恋の花とお祭り騒ぎ(作者 真空。
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#カクリヨファンタズム  #猟書家の侵攻  #猟書家  #灯籠に照らされし夢魔・お露  #東方妖怪 


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#猟書家
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#灯籠に照らされし夢魔・お露
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#東方妖怪


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 花を描いた提灯が幾つも広場を照らす、屋台には沢山の花が溢れ、甘い香りが会場を満たしている。
 花告の祭り。この世界独特のそのお祭りでは意中の相手に、または大切な人へと花と共に想いを捧げるのだそう。
 そんな祭りの会場だが、どうも雰囲気がおかしい。薄桃色の花を持った妖怪があちこちに倒れているのだ。それなのに、誰も何も反応しない。
 その原因は。
「ねえ、私のこと好き?」
 問いかける声は甘く甘く。蜜を含んだ言葉を投げられた妖怪は、陶然とした表情を浮かべ何度も大きく頷くと差し出された淡い桃色の花を受け取る。その途端、ぐにゃりと身体から力が抜けその場に横たわり、そっくり同じ姿の生霊が花を胸につけて立ち上がる。
「じゃあ手伝って頂戴……もっと強い方を探すの」
 カクリヨの猟書家、灯籠に照らされし夢魔・お露は薄桃色の花を手に艶やかに嗤った。

「カクリヨで猟書家の活動が始まったそうだね」
 樹・さらさ(Dea della guerra verde・f23156)が赤いガーベラを手に集まった猟兵達を見回す。
「今回見えたのは、とあるお祭りの会場が乗っ取られてしまったようなんだ」
 花と共に告白を、というその祭りは今回の猟書家ととても相性が良かったらしい。
「ほぼ、彼女に虜にされてしまっているみたいでね……そこで、君達の役目は妖怪達を口説き落として欲しい」
 幹部の魅了の力をも上回る恋愛アプローチで東方妖怪達を正気に戻し、手下を奪われた猟書家が姿を現したら彼女を倒す、という事になる。
「ああ、勿論演技で大丈夫だよ。生霊化から解放された時点で彼らは正気に戻るから、君達に大事な人がいたとしても大惨事にはならないはずさ」
 口説き落として正気に戻った東方妖怪は、猟書家との戦いを助けてくれるだろう。
「そうだな……貴方しか見えない――どうか私の愛情の化身であるこの花を受け取ってほしい」
 膝をついたさらさから、すっと差し出されるガーベラ。
「という感じかな。期待しているよ、頑張って来てくれ給え」
 一瞬悪戯っぽく笑うとすぐに表情を戻し、転移の扉を開く。ふんわりと花の香りが風に乗って届いてきた。


真空。
 真空。(まそら)と申します。

 カクリヨ猟書家シナリオです。
 第1章:口説きバトル(冒険)
 第2章:対灯籠に照らされし夢魔・お露(ボス戦)
 となっております。
 のぼせた東方妖怪さん達を頑張って口説いてください。
 花ですが、これと言う指定でも、花言葉的な指定でもお任せでも大丈夫です。

 全章共通のプレイングボーナスは【恋愛アプローチで東方妖怪達を振り向かせる】です。
 ただし、年齢制限がかかりそうな表現はご遠慮ください。

 断章無しで公開された時点から受付開始となります。

 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。

 皆様の参加、心よりお待ちしております。
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第1章 日常 『百鬼夜行のお祭り騒ぎ!』

POW縁日のごちそうに舌鼓!
SPD幻想的な情景を堪能する!
WIZお祭りグッズを見て回る!
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


御園・桜花
「まず目につく所から、でしょうか」

私に恋してくれませんか
貴方に恋して良いですか
私を好きになってくれませんか
貴方を好きになって良いですか

UC「魂の歌劇」
幻朧桜の枝を何束も抱え同じフレーズを繰り返し歌いながら漫ろ歩く
ぶつかる寸前で避けながら流し目
枝を小さく折って相手のポケットに挿し継続
歌いながらりんご飴買いそのまま通りすがりの相手に握らせ
歌いながら目の合った相手の首をスッと撫で
空いた広場の方へ歌いながら歩く

貴方を愛して良いですか
私を愛してくれますか

着いてきた相手一人一人に目を合わすようにして歌い続け小さく折った蕾のある枝渡し歌に誘惑上乗せ
地下アイドルのコンサートのように視線や指先の動きで聴衆魅了


「まず目につく所から、でしょうか」
 御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)は幻朧桜を腕に抱えて広場の様子を見る。異様な熱気に包まれたその場所では、薄桃色の花を着けぼんやりとした様子でうろつく生霊たちで埋め尽くされていた。
 軽く目を閉じ一歩、足を踏み出す。緩く波打つ桃色の髪が、着物が揺れる。開かれた翠玉の瞳が艶を湛え、薄紅の唇がゆっくりと弧を描く。
「貴方の一時を私に下さい……響け魂の歌劇、この一瞬を永遠に」
 私に恋してくれませんか、貴方に恋して良いですか。
 私を好きになってくれませんか、貴方を好きになって良いですか。
 歌が耳に届いた妖怪が振り返る、知らず知らずのうちに桜花の動きを目で追ってしまう。
 桜花の奏でる魂の歌劇が、次第に周囲を惹きつけていく。ふらりと足を踏み出した妖怪がぶつかりそうになる寸前、すっと身をかわし去り際にちらりと流し目。淡い緑の幻想に、更に心を奪われ後を追えば、白い指が胸のポケットに挿す桜。花を貰った妖怪は目を覚ました時の様に瞬きを繰り返し、首を振ると、すっと姿が消えて――元の身体へと帰っていく。
 向かう先にいくつかの屋台が見える。りんご飴を一つ手にすると、まだ幼さを残す少年へすれ違い際に桜と共にそっと渡し、伸ばした手をそのまま隣に立つ女性へと触れさせ、触れるか触れないかの距離で首をすっと撫でて微笑むと、僅かに上がった手が髪に桜を飾り。
 桜を少しずつ減らしながら、少し空いた広場へと歌い歩く。
 貴方を愛して良いですか、私を愛してくれますか。
 気が付けば、彼女の後ろには桜に惹かれた集団が。十分に観衆を惹きつけたならくるりと振り返り、並ぶ人々の前を桜の枝を渡しながらゆっくりと進む。まだ蕾を残す桜の小枝を服に挿し、髪に挿し、伸ばされた手に握らせる。白い指が花を乗せて動く度に、周りの目がじっとそれを追う。歌と共に桜の夢を乗せた小枝が、次第に妖怪達を正気に戻して広場に立つ数が減っていく。
「もうちょっと、でしょうか」
 正気に戻った妖怪達が遠目に見える。今まで持っていた薄桃色の花が消え、桜を携えた彼らはもう大丈夫だろう。
 心を込めて桜花は歌う。歌の力を存分に発揮するその姿はトップステージに立つスタアのように輝いていた。
大成功 🔵🔵🔵

スティーナ・フキハル
アタシの友達絡みの猟書家がやらかしてるって言うから来てみたけど……
こりゃ参ったなぁ、色恋沙汰はスティーナちゃん管轄外だぞー?
まぁぼやいてもしゃーない、自分の得意分野で頑張ってみますか。

花はちっちゃいヒマワリでいくぞー。
花言葉は『あなただけを見つめる』とか『愛慕』だっけか、この場にピッタリでしょ。
んでUCも使って歌唱力発揮してー歌うように抑揚つけてー
『会えないときでもアタシの代わりに太陽のようなキミをこの花に見つめさせてほしいな、この花受け取ってくれない?』
って言いつつなるだけ優しさが伝わるようにひまわり差し出すよ。

なんか動きつけたらミュージカルみたいだな……まいっか。
じゃんじゃんいってみよー!


「アタシの友達絡みの猟書家がやらかしてるって言うから来てみたけど……」
 スティーナ・フキハル(羅刹の正義の味方・f30415)は上せた顔をした生霊でいっぱいの広場を眺め、腰に手を当てると大きく息を吐いた。
「こりゃ参ったなぁ、色恋沙汰はスティーナちゃん管轄外だぞー?」
 その手の話題には疎い自覚がある。さてどうしようか、と首を傾げても辺りの状況が変わる事は無く。
「まぁぼやいてもしゃーない、自分の得意分野で頑張ってみますか」
 よし、と一つ頷いて近くの花屋台へと向かう、手にしたのは小さな向日葵。花言葉は【私は貴方だけを見つめる】【愛慕】とこの場にも、これからやらなければならない事にもぴったりだ。
 すう、と息を吸い込んで。
 会えないときでもアタシの代わりに太陽のようなキミをこの花に見つめさせてほしいな。
 透き通るような声が広場に響く。思わず振り返ったものは、そこに立つ一人の少女に視線を奪われる。色違いの宝石のような瞳、艶やかに日を浴びて輝く黒髪、ちょこんと突き出した角も愛らしい手にした向日葵のような明るい笑顔。東方妖怪からすれば、袴姿も親しみを感じる一因となろうか。
 ねえ、この花受け取ってくれない?
 柔らかな抑揚のついた声と共に、真っ直ぐに見つめ向日葵を差し出されれば、思わず手を伸ばしてしまう。受け取ったその瞬間、桃色の夢はかき消されていく。現実の、自身の身体へと帰っていった。
 Väinämöinen laulu――聖者の歌声は何より強くこの場に響く。
 一人正気に返し、また次の人へ。出来る限り優しく、真摯に。得意ではないからこその真っ直ぐさで猟書家の花の力を上書きして。気が付けば、彼女の周りには人が集まっていた。次々と、伸ばす手は笑顔と共に……スティーナの明るさまでも御裾分けした様に。
「うーん……」
 そんな中、スティーナはふと頬に指を当てると。
「なんか動きつけたらミュージカルみたいだな……まいっか」
 実際のところ、歌と動き双方がぴったりと合っているからこそ、周囲の人の目を集めている部分もあるようだ。気を取り直し、次の人へと向日葵を差し出すスティーナ。笑顔と共に渡される向日葵は、希望の印。
大成功 🔵🔵🔵

葉隠・朧
※アドリブ連携OK
【狐と竜】で参加

こういう時、変身能力を持つ者は相手が理想とする姿に化けて誘惑するのが定石だけど、折角の機会だしありのままのボクを受け入れてもらいたいな

桔梗の花を手に、近くにいる妖怪の男性を口説くが、言動が紳士的すぎるためか反応はいまひとつ。

ふむ、中々上手くいかないね
どうやらサフィの方も苦戦しているようだ
ではこの辺りで少し変化を加えてみようか、例えば、より甘美な言い回しにしてみたり、狙う相手を変えてみたり……

サフィリアと情報交換しつつ、自身は一人の女性に目をつけ接近。

そこのお嬢さん、この花が霞む程の可憐な笑顔を、どうか今宵はボクに独り占めさせてくれないかい?


サフィリア・ラズワルド
POWを選択
【狐と竜】で参加

ヒマワリを手に妖怪さんを口説きます。

この花を受け取ってください、そして、そして私の番になってください!私、角は普通ですけど翼は大きくて尻尾はそこそこ長いです!狩りの自信はありますし自分の縄張りも持ってます広いです!同種の雄と渡り合えるくらいには強いです!毎日食料を確保します!

「なので私の巣で家守をしてください!」

仲間の竜から教わった殺し文句という奴です!……え?何か違いますか?じゃあ、朧ちゃんのやり方を参考に……ふむふむ、では朧ちゃんが相手してる人に向けてもう一度!

「私と一緒に卵を温めてください!」

アドリブ歓迎です。


 屋台の花を見つめ、悩む妖狐が一人。
 葉隠・朧(白妙の妖狐・f33723)は花を選びつつ、これからの作戦を練っていた。
「こういう時、変身能力を持つ者は相手が理想とする姿に化けて誘惑するのが定石だけど、折角の機会だしありのままのボクを受け入れてもらいたいな」
 心を決めた朧が手にしたのはすっきりとした青紫の桔梗の花。素早く周囲を見回し、足を向けたのは目の前を通り過ぎようとしていた一人の天狗の男性の前。
「そこの貴方、ボクのこの花を受け取ってもらえないかい?」
 丁寧に桔梗を差し出し声をかけたものの、戸惑ったような微妙な反応を返され一旦引き下がる。桔梗の花は朧によく似合い、真っ直ぐな雪色の髪や黄金の瞳を引き立ててはいるものの……中性的な美貌と言動から、少年が揶揄っているのかと思われてしまったのかもしれない。
「ふむ、中々上手くいかないね」
 困ったな、と呟きつつ――ふと、別れて動いている相棒の方を他人の間から透かし見てみる。

「この花を受け取ってください、そして、そして私の番になってください!」
 サフィリア・ラズワルド(ドラゴン擬き・f08950)が一人の妖怪を前に、頭を下げつつ向日葵の花を差し出していた。淡く輝く紫水晶の瞳、緩く巻いた月光を集めたような銀の髪。背の白銀の翼を日光に煌めかせ向日葵を手に佇む姿は、幻想的な絵画のように美しい。けれど。
「私、角は普通ですけど翼は大きくて尻尾はそこそこ長いです! 狩りの自信はありますし自分の縄張りも持ってます広いです! 同種の雄と渡り合えるくらいには強いです! 毎日食料を確保します!」
 言葉を挟む隙も与えずまくしたてるサフィリアに対し、向かい合う一つ目小僧はぼんやりとしていた表情を引きつらせ、どうしたものかとおろおろと周囲に助けを求めるような視線を投げている。しかし周囲の人々は未だ夢に囚われたまま。そこで起きている事に関わろうとする者はいない。
「なので私の巣で家守をしてください!」
 自信満々なサフィリア。ぱっと顔を上げれば今度は相手が頭を下げていた。
「……ええと、すみませんがそれは一寸」
 そのまま、そっと気配を消すように後退っていなくなる一つ目小僧の男性。逃げられてしまったサフィリアは、がっくりと肩を落とす。
「仲間の竜から教わったこれでばっちり、という殺し文句という奴だったのです、けど……」
「サフィ、それでは中々難しいんじゃないかな」
 近寄った朧がぽん、と肩を叩いた。口説くと言うよりも求婚としか取れない台詞はこの場においては、少し重すぎるかもしれない。
「サフィも苦戦しているようだし、一寸狙いを変えてみようかな」
「じゃ、朧ちゃんのやり方を参考にさせてもらいますね!」
 近くにいる人たちの情報を交換すると一旦離れ。サフィリアが見守る中、朧は夢見る様に迷い歩く一人の化け猫の少女へとゆっくり近付いて。
「そこのお嬢さん」
 振り返る少女の目に映るのは、透明感のある真白い髪と他人を惹きつける金色の瞳が蠱惑の色を宿し、自身を見つめる姿。差し出された桔梗の花が白い衣装の胸元で浮かび上がる様に目を引きつける。
「この花が霞む程の可憐な笑顔を、どうか今宵はボクに独り占めさせてくれないかい?」
 目を見張る少女が思わず手を出してしまったのも仕方ない事だろう。受け取った花を胸元へ抱きしめれば、薄桃色の夢が消え去っていく。
「こんな感じかな」
 元の身体へと戻っていく生霊の姿を見送り、朧がサフィリアへと視線を向けると、相棒は目を輝かせぱちぱちと拍手を送る。
「朧ちゃん凄い! 私も頑張らなきゃ……」
 朧が別の人へと声をかけている間にサフィリアはきょろきょろと辺りを見回すが、こちらを見ている人が見つからなかったのか後を追いかけて。朧が口を開く前に横から向日葵を突き出し、がばっと頭を下げる。
「私と一緒に卵を温めてください!」
 朧が思わず頭を抱えるのが、サフィリアの視界の隅に映っていた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『灯籠に照らされし夢魔・お露』

POW ●わたしの唯一人の味方・お米
【骸魂と化した黒い霧の体を持つ侍女】の霊を召喚する。これは【黒い霧から伸びる白骨化した手足】や【手に持つ牡丹の灯籠から吹き出す炎】で攻撃する能力を持つ。
SPD ●愛しいあの方との想い出
自身の【恋愛体験を包み隠さず語ること】を代償に、1〜12体の【語りに登場した過去に魅了された者達の生霊】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
WIZ ●魅惑の下駄の音
【自分が履いている下駄】から、戦場全体に「敵味方を識別する【歩くたびカランコロンと鳴る足音】」を放ち、ダメージと【時間と共に重みが増す使用者への恋愛感情】の状態異常を与える。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はルネ・シュヴァリエです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 妖怪達が次々と正気に戻り、賑わいの減ってしまった広場に軽やかな下駄の音が響く。薄桃色の着物を着たその少女は、他の妖怪達とは違う存在感を放ちその広場の中心に足を進めた。
「あら、何故皆花を着けていないのかしら……」
 灯籠に照らされし夢魔・お露は細い首をこくりと傾げる。その仕草は可憐で、何も知らなければ見惚れてしまったかもしれない。
「貴方達が、皆を正気に戻してしまったの?」
 猟兵を見る視線は、甘く、柔らかく――腐り落ちた果実の様に絡み付くようで。
「じゃ、貴方達を私の虜にしなくちゃ……ね?」
クライド・エント
「随分と可愛いお嬢さんだな、俺とも遊んでもらおうか」
【ソロ希望】【WIZ】
開幕は【怪力】【切り込み】でどんどん攻め、相手の攻撃は【武器受け】で流してく
「本体は大したこと無さそうだけど、何か変だな…」
優位に進めていることを感じるが、攻撃を避ける相手の下駄の足音を聞いていると何だか頭に靄がかかってるような不思議な気分になってくる
聞き続けていると胸も苦しくなり、相手が魅力的に見え
(あれ、こんなに可愛い娘を相手にしてたのか?)
そのまま可愛らしく「苛めないで」とお願いされるとドキドキしたまま攻撃できなくなって見とれてしまう…

無抵抗のままピンチになるが、何とか罪悪感を振り払って【捨て身の一撃】で反撃するぜ


「随分と可愛いお嬢さんだな、俺とも遊んでもらおうか」
 クライド・エント(だらしない海賊・f02121)を見たお露は僅かに首を傾げ笑みを浮かべる。
「遊ぶ……?遊んでくれるの?」
「おう。俺流の、だけどな」
 手にしたバスタードソードを振り上げると、お露に向けて思い切り叩き込んだ。避けたお露だが、身体を引いた際に残った髪が断ち切られ風に舞う。
「まあ、乙女の髪を切るなんて酷い」
「言ってろ」
 怪力を活かし、重い剣も軽々と振り下ろし、引き戻しては切り上げる。侍女の霊が放つ牡丹の灯籠から吹き出す炎を受け流し、長い白骨の手が引っ掻こうとすれば叩き落して。
 優勢に戦いを進めているクライドだけれど、違和感がちりちりと警鐘を鳴らす。
「本体は大したこと無さそうだけど、何か変だな……」
 攻撃を避ける際に鳴るカラン、と軽やかな下駄の音。やけに耳に残るそれに意識が向いてしまう。音が鳴る度、警鐘が遠のく――靄がかかったように違和感が鈍り、目の前の少女に向いた視線から力が抜ける。何故俺はこんなに可憐な少女を警戒しているのだろう?
「ねえ、あんまり苛めないで」
 剣が鈍った隙に距離を詰められる。間近でじっと見上げてくる視線に、心臓が妙に早く動き出した。潤んだ赤い瞳が、長い睫毛に隠されれば、思わず追う様に覗き込んで。
「ふふ、私の花を受け取って?」
 差し出される薄桃色の花。思わず手に取ろうとして――動きが止まる。何かが引っかかる。駄目だ、これを手にしてはいけない。本能的に危険を察して後ろへと飛び下がれば、残念そうにため息を零すお露が視界に入り。
「危ねえとこだったな」
 距離を開き、自らを捕えていた音が遠ざかれば猟兵としての意思が誘惑に勝つ。
「やってくれるじゃねえか」
 に、と口元に笑みを刻み、バスタードソードの柄を握り直す。もう鈍ることは無いだろう、術が解けた事に気付き、再び伸びる白骨の手をぎりぎりで躱すと逆に飛び込むように距離を詰め。
「俺を惑わせた罪は重いぜ?」
 切り上げる様に下から上へと走ったバスタードソードが、白骨の手ごとお露を切り裂いた。
成功 🔵🔵🔴

スティーナ・フキハル
口調前半はスティーナ・★より後はミエリで

よっ待ってたよお露さん。度を超えて悪いことしてる夢魔をお仕置きしてやってって友達に頼まれてね。

とりあえず護符の誘導弾で様子見……あれ、何だこの足音……?
あ、どうしよヤバイこの人めっちゃかわいい! 攻撃したくないかも……。
す、好きになっちゃう!ミエリ後おねが~い!


もうしっかりしてよお姉ちゃん!
お姉ちゃんがピンチ(?)になったのでUC発動、真の姿になります!
とにかくあの音は封じないと……!
UCの力で辺りの気温を下げながら武器の爪から地面へ氷の属性攻撃です。
寒さと足元の悪さでもうまともに歩けないでしょう?
駄目押し、空中浮遊で接近して爪で氷属性の切断攻撃です!


 お露が猟兵の攻撃から逃れ、広場の別の方角へ向かえば屋台の陰で待ち受ける少女が一人。
「よっ待ってたよお露さん。度を超えて悪いことしてる夢魔をお仕置きしてやってって友達に頼まれてね」
 ひょい、と片手を上げながら正面へと進み出るのはスティーナ・フキハル(羅刹の正義の味方・f30415)。何気なく懐から抜き放ったのは、西洋で使われるカードの様に優美な模様の描かれた護符の一揃えで。
「あら……それは何かしら?」
 困ったように眉を寄せるお露、警戒した様子を見せじりじりと後ろへ下がろうとするが。
「逃がさないよ、えいっ!」
 勢い良く放たれた護符は、お露へと向かい避けても尚追いかける。身を翻す度に履いている下駄がカランコロンと音を鳴らして、それを聞いたスティーナの表情に次第に変化が訪れ……。
「何この足音……あれ? どうしよヤバイこの人めっちゃかわいい! 攻撃したくないかも……」
 お露に目を向ければ、薄桃色の着物を靡かせ護符を躱す姿に目が引き寄せられる。動いている最中、ふと視線がぶつかった赤い瞳は、こんなに可愛らしかっただろうか?
「す、好きになっちゃう! ミエリ後おねが~い!」
 ぎゅっと目を閉じ、叫び声をあげるスティーナ。再び開いた眼は――両方が赤い。
「もうしっかりしてよお姉ちゃん!」
 角が、爪が伸びる。Vihan jumalatar――姉の危機に羅刹が姿を現す。
「あら、妹さんになったの? どちらでも良いわ……仲良くしましょう?」
 くすりと笑い、近寄ろうとするお露の動きを、長い爪を突きつけるように伸ばして止める。
「あなたと仲良くする気はありません。とにかくあの音は封じないと……!」
 ミエリの身体から、きらきらと光る微細な氷の粒が溢れ出す。地に落ちて温度を下げ、暮れかけた空に昇ってうっすらと緑の天幕を揺らめかせる。青く冷たく光る爪を交差するようにお露の立つ辺りの地面に向かって振るえば、冷気が白い衝撃波となって地を染め、凍らせていく。
「寒さと足元の悪さでもうまともに歩けないでしょう?」
 冷え、下駄まで凍って動けなくなったお露へ向かい、氷のヴェールを引いてミエリが飛ぶ。
「お姉ちゃんに悪さをするなら、容赦しません!」
 鋭い爪が、お露の身体を切り裂き、凍らせる。
成功 🔵🔵🔴

御園・桜花
後ろの影を見て
「貴女が皆様を縛り付けているのですね。独りはそんなにお寂しいですか…お可哀想に」

「どんなに他者とふれ合い暖めあおうと、生死は、決断は、貴女独りで為さねばならぬもの。骸の海へ還られたら、一考していただきたいのです。そして…可能なら次は、手を取り合える命として戻られますよう」

UC「エントの召喚」使用
高速・多重詠唱で銃弾に破魔の属性攻撃付与して制圧射撃
敵を足止めして一気に地中から木の根で貫き百舌鳥の早贄状態に

敵の攻撃は呪詛耐性と最低限の見切りと第六感で躱しながら近付きその手を握る
「人恋しいなら、どうか次は普通の命としてお戻り下さい…お待ちしています」
世界を違えようと転生願い鎮魂歌で送る


 御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)はお露の後ろに構える侍女の黒い影を見て、悲し気に眉を顰める。
「貴女が皆様を縛り付けているのですね。独りはそんなにお寂しいですか……お可哀想に」
 その言葉に、お露は薄桃色の花を手に笑う。
「そうね、一人は嫌……だから、貴女も私の側に来たら良いわ」
 差し出されるそれを、じっと見つめ――小さく首を振る桜花。
「どんなに他者とふれ合い暖めあおうと、生死は、決断は、貴女独りで為さねばならぬもの。骸の海へ還られたら、一考していただきたいのです。そして……可能なら次は、手を取り合える命として戻られますよう」
 他人の生を操る事は、誰にも出来はしない。してはいけない。そんな当たり前の事すら忘れてしまった様子に桜花の表情は更に曇る。そんな彼女を見て、お露は何を言っているのだろうと不思議そうに首を傾げ。
「私が寂しいのだから、私の側に居てもらわなきゃ駄目なの……次なんてわからないわ」
「ええ、ですから……私が送りましょう」
 手にした機関銃をお露へと向ける。小さく呟かれた詠唱は吐き出す弾丸に破魔の力を与え、慌てて距離を開けるお露を狙って雨の様に降り注ぐ。カラリとなる下駄の音が桜花を誘惑せんと響くが、呪いへの耐性を持つ桜花にはあまり効果は無いようで。
「おいでませ我らが同胞。その偉大なる武と威をもちいて、我らが敵を討ち滅ぼさん」
 距離を開け、足を止めさせるのが桜花の狙い。お露が立つ広場に、地面から敵を貫く力を持つ根が一気に伸びあがる。
「きゃあああっ!?」
 背後に構える侍女の骸魂ごとお露を貫く鋭い根。半透明な身体を時折揺らがせながら桜花の隣に立つ木の牧人が操るそれは、どんなに藻掻こうと抜けることは無い。
 ゆっくりと桜花が足を進める。お露を捕え木の檻へと近付いて、伸ばされたお露の手をそっと握り。
「人恋しいなら、どうか次は普通の命としてお戻り下さい……お待ちしています」
 握ったまま、鎮魂の歌を捧げる。死者を癒し、還すのが桜の精としての彼女の本能。世界が違えども、送る気持ちに変わりはない。
 広場に、小さな歌声が響いた。
大成功 🔵🔵🔵

葉隠・朧
※アドリブ連携OK
【狐と竜】で参加

他人の恋愛事情に口出しする気はないけれど、キミの行為は誠の愛ではないよ

召喚された霊や複数の生霊をUCで足止め。
自身への攻撃や状態異常は【結界術】で防ぐ。
余裕があれば、霊気を纏った爪による斬撃で敵の数を減らす。

サフィ、あまり気を落とさないで
コレでも食べて元気出すんだ

屋台で買ったベビーカステラの袋を差し出す。

その代わりと言っては何だが、キミの向日葵はボクが貰おう
ふふ、立派な大輪じゃないか


サフィリア・ラズワルド
POWを選択
【狐と竜】で参加

朧ちゃんのUCの中へ入ってペンダントを竜騎士の槍に変えて突撃します、ここでなら暴れても大丈夫ですよね!

貴女では私を虜にすることはできませんよ!確かに貴女は強そうだし綺麗な髪や肌をお持ちの様ですがそれだけじゃ駄目です、最低限、私より強くなきゃ!

貴女より朧ちゃんの方がずっと魅力的ですよ!

うーん、やっぱり人の恋愛ってよくわからないなぁ、竜同士なら強いか食料確保できるかで魅力的かどうか判断できるんだけど、それに折角用意した向日葵が勿体ない……。
え、この向日葵、朧ちゃんが貰ってくれるの?ありがとう!

アドリブ協力歓迎です。


「他人の恋愛事情に口出しする気はないけれど、キミの行為は誠の愛ではないよ」
 葉隠・朧(白妙の妖狐・f33723)はお露の紡ぐ言葉を真っ向から否定する。次々と人を堕とし、命までも奪う事を愛と呼ぶわけにはいかない。
「あなたも私を否定するの?」
 朧へと近寄ろうとするお露。下駄を軽やかにならし、足を進める彼女へと朧が手を伸ばし。
「おっと、これ以上近付かないでもらおうか――行きはよいよい……本当にそうかな?」
 伸ばした手の先から、広場に鳥居が立つ。真っ赤な鳥居はいくつもいくつも広場に現れ……やがて、近付いた距離すら無にする迷路と化した。
「ここなら、暴れても大丈夫ですよね!」
 明るい声が迷路に響く。サフィリア・ラズワルド(ドラゴン擬き・f08950)は首にかけていたラピスラズリのペンダントを握り、意識を集中させれば、ペンダントは一瞬で瑠璃色の刃を持つ竜騎士の槍へと姿を変えた。
 迷路を駆ける白銀の竜騎士。やがてお露を見つければ、正面から槍を振るい斬りかかる。
「貴女では私を虜にすることはできませんよ!確かに貴女は強そうだし綺麗な髪や肌をお持ちの様ですがそれだけじゃ駄目です、最低限、私より強くなきゃ!」
 竜としての価値観で動くサフィリアにとっては、肝心なのは美しさよりも強さ。単純だけれど、明確な理論。
「私も強いのよ……?」
 お露の背後から骸骨の手が伸びる。槍へと対抗するように振るわれるそれは。
「それは貴女じゃない、他の人の力です!」
 お露自らの身体から振るわれるものではないと意味が無いと、サフィリアは拳を握って言い切った。
「貴女より朧ちゃんの方がずっと魅力的ですよ!」
「おや、光栄だね」
 サフィリアの背後から朧がゆったりとした足取りで姿を現す。朧を警戒したのか、そっと下がるお露の下駄の音が辺りに響くが。
「ボクには効かないよ、それ。残念だったね」
 既に周囲に貼られていた朧の結界術が魅了の力を阻む。
「話は通じないようだね……サフィ、さっさと終わらせようか」
「はい!」
 サフィリアが槍を振るいお露を追い詰め、隙を見て朧が霊力を乗せた爪の一撃で力を奪う。息の合った二人の攻撃はあっという間にお露を追い詰め――。
「これで、終わりです!」
 大きく槍を振り被ったサフィリアが、渾身の一撃をお露へと叩き込む。彗星の如く光を纏って振り下ろされた一撃はお露を切り裂き、地面を大きく抉った。
「ああああぁぁっ!!!」
 悲鳴を上げ、崩れ去るお露。黒い靄が空へと昇り――後には、薄桃色の花が一輪。それも、見る間に崩れ砂と化して風に飛ばされていった。
 
「うーん、やっぱり人の恋愛ってよくわからないなぁ、竜同士なら強いか食料確保できるかで魅力的かどうか判断できるんだけど」 
 祭りが終わり、人が去った広場で理解が出来ないと頭を悩ませるサフィリア。
「それに折角用意した向日葵が勿体ない……」
 手にした向日葵へと視線を落とす。時間が経ったものの、未だ綺麗に咲き誇るそれは僅かに沈んだ気持ちを持ち上げてはくれるけれど。
「サフィ、あまり気を落とさないで、コレでも食べて元気出すんだ」
 近寄った朧がそっと差し出したのは屋台で買ったベビーカステラの袋。受け取るサフィリアへ、さらに手を伸ばす。
「その代わりと言っては何だが、キミの向日葵はボクが貰おう。ふふ、立派な大輪じゃないか」
「え、この向日葵、朧ちゃんが貰ってくれるの?ありがとう!」
 ぱっと顔を輝かせて向日葵を差し出すサフィリア。受け取った朧は、太陽のような花へと顔を寄せる。香りは無いけれど、明るく可愛らしい目の前の少女のような花は優しく微笑んでいるようで心に温かな光を灯らせる。
「さあ、帰ろうか」
「はい!」
 笑みを交わし、帰途につく二人。未だ広場に残る花の香りが、風に乗って流れていった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

最終結果:成功

完成日2021年09月18日
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