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「ネコと和解せよ」ツナは言った「やっぱ無理」

#キマイラフューチャー #【Q】 #戦後 #バーチャル遺跡

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#キマイラフューチャー
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#【Q】
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#戦後
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#バーチャル遺跡


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 キマイラフューチャー地下にある、とある古代バーチャル遺跡。
 その遺跡は他とは少し違っていた。何が違うかというと。
「にゃー」
「にゃ?」
「なぅーん」
 猫で溢れていた。遺跡内部のバーチャル空間、比較的広い部屋と幾つか伸びる通路、その先の小部屋全体を猫が走り回る。
 そして。
「出られない……」
 遺跡奥の部屋で、もぞもぞと動く複数の影。

「先日の戦争、お疲れ様なのじゃ」
 サーラ・ビアンコ(La fanciulla del gatto・f27059)は集まった猟兵達に向かい、ぺこりと頭を下げる。
「それでじゃな、今回はキマイラフューチャーで見つかったとある遺跡の探索に向かって欲しいのじゃが」
 地下に広がる、古代バーチャル遺跡。キング・ブレイン配下の敵に先んじて、ここを掌握することができれば、後々の戦いで有利になる可能性がある。
「その遺跡じゃが、猫で溢れておる」
 猫。遺跡に猫とは一体?という疑問を察したのだろう、サーラが言葉を続ける。
「中は広大なバーチャル空間、大広間と幾つかの通路に小部屋といった感じなのじゃが、その全体に猫が走り回っておる。後、奥の1室に別の敵がいるのじゃが」
 言いかけ、サーラがとある映像を映し出す。それは。
「今回倒さねばならんのが、これじゃ」
 走り回るマグロ頭の褌男。しかも多数。
「CGの癖に猫が苦手らしくてのぅ、一部屋に立て籠もっておる。そして、この部屋に入るカギは広間の猫のどれかが持っているのじゃ」
 ぴこん、と映像が変わり首に何かのスイッチを下げた三毛猫の姿。
「猫を見つけ、部屋を開放しマグロ怪人を倒す事でこの遺跡を押さえる事が出来る。頼むのじゃ」
 ぴしっと手を上げて、サーラは転移していく猟兵達を見送った。


真空。
 見て頂き有難う御座います、真空。(まそら)です。

 キマフュのシナリオです。
 第1章:猫を確保せよ(冒険)
 第2章:対マグロ怪人ツーナー(集団戦)
 となっております。
 オープニングでわかる通りの感じです。
 猫ですし。

 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。
 あまり大人数だと難しいです、すみません……。

 皆様の参加、心よりお待ちしております。
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第1章 冒険 『キャッチ・ザ・にゃんこ』

POW   :    パワフルに猫を捕まえるにゃ!

SPD   :    スピーディーに猫を追いかけるにゃ!

WIZ   :    クレバーに猫を探し出すにゃ!

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 白猫。黒猫。トラ猫。ありとあらゆる猫が集合している古代バーチャル遺跡。
 勿論触れる。背中を見せれば飛びつかれもするし、何ならもふって吸っても大丈夫。
 その中に唯1匹、三毛の猫。
 その首には、扉の鍵が下がる。
 さあ、この猫の海の中で鍵を持った猫を探し出そう。
ケイティ・ネクスト
「ネコと和解せよ」
「ネコの国は近づく」
「ネコは罪を罰する」
「ネコの裁きは突然来る」
 怪 し い 猫 が 増 え た !
 いやー、これはもう行くしかないと思ってしまったにゃ。完全に呼ばれてるにゃ。え、猫を捕まえて鍵をゲットしろ? ならば、
「ネコを崇めよ」
「ネコを称えよ」
「ネコにちゅーるを与えよ」
「ネコに弄ばれよ」
「ネコ塔を建てよ」
「ネコにふかふかの毛布を用意せよ」
 さすればなんやかんやで鍵は手に入るであろう。まあ、UC的にも正しい行動だし?



 キマイラフューチャー地下、猫で溢れる古代バーチャル遺跡。
 ケイティ・ネクスト(蠱惑の仔猫・f26817)は入り口に立ち、走り回る猫を見つめる。
「ネコと和解せよ」
「ネコの国は近づく」
「ネコは罪を罰する」
「ネコの裁きは突然来る」
 小さな声で呟かれるのは、かつて何処かで見た事のある看板の文句。
「いやー、これはもう行くしかないと思ってしまったにゃ。完全に呼ばれてるにゃ」
 猫として、黙っていられようか。いや、いられるはずが無い。猫天国を目の前に、金色の髪を揺らしてうんうんと頷く。
「猫を捕まえて鍵をゲットしろ? だったにゃ」
 なら、何が必要かというならば。
「ネコを崇めよ」
「ネコを称えよ」
 そう、猫を崇めれば良いのだ。猫こそ正義、猫こそ至高。猫を信じるものは猫に救われるのだ。
 そして、その為の道具は既に揃っている。
「ネコにち〇ーるを与えよ」
「ネコに弄ばれよ」
「ネコ塔を建てよ」
「ネコにふかふかの毛布を用意せよ」
 ずらりと広がる、キャットタワーにふかふか毛布、ちゅー〇や各種餌類、そして。
「猫を愛する我、にゃ」
 ケイティはゆっくりと部屋の中に足を踏み入れる。向かってくる猫達を茶の毛で覆われた手でもふり、美味しい餌を与え、キャットタワーや毛布で寛がせ、撫でまわしてはご機嫌にさせつつ自分も楽しむ。あっちの白猫を撫で、こっちのサバトラに缶詰を与え、遠巻きに見ている黒猫には毛布をそっと差し出して。
 繰り返している間に、鮮やかな金色の瞳が今までに見なかった毛並みを捉える。一回り小さい体格の三毛猫が、そっと近付いてくれば警戒させないようにじっと待ち、ゆっくりと〇ゅーるを差し出す。てちてちと舐める姿は殊更に可愛らしく、思わずじっと眺めてしまいそうになるが首を振って意識をクリアにし、そっとその首に手を伸ばした。手に硬い感触が触れる、首輪に繋がっている金具をぱちりと外せば、すとん、と手に落ちてくる感触。目的を達成したケイティは、持ってきた餌が無くなるまで猫を堪能すると、遺跡の奥へと向かっていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

イサリビ・ホムラ
こーいうんは捕まえようとしたらあかんもんですわ
ってわけで『究極変形炬燵亀』でおこたつに籠ります。持ち込んだ酒やらつまみやらを飲み食いしつつ、猫ちゃんが近づいてくるんを待ち伏せやなぁ

……
………はっ、いや寝てへんですよ?これはちゃーんとしたお仕事の作戦ですよって、自分がぐーたらしたいわけやないんです、ええ、はい
とはいえ、ちょっとくらいは寝てもバチ当たらんとちゃいますか?ほら猫ちゃんの警戒心を解くためですやん。サボっとるわけやないんですよ、サボってるわけや
猫ちゃんの気持ちになるんも重要ですよって、こたつでまるぅくなるとしますわぁ…ふぁぁ……

ギャグやアドリブ大歓迎ですわ



「こーいうんは捕まえようとしたらあかんもんですわ」
 イサリビ・ホムラ(燻る漁火・f34679)は足元に寄ってくる猫達をそっと撫でつつ、場所を空けていく。すっと琥珀色の瞳を閉じ、意識を集中させると――空いた場所を埋める様に、炬燵が姿を現した。
「究極変形炬燵亀……これでもぉ一歩も動きまへーん」
 テーブルの上には、あらかじめ持ち込んだ酒やらつまみやらが並ぶ。ゆったりとした仕草でそれらに手を伸ばすと、周りにいる猫達へとあえて目を向けずに一時の休息を楽しみだす。
「猫ちゃんが近づいてくるんを待ち伏せやなぁ」
 暫く部屋の中に飲み食いの音が響く、次第に音の感覚が開き、やがて静かになって……。
「……はっ、いや寝てへんですよ?」
 突っ伏していた顔をぱっと上げるイサリビ。仕事中である、という事を思い出したのか誰に言うともなく言い訳を始める。
「これはちゃーんとしたお仕事の作戦ですよって、自分がぐーたらしたいわけやないんです、ええ、はい」
 しっかり作戦、と言い切る辺り深い考えがあっての事なのだろう。そんなイサリビの顔は……眠たげに緩んでいた。
「とはいえ、ちょっとくらいは寝てもバチ当たらんとちゃいますか? ほら猫ちゃんの警戒心を解くためですやん。サボっとるわけやないんですよ、サボってるわけや」
 気が付けば、ほんのりとした温かさを零すイサリビの周りには猫達が集まり、炬燵布団に包まったり炬燵で温まった床に伸びたりと寛いだ姿を見せている。
「猫ちゃんの気持ちになるんも重要ですよって、こたつでまるぅくなるとしますわぁ……ふぁぁ……」
 ぱたり、と横になるイサリビ。どこから出したのか、座布団を丸め枕にして思い切り寝る体勢だ。暫くして、寝息が響く様になればつられたのか更に猫達が周りを囲み転がって。
「……ん?」
 暫しの後。目を覚ましたイサリビの胸の辺りが何やら暖かい。軽く身体を起こし視線を向ければ、そこにくっついて寝ている――三毛猫が一匹。起こさないよう、首元に手を伸ばせば下がっているスイッチに指が触れる。そっと取り外して手の中へと握りこむと――再びイサリビは座布団に頭を落として横になる。
「この子が目ぇ覚ますまでもうひと眠りとしましょ」
 穏やかな時間が遺跡の中に流れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連携歓迎】
にゃーん、ねこさんがいっぱいだー!
でもひとりひとりこえをかけるのはじかんがいっぱいかかっちゃうねえ。
おともだちにもてつだってもらおう!

【指定UC】でおともだちをよんでいっしょにさがしてもらうよ!
ぼくもねこのすがたになって、ねこさんをびっくりさせないようにひとりひとりに【動物と話す】でおはなししてみけねこさんをさがすよう。
おともだちといっしょにさがせばきっとすぐにみつかるよね!

みけねこさんをみつけたらいたら、かぎをかしてっておねがいするにゃーん!
あのねあのね、このさきにわるーいかいじんさんがいるから、やっつけないといけにゃいんだー。
だからかしてほしいのー!おねがいにゃーん!



「にゃーん、ねこさんがいっぱいだー!」
 エインセル・ティアシュピス(生命育む白羽の猫・f29333)は楽し気に背中の羽根を羽搏かせる。元々の姿が羽根の生えた猫であり、あまり変わらない気配がをしているせいか、猫達も仲間が増えただけとでもいうように囲まれたりはしていない。きょろきょろと周りを見回し、目的の猫が近くに居ないと分かればこてん、と首を傾げ。
「たくさんいるから、ひとりひとりこえをかけるのはじかんがいっぱいかかっちゃうねえ。おともだちにもてつだってもらおう!」
 良い事を思いついた、という様に大きな橄欖石色の瞳を輝かせると口の横に手を添えて。
「にゃーん!みんなー!でーておーいでー!!」
 上げた声はユーベルコードの起動の合図。柱の陰から、天井の隅から、猫達の間からもお友達――羽根の生えた子猫がどこからともなく姿を現す。子猫達は縦横無尽に飛び回り、上から三毛猫を探していく。
「えいっ」
 小さな掛け声、エインセルも猫の姿に変わるとこちらは飛ばずに辺りの猫に話しかける。
「ねえねえ、みけねこさんみなかった?」
「なー?(この辺では見てないよ)」
「にゃー(向こうの通路の方に居た気がするよ?)」
 エインセルの言葉は猫達にしっかりと伝わっているようだ。得た情報は飛び回る子猫達もと共有し、三毛猫がいると思われる方に向かう。
 最奥に近い、通路の隅。普段通りに眠っていた三毛猫はふと顔を上げる。上には羽根の生えた子猫、こんな子いたかな、と首を傾げる間に周りを囲まれ。
「あ、いたー!」
 可愛らしい声、猫達の向こうから姿を現したのは真っ白ふかふかのお友達。
「かぎをかしてっておねがいするにゃーん!」
 ん、と気合を入れたエインセルは僅かに警戒した様子を見せる三毛猫へと近寄り、ぺこりと頭を下げる。
「あのねあのね、このさきにわるーいかいじんさんがいるから、やっつけないといけにゃいんだー。だからかしてほしいのー! おねがいにゃーん!」
 暫く考えている様子の三毛猫を、エインセルはじっと見つめる。そして。
 三毛猫はちょいちょい、と首元に手を当てるときように鍵を外し、咥えるとエインセルの前にぽとり、と落とした。
「ありがとにゃーん!」
 受け取ったエインセルは遺跡の奥へと向かう。次の戦いに向けて引き締まったその姿を、三毛猫はじっと見送っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒江・式子
グリモア猟兵も美猫ちゃんでしたし
現場は沢山の猫ちゃんでモフモフざんまい
ここが天国ですか
今だけは私の目にハイライトが戻ってきてる気がします
ですがこの状況はアカンやつです
あまり時間をかけると
私は語彙も理性も溶けた
猫奴隷になってしまうでしょう(嬉しそう)
いつも以上に
心を無にして臨まなくては

UC発動
足元の影から茨が噴き出し
床に黒い円を複数形成
いわゆる猫転送装置を設置して
猫ちゃん達の足止めを試みます
しかし茨に触れると
猫ちゃんはぐったりしてしまうでしょう
茨を踏まれないように全力で微調整します
ワンチャン目当ての三毛猫ちゃんが来てくれればよし
上手く行かなければ最終手段です(懐からネコ缶や●ゅ〜るをチラリ)



 バーチャル遺跡の中は変わらず猫で溢れている。そんな場所に降り立った黒江・式子(それでも誰が為に・f35024)は感動に打ち震えていた。
「グリモア猟兵も美猫ちゃんでしたし、現場は沢山の猫ちゃんでモフモフざんまい――ここが天国ですか」
 転移の扉を開いたグリモア猟兵の毛並みを思い出し、次いで周りにいる猫達を見回して……頬に手を当てると幸せの吐息が唇から零れる。
「今だけは私の目にハイライトが戻ってきてる気がします」
 日々の生活に疲れたOLにとっての癒しの一つが猫動画巡り。パソコンの画面にしか存在していなかった世界が目の前にあるのだから、鍵を手に入れるまでの短い間とはいえ精一杯堪能したい。
「それにしても……この状況はアカンやつです。あまり時間をかけると私は語彙も理性も溶けた猫奴隷になってしまうでしょう」
 嬉しそうに呟く式子。そうなりたい、とも聞こえる言葉は疲れが呼ぶ願いかもしれない。しかし、長い事ここに留まるわけにはいかないのも事実。よし、と拳を握って足を踏み出すと、猫達が集う広間の中心部へと向かう。
「いつも以上に心を無にして臨まなくては……猫ちゃん達はお昼寝?おやつ?残念だけどその予定はキャンセルです」
 式子が言葉に合わせて、足元に出来ている自分の影に手をかざす。途端ぶわりと茨が噴き出し、周囲に幾つもの円を形作る。うっかり踏み込んだ白猫が違う場所へと動かされ、目をぱちくりとさせているのを見て思わず顔が笑み崩れそうになるけれど、どうにか堪え式子は目的の三毛猫がいないか目を凝らす。 
「あっ、駄目です」
 茨を踏みそうになる子がいれば、すっと円を移動させる。あらゆる活力を奪い取る影の茨を、決して猫達に触れさせるわけにはいかない。細心の注意を払いながら、集まる猫達を選別するが……。
「いませんね……こうなったら!」
 式子は何かを決意した表情で懐に手を差し込む。ゆっくりと抜き出した手が握っていたのは。
「私が戻れなくなる前に三毛猫さんが来てくれることを願います」
 各種餌類を握りしめてそっと床に座り、まず猫缶を開ける。きゅ、となる音に猫達の耳がピンと上がって。
「わ、わ……幸せ」
 わらわらと式子に群がる猫。幾つも猫缶を開け、ち〇ーるを差し出し、必死に探す式子の前についに三毛猫が姿を現す。
「あああ、猫ちゃん……これを差し上げますのでその鍵をどうか……」
 そっと差し出したちゅー〇を美味しそうに舐める猫の首から鍵を外し、食べ終わるのを待って立ち上がると小走りに遺跡の奥へと向かう。
「危険、危険です……早く行かなければ」
 あの場に留まりたい気持ちを抑え、最奥の扉の前に立つと鍵のスイッチを押す式子。その扉近くからは何故か少しだけ海の匂いがしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『マグロ怪人ツーナー』

POW   :    止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD   :    そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ   :    水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 開いた扉。
 足を踏み入れたものは思わず言葉を失うだろう。
 溢れる潮の香り。流れる青。
 どたどたと、響く足音。
 止まる事の出来ない運命は彼らを今日も走らせ続ける。マグロ怪人ツーナーは血走った眼で扉を開けたものを睨み。
「お前ら! なんて事をしてくれるんだ!」
 どういう意味だ?と悩む隙も無用だった。その答えが部屋の中へと走り込んでくる。
「にゃー!」
 猫の好物は魚。つまりはそういう事だった。
黒江・式子
猫ちゃんに追いかけてもらえて
なんと羨ま……けしからん怪人でしょうか

UC発動
私の足元から沸き立つ影の茨が
部屋の床をつたって
マグロ怪人を絡め取ります
活力を吸収される事で
怪人には脱力感が襲いかかり
動きを鈍らせる事が出来るでしょう
茨は最小限の範囲にのみ展開し
投げられた猫ちゃんは体で受け止めます
顔面キャッチも上等です
最後は猫ちゃん達にお任せしてもいいのですが
余りに抵抗するようなら
首?のあたりを茨でキュッと絞めてしまいましょう

あなたは不運などではありません
猫ちゃん達の栄養となれるのですから
代われるものなら私が代わりたいくらいですが
残念ながら
猫ちゃん達と〝踊る〟事ができるのは
あなたの特権です



 魚対猫。扉を開けた先の部屋の中は、大変な騒ぎとなっていた。
 その中へ踏み込むことを躊躇う程の状況に、黒江・式子(それでも誰が為に・f35024)は恐れる……のではなく、羨望の眼差しを向けていた。かなり本気で。
「猫ちゃんに追いかけてもらえて、なんと羨ま……けしからん怪人でしょうか」
 猫の下僕にとっては、自ら寄って来てくれるというのは素晴らしい事であるから故に。式子は猫達の方に手を貸すべきと判断し、その力を開放する。
 部屋の入り口に立つ式子の影から、黒い茨が一気に伸び上がり、部屋の床を覆っていく。伸びた荊がぶわりと持ち上がり、走り回るマグロ怪人を絡めとると、その力、生命を吸い取り一気に弱らせて、動きを止め。
 力を吸い上げた茨は勢いを増し、更に次の怪人を捕らえにかかる。そして、動きの弱ったマグロ怪人は溢れる猫の中へと埋もれ。
「お前、なんて事を!」
 全身に猫をぶら下げた怪人の一人が、叫びながら腕に噛みついた猫を振り飛ばしてくる。勢いよく飛んできた黒猫をそっと受け止め、しっかりと抱きかかえるとお礼でも言うように式子を見上げて。
「みゃう」
「うう、可愛い……」
 ぱっちりとした目が可愛らしく、思わず溶けそうになりながら床へと下ろすと再びその子はマグロ怪人を囲む山の中へと突撃していった。元気があるのは良い事だと思う、温かな気持ちで見送ると。
「離せ! 食われてたまるか!――きゅ」
「あら、吸い取ったはずなのに……余裕がありそうですね」
 折角の幸せな気持ちを壊しかけるノイズ。捕まえた中でも、まだ暴れる体力を残す怪人がいたようだ。猫達が怪我をしてはいけない、と足を捕らえていた茨を伸ばして首の辺りを軽く締める。息が詰まったっ怪人はそのまま倒れ――猫達が覆い隠していった。
「あなたたちは不運などではありません、猫ちゃん達の栄養となれるのですから」
 バーチャルであるせいか、彼らの食べられている音や臭いはあまり感じないが、じわじわと怪人達は数を減らしている。全滅するまであと少し、というところだろうか。
「代われるものなら私が代わりたいくらいですが、残念ながら――猫ちゃん達と〝踊る〟事ができるのはあなたたちの特権です」

大成功 🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
明「これ以上、あなた達の好きなようにはさせません。邪魔をさせてもらいます。」クロ「足の生えたマグロより、普通のマグロを食べたいにゃ。」
【POW】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【ねこねこ・ロックンロール】を【範囲攻撃】にして、『マグロ怪人ツーナー』達を纏めて攻撃します。相手の攻撃には【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。(黒猫の姿は使い魔のクロにそっくりです。)
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



 火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は使い魔のクロを肩に乗せて部屋の入り口に立つ。マグロと猫の狂乱、足を踏み込むのは僅かに躊躇われる。しかし、この遺跡を掌握し、次の一手へと繋げる為にはここを制圧せねばならない。
「これ以上、あなた達の好きなようにはさせません。邪魔をさせてもらいます」
「お前らが! 扉を開けなければ!」
 上がる抗議を聞かなかったことにして、肩に乗せたクロへと目を向ける。真っ赤な目をきらりと輝かせる猫は、怪人に群がる猫達を眺め。
「足の生えたマグロより、普通のマグロを食べたいにゃ」
 ごもっとも。後でマグロを買ってあげよう、と思いながら手にした七色の杖を振り、呼び出すのは。
「同じにゃ」
 肩のクロと同じ姿の、ただし3メートルは越える大きさの、猫。
「何だアレは……くそっ、食われるくらいなら!」
 殴り掛かってくるマグロ怪人をてしっ、と手で叩き落とす猫。弾き飛ばされた怪人は直ぐに猫達が覆い隠していく。これは便利、と思ったのかどうなのか。マグロ怪人を追いかけていた猫達は一旦攻撃を止め、明の呼び出した大猫へと場所を譲った。
 軽やかにジャンプし、怪人達の動きの渦の中へと飛び込む大猫。じゃれるようにぺしぺしと放たれる防御力を無視した猫ぱんちが、あっという間に怪人をなぎ倒し。
「くそおおおおっ!」
 倒れた怪人達は、遺跡内の猫達がキープ。綺麗な流れ作業により、凄まじい勢いで部屋の中が静かになっていった。
「良い感じですね、後は他の方へとお任せしても大丈夫そうです」
 明は動く事無く、数を減らす怪人達を眺めている。止まる事が出来ない彼らは無闇に走り回っていた先程までと違い、今は猫から逃げ回る事に重点を置いているせいかばらばらと規則性の無いコースを辿っている。時折猫の手の届かない位置を走る怪人を見つけては、風魔法で猫達の真ん中へと吹き飛ばすと感謝の合唱が聞こえてきて、一寸温かな気持ちになった。
「人助け・・…この場合は猫助けですか。良いものですね」

大成功 🔵​🔵​🔵​

エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連携歓迎】
にゃーん、ほんとにおいしそーなまぐろのかいじんさんだー!
でもしーじー?だからたべられにゃいんだよね?たべられるのかなあ?

ねこさんみんなおなかすいてるのかにゃ?かいじんさんをおっかけてばっかし!
こうげきがきたらあぶないねえ。
【式神使い】でにゃんげいざーを呼んで、ねこさんたちがあぶないめにあわないように【結界術】と【オーラ防御】もつかっていっしょに【かばう】よ。
それからぬのやりさん(『生命を守護せし霊布の聖槍』)に【不意打ち】してもらって、【体勢を崩す】ことができたら【指定UC】でこうげきにゃーん!

ねこさんたちにひどいことしちゃめーだよ!
わるいかいじんさんはおしおきだー!



「にゃーん、ほんとにおいしそーなまぐろのかいじんさんだー!」
 走り回るマグロ怪人達を美味しそう、と表現する猟兵が一人。エインセル・ティアシュピス(生命育む白羽の猫・f29333)は目を輝かせた後にあ、と言って首を傾げる。
「でもしーじー? だからたべられにゃいんだよね? たべられるのかなあ?」
 触る事が出来る以上、食べられなくは無いのかもしれない。エインセルの言葉を聞いた、怪人の一人が血走った目を向けて叫び声をあげる。
「食うな! お前らにまで食われてたまるか!」
 えー、と不満げな声を上げるエインセルだったが、ふと怪人達の足元を走る猫達が目に入る。
「ねこさんみんなおなかすいてるのかにゃ? かいじんさんをおっかけてばっかし!」
 怪人達は今のところ逃げるので精いっぱいだが、いつか攻撃が来るかもしれない。
「こうげきがきたらあぶないねえ。 にゃんげいざーしゅつどうだー!」
 ぴし、とマグロ怪人達を指さし声を上げると神としての力の一部を開放する。呼び出されたのは、部屋の天井まで届きそうなほどい巨大なロボット。ニャンゲイザーはエインセルの式神であり、古代の技術の粋を集めた作られたスーパーロボット。その心は優しく、勿論猫達の危機を見過ごす事など無いわけで。攻撃を受けそうな猫がいれば手を伸ばして庇い、飛び掛かろうとする猫の足場になっても構わずにそのままに、何なら手を貸して怪人が猫の海へと飲み込まれていくのをじっと見ていた。
「うん、ねこさんたちがんばってるねえ、おてつだいしよう!」
 エインセルの視線に合わせて、何故か一部の怪人の足元が掬われる。思わずひっくり返った怪人達は、すぐに猫の中に埋もれて見えなくなっていった。怪人達の足元を襲ったのは、これもエインセルの式神の一つである万物の生命の源である"精気"を糸にして編まれた不可視の布槍。彼だけが操る事の出来る見えないチカラが、更にマグロ怪人達を追い詰める。
「くそっ、これでも喰らえ!」
 走り回る怪人達が必至の反撃を試みる。強い勢いの水の放射ががエインセル目掛けて飛んでくるが、ニャンゲイザーの手によって防がれてしまった。悔し気に顔を歪める怪人の手には、水鉄砲。口から噴き出したわけでは無かったらしい。しかし、床が濡れる事で僅かにマグロ怪人達にとっては得意な、猫達にとってはちょっと苦手な状態になったためか、逃げるスピードが上がり始めた、けれど。
「にゃ――――ん! みんな! いっくよ―――――!!!」
 もふもふふわふわの子猫へと姿を変えたエインセルが天井に向かい大きく声を上げると、あちこちからエインセルそっくりな姿の羽根の生えた子猫達が姿を現した。その数は天井を覆う程で、きらりと目を光らせ一気に飛び降りて怪人達へと攻撃を仕掛けていく。
「ねこさんたちにひどいことしちゃめーだよ! わるいかいじんさんはおしおきだー!」
 猫で溢れた部屋の中。怪人達の命は風前の灯の如くだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

北・北斗
『「ネコと和解せよ」と言っても、猫って生き物はそもそも何かの苦手な繋がりじゃなければ、問題ないんじゃないかなぁ?』


『「猫がツナを好物とするから苦手」なら、おいらとも和解できないよね?
あ、おいら北・北斗。お前らマグロを好物とするトドという海獣なんですよ』
そう、アシカ科やアザラシ科のみなさんは魚を食べるのに特化している。
特に、トドは大きくて、マグロを丸呑みも出来るほどにな。

『んじゃ、頂くかな。』ツーナーの頭部を噛み付く。
そして、ツーナーがナニカしでかそうとした瞬間にびったんびったんする。
頭だけ食べて首なし死体が残る。
『あ、猫ちゃんにも小魚やっておかないと(にぼしとか撒いておく)』
アドリブ歓迎



 走り回るマグロ怪人を見つめる、真っ黒な瞳。茶色の硬めの毛に覆われた、大きな身体。
「ネコと和解せよ、と言っても」
 のっそりと進む前足を、猫達が素早く避けていく。
「猫って生き物はそもそも何かの苦手な繋がりじゃなければ、問題ないんじゃないかなぁ?」
 北・北斗(遠い海から来たトド・f20984)は大きく首を伸ばすと、部屋の中を眺めやる。見える範囲ではマグロ怪人がひたすらに走り回っている。
「そもそも、猫がツナを好物とするから苦手なら、おいらとも和解できないよね?」
 そう、彼はトド。鮭は飲み物、と書いた某水族館のキャッチコピーにもある通り、大きな魚もまるっと一飲みできる体格を持ち合わせている。勿論、マグロも好物だ。
「おい、敵が増えたぞ!」
 分かりやすく自分達を捕食する側の姿に、マグロ怪人達の恐慌はピークに達し、走る速度は超高速へと変化していく。破れかぶれの攻撃を繰り出すマグロ怪人も現れたが。
「んじゃ、頂くかな」
 ばくり。
 北斗の大きく開いた口が、頭から怪人の頭に食いつく。勿論、黙って食べられている怪人ではない。暴れ、抜け出そうと攻撃を繰り出すものの厚い皮膚に阻まれダメージは通らず、びったん、と首を振り下ろした北斗によって、地面へと叩きつけられる。動きが止まるまで何度もびったんびったんを繰り返され、抵抗を止めたマグロ怪人はそのまま北斗のご飯に。暫くの後にぼとり、と落ちるのは頭を失くした怪人の死体。恐れ戦く怪人達を横目に、ふう、と満足げに息を吐きだした北斗に微かな衝撃が走る。
「あ」
 てし、と足や尻尾を叩かれた。見下ろせば餌横取りすんな、と言わんばかりの猫達の不満顔が並ぶ様子に、慌てて持ってきていた小魚を取り出すと、ばらばらと撒いていく。たたっと駆け寄り、口に小魚を咥えて去っていく猫達。もっと、と目を輝かせる子に向けて持っていた魚を全て落としてやると、納得したのかそれ以上の攻撃は避けられたようだ。
「さて、もうちょっと頂くかなぁ」
 どいつにしようか、と目の前を通る怪人達を見ながら前へと踏み出す。大きく開けた口は、確実にマグロ怪人を捕らえ離す事は無かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ケイティ・ネクスト
 猫達はこのマグロを追っている訳で、ここに横から入ってマグロ怪人を仕留めるのは得物の横取りだと思うんだにゃ。まー、めんどくさいからとかそういうコトではない。そういう事にしとく。
「ネコのさばきは突然くる」
 【猫の怨返し】で場に居る猫を強化して狩らせる為の爪と牙を与えるにゃー。
「イエネコは今より大きくなると人間の手で扱えない猛獣になるから今のサイズなんだにゃ」
 猫は最強の暗殺動物。どこにでも居るし、それを悟られない。足りないのは殺傷能力だけ。
「ネコに、なる。ネコに、なる。皆で、踊って。ネコに、なる」
 まー、猫は暇なので暇な猫と踊ったりしようかにゃ。



 ケイティ・ネクスト(蠱惑の仔猫・f26817)は思った。
 猫達はこのマグロを追っている訳で、ここに横から入ってマグロ怪人を仕留めるのは得物の横取りになるのではないかと。他人の獲物を奪うのはあまり好ましくない。まー、めんどくさいからとかそういうコトではない。そういう事にしとく。
 よって。
「ネコのさばきは突然くる」
 相変わらずマグロ怪人を追いかける猫達へと目を向ける。そう、現状でも彼らはマグロ怪人達を追い詰めている。なら彼らに力を与えればいいのだ。
「猫を舐めると痛い目じゃ済まさないにゃー……ぷりーず、ヘルプミー!」
 ケイティの声が上がった瞬間、猫達の気配が変わる。ギラリと光る眼には狩人の本能が宿り、爪は更に鋭く、口元から僅かに覗く牙も先程までよりも遥かに凶悪さを増したような。
「イエネコは今より大きくなると人間の手で扱えない猛獣になるから、今のサイズなんだにゃ」
 猫は最強の暗殺動物。どこにでも居るし、それを悟られない。足りないのは殺傷能力だけ。その力を増せば、マグロ怪人など敵ではない。追いかける速度が上がる。一気に飛び掛かり、引き倒し、群がる。あっという間に、マグロ怪人達が数を減らしていく。
 最後の力で水鉄砲などを向けてくるマグロ怪人も居たが、狙うために足を止めればそれはもう自ら終わりを呼び込むのと同じ。水鉄砲ごと、猫達に埋もれていく。
 そして、手が空いてしまったケイティはというと。
「ネコに、なる。ネコに、なる。皆で、踊って。ネコに、なる」
 狩猟本能に目覚めたとはいえ、所詮は猫。気が向かなければ狩り等しない。そんな子を捕まえて、一緒に踊ってみたり。応援の合唱をしてみたり。全て終わるまで、のんびりと過ごす。
 暫しの時間が過ぎる。そして、怪人達は誰も居なくなった。
「終わったにゃ」
 座り込んで、猫達と戯れていたケイティは立ち上がると辺りを見回す。そこには、もう猫しか居ない。この遺跡はこれで大丈夫だろう。
 平和で、しかも猫で溢れた遺跡、となれば今度は人で溢れそうだけれど。
「それはそれで。ネコの御心のままに、にゃ」
 ケイティは帰還の途に就く。その背中を、穏やかな顔に戻った猫達が見送っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年10月28日


挿絵イラスト