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英雄を喰らうモノ

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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●浴する者
 咀嚼する音が古びた食堂に響く。
 首輪をした少女達は、脅えながらも食事を運ぶ。
「スープ……です。生娘の血のみを……使った」
 少女がそっと、赤い液体で満たされたスープ皿を溢さぬように、長くボロボロで少しホコリ臭いテーブルに置いた。
「ありがとう。さて、仕事をしている人間達の方はどうだ?」
 赤いスープを啜りながら男は問う。
「今は……大丈夫、です」
 声を震わせながら少女が答えると、ごろんと肉が入ったシチューとパンをテーブルに並べた。
「そうか。こうも、英雄の家族が沢山攫っても全てを食べきれんな」
 男はため息を吐くと、少女達に手招きをする。
「なん、でしょう……」
「食え、味を覚えてしまっているのだろう?」
 男は少女達に言うと、ビクッと肩を震わせた。
「は、はい……」
 奴隷として売られた少女達は、人を喰らうオブリビオンに使えて覚えてしまった。
 そう、人の肉が美味しいという事を。

●グモリアベース
「皆様、お集まりいただき、ありがとうございますわ。ダークセイバーにて、死んだ英雄の家族をオブリビオンが攫っている予知をしましたの」
 カミリア・オリヴィオン(人工悪魔・f01650)が静かに猟兵達に伝えた。
「どうやら、『死んだ英雄に会わせてやる』と言って家族を連れ去っているのですわ。そして、その家族を殺して身に付けていた物を遺品として奪い、遺体は料理の材料視されて食べてしまっておりますの」
 淡々と説明を続けるカミリアは、顔色1つも変わらない。
「どうやら、街に英雄の家族を浚う仕事をオブリビオンから受けた人攫いが暗躍しているそうなので、その人達を見付け出してオブリビオンの根城を特定し、倒してきて下さいませ。皆様、よろしくお願いしますわ」
 優雅に一礼するとカミリアは、猟兵達を見送った。


龍真 神
 こんにちは、ひよっこマスターの龍真 神(タツマ シン)です。
 暗いお話は好きですか?
 私は大好きです。
 このシナリオは、控えめにしておりますが人によっては不快な描写があるかと思いますので、苦手な方にはオススメ出来ません。
 1章、冒険『悪鬼の食事処』
 2章、集団戦『隷属から逃れる術を知らない少女達』
 3章、ボス戦『往生集め『エルシーク』』
 以上の内容となっております。
 皆様のプレイングを気長にお待ちしております。
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第1章 冒険 『悪鬼の食事処』

POW   :    人攫いを倒す、体を張って情報収集する。

SPD   :    迅速に人々を保護する、特技で情報収集する。

WIZ   :    人攫いを騙す、賢い方法で情報収集する。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リーヴァルディ・カーライル
…ん。情報収集。あまり得意じゃないんだけど…
泣き言を言っても致し方ない
まずは人さらいを探さないと…ね

事前に防具を改造して旅人に見えるように変装
街の宿屋や酒場、雑貨屋など人の目につく場所を回り、
礼儀作法に則り挨拶をし、村娘には無い存在感を放つ
変装中は丁寧語で表情も柔らかく振る舞う

…故郷で英雄と呼ばれた兄を探して旅をしてまして。
私と同じ銀の髪に紫の瞳の男性なんですけど、見た事はありませんか?

人さらいが追跡していると第六感が勘付いたら、
人気の少ない場所に向かい、彼らが襲ってくるように誘導
敵の攻撃を見切り、カウンターで怪力を叩きつけ拘束
【吸血鬼伝承】を応用して誘惑の呪詛を敵にかけ、情報を収集する



 防具を改造して、ダークセイバーによく見掛ける旅人に変装した。
「……ん。情報収集。あまり得意じゃないんだけど……泣き言を言っても致し方ない。まずは人さらいを探さないと……ね」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、比較的治安が良さそうな街を歩き出す。
「……故郷で英雄と呼ばれた兄を探して旅をしてまして。私と同じ銀の髪に紫の瞳の男性なんですけど、見た事はありませんか?」
 宿屋、市場、そして酒場に丁寧に礼儀正しく接しつつもリーヴァルディは、長い間兄を探す少女となり人攫いの噂も耳に入ればと思い歩き回る。
「まぁ、そんな若いのに兄弟を探しているのね」
 女将は瞳を潤ませながら言うが、他にもいる旅人のからは良く思われていないのは第六感で察した。
「そういや、この街を守った英雄の血縁者が夜逃げしたって聞いたよ」
「そりゃ、そうだろう? 聞いた話によると、英雄を出した家だからと言って英雄の仲間の家族にも、金品せびってたらしいけどな」
 女将が初老の男にエールを出すと、ちびちびと飲みながらぼやく。
「すみません、その英雄の家族が住んでいた家は」
「この街で立派な家だよ。良くない事が起きているらしいから気を付けてね」
 リーヴァルディが街の地図に印を書き込むと、女将は心配そうに言うと彼女は微笑みを向けた。
「大丈夫です。旅先で野党に襲われて撃退した事もありますので」
 と、言ってリーヴァルディは、宿屋を後にすると英雄の家族が住んでいた家に向かった。
(本当に裕福だったようね。カギは……開けっぱなし、か)
 リーヴァルディがドアノブを握り、捻るとドアはあっさりと開いた。
(私の足よりも大きな足跡、荒らされた……というよりも、荒らして急いで出た感じね)
 現場を見て第六感で察したリーヴァルディは、家に上がると他に手掛かりがないか調べ始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

亞東・霧亥
全く辛気臭い依頼だ。

【POW】
情報収集は苦手だが仕方無い。

比較的治安の良さそうな街で、
人攫いが堂々と表を歩いているとは、到底思えない。

ごろつきが集う酒場で、取り分け人相が悪い集団に酒と食事を奢り、人攫いに仕事を頼みたいとひそひそ話をして、夜、人気の無い場所で落ち合う約束をする。

【レプリカクラフト】で【仕掛け罠:強力な麻痺針】を仕込んだ金貨袋(偽物)を創る。
袋を開けると、袋が破裂して中の針が飛散する。

倒れた人攫いを『ロープワーク』で縛り、木に逆さに吊るして手頃な石を拾い、『力溜め』を使って握り潰す。

「全部話さないと、お前の頭がこうなる。」
口の端を吊り上げ、ニタリと嗤う。



「全く辛気臭い依頼だ。情報収集は苦手だが仕方無い」
 肩を竦めると亞東・霧亥(冒険野郎若作りなおっさん・f05789)はぼやきながら、あまり身なりの良くない人が出入りしている酒場へと足を向けた。
 空気の悪い酒場、カウンターや机も古びていてボロボロで足を踏み入れると、ギィーと床は軋む音を立てた。
「人攫いの仕事を受けてくれる人を探しているんだが……」
 座り心地は良くない椅子に腰を下ろすと、霧亥はがらの悪い男達に声を掛けた。
「ん、あっちの奴らの仕事だ」
 男はジロリと霧亥を睨むと、更に奥で酒を飲んでいる男達に顎を向けた。
「そうか、ありがとう」
 教えられた男達の近くに行き、『仕事の話がある』と言って場所と時間が書かれた紙と金貨を1枚だけ置き、霧亥は酒場から出ていった。
 そして、時間になると男は指定された場所にやってくると、金貨が入った袋だけが置かれいた。
 男はそれに手を伸ばすと、強力な麻痺毒が塗られた針が飛び出した。
「悪いな……」
 霧亥は影から姿を現すが、男は麻痺の毒が強力過ぎて絶命していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

神守・鈴音
ふむ。情報が足りぬな。という事で次に狙われそうな家族を探そうかの。
噂話などで英雄の血縁者の家を探し、そこで待ち伏せて人さらいが来た所でとっちめるとするかのぅ。操り人形とわしで上手く相手を挟み撃ちにできれば上々。操り糸で相手をからめとるとかできそうじゃな。

首尾よく人さらいを倒せたら拷問の時間。フォックスファイアでじわじわ炙って聞くとするかのぅ。

一つこの策で注意することは、うまく逃げられてしまうとわしでは追跡できるか怪しいというところかのぅ。出来れば2人以上で行いたいものじゃな。


亞東・霧亥
えー。嘘だろ、おい。
【POW】
迂闊にも絶命した人攫いの死体を、仕方無く漁る。
連絡先とか暗号とか割符とか、そういった手段に関連する物を探す。

「何かあるだろ。メモとかさぁ。」

情報を元に敵陣に乗り込む。



(ふむ。情報が足りぬな。という事で次に狙われそうな家族を探そうかの)
 神守・鈴音(妖狐の旅芸人・f13791)は、寂れた街とは不釣り合いな巫女装束を身に纏ったまま歩き出す。
「噂でも良、英雄の家系だという家は何処にあるのじゃ?」
 比較的に人が多く、商いをしている人間ならば情報を持っていると感じた鈴音は、聞くついでに物を買いながら問う。
「噂ねぇ、噂だよ? あの家の家族が英雄の血筋とか言ってたね。今は大人しいから本当かどうかは分からないよ」
 商人が鼻で笑いながら答えると、鈴音は礼を言って教えて貰った家へと向かった。

「嘘だろ、おい」
 モノを言わぬ死体となった男を見て、霧亥は驚愕の声を上げながらも服や持ち物を探る。
「銀貨とか小銭が入った袋、ボロボロのダガー、酒の瓶……ロクな物が入ってないな」
 そうぼやきながら霧亥は、ふと空き家に飾られている絵が目に入った。
 笑顔で、夫婦と子供達にメイドらしき人物が描かれていた。
(幸せだったのに、何故この家は誰もいないのだろうか?)
 疑問が脳裏を過ると、霧亥は探る手を止めて家を改めて見回す。
 “荒らされた家”
 時が過ぎて荒れたのではない、人の手によって荒れていたのだ。
「財布に紙切れ?」
 銀貨が詰まった袋の中に結ばれて入っていた紙切れを広げると、今居る空き家の隣の家に印が書かれていた。
「誰かおるのか?」
 音がして不審に思った鈴音が声を掛けると、霧亥は振り向いて同じ猟兵だと分かると胸を撫で下ろした。
「すまん、情報収集に調べててな」
「そうか。どうやら、この家の隣が英雄の家系という噂を得ての」
 霧亥は調べ終えた男を遺体をその場に放置し、家を出ると鈴音が隣の家を指しながら言った。
「ならば行ってみよう」
 鈴音と霧亥は家の周囲に息を潜めると、明らかに怪しい人物を捕まえた。
「悪いが、依頼主の元へ連れていってもらうからの」
 あやつり人形で人攫いを押さえたまま、鈴音が言うと霧亥と共に逃げ出さないように縛り上げると場所を聞き出した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アラン・ヲージャック
情報収集とか、諜報、密偵というのは、どうしても苦手なんですがね。
なので直球勝負で探索しましょう。
町の方に話をすれば、教えてもらえますかね?
「英雄の知人で、その英雄に何かしらの悪い噂を聞いたので調べに来た」と
英雄の家を教えて貰ったら後は忍耐ですか、
【POW】人さらい、を見つけたら捕まえましょう。
どうやら普通の人間みたいなので容易いかと、私のデュエリスト・ロウで情報を聞き出しましょう。ルールは【嘘をつくな】です。
どうでしょう、怪物なら耐えられるかもしれませんが生身の人間ならどうか、あともう一つ私は尋問だけは得意なんですよね


宮代・夜々
酒場での【情報収集】で得た情報を基にこの街の裏事情に詳しい人間に会いに行くとしよう。
蛇の道は蛇と言うしな。裏事情に詳しい人間なら人攫いについても何か知っている可能性は高いだろう。
裏事情に詳しい奴と会えたら金を詰めた袋を武器に交渉してみるか。

最近英雄の家族を攫ってる奴がどんな奴か情報が欲しい。
大まかな情報のみでも一袋分支払おう。中身が不安なら今確認してくれて構わない。
もしお前が人攫いについて詳しい情報を持っていて、話す気があるならさらに二袋分追加でどうだ?
情報源について口を割らないことも約束しよう。

得た情報を基に人攫いを取り押さえられたらそいつから根城の場所を聞き出すとするか。

(アドリブ等歓迎)


アーレイラ・モンクスフード
英雄、か。
遠い昔のことですが数多を殺め…今は別の英雄の家族を救わんとする、英雄殺しの力を持って。
「愛しき世界は皮肉に満ちてますね。」

人攫いを探すため、奴隷商に赴き、奴隷を何名か買います。

「条件があるのですが、有る程度丈夫で『お人好し』な奴隷が欲しいのです。」

「あと、ハンターをご紹介願えません?『英雄の家族』なんて条件でも集めてしまえる腕利きが居ると聞きました。」

紹介して貰えたら、人さらいに目標の情報を聞きます。
人殺ししてオブリビオンの材料を増やす気はないので、ユーベルコードは『話し合い』が行き過ぎたときに使いますね。


買った奴隷は、英雄の家族など身寄りが無くなった人達の世話係として控えさせます。



「英雄の知人で、その英雄に何かしらの悪い噂を聞いたので調べに来ました」
 甲冑で身を纏っているアラン・ヲージャック(耀かしい騎士・f04812)は率直に問うが、街の人々は怯えた様子で視線を逸らして横を通りすぎた。
「多分、お前が怖いんだろうな。甲冑を着た人間もオブリビオンも皆、怖がってた」
 宮代・夜々(舞い踊る大鎌・f14043)がピンクの瞳を細めて、アランを避けるように歩く人々に視線を向けながら言った。
「そう、ですか」
「酒場に行こうと思っているんだが、一緒に来て欲しい」
 アランが視線を地面に向けると、夜々は小さく笑みを浮かべると背中を叩いた。
「あぁ、調べる事は苦手でして」
「よし、決まりだ」
 アランは微笑むと、夜々と共に酒場へと向かって歩き出した。

「愛しき世界は皮肉に満ちてますね」
 皮肉を言いながらアーレイラ・モンクスフード(真昼の白夜・f02061)は、奴隷商に赴くと奴隷を何人か買おうと決める。
「条件があるのですが、有る程度丈夫で『お人好し』な奴隷が欲しいのです」
 と、奴隷商人に伝えると金貨が入った袋を差し出すと、直ぐに条件に合った奴隷が用意された。
「どうぞ、お客様。家族の為に売られた若い子を用意させていただきました」
 商人はアーレイラの顔色を伺いながら言うと、じっと次のオーダーを待っていた。
「あと、ハンターをご紹介願えません? 『英雄の家族』なんて条件でも集めてしまえる腕利きが居ると聞きました」
 と、アーレイラが問う。
「ええ、ええ! 腕利きのが一人いましてねぇ。紹介状をお渡ししますので、後はご自身で」
「ありがとう、報酬はこれて良い? いえ、追加しますので私の事は忘れて」
 奴隷商人に金貨を渡すと、アーレイラは更に銀貨の袋を追加しながら言った。
 金が全ての商人は頷くと、踵を返して奴隷達を連れてアーレイラは街へと向かった。

「さて、どう聞くんですか? ルールを決めてしまえば簡単でしょうが」
 酒場に着くと、アランは隣にいる夜々に問う。
「金ならあるが、酒場の奴ら全員に聞き回っていたら夜になっちまうな」
 夜々が治安があまり良くなさそうな酒場を見回し、アランに小声で答えた。
「簡単よ。今からその一人に会うのだから」
 奴隷達を英雄の血筋である家に受け渡し終えたアーレイラが、夜々とアランが酒場に入るのを見付けて声を掛けた。
「商人にお金を積んで教えて貰ったの。大丈夫よ」
 アーレイラがことの経緯を説明をすると、夜々とアランは顔を見合わせると頷いた。
「私のデュエリスト・ロウでルールを決めて話せば確実でしょう」
「俺も金は用意してる、聞き出すには十分な量だろうな」
 アーレイラが『決まりね』と言うと、酒場から出て商人からの教えられた場所へ向かった。
「お嬢さんが?」
「そうよ」
 女にアーレイラは紹介状を渡すと、ソレが本物かどうか確認している間にアランがユーベルコード『デュエリスト・ロウ』を発動させた。
 手袋を投げると、女に当たって不服そうな表情で睨んだ。
「嘘をつくな、ついた瞬間に貴女は死にます」
 サイファイアの様に青い瞳で女を見詰めると、アランはやや低めの声で言った。
「話せば金も出す、悪い話ではないだろう?」
 夜々が2袋を見せると、女は人攫いに関する話を全て話した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『隷属から逃れる術を知らない少女達』

POW   :    命より重い忠誠を誓おう
【忠誠を誓った者から授かった力】に覚醒して【命を省みず戦う戦士】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    主のためなら限界すら越えて戦い続けよう
【主の命令書を読み限界を超えた捨て身の攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    主人に永遠の忠誠を誓おう
【忠誠を誓う言葉】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●人食の舘
 人攫いの仕事を依頼された者達は声を揃えて言った。

 “人食の舘”とーー

 英雄の血筋だけを狙い、『生死は問わぬ』という条件なのに同等の値段を払われた。
 そして、必ず出迎えるのは奴隷の少女達。
 人としての生気は無く、英雄の血筋である人を見る時だけ“食べ物”として見ている気がして、自分も食べられそうな気がしてゾッとしたそうだ。
 その話を聞いた猟兵達は、それぞれの情報を元に『人食の舘』に着いた。
「おやおや、猟兵ですよ。皆さん、今日のご飯のために戦いなさい」
 男は『隷属から逃れる術を知らない少女達』に命令すると、少女達はナイフやフォークを手にすると館から出る。
 虚ろな瞳に猟兵達を映すと、血濡れたナイフとフォークの他に首輪から垂れた鎖がジャラリと音を立てた。
「いた、だき……ます」
 唇を舐めると、隷属から逃れる術を知らない少女達は猟兵達に向かって駆け出した。
 
 食べる、為にーー
亞東・霧亥
一度覚えた血の味は、二度と忘れられんだろう。ここで殺してやるのも慈悲か。

【鼓舞激励】
明るく力強い声に呼応すると、全身に力が漲ってくる。
「おう!やってやるぜ!」

『グラップル』『忍び足』『早業』『残像』『殺気』を使用。

攻撃の構えを維持したまま、特殊な歩法を駆使し、連続した残像を作り出していく。
その残像1つ1つに、殺気を植え付ける事で敵を惑わす。
「これぞ、分身の術。」

『目立たない』『忍び足』『鎧無視攻撃』『暗殺』使用。

敵の殺気と分身の殺気。
殺意の渦巻く戦場で、自分の気配を殺していく。
「我は空(くう)也。何者も我を捉えられぬ。」

分身に襲い掛かり、隙だらけの背を向ける敵に忍び寄ると、致命の一撃を見舞う。



「一度覚えた人の肉の味は、二度と忘れられんだろう。ここで殺してやるのも慈悲か」
 ユーベルコード『鼓舞激励(ロクオン)』が発動すると、上様の声で『今日も1日よろしくお願いします!』と激励する声が響いた。
「おう! やってやるぜ!」
 霧亥の体に沸き上がる力を確認すると、攻撃する構えを維持したままスウェーで動きながら残像を残す。
 残像に殺気を残しながら、霧亥は隷属から逃れる術を知らない少女達を惑わす。
「これぞ、分身の術」
 自身は足音を消し、目立たぬようにしながら少女達を見据えた。
「我は空(くう)也。何者も我を捉えられぬ」
 言葉にしてしまえば、気配は消しても隷属から逃れる術を知らない少女達は、人のニオイでどれが残像でとをれが本人なのか分かるとナイフを突き出した。
「全て、消してしまえば、いいの」
 霧亥の足に深々とナイフが刺さると、ユーベルコード『主人に永遠の忠誠を誓おう』を発動させ、忠誠を誓う言葉を少女達は言った。
 その隙に、霧亥はBe killedを握り締めると、捨て身の一撃で背中から刺した。
「あ、あぁ……」
 コポリ、と少女の口から血が吐き出されると、静かに倒れると首を残して消えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ギルティナ・エクスキューション
か…かわいい…じゃない…可哀想な女の子ですね…えへへへ。
全員を殺してしまうのも忍びない…ですよね…?

手近な少女を一人、私の本体で捕らえて引寄せます…
それだけで痛いでしょうけど…もっと…
持っているかえし針を肩口に刺してグリグリと…ストロー状の穴から血が吹き出してかえしが中をズタズタに…恐怖を与えるパフォーマンスです…うふふ…

ここでユーベルコードを発動…周囲の子達を行動不能にしちゃいます…
大丈夫、手や足から血が出ただけでは死にません…
あ…かえし針を刺した子の分はきちんと抜いておきますね…とてつもなく痛いと思いますけどそのままにしちゃう方が血が抜けて危ない…
戦意喪失してくれる子が多いと嬉しいな…



「か……かわいい……じゃない……可哀想な女の子ですね……えへへへ。全員を殺してしまうのも忍びない……ですよね……?」
 ギルティナ・エクスキューション(有罪死刑執行人・f14284)は、口元を緩めてニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら隷属から逃れる術を知らない少女達を品定めするかの様に、視線をキョロキョロと動かす。
 彼女の本体である『血を啜り肉を喰らい絶望を溜め込んだ茨鞭』で、少女を一人引き寄せようとするが避けられてしまった。
「に、逃げちゃ……ダメですよ……へへ」
 ギルティナは必死に鞭を振るって、少女達の一人を捕まえようとするが本体にフォークを刺されてしまい、楽しいとごろか痛い。
「し、仕方が……ないので……ふふふ」
 かえし針を投げて少女の体に刺さると、ギルティナは痛みで動けなくなるだろうと思っていた。
 しかしーー少女達は忠誠を誓う言葉を口にすると、ギルティナを囲むとその小さな体にフォークやナイフを突き立てた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

リーヴァルディ・カーライル
…ん。人間を食い物にする輩が『人食の館』だなんて…。
悪い冗談だけど…貴女達は文字通り、人間を食べるのね。

最初は強要された事だったのかもしれないし、同情もする…。
だけどそうなった以上、もう見逃すことはできない。

他の猟兵と連携を取り行動。
第六感を頼りに攻撃を見切り、大鎌を盾に武器で受け、
事前に改造した防具から黒炎を放ちカウンターを行う。

敵の隙を突き一瞬だけ吸血鬼化した怪力を瞬発力に変えて跳躍。
周囲の敵を巻き込む位置で【限定解放・血の波濤】を発動。
生命力を吸収する呪詛の力を溜めた大鎌をなぎ払い、
敵の傷口を抉る衝撃波の2回攻撃で追撃を行い仕留める。

死の安らぎは等しく訪れる。眠りなさい、安らかに…。


宮代・夜々
■心情
…ここまで狂わされたら救いようもないか。
悪いが…あんた達は生かしておくには危険すぎる。ここで倒させてもらうぞ。
(次生まれてきたら…その時は幸せに溢れた人生を歩んでくれ…)

■戦闘
少女達の武器はナイフとフォークか…。
戦闘兵として鍛えられたわけではなさそうなら…戦闘時の動きは洗練されていない可能性は高そうだが…油断はしないようにしよう。

少女達の動きを【見切り】ながら攻撃を避けつつ、風船葛を呼び出すとしよう。
合流後は葛に【騎乗】し、空中から大鎌と葛の爪や牙で【空中戦】を仕掛けさせてもらう。
武器がナイフとフォークなら…空からの攻撃に対処しにくいだろうしな。

(アドリブ等歓迎)



「……ん。人間を食い物にする輩が『人食の館』だなんて……悪い冗談だけど……貴女達は文字通り、人間を食べるのね」
 リーヴァルディは隷属から逃れる術を知らない少女達を、哀れみの瞳で見詰めた。
「最初は強要された事だったのかもしれないし、同情もする……だけどそうなった以上、もう見逃すことはできない」
 過去を刻み未来を閉ざす詳細不明の大鎌『過去を刻むもの』を手にすると、リーヴァルディは覚悟を決めた瞳へと変わった。
「……ここまで狂わされたら救いようもないか。悪いが……あんた達は生かしておくには危険すぎる。ここで倒させてもらうぞ」
 夜々が闇を刈り取る聖なる大鎌『ダークネス・リーパー』を手にすると、ユーベルコード『空駆ける風船葛(スカイ・オブ・バルーンバイン)』を発動させた。
「黄金の翼が天を支配する。行くぞ、葛」
 自身よりも2倍程の大きさがある金のコウモリが召喚されると、夜々はその背に乗ると鉛色の空に向かって飛び立った。
「食べる……食べる……」
 少女達はフォークやナイフをリーヴァルディに突き立てようとするが、彼女は第六感で難なく回避すると『黒王装・背教の光輪』から黒炎を
放って焼き払う。
「そ、ら……?」
 ユーベルコード『主のためなら限界すら越えて戦い続けよう』を発動させ、夜々に捨て身の攻撃をしようとするがーー空を飛んでいては届かずに少女はただ空を手にしているナイフで切るだけ。
「……限定解放。薙ぎ払え、血の波濤…!」
 ユーベルコード『限定解放・血の波濤(リミテッド・ブラッドウェーブ)』を発動させると、一瞬だけヴァンパイア化したリーヴァルディは少女達の方へ跳躍した。
 過去を刻むもので少女達をなぎ払うと、リーヴァルディに注意が向かっている隙に夜々の風船葛が巨大な爪で引き裂いた。
(次生まれてきたら……その時は幸せに溢れた人生を歩んでくれ……)
 力無く地面に倒れた少女を見て、夜々はダークネス・リーパーを振るいながら心の中で願うしかない。
「死の安らぎは等しく訪れる。眠りなさい、安らかに……」
 一瞬の痛み、とは言い難い程に傷口をえぐったりもして、少女達をなぎ払ったリーヴァルディは、彼女達にとって死こそが救済だと信じて呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アーレイラ・モンクスフード
カニバリズムという言葉があります。
言葉が生まれるほどに、人の歴史の中に混ざっているモノ

「ただの人であれば人の美醜の一つで済ませましたが…」

ユーベルコード発動

一応、首輪や武器などが隷属の触媒になっている可能性を考慮し、呼び出した焔数個使って狙って焼きます。

それで人に戻るなら助けますが
…おそらくダメでしょうね。
頭部だけ人、身体は化け物でしょう。

残る焔で範囲攻撃、武器や首輪狙いの軌道でフェイント

また囲んで叩くが基本戦術でしょうから、大鎌でのなぎ払いでの範囲攻撃行いダメージを稼ぎ倒せる数を増やします。

予想通り頭だけ残るなら
「言い残すことはありますか?」
恨み、憎しみ、悲哀、感謝
何であれ、受け取ります。



「ただの人であれば人の美醜の一つで済ませましたが……」
 アーレイラが目を覆っている布越しに、隷属から逃れる術を知らない少女の存在を感じながら残念そうに呟いた。
「開け! 天界の門! 来たれ日輪の風よ! 薄暮たる我が名に於いて宵闇の帳で陽光の風を包み輝かん! 極光よ我が焔よ! 聖邪の区別なく浄滅せよ!」
 ユーベルコード『薄暮神の極光(アーレイラリアス・オーロラ)』を発注させると、浄火の力持つ極光色の24個の炎がアーレイラの周囲に灯る。

 浄化の炎で燃やして人に戻るなら助ければ良い

 ……ダメだと、思っていてもやる

 頭部だけ人、身体は化け物であろうがーー

 アーレイラの意思で浄火の力持つ極光色の24個の炎は、少女に向かって弧を描きながら放った。
 少女は『忠誠を誓う言葉』を聞くと、ナイフとフォークを武器として、食事するモノとして、アーレイラに向かって刺す。
 星々を思わせる宝飾の大鎌『エピックベイン・クリーヴァー』がキラキラと光りながら、なぎ払うと少女が手にしていた武器を落とす。
「言い残すことはありますか?」
 地面に転がり頭部だけになった少女にアーレイラは、言葉を投げ掛けるがーー足に向かって牙を立てた。

 恨み、憎しみ、悲哀、感謝

 何であれ、受け取ります

 足に噛みつく寸前に、少女の頭部は止まるとアーレイラの足元で肉は削げ落ち頭蓋骨が、乾いた音を立てながら空を見上げた。
「こんな風にしたヤツは、絶対に倒してあげますから……空へお帰り」
 アーレイラが頭蓋骨に向かって言うと、他の猟兵達と共に館に足を踏み入れた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『往生集め『エルシーク』』

POW   :    賢者の双腕
見えない【魔力で作られた一対の腕】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD   :    蒐集の成果
自身が装備する【英雄の使っていた剣】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    幽暗の虫螻
【虫型使い魔】の霊を召喚する。これは【強靭な顎】や【猛毒の針】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠エルディー・ポラリスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●もてなす、料理
「いらっしゃいませ、猟兵の皆様」
 館に足を踏み入れた猟兵達を見て、『往生集め『エルシーク』』は嬉しそうに出迎えた。
「どうかね。食事をしようではないか? シチュー、ハンバーグ、スープ、パン、ステーキにデザート……沢山ありますよ」
 往生集め『エルシーク』は浮いたまま猟兵達に近付くと、ワイングラスを差し出した。
 甘い様で、鉄のニオイに近いソレはーー血。
 動物ではなく、人の血で少し時間が経っているのだろう。
 1部は血餅になっており、それを気にせずに往生集め『エルシーク』はグイと飲み干した。
「毒なんてありませんよ。あっても……アナタ方は聞かないと、聞いております故に」
 次に運ばれたのは、少女の亡き殻に生肉を乗せたモノを差し出すと、往生集め『エルシーク』は猟兵達に向かって言った。
「アナタ方は、こういう料理をしていると聞き及んでおりますので用意したのですが……お気に召さなかったかな?」
 誰も、手を付けずにジッと元凶であるオブリビオンを睨む。
「あぁ、そうか……アナタ方が、食材となるのですね」
 往生集め『エルシーク』が猟兵に向かって大きな手を伸ばした。
ギルティナ・エクスキューション
いやぁいっぱい刺されて痛かったですよ…まいっちゃいますねぇえへへ…

猟兵なんですから悪いオブリビオンを倒すために頑張っちゃいますよ…なんで私猟兵になったんでしょう…
と戦う前に、ワイングラスはこっそりいただいておきましょうか…服に振りかけて吸収させれば体力も多少戻ると思うんで…
「それにしてもいい趣味していますね…どんな手段で殺してきたんですか?」
と聞かざるを得ません、不謹慎ですけどね…へへ…

さっきぼこぼこにされた反省で無理にでしゃばらずに少し離れて鞭打ちや針の投擲で細々やってます…
鞭はそもそも戦って殺す武器ではないですからね…
【咎力封じ】などもおりまぜて、味方が付け入る隙を作りましょうか…



「いやぁいっぱい刺されて痛かったですよ……まいっちゃいますねぇえへへ……」
 ナイフやフォークで刺された部分の服に赤いシミが広がり手で押さえつつギルティナは、笑みを浮かべたまま少女達の屍を横目に館へと足を踏み入れた。
 視界に入ったのは『人食の館』の主であるオブリビオンーー往生集め『エルシーク』だ。
「それにしてもいい趣味していますね……どんな手段で殺してきたんですか?」
 ギルティナは用意された料理を見て、ギルティナが興味津々に往生集め『エルシーク』に問う。
「そういう仕事を生業とする者もいる、という事」
 ゆっくりと静かに答えている間に、ギルティナは手にしている『血を啜り肉を喰らい絶望を溜め込んだ茨鞭』を振るい鼻先を掠めた。
 往生集め『エルシーク』が怯んだ隙にユーベルコード『咎力封じ』を発動させ、手枷、猿轡、拘束ロープがエルシークに向かって放たれた。
「へへ……不謹慎だけれども、律儀に答えるなんてぇ……」
 ギルティナが嬉しそうに言っている間に、ユーベルコード『蒐集の成果』を発動させて複製した英雄の使っていた剣を放つがーー
 往生集め『エルシーク』の腕に手枷が掛けられ、体に拘束ロープが巻きつき動きを止めたものの猿轡は寸前のところで剣で防がれた。

成功 🔵​🔵​🔴​

宮代・夜々
■心情
分かってはいたが…。悪趣味もここまでとはな。
とはいえ、せっかく腕を振るってくれたんだ。今度はこちらも腕を振るわせてもらうとしよう。
料理名は未来。使用する食材はあんただ。

■戦闘
今回は強引に攻めさせてもらうとしようか。
巨大なコウモリへと姿を変え、戦闘を行う。
【激痛耐性】とこの姿の防御力を駆使すれば無茶も効くだろう。
それに、もしエルシークが空中高く浮いたとしても仲間の猟兵を背に乗せて追えるしな。
あとは…チャンスがあれば両翼に展開した魔法陣からの魔力砲撃をエルシークに撃ち込ませてもらう。

(アドリブ等歓迎)



「分かってはいたが……。悪趣味もここまでとはな」
 夜々は低く呟くと、拳を握りしめながら往生集め『エルシーク』を睨んだ。
「過去を破壊し、未来を守る。全てを掌握する極楽鳥花」
 ユーベルコード『全てを掌握する極楽鳥花(オール・マイ・ストレリチア)』を発動させると、夜々は巨大なコウモリへと姿を変えた。
 力強く漆黒の翼を羽ばたかせ、甲高い咆哮を上げるとエルシークへと向かって滑空する。
「貴方に翼があり、空を飛べるのでしたら……私は飛べるモノを呼ぼう」
 ユーベルコード『幽暗の虫螻』を発動させ、虫型使い魔の霊を召喚すると猛毒の針を夜々に向かって放った。
「ぐっ……!」
 激痛耐性があるといえ、刺された所から広がる猛毒の苦しさに顔を歪ませながら夜々は、牙をむき出しにしてエルシークに噛みついた。
 そしてーー両翼に展開した魔法陣から魔力砲撃が放たれ、眼前のエルシークが呻き声を洩らしながら夜々を振り払った。
「ぬぅ……しかし、その猛毒に苦しむが良い!」
 骨がむき出しの口を大きく開き、カタカタと震わせながらエルシークは叫んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

アーレイラ・モンクスフード
食べられぬ料理でもありませんが…
「ご丁寧な歓待ありがとうございます。富にしろ糧にしろ、我々の護るべき者の犠牲の上に成り立ったソレは受け取ることが出来ません。」

英雄殺しの名を持つメイスと銃を持って駆けます。

撃ち落とし、打ち払い距離を詰め、多少の被弾は激痛耐性で耐え、肉薄します。

「本物の英雄の振るった武器ほどでは無いですね。」

近づき、武器を落としてフェイント
掌押し当て

ユーベルコード発動

叩き込みます。


戦闘後、生き残った英雄の家族がいないか捜索。
後遺症が残ったり
幼く身寄りが無い者がいたら、購入した奴隷にお金を多めに渡して頼みます。


我々が常に寄り添うのは、化け物の支配と同じく人に良くは無いでしょうから。



「ご丁寧な歓待ありがとうございます。富にしろ糧にしろ、我々の護るべき者の犠牲の上に成り立ったソレは受け取ることが出来ません」
 アーレイラがハッキリと、人の肉が使われた料理を食べる誘いを断る。
 エピックベイン・マッシャーとエピックベイン・キャスターを手にし、古びた館の石で造られた床を蹴って駈け出した。
「本物の英雄の振るった武器ほどでは無いですね」
 飛んでくる剣をエピックベイン・キャスターで撃ち落とし、アーレイラが往生集め『エルシーク』の眼の前に立つとエピックベイン・マッシャーを振り上げた。
 だがーーその武器は手の中から滑るように落ち、エルシークが勝ち誇った様に鼻で笑う。
「油断、しましたね」
 アーレイラは手の平をエルシークに押し当てると、ユーベルコード『エピックベイン』を発動させる。
「薄暮を掌る者が命ず、黄昏の光よ偉大なる力の彼の者を穿て」
 言い終えると同時に、光の逆十字が浮かび上がるとエルシークの身は焦がすような痛みが走り、野太い悲鳴を上げた。
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
 その悲鳴がする方向に背を向け、アーレイラは館の厨房へと足を運んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーヴァルディ・カーライル
…ん。どこまで死を冒涜すれば気が済むの、お前は…。
彼女達を“人”でいられなくした罪は、その生命で償ってもらう…。

事前に防具を改造して第六感を強化。
殺意の存在感を可視化する呪詛を付与して攻撃を見切り、
怪力任せに大鎌をなぎ払い武器で受け攻撃を回避、
敵のUCを誘惑して【限定解放・血の再誕】を狙う。

…その武器は、お前には相応しくない。

吸血鬼化した自身の生命力を吸収して力を溜め、
【蒐集の成果】の制御を奪い念力で無数の剣を突き刺した後、
傷口を抉るように剣に血を吸わせる2回攻撃を行う

…さぁ、報復の時は来た。英雄の血を穢した者に報いを…!

…覚悟は良い?今度はお前が調理される番よ、エルシーク。



「……ん。どこまで死を冒涜すれば気が済むの、お前は……。彼女達を“人”でいられなくした罪は、その生命で償ってもらう……」
 あらかじめ改造した防具に身を包んだ、リーヴァルディは大鎌『過去を刻むもの』を手にしたまま弾丸の様に駈け出した。
 往生集め『エルシーク』に向けて過去を刻むものを力任せになぎ払うと、エルシークのユーベルコードを誘発させる為に言葉を紡ぎ始めた。
「……限定解放。禊祓え、血の再誕…!」
 ユーベルコード『限定解放・血の再誕(リミテッド・ブラッドリバース)』を発動させようとするーー英雄の使っていた剣の複製を操り、リーヴァルディに向かって振り下ろした。
「……その武器は、お前には相応しくない」
 複製された剣を吸収し、一瞬だけ吸血鬼化した時に英雄の使っていた剣へ自身の生命力を吸収して力を増幅させる。

 ……さぁ、報復の時は来た。英雄の血を穢した者に報いを……!

 ……覚悟は良い? 今度はお前が調理される番よ、エルシーク。

 複製された剣を1本に纏めると、リーヴァルディはその剣でエルシークを貫いた。
 英雄の憎しみを宿したかのように呪詛を込め、傷口を抉りながら剣に血を吸わせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

エジェル・クーガー
全く狂気の成せる惨状だな。
食卓の上の話などでは無い。貴様の末路が……だ。

剣とは手に持って戦う為に作られたモノ。遠距離において銃に敵うまい。

『スナイパー』による【千紫万紅】で血の入ったワイングラスを狙撃する。
種子は、血を吸って成長し、巨大な茨となって貴様を刺し貫こう。
貴様の末路は、貴様が奪った血肉による報復だ。
闇の落とし子よ、貴様の血は蕾にどのような花を咲かせるか?

(アドリブ歓迎)



●終曲が鳴り響く夜
「全く狂気の成せる惨状だな。食卓の上の話などでは無い。貴様の末路が……だ」
 エジェル・クーガー(正体見たり枯尾花・f14603)が吐き捨てる様に言う。

 剣は近接しなければ、当たりはしないーー

 それならば、遠距離を得意とするエジェルは距離を取り『EJ-15 WIEKENS775』手にすると、エルシークに銃口を向けた。
「血吸いの華は婀娜めく物だ」
 ユーベルコード『千紫万紅(センシバンコウ)』を発動させ、銃弾として状況に有効な植物を即座に萌す種をワイングラスに向かって放った。
「剣とは、手にして戦うなんて、古い思考だ」
 エルシークが低く笑い声を響かせると、英雄の使っていた剣の複製がエジェルの周囲に浮かびそしてーーー容赦なくその刃で体を貫いた。
 体から剣がまるで生えたかのようになり、鮮血は体を伝い地面に血溜まりを作るとゆっくりと床に広がっていく。
「闇の落とし子よ、貴様の血は蕾にどのような花を咲かせるか?」
 と、エジェルが言うと、エルシークを覆うように種から茨が付いた蔓が急成長した。
「それが“全部だと思っている”のではないか?」
 喉でクックッと笑うとエルシークは、複製された剣を念力で動かすと蔓を全て切り刻んだ。

失敗 🔴​🔴​🔴​

アレクシア・アークライト
 私達を食材にするっていうことは、私達のことを英雄と見てくれているのかしら?
 でも、残念ね。私は貴方みたいなゴミを片付ける、ただの掃除屋よ。

 英雄の家系ばかり狙っていた理由は何?
 ひょっとして、その不揃いな角は英雄に切り落とされたもので、その恨みを今の今までこじらせちゃってるとか?

・魔力の腕は力場で防ぐ。剣は念動力で弾き、又は操作して逆に相手に突き立てる。
・UCを用いて細かく切断していく。

 ダシが取れるくらいの大きさまで切り刻んであげるわ。
 さっき悲鳴を上げていたから、そんな身体でも痛みは感じるんでしょ?



「私達を食材にするっていうことは、私達のことを英雄と見てくれているのかしら? でも、残念ね。私は貴方みたいなゴミを片付ける、ただの掃除屋よ」
 アレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)が血の様に赤い瞳でエルシークを睨みながら、不服げに鼻を鳴らした。
「英雄の家系ばかり狙っていた理由は何? ひょっとして、その不揃いな角は英雄に切り落とされたもので、その恨みを今の今までこじらせちゃってるとか?」
 と、アレクシアが問うとエルシークは、腹を抱えて笑いだした。
「否、英雄と呼ばれる者の遺品を集めるのが趣味だ。なに、家族からも英雄が出る前に食らえば……力が得られるかもしれぬだろう?」
 壺焼きらしき料理の蓋を開け、程良く火が通ったピンク色の肉を口に入れて租借し飲み込んだエルシークは、満足そうに肩に乗っている百足もソレを貪った。
「ダシが取れるくらいの大きさまで切り刻んであげるわ。さっき悲鳴を上げていたから、そんな身体でも痛みは感じるんでしょ?」
 アレクシアがユーベルコード『空間操作(スペイシオキネシス)』を発動させる為に、言葉を紡ぎ始めた。
「今度のはただの念動力じゃないわよ」
 空間を操作し、その断裂が当たるとエルシークをあっさりと切断した。
「そんなんで、力を得られたら誰も苦労しないわよ。いくら力があっても……意味がない時だってあるわ」
「しかし、この世界では……力が……全て、だ……」
 と、言い残してエルシークが力なく床に倒れると、アレクシアはただ拳を握り締めた。
 UDCで生まれ育った彼女は、このダークセイバーの世界ではいかに力が全てなのかーーまだ知らない。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月24日


挿絵イラスト