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羅針盤戦争〜決戦!五の王笏

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #カルロス・グリード #オブリビオン・フォーミュラ #五の王笏島 #プレイング受付:18日8:31~ #第2弾以降も出す予定

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#五の王笏島
#プレイング受付:18日8:31~
#第2弾以降も出す予定


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「先日『五の王笏島』が発見されました。これより猟兵の皆さんには五の王笏の攻略に向かっていただきたく思います」
 集まった猟兵達にそう説明するのは炎武・瑠美(天然系お嬢様…らしき者・f31245)。

 王笏島はカルロス・グリードが支配する島。今回の『五の王笏島』は「アックス&ウィザーズ」の影響を大きく受ける島らしい。
 その為、五の王笏は「アックス&ウィザーズ」の力を具現化しており、「ベルセルクドラゴンの鎧」を着用して、高速思考及び超戦闘力攻撃を仕掛けてくるようだ。
 高速思考の影響でこちらの攻撃よりも先にカルロスの方が攻撃をして来ることは避けられないらしい。

「ベルセルクドラゴンと言えば、帝竜戦役の際に猟兵達の前に立ち塞がった帝竜の一体、ですよね?私がまだ猟兵になる前の話なのですが…」
 非常に厄介な相手である事は間違いない。
 加えて、五の王笏島には、大量の「白骨化した古竜(スケルトン・エルダー・ドラゴン)」が存在し、カルロスの命令に応じて直接攻撃してくる。ブレス等の能力は持たず、体も脆いようだが、カルロスのユーベルコードの他に、これにも対処しなければならないだろう。

「カルロス・グリードの先制攻撃、そして白骨化した古竜への対処。この2つには十二分にご注意くださいませ。」

 そして最後にこう付け加えた。
「今回の戦いに勝利すれば、五の王笏が支配していた島を一つ奪還出来るようです。残りまだ発見されていない敵拠点は少なくなってきておりますが、それだからこそ、早くに残り拠点を発見して決戦に備えたいのです。皆さん、どうかよろしくお願いします」

 一礼の後、瑠美は猟兵達を転送準備に取り掛かるのだった。


黄昏空
 黄昏空(たそがれ・そら)です。こちらのシナリオは戦争シナリオとなっており、1章で完結します。

 さて、当方も王笏攻略作戦に参加する事となりました。よろしくお願いいたします。

 カルロス・グリードは必ず先制攻撃をしてきます。
「当方のこのシナリオではUCでの敵先制攻撃への対応も可とします」
 五の王笏島には、大量の「白骨化した古竜」が存在し、カルロスの命令に応じて直接攻撃してきます。ブレス等の能力は持たず、体も脆いようです。これらの古竜にも対応する必要があります。

 このシナリオにはプレイングボーナスがあります。

 〇プレイングボーナス:敵の先制攻撃ユーベルコードに対処し、同時に「白骨化した古竜」にも対応する。

「プレイング採用数は最小限(恐らく多くても6人前後)を予定しております」
「人数が多い場合はランダム採用させていただきます」
「引き続き第2弾へ移行する為、採用されなかった方はお気持ちに変わりがなければ第2弾への参加&プレイングを再送していただければ、と思います」
「平日の執筆の場合は1日に採用出来る人数は1,2名ほどとなります」

 恐らく土日が被る場合は一日で完結、次のシナリオの公開までいけるかもしれません。

 ひとまずカルロスが「まいった!」と言うまで(?)殴り続けるつもりでおりますので、今回採用されなかった方もお気持ちに変わりがなければ次のシナリオで再送いただければ、と思います。(無論プレイングの内容変えていただいても大丈夫ですよ!)

 それでは皆さんのご参加、お待ちしております!
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『五の王笏』カルロス・グリード』

POW   :    アリエント・ドラゴーン
【鎧から放射される凶暴化ブレス】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    エスパーダ・ドラゴーン
【鎧の身体強化】による素早い一撃を放つ。また、【肉体をドラゴン化する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    イーラ・ドラゴーン
【自身または竜に対する敵意】を向けた対象に、【負傷の分だけ威力を増す狂える竜のオーラ】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:hoi

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

黒影・兵庫
(「質と量を兼ね備えてるってずるくない?」と頭の中の教導虫が愚痴る)
はい!せんせー!ずるいです!
(「じゃあどうする?」)
俺は『衝撃波』を使った『ダッシュ』で古竜と敵大将の攻撃を避けます!
せんせーは{錨虫}を『念動力』で操り古竜を遠隔攻撃してください!
古竜を一掃したら『迷彩』効果で『目立たない』ようにした『オーラ防御』で
敵大将をオーラの檻に閉じ込め『捕縛』します!
捕縛に成功したらUC【亜空の流砂】を発動し引込兵さんの体当たりによる『重量攻撃』を行います!
(「よーし!やってみよう!」)
はい!せんせー!



『質と量を兼ね備えてるってずるくない?』
 頭の中に響く声に黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)は「はい!せんせー!ずるいです!」と答える。この声は兵庫が幼い頃からの付き合いである教導虫のもの。
 兵庫達にとってはいつも通りのやり取り。
 だが、その事を知らない人からは不思議がられる事もある。今も目の前で相対しているカルロス・グリードが怪訝な表情を浮かべていた。
「妙な奴よ。一体誰と話をしているのか…。まぁよい、我が前に立ち塞がるならば蹴散らすのみよ。覚悟せよ!」

 自らの肉体をドラゴン化したカルロスが一気に間合いを詰めて来た。
『この状況、どうする?』
「せんせー、それならこうします!」
 兵庫は咄嗟の判断から衝撃波を利用したダッシュで右へ移動した。
 間髪入れず、兵庫が元いた所を穿つようにカルロスが手刀を放っていた。
「ほぅ、今のを避けるか」
 若干感心したように呟くカルロス。
『よくやったわね。間一髪だったじゃない』
「はい、せんせー!虫の知らせって奴ですね!」
『…うまい事言うわね』
 兵庫と教導虫はそんなやり取りをしつつ、次々と繰り出されるカルロスの攻撃を紙一重で躱していく。

「思っていたよりやるではないか。ならば、これでどうだ?」
 カルロスは古竜達に指示を出し自身と連携させ兵庫を追い詰めていこうとする。
『…これは流石にまずいわね』
「さっきまでの敵大将の攻撃避けるだけでもギリギリでしたね」
 カルロスだけでも手一杯なのにそこへ古竜の参戦である。流れ的に非常にまずい、ここは流れを断ち切らなければならない、と兵庫は判断した。

「せんせーは錨虫を念動力で操って古竜を遠隔攻撃してください!」
『わかったわ、回避の方は任せるわね?』
「はい!せんせー!」
 兵庫は回避に専念し、その間に脳内の教導虫が錨を遠隔操作し古竜へ叩き付ける。
「なんだと!これも何とか凌ごうというのか…。その動き…、そうか貴様は『寄生型』か!」
 まるで一人の体の中に二人がいるかのような動きに、最初に感じた奇妙な感覚の見出すカルロス。
「なるほど、よほど優秀なブレーンが寄生しているらしいな。だが、私の高速思考の方が上だ!」

『…あんな事言ってるわね。私の、っていうけれど所詮は借り物の力よね?』
「はい、せんせー。そんなものに俺達が負けるわけないです!」
 そう、カルロスの力はベルセルクドラゴンの鎧の恩恵であり、それがなければ今のような動きはカルロスには出来ないのである。
 そんなものに自分達の絆が負けるはずがない!
 古竜は錨を叩きつけられると次々に崩れ去っていく。
「あっという間に古竜が全滅か…やはり油断はでき…ぬ?これはっ」
 いつの間にか自身の行動範囲が狭められている事に気が付いたカルロス。
 兵庫はこっそりと迷彩を施したオーラでカルロスを囲い込んでいたのだ。彼の動きは封じた!
「今です!引込兵さん!体当たりでやっちゃってください!」
『よーし!やってみよう!』
「はい!せんせー!」
 UCの発動により現れたアリジゴクは全体重を掛けた体当たりをカルロスへぶつけていた!

「ぐはっ、馬鹿なっ…」
 まともに回避も出来ず体当たりによって吹っ飛ばされるカルロスであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
厄介では有りますが、何とかやってみますぅ。

【截相】を発動し『FBS』を四肢に嵌め飛行、『FMS』を『防御↑/攻撃回数↓』として『王錫』の居る側を頂点にした『円錐型』に配置しバリアを形成、[結界術]で強化を施しますねぇ。
そして『傘を回す』様にバリアを旋回、『ブレス』に対し『障壁&風&空間断裂』の多重防御を行いますぅ。
その間の『骨』の攻撃は『防御↑/射程↓』とした『FSS』で受け流して防ぎ、可能なら[カウンター]を仕掛けましょう。
後は『攻撃力↑/防御↓』とした『FRS』の[砲撃]に『FSS』を加えて[範囲攻撃]、空間ごと引き裂いて逃げ場と『鎧の防御』を塞ぎつつ叩きますねぇ。



「くっ、まさかあのような手を使ってくるとはな…」
 ふらりと立ち上がりながらそう呟くカルロス・グリードの前に夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が立ち塞がる。グリモアの話では相手は高速思考と超戦闘力の持ち主だ。
 ベルセルクドラゴン、るこるも参戦していた帝竜戦役で猟兵達の前に立ち塞がった帝竜の一体。帝竜との交戦もあるるこるはその厄介さは十分に身に染みている。
 今回は帝竜そのものではないにしても厳しい戦いになる事が予想された。
「厄介では有りますが、何とかやってみますぅ。」

 いつも通り戦闘モードへと思考を切り替えたるこる。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『消失の加護』をお与え下さいませ。」
 UC【豊乳女神の加護・截相】を発動させ身体能力を向上させた。そののち素早く小箱より戦輪を取り出し四肢に嵌める。るこるの体は浮遊し戦場を俯瞰出来る位置へ着いた。全体の戦況を見極めその都度最適な行動を取るるこるの王道ともいえる戦法だ。るこるはさらに小箱よりバリアを発生させる円盤を取り出し素早く展開。カルロスの居る側を頂点にした円錐形のバリアを発生させた。

「ふむ、浮遊したか。それで我の攻撃を回避出来ると思うなよ?」
 カルロスの着る鎧の腹の辺りが膨らみ、竜の頭が姿を現す。その口から膨大なエネルギーのブレスが放たれた!
 るこるは円盤を操り傘を回すようにクルクルとバリアを旋回させた。そのバリアへ竜のブレスが襲い掛かる。膨大なエネルギーを放つブレスを受けて、バリアを発生させている円盤に罅が入り始める。円盤自体を今回は防御特化に調整し、さらに障壁&風&空間断裂の多重防御を行っているのだ。必至にるこるを守るようにブレスを防ぎ週に拡散させ続ける円盤達。

 そこへ防戦一方を勝機と見た古竜達がるこるへ襲い掛かる。だが、それもるこるの想定内だ。自身の周囲に防御特化させたビームシールドを展開、古竜の前足による攻撃を防ぎきる。そして攻撃後の硬直した古竜の胴体に、カウンターで放たれたシールドからのビームが突き刺さる!呆気なく崩れ落ちていく古竜。なるほど、話の通り白骨化している為に防御力は皆無に等しいようだ。

 カルロスのブレスをなんとか防ぎきった頃にはるこるの周囲にいた古竜達はほぼ壊滅していた。カルロスのブレスを防ぎきり、役目を終えたように地面に落下する円盤。
「やるではないか。この我の一撃を耐えきるとは…。だが、次はないぞ?」
「なんとか防ぎきりましたかぁ。ここからは反撃させてもらいますぅ」
 
 『次』など撃たせるつもりは毛頭ない。古竜達を排除したビームシールド、そしてるこるの両腕に装着された固定砲台が一斉に火を噴いた。
「ふっ、無駄なあがきを…。今度は我がこの一斉攻撃を凌ぎきれば勝敗が決する。そこまでして藻掻くか小娘よ!」
 余裕の表情で防御姿勢を取るカルロス。だが、次の瞬間その余裕の表情は驚愕へと塗り替えられる。

「な、なんだこの砲撃は!?空間が…」

 ただの砲撃ではない事に気付く。防御姿勢を解き回避しようとするが既に遅い。 空間ごと破壊する砲撃がカルロスの逃げ道を既に絶っていた。次々に放たれる砲撃に身を晒すしか、カルロスには出来なかったのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

朱鷺透・小枝子
ベルセルクドラゴン。過去に猟兵が打倒したのなら、今、倒せぬ筈がない!

瞬間思考力でキャバリアを遠隔操縦
ドラゴンとなったカルロスを亡国の主の怪力で受け止め、スラスターの推力移動で押しとどめる。その隙にディスポーザブル03で周囲の白骨古竜達へ誘導弾の一斉発射、吹き飛ばし、破壊する。

ディスポーザブル02に搭乗、操縦し、透明化迷彩で上空から、
おびき寄せ、亡国の主とぶつかるドラゴンカルロスの背に、乗る。
『劫火業臨』巨大化重量攻撃。
巨大化し、カルロスの巨体へへばり付き、重量制御の超過重で、カルロスを押し潰す。

殴れ、主。
霊物質で生成したブラストナックルを装着した、亡国の主で、属性攻撃。
殴って殴って殴りまくれ!



「くっ、何故だ…。ベルセルクドラゴンの鎧を纏いしこの我が…」
 砲撃の嵐から解放されたカルロス・グリードの前に今度は朱鷺透・小枝子(亡国の戦塵・f29924)が立ち塞がった。
「ベルセルクドラゴン。過去に猟兵が打倒したのなら、今、倒せぬ筈がない!」
「ほぅ、貴様はこの帝竜の恐ろしさを知らぬようだな。とくと味合わせてやろう!我の力を!」
 小枝子の言葉に帝竜戦役の経験のない猟兵であると勘付いたのだろう。ならば勝機はある、そう思い違いをしたカルロス。

 小枝子は長き戦いを経た猟兵でない、確かに一理あるだろう。だが…そんなものは何の意味もなさない。何故なら小枝子はカルロスの頭に浮かんでいる『短い期間』の間に数多くの戦いを経て歴戦の猟兵と肩を並べる領域にまで達した、間違いなく猛者であったからだ。その事を小枝子との一戦で身をもって知る事となる!

 カルロスは自身をドラゴン化し小枝子へ襲い掛かる。ドラゴンの爪が自身に迫る中、それでも小枝子は躊躇する様子を見せない。その爪が自身に届く事はないとわかっているからだ。

「なにっ、増援か!」
 小枝子の前に躍り出てカルロスの一撃を受け止めた巨人がいる。亡国の主、小枝子の搭乗するキャバリアの内の一機だ。彼女は瞬間思考によってキャバリアを遠隔操縦していた。亡国の主はドラゴン化したカルロスの腕を抑え込む。

「くっ、おのれ…力はほぼ互角というわけか…。ならば、古竜どもよ!その戦力を持ってそこの小娘を蹂躙するのだ!」
 その命令に骨となった古竜達が動き始める。ターゲットは小枝子、だが、その古竜達の前にも巨人が立ち塞がった。ディスポーザブル03、やはり小枝子の愛機の一機だ。ディスポーザブル03は古竜達に狙いを定め砲撃を開始した。誘導弾が次々と古竜に突き刺さり、骨となった古竜達はその衝撃で吹き飛ばされながらボロボロと崩れ去っていった。

 カルロスを亡国の主が、古竜達をディスポーザブル03がそれぞれ抑え込んでいる間、小枝子はその陰に隠れるように一機のキャバリアに乗り込んでいた。ディスポーザブル02だ。彼女はキャバリアに乗り込むと共に機体を透明化し空へ舞い上がった。真下に亡国の主と膠着状態にあるカルロスの姿が見える。

「自身の力を過信した相手に、負けはしない。呑み込め」
 その瞬間、ディスポーザブル02は巨大化しカルロスの巨体へ覆いかぶさった。
 突然の状況に混乱するカルロス。
「な、なんだ?何かが覆い被さって…。ぐおぉぉっ、お、押しつぶされるだと?!」
 ディスポーザブル02はその巨体の超過重でカルロスを押しつぶさんとしていた。その重圧から逃れようとするカルロス。もう亡国の主と組みあっている余裕など彼にはなかった。
 
 そしてそのフリーになった亡国の主に小枝子は命じる。
「殴れ、主。過去の遺物を叩き潰せ」
 小枝子の命に従いその拳を振りかぶる亡国の主。その拳に霊物質で生成されたブラストナックルが装着される。そして、亡国の主による蹂躙が始まる!
 無防備のカルロスの胴へ主の拳が叩き込まれる。そう、幾度となく。

「くそぉぉっ、この、この我がぁぁぁっ!」
 戦場にカルロスの怨嗟の声と鋼鉄の拳が叩き込まれる音が響き渡った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

枯井戸・マックス
「目には目を。竜には竜を。見せてやるぜ、俺のありったけ」

骨竜の攻撃は第六感とサモンズアイの短距離転移で回避
回避不能なら星座武装達を次々召喚して防ぎながら前に進む【武器受け、捨て身の一撃、激痛耐性】
凶暴化ブレスは避けるまでもない
なぜなら言われずとも荒れてやるからだ
「どうなっても知らねーぞ。止めてみなあ!」

◇UC
道中で使い捨てた武器やその他の魔導遺物と鎧を一斉召喚し、依代もろとも我が身に融合
5m越えの白竜となって暴走攻撃
扱える全ての【属性攻撃】を【怪力】と共に叩き込んでやる

この時の俺にはほぼ正気はないだろう
故に簡単に守れるルールなど存在しない
屁理屈だって?
言い訳は骸の海に還ってから言いやがれ!



「まさか、まさかここまで我が追いつめられるとは…。猟兵、と言ったか…」
 キャバリアの猛攻を受け、かなりダメージは蓄積しているようだ。あと一押し、あと一押しなのだ。
「目には目を。竜には竜を。見せてやるぜ、俺のありったけ」
 カルロス・グリードの前に立ち塞がった猟兵。仮面をつけたその男は枯井戸・マックス(マスターピーベリー・f03382)。自身の武器である星座を冠する武装を手に取り構える。
「今度は仮面の男か…。猟兵とやらは本当に色々な者がいるらしいな…」
 これまでの経緯で見た目などで判断するには猟兵は危険だと身をもって知った。
 カルロスはまずは古竜をマックスにぶつけ、その実力を測る事にした。それで倒せれば良し、そうでなくとも少しでも時間が稼げれば自身の傷も回復させる事が出来るだろう。…そう、思っていたのだ、開戦当初は。

 カルロスの指示を受けた古竜がマックスに次々を襲い掛かる。そのの攻撃を研ぎ澄まされた感覚で回避していく。その回避はまるで空間跳躍をしているかのようで…、いや、実際の短距離の転移をしながら回避しているのだ。彼のサモンズアイは限定的なワープを可能とするのだ!
 だが敵の数はそれなりに多い、全てを回避する事は難かしいようだ。相手は巨大であるが故に攻撃範囲が広いのだ。回避しきれない攻撃をマックスは星座武装でガードし、カウンターを叩き込む。骨だけの古竜はその攻撃に粉々に砕けていく。古竜の一撃を受け止めた星座武装は次第に罅が入り破損する。自身もダメージを負うがそこは激痛耐性で耐えきった。次々と星座武装を召喚し、破損しては召喚し…。 そうしてカルロスの元へ辿り着く。

「それなりにやるようだが、既に傷だらけではないか。我がトドメを刺してやろう」
 カルロスの鎧の一部が盛り上がり竜の首が現れブレスを放とうする。だが、マックス元よりブレスを回避など考えていないのだ。何故ならマックスは盛大に暴れるつもりだったからだ。

「どうなっても知らねーぞ。止めてみなあ!」
 不敵に笑うマックスがUCを発動した。
「開け時空の扉よ! そして今こそ王命に於いて集え、アーティファクト・ゾディアーツ!」
 瞳に嵌められたサモンズアイが輝きを放つ。するとカルロスの元までに使い潰す形となった星座武装が光に包まれた。その上、召喚する事のなかった武装まで召喚され同様に光に包まれた。それらの武装達はマックスの元まで引き寄せられ…一つとなった。マックスが大きな光に包まれて…そして光が収まると…。

そこには一体の白竜が顕現していた。その大きさ5m越え。

「馬鹿なっ、白竜だとっ!?えぇい、消し飛ばしてくれるっ!」
 構わずブレスを放つカルロス。その攻撃を白竜、いやマックスは耐えきった。骨となった古竜とは違う、圧倒的な耐久力で。

「何故だ、我のブレスを受ければルールに縛られるはず!」
「そんなのは知らねぇな。今の俺には守れるルールなど存在しない」
 そう、今のマックスは暴走状態。制御など自分でも出来ないのだ。

「認めない、そんなのは屁理屈だ!」
「知った事か、言い訳は骸の海に還ってから言いやがれ!」
 巨体から繰り出される強烈な一撃がカルロスに叩き込まれた!


 猟兵達の猛攻にカルロス・グリードは追い詰められていった。
「くそっ、おのれ猟兵達。忘れぬぞ、この屈辱」
 捨て台詞を吐き撤退していく。完全に倒し切る事は出来なかったが猟兵の勝利だ。

 第一陣は無事、猟兵の勝利で飾る事が出来た。続けて第二陣以降も送られていく事だろう。カルロス・グリードを倒すその時まで!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月20日


挿絵イラスト