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祝福のウェディングベル

#グリードオーシャン #戦後 #メガリス #貶める者 #マイ宿敵


「……そんな名前のメガリスが、グリードオーシャンの世界、終の王笏島に残されているらしいんですよね」
 七大海嘯『王笏』カルロス・グリードが保有し隠していたメガリスの一つであり、その効果はこの鐘の音に祝福されて夫婦となった二人へ何らかの幸福を与えるというモノ。
「デメリットは『祝福されて結ばれた二人が別れたり浮気など不誠実な行いをすると、大きな不幸に見舞われる』というものらしいですね」
 また、夫婦と定義されていることから男女のカップルにのみしかこのメガリスは効果をもたらさないのだとか、二人と言う条件が付いているためハーレムや一夫多妻は浮気とみなされるなど結構融通の利かないメガリスでもある。
「ともあれ、そういうメガリスが終の王笏島にあるらしいんですが、コンキスタドールの残党も島にはいるようでして」
 このまま終の王笏島に残されているメガリスをコンキスタドールの残党に漁らせるのはよろしくないということでフェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)は君達に声をかけたらしい。
「ただ、少々遅きに失したようでして」
 現地に向かってもコンキスタドールがメガリスを確保して離脱するのを阻止するにはギリギリのタイミングになるのだとか。
「なので、皆さんには鉄甲船で島に上陸した後砂浜を全力で駆け抜けてメガリスの隠されている場所へ向かっていただく必要があるんです」
 間に合ったなら、メガリスを手にその場を立ち去ろうとしているコンキスタドールと遭遇することになるだろう。
「そのコンキスタドールこと貶める者は、新たに手にしたメガリスの力を借りて自身のものと合わせ一度に二つのユーベルコードを行使してきます」
 ウェディングベルの力を借りて放つのは指先を向けた対象に天からの光を落として攻撃するというもの。
「デメリットの方の大きな不幸と言うのを歪めて使ってるのかもしれませんが」
 命中率が高く躱しづらいという性質も持つ。
「メガリスも本来の用途以外で使われるのは不本意でしょうから」
 回収の方、よろしくお願いしますねとフェリクスは君達に頭を下げたのだった。


聖山 葵
 六月、ジューンブライドの季節ですね。

 と言うことで、今回は終の王笏島に隠されていたメガリスを回収してきていただくお話となっております。

 尚、希望すれば獲得したメガリスは旅団へ持ち帰ることが出来ます。メガリスを希望の場合、二章のプレイング内に希望する旨をご記載ください。(確保できるのは二章ラストになるため)
 ただし、メガリスは一つ、希望者が複数の場合、ダイスで決定させていただきます。

 では、ご参加お待ちしておりますね。
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第1章 冒険 『海岸ダッシュ!』

POW   :    スタミナが切れるまで全速力スパート!

SPD   :    テクニカルに最短コースをキメていけ!

WIZ   :    ダッシュ出来なければ魔法で飛べばいいじゃない!

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櫻井・クロ
「また気になるメガリスにゃね、結婚式とかに使えばロマンチックかにゃ?」
結婚式で二人が結ばれるときに使えばばっちりだと思うのにゃ♪
(使う相手との結婚式姿を想像する猫である)
島に上陸したらライオンライドで騎乗して野生の勘を頼りに目的地までダッシュなのにゃ!
「それじゃライオンさんでGOなのにゃ!」
飛んでも走っても良いけど何時ものあのコンキスタドールと戦うから体力は温存した方がいいにゃしね。
念の為なにかあれば第六感やオーラ防御で対処にゃね
他の人連携する場合はちゃんと協力して進むのにゃ
「速く見つけて逃げられる前に押さえるのにゃ!」

ネタやアドリブはお任せなのにゃ!



「また気になるメガリスにゃね、結婚式とかに使えばロマンチックかにゃ?」
 メガリスの説明を思い出して鉄甲船の甲板で櫻井・クロ(トラベルキャット・f12090)は感想を口にすると目を閉じた。
「結婚式で二人が結ばれるときに使えばばっちりだと思うのにゃ♪」
 瞼の裏に誰かと結婚する光景でも思い浮かべたのだろうか。やがて船は島に接舷し。
「それじゃライオンさんでGOなのにゃ!」
 砂浜に飛び降りると召喚した黄金のライオンに跨り、ライオンは翔ぶような速さで駆けだした。クロからすれば自身の足で駆けることも可能ではあったが、砂浜の先に待つのはコンキスタドールとの戦いだ。消耗は最小限に、念の為にオーラで自身を覆い神経を研ぎ澄ましてアクシデントにもすぐさま応じられるようにしつつただひたすら砂浜を駆けた。
「速く見つけて逃げられる前に押さえるのにゃ!」
 黄金の毛をぎゅっと握りながら揺れるライオンの上でクロは呟く。波に洗われ始めたライオンの足跡を砂浜に残しながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ピエール・モルズ
そういえばジューンブライドというものもあったな。
半分祝福、半分呪いのような気がしないでもないが、まあこれは当人同士の甲斐性次第か。

何にせよ悪用されてはたまったものではない。さっさと取り返すに越したことはないな……って、またあの女コンキスタドールか。いい加減滅んで欲しいものだ。

海岸についたらバイクコアを使い、スライムピエールをバイク化…今回はオフロード型にしてそのま「ダッシュ」「悪路走破」「地形耐性」で砂浜を走っていこう。何かあればバスターピエールカノンや装備品による「暴力」や「オーラ防御」など、技能を使って対処だ。

やれやれ、俺もいい加減「お相手」を探すべきかねぇ……

※アドリブなど歓迎



「そういえばジューンブライドというものもあったな」
 グリモア猟兵の説明で記憶の中から掘り起こされた言葉を口の端にのせ、鉄甲船にピエール・モルズ(スライムを連れた黒騎士・f32279)が揺られていたのは少し前のことになる。
「半分祝福、半分呪いのような気がしないでもないが、まあこれは当人同士の甲斐性次第か」
 独り言ちて人型の方でピエールは肩をすくめ。
「何にせよ悪用されてはたまったものではない。さっさと取り返すに越したことはないな……って、またあの女コンキスタドールか」
 結論に至りその先に待ち受ける敵へ思い至ったことで微かに苦々しい表情を作る。
「いい加減滅んで欲しいものだ」
 以前戦った時のことを思い出したのとかボソッと零すと島に船が接舷したところで砂浜へ降り立ち、バイクコアを用いてスライム部分をバイク化させる。
「この地形ならば、やはりオフロード型だろうな。いくぞ――」
 砂浜と言う地形も何ら問題とせず砂にタイヤがとられる様子など欠片も見せずバイク化にたスライムが走り出し。念のため一部を変形させて作った戦車砲をいつでも砲撃可能にしながらバイクは寄せてくる波も蹴散らしながら進み続ける。
「やれやれ、俺もいい加減『お相手』を探すべきかねぇ……」
 走りながら零した言葉とため息は波音とバイクの唸りにかき消され、残ったのは波にかき消されずに済んだ砂上の轍のみであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

備傘・剱
ついに来たか…
前回は、確保できなかったが、今回こそ、確実に…
あのミスターの為にも、確保せねば!

ダッシュのスピードならば、これが最適だ!
青龍撃、発動!
さぁ、疾く早く速く!翔ぶが如くぅ!

障害物は爪及び、斬撃波で、排除して、文字通り一直線にメガリスに突き進んでくれるわぁぁぁ!

崖かあれば登ればいい!渓谷があるのなら、飛べばいい!
原住民がいるのなら…、あ、それはちゃんと避けて危害は及ばない様にしよう
だが、それ以外は無視して突き進む、ミスターに幸せな結婚生活を送ってもらうために、そして、ふふふ…、どんな顔するか、楽しみじゃないかぁ!

さ、遅れなど、一瞬で無にするぞ、飛ぶが如く!

アドリブ、絡み、好きにしてくれ


クオ・メアン
【WIZ】

「「ケッコン」とか「レンアイ」ってまだよくわかんないけど、メガリスをあくよー(悪用)するのはダメだよね!」

ふだんの砂浜にないようなもの(コンキスタドールがのこしたもの?)がないかとか、望遠鏡で遠くに乗り物がないかとか調べて、ガレくんに乗って、急いでコンキスタドールを追いかけるよ。

ガレくんは速いし、空も泳げるから、障害物があってもぜんぜんダイジョウブだよ。
思いっきり泳げるのは楽しいね、ガレくん!



「ついに来たか……」
 万感の思いを噛みしめる様に拳を握り込んでいた備傘・剱(絶路・f01759)は瞑っていた目を開いた。
「前回は、確保できなかったが、今回こそ、確実に……あのミスターの為にも、確保せねば!」
「『ケッコン』とか『レンアイ』ってまだよくわかんないけど、メガリスをあくよーするのはダメだよね!」
 キッと剱が顔をあげる様を見ていたクオ・メアン(氷雪の精霊術士・f30569)は、首を傾げつつもグリモア猟兵の説明を思い出し呟き。
「違う! 俺は悪用しようとしてるわけではなく、ミスターの幸せのために――あー、まぁ、そういう訳で」
 弾かれた様に振り向いた剱はそこに若干驚いたクオの姿を見つけ、一瞬固まってからそれじゃなと片手をあげて前方に向き直る。
「ダッシュのスピードならば、これが最適だ! 天よ、祝え! 青龍、ここに降臨せり! 踊り奏でよ、爪牙、嵐の如く!」
 自身に装着したのは、空気中の水分を凝縮し形成した青龍の爪と牙。
「さぁ、疾く早く速く! 翔ぶが如くぅ!」
 誤魔化す意味もあったのかどうかは不明だが、クオを置き去りにして剱は駆け出し。
「障害物は爪及び、斬撃波で、排除だ! 文字通り一直線にメガリスに突き進んでくれるわぁぁぁ!」
「障害物? ガレくんは速いし、空も泳げるから、障害物があってもぜんぜんダイジョウブだけど、ふだんの砂浜にないようなものあったかな?」
 剱が吐いた気炎をオウム返しに口にしたクオは望遠鏡を取り出すと周囲を見回し。
「危険なものはなさそうだね、ガレくん。じゃあ、コンキスタドールではないみたいだけどあのお兄さんを追いかけるよ」
 同じ鉄甲船に乗ってきた以上目的は同じはずであり、クオが声をかければその傍ら宙を揺蕩うおとものサメは応えるように尾びれを軽く振り。
「崖かあれば登ればいい! 渓谷があるのなら、飛べばいい! ……って、何もないな、ここ」
 ガレくんの背に跨って出発すると、前方から聞こえてきたのは若干困惑した剱の声。まぁ、時間との闘いなだけで何の難所もない砂浜を目的地まで走り切るだけなのだから崖も渓谷もないのだが。
「まぁいい。ミスターに幸せな結婚生活を送ってもらうために、そして、ふふふ……、どんな顔するか、楽しみじゃないかぁ!」
 第三者からするとミスターって誰だろうと首を傾げるような独言ではあったが、剱の声はテンション高めであり。
「さ、遅れなど、一瞬で無にするぞ、飛ぶが如く!」
「ぼく達も急がないと……けど、思いっきり泳げるのは楽しいね、ガレくん!」
 剱の声で急がなければいけないことは思い出しつつも風を切って進むのは心地よく、跨ったサメへとクオは同意を求めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鹿村・トーゴ
【ケイラf18523】に呼ばれて来てみたら
うぇでんぐべる??何?結婚式で鳴らす鐘?…鐘??
余所の世界じゃ結婚式で鐘ついたら幸せになんのか

ふむ、まずはその鐘の場所までとにかく辿り着けって訳だ
悪者に先越されると厄介だもんな

UC、それと【軽業/地形の利用/情報収集】も活用
異変を感知したら一応記憶するか、周囲の猟兵にも情報共有するよ
このUC、
砂の上でも沈まず走れる術だ
持ち前の敏捷さと一番負担無く走れる地点と地点を結ぶように飛び渡る

羅刹の脳筋な考えで途中、ケイラと競争するつもりで走ったりして
ケイラにお小言を食らう
オレ、山の羅刹だし海とか砂浜って慣れてねーもん
なんか方向も解んなくなるしよー

アドリブ可


ケイラ・ローク
【トーゴf14519】をお誘いして!

アドリブ連携歓迎です

ウェディングベル知らないの!?
う~確かに侍エンパイアの世界にはないか。
鐘だけどつく鐘じゃないわよ!除夜の鐘みたいなの想像してるでしょキミ~?
鳴・ら・すのよ!
さっ、とにかくダッシュよ!
……?
って!置いてかれた?
何よ薄情者っ(ぷりぷり)
あたしも走るの得意そうな大ネコマタに変身しちゃう
UC三つの獣、白虎と見紛う猫又に変化
四足で駆けトーゴに追い付く
…ちょ、キミ(大きな前足で牽制)
これあたしと競争じゃ無いから!目的地はあっちよコースずれてるでしょもうそれでも忍者なの~?
最終的にあたしがパクッと咥えて猫の子運搬スタイルでトーゴを運んでも良いわね💢



「うぇでんぐべる?? 何? 結婚式で鳴らす鐘? ……鐘??」
 グリモア猟兵から説明を聞いた鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)がそう困惑する様を見た時、そのトーゴに声をかけたケイラ・ローク(トパーズとアメジスト・f18523)は驚きに目を見開いたらしい。
「ウェディングベル知らないの!?」
 と。
「う~確かに侍エンパイアの世界にはないか」
 とは言え相手に理解できる下地がないことに気づけば納得もして。
「余所の世界じゃ結婚式で鐘ついたら幸せになんのか」
「鐘だけどつく鐘じゃないわよ! 除夜の鐘みたいなの想像してるでしょキミ~?」
「違うんか?」
「違うわ、そもそも突くんじゃなくて、鳴・ら・すのよ!」
 未だ困惑するトーゴへ独言から想像してることを推測して尋ねれば、オウム返しに返ってきた問いを否定しつつケイラは軽く説明する。
「ふむ、まずはその鐘の場所までとにかく辿り着けって訳だ。悪者に先越されると厄介だもんな」
「そういうこと」
 ようやく理解してくれたようねと頷いたケイラは、気づかない。
「寄せの術……うかみの渡り足、ここへ。さて行くかな?」
 トーゴが足を変異させ砂浜を走破するのに適応しながら動き始めていたことに。
「さっ、とにかくダッシュよ!」
 轍やら何やらがところどころに残る先を指さしながらケイラは振り返り、そこに誰も居ないという状況に理解が追い付かず立ち尽くし。
「って! 置いてかれた?」
 棒立ちの時間は数秒となかったであろう。
「何よ薄情者っ」
 だが、状況を呑み込めば、先に行ったトーゴへの憤りを覚えてぷりぷりと怒り。
「あたしの中の因子はネコマタだけじゃないのよ! ……たぶん。出来る、ケイラがんばれ!」
 途中でトーンダウンしつつも自身へ声援を送りつつその姿を変えてゆく。無論、目的は砂浜の走破だ。
「あの程度、すぐに追いついてやるんだからっ!」
 白虎と見紛う猫又へ変じたケイラは砂に肉球付きの足跡を残して猛追跡を開始し。
「ん?」
 付近の情報を収集しつつ先を進んでいたトーゴは追ってくるケイラにはすぐに気づいた。
「この速さ、そっか。オレと競争するつもりか」
 もっとも追いかけているケイラからすれば、そんな斜め上の理解をされるとは思っても居なかっただろう。
「こっちだって砂の上でも沈まず走れる術使ってんだ、負けねぇ」
 だが、走破しやすいところを踏んで飛ぶように駆けていたトーゴは走りやすい地面のある方向へと進行方向を逸らしつつも速度を上げ。
「……ちょ、キミ」
「うおっ」
 更に進もうとしたところで行く手を遮るように伸びてきたケイラの大きな前足を避けようとしてつんのめった。
「これあたしと競争じゃ無いから! 目的地はあっちよコースずれてるでしょもうそれでも忍者なの~?」
「オレ、山の羅刹だし海とか砂浜って慣れてねーもん」
 何とか転倒を免れたトーゴをジト目で見ながら前足でところどころ足跡や轍跡が残る方を示して一息にケイラがまくしたてれば、トーゴはぷいっとそっぽを向き。
「なんか方向も解んなくなるしよー」
 追いつくのがもっと遅く、完全に砂浜から外れていればそうも言ったかもしれない。
「まったく……」
 不満を口にするトーゴへこめかみのあたりをひくつかせたケイラは歩み寄ると、トーゴの襟首の辺りを咥えて持ち上げ。
「うえっ?! 何すん――」
 何すると言われても、口で咥えているケイラに説明できる筈もなく。そのまま猫の子運搬スタイルでトーゴを運びつつケイラは再び駆け出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『貶める者』

POW   :    実はこんな服を着る趣味があったのですヨ
いま戦っている対象に有効な【恥ずかしい衣装かエッチな衣装】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD   :    ワタシが盗んだことになってる下着たちですヨ
召喚したレベル×1体の【女性用下着】に【伸縮自在かつ触れることで体力吸収する紐】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    貴方の姿、いただきますヨ
【斬りつけて得た他者の体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【自身を体の一部の持ち主そっくり】に変化させ、殺傷力を増す。
👑11
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「結婚……このメガリスがあれば『ワタシと結婚するって言ったのは嘘だったの』とかやった時に説得力ありまくりですヨ」
 槍を持たぬ方の脇に抱えた鐘へ視線を落とし、コンキスタドール貶める者は笑みを零す。
「さ、目的のモノが手に入った以上、長居は無用で――」
 だが、貶める者は知らない。砂浜を踏破した猟兵が自身に迫ってきていることなど、知る由もなかった。
ピエール・モルズ
・いやまあ、甲斐性なしに罰を与えるにはもってこいのメガリスだろうが、少々範囲が狭いのがな……だからこそ悪用しやすい、のだろうが。
さて、悪用する気満々のお前さんが持ったままじゃ寝覚めが悪い。とっとと奪還しようか。

・飛翔する下着の群れはUCの砲撃に誘導弾と範囲攻撃を加味して吹き飛ばす。直撃せずとも爆風で散らせるか、そうでなくても動きは止められるだろう。
天からの光攻撃はオーラ防御で防ぎつつ、フェイントで狙いをそらして躱し、隙が見えたらUCか味方が敵の近くにいるならダッシュで寄っての暴力を敢行しよう。

下着に取り付かれたら生命力吸収で奪われた体力を吸収し返す。
ふん、結婚したきゃまずその性格を直せ!



「いやまあ、甲斐性なしに罰を与えるにはもってこいのメガリスだろうが、少々範囲が狭いのがな……だからこそ悪用しやすい、のだろうが」
 人型の方に若干微妙そうな表情を浮かべさせたピエール・モルズは、視線をコンキスタドールが抱えていた鐘から当人へと向け。
「なっ、い、いつの間に現れたですヨ?!」
 予期せぬ猟兵との遭遇に硬直していた貶める者は再起動を果たすと思わず仰け反り。
「さて、悪用する気満々のお前さんが持ったままじゃ寝覚めが悪い。とっとと奪還しようか」
「ぐぬぬ、なぜこんなところへって聞くまでもなく目当てはコレのようのようですネ」
 唸りつつもピエールの宣言に狙いを察したコンキスタドールは鐘を庇う様に半歩退き、両者の視線がぶつかる。
「お引き取り願うですヨ!」
 貶める者の声を合図とするかのように出現したのは、紐の生えた空飛ぶブラジャーやショーツ。所謂女性用下着の群れはすぐに召喚者の敵であるピエールへと飛んで行き。
「はっはっは、そうはいかん! 我が砲撃を受けるがいい!」
 スライムの一部分を用いて形成した戦車砲が火を噴くと迎撃の魔力弾が着弾した紐付き下着を他の先頭集団諸共に吹き飛ばす。
「まだですヨ!」
 だが、貶める者とてそれで終わらせる気はないようだった。鐘を槍を持つ側の脇に抱えなおしピエールを指させば、天から光が差し。
「っと」
「フェイント?!」
 何もない地面を焼いた貶める者が目を見張る間もオーラを展開したピエールは動いていた。先ほど下着への迎撃に使った戦車砲が貶める者へと向き。
「ふん、結婚したきゃまずその性格を直せ!」
「おさばっ」
 生き残った女性下着に取りつかれるのをオーラで防ぎつつピエールの撃ち出した魔力弾はコンキスタドールへ直撃したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

櫻井・クロ
例の敵にゃね、今回も負けられないしメガリスも手に入れるのにゃ!
「そんな理由で渡さないにゃよ!覚悟するのにゃ!」
不意打ち気味に着ぐるみ・モードで一気に接近して【早業】【2回攻撃】で攻撃するのにゃ!
「フェリクスちゃんの為にも負けられないのにゃ!」
相手の攻撃には【オーラ防御】【第六感】【野生の勘】を総動員して回避したり防いだりするのにゃ
「きぐるみに衣装をぶつけても爪でバラバラにするにゃよ」
それでも衣装が替わっても慣れてるから特に気にしないにゃ

メガリスはクロがフェリクスちゃんと使うのにゃ、そんな結婚詐欺には使わせないにゃよ!
正しい使い方で愛を誓うのにゃ♪

※アドリブや他の人の連携などはお任せにゃ


備傘・剱
メガリス、欲しい

てなわけで、おい、そこの某ミスターにそっくりな奴
そのメガリス置いてけ!

雷獣駆、発動!
呪殺弾、衝撃波、誘導弾、斬撃波を撃ちまくりでけん制しつつ、接近戦を仕掛け、グラップルで組み付いてメガリスをとりあえず、壊れない様に念動力でそっと戦闘区域外へ置くぞ
そうすれば、後は心置きなく戦える、というものだからな

あん?変な恰好になろうが、下着に触手が生えようが、俺の姿になろうが!
目的に変わりは、無いのだよ!
さぁ、貶める者よ、そっちが貶められる前に、いう事を聞いておいた方が、身のためだぞ?
おじちゃん、目的の為なら、手段はあんまり択ばないって色んな所で噂になってるから

絡み、アドリブ、好きにしてくれ


ケイラ・ローク
トーゴ【f14519】と共闘よ!
アドリブ連携も歓迎です

あの女の人が今回の敵ねっ

もともとギリギリだったのにキミが横道逸れたりするからよ
…って💢
んもっまたキミは!
なんで人の話聞く前に行動するかな⁉
緑髪のお姉様ー
この子こんな言ってるけど年上の獣耳には弱いのよ!
お姉さんがうさ耳でも着けたら見とれてまごまごしちゃうのよきっと!すけべっ!

シーブズギャンビット!
シャツ脱ぎハーフトップとスパッツ姿
共闘って言ったし~トーゴの攻撃に合わせるわよっ(猫耳ピコピコ
フラワーダガーで2回攻撃&切断
貶める者か敵のUC下着が対象
時折ベルを奪還すべく!
盗み攻撃もする!
野生の勘は逃げ足に使うわ!下着にやられてたまるもんですか!


鹿村・トーゴ
【ケイラf18523】と

結構急いで来たけどあの半分裸みたいなねーちゃん、鐘持ってんじゃね?
目視した時点で【視力/情報収集/忍び足】UCを使う
蜂たちは刺して攻撃するのと
ベルをもぎ取るか取り落とさせるのに分かれて行動

【野生の勘】で光を落とす攻撃を避ける
エッチな衣装は
ちと動揺するけど忍びの哀しさ
色気も枯れ気味なんだよー(訓練しただけ)

Σえっ
ケイラに裏切られたー?!
ち、ちゃうわ!年上は好きだけど別にケモ耳が好きって訳じゃねーって何回言わせんだよ!
つい見ちゃうだけで

尚ケイラが脱いでもあんまり…

UCの蜂を攻撃に全振り+追随してもクナイ、手裏剣も【投擲】
【念動力】で砂も巻き上げぶつけて【目潰し】

アドリブ可



「例の敵にゃね、今回も負けられないしメガリスも手に入れるのにゃ!」
 よろよろと身を起こすコンキスタドールに見覚えのある櫻井・クロは、貶める者が起き上がった時点で既に駆けだしていた。
「新手?! こんなと」
「嘘に説得力を持たせるためとか、そんな理由で渡さないにゃよ! 覚悟するのにゃ!」
 よろしくない状況にコンキスタドールが顔を歪めるもクロに気づくのが遅れたことから不意打ちも同様で、貶める者が最後まで言い終えるよりも早く地を蹴ったクロはその身をびゃっこのきぐるみで包んだ姿に変えると急加速して間合いを詰める。
「っ、この――」
 衣装を召喚、活用している間などないと見たかコンキスタドールは向かってくるクロを指さそうとするも直前で察されたように指の先から動かれて狙いをつけそこない。
「ええい、当たればいいですヨ!」
「へっちゃらなのにゃ!」
 威力よりも牽制の意味合いをとって天から光を降らすも、光はクロを包むオーラに防がれ。
「フェリクスちゃんの為にも負けられないのにゃ!」
「くうっ、ならコレを喰らうですヨ!」
 更に距離を詰められた貶める者は召喚した衣装を見もせずにクロへ投げつけた。
「きぐるみに衣装をぶつけても爪でバラバラにするにゃよ」
 もっとも、それで怯むクロでもなく、着ぐるみから生やした爪で言葉通り衣装を引き裂こうとするも。
「にゃ?!」
 べちょっと音を立てて爪が衣装へとくっついた。
「お? な、なるほどふわもこな格好にはべちょっと粘着力のあるモノに覆われた衣装、確かに効果的ですヨ!」
 効果を発揮するところを見てから、貶める者はその有用性に気づき、ぐっと拳を握り。
「メガリス、欲しい」
「へ?」
 形勢逆転と言った状況であったが、勝利を確信するには早すぎた。呟きにコンキスタドールが振り返れば、そこには備傘・剱が立っており。
「てなわけで、おい、そこの某ミスターにそっくりな奴、そのメガリス置いてけ!」
「某ミスター? って、そんなことより藪から棒に何ですヨ……あ」
 唐突な要求に面を喰らった貶める者であったが、すぐさま一つの事実に気付いて顔を引きつらせる。
「ぐうっ、何とかしのげたと思ったらまた新手とか、聞いてないですヨ!」
「駆けよ雷獣! 森羅万象、万里一空、全ては汝が望むがままに! 理外が己の理であるがの如く!」
 コンキスタドールからすればあんまりだ嘆きたいところだっただろうが、この時剱はもう動き出していた。額から生えた麒麟の角より発生した黒い迅雷で覆われながら衝撃波を放つ度同時に弾をばら撒き。
「ちょ、く」
 いかに精度の低い牽制とわかる攻撃でも放置はできずコンキスタドールが天からの光で相殺をはかろうとする中、剱は凄まじい速さで間合いを詰め。
「あの女の人が今回の敵ねっ……って、戦いもう始まってるじゃない!」
 戦場にたどり着いたケイラ・ロークは状況を把握し、もともとギリギリだったのにキミが横道逸れたりするからよと鹿村・トーゴへジト目を向けるも。
「結構急いで来たけど、あの半分裸みたいなねーちゃん、鐘持ってんじゃね?」
 トーゴの視線はケイラではなく貶める者へと注がれていて。
「七針、お前たちの出番だな」
 他の猟兵と戦っている今は好機と見たのか、不可視の大型蜂を複数放つと自身も貶める者へと忍び寄ろうとする。相手の気がそれている今が好機と言うのは正しいのだろう、ただ。
「……って、んもっまたキミは! なんで人の話聞く前に行動するか!?」
 ケイラからすると独断行動は想定外だったらしい。ケイラが気づけば、トーゴは貶める者へとずいぶん接近しており。
「そらよっ!」
 一足早く挑みかかった剱は組みつこうとして、コンキスタドールの豊かな胸を鷲掴みにする。
「な、なにするですヨ?!」
「……ちょっと手元が狂った」
 こう、運命を司るナニカがサイコロを振ったら、重要な局面でとんでもない目が出てしまったとか言うサムシングだろうか。
「だが、変な恰好になろうが、下着に触手が生えようが、俺の姿になろうが! 目的に変わりは、無いのだよ!」
 ただ、それでも剱は止まらない。
「えっと」
 大きく変形したコンキスタドールの胸の形とかに忍び寄っていたトーゴの方は若干動揺していたが、当人曰く忍びの哀しさであるらしい。
「色気も枯れ気味なんだよー」
「さぁ、貶める者よ、そっちが貶められる前に、いう事を聞いておいた方が、身のためだぞ? おじちゃん、目的の為なら、手段はあんまり択ばないって色んな所で噂になってるから」
 ぼそりとこぼして視線を逸らすがその間も剱はコンキスタドールを追いつめており。
「ちょ、どういうことですヨ?! 待、ぎゃあっ」
 トーゴが可愛いくらいに動揺した貶める者は、トーゴの放っていた見えない大型蜂に刺された。
「よし……ん?」
「うん?」
 コンキスタドールが蜂に刺されるところまではトーゴの目論見通り。だが、その視線を動かすと鐘のメガリスが宙に浮かびつつフラフラと蛇行しており。
「まさか、同じことを?」
 そう、トーゴが大型蜂の一部に鐘を奪わせようとしたように剱も念動力で鐘を貶める者から引き離そうとしたのだ。結果として不可視の大型蜂と剱が念動力で見えない力比べをしてしまう羽目になったわけだ。
「緑髪のお姉様ー」
 ケイラが貶める者に呼びかけたのは、だからと言う訳ではない、と思う。
「この子こんな言ってるけど年上の獣耳には弱いのよ!」
「えっ、ケイラに裏切られたー?!」
 突然の暴露にトーゴは衝撃を受け。
「お姉さんがうさ耳でも着けたら見とれてまごまごしちゃうのよきっと! すけべっ!」
「ち、ちゃうわ! 年上は好きだけど別にケモ耳が好きって訳じゃねーって何回言わせんだよ! つい見ちゃうだけで」
 ケイラの非難にトーゴが叫び返すのを聞いたコンキスタドールはすわった目をして口を開いた。
「痴話げんかなら他所でして欲しいですヨ?」
 現在進行形で敵に胸を鷲掴みにされて脅されるというピンチの最中なのだ。もっとも、その対応は失敗であった。
「何が痴話げんかよ! トーゴ、いくわよ!」
 激昂したが有無を言わさず呼びかけ、シャツを脱ぎ捨て。
「共闘って言ったし~トーゴの攻撃に合わせるわっ」
「ケイラが脱いでもあん」
「あ゛?」
 ハーフトップとスパッツ姿で猫耳をピコピコ動かすケイラを見たトーゴのコメントは、謎のプレッシャーを帯びドスの効いた声によって断ち切られ。
「って、しまったですヨ! こんなことしてないで逃げ」
「逃がさないのにゃ!」
 我に返ったコンキスタドールが剱を振り解いて逃げるべく腰を浮かそうとすればすぐ後ろで声がした。
「あ、アナタはさっき衣装でべちょべちょにした筈」
「べっちょりしたのがくっついたのは爪だけにゃ!」
 身を守る為に展開していたオーラが身体に衣装がくっつくのを防いだようで。
「メガリスはクロがフェリクスちゃんと使うのにゃ、そんな結婚詐欺には使わせないにゃよ!」
「ごふっ」
 レガリアシューズを履いた足が貶める者を蹴り飛ばし。
「畳みかけるわよ、トーゴ!」
「あ、あぁ」
「ぐ、ちょ、ちょっと待つですヨ? それは卑きょ」
 地面を転がったコンキスタドールは追撃する気まんまんのケイラと勢いに押されるトーゴの姿に顔を引きつらせるが、待ってくれるはずもない。
「んじゃま、終わりにしとこうか」
 ケイラのフラワーダガーで斬りつけられた上に不可視の蜂に襲われ、トーゴからはクナイや手裏剣を投げられ満身創痍となった貶める者は剱の一撃で倒れ伏すと骸の海へと還り始めるのだった。
「で、鐘は無事奪還出来た訳だが――」
 残された問題はただ一つ。旅団に持ち帰りたい希望者が複数居たことだ。
「メガリスを持って帰って、正しい使い方で愛を誓うのにゃ♪」
 と、自身で使うつもりのクロと、ミスターなる人物の為に確保したい剱。メガリスが一つとなれば、持ち帰れるのは一人であり。
「よっしゃあっ」
 誰かの持っていたサイコロを振った結果、快哉を叫んだのは剱だった。持って帰る先は、剱がマスターを務める酒場か、それとも。ともあれ、こうしてメガリスがコンキスタドールに持ち去られる事態は阻止され猟兵達は帰路へとつくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年06月12日


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#グリードオーシャン
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#戦後
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#メガリス
#貶める者
#マイ宿敵


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠フェリクス・フォルクエインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト