羅針盤戦争〜ドラゴン・ザ・オーバークロック
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「猟兵達との戦いが始まって二十日程既に我の分体の全ては見つけられ他の海嘯も邪剣を除き居場所が暴かれている邪剣もおそらく近い内に発見されその臆病な性質が故により多く早く猟兵が派遣される事となろう」
五の王笏島のカルロス・グリード。彼はアックス&ウィザードから齎された力、ベルセルクドラゴンの鎧の力によってその思考を高速化されていた。
「既に我々の全てが半分程攻め込まれており今後猟兵達の動きが探索から殲滅に切り替わる事を考えると劣勢と言わざるを得ないしかしだからといって侵略形態への移行を取りやめる事はできぬ七と終を抑えられたとしてもあと十日程を耐えれば我らの勝ちだ」
そして彼の前で白骨化した古龍の死体が動き出す。
「なれば残された我ら王笏が為すべきことは時間稼ぎ一人でも多くの猟兵を一日でも長く釘付けにし侵略形態の完成を待つ事死せる古龍達よ我にそれを為す為の力を貸すが良い」
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「羅針盤戦争におけるオブリビオンフォーミュラ、カルロス・グリードの撃破を依頼します」
自動・販売機(何の変哲もないただの自動販売機・f14256)が抑揚のない機械音声で説明を始める。
「カルロス・グリードは複数の分体を持ち、今回の目標は五の王笏、アックス&ウィザーズのベルセルクドラゴンの力を具現化し鎧として纏っています」
その能力により高速思考を可能としており、判断力が高くユーベルコードも猟兵より先に打ってくる。フェイントなどの行動は見破られやすいだろう。これらに加えて大量の「白骨化した古竜(スケルトン・エルダー・ドラゴン)」も猟兵達を襲う。
「ブレスも無く骨も脆いですが数と攻撃力があります。こちらの対処も同時に行わなければいけないでしょう」
自動販売機は必要な事を説明し終えると猟兵達を送り出す。
「それでは、今日も良い一日を」
西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回は羅針盤戦争の依頼をお送りします。
詳しい内容はオープニングの通り。
以下プレイングボーナスです。
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プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処し、同時に「白骨化した古竜」にも対応する。
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なおこのシナリオの採用人数はやや少なめになると思います。ご了承下さい。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『七大海嘯『五の王笏』カルロス・グリード』
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POW : アリエント・ドラゴーン
【鎧から放射される凶暴化ブレス】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : エスパーダ・ドラゴーン
【鎧の身体強化】による素早い一撃を放つ。また、【肉体をドラゴン化する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : イーラ・ドラゴーン
【自身または竜に対する敵意】を向けた対象に、【負傷の分だけ威力を増す狂える竜のオーラ】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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ファラリス・ミルメレク
アドリブ&絡みOKです
●【WIZ】
【対抗策】
敵意を見せないことが大事なのですよ。
詠唱はかげでこっそり、はかいこうせんの対象は島にブッ放すのですよ!
範囲の広さを利用して周囲をどかーんと爆破してやるのです。
【戦闘】
ファラちゃん、基本的に一撃離脱なので、はかいこうせんの連発はしねぇで、追い縋るドラゴンに逃げるふりをして、はかいこうせんを使っていくのですよ。
あの怪獣みてぇな格好したヤツにも隙あらばはかいこうせんをお見舞いしてやるのです。
ファラちゃんのちからを刮目しやがれです!
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ファラリス・ミルメレク(牛の悪魔・f31771)は島の中をなんかちょろちょろしていた。相手のユーベルコードは「自身または竜に対する敵意を向けた対象」に作用する能力だ。……つまり、最初から交戦するつもりがなければ効果を発揮しない!
「敵意を見せないことが大事なのですよ」
メタ戦法張ってくるわるいうしがここに居た。で、彼女は隠れながらなにしてるかというとずっと何か唱えてた。
「ファラちゃん はかいこうせん ファラちゃん はかいこうせん ファラちゃん はかいこうせん」
なんだその人に撃ってはいけなさそうなやつは。ちなみに見つかって逃げる時も唱えていた。息が良く続くなあ。ただこれはカルロス・グリードに直接撃つことはできない、というか撃つと竜のオーラが飛んでくる。なので狙いは。
(「この島です!」)
ずるい。たまたまその上に敵がいるだけである。一発だけなら誤射かもしれない。そしてそろそろ詠唱も溜まったので島に向けてはかいこうせんをぶっ放す。
「ファラちゃんのちからを刮目しやがれです!」
瞬間独特な効果音と共に島がえぐれていく、ついでにその上にいた有象無象も吹っ飛んでいく。この島を削りたかったけど、その上にいるものを傷つけるつもりは無かった。ホントダヨ。
大成功
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オーガスト・メルト
正直に言って、お前に用はない
ベルセルクドラゴンの素材は入手済みなんでな
俺の目当ては古竜の方さ
【SPD】連携・アドリブ歓迎
デイズ、ナイツ、【竜鱗飛甲】を緊急召喚!『うきゅー!』『うにゃー!』
敵の先制攻撃を【盾受け】で受け流しつつ、バイク形態のナイツに【騎乗】して回避に徹する
ベルセルクドラゴンは「一度見た」敵だ
動きを【見切る】ことは可能だろう
グローム、こちらの移動に連動して八色鋼糸を張り巡らし、古竜たちの動きを制限しろ『チチッ』
どうせ骨だ、【切断】してしまっても構わないぞ
攻撃が途切れた一瞬を狙って反撃する
竜鱗飛甲や魔力の足場を使ってUC【竜神乱舞】で一気に切り刻む!
この世界の竜素材…貰い受けるぞ
レン・ランフォード
蓮:追い詰めましたが時間も少ない…ここが正念場ですね
錬:時間オーバーなんてさせるかよ
れん:ん…先に焼ききれさせてやろう…
まずグレネード詰め合わせから、閃光弾を放ち「目潰し」
ほぼ同時に発煙弾も投げ追い打ちを
眩ませている内に実現符で錬とれんを実体化
二人が左右に「残像」を残しながら「ダッシュ」して誘導
古竜を引きつけながら聖別したグレネードを「投擲」し
「破魔」「属性攻撃」の「爆撃」「範囲攻撃」を
【陽炎舞】を発動し二人を補助しつつ
私が煙と音に紛れ近づき死角から急所を狙い「暗殺」します
どちらの攻撃も「第六感」「野生の勘」を全力で働かせ「見切り」回避
喰らっても仕事を終えるまでは「激痛耐性」と「気合」で耐える
ジュリア・ホワイト
これはまた難敵だ
攻撃力だけはある取り巻きに
超高速で先制してくる本体か
こちらとして打てる手は
せめて雑魚の攻撃をくらわないようにする、だね
会敵次第
ML106やパワードスーツの機関砲をぶっ放して攻撃態勢の古竜に対処しつつ
両手はスコップと動輪剣を構えてカルロスの先制に備えよう
先制の一撃は躱すのは不可能だね
速すぎる
というか咄嗟に両手の武器を合わせるので精一杯だよ
武器2本を犠牲に、戦闘不能にならない程度ダメージを抑えるしかない
初手を凌いだら反撃だ!
【怒れる黒竜よ、戦場を駆けろ】
射撃武装を盾にせず温存した事の意味を知るんだね
全方位に射撃をぶちまけながら突進してくる列車を止められるものなら止めてみるといいさ!
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(「追い詰めましたが時間も少ない……ここが正念場ですね」)
(「時間オーバーなんてさせるかよ」)
(「ん……先に焼ききれさせてやろう……」)
レン・ランフォード(近接忍術師・f00762)の中にいる三人が向かい合うカルロス・グリードの姿を見て内心で決意を固める。グリモア猟兵の予知が彼に向いている率が高くない事を考えると割とギリギリであろう、その上で相手が簡単に崩せる相手ではないのは分かる。
「『一度見た』敵だ、見切る事は可能だろう」
「さてね。ボクはそんなに簡単な相手じゃないと思ってるよ」
オーガスト・メルト(竜喰らいの末裔・f03147)の自信に満ちた言葉とは反対の言葉をジュリア・ホワイト(白い蒸気と黒い鋼・f17335)は返す。ベルセルクドラゴンの革を被ったカルロス・グリードに加えて骨の古龍達の相手もせねばならない。
「難敵さ。攻撃力だけはある取り巻きに超高速で先制してくる本体。……君は同時に相手にできるかい?」
「もちろんだ、古龍の素材目当てに来たんだ。デイズ、ナイツ! 行くぞ!」
『うきゅー!』
『うにゃー!』
バイクに変身したナイツに飛び乗りデイズの変身した槍を握って古龍達が守るように取り囲むカルロス・グリードの元へとオーガストは走っていく。
「確かに一人だと厳しいですね。錬とれんもお願いします」
「ああ、任せておきな」
「……ん」
レンもまた実現符で自らに眠る人格を実体化させ、先を行くオーガストを追う。ジュリアは彼女らの後ろで肩をすくめて呟く。
「こっちはワンマン運転か……あ、精霊さんがいたか、ごめん。それじゃあ行こうか。出発進行!」
古龍の巨体が猟兵達に迫る、オーガストの頭上めがけてその大きな足が落ちようとする。
「そんなの当たるかよ!」
『う、うにゃー!?』
しかし今度はその直線状を塞ぐように別の古龍が移動してくる。このまま行けば衝突は免れない。しかしそれはジュリアの放ったロケットが粉々にする。
「おっと定刻には間に合ったかな?」
「このままだとカルロスにも近づけませんね。まずは古龍達の目を潰しましょう」
レンが錬とれんに足止めさせている間にスモークグレネードを放ち猟兵たちの体を古龍から隠す。
「グローム、今だ! 糸を引け!」
そしてオーガストもただ逃げていた訳ではない。煙幕の中で八色鋼糸を張り巡らせておき、一気にそれをピンと強く張る。するとその上に居た古龍達の体に食い込んで足元から砕いていく。
「どうだ! こんなモン……っ!」
勝ち誇ったオーガストの体が吹き飛ばされ岩に激突する。かろうじて盾を二重にして防ぐものののそれらは割れ、衝撃で彼の体も酷く打ち付けられる。
「くっ!」
次に狙われたのはジュリアだ。彼女は最初から完全には防げないと覚悟していた、スコップとチェーンソー剣を犠牲にしてなんとか踏みとどまる。
「……こちらとて簡単に倒される訳には行かないのでな」
「あなたは……!」
レン達が煙の中から現れたカルロス・グリードの姿を認めて刃を抜く煙が薄くなる前に錬とれんが両脇から仕掛ける。
「この攻撃、あなたに見切れますか?」
「見切れる」
敵の後ろから切りつけようとしていた蓮の体も吹き飛ぶ。事前の情報の通り、フェイントの類は効きにくい。
「ならこいつはどうだ!」
衝撃から復帰したオーガストの三次元多方向からの斬撃が迫る。しかしそれも最小限の動きで回避と防御を行われてしまい大きなダメージを与えるまでには至らない。
「我はベルセルクドラゴンではないそれを理解せずに雑に攻撃を繰り出すが故にこのような結果を招く」
「ああそうかい、それじゃアレはどうだい?」
スモークの中で汽笛が鳴り響く。その薄いところからは黒鉄の列車の姿が覗き、それに設えれた砲塔が全てカルロス・グリードの方を向いている。
「点攻撃に強いのなら面攻撃はどうだい!?」
響くジュリアの声、砲撃もそうだが何より質量攻撃も危険だ。そう考えたカルロスはダメージ覚悟でオーガストを突き飛ばし逃げようとする。
「……ん……どこいくの……」
「逃さねえぜ」
彼の両腕をれんと錬が捕まえていた。彼女らは所詮ただの実体化であり本体は蓮の中、しかしこの島を任されているカルロス・グリードは彼一人。
「押し通らせてもらうよ!」
カルロス・グリードの体は大きく跳ね飛ばされた。
成功
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グウェンドリン・グレンジャー
ミスター・カルロス、格好、また変わってる……
勿論、ネタじゃなく、彼の、力の顕現と、理解
だから、全力で行く
先制ブレスには、Imaginary Shadow、私の、念動力を、壁状に展開。オーラ防御で、軽減
……っ、凶暴化ブレス、擦った。でも、凶暴なヤツが、もっと凶暴になる……分、なら、問題ない
ルールも、多分理不尽……と予想。敢えて破る
狂気耐性で、抑えつつ、利用、できるか、試す
近寄ってくる、骨の竜……ごと、カルロス、狙う
……この竜達、いい出汁、とれそうだね
変身後、羽ばたきで、骨の竜、ふっ飛ばしつつ、カルロスへ、蹴爪サマーソルト
捕食と、生命力吸収の、啄み
つつきまくって、ズタズタに、してやる……
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「ミスター・カルロス、また、格好、変わってる……」
古竜達の減って来たこの島でグウェンドリン・グレンジャー(Heavenly Daydreamer・f00712)はカルロス・グリードを前にして茫洋と呟いた。
「これはこの地で引き出せる力を顕現させたものだ」
「うん、知ってる、だから、全力で行く」
グウェンドリンが動き、カルロス・グリードを守るように古竜達が集まる。そしてカルロス・グリード自身は鎧から凶暴化ブレスを放つ。
「ん……!」
グウェンドリンは黒い超能力の膜を張ってそれを防ごうとする。しかし、それもまた彼女の一部であり、組んだ手から水が滴り落ちるように彼女の中の獣性がゆっくりと目覚めていく。
「受け入れるのかこの凶暴化ブレスを」
「……っ、凶暴なヤツが、もっと凶暴になる……分、なら、問題ない」
彼女の体が大きく膨らんでいく。
「……うっかり、食べたら、ごめん」
それがこの戦場における彼女の人間らしい言葉だった。直様に翼が生え鳥の頭となり鋭い爪を持つ大鴉へと変わる。
「成程このような獣の姿ならば凶暴化してもそのままかつくづく猟兵とは多種多様な戦い方を持つものだ」
カルロス・グリードの目前で古竜の骨を飲み込むグウェンドリンだったもの。そのまま大鴉は強く翼をはためかせてその風圧と衝撃で古竜達を急激に風化させていく。
「相手が凶気に満ちているのならばこちらも応じて戦わねばなるまい竜と怪鳥の戦なぞこの身にならねば迎えることなどできなかっただろう」
竜の爪と大鴉の爪が交差し、先に相手を切り裂いたのは大烏の方であった。硬いはずの竜の皮膚を裂いて大鴉は中を貪った。狂うものの力を持ちながら狂わなかった者と、その力を受け入れたものの戦いはこうして幕を閉じるのであった。
大成功
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