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殲神封神大戦⑥〜銀楼謀譚

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑥ #始皇帝


●『始皇帝』
 朕こそが、永遠不滅の『始皇帝』なり!
 水銀を飲み不老不死を手に入れてから、朕の頭脳は冴え渡っておる!
 ……猟兵? 何だ其れは? そんな奴は知らぬ。
 朕こそが、永遠不滅の『始皇帝』なり!
 フハハハハ、フハハハハハハ……!

●水銀楼閣『阿房宮』
「まぁ、馬鹿だな。いや、歯に衣着せなさ過ぎるのもよくないか。しかし無知とは恐ろしいものだ」
 始皇帝――その名を知らぬ者はほぼいないだろう。
 それほどの相手を、虚空蔵・クジャク(快緂慈・f22536)は笑顔で遠慮なく、そして容赦なく嘲る。
 だが、それもさもありなんだ。
 彼は不老不死の薬と信じ、水銀を口にした。
 歴史上、長らく有力者に重用されてきた水銀だが、人体にとってはただの毒であることを知りもせずに。
「結果、今の始皇帝のおつむはたいそう弱い。策を弄せば簡単にひっかかってくれるであろうし、フェイントだって仕掛け放題だ」

 殲神封神大戦、滅するべきはオブリビオン・フォーミュラたる大賢良師『張角』。
 けれど頂角は恐るべきユーベルコード『異門同胞』で以て、己よりも遥かに強大なオブリビオンである伝説の武将や古代の神々を従えた。
 その一人が、始皇帝である。
 蘇った始皇帝は、巨大宮殿『阿房宮』をユーベルコードで再現し、猟兵たちを迎え撃とうとしているのだが。
 この阿房宮は、全てが水銀で構成された『水銀楼閣』なのである。

「端的に言って、問題はこちらの水銀楼閣に充満する水銀蒸気の方だな。猟兵といえど、内臓を破壊する猛毒である水銀蒸気を吸い込んでしまえば、無事ではすまいない。つまり呼吸がままならない、ということだ」
 流石に死ぬことはないが、無策のまま阿房宮へ突っ込めば、激しい苦痛にのたうち、始皇帝へ仕掛けるどころではない。
 なれどこの状況を逆に捉えたなら。
「水銀蒸気さえしのぎさえすれば、始皇帝に対しては策を弄し放題、ということさ」
 クジャクの金の目元がきらりと光る。
 これで智慧の菩薩の加護を受けた身なのだ。好奇心が疼いているのだろう。
 されど慢心は如何なる場合にあっても敵。
 水銀に毒されていようと、対峙するのは彼の始皇帝。
 蘇るや否や、兵馬俑軍団を率い、五胡と呼ばれる遊牧民族のひとつ『羌族』を支配してしまったオブリビオン。
「羌族の皆を支配から解放する為、そして殲神封神大戦で勝利を勝ち取る為、油断なく赴いてくれ」

 戦場は、始皇帝が天の守りに展開せし銀色の楼閣。
 その美しき銀色こそ、人を狂わせ、人命を奪う猛き毒。
 いざ征かん、毒の楼へ。


七凪臣
 2022年も明けて十日以上過ぎましたが、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくおねがいします。
 というわけで少しご無沙汰しました七凪が、始皇帝戦をお届けさせて頂きます。

●プレイング受付期間
 受付開始:オープニング公開次第。
 受付締切:タグにてお報せします。
 ※導入部追記はありません。

●シナリオ傾向
 プレイング次第。
 慎重シリアスでも、ネタにふりつつ突っ走ってもOK。

●プレイングボーナス
 水銀蒸気に対抗する。/始皇帝の愚かさを利用する。

●採用人数
 👑達成+若干名程度。
 全員採用はお約束しておりません。
 採用は先着順ではありません。

●同行人数について
 ソロ、あるいはペアまでを推奨。

●他
 文字数・採用スタンス等は個別ページを参照下さい。

 皆様のご参加、心よりお待ちしております。
 宜しくお願い申し上げます。
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第1章 ボス戦 『『始皇帝』』

POW   :    変幻自在水銀剣
【自在に変形する水銀の剣】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    辰砂兵馬俑親衛隊
自身の【操る水銀】を代償に、1〜12体の【自在に変形する液体金属の兵馬俑】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
WIZ   :    万里水銀陣
戦場全体に【水銀の大渦】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【覇者の気を帯びた水銀】による攻撃力と防御力の強化を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​
宙夢・拓未
戦場には『Leonardo』に乗って向かう
コックピットを密閉状態にして水銀蒸気を防ぐぜ

この状態で現れれば、水銀剣を投げつけてくるだろうな
機体の両腕を顔の前で交差させて【ジャストガード】だ
フロントガラスが破られれば、流石に危ないからな

コックピットの前方を覆ってたら、俺も攻撃できない
防戦一方でピンチであるように見せかけよう
「くっ」とか「まずい、このままじゃ」とか言って

で、頃合いを見計らって、【鋼鉄の相棒】を使用
俺本体はコックピット内で倒れ込みつつ、意識を『Crimson-Blast』に移す

始皇帝は気分良くキャバリアに攻撃し続けてるだろうから
【不意打ち】で【だまし討ち】の突撃をバイクで仕掛けるぜ!



●赤い綺羅星
「フハ、フハハハ! 見掛け倒しの木偶の坊なぞ、朕の敵ではないわ!!」
 始皇帝の高笑いを、宙夢・拓未(未知の運び手・f03032)はLeonardo――『万能の天才』の名を冠すクロムキャバリア――のコクピットの中で聞く。
 密閉状態を保った内部にいれば、水銀蒸気に晒されることはない。が、迫りくる水銀剣からはどうしたってコクピットを外界から隔てるフロントガラスは守らなければならない。
「くっ」
 鋼の巨大腕を交差して、拓未は銀色の波濤を懸命にしのぐ。
 これであれば、確かにコクピットの安全は確保される。けれど視界は閉ざされ、攻撃さえままならない。文字通りの木偶の坊だ。
「まずい、このままじゃっ」
「威勢よく現れおったが、つまらぬ輩よの。猟兵とは、こうも愚かであったか!」
 スピーカーから漏れる拓未の悔恨に、始皇帝はますます居丈高に吼える――既に拓未の術中に落ちているとも気付かずに。
(いいぜ、どんどん調子に乗りやがれ)
 焦りに塗れた声や息遣いとは裏腹に、拓未の顏には自信に満ち溢れた笑顔が浮かぶ。
 鋼の体内を廻る電気も、心なしか弾けている気さえする。
 全ては『不利』を装う演技だ。そも、守りに徹するだけなら、打破が必要な戦場に赴いたりなぞしない。
「そろそろ終いにしてくれる――」
「さあ……行くぜ、相棒」
 狙う一点。
 調子づいた始皇帝が、警戒の欠片もなく、大きく高く手を振り被った瞬間。拓未はコクピット内で倒れ伏す。否、潜ませていた宇宙バイクへ意識を移したのだ。
「!!」
 不意に現れた赤に始皇帝が瞠目する。
 クロムキャバリアに狙いを定める大袈裟な所作が徒になったことを始皇帝が知るのは、綺羅星のように楼閣を疾駆する宇宙バイクに撥ね上げられた時だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユーフィ・バウム
森の蛮族がお相手しますよ、始皇帝。
まずは水銀蒸気を凌ぎましょう

私の自慢の【オーラ防御】を体から放出して、
体の周囲に纏わせることで、吸い込むことを防ぎます
武器からの風の【属性攻撃】を放つことで蒸気を散らすことも
合わせて行いましょう
全て防げなくても、【毒耐性】もある体です。
決着まで戦闘に影響なければ十分!

防いだところで勝負です!
蛮族らしく大型武器を振り回し真向から突っ込みます!
と思わせて、これは【フェイント】
【衝撃波】のみを正面に放ち、私は側面から回り込み、
至近距離で【鎧砕き】の拳をねじ込みましょう!

策にかかった後は、そのまま距離を離さず
【功夫】の打撃で押し、《トランスバスター》の
拳で砕きますッ!



●愚直さを侮る勿れ
「森の蛮族がお相手しますよ、始皇帝」
 常のおっとりさを幾らか脱ぎ捨て、ユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)は始皇帝めがけて直走った。
 磨き上げたオーラの守りは、ユーフィの全身を包む盾。エネルギーの放出により水銀蒸気との接触を阻む――が。
「……くぅ」
 流石に全てを防ぎ切ることは出来ない。それでもユーフィは足を止めようとはしなかった。
 部族に伝わる短剣を抜き、風を巻き起こせば、蒸気に動きが生じる。前へ、前へと押し出せば、そこはユーフィの走り抜ける道と化す。その上で染み入る水銀蒸気へは、策を弄さず受け止める。毒に対する耐性なら、無いでは無い。何より、苦痛に取り憑かれるほど、戦いを長引かせるつもりはユーフィにはなかった。
(一撃を与える、それで十分ですっ)
 この戦場に猟兵はユーフィ一人ではない。勝利に必要なのは、積み重ね。ならば己に成せる最善を尽くすのみ。
「勝負です!」
「フハハハハ、威勢ばかりの小娘が如何する!!」
 ユーフィが水銀蒸気の影響を受けていることを見抜いているのだろう。始皇帝はユーフィのことを侮った。
 ユーフィが振り上げた、実に蛮族らしい大型武器が描く軌跡を、漫然と眺める。
「馬鹿め、遅すぎるわ」
 回避行動は、肩を揺らす程度の最小限。けれどその慢心がユーフィの思うつぼ。
「遅いのはあなたです!!」
 ダンッ、と重さに任せて得物を地面に叩きつけた刹那、ユーフィは爆ぜが衝撃波だけ残して、サイドステップを踏む。
「行きますよぉっ!」
 狙い澄ました脇腹目掛け、まずは装甲を砕く一撃を見舞う。そしてそのまま繋げる、功夫での一打。
「これが森の勇者の、一撃ですっ!」
 齢十四にして、鍛え上げた肉体は歴戦の猛者に引けを取らず。目で追えぬ速さの一撃は、重く鋭く、零距離から始皇帝を吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

須藤・莉亜
「水銀混じりの血かぁ…。スパイスが効いてる的な味かな?」

UCで吸血鬼化して戦う。
水銀蒸気は身体を再生し続ける事で回避という名の強行突破。
再生が追いつかなくなって来たら、指でも切り落としてその部位を基点に身体を丸ごと再生させる事で状態をリセットして仕切り直すかな。

敵さんの動きを見切って回避しつつ、僕は血液操作で作った血の武器、悪魔の見えざる手には二振りの大鎌を持たせて一緒に敵さんを攻撃。
敵さんの水銀剣の変形に合わせて武器の形を変えて対応するのも忘れずに。

「ちなみに、僕の血を飲んだら不老不死が強化出来るよ。今の僕って不死の鬼だし。」
まあ、飲んだら血液操作で血を操って体内をぐちゃぐちゃにするけど。



●不死の毒
「ふ、ふ」
 ゆらり。
 幽鬼のようにふらりと佇んだ須藤・莉亜(ブラッドバラッド・f00277)は、吸い込んだ素水銀蒸気に肺腑を灼かれる苦痛に酔った。
 今すぐに、臓物という臓物を身の内から引き摺り出したくなる――だが、莉亜にとってはそれだけだ。
「全力で殺してあげるね」
 とつりと呟き、莉亜は水銀蒸気の中を弾むように駆け出す。
 一呼吸の度に視界が回る。せり上がって来る血に咽て、咳も止まらない。それでも莉亜の生命活動は一向に止まる気配を見せなかった。
 何故か。理由はひとつ。莉亜が原初の血統に目覚め、ほぼほぼ無限の再生能力を持つ吸血鬼と化しているから。
「面妖な輩め! 朕に近寄るでないっ!!」
 血反吐を吐きながら肉薄する莉亜の異容に、始皇帝は慄き、がむしゃらに水銀剣を放つ。
 それは史上初の天下統一を果たした真の始皇帝ならば犯さなかったろう過ち。
 正しく視れば良かったのだ。再生する度に、莉亜は己が命を削っている。焦らず対応すれば、自滅したのは莉亜の方。
 なれど全ては仮定の話。水銀を含み、暗愚と化した偉大な皇帝は、莉亜の不死性に理性を遠ざけるばかり。
「ちなみに、俺の血を飲んだら不老不死が強化出来るぜ」
「なっ!? まことかっ」
「何せ今の俺は、不死の鬼だからな」
 狂気に憑かれた鬼として踊り、莉亜は甘言で始皇帝を唆し、再生の為に自ら斬り落とした指先から溢れた血を、ざっと始皇帝へぶちまけた。
「おお、おお。これなるが、不死の血……」
 頬に浴びた赤を始皇帝が拭い、尊いものであるようい口へと運ぶ。そしてそろりと舌を這わせた刹那――。
「ぐちゃぐちゃになっちまえ」
「!?」
 紫から金へと変貌を遂げていた莉亜の瞳が、輝きを増す。同時に始皇帝は、生き物のように蠢く莉亜の血により、舌を抉られた。
 血液操作は、吸血鬼に覚醒した莉亜が持つ、再生と並ぶ異能のひとつ。
 さらに苦痛に眉間を寄せた始皇帝は見る。莉亜が手にした血の武器とは別に、二振りの大鎌が己に向かって閃く様を。
 どちらがフェイントで、どちらが主であるかは分からない。何れにせよ、重なる二撃を躱すだけの判断力は、今の始皇帝にはない。

「水銀混じりの血かぁ……スパイスが効いてる的な味かな?」
 覚醒状態を解いた莉亜は、契約した不可視の悪魔の手が挙げた戦功――始皇帝の肩口から溢れた血――を啜る。
 貴重なそれが美味であったか、ただの毒であったかを知るのは、莉亜ひとり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アヴァロマリア・イーシュヴァリエ
水銀って、水みたいだけど無機物、だよね?
だったら、マリアに向かってくる分は全部『海』にしちゃえば大丈夫、かな?

『海たる水に満ちよ(オン・ヤム・スヴァーハ)』

命を奪う毒の銀は、命を育む海の青で塗りつぶして、流しちゃうんだから!
強化されてる敵も、海から生まれたクジラさんやサメさん、タコさんイカさん達がやっつけるもん!
念動力で空気の通り道も作れるから、他の猟兵さん達の呼吸も支えるよ!

星1つ、国一つを支配したのが自慢だったなら、おんなじ皇帝でもマリア達の宇宙の銀河皇帝の方がずっとずーーっと、ずーーーっと強くてすごかったんだから! あなたなんかに絶対負けないよ!!



●海往く聖者
 ――大丈夫、全部救ってみせるわ。
 水銀楼閣に降り立ったアヴァロマリア・イーシュヴァリエ(涯てに輝く・f13378)は、迷わず毒の海へと踏み出した。
(ちっとも、恐くなんかないもの)
 小柄なクリスタリアンの少女は、齢十二。力は弱く、気持ちは臆病で、優しかったからこそ、身に余る大望を否定されなかった娘。
 ――だってマリアは聖者だから。
「海たる水に満ちよ(オン・ヤム・スヴァーハ)」
 凛然と前を向き、囀るような声で凛と唱える。
 途端、アヴァロマリアの前には雄大な海が広がった。
「何だと!?」
 一変した景色に、始皇帝は驚きを隠さない。否、隠すだけの理性は水銀によって失われている。
 化合物でない純然たる水銀は、金属。つまりは無機物。そしてアヴァロマリアには無機物を母なる海と、其処に生きる無数の生命へと生まれ変わらせる力が有った。
 つまり水銀蒸気に満たされた空間は、アヴァロマリアにとって無限の可能性を秘めた楽園。
「さあ行こう、みんな! 命を奪う毒の銀は、命を育む青で洗い流しちゃおう」
 鮮やかな青に煌めく生命の源から、アヴァロマリアの助けとなる者たちが芽吹く。
 クジラにサメ、タコやイカ、そして視認困難なプランクトンたち。
「面妖な、面妖なっ!! ならば、こうしてくれるっ!!」
 海洋生物たちの猛攻に対し、始皇帝は大渦を巻き起こす――なれどそれさえ水銀。つまりアヴァロマリアらを飲むはずだった一撃も、始皇帝へと返る刃と化す。
「国一つを支配したのが自慢だったなら、おんなじ皇帝でもマリア達の宇宙の銀河皇帝の方がずっとずーーっと、ずーーーっと強くてすごかったんだから!」
 ――あなたなんかに絶対負けないよ!
 すぐに疼きたがる怯え心を叱咤して、アヴァロマリアは精魂尽き果てるその時まで、偉大なる海を顕現させ続ける。スペースシップワールドのように、封神武侠界もオブリビオンフォーミュラの脅威から救う為に。

大成功 🔵​🔵​🔵​

グレアム・マックスウェル
この男の愚は「水銀を飲んだこと」じゃない
「不老不死などという代物を薬で簡単に手に入れようとした」ことだ

UCでホログラム化した電子データの体は水銀の影響を受けない
戦う必要はない
ただ唆し、自滅を誘うだけでいい

さて、生命の埒外にある【電脳新人類】としてひとつ忠告しておこう
兵馬俑を召喚する毎に、君は己の力をそいつに分散することになる
それは君自身の弱体化に他ならない
そんなの馬鹿らしいと思わないかい?

力は一転に集中させるべきだ
何なら召喚した兵馬俑を食らい取り込めば、その分君は力を得る
それこそ世界の全てを欲しいままにした偉大なる皇帝に相応しい

丸腰になった奴は、他の猟兵が処理してくれる
……やっぱり君は馬鹿だね



●悪魔の囁き
「実に愚かだね」
 機械が奏でたような、感情の乗らない声でグレアム・マックスウェル(サイバーバード・f26109)は水銀蒸気の奥を視る。
 明晰な頭脳を維持したままであったなら、始皇帝は更なる脅威として猟兵たちの前に立ち塞がったことであろう。けれど、愚の本質は水銀を含んだことではない。
(「不老不死などという代物を、薬で簡単に手に入れようとしたことだ」)
 偉業の達成には、相応の労を要すのが、世の道理。それを得体の知れない『薬』なぞに頼ったのは、愚かでしかない――けれど。
「電子と情報の海に泳ぐ時、精神は肉体の枷から解放される」
 グレアムに始皇帝を物理的に誅する気は微塵もない。いや、その必要さえないとグレアムは考えている。
「人類は……どこまでも自由だ」
 水銀蒸気に包み込まれる間際、グレアムの肉体は電子データのみの存在へと置き換えを完了した。
 ホログラムで『形』は描けども、実体を有さぬ身には、水銀蒸気は意味が無い。
「今度は妖術使いか!?」
 足音もなく、それどころか生命体であれば有すはずの気配さえ感じさせないまま現れたグレアムに、始皇帝は驚嘆の声を上げる。
「征け、兵馬俑よ!!」
 そして始皇帝は、未知の脅威に対し、最大威力の戦力で応じた。これは真っ当な思考を維持したままの始皇帝であったならばとらなかったであろう愚策。
 如何に強靭な兵であろうと、実体を持たぬグレアムにダメージを与えることなどできないのだ。
「さて、生命の埒外にある【電脳新人類】としてひとつ忠告しておこう」
 す、と。始皇帝の隣に立ったグレアムは、その耳元に無感動な囁きを落とす。
「兵馬俑を召喚する毎に、君は己の力をそいつに分散することになる。それは君自身の弱体化に他ならない――そんなの馬鹿らしいと思わないかい?」
「な!? いや、うむ。確かに、そうであるな」
 勝利を得る為に、必ずしも力は必要ではない。相手を自滅させれば、良いのだ。
「力は一点に集中させるべきだ。何なら召喚した兵馬俑を食らい取り込めば、その分君は力を得る……それこそ世界の全てを欲しいままにした偉大なる皇帝に相応しい」
「成る程、然り!!」

 暗愚と化した始皇帝は、グレアムの罠に落ちた。
「……やっぱり君は馬鹿だね」
 戦力の一つを手放した愚帝の末路を、電子の眼は見晴るかす。

大成功 🔵​🔵​🔵​

菱川・彌三八
流石に透過しただけじゃ吸い込みはすらぁな
孔雀の雨を浴び続けるか迷ったが、此方にしようか

取り出したるは、何時ぞやの宙で着た、着膨れする、アレ
こいつァ浮いてねェととんでもなく動きづれえな
だが息は出来る
濡れるよか良いとする
すれに、彼方は阿呆だそうなんで丁度好いやな
枷よ枷

…いや矢張り戦場のまん真ん中で此れは異様か
否、今更か…?
考えても仕方ねェ
エエト、筆を取り出して…銀でさらりと兵馬俑を真似て描いて増やす
此奴ァ別段動いたりもしねェが、目眩ましにゃ十分だろう
少しずつ近付いたら、死角から体当たりをぶちかます
…普通見破れるだろ、此れ
毒がなきゃあ銀で千鳥を描きたかったなァ…



●銀の絵心
 周囲を満たす銀色に、菱川・彌三八(彌栄・f12195)の絵心が疼く。
 此れで千鳥を描けたらどんなにか良いだろう。空を埋め尽くす銀の群れは、夜空にチラつく星たちよりも見応えがあるはずだ。
(ケドなァ、毒なんだろ。惜しい、惜し過ぎやがる)
 豪気で知られる江戸っ子彌三八でも、さすがに世間様へ毒を拡散するのは気が咎めた。そも、そんなことを仕出かせば、縛り首か釜茹直行待ったなしだ。
 然して彌三八、千鳥は諦め、兵馬俑を模した絵を水銀楼閣にしこたま描いた。しかも筆はガジェットショータイムで召喚した特別製。立像だってお手の物。
(しかしこいつァ、便利がイイぜ)
 四方自在な描き様に、徐々に彌三八の気分も上向いていく。
 水銀蒸気から身を守る為とはいえ、何時ぞやの宙で手に入れた、密閉性にだけは優れた着膨れ着物――所謂、宇宙服だ――を身にまとって来たせいで、正直なところ滅入っていたのだ。
(孔雀の雨で浄めても、吸っちまうもんは吸っちまうしよ。ま、相手が阿呆だから丁度好いやな)
 すらりとまた描き上げた兵馬俑の影に潜み、彌三八は始皇帝の様子を窺う。
 名の聞こえたオブリビオンのはずだが、先ほどから猟兵たちに良い様にあしらわれているのは、やはりおつむの中身が残念になっているからだろう。
 それに何より、彌三八自身が今回の作戦には無理があると思っているのだ。
(……普通、見破れるだろ、此れ)
 動きにくく、かつやたらと目立つ着膨れ着物に、不自然に増殖していく兵馬俑(もどき)。
 余程の阿呆でもなければ、気付かないはずがない。けれど始皇帝は彌三八の『だるまさんがころんだ』めいた接近に、気付く気配が全くない。
 いっそ哀れで涙が出そうだ。だからといって、彌三八に始皇帝を見逃す気はさらさら無い。
(恨むんなら、手前の阿呆を恨みやがれ)
 始皇帝のほぼ真裏に取りつき、彌三八は呆れの嘆息代わりに最後の一歩を踏み出す。
「っ、何奴!?」
 強い踏み込みの足音に、始皇帝がようやく彌三八の存在を察する――しかし。
「いや、気付くの遅ぇし!!」
「朕を足蹴にするとは何事ぞおおおおおぉぉぉぉ……――」
 彌三八、缶蹴りよろしく華麗に始皇帝を蹴り飛ばす。
 尾を引く銀の飛沫は、千鳥の羽搏きが如く。彌三八の『描けなかった』という留飲を、僅かに下げるのに役立った――かもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

紫・藍
藍ちゃんくんでっすよー!
あやー。
吸い込んだらまずい蒸気とはぁ歌いに歌う藍ちゃんくんの天敵なのでっしてー。
ではではその方向でいっちゃうのでっす!
始皇帝にたどり着く頃には、哀れ、喉が焼けただれ、声も出せずにのたうつ藍ちゃんくんなのでっす!
まぁ演技なのでっすが。
変装とアートで見るも無残な特殊メイクもばっちりなのでっすが。
実際には藍ちゃんくん、黙るとブラックホールが発生するのでっしてー。
口内ブラックホールで蒸気吸い込んでるのでっす。
鬱陶しくもがき苦しんで、止めをさすようおびき寄せ!
兵馬俑が近づいてきたら、ブラックホール発射でだまし討ちなのでっす!
そのまま始皇帝も吸い込んじゃうのでっすよー!



●藍ちゃんくんが黙るだなんて世界の終焉なのでは!?
「フハ、フハハハ! 無様だな、猟兵とやら!!」
 既にしこたまやられているようだが、その『やられている』状態さえ頓着しないおバカさんなのか。瀕死の体で転がる少女っぽいけど少年らしい猟兵を足元に、始皇帝はふんぞり返って高笑う。
「……っ、っ!!」
 苦痛にのたうつ少女っぽい少年――紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)は、第三者の声に鼓膜を打たれるのも辛い状態なのだろう。地面を搔いていた手を耳元へどうにか引き戻し、耳を押さえる素振りをする。
(ううっ、吸い込んだらまずい蒸気とはぁ、歌いに歌う藍ちゃんくんの天敵なのですよぉー)
 はく、はくり。
 ギザギザ歯が輝く口を小さく開閉し、藍は苦しい呼吸に、さらなる苦しみを覚えた。
 喉は疾うに焼け爛れている。内臓だって、無事な個所は皆無なはずだ。
 でも、でも、それでも藍は猟兵として始皇帝に懸命に立ち向かっている。
「……、……」
「触るでない、汚らわしい」
 弱々しく始皇帝に這い寄り、藍はその爪先に縋る。当然、始皇帝は藍の手を蹴飛ばそうとした――その刹那。
「………………………………………………………………………………」
 藍、やおら立ち上がったかと思うと、獲物に襲い掛かるクマよろしく万歳ポーズをとり、がばりと口を大きく開けた。
 そこにあったのは、疑似ブラックホール。
 だって、藍が。超ハイテンションな藍が、苦痛くらいじゃ喋り続けるに違いない藍が、黙っていたのだ。黙って、演技に徹していたのだ。そりゃあ特異点にくらいなるだろうし、疑似ブラックホールも生じたりする。
「な、な、な、な、な」
「(藍ちゃんくんによるサイレントムービーをお楽しみいただけましたかー?)」
 事態が呑み込めずおののく始皇帝へ、藍はにーっこり。そこでおもむろに、これでもかっと水銀蒸気を吸い込んで来た疑似ブラックホールを世に解き放つ。
 ――ぶおおおおおおおおおおじゅおおおおおおしゅうううううううう。

 荒れ狂う吸引力が齎した結果は言わずもがな。さすがに始皇帝までは丸のみ出来なかったけれど、まとう水銀の殆どは華麗に処した。
 つまり始皇帝の末路は、ほぼ確定。 
「今日も藍ちゃんくんってば最強なのですー!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

エドゥアルト・ルーデル
水銀なんてへでもないですぞ
そう、電脳魔術ならね

全身を【ドット絵】に変換!ペラペラな電子生命体へクラスチェンジ!
ようは肉体と神経があるから水銀中毒になる訳だ、電子媒体に変えちまえばいい!肉体なんて必要ない捨てろよ
さらに体のドットの透過率100%にすれば完全に透明に!スケスケの助ですぞ!

そして騙す役はこいつ!【流体金属】君!始皇帝を守ってる水銀に混ざるでござるよ!でぇじょぶだあっぱらぱーなら後から混ざっても問題ないって!拙者を信じて❤
透明のまま接近し流体金属君が防御に穴を空けるのに合わせて銃撃すれば良いのだ!
水銀もいいけど鉛もネ!

他【水銀剣】が来たら床なり壁の隙間などに潜って逃げればよろしい



●はっぴーらっきーあっぱらぱー
 不精を極めたような顎髭を、する、と撫で。エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は大胆不敵に、そして不遜にほくそ笑む。
「あっぱらぱーもここまでくると爽快ですぞ。騙し放題、引っ掛け放題、まさにやりたい放題でござる!」
 ぺらり。
 自身の快哉にエドゥアルトの口元が揺れ、その振動は頭の先や、爪先までつるつると伝わる。一人ウェーブじみた、実に愉快な動きだ。ついでに言えば、人としての概念からも外れている。何故か。今のエドゥアルトが電子生命体――ぺらっぺらのドット絵と化しているからだ(ちなみに、フリーSOZAIらしい)。挙句に透過率まで100%。
「水銀なんて、へでもないですぞ。そう、電脳魔術ならね」
 どことなく聞き憶えのあるリズムと旋律でエドゥアルトは自慢げに呟き、すけっすけのぴらっぴらな歩みをするっするっと進めて行く(途中、蒸気に舞い上げられそうになったのは、どうにかこうにか耐えた)。
「ようは肉体と神経があるから水銀中毒になる訳だ。肉体なんて必要ない捨てろよ」
「おや、どこからか声が……」
「スケスケの助ならどこへでも自由自在。あとドット絵なら死なないし、老けもしない! 実質、不老不死!!」
「何!? 不老不死だと!?」
 不意に鼻息を荒くした既にぼろぼろな始皇帝の眼前で、エドゥアルトは「あっかんべぇ」と舌を出す。
 視得ないエドゥアルトのことを、始皇帝は認識しない。普通に考えればあり得ないが、今の始皇帝ってばおバカさんなんだもの。
「(というわけで、【流体金属】君! 君の出番でござるよ!!)」
 しゅっと始皇帝から距離を置き、エドゥアルトは己を地面に繋ぎ止めてくれていた流体金属生命体にこしょこしょ耳打つ。
「(ちゃちゃっと始皇帝を守る水銀に混ざって、動きを封じたところに、拙者がズドン。でぇじょうぶでぇじょうぶ、あっぱらぱーだから気付かないって拙者を信じて♥)」
 信じて、と言われると、信じたくなくなるものだが、流体金属氏はエドゥアルトの命に(しぶしぶ)従い、始皇帝を守るふりして絡みつき――。

「簡単すぎる御仕事だったでござる」
 後にエドゥアルトは勝ち誇った顏で周囲に語る。他の誰に応用できる戦術でもないが、勝てば官軍。
 鉛玉に眉間を貫かれた始皇帝の行く末は、語る迄もない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

百合根・理嘉
水銀蒸気なぁ……
蒸気って事は気化してんだろ?
そんなら凝固させればいんじゃねぇの?

バトルキャラクターズ使用
にーさんらは序盤は合体させずに使役
氷結系の属性攻撃を乗せたにーさんらの攻撃で始皇帝までの道を冷やす
もういっそ、ドライアイス状態になるまで冷やす
冷やして水銀固体化を狙ってく

最悪、液体と固体の合いの子になりゃ上等!
前にネットの動画で見たから
これで多少はなんとかなる!ハズ!

俺は毒耐性と氷結耐性、寒冷対応で耐えて
最短距離をSilver Starで駆け抜けてやる
スターライダー舐めンな?!

始皇帝が兵馬俑を召喚したらその数似合わせてにーさんを合体させて
兵馬俑の対処は任せる

液体金属っていうなら、蒸気同様に凍らせたらいい!
任せたぜ!にーさんら!

俺はにーさんらが兵馬俑を抑えてる間に
始皇帝のオッサンに一発ぶちかます!

Black Diamondを纏わせた四肢で渾身の一撃!

猟兵、舐めンじゃねぇぞ!
この!すっとこどっこい!

敵の攻撃はSilver Starを操縦と騎乗を駆使して回避
回避不能時はオーラ防御で防いで凌ぐ



●理の風、皇を討つ
 百合根・理嘉(風伯の仔・f03365)は目まぐるしく思考する。
 視界を濛々と埋め尽くす蒸気は、確かに厄介だ。
(でも、蒸気だろ? つまり気化してるってわけだ)
 何時か開いた理科だか化学だかの教科書の頁を、脳内で捲る。水銀の元素記号は『Hg』だとか、常温・常圧で唯一凝固しない金属だとかいう詳しい知識は、とりたてて必要ない。
 重要なのは、たったひとつ。物質の三態の原理。
 水銀といって真っ先に思い浮かぶのは、スライムのようにどろりと溶けた状態。
 あれならば、避けようは幾らでもある――。
「つまり、キンキンに冷やしちまえば良いってことことだろ!」
 ぐしゃりと乱暴に髪を掻き混ぜた手で、宇宙バイクのステアリングを強く握り締めた。
 アクセル全開までは一瞬だ。その刹那の間に、理嘉は100を超えるバトルキャラクターズを召喚する。
「にーさんら、任せたぜ!」
 理嘉の一言に、水銀楼閣のあちこちに散らばったバトルキャラクターズが、一斉に冷気を吹き出す。
 途端、一帯の気温がぐんと下がった。合わせて、銀色の地面にとろりとした波紋が生まれる。
「っしゃあ、上等!!」
 ――冷やせ、冷やせ、冷やせ。
 全霊を賭して、理嘉は水銀蒸気から熱を奪う。今の理嘉の能力では、全てを凍てつかせることは出来ない――が、不可視の水銀に形を与え、引力に捉えさせるくらいはできる。
「フハハハハ、それでも飛沫は避けられまい!!」
 蒸気に代わり冷気で白く煙る中を突っ切る理嘉を、始皇帝が哂う。
 なれどその哂い声こそを頼りに、理嘉はますますスピードを上げた。
「っは! スターライダー舐めンじゃねぇよ?!」
 確かに地面に落とした水銀は、宇宙バイクの軌跡に跳ね上がりもする。気化したままの水銀も零とは言い難い。
 だがそんな中でも理嘉は最善のルートを選び、始皇帝を煽るように駆けに翔けた。
(少しくらいなら、問題ない。苦しむ前に、終わらせてやる)
 毒に対する耐性も、少しならある。同様に、凍てつく寒さにも耐えられた。
「……目障りな蝿め」
 一向に鈍る様子のない理嘉に、始皇帝が苛立ちを顕わにする。そしてだんっと強く一歩を踏み込んだ。
「ならば我が兵、兵馬俑で直々に屠ってくれよう!!」
(かかった!)
 始皇帝はただ、理嘉によって液体にされた水銀を再び気化させるだけで良かった。
 持つ力は、理嘉より始皇帝の方が強大だ。理嘉が属性攻撃発動を維持できなくなるまで粘れば、始皇帝は労せずして理嘉を毒の沼に沈めることができたはず。
 しかし今の始皇帝はそれに思い至れない。
「来てくれっ!」
 数に物を言わせたバトルキャラクターズのうちに数体を合体させ、理嘉は現れた兵馬俑に正面からぶつける。
 この時、召喚された兵馬俑がたったの一体だったのは、奇跡でも幸運でもない。理嘉に先んじた猟兵が始皇帝に仕掛けた罠が実を結んだ必然。
「つまり――」
 立ち塞がった兵馬俑へ強化バトルキャラクターをぶつけ、理嘉は二体の直上を越える。
 あとは宇宙バイクごと始皇帝へ降り征くだけ。
「猟兵、舐めンなってことだ!」
「――」
 黒い車体に入った赤いラインで始皇帝の目をくぎ付けにし、グリップから離した両手に漆黒を集わせて。高硬度を得た拳を、理嘉は始皇帝の顔面へと叩き込む。
「この、」
 鼻っ柱を折る感触が、手の甲から伝わった。そこからさらに、理嘉はギアを上げる。
「すっとこどっこい!!」
「まさか……、こ、朕……っ」
 断末魔は中途半端なまま。
 文字通り、顔面を砕かれた始皇帝には苦痛を呻く事すらできず。
 地に降り立った理嘉は、宇宙バイクに跨ったまま、水銀楼閣が影朧のように消失していく様を眺める。
「絶景かな絶景かな……なんてな?」

 一先ずのケリはついた。が、真に始皇帝を討ち果たしたわけでも、殲神封神大戦が終結したわけでもない。
 故にまた、理嘉は――猟兵たちは走り出す。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月17日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト