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殲神封神大戦④~堕とし霊(だま)

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦④


「まったく…ある種の嫌がらせよね…」
 泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)は割烹着姿で手に持ったままのおたまをブンブン振り回してプンスカしていた。
 何故そんな恰好…という空気を感じたのか?
「年が明けるのと一緒に戦争が開かれて、グリモアベースも大変なのよ…」
 封神武侠界の危機にグリモア猟兵に緊急招集がかかり、正月らしい格好のままグリモアベースに駆け付けた猟兵もいたとかいないとか?
 火華流もタイミング的にフォローをしてくれる猟兵の少ないグリモアベースで炊き出し…とばかりに雑煮を作っていた…戦争の予知をするまでは…、

「…で、さっそくだけど依頼の話に入らせてもらうね…」
 火華流は大型モニターにグリモアを接続すると…ある村が映し出され、その上空に青白い何かが飛び交っているのが分かった。
「…この飛び交っているのを倒してほしいってのが依頼内容よ…こいつについては…グリモアで調べたらすぐに分かったわ…」

 『冰灵』…冷気を放ちながら漂うおぞましい霊、襲った者の精神を削り凍えさせる…低級な使役できる霊で、霊に関して知識のある者なら誰でも扱える。

「知性は無いみたいで、辺りを飛び回ってはおもむろに襲ってくる…っていうような習性らしくて、村人も大きな被害とかは無く避難は完了しているわ」
 村人を守りながら…というような状況はないようである。
「個々では大したこと無い相手だけど、何せ数が多いから…その意味では大変かもしれないけど、みんななら問題のない相手よ」
 …そういうと、火華流は転送の為のゲートを開くと…、
「相手が相手なだけに寒い思いはするかもしれないけど、お雑煮用意して待ってるからね」
 …と、最後に付け足して猟兵達を送り出すのだった。


旅野文師
 新年あけましておめでとうございます。
 旅野文師です。

 序盤のシーンは新年の旅団での挨拶で…『こんな感じになってるじゃないの?』…といったネタの引用…あと、割烹着姿の火華流ちゃんは可愛いんじゃないかと思ってのものです。

 依頼についての説明に入ります。

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 プレイングボーナス……敵の射撃や砲撃に遠距離攻撃で対抗する。
 =============================。

 敵の行動についてはユーベルコードのテキスト内容を元に、オープニングで書かれているように『基本的には周辺を飛び交い、おもむろに襲ってくる』としています。

 ユーベルコードの補足、
 POW:物理攻撃は可、猟兵ならば対抗できる武器や方法があると思っての配慮です、あえて自分はそういう対処方法を持っていない…という行動は自由です。
 SPD:これによってどんどん数が増えていく…という事にしています、範囲攻撃や素早く撃ち落とすなどしてください。
 WIZ:これはPOWの強化版のようなものとして、『冰灵』同士が合体して襲い掛かってくるものとしますが…自分に憑依してくる…というのもありとします。
 この場合は憑依された対策か…憑依後(自我は失われています)にどう行動するか書いてください…これらがなかった場合、こちらで考えて執筆します…合わせて執筆した方がいた場合、襲わせる事も考えています。
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第1章 集団戦 『冰灵』

POW   :    霊障
【冷気】を籠めた【すり抜ける体当たり】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【体温と精神と知能】のみを攻撃する。
SPD   :    迷遊
自身の【数が10倍】になり、【何も考えずに飛ぶ】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    憑依
骸魂【となって、対象】と合体し、一時的にオブリビオン化する。強力だが毎秒自身の【魂】を消費し、無くなると眠る。
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備傘・剱
おー、元気に飛び回ってる奴がいるなぁ…
でも、流石に、超々遠距離からの攻撃に対応できるかどうか、ちょいと試させてもらおうか

射程ぎりぎりまで離れ、空中浮遊で戦場を見渡せる所まで、上昇
その後、多機能型ゴーグルの遠視機能を使って、猟犬狩発動!

まさか、約14km先からの攻撃とは思いもよるまい、それに、気がついて、こっちに接近してきたら、衝撃波、斬撃波、誘導弾、ブレス攻撃に呪殺弾の雨あられで対抗してやる

こっちはどっちかっていうと、接近戦が得意でね
最終防衛ラインとして、オーラ防御を薄く展開、それに触れた奴には神罰を叩き込んでやる
式神を用意して、そいつに憑依させて、叩き潰すのも、手だな

アドリブ、好きにしてくれ


マホルニア・ストブルフ
知性のない霊のオブリビオンか。この数で無規則に飛ばれれば面倒かもしれんな。
幸いにも知性がない故に軌道は解りやすいな。【ダイレイトグラス】で演算しつつ【制圧射撃】で落としていく。
――ふむ。次から次に増えていないか。ユーベルコードか性質か解らんが、一旦大人しくしてもらおうか。
此方もUCを起動。戦場全体に【呪詛】の奔流を伸ばし、ダメージで侵食しながら一か所に集めた『冰灵』を攻撃していこう。



「知性のない霊のオブリビオンか。この数で無規則に飛ばれれば面倒かもしれんな」
 飛び交う冰灵を見て個々に感想を述べているマホルニア・ストブルフ(構造色の青・f29723)…だが、その思考はすぐに戦闘へと切り替えられて…
「幸いにも知性がない故に軌道は解りやすいな」
 …と、マホルニアは『ダイレイトグラス』を使用…瞬間思考力による素早い演算結果を元に次々と冰灵をアサルトライフルによる制圧射撃で殲滅していく…が、冰灵は次から次へと増殖していく…
「ふむ。次から次に増えていないか。ユーベルコードか性質か解らんが、一旦大人しくしてもらおうか」
 ならば此方も…と…
「根を張れ…」
 マホルニアはユーベルコード【逆しまの樹(ルート)】を起動させ、戦場全体に呪詛の奔流を放ち冰灵へダメージを与えつつ一ヶ所に集めると…
「まとめて倒させてもらおうか…」
 再びアサルトライフルによる制圧射撃で殲滅していくのだった。

 そして場所は変わって…村から離れた場所…
「おー、元気に飛び回ってる奴がいるなぁ…」
 備傘・剱(絶路・f01759)が村で飛び交っている冰灵を眺めながら言った。
「でも、流石に、超々遠距離からの攻撃に対応できるかどうか、ちょいと試させてもらおうか」
 …と言うと、剱は空中浮遊で戦場を見渡せる所まで上昇
「追いて、仕留めよ、異界の猟犬!この常世次元に、汝を縛る鎖、一切、有らざり!我が括れぬ、汝が野生、その身に満たせ!」
 剱は狙った対象を何処までも追う異界の猟犬を呼びだし…超々遠距離攻撃を仕掛ける
 呼び出された異界の猟犬は村の上空の端の方を飛んでいた冰灵に喰らいついた。
 いかに知性が無いとはいえ攻撃されたからか…それとも攻撃した者へ反撃するという習性なのか…剱が攻撃した周辺の冰灵が増殖しながら剱へと向かっていった。
 しかし剱もそこは織り込み済みだった。
 衝撃波、斬撃波、誘導弾、ブレス攻撃に呪殺弾を素早く雨あられと乱れ撃ち…最終防衛線とオーラ防御を薄く展開していたが…そこまで辿り着ける冰灵はいなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シャーロット・ゴッドチャイルド(サポート)
ダークセイヴァ―の貧しい農村に生まれた聖なる力を宿した女の子です。暗い過去を背負った子ですが、いつも周りに気を使っていて笑顔を絶やしません。

ホーリー・ボルト~光の精霊の力で、光属性の魔法の矢を放ちます。
エレメンタル・ファンタジア~炎の精霊を呼び出し、炎の竜巻を巻き起こす。予想以上の威力のため、制御するのがやっと。
絶望の福音~10秒後の未来を予測する。
生まれながらの光~左の手のひらにある聖痕から他者を癒す。

「私は笑うって決めたの・・・じゃなきゃ、前に進めないもん!」

エロやグロに巻き込まれなければ大体のことは大丈夫です。



「話には聞いていたけど…」
 シャーロット・ゴッドチャイルド(絶望の福音・f23202)は村の上空を飛び交う冰灵を眺めながら…
「こうして見てみるとおぞましい光景ね…」
 …と、気分の悪そうな表情を浮かべたが…気持ち悪がっていられないと、メアリーアンブレラを開いて空中浮遊を発動させて浮かび上がり、祈りを込めた詠唱を始めた。
 すると一部の冰灵がシャーロットの方へと近づいてきて…憑依しようと襲い掛かってきた。
『私の邪魔しないでっ!!』
 シャーロットは心の内でそう叫ぶと、詠唱を続けながらオーラ防御で身を守りつつもメアリーアンブレラを操り踊るように冰灵達を回避していった。
 そして祈りによる光の聖なる力が最大限に高まったところで素早く後退し、襲ってくる冰灵達を大きく引き離すと…
「・・・いっけぇ!!」
 シャーロットは光の聖なる力による濁流を放ち、襲ってきた冰灵達…と、その直線状にいた冰灵を一気に殲滅した。
「ちょっと大変だったかな…これ以上は無理かも…」
 流石に襲ってくる冰灵達を回避しつづけながら詠唱を続けるのは負担だったようで、シャーロットは戦場を離脱するのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

楊・宵雪
まずは[破魔]の力をこめた[呪殺弾]の[弾幕]で、遠距離から敵の数を減らすわ

敵の攻撃は同じく[破魔]の力をこめた[オーラ防御]でしのぐ
自分を中心にたくさんの敵が集まって来たら[範囲攻撃]も有効かもしれないわね

敵UCは……厄介ね
こちらのUCで敵UC封じて、そもそも使われないようにしたいわ


蓮池・大輝
◎アドリブ・改変歓迎です。
WIZ

「本当に、お正月からこんなことになるなんてため息か出ますね……それはそれとしてお仕事は頑張りますよ!」

__飛び回る敵なら得意です、旋風で叩き落とします!
「さぁ、突風注意報発令ですよ!」
UC使用。
周りで戦っている猟兵さんにはつむじ風マフラーでバフも付けます。

「わわ、この敵は憑依とかしてくるんですか……」
【オーラ防御】や【狂気耐性】でどうにか防ぎつつ、なるべく敵を近寄らせないように立ち回ります。

「帰って羊さんたちと一緒にお雑煮を食べたいですね……。喉につまらないよう、お餅は僕が食べましょう。」



「本当に、お正月からこんなことになるなんてため息か出ますね…」
「ええ…まったくよね」
 蓮池・大輝(のんびり屋の羊飼い(?)・f35542)の言葉に同意するのは楊・宵雪(狐狸精(フーリーチン)・f05725)だった。
「まぁ…それはそれとしてお仕事は頑張りますよ!」
 大輝の言葉に宵雪は頷くと戦闘を開始するのだった。

「まずはこれで…敵の数を減らすわ…」
 宵雪は呪殺弾を次々と生成し破魔の力を込めて放ち弾幕をはって冰灵を攻撃…それによって多くの冰灵を殲滅していったが、同時に冰灵達も二人の方へと向かって来るのだった。

「わわ、この敵は憑依とかしてくるんですか……」
 …と、襲ってきた冰灵達を回避…素早くオーラ防御を展開して大輝は防御を固め、宵雪もオーラ防御に破魔の力を込めて同様に防御を固めた。
「でも飛び回る敵なら得意です、旋風で叩き落とします!」
 その言葉と同時に大輝はユーベルコード【突風注意報】を発動させた。
「突風注意報発令です!」
 その言葉と同時に戦場に突風が吹き荒れて、襲ってくる冰灵達を吹き飛ばした。
 宵雪も負けずとばかりに自分を中心に襲ってくる冰灵達をおびき寄せ…範囲攻撃で破魔の力を込めた呪殺弾で殲滅していった。

「やっぱり相手のユーベルコードは…厄介ね、こちらのユーベルコードで相手のユーベルコードを封じて、そもそも使われないようにしたいわ…」
 …と、宵雪は破魔の力を込めた呪殺弾で冰灵達を殲滅しつつも、多重詠唱で取り出した護符の束に力を込めると、冰灵達へと解き放ち冰灵達を捕縛しユーベルコードを封じた。
「ここで一気に倒しきるわよ…あまり長くは使いたくないから…」
 宵雪の使用した【七星七縛符】は解除するまで使用者の寿命を削る…あまり長くは使っていたくないのだ。
 しかし冰灵達の戦闘力自体は然程でもなく、ユーベルコードを封じられてしまえば問題のない相手で、あとは力押しで倒し切ってしまえたのだった。

「帰って羊さんたちと一緒にお雑煮を食べたいですね……。喉につまらないよう、お餅は僕が食べましょう。」
 依頼を終えた大輝の言葉に宵雪は苦笑するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月06日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト