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アポカリプス・ランページ③〜ディスガイズ

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ


●ディスガイズ
 カリフォルニア州エルドラド郡――かつてはその名の通り巨大な黄金鉱脈を擁する都市が存在していた。
 しかし、今やその地表は燃え盛る炎に包まれ、最強格のソーシャルディーヴァ『プレジデント』の大規模通信サーバを隠匿している都市となっているのだ。
 都市跡地下に作られたプレジデントのデータセンター迷宮。
 猟兵達はその迷宮を突破し、大規模通信サーバ群へと辿り着き破壊せねばならないのだ。
 だがその迷宮には対侵入者用の罠が張り巡らされている。
 侵入者を絶対にこの先には進ませぬと巡回する警備ロボ。それに見つかれば、あっという間に他の警備ロボも集まり、トリモチを放たれ、鉄網をなげられ捕まえられてしまうのだ。
 しかし、この警備ロボを突破する比較的簡単な方法がある。
 それは――。

●じゅんび
 じゃらじゃらと鎖の音がする。それに肩パットやなんでそんなに尖っているのと問いたくなるようなとげとげ。モヒカンのかつら。えとせとらえとせとら。
 終夜・嵐吾(灰青・f05366)はそれらを抱え、持っていくが良いとずずいと突き出して告げる。
 何故そのようなものが必要なのか――それは、データセンター迷宮ためなのだ。
「めっちゃすごいセキュリティな警備ロボがおるんじゃよね」
 敵とみなせば排除一辺倒。しかし、敵とみなさなければ簡単にやり過ごせる。
 そしてその警備ロボにとって敵ではない、とはいったいどういう事なのかというと。
「これじゃ。それで、これが必要なんじゃ」
 あと服とか、袖がええ感じでやぶられた革ジャンとかそういうのを合わせていけばいけるんじゃなかろうか、と嵐吾は言う。
 まぁつまり、簡単に言えば。
「ヒャッハーしとけばいける。たぶん、おっけーじゃろ」
 そんなわけで!
 皆には変装をして、現地に向かってもらうことになると嵐吾は告げる。
 そして準備ができた者から送ろうというのだ。準備が、できたものから。
 その格好をすることを、楽しむことができる者もいるだろう。恥じらいで死にたくなる気持ちのものもいるかもしれない。
 だがそれを乗り越えてこその猟兵なのだ。
「あっ、それから、迷宮内でもそれっぽいかんじで行動せんと、多分侵入者じゃで排除される」
 頑張っておくれ! では解散! 準備ができたものから、集合!!


志羽
 御目通しありがとうございます、志羽です。
 詳細な受付期間については【マスターページ】【シナリオ上部のタグ】で案内しますのでお手数ですが確認お願いいたします。
 プレイングが送れる限りは送って頂いて大丈夫ですが、すべて採用となるかどうかはわかりません。

●シナリオについて
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「アポカリプス・ランページ」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

●プレイングボーナスについて
 プレイングボーナスは『対侵入者装置を回避または解除する』です。
 データサーバ破壊についてはユーベルコードを指定していればOKです。
 警備ロボへの対処を楽しんでくださいませ。

 つまり。頑張って肩パットつけたり鎖じゃらじゃらしたり棘つけてみたりモヒカンしてみたり。モヒカンじゃなくてもイカした髪型だとよさそうです。
 このままの姿でもいける! という方はそのままでどうぞ侵入者じゃないよしてください。
 警備ロボが怪しいと判定すればつかまります。判定はずぶとノリです。

●お願い
 グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。
 プレイング受付についてはマスターページの【簡易連絡】にて案内いたします。
 受付期間外に送って頂いたプレイングについてはお返しします。受付期間中であれば再送については問題ありません。
 また、団体さんについては人数によってはお返しとなる可能性がありますのでご了承ください。

 以上です。
 ご参加お待ちしております。
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第1章 冒険 『データセンター・ラビリンス』

POW   :    罠を力ずくで破壊する

SPD   :    罠を目ざとく発見し、避けて通る

WIZ   :    クラッキングで罠を無力化する

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
大規模通信サーバですか、このまま放っておく訳には行きませんわね。
必ず破壊して来ましょう。
あとは、警備ロボもどうにかしないといけませんわね。

■行動
念の為、無垢なる薔薇(UC)を使用して透明になっておきますわね。
見付かってしまっても良い様に、ヒャッハーな感じに変装しておきますわね。
髪は、ロングヘアの後ろ髪を上げておき、モヒカンのカツラを被って
トゲトゲの付いた肩パットや鎖をジャラジャラさせておきますわ。
「おーっほっほっほ!ロボたちよ警備ご苦労様ですわ」

最後に、通信サーバも破壊しておきますわね。



 大規模通信サーバですか、とローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は瞳細め、零す。
 それをこのまま放っておくわけには、もちろんいかないと。
「必ず破壊してきましょう。あとは、警備ロボもどうにかしないといけませんわね」
 ローズは迷宮の中をうろうろしている警備ロボへと視線を向ける。
 様々なタイプがあるようで、真面目に巡回をしているようだ。
 しかし、今ローズの姿は見えない。なぜならしばし前に。
「薫り高き無垢なる者よ。盟友と共に我を隠せ! 反撃の狼煙、上げるは今ぞ!」
 ――と、ユーベルコード発動し透明になっているからだ。
 しかし、見つかっても大丈夫なようにばっちりなのだ。
 夕焼けのような色の髪を今日はあげて、モヒカンのカツラを装着。
 それに肩にはトゲトゲがいっぱい。肩パットなので肩ももりっとした雰囲気。
 それに鎖をじゃらじゃらさせ――ばっちり。
 この格好がヒャッハーでないならなんというのか!
 と、ずんずんと迷路を踏破しているとピーッ! ピーッ! と軽快音を鳴らしながら警備ロボがやってくる。
「熱源探知、熱源探知」
 そう言ってローズの周囲をくるくる回り始めた。見えなくとも、此処にいるのがバレているのなら仕方ない。
 視えなくなることはできるが、存在を消すことはできないのだ。
「おーっほっほっほ! ロボたちよ警備ご苦労様ですわ」
 居場所がばれているなら、姿を隠している方が怪しまれるだろう。ユーベルコードを解除し、ローズは高らかに告げる。
 その声に、姿に警戒音は静まり。
「ゴクロウサマデス」
 問題なしと判断した警備ロボはすすーと離れていく。
 ローズはそれを見送り、再び最奥を目指していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

柊・はとり
肩パットも革ジャンもトゲトゲもモヒカンも
俺は絶対に嫌
絶対に嫌だからな
羅針盤戦争でのカルロスのコスプレが頭を過ぎる
うう、頭痛が…

ま、まあ作戦の為だし
髪型とジャラジャラ程度は…ギリ許容できなくは…
うわうるせえし重い
さ、最悪…
髪型は前髪上げて
サイドに編み込み入れとく位で許してくれ…

基本的にはこれ(稲子様イェカ)で行けるだろ
ヒャッハーはもうダサい
これがアポカリプスヘルの最先端ファッションだぜ…
って涼しい顔して通れば多分イケる
マスクは一応してるし

元々目つき悪いしカルロスを参考にして
目元にラインとアイシャドウ引いとくか…
殺気をこめて睨みを利かせ大物感出しとく
内心しんどい
これで良いのか?やばい全然わからん…



 肩パット。
 革ジャン、トゲトゲもモヒカンも。
「俺は絶対に嫌」
 柊・はとり(死に損ないのニケ・f25213)は難しい顔で呟いた。
 そういえば――と、ふと思い浮かんだのは羅針盤戦争でのカルロスのコスプレ姿。
 そういえばトゲトゲした服装も、あったような――
「うう、頭痛が……」
 しかし、いつもの姿でこの迷宮に挑めばすぐに警備ロボがやってきてトリモチを投げられたり網を投げられたりしてしまう。
 だから、妥協はするのだ。
 ま、まあ作戦の為だし、と髪型とジャラジャラ程度なら。
「……ギリ許容できなくは……」
 ジャラジャラジャラ。
「うわうるせえし重い。さ、最悪……」
 髪型は前髪をあげ、サイドに編み込みを入れる。
「これで行けるだろ」
 コンセプトは、ヒャッハーはもうダサい。
 白基調の和要素取り入れたジャケットに黒と、青の差し色混ぜて。
 この世界に似合うが従来とのものとは違う雰囲気だ。
『これがアポカリプスヘルの最先端ファッションだぜ……』と涼しい顔していれば多分イケる。
 マスクは一応してるし、とマズルの部分をはとりは撫でる。
 でもこれでも少し不安はある。あと弄れるとしたら――これだ。
 手元にそろえたものを見詰め、一つ息を吐く。
 元々、目つきの悪さはあったのだ。カルロスを参考にして――しゅっと目元にラインとアイシャドウ。
 不健康そうで悪そうに。鏡の中の自分は別人のようだ。
 あとは、殺気をこめて睨みを利かせ大物感を出しておけばいいはずだ。
 迷宮の中を不機嫌そうに進んでいくはとり。
 警備ロボがピピー! と警戒音を鳴らして近づくたびにびくっとしそうになるが、視線一つ向ければゴクロウサマデスと去っていく。
 そんな事が何回も続いているが、内心しんどい。
「これで良いのか? やばい全然わからん……」
 ピーッ! と警戒音がまた近づいてくる。今回も切り抜けられたらいいが――と難しい顔をすれば、それだけで威力はばっちりなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラブリー・ラビットクロー
らぶもモヒカンと同じカッコになればいーんだ?
しょーがねーのん
らぶもショーニンのハシクレ
これくらいきっとラクショーなん!

肩にトゲトゲ
背中もトゲトゲ
お尻にトゲトゲ?
髪はくるくる上げて
マザーにドクロのシールをペタペタ
見た目はこんなとこ?

歩幅はおーきく
肩を揺らしてモヒカン見たいに歩くんだ
時には無意味にラビットブレスで炎を出して
ボッボッ!て周りを威嚇なん
オマエ達
ちゃんとケービしてるのか?
うるせーのん
逆らうとらぶのマザーがヴォーテックスにチクっちゃうぞ!
【通報先一覧を表示します】
マザーの事は勿論知ってるなん?
わかったら早くあっちの方を見てくるのん!
しばらく戻って来なくていーからな

えへへ
どお?
迫力出てた?



「らぶもモヒカンと同じカッコになればいーんだ?」
 モヒカンに、肩パットにトゲトゲにじゃらじゃら。それらを前にラブリー・ラビットクロー(とオフライン非通信端末【ビッグマザー】・f26591)はしょーがねーのん、とひとつ頷く。
「らぶもショーニンのハシクレ、これくらいきっとラクショーなん!」
 いざ、ヒャッハー。
 まずラブリーが手に取ったのは、トゲトゲ。これは肩へ。
 背中もトゲトゲ。このままお尻にトゲトゲ? と思いつつもトゲトゲ装備。
 尻尾みたいでちょっとかわいい? なんて思ってみたり。
 髪はくるくる上げて、わるわる風味を加えていく。
 そしてラブリーはすちゃっと、ドクロのシールを構えた。それをペタペタと張るのはマザーに。
「見た目はこんなとこ?」
 これで見た目の準備はばっちり。あとは迷宮を踏破するだけ。
 歩幅は大きく、肩を揺らして歩く。
 しかしこれだけでは物足りないかもしれない。
 時には無意味にラビットブレスでボッボッ! と炎を出して威嚇。
 警備ロボたちはラブリーを見つければ寄って来る。
「オマエ達、ちゃんとケービしてるのか?」
 ラブリーはピーと警戒音が鳴る前にふふんと声かけた。
「オツカレサマデス! オツカレサマデス!」
「うるせーのん。逆らうとらぶのマザーがヴォーテックスにチクっちゃうぞ!」
【通報先一覧を表示します】とラブリーのマザーが言う。
「マザーの事は勿論知ってるなん?」
 警備ロボたちはマザー、マザーと機械的に発しながらくるくる回って。
「わかったら早くあっちの方を見てくるのん! しばらく戻って来なくていーからな」
「リョーカイ! リョーカイ!」
「ミマワリ、カイシ!」
 警備ロボたちはしゅーっと移動を開始する。
 それをしっかり働けよ! と見送って、マザーへとぱっと、いつもの顔見せるラブリー。
「えへへ、どお? 迫力出てた?」
 こうやって歩くのにも慣れてきたと、ちょっと楽しくもなってくる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

善哉・鼓虎
ついにうちらの世界で戦争やで!と言う事でうちも参戦や!…ゆうてもうち弱々やからなぁ…出来そうな依頼…あったわ!?

おーこのジャラジャラやらトゲトゲのついた革ジャン!めっちゃ見覚えあるわーこう言うの付けとる敵ようさんおるもん。
アレらと同じようにヒャハーしとけばええんやろマシンガンの【乱れ撃ち】でテンションの高さアピール。あとはなんか【パフォーマンス】やおもたら行ける!

ヒャハー!戦争じゃー張り切って行くでー!

アドリブ歓迎



 善哉・鼓虎(ハッピータイガー・f24813)はついに、と紡ぐ。
 ついに――うちらの世界で戦争やで! と。
 と言う事で、うちも参戦や! と鼓虎は意気込んだものの、気づくのだ。
「……ゆうてもうち弱々やからなぁ……」
 真正面から戦う?
 それとも他の――出来そうな依頼……と思って探して。
「……あったわ!?」
 出会ったのが、この件だったのだ。
 ヒャッハーする。それならうちにもできそ!
 ということで。
「おーこのジャラジャラやらトゲトゲのついた革ジャン!」
 めっちゃ見覚えあるわー、と懐かしさを感じつつ。
 こう言うの付けとる敵ようさんおるもん、と思い出す。
 そしてその彼らがどんな生き様だったのか――思い出す。
 これが必要と鼓虎が準備したのはマシンガンだ。
 これを乱れ撃ちしてヒャハーしておけばテンションの高さのアピールになる。
「あとはなんかパフォーマンスやおもたら行ける!」
 準備ばっちり、いざ迷宮へ――その中を巡る警備ロボは鼓虎を見つけてやってくる。
 しかしトゲトゲに肩がざっくり切られた革ジャン。その格好はこの世界のスタンダード。
「ヒャハー! 戦争じゃー張り切って行くでー!」
 テンション高めでマシンガンをがしょんと音立てて構えれば。
「ゴクロウサマデス、ゴクロウサマデス」
 警備ロボは挨拶をしてすすーと通り過ぎていく。
 拍子抜けするほど簡単にクリアしてしまった。
 しかしこの調子なら、迷宮の奥まで向かうのも難しくないはず。
 ヒャッハーテンションそのままに鼓虎は奥へと向かっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
う~む、真面目に検討してみたが、これって普段の格好とかテンションであんまり問題ないのう?
とはいえ! 妾はデキる邪神なので、完璧を目指すぞ!
作戦前にキマフュの皆から募った、いかにもヒャッハーな装備を全身に着用!
火炎放射器っぽい何か(ハリボテ)を担ぎ、メイクもいつもより殺る気マシマシ!

警備ロボと遭遇したら、何こっち見てるんだと、そのたびに睨んで喧嘩を吹っかける勢いよ
もちろん実際バトりはせんがな?
はっはっは、堂々と迷宮内を探索していくぞ!
サーバの場所を探すのは急がんとな、同行者たちとも情報共有はしていこう

サーバを見つけたら、尾の一撃でブチ壊す! 左腕でブン殴る!
動かぬ的など、妾の敵にもならん!



 迷宮の中を常に動き回る警備ロボ。その対処法――それを聞いて御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は唸っていた。
「う~む、真面目に検討してみたが、これって普段の格好とかテンションであんまり問題ないのう?」
 トゲトゲ、いっぱいついておるし~。テンションも高いしのう、とはいえ。
「妾はデキる邪神なので、完璧を目指すぞ!」
 菘に妥協はない。今の姿でもいけそうだが、それ以上を求めて、キマイラフューチャーの皆から募った、いかにもヒャッハーな装備を全身に着用していくのだ。
 火炎放射器っぽい何か(ハリボテ)を肩に担ぎ、メイクもいつもより殺る気マシマシでパワーアップ。
 この格好で侵入者だと判断されるわけが、ない。
 ゆるりと尻を揺らしながら菘は迷宮を進んでいく。右へ左へ――そうしていると警備ロボの行進が正面からやって来た。
 警備ロボはまっすぐ、菘の方へと向かってくる。
 行儀よくならんだ警備ロボの群れ――その目が菘にも向けられていた。
 菘は何こっち見てるんだ、と睨んで喧嘩を吹っ掛ける勢い。
 もしろん、実際バトる気はないのだが――警備ロボはピピーッ! となって。
「ゴクロウサマデス、ゴクロウサマデス」
 敵とはみなさずしゅしゅーと通り抜けて警備を続ける。
 この格好、敵とはみなされぬ様とわかったならば。
「はっはっは、堂々と迷宮内を探索していくぞ!」
 その歩みも大きなものになる。
 さてサーバーはどこにあるのか。見つけたならばと尾を揺らす。
 見つけたなら、尾の一撃でブチ壊す! と尾をぶん!
 左腕でブン殴る! と左腕もぶん!
 準備運動はばっちりだ。
 さて、サーバーとはどのくらいの大きさなのか。
 しかし、動かぬ的など、妾の敵にもならん! と菘は進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天瀬・紅紀
鎖とか鋲打ちレザーとか
僕も昔はヤンチャしてたなぁ
ヒャッハーじゃなくパンクファッションと言えば格好良いんだからね?

そんな訳で
90年代初頭V系バンドマン宜しく髪思い切り逆立ててスプレーで固め
ちょっと髪染めスプレーに、派手メイクとかして
レザーのロングコートにボンテージパンツと
…ああ、形から入ればそうなる気はしたけど

高 ぶ っ て き た
(スイッチ入りました)

ハハッ、御苦労だなポンコツ節穴ロボさんよぉ!
と警備ロボに蹴りで物理挨拶しつつ迷宮駆け抜け
途中の壁に「鯖群破壊参上」と落書きして犯行声明しとく

鯖部屋に着いたら最大火力にてぶっ放す
こんなクソサーバは俺の炎で全部纏めて焼却してやんよ!
派手にぶっ壊れろ!



 じゃらりと音をたてる鎖。それに鋲打ちレザー――それを見つめる天瀬・紅紀(蠍火・f24482)の心に思い起こされるのは過去の事だ。
「僕も昔はヤンチャしてたなぁ」
 でも、ようは見方一つなのだ。
 若いころのヤンチャ、ヒャッハー――ではなくて。
「パンクファッションと言えば格好良いんだからね?」
 そんなわけで、紅紀は少しばかり過去へとさかのぼる。
 90年代初頭V系バンドマンよろしく、髪を思い切り逆立てスプレーで固めていく。
 つんつんのつんつんに。
 そして髪染めスプレーをシューっとして派手メイクを施していく。
 レザーのロングコートの裾をなびかせて、ボンテージパンツで颯爽と歩む。
 一歩ずつ歩幅が大きくなるような気がして、そして紅紀は己の変化を、認めることにした。
「……ああ、形から入ればそうなる気はしたけど」
 こんな格好で素面で居られるわけはなかったのだ。
 高 ぶ っ て き た 。
 何かのスイッチがオンになる――口端上げてたのは獲物を見つけたからだ。
 それは真面目に仕事をしている警備ロボ。
「ハハッ、御苦労だなポンコツ節穴ロボさんよぉ!」
 勢いつけてハイジャンプ。飛び蹴りをかます物理挨拶を紅紀は仕掛け、そのまま駆け抜けていく。
「イタズラ、禁止、イタズラ、禁止」
 その衝撃から立ち直った警備ロボは紅紀を追いかける。
 しかし紅紀がそれをきく事はもちろんなく、警備ロボを躱して迷宮の奥へ。
 その途中で、いい壁だなと書いたのは『鯖群破壊参上』という犯行声明。
 さぁて行くかと楽し気に笑う。
 サーバールームに付いたらどうしてやろうか――迷うことなく最大火力にてぶっ放すだけだ。
「こんなクソサーバは俺の炎で全部纏めて焼却してやんよ!」
 派手にぶっ壊れろ! と、その時がくれば紅紀は楽しくテンション高く、破壊しつくす。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーヴァルディ・カーライル
(…こんな姿、知り合いに見られたら死ぬ。むしろ死にたい…)

UCを発動して「仮面、世界知識、道化師、変装」等の呪詛を付与し、
ヒャッハーな●世界知識からヒャッハーな疑似人格を形成
ヒャッハーな●変装(お任せ)をして疑似人格に●演技をさせるわ

※以下、「仮面の呪詛」によるノリノリな疑似ヒャッハー人格

ヒャッハー!気合い入れていくぞー!
何だよ何だよ、本体さんよぉ!この程度で一々ぶるってんじゃネーゾ!

喉が痛ぇんだよ!普段からもっと腹から声出せよチクショー!

…あん?何ジロジロ見てんだよコラ?私の顔に何かついてんのか?


うちのシマ(ダクセ)よりちょっと文明が進んでいるからってチョーシこいてんじゃねーぞ、コラ!



 それは祈りにも似たような、気持ちだった。
(「……こんな姿、知り合いに見られたら死ぬ。むしろ死にたい……」)
 そう思っても、リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は歩むしかなかった。
 しかし、この、己の心があるままに進むのは難しい。
「……術式換装」
 リーヴァルディは己に、呪詛を付与する。
 それは仮面、世界知識、道化師、変装――ほかにも色々。
 ヒャッハーな世界知識――ヒャッハーな疑似人格をリーヴァルディは形成する。
 そしてヒャッハーな服装――真っ黒、皮ジャンは袖が破れ。ロングスカートも鋲打ちトゲトゲで攻撃的に。そして化粧でアイラインを引いて――今のリーヴァルディはリーヴァルディであってリーヴァルディではないのだ。
「ヒャッハー! 気合い入れていくぞー!」
 リーヴァルディは高らかに声あげて迷宮の中へ。
「何だよ何だよ、本体さんよぉ! この程度で一々ぶるってんじゃネーゾ!」
 いつものリーヴァルディならこんな言葉は絶対に使わないだろう。
 けれど今は、叫んで騒ぎたい気分。
「喉が痛ぇんだよ! 普段からもっと腹から声出せよチクショー!」
 その声に呼ばれたか、警備ロボが列をなしてやってくる。
「……あん? 何ジロジロ見てんだよコラ? 私の顔に何かついてんのか?」
 警備ロボが敵か味方か見定める――それを斜め下見下ろすように、鋭い眼力向けるリーヴァルディ。
「うちのシマよりちょっと文明が進んでいるからってチョーシこいてんじゃねーぞ、コラ!」
 ダークセイヴァーより進んでいる世界。心の中で思っていた言葉が零れていく。
 警備ロボはその勢いに、オツカレサマデス、ゴクロウサマデスとそそくさと離れていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルーシー・ブルーベル
【月光】
ひゃっはー、な格好をすればいいのね?
…ひゃっはーって?

わあ、ゆぇパパかっこいい!お似合いだわ!
何時もと雰囲気が違うせいか、よりしっくり来てるような?

ええと、ルーシーも…
たくさん肩パット(何のためにあるの??)を重ねてみたり
トゲトゲいっぱいの服(転んだら痛そう…)な服を着て見たり
ふふーん、どうどう?パパ!
ルーシーも悪い人に見える?
くるり回って見せるけれど…あれ?ため息してる

パパから渡された服を着て
はーい
髪を整えて結ってもらって
口紅なんてほぼ事ないのに、黒!
少しドキドキ

あ、うん
水色兎のヌイグルミ、ララもぐるぐる巻きに
えへ、ありがとう
似合う?

普通に…
手は、つないでもいい?
悪々親子のお通りね!


朧・ユェー
【月光】

髪をかきあげオールバックに
ベルト付きの皮ズボン、革ジャン髑髏の装飾をじゃらじゃらと
顔に傷の様な化粧をし
元々悪人ヅラな自分は普段と変わらなくとも大丈夫だろう

小さな者の姿を見下ろす
この娘なりの悪人の格好らしいが…
はぁと一つ溜息をつく

こいと手招きし
これを着ろとゴスロリドレスを渡し
……動くなよ
真っ黒なリボン、髑髏の飾り
トゲトゲなども変な感じにせずに
黒いネイルや黒口紅を塗って

そいつもかせ
両手に持つぬいぐるみをぐるぐると包帯で巻いて
持ってろ
まぁこんなもんだろ

無言で近づく手を握る
無表情で普通にしてろよと
そのままゆっくりとロボの方へ

如何にも血を啜る様なダーク親子風を装って



 ヒャッハー、というものとルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)は縁遠い物だと思われる。
 だから初めて出会う、その言葉。
「ひゃっはー、な格好をすればいいのね? ……ひゃっはーって?」
 ルーシーは首を傾げて、朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)を見上げた。
 ちょっとだけお話は聞いて、いろんなものを貰ったけれど、よくわからない。でもパパなら、わかるはずと見上げたのだ。
 ユェーはざっと髪をかきあげオールバックに。
 ベルト付きの革ズボン、革ジャンに髑髏の装飾をじゃらじゃらと――そして顔には、傷のような化粧を施して、ルーシーを見下ろしている。
 いつものゆぇパパとは違う。けれど、ルーシーはぱちりと瞬いて。
「わあ、ゆぇパパかっこいい! お似合いだわ!」
 何時もと雰囲気が違うせいか、よりしっくり来てるような? と、ルーシーは首傾げる。
 そしてルーシーも、ルーシーなりにその服装をこの場に馴染むように準備してきた。
「ええと、ルーシーも……」
 たくさん肩パットを重ねていかつく――何のためにあるの?? と首傾げてしまう。必要性がまずわからない。
 トゲトゲいっぱいの服――転んだら痛そう……と思いながらちょっとスカートを持ち上げる。トゲトゲがビーズだったら可愛かったかもしれない。
 でも今日は、悪い格好をするのだから、此れであって居る筈。
「ふふーん、どうどう? パパ! ルーシーも悪い人に見える?」
 くるりと回って見せる――それを見つめるユェーは微かに眉を寄せた。これは、この娘なりの悪人の格好らしいが……と、はぁと一つ溜息。
 その吐息の音に、あれ? 溜息してるとルーシーは思う。
 ユェーはルーシーへ、こいと手招きひとつ。
 すると、これを着ろとユェーはゴスロリドレスをルーシーへと渡した。
「はーい」
 これを着ればいいのね、と纏ったそれは、肩パットよりもトゲトゲスカートよりもルーシーに馴染む。
 ゴスロリドレスは、悪いお嬢さんにもなれる服装だ。
「……動くなよ」
 そして真っ黒なリボン、髑髏の飾り。トゲトゲも、多少はと変な感じにせずアクセ替わりにとユェーはつけていく。。
 そして黒いネイルに、黒口紅を今日は添える。
 ルーシーは髪を整えて結ってもらって、口紅なんてほぼする事ないのに――黒!
 そっと唇に乗せられるそれにルーシーは少しドキドキ。
 そしてぎゅう、と水色兎のヌイグルミ、ララを抱きしめていた。
 そのララも何時もの姿。それでは、この格好にそぐわないと気づいて、ユェーはそいつもかせと手を伸ばす。
「あ、うん」
 ユェーに渡したララは包帯でぐるぐる巻きに。可愛いヌイグルミは、今日はちょっと怖い雰囲気に。
「持ってろ。まぁこんなもんだろ」
「えへ、ありがとう。似合う?」
 その問いかけにユェーは返事をしない。無表情で普通にしてろよ、と最低限だ。
「普通に……」
 手は、つないでもいい? とそうっと手をのばせば、無言でユェーも握り返す。
 きゅっと、繋がったその手の感覚は、服装や様子が違っても――いつもと同じもの。
 そのままゆっくりと、警備ロボのいる方へ。
 悪々親子のお通りね! と笑ったのも僅かの間。無表情、無表情とルーシーもこの場に合わせていく。
 如何にも血を啜る様なダーク親子風を装っていれば、二人の前を警備ロボがオツカレサマデスと言いながら通り過ぎていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ニルズヘッグ・ニヴルヘイム
匡/f01612と

ヒャッハー!破壊だー!
こういうのはノリに乗った奴が勝つんだぜ!もうちょっとゴテゴテにしても良いくらいだ!!あの……でことら……くらい!!
肩パッドにボロボロのコート着て、鎖ジャラジャラにして……あっタトゥーの面積増やしとこ
へー、匡って前髪上げると格好良い感じになるのな

えっ?
ヒャッハーっていうのは……こう……アレだよ
鎖鎌とか振り回したり……世紀末な……
無法……無法地帯?っぽい奴だよ
分かんなかったら歩幅広くして歩くだけでも良いんじゃね?分かんねえけど
こう(ヤンキーみたいな歩き方で進む)

データサーバーだっけ?匡が見つけてくれたら【氷霜】でぶっ壊しちまおう
……思ったより動きにくい……


鳴宮・匡
◆ニル(f01811)と

郷に入っては郷に従え……ちょっと違うな
ともあれ、必要なのはわかったけど
ニル、ちょっとさすがに派手すぎない??
あっいや俺はもうこの肩のトゲトゲと腰からいっぱい下がってる鎖だけで十分だから
念のため前髪も上げとくか……

で、ニル、ヒャッハーするってどんな感じ?
あー……俺の知ってる無法地帯は四六時中銃声が鳴ってたけど
銃ぶっぱなしちゃまずいだろさすがに
……こう、いかにも悪そうな感じで歩けばいいか

【無貌の輩】を走らせて周辺の索敵と地形の把握をしつつ
自前の目と耳もあるから、反響音で位置を推定する
それっぽく振舞いつつ歩くのも忘れない
……柄でもないけど、仕事上必要ならきっちりやるさ



「ヒャッハー! 破壊だー!」
 と、高らかにご機嫌に。そんなニルズヘッグ・ニヴルヘイム(伐竜・f01811)の隣で鳴宮・匡(凪の海・f01612)は静かに瞳を伏せていた。
「郷に入っては郷に従え……ちょっと違うな」
 ともあれ、必要なのはわかったけど、と匡はニルズヘッグの姿を、上から下へ、そして下からまた上へと視線で撫でる。
「ニル、ちょっとさすがに派手すぎない??」
「こういうのはノリに乗った奴が勝つんだぜ!」
 もうちょっとゴテゴテにしても良いくらいだ!! とニルズヘッグは己の姿について、再びチェックを始める。
 そう、目指すのは――
「あの……でことら……くらい!!」
 肩パッド(もりもり)にボロボロのコート着て(お洒落にズタボロ)、鎖ジャラジャラ(音がするだけで楽しい)。
「……あっタトゥーの面積増やしとこ」
 と、ニルズヘッグはぱっと顔をあげて。
「匡は?」
 それで、いいのか? もっと肩もとげとげもいっぱいつけたほうが、という視線に匡は首をふる。
「あっいや俺はもうこの肩のトゲトゲと腰からいっぱい下がってる鎖だけで十分だから。念のため前髪も上げとくか……」
 と、匡が前髪上げる様をじぃとニルズヘッグは見つめて。
「へー、匡って前髪上げると格好良い感じになるのな」
「で、ニル、ヒャッハーするってどんな感じ?」
「えっ? ヒャッハーっていうのは……こう……アレだよ」
 鎖鎌とか振り回したり……世紀末な……、とニルズヘッグは己のイメージするヒャッハーを伝えていく。
「無法……無法地帯? っぽい奴だよ」
「あー……俺の知ってる無法地帯は四六時中銃声が鳴ってたけど」
 銃ぶっぱなしちゃまずいだろさすがに、と匡は己の獲物に手を添える。
 さすがにこれを手に迷宮ではしゃげば、警備ロボの御用になる気がする。
「分かんなかったら歩幅広くして歩くだけでも良いんじゃね? 分かんねえけど。こう」
 ニルズヘッグは見本というようにヤンキーのように歩幅大きく、肩揺らして歩いて見せる。
「……こう、いかにも悪そうな感じで歩けばいいか」
 ニルズヘッグの歩き方を見て、匡も大雑把に、匡の思う悪そうな感じで歩む。
 そして迷宮を何の当てもなく歩くのも、と匡は仕事してくれよな? と人形大の影を送り出す。
 迷宮にさーっと広がっていくその影たちが探すのはデーターサーバーだ。
 そして警備ロボは、影にはどうやら反応しない様子。
 匡は自前の目と耳でも、反響音で位置を推定していく。
 ニルズヘッグは悪さましましの雰囲気で歩みを進め、匡もその横に。
(「……柄でもないけど、仕事上必要ならきっちりやるさ」)
 なんだか少し、いたたまれない気持ちもありつつ、進んでいると前方から警備ロボが列をつくってやってくる。
 警備ロボは二人を観察して――ゴクロウサマデスと声をかけて素通りしていく。
 そんな遭遇を数度繰り返したのちに、データサーバーの元へと辿り着く。
 データサーバーは大きな箱の様で、いくつかが連なっていた。
「さて、ぶっ壊しちまおう」
 匡がデータサーバーを見つけたなら、壊すのはニルズヘッグの仕事。
 冷気を凝縮し、無数の氷柱を生み出して――それも今日は、なんだかトゲトゲしている気もしつつ、サーバーへと落ちる。
「……思ったより動きにくい……」
 突き刺さる氷柱を見つつ、ニルズヘッグは一番動きにくい原因であろう肩パットを取り払った。
 派手な音と共にサーバーは破壊されそして電気がばちばちと飛び回り爆発を引き起こしていく。それと同時に警備ロボも次々と動きを止めて、やがて迷宮は静かなものとなる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月07日


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


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