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スキッピング・ファイヤーワークス

#カクリヨファンタズム #お祭り2021 #夏休み


●水切花火
 カクリヨファンタズムの妖怪花火には、ここ数日間で猟兵たちも見慣れたことだろう。
 百を越える催しが開かれる中、セロ・アルコイリス(花盗人・f06061)は平たく丸い小石を空中にぽんと放って、そして掌で受け止めた。
「水切りって、識ってます?」

 花火は?

 そんな視線を受け流し、セロは「おれまだあんまり上手くねーんです」と肯いた。
 凪いだ海に向かって小石を投げると、それは一度だけ水に跳ねて、沈んだ。
「水切りの要領で特別な妖怪花火──花火石って呼ぶらしいんですけど、それを投げると跳ねる度に色とりどりの花火が水面に弾けるんですって!」
 丁度、海から火の花が咲いたように見えるだろう。
 セロがへらと笑えば、左頬のハートのペイントが歪んだ。
「ええ、妖怪花火ですから。もちろん乗ることができます。つまり、水面を走り回ることができますよ」
 水切りは極力凪いだ水辺が望ましいが、そんなこと関係ない。なんなら共に行く友人の石を、物理妨害にならない程度に邪魔したって構わない。

 今回に限ってははしゃいだ者勝ち。静かに眺めるなんて逆に不作法。

「上手く投げるにゃ、花火石の選び方から考える必要があるんでしょうね」
 無論、そんなに細かく考える必要なんて皆無だが。
 自分が石を投げなくても、あちらこちらから他の猟兵やら妖怪たちが石を投げまくっているから水面は既に多くの花が咲いているに違いない。
「注意点はひとつだけ。ひとに花火石を投げねーこと。乗れるくらいですから火傷したりすることはねーですが、まあ、ふつーに良くねーでしょ、それは」
 そう言ってセロは笑ったまま肩を竦める。
 一般妖怪の投げる石如き、猟兵ならば身軽に躱すことができるだろうし、普通に遊んでいて石に当たる──ということは想定しなくて良い。
「おれが案内する場所の海はすげー澄んでるらしいんで、海ん中から水面の花火を見上げんのもオツでしょうね」
 花火がめいっぱい上がっているから、夜の海中だろうと視野を気にする必要はない。
 海が澄んでいるということは、栄養がないということ。つまり魚はほとんど見ることは叶わないだろうが、そもそも魚だって花火が打ち上がっている間は近辺には寄りつかないだろう。今回の楽しみ方は、そこにはない。
「もちろん水中からのお邪魔もアリです。おれもその辺うろついてますんで、もしも暇なヒトが居たら一緒に遊びましょ、ですよ」


朱凪
 目に留めていただき、ありがとうございます。
 遊び倒せ! じゃなきゃ描写薄いぞ! 朱凪です。

 なんでもご自由にどうぞですが、らっきーすけべとかそういうのは一切描写しませんのでご了承ください。

 繰り返し言いますが、『石を直接的に邪魔する』のはナシです。
 波紋を使ったりユーベルコードで工夫したり、あるいは投げ手の集中を乱したりしてください。

 上手い下手の判断を任せる際には『00~99』の数字を書いてください。朱凪側でもダイスを振り、双方の差が少なければ少ないほど上手い、という判定をします。

 では、水切りと花火を楽しむプレイング、お待ちしてます。
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み2021』

POW   :    妖怪花火で空へGO!

SPD   :    妖怪花火の上で空中散歩

WIZ   :    静かに花火を楽しもう

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
千波・せら
水切り!懐かしいなぁ。
みんなと一緒にやったんだ。
今でもできるかな?

わっ、わあ!すごい!海の上で花が咲いている!
水面で花火が沢山弾けているね!
どうやったらあんな風に綺麗な花火を生み出すことが出来るかな。

ずるは、駄目だよね?
海の力を使おうかと思ったけど、我慢しよう。
ちゃんと自分の手で花火を綺麗に咲かせたいんだ。

水平にすればいいって聞いたことがあるけど、どうかな?
こうやって……こうかな?
うーん、沈んじゃう。
花火が弾けたけど海に沈んじゃった。

よーし!次こそは!見ててね。
石を投げる指に力が入っちゃうな。
でもね、次はいけるきがするんだ!
波に乗るように、石を海に咲かせるよ。

わっ!すごい!



●海と共に
「水切り! 懐かしいなぁ、みんなと一緒にやったんだ」
 両の手を合わせて瞳を輝かせ、千波・せら(Clione・f20106)が言うのに、傍に寄って来た河童の女の子が「みんな?」くてりと首を傾げる。浜辺で出逢ったおともだち。
「そう、みんな。ちいさい頃、遊んだんだ。今でもできるかな?」
 手を繋いでふたりで向かった水際では、

 パ、パ、ぱぁん……!

 海の上に、最初に苗が芽吹くような細い白、少し先にはさらさらと噴き出すような赤い柳花火が高く上がり、最後には色とりどりの蜂花火がぱらぱらと散った。
「わっ、わあ! すごい! ほんとに海の上で花が咲いている!」
 水面で花火が沢山弾けるのに、ね、とせらは河童の女の子へ声を掛けると、少女もこくこくと興奮した様子で肯いて。
 ふたりはさっそく花火石を貸してくれる場所へと駆け込んだ。
「どうやったらあんな風に綺麗な花火を生み出すことが出来るかな」
 これかな、これは? 平らなのがいいんだっけ、この丸いのだとどんな花火が咲くんだろう?
 そんなことを言い合いながら選んだいくつかの石を手に、せら達は水際へと戻った。
 そしていざ、と思ったところで、せらはくてりと首を傾げる。
「ずるは、駄目だよね?」
 海の力を使おうかとも思ったけれど──彼女のユーベルコードならば海風の力を借りることができるけれど──、ここは我慢!
 女の子の前ということもあるけれど、ちゃんと自分の手で花火を綺麗に咲かせたい。
──水平にすればいいって聞いたことがあるけど……。
「こうやって……こうかな?」

 ひゅッ……パッ……!

 たった一度だけ跳ねた水面には、白と黄色の飛遊星が咲いた。不安定な水面に花火の色が浮かび続けているのは綺麗ではあるのだけれど。
「うーん、沈んじゃう」
 やっぱり悔しいものは悔しい。じっと見ている河童の女の子を元気付けるように、せらはにっこり微笑んだ。
「よーし! 次こそは! 見ててね」
 そして手の中の花火石に改めて視線を落とす。丸みを帯びた、ぱっと見ではただの石のように見えるそれ。全然花火には見えない。
「投げる指に力が入っちゃうな、気をつけないと。でもね、次はいける気がするんだ!」
 海は、幼い頃からずっと彼女と共に在った。その力を借りるように。
 石を跳ねさせる──そういう意識じゃなくて。波に乗せるように。

 パ、パ、パ、パ……ぱぁん!

 一直線に、白い柳、高く上がる色とりどりの千輪、更に千輪……と続いて、最後に大輪の牡丹が咲いた。
「わっ! すごい!」
「すごいすごい!」
 きゃっきゃと手を叩く河童の女の子と一緒に、せらも手を叩く。
 留まり続ける模様は波に浚われて、海のキャンバスはいつだって新しい。だからせらはもう一度花火石を手に握った。
「今度は一緒にやってみよっか!」
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

片羽・サラ
【十六夜】

故郷はカクリヨだっけ?

電脳世界で一緒に過ごした兄貴分が、実は東方妖怪で魔女の力使って開発主と組んで遊びに来てたと知ったのはひと月前
流石にちょっと拗ねたが、性格の良いサクヤさんはサクヤさんじゃない
再会できて、また家族でいられることが心から嬉しい

話される内容に興味津々
自分のことを話すのも珍しいよね

妖怪花火を見るのとかは?
前にやった石で水切りは楽しかったよねー
感覚を思い出すためにまずは石で数回
花火石でやると、火花が散って
わぁぁ、綺麗!

むっ、意地悪!
花火石を投げて追いかける
サクヤさんほど上手くないけどちゃんと追いついた!
僕も日々成長してるんだからね!
胸を張る

ぷーっと拗ね
危なっかしくないし!


夕鶴・朔夜
【十六夜】

そうだね。カクリヨの森の中が故郷かな
といっても森育ちじゃなくて、幼少期からあちこち渡り歩いてたよ
(そこから森の中にたどり着いて、血の繋がらない家族と出会って…。家族ごっこは悪くなかったな
だから電脳世界で新しい家族ごっこも…まあ楽しかったよね)

妖怪花火は流石にないなあ
僕は猟兵活動ほぼしてないし
よっと
いきなり本番、花火石を投げると沢山跳ねて最後に海の中へ落ちる

じゃ、海の中行こうかー
もう一度投げて跳ねる石の上を器用に乗って移動
ほら、ボケっと見てないでおいでよ

それでも君は危なっかしいよ
妹分にぽかぽかとされながら、くすくすと笑った
飛ぶ花火の上、軽く逃げ回りながら
追いかけてくるのはなかなか面白い



●仮初家族の海遊び
「故郷はカクリヨだっけ?」
「そうだね。カクリヨの森の中が故郷かな」
 ひょこり、20cmほど高い兄貴分の顔を覗き込むようにして問う片羽・サラ(星空蝶々・f29603)の髪とシースルーのパレオが揺れる。
 平然と応じる夕鶴・朔夜(嘘の箱庭・f34017)の言葉に、今なおちょっぴり拗ねたい気持ちになるのは仕方がないと思う。
 だって、電脳世界で一緒に過ごしていた兄貴分が、実は東方妖怪で、魔女の力を使って世界の開発主と組んで遊びに来てただけだった──なんて。ひと月前に知ったときには、さすがに衝撃だった。
──家族だと思ってたのは、僕たちだけだったの? って。
 でも、今は呑み込んでいる。
──性格の良いサクヤさんはサクヤさんじゃないし。
 無事にこうして再会できて、また家族でいられることが、心から嬉しいから。
 興味津々、と左右色違いの瞳にはっきりと映し出している妹分に、朔夜はいつも通りの柔和な表情で口にする。
「といっても森育ちじゃなくて、幼少期からあちこち渡り歩いてたよ」
──そこから森の中にたどり着いて、血の繋がらない家族と出会って……。
 ふ、と脳裏に過る記憶。家族ごっこは悪くなかったな。微か赤い目を眇める。
「そうなの? サクヤさんが自分のことを話すのも珍しいよね」
「君が訊いたんだろうに。それに、僕の言葉を鵜呑みにするのは懲りたらどう?」
 なんて嘯いたなら、想像通りサラの頬が膨らむ。
 辿り着いた花火石置き場で、すぐにどれにしようかと喜び勇んで選び始める妹分の横顔を眺めながら、朔夜は瞼を伏せる。
──だから電脳世界で新しい家族ごっこも……まあ楽しかったよね。
 直接伝えることは、おそらくないけれど。
「ねえサクヤさん、カクリヨ出身なら妖怪花火を見るのとかは? 前にやった石で水切りは楽しかったよねー」
 感覚を思い出すため、まずは普通の石をえいやと水際に投げてみれば、一、二度程度で石は沈んだ。
 それでもサラはなにかを想い出したらしい。
 次は、とばかりに両手いっぱいに花火石を握ってきらきらした瞳で見上げて来るのに、朔夜はその手からひとつ石を取り上げた。
「妖怪花火は流石にないなあ。僕は猟兵活動はほぼしてないし、……よっ、と」
 振り向きざまに水面に投げた石はぴぴぴぴッ、と文字通り水を切って水面を走り、追いかけるように幾多の花火が次々と咲き上がった。
 白い柳がさらさらさらさら散り落ちる途中で赤へと色を変じて散る。途中で入る飛遊星の不規則な動きが彩りを添える。
「わぁぁ、綺麗!」
「じゃ、海の中行こうかー」
 再びサラの手の石をひょいと取り上げ、卆なく石を走らせた朔夜は白い髪を躍らせて、白い柳花火の模様の上へと飛び乗った。
 縦に上がったはずの花火は海面に張り付くように模様を残して、上に立つと揺れる波を全身に感じる。
「ほら、ボケっと見てないでおいでよ」
「むっ、意地悪!」
 優しい口調なのに、ひと言多い。海の上に立つ兄貴分の姿に見惚れたいたのは事実だけれど!
 さっそく花火石を握って、兄貴分のいる方向の水面へと低く投げる。

 パッ、パッ……パッ……ぱぁん!

 白が基調の朔夜の花火とは違い、小振りながらも咲くのはすべて色鮮やかな菊花火。
 石の跳ねる間隔が広かったものだから、飛び移るようにしてサラは水面の花火を追いかけた。
「ほら! サクヤさんほど上手くないけど、ちゃんと追いついた! 僕も日々成長してるんだからね! ……っとと、」
 自慢げに胸を張ると同時、ゆぅら、ゆら。波に揺れる妖怪花火の上でふらついたサラの腕を瞬時で掴んで、朔夜は口許を歪めて見せた。
「それでも君は危なっかしいよ」
「あっ危なっかしくないし!」
 ぷぅっと頬を膨らませ、ぽかぽかと兄貴分を叩く彼女から、朔夜は不安定な海の上にも関わらず更に石を投げ、花咲く水面を軽く跳ねて逃げる。
「なら、ここまでおいで」
 くすくすと笑えば、「もーっ」と躍起になる妹分の姿が鮮やかな花火に照らされるのを目の端に捉えつつ。
──そうだね。これはなかなか、面白い。
 またひとつ。言わない秘密が重なっていく。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルーファス・グレンヴィル
セロ(f06061)を捕まえて

あ? 暇なんだろ?
初対面だけど良いじゃねえか
あ、オレ、ルーファスな、よろしく
と軽く挨拶を交わしてから浜辺へ

普段はコイツと遊んでるけど
ちらりと肩の上の黒竜を見てから
はあ、と深い溜め息を吐いた

相棒の尻尾で叩かれたのも気にせず
さすがに水切りはなあ、出来ないだろ?
これでもない、あれでもない、と
花火石を選定しながらセロヘ事情説明
これだ、と選んだ石は71

どうせなら何か賭けようぜ
お前が、そういうの苦手なら
賭けなくても楽しめるから良いけど
オレが勝ったら、また遊んでくれよな

夏の縁だけ、なんて勿体ねえだろ
なんて馬鹿みたいに明るく笑い
海へ向かって投げた花火石
色とりどりの花火が弾けていた



●黒竜の戯れ
「ぅ、え? え? なんです?」
「あ? 暇なんだろ? 遊ぼうぜ」
 突如パーカーのフードを引っ張られて、驚くセロ・アルコイリス(花盗人・f06061)に、ルーファス・グレンヴィル(常夜・f06629)も白い──かの存在と彩りを交換した──パーカーを揺らして笑う。
「あ、オレ、ルーファスな、よろしく」
 引っ張るように浜辺へと連行していくが、状況を理解したならセロも抵抗はしない。
 辿り着いたのは、花火石を貸し出している場所。しゃがみ込んでルーファスは色々と石を手にして矯めつ眇めつ。
「普段はコイツと遊んでんだけどよ」
 同じようにしゃがみ込んで石を選ぶセロが視線をやれば、ルーファスの肩では黒炎の竜が紅い翼を開く。青いスカーフで夏の装いのその姿に、けれどルーファスは深い溜め息をひとつ。
「さすがに水切りはなあ、出来ないだろ?」
「……めちゃくちゃ異議唱えてるみたいですけど?」
 ばしばし尻尾で肩やら背やらを叩かれつつ、これでもない、あれでもない、と石を選び続ける彼にセロは思わず代弁する。無論、彼も竜の言語が判るわけではないけれど、寄り添う翼竜を思えば判る気がした。
「よっし、これだ」
 ひとつの平たい石を選び抜いたルーファスはセロの声も一向に気にした様子もなくひと足先にすっくと立ち上がる。
「どうせならなにか賭けようぜ。まあお前がそういうの苦手なら、賭けなくても楽しめるから良いけど」
 ニ、と笑う紅い目に、しゃがんだままのセロの東雲色の双眸も楽し気に光った。
「へえ、おれ、そんなふうに見えます?」
「はは、見えねえから誘ってんだけどな」
「いーですよ、なに賭けます? かき氷でもスイカでも焼きそばでもなんでも」
 言いながらひとつ石を掴んで立ち上がる。肩を回す彼に、ルーファスは底抜けに明るい笑顔を向けた。
「オレが勝ったら、また遊んでくれよな」
 夏の縁だけ、なんて勿体ねえだろ。
 まるで向日葵のようなその言葉に、きょとんとセロは瞬いて。
 それから、破顔する。
「ずるいですね、ンなの言われたら負けたくなっちまうじゃねーですか」
「おいおい、そんなつまんねえことすんなよ?」
 からからと笑いながら波打ち際へと向かい、ルーファスは気負わぬ様子で花火石を海へと投げた。

 パッ、パッ、パッ……パッ……ぱぁん!

 鮮やかな色とりどりの菊が連続して、まるでスターマインのように咲いた。素直に口を開けて感嘆するセロの横で、ナイトが口に咥えた花火石を、首を振って海へ投げる。
 ぱちゃん、と沈んだそれからも真っ赤な柳が咲いて、ルーファスとふたり、顔を見合わせて笑って。
「よーし、おれの番ですね」
 投げた石は水平に飛んで、波打つ海に花を咲かせた。

 パ、パ、ぱぁん……!

 

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユルグ・オルド
38
ヘェ水切り
あちらこちらの花畑を見
なるほど、ンじゃ一個

手の内に転がせる程度のそれを
よっ……と、ア、ッ
あー、沈んだわ
よく飛んだんだけどなァと嘯き

もいっこ拾って転がして
よくよく咲いた花火の軌跡を追っかけて
なんとかコツが知れねェモンかなァ

んふふ、ただの負けず嫌いだとも
自覚がのぼれば愉快なもんで
重さを確かめたらさァ再び三度
出来た出来ないに一喜一憂騒いでみんのも悪かない
ぽんと水上に咲いたなら
口笛一つといらえてくれたような心地で
ひとつふたつと追いかけて
もっかい咲かせにもう一度、



●遊戯と言えども
 あちらこちらで跳ね上がる火花、それが波間に張り付いて海が花畑になっていく。
「へェ水切り」
 えいえいと子供たちが海に向かい投げる石からその火の華が生まれているのを見つけ、ユルグ・オルド(シャシュカ・f09129)は思わず口角を緩めた。
「おにいちゃんもやるー?」
 ふかふかの尻尾を揺らして、人型取った狐の子たちがひとつ差し出してくる花火石。
「なるほど、ンじゃ一個」
 此処でノらなきゃつまンねェでショ?
 掌に乗る程度の花火石を見るともなく見て、それから波間に向けて水平に、
「よっ……と、ア、ッ」
 ピピッ、と幸先よく跳ねた石は、海だからこその波に呑まれて。
 立ち上がった波に、大きく鮮やかな菊花火を貼り付けた。
「あー、沈んだわ。よく飛んだんだけどなァ」
 なぁんて口惜し紛れ。呟くユルグに「おしかったよー」「あの波が強ぇんだよねー」とわくわくの止まらぬ口調で狐子たちが尻尾を振る。
 まだやろうまだやろうと裾を引かれ、しゃーねェなァ、なんて嘯いて。
──なんとかコツが知れねェモンかなァ。
 もひとつ石を手にしたまま、ユルグは綺麗に咲いた他者の花火の軌跡を眺める。
 花火の種類はそれぞれなれど、上手く跳ねると同じ花火が連続で続いたのちに、最後に別の花火が上がるようだ。
 学んだなら、身を低くして、もう一度。

 パッ、パッ、……ぱぁん!

 黄金の蜂花火に小振りの菊、最後に咲いたは狐の型もの。わぁあっと狐子たちから歓声が上がるけれど、まだ、まだ、足りない。
「……んふふ、ただの負けず嫌いだとも」
 そう自覚したなら愉快なもので、更に遊戯の結果に一喜一憂してくれる供がいるのなら悪くはない。
 石の重さを確かめるように何度か掌の上で投げ上げて、それからさァも一度。

 パ、パ、パ、パ……ぱぁん!

「おッ、」
「わーっ!」「おにいちゃんすげー!」
 狐の型ものが3連続、彩るように蛍が如き飛遊星、そして最後に大輪の万華鏡が咲いて思わずユルグも、そして狐子たちも声が零れた。
 口笛ひとつ吹いたなら、狐子たちがぱったぱったとその尾を振りながら花火の上に飛び乗っていくのを見遣り、ユルグもそれを追いかけて──更に先まで、更に沖まで。そしてまた、持ち込んだ石を不安定な波間の花火の上で投げてみる。
 花火がいらえてくれるのが楽しくて。

──もっかい咲かせに、もう一度、

 終りなんて、今は要らない。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

リュカ・エンキアンサス
よし、セロお兄さん、遊ぼう
勿論、水切りして遊ぶに決まっている
大丈夫、石投げて取り落とす訓練はしてる
…ん、危険行為は禁止?そう…
普通の水切り?勿論やったことないですよ

と、いうわけで見様見真似で行ってみようか
(出来栄えはお任せ:53
お兄さんはどんな感じ?
上手にできたほうがなんか…なんか勝ちってことで
因みにお兄さんのほうがうまいなら、俺のほうがうまくなるまでやります

そうして散々ぶん投げたら
花火…そういえば花火あったっけ
ずっと石見てたから見えてたはずだけどなんか気付いてなかった
綺麗はわかんないけど、なんか賑やかだね
お兄さんはどういうのが好き
俺は…流れ星っぽく光るのがいいかな
意識してできるかやってみよう



●ココロ配り
 ふより、潮風に星の煌めきを落とし込んだようなマフラーを揺らして、リュカ・エンキアンサス(蒼炎の旅人・f02586)は浜辺に立つ。
 そして隣の青いマフラーを無造作に引いた。
「よし、セロお兄さん、遊ぼう」
「んぐっ。いえ、まあいいですけど、リュカ水切りとかやったことあるんです?」
 正直やってるイメージねーですけど。セロが言えば、人をなんだと思ってるの、と明確に書いた顔でリュカはごくごく真面目な表情で肯いた。
「大丈夫、石投げて鳥落とす訓練はしてる」
 じっとこちらを見ている。
 じっと。
「……いや、確かに邪魔してもいいとは言いましたけど、ひとに投げんのは禁止ですよ? 聴いてました? リュカくん」
「ん、禁止? ……そう……。じゃあ、普通の水切りなら勿論やったことないですよ」
「ですよね~」
 旅路の水辺できゃっきゃと意味のない遊びに興じているリュカ。……想像できない。
「だとしたらあんまりここのが普通だと思わねー方が良いですよ。普通は湖とか波がねーところでやる遊びですから」
「そうなの?」
 言いながら、リュカはひょいと無造作に選んだ花火石を見よう見まねに投げた。

 パ、パ、ぱぁん……!

 鮮やかに咲く柳花火。
 けれどリュカの視線はあくまで沈んでいった石の行方にしか関心がない。ふむと思案顔で二回跳ねた石の軌道を再計算する。
「なるほど、確かにこれはコツが要るね。お兄さんはどんな感じ?」
「おれは経験がありますから……ねっ、」

 ぽちゃぱーん。

 ワンバウンドもしない。ただ投げ入れただけの投擲。
「……あっれぇ?」
「えー……と。普通じゃないんだよね、ここは。うん。とりあえず、上手にできたほうがなんか……なんか勝ちってことで」
「……気ぃ遣わねーでくださいよ、ココロがぎゅーってなります」
 経験者であるセロに負けるようなら勝つまでやろう、なんてこっそり思っていたリュカも、続ける言葉がない。
「安心してください、負けねーですから」
 おれの学習力、識ってるでしょ。負け惜しみにしか聞こえないセロの言葉に、仕方ないからリュカも付き合うことにする。
「セロお兄さんが上手くなる分、俺も上手くなるからね」
 長距離射撃とは違うけれど、努力を積み重ねて上達していくのは嫌いではない。
 互いに練習時間と称して黙々と投げ続けて。
 ふと、リュカは気付いた。花火。
「……そういえば花火あったっけ」
「今?!」
「いや、ずっと石見てたから見えてたはずだけど気付いてなかった。綺麗かはわかんないけど、なんか賑やかだね」
 石が水面を切った途端に跳ね上がる花火は、少し時間が経つと波間に貼り付くようにして残っていて、いくつ投げたかも判らないほどの海は花屋も斯くやとばかりに鮮やかだ。
「お兄さんはどういうのが好き」
「興味なさそーだなぁ」
「そんなことないって。俺は……流れ星っぽく光るのがいいかな」
「飛遊星ってヤツですかね。あれ打ったあとに動くから楽しいですよね。おれも結構好きです」
 ふうん、そう言うの。そう告げて、リュカはまた花火石を握り込む。
「じゃ、意識してできるかやってみよう」
 相変わらず安定して水面を走る石からは、幾多と鮮やかな“星”が生まれた。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロム・ハクト
50
花火…炎の花か、どんなのが出てくるか
セロが選んだような平たい丸石が良いだろうかと選ぶ。

もし上手く行ったら満足げに小さく拳ぐっと握り
一度も跳ねることなく沈んだら何事もなかったかのように石を選んで仕切り直し

連なったならそのまま飛び乗り(隣に誰か居たら「先に行くぞ」と少し得意げに)、
伸びないようなら(本当ならまっすぐ割きを行きたかったんだが思いつつ)横に繋ぐように投げて。

気持ちのいいもんだな
潮風或いは、上手く連なったことの両方指して。
浸りすぎて花火散り散りだったり(そうでなくても)、
帰りは潜って眺めるか。
その方がきっと楽しい。

絡み・アドリブOK



●鮮やかな色
 隣にてこてことついてくる蕗の葉を持ったコロポックルが見上げて来るのに、クロム・ハクト(黒と白・f16294)はぴるりと耳を跳ねさせて海を臨んだ。
「花火……炎の花か、どんなのが出てくるか」
 この花が咲いたならあの夜と闇に閉ざされた世界も、また違う色合いになるだろうか。
 浜辺にはたくさんの花火石が結構無造作に積まれていて、クロムは屈んでいくつかの石を手にとってみる。
──セロが選んだような平たい丸石が良いだろうか。
 な、と声を掛けてみれば、コロポックルはにこにこと笑って肯く。
 そして初の、第一投。

 パパパパパパ……ッ、ぱぁん……!

 色とりどりに咲いた幾多の千輪。それを更に彩るように冠〈かむろ〉が広がり、最後に大牡丹が華やかに弾けた。
 思いがけないほどの大成功に、一瞬呆気に取られるクロムのすぐ傍で、コロポックルがわぁわぁと跳ねてはしゃぎ、小さな手をめいっぱいに叩く。その姿を見て彼にもようやく実感が湧いて、クロムは小さく、拳をぐっと握り締めた。
 咲いた花火は水面に溶けるように張り付いて「……本当に、乗れるのか?」僅かの疑いを覚えながらも、クロムは軽い足取りでその波間に揺れる花に飛び乗った。
「お、……っと」
 揺れる波間にバランスを取りながら、それでも水面に立つという不思議。ゆら、ゆら。尾も使いながら姿勢を保つと、彼は振り返る。
 浜辺にはまだコロポックルが恐る恐ると言った様子で見守っているから、クロムはふ、と小さく笑って見せた。
「ほら、来ないなら先に行くぞ」
 どこか少し得意気に顎を上げる彼に、コロポックルはわたわた初めの一歩を踏み出し。それから足許の感覚に瞳を輝かせてクロムを見上げた。
 けんぱでもするみたいに千輪の上を跳ねて歩いて、クロムの傍に寄って彼のシャツの裾を抓んだ。
 言葉はないが、その喜色満面の表情を見れば火を見るよりも明らかで。釣られるようにクロムも眦が緩むのを感じる。
「ああ、気持ちのいいもんだな」
 夜風の届ける潮の匂い。揺れる足許に咲き続ける花火の彩りが、一線に海の上に続いている。それを見れば、いかに自らの水切りが上手くいったかが判って誇らしい気持ちが胸に湧き上がる。
 ゆっくり、ゆっくり。
 時間を掛けて波に浚われて散り始めていく花火痕を認めたなら、クロムは隣のコロポックルへと声を掛ける。
「帰りは潜って眺めるか」
 クロムの作った道だけではなく、他者の石が生んだ花火たちも流れて、水面はいかにも絢爛な様相だ。潜って見上げたなら、きっと同じ道を辿るよりも楽しいだろう。
 どうだ? と問うクロムの黄金の瞳に、コロポックルはこくん! とめいっぱい力強く肯いた。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

紫・藍
『05』

藍ちゃんくんでっすよー!
水着も可愛い藍ちゃんくんなのでっす!
おにーさーん、遊びに来たのでっす!

というわけでっすので、投げあいっこなのでっす!
勿論おにーさんの邪魔したりはしない藍ちゃんくんなのでっす!
ではではではでは、藍ちゃんくんがビビッときた花火石を!
全力で、てりゃー! なのでっす!
どうでっすかー?
とびましたかー?
藍ちゃんくんはダブルピスピスしてますでっしょかー?
それとも、あや~! と悲鳴を上げてるでっしょかー!
どちらにせよ笑顔なこと間違いなしな藍ちゃんくんなのでっす!
おにーさんはどうでっしょかー?
数を重ねて一緒に上達して、跳ねる花火石を追いかけて水面散歩を楽しんじゃおうなのでっす!



●響く歓声
「藍ちゃんくんでっすよー!」
 どーん! セロのおにーさんの背中にアターックなのでっす!
「ぅぐっ!」
「おにーさーん、遊びに来たのでっす!」
 紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)がぶつかったならセロも笑って応じる。かわいい弟分が来てくれたというのなら、応じないわけがない。
 封神武侠界風の水着もひらりと揺れて、「というわけでっすので!」しゅばっ、と用意したのは両手いっぱいの花火石。
「投げあいっこなのでっす!」
「いいですよ、負けねーですとも」
 さっきはちょいと調子が悪かっただけですとかもごもご言うセロに首を傾げつつ、藍はたくさんの石を浜辺にゆっくりと置いた。
 まずはセロから。

 パ、パ、ぱぁん……!

 二回水を切った石は中空に跳ねると同時に白と黄色の蜂花火が弾け、最後に猫の型ものがにゃーんと咲いた。
「なるほどなのでっす! こんな風になるのでっすねー! ではではではでは、藍ちゃんくんがビビッときた花火石を!」
 邪魔なんてせず、正々堂々と! そんな藍ちゃんくんの様子に、セロも手出しはすまいと決める。
 藍が手にしたのは、「え」思わずセロが声を出してしまうくらいに、拳大でまんまるの石。振りかぶって──投げた!
「てりゃー! なのでっす!」

 ぼちゃぱーーーーん!

「どうでっすかー? とびましたかー?」
「あー……うん、飛んだは、飛びました、間違いなく」
 なにせまるで野球の投球のようだったから。
 目の上に手でひさしを作ってうきうきと見遣った藍の目に映ったのは、弾け、波に貼りついた、なんとデフォルメされた藍の顔──の型もの。
「すごいのでっす! 藍ちゃんくんなのでっす! ぴすぴすなのでっす!」
 妖怪花火がどんな仕組みなのかは判らないが、とりあえず藍が楽しそうなので万事OKだ。
「おにーさんおにーさん! 折角ですから水面散歩と行きまっせんかー?」
 満面の笑みで振り返る藍に、セロも投げ方について追及するつもりはなくなるけれど。
「いえ、でもおれ藍ちゃんくんの顔踏むのヤなんで、他にも色々投げてからにしましょうよ」
「あやー! 確かに藍ちゃんくんもそれはちょっぴり嫌なのでっす! さすがなのでっすおにーさん!」
 ハッ、と藍は口許に広げた掌を添えて大仰に驚いて。それからふたりで視線を交わすとどちらからともなく花火石に手を伸ばして、練習がてらに水を切る。
「どうでっすかーおにーさん!」
「ええ、ホームランですね! さすがです!」
「いえーい! なのでっす!」
 遠いところの高波に描かれる大輪の菊花火に、負けないくらいの笑顔が咲いた。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

都槻・綾
やんちゃな遊びねぇ、と
謳う声は華やぎ
耀く瞳は
花火を映した所為ばかりでないのは
セロさんにはお見通しかしら

ひょい、と
上空に投げた平たい丸石を
再び掴まえて
横に薙ぐように海面へ奔らせる

さぁ
ほら
ひとつ、ふたつ、――いくつ、

数える間にも
波紋を追って
駆けて
跳ねて
存分に飛び回ろう

――あぁ
此れ
何だか矢鱈に胸が弾むと思ったら
忍者です、忍者ごっこ!

ほら
子供達がよく憧れるでしょう
水面を走り抜ける凄技!

破顔し
両手を合わせて、ぱちん

けれども
うっかり立ち止まった途端に海へ
どぼん

盛大に上がった水飛沫も
花火のひかりを受けて
きらきら輝いているだろうか

だけど
此れで終わりなんて勿体ない
まだまだ翔け回りましょ、と
天翔で水上へ再ジャンプ



●心躍る、
 そこここで上がる声は、目の前を彩る花火にも負けないくらいに華やいで。
「やんちゃな遊びねぇ」
 そう零す都槻・綾(絲遊・f01786)の声音もまた、同じ色合いに染まる。青磁色の瞳に宿る光は、花火を映し込んだお蔭ばかりではないのは、お見通しだろうか。
 ねえ? と傍らに寄って来た魔女見習いの少女に笑み掛けて、綾はぽぉんと一旦中空へ投げ上げた花火石を、ぱしり掴むと同時に横薙ぎに海面へと放った。
「さぁほら、ひとつ、」
 ぱ、
「ふたつ、」
 ぱ、
「──いくつ、」
 放った石と共に広がった花火にすぐに飛び乗り、石の奔る先を海面へと追いかける。
 小振りの菊花火が広がり、色彩の絨毯のような様相を呈す。
 ひぃらと泳ぐ薄絹が潮風に翼のような軌跡を描き。素足に感じるのはただの水面と変わらないが故に体勢を崩しそうになるのを、また咲って跳んで、駆けて、整えた。
「──あぁ、此れ、何だか矢鱈に胸が弾むと思ったら、忍者です、忍者ごっこ!」
 思わずと言った様子で両の手を合わせ、振り返ったなら「ニンジャ?」魔女見習いの娘はくてんと首を傾げた。その切り揃えられた髪が縫を彷彿として、綾は肯く。
「ほら、子供達がよく憧れるでしょう、水面を走り抜ける凄技!」
「お兄さんは、ニンジャなの?」
「いいえ、私は違いますよ」
 だからこそ、こんなにも胸が弾むのです。そう言ってまた爪先で蹴る、花火痕。撓んで歪んで、それでも確かに足を押し返す感覚。
「ねえ、貴女は水を走るの、慣れていらっしゃるの?」
 舞踊のように軽く振り返れば、魔女見習いの少女は大きな帽子のつばをぎゅうと握って深くかぶる。
「ううん、そんなに」
「こわいかしら」
「……ううん、だいじょうぶ」
 だってお兄さんが、そんなに楽しそうだから。零された声に、ついつい困ったように眉を寄せて微笑むよりない。
「なら、燥いだ甲斐がありましたね、──あ、わ、」
 何気なく振り返り様に踏み出した足許に、花火が無かった。常の彼ならしでかしそうにもない凡ミス。

 ────どぼん。

 まんまるに見開いた瞳。水面に幾多と上がり続ける花火に照らされて、盛大に上がった水柱。追っていくつもの水飛沫が波間を叩いてきらきらと降り注ぐ。
 波と共に揺れる花火痕は、水中から見上げても美しく幻想的で、ああ、此れは色硝子のよう。そう思う。
 このまま漂い見上げているのも、きっと楽しいのだろうけれど。
──此れで終わりなんて勿体ない。
 水面の花火の上には、魔女見習いの黒い帽子が覗く。不安にさせてしまった? 大丈夫と早く伝えなくてはね。
 蹴るのは水。翔び上がる、海の上。
 ざばぁ、と様々な色を纏い、散らせて浮かび上がった綾の姿に見惚れるかのような魔女見習い少女へと改めて微笑んで、彼は手を差し伸べた。
「さあ、まだまだ翔け回りましょ」
 

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年08月14日


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト