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羅針盤戦争〜蠢く狂気

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #カルロス・グリード #オブリビオン・フォーミュラ #三の王笏島 #再送のみ受付

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●嗚呼、邪神化された――

 紺碧色の空は紫色の雲に覆われ、太陽の光を完全に断ち切った一つの島。
 まるで島自体が生きているかのように、島全体は脈打ちながら蠢く何かとして具現化された。
「完全に、とは無理でしたが――十分だ」
 と、カルロス・グリードが呟くと、島全体から聞いたこともない悲鳴や、獣の声に似た咆哮が響いた。

●グリモアベース

「はわわわ……何ですか!? あわわわ、皆さん来てくれてありがとうございますよ……あの、島がグリードオーシャンの島がUDCアースの『邪神山脈』と化してしまったのですよ~」
 禍々しい『邪神山脈』化した島を見たダミア・アレフェド(蒼海の人魚・f01502)は、顔面蒼白になりながら猟兵たちに言った。
「大変でしょうが皆さんには、『三の王笏島』にてカルロス・グリードの第一形態を倒して欲しいのですよ。倒せば七大海嘯支配下の島をひとつ解放出来るそうなのですよ! ただ、カルロス・グリードは完璧とは言いませんが……邪神たちを操れますのでとても強いのですよ」
 グリードオーシャンにて『邪神山脈』と化した島から邪神たちが生まれ、蔓延る場面が映し出されるとダミアはヒッと小さく悲鳴を上げた。
「UDCアースの信者や配下と呼べる存在……いいえ、あの邪神たちは完全に呼ばれた邪神と同じ位の強さを持っていると思って挑んで下さい! 皆さんが力を合わせれば勝てますよ! きっと、吉報をお待ちしておりますよ♪」


龍真 神
 オープニングに目を通して頂きありがとうございます。
 龍真 神(タツマ シン)と申します。
 よろしくお願いします。

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 プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する。
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 ★難易度が高めになっておりますので、判定は通常のシナリオよりも厳しくなっております。
 ★連携する場合は、相手のIDやチーム名の記載を忘れずにほぼ同時にプレイング送信して下さい。
 ※連携人数は最大でも3~4人が限度となりますのでご留意ください。
 ★プレイング受付は最大10件までとなります。
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『三の王笏』カルロス・グリード』

POW   :    邪神「大地を喰らうもの」
【本拠地の島の面積】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【大地を牙の生えた触手】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    邪神「吼えたけるもの」
【目にした者の正気を奪う、漆黒の巨人型邪神】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    邪神「輝き惑わすもの」
【光り輝く宝石のような美しき邪神】の霊を召喚する。これは【命中した対象を宝石に変える光線】や【敵の欲望をかきたて混乱させる輝き】で攻撃する能力を持つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

片桐・公明
【SPD】
本「目にした者の正気を奪うなら、見なければいいのでしょう。」
戦闘に入る直前、敵本体を見据えて記憶しておく

戦闘突入と同時に目を閉じて敵にまっすぐ突撃する
巨人の攻撃は攻撃の風切り音と記憶から予測回避する
本(自分でもバカなことやっていると思うわ。でもね、)
本「死中に活を求めよ!!ってね。」

本「あなたの相手は私、そして」
分「お前の相手はあたしだ!!」
本体が敵本体と、UCによる分身が邪神という役割分担で対応する
敵本体との戦闘は流石に目を開けて戦う

分「わりぃな。あたしは最初から正気なんてないんだ。」
本「そもそも殺人鬼に正だの狂だの問う方がどうかしているわね。」
(絡み、アドリブ歓迎です。)


岩倉・鈴音
「ほんと笏野郎強いよね。こしゃくな」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。
オーラ防御や盾受けで先制対策。盾で守りながら呪詛や狂気耐性も使い邪神はあまり直視しない。
 戦闘中、味方をかばう盾役に徹します。
「野生をとりもどせー」
 七大海嘯『三の王笏』カルロス・グリードの「邪神「吼えたけるもの」(SPD)」に対し、ユーベルコード「お前は虎だー(オマエハトラダー)」を使うことで、邪神の能力や習性を理解し戦闘に役立てます。
 最大の目的は、戦闘を有利に進め、勝利に導くことです。
 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。



●対狂気

 生き物の様に脈打つ島、ふと気が付くと自身の影や視界が唐突に暗くなった。
「ほんと笏野郎強いよね。こしゃくな」
 紅玉の様な赤い瞳を細めながら岩倉・鈴音(JKハングマン・f09514)は、自分の前に立ちはだかる漆黒の巨人型邪神を見上げた。
 淀んだ空気が潮風によって吹き、紫色の肩甲骨辺りまで伸びている髪が揺れる。
「強いと言われてても図体だけよね」
 鈴音は黒い十字のマークが描かれた赤い盾“コズミックシールド”を両手で構え、邪神の禍々しい姿を直視してもサイボーグであり耐性も持っていいたので涼しい表情で攻撃をコズミックシールドで受けた。
 彼女の横を駆け抜けたもう一人の猟兵に気付くと、鈴音は素早くオーラを展開した。

「(自分でもバカなことやっていると思うわ。でもね)」
 “カルロス・グリード”の姿を一瞥すると片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)は、目を閉じて淀んだ島の風を切って駆け出した。
 ぐにゃり、とタコだが蒟蒻だか柔らかいモノを踏んだ感触に思わず身を震わせ、鳥肌が立つのを感じながら走る事を止めない。
「死中に活を求めよ!! ってね」
 巨大な何かが、公明の前に現れるのを感じたが動きが見えない――来るであろう衝撃に備えて覚悟を決めた、が。
 来ない、人のサイズであろう駆け足の音が公明の前で止まり、ドンと鈍く地面を揺るがす程の衝撃にふら付いた。
「大丈夫?」
 薄っすらと目を開けると、そこには鈴音が盾一つで巨大な邪神の拳を受け止めていた。
「え、ええ、助かったよ」
「全力で君を守る、だから――」
 鈴音は更にオーラを展開し、巨大な邪神の拳を怪力で押し返した。
「これは決して私ではない。だけどもどうしようもなく自分自身なのだ。だから、此処からは邪神の相手は分身がしてくれる」
 公明がユーベルコード『邪悪なる別人格(アナザー・ダークネス)』を発動させると、目の前にもう一人の自分が現れる。
「お前の相手はあたしだ!!」
 すれ違う瞬間に公明の分身が、本体の公明を背にする右腕に“雲長”と左腕に“翼徳”を装着して跳躍する。
 激しい殴り合いが始まると同時に鈴音が公明の手を取り、カルロス・グリードがいる島の中央へ向かって駆け出す。
「少し、大変だけど……お願いするよ!」
「ワタシの役目であり、最終目的である勝利の為にだ」
 公明は鈴音の横顔へ視線を向けながら言うと、次々と襲い掛かる邪神の攻撃を受けながら鈴音は真剣な眼差しを一瞬だけ向けてから答えた。
「だから、覚えないとならないんだ」
 怯んだ巨大な邪神の腕に鈴音はかぶりつくと、紫色を少し暗くした鮮血で染まりながら美味しいとは言い難いソレを呑みこんだ。
 狂気、呪詛の類は耐性があったものの毒類に対しては無いので、鈴音の視界が歪みドクドクと体の血管が激しく脈打った。
「慣れれば……戦況は有利に進む、これも必要な“情報”だ」
 ぐっ、と口周りに付着した血を拭いながら鈴音は、体を蝕む毒をモノともせずに公明と共にカルロス・グリードの元へ着いた。
「わりぃな。あたしは最初から正気なんてないんだ」
 瞬間、カルロス・グリードと鈴音や公明に間に割り込んできたのは、公明の分身だ――
「そもそも殺人鬼に正だの狂だの問う方がどうかしているわね」
 それもそうだ、と思い分身の言葉に思わず小さく笑いながら公明が頷きながら言った。
 本体の公明は腰に携えていた刀“血吸”の素早く抜刀し、柄を両手で握りしめてから駆け出す。
 巨大な邪神の間を縫って駆け出し、黒い斬撃が煌めくと同時にカルロス・グリードの身体に無数の切り傷が刻まれた。
「ダメだよ? 君の呼ぶ邪神の味と修正は、ワタシが全て把握済みだからね」
「だが、そんな程度では我の手の内は分からぬで、あろう?」
 そうだ、あくまでも鈴音が得たのは呼び出された巨大な邪神の情報、それだけでも良いと鈴音は不敵な笑みを浮かべた。
「あぁ、少しでも痛手を負わせるのが――私の役目だからね」
 カルロス・グリードをルビーの様な赤い瞳で見つめながら公明が呟くと、赤い盾をに強く握りしめながら鈴音は強い意志を込めた瞳で見上げた。

 狂気を振り払い、身を挺して守る仲間がいる今なら戦える――

 戦いは始まったばかりだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ラガルルク・デンケラ
鵜飼・章(f03255)と

海竜を盾にすれば、この子は宝石になる。僕は我欲が強いから、惑わしに引っかかるだろう
なら、紅月から気絶攻撃を貰って気付けてもらおうかな。ほら、僕を刺すチャンスだよ
あら。まあ……捨て鬼を拾うお人に止められてしまった

お前。これは僕に手を差し伸べた事と一緒よ?
だが首を獲るだなんて言われたら、自ら人の手を掴みたくなってしまうね
よろしく頼むよ、鵜飼青年

先制の攻撃を受けて貰っているが、被弾の可能性はあるからね
足場習熟と悪路走破で径路を確保しつつ、スライディングと見切りで回避かな
継戦能力と無酸素詠唱で結界術を。彼らの戦いを見て闘争心も刺激されたし、飛切りの魔法で舞台に花を添えてやろう


鵜飼・章
偶然会ったラガルルクさんf28988と

ええ…只でさえ強敵なのに
自らクラゲに刺されようとしてる子がいる…
やめなよ
でも僕捨て猫は拾わないけど
面白い人は拾う主義なんだよね

人間だから気紛れで鬼助けもやるさ
僕が【時間稼ぎ】するからその間に一発頼むよ
首が欲しいなら狙ってあげる

輝きには【落ち着き/狂気耐性】で対処し混乱を予防
光線は【読心術】でカルロスの考えを予測しながら【逃げ足】で避ける
初手を凌いだらUC【正論】で更に回避率を上げ敵を【挑発】

邪神に呑まれているのはカルロス
きみだね
力に振り回されているよ
我欲を棄てた人の意思は美しいだろう

魔法発動に合わせ【早業】で敵の背後を取り
銛で喉元を【串刺し】
魔女への生贄だ



●揺蕩う

「僕は我欲が強いから、惑わしに引っかかるだろう」
 ラガルルク・デンケラ(先見の魔女・f28988)の前に巨大なロブスター“赤星”が海から脈打つ島に上陸すると、その後に大きなクラゲも海流に流されつつも島に上陸する。
「ええ……只でさえ強敵なのに」
 困惑の声を上げる鵜飼・章(シュレディンガーの鵺・f03255)の視界に入ったラガルルクの姿が映る。
 そう、巨大なクラゲ“メガリス『紅月』”は敵に向かうどころか、ラガルルクの方へ触手を伸ばしていたのだ。
「やめなよ」
 一匹と一人の間に章が割り込むと、ラガルルクはぱちくりと大きな瞳を瞬いた。
「お前。これは僕に手を差し伸べた事と一緒よ?」
「人間だから気紛れで鬼助けもやるさ」
 ラガルルクが不思議そうに首を傾げるが、章は一歩も引かずにただ自身が思って行動した事を口にした。
「僕が時間稼ぎするからその間に一発頼むよ。首が欲しいなら狙ってあげる」
「だが首を獲るだなんて言われたら、自ら人の手を掴みたくなってしまうね。よろしく頼むよ、鵜飼青年」
 章の顔が近づくと、ラガルルクは口元を綻ばせて頷いた。

 見なければ良い、邪神が召喚されると同時にラガルルクは静かに瞳を閉じる。

 迫りくる光り輝く宝石のような美しき邪神、キラキラと妖しい光を放ちながらその姿に魅入られそうになる。

 だが――

 章の意志は揺るがない。
「それ人間界で通用すると思う?」
 軽い足取りで光線を回避し、邪神ではなく召喚主である“七大海嘯『三の王笏』カルロス・グリード”へと視線を向けながら言った。
 動揺するかの様に揺れる瞳を確認すると章は、彼の動揺をあざ笑うかの様に言葉を放った。
「邪神に呑まれているのはカルロス。きみだね」
 ギリィ、と歯を噛み締める音が聞こえそうな程に、唇を噛み締めているカルロスを落ち着いた章の瞳に映る。
「力に振り回されているよ。我欲を棄てた人の意思は美しいだろう――?」
 潮風の荒々しい音や、海のさざ波の音さえ、消えてしまいまるで耳元で囁かれているかの様な感覚にカルロスは顔を歪ませた。

 瞬間――

「燻る黎明は光裂く毒の花。発火した煙霧は独の奏律を汚染するだろうよ」
 ラガルルクの足元にバチリ、と電撃が走ると同時に魔法陣が描かれて光化学スモッグらしき気体が渦を巻く様に周囲を舞う。
 宙に同じ魔法陣が10個描かれ、砂鉄が吸い込まれるように浮いたかと思えばカルロスに向かって極太のプラズマスパークが放たれた。
「守れ!! それしか使い道はないだろう!!」
 島の邪神たちがぬるり、と生えるとカルロスの言葉に従うのは数える程だ。
 ジュッ、と邪神たちの体は一瞬で蒸発し、跡が残る前に蒸気が立ち上り視界を覆う。
「魔女への生贄だ――」
 カルロスの背後に現れた章は、銛“エンゲル係数”を喉に向けて打ち込む。
 体が宙を舞い、暗い海へと投げ出されプラズマスパークが暗い空を明るく照らすと、ロブスターに似た海竜である赤星が章を受け止めた。
「華を添えたものの……やはり、倒し難いね」
 自身の瞳に映るその姿を見詰めながらラガルルクは、低く呟いた。

 簡単には倒せない存在なのだ、と

 知った――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

キャロル・キャロライン
両手に構えた神剣と神盾、そして身体を覆う神衣をもって、邪神の攻撃を防ぎつつ、神翼で上空へと退避します

島全体を配下にするとは、さすがはオブリビオン・フォーミュラです
ですが、あの邪神達を完全に支配下に置くことはできていないように見えます
でなければ、先程の攻撃を防ぐことなどできなかったでしょう

邪神達の意思が統一されていない今の内ならば、まだ対処のしようがあります
あれらの目全てがこちらに向く前に、神の力をもってこの地を浄化しましょう

UCで幾多の《神槍》を召喚し、大地に蠢く邪神群を貫きます
邪神群の隙間を縫ってカルロスに接近し、神剣を放ちます

カルロス・グリード
神の力を受け、この地より消滅しなさい



●裁きの剣

 ボコッ、と邪神の島から触手が生え、目の前に現れた新たな獲物へ向かって勢いよく伸びる。
 鉛色の世界に白銀の翼が輝く、太陽の様に黄金に輝く三つ編みの髪を潮風に靡かせながらキャロル・キャロライン(聖騎士・f27877)は空へ舞い上がる。
 大地から伸びる触手、制御は完璧ではないので齧りつくまえに空を噛み、掴もうと伸ばしても邪神が暴れて反れてしまう。
「島全体を配下にするとは、さすがはオブリビオン・フォーミュラです」
 蠢く島を横目にキャロルは呟く。
「ですが、あの邪神達を完全に支配下に置くことはできていないように見えます」
 伸びて来る触手を軽くかわすと、キャロルはサファイヤの様に青い瞳で島を見下ろした。
「あれらの目全てがこちらに向く前に、神の力をもってこの地を浄化しましょう」
 キャロルの手の中が光ると――白銀の槍“神槍《ランケア》”が握られていた。
 光と共に、更に無数の神槍《ランケア》が召喚され、矛先は島の大地から生える触手や邪神の群れへ向けられた。
 無数の神槍は弧を描きながら放たれ、触手や邪神たちを貫く。
「(今です――っ)」
 無数の神槍が放たれる中でキャロルは、体を低くして島に向かって滑空する。
 眼前には、血塗られた顔を歪めた七大海嘯『三の王笏』カルロス・グリード。
 その胸に深々と突き刺さっているのは、神より授かりし白銀の剣“神剣《グラディオス》”であった。
「カルロス・グリード、
 神の力を受け、この地より消滅しなさい」
「き、貴様ッ!!」
 カルロス・グリードが声を上げながら消滅すると視界が白んだ、醜い触手や邪神たちの悲鳴が遠く、遠く、潮の音より小さくなって行き、そして消えた。
 キャロルの瞳に映るのは、変哲もないグリードオーシャンによく浮かぶ島であった。

 青空には白銀の羽根が潮風に乗って舞い上がった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年07月12日


挿絵イラスト