アポカリプス・ランページ③〜OP【Fire Fly】
●グリモアベース 作戦会議室。
「諸君、オブリビオン・ストームを引き起こしたとされる元凶、フィールド・オブ・ナインが行動を開始した。これより我等はカリフォルニアに向かい、プレジデントと呼ばれるソーシャルディーヴァの大規模コミュニケーションサーバの掌握に掛かるッ!!」
ユウキは作戦会議室で怒号を発する。
本人も既に戦闘準備を済ませており、開戦前の熱気が空間を包み込んでいる。
「諸君には先遣隊として、サーバの所在地と目される地点の制圧に取りかかってもらう!!」
室内の証明が落ち、ユウキの背後にプロジェクターの映像が映し出される。
そのプロジェクターには、驚くべき光景が広がっていた。
大地を埋め尽くす……火炎。
「今回制圧を行う地点は、エルドラド郡、サウス・レイク・タホ! エルドラド郡は原因こそ不明だが、周囲一帯をこのように炎が覆って鎮火の兆しを見せていない」
だがしかし、この火炎に包まれた場所の何処かにサーバーが隠されているのだとユウキは言った。
「まるでカルドールだ……畜生め」
だが、火炎以外にもこの地域の捜索を困難とする原因があった。
アノトガスター。
本来決まったテリトリーを持たないはずの彼等が、まるでその地域を守るように空を覆い尽くしているという。
「サーバの探索はこちらで手配する! 諸君らは空を覆う羽虫共を殲滅して欲しい! 遂行にあたって戦場の火炎は厄介だが、一時期に鎮火する事は可能だ。また、相手も別段火に耐性があるわけでもない。利用することが出来れば多大な戦果を挙げられるだろう!!」
そして、ユウキはゲートを開く。
「行って来い、猟兵。敗北は認めんからなッ! 必ず生きて勝利しろッ!!」
ユウキ
はじめましてこんにちわ。
(´・ω・)bはじめちわ!!
ユウキです。
こちら戦争シナリオで、火炎に包まれた市街地での戦闘となっております。
火炎に耐える、あるいは対処する事がボーナスの条件で、更に火炎を利用するなら、それが説得力のある物と判断出来る限り私が個人的にボーナスを加えましょう。
「それでは皆様、良い狩りを……」
第1章 集団戦
『アノトガスター』
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POW : 空翔る暴食【SkyGluttony】
【戦場にいる全ての個体】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【補食行動】で攻撃する。
SPD : 空翔る暴食【SkyGluttony】
【戦場にいる全ての個体】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【滑空しながら羽で切り裂く事】で攻撃する。
WIZ : 空翔る暴食【SkyGluttony】
【戦場にいる全ての個体】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【尾の棘による突き刺し】で攻撃する。
👑11
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ラピリス・マナフィールド
【アドリブ連携歓迎します】
ラピちゃん初めてのお仕事
実はこの戦争で運命の相棒となる銃器をこっそり探している
「先遣隊、ラピリス出撃します。」
返事は了解。了解と書いてヤーと読む。ドイツ語。
●行動
集団戦 『アノトガスター』のWIZ 空翔る暴食【SkyGluttony】に対抗して
竜巻:旋風脚を(WIZ)使用します
さて、この火災どう利用しようか
竜巻を巻き込んで、火災旋風になるように仕掛ければ
羽虫どもに多大な影響を及ぼすのではなかろうか?
とりあえずラピやってみよ
「―――くらえ、竜巻旋風脚!」
ユーベルコードを使用したあとはラピ素早く撤退するよ
あっ、でもこの市街地によさそうな銃とかアタッチメントがあればいいなぁ
シエル・カーネリアン
【SPD】連携・アドリブ歓迎
「はぁぁぁ…こんな炎が燃え盛った場所で仕事ですかー…やれって言われましたし、やったりますわよ!仕事終わったらご飯おごってもらうし!」
【対火災】
「まずは火をどーにかしないと。建物多いし…壊して消火しちゃえばいいか!カモン、マキシマムタイタス!(キャバリアを召喚」
召喚したキャバリアを使って周りの建物を破壊し、延焼を防ぐ狙いで一時的鎮火を狙います
【戦闘】
「こんな暑い場所長くいたくないから、短期戦で片づけますよ。モードX!」
キャバリアを盾代わりに敵の攻撃をガード、敵の攻撃終了後を見計らってUCを弾幕状に放ち一掃を狙います
「みーんなまとめて…落ちろ、カトンボぉ!!」
秋山・軍犬
まあ、普通なら厄介な戦場なんだろうけど
超級料理人って、ウィザードや精霊術士とは
別のベクトルで炎の扱いが超級なんすよ
さらに、軍犬には焔ちゃんがいる
炎の精霊(亜種)たる、焔ちゃんの精霊の炎【指定UC】
を身に纏い、超級料理人の超技巧で扱えば
あら不思議、地獄の火炎地帯も軍犬の厨房
化け蜻蛉の調理場の早変わり
焔「どやぁ」
ま、あたいも炎(ヒャッハー)の精霊だからな!
この程度の炎なんて無効だし!
後は火炎弾でも撃って、あの化け蜻蛉を
火炎地帯に誘き寄せれば簡単に料理…
…あの、軍犬?
まさかあの蜻蛉…食うの?
軍犬「この前、食わなかったから試してみようかなって?」
焔「…あたいはお洒落なスィーツとかの方が良いかなって?」
紅蓮の旋風、鋼鉄の巨神、そして⋯⋯⋯⋯炎の料理人
ラピリス・マナフィールド、シエル・カーネリアン、秋山・軍犬
「先遣隊、ラピリス出撃します」
小さくそう呟いてゲートをくぐった。
そして、視界が開けると同時にその白い肌を、熱風が包む。
紅蓮の世界が、そこにはあった。
人々が暮らしていた街。
そのすべてが、火の海に沈んでいる。
「はぁぁぁ…こんな炎が燃え盛った場所で仕事ですかー⋯⋯⋯⋯」
隣にいたシエルが、酷くげんなりした様子でそう言った。
その後も、帰ったら奢らせて貰わなければ割に合わないと文句を言いながら空を見ている。
確かに、この熱気は尋常ではない。
まるで窯の中だ。
汗腺が狂ってしまったかのように全身から汗が吹き出し、そしてその柔肌を伝う前に干上がっていく。
「⋯⋯あの⋯⋯えっと⋯⋯⋯⋯大丈夫ですか?」
もう一人の同行者。
全身が毛に覆われ、ましてやひどく分厚い服を身に纏っている。
「いや、炎の熱さであればむしろ厚着をしていた方がマシっすよ」
軍犬はさも当然のようにそう言った。
そう、この場には湿気とは無縁の空間が広がっている。
そういう状態では、厚着をするほうが正しい。
さっさと終わらせて帰ろうと意気込んだシエル。
空を覆うアノトガスターの群れも、不意に現れた侵入者の存在に気付き始めたようだ。
「ラピちゃん、危なくなったらあたしの後ろに隠れてね! カモン、マキシマムタイタス!」
シエルの掛け声と共に、地面に現れた魔方陣から作業機械の様なロボットが姿を現した。
飛び乗ったシエルは、一気に目の前の小高いビルに突撃していく。
「まずは⋯⋯一発ッ!!」
小高いビルに繰り出されたマキシマムタイタスの拳が炸裂すると、爆音と共にビルが一気に崩れ去る。
凄まじい破壊力だった。
崩れるビルから吹き出す噴煙や巨大な破片が地面へと降り注ぎ、一帯の炎を消化していくのを見て計画通りとシエルは笑った。
「おっと、そう簡単に近かせるわけがないっすよ⋯⋯そう、焔ちゃんがな!!」
「あたいかよ!?」
そんなコミカルなやり取りをしつつも、遠距離から殺到してくるアノトガスター達を、軍犬の使い魔である焔が火炎弾を撃ち込んで叩き落していく。
いくら大きいとはいえ、結局やつらは虫に過ぎない。
火炎弾で撃たれ炎に包まれればその薄い羽根は簡単に焼き切れて、地表を覆う更に強力な炎に落下していく。
「お、やるじゃん!」
マキシマムタイタスから飛び降りて、シエルは言った。
「あぁ、もう熱い暑いあつぅい!!! こんな暑い場所長くいたくないから、短期戦で片づけますよぉ!! モードX!!」
シエルの体が光に包まれる。
その光に狙いを定めた群れが、一気にシエルへと殺到していくと、マキシマムタイタスがまるで主を守る様にその剛腕でアノトガスターを叩き落していった。
「モードチェンジ完了ッ!! バスター充填⋯⋯ロックオン⋯⋯⋯⋯完了!!」
光が消えて、シエルの姿があらわになる。
その姿は青白い甲冑のような、ボディアーマーに包まれた戦闘形態に変わっていた。
その右腕は特徴的な武装に変化しており、銃口と思える部位が青白く発光している。
「みーんなまとめて⋯⋯落ちろ、カトンボぉ!!」
その雄たけびと同時に、右腕の武装【フォトンバスター】から巨大な一発のエネルギー弾と、それに追随するような小さなエネルギー弾が大量に放たれる。
巨大なエネルギー弾は一直線に突っ込んでくるアノトガスター達を一気に薙ぎ払っていき、追随するエネルギー弾は巨大なエネルギー弾から逸れたアノトガスターを捕捉し、追尾して複数発で叩き落していく。
「シエルさん、凄い⋯⋯⋯⋯」
ラピリスの口から、率直な感想が漏れた。
一気にアノトガスターが数を減らしていく中、自身に何が出来るのかを考える。
自分の武器は何か。
それは、鍛え上げた身体にほかならない。
だが、相手は空飛ぶ怪物だ。
⋯⋯ならば。
「くらえ、竜巻旋風脚ッ!!」
シエルの崩した建物で鎮火しなかった炎を巻き込むように技を放つ。
放たれた蹴りから巻き上がる旋風が炎を巻き込み、炎の渦が竜巻となって吹き上がる。
それは、距離を進むと共に勢いと規模を増し、勢いを増した渦に吸い込まれるようにアノトガスターが巻き込まれていくのが見える。
「わお、ラピちゃんやるぅ!!」
シエルがラピリスに称賛の声を上げた、その時。
「危ないっす!」
軍犬が叫ぶ。
三人の攻撃を掻い潜って突っ込んできた一匹が、ラピリスへと突っ込んできていた。
しまった。
咄嗟に周囲を見渡した。
何か⋯⋯何か武器は⋯⋯?
接近と同時に蹴り落とすことも不可能ではないだろう。
だが、凄まじい速度で突っ込んでくる相手を避けながら蹴りを撃ち込むのは簡単ではない。
文字通り、不可能ではないというだけだ。
目線の先に、銃が見えた。
古い銃だ。
弾が入っているかは分からない。
まして、作動するのかも。
それでも。
「うわぁぁぁあああッ!!」
咄嗟に見えたそれを手に取り、引き金を引いた。
子気味良い発射音と共に小さな反動が腕に返って来る。
「ラピリスさん、大丈夫っすか!?」
マガジンに残っていた弾丸を全て撃ち切ると、その場にぽてんとその場に座り込んで、アドレナリンに支配された脳を落ち着かせ⋯⋯
「これを食べて体力を回復するっす!!」
⋯⋯⋯⋯
目の前に差し出された⋯⋯何かの肉を焼いた物。
見てくれは美味しそうである。
⋯⋯⋯⋯見てくれは。
「えっと⋯⋯軍犬さんでしたっけ⋯⋯これは⋯⋯えっと、何のお肉です?」
⋯⋯というか、人が命懸けで戦っていた時に、彼は料理をしていたのか?
軍犬は静かに倒れたアノトガスターの方を向いた後、自信満々に言い切った。
「味は保障するっすよ! これはうまい!!」
⋯⋯⋯⋯
「い⋯⋯⋯いやぁぁぁぁぁあああああッ
!!!!!!」
咄嗟に逃げ出すラピリス。
彼女とて乙女の端くれ。
あんな巨大な虫の肉など食したくはない。
「あ、ちょ!? あ、シエルさんは⋯⋯」
「そんなゲテモノ食べたくない!! 逃げるんだよォオ!!!」
脱兎のごとく駆け出して行ってしまった。
⋯⋯⋯⋯
「おいしいのに⋯⋯⋯⋯」
仕方なく自身の口に放り込み、歯切れよくサッパリとしていながら強い旨味を持つその肉に舌鼓を打つ。
美味い。
以前はこの肉を食すことが出来なかったが、これだけ美味いものを見過ごしていたのは非常にもったいなかったと今になって後悔している。
「あの⋯⋯軍犬? それってあのトンボ⋯⋯じゃないよね? ね?」
若干⋯⋯否。
物凄く怯えた様子で焔は軍犬を見ていた。
「そっすよ。喰うっすか?」
何気なくそう聞いた瞬間、ぶんぶんと焔は首を振り、
「あ⋯⋯あたいはお洒落なスィーツとかの方が良いかなって?」
恐怖にひきつった顔で、後ずさりしながらそう答える。
「ふーん⋯⋯おいしいのに」
軍犬はそう呟いて、原型を残し肉を回収できそうな死骸を探すために歩き出した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ラモート・レーパー
「これくらいしかやる事ないのよね」
お姉さんの姿(諸事情により弱体化中)
炎の熱さにやられてトレードマークのローブを脱いで黒の下着姿。
それで敵に対して何やるかと言うとUCで雨を降らす。それも特別PHの低く高濃度の酸性雨を。
雨粒に触れるだけでも身体が溶けうるから危険だし、火災の鎮火も出来る。まあ溶かしうる事や鎮火は出来ずとも、逆に炎によって熱せられて気化してしまえば呼吸器にも被害が起きる。
高吉・政斗
戦闘車型FECTにて移動中…)
市街地…燃えてるねぇ…邪魔だねぇ…ならばやる事はコレしかないな
(Mrコンキスタ、起動!)
まずは市街地の道路や建物や歩道やら建物内やら…
かぁーっ!面倒臭ぇので手当たり次第に炎々火炎な箇所全部に
「属性:氷結&水」
を全弾発射!(割合は半々で)
もうとにかく鎮火しまくってやるぜこの野郎!。
(他の猟兵に損害の無い様にロケット威力は調整しようウンそうしよう!)
狙撃機付き三脚による銃声のタタタターン)
オット、この蚊蜻蛉もいるの忘れてたあやば!多い多い!
「属性:風」
切り刻む要に!全弾475発の風刃発生装置付き誘導式徹甲弾頭ロケット弾
ロック…オン!!
取りこぼしはしっかりと撃ち殺す!
火炎に降りそそぐ雨、熱せられた大地。
ラモート・レーパー、高吉・政斗。
ため息と共にローブを脱ぎ捨てると、扇情的な下着姿の女がそこにはいた。
別に、熱さにうだっているわけではない。
いや、確かに熱いのは熱いのだが、それ以上に力が出ないのだ。
この世界では自身の本気が出せない⋯⋯⋯⋯
「まぁ、これくらいしかやる事ないのよね⋯⋯というか、これ以上は無理」
そう言って両手を空へと掲げ、祈りを捧ぐ。
「『』の名において⋯⋯試練を与える⋯⋯」
祈るは雨。
強烈な酸よ、降りそそげ。
「市街地⋯⋯燃えてるねぇ⋯⋯」
車両形態のFECTの車内で、燃え上がる街を眺めて呟いた。
カタカタと指で窓枠を叩く。
「邪魔だねぇ⋯⋯」
この火炎、どんどんと近づいてくるアノトガスターとの戦いで、間違いなく邪魔になる。
「ならばやる事はコレしかないな!!」
不意に声を荒げ、左腕が仄かに光る。
「片っ端から鎮火してやらぁ!!」
FECTのミサイルポッドから一気に多量のミサイルを発射する。
半数は氷結弾、もう半数は水だ。
炸裂と同時に周囲に水をばら撒く特殊弾。
しかし、この判断が仇となる。
「ちょっと待ちなさい!!」
不意に声が響いた。
声の方向に顔を向けると、そこに居たのはラモートだった。
何を慌てて⋯⋯⋯⋯⋯⋯
液体窒素の氷結弾は、何の問題も無く周囲の火を鎮火していく。
問題は水をばら撒く特殊弾だった。
着弾と同時に派手な大爆発が巻き起こり、周囲の建物ごとすべてを吹き飛ばしていく。
「あ⋯⋯アレ!?」
⋯⋯⋯⋯。
水蒸気爆発。
長期に渡って燃え続ける炎に包まれた大地は、政斗が考えていた以上に高温となっていた。
そんな地表にぶち撒けられた水は一気に気体へと変化する。
そうなればどうなるか。
水は気体へと変化する際、その体積を実に1700倍へと膨張させる。
多量の水が瞬間的に蒸発することで凄まじい膨張が起こり、爆発を起こすのだ。
水蒸気爆発と呼ばれる現象である。
「あぁ、もう!!」
ラモートが悪態を付く。
「乗せて! 撤退するわ!!」
あの時、確かにラモートは酸の雨を戦場に降らせようとした。
たとえ大地に降りそそがずとも、気化した酸が奴らの呼吸器を焼くだろうと。
しかし、熱された大地は大気に上昇気流を生み出し、大地に到達する前に蒸発した酸性の霧をはるか空へと運び去ってしまったのだ。
本当に忌々しい話だ。
全力を出せればこの程度の炎など⋯⋯⋯⋯
「ヤバい!! 多い多い多いッ!!!」
飛来するアノトガスターの群れを銃撃しつつ、政斗はラモートを収容して一気に踵を返した。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
レイラ・フォルジュ
【POW】
虫は苦手だけど、敵って事なら戦わないわけにもいかないよな。
とりあえず【耐熱服】の【火炎耐性】で可能な限り火を耐えれば、【赫焉】で斬り付けるよ。仕留めきれない様なら繋いだ魔力の鎖を使って、アノトガスターを火に叩き込む事も出来るかな?
※アドリブ・連携歓迎※
黒髪・名捨
【心境】
「こいつはアレだな。マッチ一本江戸大火の元って奴か。」
寧々「たぶん違うと思うぞ旦那様」
【行動】
炎対策…心頭滅却すれば火もまた涼しって奴だ…。
冗談だ。
寧々の『仙術』でオレの『火炎耐性』と『オーラ防御』を強化する。
火に当たって、簡単には燃えないぜオレはッ。
あとどれだけ強力な炎でも、直接炙られなければ結構問題ないさ。
『ダッシュ』で助走し『ジャンプ』で飛び上がる。
空迅も駆使してアノトガスターに乗り上がり『踏みつけ』る
足場にして乗り移ったり、虫野郎をケリ落としたり、空迅で空を蹴ったりで『空中戦』だ。
虫なら炎に焼かれてやがれ。
ベルカ・スノードロップ
アドリブ・連携◎
ご随意に
■火炎対策
火炎に対して【火炎耐性】
火炎が発する熱には【環境耐性】
その両耐性を【オーラ防御】で強化
■戦闘
(動体)【視力】で、彼我の動きを【見切り】つつ
市街地ということを鑑みて(【地形の利用】)
【瞬間思考力】と【野生の勘】で行動予測
戦争で出撃している味方もいますので、そちらの動きも見つつ
【集団戦術】を展開するとします
【無酸素詠唱】【高速詠唱】【多重詠唱】で《選択UC》を発動・展開
展開した武器たちに【誘導弾】の効果を乗せて【投擲】します
夥しい量の虫ってことで【狂気耐性】も使っておきますが
虫どもは、とっとと駆逐しましょう
獄炎。
レイラ・フォルジュ 黒髪・名捨 ベルカ・スノードロップ
虫は苦手だ。
ハッキリ言って直視はしたくないのだが、状況を考えればそんなことを言っている場合ではないだろう。
なにせ、もう敵はすぐ目の前に居るのだし、それを承知で私はここにやってきたのだから。
「心頭滅却すれば火もまた涼し⋯⋯⋯⋯って訳にはいかねぇか」
隣にいた全身黒ずくめの男が、半分冗談めかして言う。
「まぁ、熱いものはどう頑張っても熱いですからね」
そして、そんな風に言いながらもどこか涼しげな顔で、翠の髪をした男が笑い、
「でも、私は根性論も嫌いじゃないぜ?」
私はそう言った。
とはいえ、全てを根性論でどうにかするつもりも無い。
利用できるものはすべて利用し⋯⋯⋯⋯焼き尽くす。
「私はあまり根性論は好かないのですがね⋯⋯来ますよ!!」
翠の髪をした男、ベルカがそう叫んで見つめた先には、多量の羽虫の群れがこちらへ向けて飛び込んできていた。
「常世、現世、幽世と数多ある世界より、来たれ。ここには、過去も架空も無い。我が血、我が声に応え⋯⋯⋯⋯顕現せよッ!!」
その手に携えた十字架を模した槍の様な武器を掲げると、周囲が光に包まれる。
「あ、おい!! 俺のせっかくの変身バンクに重ねるなよ!!」
先ほどの黒ずくめの男、名捨の抗議の声が響く。
なるほど、ベルカの能力発動の光と思えたそれは、名捨から発せられたものだった。
先ほどの黒ずくめの全身が光り輝いている。
⋯⋯⋯⋯そして何より、その巨体だ。
見上げれば優に100は超えるであろう巨人が、地響きを起こすような声を上げていたのだ。
「ハハッ!! すっげぇでっけぇ!!」
私は大声で笑った。
先程まで自分よりはるかに小さかった男が、見上げるほどの巨体となっている。
これが笑わずにいられようか。
「これも年の功ってやつさ、お嬢さん」
今度は本気なのか冗談なのか分からない声音でそう笑う。
⋯⋯⋯⋯面白い。
本当に面白いものだ、猟兵というやつは。
「ま、腰を痛めないようにほどほどに暴れるさ」
そう言いながらも名捨はその巨体で次々と迫りくるアノトガスターを叩き落していく。
その様はまるで、自身にたかる羽虫を叩き落すが如く圧倒的である。
そして、その巨体の死角を、先程の詠唱で召喚されたのであろうベルカの槍を複製したような武器が、幾何学模様を描きながらはたき落としていく。
「あ、ちなみに言うとこれは槍ではありませんよ?」
急に見透かされたようにそんなことを言われた。
「聖職者は刃物を持つ訳にはいかないのでしてね」
だが、その尖った先端は槍やウォ-ピックとして十分機能するだろう⋯⋯。
「大丈夫です、刃物でなければ」
「アンタ、私の心を読んでいるのか!?」
当然の如く自分の心を読んでくる。
だが、いえいえと否定するその男は、誤魔化すように笑っていた。
「まぁ、読みたきゃ勝手に読みゃいいさ⋯⋯その代わり、しっかり私の動きに合わせてくれよ!!」
このままだと私の獲物まで彼らに奪われてしまいそうだ。
「ぶっ飛びなッ!」
飛び上がると同時に抜き払った剣、ブレイズエッジの斬撃がアノトガスターの体を切り裂いた。
それと同時に派手な爆発が巻き起こり、剣に装填されたカートリッジが煙を吐きながら排莢される。
「オラ! 誰が一発で終わりっつったよ!!」
爆風で吹き飛んだはずのアノトガスターの体には、仄かに赤く発光する鎖が突き刺さっている。
「そこだッ!!」
鎖につながれたままのアノトガスターを振り回して別の個体へと叩き付けると、その衝撃で粉砕された体が空中でバラバラになって地面へと落下していった。
「へ、手ごたえのねぇ虫けら野郎だな」
ブレイズエッジのカートリッジケースから新たなカートリッジを抜き取った。
「後ろはご安心を、女性は守る主義ですから」
ベルカは変わらず微笑んでいる。
「ほれ、ちんたらしてると俺が全部叩き落しちまうぞ?」
そう言いながら名捨が周囲の敵をその巨体で薙ぎ払う。
私は⋯⋯
「へ、こっからが本番ってやつさ!!」
カートリッジを勢いよく装填して、凶暴な笑顔を作った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
化野・花鵺
「ヤバァイ…ユウキさんの本気度高くてせぇふく神々しぃ…」
狐、半分夢見心地だった
「ふぅむ、ヌシ等は火で空を制するか。ならば妾は水でこの地を制するとしようぞ」
狐、コロコロ笑った
「水中でのろまになったヌシ等の針など、当たるわけがなかろうて。ホホホホホ」
「それは妾の影じゃ。残念だったのぅ」
UC「狐の嫁入り」で戦場を小雨の深海環境に
水中機動と深海適応に加え510km/hの飛行能力を得たので残像残してするすると動く
敵は破魔の式符や衝撃波で攻撃
敵の突き刺し攻撃は野生の勘で回避し衝撃波で尾を弾きオーラ防御で受ける
「羽持つ虫で、水陸両用なのは少ないからのぅ。蜉蝣似のヌシ等では役不足じゃ」
狐、機嫌よく笑った
絶対制服領域!!(SEIHUKU is Justis!!) 化野・花鵺
「ふおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおッ!!!」
なんだか良く分からない咆哮を上げながら、花鵺は走る。
ヤバイヤバイと、近頃の何でもヤバイで物事を評価する若者のように繰り返しながら、合間を縫って最初の良く分からない咆哮を上げながら戦場を疾走していた。
「ヤバァイ…ユウキさんの本気度高くてせぇふく神々しぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!」
本人が居ればその場で頭をぶん殴られそうな台詞を言い放ちながら飛び上がると、空を⋯⋯舞う。
おかしい。
周囲にあった炎が、何の予兆も無く消えていく。
空の支配者のように振る舞っていたアノトガスターたちが、不自然な動きで暴れ出した。
⋯⋯まるで、空に溺れるかのように。
「フフッ」
先程まで暴走していた花鵺は立ち止まり、小さく笑う。
「どうせ言葉なんぞ理解できぬじゃろうが、今の妾は気分が良い⋯⋯冥途の土産に聞いてゆけ」
そう言って、手に持つ札をしげしげと眺める。
「狐の嫁入り。ま、言うなれば日照り雨の事なのじゃが⋯⋯狐の嫁入りを直接見た者は不幸になると昔から言われておってな?」
ころころと笑いながら、手に持つ呪符をばら撒いた。
ゆっくりと舞うそれは次第に形を変える。
「かかっ! ざんねんじゃったのう。 生憎と雨は蒸発してしまっておるようじゃが⋯⋯“降っている”という事実は変わりゃせん」
形を変えて、花鵺の似姿へと変わっていく。
「蜉蝣似のヌシ等では役不足じゃ」
そして、すべての花鵺が小さく笑った。
『狐の嫁入りを見た不幸⋯⋯己が身でとくと味わうが良いわ』
空中ではその数と飛行速度で花鵺を圧倒していたかもしれないそれらは、見えぬ深海と化した世界で無残にも殺されていく。
何の慈悲も無く。
呪いにその身を引き裂かれていく。
最後に立っていたのは、たった一人の狐の新妻。
「まぁ、花鵺はまだ結婚してないけどねぇ♪」
悪戯っぽい微笑みを浮かべ、全てのアノトガスターが蹴散らされた戦場を去っていった。
大成功
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