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アポカリプス・ランページ④〜剣光/デスバレー要塞攻略戦

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #アポカリプス・ランページ④


 過酷な高温と乾燥に包まれた、「死の谷」デスバレー。
 この地に築かれたヴォーテックス一族の機械要塞兼コンピュータ研究所には、『禁断のコンピュータウイルス』が保管されているのだとか。
 スーパー戦車のスーパーウェポンすら狂わせるというそのウイルスを入手することができれば、有力敵との決戦で相手の戦力を削ぐことも可能かもしれない。

 もっとも、そのためには要塞の守兵たちを徹底的に叩かねばならないのだが……。



「作戦を継続しよう。今回の攻略目標は、デスバレーの機械要塞だ。この要所を守るレイダー軍団を排除して欲しい」
 そう言いながら、京奈院・伏籠(K9.2960・f03707)はさっそく転移ゲートを起動した。開いたゲートの向こう側、転移先にはメカニカルな構造の通路が広がっている。どうやら今回は要塞内に直接乗り込むことになるらしい。

「ターゲットは要塞の通路を巡回する『スクラップメーカー』と呼ばれる部隊だね。ヒートブレードを装備した、接近戦に特化したレイダーたちだ」
 伏籠のグリモアが敵の姿を映し出した。
 黒塗りのマスクに漆黒のプロテクター。両手には説明通りのヒートブレードが輝いている。彼らは数人規模の小隊を組んで、施設の廊下を見回っているようだ。

「敵の纏う機械鎧は、装着者の戦闘能力を大幅にブーストする特注品だ。反面、一度着たら死ぬまで脱げないっていう欠陥を抱えてるらしいね」
 小さく息を吐きながら、伏籠は投影された画像を回転させた。
 180度回転したスクラップメーカーの背中には、ゴテゴテしたバックパックが搭載されている。グリモア猟兵の指が、ツンツンとそれを指差した。
「これがバッテリーパックで、機械鎧のエネルギー源。破壊すれば、ブースト機能をキャンセルすることができる。そうなると、機械鎧もただの重石にしかならないんだってさ」
 前述の通り、機械鎧は一度着たら死ぬまで脱げない。バッテリーの破壊は、すなわち彼らにとっては致命傷に等しい。当然、破壊に成功すればこちらはかなりの優位に立つことが出来るだろう。

「戦闘力をブーストした彼らと真正面からやり合うのは、かなりのリスクがあると思う。どうにかして攻略の手立てを考えてみて欲しい。危険なミッションになるけれど、工夫次第で戦況は変えられるはず。……頼んだよ、イェーガー!」


灰色梟
 こんにちは、灰色梟です。
 デス・バレー攻略戦、二戦目をお届けします。
 集団戦となりますが、ギミックの比重が大きめです。以下の条件をクリアするとプレイングボーナスがつきますので、ご参考ください。

 プレイングボーナス……敵の機械鎧を無力化する。

●『対物突撃兵』スクラップメーカー
 ・ヒートブレードを装備した歩兵部隊で、接近戦のエキスパート。
 ・二人~五人程度の小隊で廊下を巡回している。
 ・機械鎧で戦闘力をさらにブーストしている。
 ・弱点は背中のバッテリー。破壊されると機械鎧がただの重石になる。

●戦場について
 機械要塞のメカニカルな廊下です。建材は硬質の合金。やや広めで、成人男性であれば四人ほどが並んで歩けます。天井も3mほどの高さがあります。
 とはいえ、敵のヒートブレードであれば廊下の横幅をほとんど間合いに含めることが可能です。近接戦闘における彼らの制圧力はかなりものとなるでしょう。

 以上がシナリオの概要となります。
 近接戦のエキスパートを相手に、閉所でいかに背中を狙うのか。この辺りが鍵になりそうですね。
 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしています。一緒に頑張りましょう。
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第1章 集団戦 『『対物突撃兵』スクラップメーカー』

POW   :    対物剣術「斬撃による解体」
【ヒートブレード】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    ディスマントルアタック
【ヒートブレードを用いた連続攻撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を更地にするまで破壊し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    対人剣術「怒涛の連撃」
自身の【背負っているバッテリーパックのランプ】が輝く間、【ヒートブレード】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
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マキナ・エクス
アドリブ・他猟兵との連携歓迎

フム、閉所での戦闘且つ複数人で行動している敵の背後を突く行動が必要か。

ならUC発動。敵後方の周囲の壁なんかを矢に変換してそのままバッテリーを攻撃しよう。さすがに背後からいきなり飛んでくる矢は躱せまいて。

万が一的に先制で攻撃されたら【オーラ防御】や防御用からくり人形にあ【かばわ】せたり、パイルバンカーで【武器受け】して防ぐとしよう。

鎧を無力化できればパイルバンカーで【串刺し】にしたり、対物拳銃で【貫通攻撃】【2回攻撃】【零距離射撃】で攻撃して排除するとしよう。


アーロン・フェニックス
ふぅん、話を聞くに。彼らは結構イイ剣をもってるみたいだね。使ってみたいな、そのユーベルコード。

今日は銃は封印だ。たまにはそんな日も悪くない。お楽しみがあるからね。

《不退転》を噴かして施設内を飛翔。敵を確認後彼らの間合いに突撃。『ダッシュ』
その剣! 僕にも使わせておくれよ!

敵の攻撃に合わせてユーベルコード起動、両断されぬよう機巧腕で受ける『見切り、咄嗟の一撃』。機巧腕を《破天荒》としてユーベルコードをコピーする。

君らの剣の何が好きかって? ハズしても、それが気持ちイイところだよ!


●単独では勝利ではなく『敵味方問わぬ、より大きな破壊力』を追求します。敵も自身も、破壊対象です。



 グリモア猟兵の空間転移は、決して万能の移動手段ではない。
 マキナ・エクス(物語の観客にしてハッピーエンド主義者・f33726)もそれは十分に理解している。理解しているのだが……、さすがに『コレ』はないだろう、と彼女は思わず文句を言いたくなってしまった。

「こちらアルファチーム。西側通路にて侵入者を発見。繰り返す、侵入者を発見」
「鉢合わせ! ああもう、なんて間の悪い!」
 奇襲どころか、準備を整える暇もない。マキナが転移ゲートをくぐり抜けて要塞に降り立ったその直後、廊下の曲がり角からスクラップメーカーの小隊が不意に姿を表したのだ。
 当然、マキナは即座に戦闘態勢に入り、バックステップで距離を取ろうとする。しかし、その懐を目掛けて、ヒートブレードを起動したスクラップメーカーが肉薄してきた。

「ブーストモード・アクティヴ。標的を排除する」
「速い……っ!」
 ヒートブレードの薄緑色の刀身が弧を描く。
 この距離でも既に相手の殺傷圏内か。マキナは咄嗟に防御用のからくり人形を呼び出し、寸でのところで自身と位置を入れ替えた。
 衝撃が走る。要塞の廊下に眩い火花が散った。
 身構えたからくり人形の肌に、ヒートブレードが食い込んでいる。傷口からは激しい煙。超高熱の刃が、マキナのオーラ防御ごと人形のボディを溶断しつつあるのだ。
「厄介な……!」
「近接戦を続行。標的の武装の無力化を優先する」
 至近距離。スクラップメーカーの赤いカメラ・アイが妖しく光る。
 マキナは距離を取ろうと足を動かすが、オブリビオンのフットワークが離脱を許さない。接近戦のエキスパートという評判は伊達ではないらしい。気がつけば、小隊の他の隊員が側面を取ろうと移動しつつある。……このままでは包囲されて膾切りだ。

 なにか、この状況を動かす一手が欲しい。
 彼女のその望みはすぐに叶うことになる。
 スクラップメーカーの猛攻を捌くマキナの背後、先ほどとは別の要塞の廊下の曲がり角から、新たな猟兵が飛び出してきたのだ。

「見つけた! その剣! 僕にも使わせておくれよ!」
 現れたのは、アーロン・フェニックス(アーロン・ザ・テンペスト・f24438)。
 マキナとは別の転移ゲートを使って要塞内にテレポートしてきた彼は、交戦中のマキナとオブリビオンを視認した瞬間、背部推進器《不退転》をフルバーストさせて突撃を敢行した。
「……増援を確認。戦力の二分を提案」
「提案を了承。陣形を一部変更。新たな個体に対応する」
 アーロンの奇襲に対応して、スクラップメーカーが戦力を分散する。小隊の人数は四人。それを二人ずつに分けることで猟兵たちに対応するつもりらしい。
 
「今日は銃は封印だ。たまにはそんな日も悪くない。そうだろう!」
「接敵。迎撃を開始する」
 一息に近接戦の距離まで間合いを詰めたアーロン。彼の突進にスクラップメーカーはヒートブレードのカウンターを仕掛けた。
 身体の軸を狙った緑光の刺突。
 弾丸にも似たその一撃を、アーロンは機巧腕の甲で受け、刹那の見切りで逸らした。
 刃を受けた機巧腕が熱を帯びる。その熱さを、アーロンは確かに『覚えた』。
 至近の駆け引きはまだ続く。
 スクラップメーカーは逸らされた刃を引き戻しつつ、もう片方のヒートブレードを流れるように突き出した。
 《不退転》はまだ停止していない。
 眼前に迫る新たな刃に、アーロンは機巧腕を今度は叩きつけた。

 ――コード複製・ディスマントルアタック――
 ――コンバート・《破天荒》――
 ――使用限界・68秒――

「なんだと……?」
 交差の一瞬、スクラップメーカーが驚きの声を漏らした。
 機巧腕による手刀とヒートブレード。
 激突した両者の『同一の刃』が、火花を散らし、互いに弾きあったのだ。
「いいね、凄く好いよ! ここからがお楽しみだ!」
「原理不明。こちらの能力が盗まれたと推測、……ッ!」
 動揺したオブリビオンが見せた僅かな隙。瞬間、アーロンの手刀が敵の肩口を穿つ。
 斬り飛ばされるスクラップメーカーの片腕。切断面の焦げる匂いが鼻をつく。
 残りの腕ですぐさま振られたカウンターをするりと後退して躱し、アーロンは別の小隊員へと躍りかかった。
 アーロンが機巧腕を振るうたび、壁に切れ目が入り、足元のタイルが両断される。要塞の廊下が、あっという間にズタズタになっていく。
「地形破壊を確認。要塞への被害は軽微。しかし、放置は不可」
「君らの剣の何が好きかって? ハズしても、それが気持ちイイところだよ!」

 衝動的な戦闘スタイルだ。
 破壊に引き寄せられ、自らも破壊を引き起こす。
 それが、アーロン・フェニックスという男なのだ。

 彼はひとりの相手にこだわりはしなかった。
 機巧腕の一撃が防がれれば、すぐさま別の小隊員へと狙いを変えるのである。
 敵の守りは堅い。奪ったユーベルコードの扱いも、相手に一日の長があるだろう。初撃を除いて有効打は出せていないのが現状だ。
 ……だが、彼が戦場を引っ掻き回すことでフリーになった猟兵がいる。
 アーロンの意図がどうであれ、マキナもこのチャンスを逃すはずもなかった。

「ようやく距離が開いたか? ならば」
 からくり人形にかばわれながら、マキナは廊下の壁に掌を触れる。
 いつしか戦場には混戦が巻き起こっている。敵の注意も破壊を振りまくアーロンに集中しているようだ。しかし、スクラップメーカーたちは、それでもなお背中の弱点だけはマキナにも見せないように立ち回っている。これには流石というほかない。

 だが、それならそれでこちらにも手立てがあるというもの。
「偽典閲覧、伝承認識、神具構築」
 壁に触れた掌を介して、敵の背後にある壁へと意識を集中させる。
 指先から流れる銀色の魔力が、無機質の建材を通して一点に凝縮していく。
 マキナは長く細い息を吐き、力ある言葉を紡ぎ出した。

「汝、月の女神の威光を見よ。――偽典神話・月の女神の矢」
 一瞬、魔力の流れが眩く輝いた。
 ユーベルコードが効果を発動し、スクラップメーカーの背後の壁が変成を起こす。
 放たれたのは無数の銀の矢。
 音もなく飛翔した銀色の奔流が、機械鎧のバッテリーに突き刺さった。
「……!? ガハッ」
「さすがに背後からいきなり飛んでくる矢は躱せまいて」
「これで『詰み』だな? じゃあ、サヨナラだ!」
 ブーストモードが停止し、一気に動きを鈍らせたスクラップメーカー。
 その胴を、アーロンの機巧腕が容赦なく叩き斬った。

 まずはひとり。
 同時に、これで均衡が崩れた。
「このまま攻めるとしよう。神具構築、再展開」
「まだまだこんなもんじゃないだろう! そら、僕はこっちだよ!」
「ぐっ……、貴様ら……!」
 マキナが再びユーベルコードを起動する。咄嗟に背中を守ろうとするスクラップメーカーを、飛びかかったアーロンが押し留めた。
 ぶつかり合う機巧腕とヒートブレード。その競り合いの虚を突いて、銀の矢が死角からバッテリーパックを貫いていく。
 ひとたび機械鎧が機能を停止してしまえば、あとはこちらのもの。アーロンの手刀か、マキナの対物拳銃が動きを止めたオブリビオンにトドメを刺すだけだった。

「……っと、時間切れか」
「フム。どうにかこの場は片付いたようだね」
 残りの小隊員を全員斬り伏せた、その直後。アーロンのユーベルコードが時間切れで解除された。通常モードに戻った機巧腕の指を閉じたり開いたりして、アーロンは腕の感覚を確かめてみている。
 その隣でマキナは小さく息を吐き、周囲を観察する。ひとまず廊下に敵の気配はない。とんだ遭遇戦だったが、どうにか上手く切り抜けられたようだ。

 さて、これからどうしたものか。
 マキナは顎に指を当てて思案しようとしたが、しかし、それよりも速くアーロンが動き始めていた。機巧腕を打ち鳴らし、彼は躊躇いもなく要塞の廊下を奥へと進んでいく。
「もっとだ。もっと壊してあげないと……」
「……追いかけるべきだろうね、ここは」
 これも何かの縁か。
 嘆息をひとつ。マキナはスカートをはためかせて、アーロンの背を追うのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フォルク・リア
「機械の要塞に機械の鎧。練度の高い部隊と。
攻略するには厄介だけど。
やる事をやるだけかな。」

奇襲を受けない様に警戒しながら進む。
敵を発見したら間合いを詰められる前に
真羅天掌を発動。圧壊属性の雪崩を発生させ
通路を覆う様に雪崩を起こして
質量で圧し潰しバッテリー破壊を狙う。
一撃与えた後はヒートブレードの熱気等に注意し
敵の出方を見極める。
バッテリーを守り切った敵がいるなら
ファントムレギオンを使用。
無数の死霊を操りバッテリーを狙う。
それでも破壊に時間がかかるなら
死霊を囮に背中に回り込み再度真羅天掌を発動し
確実に破壊すると共に雪崩で圧し潰す。
「相応の力はある様だけど。
明確な弱点があるならこっちもやり易い。」



「機械の要塞に機械の鎧。加えて練度の高い部隊、と」
 腕組みをした魔術師が呟きを漏らした。
 フードの下に隠された紫の瞳を細め、フォルク・リア(黄泉への導・f05375)は周辺の状況を確認する。
 機械要塞の廊下は不気味なほどに静まり返っていた。要塞はコンピュータ研究所としての役目も兼ねているらしいが、研究者らしき人間はどこにも見当たらない。
 ……もっともオブリビオンの巣窟に『マトモな』人間がいるとも限らないが。
 いずれにせよ、余計な乱入者の気配がないのは悪くない。フォルクは事前に確認したスクラップメーカーの情報を再確認しつつ、廊下を歩き始めた。

 敵は接近戦のエキスパート。対して、こちらは魔術師。
 さて、どうやって弱点を潰したものか。
「……攻略するには厄介だけど、やる事をやるだけかな」

 まず回避するべきは敵の奇襲。
 幸いなことに、要塞の廊下は広く、見通しも良い。道端に放置された荷物も無いから、敵がどこかに隠れ潜むことは不可能だろう。
 となれば最も警戒が必要なのは、先が見えなくなる曲がり角か。
 フォルクは杖を構え、足を滑らせるように進む。足音を隠すためだ。長い廊下をゆっくりと歩いていき、奥まった場所の曲がり角に近づいたところで足を止める。
 近づいた、といっても角まではまだ50mほどの距離がある。しかし、この距離なら曲がり角の向こうから音が届くはず。

「機先を制することができれば、あるいは」
 壁に張り付き、耳を澄ませる。時間の流れが粘性を帯びる感覚。ゆっくりと呼吸をしながら、曲がり角の向こうへと意識を集中させる。
 数十秒か、あるいは数分か。
 規則的な足音がフォルクの耳に届いた。機械鎧のものであろう硬質の足音は、少しずつ曲がり角に近づきつつある。
 フォルクは杖先を曲がり角に向けて伸ばした。
 敵はまだこちらに気づいていない。
 ならば――!

「大海の渦。天空の槌。琥珀の轟き。平原の騒響。宵闇の灯……」
 小声で詠唱を紡ぐ。
 魔力の流れをコントロールして、術式の待機状態を作り出す。
「人の世に在りし万象尽く、十指に集いて道行きを拓く一杖となれ」
 堰き止められた力の奔流に杖が震える。
 まだだ。
 あと少し。
 敵の足先が曲がり角から覗いた、その瞬間に。

「――真羅天掌」

 フォルクが杖を振り下ろす。
 同時に、スクラップメーカーの小隊が曲がり角から姿を見せた。
 敵がフォルクの存在に気づく。即座にヒートブレードが抜刀される。距離を詰めようと小隊員が膝に力を込める。
 ……その背に、雪崩が降り注いだ。
「なっ、ゴボ!?」
 比喩ではない。発生したのはユーベルコードによって生み出された、『圧壊属性』の雪崩だ。フォルクの魔力により自然現象以上の破壊力を持つ雪の塊が、スクラップメーカーの小隊をまとめて圧し潰したのだ。

 重苦しい轟音が廊下を突き抜ける。
 舞い上がった雪煙が、蛍光灯の光に反射してキラキラと輝いた。
「次の出方は……」
 小さく息を吐き、フォルクは油断なく杖を構える。
 召喚された雪崩は曲がり角の付近を完全に埋め尽くしている。圧倒的な質量の暴力。あれが背後から直撃したのであれば、間違いなくバッテリーは破壊されているはず。
 だが、上手く身を守った隊員がいるのであれば……。
 フォルクの瞳が変化を捉えた。積もった雪から一条の白い靄が昇っている。おそらくは水蒸気。つまり、あの下に何らかの『熱気』があるということ。

「回り込め、ファントムレギオン」
 すかさずフォルクが死霊の集合体を放つ。
 雪の中であれば敵の視界もゼロに等しいはず。ならば、相手が這い出す前に背後を取ってしまえばいい。蠢く死霊が、蒸気の出どころの少し後ろに張り付いた。
 次の瞬間、ヒートブレードを頭上に一閃して、ひとりのスクラップメーカーが雪崩の中から飛び出してきた。まとわりつく雪の塊を跳ね飛ばし、その小隊員はフォルクに猛進を仕掛けようとした、のだが……。

「……ぐっ! なんだ!?」
 フォルクを接近戦の間合いに収めるよりも早く、ファントムレギオンの急襲がオブリビオンの背中のバッテリーを破壊した。戦闘能力のブーストが解除され、ただの重荷となった機械鎧が、彼を雪崩の中に縫い止める。
 もがくように積雪に沈み込んだオブリビオン。
 雪の表面に残ったその痕跡に向けて、フォルクは静かに杖を向けた。

「相応の力はある様だけど……」
 雪中のスクラップメーカーたちは、もはや立ち上がることも叶わない。機械鎧の重さは、積雪に自由を制限される状況では致命的だった。動こうとすれば動こうとするほど、四肢が雪の中へと沈んでいってしまう。
 彼らが最後に聞いたのは、遠くから聞こえる詠唱と、二度目の雪崩の轟音だった。

「明確な弱点があるなら、こっちもやり易い」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルドラ・ヴォルテクス
●アドリブOKです

『敵性勢力確認、作戦目標は敵の撃破後、ウィルスを回収、いけますか?』

無論だ。そろそろ強化鎧にも慣れてきた。

【メーガナーダ】
限界突破!発雷!
雷を纏い、電磁パルスを広範囲放出、本体には効かないだろうが、肝心のバッテリー装置はどうだろうな?
動きの鈍ったものから、装置を完全に破壊する。
奴らの近接能力は侮れない。
なら、紫電を収束して放つ震電、雷撃で迎撃していく。

攻撃の威力の向上に武器には予め帯電させておいて、懐に飛び込まれてもカウンターを決められるように備えておく。

全滅させたら、ウィルスの回収だな。さて……使える日が待ち遠しいな。



 銀の迅雷が要塞を駆け抜ける。
 漆黒のマシンスーツを身に纏い、青い刃を引き連れて、ルドラ・ヴォルテクス(終末の剣“嵐闘雷武“・f25181)は嵐のように廊下を突き進んでいた。

『敵性勢力確認、作戦目標は敵の撃破後、ウイルスを回収、いけますか?』
「無論だ。そろそろ強化鎧にも慣れてきた」
 マシンスーツから伝わる音声に表情ひとつ変えず頷いて、ルドラは壁を蹴り、速度を落とさず曲がり角を直角に走り抜けた。
 壁蹴りの爆音が廊下を揺るがす。曲がった先の廊下で、オブリビオンの小隊がこちらに振り向いた。彼我の距離はおよそ200m。人の足で踏み込むにはまだ遠い。
 ――だが、稲妻の速度をもってすれば、距離を潰すのに一呼吸でも余りある!

「限界突破! 発雷!」
 ほとばしる紫電。ルドラの纏う雷が、合金の建材に乱れ飛び、電磁パルスを放射する。
 不可視の衝撃が筒型の廊下を貫いた。
 白雷の閃光が視界を染め、僅かに遅れて雷音が轟く。
「っ、エネルギー・ダウン!?」
「徹ったか。ならば、このまま押し切る」
「チィ、ブラヴォ・チームは機動戦闘を放棄! これより侵入者を迎撃する!」
 電磁パルスの影響を受け、スクラップメーカーのバッテリーパックから煙が上がる。
 機械鎧のブースト機能を潰した。だが、敵の『中身』は未だ健在。
 抜き放たれるヒートブレード。小隊の人数は三人。機械鎧の重量が彼らの足を止めているとはいえ、寡兵なのはルドラの側だ。

「哮り、吼えろ! 咆哮する雷雲(メーガナーダ)!」
 しかしだからこそ、ルドラに速度を落とすという選択肢はない。
 狙うは速攻。高速移動の勢いのまま、ルドラは右拳から収束した電撃を放つ。
 空気の裂ける音とオゾンの匂い。
 瞬きの間に突き抜けた一条の紫電がスクラップメーカーの腹を貫いた。
 ぐらりと揺れ、崩れ落ちる小隊員。これで、残りは二人。
 距離は縮んで100m。それでもまだルドラの身体は敵の間合いの外にある。
 銀の長髪が風にたなびく。右拳を引き戻し、左のつま先を蹴り上げた。
 足先が迸った雷撃が別の小隊員を打ち据える。
 痙攣し、横倒しになった機械鎧が、廊下に派手な音を響かせる。
 ……残りは、一人!

「ぬ、ぐ、おぉおお!」
 最後のスクラップメーカーが吼える。
 ルドラとの距離は50m。ヒートブレードを振っても届くはずがない。
 否、それはあくまで足を止めていればの話。
 突っ込んでくるルドラに対して、スクラップメーカーは片側のヒートブレードを投擲した。オブリビオンの手を離れ回転運動する薄緑色の刀身がルドラに迫る。
「やはり、侮れないな」
 サイドステップ。稲妻の形を描き、ルドラが直角の軌道でブレードを回避する。
 残像すら見える高速移動。
 しかし、次の瞬間、スクラップメーカーが彼の懐に肉薄してきた。
 繊細さは欠片もない。重くなった身体を無理やり動かした、力任せの踏み込みだ。
 だが、足取りの重さに反して剣閃は流麗。
 ブレードは首を狩る軌道。
 相対速度も相まって、それはまさしく神速の一刀だった。

「慣れてきた、というのは、つまりはこういうことだ」
 その一撃を、ルドラはさらに加速することですり抜けた。
 剣閃の内側に入り込む超高速移動。
 ほとんど体当たりに近い形で、ルドラは羅睺の刃をオブリビオンに突き立てる。
 接触と同時に、刃にまとわせた電流が敵対者を蹂躙した。
 半ばまで振られたヒートブレードはその瞬間に精彩を欠き、敵の手から零れ落ちる。
 小さな呻き声がルドラの耳に届いた。
 オブリビオンの四肢が弛緩し、地面に崩れ落ちる。

 ルドラは刃を抜き、そのまま振り向かずに走り抜ける。
 敵がこれで全てとは限らない。『禁断のコンピュータウイルス』を回収するためにも、施設の敵を全滅させなければ。
「さて……、使える日が待ち遠しいな」
 そう呟いた唇には、抑えきれない狂暴の欠片が浮かんでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オブシダン・ソード
【狐剣】
UCを使って相棒の剣として運んでもらうよ
一応正体が分からないように、布か何かで包んでもらおうか
いやあ、楽だねこれ

敵に遭遇したらがんばれがんばれって小声でいすゞを鼓舞しておくよ
僕は適度な場所で『邪魔なお荷物』として捨ててもらって待機を…
あっこれまあまあ悲しい
意外と精神に来るねえ

頑丈になってるから壊されることはないと思うけど、踏まれるくらいは覚悟しようかな…

彼女がUCを使ったらそのまま剣として戦うよ
おかえり。それじゃあ行こうか、相棒
狙い所を指示したり太刀筋に注文をつけたり、静かにしていた分喋って応援

ちなみにどうだったかな
僕の事を捨てた気分は?

えっ捨てないでーとか言った方が良い?


小日向・いすゞ
【狐剣】
歩兵さん達の前に
特に構える事無く姿を見せ

ワーッ
殺さないでほしいっス!

思わず札とかばら撒きつつ
布に包んだ相棒も捨てていきましょう

キャー
助けてーッ
追いかけてきてくれれば十全
捨てた相棒を歩兵さんが超えた辺りで、鈴の音を
テレポートで背後を取るっス

はぁいはい、只今
相棒を手にバッテリーを切りつけましょう
ワッ
めちゃくちゃうるさい

はいはい
身を切るような思いだったっスよ
だからグズらず戦ってくださいね

後はアンタの態度次第っスね

振り向かれてどうしようも無くなったら
何とか自慢の逃げ足で逃げつつ
おぶしだんセンセを投げ、もう一度テレポートで後ろを取れる様

何度捨てても拾ってあげるっスから
安心して捨てられて欲しいっス



「確認する。三分前、全小隊からの連絡が途絶した。間違いないな?」
「そうだ。アルファからは交戦の報告があったが、他のチームからはそれすらない」
「……例の侵入者か」
「だろうな。どうする、隊長? 残りは多分、俺たち四人だけだぜ」
「任務に変更は無い。巡回を継続し、侵入者の排除に全力を尽くす。それだけだ」

 機械要塞の廊下の一角に物々しい雰囲気が漂っていた。
 真剣な顔(といっても全員がマスクをしているのだが)を突き合わせて、スクラップメーカーたちがピリピリとした会話を続けている。
「このままじゃ捨て駒だぜ、どうせ」
「構わん。我々や他の守備部隊が全滅すれば、敵の手にあの『ウイルス』が渡る可能性がある。それだけは避けねばならん」
「チッ、とんだ貧乏くじだな……」
 小隊員が苛立たしげに壁を蹴る。隊長格のオブリビオンもそれを咎めなかった。口では文句を言いつつも、配下たちが持ち場を離れる様子はない。任務に忠実であるならば、多少の問題行動は見逃すということだろうか。

 会議の場から少し離れた曲がり角に、琥珀色の狐耳がぴょこんと覗いた。
「剣呑剣呑。気をつけなよ、いすゞ」
「センセ、背中で言われても格好がつかないっス」
「……いやあ、楽だからね、これ」
 抜き足差し足忍び足。要塞に潜入した小日向・いすゞ(妖狐の陰陽師・f09058)が、ちらりと自分の背中を振り返る。
 和更紗に包まれて彼女に背負われる一本の剣、本体の器物に姿を変えたオブシダン・ソード(黒耀石の剣・f00250)が薄っすらと輝いた。

「ほら、がんばれがんばれ」
「センセが楽な分、あっしが苦労するんスけど、ねっ」
 そう言って口を尖らせつつ、いすゞはひょいと廊下の角から姿を見せた。
 コーンコンと鳴ったぽっくり下駄が、スクラップメーカーたちの視線を集める。四組の赤い視線がいすゞを射竦めた。
「むっ、侵入者か!?」
「ワーッ! 殺さないでほしいっス!」
 スクラップメーカーの鋭い声に、いすゞは耳と尻尾をピンと伸ばして踵を返す。再び曲がり角の向こうに隠れた彼女を追って、機械鎧の戦闘小隊が走り出した。
 軽快な下駄の音色を塗り潰して、重装ブーツの重い足音が廊下にこだまする。
 L時の曲がり角を抜けたスクラップメーカーが、遠ざかるいすゞの背中を捕捉する。殺意を孕んだその視線に気づいたいすゞが、怯えたように小さく跳ねた。揺れた着物の懐から、ひらりと数枚の札が零れ落ちる。

「キャー、助けてーッ」
「追うぞ! 逃がすな!」
「おい、あの娘、何か落としたぞ?」
「あとにしろ! 侵入者の排除が最優先だ!」
 妖狐の『落とし物』を横目に、ドタドタとオブリビオンたちが走り抜けていく。
 この辺りは短いスパンで曲がり角が連続する区画だ。ゆらゆらと揺れるいすゞの尻尾が、少し走ってはカーヴを曲がり、そのたびにオブリビオンの視界から隠れていく。
 追いつけないわけではない。機械鎧の機能で速度さえもブーストされたスクラップメーカーたちは、着実にいすゞとの距離を縮めつつある。

「いいぞ! このまま追い込め!」
「ひゃっ、もっと身軽にならないとっ!」
 慌てた様子で逃げ回るいすゞは、廊下を曲がるたびにぽろぽろと荷物を落としいる。
 札やら、お守りやら、細工物やら。
 ときには、ゴトリと音を立てて布に包まれた黒耀石の剣が落ちるなんてことも……。

(そうそう、こうやって『邪魔なお荷物』として捨ててもらって……)
 言うまでもなく、その正体は器物となったソードその人である。背中から振り落とされて廊下の隅っこに転がった彼は、沈黙を貫きながらその場に待機する。
(……。あっ、これ、まあまあ悲しい)
 廊下に雑に倒れたソードにしんみりとした寂しさが押しかけた。どうやら相棒に捨てられるというシチュエーションは、演技であっても意外と精神に来るものだったらしい。
 ひっそりと寂寞を感じるソードから、いすゞの背中が遠ざかっていく。追いかけるオブリビオンも彼には目もくれない。というか、邪魔だと思われたのか、四人のうちの誰かにさらなる壁際へと蹴っ飛ばされた。
 床を滑って壁にぶつかったソードを、小隊はあっという間に追い抜いていく。
 なんとなく虚しさを感じるが、ともかく敵の動きは目論見通り。作戦は順調だ。

「キャー、来ないでーッ。……なんて」
 ソードを落としたいすゞが次の角を曲がる。
 スクラップメーカーはすぐ背後。彼らのブレードの間合いまで、ほんの数歩だ。
 いすゞも今度は荷物も落とさなかった。
 廊下の壁で追跡者の視線を遮った瞬間、彼女はユーベルコードを起動する。

「疾く渡れ、鈴の爪先」

 鈴の音が、冷たい廊下に涼しく響いた。
 いすゞの身体が、陽炎のように掻き消える。
 角を曲がったオブリビオンが見たのは、誰もいない無人の廊下。
 硬直する彼らの背後で、狐火が浮かび、いすゞの姿に変じて像を結んだ。
 テレポートした彼女がふわりと舞い降りる。
 その足元には、打ち捨てられたソードの刀身。

「おかえり。それじゃあ行こうか、相棒」
「はぁいはい、只今」
 しなやかな指がソードの柄を掴む。
 無音の歩法。滑るような踏み込みでいすゞが敵との距離を詰める。
 四足にも似た低姿勢の強襲。
 振り上げられた剣閃は彗星か。

「一番手前の敵から斬っていこう。狙いは背中の電源だ。逆袈裟がいいね。あ、底の部分が金属で補強されてる。金具の部分を避けて刃を入れないと。それから……」
「ワッ、めちゃくちゃうるさい」
「いやいや、ほら、さっきまで静かに頑張ってた分、喋って応援しないと」
「なら、要点を絞って喋って欲しいっス!」
 独楽のように回転したいすゞが、遠心力を乗せてソードを振り抜く。
 背後からの一撃が、小隊員のバックパックを斜めに斬り飛ばした。
 裂かれたバッテリーから青いスパークが漏れる。
 突如として重石になった機械鎧に、オブリビオンが膝を折る。

「まずはひとつ!」
「なっ、いったいどこから!?」
 敵の集団が振り向いた。
 構わず、いすゞは次の獲物を狙う。
 振り向きざまの横薙ぎを屈んで躱し、サイドステップから壁を蹴る。
 小柄な妖狐がピンポン玉のように敵の脇をすり抜けた。
 すれ違いざま、ソードをバッテリーパックに突き立てる。
 手応えあり。
 背骨の横に刺さったソードを引き抜き、カカシになった敵を突き飛ばす。

「ふたつ!」
「対象捕捉! 迎撃開始!」
 いすゞの立ち位置はすでに敵の殺傷圏内。
 迫る二対のヒートブレード。
 唐竹と刺突。前方に抜け道はない。バックステップで距離を取る。
 空気の焦げる匂い。熱剣が鼻先を掠めた。
 敵はどちらも二刀流。着地したいすゞに、間髪入れず、追撃が襲いくる。
 再度の後退。
 ニ対一。攻撃の密度が厚い。リーチも敵のほうが長いか。

「ちなみにどうだったかな、僕の事を捨てた気分は?」
「この状況でそれを聞くっスか。はいはい、身を切るような思いだったっスよ」
 猛攻のさなか、いすゞはソードを掌の内でくるりと反転させる。
 逆手に持ち替えた相棒を、彼女は大きく振りかぶった。
「だからグズらず戦ってくださいね」
 ひときわ大きくバックステップ。
 同時に、構えたソードをまっすぐに投擲する。
 低い風切り音。軌道は二人の小隊員のちょうど真ん中。
 当たらない。敵は投げつけられたソードを無視していすゞへの攻撃を継続する。
 飛翔するソードが敵の後方にすり抜けた。
 これで万事、仕儀は整った。

「こんなふうに、何度捨てても拾ってあげるっスから……」
 ちりんと鈴の音。
 斬りかかったオブリビオンのブレードが、いすゞの身体をすり抜けた。
 何の手応えもない。勢い込んだオブリビオンがたたらを踏む。
 裂かれた妖狐の身体が、靄となって空気に溶けた。
 コンコン、と背後で下駄の音。
 ソードを基点としたテレポートだ。
 オブリビオンが振り返るより早く、踏み込んだいすゞがバッテリーを斬り裂いた。

「安心して捨てられて欲しいっス」
「えっ、捨てないでーとか言った方が良い?」
 ソードのその問いに、いすゞはイタズラっぽい微笑み応えた。
 敵は最後の一人。
 振り返りを挟んだ分、いすゞの方がワンテンポ早い。
 死角は足元。低く踏み込む。斜め上から振られたブレードが頭上をすり抜けた。
 背後で床が溶断される気配。反対の腕のブレードが動くが、もう遅い。
 蒼い半月の閃き。
 真正面からの一刀が、最後のスクラップメーカーを斬り捨てた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月04日


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#アポカリプスヘル
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト