意を喪失してしまい、クラゲ姿のままにどんよりと沈み込んでしまっていた。

「……あれ?洗脳が解けるパターンじゃねえの?」
「あくまで彼女(?)らはバンダースナッチの煙によりスナーク化してますから、水着自体はその活力ではあってもスナーク化や洗脳を解く為の鍵ではないのでは?」
「……ま、結果オーライだ結果オーライ。どの道変わらねえし、今のうちにふんじばったり、替えの服でも探し解こうぜ」
「そうしましょう」

 こうして凶津と魔耶は、痺れたり無気力化したコンプレークスや水着人間たちを拘束し、この後元に戻った時の為、羽織るものなどを探しに向かうのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

征刃・木霊
まず目の前の変た…スナーク達に質問する
「先生、質問です!ニプレス&前貼りって水着なんですか!?」
こんな連中の仲間入りなんてダメ、ゼッタイ!

という訳で【菊花乱舞】で複製した霊刀でスナーク化した人達を片っ端から峰打ちで気絶させる
…風邪ひかないかなあ

でも、敵のUCを受けたら私も洗脳されてニプレス&前貼り姿の痴女に
あぁ…恥ずかしい姿見られるの気持ちイイ…❤
ううん、恥ずかしくなんてない
生まれたままの姿をみんなに見てもらえるのは素晴らしい事
しかも大事なところが見えてしまうんじゃないかっていう昂奮がたまらなぁい…❤

自ら進んでエッチなポーズを取り、コンプレークス様の教えを実践する

※NGなし&アドリブ大歓迎です


●セイバーエコー、水着地獄に堕つ!

「どんな悪でも真っ二つ!セイバーエコー、参上!」

 別のエリアにて、コンプレークスや水着人間たちの前に颯爽と現れたのは征刃・木霊(胡蝶剣姫セイバーエコー・f34889)だった。アニメや漫画のヒーローに憧れる彼女にとって、ヒーローが公然といるこの世界はまさに理想形。敵への啖呵も気合が入るという物で、手に握る霊刀・菊花にも決めポーズにも力が入っていた。

「くう、露出はそれなりだがまだ布が多い!」
「解放の神様がお許しになるほどの物ではない!」
「ええぇ……」

 胸元やハイレッグまでのレオタード、その上から和装の上着を着けた木霊の服装。それですらコンプレークスにとっては許容範囲外らしく、その様子を見て木霊はふと質問をしてみた。

「先生、質問です!ニプレス&前貼りって水着なんですか!?」
「露出的にとってはとてもOK!」
「泳げるなら水着!ほほう、さてはそういうのが好きなのか!ならばその性癖にしてあげよう!」
「あくまで興味で聞いただけで、こんな連中の仲間入りなんてダメ、ゼッタイ!人々も貴方達も皆助けるよ!【菊花乱舞】!」

 木霊が菊花を掲げるとその周囲の空中に次々と複製された菊花が現れる。その数は実に99本。その数に水着人間やコンプレークスは慌て戸惑うが、時すでに遅し。

「いっけー!99連峰打ち乱舞!」

 くるっとひっくり返り、峰を前にした霊刀が一気に襲い掛かる。水着人間やコンプれーくすの首や鳩尾を的確に峰打ちし、気絶させる事で次々に無力化していく。木霊の意志でバラバラに動くそれは、乱戦の中を飛び回り敵を打ち据えていく。

「よしよし、風邪をひかないかは心配だけど、後でなんとかするとして、このまま……」
「油断したなあああ!」
「え!?」

 倒れていく水着人間たちの影から、1人のコンプレークスが飛び出して木霊へと肉薄した。水着人間を盾にし、攻撃を凌ぐのと同時に木霊の視認から外れる事で剣の群をかいくぐってきたのだ。咄嗟に手元の本物の菊花を構えようとするが、奇襲がうますぎて少し遅れる。そしてその遅れが致命的だった。

「【スキルマスター「イディオシンクラシー」】!この時だけ私の性癖に伴う性癖染め上げ洗脳技能を引き上げた!ならば、もうこの一瞬で十分!」
「くっ、一瞬程度で私がやられ……!!」

 コンプレークスの手が一瞬木霊に触れ、そしてその後ろに着地する。その様は隙だらけであり、木霊が菊花でそのまま峰打ちすれば倒すのは容易だった。ただし、それは木霊がそうできれば、の話だったが。

「ふふふふ……露出水着洗脳、完了!」
「あぁ…恥ずかしい姿見られるの気持ちイイ…❤」

 音を立てて、握っていた菊花が地面へ落ち、複製されていたものも次々に消えていく。そして、その中心にいたのは、今まで着ていた服は消え失せ、言っていた通りの姿、つまり胸には最小限のニプレスのみ、股間にも前貼りだけという、解放の神も満足な露出強の痴女姿になってしまった木霊のなれの果てがいた。恥ずかしそうに顔に手を当ててもじもじしており羞恥を感じてはいる、だがそれがキモチいいという、露出水着性癖に染め上げられた精神になってしまっていた。そしてその浸食は更に進んでいく。

「ううん、恥ずかしくなんてない。生まれたままの姿をみんなに見てもらえるのは素晴らしい事。しかも大事なところが見えてしまうんじゃないかっていう昂奮がたまらなぁい…❤」
「そうだ、それこそが露出だ!解放だ!解放の神が目指す本当の人類の姿と精神なんだ!」
「あっはあ♥露出と解放さいこぉ♥コンプレークス様たち、もっと私を見てぇ♥」

 すっかり露出に目覚めてしまった木霊は、町中でえっちなポーズを取っていき、それをコンプレークス達に見せつけていく。見られていると言う羞恥、そしてその羞恥が齎す快楽、更に布が少ない為に起こる事態へのドキドキとしたスリル。全てが木霊の精神を支配していき、彼女のその行為は留まる事を知らずにエスカレートしていく。そしてその姿は、コンプレークスたちを魅了していく。

「なんて素晴らしい姿だ!私達も見習わないといけない!皆、こっちに来い!」
「襲撃は後回しだ!今はこの素晴らしい露出の姿とこのポーズの数々を目に焼き付けるんだ!」
「もっと、もっとだ!もっと自分の姿を、心を解放し、解放の神に奉げるのだ!」
「はーい♥あっはー♥もっと皆みてみてー♥」

 木霊の周りに残ったコンプレークスたちが襲撃をそっちのけに次々と集まり、木霊を全員で見詰めていく。それに木霊が興奮し、更にポーズが過激になり、表情も快楽に染まっていく。こうして町の一角は、露出木霊によるストリートショー会場と化し、コンプレークスたちの活動を抑えて時間を稼いでいった。


 やがて、自分たちの限界時間に気付かないまま、木霊に夢中になったままにスナーク化現象の終了時間が来て、全員が倒れて元の姿に戻っていった。その時、果たして木霊がどうなっていたか、終って全員が正気に戻った時にどんな惨状になっていたか……それは、ここでは語らないでおこう。
大成功 🔵🔵🔵

ミルケン・ピーチ
絡み、アドリブ歓迎NGなし

JKボディの桃姫で出撃…え!?
ちょっとアカリ、あなたバンダースナッチぶっちめるとか言ってたでしょう!? 何でこういう時だけ私に任せるんですか!?

と、とにかく! 敵を殺してはいけないということで、一人一人【スペシャルピーチドロップ】の【重量攻撃】で鎮圧していきます

ただ当然毎回相手をお尻に敷くから相手からの反撃も主にお尻に食らっていくわけでして…

水着属性、ビキニ属性、はみ出し属性その他諸々の攻撃を受け…

「あはは、見てください桃姫のだらしないビキニからはみ出したお肉~」

催眠状態でも使命は果たすべく相手をお尻に敷き続けます。むしろ肉見せに躊躇がなくなって肉圧が強くなるかも…


●色褪せぬ正義

 また別のエリア一角にてここにもヒーローが降り立った。紫のゴーグルバイザーに露出の多いヒーローコスチュームを纏ったミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)だ。本体はバイザーであるヒーローマスクであり、複数の着用者と交代して任に当たる。そして彼女らにとってもこの戦いの先にいるバンダースナッチは不倶戴天の敵。気合を入れて水着人間やコンプレークスの前へ降り立った。

「ミルケンピーチ、参上です!バンダースナッチを倒す為にもまずはあなたたちを…………あれ?」

 そこでミルケンは違和感を抱いた。彼女はボディである相手により口調が変化する。そして今回はバンダースナッチを倒す事に気合を入れていたアカリ・ゴールド(15)だと思っていた。だが、その口調と今ちゃんと確認した体、それは花園・桃姫(17)だった。これには流石のミルケンも慌てる。

「ちょっとアカリ、あなたバンダースナッチぶっちめるとか言ってたでしょう!? 何でこういう時だけ私に任せるんですか!?さてはここの予知を聞いて『あ、やべえっす』って思ってこっそり代わりましたね!?なんて早業……!」
「むう、なんていう露出の高さ!さては解放の神が遣わした援軍か!」
「違います!!」
「ならば残念だが仕方ない!心から解放の神に従うようにするまで!」

 ミルケン向けて水着人間やコンプレークスが突撃していく。ミルケンもそれを見て覚悟を決めた顔をすると、突っ込まれる直前に宙へと飛びあがる。

(とにかく、殺さないように制圧ですね!それなら!)
「必殺じゃなくて九割殺、【スペシャルピーチドロップ】!」
「ぐほおおお!」

 ミルケンが空中でくるりと回転しお尻を突き出した体勢で急速に落下。水着人間の一人が頭を押し付けられて大地へ叩きつけられる。その圧倒的な重量攻撃による衝撃と抑え込みにより、一瞬で意識が途絶えて気絶する。そしてその反動で浮かび上がると、すかさず今度はコンプレークスを襲い思い切り尻で吹き飛ばす。

「ぐえええ!」
「ぐはああ!」

 そしてその反動で飛ぶと更に連続攻撃、とその勢いが止まらずに次々と水着人間やコンプレークスが気絶させられていく。

「おのれ、イディオシンクラシー!!クラゲ形態になり貴様をぐえええええ!!」
「いくら身体が柔らくても、このピーチドロップの重量の前には無意味です!」

 先のようにクラゲ形態になり触手で捕まえようとしたがそれをミルケンは見切り、マントや手足で巧みにいなし、尻をクラゲの頭へとぶつけ、気絶させる。

「こいつ、触手を見慣れている!一体何故ぐはああ!」
「ヒーローマスクプライバシーです!」

 ミルケンにクラゲの触手がなぜか通用せず、更にコンプレークスと水着人間たちは数を減らされていく。このままミルケンが圧倒的に連続ピーチドロップで終わると思えた。しかし、そうはいかなかった。段々とミルケンの息が上がり、顔が赤くなる。そして思考が、そして姿がおかしくなっていく。

(水着……ビキニ……はみだし……ああ、素敵、でも、なんで……!)
「ふふふふ、ようやく効いてきたようだな!触手は確かにいなしていたようだが、我らの水着洗脳属性攻撃は触手、そして貴様が触れた体から同志全員が少しずつ行っていったのだ。塵も積もれば山となる。貴様はまんまと我らの罠にはまったのだ!そおら、いい姿になってきたぞ!」

 跳ね続けるミルケンのスカートが徐々に消えていき、小さめの下着が見えてきてしまい、グローブにブーツにマントも消えて、その姿は完全に極小のピンクビキニ姿へとなってしまった。そしてミルケンの顔も、すっかり快楽に蕩け始めてしまっていた。

「あはは、見てください桃姫のだらしないビキニからはみ出したお肉~。水着の食い込みもすっごいのぉ~。もっと見て、見てぇ!」

 ついにミルケン(か桃姫かそれとも両方か)が快楽に堕ちてしまい、すっかりビキニで体をくねらせる変態のようになってしまった。残り少なくはなったがまだ残って入るコンプレークスたちがそれを見て笑う。

「ふははは!ついに解放の神も喜ぶ姿と心になったな!さあ、他のお前達の仲間を襲って同じように--」
「ほらほら、桃姫のお尻の食い込み、みてええええええ♥」
「ぐはあああああ!?」

 同士討ちを命じようとしたコンプレークスに再びピーチドロップが炸裂し、押し付けられて気絶する。

「ど、どうなっている!コイツは確かに露出水着に目覚めてギエエエエエ!」
「ねえ、もっと、もっとぉ、もっと見て見て見てええええ!」
「まさかコイツ、催眠にかかり露出水着に目覚めてもなお、正義を捨てていないというのかグハアアアア!?」
「それとも単にコイツの露出水着属性がなんかおかしいだけグヘエエエエ!?」
「ねえ、もっと、もっとぉ、はみ出しちゃう、もっと動きたいのぉおお♥」

 ミルケンが自身の食い込みやはみだしを求めるあまりに尻を突き出しそれがピーチドロップとなりコンプレークスを制圧していく。しかも恥じらいがない分、それはむしろ洗脳前よりも容赦がない肉圧を込めた威力となる。そしてそれはミルケンが露出水着の快楽に堕ちた以上、もうだれにも止める事が出来ない。

 こうしてミルケンのこの食い込み尻乱舞は、コンプレークスたちが完全に気絶してもなお続き、全員が正気に戻るまで続くのであった。
成功 🔵🔵🔴

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
まあ、協力者が多ければ、そういう方も居ますよねぇ。

何やら『性癖』を語られていますので、その時間を利用して此方も準備を進めましょう。
何やら服装が『露出の多い水着』に変わってきましたが、それは[恥ずかしさ耐性]で耐えますねぇ。

『FMS』のバリアを展開し守りを固め、【膺劃】を発動して『威』を放射、周囲一帯の『区画』を支配しますぅ。
相手の動きは『性癖語り』で見破り易くなっておりますから、動きに合わせて[カウンター]で『区画の地面』から『拘束用の鎖』を放ち、纏めて捕縛しましょう。
後は、スナーク化が解除されるか気絶するまで締め上げておきますが、違う性癖に目覚めたりしないですよねぇ?


●解放の逆に在りしは

「『解放の神』ですか……まあ、協力者が多ければ、そういう方も居ますよねぇ」

 豊満な胸にアレンジした和装風メイド服を纏った夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が別エリアのコンプレークスらの前へと現れた。露出は多めではあるが、それでもコンプレークスらは納得していない様子で。

「むう、まだまだ布が多い!解放の神は納得せぬ!」
「ならばこの技で露出水着に堕ちるがいい!【性癖語り】!」

 コンプレークスたちがるこるの周りを取り囲むと、一斉に語り始めた。

「ビキニの何が良いかそれはまさに露出と動きやすさ、そしてそれを併せ持つデザイン美だ胸と股間の局部のみといういっそ清々しい程の貞淑なる隠し!これこそが神の望む究極の解放なり!」
「いやスリングショットも悪くは無い隠す部分は同じされどそれが紐で繋がれ紐しかないその見えるか見えないかの難易度はビキニ以上それはまさにスリルとドキドキのエクスタシーのエクスプロージョンよ!」
「うわあ、すごいですねえ……んっ」

 コンプレークスたちのそれぞれの性癖語りにつれ、囲まれたるこるのメイド服がジョジョに小さくなっていき、それは露出の多い水着のようになっていく。

「ですがこれくらいならばまだ耐えられますね」

 るこるの精神的な恥ずかしさへの耐性は相当なレベルである。そして恥ずかしさとは自身の精神的防壁を崩れ去るもっとも一番の要因。故に、その耐性は精神異常の耐性とも=となる。自分を保ったるこるは早速対応を開始した。

「むう、まだ抵抗するか!ならば直接触れて確実に洗脳を……何?!」
「ふふ、おさわりはご遠慮しますね?」

 空間が揺らめき、10枚の円盤が現れたと思うとそれが間にバリアを形成。コンプレークスたちの接触を阻み、るこるを取り囲むバリアを形成した。これこそが「FMS(正式名称:フローティングミラーコートシステム)」。るこるが持つ祭器の1つである。そして接触を防いだところでるこるの反撃が始まる。

「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『懲戒の加護』をお与え下さいませ。【豊乳女神の加護・膺劃(チチガミサマノカゴ・トメダテシホウド)】!」

 祈るように掲げた両手から光が放たれる。しかしそれはコンプレークスらにダメージを与えず、すり抜けて地面へと消えた。それを見て一瞬身構えたコンプレークスたちがにやりと笑う。

「た、ただのこけおどしか!」
「驚かせて!このバリアも性癖語りで強化された私たちなら打ち破れるわ!」

 コンプレークスらがバリアを力ずくで破壊しようとした、その時だった。

「もう終わってますよー?」
「何、ぐえええ!?」
「何これええ!?」

 突撃してきたコンプレークスらが、突然全身を見えない何かにがんじがらめにされてしまい、動けずに倒れこんでしまった。

「バカな、攻撃の動作など全く!」
「い、一旦離れるぞ!」

 突然のことにコンプレークスらがどよめき、るこるから距離を取り回避に徹しようとする。

「ダメですよお。あなた方の技は強化される代わりに動きが見切りやすくなる反動があります。避けようとしても見え見えですから」

 避けた先を読むように、もしくは見てない方向から何かが現れ、コンプレークスらを容赦なく縛り上げていく。

 るこるの技は周囲を『区』として支配する『威』を放射し、支配した領域から力場としての『鎖』を発射できるもの。区1枚は畑1つ分だが、増やすことで多数の領域を支配できる。防御を固め、防ぐ間に周囲を支配し一気に一網打尽にする作戦であった。



「ん、んんっ……」
「んぐ、んぐ」

 程なく、コンプレークスや水着人間らが全員力場で捕縛され、全身をきつく直立姿勢で縛られ、無様な柱のように立ち並ぶ空間が完成した。るこるは満足そうに微笑む。

「ではスナーク化が収まるまで、皆さんにはこうして縛られていて貰いますね?勿論、暴れないように容赦なく縛らせてもらいます。何しろ皆さんが崇める解放の神とは全く真逆の状態。皆さん、我慢ならないでしょうから。ええ、まさか」

 るこるが近くのコンプレークスの体を触る。きつく縛られ苦痛もあるであろうその体。だがそこに別の感情を感じて。

「まさか、別の性癖に目覚めてなど、なさいませんよね?」
「んっ……!!」

 崇める神への信心を試すように、もしくは純粋に心配するように、どちらともとれない微笑みを浮かべるるこるに、コンプレークスは底知れない何かを抱いていた。

 こうして少し後、コンプレークスや水着人間らはスナーク化が解けて束縛から解放された。果たしてコンプレークスらが束縛に目覚めたのか、それがまさかスナーク化が解けた後の者たちに趣味の範囲で残ってしまったか、それはるこるだけが知るのみである。
大成功 🔵🔵🔵