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【サポート優先】狙われた子竜

#アルダワ魔法学園 #戦後 #竜神山脈


 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●三元素の凶悪災魔
「キュウ、キュウ……」
 竜とは偉大な生物に思えるが、子竜となればまだ力も弱く、それは災魔の標的となる。
「クカカカカ……竜ノ力を、こノ手に……!」
 暴走する狂喜の技師は炎を、雷を、氷を操り子竜を追い詰めるが――その力は自らをも犠牲にする。とどめの一撃を、と燃え上がる炎に包まれ、雷が体を拘束し、氷が足を固めてしまう。
 それでどうにか、子竜は逃げ延びることができたのだった。

●アルダワ魔法学園・17thラウンド
「傷ついたドラゴンさんがいるようです! 助けにいきましょう!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は最近になってから、アルダワ世界の各地を巡るように事件の案内を出している。此度は竜神山脈。人は居ないが代わりに竜が住んでいる、険しい大地だ。
「この傷ついたドラゴンさんは、どうやら災魔に襲われて逃げ出してきたようです……。まだ子供のようですから、そういうこともあるみたいですね。それで、このまま放っておくとまた災魔に襲われて今度こそ命を落としてしまう危険があるため、皆さんには竜神山脈へ行って、そのドラゴンさんを助けて頂きたいんです」
 幸い、子竜の居場所は分かっているため猟兵を直接その場に送り出すことが可能だが、問題は子竜が受けた傷のほうだ。
「ドラゴンさんが受けた傷は複数の属性を掛け合わせてつけられた傷のようで……出来合いの薬ではほとんど効果がないみたいです。ですのでドラゴンさんの傷を治す回復薬は皆さんの手で作って頂く必要があります。材料は竜神山脈にあるものを使ってもらって構いませんし、道具は必要であれば私が準備したものをお貸しします。ドラゴンさんの傷が無事に治ったら、ドラゴンさんを傷つけた悪い災魔――狂喜の技師『ニュート』をやっつけにいきましょう。ドラゴンさんが道案内をしてくれるはずですので……どうか、よろしくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 やっとアルダワに戻ってくることができました。色々な地域をご紹介しつつ、アルダワを案内出来たら、と思います。

●フラグメント詳細
 第1章:日常『回復薬の作成』
 災魔の攻撃で負傷した子竜の傷を治す回復薬を作りましょう。
 飲み薬なのか塗り薬なのか、果てさてどうなるのでしょうねえ。

 第2章:ボス戦『狂喜の技師『ニュート』』
 皆さんが作った薬によって無事完治した子竜が案内してくれますので、やっつけてください。
 それはそれとしてこういう元素使いは心躍るものがありますね。
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第1章 日常 『回復薬の作成』

POW   :    鍋をひたすらかき混ぜる.重い材料を運搬する等

SPD   :    薬の素材を集める.調理技術で味を整える等

WIZ   :    作り方を指示する.魔法で回復力を高める等

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諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
 スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、30歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


リグ・アシュリーズ(サポート)
『私にお手伝いできること、あるかしら?』
『大丈夫、もう心配ないわ! ……よく、頑張ったわね』
世界を旅する、好奇心旺盛な人狼の少女です。
今回は助っ人として駆けつけました。
問題解決のため、強気でガンガン行動しますが、
しゃべらせる際は強い言葉を使わず、
ソフトな印象で描いて頂けるとありがたいです!

それなりのコミュ力と人当たりのよさで、
あまり警戒されずに情報を聞き出すのが得意です!
逆に機械の操作や情報の扱いに疎く、
スマホやパネルを触らせるととんでもないことに。
民間人のいる場所ではみだりにユーベルコードを使用しません。
また、公序良俗に反することや
品のない事には手を出さず、加担もしません。


アルタ・ユーザック(サポート)
ダンピールの16歳女性です。
ユーベルコードを使える場面では『吸血鬼には触れられない(アルタニハコウカガナイヨウダ)』を使用し、自身へのダメージをなくしたうえで依頼遂行のために行動します。
一人称は「わたし」(ひらがな)です。口調は「~だわ」や「~だな」の様なものではなく、「○○…。」の様に…で終わり語尾に何もつけない口数少な目のクールタイプの話し方です。
服装・体型・容姿・持ち物などは、ステータスシートの参照お願いします。

上記内容以外は全てアドリブなどOKです。
よろしくお願いします。



●子竜を救え
 傷ついた子竜がいる――話を聞きつけて、人の住まぬアルダワの地、竜神山脈へとやってきた諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)、リグ・アシュリーズ(風舞う道行き・f10093)、アルタ・ユーザック(クール系隠密魔刀士・f26092)の三人。送られた先、まばらに草木が生える岩山の緩やかな斜面に居たのは、翼を横たえて身を伏せる苦しげな様子の子竜だった。
 傷つきながら、しかし身を隠すわけでもなく。そこに辿り着くのがやっとだった、そんな雰囲気が伺えた。
 子竜とは言え、数人程度なら背に乗せ軽々と飛び立てそうなほどの巨体だ。三人は手分けして、まずは子竜の傷の状態を確認する。
「よーし、いい子だね。すぐに治してやるからなー」
 三人の中では最も身長が高い啓太郎は翼から背中にかけての担当だ。先端から中央、根元から背までを丹念に調べていく。
「手酷くやられてるぜ……特に翼の根元は――っつぅっ!」
 啓太郎が左翼を持ち上げ裏側を見ようとすると手先にビリッと熱く痺れる痛みが走り、同時に子竜がキュウと痛々しく鳴いた。
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。悪かったね、痛い思いをさせて……」
 リグの心配する声には毅然と応え、子竜には優しい言葉をかける。できれば体の一つも擦って安心を与えたかったが、今の子竜の反応を見て啓太郎はその後の観察を目視に留めることにした。
「……おそらく、炎と雷の二つでやられてるんだろうな。しかも傷は『生きている』……放っておけば悪化する一方だぜ」
「こっちは……右の前脚と、それから首に凍傷があるわね。でも、手を近づけるとピリピリして……雷の力もありそうかしら」
「尻尾が変色してる……。多分、炎と氷を同時に受けたせい……」
 三人が各々確認した傷はどれも複数の力を組み合わせてつけられたもので、単なる傷の手当とは訳が違う。グリモア猟兵の情報通りと言えばその通りなのだが、厄介に直面してリグは悩ましそうな表情を見せる。
「全部の傷をいっぺんに治せる薬が必要になるかしらね」
「だな。だが、材料は――」
「少し、調べてきた……。これ……」
 アルタはズボンのポケットから小さく折りたたまれた紙を取り出すと、パタパタと広げていく。最終的に大きな正方形になった紙には、文字と簡単なイラストが矢印で繋がれた回復薬の調合法が書かれていた。
「アルタさん助かるわ~。火竜岩の炎核に、ドラゴンベルの根っこ……それと、レキシコールの樹液、その三つを揃えればいいのね?」
「火竜岩ってのは、足元に転がってるこの黒い溶岩の塊みたいなものか? 割って核を取り出す必要があるってんなら、その辺の力仕事は俺がやるぜ」
「ドラゴンベルって、鈴蘭に似た小さな花よね? その根っこを集めるくらいなら私にもできそうよ」
「レキシコールの樹液は、成分の蒸発が早いから……わたしが集める……」
 三人は顔を見合わせて、こくりと一つ頷く。役割が決まると三人は各々、求める物を入手するために散っていった。

 啓太郎は子竜から少し離れた場所で作業していた。火竜岩はそこら中に転がっていたが、割る作業となれば万が一にも破片が子竜に当たってはいけない。火竜岩を抱えられるだけ拾い集めると、傍らへ山積みにして座り込む。
「さてと、こいつらを割ればいいわけだが……」
 グリモア猟兵より借り受けた鉢の中に火竜岩をごろりと転がし、磁製の棒を取る。そしてがつんと突き刺すように火竜岩へと叩きつけたが、じんと強い衝撃が手に跳ね返ってきたにも関わらず、火竜岩はぽろりと細かな破片が零れ落ちた程度。むしろ棒のほうがぼりっと凹み砕けてしまっていた。
「かってぇ! あー……これはあれか、硬い物は硬い物で砕けっていう……」
 棒は使い物にならなくなってしまったが已む無し。他の作業用にはまだ予備がある。玉砕した棒を置いた啓太郎は火竜岩の山からなるべく掴みやすく、そして大きなものを取ると、同じ要領で振り上げ、鉢の中へ叩きつけた。
 火竜岩同士の接触点がぐしゃりと潰れ、黒い破片がぽろぽろと鉢の中に落ちる。手応えを得て同じように何度か叩きつけていくと、まずは鉢の中に置いた火竜岩から、めらめら燃える火種のような、丸みを帯びた核が現れた。
「これだな? よーし、この調子で……」
 力仕事と言えば力仕事だが、思いの外地道な作業。啓太郎は要領を掴むと、それを黙々とこなしていく。

 足元を注視しながら草地を巡るリグ。記憶したアルタのイラストを元にドラゴンベルの花を探していくが、そもそも植生的に花を持つ植物自体が少ない。
「どこかに隠れていたり……ないかしら」
 リグはしゃがみ込んで、生え揃う草を撫でつつ掻き分ける。花をつけていなくとも葉を見つけることができれば――しかしそこには見当たらず。
 また次の草地へ移動しなければならない。振り返れば子竜の姿はどんどん小さくなっていくが、目当ての物を見つけるまでは引き返すわけにはいかなかった。
 若葉一つでも構わない。リグは血眼になって周辺を探していると、一旦は視線を通過させた場所に何やら異物が引っかかり、慌てて視線を戻し駆け寄っていく。
 一輪、鈴が垂れていた。
「あったわ! 大事な大事な花なのでしょうけど……ごめんなさい、根っこを少し使わせていただくわね」
 リグは茎を辿ってその根元をつまむと、周囲の赤土を指で少しずつ掘り下げながらドラゴンベルの根を引き抜いていく。
 養分も豊富とは言えない大地でようやく咲かせた花を支える根は命綱とも言える。張り巡らされた根は傘のように広がり長く太い。それを途中で千切れぬよう注意しながら引っこ抜くと、リグは中程度の、未だ成長段階にありそうな根を指先でぷちぷちと摘まみ千切っていった。
 ドラゴンベルがまた生きていくために必要な分は残したつもりだが――あとはその生命力に賭けるしかない。リグは残した根を赤土の中に生めて地面を整えると、摘んだ根を握り締めて子竜の元へ戻っていった。

 氷桜丸を正眼に構え、アルタは大木と対峙していた。今からこれを切り倒そう――としているのではなく。必要なのは薄皮一枚分の傷。
 アルタが得ようとしているレキシコールの樹液とは多大な集中力を必要とする。薄皮一枚は二枚になろうが三枚になろうがどうでもよかったが、木に与える冷気は精密でなければならなかった。
 冷たすぎれば樹液は凍り付き出てこない。かと言って冷気が足りずだらだら流してしまうようでは十分な量を回収する前に成分が蒸発を始めてしまう。適度にとろりと流した後に凍らせ固める。それができるのは三人の中ではアルタだけだった。
 感情はあまり表に出さないが、子竜を助けたいという思いは二人と同じ――熱心な事前準備は、あるいはそれ以上なのかもしれない。やり直しは利くが、一刻も早い治癒を目指すなら一振りで決めてしまいたい。大木へ向けてアルタは動き出す。
 手首を返し、刃面を傾けての一刀は焦げ茶の幹を裂く。一筋薄く切れ込みが走ると、じわりと樹液が染み出して刻まれた溝を伝っていく。
 そして溝の端まで到達したところで樹液はぴたりと凍り付いた。冷気は後から流れ出てくる樹液に伝播して溝の形に凍り、やがてかさぶたのように傷を塞いで樹液の流出を止めていた。
 アルタは刀を収め、凍った樹液を端からぺりぺりと剥がしていく。あとは啓太郎とリグが集めている材料と合わせれば、子竜を癒す回復薬が完成するはずだ。アルタは岩山を小走りで子竜の元へと戻っていく。

「全部集まったわね。で、ここから材料をどうするの?」
「混ぜて、すり潰す……溶けかけのアイスみたいになったら、完成……」
「軟膏ってわけだ。傷には染みそうだが……そこは頑張ってもらうしかないか」
 最後の作業は啓太郎に託された。火竜岩の炎核、ドラゴンベルの根っこ、レキシコールの樹液、それら三つを一つの鉢に合わせ、棒でごりごり擦り混ぜていく。混ぜる中で凍った樹液は溶けて炎核と根に馴染み、とろとろとした液体からねっとりとした琥珀色の半固体へと変わっていった。
「こんなもんでどうだ?」
「大丈夫……だと思う……」
「なら早速塗ってあげましょ」
 三等分された回復薬は各々の手に渡り、三人は子竜の手当てを始めた。そっと優しく、とは言え傷に直塗りだ。子竜はキュウウと鳴き声を上げたが、三人は効力を祈って回復薬を傷に当てる。
「これはあなたの傷を治すお薬……大丈夫、心配ないわ」
 子竜の首に触れていたリグはそのまま子竜の顔に近づいて声を掛けた。彼女の人当たりの良さが子竜にも伝わったようで、子竜は眠るように大人しくなり、静かに手当てを受け続ける。
 触れた者にまで痛みを与える痺れは回復薬に吸収され、熱と冷気が子竜の体より放出されていく。皮膚の修復も早まって、塗って数分で跡も残さず癒えていた。
「キュウウウウ!」
「おっし、もう大丈夫だな!」
「よく、頑張ったわね」
「治って……よかった……」
 子竜は二本の後脚で空に飛び立つと、完治をアピールするように三人の頭上を飛翔、旋回する。それは竜であるのに無邪気な子供に見えて、三人の胸の内はほっこり温かくなった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『狂喜の技師『ニュート』』

POW   :    私ノ炎でキ様らをクロ焦げにしてヤろウ!!!
自身に【己すら焼き尽くさんとする炎】をまとい、高速移動と【炎による焼却攻撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    コの雷を躱スなど不カ能ダ!!!
【自身の寿命を削るレベルでの凄まじい充電】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【身体から放つ雷の一撃】で攻撃する。
WIZ   :    何モかも凍リ付いテしまエぇ!!!
【自身の身体】から【自身すら凍りつかせ寿命を削る威力の冷凍波】を放ち、【凍結】により対象の動きを一時的に封じる。
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●三元の祖
 ドこダ、ドこダ――ニュートは子竜を探していた。仕留め損ねた竜の力を今度こそ我が物にするために。
「カカカ……あァ?」
 暴れようとする三種の力を抑えながら仰ぎ見ると、空には追い求めていた子竜がいるではないか。わざわざやられに舞い戻ったのか――いや違う。
 子竜の元に集いし猟兵がいた。竜神山脈に災魔は不要。子竜に代わり、猟兵が正義の鉄槌を下す――。
リグ・アシュリーズ
させないわ。私の後ろに隠れてて!
子竜を匿って、いつでも庇える立ち位置に。
黒剣を手に、呼び起こすのは半人半狼――真の姿。
あまり好んでは見せないけれど、護る理由があるなら牙だって剥くわ!

空を切る、剣の風圧で斬撃波を飛ばして技師の隠れる所をなくしてあげる。
……雷を躱すのが不可能ですって?
相手の呼ぶいかずちには不敵に笑い、口元を固く引き結ぶ。

電撃が大気を伝うものなら、その大気自体引き裂いてしまえば。
倍加した力をありったけ籠め、幾度も振るう剣閃、気流の刃。
かまいたちのように見舞って、雷ごと技師を切り裂くわ。

誰が躱す、って決めたのかしら。
大事なこの子が見てるんだもの、一歩も動かず退けるまでよ!



●護るという意味
「今度こソ、喰ラッて、やル――」
「させないわ!」
 岩石を凍らせて踏み砕きながら進むニュートの前に、すかさずリグが立ち塞がる。予想だにしない客人に、バキ、と氷を踏んだニュートの足が止まった。
「いい子ね……私の後ろに隠れてて!」
 この場所までの案内役を務めた子竜は風を立てることなく着陸すると、リグの言いつけを守るように身を伏せる。それでも体格差故にリグの陰から多少はみ出していたが、リグは気持ちでカバーしようとしていた。
 護りたいものがある。それは子竜ばかりではない。竜神山脈――果ては世界まで。災魔の脅威から人が、世界が解放されるまで戦い続ける覚悟がリグにはある。
「護る理由があるんだから――牙だって剥くわ!」
 黒剣を眼前に捧げ持ち、リグは内なる自分に問いかけた。護るためには何をすべきか、それはもう分かっているはず。
 ――覚醒せよ、リグ・アシュリーズ!
 旋風が一陣、リグの周囲に巻いたかと思えば即座に巨大竜巻へと変貌し、巻き込まれた大量の砂礫が目隠しになる。巨大竜巻は現れてしばしの後に天へと昇華し、その中から現れたのはニュートを鋭く睨むリグの姿。
 黒剣を担ぐリグには灰色の体毛が左腕と腰回り、右下肢に現れていた。そして二つの獣耳に、ふさふさの尾が垂れる。
 半人半狼。猟兵が世界の埒外の存在として持つ権能、真の姿の顕現であった。
 リグ自身、あまり好んで見せる姿ではない。しかしニュートとはその姿を晒してでも討ち取らねばならぬ絶対の敵。後顧の憂いを断ち切り、子竜がいずれ世界を見つめる巨竜へと成長できるように。
 確かな決意がそこにあった。
「ふっ――ぁぁああっ!!」
 担いだ黒剣を両手に戻すや、リグは暴れるように空間を乱れ斬った。強化された腕力から放たれる斬撃波はニュートを空間ごと切り取って孤立させる。
 決して何処へも逃がさない。執念にも似た意志の形がニュートの逃げ場を失わせていた。
 ニュートは前髪に覆われた眼球をギョロギョロと動かす。斬撃波は左右交互に放たれているはずだが、それはあたかも連続的であるかのように空間を切断している。
「斯クナる上ハ……カカカカカ! 我ガ雷でキ様を地獄ニ落とシテやル!!」
 ニュートが増幅させたのは左腕に宿る雷。バリバリと髪が逆立つほどに立ち上がった雷がニュートの体を蝕むほどに充電され、必殺の一撃が完成する。
「コの雷を躱スなど不カ能ダ!!!」
「躱すのが不可能ですって?」
 まるで死刑宣告のようにニュートは言い放ったが、リグは問い返すと不敵に笑み、そして口元を固く引き結び前を見据える。
 躱せる躱せないなどバカげた問題だ。今、リグの背後には子竜が居る。
 躱す可能性など端から存在しないと言うのに。
「電撃が大気を伝うものなら、その大気ごと引き裂いてみせる! 大事なこの子が見てるんだもの、一歩も動かず退けるまでよ!」
 ニュートは雷が暴れ狂って頭上に持ち上がっていた左腕を右腕で取る。同時にリグは斬撃波を放つ黒剣の軌道を変化させていた。
「食らエエエィッ!!」
 ニュートの左腕がリグへ向けられ、ついに雷が解き放たれた。世界を一瞬で染める閃光と共に強烈な雷の束が空間を走りリグへと突っ込んでくる。空間はリグまで直通していたが――大気は今、リグが猛烈に振るった黒剣による気流の刃によってズタズタに切り裂かれていた。
 さながら鎌鼬のように、何もないところからスパンと雷が斬れていく。乱切りにされた雷の破片は宙に留まるだけのエネルギーを失い発散し、巨大化した気流の刃は雷の通った道を辿ってニュートの全身を斬り刻む。
「ナ――ガぁッ!?」
 風圧に耐えきれずニュートは弾かれるように後ずさり、足元を掬われ後方に転ぶと気流に呑まれて濡れた岩肌の上を跳ね転がっていく。白衣にも体にも夥しい数の傷が残され、押し流されたニュートはぐでんと潰れていた。
「私だって、いつまでもお行儀よくしてるばかりじゃないんだから」
 リグの呟きを前に、子竜は安心したように目を細めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜鳥・藍(サポート)
生まれも育ちもサクラミラージュのクリスタリアン。誰かの願いで転生した元影朧、らしい。そのため影朧には同情しがち。
それなりの良家の出で言葉遣いは丁寧。だが両親とは違う種族で生まれたのを悩み高等部(高校短大相当)卒業を機に家を出ている。現在は帝都で占い師をしている。

もふもふ大好き。
実家ではいろいろ我慢してたのもあって、飼えなくとも一人暮らし&猟兵となったことで爆発しがち。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●未来は人の手に委ねられていますから
「我ガ雷は、まダ負けテいなイ……!」
 躱すことが不可能とニュートが思い込んでいる雷は、確かに躱されてはいない。打ち破られたほうが致命的にも思えるが――災魔に論理を求めても詮無いことだろう。
 仰向けに倒れていたニュートは負け惜しみと共に起き上がってくる。全身が気流の刃に刻まれて傷だらけだが、闘志、欲望はまだ尽きていない。
「必ズ、カならズ、竜ノ力を……!」
「それは無理でしょう、私達がいる限り。……占うまでもありません」
 子竜を守ろうとする者がまた一人。夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)がニュートの前に立っていた。生業とする占術はこんなところで浪費するものではない、とでも言いたげに、神器、鳴神を突きつける。
「クカカカカ……なラバ、証明シよう……私ガ、力をテに入れルのに、相応しイ者でアルと……!」
 高笑うニュートの体に再び充電が始まった。雷を宿す左腕は健在。全身へと逆流していく雷はニュート自身の寿命すら縮めかねないが、お構いなしでニュートは負荷を上げていく。
 愚者――藍が持ったニュートへの印象だった。尤もタロットが意味するのは文字通りの愚か者ではないが、ここは戦場。カードの意味などニュートに説いても無意味なことだ。
「躱セるモノか! コの雷ヲ!!」
「躱すが全てではないと、先に『証明』されていますし……私もそれに倣いましょう。――響け!」
 藍が鳴神を差し出し叫ぶと、鳴神はすうっと宙に浮く。そして次の瞬間には鏡の世界が如く、藍の周囲を埋め尽くさんとするほどの複製体が出現していた。
 藍は念力で複製体を空中操作していくが、その様を見てニュートはまた高笑う。
「カカカ! 何がデきルト言ウのダ! コの雷は、絶対ダ! アアアァア!!」
 ニュートは全身を駆け巡る雷を再逆流させて左腕に集め、まるでバズーカ砲のように右腕で支えて撃ち出した。五指より迸った雷が撚り集まって空間を斬り裂く雷撃となり、藍へと迫る。
 だが、すでに雷を破る布陣は完成していた。鳴神の複製体は水平に短く縦一列に並べられた後、八方に放射されるよう繋げられている。雷撃は不規則に折れ曲がりながら飛んでいたが、水平に並んだ複製体が避雷針の役目を果たして雷撃を吸い込むと後続の複製体へと流し込み、さらに八方に分散させて宙に放射していく。
 雷撃も射出時より細かく分割されれば空間を飛んでいく力を失くして消滅する。雷を逃がすことでその身も子竜も守った藍は念力をまた複製体に向け、切っ先の全てをニュート目掛けて揃えた。
 装填、からの機銃掃射の如き刃の連射が雷を空にしたニュートへ殺到する。見える見えないの違いはあるが、またも刃の蹂躙に、ニュートは両腕を使い遮る形で身を守るしかない。
「グッ――ガアア!! 何故、ダ、何故――!?」
 刃はすでに刻まれた全身の傷をなぞり、さらに深く傷つける。白衣は耐えられず裾から半分ほどが千切れ、複製体に貫かれ持っていかれた。
「……この世に絶対は存在しない、ということです」
 占いもまた、「絶対に当たる」ことはないのだから。現実の不確実性は藍が誰よりもよく知るところだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

スキアファール・イリャルギ(サポート)
"影人間"はどんな存在か?
ポルターガイストやシャドーピープルという怪奇現象はご存知ですか、その類です
いや、それらよりも悍ましい存在かもしれませんが

私自身のことですか?
歌が好きですね
よくイヤホンやヘッドフォンで音楽を聴いてます

目立つのは好きじゃないし俊敏さもあまりないので
存在感をがっつり消して闇に紛れてお手伝いしますね
UC以外でお手伝いできることと言えば
呪瘡包帯で捕縛
霊障で弾き飛ばす
呪詛を撒き散らす
属性攻撃で火と雷を――
え? 派手な行動ばかりじゃないかって?
怪奇現象ってそんなものです

迷う部分があればお好きにどうぞ
設定は生えるものですからね
ギャグやシリアスならいけますよ
官能的な物は一切ダメですがね



●影人間、案外便利なものですよ
 スキアファール・イリャルギ(抹月批風・f23882)は特段妬ましいとも思わず淡々と周囲の岩石から影を作り出していくが、ニュートがスキアファールより優れている部分を敢えて挙げるとするならば、それは「色が多い」ということだろう。
 雷の閃き、炎の滾り、氷の煌めき。色彩豊かな力だが、色は力に何ら影響を与えない。結局のところ、地力が全てなのであった。
「邪魔ダ、じゃマだ……何モかも凍リ付いテしまエぇ!!!」
 湧いてくる影は目障りだ。足元で悪路を凍てつかせてきた力がついに本領を発揮する。ニュートの傷だらけの全身から放たれる三日月状の冷凍波は発生した瞬間から凍結の威力を持つ。即ちニュート自身すら凍結に晒され全身が固まっていくのだが、力の使用には全く躊躇いが無い。
「おっと、この力はいけませんね」
 スキアファールが進ませていた影が真っ先に冷凍波を受けて凍り付く。その感覚はスキアファールへと共有され、全身を焼け付くほどの冷たさが襲っていた。
 しかしそれはあくまで感覚であり、スキアファール自身が冷凍波により行動を封じられたわけではない。瞬時に意識を防衛側へと切り替えると、スキアファールは周囲の岩石を影に変えて自身の正面に配置した後、力を解除し岩石に戻した。
 こうして作り上げられた人工の防壁が地を滑り走ってくる冷凍波を遮断する。身代わりとなった防壁は瞬時に凍り付いてしまったが、却って強度が増して好都合。防壁の裏側に体を預け、ついでにヘッドフォンを耳に引っ掛けて気色悪い声を遮断すると、記憶したニュートの位置へと影を送り出していく。
 これまた都合のいいことにニュートは身動きが取れずにいる。ただ冷凍波を発し続けるだけの木偶であった。スキアファールは身の安全を確保している。後は影から共有される冷感覚さえ耐え凌げば、人海戦術でスキアファールが勝る。
 耳に馴染んだいつもの音楽はスキアファールを悠揚の境地に導いてくれた。影は先に固まってしまった影達を乗り継ぎ乗り越えて、一手先にニュートへ辿り着くとその両腕より炎と雷を放っていった。
 奇しくもそれはニュートが両腕に備えた力と同じもの。影は冷凍波を炎で焼き止めた後、もっさりしたニュートの頭へと雷を叩き込んだ。
「ガバッ――バババババ!?」
 口が電気刺激で無理矢理動かされて奇天烈な叫びを発したニュート。雷を備えているからと言って雷を無効化できるわけではなく、その身を内側から焼かれて悪臭の籠った煙を上げる。
 今度は鼻を突いてきた。スキアファールは即座に影を元の岩石に戻し、事なきを得るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

藤堂・こずゑ(サポート)
あまり見た目妖狐っぽくないけど、妖狐なの

右目を何とか見せない、見ない様に生きてるわ
妖狐な部分は出したくないから…

依頼に拘りは無いわ
誰とでも連携し、どんなのでも遂行してみせるわよ
日常パートはアンニュイな感じでクールに過ごすわ
一応喜怒哀楽はあるつもり

戦闘パートは古流剣術で挑むけど…
流派は忘れちゃった
マイナーだから廃れちゃったみたい

振るう刀は宵桜(ヨイザクラ)ね
可愛いでしょ

大気の流れを読んで攻撃したり避けたり、後の先を得意とするわ

UCはどれでも使用し、攻撃するUCばかりだけど…
他の猟兵との連携などで避けて敵を引き付ける必要がある時は『流水の動き』を使ってね

後はマスター様にお任せするわ
宜しくね



●一度は偶然、二度は必然
「雷のミならズ、氷まデモ……有リ得なイ……」
 ニュートの絶対の自信が悉く打ち砕かれていく。雷は猟兵に二度破られた。偶然では片付かない事象が精神を掻き乱す。
 そして氷もまた、一度――しかし一度だ。二度は有ってはならないし、有るはずがない。ニュートは戦慄く中でも己の力に幻想を抱き、裂傷だらけの体に鞭打って冷凍波の種を生じさせていた。
(また氷……もっと頭の切れる相手だと思ってたけれど)
 ニュートと猟兵の戦いに追いついた藤堂・こずゑ(一閃・f23510)はニュートに再びの予兆を感じ取って急停止し、宵桜の柄に手を掛ける。遠目に見ていた先の猟兵の戦いは完璧なように思えただけに、手を変えてくるかと考えていたが。
「私に……凍ラせらレナい、モのなど……有りハ、しナいのダ!」
「そう……だったら、試してみる?」
 ニュートの体に薄氷の波紋が立つ――こずゑは宵桜を抜くと、宙に発生させた狐火を刃に吸わせて走り出していた。集まり一つになった狐火は厚く長く炎の刃を形作る。
 炎刀、宵桜。こずゑは低い位置から徐々に刀身を起こしていく。ニュートを中心にドーム状の広がりを見せる冷凍波は凸凹の激しい岩石の地表を綺麗に氷でコーティングして、いよいよこずゑを呑み込まんとするところまで来ていた。
 ただ一度きりのその刀。こずゑは凍り付く世界を真上から叩き割るように振り下ろした。冷凍波との衝突は狐火の先にあり目にしていないが、手に伝わってきた感覚は軟弱。斬ったかどうかも曖昧なうちに冷凍波のドームに裂孔が開き、こずゑはするっと冷凍波をくぐり抜けていた。
 狐火はそのまま炎の斬撃波となり地を走る。凍った地面に一筋、蘇生した大地を生み出しながら直進し、ニュートと衝突すると火柱を立ち上げ激しく燃え盛った。
「オガアァァァァ!! 私ガ、燃えルゥゥゥ!!」
 炎に包まれ凍結状態が解除されたニュートは両のこめかみを両手で押さえた格好で、脳が処理する現実に抗おうとする。だが体が炭化していく熱と痛みは莫大な情報量となってニュートの脳内へ流れ込み、その身に現実を叩き込んでいた。
「止メろ――ヤめろぉぉォォ!!」
 弱々しく回る独楽のようにふらつくニュートを狐火は焼き続ける。ニュートが己の力の敗北を悟る、その時まで――。

成功 🔵​🔵​🔴​

セシル・ローズキャット(サポート)
『神様なんていないわ』
『あなたみたいな人、嫌いよ。だからここで終わらせるの』

 ヴァンパイアの父と修道女の母に大切に育てられた、ダンピールの少女です。
 母が同じ人間に迫害されてきたため神を信じず人間嫌いな性格ですが、猟兵としての仕事には真剣に臨みます。
 普段の口調はやや大人びた感じですが、親しみを覚えた仲間に対しては「ね、よ、なの、なの?」といった子供らしい口調で話します。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、依頼の成功を目指して積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはマスターさんにおまかせします!



●笑うも燃えるも、どちらもいらない
 炭の体に目と口がくっついただけの生命体――それは生命体たり得るのか。
 少なくとも意識はあった。敗北の味に塗れたニュートは黒焦げて逆に浮き上がってきた目玉をぎょろと正面へ向ける。
「カカカカッ! カァーッカッカッカッカ!!」
 下卑た笑い声を上げながら、ニュートは剥き出しの炭となった右腕を赤熱させた。僅かに残っているらしい体の芯から魔力を送り出し、ぼわっと炎を立ち上がらせると、それはニュート自身を燃料として全身にまで広がっていく。
「気持ち悪い人……人と呼んでいいものなのかしら」
 手慰みにからくり人形の糸を操っていたセシル・ローズキャット(ダンピールの人形遣い・f09510)はニュートに冷たい視線を向けていた。力を振り回し暴れるだけならば怪物と変わらない。今や火だるま状態のニュートにセシルは人の要素を見つけることができなかった。
「カーカカカカッ!」
「その笑い声、嫌いよ……だからここで、終わらせてあげる」
 ニュートは火炎車と化してセシルに突っ込んでくる。諸手を構えて灼熱の一撃を見舞おうとしていたが、左腕と思しき炭が高速移動の風圧に負け、ボキリと折れて落下していた。
 だが自分の身に降りかかる一切に目を向けないのがニュートであった。速度を全く落とすことなく、当たり前のように右の炭を動かし炎を集める。憐れむことすら馬鹿馬鹿しく思えるほどに憐れな存在。
 終わらせると断言したセシルの青い瞳が血を吸ったように紅く染まる。ヴァンパイアの象徴を見せたセシルの数瞬は長く引き伸ばされ、ニュートとの交錯を際立たせていく。
 ニュートより迸った紅炎があたかもニュートの新たなる腕のように伸びてきてセシルの喉元へ迫っていた。己をも焼き尽くす焼却攻撃は熱波を引き起こし、セシルの乳白色の肌を仄赤く色づかせる。
 その腕を「見て」セシルはからくり人形をぴょんと跳ねさせながら右へ飛び出す。紅炎は本物の腕ほど自在ではない。逃げるセシルを追いかけることなく、紅炎はにゅんと伸び切ってしまう。
 ニュートの体は炎に包まれていたが、折れて露出した左肩部分だけはまだ勢いが弱い。セシルが操るからくり人形は糸に引かれて宙に着地すると、足を伸ばしてのスピンターンで回し蹴りを放っていった。ごりっと爪先が炭の体にめり込んで砕き散らすと、生じた亀裂は一瞬で体中に伝播して炎すら割り飛ばす。
 それが秒にも満たない間に行われた唯一の攻防。役目を終えたセシルの瞳はまた元の青に戻り、掻き消える炎と共に崩壊するニュートを見送る。
 一声笑う暇も与えられぬまま無数の炭片となったニュートは地へ落ちるとすぐに粒子も残さず消え去り、ようやく世界から追放されたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月20日


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は釘塚・機人です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト