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大祓百鬼夜行㉕〜百鬼夜行を屠る時

#カクリヨファンタズム #大祓百鬼夜行


●ゲイン塔にて。
「ああ、ああ……愛しき世界よ。
 あなたを思う私の愛は例え離れてしまっても揺るがない。
 だから私は帰って来たのです……貴方を永遠にする為に」
 そう言って少女は懐から短刀を取り出し抜き放つ。
「この一刺しによって貴女は永遠となるのです。
 其れは決して誰にも邪魔などさせませぬ」
 其の言葉と共に少女の立つゲイン塔を中心として東京上空は幽世の幻想へと変貌させていく。
「猟兵達よ、邪魔をしたいのならやってみる事です。
 私は其れも跳ね除けて我が願いを叶えて魅せましょう……」
 其の言葉と共に顕れるは数多の妖怪達。
 吸血西瓜が麩菓子の剣を二つ持ちススキ生い茂る中、団地闘法で迎え撃とうとしているかと思えば、龍の子がかぐや姫を指揮しながら斧を手に存在しないTV番組『妖怪伐採バトル』を仕掛けようと手ぐすね引いて待っている。
 骸魂に憑りつかれ心ならずも大祓骸魂に従わされて……。
 其れでも必ず猟兵達が自分達を止めてくれると二つの世界を護り抜く事を心の底から信じながら。
 敵、大祓骸魂の力は強大で此の大戦(おおいくさ)に存在した全てを用いて襲い掛かってくる。
 正に二つの世界を骸の海へと送らんとするに相応しき協力無比の存在だ。
 だが、決して倒せない訳ではない。
「何なんだ此処は?!」
「判らん。判らんが……俺達は俺達の出来る事をするだけだろう!」
「っ?!そうだな……猟兵の人達が全力でやれるように……」
「民間人を護る、銃や閃光弾で援護する、場合によっちゃあ囮になって気を引くのも有りだな」
 カクリヨファンタズムが如き空間が生み出された時に巻き込まれたか非力な自分達なりに少しでも猟兵達の力にならんと動くUDC組織の職員達。
 彼等は巻き込まれた子供達を護る為にひた走っているが猟兵達の頼みと在らば命を懸けて援護を行うだろう。
「こ、怖い……けど、あのお兄さんやお姉さん達、お爺さんが悪い奴等をやっつけちゃうよね」
 巻き込まれた幼子。
 彼等を護り通せば其の感謝の想いは君達の心を癒し力を与えるだろう。
 例えば迷宮団地。
 東京上空の一角に再現された此の地は敵のみに利を齎すだけではない。
 巧く利用すれば猟兵達の力となる。
 例えば駄菓子屋迷宮、此処にある駄菓子兵器は大祓骸魂を討ち倒す一助になるだろう。
 例えば……。

●グリモアベースにて。
「と言う訳で最終決戦の開幕って感じかな?」
 中々に厄介な難敵だけど皆なら勝利を掴めると信じているよ、と宣いながらグリモア猟兵は猟兵達に説明を開始する。
「今回戦うのは大祓骸魂、今回の戦争の首魁で恐らく最も強い相手だよ」
 何でも敵は今回の戦争で敵が用いたあらゆる手段を駆使して襲い掛かってくるらしく、更に言えば骸魂に憑かれた妖怪達を呼び出し自身と妖怪達を強化して繰り出してきたり、己が懐刀「生と死を繋ぐもの」を大量に複製して操ってきたり、畏れによって攻撃し避けられても己に有利な効果をもたらす彼岸花に満ちた空間にしてくるらしいのだ。
「どの攻撃手段も厄介極まる代物。
 本っ当にシャレにならない相手なんだけど対抗手段は無い訳じゃないんだ」
 或いは此の戦争で敵方が用いた全ての手段を駆使できる様になった弊害か、逆に此の戦場において猟兵達が対抗手段として用いてきた方法が大祓骸魂と戦う際に有効な手段となっているのだという。
「どんな手段で対抗するかは皆にお任せするよ。
 皆なら絶対に勝利を掴めると信じてるしね」
 そう言ってグリモア猟兵は猟兵達を戦場へと送り出すのだった。


久渓洞
 初めまして、或いはお久しぶりです久渓洞です。
 今回の依頼は此の戦争のラスボス、大祓骸魂との決戦となります。
 プレイングボーナスは全ての戦場のプレイングボーナスから好きなものを選んで使用なさって大丈夫です。

 UDC職員達を指揮し彼等に援護して貰いながら戦っても良いですし巻き込まれた子供を助け彼等の声援を受けながら戦っても構いません。

 迷宮団地の地形を利用して戦っても良いですし駄菓子屋迷宮にある駄菓子兵器を使っても大丈夫です。

 皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『大祓骸魂』

POW   :    大祓百鬼夜行
【骸魂によってオブリビオン化した妖怪達】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[骸魂によってオブリビオン化した妖怪達]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD   :    生と死を繋ぐもの
自身が装備する【懐刀「生と死を繋ぐもの」】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    虞神彼岸花
【神智を越えた虞(おそれ)】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を狂気じみた愛を宿すヒガンバナで満たし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
ゲニウス・サガレン
愛情のため道理も空間も捻じ曲げる……なんとも人間くさい大妖怪だ

⑲踏切が終わらない〜Endless Endline
プレイングボーナス: 踏切と妖怪電車を利用して戦う

これでいこう

アイテム「スティングレイ短針銃」
ボスを挑発

「さぁ、私とも遊んでくれないかな」

短針銃で応戦、「フライング・シュリンプ」の大群でボスの視界を邪魔しつつ、必死に踏切内へ誘導

轢かれる前に
UC「ゴーイング・マイウェイ」

ボスが踏切内に立ち入ったら「海蛍閃光弾」で目くらまし!
上空で待機する有翅エビが「沈滞の投網」を投下して捕獲
その間に私は踏切外へ脱出
ここまでを金貨による運命操作で成功させたい

……妖怪列車が来るよ
百鬼夜行の終電だ、きっと



●誰も見た事が無い景色が喪われない為に。
「愛情のため道理も空間も捻じ曲げる……なんとも人間くさい第妖怪だ」
 そう呆れた様な表情を浮かべながら踏切にてゲニウス・サガレン(探検家を気取る駆け出し学者・f30902)は空に浮かぶ大祓骸魂の姿を見上げていた。
 彼の傍にありしは飛び海老の群れ、手に持ちしはエイの意匠が施された短針銃。
 敵は強大なれど彼にとっては畏れる相手にあらず。
 此処で逃げれば彼が見たいと望む誰も見た事がない景色が幾つも喪われるとあらば探検家気取りの博物学者たる身として逃げる訳には絶対行かないというものである。
「さぁ、私とも遊んでくれないかな?」
『……っ!この痛みは……来ましたか猟兵……!』
 故にまあ、先ずは挑発とゲニウスは毒針を大祓骸魂へと撃ち放ち激痛のプレゼントをお見舞いする。
『此の痛みは……久々に怒りという物を私に味合わせてくれましたね……そのお礼を味合わせてあげましょう』
(やれやれ、挑発の第一歩は成功かな?)
 そして彼の銃が放つ神経に作用し激痛を与える毒棘は大祓骸魂の意識をゲニウスへと向けさせる事へと成功する。
『生と死を繋ぐものよ……我が想いを邪魔せし者を刺し貫きなさい?』
 彼女の懐刀『生と死を繋ぐもの』を大祓骸魂が抜き放つと同時に彼女の周囲には無数の『生と死を繋ぐもの』が顕現。
 そして大祓骸魂がゲニウスを再度睨みつけると同時に豪雨の如く彼へと降り注いでいくのであった。
「此れは又、まるで刀の雨を降らせている様だな。
 だが、凌いでみせるさ」
『む……空飛ぶ海老とは面妖な……其れに余りにも鬱陶しい……!』
 これに対しゲニウスが手で合図すると同時に彼の傍に侍る飛び海老の群れ、フライングシュリンプ達が大祓骸魂の視界を遮る様に展開。
 其の侭、大祓骸魂から逃れる様に移動していく。
 此れは念力で懐刀を操っている大祓骸魂にとって面倒極まる事態を招いていた。
『正確な場所を掴めない所為か遠くからでは討ち取る事は出来ませんか……ならば在る程度近付く必要もありますね』
 そして、ゲニウスの狙い通り、大祓骸魂は厄介なフライングシュリンプによる視界塞ぎへの対処としてゲニウスを追いかけていく。
 勿論、ゲニウスに近付き過ぎないように動いてはいるが……それすらもゲニウスの狙い通り。
 其の侭、ゲニウスはフライングシュリンプによって攻撃を凌ぎつつ大祓骸魂を短針銃によって齎す激痛によって挑発し続け……。
(どんなに稼いでも此れだから貯まらないんだよなあ。
 ……まあ、必要な事か)
 大祓骸魂が妖怪電車の通る線路内に立ち入ったのを見た瞬間、ゲニウスは反撃を開始。
 己が集めた金貨を代償に己が身体能力を強化し……。
「今だ!」
『ぐっ!目潰しですか!』
 先ずはウミホタルの発行成分を濃縮した閃光弾を彼女へ向かって投擲。
 金貨を代償にした結果、運も強化されただけあって大祓骸魂は不意打ちの其れを喰らってしまい視界を完全に封じられ……。
「勿論、それだけじゃない!」
『此れは……何かで私の動きを封じよう、と言う事ですか!』
 其の侭、上空に待機させていた一部のフライングシュリンプに命じて投網を投擲。
 彼女の動きは完全に封じられる。
『っ!此れは……何で……?!』
「古代遺跡で見つかった金属繊維、そいつで編み上げた投網さ。
 引き千切っても直ぐに自動修復されるこいつに目が見えない状態で脱出は不可能だよ?」
 そして、ゲニウスは大祓骸魂が動けない内に自らは脱出し……。
 ファ――――――――――――――――――――!!
 汽笛を上げて電車はやってくる。
『……っ!此れは……』
「……妖怪列車が来るよ。
 百鬼夜行の終電だ、きっと」
 妖怪列車は大祓骸魂へと容赦なく迫り……グチャリと音を立てて跳ね飛ばすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠寺・遥翔
【真の姿で戦う】
この世界は俺の愛する人が暮らす世界だ
身勝手な愛で永遠になんてさせるものか

イグニシオンに【騎乗】
真の姿となりUCを起動
装甲を犠牲に攻撃特化の形態をとる

【戦闘知識】による予測を【視力】による観測と【第六感】で補正した心眼で敵軍の動きを【見切り】
【残像】を織り交ぜて回避
避けきれない部分は【オーラ防御】を【結界術】でコーティングした多重防御壁で受け薄い装甲を補いつつ
被ダメージは結界で受けた敵の攻撃から【生命力吸収】で回復

【空中戦】で碧き劫焔を纏った両掌による【斬撃波】【範囲攻撃】でその統率を乱つつ骸魂だけを【焼却】していくぜ

数が減り弱体化したら本体を焔の太刀で断ち切る
さよならだ



●焔の刃にて敵を屠らん。
『……今度は貴女が私の相手ですか、鎧纏いし騎士よ』
「ああ。此の世界は俺の愛する人が暮らす世界だ。
 身勝手な愛で永遠になんてさせるものか」
 そう言って久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)は大祓骸魂へと宣戦布告。
 彼が駆るは彼の相棒たるバイク型AFフェンリルをオーバーフレームとする形で再設計した最新鋭機、イグニシオン。
 其の身に纏いし赤き炎は限界を超え蒼き轟炎へと進化し天元突破。
「SYSTEM-IGNIS起動!」
『此れは……装甲が剥がれて炎が全身を……?!』
 更に装甲をパージしたイグニシオンは焔を纏い、イグニスの骸魂から限界まで力を引き出して其の全てを眼前の敵を討ち果たす力へと変換していく!
 遥翔は己の限界を超えて真なる力を引き出して眼前の大敵へと立ち向かっていくのだ!
『ならば私は貴方が守ろうとする者達を持って打ち倒しましょう』
「此れは西洋親分達か!」
 これに対し大祓骸魂は卑劣にも骸魂の浸食を受けた妖怪達の軍勢を以って此れに対応。
 だが、遥翔は愛する人を護る為、そして己を信じて敢えて骸魂の浸食を受けた彼等自身の為に決して怯んだりなどしない!
「あんたが示した道を開いて俺は今此処にいる。
 骸魂から解放してやるから安心して戻って来い!」
 そう言い放ち遥翔は幾多の戦場を歩んできた経験から来る知識、そして其の優れた視力によって戦場を見通し得た情報、其処に其の優れた第六感により感じ取った『何か』も加味して敵の動きを完全に予測。
 己に群がる西洋親分率いる軍勢に一歩も引かぬ戦いを展開していくのだ。
『……まさか、あの数でこうも押しきれぬとは、此れが猟兵……っ!』
 大祓骸魂が見据える中、遥翔は己が前に立つ軍勢を確実に一体一体討ち倒していく。
 此の戦場の全てを見切った遥翔は操られた妖怪達の攻撃に対しても的確に対応。
 避けきれる物は時に僅かな動きで時には残像を残して回避し避けきれぬ攻撃は薄い装甲を補う様に気の障壁を結界で更に覆った多重防御壁にて防いでいく。
 時には其れを突破する攻撃も出て来はするが……。
「……っ!」
『あれだけ戦って何故体力がきれぬかと思いましたが……攻撃を受ける際、相手の力を変換して回復、活力としているようですね』
 大祓骸魂の分析通り遥翔は己に向けられた攻撃を受ける際生じる力を利用して受けた傷を回復、更に消耗した体力等も補充している為に疲労によって動きが鈍る事もない。
 そして……。
「これだけ集まれば十分だな」
『此れは……?!』
 背中の炎を激しく吹き出させて遥翔は上空へと駆けると……自分を討とうとした結果、一か所に集中した状態の妖怪達へ両掌に纏った碧き劫焔を解き放つ!
『―――――――?!』
『焔の斬撃によって骸魂だけを……っ!』
 そして、其の侭、妖怪達の統率が乱れる様に焔の斬撃を豪雨の如く降り注がせ、更に混乱する妖怪達を操る骸魂のみを狙って的確に燃やしていく。
 そうなってしまえば解放された妖怪が未だ骸魂に囚われた仲間をぶん殴っていき状況は混乱必至。
 空から妖怪達を指揮していた大祓骸魂は如何にか戦場を掌握しなおそうと其方に意識が集中し警戒は疎かに。
 だが率いる妖怪達が減っていけば大祓骸魂の力も減衰していくわけで……そんな隙を見逃す程、歴戦の猟兵は甘くない。
「幾ら何でも油断し過ぎだな」
『……っ!何時の間に……』
「教える義理は無いだろう?……さよならだ」
 遥翔は瞬時に近付いて焔の太刀にて一刀両断。
 大祓骸魂は地上へと落下していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
さて、私の戦場は…

あれは風見明様!?
よくよく不運な…失礼!

※襲われている人々が、妖怪に~

多勢に無勢、傍らには無辜の人
騎士として望む所です!

片腕に抱えかばい推力移動で包囲されぬよう常に移動し応戦
大盾殴打で妖怪達を蹴散らして

…あの少女が此度の騒動、世界に滅び齎さんとする元凶です
私見ですが…その動機は『寂しい』からなのでしょう

愛しい存在に触れ合えない、会えない
ならばいっそ…
ですが、それで愛した存在を自分の生きた証(彼女が創ったカクリヨ)ごと葬るのは哀しすぎます

大祓骸魂に接近
大盾を捨て剣を一閃

誰かが紡ぐ御話なら優しい結末があったかもしれません
ですが、私達では剣でしか解を持てませんでした

…悔しいものです



●物語ならば救えたが……。
「さて、私の戦場は……と、あれは?!」
 戦場に降り立ったトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)であったが、彼は直ぐに驚くべき光景を目にする事となる。
『トンカラトンと呼べええええ!!』
「……っ!しつこいな……!」
 それは嘗て助けた青年が同じく嘗て倒した相手に追われている姿。
「風見明様?!
 よくよく不運な……」
 余りにも予想外な再会に思わず顔を手で押さえるが直ぐに今はそんな余裕はないと判断。
 何故ならトンカラトンの刀は青年へと迫っており……。
「失礼!間に合ったようですね」
「あ、あんたはあの時の……?!」
 トンカラトンの其れに対しトリテレイアは二人とトンカラトンとの間に入り、盾で刀を防いで守り切る。
 とはいえ敵の数は無数に居り、此処でゆっくりしていては包囲されて守り切れなくなりかねない。
「多勢に無勢、傍らには無辜の人。
 騎士として臨む所です!
 御伽噺に謳われる騎士達よ。鋼の我が身、災禍を払う守護の盾と成ることをここに誓う」
 故にトリテレイアは宣言と共に青年を片手で抱え上げる。
「っと?!」
「舌をかまぬよう気を付けてくださいね?」
 そしてトリテレイアは自分を取り囲む様にして見ている周囲の妖怪達を見据える。
 キョンシーが赤龍の子孫が河童たちが……無数の『敵』がトリテレイアを見ていたのだ。
 先ず動いたのは雷獣に憑かれし古桜の精とトンカラトン。
 彼等は己が振るう刀を以ってトリテレイアに襲い掛かる。
 だが……。
「甘いですよ!」
 此れに対しトリテレイアは大盾で刀を逆に殴打する事で対応。
 更に己が体に備わった機構による推力移動によって包囲されぬ様に其の侭移動。
 赤龍の末裔が斧で河童が張り手でトンカラトンが刀で、トリテレイアを仕留めんと間髪入れずに迫ってくるが、此れ等全てをトリテレイアは大楯で殴り蹴散らしていく。
「本当に凄い量だが……其れを、こうも鮮やかに対処しきるのは凄いな」
 そんなトリテレイアの姿は守られる対象の青年にも安心感を齎していて、こんな言葉が出て来るほど。
 とはいえ、気を抜く事等出来る筈もなく、トリテレイアは自分を見る上空の少女を見据えている。
「っと、誰を見て……なんだアレ……」
 そして、青年も流石に其れに気付き……トリテレイアの視線の先にいる異様な少女を見て固まってしまう。
「……あの少女が此度の僧堂、世界に滅びを齎さんとする元凶です。
 私見ですが……その動機は『寂しい』からなのでしょう」
「さ、寂しい……?」
 其れはあの存在から余りにもかけ離れた言葉じゃないだろうか。
 青年はそう思い、疑問の声をあげるがトリテレイアは大楯で敵を殴打しつつ、青年の言葉に頷く、
「彼女は愛しい存在に触れ合えない、会えない。
 ならば、いっそ……」
「愛しい存在に、か……」
 青年の脳裏に浮かぶは未だ会えぬ、或いはすでに命を落としたかもしれぬ弟の姿。
 大切な人に逢えない事の辛さは彼が何よりも知っていた。
 其の事には同情する。
 だが……。
「ですが、それで愛した存在を自分の生きた証ごと葬るのは……哀しすぎます」
「そうだな……」
 弟以外の大切な相手、編集をしている後輩の姿を思い浮かべ青年も又トリテレイアの言葉に同意する。
「……と、舌をかまない様に気を付けてくださいね?」
「ああ、守って貰ってるんだ、最低限、足手まといにはならないさ」
「……其れでは!」
 トリテレイアは青年を抱えながらも大祓骸魂へ向けて跳躍。
『――――――?!』
 其れに気付いた大祓骸魂は逃げようとするも……。
「甘いですよ!」
『――――?!』
 大祓骸魂が逃げようとする方向にトリテレイアは大楯を投擲。
 其の為に大祓骸魂の回避行動は遅れ……。
「誰かが紡ぐ御話なら優しい結末があったかもしれません。
 ですが、私達では剣でしか解を持てませんでした」
 一刀両断、大祓骸魂を斬り倒す。
「……悔しい物です」
 トリテレイアはそう言って大祓骸魂の居た場所を見て佇むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ビスマス・テルマール
●ブレボ
バズリトレンディのバズり形態の
ブレボ使用(揚げさんが焼きバーガーを『料理』する『パフォーマンス』で大祓骸魂に集まる妖怪をバズらせ注目を集める)

●POW
事前に『料理』し持参した巨大さんが焼きバーガーを卵とパン粉ぬ絡めて『属性攻撃(油熱)』で『パフォーマンス』し揚げ調理

妖怪達を惹き付けたら

『空中戦&推力移動』で駆け『属性攻撃(揚げさんが焼きバーガー)』を込めた『弾幕&砲撃』を『範囲攻撃&一斉発射』『念動力』で遠隔操作展開

大祓骸魂の妖怪集合と意思統一を妨害しつつ『第六感&瞬間思考力』で『見切り&空中機動』で『残像』回避しながら大祓骸魂に接近し『早業』でUC叩き込み

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



●飯テロ。
「此れは中々の数、ですね」
 そう言って余りの敵の多さに思わず呆れたような表情を浮かべるのはビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)。
 実際、大量の敵がワラワラワラワラと逆に邪魔になるのでは?というレベルで居るのだから其れも仕方ない話。
 勿論、ビスマスからすればどれだけ数が居ても引き返すなんてことは在り得ない訳でどうしようかと考えている訳だが……。
「そうですねパズリトレンディさんの時の応用と致しましょう」
 其の中に混じっていたパズリトレンディの姿を観て在る作戦を思いつき、その準備を開始する。
 先ず取り出すのは新鮮な青魚。
 アジやサバ等、特に味の良いものを用意し此れを三枚におろすと味付けに味噌や日本酒、ネギ、ショウガやミョウガを乗せてまな板の上で包丁を使って粘り気が出るまで叩いていく。
 ビスマスが愛するなめろうの完成である。
 もう、これだけで美味しいのだが今回は此れだけで終わりはしない。
 このなめろうをビスマスは丸めると揚げていくのであった。
 ジュワ―という良い音と共に揚げられた魚の香ばしくも良い匂いが周辺に漂っていき、ビスマスの存在に妖怪達も気付くのだが、其の余りの美味しそうな匂いに妖怪達は見守り状態。
 なおパズリトレンディさんはめっちゃ美味しそうと興奮して料理する姿の写真を撮っています。
 ちゃんとビスマスにも許可は貰って、だが。
 そうして出来たのは魚の揚げられた際に出る美味しそうな香り漂うなめろう版ハンバーグ、揚げさんが焼きである。
 これはもうガブっとかじりついたらじわっと魚の油が口の中に広がり、魚の旨味と日本酒によって整えられ広がった味噌の旨味がハーモニーを奏でて堪らない事態になるだろう事間違いなし。
 だが、ビスマスのターンは未だ終わらない。
 其処に更に取り出したるは非情に美味しそうなパンや野菜である。
 そう、判りますね?
 揚げさんが焼きバーガーです。
 揚げさんが焼きの汁をパンが吸う事で美味しい油を逃す事なく、野菜が口をさっぱりさせて新鮮な形で再度揚げさんが焼きのおいしさを味わうことが出来る。
 もう想像するだけでよだれが出そうになる状態の妖怪達であった。
 というかパズリトレンディさん、めっちゃ涎垂らしてますね?
 そして、其れを喰わせろと最早暴動が起きそうな状態であった其の時、ビスマスが動き始めるのであった。
『Namerou Hearts Sangayaki Baga!』
「鎧装転送!」
 ビスマスはカードを己がデバイスに挿入。
 そして機械音が鳴り響く中、山河焼きバーガー型の鎧装が転送され、彼女の身体を包み込む。
「此れを喰らってください」
 そして、其の侭、空中へと飛び上がると眼下に集まった妖怪達へ向けて揚げさんが焼きバーガーの姿の弾幕を撃ち放つ。
 その匂いは凶悪で迫りくる弾幕に対し妖怪達は涎ダラダラ。
 そして、其の侭、弾幕は妖怪達の口の中にシュー!エキサイティング!!状態。
『『『『――――――♪♪』』』』
 そして弾幕を口にした妖怪達は美味しさの余りに爆発昇天。
 其の侭、ビスマスは弾幕を更に撃ち放ち、妖怪達は食欲に負けて昇天していく。
 其の有様は大祓骸魂の妖怪達の招集と支配を揺らがせてしまい同様の余り隙が出来てしまう程。
 そして、ビスマスは其の隙を見逃しはしない。
『……っ!?』
「逃しませんよ!」
 其の優れた第六感と判断力で通りやすい軌道を見切り、素早い動きで空を駆けて大祓骸魂まで瞬時に到達。
「山河爆斬!
 サンガヤキバーガー、マインブレイド!!」
『……ッ!ぁぁ……っ!!』
 剣を以って大祓骸魂を叩き切り、その内部にぶちこんだ山河焼きバーガー型爆弾による爆発で討ち倒すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

テニエ・ミスチヴァス
※ボーナスは⑦か㉔
◎アドリブ連携歓迎
さーて、皆も頑張ってるし、私も少しは頑張らないと
にしても不思議の国に勝るとも劣らない不思議な光景だね

■戦闘
うーん、凄い数の妖怪達
これは確かに、まともに戦えばひとたまりも無いかも……まともに戦えば、ね
ふふん、こういう戦いはむしろ得意なんだよね、私

ここは【UC】で二宮金次郎に変身、そのまま敵の警戒網を潜り抜けて
すすき野の中に潜む妖怪達に逆奇襲を仕掛けてその数を減らすよ
妖怪達を減らして大祓骸魂の力を削いだ後は、更に別の妖怪に変身するか透明化で大祓骸魂に接近
【だまし討ち】の一撃で【暗殺】を図るよ

姿を変えたりするのが得意なのは君たち妖怪だけじゃないって事、教えてあげる



●変幻自在、不思議な猫
「うーん、皆も頑張ってるし私も少しは頑張らないと。
 にしても不思議の国に勝るとも劣らない不思議な光景だね」
 そう呟くテニエ・ミスチヴァス(変幻自在の虹縞猫・f20445)の眼下に広がるは多種多様な戦場。
 電車と踏切があると思えば団地迷宮が存在し、ススキ野原があるし妖怪達も河童や龍等の正統派の連中が居るかと思えば包帯を持って刀を振るうスイカやメロンなんてものも居る始末。
 実に混沌としていて、確かに不思議の国に勝るとも劣らない不思議な光景であった。
 此れで決戦中でなければのんびり見物するのも悪くないかもしれないと思う程度には。
「うーん、凄い数の妖怪達。
 これは確かに、まともに戦えばひとたまりも無いかも……まともに戦えば、ね」
 そう嘯くと彼女は妖怪達の中にいる幾人かの存在を確認。
 そして……。
「思う存分惑わされていってね?
 ふふん、こういう戦いは寧ろ得意なんだよね、私」
 妖怪達の中に何人もいる二宮金次郎の石像に変身したかと思うと目立たぬ様に注意をしつつ妖怪達の中へと潜り込んでいく。
 目指すはすすき野。
 其処に潜伏する妖怪達の元。
『――――?!』
「はいはい、声は漏らしちゃ駄目だよ?」
 猟兵達はいつか、此処にやってきたのなら奇襲によって打ち倒さん、そんな風に意気込んでいた連中を逆に味方の振りをし声も漏らさせずに斬り殺し、次の獲物を見付けたら同じように近付いて……。
 実に見事なやり様ですすき野に潜む妖怪達は皆、討ち倒されていく。
「これだけ減らせば十分かな?」
 目的の数を減らしたテニエが見つめるは妖怪団地にて妖怪達に守られる中、戦場を眺める大祓骸魂の姿。
「透明化は……あれだけ周りにいると難しいね。
 となると……『トンカラトン!』
 テニエは大祓骸魂の周囲の妖怪を眺めた後、周囲に多い妖怪を確認。
 其の侭、件の大祓骸魂の周囲に多い包帯を巻いたメロンの姿に変化すると大祓骸魂の傍へと向かっていく。
 テニエの変化、そして演技力は正にすさまじいもので見とがめられる事もなくテニエは大祓骸魂の元へと辿り着く。
 そしてテニエは隙を伺い……。
『……っ!妖怪達に変化して……!』
「ふふ、姿を変えたりするのが得意なのは君達妖怪だけじゃないって事、教えてあげる」
 斬撃一閃。
 大祓骸魂の首を刎ね彼女を討ち倒すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蒼・霓虹
【蛟】
教え子で娘代わりの吉備ちゃんと参戦

二つの故郷には良いも辛いも
……思い出の全て詰まっているんです
それを貴女なんぞにっ!

[POW:プレボ(駄菓子兵器)]
事前に〈彩虹(戦車龍)〉さんに【メカニック&武器改造】で〈ココアジガレットミサイルボット(ミント)※以外ミントポットと略〉装備し【操縦】し

即【高速詠唱】UC発動
即、【空中戦&推力移動】で駆け【浄化】能力の高い〈ミントポット〉に【属性攻撃(ミント)】込め【砲撃&弾幕】として大祓骸魂に【範囲攻撃】でばら蒔き、集まった妖怪を浄化しつつ意思統一の妨害と吉備ちゃんの援護しつつ

攻撃は【第六感&瞬間思考力】で【見切り】回避です

[アドリブ絡み掛け合い大歓迎]


小雉子・吉備
【蛟】
恩師で親代わりの霓虹ちゃんと

こう言うの、ある意味ヤンデレなのかなっ?だけど幽世も現世も……これ以上汚させない、命を投げた親分衆と妖怪達に変わってキビ達がっ!

[POW:プレボ(駄菓子兵器)]
前の駄菓子屋から〈起備団合の斬馬装 ※七転十五起マスター様の駄菓子兵器依頼参照〉持ち込み

霓虹ちゃんの援護の元【空中戦&推力移動】で飛び【第六感&瞬間思考力】で【見切り&空中機動&残像】回避しながら〈なまり&ひいろ〉ちゃんに【集団戦術&動物使い】撹乱指示

〈起備団合の斬馬装〉を【高速詠唱】でUCと一緒に【属性攻撃(浄化)&斬撃波】を乗せ【範囲攻撃】で妖怪達の浄化と大祓骸魂を討つ

[アドリブ絡み掛け合い大歓迎]



●今夜は二人でダブルヒーロー
「こういうの、ある意味ヤンデレなのかなっ?
 だけど幽世も現世も……此れ以上穢させない!
 命を投げた親分衆と妖怪達に代わってキビ達がっ!」
「ええ、二つの故郷には良いも辛いも……思い出の全てが詰まっているんです!
 其れを壊させはしませんっ!」
 そう言って戦場、駄菓子屋迷宮が在る一角に降り立ったのは小雉子・吉備(名も無き雉鶏精・f28322)と蒼・霓虹(彩虹駆る日陰者の虹龍・f29441)の師弟コンビであった。
 眼下に広がるは彼女達が駆けた戦場にて出会った数多の妖怪達。
 茶色くて分厚く弾力や粘性が在る吉備団合の刃を手に赤い鎧へと身を包み、霓虹は己が相棒たる彩虹に強化処理を施してココアジガレットミサイルポット、ミント味を装着する。
「それでは行きますよ吉備ちゃん!」
「うん、霓虹ちゃん!」
 二人は気合を入れて敵を討ち倒す為に動き出す。
 先ず動いたのは霓虹。
「自分は……わたしは腐っても、二柱に託され幸運を司る竜神になった者、己が幸運全てを賭けてでも……フォーチュン・ドラグドライブッ!」
 詠唱と共に霓虹と彩虹の姿は虹色の装甲へと覆われていき空を駆ける力が急速に上昇。
「先ずは此れを喰らいなさい!」
『――――――――!!??』
『……っ!此れは……!』
 其の侭、間髪入れずに彩虹と共に空へと駆けだすと霓虹は空から浄化の力を有するミントの弾幕を大祓骸魂の周辺へと豪雨の如く降り注がせる。
「……此れは、骸魂から解放された?」
「なら、猟兵さん達の援護をしよう!」
 漢方においても疾病等に効果を持つミント。
 其れに更に不思議な力を込めた駄菓子兵装は浄化の力も強く、喰らった妖怪達を浄化し骸魂から解放していく。
 そして、そんな彼等は自分の周囲にいる未だ操られた状態の妖怪達の足止めを行い出す訳で。
『……厄介ですね。
 この混乱状態では再度骸魂に憑かせる余裕も有りません』
 大祓骸魂も此れには妖怪達の意思統一が出来ず難儀な状態。
 そして、そんな状態を吉備が見逃す筈もなく、其の優れた空中戦闘能力を活かし、空を駆け、未だ骸魂に憑かれた侭の妖怪の攻撃を其の優れた直感と判断力を活かして見切って避けながら大祓骸魂へと向かっていく。
『……っ!止めなさい!!』
『――――!!』
 それに対して大祓骸魂は空を飛べる妖怪達に妨害をさせようとするが……。
『――――!!』
『――――――――!!』
『『―――――――――――?!』』
「ありがとうなまりちゃん、ひいろちゃん!」
 吉備の友の青い狛犬なまりが虹色のビームで妨害。
 其処を赤い猿、ひいろが炎で燃やしていく事で妨害しようとした妖怪達を討ち倒す。
 そして、二人は其の侭、此れ以上妨害が出ない様に混乱続く妖怪達の中に赴き攪乱へ。
『……っ!ならば、距離を取って……!』
「させないよ!」
『……っ!』
 それならば距離を取ろうと動くも霓虹の砲撃が見切っていたかの様に大祓骸魂の向かう先へと撃ち放たれて大祓骸魂は止まってしまう。
 其の隙を吉備は見逃さず、大祓骸魂の元へと一直線。
「光よりも速く、刻の刃は加速する……偽御神刀は雉鶏精の力を乗せて、吠えろ吉備男っ!
 斬り裂け吉備団合!!」
『ぐっ……!がぁ……っ!』
 吉備男を一閃、原子を砕く斬撃の雨を降らせ、其処に追い打ちをかける様にふらふらになった大祓骸魂へと吉備団合で一刀両断。
 大祓骸魂はボロボロになって墜落するのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フィランサ・ロセウス
⑦ 👾月に狩り(Hunters' Moon)
ここは見渡す限りのススキ野ね!
こういう【地形の利用】して戦うのは得意分野よ♥
あっちは身を隠すのに不便そうなキモノ姿だったから、痕跡を探すのは難しくないはず
位置を特定したら【聞き耳】を立てて足音も探り、適当に刈り取ったススキを身に着けて【迷彩】効果を得ながら、
【闇に紛れる】ように、【目立たない】ように【忍び足】で【追跡】
充分に距離を詰めたら【不意打ち】のUCをぶつけて抵抗力を奪って、それから思いっきり壊(あい)してあげる♥

ああ、貴女のその想い、素敵よ♥
だから余所見しないで、私を見て?
だって私の心の中で永遠になるのはこの世界じゃない、貴女なんだから♥


キルシ・キュマライネン
わたくしお金の力で行こうと思いますの。

まずはバズリトレンディさんのところで貰って来た現金でスカイツリーに買収を仕掛けます…!周囲の土地も買い上げます商店団地問わずに…!!一気に企業買収を仕掛けてわたくしはうはう…間違えました。お金があれば何でもできますわ!デカい塔!良い住居!美味しい駄菓子!人員も買収して周囲を固めます!お金の本質は数を用意できるところです!あの懐刀を皆さんで処理できるまでどんどん増援を雇います!!そしたらわたくしは小細工抜きに大祓骸魂と戦いができますからね。お金の力でぶん殴ってさしあげます!!

(アドリブ連携歓迎です)



●金の力は怖い。
「わたくしお金の力で行こうかと思いますの」
 そうトンチキな事を発言したのはメイド服姿の少女、キルシ・キュマライネン(海生押しかけメイドモドキ・f28170)であった。
 そう言う彼女の手元にはパズリトレンディの所で貰ってきた現金が非常に沢山。
「本当ならスカイツリーに買収を仕掛けようと思ったのですが、其処は国も関わってるのでNGを喰らってしまい……なので設計に携わった日建『ピ―――』計と主体企業の東武『ピ――』ループへと買収を仕掛けました!
 此れなら買収したのと同じ位の影響力を得る事が出来ますしね!」
 なお此の買収が戦争が終わった後も維持されるかは不明である。
 多分無理なんじゃないかなあ……。
 そしてキルシのターンは未だ終わらない。
「周囲の土地も買い上げます、商店、団地問わずに……!!」
 既に一兆円を超えた資産を出している気もするが其処はパズリトレンディによる資金源なのだろう。
 未だに彼女の資金が尽きた様子は全くない。
「更に一気に企業買収も仕掛けてわたくしはうはう……間違えました」
 戦争後も維持されれば確かにうはうはな状態であろう。
 戦争後も維持されれば。
 ……でもキルシはこの時は知らないけどパズリトレンディ御殿って幽世に移動しちゃうんだよね。
「お金が在れば何でもできますわ!
 デカい塔!良い住居!美味しい駄菓子!
 人員も買収して周囲を固めます!
 お金の本質は数を用意できるところです!」
 そう言ってキルシは大量の人員を駄菓子兵器に身を包んだ状態で用意する。
 流石に一般人を巻き込む事は無いだろうから傭兵とか或いは手すきの猟兵(ノットネームド。そんなのがいるとしたらだが)を集めたのだと思われる。
「あの懐刀を皆さんで処理できるまでどんどん増援を雇いますね!!」
 そう言ってキルシは只でさえ多いのに更に人を増やしていく。
 是だけ多いと警察に通報されそうだが其の辺は周辺の土地を買収したお陰。
 通報される事無く数をそろえる事が出来ている。
「そしたらわたくしは小細工抜きに大祓骸魂と闘わせて貰いますね。
 お金の力でぶん殴ってさしあげます!!」
『……この場合、加減しろ馬鹿!で良いのかしら?』
 余りに余りにもな光景に呆気に取られていたのか、後、密かに行っていたキルシのユーベルコードによる溢れるメイドぢからに注意力とか警戒心とか正常な判断力とかを奪われていたからか、大祓骸魂は漸く絞り出すようにして声を出す。
 まあ、そりゃあ想定外過ぎて呆気にとられるだろうというものであるが。
「いいえ加減はしません!
 私のターンは未だ終わってないぜ、です!」
 其処に更にUDC組織に資金援助を行って出来た兵器をシュー!超エキサイティングと遣ってくる辺り、実に全身全霊全力疾走である。
『うわぁ……。
 メイドってこんなだったの?』
 ほら、大祓骸魂さん、キャラ崩壊しちゃうレベルで引いてる!?
「メイドとは心の所作。有無を言わさぬ不可避の奉仕ですよ?」
 だがキルシはそんな大祓骸魂の姿等、意にも返さない。
 其の侭、金の力で押し切って大祓骸魂をボコにするのであった。

●そして大妖怪は葬られる。
「此処は見渡す限りのススキ野ね!
 こういう地形を利用して戦うのは得意分野よ♡」
 そう言ってススキ野原に降り立ったのはピンク髪にツインテールの少女、フィランサ・ロセウス(危険な好意・f16445)。
 自分の感情を動かすものを好悪問わず「好き」と認識してしまう彼女にとって大祓骸魂も又「好き」になったのだろう。
 其の表情は実に艶やかでまるでデートに赴く少女の様に楽しそうであった。
「ふふふ本当に楽しみ♡」
 いや彼女にとっては事実として此れは大祓骸魂とのデートなのか?
 何れにしても彼女があらゆる意味で本気なのは間違いないだろう。
 そして、そんなフィランサならば猟兵の攻撃で受けた傷を癒す為に此のすすき野原に隠れている大祓骸魂を見つけ出す事など難しい物ではない。
「あっちは身を隠すのに不便そうなキモノ姿だったから、痕跡を探すのは難しくないはず。
 ほら、やっぱり♡」
 フィランサの推測通り、彼女は大祓骸魂の大まかな場所を時間をかけずに特定できた。
(でも此れ以上近付くと気付かれちゃうよね☆
 だから)
 逃げられてはたまらぬとフィランサは音に注意しつつ敢えて適当な感じに刈り取ったススキを身に着けて迷彩状態に。
 そして聞こえてくるススキを踏む足音を辿り、闇に紛れ目立たない様に足をひそめながらフィランサは大祓骸魂に近付いていく。
(警戒はしているけど負傷の所為もあって此方の存在には気付く様子はないわね♡)
 相手の状態は確認できた以上、後は逃げられぬ様に近付き……。
『……っ!此れはな……ムグ!』
「ふふ、成功ね。これであなたは逃げられない。
 思いっきり壊(あい)してあげる♡」
 大祓骸魂はフィランサの出した拘束具によって手を声を封じられ、更にロープによって動く事さえ封じられた状態。
 そして、彼女の目の前にはグレイプティガー、殺傷力を高めた軍用シャベルを持った少女の姿。
『ムグッ?!ムググッ……!ムグ――――――!?』
 はっきり言って普通のオブリビオンならば下手すると気絶しても可笑しくない中、大祓骸魂は抵抗せんと己が懐刀を呼び出そうとするが……其の咎故にフィランサのユーベルコードによって力を封じられた彼女には懐刀を呼び出す事すら出来はしない。
『ムグ――――!ムググ!』
「ああ、そんな状態でも抵抗し意志を貫こうとするなんて……貴方の其の想い、素敵よ♡」
 其れでも大祓骸魂は抵抗せんと抗うが……其れはフィランサの想いを更に強める結果になるのみ。
「だからよそ見しないで私を見て?
 ……だって私の心の中で永遠になるのは此の世界じゃない、貴女なんだから♡」
 そして、フィランサはシャベルを振りかぶり周囲に血の華が咲き誇る。
 其の姿は凄惨そのもので尋常な者ならば吐き気を催す光景であるが此れがフィランサの愛情表現なのである。
 そして、其の恐ろしい愛情表現を大祓骸魂は余すことなく受け……ついに耐え切れず大祓骸魂は葬られる事になるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


●そして、戦いは終わりを告げる。
 猟兵達の奮闘によって此の大戦は勝利し二つの世界の平和は取り戻された。
 此れからも此の世界には様々な苦難が齎されるだろうが……其れでも彼等ならば大丈夫だと彼等に助けられた者達は心の底から信じている。
 猟兵達の強さを其の在り様を垣間見てきたのだから―――。

最終結果:成功

完成日:2021年06月03日


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#大祓百鬼夜行


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト