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アポカリプス・ランページ⑦〜恋々機甲戦

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #ヴォーテックス一族 #ロンメル・ヴォーテックス #アポカリプス・ランページ⑦ #兄妹が何を仕掛けようと、最強に死角はない


●旧ロズウェル付近
 男は荒れ狂う空を仰ぎ見ながら、敵襲に備えていた。
 雲行きは彼にとって良好。戦車の整備も、従える軍人の状態も良好としか言えない。
「敵わぬ戦いに挑もうとは、愚かな」
 兄妹の憎らしい顔を想起しながら、その男ロンメルが片頬をもたげる。
 戦車の装備やサイズも三種類備え、役割を分担できるようにしてあった。
 砲塔には対空機銃を備え、発煙弾を発射させての目くらましも得意としている。
 万全を尽くした。そう彼は鼻を鳴らす。
「フン、抜かりなどある訳が無い」
 兄妹がいかなる刺客を送り込もうと、時に砲撃で四散させ、時に履帯で轢き均し、時に軍人が直接銃や剣で手を下す。筋書はロンメルの頭の中で、既に出来上がっていた。
 たとえ戦車同士の合間を駆け巡る者があろうとも、特殊訓練により鍛え上げた軍人は怯まず迎撃するのだ。歩兵といえど、部下にはしかと鍛練を施してきている。誰ひとり敵を恐れはしない。
「最強こそが世界。最強こそが至高。最強こそが勝者。それはゆるぎない」
 執着が、その恋々たる想いがロンメルを驀進させていた。

●グリモアベースにて
「戦車ってかっこいいわよねっ!」
 ホーラ・フギト(ミレナリィドールの精霊術士・f02096)の双眸がこれでもかと輝いている。それはそれとして、倒さねばならぬ相手には変わりないのだと、此度の標的ロンメル・ヴォーテックスについて話し出す。
 異世界からの戦士など有り得ぬと一蹴した男こそ、その軍人宰相ロンメル・ヴォーテックス。己の指揮力や軍団の力を絶対として疑わず、戦車軍団にも指示を出している状況だ。
「大量の戦車に囲まれてて、簡単には近づけそうにないの」
 ロンメルへ迫るには、軍勢の砲弾や軍人オブリビオンの群れに対応しなければならない。対応しながら接近し、ロンメルの身も心も打ち崩す。それが目的だ。
 指揮を執るロンメルさえ倒せば、指揮系統を失った戦車らの末路は想像しやすいだろう。
「猟兵という存在を信じてないから、驚かせるのにはもってこいね」
 ロンメル以下軍人たちも、「猟兵? 何だそれは」とでも言いそうな素振りで待ち構えている。かれらにとって今から襲来するのは『ロンメルの兄妹の刺客』という認識だ。
 せっかくなら、猟兵がいかなるものかを知らしめてやるのも良いだろう。
「激戦地だけど、付け入る隙はあるはず。ファイトよ!」
 ホーラはそう言い終えると、転送の準備に取り掛かった。


棟方ろか
 お世話になっております。棟方ろかです。
 一章(ボス戦)のみのシナリオとなっております。

●プレイングボーナスについて
 当シナリオでは、『戦車軍団に対処する』と有利になりやすいです。
 戦車も軍人オブリビオンも、数はすごく多いです。

 なお、全プレイングを採用するお約束はできかねますので、ご了承下さいませ。
 それでは、プレイングをお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『ロンメル・ヴォーテックス』

POW   :    軍人宰相の指揮
自身が操縦する【戦車軍団】の【反応速度】と【耐久力】を増強する。
SPD   :    アンブッシュ・タクティクス
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【ロンメル率いる戦車軍団の搭載火器】の威力と攻撃回数が3倍になる。
WIZ   :    戦場の掟
敵より【指揮する配下の数が多い】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11
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無間・わだち
はとりさん(f25213)

猟兵を知らない幹部も居たんですね
まぁ、そういうこともあるか
体で思いしらせるのも、悪くない

予想以上に数が多いな
じゃ、はとりさん
少し待っててください(にこ

黒球の疑神兵器にひと息込めて宙に放り
蓮の花を全域に溢れさせる

無力化するのは「敵意、攻撃性、残虐性」
戦車乗り含む、軍人達の持つ穢れを全てへし折る【祈り、浄化

―大丈夫、あなた達にも救いはある

九十秒、それだけあれば
彼の蒼炎は敵将に届く

まだ立ち向かう者が居れば
ロンメルごと火器による制圧射撃ではとりさんを援護【マヒ攻撃
必要以上の死は要らない
それは今も削られている彼のいのちだって同じだ

俺ですか?
困ったな…名もないお巡りさん程度ですよ


柊・はとり
無間f24410と

猟兵どころか神の復活にも気づかないとか…
軍人宰相が聞いて呆れるな
見え見えの死角突いてやろうぜ

呼吸整え
止まってる暇はない
刻限は90秒
無間を死なせはしない

花が咲くと同時に俺もUCを発動
ロンメルに向け一直線にダッシュ
戦車の間を駆け抜ける
遠距離攻撃の類は殺気で軽減し
撃たれても継戦能力で立ち止まらない

進路上に立ち塞がる兵士や戦車は
全て氷属性の蒼炎が凍らせる
援護射撃も頼りにしつつ
切り込みで叩き割りながら走り大軍に対処
無抵抗の奴は無闇に攻撃しない
無間も俺もそれを望むから

毒気抜かれたロンメルはどんな面してんだろうな
奴だけは逃さない
地形すら破壊する渾身の斬撃を

刺客だと思ったか?
探偵だよ
覚えとけ



「……猟兵を知らない幹部も居たんですね」
 驚きの一端を面差しに浮かべて、無間・わだち(泥犂・f24410)は軍勢を一望する。
「軍人宰相が聞いて呆れるな」
 ほぼ溜息と呼べるものを吐き捨てた柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)は、難しげな顔で敵を見やる。
 猟兵について触れるオブリビオンが多くありながら、我関せずとばかりに背筋を伸ばしている、かの男――ロンメル。自信か傲慢か、只の無関心か。いずれにせよ彼の思考が二人を震わすはずもなく、わだちも「まぁそういうこともあるか」と吐息めいた呟きを落とすのみ。
 噤んだ口で語るまでもなく、言の葉を模るまでもない。
 値しないモノへと目線を向け、わだちは砂粒の雨を払うようにぱしぱしと瞬く。
 軍団だとは聞いていたけれど、無数の履帯が廻り巨体を運んでくる様は、壮観だ。
 しかしわだちの意識を惹くには至らず、彼は傍らへそっと微笑みかけた。
「じゃ、はとりさん。少し待っててください」
 用件は短くも穏やかで、ああ、と返したはとりの口端も自然と上がる。
「見え見えの死角、突いてやろうぜ」
 それを合図に二人は離れた。
 一方、遠く彼らを睨みつけていたロンメルは、ふんと鼻を鳴らして来訪者を出迎える。
「我等の戦場の掟を、知らしめてやらねば」
 ロンメルの眉間のしわも、戦車の方向も変わらぬまま、吹き渡る風だけが自由に荒れ野を巡る。
 そんな中でわだちが燈す命は、ひとつ。
 ――体で思いしらせるのも、悪くない。
 彼がひと息吹けば、湿る予感を偽神兵器が得た。ぽおんと宙へ放った黒が、死へ手招くように蓮の花を形作り――その幻影が、乾ききった大地へと染み渡っていく。わだちの放出した幻影は、こうして戦場を遍くゆく。しかし、ただ戦場を濡らすためではない。
 そこに拡がった穢れを浄めるために、蓮花は咲うのだ。わだちの志を乗せて。
「大丈夫」
 わだちが呟くと四辺の蓮が揺れた。目許を和らげると、戦車を囲む蓮の幻影がくるりと舞って。
「あなた達にも、救いはある」
 夜のしじまにを思わせる彼の一声が降った頃、蔓延る悪の意識に死が訪れる。戦車を用いて迎撃しようとする敵意も、銃や剣を構えた軍人の残虐さを滲ませた興奮も、すべて撫でていくような優しさで。
 花が、咲き誇った。
 見事なものだと思える情を抱いて、はとりは深く息を吸う。するとそこへ。
「お待たせしました」
 わだちからの呼びかけに、はとりが応じる。
「案外悪くないな、待つってのも」
 待てる命がここにあるからか。微かな笑みだけ傾けて、はとりも呼吸を整えて荒野を蹴った。
 わだちが世界を彩ってくれているから、止まってる暇はない。刻限は待ってなどくれぬから、はとりの足も限界まで熱を孕み、そして彼自身は蒼を纏う。惑う戦車や軍人を横目に、蒼炎はひたすら真っ直ぐ戦場を駆けた。ただ一点を目指して。
 見送ったわだちが、きゅっと唇を引き結んだ。彼が世界を蓮の香でくるむのは、たった九十秒。されど九十秒。
 これだけあれば――彼の蒼炎は、敵将に届く。
 蓋しわだちの思う通りであろう。恋々たる煩悩を拭われたロンメル率いる軍団に、一刻の猶予もないはずで。
 寿命を思えば、はとりとて余裕がある訳ではない。だから我に返った戦車が主砲を鳴らそうとも、はとりは立ち止まらない。
 ――無間を死なせはしない。
 それは、わだちが同じ頃に、はとりの寿命を削らせまいと思うのと対になった。
 こうして蓮の花が散るより先に、蒼きはとりはロンメルの足元を焦がす。
「おい鈍感」
 何にも気付かず在った男へ、はとりの鋭利な一言が刺さる。すっかり毒気を抜かれたロンメルは自我を取り戻すかのようにかぶりを振り、キッと彼をねめつけた。
「知性派が聞いて呆れるな」
 続けて全く掠りもせぬ知性を疑えば、ロンメルの眉がひくつく。すかさず彼がはとりの命を捕まえようとするも、その動きは鈍かった。
「貴様ら……いったい……」
 問い掛けたロンメルに、並んだ二人の猟兵はそれぞれ異なる表情を浮かべる。
「俺ですか?」
 時を違えた陽に似た瞳を丸くさせて、困ったな、とわだちは顎を撫でる。
「……名もないお巡りさん程度ですよ」
「刺客だと思ったか?」
 はとりの嘲笑がロンメルを射抜き、直後には。
「探偵だよ。覚えとけ」
 蓮の幻影に囚われた男へ、はとりは蒼き一太刀を浴びせる。
 猟兵という力でもって。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ノエル・フィッシャー
【WIZ】
猟兵とは何ぞや。即ち人の埒外を超え、戦場に突然520体の影を召喚し蹂躙するもの。演習で想像だに出来ぬ悪夢を見るといいんだよ。

という訳でUC【光と影の王子様】を発動。←のアイコンのようなちんまくてもにゅっとした戦闘用のSDボクの影を召喚。かわいい顔してユーベルコード。ロンメルの数的優位を覆し、小型の特性を生かして戦車の底に潜り込んで攻撃したり、ハッチから潜入して戦車内で大暴れしたり、歩兵相手なら的を絞らせず突撃させながらかわいい顔して金的を叩き込んだり、数を生かしてボコったりするよ。
耐久性に不安があるけど、なくなったら追加発動。おかわりはまだまだあるよ。

アドリブ・共闘歓迎だよ。


グラナト・ラガルティハ
どうやらロンメルと言う男は自分の想定の範囲内でしか物事を考えられないようだな。
それ以上の事には想像すら及ばない。
ようするに頭が硬い

軍を指揮する以上はもう少し柔軟な思考を持った方がいいと思うぞ。
想定外などただの言い訳に過ぎん。
臨機応変な対応も必要だ。

こちらの戦力。猟兵の力を理解していないと言うのならまざまざと見せつけてやろう。
その後にどう対応できるかは腕の見せ所だぞ?

【封印を解く】で神の力を限定解放。
自身の装備品、蠍の剣と柘榴石の指輪をベースにUC【我が眷属の領域】を使用し火炎柱を発生させ【属性攻撃】炎で威力を上げ【焼却】

この戦場に無機物など溢れているからな。


マキナ・エクス
アドリブ・他猟兵との連携歓迎

おやおやこれは壮観というべきかなんというべきか、すさまじい数の戦車軍団だねえ。あれをどうにかしないことにはどうしようもなさそうだ。さてさてどうしたものか。

相手が猟兵、非科学的な存在を信じていないというなら、摩訶不思議な攻撃でもしてみれば混乱してくれるかな?
UC発動。無数の剣を召喚し全方位から攻撃を仕掛ける。

敵が混乱してくれたならば私も近づいて攻撃をしよう。敵の攻撃は防御用からくり人形や【オーラ防御】で防ぎつつ。
対物拳銃で【貫通攻撃】【2回攻撃】【零距離射撃】。パイルバンカーで【串刺し】。強力な一撃で風穴を開けてやろう。


シズホ・トヒソズマ
アドリブ連携歓迎

さてアレを使うネックは歩兵
まずはそっちを処理しましょう

人形は◆早業で◆操縦

獣剣『王劾』で炎の獣を大量召喚
歩兵を中心に◆焼却の炎を撒かせながら◆団体行動で突撃させます
それに紛れてシュヴェラの重力操作で◆空中浮遊しロンメル目指して飛びます

が流石に気づかれて対空で狙われますよね
ですが戦車ばかりのところまで来られればこちらのもの!
UC発動
戦神アシュラの力を使用
自身と人形に『戦闘の為だけに作られた武器への無敵状態』を付与
戦車の対空砲火を無敵ではねのけロンメルへ接近

歩兵を抜ける前では徒手空拳で対応されますからね!
破壊神の力を込めて破壊剣にした王劾でロンメルの戦車を◆串刺しにします


レティエル・フォルクエイン
連携&アドリブ歓迎
「刺客? レティちゃんは猟兵でアイドルなんだよっ!」
戦車軍団への対処も纏めてUCで一切のダメージを遮断しつつ結界によってダメージを与えることで対処
UC発動まで二時間がかかるなら、第六感も頼りにして残像を纏いできるだけ見切って逃げ回り、発動までの時間を作ります
「ロンメルさんは現実主義者さんなんだよね?」
「レティちゃんはねもうちょっと明るい色が好きかなぁ?」
発動後はロンメルを相手にトークの練習をしつつサンクチュアリを維持
攻撃が効かず一方的にダメージを与えるのをいいことに話しかけて気を引き、味方から意識をそらさせたりもします
攻撃が効かない相手に攻撃し続けるのって心折れるよね?


マリア・ルート
愚かな。敵を正しく認識せずに戦いに挑もうとするとは。

相手が戦車でも軍人でも関係はない。
『早業』から【指定UC】を使えば殲滅可能だ。『範囲攻撃』は自信があるのでな。
攻撃は『野生の勘』で見切りつつ当たりそうなのは『オーラ防御』『継戦能力』で防御。目についた戦車や軍人から順に爆発や波動を放ってやる。
大して動かないままこの数の戦車などを『蹂躙』すればロンメルも戦慄するだろう。その時こそロンメルの方に歩みを進める。

どうだ?これが「猟兵」というものだ。
兄妹の刺客などという枠に収まる存在ではない、むしろ兄妹ごとすべて破壊しつくす存在だ。
さあ、貴様も消えてもらうぞ……

最後はルートブレイドで一思いに斬ってやる。


藤・美雨
こういう光景を見ると故郷を思い出してあんまり良い気分にはならないな
あのえらそーなヤツもムカつくし、頑張って殴りにいこっと

刻印を起動して【限界突破】だ
最初から戦車軍団が配備されてるなら、それを利用させてもらおう
戦車達の合間を【ダッシュ】で駆け抜け、撹乱したり同士討ちを狙いながら進んでいこう

相手に囲まれたり炎で進路を塞がれないようには注意しないと
周囲を観察しつつ【野生の勘】も駆使して行くよ
そんじょそこらのレイダーなんかよりよっぽど素早いだろ?
猟兵を甘く見たからこうなるのさ!
邪魔なやつは【怪力】で殴ってスクラップだ

ロンメルと対峙する時も戦車の影から奇襲しよう
一気に飛び出し怪力を籠めた拳でぶん殴るよ!


リーヴァルディ・カーライル
…そう。異界からの来訪者など知らぬ存ぜぬを貫くのね
正直、その気持ちは理解できなくもない

…異郷の地の戦争に関わるようになった今でも、
他所の世界より闇に覆われた故郷の方が大事なの事に変わりないもの

…だけど、闘争の場で無知をさらした者の末路は1つだけ

…知らぬと言うならば、その身に刻み教育してあげましょう
この地とは異なる世界にて鍛え抜かれた我が御業を…!

「闇の精霊結晶」を投擲して戦場を闇で覆いUCを発動
吸血鬼化した血の魔力を溜め自身の影を戦場全体に展開して索敵を行い、
影に触れている敵軍全体に無数の影槍を乱れ撃ちして戦車の体勢を崩し、
再度UCを発動して兵士達から生命力を吸収する2回攻撃を放つ


ヴィクティム・ウィンターミュート
ハッ!バカもここまで来ると面白い見世物だぜ
まるで現実が見えてねえ…自信家なのはいいが、目とニューロンは何時でもクレバーでなきゃならない
理解できてねえなら教えてやる
この俺を相手に戦略で勝とうなんざ、1億年早いぜ

テメェの武器はその数、そしてそれを指揮できる能力だ
だからまず、手足たる軍勢を何とかする──『Robbery』
触れれば何もかもを奪うガラス片…それを面で押し込んで、軍勢を文字通り奪い取る
そら、遠くの戦車は【ハッキング】で制御権を奪ってやる

テメェの軍勢がどんどんこちらに寝返るわけだ
そうするとどうなる?数の有利は消え…テメェの武器のもう一つが消え失せる
さぁ、暴力的なまでの蹂躙といこうじゃねえか!




 凄まじい駆動音を轟かせながら、無限軌道が道標なき荒野に道を刻んでいく。
 小さな岩を砕いてはすり潰し、砂塵を巻き上げて景色を蹂躙していく戦車の所々から、軍服姿の歩兵らが姿を見せた。そして布陣の中央では、かの軍人宰相ロンメルが不遜な態度で立っている。
「あれもまた、兄妹の差し向けた刺客か」
 奇人ばかりだろうと眉をひそめた彼は、見知らぬ襲撃者へ動き出す隙を与えまいと片腕を突き出す。
「主砲! ってーッ!!」
 ロンメルからの「撃て」の合図で一斉に砲撃が開始される。反動で揺れる車体から衝撃が地面へ鏤められ、硝煙のにおいが漂い始めた。
 猟兵の誰もが戦場にいるのだと実感するも、おやおや、とマキナ・エクス(物語の観客にしてハッピーエンド主義者・f33726)が心なしか楽しげに口を開く。
「これは壮観というべきか、なんというべきか」
 宝石めいた双眸を揺らして彼女が認めた絶景こそ、戦禍を招くもの。
「すさまじい数の戦車軍団だねえ。よく用意したものだ」
 半ば感心するようにマキナが口にしたその後ろ、俯くマリア・ルート(紅の姫・f15057)の赤髪が流れるように揺れた。
「……愚かな」
 ロンメルという男も底が知れる。そう呟いてマリアは得物を構える。上に立つ者としての認識の甘さが、ロンメルにはある。敵を正しく認識せずにいるのが、どれほど恐ろしいかを彼はまだ知らない。無自覚なら尚更、マリアとしても眉間を押さえたくなる。
「私も邪魔者を片付けよう。一掃するのには自信があるのでな」
 言うやマリアは仲間たちの輪から離れた。
 一方、顎を撫でたグラナト・ラガルティハ(火炎纏う蠍の神・f16720)の手が次に向かう先は、守りとなる指輪のひんやりした心地だった。触れていると落ち着くなどと言葉を安売りはしたくないが、グラナトの心境を模るなら、これがきっと分かりやすい。
 想念の片端を結い合わせながらも、彼は標的を見据えた。いかにも岩石を彫ったかのような気質のロンメル。想定内という枠組みが外れることを知らず、外れるとも考えていない男。グラナトの覚えた印象は、微塵も飾らぬ敵の心身を暴くもので。
「……頭が硬いのも考えものだな」
 軽く肩を竦めた。
 まったくだ、と吐息で笑ったヴィクティム・ウィンターミュート(Winter is Reborn・f01172)もまた、堂々たる姿のロンメルを遠くに見る。
「バカもここまで突き抜けると、面白い見世物だぜ」
「そうだね、猟兵がこんなに来ているのに、見向きもしないなんて」
 応じたノエル・フィッシャー(イケメン王子様・f19578)の混じり気なきまなこは、青を忘れた空の下でも輝きを損なわない。
 ノエルたちの様相とは打って変わり、苦みを食んだ藤・美雨(健やか殭屍娘・f29345)の記憶から引き出されるのは、在りし日の故郷。色も明日もない世界――どうしてか払い切れぬそれを蘇らせたまま、彼女は渋面をつくる。
「……あんまり良い気分にはならないな、この風景」
 お世辞にも好きな景色とは言えず、美雨が小さな息を吐く。世の終焉がこれだと、まざまざと見せつけられているようにも思えて腹立たしい。怒れる理由は他にもうひとつあった。敵陣の首魁ロンメルだ。
 殴りにいきたい。純一なる願いが、美雨の靴裏へ熱を集めていく。その熱を、怒りを、滾る血を動力として起動する刻印と共に、彼女は駆け抜けた。
 それぞれの話にこくりと首肯したリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、戦いの庭においても静穏を湛える。ふと顔を傾けてみればロンメルと、彼に従い征野をひた走る戦車軍団が大地を埋め尽くしていて。
「見えないように……する。少しの間だけ」
 逆鱗に触れたかのような空を仰いだのち、リーヴァルディは精霊結晶を思い切り投げ放った。闇を司る結晶の行き先は他でもないこの戦場。だから天高く投擲したところで何処へもゆかず、リーヴァルディの気持ちへ沿うように精霊たちの力が暗闇で場をくるんだ。
「……動きやすいと思うの」
 リーヴァルディが告げれば、仲間たちも応える。
「ボクがいこう」
 誇らしげに胸を貼って、ノエルが囁くと。
「数が多すぎる。俺もやるぜ。なぁに、ハッキングついでに差し出してもらうだけだ」
 ゴーグル越しに世界を見渡しながら、ヴィクティムも連ねた。
「では私は先ず歩兵を処理しましょう」
 シズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)が、青々と冴えた目を輝かせて言う。
「道を切り拓くのは、お任せします」
 淡々と告げたシズホは、王劾を冠する剣を握りしめて地を蹴る。
 その後ろでは。
「じゃあレティちゃんは……」
 くるくると目線を動かしていたレティエル・フォルクエイン(オラトリオのサウンドソルジャー・f15293)も、仲間たちの背を追うように跳ねながら進む。
「レティちゃんらしく、がんばろっかな!」
 皆へウインクを捧げてすぐに、彼女の姿は荒々しい最前線へと向かう。明るい歌を口ずさみながら。


 砲撃戦の衝撃が天地を震撼させる中、ヴィクティムの姿勢は揺らがず、鉄屑や金属片を、ガラス片へと変換させていく。勿論ただのガラス片ではない。Forbidden Code『Robbery』――それは使用者ヴィクティムへ、委ねるためのトリガー。
「寄越せ! 俺に!」
 咆哮がこだまし、ガラス片の食い込んだ履帯が次から次へと蛇行し始めた。
 制御を失った、否、制御権をヴィクティムへ譲った戦車たちが猟兵へ道を開ける。
「今だ!!」
 ヴィクティムが叫び、仲間たちの足は止まらない。
「猟兵を信じていないのなら、ちょっと驚かせてみよう」
 悪戯めいた笑みを浮かべてマキナが告げた。
「摩訶不思議な光景に、どんな顔をするか見てみたいよ」
 浮き立つ足取りでマキナが一直線に駆けた。
 マキナの心持ちが示す方角は、ロンメルへ贈るサプライズ。さてさてどんな顔色になるだろうと微笑んだ彼女は、物語に登場する数々の剣を喚び出した。神剣から魔剣まで、顕現させた刃の種類は多く、それらと共に披露する剣舞は、確かにロンメルを瞠目させた。
「何が起きている……奴らは……!?」
 兄妹の刺客にしては、攻撃手段も動きもバラエティに富んでいる。知略を売りとする男にとって、想定外の戦力は惑わされる材料にしかならないのだろう。明らかな戸惑いでロンメルの額には脂汗が浮かぶ。
 だからマキナは剣たちと共に、拓かれた道をゆく。
 そしてノエルは言う。猟兵とは即ち、人の埒外を超える者。ロンメルも予想だにせぬ悪夢を紡げる者たちだと。
 演習だけでは見られない悪夢を与えようと、すかさずノエルが喚んだのは、自身を模した小さな影たち。
 ちまっ。むにっ。もちっ。そんな音が聞こえてきそうな、まあるい影(ノエル)たちが現れるや。
「突撃ぃぃッ!!」
 ノエルが高らかに号令を響かせる。途端、戦場に生じる巨大な砂埃。まるで大地をひっくり返したかのような現象は、遠くで指揮するロンメルの視界にも飛び込んで来ていた。
「な、なんだ……あれは」
 ロンメルが身を乗り出して見たのは、予想外の光景だった。
 戦車をも飲み込まんばかりの砂煙を巻き上げるのは、数え切れぬほどの――もっちりした影。砲弾に倒れる影もあれば、爆風と共に消え失せる影もある。けれど殆どのシャドウノエルは、ふくよかな身とその滑らかさを活かして、戦車を襲撃した。
 底面をノエルの影に蹴破られた車体や、ハッチを開けて突入した勇敢なる影に操舵を奪われ、バランスを失い周りの戦車へ突っ込んでいく。
 そこで響くのは、ロンメルの叫び。
「焦りを捨てよ! 戦場の掟を教えてやれ!」
「「オオォォ!!」」
 呼応した軍人たちの雄叫びが戦場を震わす。
 主砲は疾走する猟兵を、小振りの砲塔が撹乱などを目的とする素早い猟兵を優先して狙い撃つ。主砲と異なり小回りが利く砲塔からの精密射撃は、素早い猟兵をも容赦なく捉えていった。
「よっ、ほっ……と」
 軽やかに砲撃の嵐をかい潜った美雨が、砂塵にまみれながらもターゲットへ狙いをつける。もう少し、あと少し。そう距離を目測で確かめながら走る美雨の勇ましさは、ターゲットたるロンメルを驚かせた。まだ離れた所にいながら早い、と。
「どうだい? そんじょそこらのレイダーなんかより、よっぽど素早いだろ?」
 彼の言いたげな面差しから察して、美雨が先手を取ると。
「確かに早い。が、最強には遠い」
 ロンメルの口振りから怯んではいないらしいと感づき、美雨が唸る。
「うっわ、えらそーでムカつくヤツ」
 露骨な嫌悪を示せば、ロンメルもむっと口を尖らせた。
 歩兵をある程度片付けたシズホが、ふわりと宙へ飛び上がり、前線に加わる。迫り来る姿を知って、群れから発煙弾が射出されても動揺はせずに。
 ――流石に気付かれますよね……。
 続けて対空射撃の雨あられがシズホを狙うも、からくり人形を掲げて、すうと深く息を吸い込んだ彼女は。
「我が身に宿り力となれ。応報を持って因果を制す!」
 人形からふわりと幻影が浮き出した。それはシズホの過去であり力となるカタチ。総身に纏えば武器となり、代わりに血を噴き出しながらも彼女は疾駆した。浮かんだ彼女の身は機銃の銃口でも追いつくのが難しく、ひらりひらりと舞うように直撃を免れるシズホの軌跡は、戦車たちを釘付けにした。
 打ち落とさなければという意思が、戦車にも働いたのだろうか。
「できるのでしたら、撃ち落としてみなさい!」
 けれどシズホを撃墜させることは叶わず、瞬く間に彼女はロンメルとの距離を縮めていった。
 同じ頃、マリアは、黙したまま激戦に荒れた大地を一瞥する。この場へ刻むのは、敵の最期だけで良い。沈思の果てにそう考えながら、マリアは戦車からのプレゼントを弾く。
 そして礼にと返すのだ。ユーベルコードを。
 誰もが狂おしいほど懸命に生きる『今』を脅かす、過去の悪意を蹴散らすために。
 捉えられる戦車へ目星を付けて、水か雲を掻くように指先を動かせば、マリアの意志に沿った地点が爆ぜる。連ねて波打った魔力により履帯が弾け、各方位の戦車を転覆させた。
「私たちを、兄妹の刺客などという枠に収めるなんて」
 侮られたものだと、マリアは唇をほんの僅かに噛む。
 そんな存在ではない、むしろ猟兵というのは――。
 馳せた想いから睫毛を震わせ、マリアが次の爆発を手招く。こうして随所で頻発する爆破の音と衝撃は、戦車軍団の布陣を乱しに乱した。
 何が起きているのかとロンメル自身、目を疑う。
 かぶりを懸命に振ったロンメルが、戦車や軍人へ幾度も攻撃命令を出すのをやめない。しかし歌って踊るレティエルの展開したサンクチュアリを、踏みにじることのできる戦車や軍人っまた、無かった。
 レティエルのあまりにも戦場らしからぬ様相を、ロンメルも当然目撃していた。
「何者だ!? 刺客にしてはお気楽が過ぎる!!」
「刺客? 違うよ、レティちゃんは猟兵でアイドルなんだよっ!」
「あいど……る? いや、奇妙な響きになど翻弄されはしない!」
 耳に馴染まぬ響きだったのか、ロンメルの物言いもやや危うい。
 しかもレティエルのソロライブは、砲弾の雨にも負けず、肌を抉るような砂嵐にも負けない。攻撃を遮断する聖域だからこそ、敵にとって得体の知れぬ刺客――アイドル活動に勤しむレティエルへと、心奪われるばかり。軍人たちの勢いが鈍る一方、指揮官たるロンメルは、さすがに緊張感を保っているが。
「ロンメルさんは、現実主義者さんなんだよね?」
 こてんと首を傾げるレティエルからの質問が、今度はやまない。
「レティちゃんはね、もうちょっと明るい色が好きかなぁ?」
「色だと? 訳の分から……」
「おかわりはまだまだあるよ」
 言いかけのロンメルへ、今度はノエルの声が届く。
 紫雲たなびくように髪を靡かせれば、残っているノエルの影たちが、キーンと小気味よい音が響きそうなぐらい、華麗に歩兵の急所へ体当たりしていく。
「グオォォ!?」
「ノオォォ!?」
 軍人オブリビオンとはいえ急所は急所なのか、悶え苦しむかれらの姿が戦場に転がり始めた。
 そんな陣形の狭間から、鮮血を流しながらもシズホが飛び出す。
「しっかり刺しますよ!」
 ロンメルが構える戦車へと、シズホは王劾を突き立てた。破壊の力を極限まで篭めた刃が、装甲を崩し、機動力をも奪う。
 もはやロンメルに、逃亡は許されない。
 車体への負担が、ここへ来て性能の限界点を示す。整備をし尽くされていようと、猟兵の猛攻には耐えられない。
「見えてねぇな。まるで見えてねぇ」
 仲間の奮闘を確かめつつ戦域の後方を死守するヴィクティムは、ロンメルの言動へ向けて、溜息代わりの砲撃をお見舞いする。自信家な男ロンメルを彼は否定はしない。けれど理解できぬまま立ちはだかるロンメルへ、教えてやらねばという気持ちが勝る。
 ――目とニューロンは、何時でもクレバーでなきゃならない。
 知性を武器とするのなら、まだまだ己の足元にも及ばないとヴィクティムは口端を吊り上げて。
「さあ、どうするよ。テメェの武器のひとつは寝返ったぜ?」
「くっ……馬鹿な、最強の軍団は決して……っ、あれは!?」
 膨れて、窪んで、割れて、いびつに一変した地へ伸びゆく、リーヴァルディの影。
 解放した槍は呪いにしとど。そのまま影を走り、影と敵とを縫い合わせる。貫いた先から戦車も軍人も、命を大地に吸われていくようで。だからか戦車の駆動音は濁り、軍人らが発する声は悲鳴と化した。ロンメル陣営にとっては、悲惨としか言えない光景だろう。
 けれど指揮官の眸は曇らない。ただ、猟兵たちの存在に対する疑念が募る一方で。
「い、いったい兄妹は『何』を差し向けてきたというのだ……!?」
「……そう」
 リーヴァルディが肩を落とす。ひどく、残念そうに。
「知らぬ存ぜぬを貫くのね」
 理解できなくも、ないけれど。
 波紋すら生まぬような静けさで、リーヴァルディは胸裡で燻っていた情を綴る。大いなる戦は決まって異郷の地で起こる。だから戦に関わるならば、彼女は未知を踏むだけで。あらゆる土地の空気を吸い、戦いの音を奏でて過ごしてきた今でも、彼女の内に残るのは――闇に覆われた故郷への、遥かなる気持ち。ずっと昔から根差して、育ててきていたのだと知った、故郷を大事だと思う心。
 砂煙に似ているけれど少しだけ違う想いの煙りをくゆらして、彼女は宣告する。
「……闘争の場で無知をさらした者の末路は、ひとつだけ」
 そのとき、助走をつけて美雨が飛び込んだ。横たわった戦車の陰から、ロンメルの懐へと。
「しまっ……!!」
「猟兵を甘く見たから、こうなるのさ!」
 防ぐ余裕など与えない。戦車を利用した美雨の奇襲を、男は為す術なく受けるしかなかった。これぞ正しく殺戮乱舞。美雨が得意とする技で。
 そこへ、軍団を蹂躙し終えたマリアも加わる。
「どうだ?」
 マリアからロンメルへの問いは実に端的だ。
「これが『猟兵』だ。理解したか? してもしなくても、結果は変わらないが」
「結果が変わらぬ? ふざけたことを!」
 ロンメルの眼光は未だ衰えず。だからマリアの双眸も彼を鋭く射抜いて。
「貴様も件の兄妹同様、消えてもらうぞ。それが、戦いの結果だ」
 ルートブレイドを切っ先から突きつけ、渾身の一太刀を浴びせた。
 ロンメルの挙動が鈍り、後ずさろうとも猟兵たちは逃さない。
 金色の砂を銀糸でそっと見送り、静かな笑みを湛えたマキナが男へ寄る。
「砂が服に溜まるよね。風通しを良くしてあげるよ」
「が、っは……」
 マキナが鮮やかに取り出した二丁拳銃からのパイルバンカーが、宣言通りロンメルへ風穴を開けた。
 膝から崩れた男を前に、グラナトがふと語りかける。
「もう少し柔軟な思考を持った方がいいと思うぞ」
「何、だと?」
 嫌悪を発露させたロンメルを目前に、苦笑いが零れる。
「軍を指揮するのなら必要だろう」
「貴様らの言葉……聞き入れると、思ったか」
「……だろうな」
 想定内の返事が届いたところで、グラナトの面差しが帯びる悠然とした気配は途絶えない。むしろ封印を解いたことで、彼が纏う気は増幅していた。乾燥地帯を焼却しかねない威圧感は、対峙したロンメルの顔色へ濃い影を射す。
 そしてグラナトが剣を振れば、蠍の尾が優雅に舞い上がった。合わせて指輪へ光を伝わせれば、煌々と柘榴石が咲う。二粒の金色に赤を映しながらグラナトも微かな笑みを刷く。この場で転がる無機物たちが瞬く間に火の粉へと変じ、火炎の柱を築いた。
「何度だって言う。これが猟兵の力だ。それと……」
 乾ききった彩りしか知らぬ世界に、炎は鮮烈な赤を刻み付ける。ロンメルの魂ごと焼き尽くして。
「想定外など、ただの言い訳に過ぎん」
 グラナトの一言が届くや否や、頂きへの執着すら手放さぬまま、男は猟兵という脅威にただただ瞳孔を震わせて消滅した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月05日


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#アポカリプス・ランページ⑦
#兄妹が何を仕掛けようと、最強に死角はない


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト