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ドラゴンまでの爆発図書館

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●爆発、書物、そして黄金竜
「みんな、アルダワ魔法学園に学園迷宮が幾つもも存在しているのは知ってるよな?」
 オーキ・ベルヴァン(樫の木と踊る・f06056)は、グリモアベースに集った、猟兵たちに軽く訊ねる。
「ここには、沢山のオブリビオンが封印されている訳なんだけどさ。その迷宮の1つを支配している、オブリビオン『錬金術ドラゴン』の撃破に向かってくれ」
 錬金術ドラゴンは、迷宮内部を変化させ、自身の所までの到達を困難にし、到達したとしても疲弊させた状態で猟兵達を返り討ちにするつもりらしい。
「今回向かってもらうのは、図書館風の迷宮だ。錬金術ドラゴンに辿り着く為には、まず『ボムボムトラップ』って言う、部屋が沢山の爆弾で埋め尽くされた部屋を抜けなきゃならない。上手くやらないと、結構な量の爆発ダメージを受けそうだな」
 部屋はそれなりに広く、爆弾の数も不明。
 序盤で大きなダメージは受けたくない。
「次に、待ち構えるのは『書物の魔物』だな。魔王時代の忌まわしき歴史を記した魔導書のオブリビオンらしいけど、魔力の増強、刃に変えた自身の本ののページでの攻撃、インク魔法弾なんかで攻撃してくるみたいだ」
 数多の書籍のオブリビオンと言うことで戦略もそれなりに練って来るらしい。
 何体いるかは不明だが、軽く見積もって、20は超えるとのことだ。
「最後に待ち構えているのが、錬金術ドラゴン。あらゆる攻撃を防ぐ黄金形態に姿を変えることが出来て……って、これ錬金術ドラゴン自体も動けなくなるのかー。攻撃は光属性のブレスで、全員を巻き込めるほどの広範囲攻撃。あと、黄金の爪による斬撃。これには、特殊効果もあるみたいだから気を付けてくれな」
 ドラゴンと言うだけあって、防御力も高く、長期戦は避けられないとオーキは付け加える。
「アルダワ魔法学園の地下迷宮はまだ謎が多いけど、1つ1つ解決していけば、オブリビオンの脅威も減って行くと思うから、気合いを入れて攻略頼んだぜ!」
 言うと、オーキは猟兵達を送り出す為にグリモアキューブを翳すのだった。


陸野蛍
 皆様、こんにちは。
 探索はロマンですよねと言うことで、陸野でございます。

 今回は、アルダワ魔法学園に向かい、迷宮奥底に居る『錬金術ドラゴン』の討伐が最終目的になります。
 シナリオ構成は、
 第1章『ボムボムトラップの部屋の攻略』
 第2章『書物の魔物との集団戦』
 第3章『錬金術ドラゴンとのボス戦』
 となります。

 ですが、猟兵たちが途中でオブリビオンに返り討ちになる様な事があれば、そこでシナリオはバッドエンドを迎えます。
 次の章に進むこと無く終了となります。
 皆様、油断することなく、錬金術ドラゴン討伐を成し遂げてください。

 同時描写が希望の方はお相手様の名前の表記をお忘れ無き様に宜しくお願い致します。

 それでは皆様の熱いプレイングを楽しみにお待ち致しております。
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第1章 冒険 『ボムボムトラップ』

POW   :    あえて攻撃を加える事によって誘爆させる、爆発する事自体は受け入れて全力で爆風を受け止める

SPD   :    爆弾に触れぬ様慎重に部屋を通り抜ける、爆弾が起爆する前に全力疾走で部屋を抜ける

WIZ   :    魔法や知恵を駆使し、爆弾を解除する、又は爆風を抑える為の策を講ずる。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

大虚・空
……ドラゴンのくせに、狡いやつだな
圧倒的強者たる自覚がないのか、それとも…?

まぁいい
相手が何であろうと自分のやることは変わらない
敵を屠って
障害を排除して
前に進んでいくだけさ

【SPD】
爆弾の位置を確認し、不用意に起動させないように部屋を通り抜ける
起爆が避けられない場合は爆風に追いつかれる前に駆け抜ける
(忍び足、見切り)

仲間が不用意に爆風に巻き込まれないようにも注意しないとな
先陣を切って突入し、あえて起爆させておくのも一つの手かもしれないが
そのあたりは要相談、といったところか

何はともあれ、だ
ここで消耗するわけにはいかない

とっとと先に進むとしようか



●爆発トラップを突破せよ!
 グリモア猟兵のグリモアの導きにより、アルダワ魔法学園の地下迷宮を訪れた領兵達。
 迷宮奥に居る、錬金術ドラゴンまで辿り着く為には、いくつかの障害を越えて行かなければならない。
「……ドラゴンのくせに、狡いやつだな」
 そう不満を漏らしたのは、大虚・空(ヴォイドウォーカー・f03327)だ。
「圧倒的強者たる自覚がないのか、それとも……?」
(「自分達猟兵を恐れているのか?」)
 この世界に於いては、オブリビオン達は『災魔』として、全て『アルダワ魔法学園』の地下迷宮に封印されている。
 だからこそ、この世界の人々はオブリビオンに恐怖することは無い。
 地下迷宮の奥底『災魔』達の真意が分かった時どうなるかは分からないが。
「まぁいい。相手が何であろうと自分のやることは変わらない。敵を屠り、障害を排除し、前に進んでいくだけさ」
 言うと、空は爆発部屋を進む。
(「自分が先陣を務め、仲間が不用意に爆風に巻き込まれないように注意しないとな」)
 爆弾の位置を確認し、不用意に起動させないように注意深く動き、爆発が起これば、追いつかれる前に駆け抜ける空。
「何はともあれ、だ。ここで消耗するわけには。いかない。 とっとと先に進むとしようか……」
 前方で後方で爆発が増す中、空は仲間達にそう言った。

成功 🔵​🔵​🔴​


●爆発トラップを突破せよ!
 グリモア猟兵のグリモアの導きにより、アルダワ魔法学園の地下迷宮を訪れた領兵達。
 迷宮奥に居る、錬金術ドラゴンまで辿り着く為には、いくつかの障害を越えて行かなければならない。
「……ドラゴンのくせに、狡いやつだな」
 そう不満を漏らしたのは、大虚・空(ヴォイドウォーカー・f03327)だ。
「圧倒的強者たる自覚がないのか、それとも……?」
(「自分達猟兵を恐れているのか?」)
 この世界に於いては、オブリビオン達は『災魔』として、全て『アルダワ魔法学園』の地下迷宮に封印されている。
 だからこそ、この世界の人々はオブリビオンに恐怖することは無い。
 地下迷宮の奥底『災魔』達の真意が分かった時どうなるかは分からないが。
「まぁいい。相手が何であろうと自分のやることは変わらない。敵を屠り、障害を排除し、前に進んでいくだけさ」
 言うと、空は爆発部屋を進む。
(「自分が先陣を務めて、仲間が不用意に爆風に巻き込まれないように注意しないとな」)
 爆弾の位置を確認し、不用意に起動させないように注意深く動き、爆発が起これば、追いつかれる前に駆け抜ける空。
「何はともあれ、だ。ここで消耗するわけには。いかない。 とっとと先に進むとしようか」
 前方で後方で爆発が増す中、空は仲間達にそう言った。
ハウロン・ナイトフール
いわゆる地雷のようなものかね?ならば装置自体を封じれば良いな。死霊を操るだけではない事をお見せしようではないか

まず部屋の広さ、様子を観察し、トラップがあるであろう位置を把握する。
目に見えているものは勿論、いかにも安全そうに見えて誘っているかのような通り道は特に警戒しておこう

次に属性攻撃で水霧を発生、湿度を上げて爆破による被害を少しでも抑えるとしよう
学園から蒸気を発生させる機械を拝借出来れば先に使用する
念のため、コートも防火性のある素材を使った物を着る

その後は爆風に晒されないよう、遠くからコードを使用。出来なければ石を投げれば良いか

通る際は足元に氷属性の魔法を掛けて床を凍らせておくとしよう



「所謂、地雷のようなものかね? ならば装置自体を封じれば良いな。死霊を操るだけではない事をお見せしようではないか」
 ハウロン・ナイトフール(カボチャのネクロマンサー・f02249)は言いつつ、駆け抜ける部屋の広さ、様子を観察し、トラップがあるであろう位置を予想、認識し、把握する。
 目に見えている爆弾が目を引くが、目に見えない爆弾も存在する。
 いかにも安全そうに見えて誘っているかのような通り道こそ、特に警戒が必要とハウロンは、判断する。
「次に打てる手はこれだな……」
 爆破による被害をほんの少しでも低下させるべく、水霧を発生させ湿度を上げるハウロン。
 学園から蒸気を発生させる機械を借りることが出来ればよかったのだが、時間的に無理だった。
 自身の足元に氷属性の魔法を掛けトラップを凍らせることも忘れない。
 だが、部屋を駆け抜ける猟兵達をこの部屋の爆弾は逃がさない。
「不慣れな氷と水の魔法では、防げてもこの程度か……」
 ハウロンが呟くが、後ろを駆ける猟兵達の被害が減っているのも事実だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイビス・ライブラリアン
舞台が図書館風とはとても良いですね。
…なのにまずは爆発物の部屋とは…外観が煤けていくのを見たいとは思わないので、できる限り爆弾の解除および爆風を抑える方法を考えたいかと。

他の方の方法も見つつ、適宜対応できればなと思っておりますが、基本方針としてはそうですね。
機雷・地雷の類でしょうから触らず乗らず魔法で解除していければいいのでしょう。
それが難しそうならエレクトロレギオンで爆風をなるべく抑えつつ破壊して進みましょう。

ともあれ司書として生を受けたのですからなるべく被害は避けていきたいところですね…。



「迷宮が図書館風とは、とても良いですね」
 そう呟きながら爆弾をギリギリ避けているのは、アイビス・ライブラリアン(新米司書人形・f06280)だ。
「……なのに。まずは、爆発物の部屋とは」
 図書館を管理する司書として製造されたミレナリィドールのアイビスとしては、本や書物、空間としての図書館が爆破されていくのは見るのは、辛い。
(「出来る限り、爆弾の解除及び爆風を抑える方法を考えたいところですね」)
 共に駆ける仲間達の対処法を使えないかと、観察しているが、猟犬の能力は千差万別……各々が得意とする術があまりにも違う。
 学習能力が高いとはいえ、他の猟犬が出来る対処法がアイビスにも出来るかと言えば、答えはノーだ。
「私は私の出来ることをと言う所ですか……エレクトロレギオン」
 小型の戦闘用機械兵器を召喚し、爆弾を予め爆破し、被害を最小限に抑えようとする、アイビス。
「……司書として生を受けたのですから、可能な限り、被害は減らしたいですね……」
 自身の生きる意味……本を護る者として、アイビスは思わず祈ってしまう。

成功 🔵​🔵​🔴​

マーガレット・リーヴ
WIZを活かして……と、言いたいところですが、さて、どうしたものでしょう……
精霊の力を借りて、爆発をさせない、または爆発の威力を抑えたいのですが。
……爆発、というのは酸素を媒介にした現象、です、よ、ね……
風の精霊の力を使って、空気の流れを変えてみましょう、か……

空気を遮断する、という手もあるのでしょうが……真空を作り出した結果、空気の炸裂が怖い、ですし……


……後ろ、向き、ですが。
爆発が起こった際に爆炎や爆風が皆様の方に襲い掛からないよう、注意したいと、思います。
何より、ですが。
他の方の方策を邪魔しないよう注意したいと、思います。



「魔力を活かして……と、言いたいところですが、さて、どうしたものでしょう……」
 緑の編み込みの髪を靡かせながら駆ける、マーガレット・リーヴ(ペインター オブ グラスグリーン・f09726)は、考える。
「精霊の力を借りて、爆発をさせない……または爆発の威力を抑えたいのですが。……爆発、というのは酸素を媒介にした現象、です、よ、ね……。風の精霊の力を使って、空気の流れを変えてみましょう、か……」
『属性』と『自然現象』を合成し発動する『エレメンタル・ファンタジア』はユーベルコードの中でもとりわけ制御が難しい。
 この迷宮内で仲間達を巻き込まないで済むか分からない。
「空気を遮断する、という手もあるのでしょうが……真空を作り出した結果、空気の炸裂が怖い、ですし……」
 方法は思いついても、それをやってのけられる可能性と己の実力の板挟み……マーガレットは悩みつつも後方へと風の精霊の力を使う。
「爆炎や爆風が皆様に襲い掛からないように、皆様がこの部屋を突破するのに……他の方の方策を邪魔しないよう……風よ、お願いします」
 一陣の風が爆炎を吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

セツナ・アマギリ
トラップ部屋か…爆弾とはまた厄介なもん設置してくれたなー。
お仲間サンに迷惑をかけず、自分もダメージを受けずか…どうしたもんかな。

得意分野でいくなら、全力で駆け抜けるのがイイだろうな。
正直、俺が攻撃やら封じるやらを試したところで、お仲間サンに迷惑かけるだけだろーし。
戦闘で活躍する体力を残して、ここは逃げに専念だ。
「逃げ足」と持ち前のスピードで全てかわしてやるぜ。

最悪、大爆発が起きたら【トリニティ・エンハンス】の防御全振りでお仲間サンごと守るくらいの準備はあるけどな。
ま、協力して乗り切ろうゼ。



(「トラップ部屋か……爆弾とはまた厄介なもん設置してくれたなー。お仲間サンに迷惑をかけず、自分もダメージを受けずか……どうしたもんかな」)
 爆発と猟兵達のユーベルコードが炸裂する中、セツナ・アマギリ(銀の魔器・f09837)は、駆ける足を止めず考えていた。
(得意分野でいくなら、全力で駆け抜けるのがイイだろうな。正直、俺が攻撃やら封じるやらを試したところで、お仲間サンに迷惑かけるだけだろーし。 戦闘で活躍する体力を残して、ここは逃げに専念だ」)
 セツナはひたすら、走り、爆発を避けスピード重視でこの部屋の脱出口を目指す。
 その時だ、1つの小さな爆弾が爆発した。
「これくらいななら……何!?」
 小さな爆発が辺りの爆弾を誘爆させていったのだ。
 このままでは、大きな爆発が猟兵達を襲うことになる。
「水の魔力と風の魔力! 俺の身体を媒介にみんなを護れ―!」
 最大出力のトリニティ・エンハンスを防御に特化させ、猟兵達の守りの壁とする、セツナ。
「よし、見えた。出口だ! 早くこんな爆発部屋出ようぜ」
 セツナの言葉に流れ込むように、脱出口へと走り込む猟兵達。
 猟兵達が部屋から脱出した途端盛大に起こる爆発音。
 あれに巻き込まれていれば……猟兵達は胸を撫で下ろす。
 何はともあれ、一つ目の部屋クリアである。
 次に待つのは『書物の魔物』の部屋。
 猟兵達は、次なる部屋を突破して『錬金術ドラゴン』まで辿りつけるだろうか?

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『書物の魔物』

POW   :    魔書の記述
予め【状況に適したページを開き魔力を蓄える】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ページカッター
レベル分の1秒で【刃に変えた自分のページ】を発射できる。
WIZ   :    ビブリオマジック
レベル×5本の【毒】属性の【インク魔法弾】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フォンミィ・ナカムラ
こういう迷宮冒険って、なんだかワクワクしちゃう!
地球で普通に暮らしてたら、ぜったい体験できないもんね。
って、遊び気分はここまで!戦いは真剣にいくよ。

【エレメンタル・ファンタジア】使用
風の精霊さんに作ってもらったつむじ風と【衝撃波】を併用して、飛んでくるインクを吹き飛ばして防御するよ。
「そんな攻撃よりあたしの精霊さんのほうが強いもん!」

敵の攻撃が止まったら、炎の精霊さんの力を借りて反撃。
波みたいに炎を広げて、広範囲の敵を焼いちゃうよ。
「魔物とはいえ本は本。火を付ければ燃えちゃうよね!」
仲間を巻き込んだりお部屋をサウナにしないように、魔物にギリギリ届くくらいの火力でね。


大虚・空
……よし
なんとか、軽微な被害で爆発を切り抜けられたな
ドラゴンまで気を抜かずに、この調子で行こう

……とは言え、ドラゴンの前に準備運動といこうじゃないか
事前情報によると数はこちらよりも圧倒的に多い上に戦略も行使してくるとか
連携と妨害ぐらいは平気でやってきそうだな
若干面倒な気もするがサクサクと切り抜けていこうか

【SPD】
基本的にはかく乱
相手に狙いを絞らせないように注意しつつ
相手の連携の要になるような個体の撃破を狙う

「魔術の記述」を使用している敵個体に関しては
「破砕の檻」で攻撃

集中攻撃を受けている味方がいる場合は
味方の救出もしくは攻撃に参加している敵個体の撃破を試みる



●襲い来る書物の魔物
「……よし。 なんとか、軽微な被害で爆発を切り抜けられたな。ドラゴンまで気を抜かずに、この調子で行こう」
 蒼い瞳を真っ直ぐに、大虚・空(ヴォイドウォーカー・f03327)が言う。
 猟兵達が辿り着いたのは、大きな本棚に囲まれた、巨大図書館とも言うべき部屋。
「でも、こういう迷宮冒険って、なんだかワクワクしちゃう! 地球で普通に暮らしてたら、ぜったい体験できないもんね」
 フォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)の紫の瞳は好奇心に満ちている。
 だが、その時、周囲を囲む本棚が揺れ出し、至る所から本が……いや、『書物の魔物』が、その一枚一枚のページを刃として、猟兵達に襲いかかって来たのだ。
「って、遊び気分はここまで! 戦いは真剣にいくよ」
 言うと、フォンミィは風の精霊を呼び、つむじ風を創りだし、衝撃波として襲い来る魔本達にダメージを与える。
「……ドラゴンの前に、準備運動といこうじゃないか。事前情報によると、数はこちらよりも圧倒的に多い上に戦略も行使してくるとか……」
 十指に操り糸を張り『壊世』の銘持つ人形を撹乱の為に操る、空。
(「連携と妨害ぐらいは、平気でやってきそうだな。本だから知識があると言うことか……」)
「若干面倒な気もするが、サクサクと切り抜けていこうか」
 仲間達に空が言えば、フォンミィも風の精霊の加護で加速し、炎の精霊の力を書物の魔物に放つ。
 だが、数の上では圧倒的に多い、書物の魔物。
 毒属性のインク魔法弾が次々に猟兵達にダメージを与えていく。
「そんな攻撃より、あたしの精霊さんのほうが強いもん!」
 操る炎を波のように繰り出しフォンミィが反撃に移る。
「魔物とはいえ、本は本。火を付ければ燃えちゃうよね!」
 荒れ狂う炎の波、その炎の力が暴走しないようにフォンミィは慎重に炎の力をセーブする。
(「みんなを巻き込んだり、お部屋をサウナにしたら大変だもんね。魔物にギリギリ届くくらいの火力……やってみせるよ」) 
 相手に狙いを絞らせないよう素早く動き、要になっている書物の魔物を探す空だったが、書物の魔物の5体程がページを開き、魔力を蓄えているのに気付いた。
 このままでは、書物の魔物の戦闘力が上がり、戦闘時間が無駄に長引いてしまう。
 静かに空は、ユーベルコードを口にする。
「沈め 壊劫の果てまで」
 スローイングダガー、鋼糸、操りし壊世を一斉に放ち、書物の魔物のユーベルコード自体を空は封じていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

マーガレット・リーヴ
WIZ中心に。
数と、戦術は……多分向こうの方が上だと思います。魔道書と言うことで頑丈なシールドもあると考えた方がいいとは思いますが……

存在、とは、そのあり方に縛られるものでもあります。
如何に強固な障壁をもっていようと。あちらは書物。で、あれば……火と、水に強い道理は、ないかと。

……紙である以上火に弱いと考えるのが自然ですが。
ここまでの道には、爆発性のトラップ。
……水、で、攻めてみましょうか。

どうも毒があるようですが……そちらも、加熱と洗浄なら、後者の方が効きそうですし……


あの、これで全然効かなかったら、本当、すいません……



「数と、戦術は……多分向こうの方が上だと思います。魔道書と言うことで頑丈なシールドもあると考えた方がいいとは思いますが……」
 ページの刃やインクの弾丸をすれすれでかわしながら、マーガレット・リーヴ(ペインター オブ グラスグリーン・f09726)が呟く。
「存在、とは、そのあり方に縛られるものでもあります。如何に強固な障壁をもっていようと。あちらは書物。で、あれば……火と、水に強い道理は、ないかと」
 おっとりとした口調だが、その言葉には確信めいたものがある。
「……紙である以上、火に弱いと考えるのが自然ですが。ここまでの道には、爆発性のトラップ。誘爆の可能性が全く無い訳では無いですよね。……水、で、攻めてみましょうか」
 水属性の力を最大限に高め、書物の魔物を押し流すように攻撃する、マーガレット。
(「どうも毒があるようですが……そちらも、加熱と洗浄なら、後者の方が効きそうですし……」)
 マーガレット選択はあくまでも水での攻撃。
「あの、これで全然効かなかったら、本当、すいません……」
 おどおどと仲間達に言うが、想像以上のダメージを書物の魔物達に与えられているという事実に、マーガレットは胸を撫で下ろす。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蓮・紅雪
同行者:アイビス(f06280)
これがオブリビオンでなかったら、さぞかし有用なんでしょうね……残念ね。

召喚が遅かったけれど、先にアイビスが来ているわね。
彼女のサポートをしつつ戦いましょう。
アイビスが攻撃パターンを解析している間に、彼女の背後に迫り来る敵を衝撃波で迎え撃つわ。
本に意思があるかはわからないけれど、殺気やマヒは効くのかしらね。
アイビスに相談して、試してみる価値がありそうならやりましょう。

あまりに数が多いようなら、ユーベルコードの使用も検討するわ。
【妖剣解放】で強力な斬撃と衝撃波で撃退しつつ、高速移動で敵の攻撃を叩き落としてみせましょう。
アイビスも仲間も、傷一つ負わせはしないわ。


アイビス・ライブラリアン
次は書物の魔物、ですか。まさか本に襲われる時が来るとは。
これは司書としての経験として取り組ませていただきます。

【WIZ】
初めは攻撃を誘うように。学習力がありますので、そちらで攻撃パターンを見切っていこうと思います。
パターンが読めたところで、ミレナリオ・リフレクションを使用。
本から出たものはしっかりと、本に戻して正しい姿にしていかねばと愚考します。
余力があれば他の方の手伝いに回ることも検討したいかと思いますが、まずは自分を襲ってきたものを優先いたしましょう。



「これがオブリビオンでなかったら、さぞかし有用なんでしょうね……残念ね」
 仲間達が戦っているであろう、書物の魔物の部屋を目指しながら、蓮・紅雪(新雪・f04969)は、呟く。
 これだけの蔵書、しっかりと調べられればきっと有意義だろう……オブリビオンの力が宿っていなければ、だが。
 一方、書物の魔物との戦いは終盤へと差し掛かっていた、炎、水……本の弱点になりそうな攻撃を駆使し、書物の魔物の強化も可能な範囲で阻んでいる。
 猟兵達に疲れが無い訳ではないが、確実に書物の魔物の数は減っている。
「書物の魔物、ですか……。まさか本に襲われる時が来るとは。これは司書としての経験として取り組ませていただきます」
 愛する本達との戦い、司書であるアイビス・ライブラリアン(新米司書人形・f06280)としては、避けられる者なら避けたかったが、襲ってくるならば仕方無い、操っているドラゴンの元まで行き、呪縛を開放する他は無い。
「転送が遅くなってしまったわね。アイビス、あなたのサポートをするわ」
「紅雪さん」
 入口から現れた仲間に声をあげると、アイビスは書物の魔物の攻撃パターンの解析を始める。
 紅雪と言う、背中を任せられる仲間が来てくれたからこそだ。
(「本に意思があるかは分からないけれど、殺気やマヒは効くのかしらね。
アイビスに相談して……邪魔は出来ないわね。それでも、試してみる価値があるならやりましょう」)
 妖刀の怨念を身に纏い、高速移動と斬撃による衝撃波の放射を可能とした紅雪は、更に殺気とマヒの念を込めて、書物の魔物を次々と切り裂いていく。
「アイビスも仲間も、傷一つ負わせはしないわ」
 紅い瞳に殺気を灯し、紅雪が宣言する。
「パターン解析終了です。本から出たものはしっかりと、本に戻して正しい姿にしていかねば……あなた達の攻撃を相殺することなど、最早簡単なことです」
 アイビスは言葉通り、ページカッターを毒インク魔法弾を次々に相殺していくアイビス。
 猟兵達へ与えられるダメージが格段に減り、書物の魔物事態の数も減っていた。
 数の上でも不利は無い。
 数分の後、全ての書物の魔物が燃え尽き、切り刻まれ、水に力を奪われ、その部屋には猟兵のみとなった。
 二つ目の部屋クリアに猟兵達は頷き合う。
 次に待つのは『錬金術ドラゴン』
 この図書館迷宮の最奥に坐する強大な力である。
 果たして、猟兵達は彼の黄金の竜を倒すことが出来るのだろうか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『錬金術ドラゴン』

POW   :    無敵の黄金
全身を【黄金に輝く石像】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    ドラゴンブレス
【炎・氷・雷・毒などのブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    アルケミックスラッシュ
【爪による斬撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に錬金術の魔法陣を刻み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

蓮・紅雪
行者:アイビス(f06280)

とても硬そうなドラゴンね?斬り込んだら刃こぼれしそう。

アイビスのサポートを受けながら前衛として戦いましょう。
殺気や呪詛、衝撃波を駆使しながら妖刀で斬りかかるわ。
アイビスのサイキックブラストが発動したら、ドラゴンが動けなくなっているはずだから、離れた位置から【リザレクト・オブリビオン】で死霊たちを操って一気に畳みかけましょう。

早く終わらせましょう?
帰ったら、紅茶を飲みながら本が読みたいわ。


アイビス・ライブラリアン
同行者:紅雪(f04969)

最後はドラゴン退治ですか
図書館を利用されない方は出ていっていただきましょう

【WIZ】
サイキックブラストで時間稼ぎを行います
魔法陣が厄介ですが、なるべく範囲を広げないように立ち回ろうかと
攻撃役は紅雪に任せます
私もタイミングを見て攻撃に転じたいと思います

ともあれ。早く帰って、本の続きを読みましょうか



●迷宮奥の黄金竜
「さて、最後はドラゴン退治ですか」
 図書館迷宮の最奥、迷宮の主『錬金術ドラゴン』が住まう部屋まで、この眼前にある扉を一枚隔てただけ。
 強力なオブリビオンが待ち構えているというのに、アイビス・ライブラリアン(新米司書人形・f06280)の雰囲気は全く変わっていない。
「図書館を利用されない方には、出て行っていただきましょう」
 図書館を管理する司書として可動年数を重ねてきたアイビスにとっては、オブリビオンの強大さよりも、何よりも重大な問題は、『錬金術ドラゴン』が占拠した場所が図書館と言う事実一点のみだ。
「……アイビス。……みんな、開けるわよ」
 漆黒の髪を揺らし前に出ると、蓮・紅雪(新雪・f04969)が、その大きな扉に手をかける。
 その扉は、重みを感じさせるかと思ったが、紅雪が力を入れるまでもなく、ゆっくりと内開きにその守りを解いた。
 主の命に従うように。
「……ふむ、ここまで辿り着いたか。……つまらぬ。すぐに私に殺されるだけだというのに、無駄に苦労だけをしたようだな」
 慇懃無礼な『錬金術ドラゴン』黄金竜の言葉にも、紅雪は眉一つ動かさない。
「とても硬そうなドラゴンね? 斬り込んだら、刃こぼれしそう」
 言葉を口にしつつ、妖刀を鞘から引き抜く紅雪。
「紅雪、攻撃役は任せます」
 ぽつりと呟くように言うとアイビスは、両の掌から幾本も光が走る高圧電流を放った。
 その電流は、瞬きほどの間、黄金竜の動きを止めるが、黄金竜はすぐにその金に輝く爪をアイビスに向け、振り下ろそうとする。
「あなたの相手は、私……いえ、私達……」
 だが、その瞬きほどの時間で十分だった。
 紅雪の妖刀が黄金竜を一閃し着地した後に舞うのは、降雪の喚び出した『死霊騎士』と『死霊蛇竜』達。
 既に紅雪は、黄金竜に殺気や呪詛の力も込めている。
 死霊の傀儡達は、降雪が傷つかぬ限りその剣を牙を、黄金竜に食い込ませる。
「魔法陣が厄介ですが、なるべく範囲を広げないように」
 紅色の宝石が装飾された腕輪の力を使い、黄金竜にダメージを与えつつアイビスは、静かに部屋の中を立ち回る。
「紅雪。早く帰って、本の続きを読みましょうか」
「そうね、早く終わらせましょう。帰ったら、紅茶を飲みながら、ゆっくり本が読みたいわ」
 アイビスの呼びかけに、紅雪は死霊達の攻撃を一層激しいものにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
富井・亮平
【心情】
出たなッ! 巨大オブリビオン怪獣ッ!
イェーガーレンジャー出動せよッ!
世界の平和を守るため、これ以上ヤツの好きにさせるわけにはいかないッ!

【行動】
「こいッ! エェレメンタルッ!! レェギオンッッ!!!」
イェーガーレンジャー戦闘員もとい精霊を召喚だッ!

精霊達には主に援護射撃による撹乱、魔法陣の除去、そしてスキをついてチクチク攻撃するように指示ッ!
私は正面に立ち、敵の攻撃を防御することを主軸にしつつ、隙が出来たらパンチキックを放つぞッ!!

こうして攻守を臨機応変に分担することで、鉄壁のフォーメーションを展開ッ!
見たかッ! アルダワ防衛軍の底力をッ!

名前変わってるッ!? 細かい事はいいッ!



●ヒーローVSドラゴン
「出たなッ! 巨大オブリビオン怪獣ッ!」
 黄金のドラゴンにびしりと指先を突き付け、富井・亮平(イェーガーレッド・f12712)は高らかに声を上げる。
「世界の平和を守るため、これ以上ヤツの好きにさせるわけにはいかないッ! こいッ! エェレメンタルッ!! レェギオンッッ!!!」
「そのような木っ端に、この私をどうこうできるとでも……? 甘く見られたものだ」
 亮平の叫びに応えて現れた精霊の群れが、黄金竜の視界を奪うように一斉射撃を行うが、竜はそれを爪のひと薙ぎで払い落としてみせた。だが、亮平は怯むことなく敵の真正面へと踏み込んで、どこまでも不敵な笑みを浮かべる。
「それならこの私が相手だッ!」
 竜を討ちに現れた『レッド』はここだ。誘うように構えれば、黄金に煌く爪が良かろうとばかりに亮平に襲い掛かる。敢えて回避はせずにそれを片腕で受け、床を擦りそうになる足を強く踏みしめながら、亮平は再び精霊に呼びかける。
「戦闘員、散開せよッ! 怪獣の爪は私が食い止める……お前達は、援護を頼んだ!」
「そのような援護など……!」
 精霊の射撃が、竜の鱗をかすめるようにして戦場を飛び交う。それをただ鬱陶しがるように首を振った黄金竜が、不意に一度大きく体を震わせた。
「な……貴様、まさか」
「気付いたようだなッ!」
 驚愕か怒りか、ともあれ竜の動きが止まったその一瞬を逃さず、亮平は既に動き出していた。勢いよく助走をつけ、竜の胸倉を駆け上がり、厚い鱗を踏み台に黄金竜の眼前まで跳び上がって、彼は拳を振りかぶる。
 ――そう。初めから、亮平は精霊たちにこう命じていたのだ。
 援護射撃を行い、黄金竜の攪乱と、そして魔法陣の破壊を任せる、と。
 であるなら、精霊の射撃が初めから黄金竜本体に深く刺さらなかったのも道理だろう。それこそが、彼らの狙いだったのだから。
 魔法陣の一角を崩され、高めていた戦闘力を奪われた黄金竜の鼻面に、そうして正義の鉄拳がまっすぐに叩き込まれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蝶ヶ崎・羊
これはこれは…鮮やかなドラゴンですね
大きさも相まって…とても狙いやすいです

初手は風の【属性攻撃】を鎌鼬で【二回攻撃】します
隙を見せたら【全力魔法】をうち
wizの攻撃が発動すれば【武器受け】をしつつUCを発動
奪ったUCを発動させます
『ご自身の攻撃で苦しんでください』



「これはこれは……鮮やかなドラゴンですね」
 片眼鏡越しにうっそりと笑って、蝶ヶ崎・羊(罪歌の歌箱・f01975)は鎌鼬と名付けた精霊銃をしかと構えた。大きさもあり、狙いをつけるにはまるで困らない敵だ。重ねるような破裂音と共に、二発の風弾が竜の鱗を切り刻む!
 だが、これは挨拶代わりの射撃だ。隙あらば全力の魔法攻撃を見舞おうと油断なく敵の動きを見つめる羊と同じく、黄金竜もまた鋭く双眸を光らせる。
「次から次へと……」
 忌々しげに唸り、爪を光らせる黄金竜の態度からは少しずつ余裕が失われてきている。それだけ猟兵の攻撃が効いてきているのだろう。
 振り下ろされた鋭い爪を羊は得物を使って止め、そのまま受け流す。同時に、彼がもう片方の手で開いていた牡牛の表紙の魔道書が何かを記すように淡く光った。
「おっと……そんな興味をそそられる技を魅せられたら、お借りしたくなるではないですか」
 開かれた頁に浮かび上がるのは、今しがた竜が放った斬撃の軌跡。魔道書に一時的に記録したその一撃を、羊は『奪い喰らう貪欲な牡牛』の力で容赦なく黄金竜に向けて撃ち返す。
「ご自身の攻撃で苦しんでください」
「おのれ……!」
 ぎり、と竜の牙が軋む。対照的に僅かに口の端を上げ、羊は再び風放つ銃口を黄金竜へと向けた。

成功 🔵​🔵​🔴​

吉柳・祥華
◆心情
ふむ? ここはアルダワの迷宮かのう

ぼんやり空を眺めていたら
なにやら神隠しで此処へ飛ばされたようじゃな

ぬっ?
この気配…ドラゴンかのぉ…
やれやれ、仕方がない…妾も猟兵じゃしな

そうだ、あの術を試そうかのぉ

◆戦闘
叡智の杖を手にユーベル発動させ
彼奴らが足止め?囮を任せて
妾は死角から薙刀でチクチク攻撃
※二回攻撃、属性攻撃、マヒ攻撃や毒攻撃とか部位破壊・傷口をえぐる、鎧無視攻撃などでじゃな<チクチクと

ついでに霊符をばら撒き妾がダメージ受ける度に
生命力吸収で保険を掛けておくのじゃ

アドリブなどはお任せじゃよ



「ぬっ? この気配……ドラゴンかのぉ……」
 扉の向こうに認めた強大なオブリビオンの気配に、吉柳・祥華(吉祥天龍・f17147)は形のいい眉を僅かに寄せた。
「やれやれ、仕方がない……妾も猟兵じゃしな。そうだ、あの術を試そうかのぉ」
 表情や口ぶりとは裏腹に、彼女の踵が立てる音は凛と高い。部屋に踏み入るや、新たな敵の乱入を認めた黄金竜がぎらりと目を光らせた。
「おぉ、怖いのぅ」
 欠片もそうは思っていないと分かる声音で言ってみせ、祥華は手にした叡智の杖で足元の床を一度突いた。
「0と1の挟間に浮遊する大気のスピリットよ、汝に剣を与えよう、暫し我にチカラを貸せ」
 詠唱に合わせ、スピリットが光を灯したように顕現する。ふわりと踊るような動きで、或いは絡みつき、或いは纏わりつくように殺到するかれらに、黄金竜は忌々しげに尻尾や爪を振り回した。二百近い数のスピリットに邪魔立てされれば、さしもの竜もそう簡単に祥華までは爪を届かせられない。自らの代わりに竜爪を受けて弾け散ったスピリットの残滓の下を潜り抜け、祥華は薙刀を閃かせる。既に他の猟兵によって穿たれた傷口を抉り抜くように刃を滑らせ、さらなる毒を鱗の下に流し込めば、悲鳴を飲み込んだ代わりかのように竜の尾が激しく迷宮の床を叩いた。
「かなり弱ってきているようじゃが……ふむ、あとひと押しと言ったところか」
 独りごち、祥華は薙刀の柄を一度繰り込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セブンス・エデン
ドラゴンなのにゃ! ケットシー的には金ぴかは気になるのにゃ!
みんなと頑張って倒すのにゃ!

だれかに手伝ってもらって【存在感】を消した上で『千里眼射ち』に必要な集中力を確保するのにゃ。
しっかりと集中できたなら【援護射撃】みたいにびしーって打つのにゃ。
【二回攻撃】できたら最高にハードボイルドでかっこいいのにゃ

「ふっふっふー、見たかにゃ! これがハードボイルドのちからなのにゃ!」
「そこ! タマちゃんって言わないでなのにゃ!」


茲乃摘・七曜
心情
ふむ、過去にこのようなドラゴンを創れる存在がいたのは興味深いですね

指針
Angels Bitsを自律駆動で牽制に使用し、二丁拳銃を主軸に中距離戦闘を行う
「相手の動きを警戒しながら着実に戦いたいものです

行動
中距離を維持できるようにAngels Bitsを運用
※氷壁、土壁などの属性攻撃や毒霧、雷網などの範囲攻撃で行動を阻害するように輪唱をさせる
二挺拳銃に使用する弾丸は金属弾頭から属性弾頭まで効果が大きいものを探りながら使用
※流転に使用する浮遊弾を織り交ぜUCの準備
「腕の動き、口腔の様子……攻撃の挙動は見逃さないようにしなければなりませんね

流転
アルケミクラッシュの爪撃に合わせて発動させ機先を制する


フィロメーラ・アステール
「ドラゴン! お前の好きにはさせないぜ!」
あたしが皆を守るからな!
どーんと大船に乗ったつもりでいてくれ!

【内なる星海の羅針】を発動!
敵は色々な属性のブレスを使う!
この技で、どの属性が来るか【情報収集】だ!

わかってしまえば安心!
【オーラ防御】バリアに【火炎耐性】【氷結耐性】【電撃耐性】【毒耐性】を組み合わせて全パターン対応!
無差別攻撃だから、対象を拡大し……ん?

これブレスのタイミングも読めるんだし、ドラゴン側にバリア張った方が早くないか?
皆の攻撃を防ぐ形になるけど、声をかけてタイミング合わせたり、頭の周りだけに展開する感じでどうかな!?
バリア内部がブレスで埋まると【目潰し】効果も期待できるかも!



「ふむ、過去にこのようなドラゴンを創れる存在がいたのは興味深いですね」
 茲乃摘・七曜(魔導人形の騙り部・f00724)の呟きに、セブンス・エデン(タマちゃんって言わにゃいで・f11788)がこくりと頷きを返す。金ぴかのドラゴンはセブンスにとっても非常に興味深い存在だったが、今の彼女が果たしたい役割はハードボイルドな射手。『その瞬間』まで敵に見つからず、集中力を維持するために、上げたい声もそっと胸のうちにしまって、セブンスは一旦他の猟兵たちから少し距離を取った。
「相手の動きを警戒しながら着実に戦いたいものです」
 Angels Bitsを展開し、広範囲に広がる攻撃で竜の巨体を余さず覆い尽くそうと試みる七曜の傍らを舞うのは、フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)だ。
「だったらあたしに任せろー!」
 元気のいい声と共に発動させたユーベルコードは、『内なる星海の羅針』。ふむむ、としばし空中で唸り、ややあってぽんと手を打った彼女は、びっと指を立てて他の猟兵達に警告する。
「次に来る攻撃、読めたぜっ!」
 吐き出される圧倒的な冷気に合わせて熱を含んだオーラを展開し、さらにその範囲を広げようとして、フィロメーラははたと気付く。
(「……これブレスのタイミングも読めるんだし、ドラゴン側にバリア張った方が早くないか?」)
 勿論、自分の張ったバリアが逆に味方から敵への攻撃まで弾いてしまっては意味がない。だが、そこは工夫のしようだ。戦いながらも目まぐるしく考えを巡らせる彼女を標的と定めたのか、黄金竜がそちらへ巨体を走らせようとしたその時だった。
「逃さないのにゃ!」
 死角から放たれたセブンスの矢が、ドラゴンの目元を捉える。目玉を射抜くには至らなかったが、それでも急所のひとつすれすれを射られたことにより、一瞬竜の足が止まった。その隙に天井近くまで逃れたフィロメーラだったが、なおも竜の目はこちらを見ている――否、これは逆にチャンスかも知れない。
「来いよドラゴン!」
「何を企んでいるのかは知らぬが……焼き尽くしてしまえば終わりだ!」
 今だ。ブレスが吐き掛けられようとしたその瞬間を完全に『読んで』、フィロメーラは叫ぶ。
「頭以外を狙ってくれ!」
「! ……分かりました」
 その意図を読み、七曜が二丁拳銃を竜の足元へと向ける。そして、猛炎と化した竜の吐息が解き放たれ――。
「――!」
 炎に視界を埋め尽くされたのは、黄金竜のほうだった。フィロメーラが張ったオーラの障壁は、竜の顔周辺だけを覆うように展開されていたのだ。自らの炎に焼かれることはなくとも、膨大な光に目を眩まされることまでは止められない。のけぞる竜の足元に、七曜の銃から魔導弾がばら撒かれる。
 それ自体は、敵に傷を穿つための弾丸ではない。あくまで術の起点だ。ふわりと宙に浮き留まった魔導弾から、七曜を象徴する杭が放たれ、魔導回路が描かれていく。
「万物流転。有限が作り出す無限の円環……幽玄たる時間の監獄へようこそ」
 声すら上げることを許されず、竜は封印術式によってその動きを縛り上げられる。術による封印はそう長く持つものではない。現に、竜の鱗の隙間に食い込む術式の鎖は、今にもその力で引き千切られようとしている。
 だが、その封印で充分だった。黄金竜が身体を封じられたその瞬間を最後の一秒として、セブンスは集中を研ぎ澄まし終えていた。弓がしなり、弦の音が高く響く。続けざまに放たれた二条の矢が、開かれた竜のあぎとを突き抜け、その喉を貫いた。
 ――そして、竜の時が動き出す。それは、この黄金竜に最期が訪れるのと同義だった。どうと黄金に煌く巨体が崩れ、床に倒れる。
 一瞬の間をおいて、猟兵達の歓声が図書館迷宮に響き渡った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月10日


挿絵イラスト