アポカリプス・ランページ⑰〜 Break the fo(作者 波多蜜花
5


#アポカリプスヘル  #アポカリプス・ランページ  #フィールド・オブ・ナイン  #プレジデント  #アポカリプス・ランページ⑰  #Break・the・formula 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アポカリプスヘル
🔒
#アポカリプス・ランページ
🔒
#フィールド・オブ・ナイン
🔒
#プレジデント
🔒
#アポカリプス・ランページ⑰
#Break・the・formula


0



●ワシントンD.C.より
 この荒廃したアポカリプスヘルの中で、唯一復興された場所。それがワシントンD.C.であり、フィールド・オブ・ナインの第1席であるプレジデントが猟兵達を待ち受ける場所であった。
 復興されたといっても、街並みだけが完全に再現されているだけであり、プレジデント以外の姿は一つもない。
「ひとりひとりが別種の存在である猟兵、相見えるのが楽しみだ」
 この世界のオブリビオン全てとソーシャル・ネットワークを構築する彼だが、猟兵達がエルドラドを占拠したことにより彼らの予兆に混線し、一方的ではあるが話をすることができたのだ。
 未だオーバーロードにも到達しておらず、されどオブリビオンを、フォーミュラを倒す埒外。
 ならば、戦いの中で進化するであろう彼らを見たいと思ってしまうのは、かつて大統領として人々を導いた名残であろうか。
「では、彼らを迎え撃ち、これを討ち果たそうか」
 そうして彼は、国立公文書記録管理局――アーカイブス・ワンにて猟兵を待っている。

●グリモアベースにて
「次はワシントンD.C.の国立公文書記録管理局、アーカイブス・ワンに向かってほしい」
 君達も予兆は見ただろう? と、深山・鴇(黒花鳥・f22925)が集まった猟兵達に声を掛けた。
 全人類、それもアポカリプスヘルだけではなく全ての世界の人類をオブリビオン化させようという計画を立てる、かつては大統領だったことがある男――プレジデント。そんな男が猟兵達との戦いを挑んでいるのだという。
「彼は公文書に記載されたあらゆる事象を具象化し、己の軍勢として創造する能力を持っている」
 そして、それらを卓越した指揮能力によって統制し、先制攻撃を行ってくるのだと鴇が話を続ける。
「このプレジデントの軍勢による先制攻撃を如何に対処するかが戦闘の要になる」
 この対処を怠れば、プレジデントに攻撃をするのも難しくなるのは間違いないだろう。
「プレジデントの軍勢はテロリストや戦闘機、戦車や秘密裏に処理された宇宙人なんかもいるようでな」
 最後が些かトンチキすぎるが、対処は可能だろうと鴇が頷く。
「強敵になるだろうが、よろしく頼む」
 そう言って、鴇が転送ゲートを開く為にグリモアへ触れる。
 開かれた道の先には、プレジデントの軍勢が待ち受ける戦場――ワシントンD.C.が広がっていた。


波多蜜花
 閲覧ありがとうございます、波多蜜花です。
 こちらは戦争シナリオとなっておりますので、1フラグメントで終了します。

●受付期間
 公開時から受付開始となります、断章は入りません。
 締切は特に設けておりませんが、少人数での運営予定です。締め切った場合はタグでお知らせいたします。
 戦争シナリオですので、再送なしで書けるだけとなります。また、プレイングに問題がない場合でもスケジュールの都合でお返しすることがあります、ご了承くださいませ。

●敵軍勢について
 プレイングにてお好みの軍勢と戦っていただければと思います。OPに書かれていない敵でも、公文書にはあるやろがい、というゴリ押しは可。
 シリアス寄りのプレイングはシリアス寄りのリプレイに、コメディ寄りのプレイングはコメディ寄りになると思います。

●プレイングボーナス
 大統領の軍勢による先制攻撃に対処する。

●同行者について
 戦争シナリオということで、三名様までのグループでお願いいたします。
 プレイングの失効日を統一してください、失効日が同じであれば送信時刻は問いません。
 未成年者の飲酒喫煙、公序良俗に反するプレイングなどは一律不採用となりますのでご理解よろしくお願いいたします。

 それでは、皆様の素敵なプレイングをお待ちしております!
110




第1章 ボス戦 『プレジデント・ザ・マスディレクション』

POW ●プレジデント・アーミー
レベル×1体の【大統領の軍勢】を召喚する。[大統領の軍勢]は【アメリカ】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD ●プレジデント・セキュリティ
レベル×1体の、【眼球】に1と刻印された戦闘用【アメリカ合衆国シークレットサービス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ ●アーマード・ディヴィジョン
【かつてのアメリカ軍の最新兵器】で武装した【精鋭アメリカ陸軍兵】の幽霊をレベル×5体乗せた【戦車部隊】を召喚する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私 冷静沈着
武器:白雪林

私も参りましょうか。
弓で相手取る。さて、どれだけできますやら。

戦車ですからね…砲弾になりますか。限界突破な結界術を、弾力あるものにして対処。
指定UC発動したら、結界を切ります。

…再構築しますから、怪我などなく。全てはこのときのために。
四天刀鍵にて増幅した氷雪属性。それがついた貫通破魔霊力矢にて制圧射撃。
ええ、戦闘力強くなってますからね…?あなたの手数の多さは、『我ら』にとっては利用できるものでしたので、利用させてもらいました。

さらに生命力吸収もしますので。負けませんよ。
弓と侮るなかれ。


●嚆矢濫觴
 国立公文書記録管理局、どこか神殿のようなそれを思わせる外観の建物の前に彼はいた。
 フィールド・オブ・ナインの第1席であるプレジデント、そして公文書に記載されている事象を具象化したのであろう、戦車の数々。
「物々しいですね」
 そんな中、静かに佇むのは弓を手にした馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)で、遠目にもプレジデントが目を瞠るのが見えた。
「弓矢ひとつでどうするつもりだ……とでも言いたげな顔ですね」
 武士を侮ってもらっては困ります、と義透が小さく笑みを浮かべる。手にした弓は真白に輝く雪のような長弓。よく手に馴染むそれの弦を爪弾くようにして弾けば、ビィィンと音が鳴った。
 まるでそれが合図だったかのように、戦車がキュラキュラと音を立てて砲撃を放つ。
「戦車ですからね……当然砲弾になりますか」
 予想はしていたことだと、即座に結界を編んで張り巡らせる。
 義透に迫る砲弾がそれによって弾かれる中、義透が言葉を紡いだ。
「因果は巡りて回る。どこまでも」
 悪霊としての力、怨嗟の末、それは目の前の敵へと返るのだと謳い、義透が張り巡らしていた結界を手の一振りで切る。身を守る術を自ら断ち切った義透に対し、プレジデントがクレイジーと呟いた。
 ずたずたの、ぐちゃぐちゃになった身体は、しかし。
「……再構築しますから」
 全身を四悪霊の呪詛で覆った義透が、元の姿のままで土煙の中から現れる。
「では、次はこちらから参りましょうか」
 弓で相手取る、さてどれだけできますやらと、口元に薄い笑みを浮かべて義透が矢を番えた。
『弓矢とはいつの時代かね』
「そう思うなら仕上げを御覧じろ、ですよ」
 四天刀鍵にて増幅された氷雪の力を全ての鏃に込めて、義透が次々と矢を放つ。
 それは戦車の砲撃ひとつに匹敵するほどの威力、次々と戦車を使い物にならなくして、ゆっくりとプレジデントに向かって歩を進めた。
『たかが弓矢にそんな威力が? やはり猟兵は面白いな』
「ええ、先程ので戦闘力が上がってますからね……? あなたの手数の多さは、『我ら』にとっては利用できるものでしたので、利用させてもらいました」
 そう言う義透の背に三人の影がゆらりと見えた気がして、プレジデントは愉快だと笑い飛ばす。
「さらにですが」
『まだあるのかね?』
「ええ、生命力吸収もしますので。負けませんよ」
 Excellent! とプレジデントが拳を構えるのを見遣って、義透が精神の集中を高める。それは針に糸を通すような――。
「弓と侮るなかれ」
 戦いを告げる嚆矢が、眼前の強敵に向かって放たれた。
大成功 🔵🔵🔵

リリスフィア・スターライト
量産型キャバリアのワイルド・サンダーに搭乗して挑むね
向こうも最新兵器満載の軍勢相手だし遠慮はしないよ
装甲は頑丈な方だしプレジデント・アーミーによる
攻撃も耐え凌いでみせるね
建物などの遮蔽物を利用しての被弾は抑えるね
向こうに十分な時間を与える前に反撃を仕掛けるよ
ライトニング・ライフルに制圧用の電撃弾を込めて
軍勢が集まった所を狙い撃ちするね
電撃弾を撃ち尽くした後はその場にと止まらず
建物の裏に隠れるなどしてリロードするね

「宇宙人でも地底人が出てきても驚かないからね」
「この戦いも公文書に残ったりするのかな」


●ワイルド・アタック
 量産型キャバリア、ワイルド・サンダー。
 それはリリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)の愛機であり、共に戦地を駆け抜ける相棒であった。
「向こうも最新兵器満載の軍勢相手だし、遠慮はしないよ」
 敵の軍勢を前にして、リリスフィアは笑みを浮かべながらワイルド・サンダーへと乗り込む。
『ほう、それがキャバリア! 素晴らしいものだな』
 だがしかし一騎で私の軍勢に敵うものかな? と、プレジデントが不敵な笑みを浮かべた。
「こう見えて装甲は頑丈な方だし、どんな攻撃だって耐え凌いでみせるよ」
 私と、私のワイルド・サンダーの力を見せてあげるとリリスフィアがキャバリアを操る。
 量産型と侮るなかれ、元より機動力と装甲に優れた機体であり、更には改造を施した代物。まずは小手調べとばかりにプレジデントの軍隊が放った砲弾を耐え、砲弾の距離を測って下がり直撃を避ける。
「遮蔽物があればやり過ごせるんだけど、後ろはパーク……建物がある方を押さえるべきね」
 真っ向勝負であっても負ける気などないが、さりとて受けるダメージは最小限に抑えたいというもの。
「行くよ、ワイルド・サンダー!」
 動く時は速攻、向こうに十分な時間を与える前に、まずは反撃だ。
 キャバリア用の弾速を重視したライフルに制圧用の電撃弾を込め、機体を走らせる。その動きに反応した部隊を優先的に潰しながら、軍勢が集まった所を狙い撃ちにしていく。
「さすが、数が多いね」
 撃ちながらその機動を活かし、建物の影に身を隠すと素早く電撃弾をリロードし、タイミングを見計らい再びプレジデントの軍勢へと立ち向かう。
「最新鋭の兵器だって、宇宙人でも地底人でも私とワイルド・サンダーが吹っ飛ばしてみせるからね!」
 本当に出てきたら少し驚くかもしれないけれど、宇宙人と地底人には少しだけ興味がある、なんて考えながらリリスフィアがキャバリアを駆る。
『ははは、猟兵とは本当に面白い存在だ!』
 だからこそ我らの敵と成り得るのだろうとプレジデントが笑い、再びリリスフィアへ軍勢を差し向けた。
「どんな軍勢にだって負けはしないよ」
 だって、それが猟兵だ。
 そう彼女が呟き、再びライトニング・ライフルを構えるとワイルド・サンダーと共にかの軍勢に向けて駆けた。
「そういえば……この戦いも公文書に残ったりするのかな」
 この地に人がいれば、それも在り得たかもしれない。
 たとえ公文書に残らぬ戦いだとしても、今はただ目の前の敵を倒すのみ――!
大成功 🔵🔵🔵

ニノマエ・アラタ
シークレットサービス殺しをする。

猟兵以外存在しない場所で、目立たないよう行動するのは難しいが。
遮蔽物に隠れながら、軍勢……シークレットサービスの動きを追う。
焦らず、まずは敵を伺うところからだ。
人数、装備、奴らの狙い。
現場で指揮を執ってる奴から、狙撃。
頭部を狙い一射で仕留める。
銃声がしたらこちらの動きや場所にも気づかれる。
長期戦は不利だ。
残党が動きだしたら、脚部を狙い足止めし、
倒れた仲間がいることで俺から気をそらせ、
士気を削ぐ。
連携を乱しておいて、こちらは冷静に仕留める。
合体しようが俺のやることは変わらん。
気付かれない死角からの一射で終わらせる。
『見えない敵』として狙撃銃片手に頑張るって話だ。


●狙撃手の暗躍
 ゲートを潜り抜け、現地に到着した瞬間から戦いは始まっている。
 ニノマエ・アラタ(三白眼・f17341)は素早く周囲に視線を遣ると、身を隠すのに最適な遮蔽物を探し出した。
「まずは移動だな」
 国立公文書記録管理局の正面にはパークが広がっていて、身を隠すにも垣根のようなものと樹木しかない。
「猟兵以外存在しない場所で、目立たないよう行動するのは難しいが……」
 それでも、プレジデントが差し向けるシークレットサービスを躱すにはこれが最適解だろうと、ニノマエが低い姿勢を保ったまま駆けた。
 まずは敵の人数や警備をの様子を窺い、状況を把握する。
「装備は銃と防刃衣、アタッシュケースは防弾盾か」
 人数は……数えるのも馬鹿らしくなる数だな、とニノマエが目を細めた。
 それから音もなく狙撃銃を構え、まずは現場で指揮を執るリーダーを務めている個体を狙う。
「あいつだな」
 プレジデントから少し離れ、全体を見渡せるような場所で指示を出している黒服――まあ、皆黒服なのだけれど。
 スコープを覗き、照準を合わせ。
「ヒット」
 短く言い捨て、シークレットサービスの動きが乱れたところを狙い、次々と脚部を狙い引鉄を引く。
 銃声が何度も響けば、どこから狙撃されているのか馬鹿じゃないかぎり相手も気付く。長期戦は不利だと踏まえたうえで、ニノマエは彼らの動きを止める為に弾丸を放つ。
「倒れた仲間に意識が多少なりとも取られるだろう」
 プレジデントの傍に居るシークレットサービスはプレジデントを守る為に動くだろうし、それ以外の者は脚を撃たれた仲間の保護に動く。勿論、狙撃手たるニノマエを探し出そうと動く者もいるが、それくらいはこちらに向かってくるよりも早く処理が可能だ。
「連携を乱すのが俺の目的だからな」
 プレジデントの指示だろうか、彼を守るシークレットサービス達が数人ずつ合体し、よりプレジデントの身を守ろうと警備の壁を厚くしていく。
「合体しようが、俺のやることは変わらん」
 相手から気付かれぬ死角からの一射、それがプレジデントの作り出した軍勢を崩壊させる。
「見えない敵にはどうしようもないよな?」
 それはニノマエの卓越したスナイパーとしての力、高い暗殺能力と戦闘知識、そして彼が持つ力によってなし得る――静かなる簒奪であった。
「さあ、次はプレジデント、貴様の番だ」
 身を守るシークレットサービスがいつまで持つか、時間の問題だと呟いた。
大成功 🔵🔵🔵

柊・はとり


大統領がアメリカ属性の軍勢を召喚するだと…
アメリカ属性って言ったら…
ピザじゃね…?

やべえ本当に来たピザの宅配
ニューヨークスタイル
カリフォルニアスタイル
シカゴスタイル
お前らはアメリカピザ三銃士…

トマトとチーズの上に
ペパロニベーコンソーセージ
チキンとシーフードまで乗せやがって…
これは俺にピザを食わせまくる程の戦闘能力
しかもピザの城築いてくれんの?神か
遠慮なくやってくれ
俺はピザ食ってる

出来たな…ピザの城が
これで食糧難も多少解消されるぜ
有難う大統領…(握手
それはそうと死んでくれ

氷属性攻撃で大統領の手を凍らせ
麻痺させてる間に【第一の殺人】
ピザ屋の軍勢と大統領とピザを一気に冷凍
冷凍ピザだけは後で運び出す


●本場のピザを喰らう
 アメリカ、アメリカと言えば何を連想するだろうか。
 自由の女神、星条旗、ハリウッド……それぞれによって思い浮かぶものも様々だろう。
 転送ゲートより送り出され、国立公文書記録管理局……より手前に出現した柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)もまた、アメリカ……正確に言うとアメリカ属性について考えていた。
「大統領が召喚するアメリカ属性の軍勢……アメリカ属性って言ったら……」
 そう、アメリカ属性と言えば!
「ピザじゃね……?」
 ピザは鉄板じゃね? そんな意志の力を込めて、国立公文書記録管理局前に立つプレジデントをはとりが見遣る。
 重々しく頷いたプレジデントが、パチンと小気味いい音を鳴らせば――!
「やべぇ、本当に来たピザの宅配」
 何で?
「ニューヨークスタイル」
 ニューヨーク風と言えば薄い生地で作られ、縁は厚くパリッとした伝統的なピザ!
「カリフォルニアスタイル」
 載せられた具材が有機野菜だとか自然派だとか、なんかお洒落なピザ!!
「シカゴスタイル」
 見た目パイじゃね? と思わせる、生地が深皿のようになっている食べ応えもカロリーも半端なさそうなピザ!
「お前らはアメリカピザ三銃士……!」
 呼ばれたからやってきた、これがピザアーミー……!!
 正気に戻ったら負けだ、そんな言葉が頭をよぎった気がするが知ったことではない。ピザを前にして正気の人間がいんの?
「トマトとチーズの上にペパロニベーコンソーセージ、チキンとシーフードまで乗せやがって……」
 サービスマシマシじゃねぇか、と用意されたテーブルと椅子に座りはとりがフードファイターよろしくピザに手を出す。
「美味い!」
 しかも相手の戦闘能力は、はとりにピザを食わせまくる程のあれ。
「こいつは食べるしかないな……ん?」
 食べている間に三銃士、もとい軍勢が何やらピザで城を築きだして――!?
「神か?」
 遠慮なくやってくれ、俺はピザを食ってると言うはとりにサムズアップを決め、一夜城ならぬ、ピザ城を築きあげる。
「出来たな……ピザの城が」
 マジで出来るとは思ってなかったが、これで食糧難も多少解決されるはずだと口元を拭ったはとりが立ち上がり、大統領の方へ歩み寄った。
「有難う、大統領……」
『よくわからんが、そういうこともあるだろう』
 握手を求められれば、アメリカ人として握手で返す。プレジデントが迷いなくはとりの手を握る。
「それはそうと、死んでくれ」
『何!?』
 ピザの恩義は感じるが、それはそれ、これはこれだ。
 握手した手から凍てつくような冷気を奔らせると、大統領の手が凍る。その間に発動させるのは第一の殺人『人形山荘』――。
「これくらいはくれてやるよ」
 ピザの礼だ、取っておきな。
 それくらいの気軽さで、己の手を凍らせると同時にすべてを飲み込む猛吹雪を巻き起こす!
『な……っ!』
「チッ、凍らせ損ねたか」
 退く大統領に舌打ちをしつつ、一緒に冷凍したピザは後で運び出そうと強く心に誓うのであった。
大成功 🔵🔵🔵

スピーリ・ウルプタス
私、今まさに未知との遭遇をしています
未確認飛行物体…これが噂にきく、U・F・O !! がいっぱい!!
(※アウトでしたら遠慮なくマスタリングで)

期待が叶ったのは良いですが
恐ろしく不利ですね!(嬉しそうに
これはお呼びするしかありません
ピア様ー!(※アイテム欄:巨大鸚鵡)出番でーっす!

ピア様に乗ってせめてUFOたちと同じ高さになってから
UC発動
軍勢を投げ網のようにせめていくつか捕獲出来たらばと試します
ええ、ビームとかビームとか出される前に迅速に!

UFOを振り切れる気がしないですが←
大統領様に拝謁叶いましたら、丁寧にご挨拶と御礼を
未知との遭遇ありがとうございます!と
あとは鎖でー…防戦になりそうです!


●未確認なアレと君
 ゲートを潜り抜け、アポカリプスヘルの戦地へと赴いたスピーリ・ウルプタス(柔和なヤドリ変態ガミ・f29171)はぷるぷると身体を震わせていた。
 勿論、恐怖や武者震いなどではない。
「私、今まさに未知との遭遇をしています……!」
 目はキラッキラに輝いて、興奮状態を示している。
 そう、つまりスピーリが身体を震わせる程に興奮する事態が起きているという事で――。
「つるっとした円盤型のフォルム、この継ぎ目がない飛行物体、これが、これが噂にきく、未確認飛行物体……Unidentified Flying Object!」
 おっと無駄に発音がいい!
「略してU・F・O!! がいっぱい!!」
 来てよかったU・S・A!! 感動と共にプレジデントの何だ君、という視線にもちょっとした恍惚を感じて打ち震えつつ、スピーリが笑みを浮かべたまま呟く。
「しかし期待が叶ったのは良いですが」
 そう、一度は見てみたかったUFOが見られたことには満足なのだが。
「今のこの状況、私にとっては恐ろしく不利ですね!」
 嬉しそうに言っている場合ではないのだけれど、ちょっと痛い目に合うチャンスかもしれないので。彼にとってはご褒美なので!
「いえいえ、ですが負けるわけにはいきませんからね」
 勝てるかどうかのギリギリを楽しむのは良いとしても、なんて目を細めてスピーリが頷く。
「これはお呼びするしかありません……ピア様ー! 出番でーっす!!」
 スピーリの呼び掛けに応じ、全長.2.5m程の巨大な鸚鵡ウトピアが姿を現す。
「ようこそおいでくださいました!」
 いそいそとスピーリがその背に乗り、UFOと同じ高さにまで飛翔した。
「それではそのつるっとしたフォルム、熱く抱きましょう!」
 幾百もの灼熱を纏う鎖がまるで投げ縄のようにUFOへと襲い掛かり、絡め捕る。
「その調子です、ええ、ビームとかビームとか出される前に迅速に!」
 フラグかな? フラグです。
「ああっ! 言っている間にビームが! 焦げる、焦げてしまいますね!」
 頬を紅潮させながらスピーリがUFOからのビームでちょっとその身を焦がしつつ、大統領に向かって飛ぶ。勿論ウトピアにはかすり傷一つないというクオリティ。
「UFOを振り切れる気は致しませんが、大統領様にはご挨拶致しませんと」
 目指すは国立公文書記録管理局前、プレジデントのみ。
「ピア様、あの方の前へ」
 スピーリの願い通り、ウトピアがプレジデントの眼前に舞い降りる。
「これはこれは大統領様、私めに未知との遭遇をありがとうございます!」
 あとビームも! 斬新な痛みでしたと満面の笑みだ。
『猟兵にも色々な者がいるようだね』
 本当に色々な者がいるな、という顔である。
「そんな、私など末席に過ぎません」
 そうかい? トップクラスでは? みたいな顔をされたけれど、スピーリは気にしない。
「ほら、このように」
 鎖で絡めとり、防戦しか出来ぬ身ですから。
 この場にそぐわぬほどおっとり微笑み、スピーリが灼熱を纏う鎖を振るう。
 私が倒せなくとも、この隙を突いて猟兵のどなたかが倒してくださるでしょう、なんて考えながら――。
大成功 🔵🔵🔵

疋田・菊月
いやー、すごい数ですねー。
大統領ともなると、扱える私兵も多いのでしょうか。
まあでも、本人とボクシング勝負は分が悪いので、私達はせいぜい手駒の皆さんを片付けに行きましょうか
とはいえ、とはいえですよー。
さすがに戦車部隊相手に生身はつらいです。
シュタインバウアーでお出迎えしますが、うーん、単機で乗り越えられますかね
幸い、ロンメルさんほどの指揮は持ち合わせていないようですし、ここは量産機らしく手持ちの手榴弾、火器を用いてゆっくり後退しつつ凌ぎましょう
生き汚さの見せ所さんですよー

あいたた、だいぶ辛いですねー
残弾も残り少ないので、あとはパパーっと吐き出して傷跡を残して、撤退です
逃げますよー!


●単騎出陣、命は大事に!
「いやー、すごい数ですねー」
 国立公文書記録管理局、プレジデントが待ち構えるその場を守るかのように現れた戦車部隊の数々を眺めて、クロウタドリの姿をしたカミオさんと共に疋田・菊月(人造術士九号・f22519)が感心したような声を上げる。
「やはり大統領ともなると、扱える私兵も多いのでしょうか」
 元、とはいえ大統領にまでなった男だ、そうであったとしてもおかしくはない。
「まあでも、本人とボクシング勝負は分が悪いので……」
 何と言ったって、菊月は花も恥じらう帝都の乙女なので。
「私達はせいぜい手駒の皆さんを片付けに行きましょうか」
 とはいえ、と菊月が居並ぶ戦車の群れを眺めて笑う。
「さすがに戦車部隊相手に生身はつらいです」
 猟兵と言えど、普段は帝都の小さなカフェーで給仕として働く身。戦車とだなんてそんな……。
「ですから、シュタインバウアーでお出迎えしますね!」
 花も恥じらう乙女??
 躊躇いなくシュタインバウアーmk-2、量産型のキャバリアを喚び出して颯爽と乗り込んだ。
「うーん、単騎で乗り越えられますかね」
 操縦席に座り、流れるような動きで出撃準備を整えながら菊月が思案する。
 この戦争で戦ったロンメルほどの指揮力は持ち合わせていないはず、ここは量産機らしく手持ちの手榴弾と火器を用いてゆっくり後退しつつ凌ぐしかないかと作戦を組み立て、顔を上げた。
「生き汚さの見せ所さんですよー」
 ええ、帝都の乙女はしたたかなのです。
「いきますよー、シュタインバウアー!」
 モーターが唸りを上げて菊月に応え、戦車の間を駆ける。
 モストロ・ノインを構えたシュタインバウアーが戦車の足を止めるべく射撃を行い、動きを止めた横を抜けて手榴弾を投げ付けた。
「3、2、1、どかーん! ですよ」
 勿論自分はどかーんと爆発する前に素早く後退し、炎と煙が晴れる前に射撃による牽制も忘れない。
「退路の確保はできてますから、あとは思う存分暴れるのみですねー」
 残弾が残り少なくなるまでは、この戦車達を駆逐する。それが自分にできるお仕事だと菊月が笑った。
 そうして、有言実行とばかりに戦車の数を減らし、手榴弾が両手の数を切った頃にゆっくりと後退の準備を進めていく。
「あいたた、さすがにこれだけやり合うとだいぶ辛いですねー」
 稼働率が下がっているし、損傷を示すアラームも響いている。
「ここらが引き際ですね、あとは残弾をパパーっと吐き出して撤退です」
 傷跡はかなりの物を残せましたよね? なんて笑って。
「シュタインバウアー、カミオさん、もうひと踏ん張りです。最後に思いっきりやって、逃げますよー!」
 そーれ! とばかりに残った手榴弾を投げ放ち、菊月は自らのやるべき事は成したと満足気に笑うのだった。
大成功 🔵🔵🔵

グラナト・ラガルティハ


プレジデントの名に恥じぬ軍勢といったとこだろうが…あくまで大統領『だった』にすぎん。
選ぶはずの国民の多くが未だこの荒廃した世界に惑いながらも抗っているのだ。
民の全てをオブリビオンとしようとするのは狂行だ…今のお前にプレジデントを名乗る資格はないと知れ。

だがカリスマと言うものが油断ならぬ物だと言うのも分かっている。
その軍勢もまたそれに縛られている。
ならば俺が解放してやろう。

【封印を解く】で神の力を限定解放。
自身の装備品、蠍の剣と柘榴石の指輪をベースにUC【我が眷属の領域】を使用し火炎柱を発生させ【属性攻撃】炎で威力を上げ幽霊に効果があるように【破魔】と【浄化】を重ねる。


●灼炎
 轟、と炎が逆巻くような音と共に、グラナト・ラガルティハ(火炎纏う蠍の神・f16720)は国立公文書記録管理局の正面に位置する場所へ降り立った。
 メインストリートとも呼ぶべき道には、国立公文書記録管理局へ向かうのを阻む様に戦車が配置されている。
「プレジデントの名に恥じぬ軍勢といったところだろうが……」
 葉巻を咥え、余裕の表情を浮かべるプレジデントをグラナトが目を細めて見遣った。
「あくまで大統領『だった』にすぎん」
 炎のような赤く長い髪が風に揺れ、まるで燃え盛っているかのよう。
 細められた瞳は射貫くような黄金で、全てを見透かすかのように。
「大統領を選ぶのはこの国の民だ」
 そして、この世界では選ぶ立場にある国民の多くが、未だこの荒廃した世界に惑いながらも抗っている。オブリビオン・ストームによって人類の大半が死滅したこの世界で!
「ならば、人々に選ばれたという『大統領』であった者が、民の全てをオブリビオンとしようとするのは狂行だろう」
 本来であれば、一番に抗うべき存在であるはずだろうと、グラナトの炎がチリリと燃える。
「今のお前に『プレジデント』を名乗る資格はないと知れ」
 しかし、だ。
 大統領であったという事実と今もなお持ち合わせているであろうカリスマ、それが油断ならないものであることをグラナトは知っている。事実、目の前の軍勢もまた、それに縛られているのだから。
「ならば――俺が解放してやろう」
 火炎と戦の神が、凛とした声を響かせる。
 戦いの火蓋を落とす、その声を。
「此処より、我に属するものたちの領域とする」
 己に課した封印を解き、神としての力を限定的に開放し、蠍の尾の形をした武器飾りがついた魔法剣と柘榴石が嵌め込まれた金の指輪をベースに領域を広げる。
 展開された領域はおおよそ半径100メートルほど。
 つまり、目の前の戦車達がいる場所はグラナトの領域――。
「還るがいい」
 短い言葉であった、けれどそれだけで充分とばかりに戦車が巨大な火炎の柱へと変換される。
 すっと蠍の剣を火炎柱に向け、そこに破魔と浄化の力を乗せればプレジデントが召喚した精鋭アメリカ陸軍兵達が消えていくのが見えた。
 火炎柱が幾つも立ち昇る中をグラナトが歩く、炎はその身を焼かず、ただ主たる神を傷ひとつ無く通すのみ。
 さあ、火炎と戦の神がお前の相手をしよう――轟、と灼炎が渦巻いた。
大成功 🔵🔵🔵

ラブリー・ラビットクロー
ヒトのユメを叶えるのはもーお前達じゃない

【着弾を確認。ビー玉群の投影したラブリーに命中。位置情報隠蔽の為継続してジャミングをかけます】
ねえマザー
敵は凄い数
一人じゃ太刀打ちできないぞ
【近くの拠点よりサーバーの無償提供です。ネットワークに接続し映像を流します】
皆が応援してくれてるんだ!

皆本当に辛くて
何度も涙を流して
それでも諦めなかった
だから今日とゆー日があるんだ
夜明けまで後ちょっと
お願い
皆のユメをらぶに託して!

【各地より賛同者からの兵器の提供がありました。ハッキングを開始。完了。これより無人兵器部隊を召喚します】
ありがとう!敵部隊は任せたぞ
プレジデント
お前はらぶが相手だ
これがらぶ達の戦争なんな!


●一人じゃないから
 幾つもの予兆を見た、他のフォーミュラのも、プレジデントのも。
 だから今、ラブリー・ラビットクロー(とオフライン非通信端末【ビッグマザー】・f26591)は国立公文書記録管理局に面する場所に立っている。
「ヒトのユメを叶えるのはもーお前達じゃない」
 だって、らぶ達はらぶ達の意思でここにいる、お前達の思う通りにさせない為に此処にいるんだ。
 手にしたきれいなビー玉を覗き込み、それからプレジデントが召喚した戦車部隊の方へと放り投げる。きらきら、ころころとビー玉が転がって、ラブリーの姿を投影する。
 その影に向かって、戦車群が一斉に砲撃を開始した。
「マザー」
 ラブリーの持つタブレット【ビッグマザー】がラブリーの声に反応し、解析機能を走らせる。
【着弾を確認。ビー玉群の投影したラブリーに命中。位置情報隠蔽の為継続してジャミングをかけます】
 聞きなれた音声がラブリーに結果を伝えると、ラブリーがこくりと頷いた。
「ねえマザー、敵は凄い数だ」
 きっと一人じゃ太刀打ちできないと、ラブリーが真っ直ぐな声で呟く。
 負ける気なんてないけれど、絶対にぶっ飛ばすけれど。
「らぶはプレジデントをぶっ飛ばしたい」
 ラブリーの願いに応えるように、【ビッグマザー】が淡いピンクの光を放った。
【近くの拠点よりサーバーの無償提供です。ネットワークに接続し映像を流します】
 ラブリーのその願いは、高速ネットワークでアポカリプスヘルの人々に呼びかけられる。そして、その願いに賛同する人々が多ければ多いほど、ラブリーの願いは実現に近付いて。
「皆が応援してくれてるんだ!」
 皆本当に辛くて、何度も涙を流して、それでも諦めなかったから。
 だから、今日とゆー日があるんだと、ラブリーが閉じかけた目を開く。
「夜明けまで後ちょっと」
 必ず、この夜を明けさせてみせるから。
「お願い、皆のユメをらぶに託して!」
 空間を超えて、ネットワークで繋がった願いがラブリーに力を与えてくれる。
【各地より賛同者からの兵器の提供がありました。ハッキングを開始。完了。これより無人兵器部隊を召喚します】
「ありがとう! 敵部隊は任せたぞ」
 召喚された無人兵器部隊がプレジデントの戦車部隊と激突する、道は開かれたのだ。
「プレジデント!」
 ラブリーが駆ける、今ここで彼をぶっ飛ばす為に。
 鷹揚な笑顔でラブリーを迎え入れる男が、拳を握って。
「お前はらぶが相手だ」
『来るがいい、猟兵!』
「これがらぶ達の戦争なんな!」
 力と力が激突するその瞬間に、ラブリーは人々の後押す力を確かに感じていた。
大成功 🔵🔵🔵

ネフィリア・キングプロテア
「わぁ…す、凄いですね…
こ、これ、戦わないといけないんですか…?」

戦車や戦闘機の機銃、砲撃を巨人サイズの手鏡、『ラ・ルミナリシア』で受け止め、打ち返します…
砲撃が小休止したタイミングで【指定ユーベルコード】発動、巨大化
力任せに腕を振り回したり、ただ歩き回ったりして戦車や戦闘機を破壊します!
適度に破壊したら口から熱光線を発射、街ごと破壊の限りを尽くします
その姿は二つ名の如くです

「え、えっと…やりすぎちゃい…ました…?」


●がおー! のお時間です
 ワシントンD.C.にある国立公文書記録管理局、そこで待ち受けるはプレジデントと彼の能力により召喚された大統領の軍勢。ネフィリア・キングプロテア(愛らしき大災害(スイート・ディザスター)・f27212)が目にしたのは戦車や戦闘機といった、高威力の破壊兵器を備えたものばかり。
「わぁ……す、凄いですね……」
 5メートル近い身長を持つネフィリアにそう言わしめるだけの軍勢をプレジデントは用意していた、それは猟兵達の力を評価してのことなのだろう。
「こ、これ、戦わないといけないんですか……?」
 あたしに倒せるでしょうか……眉を下げ、ネフィリアが言い淀む。
 でも、じゃあ何の為にあたしはここに立っているのでしょう、と下げかけた視線を上げる。
 戦う為、戦争によって滅ぶ危機を迎えているこの世界を救う為だと己の心を鼓舞すると、巨人用に作られた巨大な手鏡『ラ・ルミナリシア』を手にし、一歩前へと踏み出した。
 こちらに迫る意思を持った敵として、大統領の軍勢がネフィリアに向かって砲撃を開始する。迫りくる砲撃にも足を止めず、ネフィリアが手鏡を翳した。
 それはネフィリアに迫る悪しき力を跳ね返すおまじないが施された手鏡であり、彼女を害そうとする攻撃の全てを跳ね返す。集中砲火を物ともせず、ネフィリアは進む。
「あたしにできること、やってやります! ええ、やってやりますよ!」
 すう、と息を吸ったネフィリムの身体が、まるでアリスがEat Meと書かれた巨大化するケーキを食べたかのようにどんどん大きくなっていく。全長13メートルの大巨人に変身し、飛んでくる戦闘機を腕の一振りで叩き落していく。
「こ、こっちこないでください……!」
 力任せにぐるぐると回したパンチで遠くへ吹っ飛ばされる戦闘機、ただ歩いただけでひっくり返される戦車。
 その姿は愛らしくとも、まるで街を破壊する大怪獣のよう!
 街は無人で、人的被害はないけれど。
 大統領の軍勢を蹴散らして、お覚悟とばかりにネフィリアが口から熱光線を発射する。
「が、がおー!」
 なんて、二つ名の如く愛らしき大災害は止まらない。
 気が付けばプレジデントの軍勢は壊滅していて、ネフィリアがハッとした顔で街を見下ろす。
「え、えっと……やりすぎちゃい……ました……?」
 眉毛をへにょりと下げて、ネフィリアがえへ、と微笑んだ。
大成功 🔵🔵🔵

ニコリネ・ユーリカ
リダン隊長(f03694)と
我等ナイスミドルを求め進撃する「オヤジ狩リ団」
双眼鏡を覗き込みNARA前に鎮座するイケオジを隊長に報告!
暴力の匂いが漾う紳士、いいとおもいます!(ギンッ)

武器&防具改造で装甲を強化したFloralFallalで現着
営業車をシェルター代わりに戦車部隊の先制砲撃を受けつつ
車内で「イケオジ賛歌」を歌い、戴冠した隊長を無敵化する


花も恥らう手弱女の
イケオジ見れば 山海も 砲煙弾雨も何のその
ソレ狩れ ヤレ狩れ スマホ撮れ
ハー ドッコイショ

砲弾をものともしない隊長が恐ろしいでしょう
無敵の陰に隠れてレッドカーペットを敷き
ファーストレディを大統領前に誘導
動揺する米軍を余所に自撮る!


リダン・ムグルエギ
ニコ(F02123)と共にいざ行け、オヤジ狩り団!
目的はイケオジと記念撮影する事

先制攻撃は見た人の距離感狂わす催眠模様入り改造衣装で耐えるわ
ニコの愛車の上で松明を手に仁王立ち

ニコの冠を貰ったら7つの棘を裁縫で追加し被り
松明と合わせて自由の女神のポーズ!
(無敵中に挑発&かばう&パフォーマンス

アナタ達の敵は本当にアタシ達?
この自由の国で、雑多な種や職を持つ貴方達が
「不自由に画一的に大統領に従う」のは変よ!

コードで仲間割れを起こし大統領へ迫るわ
「さ、自由に生きるアタシ達と
オブリビオン化という不自由を強いる貴方
どちらが良いか、周りの人に投票(攻撃)で決めてもらいましょ?

あ、その前に3人で記念撮影いい?


●ナイスミドルは国の宝、わかりみ
 リダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)並びにニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)は重大な任務を手にし、ここ国立公文書記録管理局、通称NARAにほど近い場所へとやってきていた。
「リダン隊長! 目標を発見したわ!」
 双眼鏡を覗き込み、ニコリネがやや興奮気味にリダンへと伝える。
「いたのね? でかしたわ、ニコ!」
 親指をグッと突き出したサムズアップをニコリネに決め、リダンも双眼鏡を覗き込む。
 見えたのは公文書記録管理局の前に鎮座するイケオジ、もといプレジデントだ。
「いいわね……」
「でしょう? 暴力の匂いが漾う紳士、いいとおもいます!」
 ギンギンにかっぴらいた眼で言うニコリネに、リダンも同意するように頷く。
「ナイスミドルは目の保養……!」
 アメリカンな風情は勿論の事、ちょっとオールバック気味に左右に流したプラチナブロンド、濃いめだけど一目でわかるイケメン顔、両手はなんだかマシンナイズされているけれど隠しようのない厚い胸板……!!
「「イケオジ、最高!」」
 そう、彼女達は何を隠そう隠しもしないが、ナイスミドルを求め進撃する『オヤジ狩り団』なのだ!
 新規入団者受付とかやってます? もとい、彼女達の目的はオヤジ狩りといえど痛めつけるあれそれではなく、イケオジを求め奔走し、イケオジと共に記念撮影をする事! 勿論、プレジデントを倒す意思も、きっとある、多分。
「目的を発見したからには突撃あるのみよね、リダン隊長!」
「勿論、それ以外になにかある? ないわね!」
 だよね! といういっそ清々しい笑みを浮かべた二人は、早速突撃するべく準備を整える。
「このFloral Fallalを……こう!」
 本来ならば香りを運ぶ花車であるが、ニコリネの改造技術によってあら不思議! 装甲を強化した、シェルター並の強度を誇る5MT4WDな移動販売車に早変わり!
「アタシはこう!」
 見た者の距離感を狂わす、催眠模様入りの改造衣装に身を包んだリダンがニコリネの愛車の上に仁王立つ。手には松明、難しい事は一切わからないけれど、何から何までが完璧だ!
「行くわよ~、リダン隊長!」
「いつでもばっちこいよ!」
 ドゥルルン! と勢いのあるエンジン音が響き、ニコリネの運転による突撃が開始された。
 勿論、そんなくっそ怪しい販売者を素通りさせるセキュリティではなく、リダンを乗せたFloral Fallalを狙って砲弾の雨あられである。
「来たわね、先制砲撃! 負けないわよ!」
 オーディオのスイッチをポチっと押して、それではニコリネ・ユーリカが歌います。聞いてください、『イケオジ賛歌』!
 ~♪♪♪~
 花も恥らう手弱女の
 (ハー ドッコイ!)
 イケオジ見れば 山海も 砲煙弾雨も何のその
 (アー ヨイショ!)
 ソレ狩れ ヤレ狩れ スマホ撮れ
 (イケオジ! イケオジ!)
 ハー ドッコイショ!
 (ドッコイ! ドッコイ!)
 ~♪♪♪~
 合いの手はリダンでお送りしております。
 爆音で流れる曲と歌に合わせ、二人のテンションは最高潮である。
 その上、ニコリネはこの歌に魔法と祈りを籠めていて、リダンを王たらしめんと無敵の月桂冠を創造していた。
 テンションが上がり過ぎってなもんであるが、リダンも負けてはいない。その冠を受け取って、七つの棘を裁縫で瞬時に追加して被ったのだ。
 そうなると、リダンは松明と七つの棘持つ冠を装備しているわけで。つまり、わかるね?
「自由の女神よ!」
 そう、自由の女神ポーズを決めて、無敵モードで相手を挑発するわニコリネを庇うわで、なんていうかそう、無双状態。
 イケオジを求める二人、余りにも強すぎる……!! メンタルが。
 戦車部隊もシークレットサービスも何のその、花車を国立公文書記録管理局前にガン着けだ!
「ふふ、砲弾をものともしない隊長が恐ろしいでしょう……!」
 ニコリネが無敵状態のリダンの陰に隠れつつ、レッドカーペットをプレジデントの前まで勢いよく敷いた。
 自由の女神ポーズをしたままのリダンがレッドカーペットへ一歩踏み出し、声を上げる。
「アナタ達の敵は本当にアタシ達?」
 シークレットサービスや戦車部隊に語り掛ける声は、真摯そのもの。
「この自由の国で、雑多な種や職を持つ貴方達が『不自由に画一的に大統領に従う』のは変よ!」
 その言葉に籠めるはユーベルコードの力、仲間割れをおこさせる、リダンの詐術であった。
 ざわりとした不審はさざ波のように広がって、今やリダンとニコリネを止める者はいない。悠々とモデルウォークを決め、リダンとその手を引くニコリネがプレジデントへと迫る――!
「さ、自由に生きるアタシ達とオブリビオン化という不自由を強いる貴方――どちらが良いか、周りの人に投票で決めてもらいましょ?」
 投票という名の攻撃でね、とリダンが鮮やかに笑って。
「あ、その前に三人で記念撮影いい?」
『なんて?』
「記念撮影よ、自撮りね!」
 動揺するプレジデントも米軍も何のその、イケオジを真ん中にしてはいチーズ!
「撮れた?」
「ばっちりよ、リダン隊長!」
 念の為に連射もしたからね。
 サービス精神に溢れるプレジデントは咄嗟の写真でも笑顔だし、リダンとニコリネはイケオジと自撮りという目的達成によりすごくいい笑顔だ。
「それじゃ、投票開始といきましょうか!」
 ね? と、全速力で生きる彼女達が微笑んだ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

朱酉・逢真
心情)愛しているのだね。お前さんら、オブリビオン・フォーミュラはこの世界を愛している。だからこそ永遠にしたいのだろう。いとしいとしと言う心と書いて恋と言うならば、ああいいとも。《海》からの恋心をお届けしようじゃないかね。
行動)戦闘機に戦車、歩兵という軍勢。愛しきいのちの群れよ…過去に滅びたとして其処に何の差があろうか。銃弾でもなんでも飛ばしておいで。病と毒の津波で腐らせ溶かし吹き散らそう。先制を受け流し、次はこっちの手番さ。両手に湧き上がる《海》の泡、ひとつ吹いたら戦場に散る。機会も生身も区別なく、みなみな海に溶けていけ。彼岸の愛を抱いて、愛すべき国家とおかえり閣下。


●恋とは恐ろしく甘美なもの
 戦闘の痕が色濃く残る国立公文書記録管理局の前に、するりと猫のように現れた朱酉・逢真(朱ノ鳥・f16930)が数々の猟兵達と戦ったであろうプレジデントを見遣る。
『君も猟兵かね』
「そうさァ、こう見えても猟兵の端くれでね」
 ヒヒ、と笑ってプレジデントを守る様に陣取るシークレットサービス達に、両手を上げて見せた。
「やり合う前にちょいとばかり話をしようじゃないか、閣下」
『ほう、話』
 よかろう、というように頷いたプレジデントに、逢真は両手を上げたまま問い掛ける。
「愛しているのだね、お前さんら、オブリビオン・フォーミュラはこの世界を愛している」
 愛とは広義にわたる言葉だ。恋人たちが囁き合うのも愛だろうし、暴力も愛だろう。そうして、永遠にしたいからこそ、この世界を壊したいというのも、愛だと。
『随分と面白い事を言うのだな』
「だから永遠にしたいのだろう?」
 かわいいことを考えるもンだねェ、と逢真が笑う。
「いとしいとしと言う心」
 歌うように囁いて、プレジデントを真っ向から捉える。
「そう書いて、戀と言うそうだよ」
 お前さんたちの恋心も、そうだろう?
『言葉遊びかね? もういいだろう、そろそろ拳で決着を着けようじゃないか』
「ヒ、ヒヒ、お生憎様だねェ、俺はフィジカルは全くでな」
 だからこそ、《海》からの恋心をお届けしようじゃないかね。
 そう笑った逢真が両手を揃え、椀のような形を作る。何かを請うような仕草だとプレジデントが思った瞬間、その両の手の平からこぽり、こぽりと《海》が湧いた。
 瞠目し、バックステップで距離を取ったプレジデントの指示のままに、シークレットサービス達が逢真へと襲い掛かる。
「ああ、愛しきいのちの群れよ」
 過去に滅びたいのちであろうと、ここに生きるいのちであろうと、其処に何の差があるものか。
 銃弾でもなんでも飛ばしておいで、愛しいいのちと逢真が囁く。
「お前さんたちのなんであろうと、全部俺が受け止めよう」
 この、病と毒の津波で腐らせ溶かし、吹き散らしてあげよう。全ての攻撃は《海》に溶けて浚われ、さて次はこっちの手番。
 逢真が一歩も動かぬままに、両手に湧き上がる無数の泡に向け、ふう、と吹いた。
 まるで幼子が吹くしゃぼん玉のように、泡が戦場に散って。
 ふわふわ、ゆらゆら、泡が飛んで触れて。触れた事物すべてを蕩かし、ぐずぐずと消えていく。
「機械も生身も区別なく、みなみな海に溶けておいき」
 さあ、お前さんの番だよ。
「彼岸の愛を抱いて、愛すべき国家と共におかえり、閣下」
 骸の海へ、この泡がおくってくれる。
「痛みはないよ、安心おし」
 おやすみ、愛しきいのちの群れよ。
 全てを融かして見送ると、最後に海へ沈むかのように逢真も影の中へとぷんと消えた。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年09月16日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵