ディフェンス・オブ・キャンドルサービス
「なぁ、お前等キャンドルサービスって知ってるか?」
エルシェマリ・リブラ(紫晶の閃鞭・f35044)は猟兵達に向けて問いかけた。
キャンドルサービス。各々が手に持った蝋燭に火を灯し、クリスマスを祝う行事の一つ。
炎は世を照らす希望の光。ヒーローズアースであれば、平和を守るヒーロー達と言う人々の希望そのものの存在への感謝も籠められていることだろう。
「で、クリスマスの夜にキャンドルサービスパレードなんて行われる場所があるんだ。市民達で火の点いた蝋燭持って、町を一周するんだ。で……ちぃっと問題が起きやがった」
エルの指先には一通の手紙。クリスマスカードだなんて平和なものではない。それは――襲撃予告状。
「ヒーローに怨みを持つ野郎の仕業だろ、と思ったらドンピシャ。オブリビオンの集団がパレードを滅茶苦茶にすべく、襲ってくる事が解ったぜ」
襲ってくるのも蝋燭怪人。ある意味この行事に相応しい悪党と言えよう。
「折角予告してくれたんだし、ここは丁重に出迎えてやらねぇとな!」
親指を下に向けてエルはニヤッと笑った。
つまり、返り討ちに処してこいと言うことだ。
「地元のヒーロー達の協力もあるけど、連中はパレードのあっちこっちから襲いかかってくる筈なんで、お前等もあっちこっちに分散して待ち構えてくれ」
パレードに混ざって楽しみながら警備するも良し。外から警備するも良し。その辺りは各々の判断にお任せ。
「怪人の攻撃そのものは殺傷力は低いけど、火事になちゃいけねぇし。折角の楽しいパレードが台無しにならねぇように、頼んだぜ!」
そう言いながら、エルはグリモアの力で転送の準備を開始した。
天宮朱那
天宮です。冬の夜の灯りは綺麗ですよね。
幼稚園の時にキャンドルサービスやった記憶。
一般市民が各々キャンドルに灯り点して町を一周するパレード。
賑やかと言うよりも静かに祈りを捧げながら進む感じです。
襲撃されたら地元のヒーロー達も知らせてくれますし、一緒に戦ってくれます。
あちこちで襲撃されるのを返り討ちにして、無事にパレードを終わらせて下さい。
無論、一緒にキャンドルサービスを楽しんでもOKです。
複数合わせは迷子防止に相手の名前(ID)かグループ名記載を。最大3人組まで。
技能の『』【】等のカッコ書きは不要。技能名のみ羅列は描写がシンプルになります。
公開と同時にプレイングは受付開始。
マスターページやタグ、Twitter(@Amamiya_syuna)などでも随時告知をしますので確認頂けますと幸い。
適度に人数集まったら〆切目安の告知予定です。
第1章 集団戦
『蝋燭兵士『キャンドルソルジャー』』
|
POW : 広域蝋散布
【身体中の溶けた蝋】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 抱擁蝋漬け
【抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象の全身が見えなくなるほどの大量の蝋液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 集中蝋液散布
【両手】から【溶けた蝋】を放ち、【ドロドロ蝋固め】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
|
ヴァネッサ・ラドクリフ
一年に一度の聖なる夜なんだ、楽しみにしていた人々の邪魔はさせないよ
あたしは外から警護するよ
地元のヒーローさん達に協力を申し込んで、パレードの進み方や町の地形を頭に叩き込むんだ
大勢がキャンドルを持っているから、イベントがない夜よりも光量の違いでヒーローさん達から見た町並みが変わる可能性も指摘しておくよ
襲撃があり次第、すぐ様『望み絶つ漆黒光鬼』で闇に紛れる吸血鬼になって静かにオブリビオンを消すよ
静かに祈りを捧げるのを邪魔しないならうってつけの技だ
でも油断せず、敵がいない間は合体を解除して代償の消費を減らすよ
キャンドルの祈りの灯を見ながら寝るのは無事パレードが終わってからだ、気合いだよ、あたし……!
冬至直後の夜も深まり、町の灯りも落とされて。人々が掲げ持った蝋燭の明かりが夜闇を美しく照らし上げる。
そんな美しいキャンドルサービスパレードの光景を、列の外から見つめる猟兵が一人。ヴァネッサ・ラドクリフ(希望のプリンスを目指して特訓中・f30475)は緊張の面持ちで警護に当たっていた。
(「一年に一度の聖なる夜なんだ、楽しみにしていた人々の邪魔はさせないよ」)
生まれ故郷であるダークセイヴァーの明けぬ夜とは違う夜の光景。人々の手にした光は希望の光そのものを模したものだと言う。
ヒーローという希望が現実に存在するからこそ、その祈りを捧げる事が出来るのだろう。そしてそれに応える様に、地元のヒーロー達はヴァネッサの要請に実に快く応じてくれた。
「これがパレードの進行する道を記した地図だ」
「敵が襲撃してくる可能性の高い箇所には丸をつけておいた。参考にしてくれ」
渡してくれた地図を元に、日中の内にパレードの進む箇所はチェックしつつ地形を頭に叩き込むヴァネッサ。ふと彼女はベテランヒーローの男に問いかける。
「大勢がキャンドルを持っているから、普段の夜よりも光量が違う訳だよね」
「成る程、良く気が付いたな」
「ヒーローさん達から見た町並みが変わる可能性もある――よね?」
「確かにそこは盲点だったな。AIに長けた若手にシミュレーションさせておこう」
この指摘の元、予想CGにより死角が洗い出され。ヒーロー達の警備は更に抜かりないものとなる。
灯りがゆらゆらと揺らめきながら、人々の作る列がゆっくり進むのを見つめていたその時。
「C地点にて襲撃!」
無線を通して連絡が飛んできた。急ぎ駆けつければ、そこにはパレードの横合いから襲撃せんと押し寄せる蝋燭怪人達の姿!
「させるものか……!」
瞬間、ヴァネッサは闇に姿を消す。いや、その身を骸魂に――新たに見つかった世界における原初の吸血鬼と称される魔性にその身を委ねたのだ。
『――!?』
『な、なんだなんだ
……!?』
蝋燭兵士達は、突然の闇に飲み込まれ、頭上の蝋燭の灯りを一瞬にして消され、そして彼ら自身も文字通り闇へと葬られていく。
あっと言う間に悪しき蝋燭は消し去られ、闇に戻った場にパレードの灯りが照らし出された時、再びヴァネッサの姿が表に現れたかと思いきや、膝をついて崩れ落ちた。
「や、大丈夫かお嬢さん」
ベテランヒーローが心配して駆けつけ、彼女に肩を貸せば。ヴァネッサは元気を振り絞って頷いた。
「大丈夫――ちょっと貧血起こしただけだよ」
ちょっとで済むものでもないのだが。彼女の用いたユーベルコードは己の血液と正気を削って維持されるもの。解除して回復するにしては消費が大きい筈だが。
静かに祈りを捧げるのを邪魔しないならうってつけの技の筈だから。
「気合いだよ、あたし……!」
己を鼓舞して、次の襲撃に備えるヴァネッサであった。キャンドルの祈りの灯りを見ながら寝るのは、パレードが無事に終わるのを見届けてからと決めていたのだから。
大成功
🔵🔵🔵
大豪傑・麗刃
わたしは健全なるエンパイア男児なので、クリスマスなる異国の行事などまったく関心はないのだ。だからこの日に仕事も問題ないのだ。
本音?
なんで世間が盛り上がってる時にわたしは仕事しなきゃならんのだ!
ともあれ。
襲撃が来たら知らせが来るのな。それまで七面鳥でもかぶりつきつつ待機。
でやってきたら先制攻撃、いや口撃。
き、き、きみたち!
このわたしがあいてってってになったったら!!
ぬう。かんでしまったではないか!カンドルソルジャーなだけに!!
うん、わかってる。いささかくるしいね。クルシミマスなだけに。
で敵の炎や熱いロウより冷たいユーベルコードを発動させて、まとめて凍り付かせる。
まさにホワイトクリスマスなのだ。
厳かな雰囲気でキャンドルサービスの灯りが列を成して進んでいく。
それを興味なさげに眺めながら、大豪傑・麗刃(23歳児・f01156)は警備をする地元のヒーロー達とダベっていた。
「わたしは健全なるエンパイア男児なので、クリスマスなる異国の行事などまったく関心はないのだ」
「ジャパンのサムライに見えたが成る程」
刀を携えた麗刃を見た地元のヒーロー達は納得の表情を浮かべていた。日本にクリスマスが伝わったのも文化に根付いたのも近代になってからとは聞いていた。
「だからこの日に仕事も問題ないのだ。まぁ……本音言っちゃうと、ね……」
強がっていたのも束の間。敵に気付かれない様な大声で麗刃は心の奥底から本音をぶちまけた。
「なんで世間が盛り上がってる時にわたしは仕事しなきゃならんのだ!!」
「……」
がしぃっ!! 何故か地元のヒーロー達が麗刃の手をがっしり握手してきた。
「同志よ!!」
「いや、私もコイツも、愛する家族団欒の予定だった筈なのにだな
……!!」
「脅迫状のせいで予定がぶち壊された恨み……ヒーローとしては見せちゃいけないのは解ってるんだけど、それでもさ
……!!」
ヒーローだって人間である。悲哀交々語り合えば、悪への怒りは燃え上がる。
しかしまずは敵の襲撃が来ないと仕事にならない。順番に見張りに立ちつつ、麗刃とヒーロー達はローストターキーのサンドイッチを齧り付きながら白い息を吐きつつ待機すること数十分。
「来たぞ、怪人達だ!!」
「待ちくたびれたのだ
……!!」
敵襲の報告に、麗刃はヒーロー達と現場に向かえば、蝋燭怪人達がキャンドルサービスの列に向かってやってくるのが見えた。
「き、き、きみたち! このわたしがあいてってってになったったら!!」
先制攻撃ならぬ口撃――は失敗。思い切り噛んだ。
「ぬう。かんでしまったではないか! カンドルソルジャーなだけに!!」
ひゅうううぅぅぅぅぅ………。
北風が吹き抜けたのは今の季節が冬のせいだけでは無かった。
「うん、わかってる。いささかくるしいね。クルシミマスなだけに」
麗刃の苦しいギャグが放たれると更に寒さが増す。何か後ろでヒーローの皆さんが凍り付いている気がするのは比喩では無い。
絶対零度氷河期到来――ユーベルコードの域に達した一種のスベり芸は、敵の炎や熱い蝋ですら、ガチガチのコチコチに凍り付かせるのだ!!
「まさにホワイトクリスマスなのだ!!」
しかし、この秘技はある意味諸刃の剣――!! 動けなくなったキャンドルソルジャー達をばったばったと斬り伏せながら、麗刃は己の自尊心の痛みに耐えていたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
上野・修介
※連携、アドリブ歓迎
パレードの進行に合わせてルート沿いの高所を移動しながら周囲警戒。
特に地上からは死角になるような場所を注意。
可能なら事前に地元ヒーロー、猟兵達への連絡手段を用意し逐次情報共有。
敵影を見つけたら頭上から奇襲する。
調息、脱力、戦場を観据え敵の数と配置、周囲の状況を把握。
UC:攻撃重視 得物:徒手格闘
立ち回りは基本ヒット&ウェイ
観客に被害が出ないよう立ち位置と射線に注意しつつ速攻殲滅。
「無粋だな。――疾く消えろ」
極力、観客に気づかれる前に片付けたいが、やむを得ない際は即時にヒーロー達に連絡。
観客の避難と防護を依頼。
殲滅後はパレードが終わるまで、高所からの警戒と殲滅に戻る。
アビ・ローリイット(サポート)
基本的には、装備しているハルバードか無手の格闘・グラップルで戦う
近接タイプ
猟兵でも現地民でも、人には適度な距離感で。ゆるーっとしら-っと、気儘に
敵でも、あんまり怒ったりとか悲しんだりとか疲れることはしたくねーな。しねーと思うけど。考えずに戦える相手やその暇のない強敵とかが特に楽しい
戦う理由とかは語るほどのもんも特にない。ほら、へいわがいちばんだし?
重たい説得、力仕事や人生相談そのへんサボりがち
とか言いつつ、気分次第でなんでもやるし。細けーことはおまかせです
台詞例:
「へぇそうなんだ。そりゃ大変だね」
「そういや最近、爪研いでないなぁ」
「もう帰んの? ざんねん」
キャンドルサービスの灯りは、長い長い列を作って夜の町を薄らと照らす。
クリスマスの聖なる夜の行事は厳かな雰囲気の中、参加する子供達のヒソヒソ声は聞こえるものの、パレードとしては賑やかとは違う静寂に満ちていた。
その進行に合わせる様に高い箇所……低いビルや家屋の屋根を移動する、ニンジャの如き影が一つ。上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)がパレードに並行しながら周囲への警戒を行う姿だった。
特に地上から死角になる場所が有ってはならぬと注意を払い、気になる箇所は事前に地元のヒーロー間で用いている携帯無線にて知らせ、警戒を呼びかける。
「マメだねー、あのひと」
地上のヒーロー達との警備に加わっていたアビ・ローリイット(献灯・f11247)はゆるっとした口調で呟いた。あんな風に密な連携とか打ち合わせとかは自分には向いてない、なんて思いつつ。
けれども、目の前で蝋燭の火が揺らめく、このキャンドルサービスとか言う催しは、静かでとてもキレイで、なんだかおちつく。
「このまんま、へいわでいてくれれば良いんだけど」
とか言ってる間にヒーロー達が連絡を受けたらしく、一斉に動き出した。どうやら向こうで襲撃予告をしてきたヴィランの集団が見つかったらしい。
修介は既に怪しげな蝋燭の怪人を見つけるや否や、その数と配置、状況を伝えながら頭上よりの奇襲を開始していた。
『ひぎっ!?』
『上から来やがったぞ!?』
パレードからは遠い位置に姿を見せた時点で殲滅開始される怪人達。
「あー、君達がお祭りを邪魔する敵?」
地元のヒーロー達が駆けつける後ろを付いてきたアビは、キャンドルソルジャーの姿を認めると、一気に距離を詰めて速攻で殴り飛ばした。溶けた蝋は熱いけど、そこまで火傷する程でも無い。
「無粋だな。――疾く消えろ」
修介は蝋燭兵士の灯りにすら照らされて見つかる事もなく、やはり徒手にて敵をあっと言う間に叩き伏せていく。
「おや、これで全部か」
アビは蝋燭兵士の頭上の灯火が全て消え失せたのを見て、肩の力を抜く。地元ヒーロー達も安心した様にパレードの列の方に戻っていく。
「さっきの彼は……また高い場所に見張りに行ったんだ?」
アビは修介の姿が見えなくなったと聞かされるも、がんばるなぁ……と飄々と感想を抱くのみで。警備とやらは彼に任せる事として、再び綺麗な蝋燭の灯火が揺れるパレードに向けて戻るのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ルカ・クルオーレ
祈りというものに意味を感じるかと言われれば僕自身としては微妙ではあるけれど、誰かの願いを邪魔する権利は誰にも無いよねえ
という事で、パレードの中に交じって警戒する事にしようか
火のついた蝋燭を持って、僅かに首を傾げ
さて、どのあたりに行こうか
パレードの真ん中辺りにいられるように気をつけて、前後どちらに怪人が出ても対応できるようにしておくよ
おや、あれがそうかな
あまり綺麗な姿じゃないねえ、近付かれるのは嫌だな
一応誰かが襲われたら庇えるよう、前には出るけれど少し距離を取るよ
錬成カミヤドリで出せる限りの本体を動かして、全て切り裂いてしまおう
さあ逃げたりしないでおくれよ、追いかける面倒が増えるからね
目の前にゆらゆらと揺れる炎。これは世を照らす光であり希望なのだと言う。
それは祈り――なのだろう。ルカ・クルオーレ(Falce vestita di nero・f18732)はキャンドルサービスの列が、夜の町をゆっくりと歩むのを見つめながら思う。
平和を願う想い。それを支えるヒーロー達への感謝。この世界の人々の願いの形なのだろう――と。
ルカ自身が、そんな祈りというものに意味を感じるかと言えば――微妙。何せ彼は人では無く物だから、人間の心を本質的に理解出来ているとは言い難い。
だが人の側においその祈りや願いを見続けてきたからこそ、これだけは言える。
「誰かの願いを邪魔する権利は誰にも無いよねえ……」
――と。
手には蝋燭。黒衣の青年の白い髪と顔は仄かな橙色の灯りに照らされ浮き上がる。
パレードの中に混じって警戒をしながらゆっくりと進めば、途中途中で向こうが騒がしいのは恐らく他の猟兵達が襲撃者を迎撃しているからだろう。
「なんだろう、あの音」
「さて、なんだろうねぇ」
小さな女の子が首を傾げれば、ルカもそれに合わせて首傾げ。平和な催しを台無しにする怖いヴィランが来るだなんて知らない方が良いに決まってる。それに。
「何かあっても、ヒーローのみんなが付いててくれるし、ね」
「そうだね」
そうこう言っている内に、パレードの列は終点――町の中心にある礼拝堂を目前にしていた。もし最後の襲撃があるとすれば此処付近だろうか。
「あ、あれなぁに?」
先頭で声がする。視線を其方に向ければ、キャンドルサービスの炎とはまた違う炎を揺らした一団が向こうに集まり、こっちに向かってくるのが見えた。
「おや、あれがそうかな?」
下がって、と人々に告げながらルカは前に出れば、巨大な蝋燭のお化けみたいのが、手当たり次第に抱きつこうと両腕を広げて向かってくるではないか。
「あまり綺麗な姿じゃないねえ……近付かれるのは嫌だな」
人々を庇う様に位置取りをしながら、ルカは己の本体である大鎌をその手に取って構える。同時にその周囲には幾多もの同じ刃が煌めき、醜い蝋燭怪人相手に向かって斬りかかる!
『うげぇ、こんな所にも猟兵が紛れてやがったのか!?』
「さあ逃げたりしないでおくれよ? 追いかける面倒が増えるからね」
近づかれ、抱きつかれる前に。巨大な刃が弧を描きながら回転すれば、蝋燭兵士の頭部に揺れる灯火を切り飛ばし消し去っていく。その蝋で出来た溶けた身体も、鋼の刃を前にしてはただただ真っ二つに斬り裂かれるのみ。
悪の灯火全て、ルカの大鎌が消し去ったのを目の前で見つめていた人々は、蝋燭の光に更に祈りを籠めて彼を、ヒーロー達を応援していた。
「ヒーローの皆さんと、猟兵の皆さんは、私達の希望の光ですから」
礼拝堂に集まった光の前で司祭がそう告げ、皆で祈りを捧げる。
それはこの世界を生きる人々の感謝の想い。
聖者の名を与えられた大鎌の青年は、そんな人々の願いをまた静かに見つめ、聞き届けるのであった。
大成功
🔵🔵🔵