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ヴァンガ共和国内戦 ~共和国の英雄、蜂起~

#クロムキャバリア #カメリア大陸


 ここはクロムキャバリアに存在するヴァンガ共和国にある軍司令部。その司令室にて、とある重大な事件が起こっていた。
「な、何のつもりだ、アルコフ大佐!? この国の英雄である君が何でこんな事を…!」
 司令官は自身に銃を向けている目の前の軍人、アルコフにそう問い掛ける。
「…司令官。この国の軍隊は貧弱過ぎる。あなたのやり方では、とてもではないがこの国を守る事ができない。だから俺が変えるのだ。この国の軍隊を強くし、周辺諸国さえも従わせる事が出来るようにすると」
 銃を向けたまま、アルコフは静かにそう答える。
「大佐、力だけでは何も変えられん! 時には協力し合う事も必要なのだ! 今は友好関係を結んでいるからこそ、この国の平和は…」
「…もういい。お前のそのへっぴり腰な姿勢は見ていられん」
 バンッと1発の銃声が鳴り、頭を撃たれた司令官は床に倒れる。そこへアルコフの部下であるイワン少佐が入ってくる。
「大佐、準備が整いました。いつでも実行可能です」
「よろしい。ここの用事も済ませた。この腐った軍隊を変えるぞ」
「了解。お供します」
 そう話した2人は部屋を後にするのであった。

「皆、戦争中で忙しいというのに、集まってくれて感謝する。クロムキャバリアで厄介な事態が起きてな…。早速、ブリーフィングを始めよう」
 集まった猟兵たちにそう告げて、防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は左腕のハッキングツールを操作し、中央に置いてある透明な机に今回の舞台の3Dモデルを表示する。
「今回の任務は、クロムキャバリアにあるヴァンガ共和国と呼ばれる小国家で起きたクーデターを鎮圧する事が目的だ。場所はその国の軍司令部がある市街地。既に住民達は避難しており、敵部隊が展開しているようだ。敵の部隊はオブリビオンマシン1機と量産型キャバリア複数、無人操作の量産型キャバリアの大部隊で構成されている。猟兵の皆のユーベルコードや武器でなら十分撃破が可能だが、もしキャバリアが必要であれば言って欲しい。量産型キャバリアではあるが、こちらの方で用意できるかもしれない。では、次に敵の説明に移ろう」
 次に彼は敵の3Dモデルを表示する。
「まず、大部隊の量産型キャバリアの方だが…作りは簡素で単体自体はそれほど強くはない。皆なら一撃で葬れるくらいの強さだ。攻撃自体も特に皆の脅威になり得るものはない。だが、如何せん数が多い。囲まれないように戦うのがいいだろう。皆には最初にこいつらの群れを突破してもらう。次は別の量産型キャバリアについての説明に移ろう」
 説明を聞く猟兵達を眺めながら、次の敵の3Dモデルと優しそうな顔の若者の写真を表示する。
「こいつは『グレイル』という機体で、機動力と耐久力のバランスが良好な機体だ。この機体はさっき説明したキャバリアよりは少ないが、複数確認されている。グレネードランチャーによる攻撃、シールドを利用した格闘攻撃とパイルバンカーのコンボなどとなかなかに侮れない攻撃がある。なお、この『グレイル』の部隊の指揮をとっているのは、この写真に写っているイワン少佐という男だ。この男は共和国の中でもNo.2の撃墜数を誇っているエースだ。たとえ量産機に乗っているとはいえ、油断したら返り討ちに遭う。注意にするように。さて、敵のボスだが…」
 『グレイル』とその指揮官の説明を終え、敵のボスの機体と強面でいかにも強そうな男の写真を表示した時、拓也の顔が少々強張る。
「ボスが使う機体は『モノアイ・ゴースト』というオブリビオンマシンだ。意外と報告が多い機体でな。この機体と交戦した事がある者がこの中にはいるかもしれない。それでも性能は侮れない。バリアを纏った状態での突進、高速で飛翔しながらの光学兵器の一斉射撃など、面倒な攻撃をしてくる。しかし、一番の問題はそれを操るパイロットだ。この機体に乗っているのはアルコフ大佐。共和国のNo.1のエースで、その実力は周辺国にも恐れられている程だ。彼は近年に起きた戦争で活躍し、英雄と呼ばれている。だが、その戦争で恋人を失ったそうだ。それも当時同盟を組んでいた周辺諸国による誤射によって…だ。彼が何故このような事を起こしたかは定かではないが、もしかしたら復讐心もあるかもしれんな。とにかく強敵であることは確かだ。こいつと戦う時は本当に気を付けろよ」
 そう言って、拓也は猟兵たちを見回す。
「後、重要な事が2つある。1つは戦闘の最中に敵は皆の動きを見ているだろう。対抗策をとってくる可能性が十分にある。特にイワン少佐とアルコフ大佐と戦う時は要注意だ。あいつらには小手先の策は通じないはずだ。注意するように。もう1つは戦闘の状況などの情報が欲しい時は、臨時軍司令部にいる早期警戒管制部隊に所属している管制官に聞いてくれ。コールサインはピースバードだ。無線とかで遠慮なく聞いてくれ。ブリーフィングは以上だ。それでは、皆の武運を祈る。無事に帰って来てくれ」
 最後に彼は敬礼し、グリモアを起動するのであった。


メガネペンギン
 危ねぇ…あともう少しで1年ぶりになるところだったぜ…。
 さて、お世話になっている方はお久しぶりです。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。今回はクロムキャバリアにてクーデターを鎮圧する事が目的となっています。
 今回の大まかな流れは、キャバリアの群れを突破→イワン少佐率いる『グレイル』部隊との集団戦→アルコフ大佐が操る『モノアイ・ゴースト』とのボス戦となっております。
 幸い敵が分かっているので対策は立てやすいかもしれませんが、油断大敵です。特にイワン少佐とアルコフ大佐と戦う時は要注意です。下手したら、痛手を負うかも…。まぁ、皆さんなら何とかしてくれると信じています。
 なお、今回はクロムキャバリア世界ということで、キャバリアを借りて乗ることができます。ユーベルコードはキャバリアの武器からも放つこともできます。そのまま戦うのもOKですし、自前のキャバリアで戦うのもアリです。そこら辺はプレイングに書き記して下さい。
 久しぶりなので少々不安がありますが、皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
 皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
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第1章 冒険 『敵陣突破』

POW   :    群がる敵を正面から蹴散らし、突き進む

SPD   :    敵陣の薄い箇所を突き、一点突破を狙う

WIZ   :    敢えて多くの敵を引き付けておき、一気に倒す

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グリモアによって現場に転送された猟兵達。目の前には市街地が広がっており、ちらほら煙が上がっているのが見える。そこへ猟兵達にいい声の男の通信が入る。
「こちら、ヴァンガ共和国軍所属の早期警戒管制官だ。コールサインはピースバード。君達が例の猟兵達かな? 話は聞いている。こんな時に来てくれて、とても心強い。感謝するよ。早速だが、敵部隊は既に市街地に展開している。敵のボスであるアルコフ大佐は軍司令部前にいるようだが、その前にはイワン少佐が率いる部隊と無人操作の量産型キャバリアの部隊が行く手を阻んでいる。まず、無人操作の奴らを突破しないと、イワン少佐のところにも辿り着けないようだ。こちらは情報でサポートする。何かあったら、連絡をくれ」
彼からの通信が終わった後、猟兵達はそれぞれ行動に移るのであった。
エリカ・タイラー
「シュヴェールト了解……あ、もう切れてますか」
管制官は無人機と仰っていました。
それならいくらか遠慮なくやれそうですが、多数を相手取らないようにしたいです。

「敵陣の薄い箇所を突き、一点突破を狙う(SPD)」に挑戦します。

ユーベルコード「絶望の福音」。
レーダー反応の10秒先の未来を予想し、反応の少ないルートを進みます。

避けられない交戦はやむを得ません。
十数メートル程度飛翔して敵機斜角を市街地から逸らさせながら、
RXサーフブレイドを盾代わりにBXSビームダガーで迎撃します。

「シュヴェールトよりピースバード。私の方は少々交戦ありましたが落ち着いたかと。戦況変化等ありましたら何なりとお申し付け下さい」



「シュヴェールト、了解……あ、もう切れてますか」
 ピースバードからの通信にエリカ・タイラー(騎士遣い・f25110)は返答しようとしたが、丁度通信が切れてしまう。
「…さて、管制官は無人機と仰っていましたね。それなら幾らか遠慮なくやれそうですが、交戦は出来るだけ避けたいところですね」
気を取り直しつつ、彼女は『絶望の福音』を発動。レーダー反応の10秒先の未来を予想し、反応の少ないルートを模索する。
「…なるほど。やはり数が多いだけあって、戦闘は避けるのは難しそうですね。けれど、最適なルートは導き出せました」
そう言いつつ、彼女は導き出したルートを辿っていく。暫く進むと交差点の前に辿り着き、レーダーを確認する。右方向に2つの反応。先へ進むには、この2機を排除せねばならないようだ。
「…ここは先手必勝です」
そう言った彼女は交差点に出て、乗機である『シュヴェールト』を敵に向かって10数m程飛翔させる。敵機はエリカに気付き、攻撃を開始するが、彼女は『RXサーフブレイド』を盾代わりにしてこれを防ぎ、1機をそのままの勢いで『RXサーフブレイド』で吹っ飛ばし、もう1機に『BXSビームダガー』を突き刺して仕留める。そして吹っ飛ばした敵機に『BXSビームダガー』を追い討ちを掛けるように突き刺し、反撃される前に仕留める。
「シュヴェールトよりピースバード。私の方は少々交戦ありましたが、落ち着いたかと。戦況変化等ありましたら、何なりとお申し付け下さい」
戦闘を終えて一息ついたエリカは、ここでピースバードに連絡を入れる。
「了解だ、シュヴェールト。敵機が異変に気付いたのか、君の方へ何機か向かっているようだ。そこにいると敵機に襲撃される可能性がある。注意してくれ」
「ピースバード、了解。すぐに移動します」
そう言った彼女は、敵機に捕捉される前にここを後にするのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ユキシロ・クロエ
SPDで行動。
さて‥‥キャバリア相手か‥‥だけどシロのやる事は変わらない‥‥確実に任務を遂行するだけだ‥‥!
行動に移す前に管制官の人に確認だ‥‥。市街地には逃げ遅れた街の人が居るか確認を取る。居ないようならすぐに目標めがけて「ダッシュ」で向かい市街地の狭い道を活かしながらキャバリアを躱していこう
どうしても鉢合わせになるなら相手は無人機「貫通攻撃」スナイパーライフルでバレる前に沈黙させる‥‥。
もし人が居るようなら避難誘導しながら敵の攻撃はかわす事に集中しよう。
さて‥‥まだ始まったばかりだから‥‥出来るだけ消耗は避けたいな‥‥



「(さて…キャバリア相手か…。だけど、シロのやる事は変わらない…。確実に任務を遂行するだけだ…!)」
 内心でそう意気込んだユキシロ・クロエ(死を運ぶ白狼・f35916)は、行動に移る前にピースバードに通信を入れる。
「こちらシロ。ピースバード、市街地に逃げ遅れた人達はいないか?」
「シロ、住民達は全員避難済みだ。既にこちらの方で保護している」
「そう、良かった…」
住民達の事を心配した彼女は、ピースバードの言葉に少し安堵する。だが、すぐに真剣な表情に切り替わる。
「…敵が少なそうなルートは?」
「そこから北東へ向かえば、旧商店街がある。そこなら比較的警戒している敵機も少ない。そこを通って、司令部を目指すといい」
「シロ、了解」
そう言って彼女は北東へ向かい、旧商店街へ入っていく。道中を狭い道を利用しながら、彼女は警戒している敵機を躱していく。しかし、比較的に少ないと言っても、数が多い。彼女は狭い道からバレないように、1機の敵機を見つめる。どうやらアレを仕留めないと、この先は抜けないようであった。
「…やはりそう簡単に上手く事は運ばないか」
そう呟いた彼女は『組み立て式スナイパーライフル』を組み立て、敵機に狙いを定める。
「………」
呼吸を止め、身体をピタッと止めた瞬間、引き金を引く。銃弾が放たれ、それは敵機の頭部を貫く。敵機は倒れ、行動不能状態になる。
「さて…まだ始まったばかりだから…出来るだけ消耗は避けたいな…」
そう呟きながら、彼女は旧商店街を抜けていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

化野・花鵺
「久しぶりのせぇふくだぁ…ハスハスしたいぃ」
狐、今日も話半分だった

「うえぇ、もう戦場?他のみんなは…あんなに先行してるぅ」
狐、周囲をキョトキョトした

「OK分かった理解したぁ!ここはキャバリア、高高度と高速不可でこの大軍を抜けて行け、だぁ!」
狐、依頼を正解に辿り着いた

「お祖父さま、あとはお任せぇ!」
野生の勘で敵の攻撃を避け衝撃波で弾きオーラ防御で受けたりしながら走り回って敵を集め「偉大な天狐の召喚」
見えない風刃で敵を一気に切り刻む

「よぉし、すっきりしたところでさっさとみんなに追い付こおっと。戦果をいっぱい上げたらぁ、きっとほめてもらえるよねぇ」
上機嫌な狐、野生の勘でルート選択してまた走り始めた



「久しぶりのせぇふくだぁ…ハスハスしたいぃ」
 そう言ってウットリしているのは化野・花鵺(制服フェチの妖狐・f25740)。彼女は制服フェチという特殊な個性を持っており、今回は軍服姿の拓也に反応していた。しかし、既に拓也はおらず、目の前には戦場が広がっていた。
「うえぇ、もう戦場? 他のみんなは…あんなに先行してるぅ」
正気に戻った花鵺は周囲をキョトキョトし、その場で考え込む。
「OK分かった理解したぁ! ここはキャバリア、高高度と高速不可でこの大軍を抜けて行け、だぁ!」
今自分が置かれている状況を見て、彼女はようやく任務を理解したようであった。そんな彼女を心配してか、ピースバードから通信が入る。
「…え~っと、こちらピースバード。嬢ちゃん、そのまま直進すると多くの敵機と遭遇する事になる。戦闘を避けるなら…」
「目指すは一網打尽! レッツゴー!」
ピースバードがアドバイスしようとしたが、それに構わず花鵺はそのまま走り出す。敵機が彼女に気付いて攻撃するが、彼女は野生の勘で避けたり、オーラを張ったりして攻撃を弾いていく。彼女を仕留めようと、敵機が次第に集まっていくが、それが彼女の狙いであった。
「お祖父さま、あとはお任せぇ!」
いい感じに敵機が集まったところで、彼女は『偉大な天狐の召喚』を発動。神獣となった天狐が召喚され、天狐は全てを切り裂く見えない風の刃で敵機を切り刻んでいく。気付けば、あっという間に敵機は殲滅されていた。
「す、凄いな…。あんなにいた敵機の反応がもう消えてる…」
ピースバードは花鵺の力を目の当たりにして、驚く。
「よぉし、すっきりしたところでさっさとみんなに追い付こおっと。戦果をいっぱい上げたらぁ、きっとほめてもらえるよねぇ」
上機嫌な花鵺はそう言いながら、自身の勘で道を選択して駆けて行くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイ・ランス
【SPD】※アドリブ、連携歓迎
■心情
ほほー、クーデターかあ。一先ずは敵陣突破するとしてと。戦闘は少ない方がいいよねえ。
となれば、一点突破が一番早いかな?ま、そこを探しつつ、ついでの【偵察】もしちゃいましょうかね。

■行動
キャバリア"レーヴェンツァーンTypeⅡ"に搭乗。
UCと”慣性制御術式”、”重力制御術式”によって機体制御しつつ、"事象観測術式"の【世界知識】とピースバードからの通信から【情報収集】して、重力航行(滑空/ダッシュ)します。
光学【迷彩】と【地形の利用】、【ジャミング/ハッキング】で無人機の目をだましつつ、【目立たない】ように敵陣の薄い部分を突破していきます。



「ほほー、クーデターかぁ。とりあえず敵陣突破するとして…戦闘は少ない方がいいよねぇ」
 愛機である『多次元偵察電子機体"レーヴェンツァーンTypeⅡ"』に搭乗しながら、ジェイ・ランス(電脳の黒獅子・f24255)はそう呟く。
「となれば、一点突破が一番早いかな?」
そう考えた彼は早速ピースバードに通信を入れる。
「ピースバード、どこか敵陣の薄い部分はないかい?」
「こちらピースバード。敵は東の方を警戒しつつある。今なら西の方が手薄だ」
「了解、ピースバード。また何か変化があったら言ってくれ」
そう言って彼は通信を終えて『事象観測術式(ワード・オブ・ディスティニー)』を起動し、事象を観測して最適ルートを割り出す。
「さて、行きますか!」
『慣性制御術式(ワード・オブ・イナーシャ)』と『重力制御術式(ワード・オブ・グラヴィティ)』を起動しながら、彼は機体を動かし、光学迷彩を施しながらルートを辿って行く。順調に進んで行くと、目の前に道を塞ぐ1機の敵機が目に入る。
「(あ~、これはちょっと強引に突破するか)」
そう考えたジェイは機体のスピードを上げ、そのままの勢いで飛び蹴りを放つ。機体の両足が敵機を捉え、一撃で敵機を吹っ飛ばし、戦闘不能にする。
「こちらピースバード。敵機がそちらに戻りつつある。抜けるなら早くした方がいいぞ」
敵機を丁度片付けたところで、ピースバードから連絡が入る。
「了解。後少しで抜けられるから、心配ないよ」
そう言って、ジェイは悠々と機体を動かし、見事警戒エリアを突破したのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『グレイル』

POW   :    シールドストライク
【シールドを使用した格闘攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【パイルバンカー】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    バレッジ
【友軍と共に繰り出す一斉掃射】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を制圧し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    グレネードショット
単純で重い【榴弾】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
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 無人操作の量産型キャバリアの群れを無事に突破した猟兵達。そこへピースバードから通信が入る。
「こちらピースバード。その先にはイワン少佐の部隊が待ち構えているはずだ。彼はこの国でアルコフ大佐に次ぐNo.2のエースだ。彼の機体は左肩が白く塗装されている。その機体を見た時は注意してくれ」
その時であった。突然何者かが、回線に割り込んでくる。
「ピースバードの言う通りだ。私の機体を見た時は、逃げる事をお勧めするよ。猟兵諸君」
「なっ…?! イワン少佐!!」
割り込んできたのは、何と敵であるイワン少佐であった。突然の割り込みに、ピースバードは驚く。
「おいおい、ピースバード。別に驚く事じゃないだろう。私と君は元々戦争で一緒に戦った仲じゃないか。この回線を知ってても、おかしくはないだろう」
まるで友人と話すような口調で、イワン少佐はそう言う。
「少佐…何故大佐とこのような事を…」
「私はアルコフ大佐の部下ですよ? 上官に従うのは、普通です。それに、この国の事を憂いていたのは私も同じですから。この国の軍隊は無理矢理にでも改革すべきなんですよ」
「少佐…!」
「さて…雑談はここまでにしておこうか。猟兵諸君。君達の戦いぶりは、無人機から送られた情報で見させてもらった。狭い道を利用しての奇襲、見えない何かによる攻撃など、色々と。なかなか歯応えがありそうな敵で安心したよ。私の防衛網を突破すれば、大佐が待つ軍司令部まで行く事が出来る。君達の力、存分に見せてくれ。では、戦場で会おう」
そう言って、イワン少佐は通信を切る。
「…少佐は強敵だ。先程の無人機と同じように見ていると、痛い目を見る可能性が高い。腕に自信が無ければ少佐との交戦を避けて、他の敵を片付けて突破するのも手だろう。少佐の動きは何とかこちらで追ってみる。少佐の位置情報を知りたかったら、連絡してくれ」
ピースバードの言葉を聞き、猟兵達は気を引き締めて進軍を再開するのであった。
化野・花鵺
「尾もない木偶にいきがられてものぅ。正直、興ざめじゃ」
狐、嘲笑した

「あれで妾を見切ったなど、おこがましいにも程がある。ヌシら如き小者は、妾の管狐と遊ぶ程度がお似合いじゃ。行けぃ、管狐。あの有象無象に身の程を思い知らせてやるのじゃ」
「管狐の行進」で戦場に存在する人員×100匹の管狐召喚
戦場を埋め尽くす管狐が軍隊蟻の行進のようにそこに存在する敵の間を駆け抜けながらダメージを与えていく
勿論仲間の猟兵には襟巻きのように巻き付いて攻撃力と防御力をあげていく

「小者は小者同士そこで遊んでいるが良いわ。妾は先に行こうぞ、ホホホホホ」
狐、敵の攻撃を野生の勘で避け衝撃波で弾きながら高笑いしつつ戦場を駆け抜けた



「尾もない木偶にいきがられてものぅ。正直、興ざめじゃ」
 まるで相手を見下すかのように、花鵺は嘲笑しながらそう言う。
「あれで妾を見切ったなど、おこがましいにも程がある。ヌシら如き小者は、妾の管狐と遊ぶ程度がお似合いじゃ。行けぃ、管狐。あの有象無象に身の程を思い知らせてやるのじゃ」
そう言って、花鵺は『管狐の行進』を発動し、戦場を埋め尽くすような管狐の大群が召喚され、まるで軍隊蟻の如く突き進んで行く。
「なっ、何だこの大群は!?」
「く、くそっ! いくら撃っても止まらないぞ!」
「小者は小者同士そこで遊んでいるが良いわ。妾は先に行こうぞ、ホホホホホ」
管狐の大群をイワン少佐の部下達は必死になって止めようとするが、多勢に無勢。孤立した機体は各個撃破されていく。
「う、うわぁぁぁー!!」
「しょ、少佐! 一体どうすれば…!?」
圧倒的な力の差の前に、イワン少佐の部下達は困惑する。だが、少佐は冷静だった。
「…各機、管狐がジャンプしても届かないギリギリの高度を保って飛行しながら移動しろ。もし数が固まってタワーを作り出したら、グレネードで吹っ飛ばせ。そして絶対に孤立せず、近くの隊員と共に行動せよ」
「りょ、了解…!」
少佐の指示通りに部下達が動くと、被害は次第に抑えられていく。しかし、花鵺が防衛網を抜けるのは確実であった。
「さて、狐のお嬢ちゃんには少しお返しをプレゼントしないとな。各機、これから俺が言う場所にグレネードを曲射で撃ち込め。座標は…」
少佐が何かを企んでいる頃、花鵺は多数の管狐と共に調子良く進んでいた。
「何じゃ、本当に口先だけの連中じゃったのぅ。これじゃあ大佐という輩も所詮小者に過ぎ…」
そう言いかけた時であった。何か、自身の上に降って来る。野生の勘がそう告げている。そう思って上を見上げた。
「のわっ!?」
何と、上から無数のグレネードが降って来るではないか。彼女は咄嗟にオーラで防御したり、衝撃波で爆風を相殺する。そのおかげか、彼女はほぼ無傷で済んだ。それでも周囲は何もかも吹っ飛ばされて更地のような状態で、彼女の周囲にいた管狐は少数であった。
「…おのれ、あの木偶め。次に会った時は容赦せぬぞ」
悔しさを滲ませながら、花鵺はそう言って防衛網を突破したのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイ・ランス
【SPD】※アドリブ、連携歓迎
■心情
なーるほど、No.2か。倒せば士気も下がりそうだし、やって損はない感じだねえ。
武装はない?いやいやシコタマあるさ。魔術師の戦い方、見ときなさいなって。
じゃ、景気よく行こうか。

―――Ubel:Code Babel_Kanone Dame.

■行動
”事象観測術式”による【情報収集】によって【索敵/偵察】し、【先制攻撃】として最も部隊に打撃を与えられるポイントへUCを撃ち込みます(スナイパー、制圧射撃)。
その後、光学【迷彩】や【残像】、【ジャミング】によって【目立たない】よう【地形の利用】を行いつつ低空を【滑空】し、”光線”や”機関砲”、”砲塔”を撃ち込んでいきます



「なーるほど、No.2か。倒せば士気も下がりそうだし、やって損はない感じだねぇ」
 ピースバードからの情報を聞き、うんうんと操縦席で頷くジェイ。彼は隙あらばイワン少佐を仕留める気、満々であった。
「しかし、君の機体には武装がないみたいだが…それでどうやって攻撃するんだ?」
疑問に思ったピースバードが彼に質問する。そう。ジェイの愛機には武装は一切ついていないのだ。
「武装がない? いやいやシコタマあるさ。まぁ、安心しな。魔術師の戦い方、見ときなさいなって」
と言い、電脳魔術を駆使して機体の周りに機関砲や火砲などを召喚し、空間固定する。
「じゃ、景気よく行こうか。―――Ubel:Code Babel_Kanone Dame」
そう詠唱して『190cm仮想電磁加速電送砲』を発動し、固定していた『630mm仮想電磁加速砲塔(ブリッツカノーネ)』が大きさが3倍となり、超巨大な火砲へと変化を遂げる。
「なっ…急に火砲が…!?」
あまりの突然の出来事にピースバードは驚愕する。
「ピースバード、少佐の位置は分かるかい? 出来ればそちらに撃ち込みたいんだが…」
「あ、ああ…一応レーダーで場所は探知出来ている。そちらにデータを送る」
「サンキュー」
ジェイはピースバードから送られたデータを参照にしつつ、『事象観測術式(ワード・オブ・ディスティニー)』で最適なポイントを割り出す。
「さぁて、行くぜ。ファイア!」
狙い澄ました1発の砲弾をジェイは決めたポイントへと撃ち込むのであった。

 一方その頃、初めて聞く途轍もなく大きな砲撃音を聞いたイワン少佐は何か嫌な予感を感じ、部下と共に移動していた。
「…まずい。私の勘が今すぐここを離れろと告げている」
そう言った時であった。ジェイが撃った特大の砲弾がポイントへ着弾し、周囲を爆風でふっ飛ばしていく。
「うおっ!?」
移動していたものの、イワン少佐は部下と共にその爆風でふっ飛ばされていった。

「着弾確認。…ポイント周辺にいた敵機の反応は消えたようだ」
 観測していたピースバードが通信でジェイにそう連絡する。
「イワン少佐は?」
「不明だ。反応が消えたが砲撃直後、移動していたから直撃は免れた可能性がある。確認しに行くなら注意した方がいいだろう」
「了解。確認しつつ、防衛網を突破する」
そう言ってジェイは機体に光学迷彩を施し、極力目立たないように低空で滑空しながら道を進んで行く。やがて、イワン少佐の反応が消えたポイントに辿り着く。
「…残っているのは瓦礫だけだな。とりあえず試しに撃ち込んでみるか」
彼は武装を瓦礫に向かって撃ち込んでみる。瓦礫から出てきたのは、普通のグレイルの残骸であった。
「…逃げたか、或いはここで死んだか。どちらにしてもイワン少佐に何かしらのダメージを与えたのは確かかな。とりあえず先へ進もう」
そう考えた彼は防衛網を突破し、軍司令部へと向かうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ユキシロ・クロエ
WIZで行動
さて‥‥相手に情報が伝わっていたかこれじゃさっきと同じ戦術は通用しないな‥‥。
でも相手とは少し距離があるのかならアレを使うか‥‥
こちらシロ ピースバードそちらに重火器を大量に装備した見慣れないキャバリアは無いか?有ればそのキャバリアをこちらに持って来て欲しい持っていく方法はそちらに任せる。来たら乗り込んで戦おう。
敵は多数だな【先制攻撃】を仕掛ける‥‥!
【スナイパー】でロングレンジキャノンを使って狙撃する狙いは敵から少しずらした足元の地面だ。
敵だって銃声が聞こえたら避けるはずだそこを狙う‥‥。敵が近くに来るならロングレンジキャノンを相手に突き刺す‥‥!後事前に少佐に聞きたい大佐は何が理由でクーデターを行ったんだ‥‥?確かに依頼主からは復讐かもと聞いたがあくまで憶測だ。大佐の部下である少佐に聞いたら何が理由か解るかもしれないからな‥‥。



「さて…相手に情報が伝わっていたか。これじゃさっきと同じ戦術は通用しないな…」
 イワン少佐が自分の戦い方が把握されていたのを知って、シロは少し考え込む。
「そういえば相手とは距離があるか。なら、アレを使うか…」
何かを思いついた彼女はピースバードに通信を入れる。
「こちらシロ。ピースバード、そちらに重火器を大量に装備した、見慣れないキャバリアは無いか? 有ればそのキャバリアをこちらに持って来て欲しい。持っていく方法はそちらに任せる」
「ピースバード、了解。西から輸送トラックでそちらへ運ぶ。到着は10分後だ」
「シロ、了解。後、少佐がどこにいるか分かるか? 彼に聞きたいことがあるのだけど…」
「ネガティブだ。まだ少佐の位置はあれから分かっていない。分かり次第、連絡する。ピースバード、アウト」
そうやって通信のやり取りを終えたシロは、軍司令部がある方向へ眼差しを向けるのであった。

「少佐…少佐! 応答してください!」
 一方その頃、敵方は先程の攻撃で行方不明になったイワン少佐を探していた。
「…諸君、心配かけてすまない。私は無事だ」
無線で少佐はそう答え、グレイルの残骸の下から機体と共に出てくる。
「少佐、ご無事でしたか!」
「ああ…機体に少々ダメージがあるが、戦闘に支障はない。部下が必死になって先程の攻撃から私を庇ってくれたおかげだ」
彼はそう言って残骸の方へ向き、敬礼する。
「しかし、敵に次々と防衛網を突破されています。これ以上突破を許すのは流石に…」
「いや、これは大佐も想定していた事態だ。勿論、私も。重要なのはいかに猟兵達の情報を収集し、生きて持ち帰るかだ」
「…そうでしたね。ここで死んでしまった同志達の為にも、我々は生きて帰らねばなりませんね」
そう彼らが話をしている時であった。
「…こちらピースバード。少佐、聞こえるか?」
「おや? 君達の方から通信とは…。まさか降伏勧告のつもりかい?」
「いや、君に質問したいという猟兵がいてな。彼女につなごう」

「…こちらピースバード。少佐とつながったぞ」
「ありがとう。…こちらシロ。少佐に聞きたい事がある」
 輸送トラックからキャバリア『ヘビーアームズエイト』を受け取り、搭乗したシロは少佐と通信を始める。
「私に聞きたい事? 何かね?」
「…大佐は何でクーデターを起こした? シロ達の依頼主からは復讐かもしれないと聞いたけど…」
「…う~ん、難しい質問だね。確かに前の戦争で大佐は恋人を亡くしている。しかも同盟国に誤射によってね。当時、私もその現場にいたからよく覚えているよ。復讐心はないかって言われたら、恐らくNOだろうね。しかし、その理由を知りたいなら、本人に聞くといい。私達の防衛網を突破してな」
「…そうか。なら、直接聞きに行くよ」
「ああ、賢明な判断だ。では、戦場で」
そう言って少佐は通信を切る。
「…ピースバード。敵の防衛網で薄いところはある?」
「敵は先程の攻撃で各地に散開しているが、北西なら突破しやすい」
「了解。そこを突いて一気に突破する」
シロはそう言って、北西にいる敵機を狙撃する為、移動する。狙撃ポイントに着いた後、『ロングレンジキャノン』で狙いを定める。狙うは敵機から少しずらした足元の地面だ。
「……!」
トリガーを引き、放った砲弾は狙った場所へと命中する。
「狙撃だ! スナイパーがいるぞ!」
そう言って敵機達は建物の陰に隠れる。その隙に『ヘビーアームズエイト』を前に進めて、敵機との距離を縮めていく。
「現れたな、ノコノコと!」
そう言って、建物の陰から現れて『ヘビーアームズエイト』を撃とうとした敵機だが、それがシロの狙いであった。
「出てきてくれてありがとう…」
そう言って彼女はすかさずトリガーを引き、撃たれる前に敵機を撃ち抜く。
「ならば、接近戦で…!」
「…無駄だよ」
彼女は接近戦に持ち込もうとした敵機を冷静に『ロングレンジキャノン』で突き刺し、そのまま零距離射撃で吹っ飛ばす。
「こちらシロ。防衛網を突破。このまま軍司令部へ向かう」
そう言って彼女は防衛網を突破し、アルコフ大佐のもとへ向かうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

インディゴ・クロワッサン
ふーむふむ…
「そーだ、この前拾った『アレ』試してみよーっと!」

その前に…まずは僕自身で撹乱を、ってね
攻撃は、鎖付きの短剣:Piscesでの巧みなロープワークや残像とかで可能な限り避けるよー
敵キャバリアを踏み台にして(踏みつけ)、空中に飛んだら隙を見せて、攻撃を誘発させちゃうぞ~(フェイント)(念の為オーラ防御/激痛耐性も)
「…なーんて、ね」
二対四翼を顕現させたら、空中戦に移行して拷問具:嘆きの金糸雀で弾幕を貼るぞー!
「あっはは!引っ掛かった~!」
楽しくなってきちゃったし、前にこの世界で拾った面白そうなキャバリアを無限収納から出して搭乗するぞー!
乗る時に邪魔だから羽はしまうけどさ(笑)
「さ、楽しませてよ?」
黒いサーフブレイド:ダインスレイヴを構えたら、攻撃は可能な限り見切ったり、ダインスレイヴで武器受けしたり、弾幕をなぎ払ったりして、UC:悪しき鬼は羅刹の如く で攻撃だー!
う~ん、たーのしー! …って、ん? 通信?
「…あっヤバ…本題忘れてた…!」



 他の猟兵達が防衛網を突破していく中、戦場に新たな猟兵が降り立つ。
「ふーむふむ…」
戦況を確認する青年の名はインディゴ・クロワッサン(藍染め三日月・f07157)。この名前は仮の名であるらしく、本名は記憶が曖昧で分からないんだとか。
「こちらピースバード。敵機は警戒で各地に散開しているようだが、数は少ない。突破するなら、今がチャンスだ」
そこへピースバードから通信が入る。
「了解。じゃあ、適当に進んでみるね~」
そう答えたインディゴは自分が決めたルートを駆けて行く。
「そーだ、この前拾った『アレ』試してみよーっと!」
走っている最中、何かをいい事を思いついた彼はニヤニヤと笑いながら進んで行くと、警戒に当たっていた2機のグレイルに遭遇する。
「いたぞ、これ以上突破を許すな!」
「へへっ、そう来なくちゃね」
インディゴは鎖付きの短剣『Pisces』を手に取り、鎖や残像を利用したトリッキーな動きで敵機達を翻弄していく。
「ええい、的が小さく、しかもすばしっこくて狙いにくい!」
敵機達が放つ弾は悉く避けられていき、インディゴは1機の頭の上へとジャンプする。
「ちょっと失礼!」
更にその頭を踏み台にして、彼は空中へと空高く舞い上がる。
「馬鹿め! 隙が見え見えだ!」
チャンスだと思った敵機達はすかさず銃口をインディゴへと向ける。
「…なーんて、ね」
ニヤリと笑った彼は二対四翼を顕現させ、拷問具『嘆きの金糸雀』を使って弾幕を展開する。
「何っ!?」
攻撃を弾幕で防がれた敵機達はスラスターを噴かせて、後方へステップ移動する。
「あっはは! 引っ掛かった~!」
楽しそうに笑いながらインディゴは『無限収納(インベントリ)』を発動し、この世界で拾ったキャバリア『Vrykolakas』を物品保管庫から取り出し、搭乗する。
「なっ…急にキャバリアが…?!」
突然の事に敵機達は驚愕する。
「さ、楽しませてよ?」
インディゴはそう言って黒いサーフブレイド『ダインスレイヴ』を構え、突撃を始める。
「ちっ…調子に乗るな!」
「連携して仕留めるぞ!」
そう話した敵機は二手に分かれ、1機がインディゴの方へと向かって行き、もう1機がグレネードを発射する。
「そんな物で僕を止められると思ったか!」
インディゴは直ぐに応戦し、グレネードを『ダインスレイヴ』で防ぐ。そこへ向かってきたもう1機の敵機がシールドバッシュを放ってくる。
「甘いね!」
彼は『悪しき鬼は羅刹の如く』を発動し、シールドごと『ダインスレイヴ』で斬り裂き、戦闘不能にする。
「隙あり!」
その間に残りの1機がパイルバンカーを構えて接近するが、インディゴは撃たれる前にパイルバンカーごと『ダインスレイヴ』で斬り裂き、戦闘不能にする事に成功する。
「う~ん、たーのしー!」
爽快に敵機を撃破した彼は上機嫌であった。しかし、そこへ通信が入る。
「こちらピースバード。君の方へ複数の敵機が向かっている。その中には少佐も含まれているようだ。少佐との戦闘を避けたいのなら、さっさと防衛網を突破した方がいいぞ」
「…あっヤバ…本題忘れてた…!」
ピースバードからの通信で何をやるべきかを思い出したインディゴは、即座にこの場を後にするのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

エリカ・タイラー
「パイロットを殺さずに無力化出来ればいいのですが、私に出来るかどうか……」

イワン少佐との交戦は避けます。
グレイルの「シールドストライク(POW)」に対し、ユーベルコード「キャバリア・ドール・エクシーダー」。

単純に性能が上がるだけですが、これが私という人形遣いの技でありシュヴェールトの真価です。
シールド攻撃を受ける前に敵機左腕を斬り飛ばします。

最大の目的は、いち早く敵の群れを殲滅することです。
その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。



「パイロットを殺さずに無力化出来ればいいのですが、私に出来るかどうか…」
愛機である『シュヴェールト』のコックピット内でエリカはそう呟く。出来る事なら無駄な殺生はしたくない。彼女はそう考えていた。
「こちらシュヴェールト。ピースバード、イワン少佐を避けた最適なルートはありますか?」
「こちらピースバード。イワン少佐は今、西の方で警戒に当たっている。突破するなら東から突破した方がいい」
「シュヴェールト、了解。東から迅速に突破します」
そう言って彼女はピースバードとの通信を終え、東から軍司令部を目指す。軍司令部を目指して進んでいると、警戒中のグレイル2機と遭遇する。
「来たぞ、迎撃開始!」
敵機達は直ぐに攻撃を始め、無数の銃弾が『シュヴェールト』に向かって放たれていく。
「ここは強引に突破させてもらいます」
これに対抗してエリカは『キャバリア・ドール・エクシーダー』を発動し、『シュヴェールト』の攻撃力と機動力を、自身の操縦にからくり人形操縦モードを併用することで高める。高めた機動力で銃弾を避けながら敵機達へ接近する。
「くっ…なかなかやる!」
ここで1機のグレイルが前に出て、シールドバッシュを放とうとする。しかし、その前にエリカが反応し、『RXサーフブレイド』でシールドごと左腕を斬り裂き、『RXサーフブレイド』で殴り飛ばす。
「よくも…!」
残りの1機がグレネードを発射するが、エリカは『RXサーフブレイド』を盾代わりにしてこれを防ぎ、そのまま突撃して右腕を『RXサーフブレイド』で切断。止めに頭部を『RXサーフブレイド』で殴り、戦闘不能にする。
「…こちらシュヴェールト。敵機2機と交戦。これを無力化しました」
「了解だ、シュヴェールト。その道を辿って行けば軍司令部だ」
「了解。このまま軍司令部へ向かいます。シュヴェールト、アウト」
そう言って彼女は報告を終え、防衛網を突破するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』

アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎です

喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的



「こちらピースバート。敵部隊は数が少なく散開しているが、今までより移動速度が速くなっている。突破するなら素早く行動して、振り切った方がいい。少佐との交戦を避けるのなら、尚更だ」
「了解じゃけー。ま、パッパッと終わらせればいいじゃけーのー」
 通信を入れてきたピースバートにそう応答したのは、新しくここに来たメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)。彼女は電脳魔術を使い、自身の周囲に様々な兵器を浮かせながら、走り出す。
「いたぞ! 少佐が来るまでここを守るんだ!」
彼女が軍司令部を目指して走っていると、目の前に4機のグレイルが立ちはだかる。
「悪いけど…強引に行かせてもらうじゃけーのー!」
そう言ったメイスンは『フレミングの左手の法則』を発動し、自身の周囲に無数のレールガンを召喚し、一斉射撃する。
「なっ…!?」
超高速で放たれる無数の弾丸の嵐の前に、立ちはだかっていた敵機達は何が起こったか分からぬ間に蜂の巣状態になり、その場に倒れる。
「まぁ、あれだけの攻撃をくらったんじゃけー。無理もないのうー」
メイスンがそう言って防衛網を突破する目前の時であった。
「そう簡単には行かせない!」
彼女を阻止しようと、横から少佐が機体のスラスターを噴かして、高速で接近する。しかし、そんな彼が乗る機体に横からタックルを仕掛ける何かがやって来た。
「ぐっ…!」
流石の少佐もこれには反応出来ず、吹っ飛ばされてしまう。彼を吹っ飛ばしたのは、腕のない二足歩行型のキャバリアであった。
「ナイスじゃけー、KIYOMORI。さ、一緒に行くじゃけーのー」
メイスンは無人操作で動く『KIYOMORI』をそう褒めながら、共に防衛網を突破する。
「…抜かれたか。さっきのタックルで、機体はもうダメだ。やはり猟兵達は手強いな…」
去っていく彼女をメインカメラで見ながら、少佐はやれやれと肩を竦めるのであった

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『モノアイ・ゴースト』

POW   :    バリアチャージ
【バリアを纏った】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【支援機】の協力があれば威力が倍増する。
SPD   :    パルス・オーバーブースト
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【オブリビオンマシン】から【光学兵器による一斉攻撃】を放つ。
WIZ   :    ゴーストスコードロン
自身が【敵意】を感じると、レベル×1体の【支援キャバリア】が召喚される。支援キャバリアは敵意を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
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「大佐…申し訳ありません。猟兵達に突破を許しました…」
「いや、よくやってくれた。猟兵達の情報をしっかり受け取ったぞ。少佐、先に例のポイントへ行け。そこで落ち合おう」
「了解。大佐、ご武運を」
「うむ。手筈通りに進めておけ」
 軍司令部前、アルコフ大佐はそう言い、イワン少佐との通信を終える。
「さて…猟兵達がそろそろ到着する頃か」

 イワン少佐の防衛網を突破した猟兵達。軍司令部前に到着した猟兵達は、目の前に立ちはだかる『モノアイ・ゴースト』を視認する。
「よく来たな、猟兵諸君。俺がクーデターの首謀者であるアルコフ大佐だ」
通信でアルコフ大佐は猟兵達にそう言う。
「アルコフ大佐…何故このような事を…!?」
そこへピースバードがアルコフ大佐に疑問を投げ掛ける。
「…俺が戦争で恋人を亡くしたから国への復讐心に駆られた、と言えば気が済むかね?」
「…あなたがそれだけでこんな事を起こすとは思えない」
「流石はピースバードだ。俺と戦争を戦い抜いた戦友だけはあるな。そう。復讐心がないと言えば嘘になる。しかし、それだけはない。俺はこの国を強くしたいのだ。今は友好関係を結んでいる周辺諸国を従わせる程にな」
そう言いながらアルコフ大佐は機体の片手を顔の目の前まで持ってきて、握り締める。
「だが、内乱を起こせば国は弱体化する! それを知らないあなたではないはずだ!」
「ハハハ! 正にその通りだ。そういえばピースバード。君は知っているか? 先程、我が国と友好関係を結んでいる周辺諸国が我らクーデター軍の鎮圧に力を貸すため、連合軍を結成し、派遣する事を決定したそうだぞ」
「ああ、知っている。これでお前達は終わ…まさか…!?」
「フフフ…ようやく俺がここでクーデターを起こした理由を理解したようだな。そうだ。別にここでの勝敗には拘ってはいないのだ、俺は。同志達があるポイントへ行くまでの時間稼ぎが出来れば、それで良い」
そう言ってアルコフ大佐は機体を戦闘モードへと移行させる。
「さて、長話になってしまって申し訳ないな、猟兵諸君。お待ちかねの戦いと行こうではないか」
「皆、気を付けてくれ! アルコフ大佐は先程のイワン少佐と比べ物にならないくらいの強敵だ! 心して掛かってくれ!!」
ピースバードからの通信を聞いて、猟兵達はアルコフ大佐から物凄いプレッシャーを感じながら、戦闘態勢に入るのであった。
ユキシロ・クロエ
POWで行動
まったくやっぱり何かあると思ったがそのとおりだったみたいだな‥‥。
時間稼ぎか‥‥だったら速攻で片付ける‥‥‥!ユーベルコード使用。ヘビーアームズエイトの全弾をにバラ撒く‥‥!敵全員に当てるのはもちろんだがついでに【地形破壊】をしておこう、そうしておけば攻撃の邪魔位は出来るだろう‥‥。相手のユーベルコードはそのまま受ける当たれば後退むしろ好都合だ上手く利用する。距離をとって打ち続けつつ話しかける。
なぁ大佐復讐からは悲しみしか産まないぞ‥‥それに‥‥もう一つの目的だって平和なやり方だってあったんじゃないか?
きっと亡くなった恋人さんだってそれを願ってるだからシロに引き金を引かせないでくれないか‥‥。それに貴方なら恋人を失う悲しみが分かるはず‥‥だからもうこれ以上貴方みたいな人を増やさない様に戦いは止めよう‥‥。



「全く…やっぱり何かあると思ったがそのとおりだったみたいだな…」
 愛機である『ヘビーアームズエイト』のコックピット内でシロはそう呟く。
「時間稼ぎか…なら、速攻で片付ける!」
そう言って彼女は『Double.back FullBurst』を使用し、『ヘビーアームズエイト』の全弾をアルコフ大佐が操る『モノアイ・ゴースト』に向かって放たれていく。
「ほう。一斉射撃か…。そちらがそう来るのなら…」
一方のアルコフ大佐は『ゴーストスコードロン』を発動し、支援キャバリアを次々と召喚し、盾代わりに防いでいく。双方が攻防を繰り広げる中、シロがアルコフ大佐に語り掛ける。
「なぁ、大佐。復讐からは悲しみしか産まないぞ…。それに…もう一つの目的だって平和なやり方だってあったんじゃないか?」
「………」
アルコフ大佐は黙って彼女の言葉を聞く。
「きっと…亡くなった恋人さんだって、それを願っている。だから、シロに引き金を引かせないでくれないか…。それに貴方なら恋人を失う悲しみが分かるはず…。だから、もうこれ以上貴方みたいな人を増やさない様に、戦いは止めよう…」
「…そうか。それが君の考えか」
そう言ってアルコフ大佐はわざと支援キャバリアを散開させ、『ヘビーアームズエイト』の弾を幾らか受ける。その為、機体が幾らか損傷する。
「…大佐?」
「確かに俺の恋人だってこんな事は望んではいないだろう。復讐からは悲しみしか生まない。平和なやり方もきっとあっただろう。君の言う通りだ、シロ君」
物静かにアルコフ大佐はそう返答する。
「だが、シロ君。君はやってはいけない事をやってしまったな」
「えっ…?」
その時であった。シロの目の前に、いつの間にかバリアを纏って急接近していた『モノアイ・ゴースト』が目に映ったのだ。その後、すぐに強い衝撃が彼女を襲う。
「ぐぁっ…!?」
愛機である『ヘビーアームズエイト』が吹っ飛ばされ、世界が回るような感覚に彼女は襲われる。そして地面に叩きつけられた瞬間、再び強い衝撃が襲い掛かり、コックピット内の各機器に異常が発生する。
「くっ…!」
彼女は目の前にいる『モノアイ・ゴースト』を見る。そのまま立ったままであり、追い討ちを掛ける動作は見受けられない。
「戦場に感情を持ち出し、同情を誘って戦いを止めようとするなど…そんな生温い手は俺には通じない。ましてや、お前達も現に少佐の部隊の部下達に手を掛けているではないか。たとえ死者が出ていないとしても、お前達が俺と同じような者達を生み出す可能性があったのだ。そんな奴らの言葉など…耳を貸す気になれるものか!!」
そう怒りの籠った声で、アルコフ大佐はシロにそう言い、背を向ける。
「ま、待て…大佐…!!」
シロは必死にアルコフ大佐へ呼び掛けるが、彼は応じる事なく、シロの前から去るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイ・ランス
【POW】※アドリブ、連携歓迎
■心情(UC発動後は敬語)
なんだなんだ大佐、デカイのは階級だけか。クーデターなんぞちゃっちい事してさ。

ーーーUbel:Code Löwen_Ein_Akt Dame.

まあ、こちらは依頼を完遂するのみですがね。

■行動(UCの攻撃力5倍、射程半分)
キャバリアを降り、"ツェアライセン"を召喚。真の姿へと変形し、もう一振の"ツェアライセン"を武器とします。
自身を"慣性制御術式""重力制御術式"にて、機動戦闘(残像、滑空、ダッシュ、空中戦、フェイント、空中機動)を挑み、"光線"や"機関砲"を【一斉発射】しつつ"ツェアライセン"での【切断】を試みます。



「なんだなんだ大佐、デカイのは階級だけか? クーデターなんぞちゃっちい事してさ」
 先程の交戦を終えたアルコフ大佐の前に『レーヴェンツァーンTypeⅡ』から降りて、『可変式対艦概念破断剣"ツェアライセン"』を召喚したジェイが挑発するかのようにそう言う。
「ほう。これはこれは。なかなか活きの良さそうな小僧だな」
一方アルコフ大佐は不敵に笑みを浮かべながら、そう答える。
「おうおう、やる気満々だねぇ。まぁ、こちらは依頼を完遂するのみですがね。ーUbel:Code Löwen_Ein_Akt Dame」
ジェイはそう詠唱して『獅子の一幕』を発動し、自身の『ツェアライセン』と自身を融合し真の姿に変形する。その真の姿はまるでキャバリアのような感じであった。
「…なるほど。それがお前の本気の姿か。ならば、こちらもその本気に応えようじゃないか」
変形したジェイの姿を見てそう言ったアルコフ大佐は、光学兵器を構える。
「…行きます」
静かにそう言ったジェイはもう一振の『ツェアライセン』を手に持ち、光線や機関砲を一斉射撃しながらアルコフ大佐に機動戦を仕掛ける。それに対してアルコフ大佐は『パルス・オーバーブースト』を発動し、超高速で飛翔しながら光学兵器を一斉射撃して攻撃を相殺していく。状況はほぼ拮抗しており、ジェイは『慣性制御術式』と『重力制御術式』で自身の機動力を上げていたが、アルコフ大佐の機体のスピードを上回る事が出来ず、後一手が足りなかった。しかし、この拮抗は意外な形で崩れる。
「むっ…?」
アルコフ大佐の機体が何らかの異変を生じ、スピードが一瞬落ちる。その一瞬をジェイは見逃さなかった。
「…隙あり!」
手にしていた『ツェアライセン』で一閃。『モノアイ・ゴースト』の左腕を見事切断する事に成功する。
「…やるな」
機体の左腕を切断されたアルコフ大佐はすぐにバックステップで距離をとる。異変が生じた原因は、どうやら先程の交戦で受けた損傷のようであった。
「フフフ…俺とした事が。どうやらハンデを与え過ぎたかもしれん。だが、問題ない。まだ戦えるのだからな」
形勢不利になりつつあるのにも関わらず、アルコフは不敵に笑う。そんな様子を見たジェイはまだ油断できないと感じ、『ツェアライセン』を構え直すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

エリカ・タイラー
自身を捨て石にしてまでのクーデター……いいえ、捨て石で終わるつもりもないのでしょう。
その意志は本当に『大佐自身』のものか、それともオブリビオンマシンのものか。

モノアイ・ゴーストの「ゴーストスコードロン(WIZ)」に対し、ユーベルコード「サイキック・ドール・マスター」。

私からの支援キャバリアの迎撃は無力化程度。
その間にシュヴェールトのどこかに結わえたからくり人形・ビルトから糸を放ち、モノアイ・ゴーストを操って支援キャバリアを攻撃させます。
こちらも支援キャバリアへの攻撃は無力化に留め撃破させません。

その後、モノアイ・ゴーストを操って大佐を降ろさせてから尋ねます。

大佐自身が破滅をお望みなのか、と。



「自身を捨て石にしてまでのクーデター…いいえ、捨て石で終わるつもりもないのでしょう」
 アルコフ大佐の態度や戦いぶりを見て、エリカはそう呟く。その意志は本当に『大佐自身』のものか、それともオブリビオンマシンのものか。彼女はそれを確かめる必要があると感じた。
「さて、次もキャバリア乗りか。こちらは左腕がやられたのでな。少し、これを使わせてもらうとしようか」
アルコフ大佐はそう言って『ゴーストスコードロン』を発動し、多数の支援キャバリアを召喚してエリカが乗る『シュヴェールト』へ差し向ける。
「……」
それに対して彼女は無言で支援機を迎撃しながら、『サイキック・ドール・マスター』を発動。『シュヴェールト』に結わえてあった『からくり人形・ビルト』から糸を放ち、モノアイ・ゴーストへと伸ばす。
「…むっ?」
急にモノアイ・ゴーストが右腕が勝手に動き、支援キャバリアを攻撃し、無力化していく。
「これは…操られているのか!?」
アルコフ大佐は何とか止めようとするが、モノアイ・ゴーストの右腕は止まる事無く動き続け、やがてコックピットハッチを開いてしまう。
「ぬおっ?!」
この事態に流石のアルコフ大佐も驚いてしまう。
「…大佐に尋ねます。大佐自身は破滅をお望みなのか?」
『BXSビームダガー』をアルコフ大佐に向けながら、エリカは静かにそう問う。
「破滅…か。フッ…俺は愛国者だ。国の破滅は望んではいない。だが、国をより良くする為なら…自身の破滅など、当然の如く受け入れよう!」
アルコフ大佐がそう言った瞬間『バリアチャージ』が発動し、展開したバリアが『シュヴェールト』を弾き飛ばす。
「くっ…!」
弾き飛ばされながらも、エリカはモノアイ・ゴーストを操作しようとしたが、その前にアルコフ大佐は糸が繋がれている右腕を自主的に切り離して、それを防ぐ。
「…両腕をもがれたか。流石にきつくなってきたな」
自身がかなり追い詰められていると感じたアルコフ大佐は額に汗をかきながら、そう言うのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

化野・花鵺
「…つまらんのぅ」
狐、大あくびした

「鉄の棺桶から顔も見せられぬ小心者など、やはり妾の管狐達と遊ぶだけで充分じゃ。キレちらかした小童と遊ぶ趣味はなくてのぅ。見ていてやるので存分に遊ぶが良いわ」
「管狐の手遊び」使用
地を埋め尽くすほどの管狐に集らせて機体HP、幸運、行動回数奪い他の猟兵の攻撃補助

「元来狐と戯れに交わるものは不幸になると決まっておるからの。ヌシも存分に不幸を味わうが良いわ。ホホホホホ」
狐、高みの見物を決め込んだ



「…つまらんのぅ」
 アルコフ大佐の事が馬鹿馬鹿しいと思ったのか、花鵺は大あくびをする。
「…驚くほど肝が据わった嬢ちゃんだな」
その様子を見たアルコフ大佐は呆れながらそう呟く。
「鉄の棺桶から顔も見せられぬ小心者など、やはり妾の管狐達と遊ぶだけで充分じゃ。キレちらかした小童と遊ぶ趣味はなくてのぅ。見ていてやるので存分に遊ぶが良いわ」
そう言い放った花鵺は『狐の手遊び』を発動し、地を埋め尽くして尚余る大量の管狐が召喚されて、モノアイ・ゴーストを飲み込もうとする。
「こ…これが少佐の言っていた管狐共か…!?」
アルコフ大佐は『バリアチャージ』を発動して対抗するが、今までのダメージのせいか、バリア発生装置に異常が生じてバリアが消失してしまう。
「何だとっ!?」
「元来狐と戯れに交わるものは不幸になると決まっておるからの。ヌシも存分に不幸を味わうが良いわ。ホホホホホ」
「ぬおぉぉぉー!?」
高笑いしながら高みの見物をする花鵺に対して、機体が管狐達に飲み込まれてどうしようも出来ないアルコフ大佐。管狐達が消えた頃には、モノアイ・ゴーストは満身創痍であり、最早アルコフ大佐に勝ち目がないのは目に見えていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キャロル・キャロライン
オブリビオンマシンの力に酔っているのか
それとも、その力に呑まれているのか
もし後者であるのなら、マシンからの干渉さえ消失すれば、現在の状況を正しく把握し、この国の為に今何を為すべきかを認識することもできるでしょう

《神翼》を展開して、上空に移動
《神剣》を掲げてUCを発動し、幾多の《鎖》と《槍》を召喚
《鎖》で敵の動きを封じた後に、《槍》をコクピット以外の部位を目掛けて射出し、完全に破壊します

破壊できたなら、残ったコクピット周囲に結界を張り、残骸とアルゴス大佐を浄化します

オブリビオンマシンとその影響の抹消
私達猟兵にできるのは、ここまで
この後のことは、大佐を含めたこの世界の人達が決めるべきことです



「…ハハハ。流石は猟兵達だ。こうも簡単に追い詰められるとはな。想像以上の力だよ」
 機体が満身創痍になろうとも、未だに戦おうとするアルコフ大佐。そんな彼に対峙する猟兵が1人いた。
「(オブリビオンマシンの力に酔っているのか…。それとも、その力に呑まれているのか)」
心の中でそう考えるのは、キャロル・キャロライン(聖騎士・f27877)。彼女はもし後者であるなら、マシンから解放してあげたいと思っていた。
「あなたにはもう勝ち目はありません。降伏してはいかがですか?」
彼女はアルコフ大佐にそう呼び掛ける。
「…フッ。今更降伏しようが、俺に待ってるのはただ死のみよ。だが、俺はまだここでは死ねない。お前を倒して、部下達と合流させてもらおう!」
そう言いきってアルコフ大佐は、キャロルに突撃していく。
「降伏の意志はなく、力に飲まれている様子もない…ですか。ならば、機体を無力化して捕らえるまでです」
キャロルはそう言いながら『神翼《アーラ》』を展開。上空へ移動し、アルコフ大佐の突撃を避ける。
「逃がすか!」
すぐにアルコフ大佐は機体の向きを変えて、キャロルを追撃しようとする。
「もう逃がしませんよ、アルコフ大佐」
それに対してキャロルは『神剣《グラディオス》』を天に掲げながら『召喚』を発動。幾多の鎖を召喚して射出し、アルコフ大佐の機体の動きを止める。
「ええい…これでは動きはとれんか!」
「これで…終わりです」
彼女は止めに幾多の槍を召喚し、槍を射出。射出された槍はコックピットを避けるように突き刺さる。その直後であった。機体から何かが高速で排出される。
「あれは…脱出ポッド!? マズい、奴は逃げる気だ!」
そう言ったピースバードの声を聞いたキャロルはすぐにポッドを追い掛けるが、先にポッドの方が地面に着地。ポッドのハッチが開いた直後に周囲が眩い光に包まれる。
「くっ…!」
彼女は光のせいで目を瞑ってしまう。光が消えた時、脱出ポッドには誰の姿もなかった。
「…逃げられましたか」
「こちらピースバード。アルコフ大佐は逃げてしまったようだが…ここのクーデターの鎮圧には成功だ。ありがとう、猟兵諸君。君達のおかげだ」
「いえ。私達はやるべき事をやったまでです。ところで、反乱軍の撤退先は分かったのですか?」
「それは今、解析中だ。偵察部隊が追跡している」
「そうですか…。まだこの国に平穏が訪れるのは先のようですね」
ピースバードとそう話し、キャロルは破壊されたモノアイ・ゴーストの残骸に目を向ける。
「彼は機体に支配されていなかった…。何が彼をこうまで突き動かすのでしょうか」
彼女は顎に片手を当てながら、そう呟く。
 こうして戦いは猟兵達の勝利で終わり、アルコフ大佐率いる反乱軍は撤退したのであった。果たしてアルコフ大佐とイワン少佐達は何処へ行ってしまったのか。猟兵達はそう考えながらも、とりあえず勝利できた事にホッとするのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年02月23日


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#クロムキャバリア
#カメリア大陸


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト