アポカリプス・ランページ⑮〜黒炎外套〜
●黒炎外套
諸君、見えるか? そうだ。何も見えない。
滑走路も、基地も、否、それ以前に、あの美しい広場や、宮殿も。
我らが偉大なる祖国が、影も形も無くなった。
ただ、確かなのは、祖国の土が蹂躙されていることだ。
機械翼の燕を引き連れ、男は静かに、確かな怒りと憤りの感情を込めて、告げる。其処が何処であるかも、計器が示す異常な熱量も、最早彼等には気付く事が出来ない。怒りの感情のままに触れ続ける針、電子モニタに表示される数値も出鱈目だった。
黒炎が塞ぐ視界に映るのは、何時の日か願った、平和な祖国の面影だ。男の無念、願って止まず、勝ち取る事の無かった平和。
妄執と怨念、言い換えれば、在りし日の願いだけが、身体を失った彼等を突き動かす。暗く猛る炎から、冬季迷彩を施した戦闘機が、光学迷彩を起動し、飛来する。
●グリモアベース
「アポカリプス・ヘルでの戦争は順調みてえじゃな。有難う」
礼と共に誠実に頭を下げ、茶を淹れて、甘味と資料を配ると、一応と前置きしてから、世界と戦争について、説明を始める。
「アポカリプス・ヘルと、今回の戦争の概要について説明するよ。分かっとる人等は、今配ったのとか、その辺に用意した食べ物とか適当に摘まみながら、本題まで聞き飛ばしてな」
用意した飲食物を指差して鎮は資料を捲りながら説明を続けていく。
「オブリビオン・ストームによって人類の大半が死滅した近未来の地球じゃな。文明は破壊されて荒野が広がっとる。まともな人間は拠点って呼ばれる場所を作って生活しとる状況じゃな」
この世界で僅かに生き残った人類は逞しく、禁忌としていたオーバーテクノロジーを解き放ち、この状況でも生存圏の確保の為、動いている。
「オブリビオン・ストームは触れた人間をレイダー、つまり、この世界のオブリビオンに変える。後、これの所為で交通インフラ、通信インフラは完全に分断されとるな。作ったのはフィールド・オブ・ナインってオブリビオンフォーミュラみてえじゃ、六体ほどが蘇生されて、今回の戦争を起こしたみてえじゃな」
今回の戦争の目的は、このフィールド・オブ・ナインの討滅だ。完了すれば、ある程度、オブリビオン・ストームの被害は食い止める事が出来るだろう。
「六体もフォーミュラ居るって事じゃけー、雲行きは怪しいけどな……ああ、今は関係無えけど皆の立場は、優れた奪還者(ブリンガー)って事になる」
奪還者(ブリンガー)はレイダーに奪われた資材や食糧を持ち帰る人類側の戦力であり、腕が立てば何処でも歓迎され、生存本能から、恋愛対象として強く求められる側面が有る。
「と、概要はこんな所かな。本題に入るよ。今回行って貰う所は、メンフィス灼熱平原、黒炎で覆われた荒野じゃな」
かつてミシシッピ川に面していた大都市は、その面影を失って久しい。燃え盛る黒炎が、文明破壊の爪痕を誇っている。
「何故かは分からんが、此所にオブリビオンが無数に潜んどるらしい。黒炎に紛れて皆を襲ってくるけー、迅速に見付けて叩く、ってのが今回の作戦になるよ。やり方は皆に任せる。無茶な作戦じゃとは思うけど、宜しくお願いするな」
猟兵の目を遮る物は黒炎のみだ。鎮は深く頭を下げ、猟兵達を送る準備をし始めた。
紫
●挨拶
紫と申します。
引き続き、戦争【アポカリプス・ランページ】より、
戦場⑮~メンフィス灼熱平原~のシナリオとなります。
●シナリオについて
・戦場
昼。地下まで黒炎に包まれた荒野。遮蔽物は黒炎。
・ギミック
【光学迷彩】
光学迷彩を常に起動し、機体を透明化しています。
何らかの手段や特殊な感知方法を用いない限り、通常の人の目には映りません。
【高速飛行】
宙空を自在に高速飛行します。
【霊体】
敵オブリビオンは霊体に近い存在です。
・プレイングボーナス
黒い炎に紛れた敵を素早く発見する。
●その他
・psw気にせず、好きに動いてみて下さい
●最後に
なるべく一所懸命にシナリオ運営したいと思っております。
宜しくお願い致します。
第1章 集団戦
『支える者』
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POW : ――“発射”
【ミサイルや機関砲 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : ――“散開”
技能名「【空中戦(回避機動) 】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : ――“大祖国よ栄光あれ”
【大祖国の敵を撃滅する 】という願いを【他の“燕”】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夜刀神・鏡介
光学迷彩……魔法的なものを使わずして透明になれるとは凄い技術もあったものというか
ともあれ、此方が使うには良いが使われるのは御免被りたいもんだけど……
見えないのであれば探すのも一つの手だが、相手は空を飛んでいるし数も少なくない
これを一体ずつ探して潰すってのはあまり得策とは言えないか
であれば、探すのではなく一気に潰すのが吉だろう
神刀の封印を解除。緋色の神気を刀身に纏わせて、無数の刀を創り出す
陸の秘剣【緋洸閃】
大量の刀を上空からなぎ払うように降らせる
自在に、高速に飛翔する物体とはいえど、大量の刀を全て避ける事はできまい
当たれば行動速度を落とせるから、そこに向けて追撃すればより当てやすくなるだろう
シーザー・ゴールドマン
なかなか展開が早いね。此処を抜ければフルスロットル君の牙城か。
さて、ここは……霊体に近い戦闘機の大群。
あまり面白みのある相手でもなさそうだね。
『アーリマンの降臨』を発動。
中空に浮かび、戦場全体(黒い炎の及ぶ範囲)に(破魔×浄化の属性を纏わせた)真紅の波動を放って戦闘機を破壊浄化しましょう。
透明かそうでないかは問題ではないな。私の敵か否か、だよ。
敵POWUCによるミサイルや機関砲の砲弾はオーラセイバーを振るって斬撃波を放って消失させましょう。
真紅の波動はそうしている間も敵を蝕み続けます。
勘解由小路・津雲
◎
思えば後鬼のもともとの部分を拾ったのもこの世界で、海神殿の依頼がきっかけであったな。中身は別だが、ここで戦うにはこいつがふさわしいだろう。
……しかしここまで過酷な環境は初めてだ。今まで見てきたところは、まだ人が住めるところであったが。燃えさかる炎の熱は耐火の結界で防ぐとして、敵は不可視の高速飛行体とな? ふむ、それならば……
【作戦】
上空まで覆う【八陣の迷宮】を使用。
内側に入った敵には、出口に【破魔】の罠を仕掛け、通り抜けようとするものに発動し攻撃を。
外に残った敵は、攻撃して来るならその方向の結界を一部解き、後鬼の魔導砲による反撃を行う。
敵が見えぬなら、見えぬなりの闘いをするまでさ。
マオ・ブロークン
……視界が、遮られるって、いうだけ、あって。
もの凄い、勢いで、燃えてる……のね。
うずたかい、炎。ただ、歩く、だけでも、つらそう。
だから……少しの、あいだ。鎮まって、ちょうだい。
【オフィーリアの微睡み】。
これで。この場の、物理法則、が……水中、に、なった。
燃えさかる、炎を、抑えて……視界が、透き通る。
光学迷彩、も。場の、屈折率を、変えちゃう、ことまでは。
考慮、していない。はず。
輪郭が……浮き上がって。よく、見える。
あとは、かれらを。送り返す、だけだ。
この、環境なら。上空まで、泳ぐように、飛び上がれる、ので。
丸鋸を、携えて……一気に、叩き斬って、やる。
●摺り合わせ
「思えば後鬼の身体を拾ったのもこの世界……あの依頼がきっかけであったな。中身は別だが、ここで戦うには、こいつがふさわしいだろう」
同行する小さな亀の姿をした玄武に首肯し、合図を一つ。委細承知と頷くと、水気を纏い、勘解由小路・津雲(明鏡止水の陰陽師・f07917)の周囲を遊泳し、しゃらりと鈴の音を一つ響かせながら、その手元で錫杖へと姿を変化させる。
そのまま、地面を一突きすれば、りぃんと涼やかな音に導かれ、鋼の機体が姿を現し、主に何用かと、カメラ・アイを向け、異常な熱源と、カメラが描写した映像に、思考が止まる。そこに燻る、未練の残り香に、目を懲らす様にセンサを弄り、黒炎を拡大する。
「戸惑っているのか……無理もない。ここまで過酷な環境は初めてだ。今まで見てきたところは、まだ人の住めるところであったが」
装甲の負担を軽減する為に、後鬼へ一枚の対火の霊符を張り付けてから、津雲は銀の双眸を僅かに傾け、祭祀服を持ち上げ、顎に手を当て、思案する。
「……視界が、遮られるって、いうだけ、あって。もの凄い、勢いで、燃えてる……のね」
汚れ朽ちたブラウスに紺色であったと辛うじて主張するブレザーとスカート。露出された肌は生気の無い青銅色、何処か虚ろな硝子玉を思わせる、青の義眼。拭い難い金属臭は、マオ・ブロークン(涙の海に沈む・f24917)が歪な生命体であると勘付くには、十分だろう。
「うずたかい、炎。ただ、歩く、だけでも、つらそう」
其処に有る思念に同情したか、それが平常で有るか、硝子色の球体から、涙が伝う。
「光学迷彩……魔法的なものを使わずして透明になれるとは、凄い技術もあったものというか」
袖口に真紅、金の装飾を所何処にあしらった外套を携えた黒髪黒目。短く揃えた後ろ髪を、片手で一度撫で付けながら、夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は、黒炎の広がる荒野を見渡し、敵影を探る。
「ともあれ、此方が使うには良いが、使われるのは御免被りたいもんだけど……」
「確かに、便利な道具、強力な兵器は己の掌中に収めておきたいね。然し、あまり面白みのある相手でもなさそうか……さて、此処を抜ければ、フルスロットル君の牙城だ。なかなか早い展開だからね、維持して行きたいものだ」
事前の準備を怠れば戦線は容易く瓦解すると、赤スーツを纏ったシーザー・ゴールドマン(赤公爵・f00256)は当然の様に語り、どう動くのかと問い掛ける代わりに、切れ長の黄金瞳をゆっくりと滑らせる。
「敵が敵が見えぬなら、見えぬなりの闘いをするまでさ」
「少しの、あいだ。水中、に、する」
「探すのも一つの手だが……数も少なくない。一気に潰すのが吉だろう」
「ふむ。では此方は陣地を構築するまでの時間を稼ごうか。ああ、陣の外に気を配る必要は無いよ。安心したまえ」
シーザーが指を弾く。小気味の良い音と共に渦巻いた夥しい量の真紅のオドを事もなげに制御し、その光輝を全身に纏い、宙空にその身を躍らせる。
●陽動
宙空に浮かぶ赤いスーツの偉丈夫を視界に収め、燕は機体を操作し、飛行翼にセットされた空対空ミサイルを。火器管制を頼りに照準を定め、一斉に放つ。
「アルファより各機へ。油断するな。あれはサンタクロースだと思え」
「ああ、有名なジョークだね。良いセンスをしているそうだとも、君達では捉えられない」
暇潰しに念話での通信を傍受し、独りごちながら、白煙を噴き上げ、蛇行し、螺旋を描き、自身に食らい付こうとする誘導弾を、光剣が残らず切り払う。
「精々、足掻いてくれたまえ」
黒煙を上げた地点から、揶揄う様な声。接近し機銃掃射の態勢に入っていた殿が、言葉を失った。致命的と言える空白。血色の閃光が、空戦に最適化された機影を易々と追い越し、次の瞬間、拡散した。
「黒炎も迷彩も、問題ではないな。私の敵か否か、だよ。所でサンタクロースからのプレゼントは、お気に召したかな?」
コクピットに宿る妄執の念、人霊に浴びせられた真紅の波動。燕と半ば一体化していた彼等の魂が、無慈悲に浄化され、動力を失った機体が不自然に揺れ、黒炎の中へと次々と墜落していく。
「一先ずはこんな所かな」
●水を以て攻を佐くる者は強なり
「あの旦那は、相変わらずだな。手間は省けるが」
上空の閃光に、現出していた部隊の露払いを終えたと考え、津雲は霊符で五芒星を描き、呪を唱えながら、九字を切る。
「あなた、に、ルーを。やなぎのえだ、おがわの、ほとり、じぶんの、さいなんも、わからぬ、まま、なみだのかわに」
切れ切れの言葉、辿々しく紡がれる、謳うような呪い。UDCアースでは有名だった、古典作家の描いた演劇の情景、零れ続ける涙、不毛の大地の空は陰る事無く、ぽつりと、空から滴った雫が、頬を濡らす。、
「休・生・傷・杜・景・死・驚・開。今や三吉門は閉ざされ、汝に開かれたるは死門のみ」
雨乞いに澄んだ錫杖の音。霊力で生成された霊符がはらはらと舞い踊り、広大に燃え盛る黒炎を取り巻き、五芒星を茫洋と浮かび上がらせる。
「うつくしい、ひとには。うつくしい、ものを」
「急々如律令」
術式によって区切られた空間で五芒星がゆっくりと回転し、地は八門を構えた遁甲盤へと変じ、空は八神を戴いた夜天となって、術式は顕現する。空間外に残された後鬼は、主の命に従い、無感情に砲撃態勢を整える。
「なみだのあめを、あなた、に」
瞼を閉じ、遁甲版に落ちた涙の一滴が空間に波紋を残す。空間に涙の雨が注ぐ。霧雨の様に穏やかに広がって、空間を満たし、優しく、優しく、涙の海を作り上げる。
「輪郭が……浮き上がって。よく、見える」
手近に居た、沈む機体が、その身を曝す。体内の動力装置と血液のナノマシンを急速励起。魂の衝動を電力に変換。得物を唸らせ、限界を遙かに超えた速度で涙に満たされた迷宮を遊泳し、両腕で大きく振り被り、勢いを付けて、コクピットブロックに叩き付ける。耳障りな甲高い音を響かせ、硝子が引き裂かれ、薄らと映った人の面影ごと、機体を両断した。
「大した物だな」
逸早く事態を察した機体が、仕組んだ出口からの脱出を試みたのを千里鏡で確認し、死門に仕掛けた霊符が起動する。豊富な水気によって生み出された氷気の蔦が、機体を絡め取り、僅かな隙間から侵食した水を伝い、霊体ごと凍結させ、浄化する。
●流星刀
予め配られていた霊符に手を当て、呼吸が可能な事を確認してから、鏡介は佩いた二刀の内、白鞘に収められた神刀の柄に、同質化しつつある左手を掛け、眼を閉じる。自身の生命が削られていく感覚に、揺るがぬ意思を携え、封印を解く。
「神刀解放。斬り穿て」
真に斬るは、彼等の妄念、彼等の無念、あの世界では、良く有る事だ。これは本当に良く有る事だ。
「――陸の秘剣。緋洸閃」
半身の構えから、空間を裂く様に逆風の抜刀。練り上げられた緋色の神気が一時、夜天を裂き、緋色の刀剣が夜天の空から降り注ぐ。森羅万象の区別無く、全てを貫く刀身が、水中で推力を失い、輪郭を曝け出した飛行翼を縫い付け、コクピットに残る霊体を刺し穿つ。
残る機体を追走し、飛来しては澄んだ音を響かせ、砕け散り、星に昇る。神気の光輝は上空でもう一度緋色の刀身を形作り、燕へと無慈悲に降り注ぐ。水中で藻掻く燕が刀剣の雨に曝され、行き場を失った翼を休ませて行く。
●外部戦力掃討
分断された部隊の困惑を感じ取りながら、シーザーは周囲一帯を飛行する。格闘戦の距離で射出される機銃を見切り、光剣で切り払い、一を予測し、高速飛行で逃れようとする機体よりも早く、空戦マニューバのパターンを把握し、彼等の群体飛行パターンを頭に入れていく。戯れの暇潰しには丁度良い程度の頭の運動にはなっていた。接触と同時に真紅のオドを叩き込み、空気が歪み、光学迷彩を保てなくなった機体がその身を晒し、取り憑いていた霊体が浄化された。
●それでも、世界は綺麗だと
後鬼は開かれた隔離空間から光学迷彩を切って飛び出して来た敵機を認識する。自身が焦がれた物とは違う、彼等が見たかった情景は、最早此所には有り得ない。戻って来ない。それを作り出す側だった物は、心中で一言呟いて、充填の終わった主砲を制御する。供給された霊力を砲身が増幅し、黒炎の猛る大地に一筋の灼光が奔る。冬季迷彩の施された
燕の機体が、浄化の光に飲み込まれ、コクピット内部の面影を焼く。熱線が燃料ブロックに到達し、機体が虚しく、爆破音を立て、黒炎が無慈悲に残骸を焼滅させる。
機体チェック用プログラムを流し、流される数値情報を淡々と処理。この程度の戦闘行動で、問題など、起こっている筈も無い。
●終幕
鏡介は神刀を納刀と共に封印する。極度の集中状態が解かれると同時、虚脱感に襲われ、膝を折る。
シーザーは作戦の完遂を確信した所で、何時ものように、姿を消した。
津雲は結界を解除し、ルーチンワークに耽る後鬼に事情を聞き、一度此所を離れた後、気が済むまで、傍らで背を預けた。
マオはぎこちなく身体を引き摺り、当て所なく、また、荒野を歩いていく。
猟兵達はそうして、束の間の休息に身を委ね、戦場を歩いて行く。
大成功
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