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アポカリプス・ランページ⑱〜一にして善

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #フィールド・オブ・ナイン #ポーシュボス・フェノメノン #アポカリプス・ランページ⑱

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●善悪二元論、その混沌を定めるのは不可能なのか、我々は全を認めねばならない
 邪悪――それもとびきりの悪夢――に思えたのは外見だけだった。彼等もしくは彼女等は一欠片でも『善き』を抱いた、存在(フェノメノン)でたとえ極悪人であっても啜られる他になかったのだ。おお、汚濁に聞こえた狂気の声(おと)、何れも光と成したならば、おぞましい人類への冒涜と言えよう――大竜巻(オブリビオンストーム)の真ん中から、ぶくぶくと瞳(それ)が増えてくる。猟兵よ、彼等もしくは彼女等を倒さねばならない――立ち向かう覚悟は十分か。
 どうしてワタしはあのこヲお母サんぼクはこコに異るヨだマれ俺ハポーシュボスではないコんなにモ楽しィ善イものハ――理解し難い囁きが混沌(カオス)を孕んでいる。

●グリモアベース
「貴様等――遂に。遂に『ポーシュボス・フェノメノン』との決戦だ。奴は『善き心』を持つ者を現象(じぶん)に変貌させる能力(ちから)を有するらしい。全く、愉快な矛盾ではないか。奴の外見からは想像し難い!」
 グリモア猟兵、ロバート・ブレイズの哄笑がベースに響いている。ひとしきり荒らげたら鎮静、再び説明に戻った。
「奴は『無数のポーシュボス・フェノメノン』と成り、貴様等を『同化』させに蠢くだろう。それに打ち勝つには【貴様自身が悪そのものになる】か【ポーシュボス化してでも戦う】他にない。つまりは狂気は免れないワケだ。気をつけ給えよ、貴様等が貴様等として帰る事を俺は祈っている――クカカッ!」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 現象の名は――。

 ポーシュボス・フェノメノンは『善き心』を持つ者を『ポーシュボス』にします。真に『邪悪』な存在ならば自分を維持出来るでしょう。

 プレイングボーナス……『邪悪ナる者』になるorポーシュボス化してでも戦う。
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第1章 集団戦 『ポーシュボス・フェノメノン』

POW   :    ポーシュボス・インクリーズ・フェノメノン
【ポーシュボスによる突撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【新たなポーシュボス】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ポーシュボス・ナインアイズ・フェノメノン
自身の【全身の瞳】が輝く間、【戦場全てのポーシュボス・フェノメノン】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    ポーシュボス・デスストーム・フェノメノン
【オブリビオン・ストームの回転】によって【新たなポーシュボス】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルドラ・ヴォルテクス
(アドリブ連携OKです)

矛盾だらけだ。
底無しの悪意と狂気には、純然な悪をぶつけるとはな。

【悪の化身、マハーカーラー】
マハーカーラーとは偉大なる暗黒、オブリビオンを破壊する悪の化身すらも顕現させる。

『精神に異常を検知……領域、暗黒、時間、死……』

まるで常闇だ、あぁわかる……わかるぞ、おまえの爛々と爛れるように漏れ出す光が……そうか、それこそが……!!

感覚は不明、直感が思考に近づき、手にした剣のようなものが辛うじて自分の得物だと分かる。
飛び交う金色の光芒、アレがポーシュボスの弾丸、俺は……暗すぎて見えない、しかし敵は視えている、これを突き立てれば、そうだ……この光を壊せば終わる。



 時間(ヨグ=ソトト)が牙を有すると嗤うならば、それらは楕円に反逆している。莫迦々々しいほどに膿(しる)と混ざり合った、ただの混沌が破壊(デストラクション)を手招いている。ああ、矛盾だらけだ。だらりと垂れ下がった無尽蔵(さいぼう)が偽神(さいぼう)の膨らみを視認している、生前悪(うまれるまえ)から光ではなかったか――底無しの悪意と狂気には、純然な悪をぶつける他ない――鎖(アフォーゴモン)の憤慨(おも)いとは結局のところ、若々しい水気としか解せないのだ。
 悪の化身(マハーカーラー)の声帯(のど)から溢れるのは無慈悲な針(いし)だろう。偉大なる暗黒が肥大化(フェノメノン)を睨み付け、愈々だと『過去』を否定していく。まるで常闇だ。あぁわかるぞ。何が理解出来ている、白痴の集合体(カオス)がカタカナ混じりに首(にく)を傾げた。『精神に異常を検知』『領域』『闇黒』『時間』『死』――ようこそ餓鬼の木乃伊、彼(あれ)の名前は遺言だ。
 おまえの爛々と爛れるように漏れ出す光が――十字架(ぜんぶ)と視えたのは虚構ではない。不明な感覚(もの)よりも早く直感と思考が暈ぶった。揺れる、ブレる、辛うじて『剣のようなもの』を構えている。ふと見上げれば数多の光芒(かがや)き、あれこそが善性(だんがん)だと囁くのか。暗すぎて俺(だれ)が見えない。

 得る事に躊躇はなかったのだ。
 これを突き立てれば――金色は濡れる。

 この光を壊せば終わる。総ては猟犬(いぬ)の如くに散らかせば好いのだ。オマエの喰えない『もの』は不在、嵐が竜巻を滅(ころ)していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ザイーシャ・ヤコヴレフ
●POW

ふぅん
あのぐちょちょになるか、悪い子になるかなんだ
じゃあ、ぐちょぐちょになるのはパス
だって気持ち悪いですもの
その代わり、悪い子になって思う存分『遊ぼ』っと♪

うーん、なにして遊ぼうかしら?
こんなに多いと切りがないもん
サクサク遊べるのは……あったわ♪
【処刑ごっこ】のギロチンね
こんなに頭があるのですもの、どんどん捕まえて遊ばなくちゃ

まずはこの子と遊ぼっと
突撃してくるのなら【フェイント】をかけてギロチン台に誘導すれば…えいっ
あとはこのロープを引いてギロチンを落とすだけね♪
あら、何かしら……お母さん?
ふぅん、お母さんと一緒に居るんだ
じゃあ、お母さんも一緒に私と遊びましょ?

ふふ、遊び足りないわ



 緑色の目玉が無限で在るならば、悪意や善意の類も度を知らないだろう。門なのか扉なのか判断し難い先々で鬼ごっこは繰り広げられている。お兄さんもお姉さんも、皆が皆『似たような』ぐちょぐちょだ、とっても良い仔はお眠の時間だよ。沸き立った現象(フェノメノン)がカタカナ混じりに燥いでいた。じゃんけんで勝ったのは誰だ誰だ、じゃあ、ぐちょぐちょになるのはパス。くるりとあっちに向いた粘液の面、残念、これでは『だるまさんがころんだ』ではないか。悪い子になって思う存分遊ぼっと――大竜巻には何を設置すれば好い、そんな事は決まっている。大きな大きな、どんな頭だって転がる処刑台(だんとう)ごっこだ。
 こんなに多いと切りがない、そんな貌(ふう)に開始(きり)だしたオマエは真っ赤な瞳(おめめ)をギラ憑かせた。悪魔がひふみよ選んだのはこの物質(こ)、突撃(ごっつんこ)してきたあなたにフェイントだ、ああ、お腹が重そう可哀想――えいっ――ロープで電車ごっこしている余裕はない、放せ放せギロチン落とし。
 あら――お母さん、オかアサん、ぼクは――ぶつり。愛らしいカボチャの完成だ。それよりも、ふうん、お母さんと一緒にいるんだ。どぶどぶと溢れた赤溜まりを跳ねて跳ねて、次に刎ねるのが藻掻いている。

 お母さんも一緒に遊びましょ?

 ごろごろとなんて怠惰な善性だろうか、縋りついた底には現象(フェノメノン)しか赦されていない。ふふ、遊び足りないわ。目の玉脳味噌貌遭わせ、これが本当の『パズル・ゲーム』に違いない。

成功 🔵​🔵​🔴​

須藤・莉亜
「善悪なんてどーでも良い事になんでそんなに拘るのかなぁ。この敵さん。」
全部喰らい尽くせば同じなのに。

UCで吸血鬼化。
周囲の敵さんらの生命力と血を奪い尽くしにかかる。

僕は生命の簒奪者。血を啜り命を奪う鬼。
結局のところ、僕は血を奪えればなんでも良いんだよね。
ルールで自分を縛ってるのもそっちの方が楽しい殺し合いが出来るから。
それに我慢した方が血も美味しいしね。僕は美味しい食事の為に頑張れるヒトだし。

「だから死ね。全部根こそぎ奪い尽くしてあげるから。」



 アルコールとニコチン、それと朦朧(どくけ)が本来の衝動に戻っていく。いかれた連中(ただ)しさを啜る為に、おかしな連中(よこしま)を舐る為に。その、一切が不可視(みえない)双眸(めだま)がこぼれる所以は何だ。つまりは「どーでもいい」に到達(つ)きる。なんでそんなにも拘るのか、ただ一匹の不死者(イモータル)には解せないのだ。全部喰らい尽くせば同じなのに――とても嬉しい木乃伊化だ、現象(フェノメノン)の人格(それら)も牙には笑顔(にっこり)。さあ、遊ぼうか――オブリビオン・ストームが大回転したならば食べ放題だ、カトラリーは要らない。
 僕は生命の簒奪者。血を啜り生命(いのち)を奪う鬼、あふれる気(オーラ)が群がる雑魚(あかご)に触れたなら、嗚呼、悲鳴もあげずに食餌(と)けていく。結局のところ――弱肉強食のピラミッドが呵々(わら)っている、何事にも代え難い、喜び歓び悦び――僕は血を奪えればなんでも良いんだよね。縛り・ゲームの楽しさを見出すには舌(たん)に訊ねる他ない。我慢した方が赤色も美味だろう?

 美味しい食事の為ならば頑張れる、そんなヒト。
 埒外の在り方が襞(にく)に突っ込んだ。
 殺せ殺せ、殺し合いだ。

 だから死ね。カタカナ紛いの心臓(ひとつめ)に顎を中てよう、逆流したものを落としたら勿体ないのだ。全部根こそぎ奪い尽くしてあげるから――外套とはんぶんこ、なんて、思いもしなかった。染まった髪が活き活きしている。

成功 🔵​🔵​🔴​

マオ・ブロークン
丸鋸を、オンにして。
まずは、自分の首を。落とそう。

……デッドマンは、この程度で、止まらない。けれど。
これで、頭と体の、接続が、切れる。
頭には、死んだ脳があって。あたし(人間)らしい、心が、残っている。
けれど、神経を断った、いま。身体を、突き動かすのは、悪霊(あたし)。
あまねく生命を憎んで。死者の側へ引き摺り落とす、邪悪な存在。
お前たちの、ようなもの、相手でも、例外じゃない。

憎しみの、力で。生きて動いている、命を、奪いとるさま。
あたしの、頭は。傍で、見ている、ことしか、できない。
悪霊の、己を。



 お隣さんも這(はい)後さんも、何処から何処までが現象(フェノメノン)なのか解せなかった。たらふくと食べた善性も物足りず・飽き足らず、狂気(くる)いと呼ばれるフライパンにぶち撒けている。そこに転がり込んだのは異物、ぺこりとお辞儀した首だけ死體――丸鋸の切れ味を自分で確かめたのは何度目だろうか、ごろごろと汚れた眼球が『流されて』いた――歩けよ歩け、改めるならばウォーキング・デッド。この程度では『止まらない』し『止められない』けれど。嗚呼、接続(リモコン)のスイッチは外れている。たとえば心臓(エンジン)、首から下だけのお呪いだ。
 頭には死に絶えた脳髄(しこう)が残っている。滓(うす)れない意識(おも)いが沸々と蓄えられている。ならば『此方側』の胴体(からだ)は如何だ。突き動かしているのは悪霊(エネルギー)だろう? あまねく生命を憎んでいる。あまねく蠕動を妬んでいる。死者の腕(かいな)は何をもぐのだ、ザクロ・ザクロ。
 お前たちの、ようなもの、相手でも――恨みつらみの雫は見境ない。例外(にく)をほどかない大粒が両手(て)を挙げた。命を奪い取る貌(さま)を何者が否定(わら)える――欲しい、欲しい、塑のすべて。

 傍らでみている頭が、発狂していた。
 ――悪霊のあたしが踊っている。
 日常的な光景だと撫でる事も難しい。

 自家発電の言辞(ワード)がぶちぶちと神経(善意)を喰らっている。邪悪でしかない埒外(くさ)れが光輝(ひかり)を冒した。

成功 🔵​🔵​🔴​

藤・美雨
私は私の思うままお前を殺しに来たよ
猟兵だからとか、世界を救うためとか、そんな理由じゃなくて
殺人鬼だからここに来たんだ
そこには悪意も善意もない
好きなだけ殺してやるよ

物量で来る相手は苦手だな
泥臭い殴り合いでいこう
相手がめちゃくちゃにこちらを殴りにかかるなら、跳んで回って【見切り】ることを狙ってみる
それでも打ち据えられれば【激痛耐性】で歯を食い縛り
思いっきり笑ってやるんだ
心が踊る!

戦えば戦うほど生きている実感が湧いてくる
それを衝動に変え、負担もお構い無しに機械の心臓を滾らせよう
さあ、【暴力】の時間だ!
【怪力】で思うまま相手を掴んで投げて千切って殺す
悲鳴も無視してただひたすらに没頭する
ああ、楽しいな!



 女の子、君は何が好きなんだい、そんなツマラナイ質問が発狂(ひび)いていた。可愛らしい人形、甘い甘いスイーツ、素敵な素敵な彼氏、大釜に入れて混ぜたならば大歓迎だ――私は私の思うがままお前を殺しに来たよ――シンプルな殺意(おも)いが死體(ふはい)を駆けて幾※※、どんな理由が在るのかと善性が訪ねていた。猟兵? 世界? 平穏と呼ばれる玩具箱に全部を片付ける為? 違う――殺人鬼だからここに来たんだ。息をするように殺す食べるように殺す寝るように殺す、殺す為に殺す、そこには悪意も善意も『ない』。好きなだけ殺してやるよ――冒涜、その精神には枷が嵌まっていない。
 泥々とした彼等もしくは彼女等が瞳(め)を称え、一斉に触肢(あし)を振り上げた。物量と称される正しさが大渦巻(ストーム)と化し、オマエの死體(からだ)を狙ってくる――くるくると見切り跳ねると良い、さっきの刎ねられていたお母さんは何処だろうか――重い、重い、正夢が痛撃を見舞った。
 眩い落ちるような感覚を耐えつつ、にかりと神様に笑ってやれ。心、踊らずにはいられない。生きている。生きている。「私は生きている」。機械仕掛けの心臓よ爆ぜろ、この衝動(せつな)を完遂(あじ)わうのだ。

 目玉同士気が合うね。
 ――ぎこちないカタカナが灰色を知った。

 暴力の時間だ。殴り、千切り、投げ棄てろと命が恍惚(とろ)ける。悲鳴も絶叫も無視(あと)に回せ、没頭すべきだと味噌(おつむ)が健やかしていた。ああ、楽しいな――感嘆・簡単には倒せないだろうぐちょぐちょが泥団子に見えた。
 台無しにして死舞え!!!

成功 🔵​🔵​🔴​

マリア・ルート
不快だ。邪悪でなければ巻き込まれるとは。
ならば私は完全な邪悪となろう。

【指定UC】発動、真の姿に。

道を阻むか。
あくまでなお、そのような化物になってなお、我が覇道を阻むというのか!
どれだけ貴様らが喚こうと、私には関係ない話だ!私の前に立ち、道を塞ぐ時点で敵だ!
私直々に貴様らに教えてやろう、覇道というものを!

どれだけいようと所詮は烏合の衆だ!【指定UC】で『範囲攻撃』、殲滅してくれる!
貴様等は集るしか能がないか、その程度で私は倒せぬ!

攻撃など『野生の勘』『残像』のみで回避だ!

救いを求む声や同情を誘う声が出ても『狂気耐性』で踏み躙る!

ああ、苛つきが収まらぬ。
貴様らを悉く骸にし焼きつくさねば収まらん!



 茨を染める為の塗料は隅から隅まで『赤』と決められていた、たぷたぷと遊んでいる大竜巻(オブリビオン・ストーム)が戦禍の味わい方をよぉく学んでいる。不快だ、深く深く突き刺さった現象(フェノメノン)が善性(ひと)を称えている。これが人類の真意(おも)いだ、これが我々の神意(プロヴィデンス)だ。悉くは正気と狂気の境を塗り潰す、ただの宝石(はじまり)に過ぎない――ならば完全なる邪悪となろう――麺麭(にく)と葡萄酒(ち)に痴れた末路、それを辿るのに些かの躊躇いも要らないのだ。金色の絶対善(めだま)が蠢動(うめ)き聳えている。
 道を阻むか――それらが未知(アンノウン)で在ればどれほどに良かったものか。それらが真に神で在ればどれほどに良かったものか。人と人の脳味噌(あたま)を接続(つな)げてさまよう貌(さま)は――まるで『関係のない』話。我が覇道を阻むと言うならば『教えてやる』他にない。汚々、目の前に存在するだけで仇なのだ。
 喚こうと呻こうと、足掻こうと、海の藻屑(ごみ)に視認する価値など皆無。どれだけいようとも烏合の衆、悉くは虫けらよりも面白くないものだ。紅の姫(きみ)、塑に戦火(ひ)の果実(み)を浴びせ給え。直々に。
 殲滅してくれる――子供の声も母親の声も青年の声も老人の声も、総て全てが『悪』には届かない。野生(けもの)じみた身のこなしで触手(えもの)を躱し、嗚呼、最後の一欠片までも踏み躙ってやれ――苛つきが治まらぬ。
 焼き尽くせ、殲き尽くせ。滅き尽くせ、彼等もしくは彼女等が現象(フェノメノン)で在るならば『ない』と見做して終えば好いのだ。救いも同情も撃鉄に失せている、何故か、世界は【屍に埋まる】器だろう?

成功 🔵​🔵​🔴​

アト・タウィル
私自身について、良い悪いの判断を考えた事はあります
その時はどう判断しましたかね……今となっては思い出せません
ただ一つ言えることとしては……

私がやることはただ一つ
捻れたフルートを持ち、口に当て、演奏を始める……それだけ
そこに善や悪はありません、と言いたいところですが、相手を壊すという一匙の悪意を入れましょう
現れ、操られるのは、ポーシュボスの中に取り込まれた方々
悪になりきれない彼らのことです、変わらずポーキュボスへと変わるでしょう
しかし、それならまた生み出しましょう
増えるものたちよりも壊す方が多ければ良いのです

……善き事を行うのは、都合が良いから
悪しき事が必要ならば、いくらでも悪へと堕ちましょう



 善悪の判断を神に委ねて好いものか、と、人類は改めて思惟すべきだろう。脳味噌(くび)を幾等か捻ったところで我々に解答(ぜったい)は赦されていない。塑のところは猟兵(おまえ)も似たような伽藍洞(ドール)で、今となっては思い出せない『こと』だ。ただひとつ『言える』事を明白(あか)るく抱けば良い、酔い痴れた混沌(カオス)の如くに楽譜(つら)を振盪(み)続けるのだ――やれること、悉くは即ち『なぐさめ』に成らない。何※目かの捻じれた魔笛(フルート)、嗚呼、たくさんの善意(したい)が丸一日を捧げていた。口に当て、演奏を始める……。
 そこに善や悪など赦されていない、盲目白痴(まおう)を踊らせるだけの純粋な埒外(エネルギー)だ。されど『此度』は一滴の人間(ひと)を染み込ませよ、匙の名前は破壊(デストラクション)、最早再生する論(もの)はない。
 入れましょう、入れましょう。這入った成り損ないが反芻(どうか)を惰性(な)めている。生み出し変わり生み出し変わりの無間地獄、生前の君と死後の君、その美貌(かお)は何の為にはえる――増えるものよりも壊すものの方が多い、リサイクルの現状とは『そんな』程度だ。

 ご都合主義の頭が糸(く)られていた。
 狂うよりも考えない方が楽だろう。

 悪しき事が必要ならば、いくらでも悪へと堕ちましょう。憤慨(アフォーゴモン)に囚われる事も厭わずに、ただ猟兵(だいろく)を全うすべきだ。傀儡(パペット)と成された空(から)には絶対、現象(フェノメノン)なのは私自身(おな)じなのだ。ポーシュボスが減少(へ)っていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

厄病衆・仁形
「悪を屠るは悪…なんや奇怪な言葉遊びみたいやねぇ。
せやけどそれは至極当然、双方から見れば何方も悪…まあ些細なこと。」


「妾は面白うて愉快ならそれでええ。
くふふ、飽きるまでたんと遊ばせておくれ。」

「序解・無情虐殺人喰影狼」の言霊により顕現した漆黒無形の悪意が【呪詛】を込めてポーシュボス・フェノメノンを襲う。
【狂気耐性】【呪詛耐性】をはじめ、肉体に幾つか耐性があるので反撃も嬉々として受ける。

「ひとりで踊るなんてつまらない。悪鬼同士共に舞って、共に狂いまひょ。くふ、くふふ。」

少女は口角を吊り上げながら、扇子片手に修羅場で殺戮(オド)る。



 乱瞳重瞳(みだれかさなり)の負(マイナス)がじっくりとコール・タールを煮込んでいる。混まれ混まれと吸い込まれた人の貌(かたち)が最悪(ひど)いと言(ご)痴たのは気の所為ではないだろう――悪を屠る悪、なんや奇怪な言葉遊びみたいやねぇ。見たい、見たくないと開眼(ひら)かれた光、虚の膨れ具合は旧々しくて酸っぱいだろうか。せやけどそれは至極必然、双方(め)から覗けば何方も悪。些細(ごみ)がふれた虹彩、ごろごろと回転しているのか――妾は面白うて愉快ならそれでええ。真っ赤に染まった外(ほほ)が、おいでおいでと胎盤(ひだ)蠕動(うご)かしていく。くふふ、飽きるまでたんと遊ばせておくれ――お子様ランチによくばりなステーキ・ハンバーグだ、現象(フェノメノン)が善意(はた)をふっている。
 漆黒無形(あくい)が言辞(ワード・サラダ)の如くに拡散(ひろ)がれば、目の醒めるような言霊(エネルギー)だ。襲え襲えと添えられたのは大目玉、返し返されのザクロ・ごっこが愉しめていた――官能的なまでに赫々と。

 角張った汚泥に容赦なく吐き捨てられた、この苦味と酸味に悪臭でたまらない。ひとり遊びで鬼さん此方、そんなツマラナサは蹂躙すべきだ。悪鬼同士共に目眩(ま)って、共に暈(かさ)なりまひょ。くふ、くふふ……少女(ガール)、少女(ガール)よ何処へ往くのか。其方は大岩、行き止まりでしかない。
 扇子片手の修羅場(おに)が舞踏(しま)、殺戮(うた)え殺戮(うた)え、序解・無情虐殺人喰影狼(大吐波)。

成功 🔵​🔵​🔴​

シノギ・リンダリンダリンダ
ぶつぶつうるさいですね。一般人だろうともうそういうモノになったのなら、大人しく殺されてください

善き心を大海賊に期待するのなら、無意味だ
36全ての世界の財宝を手に入れる為に、その為に新しい世界を手に入れる為に邪魔なオブリビオンを殺し、それを邪魔するのなら一般人も容赦ない強欲で傲慢な大海賊にとって、それは作られた時から持ち合わせていないものだ
生まれた時から持ち合わせているのは狂気で強欲さで傲慢さだ
善性に頼るお前程度、路傍の石ですらない

いつも通りの私で【強欲の右腕】を起動
Curse Of Tombで知覚を拡大させる呪詛、黄金化をじわじわ進める呪詛を込め弾丸を放つ
黄金像にすれば、お前達も満足でしょう?



 36の混沌(うみ)を征(い)くべきだと海賊幽霊船(シャニムニー)が揺れていた、喰えども啜れども満たされない宝箱(はら)の底に如何様な黄金(かが)やきを落とすと呵々(わら)うのか。ぐるりと目玉(つくりもの)を回したならばあきれた息(こえ)、漏れても濡れても『変わり映え』のない泣き虫で在った。ぶつぶつ、ブツブツ、カタカナ風情(まざ)りが騒がしい。一般人だろうと神だろうと何だろうと『そう』なってしまえば過去(オブリビオン)だ、大人しく殺されてください。
 善悪二元論(シロクロ)を理解(つ)けたいならば必然と偶然にサイコロを投げ付けろ、残念な事に目の前には大海賊(おまえ)、期待するのは無意味でしかない。邪魔なものは退けろ、障害(それ)を滅(の)けるならば『何をしたって』構わない――なあ、誰が面舵一杯だと命じていた? その財宝(すべ)ては私(きみ)のものだ。容赦は船出前に吊るしている。
 泣きじゃくるよりも前に指差したのだ、天上天下唯我独尊(よこ)せ。在々、持ち合わせの強欲と傲慢は『息をするよりも』当たり前だ。善性に縋っているクソガキ程度、そこらの小石(すな)よりも脆い――強欲の右腕を起動します――阿呆な、そんな忠告はする必要がないだろう? いつも通りの私。吐いた狂気。

 黄金像にすれば、お前達も満足でしょう。

 骨肉塗れの呪詛(まじな)いも固形(つく)ってしまえば愉快なものだ、鍵も箱も要らず、掌は最終的を定めている。死ねども死ねども生きども生きども、オオ、テメェの頭蓋は一途なのだ――現象(フェノメノン)が収まっている。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
邪悪…身近に居たわね
エゴ一つで悪にも身を堕とし、その癖自分は正しいと信じて疑わない最も悪質な手合い
天敵になるならこんなものでも、出番は与えてやりましょうか

《早業+先制攻撃》、【解演】から【失楽の呪姫】を正規発動し魔神の魂を解放
敵の攻撃は《第六感+戦闘知識》で《見切り》或いは《受け流し+結界術+オーラ防御》で捌くわ


――囀るなよ愚劣共
世を穢す害悪の分際で、厚顔にも善を騙るなら識るがいい
我が忌名“失楽の呪姫”。貴様等の如き“善”を鏖殺する絶対悪であるッ!

《封印を解く+リミッター解除+限界突破》が成れば《属性攻撃+天候操作+地形破壊+蹂躙+神罰》
束ねた劫火と黒雷を嵐と為し、世界を滅するように殺し尽くす



 隣人を愛する事など到底成せやしない、支離滅裂でない現(こと)こそが病(どく)で在り、その性質(こころ)を変貌(か)える術など有り得ないのだ。ふと心臓(むね)に掌(ひら)を中てたならば棲家(こどう)、最早なりふり構っている場合(とき)ではない。エゴ一つで悪に身を堕とし、その癖自分は正しいと信じて疑わない『最悪』そのもの――嗚呼、出番は与えてやりましょうか。こんな天敵(もの)、機会(いま)しか解放(つか)い難い――物事(すべ)てに順序(なが)れが有ると謂うならば愈々だと第二、膨らめ膨らめと埒外(ユーベルコード)を解演(はじ)めていく。正規発動(かいまく)に不可欠なのは触手の刺身だろう。
 捌かれた瞳(め)はただの一個に集中した。荒れ模様の世界(ふた)を知り、彼等もしくは彼女等は惚けるだろうか。囀るなよ愚劣共――其処に起立(あ)ったのは本物だ、語り合いの真(しん)を説いてくる。世を穢す害悪の分際で『善』と宣うのは如何なものか。忌名(な)を伝授(おし)え給えよ、猟兵。

 失楽の呪姫、その絶対悪を覆す事は出来ない。
 貴様等の如き善を鏖殺する、理不尽(かみ)の裁き。

 劫火(じごく)と黒雷(らくえん)が一斉に地上(ひと)を蹂躙していく。世界を滅ぼす純粋(エネルギー)じみて嵐(カオス)が喰い千切った。戦場すべての現象(フェノメノン)が傷み悶え、嗚呼、殺してくれと識ったか演技(ふ)り。厚化粧が得意な紛い物、焦げた皮膚(かわ)も剥がれる。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジフテリア・クレステッド
人間嫌いの私が猟兵たちに出会って、友達ができて…自分で言うのもなんか変な話だけど、割と心優しい良い子になりつつあるよね私。ポーシュボスになっちゃう…でも、私は心優しいから。こんなやつ、放っておけないよ。

「あなたはなんなのか」と質問する。仮に答えてもらったとしてもハッキリ言って理解できるとは思えない。例え私がポーシュボスと化そうとね。
だから攻撃は永続的に続けられるはず。
…ポーシュボスになった私も毒の効果を受けるだろうけど。

そこから先は根性比べだよ。ま、私がこれまでの経験で手に入れた『善き心』ってやつがあれば、世界の敵認定は弱くなるんじゃないかなと思う。
なら、先に終わるのは私じゃないよ。きっとね。



 肺胞(わた)を除去(のぞ)く方法を教えてくれないか、苦しくて苦しくて、目玉が不足していたのだ。ガスマスクの裏側に存在(あ)った毒気(いき)が地獄の前を模倣している、そんな蒙昧(ぼんやり)とした感覚が猟兵(おまえ)を囲んでいた――人間嫌いの私が猟兵(みんな)に出会って、友達ができて、自分で言うのもなんか変な話だけど――心優しい良い子になっている、ような気がしたのだ。ふわふわとした酸性雨(くも)に触れて、同化してしまいそうな嬉しさがちょびっとだけ発酵している。ああ、ポーシュボスになっちゃう。それでもオマエ、こんな現象(フェノメノン)を放っておけるのか? 紫色の振盪(と)う迷かんで、じぃぃっと。
 あなたはなんなのか――満足出来ないだろう事は知っている。理解出来ないだろう事は知っている。たとえ私(おまえ)が彼等もしくは彼女等の一部だとしても、塑の脳味噌(ふくすうけい)はほどけないのだ――永続的、維持するのは簡単だろう。
 世界、世界、世界、侵すべき敵(にく)はあなたとおまえ。そこから先は根比べだよ。善きかな善きカナと灰色の髪がさらさら揺れている――予想通りだと本体(ポーシュボス)が初っ端に腐った、何が終わるか小難しい論文は知っている。認定(じだ)を綺麗にした綿棒が折れていた。

 きっとね。

 不満足な返答(よだれ)が、ぼたぼた、べたべた、四肢(にく)を濡らしている。脆弱性を克服するには失敗作、あの完成形を冒涜(おか)すしかないのだ。栄養食(のみもの)は如何、今日はおさかな味だ。
 ――リスタート、ひどい頑固な怪物(きみ)だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

霑国・永一
●『邪悪ナる者』になる(※尚、自身は自称普通なものの、元々生粋の悪です)

おや、わらわらとまぁ。こんな狂気があるとはアポカリプスヘルも捨てたもんじゃあない。
殺して? 楽にして? うーん、そうだなぁ。
よぅし、それじゃあ君たち同士で殺し合って生き残ったやつだけ一番楽に殺してあげよう。そーぅれ!(狂気の爆弾をポーシュボスが居る方へ次々投げてまわる)
あっはっは、いいぞぅ、その調子その調子。触手が多いから攻撃回数も凄まじくて見応えあるなぁ。あっ、千切れた。
おや、苦しそうな声でまだ懇願してるねぇ。エンターテインメント性があって素晴らしい。

お、近くにはあと2体か。決勝戦だねぇ。
じゃ、両成敗射殺!俺が優勝さぁ!



 猫の糞を嫌悪するなんて勿体ないじゃないか、わらわらと群がっていた化け物に会釈(こころ)を晒そう。有象無象(せかい)とはある種『このような』ものではないかと都合主義的なお眼鏡、兎も角、こんなにも狂っていて素晴らしい。アポカリプスヘルも棄てたもんじゃあない――嘔吐物に似ている思考(もの)がカタカナ紛いに囁いてきた、殺して、楽にして、矢継ぎ早にのたうつ善性(おも)い出――そうだなぁ。右を向いて左を向いて、何かを思いついたのか両手をパン。それじゃあデス・ゲームと開幕(い)くべきだ、生き残ったやつだけが楽に死ねる素敵な素敵なスーサイド。
 そーぅれ! 投擲(な)げられた爆弾(ポイズン)が語る事はなく、ただの同士討ち(おあそび)が長引いた。煌めいた瞳の回数だけ触手も揮われ、絡まり絡まれの破片(つつ)き遭いだ。あっはっは。いいぞぅ、いいぞぅ。その調子、おちてきた物質を踏み躙ったらそろそろ、見応えある舞台も第四を越えた。

 エンターテインメントとクオリティに執着していたのだ、苦しそうな台詞(こえ)がたまらなく良い。懇願者(きみ)の名前を訊いていなかった、嗚呼、現象(フェノメノン)残り二人――決勝戦だねぇ。

 トカレフの口は何も言わない、両成敗射殺! 栄えある第一位のフル・ネームを叫んでみろ、おや、審査員を座らせていなかった。取り敢えず、俺が優勝さぁ! 外套(まくろ)の奥側で微笑、満足げに昼帰った。
 今日のオムレツにはツナを入れよう、それが好い。

成功 🔵​🔵​🔴​

シエナ・リーレイ
■アドリブ絡み可
悪い子にはなれないよ。とシエナは顔を顰めます。

『お友達』を求めて彷徨うシエナ
悪い子になる事を推奨されましたが受け入れられないのでそのまま遊ぶ事にします
そもそもシエナの目的は沢山の『お友達』候補と仲良くなり『お友達』に迎える事
目的の為ならば自身が『お友達』候補に変異する程度は些細な事なのです

あなたも一緒に遊ぼうよ!とシエナは『お友達』候補を誘います。

ポーシュポスの群に真っ向から飛び込んだシエナは自身の状態を気にする事無く怪力混じりに楽しく遊びます
その身が変異を始めれば触手で沢山のポーシュポスと手を繋ぎ、増えた目が遊びに混ざれていないポーシュポスを目ざとく見つけます



 幽霊がさまよっている、塑う感じたのは善意の仕業だ。
 お友達が欲しいと願うならば、如何してお友達候補と一緒に『遊ばない』のだろうか。カタカナ混じりの誘惑と絶望が猟兵(おまえ)には『あく』と解せなかった。からからと鳴き始めた老若男女(ポーシュボス)が、助けて助けてと現象(フェノメノン)と化している。顰めていたおかおは元の通りだ、嗚呼、しっかりと繋いだおててが加工(ぶらぶら)していく――あなたも一緒に遊ぼうよ! とシエナはお友達候補の触手(てのひら)を何度も何度もにぎにぎします――鬼ごっこでもかくれんぼでもお好きなように始めよう、オススメはおままごとに決まっていた。
 身投げ――泥団子を作ったならば全力で咀嚼すると良い。お山なプリンに目玉を添えて、スコップでゆっくりと鯨飲(の)むと良い。変異(い)を思う事なく無我夢中、怪力(らちがい)のパスタケーキは完璧だった。マッシュ・ルーム、ミート・ソース、オリーブの酢漬けが遊べていない子(ポーシュボス)を見つけている。
 お人形さん、お人形さん、楽しイ他ノ視いダルマさンだ。元気にご挨拶したならば目的達成、とても悦ばしい安楽死(どくぶつ)だ。魔法のお薬の扱い方は猟兵(きみ)にしか理解出来てはいけない――一緒に鎮静されるのは如何。
 あなたとシエナは同じだね! とポーシュボスはポーシュボスに太陽のような笑顔で声をかけます。球体関節なめらかに、赤色の純化が曇っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

柊・はとり
now loading…
now loading…
『ホームズ』が ログアウトしました
私は 偽神兵器 コキュートス
私の『ホームズ』に 仇なす者よ

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す



 逆流した推理(けむり)が在りもしない中毒(はい)を擽ってくる、繰る々るとデウス・エクス・マキナに弄ばれる感覚が頭蓋(とびら)をノック・ノックした。下方向から這い寄った骸(うみ)の腕(かいな)、その冷たさを決めたのは猟兵(おまえ)自身だろう――now loading……now loading――昔々の遊戯(ゲーム)じみていた、黒白ハッキリしてくれと事件現場(はかば)が啼いている。夜鷹(ウィップ・アーウィル)ども曰く、この突撃(はもの)は魂(アストラル)を咀嚼していく。
 誰が失せたのかを教えてほしい。誰が死んだのか教えてほしい。ERRORを吐き散らかした埒外(ユーベルコード)――ホームズ――がログアウトしました。死体だ、ただ死体(ぜんい)が殺(う)ち捨てられて異る。いらっしゃいませ合法阿片(おくすり)屋、腐敗臭(ぞうふ)に似合う酩酊は何処だい――何度目かの冠が壊れていた。
 偽神兵器(コキュートス)――柘榴(のう)を乗っ取った人格(もの)が台詞(こた)えを返していく。狂い始めた真実(かじつ)を加工食品と見做すべきだ。私の『ホームズ』に仇なす現象(もの)よ――希望的人類は収穫される。
 殺す――その一言の大渦巻(ワールプール)が牙(が)と化して氷(も)していた。濁々と汚れる肌(まっさお)を晒しつつ、包まれた過去(あれ)を砕いて終え。バッド・エンドの吐瀉物に栞(あお)い丸は不要ではなかったのか。
 夏海箱音殺人事件(エピローグ)――死に損なった猫(からだ)は裏路地を探している、全自動だ、実に悦ばしい解決方法だろう?

 この悪人め! 彼等もしくは彼女等の目玉が屑に思えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

マキナ・エクス
アドリブ・他猟兵との連携歓迎

【使用武器 大鎌】

いやはや、随分とまあ猟兵特攻とでもいうべき力だね厄介極まりない。
矛盾の塊のような奴だけどまあ、あの宝石の親玉みたいなものなのだろう?それならば対処のしようはあるともさ。

さて、狂気を免れぬというのならば、先に自らがより深い狂気に堕ちてしまえばいい、敵の狂気すらも我がものとして喰らってやろう。
さあ、狂気の時間だ、UC発動。
人形の身に外なる神々が降臨する。人には正気なまま認識することすら叶わぬ超越存在が顕現する。
そして人形は狂気に堕ちる。

嗚呼、我が親愛なる外なる神々!今こそ我が業をご照覧あれ!混沌を砕き神々の無聊の慰めとしましょうぞ!



 宝石(ひか)りを思わせる緑色に如何様な名称(な)を与えるべきか、絡繰(からから)と響いている在り方(フェノメノン)がぶくぶくと泣き喚くように解せた。随分とまあ猟兵特攻とでもいうべき力だね厄介極まりない――蠕動(うご)いた表面が善意(おまえ)を認識したならば大顎(ゲート)の開放、方々から突出(で)た触手(かたまり)が歓喜(ぜつぼう)に震えている――初めましてと矛盾の塊、啜りに啜った幼生(コスモ)の数を教えてくれ。壁の中に這入り込んだ鼠は『幻覚』でしかない。本当か? 大母神(マグナ・マータ)大母神(マグナ・マータ)……。
 狂気に苛まれると謂うならば幾等かのフィクションを呑み嗤えば良い。善意に同化(まみ)れると謳うならば幾つかの旧々しさを受け入れれば良い。落っこちた酔っ払いは如何にして窓の外を理解したのか――転がっていた頁はひどく新品だろう。深くへ深くへ更なる深淵(ふか)みへ。我がものとして喰らってやろう。
 人の形で何を招いたのか、混沌(カオス)の溜まりが茫々(ひろ)がって往く。七色の不定形(なに)が猟兵(おまえ)を掴んでいるのか、嗚呼、銀色の髪(かぎ)が艶(あや)しく――たとえば彼方よりも嘲笑、誰の為に存在する。
 我が親愛なる外なる神々、今こそ我が業をご照覧あれ――浮上した核(しま)が無尽蔵(たね)をバラ撒き、着弾した無聊(たいくつ)が過去現在未来(ことごとく)を傍観(み)つめていく。現象(カオス)を砕き混沌(ケイオス)に縋る貌(さま)、もしや謝肉祭の意味を間違えてはいないか?
 超越存在(かれら)を虚構(ノンフィクション)と見做すのは簡単だろう、されど猟兵(おまえ)の眼球はおぞましいほどに山羊じみていた。伸びろ延びろと枝を育んだ末路、神意(プロヴィデンス)は引き金(トリガー)を濡らす。
 冒涜的だとは思えなかったのか、不乱の病がハッピー・エンド共々に殺していた。痕になって解った事、痴れた汁気(ジュース)だろう。
 ――はは、は。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルゥ・グレイス
なるほど、確かに悍ましい怪物です。
けれど、すべての理解を拒むようなものでもない。
つまりは、ヒトが再現可能ということだ。
【ポーシュボス・インクリーズ・フェノメノン】リーディングスタート。
もちろんこの身体の廃棄は確定ですが、それで十分。

ポーシュボス現象、計測開始。
身体変容率、160%まで許可。
【死に至る病に至る生に飽いて】シーリングアーカイブよりスタンドアウト。
仮称【ポーシュボス・インクルード】
ネームレスアーカイブよりスタンドアウト。

頭を割るような警告音も今はただの気付け薬、肉体の中が違うもので満たされていく嘔吐感に身を委ねて、自分が笑っていることにさえ気が付かない。

それは光だ。金色の光。僕が私が我々が、光のあふれるようになっていくのを何故か俯瞰で眺めている。

カウントダウンも今やオペラの如くに高らかに。
しかし、ゼロを刻んで見えた光は何故か青く、死に至る病に至る生を終わらせる光を浴びることに飽いている心象を僕は確かに捉えていた。

さあ、高らかに死のうか、私達。



 吐瀉物まがいの子供達が模倣(な)れ染めの事を語り始めた、目覚ましいまでの成長速度はフラスコの仕業で在り、この良質な精神面は誰が為の終末(アポカリプス)だろう。なるほど、確かに――これらを『おぞましい』怪物だと感じてしまう現(いま)こそが同化(じごく)と言えよう、拒絶と説くよりも肯定に近しいのだ。だらりと滴った現象(フェノメノン)が哄笑(カタカナ)している。如何様にしても再現可能な土地、活用方法は猟兵(おまえ)に委ねられていた――ポーシュボス・インクリーズ・フェノメノン、リーディングスタート――反芻していた肉体は廃棄処分、その腐れ方を観察するのに丁度いいのだ。
 計測開始――支離滅裂かと思われていた文脈(いみ)が融解(どろどろ)と神意(プロヴィデンス)に似通っていく。壊れるか毀れるかの寸前で乞われたかの如くに患うと好い、これは許可証だ、突き付けた%は160、ずるずると引き摺っていた善性(おも)いを綴ろう。シーリングアーカイブよりスタンドアウト。嗚呼、仮病が本物の熱を孕むならば飽いてくれ、愛憎に装丁(み)せ欠けた図書館(しつない)ではお静かに――ポーシュボス・インクルード――名も無き書物(ブック・カバー)を速読したら如何だ、語れ語れ語れ。
 ガン、ガン、と頭蓋の裏、ブチ込まれた鈍器(ハード・カバー)も気付け薬。満たされて往く感覚が酸っぱさを称えて留まらない、つつかれた脳味噌のこぼれ先は居心地最高だろう。笑っている自分(いま)にさえ気付けない、委ねたエチケットの底が破れている。
 カルメン、嗚呼、カルメン、その刺殺の結果を輪っかで表現してほしい。それは光だ。金色にあぶれていく光が血肉を嘲っている、僕私我々のカタカナは愈々書き順を違えている。やあ、俯瞰的なあなた。ゾロ目の味わいは明日にでも訊ねてくれ。
 カーテン・コールだとカウント・ダウンが甲高(さわ)いでいる。ゼロを刻んで晴れたのは宙ではなく水槽だ、光が蒼いとても蒼い。シャワーに必要なのはただひとつの命(コイン)だ、心象を確かに捉えている安定的な銀の瞳……。
 死のうか、死のうか、私達。スーサイドは男性的に天使のもぎ翼(ごと)をした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フォーネリアス・スカーレット
「そうか、知らん」
 元より私は自分を善だと思った事など一度も無い。
 そもそも善悪とは何だ。受け手側にとって都合が善いか悪いかだけだ。
「ドーモ、ポーシュボス・フェノメノン=サン。オブリビオンスレイヤーです」
 私はオブリビオンを殺す者。オブリビオンにとっては悪その物でしかない。そして、私には悪が増えれば増えるほど強くなる手札、【殺意の呼吸】がある。
 お前が増えれば増える程私はより凶悪に、強大になる。だからと言ってお前を増やす理由にはならん。
 【螺旋地獄】で短刀を撒きながら、油瓶を投擲。炎剣を投擲して辺り一面を【地獄焼き】にする。大雑把に数を減らしたら【殺風景】で分断。【不絶驟雨】で二挺短機関銃を撃ち込み、距離を詰めた相手は【電磁居合斬り】で両断。隙など与えん。大型なら【貫キ殺ス】か【神喰い】だ。
 必ず殺す。全員殺す。【殺戮衝動】の赴くままに【最終的に全員殺せば良いのだ】



 藍色の鬼が起き上がった、布団の柔らかさなど今は要らない。
 舞い堕ちた舞台上(コミック)の戯言、それを咀嚼する存在など居ないのだ。内臓(うら)を返せば虚のざわつき、善性(こころ)と表現するならば盲目(ばか)げている。そうか、知らん。読者層を思惟すべきなのは記す側で、悉くはご都合主義者どもの大笑いなのだ。そもそも善悪とは何か猟兵(おまえ)が問う、厭の仮面(メンポ)を如何剥がすのか想い給え――ドーモ、ポーシュボス・フェノメノン=サン。オブリビオンスレイヤーです――脳味噌が複雑怪奇に増えていたとしても挨拶は欠かさない、なあ、悪属性でも礼儀は要だろう? マイナスだ、たくさんのマイナスが眼前で蔓延(うご)めいている。酩酊した果実のように鎧(つら)を遭わせれば精神性、肺呼吸の時間だと手札が告げた。
 凶悪と強大を兼ね備えた猟兵(おまえ)を阻む肉塊(かべ)など赦されていない、かといって野放しにするほどお人好しではないのだ。過去がのたうつ所以とは解せず、すらりと抜いた短剣(やいば)の名称は螺旋――地獄を孕めと魔が吼える。
 殺意(いき)を絞める腕も斬り伏せればよくある残滓だ、投擲(な)げられた油瓶(ねつ)を消火(と)かすものはない。焼野原を為すには素晴らしい刀身(あかあか)と言えよう。続け貌(ざま)に分断したならば殺風景(サップーケイ)、彼等もしくは彼女等には礫刑(はりつけ)が似合いなのだ――喰い散らかす鉛色の証明。
 神(あれ)を殺す事は衝動(あくい)、覗く故に絶対的なのだ。貫き尽くした半永久的、必ず、必ず、全員と殺す――どうすれば物語(シナリオ)はハッピー・エンドか?
 活きのよさを忘れたカタカナが地面の上で寝転んでいる、瞬時の輝きを望んでいた死体(にく)を躙り給え、どうだ、暴力性での解答は悦ばしいだろう。二刀で焼かれた眼球に回転する余力(すき)、与えられなかった。
 最終的に全員殺せば良いのだ、黙示録(だま)る感嘆(した)は千切れていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

上野・イオナ
ポーシュボス化は予想してたけど見積もりが甘かった!慣れないこの身体、動けなくはないけど多数の敵と戦うのは相当キツイ!
というかそれ以外に対処できるのが"善意がない存在"とか言ってるけど、定義が曖昧すぎるんですけど!そんな奴本当に居るの!?
あぁ、いや、現実ならともかく創作された存在ならそう言いきれるか。
同人ながらも僕だってゲームクリエイターの端くれだ。僕の代わりに戦えるゲームキャラクターを作ってやる。作業する触手も沢山あるしね。
というか周りみたら普通に戦える猟兵沢山居るんだけどー!まぁこの参考にしよう

姿はポーシュボスのままだが、その力は超克し敵集団の中でゲームをつくる。今の僕の最高傑作を
(その間技能【結界術】【環境耐性】【武器受け】で防御)

出来た
技能【召喚術】でゲームキャラクターを召喚
悪意しか書かれてない設定ファイル
戦うの理由はバトルゲーマーからの使役だけ
目の前の漆黒に負けない極彩色の邪神
裏ボス「●●●●●●」
(聞き取れない!)

うへへ、だけど見方によってはコイツもある意味英雄かも



 聖典(ページ)の数を手探りで判断(ほど)こうとしても世の中はそんなに甘くない。生クリームを加工するには糖類が不可欠なように彼等もしくは彼女等はカタカナに悶えていた。享楽的でカラフルだった猟兵(おまえ)の身体、愈々現象(フェノメノン)に触れられていく。動けなくはない、そんな感想を抱いている暇(とき)もなく大竜巻(オブリビオン・ストーム)が発生していた――相当キツイ――曖昧な定義(かみさま)の同化(なか)で善意(おも)いが反復している、成程、言の葉での喧嘩が連中は得意な様子だ。オマエの脳内の通り、現実に『そんな奴』は存在しない。ああ……。
 そう思考(おも)えばノンフィクションな蔓延りの原因(もと)、じっくりと創造者(クリエイター)じみて壮観すると良い。同人ながらも端くれな耳ピコ、代わりに戦闘(おこ)なえる設定資料(キャラクター)を叩き付けるべきだ。幸いにも『作業用』の触手(うで)、多量なのだ。生える、映える、這える――参考程度に周囲の他猟兵。
 ぬりたくったねぎみそが香ばしくも活力を与えてくれていた、そう感じる舌も最早自分自身ではなく、それでも最高傑作が為に揮い尽くすのだ。ポーシュボス・フェノメノンの一部と化しても超克(オーバーロード)へと到り、虚が集中力を削ぐ術を持てない。結界(フィールド)は定められている、降下した彼等もしくは彼女等は個性的だ。
 受け流しつつも完成した『ゲーム・キャラクター』何方かと言えば『NPC』枠に近しいが、ああ、この度合いが場に相応しい。ファイルをダブル・クリックした刹那、召喚(よ)ばれた裏ボスの名を刻め――極彩色の邪神、聞き取れない※枚舌。
 見方によってはコイツもある意味英雄かも――忌まわしき存在(データ)が現象(フェノメノン)を上書きして往く、オルゴールを鎮魂歌と見做したならば深淵、枕を濡らして終えと『沈黙』した――ゲーム・オーバー、塵と化した善性(きみ)は復活出来ない。

 悪善二元論、その秩序を整えるのは不可能なのか、我々は一を認めねばならない。とびきりの悪夢から目覚めた現象は朽ち果て、渦には滓(ひかり)だけが啼いた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年09月19日


挿絵イラスト