アポカリプス・ランページ⑥〜ファイア・パレード
●山岳地帯
ヴォーテックス一族の一人、火炎大王『デスファイア・ヴォーテックス』。その本拠地は棘で囲まれた「鋼鉄要塞デスファイア」。そしてその奥では、デスファイアが火炎放射器を放射しながら猟兵達を待っていた。
『このオレは無敵にして! 最強! そうだろ!?』
部下達もイエッサーと返事をする。
『猟兵なんざ、このオレの敵じゃあねえ!! 全員まとめて焼き尽くしてやるぜ!!』
部下達も拍手と歓声をもって返事とした。
『無敵! 最強! のこのオレにかかれば猟兵だろうがフィールド・オブ・ナインだろうがオヤジだろうが同じ事! オレに勝てる奴なんざいる訳ねぇのさ! はい、復唱!』
イエッサー、デスファイア様無敵、最強。そんな声が響くのだった。
●グリモアベース
「皆さんお疲れ様です、戦争7日目です! ヴォーテックスを倒したと思ったら、またヴォーテックスですね。炎に対抗する準備はよろしいですか?」
グリモア猟兵の土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)は、デスファイア・ヴォーテックスの特徴を画像として器用に前足で取り出した。
「このモヒカンが炎になっているのがデスファイアです! まぁ見ればすぐに分かるかと思いますが。奴は敵ならば部下・奴隷・無理やり連れて来た女が目の前に居ようと、構わず火炎放射をそのまま当ててくるとんでもない戦法を使うので気を付けて下さい!」
ようするにデスファイアは、自分至上主義なのである。
「無差別な火炎放射を何とか対処すれば、攻略出来ると思います! それでは、皆さん頑張って下さい!」
もはや手慣れた肉球さばきでグリモア転送を開始する、メイであった。
椿油
椿油です。7日目の戦争シナリオをお届けします。最近執筆のペース配分が出来るようになってきました。良い事です。
今日も『デスファイア・ヴォーテックス・鋼鉄要塞』のボス戦、1章構成でお送りします。
プレイングボーナスは、無差別火炎放射に対抗する事です。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております。
第1章 ボス戦
『デスファイア・ヴォーテックス・鋼鉄要塞』
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POW : 火力こそ力だぜ!!
自身の【下半身の戦車 】を【ファイブデスモード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD : デスファイアァァァァ!!
【両腕の火炎放射器 】で攻撃する。[両腕の火炎放射器 ]に施された【火力】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ : ヘルファイアァァァァ!!
【炎の雨 】を降らせる事で、戦場全体が【地獄の如き戦場】と同じ環境に変化する。[地獄の如き戦場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
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マキナ・エクス
アドリブ・他猟兵との連携歓迎
敵味方お構いなく火炎放射を放ってくるのか…厄介極まりないな。
ああいうシンプルに頭悪い戦法をしてくるやつほど対処が面倒くさいんだよねえ。
とりあえずは【オーラ防御】【火炎耐性】で基本的には耐えつつ。
UC発動。周辺の壁や床を矢に変換したのち積み上げて直接の火炎を防ごうとしてみよう。
積み上げてそのあと元の無機物に戻せば簡易的な壁にもなるだろうしね。
変換した矢はそのまま攻撃にも使いつつ、対物拳銃で【貫通攻撃】して遠距離から対応していこう。
「厄介極まりないな。……ああいうシンプルに頭悪い戦法をしてくるやつほど対処が面倒くさいんだよねえ」
マキナは耐火炎オーラを発生させつつ、UC《偽典神話・月の女神の矢》を発動した。
「偽典閲覧、伝承認識、神具構築。汝月の女神の威光を見よ」
周辺の壁や床を、銀の矢へと変換し、積み上げて対火炎放射障壁を作る。
『チッ、火炎放射がダメなら……喰らえ猟兵ども!! このオレの最強の攻撃、ヘルファイアだァァァァ!!!』
火炎放射の炎の雨が降り注ぐ。
「おっと、そう来たね?」
屋根だった銀の矢を一時的に屋根付きの壁に戻し、炎の雨は防いだ。
「早めに仕留めなくてはいけないね」
再び銀の矢を生成し、遠距離から矢の貫通攻撃を浴びせるマキナ。
『よくもこのオレの戦車を傷つけやがったな!! 無敵で最強の名誉を傷つけた事、後悔させてやるぜ!!』
「さて、どうだろう?」
要塞の壁床はまだまだある。銀の矢の在庫は尽きる事は無い。
『テメェ!! いい加減にしろ!!』
「はい加減しますと言う訳がない事位、分かっているよね」
戦車にヘコミが出来て憤慨している、デスファイアであった。
大成功
🔵🔵🔵
トール・テスカコアトル
怖い……怖い……
当たり前だけど思い遣りがない人って怖い逃げたい……けど、周りにいる人達を助けるために
「……変身」
『説明しよう!恐怖を乗り越え無辜の民がため悪と戦う時!トールは勇気の戦士に覚醒するのだ!』
「トールの勇気は生命力、トールの勇気は……」
奴の下半身の戦車に突っ込む
……ちっぽけトールの無謀、炎ばら撒くまでもなく焼き轢いて殺そうとしてくると思う
「……腕力だぁーーーー!!」
正面から、受け止め、持ち上げる
恐怖の寒風が、トールの勇気を燃やすんだ
「っうおあああありゃああああああ!!」
投げ飛ばす
巻き込む人がいないところまで
逃げるように皆に促して
「来なよ雑魚ヴィラン。退治してやる」
「(怖い……怖い……。当たり前だけど、思い遣りがない人って怖い逃げたい……けど、周りにいる人達を助けるために)」
「……変身」
UC《勇気の戦士》発動。
──説明しよう! 恐怖を乗り越え無辜の民がため悪と戦う時! トールは勇気の戦士に覚醒するのだ!
「トールの勇気は生命力、トールの勇気は……」
デスファイアの下半身の戦車に突っ込んでいくトール。
『ハッハー!! 轢き殺してやらァァ!!!』
炎を噴射するまでもなく、デスファイアは移動力5倍でトールに向かって全速前進だ。
「……腕力だぁーーーー!!」
勢いよく持ち上げ、ぶん投げた! 恐怖の寒風が、トールの勇気を燃やしていく!
「っうおあああありゃああああああ
!!!!」
トールの腕力は戦車のトンをも超える! 遠くへ投げられるデスファイア、移動力の代償に装甲を半分にしてしまったデスファイア! 転んで手も出ない!
そして、奴隷や女性達へ逃げるよう促すトール。
「──来なよ雑魚ヴィラン。退治してやる」
『……おおおぉおぉおッ!!』
トールの戦いは終わっていない! 明日はどっちだ!
「(……また、見てね)」
大成功
🔵🔵🔵
マリア・ルート
あの炎がとにかく厄介ね。
まずは炎を吐く部分を【指定UC】と『早業』で『部位破壊』を試みるわ。
それまでは私は火炎放射の当たらないロングレンジをキープする。武器がやられる分には構わないわ、無敵だし火炎放射くらいで落ちる奴等じゃないでしょ。
ただそれだけだと相手も戦車を強化して立ち向かってくるでしょうね。一番厄介なのが素早さ上げて一気に肉薄された時かしら。
そういう私本人への身の危険は『野生の勘』で察知して『早業』で回避を試みると共に、飛ばしたハンマー系の武器に戦車を殴ってもらい『吹き飛ばし』を試みるわ。
教えてあげる、そういうのは無差別に戦力をぶっぱなせばいいわけじゃないのよ。正しく使ってこその殲滅よ!
「あの炎がとにかく厄介ね」
マリアはUC《血見猛猟・百器野行》を発動し、操作可能な武器を545個創造し、素早く戦車の火炎放射器を破壊しにかかった。
『何だァ!? 火炎放射器を滅茶苦茶にしやがったな!!』
どこからか攻撃されている事に気が付いたデスファイア。マリアはロングレンジを保っていた。
『しょうがねぇ、このオレ自ら出向いてやらァ!!』
移動力を上げ、一気に距離を詰めて来る。
『てめェかァァ!!』
が、マリアは慌てず察知し、距離をちゃんと考慮し回避をした上で創造したハンマーで横から吹き飛ばした。
『がッ!?』
スピードを上げていた為、とんでもない勢いで吹っ飛んで行ったデスファイア。
「教えてあげる、そういうのは無差別に戦力をぶっぱなせばいいわけじゃないのよ。正しく使ってこその殲滅よ!」
『ぐがが……テメェらァァ!! 無敵で最強のこのオレをケチョンケチョンにしやがってェェ!! 許さねェ、許さねェぞ!!』
「その台詞は起き上がってから言うことね」
横転していたデスファイアであった。
大成功
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柊・はとり
あんたが最強ね…俺にはどうしてもそうは思えないな
UC【第六の殺人】で最強の殺人犯を召喚してやろう
出てこいロンメル・ヴォーテックス
最強にして無敵はあんたの戦車軍団だろ?
こんな脳ミソまで焼け爛れた野郎が
自分を差し置いて生き残るなんざ
気位の高いあの男が許す筈がない
ロンメルの戦車軍団召喚を殺人トリックとして使用
奴の配下の数にものを言わせ
デスファイアの無差別火炎放射の盾にし
俺や拠点の人々まで炎が届かないようにする
ロンメルの霊はデスファイアを
道連れにしようとしてくれるだろうが
俺もこの外道には容赦しない
戦車の中に身を隠しながら
氷属性の砲弾を撃ち込みロンメルを援護
兄弟同士精々潰し合ってくれ
例え亡霊になってもな
「あんたが最強ね……俺にはどうしてもそうは思えないな」
はとりは、UC《第六の殺人『墓場村』》発動で、とんでもない死人を召喚した。そう、撃破されたばかりのロンメル・ヴォーテックスである。
「ロンメル・ヴォーテックス、最強にして無敵はあんたの戦車軍団だろ?」
『勿論だとも。私が兄妹共より強いと証明してみせよう!』
『ろ……ロンメル!! テメェ、死んだはずじゃ……』
デスファイアは当然動揺した。
『全く、よくもそのような乱暴な精神で生き残っていたものだ。脳まで焼け爛れている癖に!!』
『怨霊になってまで言う事がそれか、容赦しねぇぞロンメルゥゥ!!!』
兄弟間の決闘が始まった。故ロンメルは戦車軍団を召喚し、デスファイアは無差別火炎放射で対抗する。
『放てッ!! 脳天を破壊してしまえ!!』
『テメェらの戦車を丸ごと溶かしてやらァ!!』
一方はとりは、戦車に入って氷属性を付与した砲弾を撃っていた。
「兄弟同士精々潰し合ってくれ。例え亡霊になってもな」
『ロンメルテメェ!! 猟兵なんざ信じないんじゃなかったのかよ!!』
『それとこれは話が別だ!! 総員放てーッ!!』
結果、デスファイアとの戦いはロンメルと共にはとりが勝利を収め、ロンメルは役目を終えて消えていったのだった。
大成功
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