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駆け抜けるんだ! ピザがある限り!

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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「ピザって旨いよな。私は思いっきりタバスコを掛けてえ」
 そのように切り出したタハニ・クルツリンガー(乱暴者は乱舞する・f03635)によると、今回の迷宮は、どうやら『ピザを持って行く』必要があるらしい。
「誰かが、迷宮でピザを待っているらしいな」
 大部屋からたくさんの小部屋に繋がる形の迷宮だが、その小部屋のどれか1部屋に、ピザを待っている何者かがいる模様。
 その部屋にピザを持って行くことで、この迷宮を突破する手掛かりが得られるようになるのだという。
「ちなみにピザはどんなものでも良いみたいだな」
 美味しそうなピザでさえあれば、具材や味付け、大きさは問わないようである。
 ピザを楽しむためのジュースやフライドポテトなんかがあっても良いかもしれない、とタハニ。

「正解の小部屋にはピザを待つ誰かがいるみたいだが、不正解の小部屋は空っぽってわけじゃないぜ」
 不正解の部屋のドアを開ければタバスコが降り注ぎ、あるいは溶けたチーズが足を滑らせ、アツアツのピザ釜が待ち受けていることもあるだろう。
 そうしたトラブルに負けてピザがぐちゃぐちゃになってしまえば台無しになる。なるべく綺麗な状態でピザを運びたいものだ。
「早く・丁寧に・気をつけて、ピザを届けなきゃいけねえってことだ」

 ピザを届けた後は、迷宮を探索し、『安寧』のフィロソフィアを撃破することになる。
「ピザの準備はしたから、好きなの持ってけよ!」
 探索中のどっかのタイミングで食べれるだろうから、とタハニは焼きたてピザを箱にしまうのだった。


遠藤にんし
今回はアルダワ魔法学園です

第一章でピザを運びます
第二章はピザを運んだ結果により変動します(戦闘ではありません)
第三章は『安寧』のフィロソフィアとの戦闘です

皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております
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第1章 冒険 『ごはんを届けて欲しいのです。』

POW   :    気合いで部屋を探します

SPD   :    注意深く部屋を探します

WIZ   :    事前に迷宮の情報を得てアタリをつけていきます

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

雨霧・結
【サイハテ】の仲間と[POW]

ピザ美味しいけど、何でピザ?
もー!迷宮までデリバリー高くつきますよっ!
匂いでお腹すく!ばかぁ!

私はマルゲリータ派!シーフードもいいわね!
箱上部激突崩れ防止に、ピザ上部にラップ
箱も空間の無いぴったりサイズにして…これで多少乱雑でも安心ね
あと濡れ対策に箱にビニール巻いて…蒸れないよう横に空気穴あけとく
皆のも同じようにピザ安全装備したげる!

後はピザを…守って急げ!
アツアツ窯、溶けたチーズは『薄紅六花』で歩くとこを凍らせ冷やし安全進行
歩くとこが無いなら【属性攻撃】氷で足場作っちゃお!
メープルが歩ける位丈夫にしとく!
タバスコは【第六感】【野生の勘】【地形の利用】で察知し回避


アイン・ローレンス
【サイハテ】と【POW】

とろとろのチーズにもちもちの生地…たまりませんよね。
迷宮にいても食べたくなるピザ、恐ろしい魔力です。
アツアツの美味しい状態を食べて貰えるよう頑張りましょう!

「友の現身」でメープル(ツキノワグマ)に後ろに立ってて貰います。
マルゲリータ美味しいですよね、私も好きです!
折角なので結くんとは違う種類…シーフードにしましょうか。
サイドメニューのポテトなんかはリュックに入れてメープルに背負って貰いましょう。んー可愛い!

…本当に焼きたての香りにお腹が空いてきます…
一番のトラップはこのピザでは?
私の【第六感】が告げています…この部屋はからいと!
【全力、属性、範囲】で天井を凍らせる



「とろとろのチーズにもちもちの生地……たまりませんよね」
「ピザ美味しいけど、何でピザ?」
 夢想するアイン・ローレンス(気の向くままに・f01107)、不思議そうな雨霧・結(雪の足音・f06365)。
「もー! 迷宮までデリバリー高くつきますよっ! 匂いでお腹すく! ばかぁ!」
「……本当に焼きたての香りにお腹が空いてきます……」
 結の持つ箱にはマルゲリータ、アインの箱にはシーフード。
 箱越しでも熱々な温度と、箱の隙間から漂うチーズの香り。
 この香りこそが第一のトラップではと思えるほどに、香りは食欲を掻き立てる。
「マルゲリータ美味しいですよね、私も好きです!」
「シーフードもいいわね!」
 言い合う二人の後ろにはツキノワグマのメープル。メープルはアインらの後ろに立って背中を守り、ついでにリュックサックにポテトを入れている。
 ともあれ、と扉たちを見上げるアインはしばらく悩んでいたが、ひとつの扉の前に立って。
「私の第六感が告げています……この部屋はからいと!」
 思い切りドアを開けるアイン――案の定降り注ぐタバスコ!
 天井から注ぐタバスコに向けてアインは全力の氷魔法。たちまちタバスコはつららになったので、結は走り出す。
「ピザを……守って急げ!」
 走ればピザ箱は大きく揺れる。
 しかし結はピザを覆うようにラップを掛け、箱の中で動かないよう箱もジャストサイズ。
 濡れ防止にビニールを巻いて、それでいて蒸れ防止のためサイドには空気穴……結とアインはピザの守りを盤石にすることで、強行突破してもピザが崩れることがないようにしているのだ。
 溶けたチーズの床の存在を認める結は空気中の水を冷凍圧縮、バールのようなものをチーズに叩きつけることで瞬時に凍らせる。
「これでメープルも歩けるはず!」
 幅も十分に確保して、リュックサックを背負うメープルの歩行も危なげない。
「次は……またからい部屋です!」
 第六感を駆使して、二人は迷宮を駆け抜ける。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

コエル・フーチ
さて、今回の仕事は…………ピザの配達ね、ああうん了解
まあ思うところがないわけじゃないが……やるからには全力で、だ
仕事だからな

早くしないとピザ🍕が冷める、事前に情報を集めて
なるべく早く届けよう、急がば回れってやつだな【情報収集】
なるほど、不正解だとそういう部屋になるわけだ
……不正解の部屋を使えば、迷宮内でピザが焼けそうじゃないか?

情報が集まったら【念動力】でピザをぷかぷか浮かして運んでいく
集めた情報と、あとは最終手段【第六感】で正解の部屋を探そう
まいど、ピザフェアリーだ、ピザをお届けに来たぞ。
(スモークサーモンのピザ)


マルコ・ディロク
SPD判定

探索(追跡2、情報収集5、)
バイクをマップサーチモードに変形
ドローンとタブレットでマッピングしながらお届け先を探す

「宇宙ターミナルマンションに比べりゃ、なんてこともないさ。
このぐらいでお客様を待たせるわけにはいかねぇぜ!」


罠対策(罠使い1、騎乗5、操縦3)
バイク後部のピザの保温ボックスを揺らさないようにしながら
バイクのアクロバット走行で罠を回避していく

「昔やんちゃしてた頃、スペースデブリ帯でダートレースの覇者
と呼ばれた実力を見せてやる!」

「待ってろよ、どんな場所にだってうちのピザを届けてやるぜ!」


リリィ・アークレイズ
【POW】初めて来たってのに
こんなトコ(アルダワ魔法学園)に来てまでピザの配達かよ…
しかも存外ハードル高ェし、しかもピザ待ってるヤツって誰だよ
こんなとこで腹空かしてんじゃねェよ
…まァ、仕事はキチッとやるさ
しかもピザ食えるってんなら文句も無ェよ

じゃ持ってくピザはマルゲリータとエビマヨ、
テリヤキとペパロニのクォーターのやつ。豪華だろ?
あとコーラ。瓶のやつな
タバスコ降ってくるとか、チーズで足滑らすとかバラエティだな
躱す以外あんのかよ(スライディング)
邪魔な釜の壁は殴り飛ばす。それで良いだろ?

「食べ物粗末にすんな!」
「うッぜェ!こちとら急いでんだよ!」
「ご注文の品お待たせしましたァ…っと。なんつって」


上垣・重
まずは【情報収集】で事前に迷宮の事を調査しておきましょう。ターゲットは食欲旺盛な男子学生辺りに聞き込みしてみましょう。

僕のピザは変わり種でカスタードをたっぷりに果物を散りばめて、チョコレートソースをかけたデザートピザを箱に詰めて届けに行きます。もし気に入られなければ僕が責任持って食べます、食べますので。
ではUC【見えざる電脳の使い魔】と一緒に迷宮探索です。部屋の扉等を開ける際は僕は少し離れた位置に、使い魔に扉などを開けて部屋の中に入って貰って…やや慎重ですけど、食べ物を無駄にするわけには行きませんからね。それに冷めても、いえ冷やしても美味しいピザなので時間を多少掛けても大丈夫と信じて行きます。



「さて、今回の仕事は…………ピザの配達ね、ああうん了解」
 コエル・フーチ(指先の熱・f08889)としては今回の仕事に思うところがないわけではないが、仕事だというのなら全力で取り掛かるのみ。
「こんなトコに来てまでピザの配達かよ……」
 初めてアルダワ魔法学園に来たってのに、とリリィ・アークレイズ(SCARLET・f00397)は溜息をつく。
「しかも存外ハードル高ェし、しかもピザ待ってるヤツって誰だよ。こんなとこで腹空かしてんじゃねェよ」
 文句は絶えないが、仕事はキチッと果たすべきだろう。
 いずれピザも食べられるとグリモア猟兵が言っていた。それなら文句もないので、リリィは豪華なクォーターピザと瓶コーラを手に迷宮へ踏み入る。
「バラエティだな」
 スライディングでタバスコの雨をくぐり抜けるリリィの横、マルコ・ディロク(銀河最速の宅配ピザドライバー・f10295)は宅配用宇宙バイク「ジャイロ」号にまたがって駆け抜ける。
「宇宙ターミナルマンションに比べりゃ、なんてこともないさ。このぐらいでお客様を待たせるわけにはいかねぇぜ!」
 平素からピザの宅配をしているマルコにとってすれば、バイク後部のピザの保温ボックスを揺らさないようにしながらもアクロバット走行をするくらいはお手の物。
 地図がなくともバイクはマップサーチモード+ドローン+タブレットでマッピングは完璧。
 先行するマルコから情報を受け取る形で、コエルや上垣・重(虚飾の魔人・f00260)はスムーズに歩みを進めることができる。
「なるほど、そういう部屋があるわけだ」
 急がば回れと情報を集めたコエルはうなずいて、煙草を一本。
「……不正解の部屋を使えば、迷宮内でピザが焼けそうじゃないか?」
 むしろそれが正解では、という気持ちになるコエルである。
「それにしても、気になる話ですね」
 重がそう呟いたのは、事前に学園内で得た情報とこの迷宮の情報が少し異なるようだったから。
 食欲旺盛な男子学生を中心に聞き取りをしたのだが、彼らは『ピザを運ばなくては入れない迷宮』というものの存在は知らなかったのだ。
『あの迷宮はむしろ女子の方が詳しい』と言っていたのも気になる――ピザを求めているのは、一体何者なのだろうか?
 結局ピザを求めるものの存在は分からなかったが、ともあれ向かわなくてはならない。
 猟兵たちが一様にチーズの香ばしさを漂わせる中、重は変わり種のデザートピザ。
 たっぷりのカスタードを塗りこめた上には果物を散りばめ、仕上げにはチョコレートソース。
 デザートピザを準備した重は扉から距離を取り、召喚した電脳の使い魔へ扉を開けさせる。
 罠の正体を把握してから扉に近づく重……慎重に歩みを進めるお陰で、デザートピザが崩れる心配はない。
 代わりに懸念されるのはピザが冷めてしまうことだが、デザートピザであればそもそも冷めても美味しく食べることが出来るので問題はないのだ。
 慎重に歩みを進める重に対し、リリィは幾度目かのスライディングを決めて地面に落ちるタバスコを見やり。
「うッぜェ! こちとら急いでんだよ! 食べ物粗末にすんな!」
 釜の壁を殴り飛ばして突撃するリリィ。
 マルコはチーズにタイヤを取られそうになるところを滑らかな操作で軌道修正、スリップ事故を起こすことなく迷宮を突き進む。
「待ってろよ、どんな場所にだってうちのピザを届けてやるぜ!」
 コエルは念動力でピザを浮かせることで、そもそも転倒などによってバランスが崩れることのないように取り計らう。
 集めた情報、そして第六感をもとにしてコエルはひとつの扉に手をかける――。

「まいど、ピザフェアリーだ、ピザをお届けに来たぞ」
 スモークサーモンのピザを掲げるコエル。
「ご注文の品お待たせしましたァ……っと。なんつって」
 ニヤリと笑うリリィ。
 マルコと重も続けて到着した、その部屋こそが『正解』。
 そこにいたのは――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『暇を持て余す精霊達と遊ぼう』

POW   :    身体を使って挑戦。<楽器演奏>や<歌唱>など、場を和ませて楽しんでもらおうか。

SPD   :    技術を使って挑戦。<料理>や<パフォーマンス>など、技術を使ってご機嫌を取ってみようか。

WIZ   :    知恵を使って挑戦。<世界知識>や<優しさ>など、感性や知恵で満足させてみようか。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――そこにいたのは、精霊たち。
「あら、それが『ピザ』なのね?」
 嬉しそうな表情の精霊たちの前には紅茶にスコーン、甘いお菓子がずらり。
 しかし精霊たちはそのお菓子と紅茶には目もくれず、猟兵たちの運んできたピザをじっと見つめる。
「私達はここでお茶会をしていたのよ。でも、甘いお菓子に飽きてしまって……」
「だから、ピザを頼んだのよ。余興は楽しんでいただけて?」
 あの罠は、彼女たちにとっては『余興』だった模様。

「それにしても……」
 精霊たちの視線が、ピザへ注がれる。

 出来立ての熱を保ったマルゲリータとシーフード。
 美しい形とまだまだ温かいスモークサーモン。
 バイクに乗せたピザは熱々で形も綺麗で、
 マルゲリータ・エビマヨ・テリヤキ・ペパロニは少々崩れはしたものの添えられた瓶のコーラが嬉しいもの。
 デザートピザはぬるくなってはいるが、溶けたチョコレートソースが美味しそう。

「実は私達、ピザって初めてなの」
「どうやって食べればいいのか、教えてくださる?」
「一緒に食べて、教えてくださる?」
 どうやら、精霊たちを満足させないことには、この迷宮の先には進めないようだ……。
マルコ・ディロク
SPD判定

スキル
料理26、パフォーマンス4、武器改造1、メカニック1

「それじゃあちょっと待ってな
俺がアツアツ出来立てピザの実演ショーを見せてやる」

バイクをクッキングモードに
保温ボックスの設定を変更して即席のオーブンに改造
ピザ生地を手の上で回して伸ばすパフォーマンスつきで
ピザを焼き上げ提供する

「さあ、こいつが俺のアルダワ迷宮ピザだ!
深皿に乗せた生地に何層にも及ぶ具材とソースが織りなすハーモニー
まさにこの迷宮にふさわしい逸品だぜ(ウィンク)」

解説
ディープディッシュピザやシカゴピザと呼ばれるスタイルのピザ
カットした時のその厚みはまさに圧巻


コエル・フーチ
精霊もピザ食べるんだな……ちょっとイメージ変わりそうだ
まったく、誰が精霊にピザなんて教えたんだか
まあ、せっかく届けたんだ、どうせならおいしく食べて欲しいな

レプリカクラフトで、取り皿やコップ、ピザカッターなど食器類を作る

ピザの食べ方か、改めて教えるとなると困るな
まあ、好きに食べたらいいと思うぞ? 肩肘張った料理じゃないからな
手掴みでも、ナイフやフォークを使って食べてくれ
(念動力でナイフを操ってフェアリーサイズにしたものを、念動力で食べながら)
ちなみに、私は手が汚れるのが嫌だからこんな食べ方だ
いざって時に油で手が滑るといけないからな

しまった……ビールも運んで来ればよかった、失敗したな。


上垣・重
これはお茶会をしていた精霊さん達からのオーダーでしたか…甘い物と甘い物で被ってしまいましたし、さてどうしましょうか…。

とりあえず僕は雰囲気作りをしてみましょう。電脳モノクルを少し操作して、電脳空間としてダイナー風レストラン的なものをお茶会の会場一部に【迷彩】として貼り付けて展開します。
あとは雰囲気に合いそうな音楽をかけて簡単ですがこれで簡単ですが完了で。

あと僕が持ってきたデザートピザはまず大まかに三つにカット。
一つはそのままに、あと二つは【属性攻撃】を少し応用して、火属性で温め直した物と氷属性でキンキンに冷やした三種類のピザを提供して、お得感を見せようと思います。


リリィ・アークレイズ
【POW】
なんだよ、頼んだくせにピザ知らねェのかよ
…良いぜ、教えてやる
この味知ったら戻れねェけどな!
ちょっと席借りるぜ

ほら、チーズ伸びて熱いから気をつけて喰えよ
あのな、ピザってのはあっつあつのまま喰うのが一番美味いんだぜ
もっちもちのピザ生地にチーズと具材が良い感じだろ?
オレの持ってたヤツは豪華だぜ!
全部喰ってみろって、全部美味ェからよ!

マルゲリータはトマトとチーズの相性が抜群
エビマヨはぷりっぷりの海老にマヨの酸味が合うだろ?
テリヤキは甘辛いソースが食欲そそるぜ
ペパロニの味はピザの為にあるようなもんだよな
おっと、コーラも持ってきてやったんだぜ?
忘れずに飲んでくれよ

お、菓子あんじゃん。これ貰うぜ



「なんだよ、頼んだくせにピザ知らねェのかよ」
 仕方ねェな、とリリィはクォーターピザをテーブルに乗せる。
「この味知ったら戻れねェけどな!」
 こぼれそうなほどたっぷりの具材を乗せたピザを切り分ければ、とろりとチーズが伸びる。
「熱いから気をつけて喰えよ」
「熱いの? じゃあ、冷めるまで待った方が良いのではなくて?」
「あのな、ピザってのはあっつあつのまま喰うのが一番美味いんだぜ。もっちもちのピザ生地にチーズと具材が良い感じだろ?」
 こぼれんばかりに満載の海老はぷりっぷりで、マヨの酸味のお陰でくどくない。
「全部喰ってみろって、全部美味ェからよ!」
 マルゲリータはトマトとチーズの相性が抜群。伸びるチーズは見た目も面白く、ミルク感の強い風味が心地よい。
「テリヤキは甘辛いソースが食欲そそるぜ」
 たっぷりの肉の上にかかったソースは濃厚なのに止まらない味で、ペパロニはもうピザのための味としか言えないほどにマッチしている。
「おっと、コーラも持ってきてやったんだぜ? 忘れずに飲んでくれよ」
 リリィが栓を抜くとコーラの炭酸が弾ける。
「しまった……ビールも運んで来ればよかった、失敗したな」
 そんな様子を見てコエルは呟いてから、リリィの切ったピザを取り皿に分けていく。
 レプリカクラフトで作り上げたコップとピザカッターもあるのでピザパーティの準備は万全。準備を整えてから、さて、とコエルは考える。
「ピザの食べ方か、改めて教えるとなると困るな」
 精霊もピザを食べるというのはイメージとは違うが、せっかく届けたのだからおいしく食べてほしいところだ。
「好きに食べたらいいと思うぞ? 肩肘張った料理じゃないからな。手掴みでも、ナイフやフォークを使って食べてくれ」
 言いつつコエルは念動力でナイフを操り、フェアリーサイズにピザをカット。
 念動力を駆使して食べれば手は汚れないが、この食べ方にこだわる必要はないのだとコエルは言う。
「いざって時に油で手が滑るといけないからな」
「だが、この油っぽさもピザの良い所だ!」
 マルコは言って、クォーターピザやスモークサーモンピザを口に運ぶ精霊たちへ少し待っていてもらうように告げる。
「俺がアツアツ出来立てピザの実演ショーを見せてやる」
 クッキングモードに変えた宅配用宇宙バイク「ジャイロ」号の保温ボックスの設定を変更すれば即席オーブンにもなる。
 ピザ生地はマルコの手の上でくるくる回って伸び、ボックス内でふっくら焼き上げられる――湯気立てるピザをマルコは精霊たちにお披露目。
「さあ、こいつが俺のアルダワ迷宮ピザだ! 深皿に乗せた生地に何層にも及ぶ具材とソースが織りなすハーモニー、まさにこの迷宮にふさわしい逸品だぜ」
 ウインクと共に解説し、ディープディッシュピザ、あるいはシカゴピザと呼ばれるスタイルのピザを切り分けるマルコ。
「すっごく分厚いのね!」
 カットした断面、その厚みは圧巻で歓声を上げる精霊。
 そんな中、重は持ってきたデザートピザを見て。
「甘い物と甘い物で被ってしまいましたし、さてどうしましょうか……」
 重は電脳モノクルに触れ、電脳空間としてダイナー風レストランの迷彩を辺りへ貼りつけ、それらしい音楽をかけることで雰囲気を作る。
「素敵な音楽ね、ピザがますます美味しくなっちゃう!」
「それは良かったです。あとは……」
 嬉しそうな精霊の言葉を受けながら、重は持ってきたピザを大まかに3つにカットしそれぞれ皿に取り分ける。
 屑鉄の魔導書の溝に電子の輝きが満ちたかと思えば、二皿のピザに属性魔法が付与される――ひとつには火属性、もうひとつには氷属性。
「わ、素敵。同じお味で、温度が違うのね?」
「そうです。こうするとなんだかお得ですよね」
 温かいピザ、常温のピザ、キンキンに冷やしたピザ。
 どんな温度でも美味しく食べられるところは、デザートピザの特権といっても良いだろう。
「お、こっちにも菓子あんじゃん。これ貰うぜ」
 精霊たちの残したクッキーをつまんでいたリリィは、重のデザートピザにも一切れ手を伸ばす。
 ピザを食べながら、精霊たちとのんびりとお喋りを楽しむのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

雨霧・結
【サイハテ】[POW]
ふふっ、アインさんすごく頼もしかったわ…ありがとね!
ピザデリバリーおまちどーさまー……わぁっ可愛らしい精霊さん!?

…そう!トラップの溶けたチーズが美味しそうで、つまみ食いすれば良かったわ
ピザは熱いうちに食べなきゃ!【コミュ力】駆使し丁寧に説明
8等分に切り分け、除菌シートとかで手を拭いてから手掴みで豪快にがぶっと食べるの!
みょーんと伸びるチーズを落とさないよう気を付つけてね?
お望みなら見本見せたげる!(食べたい
精霊さんが食べやすいように小さく切ってあげますよっ

ようしそれなら、アインさんの素敵な演奏にあわせて踊りましょうか!
元気よくアクロバティックにコサックダンス踊りまーす


アイン・ローレンス
【サイハテ】【POW】

ふー、なんとかたどり着きましたね
こんにちはーピザお届けに参りま……
ゆゆゆ結くん見て下さい!精霊たちです!
わー可愛い…綺麗…見とれてしまいます

余興?はい。溶けたチーズの香りがたまりませんでした!
ふふ、時間との勝負でしたからね
ここで一緒にご馳走になりましょ?
ピザはアツアツのうちに食べるのが良いですが火傷にはお気を付け下さいね?
あとポテトも美味しいですよ
私も見本を
それと大人数で食べるのが醍醐味です!まるでパーティー!

余興のお返しに私も【楽器演奏】を披露しましょうか
メープルと「友の聲」でオカリナの二重奏
より楽しめるようアップテンポの曲で盛り上げますよー!
まあ結くんの踊り素敵です!



「ふー、なんとかたどり着きましたね」
「ふふっ、アインさんすごく頼もしかったわ……ありがとね!」
 アインと結は言い合いながらドアを開ける。
「ピザデリバリーおまちどーさまー……わぁっ可愛らしい精霊さん!?」
「こんにちはーピザお届けに参りま……ゆゆゆ結くん見て下さい! 精霊たちです!」
 キラキラと輝きを纏う精霊たちに、アンティーク調のティーセット。
 その可愛らしく綺麗な様子にアインは見惚れてしまう。
「あらあら、おふたりとも綺麗な銀色の髪の毛ね。余興は楽しんでいただけて?」
「……そう!トラップの溶けたチーズが美味しそうで、つまみ食いすれば良かったわ」
「余興? はい。溶けたチーズの香りがたまりませんでした!」
 時間のことさえなければつまみ喰いしたいくらい美味しそうだったチーズのことを思い出していると、お腹が空いてきてしまう。
 まだ熱を保っているピザの箱を開けて、ラップを除いて、丁寧に八等分。
 除菌シートで手を拭けば準備は万全。お手本と言って早速二人はピザに手を伸ばす。
「ピザはアツアツのうちに食べるのが良いですが火傷にはお気を付け下さいね?」
「手掴みで豪快にがぶっと食べるの! みょーんと伸びるチーズを落とさないよう気を付けてね?」
 結の手に取った熱々のピザからは幾筋ものチーズが伸び、結はチーズや具材を取りこぼさないように注意しつつピザを口へ運ぶ。
「あとポテトも美味しいですよ」
 アインもポテトとピザに手を伸ばしながら精霊たちにピザを勧めると、結が精霊たちのために切り分けたピザへと精霊たちは手を伸ばす。
 こうして大勢で囲んで食べるのもピザの醍醐味。
 まるでパーティーみたいに賑やかな中で結とアインは顔を見合わせて笑い合い、ピザを食べ進める。

「余興のお返しに私も披露しましょうか」
 アインはメープルを伴って、アップテンポなオカリナ二重奏を奏でる。
「ようしそれなら、アインさんの素敵な演奏にあわせて踊りましょうか!」
 結は立ち上がると、元気にコサックダンスを踊りだした。
 結がアクロバティックな動きを見せつけるたびに精霊たちは歓声を上げ、アインはダンスを盛り立てるかのようにメープルと共に旋律を奏でる。
 賑やかなオカリナと、楽しげなダンス。
 ピザを囲んでの楽しいひと時が流れていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『安寧』のフィロソフィア』

POW   :    錬金メイドフィロソフィア
自身の【メイドとしての矜持】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    ソフィはメイドとして必要なことはなんでもできます
対象のユーベルコードを防御すると、それを【劣化版"賢者の石"に記録し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    ソフぃさんのお掃除タイム
いま戦っている対象に有効な【呪いが付与された弾丸を撃てる銃】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は錬金天使・サバティエルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ごちそうさま。とってもとっても美味しかったわ」
 言って、精霊たちはこの迷宮の主がいるドアを開けてくれた。

 ――ドアの先にいたのは『安寧』のフィロソフィア。
「メイドとして。わたくしはお茶会をご用意いたします」
 メイド服の裾を揺らして、フィロソフィアは猟兵たちへ向き直る。
「紅茶とお茶菓子のご用意をさせていただきます。……ええ、ピザなどという野蛮な料理は、わたくしのレパートリーにはございません」
 そのような食品は必要ございません、とフィロソフィアは続ける。
「わたくしの迷宮に余計なものを持ち込んだ皆様がたのことは、『お掃除』して差し上げます!」
雨霧・結
【サイハテ】
アインさんとメープルのオカリナ2重奏も素敵だったし、豪華なピザ会だったわ!
精霊さん達、ばいばい!

ピザが野蛮?
精霊さん達がピザが初だったのも貴方の仕業?
自分の好みを他人に押し付けるの、メイドとしてどうなの?

可愛い敵さんだけど、手加減は一切しないわよ
銃を召喚したら【早業】【武器落とし】で手元から弾き
メイドとしての矜持をする暇を与えぬよう、『薄紅六花』で絶え間なく攻撃
【属性攻撃】氷で、凍らせ動きを封じると共に、周囲も凍らせ自身が戦いやすい環境を作る
アインさんのお水があるし、捗る捗る!
【地形の利用】をし、凍らせ作成した巨大氷柱を頭上から落とし【気絶攻撃】
UC借用できても氷柱は無理よねぇ?


アイン・ローレンス
【サイハテ】【POW】

喜んでくれて良かったですね
ピザも美味しかったし、結くんのダンスも最高でした!
まあ今度は可愛らしいメイドさん…ピザが野蛮?余計なもの?
ふふふ、何を言ってるの分かりませんね
ピザの魅力しっかりとたたき込んであげましょう
その上で紅茶とお茶菓子は頂きます!

「友の現身」メープル引き続き頼みますよ
ピザを両手に持ち敵へと一直線。狙うは口元
敢えて不利な行動をとるのなら、ピザもしっかり食べてくれますよね?
くらえーーーー!美味しいだろ?美味しいと言え!!

…私としたことが少し取り乱してしまいました
すっきりしたので結くんのサポートにまわりますね
【属性・範囲攻撃】で周囲に水を撒き凍らせやすくします



 素敵なオカリナ二重奏の余韻に浸りながら、結は精霊たちに手を振る。
「豪華なピザ会だったわ! 精霊さん達、ばいばい!」
 手を振り合って、アインは楽しかったと笑みをこぼす。
「ピザも美味しかったし、結くんのダンスも最高でした!」
 何より、喜んでもらえたのが嬉しいところ。
 そして歩みを進める二人の目の前に、『安寧』のフィロソフィアは姿を見せる。
「まあ今度は可愛らしいメイドさん……」
 目を輝かせるアインだったが、フィロソフィアの言葉には首を傾げる。
「ピザが野蛮? 余計なもの? ふふふ、何を言ってるの分かりませんね」
「精霊さん達がピザが初だったのも貴方の仕業?」
「勿論です。あのような野蛮なもの、お作りするわけにはまいりません」
 なるほど、と結はうなずいて。
「自分の好みを他人に押し付けるの、メイドとしてどうなの?」
「好み? わたくしは、わたくしの迷宮にふさわしいもので迷宮を満たすのみでございます」
 自覚がないのか、それとも主を思いやる意識の欠如か。
 どうあれ、フィロソフィアに己の行いを改める気はないらしい――そう判断して、結はバールのようなモノを手にフィロソフィアへ迫った。
 フィロソフィアは銃を召喚して結を真正面から撃ち抜こうとしたが、結の方が早い。銃を持つ手首を容赦なく叩けばフィロソフィアは銃を取り落とし、攻撃することは出来ない。
「さて、覚悟は宜しいかしら?」
 結の黒爪が放つのは凍てつく斬撃。凍れる衝撃に動きの鈍るフィロソフィアであったが、銃を再び召喚して結へと呪いを撃ち込むことで対抗する。
「厄介でございますね」
 フィロソフィアは更に弾丸を叩き込もうとするが、アインはそれを許さない。
「メープル引き続き頼みますよ」
 アインは言って、メープルと共に両手にピザを。
「くらえ――――!」
 狙うはフィロソフィアの口元。
 メイドとしての矜持のために不利な行動を取らざるを得ないフィロソフィアは避けきれずにピザを食べ。
「美味しいだろ? 美味しいと言え!!」
 アインにがくがくと肩を揺すぶられる。
「沢山のチーズ……トマトソース……これは、タバスコ……?」
 呟くフィロソフィアは、頭を抱える。
「こんな、こんなもの……紅茶が絶望的に合わないのでございます……」
 美味しいがお茶菓子としては落第級のピザを口にしてしまったことでもがき苦しむフィロソフィア。
「アインさん?」
「……私としたことが少し取り乱してしまいました」
 ともあれ、フィロソフィアにピザを食べさせることが出来て満足げなアイン。
 生命の杖を振れば杖は葉を揺らして水を滴らせ、溢れ出る水を結は凍り付かせる。
「アインさんのお陰で、捗る捗る!」
 凍り付いた迷宮の中を滑るように駆ける結は壁へと爪を叩きつけ、巨大な氷柱を落とすことで攻撃する。
「借用できても氷柱は無理よねぇ?」
 結の言葉響く中、フィロソフィアは目を回すしかないのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

マルコ・ディロク
POW判定

スキル
礼儀作法4、優しさ6、料理27、2回攻撃3、鎧砕き6

行動
フィロソフィアのメイドとしての矜持へ
疑問を投げかけてその行動を問い
身体能力の増大を防ぐ
その後自身の攻撃を叩きこむ

セリフ
(邂逅時)
約束も無しに押しかけて悪いな、ミス・フィロソフィア
だが主人が望んでいないものを押し付けるのはメイドとしてどうなんだ?
貴女のそれは自分のプライドを満足させているに過ぎないんじゃないのか

(攻撃後)
少なくとも精霊たちは
俺たちが持ち込んだピザを喜んで食べてくれたぜ


上垣・重
誰が何を食べたいかなんてその人の自由でしょう?持て成すなら飽きをさせないのもメイドの努めなのではと僕は思いますが──過去に何を言っても今更なのでしょうけどね。

最初に防具に【迷彩】を施し、なるべく【目立たない】ような状態にしてから【Code:Pride】を使用。高速移動をしながら相手の動きを伺います。相手はスカートですし、大きな動作や早い動作は出来ないと思いますが常識に囚われては駄目だと思うので。

自分の【戦闘知識】から幾つか戦闘方法を考え、なるべく相手の死角から近づいて胴体に向けて【誘導弾】を乗せた拳を打ち込もうと思います。拳が当たれば良し、避けられたら誘導弾を放っての二段構えですね。


ルベル・ノウフィル
pow
「料理に野蛮もなにも……」(戸惑い)

近距離ではUC墨染で捨て身の一撃を叩きこみます
メイドさんの銃撃は第六感とダッシュで回避を試みます
遠距離では彩花を投擲して遠近両方で攻めの姿勢を

「紅茶やお茶菓子も美味しいですが、ピザも美味しいと思います」
色々な料理があって、どれも特有の良さがあり、良いものなのです
「僕だってピザを食べたかった!」
ちょっと出遅れてしまって食べられなかったのでございます

この戦いが終わったらピザ食べにいこうかな…なんて考えて
あっこういうことを考えると死亡フラグみたいになるからやめておきましょうか


コエル・フーチ
ああ、レパートリーが少ないんだな
おいしい紅茶もお菓子もそればかり食べ続ければ、そりゃあ飽きるさ
たまには違う物も出してやれば、精霊に売られることもなかったのにな
なあ、三流メイドさん。

【高速詠唱】で『熱線の雨』を装填したダブルバレルショットガン型の精霊銃、ホウセンカを構え
左右2つのトリガーを引き【2回攻撃】で『熱線の雨』の熱【属性攻撃】だ
【念動力】で敵の動きを阻害した後に、更に時間差【フェイント】を入れた
115本×2発の熱線の【誘導弾】で敵を集中攻撃する

敵からの攻撃は念動領域で無理矢理避ける
他には、味方への【援護射撃】やオナモミ光属性で【目潰し】などしていこう。


リリィ・アークレイズ
【POW】
持ってきてやったのに「余計なもの」呼ばわりかよ
癪に障るヤローだ
良いぜ、ティータイムは終いだ
食後の運動にメイドと殴り合いってのも一興だぜ
掃除? やれるもんならやってみな!

PEPPER!ONION!出番だ!テンポ上げてくぜ!
【クイックドロウ】
手数ならこっちの方が上だ
遠慮せずもう一個喰らっとけ!
【2回攻撃】
一発ブチ込みてェところだが
近づかねー事にはその顔面に喰らわせられねェからな
【スライディング】駆使して近づく
相手の攻撃は【武器受け】で流す
オーライ!その顔に弾丸くれてやる。吹っ飛べ!【零距離射撃】

「その前にテメェを掃除してやるよ!」
「オイオイ、メイドさんよォ 足元お留守だぜ?」
「死ねッ!」



「持ってきてやったのに『余計なもの』呼ばわりかよ」
 癇に障るヤローだ、とリリィは右前腕部からRED PEPPERを手にしてフィロソフィアへ突き付ける。
「良いぜ、ティータイムは終いだ。食後の運動にメイドと殴り合いってのも一興だぜ」
「かしこまりました、『お掃除』して差し上げます!」
「やれるもんならやってみな!」
 途端に戦場を満たすのはけたたましい銃声――赤い拳銃は一瞬たりとも止むことなくフィロソフィアへ弾丸を浴びせかけ、黒の拳銃はフィロソフィアを撃ち抜こうと追い詰める。
「テンポ上げてくぜ!」
 手数であればリリィの方が上。砲火の間隙を縫うようなフィロソフィアの攻撃を得物で受け、リリィの弾丸は止まることを知らないかのように疾駆する。
「遠慮せずもう一個喰らっとけ!」
 何度も何度も火線を敷くリリィの戦列に加わったコエルは、くわえ煙草で独りごちる。
「ああ、レパートリーが少ないんだな」
 その言葉に、フィロソフィアは動きを止め。
「何か、おっしゃいましたか」
「おいしい紅茶もお菓子もそればかり食べ続ければ、そりゃあ飽きるさ」
 たまに違うものを出してあげていれば、精霊たちに売られることもなかっただろうに――そう言って、コエルは。
「なあ、三流メイドさん」
「……っ!」
 その言葉にフィロソフィアは銃をコエルへと向ける。
「集束、凝縮、装填完了」
 眉間を狙った弾丸は念動力で軌道を逸らし、コエルはホウセンカを構えて熱線の雨を注がせる。
「料理に野蛮もなにも……」
 戸惑い顔のルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)は降り注ぐ火の中を疾駆しフィロソフィアへ迫ると、墨染、と呼びかける。
「存分に哭きなさい」
 哀しき妖気の迸りと共に、斬撃は叩きつけられる。
 超高速の一撃は回避できるわけもなく、フィロソフィアは凍った壁に叩きつけられて呻きを上げる。
「約束も無しに押しかけて悪いな、ミス・フィロソフィア」
 マルコはそんなフィロソフィアへ手を差し伸べ、問いかける。
「だが主人が望んでいないものを押し付けるのはメイドとしてどうなんだ? 貴女のそれは自分のプライドを満足させているに過ぎないんじゃないのか」
「……っ、わたくしは……」
 己の行いに疑問が生じたか、立ち上がったフィロソフィアは沈黙と共に目を伏せる。
 これ以上の戦闘能力の上昇を防ぐためのマルコの言葉は、フィロソフィアを揺れ動かした。
「それでも、わたくしは。わたくしは、この迷宮からピザを排さなくてはならないのでございます」
 決然と告げ、ピザマーク輝くマルコのデリバリー制服を睨みつけるフィロソフィア。
「そうか。それなら――」
 分かたれた互いの信念を賭けて戦うのみ。
 立ち上がったフィロソフィアの手を離し、マルコが握りしめるはピザカッター。
 ピザを切る時のように思い切りピザカッターの刃を滑らせ、真正面からフィロソフィアと向き合うマルコ。
「少なくとも精霊たちは俺たちが持ち込んだピザを喜んで食べてくれたぜ」
「わたくしのお菓子ではなく、ピザを……!?」
 ショックを受けたらしいフィロソフィアの力が一瞬鈍るのを察知して、マルコはピザカッターで押し切る。
「持て成すなら飽きをさせないのもメイドの努めなのではと僕は思いますが──」
 過去にこれ以上の言葉は無駄でしょうけど、と口を閉ざし、重はキューブ・オブ・グリモワールの高魔力を纏う。
 全身に迷彩を施しているから、フィロソフィアは重に気付けない。静かに迫る重はフィロソフィアの動きを見つめながら、背後へと回り。
「まずは一発です」
 胴体めがけて、重く拳を叩きつける。
 重い一撃に倒れ込む隙も与えさせずに追撃弾が炸裂――虚飾の電魔導服のフードが頭から外れ、迷彩効果が外れるが、重を視認するフィロソフィアに反撃の隙はない。
「オイオイ、メイドさんよォ。足元お留守だぜ?」
 打撃を受けるフィロソフィアへとスライディングで接近していたリリィは顔面に零距離で銃をつきつけ。
「オーライ! その顔に弾丸くれてやる。吹っ飛べ!」
 至近より一発ぶち込んだ。
「死ねッ!」
 戦火入り乱れる中ノベルはフィロソフィアのそばからは逃れ、墨染の代わりに彩花を手にする。
「紅茶やお茶菓子も美味しいですが、ピザも美味しいと思います」
 色々な料理にはそれぞれ特有の良さがあるものだ、と言いながらノベルは彩花を構え。
「僕だってピザを食べたかった!」
 自身の無念も込めて札を投擲――この戦いが終わったらピザを食べに行こうか、なんていうフラグ思考を努めて封じて、攻撃に専念するノベルであった。
 オナモミの光属性が目を潰すほどの光を放つ中、コエルは誘導弾を次々に射出。
 115×2発の熱線は全てフィロソフィアへと殺到。
 とっさに防御を固めるフィロソフィアだったが全ての攻撃を受け流すことは出来ず、借用したユーベルコードを放つには時間も体力も足りていなかった。
 炸裂する光球は、『安寧』のフィロソフィアを爆散させるには足るものだった。

 ――かくして、ピザ迷宮には平和が訪れた。
 その後、アルダワ魔法学園ではピザランチが少しばかり流行したとか何とか。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月14日


挿絵イラスト