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アポカリプス・ランページ⑮〜わんわん大パニック

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #アポカリプス・ランページ⑮


 メンフィス灼熱草原――かつてはミシシッピ川に面した、肥沃な大地に抱かれる大都市でしたが、今やその面影はなく。
 大地を、更には地下までも覆うのは消える事の無い黒い炎。死の草原と化したこの場所で、黒い炎の奥から人々を狙う赤い目。
 黒の中で、不気味に輝くそれが訪れる誰かを待っている。

「皆、お疲れ様じゃ」
 サーラ・ビアンコ(La fanciulla del gatto・f27059)は目線を合わせるためかなり高い台に乗ると集まった猟兵達をゆっくりと見まわす。
「戦争とは嫌なものじゃの、アポカリプスヘルはただでさえ荒れておるのにこんな事になってしまって」
 一応、悲しげな顔をしつつ尻尾をふさりと揺らすこの猫も、アポカリプスヘル出身なのだ。今ではぬるま湯に浸かりきっているが。
「今回の目的地は、メンフィス灼熱草原。黒い炎に覆われた大地に多数のオブリビオンが集結しているため、早めの撃破が必要じゃな」
 そして、とサーラは画像を浮かべる、そこに現れたのは。
「今回の敵じゃ。通称は暴走ロボット犬『シベリー』」
 目を赤く光らせたハスキー犬……ではなくハスキー型ペットロボットだったもの、だそうだ。
「人の姿を見つけ次第、集まってきて……本犬達は遊んでもらおうとしているようなのじゃが」
 オブリビオン化してしまっているため、追いかけ回し、無差別に攻撃を繰り返す暴走状態となっているらしい。破壊し、止める以外に方法は無いとの事。
「奴らは炎に紛れて近付いてくる、先に見つけ、対処すれば皆なら難しい事では無い筈じゃ」
 接近されるより先に素早く見つけ、先手を取れば比較的楽に戦う事が出来るだろう。
「動物の形をしたものを倒せと言うのは心苦しいのじゃ……しかし、奴らはロボット。しかも暴走し、歯止めも効かぬ。破壊し、骸の海へと返すのが一番の供養じゃろ」
 グリモアを出し、転移の扉を開くサーラ。
「では、皆無事に帰ってくるのじゃぞ。妾はここで帰りを待っておるからのぅ」


真空。
 見て頂き有難う御座います、真空。(まそら)です。

 プレイングボーナスは【黒い炎に紛れた敵を素早く発見する】です。
 いつもの感じなので、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。

 1章完結戦争シナリオのため、公開後即受付し、少数採用となるかと思われます。

 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。
 今回のシナリオの構成上、大人数は厳しいかと思います。

 皆様の参加、心よりお待ちしております。
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第1章 集団戦 『暴走ロボット犬『シベリー』』

POW   :    行動プログラム:甘噛み
【激しい噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【習性と味のデータ】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD   :    行動プログラム:お迎え
【助走をつけて放つタックル】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ   :    行動プログラム:遠吠え
【激しい咆哮】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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オルフェ・ラグランジュ
◎共闘、アドリブ等歓迎

うわー!犬!ってロボットか
それに、機械の体なのに暑い環境が平気なのは凄いな
……でも、元々は人間の友達として生み出された存在が
こんな風に利用されるなんて可哀想だ
平和な世界なら一緒に遊びたかったけど、早く眠らせてやらないとね


◆行動
何にしても探し出さなきゃ話にならない
相棒のサフランに乗りながら
サーラさんが予知した地帯を探索
UCの為の下準備に避雷針を埋め込みながら「斬撃破」を放って引っ掛かる反応を探すよ

見つけたら地形破壊や楽器演奏で誘き寄せて
相手の攻撃は「気合い」と「オーラ防御」で耐える
ある程度の数を引き付けられたら「貫通攻撃」付きの【ディバイン・サンダー】を放ってお返しだよ!



 オルフェ・ラグランジュ(鵲の渡せる橋・f34016)が転移で戦場へと降り立った瞬間、黒い炎が一際大きく燃え上がる。
 炎の向こうに、遠くを走る犬らしき姿、赤い光が煙に反射する。
 「うわー!犬!ってロボットか、機械の体なのに暑い環境が平気なのは凄いな」
 今から追いかけても追いつくことは出来なさそうだ、別の集団を探す事に決めると側に立つグリフォン――相棒のサフランへと目を向けるとその首をそっと撫でる。
「……でも、元々は人間の友達として生み出された存在が、こんな風に利用されるなんて可哀想だ。平和な世界なら一緒に遊びたかったけど、早く眠らせてやらないとね」
 ふわりとサフランへと飛び乗り、炎の大地を駆ける。時折足を止め、避雷針を埋め込みつつ斬撃破を放って立てて音や衝撃で寄ってくるものがいないか様子を見ながら、次第に範囲を広げつつ辺りを探索し続ける。音が届いたのか幾つかの影が動き始めるのが視界の端に映れば、円の中心辺りへと移動してさらに近くに寄せるため、シンフォニックデバイスを取り出し歌声を響かせる。
「よし、良い感じに集まってきたね!」
 オルフェを囲むように集まってきた暴走ロボット犬『シベリー』。人だけでなく、グリフォンがいるのが怖いのか足を止めると遠吠えを始める。一匹が吠えれば次、と合唱のように響く声は衝撃波となってオルフェ達を襲うが、とっさに展開したオーラ防御でサフランごと覆い込み耐えきる。
 ダメージを受けた様子の無いオルフェに、シベリー達が動く。じりじりと距離を詰め、一気に円の中に飛び込んでくるシベリー。それを見たオルフェは。
「今だ!」
 サフランが翼を羽搏かせると一気に円の中から離脱、その背でオルフェがディバインデバイスを起動すれば、荘厳な音色が鳴り響く。そして、音色に乗って空から降るのは、裁きの雷。避雷針の内側が白く光り、雷が消えた後には動力部を破壊されたシベリー達が倒れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
犬、なのは可愛いんだけど…ロボットかぁ…
遊びたいだけなのにこうなっちゃうのは可哀そうだけど

翼を用いた【空中浮遊】で少しだけ体を浮かせつつ高速回転しながら
全方位に向けて【高速詠唱】で雷魔法の【属性攻撃、範囲攻撃】
ロボット、つまり機械なら過電流でショートするよね
ショートさせる事により足止めしつつ火花を起こさせたり
避けられても音を立てさせる事で位置把握
みーつけた♪

タックルは【空中戦】で回避を優先しつつ【指定UC】発動
思いっきり叫ぶ事で言葉を量産可能な物理文字として具現化し
タックルに対する盾にしたり
ロケットの如くぶつける事により攻撃

いい加減はしゃぎ疲れたでしょ
そろそろおやすみの時間だよ
骸の海へお帰り



「犬、なのは可愛いんだけど……ロボットかぁ……」
 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は目を伏せると映像で見せられたシベリー達を思いやる。
「遊びたいだけなのにこうなっちゃうのは可哀そうだけど……」
 背の翼が風を捉え、ゆっくりと澪の身体が宙に浮かぶ。天使の翼が装飾されたマイクを構え、涼風のような声が詠唱を始める。優雅に琥珀色の髪を靡かせくるくると身体を回しながら、澪から放たれるのは機械にとっては致命的な効果を持つ雷魔法。
「ロボット、つまり機械なら過電流でショートするよね」
 回る事で全方位へと向けて放たれる魔法が、遠くを進むシベリー達を襲う。突然の攻撃に倒れる数体のシベリー、魔法が当たらなかったシベリー達は攻撃が飛んできた方角から、澪の居場所を把握し集まろうとしていた。それこそが澪の狙いだと知らずに。
「みーつけた♪」
 凄まじい勢いで迫り来るシベリー達を見ても、澪は笑みを浮かべその場で待つ。自らを囮として、一気に集めてしまおうと。
 全力で走り来るシベリーが届きそうな高さを飛ぶ澪に向かい、ジャンプタックル攻撃を仕掛けてくる。ひらりと飛び上がって躱し、また次を避けて僅かに高度を取ると、再度マイクを構えて。
「教えてあげる。僕の世界に、この世界に溢れる鮮やかな音!」
 放たれた歌声はそのままに形を成し――この戦いを嘆く声は盾となってシベリー達の足を止め、夏の夕立を楽しむ声は大きく広がるとシベリー達へと降り注ぎ、その身体を打つ。澪の声は文字通りの武器となり、戦場を自由に飛び回る。
「いい加減はしゃぎ疲れたでしょ、そろそろおやすみの時間だよ……骸の海へお帰り」
 最後に、気持ちを込めた声をマイクに乗せる。ロボット犬たちの安らぎを願う声は、金蓮花色の光となって降り注ぎ、シベリー達の身体を地へと還していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

双代・雅一
俺はどっちかと言うと犬派かな
いや、勿論猫含め動物全般は好きだけど
人間以外なら、な

ラサルハグェ、準備はいいか?
この熱く燃える大地は俺には暑すぎる
UC発動
翳した手の先より吹雪を放つ
少しでも、僅かでも…この灼熱地獄を冷ましてやれたら良いんだけどな

炎を吹雪で相殺すれば、向こうも紛れるものは無いだろう
逆に此方は槍の先から吹雪を出しっ放しで雪に紛れよう
匂いも風で消し飛べば嗅覚も利かないし
タックルを回避するには十分だ

凍結させて動きが鈍ってる犬君から槍でトドメを
…そんな悲しい目で見つめないで欲しいな
残念ながら俺は君達のご主人じゃないし、それになることも出来ない

わんこは炎の中より雪の中を駆け回る方がお似合いだよ



 炎の大地に、真逆の氷の色彩が降り立つ。
「俺はどっちかと言うと犬派かな。いや、勿論猫含め動物全般は好きだけど……人間以外なら、な」
 双代・雅一(氷鏡・f19412)は白衣の胸ポケットから顔を覗かせる氷蛇へと一度視線を落とす。
「ラサルハグェ、準備はいいか?この熱く燃える大地は俺には暑すぎる」
 頷くように動いた氷蛇はするりと手の先に絡むように動き――一瞬の後には氷の鋭さを持つ、細身の槍へと姿を変えていた。
「何もかも全て、凍り付け――」
 黒い炎へと向けて手を翳せば、全てを凍らせる冥界の吹雪が渦を巻いて吹き出し大きく広がって大地へと降り注いでいく。
少しでも、僅かでも……自らの力でこの灼熱地獄を冷ます事が出来れば。そう願いつつ、時折身体の向きを変えて広い範囲の熱を消していく雅一。勿論、この大地を冷ます事だけが狙いでは無く。
「炎を吹雪で相殺すれば、向こうも紛れるものは無いだろう」
 視界を遮る黒い炎を消し、未だ動き回るロボット犬たちを見つけやすくする事も狙いの一つ。そして、その狙いは成功し炎が消えた大地で、戸惑う様に固まるハスキー犬の一群が視界に入る。
「よし、それなら……」
 吹雪を出す先を、手から槍へと変えると自身を隠すように流れを操る。流れる先は群れの方向、凍らせて動きを止めてしまおうとより強く氷結の力が働くよう念を込めて。
「匂いも風で消し飛べば嗅覚も利かないし」
 それでも、こちらに気付いた一匹が走り出そうとするものの、すぐに足が凍り付き悲しげに鳴き声を上げるだけで。
「……そんな悲しい目で見つめないで欲しいな、残念ながら俺は君達のご主人じゃないし、それになることも出来ない」
 ゆっくりと歩み寄り、槍を振り上げる。破壊してしまえばただの機械の塊なのだけれど。その形が、つい言葉を紡がせる。
「わんこは炎の中より雪の中を駆け回る方がお似合いだよ」
 還って、戻ってきた時にはそうなれれば良いなと。思いを込めて雅一は槍を振るった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニクロム・チタノ
なるほど熱い上視界も効きにくいとは厄介ですねならば周りにヨダレを撒き散らして辺り一面をヘドロ化させましょうか
相手はこちらを見つけたら勝手に集まって突っ込んで来るわけですしこちらも存分に可愛いがってあげましょう
ほーらワンちゃん達ボクとヘドロ遊びをしましょうそのまま集まっておいで
そしてそのままヘドロの底に沈んで行きなさいどれだけもがいても無駄ですよ
ヘドロ化の毒素でどろどろに溶かしてヘドロしてあげますね
可愛いワンちゃんを溶かすのは心苦しいですがこれも任務せめて安らかに



「なるほど熱い上視界も効きにくいとは厄介ですね」
 ニクロム・チタノ(反抗を忘れた悪堕ちヘドロ・f32208)は燃え盛る黒い炎を前に、笑っていた。
「ならば周りにヨダレを撒き散らして辺り一面をヘドロ化させましょうか」
 一歩も動くことなく自身が立つ大地へと、ヨダレを落とす。落ちた雫はじんわりと浸み込み地面を溶かし、炎を飲み込み、荒野を腐食の汚泥へと変えていく。腐り、悪臭を放つ大地の変化にシベリー達が気付かないわけが無い。残っていた群れに当然のように囲まれてしまうが、ニクロムは全く動じることは無い。
「ほーらワンちゃん達ボクとヘドロ遊びをしましょうそのまま集まっておいで」
 ニクロムの方から攻撃してくる様子が無いと分かれば、自分たちの遊びの為に噛みつこうと、飛び掛かるシベリー。しかし距離が開き過ぎ、一度着地しようとした地面は既にニクロムの力によってヘドロへと変化した後で。
「そのままヘドロの底に沈んで行きなさいどれだけもがいても無駄ですよ」
 藻掻けば藻掻く程、沈みゆく身体。粘ついた泥が張り付けば、外皮は溶け機械が露出し、やがてはそれさえも飲み込まれていく。
「ヘドロ化の毒素でどろどろに溶かしてヘドロにしてあげますね」
 気付けば囲んでいた犬達もすでに泥の中。じわじわと範囲を広げるヘドロの海は、黒い炎も全て飲み込み、腐らせていく。
「可愛いワンちゃんを溶かすのは心苦しいですがこれも任務、せめて安らかに」
 全てが終わった後、広がるヘドロの海の中立っていたのはニクロム一人だけだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月12日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト