ハロウィン列車、おばけ館行き
『まもなく0番線に、レストラントレイン・ハロウィン号が参ります――』
帝都の駅に響くのは、そんなちょっぴり奇妙なアナウンス。
いや、奇妙なのはアナウンスだけではない。
「ハロウィン号にご乗車ですか? では乗車券と……おばけかどうかを拝見しますね」
そう改札で声を掛けてきたのは、ミイラ男の駅員さん。
だって、これからホームに入ってくるハロウィン号の乗客は、おばけ限定なのだから。
もしもこの列車に乗りたいのならば、おばけに変身すれば大丈夫。
そうすれば、ミイラ男の駅員さんが改札を通してくれるはず。
そしてこのハロウィン号は、レストラントレイン。
おばけだって、美味しいものは大好きだし、おなかも減るから。
ちょっぴりお洒落な夜のハイティーに、列車旅に欠かせない駅弁、アルコールまで。
目的地に到着するまで、あとは美味しく楽しい時間を、おなかいっぱい楽しむのみ。
「お客さんはどちらまで? 終点まで……ははん、『おばけ館』へ行かれるのですね」
そう言いながらも、ぽんっと南瓜のスタンプを乗車券に押してくれるミイラ駅員さん。
その言葉に、貴方はこくりと頷く。
列車を降りて向かう目的地は駅員さんの言う通り、その『おばけ館』なのだから。
そしてホームに滑り込んできた列車に乗り込んだ、その時。
ふと振り返ってみれば、いつの間にか南瓜頭の子がてくてくついてきているけれど。
旅は道連れ――これから始まるのは、わくわく愉快なおばけたちの夜。
●ハロウィン号とおばけ館
「ハロウィンも目前だが、皆はどのようなおばけさんに変身するのだろうか。そして一年中桜の咲き誇るサクラミラージュの帝都も、この時期はハロウィン色の装いに染まるようだな」
筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)はそう皆に笑んだ後、視えた予知を語る。
「そんなハロウィンの賑わいにつられてか、か弱い子供の影朧達が南瓜に宿って現れるのだという」
南瓜頭をした子供の影朧達は、南瓜を被った幽霊みたいな感じの姿をしていて。
そしてユーベルコード一撃であっさりと倒せるほどに、か弱い。
けれど、だからこそ。
「ハロウィンを目一杯楽しむことで、こうした影朧を転生に導くことができる」
今回、この南瓜影朧の子達が現れるという場所は。
「帝都の駅から発車する、ハロウィン号というレストラントレインだ。期間限定で運行している、ハロウィン仕様の各種食事などが楽しめるようだな」
通常でも、美味しいものを食べながら移動できると大人気のレストラントレインだが。
この時期は、列車の内装も、選べる食事も、ハロウィン仕様になるのだという。
次に清史郎が皆の前に広げたのは、ハロウィン号のメニュー。
「どの車両でも飲食が可能となっていて、ダイニングカーでは夜のハロウィンハイティーが、ラウンジカーではハロウィン限定のアルコールやジュースなどの飲み物やつまみが、展望カーでは持ち込みも可能でハロウィン仕様の各種駅弁が食べられるそうだ」
まずは、ダイニングカーでいただけるという、夜のハロウィンハイティー。
アフタヌーンティーと似ているが、ハイティーはそれとはまた別のもの。
アフタヌーンティーは食事の間のおやつとしてお茶を楽しむものだが。ハイティーは、それにおかずもついている夕食のようなものである。
そして今回、ハロウィン号で提供されるハイティーのメニュー。
3段のハイティースタンドの一番上段はセイボリープレート。紫芋の冷製スープに、南瓜とスモークサーモンとチーズのサラダ、ころんと可愛いハロウィン手毬寿司、栗とくるみの秋のプティキッシュなど。
中段のメインプレートは、ボリュームも満点。キャンディモッツァレラと黒オリーブの目玉を乗せたイカスミパスタに、薔薇のローストビーフ、ジャックオーランタンのチーズハンバーグ、魔女の濃厚ビーフシチュー、パイ生地くるくるミイラ男のソーセージパイ、秋の素材沢山森のグラタンなど。
下段はデザートのスイーツプレート。栗のロールケーキに、おばけさんのメレンゲ、黒猫のブラウニー、南瓜と紫芋のスコーンに、秋色とりどりモンブラン、かぼちゃプリンや棺桶ショコラケーキ等々。
どれも程良いミニサイズで、沢山の種類のものが贅沢にいただける。
ドリンクも勿論、ハロウィンならでは。アルコールの有り無しが選べる、魔法のスパークリング黒ワインや真っ赤なイチゴのバンパイアカクテル。夜のように色が変化するバタフライピーの妖しい月夜のカクテルに、宝石グミ煌めくオレンジサイダー、おばけマシュマロが浮かんだホットココアなどの、ノンアルコールのものも豊富だ。
そんなにがっつりとした食事が不要の場合は、ラウンジカーのバーでゆったりと飲み物やつまみを楽しむこともできる。
ハイティーで頼める飲み物は勿論、バーの海賊マスターにオーダーすれば、アルコールでもノンアルコールでも希望のものを作ってくれる。ハロウィン仕様の、蜘蛛の巣コースターや南瓜のマドラーを添えて。
おつまみには、串に刺さったフィンガーフードのピンチョスがぴったり。クリームチーズとプチトマト、アボカドとサーモン、うずらの卵とベーコン、生ハムとオリーブ、オムレツや果物のピンチョス等々……好きな組み合わせで手軽に楽しめる。
他にも、ソフトドリンクや珈琲紅茶、酒の肴になるような軽食やつまみなども、定番のものは大抵オーダー可能のようだ。
それから、大きな窓から桜とハロウィンカラーの夜景が観られる展望カーの車両。
ここでは飲食の持ち込みもオッケーで、列車旅の醍醐味である各種駅弁も買える。
勿論、駅弁の中身も南瓜やおばけの形になっていたり、どこかハロウィン仕様。
幕ノ内弁当やちらし寿司や押し寿司、釜めしや牛めしやすき焼きなど。
隣に並んで座るのは勿論、ぐるんと回して対面にできる座席でわいわい皆で食べるのも良いし、ひとりで好きなだけ気になる駅弁を買って食べ比べてもいいだろう。
「そしてハロウィン号の終点の駅を降りて暫く歩けば、森の中に豪勢な洋館の廃墟がある。その廃墟の館でハロウィン期間中、仮装をしている者を対象に、肝試しのような廃墟探索のイベントを行なっているというので。そこへと赴いて欲しい」
南瓜頭の子供影朧達も電車を降りて、皆についてくるから。
ハロウィン尽くしな列車の旅、そしておばけも出そうな楽しい廃墟探索……きっとそんな夜を共に過ごせば、転生という正しい輪廻に影朧達も導かれることだろう。
「仮装をしていれば、南瓜の影朧達は警戒心を解いてくれやすくなるだろう。ハロウィン号や廃墟の洋館へと入るための条件でもあるし。猫耳を付けるなどの軽い仮装でも大丈夫なようなので、折角の機会だ、皆もハロウィンを目一杯楽しんで欲しい」
清史郎は、俺は今年は何の仮装をしようか、と微笑んだ後。
満開桜のグリモアを掌に咲かせ、ハロウィン号が到着する帝都の駅へと皆を導く。
志稲愛海
志稲愛海です。
よろしくお願いします!
※ご連絡※ 第1章の追加冒頭はありません。
第1章受付【10/27(水)朝8:31~10/29(金)23:59迄】です。
第2章は受付前に、断章と受付期間を掲載致します。
今回は、ハロウィン仕様の列車旅&廃墟探索ができます。
楽しく過ごせば、南瓜影朧も楽しくなって転生します。
内容は以下です。
第1章:夜汽車に揺られて(日常)
第2章:極彩の館(日常)
列車や廃墟に入る条件は、仮装をする事です。
仮装のご指定があれば教えて下さい。
猫耳着用、シーツかぶる、程度でもOKですし。
記載なしでも何らかの仮装をしているとみなします。
2章と1章別の仮装でも構いません(南瓜SD納品後2章受付予定)
同じ仮装の場合は、2章は仮装の記載なしでOKです。
第1章は、レストラントレイン・ハロウィン号で自由にお過ごし下さい!
できる事は概ねOPにある通りですが。
OPに記載ないものでも、ありそうなものは大抵あります。
駅弁やフードや酒やドリンクの種類等、お好みでご指定どうぞ!
飲み物は同じものでも、アルコール有り無しが選べます。
第2章は、豪華な館の廃墟探索が楽しめます。
入口で指令が渡されるので、それをこなすべく探索して頂きます。
詳細は、断章にて記載しますが。
指令は皆様が指定したものになります(肖像画の前で自撮り、等)
特に指令内容を記さずとも、館を探索中という行動でもOKです。
子供南瓜影朧は皆様についてきますが害はありません。
声を掛けたり一緒に楽しむのは勿論。
皆様が楽しそうであれば影朧も楽しくなります。
どんな子と遊びたいかご希望あれば記して頂ければと。
特に構わずにそっとしておく、でもOKです。
公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、未成年の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何人ででもどうぞ!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
お声掛けあれば清史郎をはじめ、当方のグリモア猟兵もご一緒させて頂きます。
可能な限り皆様書かせて頂きたく思っています。
お気軽にご参加ください!
第1章 日常
『夜汽車に揺られて』
|
POW : 食堂車で過ごす
SPD : 座席車で過ごす
WIZ : 展望車で過ごす
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
御園・桜花
「はろうぃんれすとらん…なんだかとっても魅惑的な響きです」
目を輝かせ
三毛猫カチューシャつけ、本物の南瓜を刳り貫いて作ったカボチャランタン持って参加
「ハロウィンハイティーをお願いします。飲み物は…最初はアルコールをお任せで」
駅に着いたら廃墟探索があると聞いて、それまでに酔いを覚ませる程度に嗜もうと
「ティースタンドは、上段から摘まむのがお作法だったような…?」
うろ覚えながらモグモグ
「上段はキッシュが1番好きですけれど、中段は悩みます…もしかしてこのスタンド、複数人仕様でしょうか…」
シチューと薔薇肉にニコニコ
下段は一心にぱくぱく
「帰りにもう1回食べたいです…」
ココア飲んで夢見心地で呟いた
帝都の駅の0番線に滑り込んできたのは、オレンジと紫を基調としたおばけ列車。
けれどこれは、ただの列車ではありません。
「はろうぃんれすとらん……なんだかとっても魅惑的な響きです」
そうキラキラと瞳を輝かせる三毛猫さんの言う通り、ハロウィン仕様のレストラントレイン。
そして乗客を招き入れるべく、しゅっと扉が開けば。
本物の南瓜を刳り貫いて作ったカボチャランタンをゆらり。三毛猫さんこと御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)は早速、ハロウィン号の中へ。
レストラントレインであるこの列車は、色々な種類の食事や飲み物がいただけるというが。
桜花のその足が向かうのは、豪華で洒落たダイニングカー。
それから、やって来た魔法使いのウェイターへと早速オーダーを。
「ハロウィンハイティーをお願いします。飲み物は……最初はアルコールをお任せで」
沢山用意されたアルコールもおばけ仕様で、面白くて美味しそうなのだけれど。
目的地の駅に着いた後は、廃墟探索があると聞いたから。
それまでに酔いを覚ませる程度に嗜もうと、アルコールを楽しむのは一番最初に。
そしてお勧めだと運ばれてきた、しゅわり弾ける魔法のスパークリング黒ワインを口にしてから。
「ティースタンドは、上段から摘まむのがお作法だったような……?」
こてりと小さく首を傾ければ、こくりと頷く魔法使いウェイター。
「基本は上段からですね。でもハイティーはアフタヌーンティーよりもカジュアルにいただけますよ」
そう教えて貰えば早速、上段から順にモグモグ。
紫芋の冷製スープは仄かに甘くて、サラダもしゃきっと新鮮で、手毬寿司はころんと可愛いおばけのかたち。
でも、三毛猫さんがセイボリープレートで一番お気に召したのは、 栗とくるみの秋のプティキッシュ。
そして次に、メインプレートへと手を伸ばさんとするけれど。
「上段はキッシュが1番好きですけれど、中段は悩みます……もしかしてこのスタンド、複数人仕様でしょうか……」
どれもミニサイズではあるけれど、アフタヌーンティーと違って食事であるハイティーのボリュームは満点。
濃厚なビーフシチューをはむり、綺麗に咲いた薔薇のローストビーフを口にすれば、ニコニコの笑みが零れて。
やはり最後のお楽しみのスイーツプレートは、どれも一心にぱくぱく!
最後に、猫さんでお揃いのブラウニーをはむりと口にして、存分に味わい尽くしてから。
「帰りにもう1回食べたいです……」
ぷかりとマシュマロおばけさん浮かぶココアを飲みつつ、ほうっと溜息と同時に呟きを落とす。
幸せいっぱい、ほわほわ夢見心地で。
大成功
🔵🔵🔵
終夜・嵐吾
【灰紅】
パンダシーツをかぶり
あや君と、こうして列車に乗るのは二度目じゃね
あの時は秋のおべんとじゃったけど今日は……ハイティーじゃ!
晩御飯みたいなもんじゃね
何にせよ楽しむのが良いから、わしらも目一杯楽しもかの!
写真はとっとくかの(スマホ構えてぱしゃー)
あや君も一緒に入る様に…もうちょっとよって笑顔じゃよ、はいちーず!
ふふ、とったのを早速おくってあげよ
(アプリでちょちょいと加工して…さらにハロウィンみをましまし!)
どじゃ、良い感じじゃろ!
わしは手毬寿司からいこ
かわいいけど一口じゃ
そのスープもええ色と、お味のようじゃね
お次はミイラ男
さっくりで美味い!あや君は薔薇のか?
これはわしも作れそうじゃな…
浮世・綾華
【灰紅】
今日は猫シーツおばけの仮装で
秋と列車は一緒でも
はいてぃー、って初めて聞く響き
あふたぬーんてぃーとは違うんですネ?
晩御飯。ちょっと楽しみでそわそわ
はーい、と寄ってにこっと笑顔
なんだかちょっと照れ臭い気もしたケド
嵐吾さんが楽しそうならそれでいい
おお、ばっちりすげー
俺にも後で下さい
今日の思い出にとっときたい
ハイティーの豪華さには瞬き
めっちゃお腹いっぱいになりそ
まずはこれ、紫のスープ…紫芋だ
甘くて香りもいい
次はー…
(どれも可愛くてつい迷ってしまう)
これは…ろーすとびーふ?
薔薇のかたちになってるんだ
勿体ないケド頂いちゃお
うん、うまい!
――マジです?
つか俺も作ってみたい
…一緒に作ってもいいです?
次にハロウィン列車に次に乗り込むおばけは、ゆうらりひらり。
猫とパンダのシーツおばけさん。
「あや君と、こうして列車に乗るのは二度目じゃね」
今日は同じもふもふでも、まんまるな尻尾をふりふり揺らしながら。
パンダシーツおばけさんこと終夜・嵐吾(灰青・f05366)が思い出すのは、以前の列車旅で食べた幕の内弁当のこと。
その後、長い階段をぐーちょきぱーで上がった時のことは……楽しかったけれど、敢えて言うのはやめて。
「あの時は秋のおべんとじゃったけど今日は……ハイティーじゃ!」
ご機嫌にもこもこ尻尾を揺らしていざ向かうのは、ハロウィンハイティーがいただけるダイニングカー。
猫シーツおばけさんな浮世・綾華(千日紅・f01194)も、そんな様子につられて笑み零しながら。
「秋と列車は一緒でも、はいてぃー、って初めて聞く響き」
ハロウィン色に飾られた席につけば、小さく首を傾ける。
「あふたぬーんてぃーとは違うんですネ?」
「アフタヌーンティーは食事と食事のあいだのおやつで、ハイティーは晩御飯みたいなもんじゃね」
そんな嵐吾の声に、晩御飯、と。ちょっと楽しみでそわそわ、呟きを落とせば。
魔法使いなウェイターが運んでくるのは3段スタンド。
そして自分達と一緒にわくわくそわそわしているのは、南瓜頭の子。
隣のテーブルにちょこんと座っている楽しそうなその姿を確認してから。
「何にせよ楽しむのが良いから、わしらも目一杯楽しもかの!」
ハロウィンハイティーをいただく……その前に。
「写真はとっとくかの」
すちゃりとスマートフォンを構え、映える1枚をぱしゃー。
それから嵐吾は、今度は高い位置に掲げて。
「あや君も一緒に入る様に……もうちょっとよって笑顔じゃよ」
「はーい、こんな感じで大丈夫です?」
「うむ、いい感じじゃよ! はいちーず!」
ふたりでいそいそ寄って、にこっといい笑顔!
早速、撮れた画像を確認してみれば。
「おお、ばっちりすげー。俺にも後で下さい」
今日の思い出にとっときたい、そう綾華が続ければ。
「ふふ、とったのを早速おくってあげよ」
アプリでちょちょいと加工して……さらにハロウィンみをましまし!
そして、しゅしゅっと素早く送信しながら、えっへん。
「どじゃ、良い感じじゃろ!」
「あ、届きました! さすが嵐吾さん、仕事が早い」
良い感じ、とうんうん頷きながらも、綾華は瞳を細める。
送られてきた画像の、お揃いのにこにこ笑顔。
(「なんだかちょっと照れ臭い気もしたケド」)
でも、眼前でうきうきしているその姿を見れば、一緒にまた笑んでしまう。
……嵐吾さんが楽しそうならそれでいい、って。
そう、手の中の今日の思い出に、もう一度だけ目を落として。
ということで、映え写真を撮り終われば。
「めっちゃお腹いっぱいになりそ」
今度こそ、ハイティーを美味しくいただきます!
「まずはこれ、紫のスープ……紫芋だ」
ハイティーの豪華さにぱちり瞬きつつも、綾華がまず口に運んでみるのは、紫芋の冷製スープ。
口に含めばほんのり甘くて、香りもいい一品。
「そのスープもええ色と、お味のようじゃね」
そして嵐吾がつまんだのは、ころんとした小さなジャックオランタン。
けれどそれは、南瓜ではなくて。
「わしは手毬寿司からいこ。かわいいけど一口じゃ」
サーモンで作られた南瓜のお顔を、はむり。
それから、どれも可愛くてつい迷ってしまう綾華だったけれど。
棺桶の器をぱかりと開けてみれば。
「次はー……あ、嵐吾さん、これ」
「アヤくん、もしやそれは……!」
嵐吾の琥珀色の瞳が瞬間、キラキラと見開かれる。
そこに横たわっていたのは……パンダおばけさんの大好物、チーズの目玉がついたカキフライモンスター。
そして、俺のとまた交換します? なんて笑いながら。
「これは……ろーすとびーふ? 薔薇のかたちになってるんだ」
勿体ないケド頂いちゃお、と綺麗に咲いたローストビーフの薔薇をはむっと食べてみれば。
「うん、うまい!」
「お次はミイラ男。さっくりで美味い! あや君は薔薇のか?」
カキフライは後に取っておいて、ミイラ男のソーセージパイをもぐもぐ食べつつも。
じいっと自分のローストビーフを見つめた後、こくりと頷く嵐吾。
「これはわしも作れそうじゃな……」
「――マジです?」
そんな言葉に、一瞬瞳をぱちくりさせるけれど。
でも料理上手なのは、よく知っているから。
入念に薔薇の作りを眺めている嵐吾にわらって、綾華はこんなお願いを。
「つか俺も作ってみたい」
……一緒に作ってもいいです? って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ティーシャ・アノーヴン
【銀妖花】
オバケを調べてみましたところ、こういう格好をしていると知りました。
白い三角の額烏帽子に、白装束。うらめしやー。と言うそうですわね。
どうですか、似合いますか。うらめしやーです。
風花さんは魔女ですか。
いいですねー、似合いますね、不思議な魔法をたくさん使えそうです。
あと、ちょっと悪戯好きなところが実にそれっぽいですわね。ふふふ。
さて、後はお食事などを楽しみましょう。折角ですし。
いつも通りの流れではありますが。
ええっと・・・でもメニューにお肉が多いですね。
どうしましょう、ラウンジの方でお酒とおつまみにしませんか?
海賊のマスターさんに、今回の仮装をイメージしたカクテルを作ってもらいましょう。
七霞・風花
【銀妖花】
お化け、ではないですけど……大きな黒い三角帽子に、黒いマント。
いつもと違い黒いドレスに、箒を握れば見た目立派な魔女の完成です。
ちょっとした魔法も使えますし、ね。
ティーシャさん、お似合いですよ。
お揃いにしたらよかったかな……一緒にうらめしやー、って。
でも、それ、去年に比べると大人しい衣装ですけど……スタイル良いのわかっちゃいそ。
いつもの流れでも、食事を楽しまないのは損ですよ。
お酒もおつまみも美味しそうですし……アルコールがいいです、アルコール。
ん、じゃあイメージカクテル頼みましょう。
私の、どんなになりますかね……ぐつぐつ煮込まれた魔女の鍋みたいなのではないと、いいのですが。
改札を潜れば、向かうは帝都駅の0番線。
ここから今日限定で発車するのは、特別な列車だという。
けれど、乗り込めるのはおばけ達だけと聞いたから。
「オバケを調べてみましたところ、こういう格好をしていると知りました」
確りとオバケについての事前調査もばっちり。
ティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)の格好は、白い三角の額烏帽子に、白装束。
それに、あの決め台詞も抜かりなく。
「どうですか、似合いますか。うらめしやーです」
完璧なオバケです!
その証拠に、改札のミイラ男さんもスムーズに通してくれたのだから。
「ティーシャさん、お似合いですよ」
七霞・風花(小さきモノ・f13801)はそう、今夜はオバケなティーシャに目を向けてから。
小さく首を傾けて呟く。
「お揃いにしたらよかったかな……一緒にうらめしやー、って」
けれど、何気に白装束を纏う彼女の姿を見遣れば。
「でも、それ、去年に比べると大人しい衣装ですけど……スタイル良いのわかっちゃいそ」
シンプルで白一色ではあるけれど……着る人を何気に選ぶ格好かもしれない。
そんな衣装もスラリと着こなしているティーシャを見つめる風花も、普段の姿ではなく変身済。
「お化け、ではないですけど……」
大きな黒い三角帽子に、ひらり夜に靡く黒いマント。
いつもの白の印象とは違った黒いドレスを纏い、箒を握れば……そう。
「風花さんは魔女ですか」
立派な魔女の完成です!
いや、見た目だけではなくて。
「ちょっとした魔法も使えますし、ね」
「いいですねー、似合いますね、不思議な魔法をたくさん使えそうです」
魔法だってちゃんと使えるんです。
そんな魔女さんを映した瞳を楽し気に細めてから。
さらに、こう続けるティーシャ。
「あと、ちょっと悪戯好きなところが実にそれっぽいですわね。ふふふ」
魔女は魔女でも、ハロウィンにぴったりな、ちょっぴり悪戯な魔女さんなのです。
そしてホームに滑り込んできた列車に早速乗車した、オバケさんと魔女さんが向かうのは……?
「さて、後はお食事などを楽しみましょう。折角ですし。いつも通りの流れではありますが」
「いつもの流れでも、食事を楽しまないのは損ですよ」
ハイティーがいただけるというダイニングカー……ではなくて。
「ええっと……でもメニューにお肉が多いですね」
元々は貴族のお茶会であるアフタヌーンティーと違い、労働者が夜に楽しむ食事の意味合いが強かったというハイティー。
そんなボリューム満点なメニューは、肉料理がやはり多いから。
どうしましょう、と肉が食べられないティーシャは困ったように呟きを落とすけれど。
このレストランカーで飲食が提供されるのは、何もダイニングカーだけではないから。
「ラウンジの方でお酒とおつまみにしませんか?」
提案したのは、ラウンジカー。
そして、風花も勿論。
「お酒もおつまみも美味しそうですし……アルコールがいいです、アルコール」
食事も勿論だけれど、お酒も楽しむのだって、いつも通り。
わくわくとラウンジカーへと足を踏み入れれば。
……ご注文は? と訊ねて来るのは、海賊さんなマスター。
そんなマスターにオーダーしてみるものを相談してみるふたりだけれど。
「今回の仮装をイメージしたカクテルを作ってもらいましょう」
「ん、じゃあイメージカクテル頼みましょう」
それぞれのイメージでカクテルを作って貰う事に。
「私の、どんなになりますかね……」
……ぐつぐつ煮込まれた魔女の鍋みたいなのではないと、いいのですが、なんて。
大きな壺に、イモリや謎の草などを放り込んで、ぐるぐるぐつぐつ……魔女といえば、ついそんなイメージを思ってしまう風花だけれど。
出てきたのは、魔女が箒で飛ぶ夜空をイメージした、レモンの三日月が添えられたジンベースのブルームーン。
ティーシャには、ウォッカとホワイトミントリキュールで作ったホワイトスパイダーを。
そんなアルコールの満ちたグラスをふたり、うきうきと手にして。
愉快で美味しいおばけの夜に……カチリと、乾杯です!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
臥待・夏報
【🌖⭐️】
ネイビー基調のパイレーツ衣装
定番の三角帽に、サーベルも持って、銀の鎖とかじゃらじゃらつけて
露出は低めで動きやすく
ふっふっふ、これは伝説の人魚姫を探し求める女海賊の夏報さんだよ
(体のことを知ってるから、色々工夫して肌を隠しているのもわかる)
(楽しんでくれてるんなら嬉しいな)
ん、ドレスも似合ってる
風見くんは本当に何を着ても様になるなあ
ああ、今は人魚姫か、――見惚れちゃったのはこっちのほうさ
なーんちゃって
さて、捕まえたお姫様には海賊流の悪い遊びを教えちゃおっかな
悪い遊び!
すなわちお酒!
ラウンジカーにバーがあるってさ
ピニャ・コラーダでも飲みながらピンチョスを摘もうぜ
もちろんさ
おいで、お姫様
風見・ケイ
【🌖⭐️】
紫基調のドレス風人魚
マーメイドシルエットスカートの裾はヒレを模って重ねたフリル
ハイネックの長袖で露出控えめでも、左腕は袖無しで露出
(石化した右腕と左足を見せるのは夏報さんだけ)
(隠すのが大変でも、楽しみだったんだ)
ワイルドな夏報さんもまた……よく目に焼き付けておかなきゃ
ドレスなんてめったに着ないから恥ずかしいな
私の方は人魚姫……だけど、カッコいい海賊さんに見惚れてたら捕まっちゃった
っ……(思わず目を逸らす。頬が熱い)
……なにをされてしまうのかな――うん、知ってました
ふふ、海賊としても私達としても、やっぱりお酒だ
(悪戯っぽく笑って見せて)それじゃ、エスコートしてくださるかしら
海賊さん
意気揚々とハロウィン号に足を踏み入れたのは、ネイビー基調の衣装を纏ったパイレーツ。
けれど、定番の三角帽に、サーベルもちゃんと持って。
露出は低めだが、抜かりなく動きやすい格好で。
じゃらじゃらと銀の鎖なんてつけた女海賊さんが今宵乗り込むのは、海賊船ではなくて。
美味しいお宝に沢山ありつけるのだという、おばけ列車。
いや、でも今日の彼女の一番の目的は。
……ふっふっふ、これは伝説の人魚姫を探し求める女海賊の夏報さんだよ。
そう――伝説の人魚姫!
けれど航海に出ずとも、臥待・夏報(終われない夏休み・f15753)の眼前には、美しい人魚の姿が。
風見・ケイ(星屑の夢・f14457)が纏う紫基調のドレス風は、マーメイドシルエットのスカート。
その裾がひらりゆらり、幾重にも折り重なって揺れる様はまさに人魚の尾びれ。
ハイネックの長袖で露出を押さえながらも、左腕は袖無しで露出したワンショルダーなデザイン。
それは大人っぽい綺麗なシェープを作り出しているだけでなくて。
(「隠すのが大変でも、楽しみだったんだ」)
右腕と左足を自然に隠してくれるから。
だって、夏報にだけだから。石化したその腕と足を見せるのは。
「ん、ドレスも似合ってる」
……風見くんは本当に何を着ても様になるなあ、なんて。
いつもと何ら変わらず笑んでみせながらも。
(「楽しんでくれてるんなら嬉しいな」)
夏報はそう、心の中でそっと思う。
ケイが色々工夫して肌を隠しているのもわかるから。彼女の体のことを知ってるだけに。
そしてスマートに褒め言葉を紡ぐ夏報の姿を、ケイは見つめてみるけれど。
(「ワイルドな夏報さんもまた……よく目に焼き付けておかなきゃ」)
何だか思わず、照れてしまう。
……ドレスなんてめったに着ないから恥ずかしいな、って。
そんなちょっぴりシャイな人魚姫へと視線を向けたまま、夏報は小さく首を傾けつつも。
「ああ、今は人魚姫か、――見惚れちゃったのはこっちのほうさ」
――なーんちゃって、って。
悪戯っぽい声色で告げた、刹那。
「っ……」
思わずケイは、彼女から目を逸らしてしまう。
だって、カッコいい海賊さんに見惚れていたら……ぎゅっと捕まっちゃったから。
そうっと両手で触れた頬が、熱い。
そしてそんな本日のとびきりのお宝である人魚姫へと、夏報は続ける。
「さて、捕まえたお姫様には海賊流の悪い遊びを教えちゃおっかな」
ふたりでこれから楽しむのは、そう――悪い遊び!
……なにをされてしまうのかな、なんて。
ケイが思ったのは、ほんの一瞬だけ。
だって、夏報が胸を張って言った言葉は、思った通りだったから。
それは勿論、これで決まりです。
「すなわちお酒!」
「ふふ、海賊としても私達としても、やっぱりお酒だ」
ええ、お酒――うん、知ってました!
ということで、悪い遊びをするべく。
「ラウンジカーにバーがあるってさ。ピニャ・コラーダでも飲みながらピンチョスを摘もうぜ」
そう誘いをかける夏報に、今度はケイが笑ってみせる。
――それじゃ、エスコートしてくださるかしら、海賊さん、なんて。
そんな人魚姫のおねだりに。
「もちろんさ」
夏報は頷いてその手を伸ばす……おいで、お姫様、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夜鳥・藍
黒のロングワンピースと帽子で魔女風の物に三日月モチーフを入れて。
ハイティーはティーとはつくものの由来も内容もきっちり夕飯なのよね。トレインのはミニサイズらしいけど……食べる量が少しずつ増えてきたとはいえ……メニュー見た限り一人じゃ無理だわ。種類が多い。……楽しいお出かけとはいえ量優先で考えなきゃいけないのは少し悲しいわ。
だからラウンジで飲み物は紅茶に軽食で軽く腹ごなしとしましょう。軽食とはいってもハロウィン仕様になってるのでしょう?そこを楽しむのもありだと思うの。
決して色々食べて楽しめないのが悔しいわけじゃないわ。……多分。
でも、終点での廃墟探索も楽しみだわ。
0番線に滑り込んできたハロウィン号へと誘われるのは、夜を思わせる魔女。
三角帽子に、裾がひらりと揺れる黒のロングワンピース。それに三日月モチーフを入れて。
夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)は難なく通された改札を潜った先、扉が開かれたおばけ列車にいざ乗り込む。
特別な夜を駆け抜けながら、美味しいものをいただくべく。
そしてまず足を運んだのは、ダイニングカー。
そこでは、ハロウィンハイティーが用意されていると聞いたけれど。
「ハイティーはティーとはつくものの由来も内容もきっちり夕飯なのよね」
食事と食事の間のおやつのような、貴族のお茶会なアフタヌーンティーと似ているようにも一見思うが。
藍の言う様に、ハイティーはもっとカジュアルな雰囲気の、れっきとした食事。
とはいえ、3段スタンドに並ぶ、ハロウィンに彩られたセイボリーやメインディッシュ、スイーツは豪華で。
(「トレインのはミニサイズらしいけど……食べる量が少しずつ増えてきたとはいえ……メニュー見た限り一人じゃ無理だわ。種類が多い」)
どれも、ひとくちふたくちサイズではあるものの。
ハイティーは仕事が終わった労働者が食べるものだと言われているだけあり、ボリュームは満点。
あまり食べられなくて残すことは、勿論したくないから。
藍はダイニングカーで食事をとるのは諦めて、そっと密かに息をつく。
(「……楽しいお出かけとはいえ量優先で考えなきゃいけないのは少し悲しいわ」)
でも、何せハロウィン号はレストラントレイン。
美味しいものをいただけるのは、ダイニングカーだけではないから。
藍が足を踏み入れたのは、ラウンジカー。
紅茶と、そしてお任せで軽く腹ごなしできるものをと頼んでみる。
だってこれは、おばけ列車なのだから。
「軽食とはいってもハロウィン仕様になってるのでしょう?」
……そこを楽しむのもありだと思うの、って。
(「決して色々食べて楽しめないのが悔しいわけじゃないわ。……多分」)
そんな藍の声を拾った海賊さんのウェイターは、彼女の心の声には気付いているのかいないのか。
自信を持って、大きく頷く。
小さな串に多彩に刺さった、おばけモチーフのピンチョスの皿を手に。
ボリュームのある食事は完食こそできないのだけれど。
それでも、色々な具が組み合わさったピンチョスだっておばけ仕様で。おなかにも程良くて、何より美味しいし。
藍は紅茶を口に運びながら、夜色の装いに映える宙色の瞳をそっとわくわく細める。
……でも、終点での廃墟探索も楽しみだわ、って。
そう――ハロウィン号の行き先はちょっぴり心躍る、おばけの館なのだから。
大成功
🔵🔵🔵
真宮・響
【真宮家】で参加
ボルドー色のスーツと黄色い兎耳でアリスに出てくる三日月兎に変装。さて、列車に乗り込むとするか。奏はハイティー楽しみたい?そういうと思った。行こう。
3段のハイティーの豪華さは食いしん坊でもなくても目の見張るような品揃えだ。折角だからアルコール入りのバンパイアカクテル頂こうかね。
ああ、お腹一杯だ。奏も瞬も満足したかい。さあ、ハロウィン・ナイトはこれからだ。影朧と共に、楽しもうかね。
真宮・奏
【真宮家】で参加
ハロウィンの列車、行先はお化けの館!!聞いただけでウキウキしますね。青いワンピースに白いエプロンを組み合わせて青いリボンでアリスに変装、列車に乗り込みます。はい!!私ハイティー食べたいです。
3段の豪華なプレートに目を物凄くキラキラ。唇に付いたクリームを兄さんに取ってもらいながら残さず頂きます!!飲み物はオレンジサイダーで!!
一杯食べたら、お化けさんと会う時間になるのですね。折角だから影朧の皆さんと楽しめたらいいですね。
神城・瞬
【真宮家】で参加
ハロウィン列車、行先はお化けの館。口には出さないですが凄くワクワクしてたり。グレーのスーツに白の兎耳で白兎に変装。列車に乗り込みます。奏はハイティー食べたい?まあ、奏ならそう言いますよね。行きましょう。
3段のプレートはとても美味しそうですが、甘党の僕にとっては堪らないのはデザートのプレート・・・冷静に奏の唇のクリームを取っていたりしてますが、内心の興奮を必死に抑えていたり。あ、飲み物はノンアルコールの月夜のカクテルで。
列車の着く先はお化けの館、ですか。ええ、存分に楽しむつもりでいますよ。
帝都の駅の改札を無事に潜れば、向かうは幻の0番線のホーム。
そこには、今日だけのとっておきの列車が停車しているから。
おばけ達だけを乗せて走る、ハロウィントレインが。
そして、その行き先はというと。
青のワンピースに白いエプロンをひらりと揺らして。
「ハロウィンの列車、行先はお化けの館!!聞いただけでウキウキしますね」
青いリボンを付けたアリス――真宮・奏(絢爛の星・f03210)は、心躍るように瞳を輝かせる。
そう……ハロウィン色に染まった列車が向かうのは、おばけの館。
(「ハロウィン列車、行先はお化けの館」)
アリスな奏の声に、心の中でそう呟くのは、グレーのスーツに白の兎耳を付けた白兎さん。
そんな兎さんに変身した神城・瞬(清光の月・f06558)は、口には出さないけれども。
眼前のハロウィン号を見つめる瞳をそっと細め、やっぱり実は、凄くワクワク。
そしてふたりの楽し気な様子を見守りつつも。
ボルドー色のスーツと黄色い兎耳の三日月兎――真宮・響(赫灼の炎・f00434)は、子供達と共にいざ。
「さて、列車に乗り込むとするか」
しゅっとドアが開いた、ハロウィン号の中へと!
目的地は終点駅から歩いたところにあるという、森の廃墟の洋館であるけれど。
けれどその前に、ハロウィン号は存分に列車の旅を堪能できる仕様なのだという。
だってこのハロウィン号は、レストラントレイン。
ということで。
「はい!! 私ハイティー食べたいです」
そう元気に声を上げたのは、アリスこと奏。
けれど、そんな彼女の要望も。
「奏はハイティー楽しみたい? そういうと思った。行こう」
「奏はハイティー食べたい? まあ、奏ならそう言いますよね。行きましょう」
声を揃えて口にするくらい、響と瞬にとっては予想通りだから。
アリスのお供をするように、ハイティーがいただけるというダイニングカーへ。
ハイティーはアフタヌーンティーとはまた違った、食いしん坊のアリスにはぴったりの、がっつりな食事という位置付け。
けれど、ハロウィン仕様な3段ハイティースタンドに並ぶ料理は多彩で。
(「3段のハイティーの豪華さは食いしん坊でもなくても目の見張るような品揃えだ」)
響はそう眼前のスタンドを見遣りながらも。
「折角だからアルコール入りのバンパイアカクテル頂こうかね」
魔法使いのウェイターにオーダーしたのは、真っ赤なイチゴのアルコール入りバンパイアカクテル。
「あ、飲み物はノンアルコールの月夜のカクテルで」
「飲み物はオレンジサイダーで!!」
瞬と奏も、響に続いて飲み物を頼んで。
運ばれてくれば、お待ちかねの……いただきます!
3段の豪華なプレートに、ハロウィンモチーフで飾られた食事達。
そんな美味しそうで楽し気な食事に、目を物凄くキラキラ輝かせつつ。
食いしん坊なアリスはウキウキと手を伸ばし、はむりと口に嬉々と運んでいって。
瞬も、順にセイボリーとメインのプレートのものをいただいた後。
(「3段のプレートはとても美味しそうですが、甘党の僕にとっては堪らないのはデザートのプレート……」)
楽しみにしていた、デザートのプレート……の、その前に。
瞬が手を伸ばしたのは、クリームがついた奏の唇。
冷静に奏の唇のクリームを取っていたりしてる瞬であるけれど……実は、内心の興奮を必死に抑えていたり。
やはり、甘いものを前にすれば、わくわく心躍るから。
そしてボリュームも結構あるハイティーを食べつくして堪能すれば。
「ああ、お腹一杯だ。奏も瞬も満足したかい」
そう訊ねる響の言葉に、ふたりは揃ってこくりと頷いて。
「一杯食べたら、お化けさんと会う時間になるのですね」
「列車の着く先はお化けの館、ですか。ええ、存分に楽しむつもりでいますよ」
ふと、南瓜頭の子が傍にいることに気が付けば。
折角だから共に、と。影朧の子たちと一緒に楽しむことにする3人。
そして響は、奏と瞬だけでなく、影朧たちも加わって賑やかになった周囲に、そっと瞳を細める。
――さあ、ハロウィン・ナイトはこれからだ、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鳴上・冬季
「あちらでは甘味を頼めても、カクテルは難しいでしょう?」
笑う
ラウンジに陣取り甘いカクテルとハロウィンスイーツ全制覇目指す
「ところでこのハロウィンスイーツはテイクアウト可能ですか?どうせなら洋館でハイティーと洒落こむのも面白そうでしょう?」
笑う
「さすがにここに子供を呼んで甘味を勧めるのは躊躇われますが、あちらなら問題ないでしょう?」
カクテルは楽しみつつも全制覇するためそこそこハイペースで飲む
なおカクテル全制覇したらジュースやココアも頼む
「さて、それではそろそろ仮装の準備もしましょうか」
食べ終わったら個室で仮装の仕上げ
黄巾力士はフランケンシュタイン
自分はミイラ
「こうなると飲食できませんからね」
嗤う
帝都の駅から発車したのは、今日だけ運行されている特別なハロウィン列車。
そしておばけたちを乗せて走るハロウィン号は、レストラントレインだというから。
早速、鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)が向かったのは、意外にもラウンジカーであった。
「あちらでは甘味を頼めても、カクテルは難しいでしょう?」
冬季はそう笑ってから、ラウンジに陣取って。
目指すのはやはり、甘ーいカクテルとハロウィンスイーツ全制覇!
全部を10ずつ、なんてまた頼みたいところだけれども。
ひとつずつ全制覇でも驚いた顔をしているラウンジの海賊マスターに笑みつつも。
「ところでこのハロウィンスイーツはテイクアウト可能ですか? どうせなら洋館でハイティーと洒落こむのも面白そうでしょう?」
はむりと難なく全制覇へ向けて涼し気な様子で食べ進めながら、そんな問いを向けてみれば。
3段スタンドごとは無理だけれど、単品でなら持ち帰りもできるということで。
テイクアウトできる甘味を、10個ずつとりあえずお願いしてから。
「さすがにここに子供を呼んで甘味を勧めるのは躊躇われますが、あちらなら問題ないでしょう?」
冬季はそう紡ぎつつ、カクテルはそこそこハイペースで飲んでいく。
楽しみつつも、全制覇するために。
いや、甘いカクテル全制覇を成してもまだ、終わりではありません。
「甘いジュース全種類とマシュマロ入りココアもお願いします」
そんな冬季の格好は、何気にいつもとあまり変わらない格好。
改札を通る時は、確かにおばけに変身していたのだけれど。
「さて、それではそろそろ仮装の準備もしましょうか」
全て制覇し、綺麗に食べ終わった冬季は、御馳走様と席を立って。
仮装の仕上げをするべく、個室へ。
そして……黄巾力士はフランケンシュタインに。冬季は包帯ぐるぐるなミイラへと変身する。
いや、何でわざわざ個室で仕上げをしたかといえば、勿論。
「こうなると飲食できませんからね」
そう言って、ミイラになった冬季は嗤う。
全制覇を成す為には、包帯おばけなミイラだと、やはりちょっぴり不自由だから。
大成功
🔵🔵🔵
パティ・チャン
■SPD
【文月探偵倶楽部】の仲間と参加
体躯が妖精サイズだと映えませんからねー
(UC発動させて、予め用意してた人間サイズのパンダ衣装を着込み)
ハロウィン仕様列車とは、また面白い企画列車を考えたモノで
目指すはダイニングカー!
ハイティーの作法は押さえてはあるはず、うん!
(でも、猟兵活動の方が忙しくて、見事に忘れて冷や汗をかきながら、ナイフとフォークを動かすことに)
あ!お化け!
(正体が分かってはいるので、ちょっと芝居がかった驚き方)
それでは、こちらを!
(車内販売の「ハロウィン号ご乗車記念キャンディ」を渡しながら)
※アドリブ・連携共歓迎
文月・統哉
【文月探偵倶楽部】の仲間と参加
ハロウィンと言えば仮装
仮装と言えば着ぐるみなのだー!
にゃふふ
レミっちもパティも似合ってる♪
俺もいつもの黒猫な着ぐるみに
列車の車掌さんな制服着用
ミステリートレイン出発進行!…なんてね♪
ハロウィン仕様のハイティーなるものも気になる所
初めて見るけど、ふむふむ作法があるのか(パティを真似て挑戦
これは…パンダのぱんだ!
桃のモモンガに
クロネコなコロネもある!
うん美味しい♪…共食いじゃないよ?(笑
影朧さんもおいでおいで
車掌さんの帽子(マジカルハット)を手に取って
にゃごにゃごにゃーごと唱えれば
中から出てくるのは沢山のお菓子
一緒に食べよう
ハッピーハロウィン!
※合わせ・アドリブ大歓迎
鈴木・レミ
【文月探偵倶楽部】で参加
まー、たまのお祭りくらいはしっかり遊ばないとだめっすよねー
ハロウィン号に乗るなら仮装必須っすかー
しーかたない、レミちゃん超絶美少女妖怪に……ナンデキグルミナンデ?
まぁそういうことなら仕方なし
レミちゃんはシロモモンガバージョンで
ハロウィン仕様の着ぐるみの森の仲間たちと一緒に
ハロウィン号に乗り込むとするっす
寄ってきた影朧さんにはトリック・オア・トリート
「お菓子食べなきゃいたずらするぞ?」
とハロウィンハイティーのスイーツを口元(?)に差し出し
うーん、器用に食べるっすねー
そう、美味しいお菓子の前では争いなど無意味
影朧さん含めて楽しめる様頑張るとするっすよ
※合わせ・アドリブ大歓迎
今日は何て言ったってハロウィン、おばけ達の特別な夜だから。
「まー、たまのお祭りくらいはしっかり遊ばないとだめっすよねー」
賑やかな帝都の駅へとやって来たのは、鈴木・レミ(ハイカラインフォメーション・f22429)。
今日だけ特別に、この駅の秘密の0番線から、或る列車が発車すると聞いたから。
おばけに変身しないと乗れない、ハロウィン号のことを。
ということで、おばけにならないといけないから。
「ハロウィン号に乗るなら仮装必須っすかー。しーかたない、レミちゃん超絶美少女妖怪に……」
「ハロウィンと言えば仮装、仮装と言えば着ぐるみなのだー!」
――ナンデキグルミナンデ?
ハロウィンだって何だって、決してぶれることのない文月・統哉(着ぐるみ探偵・f08510)の声に、思わず一瞬遠い目になるレミであるけれど。
「まぁそういうことなら仕方なし」
着ぐるみは仮装にうってつけではあるから。
颯爽とレミが着用するのは、着ぐるみシロモモンガバージョン。
「体躯が妖精サイズだと映えませんからねー」
パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)はユーベルコードを発動させ、自らの身体を大きくしてから。
予め用意していた衣装を着込む。人間サイズのパンダ着ぐるみ衣装を。
「にゃふふ、レミっちもパティも似合ってる♪」
そういう統哉はもう言わずもがなであるいつもの黒猫な着ぐるみに、プラスして。
「ミステリートレイン出発進行! ……なんてね♪」
制服を纏った、列車の黒猫車掌さんに。
そして、ハロウィン仕様の着ぐるみの森の仲間たちと一緒に、てくてくもふもふと。
レミはいざ、ハロウィン号へと乗り込む。
そんな車内は、ハロウィン色に溢れていて。
「ハロウィン仕様列車とは、また面白い企画列車を考えたモノで」
パンダなパティは、そうきょろりと感心したように視線を巡らせつつも。
目指すは、そう……ダイニングカー!
ダイニングカーで用意されているのは、豪華な3段ハイティースタンド。
セイボリー、メイン、スイーツと、上から順に確か、なっていて。
……ハイティーの作法は押さえてはあるはず、うん!
パティはいざ、ハロウィンハイティーを作法に従っていただかんとするけれど。
何だか冷や汗をかきながら、ちょっぴりナイフとフォークの動きもぎこちない気が……?
いや、見事に忘れちゃっているのは、猟兵活動の方が忙しかったから……ええ、仕方ありません。
統哉も、ハロウィン仕様のハイティーなるものも気になる所、と。
「初めて見るけど、ふむふむ作法があるのか」
パティを真似て、挑戦してみつつも。
ハッと気が付くのだった。
「これは……パンダのぱんだ! 桃のモモンガに、クロネコなコロネもある!」
クルミ入りの着ぐるみスコーンまで!?
それを、統哉はぱくっと口にしながらも笑む。
「うん美味しい♪ ……共食いじゃないよ?」
共食いではありません、きっと。
そして、桃のモモンガを食べていたレミは、ふとさり気なく寄って来た南瓜頭の子に気が付いて。
「あ! お化け!」
パティも、ちょっと芝居がかったように驚きの声を上げてみる。
その正体が、分かってはいるから。
「影朧さんもおいでおいで」
黒猫車掌さんがそう手招けば、嬉しそうにとことこ。
傍へと寄って来た子たちへと、パティが配るのは。
「それでは、こちらを!」
車内販売の「ハロウィン号ご乗車記念キャンディ」!
わぁっとそんな記念のキャンディに声を上げる影朧の子達に。
「お菓子食べなきゃいたずらするぞ?」
――トリック・オア・トリート??
ハロウィンハイティーのスイーツを、多分口元だろう位置にレミが差し出してみれば。
「うーん、器用に食べるっすねー」
口っぽいところで、はむりと食べる南瓜の子たち。
それから、車掌さんの帽子を手に取って。
――にゃごにゃごにゃーご!
黒猫車掌さんが、魔法の呪文をにゃごにゃご唱えれば。
『……わ、すごーい!』
中から出てくるのは沢山のお菓子!
「一緒に食べよう、ハッピーハロウィン!」
とりっくおあとりーと! って、ちゃんと上手に言ってから。
統哉からお菓子を貰えば、南瓜頭の子たちも、ほこほこにこにこ。
そんな様子を見つつ、レミはこくりとひとつ頷く。
(「影朧さん含めて楽しめる様頑張るとするっすよ」)
――そう、美味しいお菓子の前では争いなど無意味、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジャスパー・ドゥルジー
【エイリアンツアーズ】
今年の仮装は吸血鬼♪
ゴスメイク施してノリノリで乗車
魔法使いも狼男もめちゃカッケーし
メデューサは気合い入りすぎてて本物かと思った
皆はどこで過ごすつもりだ?
まずダイニングカー行ってみねえ?
ハロウィンハイティーがめっちゃ気になる
おかずもスイーツも充実のプレートを目と舌で存分に楽しむ
このスタンド見ると紅茶が欲しくなっちまうとこだけど
今日はバンパイアカクテルの気分だな
イカスミなら浮気になんねーしいいよなァ
なんねーよな?
えっ墨を?
ホントに精製出来た日にゃパスタと和えて食っていい?
電車の行き先を考えるとちょっと心がざわつくけど
別に本物がいるわけじゃねーしなァ
ていうか本物でもへーきだし…
樹・怜惺
【エイリアンツアーズ】
仮装は耳と尻尾着けて狼男って言っとくわ。
皆も仮装似合ってんなァ。メデューサガチじゃん。
ハロウィンハイティーな、俺も気になるー。
何にしてもさー、限定ってヤバいよな。見た目も凝ってて絶対美味しいヤツだし。
まず黒ワインに…月夜のカクテルはレモン入れたら色変わるんだな、面白いなァ。
ローストビーフやキッシュを一つずつ、味を確認しながら食べてみる。
覚えといて後で再現できるよーに頑張ろ。
イカスミ…(パウルの方を見て、一寸考えて)食材だからセーフじゃね?
墨吐けるよーになる必要は無いような…うん、まあ頑張れ。
おばけ館か、肝試し位の感じなら悪くないじゃん。
廃墟探索とかめっちゃ興味あるわ。
伊能・龍己
【エイリアンツアーズ】
先輩方の仮装、かっこいいっす
ハロウィンのお祭り、賑やかでこっちも楽しくなりますね
俺は帽子とローブ姿で魔法使いの格好っす
引っかからないよう、乗る時はとんがり帽子を抱えて乗車
車内で改めて被ってたりします
俺もハイティー楽しみなんで、先輩達について行きますね
ティースタンドのお料理も、雰囲気ばっちりですごいっす
デザートもお料理も楽しみます
かぼちゃと栗がおいしくて、秋ですねぇ
イカスミ……イカならセーフっすかね?パウル先輩
マシュマロ入りココア、デザートと一緒に飲むとおいしいっす
あったかくてほっこりします
肝試し……どきどきしますけど、先輩方がいるなら安心です
パウル・ブラフマン
【エイリアンツアーズ】
やって来ました、レストラントレイン~☆
期間限定のハロウィン号とかめっちゃアガるよね!
オレの今年の仮装はメデューサ(♂)だよ♪
長めのウィッグを付けて
髪の先端の蛇は躍動感ある触手で再現してみたんだ☆
皆の仮装も超イケてるゥ!
ジャスパーの提案でダイニングカーへ。
すっご~い!和洋折衷なトコもサクミラっぽくて素敵だね♪
色味に惹かれてオレも月夜のカクテルをオーダー。
イカスミ…うん!イカに罪はないからね!
オレがスミを精製できるようになればいいだけだもの。
皆に笑顔で返しつつ、触手はうねって本音漏れ。
幽霊より…それを『利用しよう』とする輩の方が怖いからね。
そうなる前に、オレ達で助けに行こう。
乗車券よし、ミイラ男の駅員さんのおばけチェックもよし!
帝都駅の秘密の0番線のホームへとやってきた、エイリアンツアーズの面々がわくわく、意気揚々と乗り込むのは。
「やって来ました、レストラントレイン~☆」
そう……変身したおばけ達しか乗れない、特別なレストラントレイン・ハロウィン号!
「期間限定のハロウィン号とかめっちゃアガるよね!」
パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)はそう踊る心のように、触手をうねうね。
いや、躍動感ある触手が再現しているのは、髪の先端の蛇。
何て言ったって、今日のパウルはメデューサ(♂)なのだから!
でも、おばけに姿を変えているのは、勿論パウルだけではなくて。
「皆の仮装も超イケてるゥ!」
そうぐるりと見回す皆だって、立派なイケてるおばけさん。
「皆も仮装似合ってんなァ」
すちゃりと耳と尻尾を着けた樹・怜惺(Guardiano della Dea Verde・f31737)曰く、彼の仮装は狼男。
帽子とローブ姿な伊能・龍己(鳳雛・f21577)は、今日は魔法使いに変身して。
「ハロウィンのお祭り、賑やかでこっちも楽しくなりますね」
そう口にしながらも、いざ乗り込むハロウィン号の乗車ドアをふと見つめてから。
そっととんがり帽子は脱いで、ぎゅうと抱えて乗車する。だってちょっと、引っかかりそうだったから。
そして、ばっちりゴスメイクを施しているジャスパー・ドゥルジー("D"RIVE・f20695)は。
「今年の仮装は吸血鬼♪」
ひょこひょこ悪魔尻尾もご機嫌に、ノリノリで乗車!
自分も勿論、超イケてるけれど。
「魔法使いも狼男もめちゃカッケーし」
龍己と怜惺を順に見て、うんうんと頷いた後。
じいっと見つめるのは、リアルにうねるパウルの触手。
「メデューサは気合い入りすぎてて本物かと思った」
「メデューサガチじゃん」
ジャスパーと一緒に、怜惺もガチなメデューサを見遣って。
「先輩方の仮装、かっこいいっす」
龍己はそう言いながらも車内に無事に入ったから、すちゃっと再びとんがり帽子を被るのだった。
ということで、皆を乗せたハロウィン号が動き出せば。
「皆はどこで過ごすつもりだ?」
ジャスパーは皆をぐるりと見回した後、こんな提案を。
「まずダイニングカー行ってみねえ? ハロウィンハイティーがめっちゃ気になる」
「ハロウィンハイティーな、俺も気になるー」
「俺もハイティー楽しみなんで、先輩達について行きますね」
怜惺も龍己も、すぐにジャスパーの提案に頷いて返して。
パウルも勿論異論なしの大賛成、まずはジャスパー提案のダイニングカーへ。
そして皆の前に並べられるのは、3段のハイティースタンド。
「すっご~い! 和洋折衷なトコもサクミラっぽくて素敵だね♪」
「ティースタンドのお料理も、雰囲気ばっちりですごいっす」
アフタヌーンティーのようなおやつではなく、ハイティーは食事として取るものだから、種類もボリュームも満点で豪華で。
そう聞いただけでも、相当アガるというのに。
「何にしてもさー、限定ってヤバいよな。見た目も凝ってて絶対美味しいヤツだし」
怜惺の言う様に、ハロウィン限定とさらに聞けば、期待もわくわくと高まるというもの。
それに、食事のメニューも豊富だけれど。
ジャスパーはドリンクメニューへと目を落として。
「このスタンド見ると紅茶が欲しくなっちまうとこだけど、今日はバンパイアカクテルの気分だな」
今日のジャスパーは、何せ吸血鬼なのだから。
選んだのは勿論、真っ赤なイチゴのバンパイアカクテル。
怜惺も、おばけ仕様なドリンクたちを一通り眺めて。
「まず黒ワインに……月夜のカクテルはレモン入れたら色変わるんだな、面白いなァ」
「オレも月夜のカクテルにするよ!」
綺麗に移ろう色味に惹かれたパウルも、妖しい月夜のカクテルに。
「かぼちゃと栗がおいしくて、秋ですねぇ」
「覚えといて後で再現できるよーに頑張ろ」
ほこほこと、そう秋の味覚に舌鼓をうつ龍己の隣で。
怜惺はいつになく真剣に、はむり。
ローストビーフやキッシュをひとつずつ、しっかりと味を確認しながらも、もぐもぐ食べてみる。
そしてジャスパーも、おかずもスイーツも充実のプレートを目でも舌でも存分に楽しんでいたのだけれど。
ふと、目についたもの……それは。
「イカスミなら浮気になんねーしいいよなァ」
ぎょろりオリーブとチーズの目玉が乗ったイカスミパスタ。
「なんねーよな?」
そう、もう一度言ってみるジャスパーに。
「イカスミ……」
怜惺はちらりとパウルの方を見て、一寸考えてから。
「食材だからセーフじゃね?」
「イカスミ……イカならセーフっすかね? パウル先輩」
食材だし、ほかのタコではないから、きっとセーフ??
いやでもむしろ、ほかのタコだけではなくイカとまで……なんて修羅場展開もあるかもしれないから。
そっと3人揃って、パウルを見遣れば。
「イカスミ……うん! イカに罪はないからね!」
イカスミはセーフ! それどころか、イカに罪はないと言う心の広さ。
それからパウルは、自分を何気にじいと見ている皆へと、笑顔と共にこう返すのだった。
「オレがスミを精製できるようになればいいだけだもの」
ええ、確かに、皆に向けているのは笑顔なのだけれど。
触手は大きくうねうねとうねって、本音漏れ。
パウルがちょっぴり悩まし気に紡いだ言葉に、ジャスパーは瞳をぱちくりさせて。
「えっ墨を? ホントに精製出来た日にゃパスタと和えて食っていい?」
イカに罪はないけれど、でも本当はジャスパーが口にするパスタは己が精製したタコスミを和えたいし。
そしてパウルが精製したタコスミパスタ、食べたい。
そんなジャスパーとパウルを交互に見遣りながらも。
「墨吐けるよーになる必要は無いような……うん、まあ頑張れ」
何気にぽそりとツッコミつつ、でも、そっとそんなふたりを応援しておく怜惺。
そんな、イカスミパスタを巡るあれそれが繰り広げられている中で。
「あったかくてほっこりします」
……マシュマロ入りココア、デザートと一緒に飲むとおいしいっす、と。
甘さとあったかさにほっこりする、龍己であった。
それから、はむりと結局イカスミパスタを美味しくいただきながらも。
何気にそわりと揺れる、ジャスパーの尻尾。
この電車の行き先を考えると……ちょっと、心がざわつくけど。
「おばけ館か、肝試し位の感じなら悪くないじゃん。廃墟探索とかめっちゃ興味あるわ」
「肝試し……どきどきしますけど、先輩方がいるなら安心です」
怜惺と龍己に続いて、ジャスパーも頷いてみせる。
「別に本物がいるわけじゃねーしなァ」
ていうか本物でもへーきだし……なんて言いつつ、視線を泳がせながら。
そんなジャスパーの尻尾や視線を微笑ましく見守るように、パウルは笑んでから。
ジャスパーの残りのイカスミパスタを、ジャスパー交換こしよ♪ って。さり気なく、自分のおばけさんミートボールと交換しつつも。
「幽霊より……それを『利用しよう』とする輩の方が怖いからね」
パウルは皆を見回して、こう続ける――そうなる前に、オレ達で助けに行こう、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
嬉乃・抹茶子
【入そび旅団】
私の仮装はフランケンシュタインでーす。フンガーフンガー。
力自慢なのでゴリラっぽくドラミングしちゃいますよ~。
南瓜影朧の子たちもご一緒にっ!
ハロウィン仕様の汽車の内装に目を輝かせながら、旅団の皆さんについて行きます!
むむっ、それとっても美味しそうですね。
ちょっと私にも分けて下さいよぅ。イタズラされたくなければねっ!
美味しいものを食べたらちょっと食通っぽく振る舞っちゃいますよ。
うん、最高に美味ってやつです! え、語彙が乏しい? たはは~。
持参品は金平糖です。ほら、なんだか星屑を集めたみたいで、今日みたいな夜にはピッタリかな~って。
アドリブOK。お好きにどうぞ
不死兵弐壱型・真夜
【入そび旅団】
POW
「旅団の皆さんとハロウィン、楽しみですねっ」
仮装は『吸血姫』(ヴァンパイア・プリンセス)です。
白を基調としたホワイトロリータ服に、深紅の血(もちろん偽物ですよー)が飛び散っています。
口には勿論、大きな「付け牙」を装着です。
「がおー、血を吸っちゃうぞーっ」と影朧の子たちと追いかけっこをして遊びます。
喉が渇いたら美味しいお酒(成人ですよ、エッヘン)、
お腹がすいたらこれまた美味しい料理をいただきます。
【入そび旅団】の皆さん&影朧の子たちと記念写真を撮ります。
この良き日が皆さんのお心に、ずっと残りますように。
シン・クレスケンス
【入そび旅団】
(呼称→真夜さん、抹茶子さん、テニエさん)
仮装は狼男です。狼の付け耳、付け尻尾。服装はシャツとジャケットですが、普段よりラフな装いで。
普段の戦いの日々を一瞬脳裏に過ぎらせ「こういう賑やかな非日常なら大歓迎ですね」と微笑む。
賑やかに追いかけっこをする旅団の仲間や影朧の子達を笑顔で見守り。
元気が良過ぎて転びそうになった子を支え「怪我はないですか?」
皆さんと楽しく、優雅なハイティーのひとときを楽しみます。
ドリンクはバタフライピーのカクテルを。美しいグラデーションですね。
抹茶子さんの金平糖、とても綺麗ですね。
南瓜やおばけ、蝙蝠、黒猫。ハロウィンモチーフの自作アイシングクッキーを皆さんに。
テニエ・ミスチヴァス
【入そび旅団】
私は魔女の仮装だよー
黒いローブにとんがり帽子、箒も装備した本格派さ!
旅団の皆と一緒に出掛けるなんて、すっごい楽しみっ
それにハロウィン仕様のレストラントレインだなんて、一体どんなご馳走が……
――っと、食べるのも良いけど、折角だし皆で楽しまないとね
というわけで、「ヒッヒッヒ! どうだい、わるーい魔女だよ!」って感じで、
真夜さん達と一緒にカボチャ影朧の子供達とハロウィンを楽しむよ
とはいえ、やっぱり美味しい物には目が惹かれちゃう
皆が持ってきてくれたハロウィンモチーフのクッキーに、星みたいで綺麗な金平糖、更には各種駅弁にハイティーのメニュー!
隙を見つけてはどんどん食べてくよ、どんどんね!
帝都駅の改札でミイラ男の駅員にチェックされるのは、列車の乗車券と。
0番線のホームに停車中のハロウィン号に乗れる資格があるかどうか。
その資格とは、おばけさんであること。
だってハロウィンは、おばけ達のお祭りなのだから。
けれど、そんなチェックも易々とクリアーして。
「旅団の皆さんとハロウィン、楽しみですねっ」
そう心躍るように皆を見回すのは、白を基調としたホワイトロリータ服姿の吸血姫――ヴァンパイア・プリンセス。
不死兵弐壱型・真夜(アンデッダーtypeXX1・f24796)が纏うその白の服には深紅の血が飛び散っていて、口には鋭くて大きな牙が。
いや、そんな鮮血も口元の牙も、もちろん偽物です!
そんな見事に吸血姫に変身している真夜の言葉に頷きつつ。
「こういう賑やかな非日常なら大歓迎ですね」
普段の戦いの日々を一瞬ふと脳裏に過ぎらせながらも微笑むのは、狼男。
狼の付け耳と付け尻尾をぴょこりゆらりと付けたシン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は、今日は普段よりりラフなシャツとジャケットという装いである。
そして、ばさり靡く黒いローブにとんがり帽子、箒もばっちり装備した本格派!
「私は魔女の仮装だよー」
テニエ・ミスチヴァス(変幻自在の虹縞猫・f20445)が変身したのは、夜色を纏う魔女で。
「私の仮装はフランケンシュタインでーす。フンガーフンガー」
いつもは優等生っぽい見た目である嬉乃・抹茶子(至高の食を求めて・f07810)も今宵はフンガー、フランケン。
力自慢なフランケンは、両腕で胸を景気よくたたいて、ゴリラっぽくドラミングを。
そして、いつの間にかついてきている南瓜頭の子達にじいっと見つめられれば。
「南瓜影朧の子たちもご一緒にっ!」
そう誘って、フンガーフンガー。
そんな抹茶子の姿に、南瓜影朧の子達もキャッキャ一緒に楽しくドラミング!
真夜も、はしゃぐ子達へと尖った牙をみせつつ。
「がおー、血を吸っちゃうぞーっ」
わいわいきゃあきゃあ、追いかけっこを!
「旅団の皆と一緒に出掛けるなんて、すっごい楽しみっ」
それにハロウィン仕様のレストラントレインだなんて、一体どんなご馳走が……なんて。
テニエはわくわく、美味しい期待に胸膨らませていたけれど。
フンガー、がおーって、楽しそうな声が聞こえてくれば。
(「――っと、食べるのも良いけど、折角だし皆で楽しまないとね」)
今のテニエは、なんてったっておばけさんなのだから。
「ヒッヒッヒ! どうだい、わるーい魔女だよ!」
そう追いかけっこに加われば、さらに南瓜の子たちは楽しそうにわーきゃー。
そしてそんな賑やかに追いかけっこをする、旅団の仲間や影朧の子達を笑顔で見守っていたシンだけれど。
「怪我はないですか?」
元気にはしゃぎすぎて、こてんと躓いて転びそうになった南瓜の子を間一髪、咄嗟に支えてあげる。
そして旅団の皆について皆で列車へと乗り込んだ抹茶子の瞳は思わずキラキラ。
ぐるりと見回した、ハロウィン仕様の列車の内装に。
吸血姫な真夜も、影朧の子達と遊んで喉が渇いたから。
真っ赤な血……のような、アルコール入りのイチゴなバンパイアカクテルを。
そしておなかもくうっと鳴りそうだから、酒のお供にもぴったりな美味しいごはんも一緒に。
眼前に並ぶのは、豪華な3段ハイティースタンド。
「むむっ、それとっても美味しそうですね。ちょっと私にも分けて下さいよぅ」
……イタズラされたくなければねっ! なんて。
ごくりと真夜が飲む美味しそうなイチゴドリンクに、抹茶子はそう言うけれど。
成人ですよ、エッヘン、なんて胸を張る真夜と違って、抹茶子はまだもう少し年が足りないから。
その言葉を聞きつけた魔女のウェイターが抹茶子用にと運んできたのは、同じイチゴでもノンカクテルのもの。
それに、栗とくるみの秋のプティキッシュをおつまみかわりにと、ぱくり食べてみれば……ちょっと食通っぽく振る舞っちゃいます。
「うん、最高に美味ってやつです! え、語彙が乏しい? たはは~」
美味しさは伝わるから、何も問題ないです、ええ!
シンも、賑やかな皆と一緒に楽しく。
「美しいグラデーションですね」
そして美味しく美しく。
彩り移ろうバタフライピーのカクテルを片手に、優雅なハイティーのひとときを楽しんで。
追いかけっこも楽しいけれど、テニエもっぱり美味しい物には目が惹かれちゃうから。
豪華なハイティーの料理の数々や、旅の醍醐味でもある各種駅弁。
そして、それだけではなくて。
「ほら、なんだか星屑を集めたみたいで、今日みたいな夜にはピッタリかな~って」
「抹茶子さんの金平糖、とても綺麗ですね。僕は、南瓜やおばけ、蝙蝠、黒猫。ハロウィンモチーフの自作アイシングクッキーを皆さんに」
抹茶子が持参したお星さまの欠片のような金平糖も、シンの可愛いハロウィンクッキーも。
……隙を見つけてはどんどん食べてくよ、どんどんね!
そう、どんどんとテニエは口に運んでみては、広がる美味しさにほわり笑み綻ばせて。
真夜はそんな旅団の皆や、南瓜影朧の子達と一緒に、記念写真を撮る事に。
みんなで、がおーフンガーなんて、おばけポーズを取りながらも。
ぱしゃりと切られたシャッター音を聞きながら、真夜はハロウィンの夜にそっと瞳を細める。
――この良き日が皆さんのお心に、ずっと残りますように、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 日常
『極彩の館』
|
POW : 細かいことは気にせず力いっぱい楽しむ。
SPD : その場に馴染めるよう気を使いつつ楽しむ。
WIZ : 何かハイカラな楽しみ方を思いついてみる。
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●おいでませ、おばけの館
楽しいおばけ列車も、終点駅に到着して。
改札を出て、暫く歩けば……森の奥にあるのは、豪華な洋館。
この洋館は、もう何年も人が住んでいない廃墟のはずなのだけれど。
閉ざされているはずの大きな門も、今宵だけは特別に開かれているのだという。
けれど中に入れるのは……森の魔女が渡す指令をこなしてくれる、おばけ達だけ。
廃墟というだけあって、ところどころ古くなったり朽ちている部分は若干あるとはいえ。
極彩色に彩られた不思議で奇妙で豪華な洋館は、ほぼ人が住んでいた時のままの状態であるという。
だけど当然、電気などはつかないから。
魔女が貸してくれるのは、南瓜おばけのランタン。
勿論、自前で明かりを持っている人はそれを使ってもいいし。
敢えて真っ暗な洋館を探索するのも、そこはお好みに合わせてご自由に。
それに、きちんと指令をこなして戻ってくれば。
森の魔女から、ご褒美のお菓子が貰えるのだという。
でも……気を付けて。
広大なこの洋館には、摩訶不思議な七不思議があるって噂もあるし。
誰もいないはずの屋敷に、ゆらめく影を見たって言う人も……?
とはいえ、探索する皆もおばけなのだから。
わーわーきゃーきゃー楽しく愉快に、魔女の指令をこなしてきて欲しい。
一緒に列車を降りて、とことこついてきている南瓜頭の子も、おばけの館にわくわくしているみたい。
そして沢山楽しめば……南瓜頭の子もきっと、次の巡りへと旅立てるだろうから。
だからそのためにも、ハロウィンの夜を、目一杯満喫しよう。
さぁ――楽しいおばけ館の夜の、はじまり、はじまり。
●マスターより
第2章は、森の奥の豪華な廃墟を探索する内容となっております。
ハロウィンの企画で、地元の有志が催している廃墟の肝試し探索イベントに参加、という体です。
電気などはつきませんが、危険なほど朽ちてなどはない廃墟です。
特にお化け屋敷の様な、驚かす仕掛けやお化け役などはいません。
何も起こらないかもですし、何かが起こるかもしれません。
何が起こるかは……皆様自身が体験してみてください!(ご指定できます)
そして皆様には、廃墟の入口で『指令』が渡されます。
1人ずつでもいいですし、1グループにひとつでも構いません。
指令の内容は、皆様がプレイングにてご指定くださったものになります。
例えば、館の主人の肖像画と一緒に自撮り、とか。
七不思議のひとつになっている地下室を探せ、とか……等々。
コミカルでもホラーでもカオスでも、ご自由に設定くだされば、です!
また、特に指令内容を指定しなくても構いません。
指令は何か受け取っている、ということにはなりますが。
館内をわーきゃー探検している行動を重点としたプレイングでも構いません。
どんな部屋があるかとか、七不思議の内容やその他おばけ館に関する逸話なども。
ご自由に作って頂いて構いません。
迷惑行為ではない常識の範疇内なことであれば、お好きなように廃墟探索を楽しんでいただけます!
仮装も、第1章とは別のものでも可能です。
仮装の種類や、南瓜SDのものが希望でしたらいつのSDか、ご指定頂ければと。
仮装は館へ入る為には必須ではありますが、プレイングで触れなくてもOKです。
その際は、何らかの仮装をしている、ということになります。
そして、当方のグリモア猟兵もお声掛けありましたらご一緒させて頂きます。
南瓜頭の影朧に関しても、皆様が楽しめばそれで楽しくなって転生しますので。
特に構わずとも大丈夫です。
その他に関しましては、OPやOP公開時のマスターコメントをご確認ください。
送信締切等の連絡事項も、MS個別ページやタグ、Twitter等でお知らせ致します。
真宮・響
【真宮家】で参加
列車と同じく三日月兎の扮装で。渡された指令は「隠されたパーティ会場と影朧と音楽会した上でその様子を撮影しろ」何妙に手の込んだ指令?まあ、傍にちょうど影朧いるし、家族3人と一緒に探索しようか。
まあ、隠されたとはいえ、隠し扉を見つければ、何故か楽器がそろったパーティ会場が見つけられる。影朧が楽器できるなら一緒に音楽会するか。アタシはバイオリンを弾きながら赫灼のグロリアを奏でてスマホで自撮り、と。
これで指令完了、かね?あ、影朧が満足して消えてくよ。心残りがなくなったのかね?手を振って見送るよ。森の魔女からお菓子を受け取り、家族と笑顔。奏も瞬も楽しめたかい?
真宮・奏
【真宮家】で参加
影朧である南瓜頭の子と手を繋いで件の館に入ります。変わらずアリスの扮装で。指令は「隠し部屋のパーティ会場で影朧と音楽会した上でその様子を撮影しろ」妙に手の込んだ指令ですね?私達の事を全部知ってるような?まあ気にせずに指令に従いましょう。
隠し部屋と言っても隠し扉を見つければ隠しパーティ部屋を見つけられます。何か楽器が揃ってますね。南瓜頭の子は太鼓なら出来ますか?一緒に音楽会しましょう?絢爛のクレドで音楽に併せて踊りましょう!!南瓜頭の子と肩を組んで自撮り、と。
あ、南瓜頭の子が満足して消えていきます。手を振って見送りますね。森の魔女さんからお菓子を貰って、楽しかった、と笑います。
神城・瞬
【真宮家】で参加
奏と南瓜頭の子の仲の良さに微笑みつつ、白兎の扮装にて館に入ります。指令は「隠されたパーティ会場で影朧と音楽会した上でその様子を撮影する」手の込んだ指令ですね?僕達が音楽一家と知った上での指令でしょうか。
まあ、隠し部屋といっても隠し扉を見つければ、何故か予め楽器が用意されたパーティ会場が。銀のフルートで清光のベネディクトゥスを奏でましょう。南瓜頭の子の太鼓もなかなかのものです。
南瓜頭の子は満足したようですね。消えていく姿に頭を撫でて送ります。森の魔女からお菓子を貰って、凄く楽しかったです、と微笑みます。
楽しくて美味しいおばけ列車が到着した終点駅。
充実した列車の旅を終えて降車するおばけ達に続いて、小さな南瓜おばけもぴょこんとハロウィン号を降りて。
まるで、ハロウィンパレードのように向かうのは、こんもり森の中。
そして辿り着いたのは、いかにもおばけが出そうな廃墟の大きな洋館。
見た目は豪華な極彩色の館であるけれど、もう数年誰も住んでいないという館。
けれど、地元の一般人達の手によって、今日だけその扉が開かれ、中を探索できるのだという。
だって今日はハロウィン……何が起こるか分からない、不思議なおばけ達の夜なのだから。
そんなおばけの館にやってきたのは、アリスと三日月兎と白兎。
それに、アリスである真宮・奏(絢爛の星・f03210)と仲良くおててを繋いでいる、小さな南瓜頭の子。
南瓜頭の子は影朧であるけれど、皆仮装しているから、一般の人にも気付かれずに一緒に中へ。
そして三日月兎な真宮・響(赫灼の炎・f00434)が、入口で森の魔女から貰った指令をぱらりと開いて見てみれば。
「何妙に手の込んだ指令?」
その内容に、思わずそう呟いてしまう。
アリスな奏もその声に、指令を覗いてみれば。
「妙に手の込んだ指令ですね? 私達の事を全部知ってるような?」
「手の込んだ指令ですね? 僕達が音楽一家と知った上での指令でしょうか」
奏と南瓜頭の子の仲の良さに微笑みつつも、同じく指令へと目を向ければ、やはり首を傾けてしまう神城・瞬(清光の月・f06558)。
渡された指令は――『隠されたパーティ会場で音楽会した上でその様子を撮影しろ』。
指令を考えているのは、地元の一般住民だと聞いていたけれど。
何だか、自分達家族のことを知っているかのような内容……?
そんな不思議な指令だけれど。
「まあ、影朧の子も一緒に、家族3人と一緒に探索しようか」
「僕達には達成しやすい内容ですしね」
「まあ気にせずに指令に従いましょう」
自分達にとっては、隠されたパーティー会場さえ見つければ、難なくこなせそうだから。
まずは、隠されたパーティ会場探しから。
廃墟の洋館は人が住んでいた当時のままの状態で、大きく朽ちているわけではないけれど。
真っ暗な中、逆に誰がいてもおかしくないような雰囲気は、それこそおばけが住んでいそう。
とはいえ、数ある世界の戦場を巡る猟兵である真宮家にとっては、そんな肝試しみたいな雰囲気にも動揺することなどなく。
「まあ、隠されたとはいえ、隠し扉を見つければパーティ会場も見つけられるだろう」
冷静に屋敷を探索して、扉が隠されてそうな場所を探してみれば。
「あ、この本棚、少し不自然にずれていますね」
瞬がそっといかにもあやしい本棚をそっと軽く押せば……ビンゴ。
発見した隠し扉を開いて、その奥へと足を踏み入れてみれば。
「見つけましたね! でも何か楽器が揃ってますね」
南瓜頭の子と一緒に隠し部屋の発見を喜びながらも、そうこてんと首を傾ける奏。
そんなお膳立て万全なパーティー会場で早速始めるのは、楽しい音楽会。
「影朧が楽器できるなら一緒に音楽会するか」
そう響は影朧の子へと視線を向けるけれど、楽器はなじみがないのかきょろきょろ。
でも奏は楽器の中から、南瓜の子でも大丈夫そうなものを見つけて。
「南瓜頭の子は太鼓なら出来ますか? 一緒に音楽会しましょう?」
ぽんぽんっと叩いて見せれば、嬉しそうにこくこく頷く影朧の子。
そして、響がバイオリンを弾きながら奏でるのは、赫灼のグロリア。
瞬も銀のフルートで清光のベネディクトゥスを奏でて。
「音楽に併せて踊りましょう!!」
奏がくるりと絢爛のクレドでダンスすれば、それに合わせて南瓜の子も軽快に太鼓をトントンッ。
「南瓜頭の子の太鼓もなかなかのものです」
瞬は微笑ましくそんな様子に瞳を細めて。
響は忘れず指令通りに、音楽会をしている自分達の様子をスマホの自撮りでぱしゃり。
奏も南瓜頭の子と仲良く肩を組んで、ハイポーズで自撮り!
「これで指令完了、かね?」
ひと演奏終え、撮った画像を響が確認していれば。
「あ、南瓜頭の子が満足して消えていきます」
「心残りがなくなったのかね?」
「南瓜頭の子は満足したようですね」
にこにこ笑顔で、ハロウィンの夜空に消えていく南瓜頭の子。
瞬は伸ばした手で消えゆく子の頭を撫でてあげて。
奏と響が手を振って見送れば、南瓜の子も嬉しそうにぶんぶんと手を振り返して。
旅立った影朧を最後まで見届けてから、指令を貰った森の魔女の元へ。
そして司令完了を報告すれば、感謝のお菓子をいっぱい貰って。
「奏も瞬も楽しめたかい?」
笑顔を宿しながらも、響がそうふたりに訊ねてみれば。
勿論、子供達から即返ってくるのは。
「はい、とっても楽しかったです!」
「凄く楽しかったです」
思った通りの答えと、心から楽しそうな笑顔。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夜鳥・藍
引き続き黒のロングワンピースと帽子、三日月モチーフを入れた魔女の女神風で。
一人で探索してもいいけど……月のカードを出して白銀を呼び出して二人で。
……もしかしたら変わらず一人なのかもしれない。白銀は私の別側面な気がするから。
ランタンは白銀が持ってくれる?指令をこなすには私の手は灯りを持つには向かない。
南瓜頭さんも一緒に行くかしら?
白銀の口に咥えられた明かりを頼りに開く簡略地図を見ながらこなすのは、館の各所を巡る旅。いわゆるオリエンテーリングね。
ゆっくり自分のペースで進められるのはありがたいわ。それに館を観察する事もできるし。
長く続いた大正の世だけれどその時々でやっぱり流行り廃りはあるものだから。
楽しいおばけ列車の旅も、終点に到着すれば、終わりを迎えるけれど。
でも、駅を出て森の中を歩けば、次は一体何が起こるのかと、自然と心も踊って。
辿り着いたのは、廃墟とは思えないほど立派なお屋敷。
そんな館の入口までやって来たのは、森の奥にある洋館の雰囲気にぴったりな女神風な魔女。
おばけ列車に乗車した際と同じ、黒のロングワンピースと帽子、三日月モチーフを入れた装いで廃墟探索に臨むのは、夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)。
指令を受け取って開かれた扉を潜れば、そこは真っ暗なエントランス。
(「一人で探索してもいいけど……」)
そうは思いつつも、藍がスッと取り出したのは、月のカード。
そしてこの場に招くは、翼持つ銀狼の白銀。
喚んだ白銀とふたり、改めていざ探索へと乗り出しながらも。
ふと首を微か傾け、藍はこうも思うのだった。
(「……もしかしたら変わらず一人なのかもしれない」)
……白銀は私の別側面な気がするから、って。
けれど、ひとりでは難しいことも、白銀がいれば容易くなることも。
「ランタンは白銀が持ってくれる?」
指令をこなすには私の手は灯りを持つには向かない、と。
ゆうらり揺れるランタンを白銀に任せてから。
藍はふいに、くるりと背後を振り返る。
「南瓜頭さんも一緒に行くかしら?」
白銀とだと、ふたり、とはちょっぴり言い難かったけれど。
ひょこりと列車から何気についてきているのは、南瓜頭の幼い影朧。
そして掛けた声に、嬉しそうにぴょこぴょこと跳ねる南瓜の子も一緒に。
「今はここだから……まずは、あの部屋からかしら」
白銀の口に咥えられた明かりを頼りに開くのは、館の簡略地図。
それを見ながらこなすのは、館の各所を巡る旅……いわゆるオリエンテーリング。
今回はお化け屋敷の様な仕掛けはなく、純粋に廃墟を探索するという内容だから。
「ゆっくり自分のペースで進められるのはありがたいわ。それに館を観察する事もできるし」
藍の言う通り、おばけに追い立てられることもなく、マイペースに館の中を見て楽しめるわけである。
流石に少し古くはなっているが、不思議な館の建築様式や飾られている美術品、豪華な家具などは、ほぼ人が住んでいた当時のままで。
……長く続いた大正の世だけれどその時々でやっぱり流行り廃りはあるものだから、って。
一通り地図を確認し終えれば、白銀や南瓜の子達と一緒に。
藍は早速、興味深くひとつひとつ、館内の部屋をわくわくと見て回ることに。
大成功
🔵🔵🔵
ティーシャ・アノーヴン
【銀妖花】
この中を探索するのですね。面白そうです。
あ、少し動き易い仮装に変えてきました。どうでしょう?(※今年の南瓜SDです。
指令は、
「鍵を見つけて、鍵のかかった扉の奥の小箱を開ける」ですわね。
鍵と言われましても、これだけ広いとどう探していいのか・・・。
あ、開く扉と開かない扉がありますね。
一応は道がある、と言うことでしょうか。入れる部屋をくまなく調べましょう。
暗くて結構大変ですね、机の下とかどうでしょう?
棚の奥、本棚の上とか?
何とか見つかりましたね。鍵に剣のマークがありますね。
同じマークの扉がありましたし、あそこでしょうか?
奥の小箱は・・・ああ、なるほどなーですわね。これはオルゴールですか。
ハロウィン号では、うらめしやーと。
ちょっとレトロな白装束の、三角の額烏帽子をつけたおばけさんであったけれど。
「この中を探索するのですね。面白そうです」
そう、森の奥にある廃墟の洋館へと辿り着いたティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)の今の格好は。
「あ、少し動き易い仮装に変えてきました。どうでしょう?」
スタイルの良さが際立つ衣装に、悪魔の角や翼や尻尾を携えた、先程とはまた違った姿に変身。
「とても可愛らしくも大人っぽい悪魔さんね」
館の扉を開く森の魔女もお墨付きなくらい、よく似合っています。
そしてそんな魔女から受け取るのは、指令が書かれた1枚の紙。
それをぺらりと開いてみれば。
「指令は、「鍵を見つけて、鍵のかかった扉の奥の小箱を開ける」ですわね」
けれど、ぐるりと足を踏み入れた広い洋館内を見回して。
ティーシャはふと首を傾け、呟きを落とす。
「鍵と言われましても、これだけ広いとどう探していいのか……」
貰った地図を見ても、ひとつひとつ部屋を探すとなると、随分大変な作業になりそう。
でもとりあえず、好奇心の赴くまま、目の前にある部屋の扉をいくつか開けてみようとしたけれど。
「あ、開く扉と開かない扉がありますね」
……一応は道がある、と言うことでしょうか、と。
入れる部屋をくまなく調べてみることに。
そして、少し限定はされているというものの……でも、やっぱり。
(「暗くて結構大変ですね、机の下とかどうでしょう?」)
ひょこっと屈んで、豪華な机の下を覗き込んでみるけれど……それっぽいものは見つからない。
それからいくつかの部屋を探した後、やって来たのは、館の主の書斎。
ランタンの光を頼りに、視線を巡らせてみれば。
「棚の奥、本棚の上とか?」
目に付いたのは、沢山の本が並ぶ本棚。
そして何だか不自然に並んでいるように思える本を手に取ってみれば。
「何とか見つかりましたね」
怪しいと睨んでいた棚の奥にあった、鍵を発見!
それを手に取れば、つい先ほど見かけた、ある印が。
「鍵に剣のマークがありますね。同じマークの扉がありましたし、あそこでしょうか?」
先程開けようとして、鍵がかかっていた扉。
そこにも同じ剣の印がついていたことを、ティーシャは思い出して。
早速向かって、扉の鍵をカチャリと開けてみれば……そこは、館の子供部屋。
そして指令にあった小箱とやらを探してみるティーシャであったが。
「奥の小箱は……ああ、なるほどなーですわね」
目に飛び込んできたそれに、思わず納得する様にこくりと頷いて。
そっと手を伸ばし、開けてみた箱から流れ出すのは、美しくもレトロな音。
「これはオルゴールですか」
そう――それは、くるりと愉快なおばけたちが回りながら音色を奏でる、小さな秘密の宝箱。
大成功
🔵🔵🔵
クレア・オルティス
筧・清史郎(f00502)と
アドリブ歓迎
仮装は2021南瓜SD
…だって、一人じゃ怖いんだもん…
館内は真っ暗なんでしょ?明かりは小さいランタンだし…
鏡の部屋にて自身の偽物を見つけよ…っていう司令を受けたけど、どういうことなのかなぁ
とりあえず進もう
あ、せーしろー、ゆっくり進んでね…怖いから!
ここが鏡の部屋…!わぁ~私とせーしろーがいっぱいいる~!
万華鏡だっけ?そんな感じで面白いね
くるくる回ったりポーズとってみたりちょっと変顔してみたり
この中から自分の偽物を見つけるんだよね…大変だぁ
でも偽物ってなんだろう…目の色が違うとか?
せーしろーは見つけられた?
私も見つけなきゃ…うぅ~目がまわるぅ~
まっくら森の奥にある、大きなおばけ洋館。
それほどおどろおどろしく朽ちてはいないし、見た目はただの豪華なお屋敷にも見えるけれど。
ひしっと、ひらり揺れる貴族剣士のマントを思わず掴むのは、サクラミラージュの世界にぴったりなハイカラおばけさん。
けれどゆらゆら揺れる二股の尻尾はどこか落ち着かず、お耳も何だかぺたり。
そんなクレア・オルティス(宵闇・f20600)に不意にマントを掴まれ、今宵は羽根帽子の貴族剣士である清史郎がふと振り返れば。
「……だって、一人じゃ怖いんだもん……」
落とされた呟きは、不安な色でいっぱい。
夜の森に佇む眼前の館は、廃墟というだけあって明かりも何もついていないし。
森の魔女に手渡された南瓜の灯りだけが頼り……なのだけれど。
「館内は真っ暗なんでしょ? 明かりは小さいランタンだし……」
雰囲気重視で敢えてかもしれないけれど、正直、心許なさすぎる。
そんなぷるぷるしているクレアに、清史郎は笑んで。
「では、剣士がお供しようか」
一緒にいざ、まっくらおばけの館へ!
「鏡の部屋にて自身の偽物を見つけよ……っていう司令を受けたけど、どういうことなのかなぁ」
入り口で受け取った指令に書かれた内容に、クレアはこてりと首を傾げながらも。
「とりあえず進もう……あ、せーしろー、ゆっくり進んでね……怖いから!」
動じる様子もなく興味津々、むしろ何だか楽しそうな彼にそう声を掛けて。
「まずは、鏡の部屋とやらを探そうか」
怖ければ掴んでいていいぞ、と微笑む剣士の服の袖を、お言葉に甘えてちまっと握りつつも。
物音がすればひゃぁっと声を上げ、シーンと静かになれば何か出そうでドキドキ。
剣士と共に、おっかなびっくり探索して回れば。
「ここが鏡の部屋……! わぁ~私とせーしろーがいっぱいいる~!」
「ふふ、数えきれないくらい俺達がいるな」
「万華鏡だっけ? そんな感じで面白いね」
見つけた鏡張りの部屋で、クレアはくるくる回ってみたり、清史郎と一緒にしゃきんっとポーズをとってみたり。ちょっと変顔なんてしてみながらも。
「この中から自分の偽物を見つけるんだよね……大変だぁ。でも偽物ってなんだろう……目の色が違うとか?」
そう自分で言った後、想像したら怖くなってふるり。そっと隣の剣士に視線を向けて。
「せーしろーは見つけられた?」
「探してみてはいるが、どの様な偽物なのか。興味深いな」
「私も見つけなきゃ……」
彼と並んで、じいっと。いっぱいの自分と清史郎を見つめてみれば。
……うぅ~目がまわるぅ~。
何だか、沢山の自分達がぐるぐる……くらくらしてきちゃいました。
大成功
🔵🔵🔵
嬉乃・抹茶子
【入そび旅団】
まずは屋敷の探検ですね。
せっかくですから、シンさんの誕生日パーティーに相応しい場所を探しましょう。
あとは……ケーキの食材は調理室ならありそうかな?
不気味な洋館の中を食材求めてビクビクしながら進みます。
南瓜を見つけたら喜び勇んでソッコー確保です!
(そういえば、南瓜の影朧の子たちの姿を見かけないような……?)
真夜さんが身体を張っています……。
イルミネーション点灯では、ちゃんとシャッターチャンスを逃さずに思い出に残したいところです!
ロケーション的に幽霊が移り込んだりして……。
でもきっと、幽霊さん達もお祝いしてくれますよね。
不死兵弐壱型・真夜
【入そび旅団】
ハロウィンといえば10月31日。
この日は【入そび旅団】のシンさん(f09866)のお誕生日なんですよっ。
というわけで『指令』は、「イルミネーションを飾ったお屋敷の廃墟で、パンプキンケーキを作る」です。
これは難しい! 材料は下ごしらえを済ましておくとして、電気がありません!
パンプキンケーキは炊飯ジャーで作れるのですが。
いやまてよ、「私」は電気を起こせるじゃないですか?
【デッドマンズ・スパーク】
料理に必要な分の充電用のバッテリーに電気を流し込んで、
のこりはお屋敷中に仕掛けたイルミに電気を流してキラッキラに輝かせますっ。バンザイ!
仮装は、第一章に引き続き吸血姫です
テニエ・ミスチヴァス
【入そび旅団】
(一章に引き続き魔女の仮装)
「イルミネーションを飾ったお屋敷の廃墟で、パンプキンケーキを作る」かぁ
なるほどなるほど、これは丁度シンさんのお誕生日パーティーにぴったりの指令では?
よーし、それじゃあ頑張って指令達成しなきゃね!
私は暗い中でもへっちゃらだし(【暗視】技能)、ささーっと館内を駆けて
お誕生日パーティーに良さそうな場所を探してみるよ、食堂とか良さそうかも?
……暗闇の中を魔女衣装で駆けてるのを、誰かに見られたら驚かれそうな気もするけど大丈夫かな
良い場所を見つけられたら、後は準備と飾り付けだね
こういうのは得意だよー、任せて!
素敵な思い出になるように華やかに飾り付けるよ!
シン・クレスケンス
【入そび旅団】
POW
仮装は狼男のままで。
『指令』は皆で共通のものですね。
ランタンの代わりはノクスの淡く光る夜彩の翼。
イルミネーションの設置は任せてください。
脚立と身長を活かし、ノクスにも協力して貰って【早業】で設置を終わらせましょう。
僕の誕生日パーティー、ですか?
一瞬瞠目し、いつもの余裕ある笑みではなく照れたように柔らかく微笑む。
真夜さん、抹茶子さん、テニエさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。誕生日パーティーなんて何年振りでしょう。
ケーキも美味しいですね。
賑やかなパーティーの中、廊下の暗がりにドレスの裾が翻って。
(館が明るくなったので、驚かせてしまったか…)
全く動じず、心の中で呟く。
おばけ列車から下車すれば、次は夜の森を皆で歩いて。
辿り着いた廃墟の洋館の入口で、森の魔女から渡されたのは、1枚の指令書。
それを早速開いて、皆で確認してみれば。
「指令は、『イルミネーションを飾ったお屋敷の廃墟で、パンプキンケーキを作る』かぁ」
「まずは屋敷の探検ですね」
テニエ・ミスチヴァス(変幻自在の虹縞猫・f20445)と嬉乃・抹茶子(至高の食を求めて・f07810)は、そう口にした後。
不死兵弐壱型・真夜(アンデッダーtypeXX1・f24796)も一緒に、顔を見合わせて頷きあって。
梟の姿をした精霊・ノクスを喚んで、ランタンの代わりにと。その夜彩の翼に淡く光を灯すよう告げている、シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)をそっと見つめてから。
「ハロウィンといえば10月31日。今日は、シンさんのお誕生日なんですよっ」
「なるほどなるほど、これは丁度シンさんのお誕生日パーティーにぴったりの指令では?」
「せっかくですから、シンさんの誕生日パーティーに相応しい場所を探しましょう」
彼に聞こえないように、ナイショの作戦会議を。
そして、光を灯してくれるノクスを連れて、シンが戻ってくれば。
「灯りの準備ができました。行きましょうか」
「よーし、それじゃあ頑張って指令達成しなきゃね!」
いざ、指令をこなすための廃墟探索へ出発です!
「……ケーキの食材は調理室ならありそうかな?」
「私は良さそうな場所を探してみるよ、食堂とか良さそうかも?」
それほど大きく朽ちてはいないにしろ、真っ暗な廃墟はやっぱりちょっと不気味で。ビクビクしながらも進む抹茶子が探すのは、ケーキを作るための食材。
そんな抹茶子とは逆に、暗い中でもへっちゃらな様子で。ささーっと館内を駆けるテニエが担当するのは、場所探し。
そして誕生日パーティーをするのに良さそうな会場を見つけるべく進みながらも、ふと思う。
(「……暗闇の中を魔女衣装で駆けてるのを、誰かに見られたら驚かれそうな気もするけど大丈夫かな」)
ひらりふわりと揺れる衣装に、館の中を動く影。
それこそ、おばけと間違えられてしまいそう……?
けれど今夜はハロウィンだし、今の自分達はおばけなのだから……きっと多分、大丈夫なはず。
それから、見つけた大きな扉を開けてみれば、パーティーをするのに最適そうな食堂を発見。
そして同じ時、抹茶子も。
「……!」
何かを見つけ、ふいに駆け出して。
……南瓜、ソッコー確保です!
喜び勇んで手にしたのは、美味しそうな南瓜!
それからほくほくとゲットした南瓜を抱えて、皆の元へと向かいながらも。
抹茶子は、あることに気が付くのだった。
(「そういえば、南瓜の影朧の子たちの姿を見かけないような……?」)
そしてぐるりと周囲を見回してみれば……ちょっぴり離れた位置にいる南瓜頭の子達の姿が。
食材と間違えられないように、そろりと遠目から様子を窺っていたみたい。
そしてテニエが見つけた食堂で、指令を達成するための準備と飾り付けを。
「こういうのは得意だよー、任せて!」
「イルミネーションの設置は任せてください」
素敵な思い出になるようにと、華やかに飾り付けを始めたテニエと一緒に。
脚立と身長を活かし、ノクスにも協力して貰いながら。早業を駆使し、手際良く設置を終わらせるべく作業するシン。
あとは、パンプキンケーキを作る――というのが、指令の内容なのだけれど。
「これは難しい!」
そう頭を悩ませる真夜。
抹茶子が確保した南瓜は、すでに下ごしらえ済。
けれどいくら立派な洋館でも、ここは廃墟だから。
「電気がありません! パンプキンケーキは炊飯ジャーで作れるのですが」
肝心の、電気が通っていないのである。
これでは調理も難しいし、飾ったイルミネーションの点灯もできない。
だがすぐに、真夜はハッと気が付く。
「いやまてよ、「私」は電気を起こせるじゃないですか?」
ということで――刹那展開するのは、デッドマンズ・スパーク!
「真夜さんが身体を張っています……」
料理に必要な分の充電用のバッテリーに電気を流し込むその姿に、抹茶子は瞳を瞬かせるも。
すかさず構えて、しっかりと狙うのは。
「ちゃんとシャッターチャンスを逃さずに思い出に残したいところです!」
イルミネーション点灯の瞬間!
飾り付けた電飾たちをキラッキラに輝かせるべく、真夜が残りの電気を流せば。
ぱしゃりと、絶妙のタイミングでシャッターを切る抹茶子。
それから、撮った写真を確認してみようとするけれど。
「ロケーション的に幽霊が移り込んだりして……」
そう、何気にぽつり。
けれどもしも万が一、何かが映っていたとしても。
……でもきっと、幽霊さん達もお祝いしてくれますよね。
そう思うことにする抹茶子であった。
そして、飾りつけもケーキも、皆で協力し合って完成すれば。
「シンさん、お誕生日おめでとうございます!」
「誕生日おめでとう、シンさん!」
「誕生日パーティーのはじまりです!」
声を合わせて始めるのは、視線を向けた彼の誕生日パーティー。
「僕の誕生日パーティー、ですか?」
シンはそんな3人の言葉に、一瞬瞠目して。
そして柔らかく微笑む。いつもの余裕ある笑みではなく、照れたように。
それから、真夜は煌めかせたイルミネーションを背に、バンザイ!
今度は皆で、記念写真をぱしゃりと撮ってから。
はむりと全員で味わうのは、作ったパンプキンケーキ。
シンはそれを口に運びながら、祝ってくれる3人を見回して。
「真夜さん、抹茶子さん、テニエさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。誕生日パーティーなんて何年振りでしょう。ケーキも美味しいですね」
特別でとっておきのパーティーの夜を、皆と一緒に楽しむ。
そんな自分達の格好は、ひらりゆらり、おばけさん。
賑やかなパーティーの中、廊下の暗がりにドレスの裾が翻って。
何だか……うわっ、おばけ! なんて悲鳴が聞こえた気がしたけれど。
(「館が明るくなったので、驚かせてしまったか……」)
全く動じず、シンは心の中でそう呟きながらも。
パンプキンケーキをもう一口はむりと食べて、柔く笑むのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
パティ・チャン
■SPD 引き続き人間サイズ化
【文月探偵倶楽部】
お化け屋敷ですか!
ならば下手に着替えない方が良さそうですね。動きやすいですし。
お化けさんは寄っといで
団長が護符のお菓子なら、再びこれの出番ですね
(私からはこれで~>「ハロウィン号ご乗車記念キャンディ」を配りながら)
(レミさんの司令に反応して、脱ごうとしてその下、前に着てたサロンケバヤ衣装をチラみせ)
え!ウソでしたか…はや着替え作戦がぁ~
と、それはおいておいて。
本当の指令は??(団長の手紙をのぞき見し)
写真ですか!……大きくなっていて良かったです。写れないのはつまんないですし…ってお化けさん達も一緒、でしたか!(ちょっと吃驚
※連携、アドリブ共に歓迎
文月・統哉
【文月探偵倶楽部】
※アドリブ大歓迎
七不思議まである廃墟を探索なんて
これぞお化け屋敷って感じだね♪
という事で早速早着替え
陰陽師な狩衣姿の黒猫着ぐるみに大変身!
お化けさんは寄っといで
護符のお菓子をペッタンするよ♪
探索の指令は何かな?
(レミっちの衝撃の言葉に思わず叫ぶ
嘘、愛しのもふもふ着ぐるみがぁー!?
(嘘と分かりホッと胸をなで下ろし
(慌てて誤魔化し目を逸らす
嘘だと見抜いていたさ、うん見抜いてた
改めて指令を確認
最奥の部屋で記念写真を撮って来いと?
皆で探索したいい記念になりそうだね♪
知らないお化けさんも映ったりして
心霊写真になっちゃうかも?
それはそれで楽しそう
お化けさん達も皆一緒に
ハッピーハロウィン!
鈴木・レミ
【文月探偵倶楽部】で参加
うーん、お化け屋敷
ここまでオーソドックスだとボケどころが難しい
いや、違うそうじゃない
南瓜影朧さんもいることだし指令指令っと
えーとなになに?『着ぐるみを脱げ?』(早速ボケた)
……ちっ、バレたっす
せっかく脱ぐチャンスだったのに
ま、このままシロモモンガで
無意味に皮膜をばさばさしつつ
統哉さんの後ろを進んでいますと
ん?あれ?皮膜が何かに引っかかって?
お?(幽霊っぽい何かが釣れた)(まだ誰も気づいていない?)
んー……よし!
着ぐるみの中に隠し持って記念写真の場所までいそいそと
写真撮影のタイミングで中から出すっすよー
こういう時にはハプニングはつきものっすよ♪
※合わせ・アドリブ大歓迎
おばけ列車の次は、森の奥にあるおばけの館。
「七不思議まである廃墟を探索なんて、これぞお化け屋敷って感じだね♪」
文月・統哉(着ぐるみ探偵・f08510)は、やって来た大きな廃墟の洋館へと足を踏み入れる……その前に。
……という事で早速早着替え!
くるりと大変身したのは、陰陽師な狩衣姿の黒猫着ぐるみ!
陰陽師でも、当然黒猫着ぐるみなのです。
「お化け屋敷ですか!」
統哉の言葉に、そう声を上げたパティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)は逆に。
「ならば下手に着替えない方が良さそうですね。動きやすいですし」
人間サイズのパンダさんのままで臨みます!
そして、にゃふっと統哉が取り出したのは。
「お化けさんは寄っといで、護符のお菓子をペッタンするよ♪」
護符のお菓子……!?
ええ、黒猫着ぐるみな陰陽師ですから。
パティも、お化けさんは寄っといで、と続いて口にしながらも。
(「団長が護符のお菓子なら、再びこれの出番ですね」)
……私からはこれで~、と。
そう配らんと取り出したのは、限定でレアな『ハロウィン号ご乗車記念キャンディ』!
そんなふたりと共に、館の中へと歩みを進めながらも。
「うーん、お化け屋敷」
何気に首を傾けて館を見回しつつ思案するのは、鈴木・レミ(ハイカラインフォメーション・f22429)。
――ここまでオーソドックスだとボケどころが難しい、と。
それから、ふるりと首を横に振って。
「いや、違うそうじゃない」
どうボケようかという悩みは、ともかく。
「南瓜影朧さんもいることだし指令指令っと」
何気に自分達の後をついてきている南瓜の子達へと目を向けた後。
ぺらりと、入口で貰った指令書を広げてみるレミであったが。
「探索の指令は何かな?」
「えーとなになに? 『着ぐるみを脱げ?』」
早速そう、すかさずボケてみました!
そんなレミのボケに、統哉は大きく瞳を見開いて。
「嘘、愛しのもふもふ着ぐるみがぁー!?」
衝撃的な指令に、思わずそう叫ぶ。
だって着ぐるみを脱いでしまったら、アイデンティティーが失われかねない大問題である。
そんな呆然とする統哉の隣で、レミのボケを聞いたパティは。
その言葉通り、さくっとパンダさんを脱ごうとして。その下、前に着てたサロンケバヤ衣装をチラみせするも。
「え! ウソでしたか……はや着替え作戦がぁ~」
「……ちっ、バレたっす」
ボケたって、すぐバレてしまいました。
それから、せっかく脱ぐチャンスだったのに……なんてぼやきつつも。
……ま、このままシロモモンガで。
そう、腕を揺らしてひらひら。
そして指令が嘘と分かり、アイデンティティーが守られて。ホッと胸をなで下ろした統哉であったが。
「嘘だと見抜いていたさ、うん見抜いてた」
じぃっと自分を見るふたりから、慌てて誤魔化すように目を逸らす。
探偵ですから……ええ、お見通しでしたよ?
そんな何かと色々忙しい統哉を見遣りながらも。
「と、それはおいておいて。本当の指令は??」
パティがそう、首を傾ければ。
改めて指令を確認してみる統哉。
本当に着ぐるみを脱げ、だったらまた叫んでしまうところだったけれど。
「最奥の部屋で記念写真を撮って来いと? 皆で探索したいい記念になりそうだね♪」
「写真ですか! ……大きくなっていて良かったです。写れないのはつまんないですし……」
着ぐるみは脱がなくていいみたい!
そしてふたりの会話を聞きながら、無意味に皮膜をばさばさ。
統哉の後ろを進んでいた、シロモモンガさんなレミであったが。
(「ん? あれ? 皮膜が何かに引っかかって?」)
くいっと引かれるような感覚に、視線を向けてみれば。
「……お?」
釣れたソレを見て、瞳をぱちくり。幽霊っぽい何かの姿に。
しかも……まだ誰も気づいていない??
ということで!
(「んー……よし!」)
レミは着ぐるみの中に、ソレをしれっと隠し持って。
記念写真の場所まで、いそいそと。
そして本当の指令を果たすべく、最奥の部屋でシャッターを切る……そのタイミングを見計らって。
「こういう時にはハプニングはつきものっすよ♪」
「ってお化けさん達も一緒、でしたか!」
着ぐるみの中から、幽霊っぽい何かを取り出せば。
ちょっと吃驚して瞳をぱちくりさせたパティに、レミも皮膜をばさばさ満足気。
「心霊写真になっちゃうかも? それはそれで楽しそう」
統哉は、そんな悪戯に笑って。
着ぐるみな皆も、南瓜頭の影朧の子たちも、館の幽霊っぽいそれも、一緒に。
再びぱしゃりと、はいチーズ♪
お化けさん達も皆一緒に――ハッピーハロウィン! って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
浮世・綾華
【灰紅】
こういうの?なんて惚け顔
ついつい意地悪したくなってしまう悪い癖
――へえ、誰もいない部屋ですか
窓も空いてないのにカーテンが揺れるって
そりゃあ確かに不思議だ、なんて真面目顔
足元、気を付けなきゃですねえ
床抜けるほどではなさそうだケド
なんかに躓きそうだし…
ランプ代わりに連れたララにそのままよろしくと告げ
怖がる雰囲気を察すも、生まれる揶揄いたい気持ちをぐっと抑え
ぐぐっとと抑え…
はい、おばけなんてきっと出ない
頷くも辿り着く部屋
遠く離れていてもゆらりゆらり
!まじだ。一瞬反射で肩を揺らしたけれど
じぃと見つめれば視界に映るのは愛らしい姿
あっ
ふふ、かわいい
嵐吾さん、こいつの仕業でしたよ
猫を見つけ上機嫌
終夜・嵐吾
【灰紅】
…おばけ館?
ま、まぁ作り物のお化けじゃろ
たぶん…
あ、あや君はこういうのは大丈夫なんかの?
さてわしらの指令は…『二階の窓で誰も居ないのに揺れるカーテンの謎を解け』
なるほど…がんばろ!
真っ暗じゃな~
…メメ、先は任せた
何か不思議なことがおこりそな雰囲気じゃね
…しかし、本物のお化けは…でんと信じておるからの(小声でそわそわ尻尾揺らし)
階段を一歩踏む音にもびくっとしてしまう
いやしかしビビッておるのを察せられるわけには…(がんばる)
あ、ドアあいとる……ひぇっ!!
ああ、あやくん!いま、いまカーテンゆれて!?
まさか、本物の、お、お、おば…!
ビビりまくりだが仔猫を見て
…ど、どこからか入り込んだんじゃな
美味しいハイティーを堪能して、ハロウィン号ではご機嫌に揺れていた尻尾も。
「……おばけ館? ま、まぁ作り物のお化けじゃろ」
たぶん……とぽつり呟きを落とした今は、落ち着かない様子でそわそわ。
終夜・嵐吾(灰青・f05366)は、目の前のいかにも何か出そうな洋館から、ちらちらっと。
「あ、あや君はこういうのは大丈夫なんかの?」
共に歩む浮世・綾華(千日紅・f01194)の様子を窺いつつ、訊ねてみるも。
――こういうの? なんて。
綾華が返すのは、惚け顔。
そして、い、いやなんでもない、なんて言うその姿を見て、思わずそっと笑んでしまう。
それは、ついつい意地悪したくなってしまう悪い癖。
綾華のそんな悪戯心を察する余裕など、何気に微塵もない今の嵐吾であったが。
「さてわしらの指令は……『二階の窓で誰も居ないのに揺れるカーテンの謎を解け』じゃと」
入り口で貰った紙をぺらりと開き、指令を確認してから。
なるほど……がんばろ!
そう、こくりとひとつ頷けば。
「――へえ、誰もいない部屋ですか」
……窓も空いてないのにカーテンが揺れるって、そりゃあ確かに不思議だ。
綾華は今度は、真面目顔。
そしてふたり、いざおばけ館の探索へと乗り出せば。
「真っ暗じゃな~」
「足元、気を付けなきゃですねえ」
廃墟である館内は、暗闇に包まれていて。
「床抜けるほどではなさそうだケド、なんかに躓きそうだし……」
綾華がそのままよろしくと告げるのは、ランプ代わりに連れたララ。
そして張り切って周囲を照らすララと一緒に炎を燃やすメメへと、嵐吾も告げる。
「……メメ、先は任せた」
いえ、前にいかせるのは、灯りのためですから……!
そして指令通り、二階へと進路を取って。
階段を上がらんと、一歩踏みしめれば。
「!!」
みしっと軋む音に、お耳がぴんっ。思わず、びくっとしてしまけれど。
(「いやしかしビビッておるのを察せられるわけには……」)
……こわいかえりたいむり、なんて。
ビビり散らしていることを綾華に悟られぬ様にと、めっちゃがんばる嵐吾。
いや、本人は一生懸命頑張っているみたいのだけれど。
綾華は、ぐっと抑える。怖がる雰囲気を察して生まれる、揶揄いたい気持ちを。
「何か不思議なことがおこりそな雰囲気じゃね」
……しかし、本物のお化けは……でんと信じておるからの、なんて。
小声でそわそわ尻尾揺らしている、その姿を見遣りながら。
それはもう、ぐぐっと抑えて――。
「はい、おばけなんてきっと出ない」
何とか頑張って、こくりと綾華が頷いてみせた、その時だった。
「あ、ドアあいとる……ひぇっ!!」
刹那響くのは、扉が開かれている部屋をそろりと覗いた嵐吾の声。
そしてその視線を追った綾華も、瞳をぱちくり。
遠く離れていても――ゆらりゆらり。
「ああ、あやくん! いま、いまカーテンゆれて!?」
「! まじだ」
ぷるぷるともう限界が近いビビりまくりな嵐吾の隣で、一瞬反射で肩を揺らした綾華だったけれど。
じぃと、よくよく見つめてみれば。
「まさか、本物の、お、お、おば……!」
「あっ。ふふ、かわいい。嵐吾さん、こいつの仕業でしたよ」
愛らしいおばけを発見、おいでと手を差し出せば。
にゃあっと寄ってくるのは、悪戯な一匹の仔猫。
そんな見つけた悪戯っ子を上機嫌に撫でてあげる綾華の隣で。
「……ど、どこからか入り込んだんじゃな」
まだやっぱり尻尾はそわそわしているけれど……ホッと胸を撫で下ろす嵐吾であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
風見・ケイ
【🌖⭐️】
……ようやく気づいたのね
そう、あなたはもう私と同じ
人魚は船乗りを魅惑するものだから……もう離さない
なんてね
(指令は『隠された宝を探せ』)
海賊の得意分野だね
それとこの絵は……人魚と、短剣?
ヒントってことかな
ランタンがなかったら何も見えなさそうだ
人魚姫が王子様を助けたのも、真っ暗な夜の海だっけ
(手を差し出して)
……もし君が暗闇に飲まれてしまっても、私が助けてみせるから
周囲の静けさが肌に纏わりつくようで
指先に力をこめて温もりを確かめる
ね、もう少しそばに……
ここだね
人魚姫は海へと帰るために、短剣を持ってそこに忍び込む――
楽しい冒険だったね、海賊さん
ふふ、確かにそれなら私たちにとってお宝だね
臥待・夏報
【🌖⭐️】
みーんなおばけ……
ってことは夏報さんもおばけの女海賊なのか
人魚姫に捕まったのは女海賊のほうだったのかも?
ふふ
とんだ寂しがり屋のお姫様に捕まってしまったな
指令は……(風見くんの手元を覗き込み)宝探し?
僕らにぴったりの内容だ
それにこのヒント、なるほどね
中は暗いし、手を繋ごっか
……そういうのは海賊の僕の台詞にしたいんだけどな
大丈夫――今夜の肝試しは危ないことなんて起きないよ
心音が聴こえるくらい静かな闇を二人で歩く
ちょっと冷えるね……
なんて身体を寄せたところで、ランタンが扉を照らし出す
答えはそう、『寝室』!
ベッドには王子様の代わりに宝箱が眠っている
中身はなんだろな
お酒が入ってたりしないかな
ハロウィンの今宵、この場所にやってくるモノたちは。
「みーんなおばけ……ってことは夏報さんもおばけの女海賊なのか」
そう……全員、いつもの姿から変身を果たした、おばけなのである。
だから、女海賊の臥待・夏報(終われない夏休み・f15753)も、勿論おばけ。
でも……夏報が気付いたのは、それだけではなかったのだ。
そしてちらりと見遣るは、共に並ぶ美しい人魚。
「人魚姫に捕まったのは女海賊のほうだったのかも?」
「……ようやく気づいたのね。そう、あなたはもう私と同じ」
――人魚は船乗りを魅惑するものだから……もう離さない、と。
そう紡いで返すのは、今宵は人魚である風見・ケイ(星屑の夢・f14457)。
それから夏報は、なんてね、って続けた彼女と顔を見合わせて。
「ふふ、とんだ寂しがり屋のお姫様に捕まってしまったな」
笑み交わした後、彼女の手元を覗き込めば。
ふと首を傾け、呟きを落とす。
「指令は……宝探し?」
「海賊の得意分野だね」
こくりと頷くケイが開いた指令書に記されていたのは――『隠された宝を探せ』と。
けれど、宝探しならば。
「海賊の得意分野だね」
「僕らにぴったりの内容だ」
今宵のふたりにとっては、きっとお手の物。
それからケイは、指令に添えて描かれてあるものへと視線を移す。
「それとこの絵は……人魚と、短剣? ヒントってことかな」
「このヒント、なるほどね」
まさに、この指令は自分達のためにあるようなものだと。
夏報はその絵を見て、大きく頷いて。
早速お宝を頂くべく、ふたり一緒に探索を。
「ランタンがなかったら何も見えなさそうだ」
ぼうっと南瓜型の灯りだけが照らす真っ暗闇。
静かで、そして暗い世界。
「人魚姫が王子様を助けたのも、真っ暗な夜の海だっけ」
ケイはそう周囲をぐるりと見回してから、ふとその手を差し出す。
……もし君が暗闇に飲まれてしまっても、私が助けてみせるから、って。
「中は暗いし、手を繋ごっか」
そんな人魚の手を取って、繋いでから。
「……そういうのは海賊の僕の台詞にしたいんだけどな」
夏報は、ケイへとこう囁き返す。
大丈夫――今夜の肝試しは危ないことなんて起きないよ、と。
そして、夜を泳ぐようにふたりで歩く。心音が聴こえるくらい静かな闇の中を。
そんな周囲の静けさが、肌に纏わりつくようで。
ぎゅっと指先に力をこめ、確かめ合う。
「ちょっと冷えるね……」
「ね、もう少しそばに……」
互い温もりを、もっと――。
なんて、身体を寄せた、その時だった。
ランタンの灯火が照らし出したのは、ある部屋の扉。
指令書に描かれていた、人魚と剣。その絵が示している場所とは。
「ここだね。人魚姫は海へと帰るために、短剣を持ってそこに忍び込む――」
「答えはそう、『寝室』!」
そして、満を持して扉の先へと足を踏み入れてみれば。
王子様の代わりにベッドに眠っている宝箱の姿が。
「楽しい冒険だったね、海賊さん」
「中身はなんだろな」
……お酒が入ってたりしないかな。
夏報がそう、宝箱の蓋に手を掛けつつ言えば。
ケイは、女海賊が所望するそれに、同意するように笑んで頷く。
「ふふ、確かにそれなら私たちにとってお宝だね」
ふたりにとって何よりの、そんなお宝で乾杯すれば。
きっと一緒に――この楽しいおばけの夜に、もっと酔い痴れることができるだろうから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
御園・桜花
「南瓜が被りました…」
持参した南瓜提燈と貸し出された南瓜提燈眺め
「そう言えば指令は何でしょう」
開いた紙には
”Trick or Treat”
「んんん?」
持参した南瓜提燈は上部を開けて抉り貫いて中に蝋燭置いた両手持ちだったので火を消しキャンディ入れに変更
借りた南瓜提燈に火を入れ階段へ
「此処なら皆さん通りそうです」
南瓜提燈階段に置き自分も南瓜ポット抱え階段に座り込んでUC「魂の歌劇」
煩くなりすぎない程度の音量でハロウィンソング延々歌う
誰か近付いてきたら南瓜ポット抱えたまま立ち上がり
「ハッピーハロウィン…ですにゃあ」
キャンディ差し出す
「終わる迄に何声集められるでしょう…頑張らないと」
両手握り気合入れた
おばけ列車を降りて、辿り着いた森の館の入口で。
思わず呟きを落とすのは、御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)。
その手には、ゆらゆらと揺れる灯りがふたつ。
「南瓜が被りました……」
そして交互に眺めてみるのは、持参した南瓜提燈と貸し出された南瓜提燈。
けれども、ひとつだった南瓜をふたつに増やして。
「そう言えば指令は何でしょう」
そのふたつの光を頼りに、受け取った指令書の紙を開けば、そこに書かれていたのは。
――”Trick or Treat”
「んんん?」
そんな一言だけの指令に、桜花はそう思わず声を漏らすも。
指令を達成するべく、まずは持参した南瓜提燈の上部を開けて抉り貫いて。蝋燭置いた両手持ちであったその中の火を消し、提燈からキャンディ入れへと変更すれば。借りた方の南瓜提燈に火を入れ、歩みを進める先は。
「此処なら皆さん通りそうです」
他の人……いや、おばけが通りそうな、館内の階段。
そして南瓜提燈を階段にちょこんと置き、自分も南瓜ポット抱えてから。
――貴方の一時を私に下さい……響け魂の歌劇、この一瞬を永遠に。
階段に座り込んで、館内に響かせるのは『魂の歌劇』。
煩くなりすぎない程度の音量で延々歌うは、ハロウィンソング。
この歌を聴き続けていたいという感情を与えられた誰か近付いてくれば、南瓜ポット抱えたまま立ち上がって。
「Trick or Treat! お菓子くれないと悪戯しちゃうよ!」
「ハッピーハロウィン……ですにゃあ」
三毛猫さんが差し出すのは、甘いキャンディ。
Trick or Treat――それは悪戯っこたちが口にする、おばけだけの魔法の呪文。
立ち寄ってその言の葉を告げるおばけたちに、桜花はお菓子を差し出しながらも。
「終わる迄に何声集められるでしょう……頑張らないと」
ぐっと、両手を握り気合を入れる。
まだまだ、館を今宵訪れるおばけたちは、きっと沢山いるだろうから。
大成功
🔵🔵🔵
鳴上・冬季
『広間に人を集める』
「丁度いい依頼ですね」
笑う
広間をハイティー会場に飾り付け
必要な資材は壺中天から持ち出し
テーブルにシーツかけ壁にドライフラワーやセピア色のシルクのリボン飾り
椅子もテーブルや壁際にぐるっと配置
黄巾力士と式神に命じ手際よく準備
今まであちこちで買い貯めた菓子をきれいに並べたら自分の格好を少し身綺麗な執事風ミイラに変更
人が近づくのは式神に探らせ
黄巾力士に広間入口で
「Trick or Eat」
と書いたプラカードを静かに上下に振り続けるよう命じる
人が来たらティーポッドに仙術で直接湯を生じさせ茶葉放り込みお茶の準備
会話も仙術で空中に光り描き行う
「暇でしょう?子南瓜も食べていきなさい」
存分におばけ列車の甘い物を全制覇してから。
ハロウィン号から下車した先……森の奥にある廃墟の館の入口で。
鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)は、森の魔女から受け取った指令書へと視線を落とす。
そんな彼に与えられた指令は――『広間に人を集める』。
「丁度いい依頼ですね」
内容を確認し、冬季は笑って。
まずは、館の広間を飾り付ける……ハイティー会場へと。
必要な資材は壺中天から持ち出して、テーブルにばさりとシーツかけてから。
壁にドライフラワーやセピア色のシルクのリボンを飾り、テーブルや壁際にぐるっと椅子を配置して。
「協力してまとめて運んで、そこからこちらへと並べてください」
黄巾力士と式神に命じて、手際よくさくっと準備を終えれば。
きれいに並べるのは、ハロウィンには欠かせない――今まであちこちで買い貯めたお菓子たち。
そして冬季自身も変身を。格好を少し身綺麗な執事風ミイラに。
広間に人を集めるためには、まずは人の気配を察しなければならないから。
式神に、人が近づくのは探らせつつも。
それから広間入口に立たせた黄巾力士に、冬季はこう命じる。
静かにひょこひょこと、上下に振り続けるようにと。
「Trick or Eat」――そう書いたプラカードを。
そして人がその言の葉に誘われてやって来れば、今度は冬季がおもてなし。
ティーポッドに仙術で直接湯を生じさせ、茶葉放り込んで、お茶の準備をして。
会話も仙術で、ハロウィンの夜空にキラキラと光を描いて行う。
それから、じいっとやはり自分の後をついてきては見つめている南瓜頭の子にも。
冬季は甘味たちを差し出して、おもてなしを。
「暇でしょう? 子南瓜も食べていきなさい」
そして嬉々とやって来た子は、幸せそうに広場に集まった人たちとお菓子をはむはむと頬張る。
それは、新たな生へと旅立つ子南瓜への――冬季からの、甘い餞別。
大成功
🔵🔵🔵
伊能・龍己
【エイリアンツアーズ】
(仮装は魔法使いさん。今年の南瓜SDの青い服ととんがり帽子)
かぼちゃランタンをお借りして、灯りもばっちり
灯りをうっかり落とすとかも無いですし、ジャスパー先輩のもいいと思うっす
指の火を見て、こくこく頷き
館の主人の肖像画と自撮り、っすか
一緒に映ってたり……で、でも一緒に映るのも、楽しくて混ざっただけかもですし(言ってて怖くならないよう謎の弁解)
自分もインスタントカメラ使ってみたいっす
逆に新鮮、わかります
先輩方のお写真は、わ、綺麗に撮れて……あれ、肖像画のおじさんが見ているような
俺の写真も、おじさんの表情変わってるような……あれ?
肖像画自体をちらっと見返して、首かしげ
樹・怜惺
【エイリアンツアーズ】
仮装は2021ので。
灯りは折角だから南瓜ランタン借りとくかな、見た目面白いじゃん
ジャスパーのは便利そうだな、念の為って事もあるしなァ
超イイ雰囲気だな、どういう謂れとかあんだろなココ
へェ、指令は「館の主人の肖像画と自撮り」か
まあ定番っぽい感じだよなァ、何が写るんだろ…どーせなら一人ずつ撮って見せあおーぜー
俺は拘りは無ェからスマホで撮るわ、お、パウルのカメラ超カワイイな
肖像画のおっさん指さしてめっちゃ笑顔で適当にポーズ
うし、こんなモンか…んん?おっさんこっち見てんなァ
灯りの角度で変になったか?
皆のはどーよ…
なんか一寸ずつ違うのな、肖像画変わって無ェから写真だけかー
面白ェなコレ
ジャスパー・ドゥルジー
【エイリアンツアーズ】
指を噛み流れる血を燃やして簡易照明代わり
ほら何かあればこっから血ィ飛ばして攻撃できるし?一石二鳥じゃん?念には念をってやつ?ビビっては!ねーけど!!
渡された指令は「館の主人の肖像画と自撮り」
俺はインスタントカメラ持ってきたぜ
心拍数上がってきた…期待に胸が高鳴るな(顔真っ青)
一人一人撮るって話になったから笑顔(強張ってる)でピース
出来上がった写真は……何か肖像画と同じ顔のおっちゃんが俺の隣にいるような…?
ァーこれ肖像画が手ブレでダブって見えてンだろうなー手ブレ補正とかねーんだなー(棒)
パウルのも…何だろうなー現像ミスかなー!
龍己と怜惺のも…なんか光の加減かなーあっはっは!
パウル・ブラフマン
【エイリアンツアーズ】
ワァオ!趣ファンタスティックな建物だね♪
雰囲気もバッチリだよ☆
たつみんと怜惺くんとオソロで
南瓜のランタンを借りつつ、指示書を見てラジャーのポーズ。
肖像画の前で撮影タイムスタート!
自前のレトロ可愛いポラロイドカメラを取り出しつつ
ぺこりとお辞儀をしてから片手と触手でダブルピース☆
完成した写真にじわじわ浮き上がってくる人影は
明らかにこの館の御主人なんだけど
ちょっと皆にはわかりづらいだろうしペンで上からなぞってみよう。
おわかりいただけただろうか…。(イケボ)
…どしたのジャスパー?
ジャスパーは写真でも宇宙一の美人さんだね♪
ご褒美の御菓子も楽しみ!
影朧さんも満足してくれてたらいいな♪
夜の帝都を走るハロウィン号で、美味しく楽しい列車旅を存分に満喫した後。
やって来たのは、森の奥に佇む大きな廃洋館。
その入り口で森の魔女から差し出されるのは、まっくらな館を照らす灯火と一枚の指令書。
そんな、必要ならどうぞと手渡された灯りを受け取って、つんつん。
「折角だから南瓜ランタン借りとくかな、見た目面白いじゃん」
ゆうらり揺れるおばけ南瓜さんの顔に、好きなお菓子のお宝も難なくゲットしそうなパイレーツ姿に変身した樹・怜惺(Guardiano della Dea Verde・f31737)は愉快気に瞳を細めて。
……灯りもばっちり、と。
怜惺と同じ南瓜ランタンを手にして、こくり。
準備も気合も万端なのは、青い服ととんがり帽子な魔法使いさんな伊能・龍己(鳳雛・f21577)。
でも灯りは、自前のものでもオッケーなようだから。
ジャスパー・ドゥルジー("D"RIVE・f20695)は刹那、己の指をガリッと噛んで。
「ほら何かあればこっから血ィ飛ばして攻撃できるし? 一石二鳥じゃん?」
流れる血を燃やして、簡易照明代わりに。
何だかふるふると指に灯る炎が心なしか震えているのは、きっと気のせい。
いや、攻撃とかも、もしも万が一何かあれば、の話ですから!
「灯りをうっかり落とすとかも無いですし、ジャスパー先輩のもいいと思うっす」
「ジャスパーのは便利そうだな、念の為って事もあるしなァ」
そんな指に灯る火を見て、龍己がこくこく頷けば。怜惺も目を向け、同意する様に続いて。
「だろ? 念には念をってやつ?」
……ビビっては! ねーけど!!
そうジャスパーは声を上げつつも、ふるり。
ええ、ビビってるのではなく、これは武者震いなのです。
そんなジャスパーの様子を見守るように見つめ、微笑んでから。
「ワァオ! 趣ファンタスティックな建物だね♪」
……雰囲気もバッチリだよ☆
そう触手をご機嫌にうねうね、龍己や怜惺とオソロの南瓜のランタンを手にして明るく紡いでみせる、パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)の声に。
「超イイ雰囲気だな、どういう謂れとかあんだろなココ」
改めて怜惺は眼前の洋館を眺めた後、南瓜ランタンと共に手渡された指令書を、ぱらりと開いてみる。
「へェ、指令は『館の主人の肖像画と自撮り』か」
そんな指令所を見て、パウルもびしっとラジャーのポーズ!
「まあ定番っぽい感じだよなァ、何が写るんだろ……」
そう微か首を傾けながらも、怜惺はさらっとこんな提案を。
――どーせなら一人ずつ撮って見せあおーぜー、って。
「館の主人の肖像画と自撮り、っすか」
それから龍己は、ぽつりと呟きを落とす。
一緒に映ってたり……なんて。
そして、ちょっぴり慌てるように続ける。
「で、でも一緒に映るのも、楽しくて混ざっただけかもですし」
言っていて怖くならないよう、謎の弁解を。
そんな龍己の言葉を聞いて、何気に高速瞬きをしながら。
「心拍数上がってきた……期待に胸が高鳴るな」
ジャスパーは口から今にも飛び出しそうな心臓を思わず押さえる。
怖い……いえ、多分期待に満ちた、真っ青な顔で。
そんなジャスパーが今回持ってきたのは、インスタントカメラ。
スマートフォンも便利でいいけれど。
「自分もインスタントカメラ使ってみたいっす」
逆に新鮮、わかります、と龍己もわくわく興味深々。
そんなことを話しつつ、館の中を探索していれば――肖像画を発見!
ということで、撮影タイムスタート!
パウルがすちゃっと取り出したのは、自前のレトロ可愛いポラロイドカメラ。
肖像画の館の主人へと、ぺこりとお辞儀をしてから。
主人とのツーショットをぱしゃり、片手と触手でダブルピース☆
「俺は拘りは無ェからスマホで撮るわ、お、パウルのカメラ超カワイイな」
ウィーン、とフィルムが出てくるポラロイドカメラを見つつ、怜惺はそう言ってから。
適当にさくっと、はいポーズ! 肖像画のおっさんを指さして、めっちゃ笑顔でぱしゃりと1枚。
一人一人撮るっていうことだから、ジャスパーもさり気なく主人と目を合わせないようにしつつも。
ピースして、そそくさと撮影を。何だかすごい強張っている気がする笑顔で。
そんな先輩達に続いて、龍己もどきどき、ぱしゃっと撮り終われば――指令達成!
けれど念のため、ちゃんと映っているかのチェックを。
「うし、こんなモンか……」
怜惺は早速、しゅしゅっと撮った画像を確認してみれば。
刹那、こてりと大きく首を傾ける。
……んん? おっさんこっち見てんなァ、って。
「灯りの角度で変になったか? 皆のはどーよ……」
「先輩方のお写真は、わ、綺麗に撮れて……あれ、肖像画のおじさんが見ているような」
「やっぱコレ見てるよなァ、おっさん」
「俺の写真も、おじさんの表情変わってるような……あれ?」
龍己と怜惺は互いの写真を見せ合いながら、一緒にもう一度首を傾けて。
肖像画自体を見返して、ちらっ。
そしてジャスパーも、そうっと出来上がった写真を見てみれば。
「……何か肖像画と同じ顔のおっちゃんが俺の隣にいるような……?」
思わず、紫とピンク混じり合う瞳を大きく見開くけれど。
写真から視線を逸らしつつも続ける。
「ァーこれ肖像画が手ブレでダブって見えてンだろうなー手ブレ補正とかねーんだなー」
すごい棒読みな声で。
インスタントカメラだから、きっとブレてそう映っただけに違いありません! そうであってくれ。
そんなものすごく色々自分に言い聞かせようとしているジャスパーの隣で。
(「じわじわ浮き上がってくる人影、明らかにこの館の御主人なんだけど」)
……ちょっと皆にはわかりづらいだろうし、と。
ふいに取り出したペンできゅきゅっと、写真をなぞってみるパウル。
そして浮き出たそれを見て、イケボで紡ぐ――おわかりいただけただろうか……と。
そう……写真の人影、やっぱり目の前にある肖像画のこの人です!
怜惺はそんな皆の写真をひとつずつ見てから、肖像画と見比べつつ。
「なんか一寸ずつ違うのな、肖像画変わって無ェから写真だけかー」
……面白ェなコレ、と楽し気に笑めば。
「パウルのも……何だろうなー現像ミスかなー! 龍己と怜惺のも……なんか光の加減かなーあっはっは!」
思わず他の皆の写真も見てしまって、めっちゃデカい声でそう口にするジャスパー。
そんな、下がった悪魔尻尾を足の間に挟んで、ぷるぷるしている彼の様子に。
「……どしたのジャスパー?」
パウルは首を傾けてみせつつも、ひょこりとその手にある写真を覗き込んで。
「ジャスパーは写真でも宇宙一の美人さんだね♪」
そう、にぱっと満面の笑顔を向けて。
ま、まァな! と、さっきまで固まっていたジャスパーが顔を上げたのをにこにこ見てから。
「ご褒美の御菓子も楽しみ!」
舘の主人にもう一度ぺこりとお辞儀をした後、皆で指令を出した森の魔女の元へ。
……影朧さんも満足してくれてたらいいな♪ って。
さり気なくウキウキとついてきていた南瓜頭の子達も、一緒に。
きっと美味しいお菓子を貰ったら――いっぱい楽しんだ彼らも正しい廻りへと、心置きなく旅立てるだろうから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵