銀河帝国攻略戦⑤~不確定名くろくはねまわるいきもの
●ぽよんぽよんと、それは跳ねる
帝国がどこからか確保してきた謎の生き物がひしめくその戦艦は、帝国が自らの兵力を温存するために考案したものであった。
船内の動作を限りなく自動で済ませ、中にいるのは最低限の人員と、数多の不定形生命体。それは館内のあらゆるところに存在し、侵入者と戯れようと跳ね回る。
まるで内部に潜入してくるのを想定したようなその戦艦を、一体誰が用意したと言うのだろうか。
「ふふふ、どうせあの連中は少数精鋭。となれば効率的に考えると直接中を狙ってくるよね。だったら、アレを中に詰めておくだけでも十分じゃないかな?」
●ふにんふにんと、なにかが跳ねる
「さて、なかなかに状況は思わしくないようじゃな。かといってウチらがすることは少しでも多くの戦力を確保することなのは変わらぬのう」
集った猟兵たちにウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)が告げる。
「みんな話は聞いとると思うが、銀河帝国との本腰を入れた戦争が始まっておる。今回頼みたいのは仲間になってくれる予定の船を助けることじゃ」
胸を張って語るウルフシャは、いつにも増して真剣だ。もっとも、本人としてはいつも真剣なのだが。
「作戦としては仲間の船を狙っとる敵の戦艦の内部に直接殴り込んで機能を停止、しかるのちに戦艦を吹っ飛ばすことじゃな。ただ、この船、中によくわからん生物がひしめいておるようじゃ」
どうやら直接内部に潜入されることを相手に想定されていたらしい。
「だからといって正面切って戦艦と戦う被害の方が大きくなるじゃろう。辛い戦いになるかもしれぬが、どうか協力して欲しいんじゃよ」
そう言ってウルフシャは頭を下げる。
宇宙の命運をかけた戦いは、まだ始まったばかりだった。
しべりあ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
どうもしょしんしゃのしべりあです。
きたない、さすが帝国きたない。
と、いうことで帝国な卑劣な罠に負けずに思いっきり吹っ飛ばしてあげてください。
あ、もちろん、戦艦も残しておいては意味がないので、内部掃除が終わった後には盛大に消しとばしてあげるとスッキリするでしょう。
それでは、ご縁ございましたら何卒宜しくお願い致します。
第1章 集団戦
『ふていけいせいめいたい』
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POW : のびーるんるん
自身の肉体を【完全な球体】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
SPD : ぽよんぽよんぽよんっ
予め【身体をぽよんぽよんと弾ませる】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ : れっつぶんれーつ
レベル×1体の、【おなか】に1と刻印された戦闘用【ふていけいせいめいたい】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
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●あるドッグ内での会話
「あのよくわからないのつめるだけつめてそれだけでも愉快だけど、せっかくならもう少し楽しんでほしいよね」
「面白くって、これ以上何をするつもりなんですか?」
「ねぇ、あっちに単独航行が難しくなった船とか色々あったよね。そうだ、全部くっつけちゃおう」
「は、はぁ、たしかに連結させるのはさほど手間ではないですが……」
「きっと喜んでくれるだろうね、無駄に広大な戦艦、そこにひしめくよくわからない生き物。中から壊してもちょっとやそっとじゃ止まらない、うん廃品利用にはもってこいじゃないか、ちょちょっとやってみようか!」
蒼汁之人・ごにゃーぽさん
ふっ
どうしてこうなった?
ボクはくろいふていけいせいめいたいとみどりにががやくふていけいせいめいたいの戦いを見つめながらそう思った。
時折てけりとかてけりりとか聞こえてくるのはきっと気のせいだろう、気のせいだといいな。
どうしてこうなった?
ボクはただ、オリュンポス機動遊撃艦隊『パナケイア』の試運転をしたかっただけなんだ。
そのまま召喚するとまずそうだったから、御光臨いただいたごにゃーぽ神☆ごずなり様を中継してクルーだけの召喚を試したんだ。
その結果がごずなり様から産み出されるてけりと鳴く輝緑の不定形……うん。
ごずなり様の蒼汁の権能が干渉したのかシリアスブレイカーが悪さしたのか両方か。
どうしてこうなった?
●エナジーなモンスター
とても広大になっている超巨大複合戦艦、帝国内では『パッチワーク』と呼ばれていた。
その名の通り、数多の戦艦を無理やりつなぎ合わせた歪なフォルム。
もし皇帝がこの船を見たならば帝国にふさわしくないと激怒してもおかしくない異様な外見であった。
今その中で始まった戦いは、早々にこの世の終末を迎えたような混沌と化していた、
「ふっ」
終末の地に立つ猟兵、蒼汁之人・ごにゃーぽさん(戦慄の蒼汁(アジュール)・f10447)が眺めている場所で繰り広げられるのは、黒い不定形生命体と緑に輝く不定形生命体の異種交流戦。
「……どうしてこうなった」
名状しがたい何かを感じる。
あちこちから正気をそぎ落とす呪文のような声が響き渡り、あるところでは黒が緑を喰らい、あるところでは緑が黒と溶け合う。
それらの織りなすコントラストは一つの芸術ともとれる風景を作り上げていた。見たものが発狂する類の芸術ではあるが。
ごにゃーぽさんはただ、仲間の機動遊撃部隊を呼び出して戦うつもりだった。
少しばかり、いつも祈っている神さまの力を借りようとしただけで何もおかしいところはなかった筈だ。
しかし呼び出されたクルーは見ての通り緑の不定形生物。
効果はあった、順調に活躍している。だがここに他の猟兵がきてしまっては、思わぬ二次災害を呼びかねない。
「どうしてこうなった?」
それは誰にもわからない。とりあえず仲間にここに近寄らないように言っておこう。そう思った。
成功
🔵🔵🔴
シュトフテア・ラルカ
何あの…なに?なんともまた不思議生物が出たものですが…。
まあ、やることは同じなのです。
いつも通りやって、さっさと済ますですよ。
UCを発動し、サーチドローンを上空に飛ばすです。
サーチドローンから【情報収集】した物を元にスナイプするのに【地形の利用】できそうな場所に位置どるです。
吊るされた何かを撃ち落としてつぶす、なんてことができればよいですが、そんな都合のいい場所あるですかね。
そのまま情報を随時更新しながら【援護射撃】してくです。
分裂させた銃で体の中心を【スナイパー】し、【二回攻撃】で追撃していくです。
いつも通りやれば失敗はない、落ち着いていくですよ。
●間に合わなかった警告
「何あの……なに?」
黒くてぷにぷにしたものだけならまだよかった。
だが話にはなかったなんか緑色で名状しがたいものまで増えている。
「なんともまた不思議生物が出たものですが……」
不思議というか不気味というか、見ているだけで何かがゴリゴリと削られていくような感覚に囚われながらも、シュトフテア・ラルカ(伽藍洞の機械人形・f02512)はサーチドローンからの情報を集めていく。
もしシュトフテアがただのミレナリィドールであれば、きっと狂気の声を上げながら走り去っていたか、深淵なる何かに飲み込まれていただろうが、猟兵は何かと丈夫であった。
なんとか冷静さを保ち、情報を分析し発見した黒い塊だけがひしめく場所へと移動する。それだけでだいぶ気が落ち着いた。
「……いつも通りやれば失敗はない、落ち着いていくですよ」
おそらくは格納庫だったのだろうか。そこには様々な古い重機が並んでおり、それらを固定しているワイヤーが目に映る。
「これは好都合ですよ」
銃を構え、ゆっくり狙いを定める。幸いなことにまだ黒い塊はこちらに気が付いていない。
「さぁ、始めるですかね」
銃口より高熱が放たれ、ワイヤーを解き放つ。
数多の重機が悲鳴を上げながら崩れ落ち、黒い塊が押し潰されていく。
被害を逃れた黒い塊も、シュトフテアの銃口から逃げられない。
「そう、いつも通りやって、さっさと済ますですよ」
自分に言い聞かせるように呟きながら、黒い塊の中心を撃ち抜いていった。
成功
🔵🔵🔴
涼風・穹
【内心】
……正気度が削られそうなんだけど…
宇宙空間なだけに、宇宙の中心のアザトースの領域にでも近付いてしまったような気になってくるな…
探索者なだけにSAN値直葬ってか…?
【戦闘】
……既に疲れたような気しかしないけど…
まあ弾力性のある相手なら斬るより刺す、が基本だな
跳躍して相手の頭上から重力と体重を利用して『風牙』で突き刺します
不確定名スライムが複数いるなら、弾力がありそうな身体を踏み台にしてジャンプ台代わりに利用します
スライム(仮称)が突っ込んでくるなら『贋作者』で槍を大量に作成して即席の槍衾のようにして迎え撃ちます
黒い変なのは何となく再生能力がありそうなので動かなくなったなら燃やしておきます
●続・間に合わなかった警告
「……正気度が削られそうなんだけど……」
端末に警告が届く。
その内容を要約すると『この一帯には近づかない方がいいよ☆』ということだった。見事に手遅れだ。
「宇宙空間だからなんか近づいちゃいけない領域に足でも踏み入れた気がしてくるな……」
ごりごりと何かの削れる幻聴が聞こえる。
このままではいけない、すでに疲れ切っている気がするがこのまま倒れては本当に何をしに来たかわからない。
緑が若干混じっている黒い塊という何と言っていいかわからない物体が自分へと向かってくる。
こういうデフォルメ生物っていざ至近距離で見ると超気持ち悪いんだなという、どこか冷静な思考にたどり着きながらもさすがにそのままやられるわけにもいかない。
黒い塊がぽよんぽよんとする事でだんだんと勢いを増している気がするが、動きは単純だ。ならば、こちらは構えているだけでいい。
「投影!」
眼前に生まれる無数の槍、黒い塊はぷるぷるぷるん(その程度で止められるものか!)と突撃してくる。
「……なにか、聞こえたような……」
結果から言うと、黒い塊は串刺しになってそのまま溶けていった。
何故かとてもおいしそうな香ばしい匂いを出しながら燃える残骸を見下ろし、考える。
幻聴だろうか、それとも、良くないものを見すぎて精神があちらに近寄ってしまったのだろうか。
ひとまずはこのエリアから離れよう。そう決意し、穹は駆け出した。
成功
🔵🔵🔴
蛇塚・レモン
他の猟兵との連携歓迎
よ~しっ!
派手に暴れちゃうよっ!
うわっ、ねっとりしてる黒い奴が出てきたっ!
可愛……いくはないかも?
むしろ微妙にキモッ
ユーベルコードで蛇神様を呼び出して、猟兵たちを包む結界を張っておくよ(先制攻撃+範囲攻撃+地形の利用)
って、ちょっ、増えるの!?
あれ合体されたら絶対に厄介だよねっ!?
あたいの蛇腹剣(生命力吸収+範囲攻撃+鎧無視攻撃+衝撃波+追跡)で増えた戦闘用の黒い奴らを切り刻んだら、蛇神様の邪眼(二回攻撃・念動力・呪詛・範囲攻撃・マヒ攻撃)で本体を潰してもらっちゃおう!
蛇神様、数字が書いてない黒い奴を狙ってっ!(情報収集・学習力)
殲滅したら戦艦のコアマシンを一刀両断だよっ!
神酒坂・恭二郎
「ま、一つここは任せてくれよ。気負っても仕方ないからな」
なじみの店長さんに一声かけて出陣する。
さて、中々の難物だ。
衝撃波を叩き込んでも跳ね返るし、斬撃も綺麗に刃筋を通さないとそらされる。
さて、そういう場合は……。
サメに食わせるに限る。
「出ろや相棒」
掌大の絵馬ホルダーで契約したスペースシャークを呼び出せば。
その背に飛び乗って、空を舞う。
スペース手ぬぐいを伸ばして捕縛し、星白鮫に噛ませよう。
鮫の咬合力は宇宙生物の中でも群を抜いている。
あの生き物の耐久限界を超えれば弾けるだろう。
その調子でどんどん潰していこうと思う。
※アドリブ、連携歓迎
●意外と野太い声でした
「ま、一つここは任せてくれよ。気負っても仕方ないからな」
神酒坂・恭二郎(スペース剣豪・f09970)は見送る者に軽く声をかけながら戦場へ向かう。
情報を収集している仲間たちによると、どうやらコアマシンが近くにある場所が分かったらしいが……
「さて、なかなかの難物だ」
重要な場所を守っている相手、というのはその分数も質も上がっている。
外見では判別のつけようがない黒いふていけいせいめいたいだが、なんだかエリートな気配がするのだ。
「うわっ、ねっとりしてる黒い奴が出てきたっ! 可愛……いくはないかも?」
ほぼ同時に転送されてきた蛇塚・レモン(叛逆する蛇神の器の娘・f05152)も彼らをじっと見ながら素直な感想を漏らす。
「むしろ微妙にキモッ」
『ギボグナイヨオオオオオオ』
……。
「喋ったあああっ!? 蛇神様お願い!?」
思わぬ事態に自らの親友とも言える蛇神様を呼び出し、辺りに結界を張っていくレモン。
黒い塊はレモンを狙ってか向かってくるも結界に入り勢いをなくす。しかし、負けてなるものかと、ただでさえ多かった数を次々と増やしていった。
「って、ちょっ、増えるの!?」
「さぁて……!」
試しにと恭二郎が居合抜きで念動衝撃波を飛ばすも、黒い塊が激しく震え、
『ギボォオオオオグナイヨオオオオオオ』
と激しく叫ぶだけ。
結界が消えてしまえばそれらが勢いを増して雪崩かかってくるだろう。あんまりな光景だった。
「こういう時は……」
――出ろや相棒。
恭二郎がそう呟いた瞬間、その場に現れたのは宙を泳ぐスペースシャーク。
そのまま背に飛び乗って空を駆ける。
「サメに食わせるに限る、ってな!」
スペース手ぬぐいで結界内の相手を拘束し、鮫が砕く。
そうして少しずつ数を減らしていく黒い塊をみて冷静さを取り戻しながら、レモンも手にした蛇腹剣を振るっていった。
本体ならばともかく、増えて合体する前の個体ならば蹴散らすことはできるはず。
「合体されたら絶対に厄介だもんねっ!?」
レモンは先程の光景を思い出し、衝撃波は良くない、精神的に良くないと呟きながら、ぷにぷにつるつると滑りそうな黒い塊を巧みに切り刻んでいった。
「蛇神様、数字が書いてない、黒い奴を狙ってっ!」
少しずつ数が落ち着いたところで黒い塊の本体が見え始める。
それを蛇神様の視線で動きを止め、鮫が噛み砕いていく。
しばらく繰り返すことで、いつしか黒い塊はいなくなっていた。
●つぎはぎだらけの浮沈艦
「余裕だったねっ!」
コアマシンを前にして、さっきまでの様子が嘘のように笑うレモンを見ながら、恭二郎は苦笑を浮かべながら相槌を打つ。
「さぁて、さっさとぶっ壊しちまおうかね!」
「いっくよー!」
二人の剣閃がコアマシンを断ち切る。これでこの戦艦は……。
「どういうことだ、止まらんぞ?」
「何それ、偽物だったってこと!?」
今まで見たコアマシンと何の違いもなかった。
無論精巧にできた偽物の可能性はゼロではないが、もう一つ可能性が脳裏をよぎる。
「……まさか、コアマシンが、複数あるってのか?」
成功
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アリス・フォーサイス
なにこれ?なにこれー?
どうやって跳ねてるんだろ?何を食べてるんだろ?
気になるな。情報分析するよ。
これは食欲を刺激するなあ。
いっぱいいるならこっちも数を増やすよ。エレクトロレギオンで頭数を増やすんだ。
これで情報分析も捗るね。
もちろん敵の数も減らしていくよ。相手の動きを見極めつつ、こっちの数が多い形でむかえうてるように動かすよ。
そういえば、この生物以外も人員が配備されてるって話だっけ。この生物の習性がわかれば、それを回避するような対策をとってるはず。それをたよりに探してみようかな。
月宮・ユイ
アドリブ・絡み協力歓迎
クローンや機械兵と数は十分にいるでしょうに
あえて、なぜこんな…一応生物兵器の一種なのかな?
戦力温存、分析や疲弊狙いの捨て駒、或いはおちょくっているだけだろうと味方を守るためにも脅威は排除しましょ
転送後は戦艦内部の”情報収集”の為、電脳魔術師として’電脳デバイス’を用い”ハッキング、メカニック、破壊工作”等技能を駆使、戦艦への干渉・掌握を試みる
多少でも情報を得られたなら、可能な限り他の仲間にも連絡
『少しでも有利に戦えるようになれば良いけど…』
武装>連結剣型:星剣、ストレージ:宇宙戦仕様の銃
動きを”見切り、衝撃波”や銃撃も使い敵を纏め【破壊の理】で壊す<”スナイパー、誘導弾”
●ふていけいせいめいたい研究会
「なにこれ? なにこれー? どうやって跳ねてるんだろ? 何を食べてるんだろ?」
「クローンや機械兵と数は十分にいるでしょうにあえて、なぜこんな……一応生物兵器の一種なのかな?」
コアマシン位置の情報を収集、連携後、情報解析をメインとしていた二人、アリス・フォーサイス(好奇心豊かな情報妖精・f01022)と月宮・ユイ(死ヲ喰ラウモノ・f02933)は謎の『ふていけいせいめいたい』の情報を集めていた。
「……え、これ、しゃべる個体もいるみたい」
「……どういうこと?」
アリスのエレクトロレギオンで各地を直接確認し情報を集めたり、ユイのハッキングにより館内に残ったデータを参照したりすることで、その行動パターンや習性といった情報を収集していく。
「基本的に雑食で何でも食べる、かぁ。勝手に分裂するし、育成難易度は低そう。問題はどうやっていうことを聞かせるかだね……ん?」
そんな中、仲間からコアマシンを破壊したが戦艦が動き続けているという通信が入り、二人の手が止まった。
「どういうこと、この船にはコアマシンは一つしか……」
ユイが再度館内の情報を洗いなおす。どこにだって他のコアマシンの情報などありはしない。
「……もしかして、その館内情報が足りてないんじゃないかな。ほら、あの部分を境に完全に別の船になってるみたいだし、情報系統とかも統合されてないのかもしれないね」
アリスがエレクトロレギオンを経由して確認した各地の映像データを見直す。新しく作られたように見える通路で無理やりつなぎあわされた跡がいくつもある。
統一性のない歪な戦艦とは思っていたが、まさかここまでひどいとはとユイは頭を抱えた。
……いや、もしかするとそれを狙ってあえて別々にしていた可能性もある。なにせ動力自体はどれかが生きていれば航行可能になっているのだ。やろうと思えば情報系統の統一などすぐだったはずだ。
「嫌らしい相手ね……ここからじゃアクセスできないわ、移動しましょう」
「じゃあ情報収集ついでに少し数を減らしていこうか」
辺りで戯れていたふていけいせいめいたいは、彼女たちが浮かべる狩人の顔に震えた。
それはもはや作業だった。
アリスはエレクトロレギオンによる数の暴力で、ユイは剣による衝撃波や銃を併用し、協力しながら敵を一か所に纏めていく。
最後に彼らへと降り注ぐのはユイが放つ、炎の形を纏った破壊の理。
不完全とはいえ習性を研究され、利用された彼らになすすべはなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
竹城・落葉
謎の生物を戦艦内の至るところに配置しているのか。ならば、それを力づくで突破するまでだ。しかし、我らの侵入を想定している以上、何か策を弄しているのかもしれないな。気を引き締めていかねばなるまい。
我は名物竹城を手に『支柱一閃』で、謎の生物を切り伏せていくぞ。短期決戦を試みる為、【2回攻撃】と【早業】で、見かけ次第、次々に切り伏せていく。もし、弄された策が発動するならば、【第六感】で察知し、【残像】を用いて避けていくとしよう。
そういえば、この謎生物、可愛らしい外見な上、旨そうだ。余裕があれば、一口齧って味見するとしよう。それが可能なら、味はマスター殿に一任するぞ。
●で、味は?
仲間から送信されてきた館内情報を更新していく。
一つの区画はほぼ制圧できたようだが、どうやらまだまだあの謎の生物を狩り続けなければ戦艦は落とせないらしい。
何か策を弄してくるとは思っていたが、物量を増やし、攻略の時間をかけさせるという力技で来たようだ。
だからといってする事は変わらない。少しでも早く墜とすのみ。
竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)は自らの獲物『名物竹城』を振るい、なぞの黒い塊を真っ二つに切り裂いていく。
滑りやすく弾力があり、とても斬りにくい相手ではあるが決して斬れない相手ではない。丸くなり防御を固める黒い塊は動きが少ない。一体一体刃を通せるよう集中する必要こそあれど、落葉の通った後にはふていけいせいめいたいだったものが転がっていた。
この比較的単純な生物を利用する上では、罠などを仕掛けては逆に邪魔になるのだろう。勘ではあるが、そういった類のものは感じられなかった。言ってしまうのならばこのふていけいせいめいたい自体が罠だということだろうか。
ふと振り返る。目に入るのは物言わぬ謎の生命体。
「……旨そうだな」
そういえば仲間からの情報の中に味はなかった。よく見れば結構愛らしい外見もしている。地面についていないところをそっとちぎり、口に運ぶ。
もっちりとしてコクがあり、癖のないさわやかな喉越しが心地よい。弾力のある……食感はコーヒーゼリーの味が黒ゴマプリンといったところだろうか。特に毒があるわけでもなさそうだった。
「この味、完全に食べるように調整されている
……!?」
まさかこの帝国の兵器、元は食用だったのだろうか。
謎生物の謎がまた一つ深まった瞬間であった。
大成功
🔵🔵🔵
青葉・まどか
お~!こちらの嫌がる作戦を躊躇なく行う。
きたない!帝国きたない!
それはそれとして、無視する訳にもいかないよね。
望み通りに蹂躙してやります。相手がアレだけどね!
SPD重視
独りで戦う訳ではないので、周囲の仲間との連携・フォローを心掛ける。
フック付きワイヤーを使ったり、【ジャンプ】で常に動き回ります。
敵の攻撃を【視力】で見切り、可能なら【カウンター】を狙う。
【ダッシュ】や【フェイント】から、『シーブズ・ギャンビット』で【範囲攻撃】。
【早業】で【2度攻撃】を仕掛ける。
「…戦闘意欲、無くすなー」
敵を見ての感想。これも計算の内としたら、きたない!帝国きたない!
戦闘が終了したら【破壊工作】で戦艦を沈めます。
●見ていると意外とかわいい
プルプルと震え、よく見れば円らで幼気(いたいけ)な瞳。
ぽよんぽよんとはねるその姿もほほえましく、動きは単純で躱すことは容易だった。
このふていけいせいめいたいは、果たして殺意を持っているのだろうか。むしろその動作には小動物がじゃれついてくるような何かを感じる。
もっとも、それを受け入れると潰されてしまうのだが。
「……戦闘意欲、無くすなー」
青葉・まどか(人間の探索者・f06729)は跳ねまわりながら自分へと向かってくるふていけいせいめいたいを眺めて脱力する。
戦場とはもっとこう、気を張り詰めた戦いが続くような場所ではなかっただろうか。
「これも帝国の作戦? きたない帝国きたない!」
それもこれもすべて本当に冗談抜きで帝国の仕業なのだから始末に悪い。
ナイフが頭――といっていいのかよくわからないが――に突き刺さり、沈黙していく黒い塊の群れを越えて目的地へと走り抜ける。
最初に比べて数はだいぶ落ち着いてきた。仲間たちもかなりの勢いで駆逐しているらしい。
なんだか黒いのを食べている者がいた気がするがきっと気のせいだろう。
「えーっと、ここかな?」
目的地……仲間からの情報提供のあった場所の扉を開ける。
扉の奥に輝くのはコアマシン。ただ、おそらくこれを壊してもまだ残りはある。
「全く、こちらの嫌がる作戦を躊躇なく行う。やっぱりきたない! 帝国きたない!」
再度の帝国への悪態と共にコアマシンを破壊する。
たが停止する気配はない。
やはりまだ、戦艦は健在のようであった。
成功
🔵🔵🔴
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘可)
「ちょっと数が多すぎるよね」
フィオ姉ちゃんと戦艦内に乗り込むよ
まとめて殲滅するよ!
【行動】()内は技能
Flying Broom GTSに騎乗
「まずは派手にいっちゃうよー!」
あらかじめ示し合わせた通り、せいめいたいの集団に向かって(ダッシュ)しながら
(先制攻撃×高速詠唱)でイスベル・ウラーノを叩きつけるよ
これで敵の足元の床をぐちゃぐちゃに破壊するんだ
すぐに(ダッシュ)で距離をとってから、
ごちゃごちゃ集まって動きが悪くなった、せいめいたいに向かって
カラミダド・メテオーロを(全力魔法×2回攻撃)で叩きつけるんだ
「やったね、フィオ姉ちゃん!」
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【POW】(他猟兵と連携可)
「不用意に攻撃すると数を増やすだけだから、集めて一気に叩かないと」
■作戦
弟のフォルセティと連携
地形破壊と機械兵器の押し出しで、狭い空間へ敵を押し込め殲滅する
■行動
Flying Broom GTRに騎乗し敵艦内へ
謎生命体が多く集まる場所に素早く移動
フォルセティの攻撃に呼応し、エレクトロレギオンを召喚
回りを取り囲むようにして、崩壊地点に数の力で押しだす。
敵の集団が固まったところで、弟の攻撃とあわせて、
アイオロスの刃でメッタギリにする
技能:全力魔法×2回攻撃
「まだ奥にもいるみたいね。油断は禁物よ、フォルセティ」
神薙・焔
どことなく可愛いけど、帝国に作り出された拠点防衛兵器なのよねこの生物…。
のびーる生物には銃弾はあまり効きそうにない、でも単身突撃は分裂で増える相手には多勢に無勢になりかねないわ。いずれにせよ不定形に有効そうな地獄の焔【ブレイズフレイム】を有効に使えるかがカギね。
なら戦術として、前衛なら仲間と戦列を組んで鼓舞しつつ戦線を押し上げる、燃える焔は仲間の士気も上げるわ。後衛なら野戦陣地を急造、ブレイズバルディシュを銃架として設置した灼熱ガトリングガンを使う「燃える弾丸」かしら。
敵戦艦は吹き飛ばす前にガジェットのパーツ取りを、持ち帰れる質量は限られるから厳選しないとね、うーん、アレもコレも魅力的だわ…。
●キングふていけいせいめいたいに進化する可能性もゼロではない
辺りにひしめき殺気をはな……つことなく、ぽよんぽよんとのどかに気楽に跳ね回るふていけいせいぶつ。
彼らを前に猟兵たちはどうしたものかと一度はあっけにとられていた。
「ちょっと数が多すぎるよね」
「不用意に攻撃すると数を増やすだけだから、集めて一気に叩かないと」
フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)とフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)も少し面食らったものの、冷静に対処を考えていく。
仲間の情報によれば、あちこちに分散しているコアマシンを破壊しないと戦艦を止めることができないただでさえ厄介な作りなのだ。少しでも時間を短縮できた方がいい。
「よし、それならあたしが追い込もうか!」
専用の宇宙バイクにまたがる二人へ向かいアイコンタクトを交わすと、神薙・焔(ガトリングガンスリンガー・f01122)は、その身から吹き出す炎を操り、黒いふていけいせいぶつたちを囲っていく。
「どことなく可愛いけど、帝国に作り出された拠点防衛兵器なのよねこの生物……」
燃えるととても香ばしく美味しそうな匂いがするらしいが、本来は一体なにを目的とした生物だったのだろうか。拠点防衛させるのならばもっとやりようがあるだろうとも思う。
しかし生物は生物だ。本能的に炎を回避すると言う性質は失ってはいないようで、突如現れた炎から逃げるように走り出していく。
集団から逸れそうになった相手をガトリングで威嚇しながら、なるべく広い範囲の相手を、ひとかたまりとなるよう誘導していった。
そして、頃合いを見計らい、フォルセティとフィオリナがエンジンに火をつけ、射程圏内まで一気に加速する。
「ここから先はボクたちの番だね、派手にいっちゃうよー!」
まとまりつつあるふていけいせいめいたいに向かいフォルセティが降らせるは巨大な氷塊。
数多のふていけいせいめいたいがその下敷きになったが、目的はそれだけではない。
氷塊の落下地点に残されたのは大きく陥没した床。まだ生きている黒い塊も、すぐには出てこれない程度の深さだった。そして氷塊を逃れた者たちも範囲を狭めてくる炎や、フィオリナの操るエレクトロレギオンたちに押し出され、次々と陥没地帯へと押し込められていく。
そうして完成したのが圧縮されてなんだかすごく大きい塊になったふていけいせいめいたいだった。
合体した……訳ではないだろうが、なんだかお互いにくっついてものすごく動きにくそうだ。周りの炎の熱で中途半場に溶け合っているのだろうか。
「な、なんか凄いことになってるわね?」
焔が若干顔をひきつらせるも、逃げ出さないように炎の壁で陥没地帯を囲い、逃げ道を無くす。
ここまでくれば後は一気にカタをつけるだけだった。
互いに頷き、フォルセティとフィオリナが詠唱を開始する。
「悠久に揺蕩う無限の星屑よ。星柩満ちて此へ集うは漆黒の紅炎……いけるよ、フィオ姉!」
「ええ! バラバラにしてあげるわ。切り裂け、風神の刃よ!」
放たれた二人の魔術により巨大な黒い塊がバラバラに切り裂かれ、多数の灼熱の隕石により押しつぶされる。溢れ出た残骸も炎の壁により焼き上げられ、辺りにはこんがりとした美味しそうな匂いが充満していくのだった。
●コアマシンは無事に破壊されました
「やったね二人とも!」
「油断は禁物よ、早く奥にあるコアマシンを壊しましょう」
喜ぶフォルセティにフィオリナが注意の声をかける。
仲間からの情報により、すぐそこにあるとらしいコアマシンの元へと向かおうとするのだが……。
「あら、一体どこに
……!?」
いつの間にか焔が姿を消していた。
辺りを見回すと、部屋の片隅で何か楽しそうにガチャガチャといじっている特徴的な赤髪の後ろ姿がみえる。
「さすがにもうそろそろこの戦艦も止まっちゃうだろうし……今のうちにガジェットのパーツ取っておかないと! うーん、アレもコレも魅力的……ちょ、ちょっとまってすぐだから!?」
お宝漁りをしようとする焔が姉に引っ張っていかれるのを、フォルセティは苦笑を浮かべながら見守っていた。
大成功
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エメラ・アーヴェスピア
猟兵の仕事としてやって来たは見たものの…
…なに、コレ?
オブリビオン…よね?
ま、まぁ…撃滅、しましょうか…
油断はしないけれど…各所に移動して潰していくことになる訳よね
と、なるとこれしかないわね、『出撃の時だ我が精兵達よ』
25体を1チーム4体の6班に編成
特殊部隊のように一部屋一部屋殲滅してきなさい
残った一体は私の護衛
私自身は他の同僚さん達からの情報をもらって何処を撃滅したか、地図化するわ
情報共有して効率的に行きましょう
撃滅後は『我が工房に帳は落ちず』に切り替えて爆弾を設置
皆脱出後に爆破しましょうか
他に何かやりたい人がいるなら譲るわ
※アドリブ・絡み歓迎
マスター・カオス
フハハハ…我が名は。グランドフォースに導かれし、世界征服を企む秘密結社オリュンポスが大幹部、マスター・カオス!
敵艦船の迎撃と聞いていたが、なんだこのクリーチャーたちは…!?
よもや帝国もイロモノを扱う時代がこようとは…数合わせだよな…?
ええぃ! こうなれば、私も「オリュンポス戦闘員」で対抗してくれるわ!
沢山いそうなので、戦闘員たちに駆除させます。
戦艦の機能停止後、「彼方ヨリ進軍セシ軍神ノ槍」を戦艦に向けて発動して、脱出し、破壊してみます。
●機械黒タイツ混成部隊
「フハハハ……我が名は、グランドフォースに導かれし、世界征服を企む秘密結社オリュンポスが大幹部、マスター・カオス!」
突然目に前に秘密結社の大幹部を名乗るマスター・カオス(秘密結社オリュンポスの大幹部・f00535)が現れた時、居合わせた猟兵エメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)はどのように思うだろうか。
「……なに、コレ? 世界征服……って事は帝国? オブリビオン……よね?」
そう、まず疑う。誰でも疑う。
「……私は猟兵だ」
稀によくあることとはいえ、ちょっと悲しそうな声で否定するカオスの背中は若干煤けて見えた。
「えっ、嘘……あ、でも本当にオブリビオン特有のアレを感じない? ……えっとごめんなさい……」
しばしの沈黙。若干気まずくなりながらも、二人は改めて敵の方へと向き直す。
そこにはキラキラとした好奇心旺盛な輝きを見せる瞳でこちらを見つめる数多のふていけいせいぶつたちがいた。
「敵艦船の迎撃と聞いていたが、なんだこのクリーチャーたちは
……!?」
「あ、アレは仲間じゃなかったのね」
まさかと思っていたので、流石に仲間ではなかったことにエメラは安堵のため息を漏らす。
「あのような戦闘員はおらぬ! よもや帝国もイロモノを扱う時代がこようとは……数合わせだよな……?」
「ま、まぁ……撃滅、しましょうか……」
数には数、と言うことでエメラが選んだのは戦闘用に調整された25体の魔導蒸気兵。
「ほう、ならば私も『オリュンポス戦闘員』で対抗しようではないか!」
同じくカオスも白い仮面に全身黒タイツの戦闘員を召喚する。どっちがイロモノだとかは考えてはいけない。彼らは偉大なる秘密結社オリュンポスの優秀な戦闘員に間違いないのだ。
そして始まった戦いは、近づいてきた黒い塊を魔導蒸気兵と黒タイツ戦闘員が見事な連携を見せながら押し留め、討伐していく様はある一種の戦争であった。いや、まさに帝国と戦争しているのだからなんの間違いもないのだが。
その光景を見たものが何と思うかはわからないが、少なくとも見た目で帝国か猟兵かを判断することの困難さは身に染みることだろう。
現実から逃避するようにエメラは目をそらし仲間からの情報を整理する。
構造的に考えても、この戦艦を構成しているコアマシンは全部で4体。そして現在破壊しているものは3体。ただ残りの一つがどこにも見当たらないしデータにもないという。
艦全体の地図を見ながら整理する。外見と内部と照合し、不自然な点を探していく。
「……まさか、内部からは道がないってこと!?」
気になることは多かった。
これだけ黒い塊がいるのに、この戦艦の操作を行なっている他の帝国の者たちは一体どうやって移動しているのか。
……いや、そもそもどこにいるのか? 今までに、このくろいふていけいせいめいたい以外の目撃情報がなかったのはなぜ?
そこから導き出されるのは、内部からたどり着けない区画にいるという結論。
改めて外観情報を見る。よくよく解析してみれば、移動用のレールのようなものがあちこちに張り巡らされている。そう、帝国兵はずっと外壁を移動していたのだ。
もちろん今まで仲間が破壊したコアマシンも重要だったのは確かだが、外側からのアクセスを行わなければとどめを刺すことはかなわない。
エメラはメンテナンス性や汎用性皆無のこんなややこしい作りにした責任者の顔を見てみたいと頭を抱える他なかった。
●最後の仕上げ
外壁をつたい発見した最後のコアマシンを破壊したことで、戦艦の機能は停止しつつあった。
「さて、こうして防壁等もなくなってしまえばあとは容易い。皆の者、総員退避せよ!」
カオスの呼びかけに応え、猟兵たちは次々と帰還していく。
全ての猟兵を見届けた後、カオスは戦艦を指差した後、皆の後を追い帰路へとついた。
しばし後、機能を無効化された戦艦に宇宙の彼方からプラズマを纏った謎の巨大流星群が降り注ぎ爆散する姿が、近隣の宇宙船より観測されたらしい。
●されど戦争は続く
こうしてまた一つの帝国の野望が潰えた。
宇宙船の危機を救い、協力を得ることに成功した猟兵たちは休む間もなく次の戦場へと向かっていく。
皇帝の喉元に刃を突きつけるためには、まだまだ厚い壁を超えていかなければならなかった。
大成功
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