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魔女猫と白竜の物語(作者 寅杜柳
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#アルダワ魔法学園  #猟書家の侵攻  #猟書家  #魔女猫グリマルキン  #竜騎士  #第二章プレイング受付中 


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●竜神山脈に竜は哭く
 遠い遠い、昔の話。
 一人の魔女がいました。彼女は少々頭は鈍かったけれども、持ち前の優しさで周囲には多くの人々が集まっていました。
 その中に一匹のケットシーがいました。
 彼女は魔女に魔術について教わり、その好奇心からどんどんのめりこんでいって一人前の魔法使いになりました。
 けれども、その時おそろしき大魔王が魔女を襲ってしまったのです。
 慕っていた人々がその身を挺しても、魔法使いの猫が抵抗しても力は全く及ばず、魔女は食べられてしまいました。
 何とか生き延びたケットシーですが、当然怒り心頭。
 その後の生涯を大魔王を打ち破る為の魔術の研究、研鑽に捧げ尽くしその発展に尽力したのでした。
 やがて時が経ち。
 大魔王は大いなるダンジョンメーカーにより封印され、その上に建てられたアルダワ魔法学園により世界は今も守られているのです。

『だからにゃー、魔王を滅ぼしてくれたのはとても気分がいいにゃ』
 竜神山脈、いくつも存在する竜の洞の一つの中に高い猫の声が響く。
『けれども……アレは何だにゃ? あの魔導蒸気機械という名前のアレ、作ったのはオアニーヴという賢竜だって聞いたけども、それは大きな問題じゃあない』
 苦しげなドラゴンの呻きが響くも、猫の声は止まらない。
『偉大な魔女様の魔法を放棄してあんなくだらないおもちゃで世界を満たそうとしている――それがお前さん達ドラゴンの仕業。切っ掛けを与えただけだとしてもそんなの許す訳にはいかない』
 洞の中には地面に拘束された白く毛並みのふさふさしたドラゴンと、それに比べて随分と小さな魔女帽子のケットシー。
 如何にも魔女と言った風体のケットシーの名は魔女猫グリマルキン、この世界を侵略せんとする猟書家の一人だ。
 彼女は帽子を取ってその中に手を突っ込みごそごそ何かを探り、邪悪な気配を纏う黒き仮面を取り出した。
『……大魔王の仮面、私がこれを使うのはしょーじき腹が立つことこの上ないけれど、それ以上に頭にくるお前さん達には丁度いいよね』
 嫌がるように首を振り咆哮をあげる白竜にグリマルキンは魔王の仮面を被せる。
 邪悪なる魔力がドラゴンの精神を汚染し、完全に支配するまでそう長くはかからないだろう。
 ドラゴンの悲痛な悲鳴が竜神山脈に響くも、他のドラゴンには届かない。
 だが、山の麓にいた一匹のケットシーがその救援を求める声を聞き届けていた。
『これは……ドラゴン様の悲鳴ですの! 今すぐ助けに向かわなければ!』
 ノールという名の白い毛並みのケットシーはそれを認識すると即座に険しい山へと駆け出した。
 進む先に道はないに等しくいつ崩れるかも分からぬ険路。だが、使命感に燃える彼女はそんなことお構いなしに突き進み、道が崩れるよりも早く山の壁すら足場に走る勢いで進んでいくのであった。

 グリモアベース。
「カクリヨファンタズムの戦いお疲れ様。それで早速で悪いんだけどアルダワ世界の猟書家の事件を予知しちゃったんだ。竜神山脈の事件で、ドラゴンと竜騎士のケットシーがピンチになっているから皆の力を貸して欲しい」
 騎士の格好をしたケットシー、クーナ・セラフィン(雪華の騎士猫・f10280)は集まった猟兵達にそんな風に切り出した。
「今回助けに行って欲しいのは竜神山脈に住む一頭のドラゴン、そして彼を助けに向かう一人のケットシーだ。猟書家の一人、魔女猫グリマルキンが白いドラゴンを拘束して大魔王の仮面を装着させて支配しようと企んでいる。すぐ助けに行ければいいんだけど……点在して暮らすドラゴンの習性と、場所が広すぎて直接転移するにも正確な場所が分からない。飛行も魔力を含んだ風で阻害されちゃうからどうにか走ったり道具を使って踏破しないといけないだろうね」
 真っ当に挑むなら難関だと、クーナは言う。
「けれど今回は竜騎士のケットシー、ノールって名前の子なんだけど、彼女がドラゴンの声……竜言語による助けを求める声を聞いているみたいで、その助けを得る事ができれば危険を最小限に抑えつつ一直線にドラゴンの元へと辿り着くことができるだろう。ちょっと性格が猪突猛進だけど……ドラゴンを助けたいって所を上手く伝える事ができれば多分大丈夫だと思う」
 ちなみに猟兵で竜騎士の人がいた場合は、その人も竜言語を聞き取る事もできるかもしれないね、と騎士猫は付け加える。
「正確な居場所は分からないけど、道中はかなりの難所である事自体は予知されている。崩れやすい足場だとか落石だとか、まだ雪が残っていて滑りやすくなっているだとか……どれも厄介だけど上手く対処してドラゴンの所に辿り着いて欲しい」
 そして猟書家についての説明にクーナの話は移る。
「魔女猫グリマルキンは生涯を魔術に捧げ、それで得た恐ろしい程の魔力で魔法を自在に操ってくる。空を飛びつつ魔力の矢を放ったり、疑似的な未来予知で攻撃を回避してきたり……あと、侵略蔵書だと思うけども鬼火を纏う魚の霊を無数に召喚してくるみたいだ。ただ、戦いになると大魔王の仮面への注意が逸れて支配が甘くなる。そこを狙ってドラゴンに呼びかけて支配への抵抗力を強めれば、魔女猫の戦闘に使える魔力が減って隙ができるかもしれない」
 そこまで説明したクーナは灯篭型のグリモアを取り出し火を灯す。
 頑張って、とクーナが言うと、灯篭から光が溢れ景色を光で満たし、そして光が消えた時には猟兵達の眼前に竜神山脈の険しき山の姿が広がっていた。





第2章 ボス戦 『魔女猫グリマルキン』

POW ●不完全なる終焉視
【疑似的な『魔女』の予知能力により】対象の攻撃を予想し、回避する。
SPD ●遺失魔術『フライハイ』
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【魔女より賜った大切な杖】から【無数の魔力の矢】を放つ。
WIZ ●魚霊群の回遊
【空を舞う無数の鬼火纏う魚】の霊を召喚する。これは【鬼火の勢いを増した突撃】や【鬼火の延焼による精神汚染】で攻撃する能力を持つ。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠クーナ・セラフィンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●猟書家と仮面に憑かれし白竜
 そして猟兵達と竜騎士のケットシーは白き竜の洞の入り口へと辿り着く。
 竜の住処だからか周囲は広く、これまでの道中のように不安定な足場だったりはしないようだ。
『ドラゴン様! 今お助けしますわ!』
 ケットシーのノールは背負っていた東方妖怪の背から飛び降りると猛ダッシュして飛び込んでいって、
『にゃー! ドラゴン様がー!』
 すぐさまダッシュで戻ってきた。
『うるさい奴だにゃ……なんだ、猟兵か』
 彼女に遅れて洞から歩き出てきたのは、ノールが道中で出会った駅長代理の愉快な仲間にも似た黒に近い灰の毛並みのケットシー。
 魔女の帽子と杖を身に付けた彼女こそがこの地のドラゴンを苛む猟書家『魔女猫グリマルキン』だ。
 そしてグリマルキンに続き、猟兵達が見上げるような大きさの白き竜がのっそりとその巨体を外気に晒すと、空に向けて咆哮を上げる。
 頭部に装着された大魔王の仮面に精神を支配されているのか、どこか動作は人形のようにぎこちない。
『ドラゴン様! 目を覚ましてくださいにゃ!』
 ノールの叫びにグウゥと低く唸り何かを振り払うように首を振る白き竜。
『……効きが悪い不良品かにゃ。もっと魔力を注がないと……本格的に支配するのはまた後にするとして、まずはお前達を排除してやるかにゃ』
 そしてグリマルキンは魔女の帽子をひっくり返し、その中から一冊の書物を取り出しつつ不意討ちを仕掛けてきたノールの槍を予見していたかのように躱して再び帽子を被り直す。
 更に白竜が周囲の温度を奪い、その身に氷を鎧のように纏うと猟兵達に氷の尾を叩き付けんとする。
 その一撃を金狼と二人の猟兵が躱し距離を取って周囲の様子を再確認。この付近の安定した地盤なら多少派手に暴れても問題なさそうだ。
 だが巨体の竜が自在に動けるだけの空間もあって、地形を利用して動きを封じるのは難しいだろう。
 しかし、先程ノールの言葉に反応したのは間違いない。
 上手く竜を応援、鼓舞できれば仮面の支配力に抵抗し、グリマルキンに余計に魔力を使わせて隙を作る事も不可能ではないだろう。
 支配されつつある竜の前で僅かに不安そうに突撃槍を構えるノール、彼女の力ももしかすれば借りる事もできるかもしれない。
 とにかく、この魔女猫の野望を食い止める。
 猟兵達は各々戦闘態勢を取り、白竜を解放する為の戦いが始まった。
織部・樒
引き続きザフェルさん(f10233)と行動
アドリブ歓迎

ノールさん、ここが正念場です
先ずは竜に正気を取り戻していただきましょう

念の為事前に【式神使い】にてザフェルさん、ノールさんの補助・護衛をお願いします
基本は相手の動きを見つつ、UCを展開
【高速詠唱】【早業】を駆使して敵の発動に合わせるように
その間の防御はザフェルさんに一任しますが、自分で防げそうであれば錫杖で【見切り】、
【ジャストガード】、【武器受け】、【オーラ防御】を使用します
余裕があれば【マヒ攻撃】や【呪詛】を込めた攻撃も行いましょう
ノールさんの呼び掛けが実を結べば畳み掛けるように攻撃を行います
(その間も敵UCには此方のUCで対抗)


ザフェル・エジェデルハ
引き続き、樒(f10234)と共闘
見た目が可愛いくてもやっぱ猟書家か やり口が汚ぇな

樒が術を展開するまでは彼とノールの壁役になり、
【オーラ防御】や【武器受け】で敵攻撃から【かばう】
また、ノールには白竜へ語り続けるよう頼む
声は届いているみたいだからな しっかり語り掛け、魔女に操られないようしてくれ
敵意を向けられたら不本意だが攻撃することになっちまう

樒の術展開後、防御は樒の術の力を借り、攻撃することに集中
【鬼火纏う魚】とグリマルキンへ黒竜を向かわせる
敵との距離が詰まることがあれば、【怪力】による武器攻撃も同時に行い、
敵の行動を阻害する

人形遊びがしたいなら骸の海でやってくれ


 魔女猫が魔導書を捲る中、樒は動揺するノールを落ち着かせるように声をかける。
「ノールさん、ここが正念場です。先ずは竜に正気を取り戻していただきましょう」
 周囲に式神を展開する樒の言葉に、ノールの不安げな雰囲気は和らぐ。
 代わりに竜を救わんとする意志をその瞳に再び燃え上がらせ、槍を構えた。
(「見た目が可愛いくてもやっぱ猟書家か やり口が汚ぇな」)
 内心毒づくザフェルを他所に、魔女猫が魔導書を捲り詠唱すればその周囲に骨の魚が無数に出現し、火が灯り揺らめく。
 鬼火――青白いそれを灯した魚の群は海の中にいるかのように空を泳ぐと、群れを成してノールと猟兵に襲い掛かる。
 その魚群をザフェルの長柄の戦斧が振り払い、明後日の方向へと弾き飛ばす。
 鬼火の延焼もオーラ纏う斧には及ばず、だがその数で強引に守りの隙間を突破せんと魚群は勢いを増していく。
 敵の数は膨大で小型。さしものザフェルでもその全てを阻むことはできず一匹を通してしまう。
 そしてそれがノールに体当たりし鬼火を延焼させんとした時、
「そうはさせませんよ」
 樒の式神が魚を阻み動きを鈍らせ、その動きを見切った樒が錫杖で叩き伏せ消滅させる。
「ノールはそのまま語り掛けてくれ! 声は届いているみたいだから、あの魔女に完全に操られないようにな!」
 もしも白竜が本格的に操られて敵意をこちらに向けるような事になれば――、
(「その時は不本意だが攻撃しなければならねぇが」)
 最悪の想定もしながら、後方の樒とノールを守るようにザフェルは長尺の武器を器用に操り式神とのコンビネーションで一匹たりとも攻撃を通させない。
『ええい面倒にゃ! 追加で出てこいにゃ!』
 苛立ったようにグリマルキンが魔導書を捲り鬼火灯す骨魚の群を再び召喚する。
「――青龍、白虎、朱雀、玄武、勾陳、帝台、文王、三台、玉女」
 しかしそのタイミングを見切っていた樒が応じる形で高速で詠唱しユーベルコードを起動、するとグリマルキンの正面に破邪の方による結界の壁が出現し、魚群の大半を相殺する。
 一度放たれたそれを見ていた樒が合わせた九字真言のタイミングは完璧、それにより生じたグリマルキンの隙を見逃さずにザフェルがユーべルコードを起動。
「我が黒竜よ、捉えし影を曝せ」
 これまで猟書家から感じ取っていた悪意、それに対して感じた敵意や不快に応えるように黒き幻影の竜が94体出現、そしてそれらを引き連れザフェルが魔女猫へと切り込んでいく。
 黒き幻の竜が僅かに残った鬼火灯す骨魚に食らいつき爪を突き立て阻み、その間に大半の幻影黒竜とザフェルが魔女猫へと距離を詰める。
『ええい、うっとおしいにゃ!』
 グリマルキンが杖でザフェルを示せば、白き竜が咆哮をあげて尾を持ち上げザフェルへ叩きつけようとする。
 その間にもグリマルキンはザフェルとの距離を離そうと魔法を構築していき、
『ドラゴンさまー! もうすぐ解放するから頑張ってにゃー!』
 だが、そんなノールの声に白竜の動きがびくんと止まる。そしてグリマルキンの背に式神が呪詛を乗せた一撃を加え詠唱を妨害。
 それだけの時間があれば、ザフェルには十分。
「人形遊びなら、骸の海で……もっと小さいのでやるんだな!!
 両刃の戦斧をその全力で叩きつけるザフェル、その衝撃にグリマルキンの矮躯は派手に弾き飛ばされたのであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ロラン・ヒュッテンブレナー(サポート)
※絡みアドリブOK
※感情が尻尾や耳によく表れる
※人見知りだが【優しい】性格で育ちのいいお坊ちゃま
※戦闘時は魔術器官と電脳空間の演算力を用いて知略で戦う
※「ぼく」「~なの」「~さん

体のあちこちにつけた魔道具の回路を起動し(【高速詠唱】)、
狼の嗅覚聴覚視覚(【聞き耳】【暗視】)を駆使した【情報収集】と、電脳空間からの【ハッキング】で敵戦力を分析(【学習力】)

適切な魔術(UC)を組み合わせたり【乱れ撃ち】する
防御は【結界術】で作る【オーラ防御】壁や、
小柄な体系と狼の機動力(【ダッシュ】【残像】)を使う

仲間を守り、敵には【勇気】をもって容赦ない作戦・攻撃を行う(【全力魔法】)


 そして魔女猫が吹き飛ばされた所に、一人の人狼の少年が魔術を構築しつつ距離を詰めていく。
 咄嗟に猟書家は杖を向け反撃の魔術を放たんとするが、形を成す前に霧散する。
 ――ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)という名の彼が得意とするのは電脳空間の演算力を用いた分析力。
 先の二人が戦っている間にこの魔女猫の魔術の癖を優れた狼の感覚で分析し、魔術陣を通し割り込みをかけたのだ。
 そして魔道具に魔力を通し誘導する魔力弾の群をロランがグリマルキンに放つ。
 しかし、
『舐めるんじゃないにゃ!』
 グリマルキンは慌てずにユーベルコードを起動してロランの誘導魔力弾の全てをまるで予かじめ見ていたかのように回避する。
 疑似的な魔女の未来視能力――それを発動した魔女猫は大魔王の仮面を通した白竜への支配力を強めロランにその竜の尾を叩きつけさせる。
 風切り音を狼の耳で捉えたロランはその一撃を躱しつつ、
「おねえちゃん、力を借りるの」
 対抗する為のユーベルコードを起動。
「……血よ響け。そして夜に輝き、星を駆ける契約を。我が身に降りて道を示せ」
 すると少年の体は成人の人狼吸血鬼のものへと変化。得た飛翔能力を使ってやわらかな月光を放ちながら空へと飛び立つ。
 地上から彼を撃ち落とさんとグリマルキンの杖から精密な魔力弾が放たれる。
 未来を見たかのように移動先を的確に狙ってくるが、ロランの人狼としての情報処理能力と移動能力はそれら攻撃を相殺、或いは回避し一撃も受ける事はなくやり過ごす。
 白竜もブレスで撃ち落そうと大きく息を吸ったが、少女猫の竜騎士の呼びかけで抵抗し明後日の方向に逸らしてしまう。
 そしてその内、グリマルキンの魔術の威力が弱まってくる。
 それもそのはず、ロランの放つ月光は受けると能力の弱体化を引き起こしてしまう効力を持つもので、長時間浴びればさしものグリマルキンもその影響を無視しきれなくなる。
 頃合いを見計らいロランがグリマルキンへと急降下、反撃の水の魔術弾をギリギリで躱しながら、刺突剣と成した破邪結界で魔女猫に鋭い一撃を加えた。
成功 🔵🔵🔴

竜胆・樹月(サポート)
「気を引き締めていかないとね」
力不足は承知でも、できることをがんばりたいんだ

ユーベルコードは最良のタイミングを見極めて使用する
敵の小さな隙を見つけたらチャンスに変えて、力と速さを最大限に生かした一撃を見舞わせる

神化衣(水色の羽織)を取って下級神の竜に変え、それに騎乗して戦う
リーチが長い薙刀(腰布を変化させた槍)で、敵を斬り払う
竜にはブレス攻撃(水属性)で戦ってもらう

敵とは適度な距離を取る
敵からの攻撃は軽い身のこなしでかわすか、周辺地形を利用して避ける
本体以外の敵がいれば優先順位をつける

仲間とは協力し合い、自分勝手な行動は取らない

ボクの竜神としての本当の強さを見せるよ
そして、あなたを救いたい


 人狼吸血鬼の一閃が魔女猫の灰の毛並みを斬り裂き血が周囲に散る。
 しかし猟書家は爆発の魔法を行使、至近距離で起爆し自身の身体をその余波で上空へと打ち上げる。
『……遺失魔術『フライハイ』!』
 その魔術は使用者に飛翔能力を与えるもの、くるりと空中で反転し飛翔を開始すると、地上の猟兵達に杖から魔力の矢を雨霰のように降り注がせる。
 高速で飛翔する魔女猫を地上から捕らえるのは困難だろう。
 ――地上から迎え撃つのであれば。「気を引き締めていかないとね」
 水の色の竜に騎乗した一人の青年が空のグリマルキンへと向かっていく。
 下級神である竜は彼、竜胆・樹月(竜神の剣豪・f33290)の神化衣が神威を受け変じたもの。
 霊力を通し薙刀に変えた腰布を振るい魔女猫を斬り裂こうとするが、変幻自在に飛翔する魔女猫はそれを容易く回避する。
 騎乗する竜が重ね水のブレスで支援、けれどそれは地上から放たれた白竜の高熱のブレスに打ち消され莫大な水蒸気が発生。
 視界が悪くなった中、樹月は冷静に竜神である自分ができる事を考え、薙刀から竜刀に持ち換える。
 力不足は承知、だが地上の白竜とケットシーの竜騎士の少女を救う為に彼は全力を尽くす事を厭わない。
 そこに、視界の悪さを利用して魔女猫が急襲、突撃しながら彼女の杖から無数の魔力矢が竜の上の樹月を狙う。
「――そんな間合いで守り切れるとでも……?」
 しかしそれは樹月の予測通りの攻撃、彼は竜から高く跳ねて宙返りし矢の群れを回避しつつ、突っ込んでくる魔女猫に目にも止まらぬ速度で四度斬りつける。
 電流を帯びたその刃が二度魔女猫を斬りつけた所で距離を離され二撃が空を切る。
 四撃全てを刻み付けられれば致命となるユーベルコードであったが、間合いから逃れられては仕方がない。
 竜が旋回し樹月の下へとするりと体を滑り込ませ樹月は華麗に着地を決めて、そして強引に逃れようとした猟書家は制御を失い地上に墜落する。
 しかしまだ立ち上がっている。だがあと少しで打倒できることは疑いない。
 少しでも支援を行う為に、樹月は高度を落とし次の行動に備えた。
成功 🔵🔵🔴