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羅針盤戦争〜【『鬼火』決戦】キリング・ブルーファイア

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #フライング・ダッチマン #鬼火島


 潮風に揺らめく、数多の蒼き鬼火が島を彷徨う。
 七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマン――青き炎の身体を持つ『幽霊海賊』。
 青く燃える愛鳥へ語り掛ける。
 彼は迫りくる鉄甲船をじっと見据えたまま。
「愛鳥ゼンタよ、見よ! あれが猟兵達が乗った鉄甲船だ! われらの幽霊船団を物ともせず、迷うことなくこの島へ向かってきているではないか!」
 ダッチマンは驚嘆する。
 猟兵の驚異的な進軍速度、瞬く間に蒼海羅針域(コンキスタ・ブルー)を読み解き、賞金などものともせぬ破竹の勢いで、次々と正しき海路を攻め上がる『迷いなき心』に。
「偉大なる王カルロスも、随分と手を焼かれている御様子。8つの王笏島全ての発見は、もはや時間の問題だ」
 ダッチマンは揺らぐ。さまよう。
 あてどなくさまようが故に得た蘇生ユーベルコード、これさえあれば。
「さあ愛鳥ゼンタよ、われと共に行こう。われは殺されても瞬時に蘇生する! ならば、いま再びの眠りに就くその日まで、われらが責務を果たそうぞ!」

「……以上が、七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマンですわ」
 蛇塚・ライム(その罪名は『憤怒』/IGNITE POP DiVA・f30196)が、投影した予知の内容を、グリモアベースに集まってくれた猟兵達へ見せ終えた。
「今回は、この七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマンを討伐していただきますわ。ですが、真正面から斬り掛かったところで、予知でも言及していた『鬼火』の蘇生ユーベルコードでダメージは帳消しにされてしまいますの」
『何度殺されても瞬時に蘇生する』という恐るべきユーベルコードを所持している七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマンは、通常手段では殺せない。
 だから、特別な対策が必要なのだ。

「皆様には『鬼火』の絶対先制攻撃の対策と同時に、反撃時に『迷いなき心』を見せていただきたいのですわ。『鬼火』の瞬間蘇生ユーベルコードは、あてどなくさまようが故に得た代物。ですが、皆様の攻撃と同時に『迷いなき心』を見せると、なんと『鬼火』は再生できずに負傷することが予知で判明しましたわ!」
 故に、此の任務で必要なのは、信念・決意・情熱・憤怒・愛・友情などなど、とにかく自身の『迷いなき心』を反撃時に敵へ見せつけることだ。
 もちろん、そこまで至るためには『鬼火』の先制攻撃を対処しなければ話にならない。
「例えば、猟兵の皆様の戦う理由……それも『迷いなき心』のひとつですわよ。ですので、皆様ならばきっと『鬼火』を見事に討伐できるはずですわ」
 グリモアが翡翠に輝き、猟兵達を『鬼火島』へ向う鉄甲船へ転送し始めるライム。
「それでは、皆様の武運長久をお祈りしておりますわ。行ってらっしゃいませ!」


七転 十五起
 難易度は【やや難】です。
 先制攻撃対策と心情面、両方を万全にして挑みましょう。
 なぎてんはねおきです。

●プレイングボーナス
 敵の先制攻撃ユーベルコードに対処した上で、「迷いなき心」を見せる。

●先制攻撃について
 敵のユーベルコードは、猟兵側の使用するユーベルコードと同じ種類に対応して使用します。猟兵側のユーベルコードの複数回・複数種の使用は、敵のユーベルコードの使用回数と種類がそれだけ増すので非推奨です。1つのユーベルコードに、複数のユーベルコードの効力が含まれる場合も、これに該当しますので、予めご了承下さい。
 また、【状況的に不可能な先制攻撃への対処法】や、【公序良俗に反する内容と判断したプレイング】、更には【極端に文字数が少ない若しくは内容の薄いプレイング】については却下対象とさせていただきますので、此方もご了承願います。

●その他
 コンビやチームなど複数名様でのご参加を検討される場合は、必ずプレイング冒頭部分に【お相手の呼称とID】若しくは【チーム名】を明記していただきますよう、お願い致します。
(大人数での場合は、チームの総勢が何名様かをプレイング内に添えていただければ、全員のプレイングが出揃うまで待つことも可能です)
 なお、本シナリオは全てのプレイングを採用できない可能性があります。
 予めご了承くださいませ。

 それでは、皆様の挑戦をお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマン』

POW   :    鎖付き骸球
【『燃え盛る邪悪な魂』の集合体である骸球】が命中した対象を燃やす。放たれた【骸球の『口』から溢れ出す】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    ブルーフレイムカトラス
自身に【怨念の青き炎】をまとい、高速移動と【カトラスからの青炎】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    冥鳥の羽ばたき
【飛び回る愛鳥ゼンタが青炎の羽】を降らせる事で、戦場全体が【生者を蝕む青き炎の海】と同じ環境に変化する。[生者を蝕む青き炎の海]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
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珠沙・焦香
迷ったことなんざねえよ。おれが戦うのは、おれを育てて、おれを護って、おれを愛してくれた我が主を、安心させられる強さでいるためだ。おれはきっちり敵を狩れるようになったって、証明し続けなきゃあな。

青炎は地形可能な限り【ダッシュ】【ジャンプ】で躱して振り切る。本体の青い炎が怨念なら、【呪詛耐性】でもダメージの軽減を図れるはずだ。

先制を凌いだら、UC【苦怨煙捨】で相手の速度に追いつきつつ、間合いを詰めて接近戦で切り込んでいく。青炎を撒いてくるなら、こっちも呪詛の奔流で炎を散らすまでだ。


神代・凶津
幽霊退治なら俺達の出番だぜッ!
先制攻撃の対策だが、高速移動しながら放ってくる青炎を焦らすに見切って結界霊符で防御してやる。

防げたら反撃開始だ。
炎神霊装でいくぜ、相棒ッ!
「・・・転身ッ!」

「七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマン、この世界に迷い出て害を為す貴方を決して逃しはしません。祓います、今日ここでッ!」
これが俺達の決意『迷いなき心』ってヤツだ、覚悟してもらうぜッ!

そっちが怨念の青き炎ならこっちは破魔の赤き炎だ。
飛翔しながら敵の動きを見切って青き炎を炎翼から炎刃を放って迎撃してやる。
そして距離を詰めて生成した炎刀でその怨念ごと叩き斬ってやるぜッ!


【技能・見切り、結界術、破魔】
【アドリブ歓迎】



 猟兵達は『鬼火島』に上陸を果たした。
 島の中央に焚べられた、巨大な蒼炎の篝火が不気味に揺らいでいる……。
 猟兵達は警戒を怠らずに島の中心へ向かって歩みを進めてゆけば、突如、しゅぼっ……しゅぼぼっと空気が燃焼する音が聞こえた。
「猟兵達よ、よくぞ此処まで来たな! だが、その快進撃もこれまでだ!」
 空気の燃焼音が大きくなるにつれ、猟兵達の目の前で蒼炎が群れる。
 その群れはやがて人型を成し、いつしかキャプテンコートを着た“幽霊海賊”が現れた。
「われは七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマンだ! そしてこれは愛鳥ゼンタ! われらが偉大なる王カルロスの御為、猟兵達には死んでもらうぞ!」
 長大なカトラスを鞘から抜き払ったダッチマンが身構える。
 これに神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)と珠沙・焦香(焦がれ熾・f27564)がダッチマンの前に飛び出してきた。
「出やがったなッ? 人魂海賊めッ! 幽霊退治なら俺達の出番だぜッ!」
 凶津は朱塗りの鬼面のヒーローマスクだ。
 彼を装着する女性こと神代・桜の身体を借りて、神楽鈴と結界霊符を両手に携えた。
「……彷徨えし不浄の魂、祓ってみせます」
 桜が漲らせた決意を口にした。
 一方、焦香も腰に佩いた太刀型拷問具こと『熾斬』を鞘走る。
 まるで焼け焦げたかのような刀身を顕わになる。
「アンタ、斬っても殺しても、すぐに蘇生するんだってなッ? ちょうどいい、アンタの身体でコイツの試し切りさせてくれよ?」
 男勝りな口調で剣先をダッチマンに突きつける人狼の女剣士。
 ダッチマンはにへら、と軽薄な笑みを浮かべる。
 途端、全身の炎が一気に熱量を増して膨張する!
「いいだろう! やれるものならやってみるんだな! わがカトラスと青炎が、おまえの首を焼き切る前にできればの話だが!」
 ダッチマンは怨念の青き炎を滾らせると、手にしたカトラスを逆袈裟に振り抜いた。そのまま焦香へ向かって青き炎の刃が飛翔する!
 焦香は飛んできた青炎の刃を人狼由来の全身のバネを活かし、敢えて全速力で突っ込みながら跳躍回避!
「うげッ! あっつッ!?」
 凄まじい熱量に肌がチリチリと焼かれる。
 だがダッチマンの攻撃は二段構えだった。
「――跳んだな? 空中では回避できないだろう?」
「やべェ……ッ!」
 直撃は不可避。
 ならば呪詛に耐性がある『熾斬』を盾にして青炎の刃を受け止めるしかない。
 二撃目の青炎が正面衝突すると、滞空中の焦香の目の前が青白く爆ぜる!
 爆圧で全身が凄まじい勢いで吹っ飛ばされてしまった!
「……チィッ! やっぱ強えェな……!」
 焦香は五体満足で砂浜の上に着地した。
 前髪が焦げただけで済んだのは、爆発の際に割り込ませた神代コンビの結界霊符のおかげだ。
「相棒ッ? 結界霊符は残り何枚だッ?」
「……3枚。今のは7枚でやっと相殺できたから、ちょっと厳しいかも」
「神楽鈴で奴の怨念を浄化するんだッ! 少しでも炎の威力を削ぐぜ、相棒ッ!」
 凶津の言葉に従い、神楽鈴で戦場を清め祓い、ダッチマンの纏う怨念の蒼き炎を削いでゆく桜。
 だがダッチマンもみすみすそれを許すはずがなかった。
「その鈴は厄介だな! 腕ごと焼き切ってしまおう!」
「相棒の大事な腕を焼き落とさせて堪るかよッ!」
 ダッチマンは高速移動しながら神代コンビを死角を狙い続ける。
 凶津は3枚の結界霊符でギリギリ全身を霊的防壁で覆うと、ダッチマンの怨念を神楽鈴の清浄な音色で鎮めてゆく。
 だがダッチマンのカトラスが無情にも振るわれてしまう。
「遅いぞ! 背中ががら空きだ!」
 迫りくる青炎の刃!
 振り返る神代コンビが、青白い爆炎に飲み込まれてしまった!
「おいおい……ありゃあ、シャレにならねェぞ!?」
 焦香が奥歯をぐっと噛みしめる。
 脳裏に浮かぶは、かつての“飼い主”の顔。
 胸の奥が握り潰されるような錯覚と、体の奥からマグマのような熱い感情が湧き出す感覚を同時に味わう。
「――いつまでも、煙が重てえ」
 吐き捨てるように呟いた焦香の身体が、紫煙のような瘴気を纏う。
 奇しくもダッチマンと同系統のユーベルコードだ。
「煙式、苦怨煙捨。ああ、チクショウ……思い出しちまったじゃねェか……!」
 彼女の身を圧し潰すほど重い瘴気は周囲を歪に歪ませ、しかしどこか優しく香る。
「青炎を撒いてくるなら、こっちも呪詛の奔流で炎を散らすまでだ。どっちが早いか、勝負してみるか?」
「おもしろい! われに追い付けるなら試してみろ!」
 刹那、焦香とダッチマンの姿が掻き消えた。
 同時に鳴り響く剣撃のぶつかり合う金属があちらこちらで響き渡る!
(くそッ! やっぱ相手は格上……同じ系統のユーベルコードじゃ、力量の差が歴然と出ちまう……ッ!)
 焦香はダッチマンの攻撃を高速で弾き返すが、同時にこちらの放つ質量を持った呪いの奔流も弾かれてしまう。
 次第に戦いは膠着状態に移ると、不死性を持つダッチマンが徐々に押し返してきた。
「ははははは! 寿命を消耗するユーベルコードは、生者にとって長時間の使用は厳しいだろう?」
「ぅぐ……ざっけんなッ!」
 カトラスと呪刀が激突!
 両者の動きが一瞬止まる。
 そこへ、焦香は紅き脇差『熔月』を素早く抜き払って、遂にダッチマンに一撃を浴びさせた!
「ぐぬっ……!」
 たたらを踏むダッチマン。
 腹を一文字に掻っ捌かれた斬撃は、間違いなく致命傷だ。
 だが、ダッチマンは何もしなければ、このまま蘇生してしまう!
 故に、焦香は己の『迷いなき心』を叩き付けた。
「迷ったことなんざねえよ。おれが戦うのは、おれを育てて、おれを護って、おれを愛してくれた我が主を、安心させられる強さでいるためだ。おれはきっちり敵を狩れるようになったって、証明し続けなきゃあな……この紅い脇差が、ユーベルコードが、おれに“忘れるな”と、そう言ってくる限りな」
 焦香の『迷いなき心』を向けられたダッチマンの腹の傷が塞がらない。
 グリモア猟兵の予知の通り、ダッチマンの蘇生ユーベルコードを封じて傷を負わせることに成功したのだ!
「馬鹿な? これが『迷いなき心』か!」
「その通りだぜッ!」
 戦場が突如、真紅に輝き始めた。
「さっきのはちょっくら熱かったぜッ!?」
 凶津はありったけの霊力で結界を強化し、爆発を凌いでみせたのだ!
「流石に無傷で受け止めるには無理があったが、なんとか反撃に転じることが出来るな、相棒ッ!」
「……おかげで髪がチリチリ。許しません……!」
 自慢の長くて美麗な黒髪の一部が縮れてしまった桜の怒りを表すかのように、神聖な紅炎が彼女の背中から翼となって広がってゆく。
「炎神霊装(ブレイズフォーム)でいくぜ、相棒ッ! 心を、燃やすぜッ!」
「……転身ッ!」
 二人の力を一つにし顕現させた炎翼纏う霊装が顕現!
 鬼面と巫女服の朱色が、橙色に染まってゆく!
「そっちが怨念の青き炎ならこっちは破魔の赤き炎だ。音速を超えるスピードについて来れるかッ?」
 マッハ10に手が届きそうな超高速移動でダッチマンの周囲を飛び交う神代コンビ。
「むっ! 疾い! どこだ、どこから仕掛けてくる?」
 あまりの速度に狼狽するダッチマン。
 先程とは立場が逆転し、今度は彼らがダッチマンの背後から斬り掛かった!
「七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマン、この世界に迷い出て害を為す貴方を決して逃しはしません。祓います、今日ここでッ!」
「これが俺達の決意『迷いなき心』ってヤツだ、炎刀でその怨念ごと叩き斬ってやるッ! 覚悟してもらうぜッ!」
 神楽鈴を鳴らすと、背中の炎翼から紅蓮の炎刃を放出!
 清浄な神火に全身を斬り刻まれたダッチマン。
 神代コンビの『迷いなき心』が、蒼炎の体に大量の傷を負わせたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

イコル・アダマンティウム
僕が戦うと、助かる人がいる
だから僕は戦いたい
「戦いたいから、僕は戦う」
戦う理由はそれだけで、いい

格闘特化の愛機、キャバリアに搭乗して出撃する、ね

【戦術】
殴る

【殴って、防御】
先制攻撃の炎は拳で殴って吹き飛ばす、よ
「ん、これも……殴る」
<見切り><ジャストガード><吹き飛ばし>
例え完全に吹き飛ばせなくても
身体が、機体が動けば……戦える

【殴る為に、待機】
相手は高速移動してる、から
カトラスでトドメを刺しに来るまでは防御
相対距離は歩いて縮め続ける、よ
「……まだ、まだ」
<継戦能力><限界突破>

【殴る】
カトラスの攻撃に合わせて、殴る
UC[神撃必殺]
「これで、終わり」
殴る
<暴力><捨て身の一撃><カウンター>



 体高5mの濃紺ボディの機兵が『鬼火島』に転送されてきた。
 超格闘戦特化クロムキャバリア【Tactical Armor-001:Last ONE】のカメラアイ双眸が赤く輝いた。操縦者のイコル・アダマンティウム(ノーバレッツ・f30109)は、無表情のまま敵を見据える。
「僕の迷いなき心……僕が戦うと、助かる人がいる。だから僕は戦いたい」
「なんだ、その論法は? 単純すぎて笑ってしまうぞ!」
 ダッチマンの野次などお構いなしに、イコルはキャバリアの拳を掲げて臨戦態勢に移った。
「戦いたいから、僕は戦う。殴って、戦う。戦う理由はそれだけで、いい」
「くだらないな! そんな心では、われの蘇生は妨げられるわけがない!」
 再び怨念の青炎を纏ったダッチマンは、キャバリアの足元を高速移動して惑わせる。そしてカトラスから青炎の刃を連続放出!
「的がでかいと斬り甲斐があるな!」
 最初の2、3発は機体に直撃してしまう。
 だが、そこからはイコルの抵抗が始まった。
「殴る」
 向かってきた炎を、機体の拳でぶん殴ったのだ。
「……は?」
 ダッチマンは目を疑った。
 青炎の刃が、殴られて吹き飛ばされてしまったのだ。
 刃といえど、炎は炎。
 キャバリアの巨体から繰り出される拳圧の突風は、炎を吹き飛ばすには十分すぎる威力を誇った。
「ん、これも……殴る」
 タイミングよく次から次へ炎の刃を殴り飛ばし、機体へのダメージを最小限に留めてゆく。
 これにはダッチマンも驚愕せざるを得ない!
「なんだ、あの鉄の塊は! われの炎が効かないのなら、直接斬り掛かるまでだ!」
「そうくる、よね……? 知ってた」
 イコルは読めていたとばかりに、キャバリアの防御を徹底的に構える。
 構わず高速移動で流し斬りしてくるダッチマン。
 通過するたびに、キャバリアの装甲とカトラスが激突して火花が散る!
「……まだ、まだ」
 じりじりと機体を歩いて、間合いを微調整。
 敵が慢心し、正面から斬り掛かってくるその時を、根気強くイコルは待ち続ける。
 そして、遂にその時が着た。
「ヤドカリみたく巨大な鉄塊に籠もってるだけか! なら、正面から真っ二つに両断してやるぞ!」
 キャバリアを脅威と感じなくなったダッチマンが、バカ正直に真正面から斬り掛かってきた。
「それを……待って、た」
 防御を解いたイコルの愛機が、腰を据えて右拳を深く引く。
 先に振り下ろされるカトラス。
 その動きに合わせ、後の先を狙って繰り出される鉄拳!
「これで、終わり」
 奥義にして基本。
 これぞユーベルコード『神撃必殺(ゴッドハンド)』!
 単純明快な破壊力が、ダッチマンの全身にクリーンヒット!
「アバッ!?」
 圧倒的な暴力と、迷いなき心を体現した機兵の右ストレートパンチが、幽霊海賊を近くの岩へ叩き付けて大ダメージを負わせてみせた!
「僕は迷わない……迷わないから、まっすぐ、殴る。それだけ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
機神搭乗

ダッチマン…確かにマリアと性質も似てますね
そりゃ怒るか

「すぐ蘇生とかずるいよねー」

対SPD
【属性攻撃・浄化・念動力・情報収集・視力・戦闘知識・武器受け】

機体に水属性を付与
更に念動障壁に浄化の力を篭めて怨念の蒼き炎へのダメージ軽減を図

強化された視力で動きを見据え水流で炎の迎撃を狙


迷わぬ心
そんなの決まってるだろ

おっぱい!!

お前をさっさと粉砕して綺麗なお姉さんのおっぱいを堪能するんです!(純然たる迷い無き想いが其処にあった(

「ご主人サマとまたちゅーするのー♥」(ブレねぇ機神がいた

UC発動
【スナイパー・二回攻撃・切断・生命力吸収・盗み】
超速で飛び回り念動光弾で動きを止めてハルペーで切断!!



「ダッチマン……確かにマリアと性質も似てますね。そりゃ怒るか」
『すぐ蘇生とかずるいよねー』
 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と奇妙な相棒メルシー……サイキックキャバリアの界導神機『メルクリウス』は、岩にめり込んだ『鬼火』フライング・ダッチマンが起き上がる姿を眺めていた。
 このまま追撃をすることもできたが、カシムの頭の中で危険察知の警鐘が鳴り響き、今は様子を見ることにしたのだ。
「また巨大な機械人形か! だがもう油断はしない! 中の猟兵を蒸し焼きにしてやる!」
 怨念の炎を全身に滾らせるダッチマン。
 そんな敵にメルクリウスが嫌悪の感情を露わにした。
『メルシーは神様だぞー! 機械人形なんて言わないでよーもー!』
「お前が怒るって珍しくな?」
『なんかアイツ、嫌ーい! キャラ設定的にも対極だし?』
「設定言うな馬鹿! って、対極……? ああ、なるほどですね?」
 カシムはニヤリと笑みを浮かべる。
 と、次の瞬間。
「さあ、燃えてしまうがいい!」
 メルクリウスを青い怨念の炎が包み込む!
「ははははは! 何も出来ずに灰燼に帰すがいい!」
 高笑いするダッチマンは、まるで勝ち誇ったかのような態度だ。
 だが、その高笑いもすぐに止んでしまう。

『――はぁ、水神に向かってショボい炎なんて向けられてもねぇ?』

 メルクリウスの身体から青炎が絶ち消えてゆく。
 ダッチマンは何が怒ったのか分からず、その場で硬直!
「何が、起きたのだ?」
「いや、他世界だと知識のマウントが取れて楽しいですねって話ですよ」
 今度はカシムが勝ち誇った。
「この白銀の機神の名前はメルクリウス。……他の世界では、水神マーキュリーの異名を持つんですよね」
 内心では『こんなクソゲス変態フタナリうんこキャバリアが、そんな崇高な神に該当するなんて……』と、カシムはいまだに信じられないわけだが。
「つまりですね? お前が炎で、メルシーが水の属性。しかもこっちは神性A所持。下等な幽霊の炎に燃やせるわけがないんですよ」
「馬鹿を言うな! そんな理屈が通るか!」
『通るんだなぁ~これが♪』
 よくよくみてみれば、メルクリウスの周囲には絶えず水流の念動障壁が展開されているではないか!
『たとえメルシーが機能不全に陥っても、中のご主人サマは無事なら勝ちだもん♪』
「まぁ、そんな事は起こり得ないですけどね?」
「ぐっ……だが、われは不死! 迷いなき心がなければ、手傷すら負わない!」
 ダッチマンの言葉に、カシムは大声で叫んだ。

「お っ ぱ い !」

「……は?」
 ダッチマンは宇宙の真理を垣間見たかのように呆然としていた。
「なんて?」
「おっぱい、って僕は言ったのです!」
「なんて?」
「お前をさっさと粉砕して綺麗なお姉さんのおっぱいを堪能するんです!」
「ひょっとしなくても、お前は馬鹿だな?」
 ダッチマンは呆れていた。
 だが同時に知っていた。
 性欲は人間の三大欲求。
 それを根拠にした言動は、すなわち純然たる迷いなき想いに他ならない!
「そんな馬鹿げた想いに負けてたまるか!」
『ご主人サマとまたちゅーするのー♥』
「お前は聞いていない! というかお前も性欲からの想いか! いい加減にしろ!」
 メルクリウスまで歪みねぇ迷いなき心を見せ付けられ、ダッチマンは困惑してしまう。
 と、ここでカシムがユーベルコードを発動!
「あ、時間ないんで轢殺しますね。メルシー、マッハ30でゴーなのです」
『はいはい、『速足で駆ける者(ブーツオブヘルメース』でどーん♪』
「まだわれの話は終わってな――アーッ!!」
 哀れダッチマン!
 カシムとメルクリウスのトンチキ空間でボコボコにされ、念動光弾の弾幕と鎌剣ハルペーの連続斬撃を喰らい、再び吹っ飛ばされてしまった!

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
全ての王笏島を、発見しました
あなた達は、強いです。それでも

「迷いなき心」
勝利するのは、私達、です……!

目で追えない高速移動も【第六感】で知覚して
僅かでも【見切り】回避、無理でも反応して黒剣で防御
【激痛耐性、継戦能力】両断されても【念動力】で繋げ動かす。そのうち再生してくっつく傷。痛みは【覚悟】でねじ伏せて
【浄化オーラ防御】怨念の青き炎は、聖なる光で防ぎ散らしながら
隙を探す

本拠地を見つけることが、できたように
必ず、見つける。見つけだす
迷いなき心は光となって【目潰し】強く輝き【生命力吸収】
その光を【推力】に大地【怪力で踏みつけダッシュ】

『瞬断撃』

【限界突破】の輝きで、一部真の姿
【鎧無視切断】の一撃



 白亜の聖人、そんな表現が相応しい猟兵が『鬼火』の前に現れた。
「全ての王笏島を、発見しました」
 真紅の双眸をダッチマンへ力強く突き付けるナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)が宣告する。
 ダッチマンはナイの言葉がハッタリではないと瞬時に理解した。
「そうか……! とうとう、全て露見してしまったか。凄まじい、本当に凄まじいな、猟兵とは! これもおまえたちの『迷いなき心』なのか?」
「そう、です。私達、猟兵の『迷いなき心』。あなた達は、強いです。それでも、勝利するのは、私達、です……!」
 必ず羅針盤戦争に勝利する。
 これはナイだけではなく、全ての猟兵達が抱く『迷いなき心』である。
 ナイの言葉がダッチマンの不死性を無効化し、蘇生ユーベルコードを封じてしまう。
「ぐ……っ! だが、まだ勝負は付いていない! われのユーベルコードで燃え尽きろ!」
 全身に怨念の青い炎を纏いながら、ナイに向かって高速移動を開始するダッチマン。
 カトラスの剣身が青い炎を噴き上げ、ナイの身体を焼き斬らんと振り抜かれる!
「疾い……!」
 黒剣を分解し、一対の短剣付き手袋として左右に装着したナイ。
 炎の斬撃を剣身で受け止めた瞬間に身体を翻して軌道を逸らす。
 ナイの直感を超えてくる速度での防御はかなり難しい芸当だ。
「遅いぞ! 先程の意気込みは口だけか?」
 ダッチマンがナイを通過するたびに、火の粉と金属音が撒き散らされる。
 どうにかナイは防御し続けてはいるものの、徐々にカトラスの入り方が深くなっていた。
 そして遂に、ナイの左脇腹を青炎の刃が抉っていってしまう!
「手応えあったぞ! 間違いなく心臓まで届いたはずだ!」
「う、うぅ……!」
 口から溢れ出る血液を口端から漏らすナイ。
 だが彼は脇腹を抑えて傷口を眩い光に晒した。すると、瞬時に傷口は塞がって、再生しているではないか。
「今のは……痛かった、です!」
「なに!? われと同じような蘇生ユーベルコードを持つのか!」
 驚愕するダッチマン。
 ナイのヤドリガミの仮初の肉体に器物が存在しない。
 所在・正体・用途など全てが不明の器物から生まれたヤドリガミ、それがナイだ。
 故に、仮初の肉体を破壊されても、しばらくすれば聖者の力で高速再生するのだ。
「痛かったけど、痛くない、です!」
 全ては勝利のために。痛みも苦しみも、どれだけ此処で味わっても、最後に絶対勝ってみせるという固い決意と覚悟が、今のナイを突き動かす。
 更に、ナイの全身から放たれる聖者特有の浄化の光が、ダッチマンの怨念の青い炎を次第に削ぎ落としていた。
 これにダッチマンは焦りの言葉を漏らす。
「まずいぞ! おまえもわれを浄化させるつもりか! そうなる前に、完全に灰燼に帰すべし!」
 怨念の力が残されている内に、ダッチマンは勝負に打って出た。
 カトラスを最上段に振り上げ、大きく踏み込んで内へ肉薄!
 そのまま最大火力を宿したカトラスを一気にナイの頭上へ振り下ろしてみせた!
 だが、ナイは此の瞬間のカウンターを狙っていたのだ!
「ただ速く、もっと速く」
 ナイの身体の大部分が『光』となってダッチマンを突き抜けてゆく。
 黒剣の軌道が残像となってダッチマンの胴体を通過してゆけば、その威力と衝撃にダッチマンの脇腹がごっそり抉られていった。
「さっきのお返し、です! 本拠地を見つけることが、できたように。必ず、打ち倒す」
 迷いなき心の一撃はユーベルコード『瞬断撃』を発現させるとマッハ10前後の超高速で放たれた黒剣の斬撃。それはナイが斬られた状況そのままの意趣返しであった。
「これが、私達の、『迷いなき心』です!」

成功 🔵​🔵​🔴​

緋神・美麗
アドリブ歓迎

性懲りもなくまた鬼火が出てきたのね。まぁ、何度出てこようと潰すだけだけどね。しっかりきっちり完璧に潰すわよ。

POW
シールドビットを念動力で操作して骸玉の口を塞ぐように配置しオーラ防御も全力展開して炎を遮り、そのままシールドビットを指定UCの砲弾として撃ちだし骸玉を貫いて鬼火を攻撃する
「燃やせるものなら好きなだけ燃やしてみなさいな。まぁ、そんな悠長な時間をあげたりはしないんだけどね」
「ダッチマンは必ず潰すわよ。何度でも復活するっていうなら使う気力も起こらなくなる位何度でも滅ぼしてあげる。そっちの心がへし折れるまで何百何蝉何千何万回でも滅ぼしてみせるんだからね」


ラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ
【アドリブ・連係歓迎】POW
鬼火で料理したら美味しそうだね♪
その鬼火、頂戴☆

事前に「肉体改造」で耐火性と断熱性、防刃性、捕食能力を獲得・強化!
「敵を料理する」迷いなき心を魅せるよ!
敵のUCの骸球を『お肉へっど(たん)』でパクっと「捕食」!「オーラ防御」もして万全!
捕食したら【選択UC】で食べたUCをどばーっと吐き出して「カウンター」!
炎が消去されても、骸球がぶつかる衝撃は防げないよね!
ついでにそのまま『鬼火』に圧し掛かって食べちゃえ♪

UCを食べた時に『鬼火』の力の一部を取り込んでしまおう!
今後役に立つかもしれないし!料理とかで!

勝利の暁には、幽霊肉を鬼火で焼いて「宴会」だよ☆



 緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)は、これまでにも『鬼火』の討伐経験がある。
 いわゆるネームド級のオブリビオンを完全に討伐するためには、短期間で何度でも斃さなくてはならない。
「性懲りもなくまた鬼火が出てきたのね。まぁ、何度出てこようと潰すだけだけどね。蘇ってこなくなるまで、しっかりきっちり完璧に潰すわよ」
 自信満々でダッチマンの前に進み出る緋神。
 既に“別の”ダッチマンを打倒してきた実績と自負がある。
 今回だって必ず勝てると確信してここにいるのだ。
 一方、今回の羅針盤戦争で頭角を表したラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ(ハラペコかわいいコックさん(可食・高栄養・美味)・f31483)もまた、ダッチマンとの戦闘は経験済みだ。
「鬼火で料理したら美味しそうだね♪ その鬼火、今回も頂戴☆」
 ラヴィラヴァもまた、前回・前々回と同じ手段で勝てると踏んで参加している。
 しかし、勝負は時の運も絡んでくる。
 2人がセオリー通りに事を運べるかは、やってみなければ分からないのだ。

 ダッチマンは考える。
 もうSPD系のユーベルコードでは猟兵に太刀打ちできない。
 ならば別の方法を模索するべきだ。
「カトラスが駄目なら、鎖付き骸球でどうだ!?」
 ダッチマンは『燃え盛る邪悪な魂』の集合体である骸球の付いた鎖を振り回す。
「骸球の『口』から溢れ出す炎は、われが止めるまで燃え盛り続けるぞ!」
 十分な遠心力を付けた骸球は、猟兵2名へ向けて放たれた!
 青く燃え盛りながら、まずは緋神に向かって骸球が突っ込んでくる!
「それはシールドビットで塞がせてもらうわ!」
 骸球の『口』に、念動力で操作するシールドビットを押し当てる緋神。
 こうすることで、吐き出される炎を直撃せずに済むからだ。
 無論、緋神自身もサイキックバリアを出力全開にして前方へ展開させて炎を遮断してみせた。
「む、不可視の防壁か! だが熱までは遮断できないはずだ!」
「一応、こっちは火の耐性もそこそこあるんだけど……見た目が熱いから、さっさと反撃させてもらうわね?」
 緋神は纏うオーラを雷属性に変えた。
 生体高圧電流を身に纏った緋神は、電磁浮遊の力を推進力と射出に変換。
 そのままシールドビットで抑え込んだ骸球を『超巨大電磁砲(ハイパーメガレールキャノン)』として持ち主へ撃ち返した!
「チャージ、セット、いっせーの!!」
 紫電が迸ったと同時に、骸球はダッチマンの顔面へ激突、大爆発!
「ぐわあぁっ!?」
 同じ火属性の攻撃とはいえ、自分自身が放った攻撃で自分が燃やされると割と大きなダメージが入るようだ。
「燃やせるものなら好きなだけ燃やしてみなさいな。まぁ、そんな悠長な時間をあげたりはしないんだけどね」
「お、おのれ……! われの炎の体が炎で焼かれるだと!? まさか、お前も『迷いなき心』を!?」
「そのとおりよ。いい? ダッチマンは必ず潰すわよ。何度でも復活するっていうなら使う気力も起こらなくなる位何度でも滅ぼしてあげる。そっちの心がへし折れるまで、何百何千何万回でも私が滅ぼしてみせるんだからね」
 勝ち誇る緋神。
 だがダッチマンは退かない。
 今度はラヴィラヴァへ向けて骸球を投げつける!
「おまえはよく燃えそうだ! その巨大な身体を黒焦げにしてやるぞ!」
 再び青い炎を撒き散らしながら、コック服の大魔王のラスボス部位へ骸球をぶつけてみせた。
 ぶよぶよしたラスボス部位に青い炎が引火!
 だが、延焼までには至らない。
 ゲル状のボディは水分を多く含まれた体組織を有しており、非常に燃えにくいのだ。
「今度はおいらの番だよー☆ 骸球って、とーっても美味しそうだね! いただきまぁーす♪♪♪」
 ラヴィラヴァのクジラ型ラスボス部位の大口が開くと、容赦なく骸球を口内へ飲み込んでいってしまった。
「骸球を、喰っただと!? だがわれが命ずるまで、腹の中で燃え続けるぞ!」
「わかってるよー☆ よーく味わったら、はい♪ ちゃんと返すよ!」
 ユーベルコード『恐ろしく肉肉しい黒穴(ラ・トル・ノワール・デ・ラ・ヴィアンド)』!
 ラスボス部位で食べたユーベルコードをコピーして、クジラの口から何度でも吐き出すことが出来るのだ。
 その時間は100秒間!
「それじゃあ、手を差し出してねー☆ 本物の骸球はどーれだ☆」
 クジラの口から、ミサイルランチャーの如く骸球が幾つも発射され、ダッチマンは全身を撃ち抜けれてゆく!
 これにはダッチマン、思わずたじろいだ。
「なんでわれのユーベルコードを使ってくるんだ!?」
「教えてあげないよ☆ それじゃ、次はおいらがご馳走する番だね! この身体は美味しいよ? さあ、召し上がれ♪」
 ゆっくりとラヴィラヴァが巨大な身体を傾けてゆく。
 ダッチマンはすかさず距離を置こうとするも、そのまま為す術なく砂浜とクジラの間に挟まれてしまった。
「此の戦いに勝ったら、幽霊の肉を鬼火で焼いて宴会だ☆」
 果たして幽霊に肉が採取できかどうかは別として、文字通りパワーで2人はダッチマンを押し切ってみせたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。

第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私
武器:白雪林

『我ら』と似た者同士…故に相容れず。
『我ら』は生きとし生けるものを守る悪霊なり。そのために力を奮う者である。
故郷のような悲劇は起こさせませんよ。
『我ら』が真に終わる、そのときまで。

先制攻撃…『我ら』は悪霊で死者ですからね。これは言い換えれば呪いですし…適応できますね。
物理的攻撃には、四天霊障による結界術+オーラ防御で対応。

制圧射撃つき二回攻撃。早業での【四天境地・『雪』】が一の矢。二の矢に破魔+水属性攻撃ですね。
迷いは矢に出ますからね。ぶれぬ矢こそ、証拠ですよ。去りなさいな、鬼火。


栗花落・澪
敵の先制には
【高速詠唱】で水魔法と【呪詛耐性】を乗せた【オーラ防御】を纏い
【空中戦】で少しでも炎から距離を取り対策
生者を蝕む、だからね
追ってこられても逃げ回るよ
暫くの間は、ね
すぐに燃やされたとしても足場に【破魔】を乗せた★花園を広げ
戦場に破魔を蓄えていく
少しずつ青炎を【浄化】出来るように

僕は確かに弱いよ
誰かに守ってもらわなきゃ立ち向かえない事も多い
男なのに非力で、自分が情けなく思う時もある
それでも僕が此処に来れるのは
皆と並び立てるのは
信じてくれる人がいるから
護りたい人達が、世界があるから
そして…全てを救えるまで歩みを止めない覚悟があるから

おやすみの時間だよ

破魔を乗せた追尾の【指定UC】で攻撃を


二條・心春
七大海嘯……やはり一筋縄ではいかないようです。ですがこちらも負けるわけにはいきません。

まずは青炎の羽と炎の海を対処しないと。グラビティシールドの重力を操作して宙に浮く足場にして、炎の海から逃れます。青炎の羽は水の属性を付与した槍に振り回して防ぎましょう。生者を蝕む環境には「呪詛耐性」で耐えます。
攻撃をしのいだら、【召喚:蛇竜】で召喚したワームさんに乗って、炎の海を飛び越えて接近して尻尾で反撃です。霊体のワームさんならこの環境にも適応できるはず。
この子達と共に生きる……猟兵になった時からこれだけは心に決めています。敵でも、味方であっても、この子達に害をなすものは私が許しません!


ビスマス・テルマール
【なめろう餃子】

●迷いなき心
わたしは一度裏切りに会い
色々な人を人質に取られ
夢と信念も捨て掛けたけど

残っていた確かな絆達の
背中押しが信じる心を
思い出させてくれた

わたしはもう迷いも揺るぎもしない
通りすがりのなめろう猟兵である事を捨てませんっ!

●POW(対策込み)
エミリさんと一緒に『空中戦』を駆け『属性攻撃(デコイ)』込めた『範囲攻撃&一斉射撃&弾幕』張り『第六感』で攻撃を『見切り』『オーラ防御』込めた実体『残像』で回避し『早業』でUC攻撃力重視発動

【ハワイアンなめろうキック用ビスマスブレード】に『怪力&水中戦&水中機動&水上歩行&ダッシュ』接近

ハワイアンなめろうキックを

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎


エミリロット・エカルネージュ
【なめろう餃子】

●迷い無き心
ビスマスちゃんと同じ経緯になるんだけど、ボクも餃子の拳を捨て掛けた事があるんだ

でも、餃心拳の最後の一人
爺ちゃん達から託された物は

大切な絆なんだ、絶対に捨てない!

●POW(対策込み)
ビスマスちゃんと一緒に『空中戦』を駆け『属性攻撃(デコイ)』込めた『範囲攻撃&乱れ撃ち&弾幕』張り『第六感』で攻撃を『見切り』『オーラ防御』込めた実体『残像』で回避し『早業』UC発動

『覇気』込めた『砲撃』で牽制し『空中戦&推力移動』で急接近

タイミング合わせ
『属性攻撃(ヴァレーニキ)&怪力』の『覇気』込めた『ジャンプ&グラップル』でギョウザライダーキックだよっ!

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



「七大海嘯……やはり一筋縄ではいかないようです。ですが、こちらも負けるわけにはいきません。ここで決着を付けましょう!」
 未だに立ち上がろうとする『鬼火』フライング・ダッチマンの胆力に、二條・心春(UDC召喚士・f11004)は己を奮い立たせる。
 同行する馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)を構成する四つの悪霊達が、自身達の存在と比べる。
「あれなるは『我ら』と似た者同士……故に相容れず」
「左様。『我ら』は生きとし生けるものを守る悪霊なり。そのために力を奮う者である」
「あれを止めましょう。『我ら』の故郷のような悲劇は起こさせませんよ」
「ならば参ろう。『我ら』が真に終わる、そのときまで」
 四者の意志が統一され、あとは『静かなる者』霊力使いの武士の人格に委ねられた。
「では、長弓『白雪林』でお相手しましょう」
 白い雪のような長弓が『彼』の専用武器なのだ。
 その隣では、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)がダッチマンをじっと無言で見詰めていた。
 ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)とエミリロット・エカルネージュ(この竜派少女、餃心拳継承者にしてギョウザライダー・f21989)は、彼らの若干後方で控えている。
「フライング・ダッチマン……わたし達の『迷いなき心』を見せてあげます!」
「ビスマスちゃんとボクの『迷いなき心』は似ているんだ……似ているからこそ、2人で力を合わせて更に強くなれる!」
 ビスマスとエミリロットはそれぞれがダッチマンに指を突き付けた。
「あなたを止められるのは唯ひとつ……!」
「……ボク達、猟兵だ!」
「ああ、ああ! 忌々しい! われらはまだ眠るわけにはいかないのだ! ゆえに猟兵共よ、最終決戦だ!」
 フライング・ダッチマンの身体が激しく燃え上がる……!

 まずダッチマンが狙ったのは、ビスマスとエミリロットのコンビだ。
「いけ! 『燃え盛る邪悪な魂』の集合体である骸球よ!」
 鎖に繋がれた骸球を2人に叩きつけるダッチマン。
 骸球の『口』から、激しい蒼炎が吐き出される!
「エミリさん! 上です!」
「わかったよ、ビスマスちゃん!」
 ビスマスはマゼンタで染め上げた全身鎧装の推力で、エミリロットは己の翼で蒼炎を飛び上がって回避してみせた。
 そのまま空中で浮かんで留まると、ダッチマンの頭上へ制圧射撃の弾幕を展開!
「これ以上、骸球を放たせません!」
「このまま弾幕で押し込むよ!」
 砲弾と気功弾で、篠突く雨めいて砂浜が高々と撒き上げられてゆく!
 これら圧倒的な手数を前に、被弾したダッチマンは身動きを封じられてしまう。
「傷が再生しない!? やはりおまえも、おまえもか!」
 ビスマスの『迷いなき心』を感じたダッチマンが、その顔を疎ましそうに歪ませた。
 ビスマスは語る。
「……わたしはかつて、一度ひどい裏切りに遭いました。わたしを裏切った彼らによって、わたしは色々な人を人質に取られ……猟兵としての活動や、夢も信念も、あらゆる事を捨て掛けました」
 ビスマスは当時の記憶を脳裏に浮かべると、悲しみで奥歯を噛み締めてしまう。
「ですが、それでも僅かに絆が残りました。わたしを信じてくれた大切な友人達。彼らがわたしの背中を押してくれたのです。信じる心を思い出させてくれたのです!」
『Namerou Heart……Omaguro!』
 ドライバーにご当地なめろうデバイスをインサート!
 すると、虚空から特殊鎧装が転送され、宙に浮かんで待機モードに移行。
「わたしの心は、もう迷いも揺るぎもしない! 通りすがりのなめろう猟兵である事を捨てませんっ!」
「ボクもビスマスちゃんと同じく、悪意の前に餃子の拳を捨て掛けた事があった」
 エミリロットも、失意の中から立ち上がった猟兵であった。
 その手には、餃子エネルギーを凝縮させた変身トリガー、その名もエカルドライバーが握られている!
「でも、ボクは餃心拳を受け継ぐ最後の正統後継者。爺ちゃん達から託された技や心は、大切な絆なんだ、ボクは絶対に捨てない!」
『Dumpling System!』
 腰元にドライバーをセットするエミリロット。
「エミリさん、今こそ、これを使って下さい!」
 ビスマスがエミリロットに投げ付けられた、白いデバイス。
「おっと……こ、これは……スイーツ餃子のデバイス!?」
 それはビスマスが偶然入手した、アムールトラの新たな鎧装デバイスであった。
 エミリロットは小さく頷いた。
「ありがとう……使ってみるよ!」
 新たな追加デバイスを、ドライバーへセット!
『Varenyky Russian Revolution!』
 突如、謎の電子音声とともに天空から舞い降りる、餃子皮で出来た純白のアムールトラ型鎧装が召喚された。アムールトラはダッチマンを突進で突き飛ばす!
「あ、え? なにこれ!?」
 驚くエミリロット。
「なにぃっ!?」
 虎の突進に骸球ごと弾き返されたダッチマンは、ご当地と料理のパワーで戦う2人の猟兵のダブル変身を刮目する。
「今が好機! 海と沖膾の鮪の覇者は今此処に……!」
「欧亜の餃菓の虎は、今此処にっ!」

「「変身ッ!」」

『Complete……!』
『タイガー! ギョーザ! スイーツ! トリプルベストマッチ!』
 2人の体に、鎧装が纏われる!
『アイ アイム ヴァレェェェニキィッ!!』
「これが……ナメロード・オーマグロです!」
 ビスマスはオオマグロ鎧装に換装され、エミリロットは新たな鎧装を身に纏う。
 海と菓子、2人の鎧装機兵が揃い踏みだ!
「七大海嘯『鬼火』フライング・ダッチマン! あなたの命運は、わたしが決めるッ!」
「最初っからクライマックスだよ! ボクの必殺技、いきなりパート2!」
『Final Namerou Heart……Hawaiian Namerou Slash Kick!!』
『氷結! 豪快! 一撃粉砕! ブルゥゥゥアァッ!』
 2人は謎の推力で垂直に飛び上がると、物理法則を無視した角度で一気に急降下ドロップキック!
 片方は陽気な太陽と海のご当地パワーを携えたオオマグロソードが変形したブレードキック!
 もう片方はツンドラを生き抜く獰猛かつ甘美な猛獣のひと蹴り!
「「ダブル・アーマード・イェーガー・キィィーックッ!」」
「グワーァァァッ!?」
 2人の強力なキックが、フライング・ダッチマンの身体を爆発させた!
 だが、まだダッチマンは斃れない!
「う……! 強い……!」
「でも、だいぶ体力を削ったはずだよ……!」
 変身のバックファイアが発生したビスマスとエミリロットの変身が解除されてしまう。
「なんだか日曜日の朝みたいな光景だった! ここからは僕らに任せて!」
 栗花落は熱い展開に胸踊らせながら、2人をかばうように前に進み出た。
 それに呼応するようにダッチマンが動く。
「こうなったら、愛鳥ゼンダよ! われに力を貸すのだ!」
 蒼炎の鳥が空を舞うと、その羽根が島中を生者を蝕む青き炎の海に変えてしまう!
「ははははは! これで『鬼火島』は燃ゆる死者の海と化した! 適合出来ない生者は、ここで果ててしまえ!」
「いけません、まずは青炎の羽と炎の海を対処しないと!」
 二條はグラビティシールドの重力を操作して宙に浮く足場を形成した。
「まずは足場を炎から遠ざけられました……」
「それ、なんかカッコいいね? 僕は自力で飛べるんだけど、そういうの憧れるかも?」
 オラトリオらしく栗花落も翼で空中へ逃げて炎を回避。
 二條の男の子心くすぐる代物に、思わず栗花落は目を輝かせた。
 一方、『静かなる者』霊力使いの武士は、なんと逃げようともしない。
「この先制攻撃……『我ら』は悪霊で死者ですからね。これは言い換えれば呪いですし……適応できますね。念の為に、四天霊障で火傷しないよう熱を遮断しておきましょうか」
「なんだと? おまえは生者ではないのか?」
 驚愕するダッチマン。
 猟兵の中には、エクトプラズムで肉体を形成している者が存在するなんて、想像すら出来ないであろう。
 敵の慌てぶりに、『静かなる者』はにっこり微笑みながら愛弓に霊力で作った矢を番える。
「答える義理はありません。そして――凍れ、そのままに」
 神速の二連射が空へ放たれる。
 放たれた矢は空中で分裂してゆき、あられのようにダッチマンの頭上から容赦なく降り注がれる!
「迷いは矢に出ますからね。ぶれぬ矢こそ、証拠ですよ」
 第一射がユーベルコード四天境地・『雪』で、本命の第二射にありったけの破魔と高圧水流の矢を放った。
「去りなさいな、鬼火」
 氷の矢の中に混じった水の矢は、時間ごと凍結したダッチマンの身体に深々と命中した。途端、圧力でダッチマンの身体の一部が爆散したではないか!
「がっ――ハッ!?」
 時間を凍結させられたダッチマンには、このコンボを回避できない!
 その間、二條はUDC組織から支給された量産型の槍に水の魔力を宿し、降り注ぐ蒼炎の羽根を“消火”していた。
「力を貸して? 私と一緒に戦ってほしいの」
 ユーベルコード『召喚:蛇竜(サモニング・ワーム)』を行使する二條。
 彼女の呼び声に応え、光の輪の中から群青の鱗を纏った蛇のような体と翼を持つ竜が召喚された。
 二條は早速、蛇竜の背中に跨って突撃を開始!
 青い炎の海を飛び越え、一気にダッチマンへ肉薄する。
「霊体のワームさんなら、この環境にも適応できますし、攻撃の成功率も上がります!」
 鋭い牙でダッチマンの肩を噛みつき、そのまま引きちぎってゆく蛇竜。
「ぎゃあああっ!?」
 唐突な攻撃を受け、再生されない傷にダッチマンは戦慄する!
「この子達と共に生きる……猟兵になった時から私、これだけは心に決めています。敵でも、味方であっても、この子達に害をなすものは私が許しません!」
 蛇竜が大きく身体を反転させる。
 その尾が大きくしなり、反動をバネにして鞭のようにダッチマンを打ち据えた!
 炎の海の中で大きく2度3度とバウンドするダッチマン。
「うぐぐ……何故だ? この環境に適合したわれの行動は成功しやすくなるはずでは!? どうして、猟兵達はわれを軽々と超越してくる!?」
「確かに。僕らが無策だったら、この生者を蝕む青い炎の海は『鬼火』の独擅場だったと思うよ」
 極力炎から遠ざかるように、けれど異常気象の影響を受けないギリギリの高度を保ちながら、栗花落は独白し続ける。足元からは、髪に咲く金蓮花の花弁がはらはらと舞い落ち、炎の海の中に溶けるように焼かれていく。
「僕は確かに弱いよ。誰かに守ってもらわなきゃ立ち向かえない事も多い。ヒーローみたいにかっこよく変身できないし、武芸に秀でてる訳でもない。ドラゴンを従えているわけでもないし……本当に、男なのに非力で、自分が情けなく思う時もあるくらいで……」
 栗花落はギュッと唇を固く真一文字に結び、僅かに沈黙。
 だが視線はずっと、最初からダッチマンから逸らさずに、静かに燃える闘志を琥珀色の瞳に宿し続ける。
「それでも僕が此処に来れるのは、皆と並び立てるのは。こんな僕を信じてくれる人がいるから。護りたい人達が、世界があるから。そして……全てを救えるまで、歩みを止めない覚悟があるから――!」
 刹那、青い炎の海の真ん中に、神々しい金蓮花の花畑が生み出された。
「なんだと? 青い炎の海が、侵食されている!?」
「ごめんね? 既に布石は打ってあったんだ。この会話も時間稼ぎ。ほら、花畑をよくみて?」
 ダッチマンは栗花落の言葉通り、花畑を注視してみた。
 ……灰だ。花弁が燃えた灰が土壌となり、炎の上から覆いかぶさり、そこから花が根付いて侵食を開始していたのだ!
「生者を蝕む炎は、もう僕には通用しない。だって、僕の髪に咲く金蓮花の花言葉はね?」

 ――何を隠そう……『勝利』だからね!

 栗花落の右手の人差し指が、ダッチマンを指し示す。
 その表情はまるで、銃殺刑を執行する処刑人のように厳かで、死者を送る聖職者のように穏やかだ。
「おやすみの時間だよ。香り高く――」
「ああ! ああ! 愛鳥ゼンタよ! もういい! われの腕へ戻れ! 今こそわれら、再び眠る時が来た! 許し給え、われらの偉大なる王カルロス! 先に散る無礼を、非礼を、われらは詫びて……」
「――舞い遊べ」
 ダッチマンが愛鳥を呼び戻すと同時に、栗花落の指先から無数の金蓮花の花弁が嵐となって吹き荒れる。
 決して逃さず、包み込むようにダッチマンと愛鳥ゼンタを取り囲むと、青い炎の海ごと飲み込んでいってしまった。
 残されたのは、一面に咲き誇る金蓮花の花畑。
「フライング・ダッチマン。『王笏』カルロス・グリードへの“忠誠心”は、ある意味、君の『迷いなき心』だったんじゃないかな?」
 潮風に吹かれてなびく金蓮花の花々は、栗花落の疑問に何も答えてくれはしなかった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月22日


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#グリードオーシャン
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#羅針盤戦争
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#鬼火島


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト