【サポート優先】止まる時計とカード
●不敗
王座に座る少女はつまらなさそうに胸元の時計を撫でた。
シャッフルされるカードの音、回収されるチップの音、全ては王子様をオウガに変える為の音であった。
「ほら、早くしなさいよ。貴方がチップを一枚失う度に、このアリス達の首は飛ぶのよ」
失う恐怖、でも助けなればならない、と王子様である“彼女”はカードを持つ手が震える。
ブラックジャックの説明を聞いて簡単だと思って参加したものの、高くも低くもない手札で引くか、勝負するか悩んでいた。
一枚減っているチップ、彼女の目の前で既に殺されたアリスだったモノが転がっている。
「……ぼ、ぼくは……」
冷や汗が全身から吹き出し、静かに頬を伝いカードへ落ちて濡らす。
「カードを下さい!」
「ざーんねん」
渡されたカードを王子様が受け取った瞬間、少女は自分の手札を台の上に放り投げた。
『J』と『10』で『20』。
「そして、貴方はバーストよね」
「う、うそ……っ!?」
合計21の数字を超える三枚のカードが王子様の手から落ちる。
「悪いけど、これが――」
ルールで、幹部「愛獄人魚マリーツィア」の意志を継ぐものとしての役目よ。
王子様がオウガへと姿を変えた。
●グリモアベース
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。アリスラビリンスにて、王子様がオウガ化してしまう予知を観ました」
ロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)が猟兵たちに告げた。
「行おうとしているオウガは幹部「愛獄人魚マリーツィア」の意志を継ぐ者で、アリス達をエサにして王子様をおびき出し、オウガはブラックジャックで対戦を申し込んだそうです」
つまり、王子様はアリスを助ける為にオウガの元へ向かうが、チップを失う度にアリスをその枚数に合わせた数を殺すという残忍なゲームの提案をされたそうだ。
ロイドが猟兵たちにブラックジャックの説明を始めた。
「手札が2~3枚、数字は2~10までで『J(ジャック)』などの記号は10です。なお『A』は1であり11でもあります。そして2~3枚の手札でいかに合計『21』にするもしくは近付けるかが重要なのです」
数字が低くかったら負け、22以上になってしまっても負けだ。
「運も必要ですが、オウガは時を止めて手札を見ているそうなので、対策していくのも手です。そして、その勝負のプレッシャーで弱くなっている王子様を励まして、希望を取り戻せばオウガ退治に手を貸してくれるでしょう。それでは、吉報をお待ちしております」
龍真 神
このシナリオのオープニングを読んで頂きありがとうございます。
MSの龍真 神(タツマ シン)と申します。
こちらは、サポート優先シナリオとなっておりますが、プレイングが来たら執筆します。
よろしくお願いします。
【王子様】
明音(14歳)
明るく、スポーツ大好きな少女
正義感があり、何となくかっこいいと思ったので槍を使います
前衛タイプ、守る為なら多少の怪我は耐えきる程に強い子
第1章 冒険
『死の遊戯場を打ち破れ』
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POW : 死の遊戯を強引に破壊するなどして、人質を救出する
SPD : 死の遊戯を速攻で突破し、人質を救出する
WIZ : 死の遊戯の裏をかいて突破し、人質を救出する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
河崎・統治(サポート)
絡み、アドリブ歓迎
味方と連携しつつ周囲を警戒、索敵して進む。暗所では暗視ゴーグルを使用する。
敵と遭遇したらアサルトウェポンで攻撃しつつ接近し、白兵戦の間合いまで接近した所で武器を水月に持ち替えて攻撃する。
使用UCは状況に合わせて変更。
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPDの方がクリアしやすいと判断したら、そちらを使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使う形です。
主に銃撃UCやヴァリアブル~を使う雰囲気です。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
他人の事は気にしない素振りを見せますが、基本、不器用なので、どう接したらいいのかわからない感じです。
ですが、合せるところは合せたり、守ってあげたりしています。
特に女性は家族の事もあり、守ってあげたい意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
●助けるための――
「……ふぅ(手はないか?)」
シャッフルされるカードを見つめたまま河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)は考える。
隣では男子の様な顔立ちの少女である明音の拳が震えており、配られたカードが目の前に音も無く落ちると肩がビクッと上げる。
「(勝負を有耶無耶にすれば)」
氷の様に鋭く青い瞳でカードを捉えたアス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)は、“ブルーブラスター”を手にすると銃口から射出された熱線ビームがカードを貫いた。
「(ぶっ潰してしまえば良い!)」
穴の空いたカードが眼前に舞うのを見て統治は、顔を上げながら懐からイグニッションカードを取り出す。
「起動!(イグニッション!)」
一言、声を上げると武装された統治は、素早く抜き身の“水月”の柄を手にすると新たなカードが出されようとも、それを真っ二つに斬ると“アサルトウェポン”で眩しい位の照明を破壊した。
「行くぞ!」
「ど、何処へ!?」
統治が明音の腕を取ると駆け出す。
「アリス達を助けるんだ! それが明音のやる事なんだよな?」
「で、でも……」
勝負が、と言いたげに明音がウサギの方へ視線を向けると統治は、“軍用暗視ゴーグル”で真っ直ぐにアリス達が囚われている檻へと向かう。
「今はアリス達を救うのが優先だろう?」
戸惑う明音に向かっていつの間にか居るアスが答えた。
「王子様という肩書であるが女性である明音には逃げてもらいたいが……」
思うところがあるアスが言葉を少し濁しつつも、彼女が背に担いでいる槍を見て出そうな言葉を呑みこんだ。
「アリス達を逃がし、明音をこの世界に連れてきたオウガを共に倒して欲しい」
「出来る、かな?」
明音の瞳から戸惑っているのが伝わる。
顔も知らぬアリス達を助けるべく呼び出されただけで、王子様と呼ばれただけの普通の少女だった。
「出来る。俺、いや俺達、猟兵が明音をサポートしよう」
「誰が一人で戦えって言った。アリス達を助け出して、オウガも倒してこのくだらないゲームを終わらせるために来たんだ」
アスと統治の言葉に明音は顔を上げた。
「ありがとう。王子様とお兄さんたち」
暗闇の中でアリス達が声を震わせながら言うと、複数の足音は静かに遠のいていく。
「大丈夫だ。アリス達は必ず安全な場所まで逃がそう。だから……」
「明音は王子様として役目をはたしてきな!」
と、統治とアスが言うと、アリス達を守りつつ駆け出した。
少女の小さな胸に灯された光に輝きが戻って来た。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
青原・理仁(サポート)
人間
年齢 17歳 男
黒い瞳 金髪
口調 男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)
性格面:
やさぐれ、ぶっきらぼう
積極的な人助けはしないが、見捨てきれずに手を貸してしまう
戦闘:
武器は使わず、殴る・蹴る・投げるなど、技能「グラップル」「怪力」を生かしつつ徒手空拳で戦う
構え方は古武術風
雷属性への適性があり、魔力やら気やらを雷撃に変換し、放出したり徒手空拳の際に纏わせたりします
●破壊されゆく会場
その光景をウサギは手元の時計をいじりながら眺めていた。
「図々しいオウガだな」
吐き捨てる様に言うと青原・理仁(青天の雷霆・f03611)は、配られるカードをチラッと視線を向けた。
「(要は慣れって奴だろ)」
配るオウガの動きのクセをユーベルコード『雷武練醒(ライブレンセイ)』で見抜くと、そのカードで勝てるかどうかなんて簡単であった。
理仁は手早く勝負に出たり、おりたりを繰り返してアリス達が逃げる時間を稼ぐ。
「怖く、ないの?」
強制的にテーブルへ座らされた明音が問うと、理仁は一瞥するとカードへ視線を戻す。
「別に」
考える様子を見せずに勝負に出る理仁を見て明音は、目を丸くして横から口を出そうとする。
「あのっ」
「ほら、早く出せ」
明音の言葉を遮る様に理仁が強く言うと、互いの手札が公開された。
相手は『19』、理仁は『20』。
「何で、勝てるの?」
「ああいう相手は癖がある。混ぜる時、配る時……戦いと同じだ」
明音の純粋な問いに理仁は、ため息を吐きながらぶっきらぼうに答えた。
しかし、戦いの経験なんて無縁の王子様である明音は、頭の上に『?』マークを浮かべながら首を傾げるだけだった。
「さっさとこんな茶番を終わらせる。勝負はな、強気でいるか表情に出すな」
「そ、そうなんだ……」
顔色を変えずにブラックジャックを終わらせた理仁は、余裕の笑みで玉座に座っているウサギへ視線を向けた。
「……つまらん遊びだ」
ガシャン、と理仁の目の前に積まれたチップを倒した。
成功
🔵🔵🔴
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
●してられない!
「くだらにのう! 実に!」
両手に抱えきれない程のチップの山を崩しながら御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は声を上げた。
ちろちろと口の間から蛇舌を見せながら、蛇の下半身を動かして台を破壊する。
「その程度、か」
「ヒッ!」
菘の威圧を受けて周囲にいるオウガは萎縮し、思わず明音もか細い悲鳴を上げた。
「お主。王子様とやらであろう? 何故にそこまで怯える?」
「……え、あ……」
菘は明音を見付けると、ぐいっと顔を近付けて問う。
しかし、恐怖で言葉を発せれない。
「安心しろ、妾はお主を取って食ったりはせぬ。むしろ助けに来たといえよう」
「そ、そうなのですか?」
菘の言葉に明音が恐る恐る問うと、喉でくっくっと笑いながら頷いた。
「その槍はオモチャではなかろう? お主は、ここまでこれた事だけでも誇れ」
異形の形をしてない右手で菘は、潰してしまいそうな位に小さな明音の頭を撫でる。
「……はい!」
「良い返事だ。安心しろ、アリス達は全員無事に逃げられたそうだ」
情報は入っていないが菘は力強く言うと、明音はほっと胸を撫で下ろす。
「丁度いい、アレで戦い方を教えてやろう」
菘が視線を向けた先には無数のオウガ達の姿であった。
蛇の下半身で威嚇すかの様にオウガへ向かって叩きつけた――
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『『時繋穴の番兎』クロノス』
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POW : 時絶ち鋏~タイムストップ・シザー~
【切断した物の時間を停止させる『時絶ち鋏』】が命中した対象を切断する。
SPD : 時繋穴~タイムリープ・ホール~
【時間の流れが異なる『時繋穴』の出口 】を向けた対象に、【先制攻撃】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ : 時経ち鋏~タイムパス・シザー~
命中した【時間経過を操作する『時経ち鋏』 】の【取っ手に絡みついたリボン】が【対象に複雑に絡みつく形状】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
👑11
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キャロライン・メイ(サポート)
ダークセイヴァーの貧民街の生まれ。生きるため、悪事に手を染めてきた。ある日商人から一振りの剣を盗み出す。剣は呪われており、その邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕とす。その冷酷な様を人々はアイスドールと呼ぶ。
自身の半生に強いコンプレックスを持ち、心の中では常に自己を否定し続けている。死に場所を探しているかのような言動をとることがある。
ダーインスレイヴ~漆黒の魔剣による強力な一撃。
ライフドレイン~魔剣の血塗られた鉄鎖が無数の棘に変形し敵に突き刺さる。
「私は人形・・・ただ冷ややかな心で剣を振るうだけ。」
エロやグロに巻き込まれなければ、どんな展開でも大丈夫です。
シフィル・エルドラド(サポート)
ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子です。
普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●白黒
ダン、と力強くキャロライン・メイ(アイスドール・f23360)は駆け出した。
「魔剣よ……血を欲するならば、その力を貸せ!」
手にしている魔剣“ダーインスレイヴ”に絡みついている鎖がジャララと音を響かせながら動く。
キャロラインはダーインスレイヴを地面に突き立てると、『時繋穴の番兎』クロノスの小さな体を鎖が刺さる。
無数の棘へと変わると『時繋穴の番兎』クロノスの体に深く突き刺さり、愛らしい衣装に赤いシミが広がってゆく。
「目覚めよ、勇者シフィルの底力よ!」
シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)が声高らかに言うと、眩しいくらいの後光を放つ力を覚醒して正義の為に戦う勇者へ変身した。
手にしている“ホーリージャベリン”をクロノスに向かって突き出した。
「くっ!」
「逃がしません」
衝撃と共にクロノスは後退しようと跳躍するも、キャロラインがダーインスレイヴから伸びている鎖を掴んで引き寄せた。
細く小さなクロノスの体は抵抗する暇もなく、引っ張られる時に棘が身体に引っ掛かる痛みに顔を歪める。
「さぁ、明音さん!」
シフィルが後ろへ振り向きながら明音に言った。
「はい!」
戦いなんて無縁である明音は、槍を両手で握り締めて無我夢中で突き出す。
ダーインスレイヴから伸びている鎖が脈打ち、クロノスの血を啜りながら生命力も奪う。
「出来た!」
「油断しちゃダメだよ!」
明音が嬉しそうに声を上げるが、シフィルは守るように前へ出た瞬間に大きなハサミが横から振られた。
ホーリージャベリンで受け止めると、シフィルの後ろで明音の顔色がみるみるうちに血の気が引いていく。
「私は人形……ただ冷ややかな心で剣を振るうだけ」
キャロラインの手から“ハンドアックス”が投げられた。
「折角、王子様を……くっ!」
痛みで動けないクロノスは、ハサミでハンドアックスを叩き落としながら明音を睨む。
「そっちだって、アリス達を人質にして卑怯な手を使ってたよね!」
シフィルがクロノスに向かって叫んだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)
●舞う様に
「ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?」
「それは危険だ!」
深いシワが顔中に掘られている老婆、グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)が静かに前に出た。
明音は目を丸くしながら声を上げる。
「こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ」
腰のホルスターから“ブラスター”を取り出すとグレナディンは、口元を吊り上げて不敵な笑みを浮かべながら言った。
『はっ、ただの年寄りが――』
クロノスが鼻で笑った瞬間、グレナディンのブラスターからビームが放たれた。
チュン、と甲高い音と共にクロノスの低い鼻先を掠めた。
「わっ、え??」
「あんたは、あんたなりの戦い方でやりな」
戸惑う明音に対してグレナディンがそう言い放つと、赤く不気味に光る剣“フォースセイバー”を手にすると駆け出す。
「あんた、口先だけだね」
「はっ、老い先短いヤツが!」
クロノスがハサミを振るうが、グレナディンはそれを既に見切っており回避しつつ懐に入り込んだ。
「このっ!」
「やれやれ、あんたの攻撃は隙だらけだね」
グレナディンはユーベルコード『サイキックブラスト』を発動させ、クロノスへ両手を向けると眩しい位の閃光と共に高圧電流を放った。
「きゃぁぁぁ!!」
「この程度とは、まだまだだね」
体を電流が駆け巡る痛みで悲鳴を上げながらクロノスは膝を折る姿をグレナディンは、冷ややかに見下ろした。
成功
🔵🔵🔴
アト・タウィル(サポート)
『どうも、アトです。』
『ふふ、それはどうも。』
『私にできることなら、なんなりと。』
ねじくれた魔笛≪Guardian of the Gate≫を携え、ふらっと現れる女性。性質は大人しく、いつも笑顔を浮かべているが、その眼は深く開いた穴のように光を写さない。大体平常心で、驚くということがあまりない。その代わり、空気は読むので、必要に応じて驚いたふりなどはする。
戦闘では、魔笛を用いてUCを使う。音楽系はもちろん演奏で、サモニングガイストもそれに合わせて現れる形。ミレナリオ・リフレクションでは、相手のUCが剣などを使う場合は必要に応じて武器としても使う。
後はお任せします、自由に使ってください
●奏でる様に
触手が絡まっているかの様に歪な魔笛≪Guardian of the Gate≫を手にすると、気が狂いそうになる様な音が奏でられた。
アト・タウィル(廃墟に響く音・f00114)の眼前に古代の戦士の霊が召喚され、ゴウゴウと炎がクロノスの体を焦がす。
「あっつい!!」
炎で燃える服をクロノスが慌てて消している横で、明音はアトの元へ駆け寄った。
「あ、あの……」
「どうも、アトです」
にこっ、と笑みを浮かべるアトに対して明音は何故か恐怖を感じた。
再びアトが魔笛≪Guardian of the Gate≫を吹くと、古代の戦士の霊は槍を手にして駆け出す。
「お気に入りの服を!!」
クロノスがハサミを振り回し、古代の戦士の霊は槍で弾くと隙が出来た。
少しずつ慣れてきたのであろう明音が、不器用ながらも槍をクロノスに向かって振るった。
「お気に入りならこんな所に着て来るのが間違いだよ」
アトが不思議そうな表情で言いながら首を傾げると、クロノスはダンダンと地面を踏みながらハサミを力任せに振るった。
成功
🔵🔵🔴
彩華・夜翔(サポート)
地味でゆる系な僕だけど、役に立てると良いな。
とりあえず可能であれば先制攻撃や不意打ちを狙うかな?
こっそり敵の背後とったりするの好き。
いい感じにみんなのサポートができたら嬉しいよ。
お手伝いついでに綺麗な景色が見れたら良いな、なーんて。
よろしく、ね。
戦闘は基本的には装備武器の双刃刀を使用。
スピードを活かした素早い動きで敵を翻弄するのが得意。遠距離や咄嗟の時の為にこっそり銃も持っている。
二人称(君(きみ)/名前+くん、さん)
いつも笑顔で戦闘中でも口調は柔らかい落ち着いた少年
アドリブは細かく気にせず遠慮なく!
共闘、負傷、ネタ等、何でもガンガンお好きにどうぞー!
●ぼんやりと
「ここは相変わらず賑やかな景色だね」
ルビーの様な赤い瞳にアリスラビリンスの色とりどりな世界を映しながら彩華・夜翔(闇彩変幻・f02015)は呟いた。
王子様と呼ばれている少女が槍を片手に戦っている姿が視界の端に映った。
「君、そんなんじゃ危ないよ」
夜翔が手にした“ツミキリ”でクロノスのハサミを受け流しながら明音に向かって、柔らかい笑みを浮かべながら言った。
「ちょっと! 邪魔しないでよ!」
ボロボロになりつつもまだ元気そうなクロノスが声を上げた。
「君は君で、アリス達を人質にしていたよね?」
「そうだけど!!」
ぷんすこ怒るクロノスが声を上げた瞬間、夜翔の眼前に丸い穴がぽっかりと開いた。
ヒュン、と頬の掠めたのは巨大なハサミの刃の部分だ。
「だ、大丈夫!?」
「これくらい平気だよ」
明音がおろおろしながら言うと、夜翔は驚いた様子も見せずにただ笑みを浮かべている。
「さぁ、共に戦おう!」
「はい!」
夜翔が元気よく言ってから駆け出すと、その後を明音が追いかけた。
成功
🔵🔵🔴
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
●い、いえーい??
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上」
自信なさそうにカメラへ向かって言っている音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は、完全に視線をカメラレンズから外していた。
これも番組の為、と自分自身に言い聞かせながらもやっぱり恥ずかしい。
「では、聞いてね」
いや、歌うどころではない状態ではあるが、明音の為に歌うとなれば別だ。
もしかすると不幸体質で何かハプニングが起きるのでは? という、それだけの理由だけだ。
「~♪」
鬱詐偽の歌声が響き、明音も含めた他の猟兵にも歌詞を共感して力が湧いてくる。
「わぁ、体が軽い!」
明音が目を見開きながら手にしている槍を振り回す。
「それは良かった――」
バーン、と明音と鬱詐偽の間に大きな台が吹き飛んできた。
「ひぇっ!?」
「あ、ごめんなさい」
目を丸くしたかと思えば驚きと恐怖で涙を流す明音に鬱詐偽は、慌てて頭を下げた瞬間に頭上をトランプが掠めた。
「こういう体質なので……」
「大変だね」
鬱詐偽は次から次へと起こるハプニングでボロボロになりつつも説明すると、明音は苦笑しながらも手を伸ばした。
「良いの、これも番組のため」
「そっか、大変だね」
明音の手を取って立ち上がった鬱詐偽の頭上に壺が落ちてきた。
テレビで見た事あるなーと、明音は思いつつそういう人達は大変だ、と呟いた。
成功
🔵🔵🔴
リディア・スカーレット(サポート)
ダンピールのビーストマスター×パラディン、女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
恋人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
静かな場所や花などの自然が大好きです。
人との会話は淡々とこなし、あまり私情を入れない様にしてます。
仲間は大切に思っており、仲間とは協力し合い
依頼の成功を目指します。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●好き、だけど
絵本の様な世界。
だけども、少し変わった花たちはニコニコと笑みを浮かべながらゆらゆらと揺れている。
「(……良いわね)」
エメラルドの様な緑色の瞳に揺れる花を映しながらリディア・スカーレット(孤高の獣使い・f24325)は、視線を逸らした先にある戦いが騒がしく感じた。
「(どうして、そんな風に戦えるのかしらね)」
見知らぬアリス達の為に戦う明音を見てリディアは、少し冷たい視線を向けていた。
しかし、これも仕事だ。
「さっさと終わらせるわ」
ユーベルコード『ライオンライド』を発動し、黄金のライオンが召喚に応じて呼び出されるとリディアは背に乗った。
携えていた“ビーストコマンダー”を手にすると、黄金のライオンは床を蹴って駆け出す。
「はっ!」
「げっ! 猫!?」
クロノスが目を丸くしながら巨大なハサミを突き出すと、リディアはビーストコマンダーで弾きながら近付く。
黄金のライオンは咆哮しながら突撃し、リディアのビーストコマンダーで素早く斬りつけた。
「しぶといわね」
手ごたえはあったが、なかなか倒れぬクロノスへ視線を向けながらリディアは呟いた。
成功
🔵🔵🔴
レナ・ストリーム(サポート)
「そんなつまらないことしてないで、あたしと遊びましょうよ。
あたし?あたしは魔女のレナよ。レナちゃんって呼んでいいわよ。遊ばないならあなたの服装もっとよく見せて。その服の拘りはどんなとこなの?」
オシャレ魔女を目指している。色々と成長途中。
口調だけはいっぱしで、ペラペラとそりゃもう喋る。
魔女とは刹那的で楽しさを追求するべきものだと思っている。ので、そのように振る舞おうと努力中。
とはいえひどいことをするのは好きじゃないし、そんなことより皆のファッションが気になる。
味方だけじゃなく敵の服装にも興味津々。
ユーベルコードを使うのは楽しいので、積極的に使っていきたい。
他はお任せ。
●オシャレ目指して!
「そんなつまらないことしてないで、あたしと遊びましょうよ。あたし? あたしは魔女のレナよ。レナちゃんって呼んでいいわよ。遊ばないならあなたの服装もっとよく見せて。その服の拘りはどんなとこなの?」
と、話し出したら止まらない少女レナ・ストリーム(魔女っ子・f34922)は、クロノスや明音の服装を頭の先から足の先まで見つめている。
「つ、つまらないことじゃないのよ!」
むっとした表情になったクロノスは、レナに向かって声を上げた。
「(この子、大丈夫なのかな?)」
明音は困惑した表情でレナを見つめている。
戦いを止めて、『つまらないこと』なんて笑顔で言っているのだから仕方がない。
「でも、原形がない感じだよね。この感じだと燃やされたのかな? うーん、綺麗な状態のが見てみたかったよ。あ、靴の方は残っているから可愛いね。こういうのがアリスラビリンスで流行り、というかよくあるよね」
クロノスが攻撃や口を挟むタイミングなんてないほどにレナは話す。
むしろ、そのファッションを話ながらも手はメモをする程に彼女は、オシャレの研究に余念がないようだ。
成功
🔵🔵🔴
久遠寺・遥翔(サポート)
UCでフレアライザーや派生形態に変身するか
イグニシオンに【騎乗】して戦う
死角を突いたりといった戦法に躊躇はない
戦いでは取れる手を全力でとる
ただ人質を取ったりなんて義にもとる真似はしないけどな
救助対象がいる場合それ優先で動くぜ
変身・騎乗どちらの場合でも基本的に【空中戦】を仕掛ける
飛行系UCの速度やワイヤーを使った【地形の利用】【ダッシュ】による高速機動戦闘だ
相手の攻撃は【第六感】【視力】を駆使した心眼で【見切り】ながら【残像】でかわし
避けきれない攻撃を【オーラ防御】や【各種耐性】で受け流しながら【カウンター】の
【生命力吸収】する黒焔で対象を【焼却】する【2回攻撃】を叩き込む戦術になる
●疾走
「駆け抜けるぜ、相棒ッ!」
最初からフルスロットルの久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)は、ユーベルコード『音を超えて奔れ鋼の狼(フェンリル・ハイマニューバ)』を発動してアームドフォート形態の“フェンリル”に騎乗した。
眼前に黒い穴が空いた瞬間に巨大な刃が突き出される。
「その程度ッ!」
「ぎゃっ!」
フェンリルの携帯砲台が火を噴き、黒い穴へと吸い込まれるとその先にいたクロノスが悲鳴を上げた。
「見えない……」
明音の視線が追いきれない程の速さで行われた戦いに唖然としており、何が起きたのか分からないまま両手で目を擦るばかりだ。
「危ないッ!!」
「え?」
遥翔は素早く明音を抱えると、フェリンルを横滑りさせながら巨大なハサミが鼻先を掠める。
「ぼーっとしてたらダメだぜ! 油断せずにしっかりとオウガを見るんだ」
「あ、ありがとうございます。そ、そうだよね……」
両手で槍を握りしめながら明音は視線を落とす。
風が頬を撫でた。
成功
🔵🔵🔴
レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●癒しを
音もたてずにアリスラビリンスの世界に降り立ったレイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)は、ゆっくりと顔を上げた。
サファイアの様に青い瞳に映るのは戦いで疲弊した猟兵達の姿だ。
「聴きなさい、聖なる歌を」
ユーベルコード『エンチャント・キャロル』を発動させるためにレインは、神秘的な雰囲気の聖歌の歌詞を口ずさんだ。
美しい歌声が絵本の様な世界に響き渡り、傷付いた明音や猟兵達を癒す。
「ありがとございます。凄く、綺麗な歌声だったよ」
「いいえ、お役に立ててなによりです」
明音はレインの元へ駆け寄ると、笑みを浮かべながら深々とお辞儀をする。
それに対して落ち着いた様子でレインが優しい声色と笑みで答えた。
「無茶はしないでください」
「うん、貴女のお陰でもう少し戦えるよ」
槍を手にしたか明音の背中は、疲弊していても前向きな姿をレインは見つめた。
レイン自身が出来る事はこれだけ、でも少しでも役に立つために留まる。
痛みを癒すために――
成功
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